日経平均をどう見たか・判断したか (2014年 1月)

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(14.1.6) TOPIX 1292P(-10)  日経平均 15908円(-382) 29.2億株 (2兆6281億円)

米国は小幅な動き。12月30日の東京市場の大納会からの米国株の動きは、NYダウが16478ドル→16441ドル(-37)、ナスダックが4156P→4143P(-13)と小幅に下げる。

日経平均は3日のCME日経先物が16070円(-250)と安く引けていたので16147円で寄り付く。その後円レートが104円前半までの円高となったため、先物主導で下げが加速し、一時は-426円安まで下げる。

年末にかけて9連騰をしていたので、利食い売りがどっと出たようですが、今日の値上り銘柄数は906、値下り銘柄数は761と、上昇した銘柄のほうが多かった。

また今朝の外国証券のオーダーは売りが1150万株に対して、買いが2520万株と2000万株を超える買い注文が入っていたし、売買代金が2兆6000億円と膨らんでいるので、今日の下げは適度の値幅調整になりました。明日続落したとしても15800円あたりで止まるのではなかろうか。

2010年から2013年にかけて日経先物寄引売買のためのツールキットを4年連続で発売しました。2010年はツールキット(2008)、2011年はツールキット(2009)、2012年はツールキット(2010)、2013年はツールキット(2011)です。 このように立て続けにツールキットを出すつもりはありませんでしたが、ツールキット(2008)(2009)(2010)が2012年に思わぬ大きな損失を出したために、勝率の高いツールキット(2011)を急遽発売したわけです。

2013年の成績は、ご承知のように全てのツールキット((2008)(2009)(2010)(2011))が大きな利益を出しました。2012年に負けた額の2〜3倍の利益がでています。 昨年2013年の成績は次表のようになっています。最も利益額が大きかったのは、ツールキット(2008)のNo.2「利益最大」で4923円の利益、次いで(2008)のNo.8「No.4+5+7」の4544円の利益です。

(表1)総合成績(2013年の成績) 単位(円) 取引コストは往復1.05円
No. タイトル トレード数 累計損益 平均利益 ドローダウン 勝率 Pファクタ 最大損失 連敗
No.2 (2008) 利益最大 100回 4923 49.2 -492 55.0 % 2.04倍 -44 4連敗
No.8 (2008) No.4+5+7 99回 4544 45.9 -514 53.5 % 1.97倍 -44 4連敗
No.14 (2009) 利益最大 83回 2351 28.3 -513 51.8 % 1.72倍 -42 5連敗
No.20 (2009) 最終拾遺 97回 2276 23.5 -988 49.5 % 1.47倍 -42 5連敗
No.24 (2010) 利益最大 119回 2876 24.2 -1761 47.1 % 1.48倍 -892 7連敗
No.29 (2010) 平均利益 101回 2346 23.2 -1592 50.5 % 1.56倍 -848 7連敗
No.40 (2011) 利益最大 117回 3420 29.2 -1247 51.3 % 1.60倍 +33 5連敗
No.45 (2011) 平均利益 70回 3115 44.5 -1247 58.6 % 1.81倍 +33 5連敗


2012年の大納会の日経先物の値段は10430円、2013年の大納会の値段は16320円。その上昇幅は5890円でした。2012年の年末に日経先物を1枚買って2013年の年末に決済すると、5890円の利益が出た勘定になりますが、これは結果論です。その途中で巨大な損失が発生しています。普通はこれに耐えることはできません。

例えば2013年5月22日の日経先物は15670円でしたが、6月13日の終値は12450円でした。この段階で3220円の評価損が発生しています。誰もこの大きな評価損を容認することはできないでしょう。じっと保有し続けることは大変なプレッシャーを与えます。そしてほとんどの人がプレッシャーに耐えかねて損切りをします。

私は、株価が100円上昇したとき、そのうちの1/3の33円を取ったならば優秀、そのうちの1/2を取ったならば名人であると思っています。1年間の上昇幅5890円の全部を取ろうとすると、3220円のリスクが発生します。これを容認できる人だけが5890円のリターンを享受できます。

ただ3220円のリスクで止まるのかどうかは。予め知ることはできません。上の表の「最大損失」は年初から最大でどれだけマイナスになったのかの数字です。最も大きいのがツールキット(2010)のNo.24で、-892円の損失です。これが2013年のツールキットの最大のリスクでした。3220円のリスクを受容する必要はありませんでした。リターンの大きさだけで評価すると、2013年は先物を買ってそのまま保有するのが最もよかったわけですが、リスク(3220円)に対してリターン(5890円)は1.83倍でしかありません。もしツールキット(2008)のNo. 8「No.4+5+7」に従ってトレードをしたならば、リターンは4544円、リスクは-44円(年初来の最大損失)でした。その倍率は103.2倍になります。ローリスクにして巨大なリターンが生まれています。ツールキットはリスクとリターンの関係において2013年はすばらしい年になりました。

さて、2014年のツールキットはどういう結果をもたらせるのか。昨年12月30日の時点で、ツールキット(2008)のNo.8は売りマークを出していました。今日の日経先物は12月30日の終値16320円より210円も安く寄り付きましたが、結局は15900円で終りました。寄引売買としては始値16110円→終値15900円で、+210円の利益となりました。No.8は「こいつは春から縁起がいいや」です。


(14.1.7) TOPIX 1283P(-8)  日経平均 15814円(-94) 27.1億株 (2兆2097億円)

米国は小幅下落。12月のISM非製造業指数が53.9%→53.0%へダウン。これは予想の54.7%を 下回るものでした。

これまでは非製造業指数は製造業指数よりも高かったけれど、先般発表された製造業指数は57.0%(予想は56.8%)でした。昨日発表された非製造業指数の53.0%を完全に逆転しました。

日本でも同じですが、製造業に従事している雇用者数よりも非製造業(主に小売やサービス業)に従事している雇用者数のほうが多いのが先進国の雇用状態です。

製造業指数は「生産」の増減を表現しています。生産の増減は景気に密着しているので、景気を予想する際には重要な指標です。非製造業指数は「消費」の増減を表現しています。米個のGDPの70%は個人消費です。消費という視点から見ると米国の経済はそれほどにはよくなっていないことを意味します。

ISM非製造業指数の悪化を受けて、NYダウはが16425ドル(-44)、ナスダックは4113P(-18)と小幅に下げる。

日経平均は小幅続落。今朝の外国証券の成り行き注文は売りが1530万株、買いが1650万株と買い越しでしたが、金曜日のオプションSQや米国雇用統計の発表を控えて、積極的な買いは入らず。ただ売買代金は2兆2000億円と2兆円を維持したので、多くは、下げたら買うという方針でしょう。そして今買っている向きは2月にかけての上昇相場で報われるものと思います。特に目先の相場を悲観することはないと思います。

昨年は「日経先物寄引売買のためのツールキット」の成績がよかったので、適切な時期を手本にして設定した条件表は、ある程度の寿命を持つものだということを実感しました。ツールキット(2008)は手本にした2008年までのデータに基づいて条件表を設定しましたが、@2009年は+946円の利益、A2010年は+1496円の利益、B2011年は+314円の利益でしたが、C2012年は-1077円の損失を出しました。しかしD2013年は+4544円の利益を出し、2012年の損失を十分に穴埋めしました。2009年〜2013年の5年間の通算損益は6074円になります。1年当たり1200円の利益です。(実際の利益額はラージで1000倍の607.4万円、ミニで100倍の60.7万円です)

(拡張6)の条件表No.8のこの5年間の平均利益額は12.1円、勝率は51.4%、PFは1.38倍です。ビックリするような成績の数字ではありませんが、ともかく1年当たり1200円(ミニなら12万円の利益)の利益を出しています。ミニ1枚の証拠金がだいたい600円(6万円)とするなら、年率で200%の利益率になる計算です。
「日経先物寄引売買のためのツールキット(2008)」を発売したとき、ユーザーから、個別銘柄の寄引売買のシステムを作ってくださいとの要望がありましたが、@仮に銘柄数を30に絞るとしても日経先物を検証する場合の30倍の時間がかかること、A個別の銘柄は陰線なら買い・陽線なら売りといった単純な逆張りは通用しないこと、などの理由で個別銘柄の寄引売買システムに着手することを躊躇していました。

だが買いか売りかを決定する「トリガー(キッカケ。引き金)を見つけることができれば、個別銘柄の寄引売買システムができるのではないかと思い、昨年の12月20日から種々の検証を始めています。満足できるシステムができるのかどうかはわかりませんが、まあやってみようというチャレンジ精神で取り組んでいます。


(14.1.8) TOPIX 1306P(+22)  日経平均 16121円(+307) 30.3億株 (2兆4832億円)

米国は11月の貿易統計の赤字が-343億ドルへと縮小したことから買われ、反発する。長期金利はひところは3.0%に乗せていましたが、昨日は2.94%へ下落し、これも米国株価の上昇に繋がりました。

NYダウは前日は9日線を終値で下回っていましたが、昨日は16530ドル(+105)と反発し、再び9日線を上回る。ナスダックも2日連続で9日線を下回っていたけれど、4153P(+24)と反発し、再び9日線を上回りました。

今夜は12月のFOMCの議事録の公開、明日は雇用統計とイベントが続きますが、米国市場は市場にとって都合のよいことを先取りしだしたようです。

日経平均は、米国株価が今年に入ってはじめて反発したことや105円台の円安になったことから、先物が主導して上昇。これまでと違ったのは大型株に買い物が集まったことです。今日の出来高上位は、@みずほ234円(+8)、A野村824円(+36)、B東芝456円(+17)、D三菱UFJ692円(+15)、E重工691円(+36)、F日立852円(+27)。

Cシャープ335円(+8)とかGユニチカ69円(+2)、Iティアック107円(-6)といった傷のある銘柄も混じっていますが、どうやら外国人の買いが本格化しはじめた感じです。外国人投資家は日本の個人投資家と違って「順張り」ですから、ひとたび上昇しだした大型株は、少なくとも1か月くらいは上昇を続けるのではなかろうか。


(14.1.9) TOPIX 1296P(-9)  日経平均 15880円(-241) 30.2億株 (2兆5447億円)

米国はADPの12月の雇用者数が+23.8万人と予想(+20.0万人)を超えるよい数字でした。雇用は着実に増加しています。

NYダウは16462ドル(-68)と小幅安。ナスダックは4165P(+12)と小幅続伸。

昨日発表された12月のFOMCの議事録には、資産買い入れの効果は低下しているの文言があったことから、一部では緩和縮小が加速するのではないかの懸念が出てNYダウは小幅に下げたけれどナスダックは小幅高でした。

(雇用の改善や景気の上昇)と(緩和縮小)は裏腹の関係なので、そのときの市場の雰囲気によってプラスともマイナスとも受け止められます。ここが悩ましい。

日経平均は、米国安を受けて安く寄る。円レートは円安方向に動いたが、明日のオプションのSQがらみの先物売りに押されてジリ安となる。売り方は16000円を割れさせたかったようです。

小波動は昨年の大納会の16320円をピークにした、今のところは下げ波動になっていますが、一昨日のザラバ安値15784円で小波動のボトムは出ていると思っています。 明日はSQが通過、そして米国の12月雇用統計の発表とイベントが終わるので、来週からは株価が上昇しやすくなりそうです。


(14.1.10) TOPIX 1298P(+1)  日経平均 15912円(+31) 32.6億株 (2兆9337億円)

米国は雇用統計の発表を控えて、小動きにして小安く引ける。 NYダウは16444ドル(-17)、ナスダックは4156P(-9)。

1月のオプションのSQは15784円でした。各銘柄は30万株程度の売り越しであったとかで、100円ほど安く始まったものの、その後は円レートが少し円安方向に動いたために、SQ値を超えて上昇する。しかし16000円は回復できなかった。

うっかりしていましたが、月曜日は祝日(成人の日)で市場は3連休だし、今夜の米国の雇用統計がどういう数字になるか、そして米国市場がどう反応するのかが不明なので、16000円までは買い上がれなかったようです。

SQがらみの売買がどれほどあったのかは知りませんが、今日の出来高32.6億株、売買代金2兆9000億円というボリュームを見れば、市場は買い気で満ちています。今日の日経平均のザラバ安値15754円は1月7日の15784円を30円ほど下回りましたが、今日の終値15912円は1月7日の終値15814円よりも100ほど高く引けました。 12月30日をピークとする下降小波動は、今日で底値に届いたと思っています。


(14.1.14) TOPIX 1269P(-29)  日経平均 15422円(-489) 30.1億株 (2兆8619億円)

米国は10日発表の12月雇用統計は+7.4万人と予想の+19.7万人を大きく下回る数字でした。8日発表のADPの雇用者数は+23.8万人増と予想以上によかったので、てっきり12月の数字は+20万人くらいだろうと思っていましたが、肩透かしです。

ただこの予想外の数字は、12月の米国の大寒波が原因だといわれています。実際のところ11月の雇用者数は20.3万人→24.1万人へと上方修正されたので、12月の数字をもって直ちに米国景気が伸び悩んだとはいえません。

10日米国市場は、NYダウが16437ドル(-7)、ナスダックが4178P(+18)とどちらかといえば高く終わっていました。ところが昨日のNYダウは16257ドル(-179、ナスダックが4113P(-61)と大きく下げる。景気の陰りを予想する向きが増えたのでしょう。米国国債金利は2.83%と低下し、ドル安(円高)となる。


日経平均はCME日経先物が大証比-425円安の15495円で終わっていたわりには高く(15657円)寄り付いたが、断続的な先物売りが出たようで、一時は-528円安まで下げて、-489円安に戻して引ける。

日経平均の小波動のボトムは、2013年8月28日のザラバ安値13188円を安値として、→10月13748円→11月14026円→12月15112円→15148円とずっと切上げており、中勢波動は上昇トレンドを維持しています。

だが、今後の株価が15112円を割り込むようだと、下降トレンドに転換したのか?と考え直さねばなりません。そのときは「順張り」は一時停止して「逆張り」の方針に戻さねばなりません。

ただ15112円を下回る可能性は極めて小さいと思っています。その理由は@75日線(今日は14998円)が下値の支持線として働くだろうこと、A9日順位相関がまもなく-80以下になること、B明日の日経平均終値が今日の15422円より1円でも安い15421円以下であれば、条件表No.1「日経平均用(2012)」が買いマークを出すこと。

さらにいえば、《デンドラ24》の下値メドは上から順に15314円や14988円→14825円→14336円となっていますが、まずは15314円が当面の下値であろうと思います。

以上はテクニカル面からの考えですが、株価を決める4つの要因は、@企業業績、A金利、B需給、C投資マインド です。@はよい、Aも黒田日銀が低金利を維持している、Cも昨年は大多数の投資家が利益を得て、しかも昨年末に利益を確定して現金を口座に積んでいます。Bの需給は裁定取引による現物の買い残高が大きいことが難点ですが、最近はファーストリが40000円を割り込んだように、裁定取引からみの売買は沈静化しています。総合するならば、日経平均が15000円を割り込むとは思われません。


(14.1.15) TOPIX 1294P(+25)  日経平均 15808円(+386) 26.8億株 (2兆4265億円)

米国は12月小売売上げ高が前月比+0.2%の伸び(予想は+0.1%)とよかったことから反発する。

NYダウは16373ドル(+115)、ナスダックは4183P(+69)。ともに25日線で下げ止まりました。ナスダックは終値・ザラバともに新高値を更新し、上昇波動を維持。

ナスダックは9日線を上回ったので何も問題はありませんが、NYダウは9日線(それは大陰線のザラバ高値でもある)を上回るまではまだ油断ができません。

ただ昨日の反発によって、12月雇用統計の数字はすでに織り込まれました。

米国株価が反発し、ドル高(円安)に振れたために、シカゴ日経先物は15685円(大証比+265円)と反発して引けていました。今日の日経平均はこの水準で寄り付き、さらに上値を伸ばして15800円に達しました。昨日の-500円安はなんだったのかという感じです。

ともかく、日経平均は昨日25日線を割り込んでいましたが、たたの1日で抜き返したので、だいたい目先の下値は見ました。次に9日線を上回ったら順張りの買い、というところです。

2013年の投資主体別売買代金差額で、外国人の買い越し額は15.1兆円でした、これは2005年の10.3兆円の50%増です。2005年は世界景気が絶好調でした。日経平均は2005年4月の10770円から2006年4月の17563円まで63%の上昇でした。10兆円の買い越しが63%高をもたらしたわけです。さて2013年は2012年6月の安値8238円をボトムとして2013年12月の高値16320円まで98%の上昇をしました。

外国人が10兆円買い越すと63%の上昇で、15兆円買い越すと98%の上昇です。つまり5兆円の買い越しは日経平均を30%引き上げる勘定です。 今年の外国人の買い越し額は昨年の15兆円の半分の7〜8兆円だろうといわれていますが、たとえ5兆円の買い越しであっても、日経平均を30%ほど上げる原動力になりえます。外国人が売り越しにならない限り日経平均が下げることはありません。

今年の大きな流れにおいては、@日経平均が75日線を下回って、その後75日線を抜き返したら買い。これは2〜3か月程度のサイクル狙いです。次にA日経平均が25日線を下回って、その後25日線を抜き返したら買い。これは1か月程度のサイクル狙いです。目先は日経平均が9日線を下回って、その後9日線を抜き返したら買い。これは12日程度のサイクル狙いです。少なくとも今年中はこの方針でよいと思います。


(14.1.16) TOPIX 1294P(-0)  日経平均 15747円(-61) 31.5億株 (2兆5128億円)

世界銀行が2014年の世界経済の成長率の予想を+3.0%から+3.2%に引き上げたことから、米国は景気回復期待が高まり上昇する。

NYダウは16481ドル(+108)、ナスダックは4214P(+31)と新高値を更新。

日経平均は米国株高を受けて、小高く始まり上昇する。この分では16000円まで戻るかと思っていたところ、売りに押されてジリ貧となり、今日の安値圏で終わりました。

ただ下がれば買うという方針をとる向きが多い。例えば売買代金は2.5兆円と厚いし、下げても3日連続で下げることがありません。

2013年11月8日のザラバ安値14026円をスタート点として、日経平均は順張り相場になっていますが、11月8日から今日まで3日連続で陰線となったことはありません。2日連続の陰線が3回、1日だけの陰線は9回あります。

(陰線になれば翌日の始値で買い→終値で売る)という売買方針をとっていたなら、2日連続陰線が3回あるので2日連続の1日目は3敗となりますが、2日連続の2日目は3勝になります。さらに1日だけの陰線が9回あるのだから9勝できた勘定です。全体としては、12勝3敗です。確率80%で、陰線の翌日は利益が出ています。 それだけ買い意欲が潜在しているということです。

今日は9日線を上回ることはできませんでしたが、先のザラバ安値15383円が小波動のボトムだった可能性は極めて大きいので、明日か来週初めには9日線を上回るものと思っています。


(14.1.17) TOPIX 1297P(+3)  日経平均 15734円(-12) 27.3億株 (2兆3274億円)

10-12月決算の発表が始まった米国では、業績の伸びがおもわしくなかった金融株が売られました。しかしまだ発表の序盤であるので、小動きのまま終わる。

NYダウは16417ドル(-64)、ナスダックは4218P(+3)と新高値を更新。

今月よりFRBの資産買い入れ額は800億ドルから750億ドルに減ります。これに伴って金利も若干は上昇するはずです。

加えて、よい経済統計の数値(耐久財の伸びや雇用)が出てくるなら、金利はもっと上昇します。昨日の米国の長期金利は2.84%とやや低下気味でした。

米国景気が回復→金利高→ドル高(円安)となるのが日本市場にとってのベストシナリオです。日本は黒田日銀がセッセと国債を買い入れて低金利の維持に努めているし、2013年11月の経常収支は赤字であったように、円高になる要素はほとんどありません。したがって円レートは今年中に110円になると予想されており、日本株は今年いっぱいは上昇してよい環境にあります。ただし昨年のような大幅な株価上昇は期待できません。

2012年年末の円レートは81.76円でしたが、1年後の2013年年末は105.35円でした。28.8%の円安を受けて、日経先物は10430円→16320円へ+56%の上昇をしました。円が1%上昇するなら日経先物は2%の上昇をしたことになります。

今年は2013年末の円レートの105.35円からスタートします。予想どおりに円レートが110.0円になったとしても、+4.4%の円安でしかありません。日経先物が+4.4%の2倍の上昇をするとしても、+8.8%の上昇しかできません。

昨年末の16320円から+4.4%の上昇は17038円です。今年の日経平均の上値メドは17000円と思っておくのが妥当です。その観点からいうと、今の日経平均の水準15700円は約-8%安い水準にあるので、今は買い場であるといえます。


(14.1.20) TOPIX 1293P(-3)  日経平均 15641円(-92) 22.2億株 (1兆8972億円)

米国はまちまちの動き。NYダウは16458ドル(+41)と反発するが、ナスダックは4197P(-21)と反落する。

今夜の米国市場は休場(キング牧師生誕日)なので、動きにくかったようです。特によい経済統計がでなかったので、長期金利は2.823%と下がる(価格は上昇)。

日経平均は少し円高に振れたために、小幅安で寄り付いたが、円レートが一時103円台へ上昇したので小安く終わる。

ただ今日の値上り銘柄数は994銘柄で、値下り銘柄数は677銘柄と、上昇する銘柄のほうが多かった。これは昨日もそうでした。日経平均は下げているかのようですが、その内実は上げています。市場は日経平均よりも強気です。

TOPIXのグラフを見るとると、それがよくわかります。日経平均は(a)で小波動のピークを出し、その後10日間は下げ波動になっています。しかしTOPIXは(a)の日がピークになるどころか(b)でザラバの新高値を更新しており、いまだに「主な株価」は小波動のピークを表示していません。また株価は25日線よりかなり高い位置にあります。つまりTOPIXは上昇波動にあります。

日経平均を見ていると株価の上昇力が衰えているかに感じますが、実際には買いたい向きは大勢いるわけです。ここでの日経平均のもたつきはよい買い場を提供していると思います。


このHPでは 日経平均と注目9銘柄のグラフ を毎日掲載していますが、昨年からは右図のような2本の条件表によるグラフを併用しています。

左側のグラフはNo.16「天底/押目戻り/突破」で、右側のグラフはNo.87「パラボリックBS」ですこの2つのグラフを併用すると、次の順張りの買いのタイミングがわかります。
  1. (a)で株価終値が4本の平均線(9日・25日・75日・200日線)の上に抜け出した。株価を押さえつけるものはありません。買いのタイミングの一つです。

  2. (b)で直前の小波動のピークを上回りました。ピークが切上げることが決まったのだから、これも買いのタイミングの一つです。

  3. (c)は「パラボリック」による買いマークの日です。パラボリックは上値抵抗水準を算式によって決定します。(c)の買いマークはパラボリックが下降トレンドを突破するしたことを表わしています。
この3つはそれぞれの視点から、「上値を押さえつける株価水準を突破した」と判断しているわけです。(a,b,c)のどれが先に買いとなるかは不定です。不定ではあるが(a,b,c)の2つが買いとなったときに買うのが、順張りの買いとしてはよい方針です。


(14.1.21) TOPIX 1295P(+2)  日経平均 15795円(+154) 23.7億株 (2兆 609億円)

米国は休場。

日経平均は少し円安に振れたために、小高く寄り付き、押し目買いが入ったようで上昇となるが、利食い売りに押される。

日経平均はこの7日間9日線を下回っていましたが、今日はわずかであるが上回りました。今年になって初めての上昇が開始したか?というところです。

TOPIXは昨日も今日も小幅な陰線になりましたが、終値では9日線を下回りませんでした。キッカケさえあれば1月8日のザラバ高値1306円を簡単に上抜く位置取りにあります。

昨日、No.16「天底/押目戻り/突破」とNo.87「パラボリックBS」のグラフを併用すると、順張りの買いのタイミングがわかりやすいといいました。グラフで見る分には、No.16とNo.87が別々でもよいのですが、「検索」をするときは、1本の条件表にまとまっていたほうが簡単に検索できます。そこで、条件表No.68「HP トレンド突破(3線+パラボ)」にまとめました。


条件表No.68「HP トレンド突破(3線+パラボ)」は《カナル24》Ver.4の「アップデート」→「最新バージョンのダウンロード」→「条件表をダウンロード」によって、(サンプル0)または(標準3)の条件ファイルをダウンロードすることができます。

(標準3)にユーザーが独自の条件表を設定しているときは(サンプル0)をダウンロードし、(サンプル0)のNo.68の条件表を、今使っている(標準3)の空きの条件表No.に「表複写」して下さい。(やりかたはダウンロードするHPで説明しています)

条件表No.68「HP トレンド突破(3線+パラボ)」は昨日思いついたもので、吟味していません。特に、@当日が陰線ではないこと( No.12行・No.17行・No.22行)や、A10日出来高倍率が2.5倍以上( No.13行・No.18行・No.23行)は今後十分な検証をする必要があります。

従ってこの条件表No.68は暫定的なものですが、今年になって、東証一部銘柄で、買いマークを出したのは右の25銘柄です。

上がったものもあれば下がったものもありますが、ここからの銘柄の選択はユーザーの銘柄観(センス)に依存します。

1)どういう商売をしている会社なのか、3)利益が拡大しそうなのか、3)現在は利益はできていなくてもその事業の将来に期待ができるのか、4)同業の企業の株価が上昇しているのか、などなどチェックすることはあります。


右図は、@株価が3線(9日・25日・75日)を上抜いて買い転換した、A同じ日にAボリンジャーが買い転換した、という2つの条件を満足したときに出した買いマーク(a)です。

買いマークが出た翌日の始値で買うとするならば、画面左側の2687「CVS」は買値265円→254円で-4.1%のマイナス。

画面右側の2809「キューピー」は買値1489円→1497円で+0.5%のプラスです。


右図は、@前日に、株価が3線(9日・25日・75日)を上抜いて買い転換していたが、A当日に、パラボリックが買い転換した、という2つの条件を満足したときに出した買いマーク(b)です。

画面左側の3669「モバイル」は買値2899円→3715円で+28.1%のプラス。

画面右側の4346「ネクシーズ」は買値1190円→1355円で+13.8%のプラスです。


右図は、@前日に、パラボリックが買い転換していたが、A当日に、株価が3線(9日・25日・75日)を上抜いた、という2つの条件を満足したときに出した買いマーク(c)です。

画面左側の2791「大黒天」は買値2880円→2983円で+3.5%のプラス。

画面右側の5310「東洋炭素」は買値2060円→2243円で+8.8%のプラスです。


(14.1.22) TOPIX 1299P(+3)  日経平均 15820円(+25) 26.6億株 (2兆4539億円)

米国はマチマチの動き。NYダウは16414ドル(-44)、ナスダックは4225P(+28)。

ナスダックは新高値を更新するも、タクリ足となりました。高値圏でのタクリ足はあまりよくありません。(b)で小型のタクリ足を出した翌日に小波動のピークとなっています。

また右側の日経平均のグラフの(a)は大納会の日ですが、大納会とその前日の足が小さいけれどタクリ足です。やはり(a)が小波動のピークになっています。

ナスダックのピークらしさは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上 の3ポイントですが、この後C新高値の陰線になれば4ポイントになりピークらしさは5分5分になります(海外は8点満点)。もしそうなれば米国株価は警戒せねばなりません。

日経平均は日銀の決定会合後に103円台まで円高に振れたため、一時は-164円安まで下げる。しかし円レートが104円台に回復すると押し目買いが入り、+25円高で終わる。株価は全ての平均線(9日・25日・75日・200日)より上位に出てきたし、出来高や売買代金は増加しているので、いつ上昇を開始してもおかしくないと思っています。


(14.1.23) TOPIX 1287P(-12)  日経平均 15695円(-125) 29.0億株 (2兆6737億円)

米国はマチマチの動き。NYダウは16373ドル(-41)、ナスダックは4243P(+17)。

ナスダックは前日タクリ足がでていたので、注目していましたが続伸し新高値となる。

一方、日経平均は、いつ上昇を開始してもおかしくはない位置にありました。今朝、高く寄り付いて15958円まで上昇したときは、上昇が始まったと思いましたが、その後の上値が重くなりました。

そこへ1月の中国製造業のPMIが50.5%→49.6%へ低下したとの発表があって、これをキッカケに先物への売りが急になり→裁定解消売りが出て、今日の高値から-260円ほど下落して終わりました。

右図は条件表No.1「日経平均用(2012)」のグラフです。左側にナスダックを、右側に日経平均を描画していますが、ナスダックには売りマークがまったく出ていません。これは条件表No.1「日経平均用(2012)」が売りの条件として(5日出来高倍率が0.78倍以上なら売り)を使っているためです。

ナスダックなどの海外の株価データは、私が毎朝手入力をし、Webにアップロードしていますが、出来高は入力していないので出来高は(0)となっています。したがって出来高に関係する条件行は利用できません。

現在の条件表No.1のNo.21行には、次図の赤字のような売買条件が設定されています。出来高が0の銘柄は、これが邪魔をして売りマークを出すことはありません。そこでナスダックなどでも条件表No.1を利用できるように、No.21行の「条件」欄を「なし」に変更してください。



No.21行の売買条件を「なし」にしたなら、右図のような売りマークが出ます。

日経平均の売りマークは同じですが、ナスダックは多くの売りマークを出すようになります。この2日間は連続して売りマークを出しています。

ナスダックの現在のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上、C条件表NO.1が売りマーク の4ポイントになります。ピークらしさは5分5分です。

今後は出来高倍率を使わない新しい条件表No.1を利用します。

条件表No.1「日経平均用(2012)」は《カナル24》Ver.4の「アップデート」→「最新バージョンのダウンロード」→「条件表をダウンロード」によって、(サンプル0)または(標準3)の条件ファイルをダウンロードすることができます。

(標準3)にユーザーが独自の条件表を設定しているときは(サンプル0)をダウンロードし、(サンプル0)のNo.1の条件表を、今使っている(標準3)の条件表No.1に「表複写」して下さい。(やりかたはダウンロードするHPで説明しています)


(14.1.24) TOPIX 1264P(-22)  日経平均 15391円(-304) 31.7億株 (3兆 809億円)

米国は下落する。特に大きなマイナス材料はなかったようですが、中国PMIを気にしたようです。NYダウは16197ドル(-175)、ナスダックは4218P(-24)。

NYダウは25日線を下回りました。これほど大きな陰線を出してしまうと、この陰線を上回るには時間がかかります。

ナスダックは2日前に続いてタクリ足を出しました。強気になれる足ではありません。要警戒です。

米国長期金利は、2.78%と低下しました。米国株安→米国金利安→ドル安→円レートは高くなるという因縁で、夜間では一時102円台まで上昇する。今日の円レートは103.24円から始まりました。昨日の日中の終値104.35円からは1.10円の円高です。

日経平均はCME日経先物が15390円(大証比-310)と大幅下落をして引けていたことから、-222円安の15473円で寄り付く。

案外に高く寄りましたが、先物に売りが断続的に出て→現物の裁定解消売りを誘い→一時は-407円安の15288円まで下落する。

私は(C)からの下落は(d')で止まったものと見て、一昨日株価が3線(9日線・25日線・75日線)のすべてを上回ったので、上昇の開始かと判断していましたが、昨日はすぐに9日線を下回り、上昇の出発とはなりませんでした。

しかし(d')を下回らない限り、いつでも上昇を開始することができると思っていましたが、今日は103円の円レートによって、その期待はなくなりました。

重要な小波動は(a→A→b→B→c→C)です。小波動のピーク(A→B→C)と小波動のボトム(a→b→c)はすべて切り上がっています。つまり現在はまだ順張り相場です。先日述べたように、株価が3線の上位に出た日、あるいはパラボリックで買いマークが出た日を買いのタイミングとしてよいのです。

ところが、今後株価が(c)のボトム15112円を下回るようだと、小波動のボトムが切り下がることになります。順張り相場ではなくなるということです。株価が上昇したから買いとはならなくなります。(これは1月14日にもいいました)

15112円を割るか割らないかは最も重要な攻防です。私はまずは割り込むことはないだろうと思っています。今日の出来高31億株・売買代金3兆円は、それだけ売り込んだ向きがあったし、それに買い向かった向きがあったということです。今年1年間を通して株式投資で利益を出すには、目先の売買を繰り返すことよりも、よいタイミングで株式を買って保有しておくのが正解でしょう。今日の3兆円の売買代金はそういう向きが多いことを示しています。


(14.1.27) TOPIX 1229P(-35)  日経平均 15005円(-385) 32.6億株 (2兆8502億円)

先週末の米国は大幅下落する。新興国のリスクに目が向き、リスクオフの動きが出たとか。新興国リスクとは、中国景気の鈍化とアルゼンチンやトルコの通貨下落です。

中国はともかくとして、アルゼンチンやトルコの通貨が下落したことが、世界経済に大打撃を与えるとは思われませんが、とにかくリスクオフのムードが強くなりました。

NYダウは15879ドル(-318)、ナスダックは4128P(-90)。

NYダウは大陰線となって75日線を少し下回りました。昨日の陰線の幅は324ドルです。これは昨年6月20日の347ドル幅の大陰線に匹敵します。このときは2日後にボトムを出したので、今回も2〜3日中にはボトムがでるのかなと、少し期待しています。

ナスダックは高値圏で2度のタクリ足を出していて、黄色の注意信号が点滅していましたが、昨日は大陰線となって25日線を割り込みました。先の小波動のボトム(b)は4097Pですが、このボトムはボトムらしいボトムではありません。高値圏で1日だけ急落したが、すぐに上昇をしました。ピーク(A)4177Pからボトム(b)4097Pまではわずか80Pの差しかなく、これをもって1つの小波動とするには、下落幅が小さすぎます。したがって実際の直前のボトムは(a)の3979Pであり、この水準を下回るまでは、ナスダックは上昇波動を維持していると判断します。


米国株式がリスクオフによって大幅下落し、米国長期金利が2.72%へ低下しました。株式から国債へと資金が移動しました。

このため、米国株安→米国金利低下→ドル安→円安という因果の連鎖によって、円は一時102円を割り込む。

CME日経平均は大証比で-495円の14945円で引けていたので、日経平均は15091円で寄り付く。

その後円レートが102円を割り込んだために一時は-458円安になり、その後小戻して-385円安で終わりました。2日連続で-300円以上の下落です。

日経平均は先の小波動のボトムの(g)15112円を下回りました。(g)の15112円こそは2013年の最高値(h)16320円に向けてのスタート点でした。今日この水準を割り込んだということは、(g→h)の上昇は間違いであったということになります。

(g→h)は最後の上昇小波動になったわけです。今日、小波動のボトムが切り下がった以上は、順張り相場ではなくなったということを意味します。これまでのように「株価が上がれば追随して買う」という投資方針は取れません。おそらくは9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になるまでは小波動のボトムはでない、と思っています。買いはボトムを見とどけてからです。


(14.1.28) TOPIX 1224P(-4)  日経平均 14980円(-25) 27.3億株 (2兆6790億円)

米国は小幅ながら続落する。NYダウは15837ドル(-41)、ナスダックは4083P(-44)。

昨日のNYダウは上ヒゲと下ヒゲを出して均衡点を探ろうとしています。図の(a)(b)と同じ状況にあります。

ナスダックはそこそこ長い下ヒゲ足となって、安値探りをしたところです。まだ安値が出たとはいえませんが、4080P以下では買い物が入ったのは、4080P以下は買いだという向きがあったということです。

現在の株価はまだメインの小波動のボトムを下回っていないので、なお米国株価の中勢波動は上昇トレンドを維持しています。

日経平均は昨日、メインの小波動のボトム15112円を下回り、小波動のボトムが切下がりましたが、TOPIXはまだ切り下がってはいません。

今の時点ではまだ日本株の小波動のボトムが切り下がった→上昇トレンドではなくなった、とは結論できませんが、危うい局面にあります。

日経平均の下落の原因は、@円安、A米国株価の下落 の2つです。円レートが1円変化したとき、円レートに依存している日経平均は150円〜350円くらいの変化をもたらせます。最近(この25日間)では平均的に1円の円レートの変化は日経平均を250円くらい変動させています。

終値ベースでいうと、昨年12月30日の円は105.35円、日経平均は16291円でした。今日の水準は円が102.65円で日経平均が14980円です。円は105.35円→102.65円へ2.70円の円高になったとき、日経平均は16291円→14980円へ1311円下落しています。円レート1円当たりの日経平均の変化は485円(=1311÷2.70)になります。円レートの1円の変化が日経平均を485円も動かすのは異常です。

円レートが1円の円安になると平均的に250円くらい日経平均が変動するのが最近の傾向です。この傾向にしたがえば、円レートが+2.7円の上昇をしたのだから、日経平均は-675円安の15616円まで下落してよいのです。しかし現実はこれを大きく下回る14980円まで下落しています。日経平均は円レートを基準とするとき、過大に反応しているといえます。

《デンドラ24》で日経平均の下値メドを探ると、株価が高い順に、@15314円、A14988円、B14825円、C14336円になっています。

この下値メドは2014年1月14日以降変わっていません。たぶん今回の下げはA14988円〜B14825円の間で収まるのではないかと思っています。


(14.1.29) TOPIX 1256P(+31)  日経平均 15383円(+403) 23.6億株 (2兆4778億円)

トルコ中央銀行が政策金利を2倍に引き上げたとかで、新興国リスクが後退。ただFOMCを控えているため、米国は小反発で終わる。

NYダウは15928ドル(+90)、ナスダックは4097P(+14)。

NYダウは75日線をわずかに割り込むこと3日ですが、どうやら75線水準で株価は下げ止まった感じです。

FRBの月々の資産買い入れ額は昨年の850億ドルから、1月は750億ドルに縮小しましたが、次は650億ドルへ縮小するだろうの市場の予想です。650億ドルへの縮小は株価に織り込んだようです。

NYダウが小波動のボトムから上昇を開始するときは、「3陽連」か「長大陽線」が出ることが多いので、明日以降にその足がでるかどうかを注目。

「新興国リスク」は今年に入ってからの株価急落をもたらせるほど大きなリスクであったのかどうか。疑問に思っていますが、基本は米国の緩和縮小でしょう。

バーナンキ議長が緩和縮小に言及した昨年5月22日の暴落の記憶が鮮明であるので、市場は今回の新興国リスクをつい過大に評価し、これに乗じた短期筋の売り崩しにまんまと引っ掛かったのではないか、この4日間の下落はわけのわからない下げでした。

今日は大陽線となったので、日経平均はボトムをつけたようですが、先のメインの小波動の15112円を下回ったのは残念です。この後上昇をしても株価の上には9日線と25日線がかぶさってきます。25日線は簡単には上抜くことはできないと思います。

今後の株価のコースは、@9日線・25日線の中間まで戻るが、Aもう一度反落し、一昨日の安値14933円を下回らないことを確認してから、B高値16320円へ向けて上昇する。というイメージです。


(14.1.30) TOPIX 1224P(-32)  日経平均 15007円(-376) 30.4億株 (3兆 222億円)

新興国通貨が再びの下落となったため米国は下落。NYダウは15738ドル(-189)、ナスダックは4051P(-46)。

FOMCは債券買い入れ額を月あたり100億ドル減らし650億ドルにすると発表。これは市場予想の範囲であったので、たいしたマイナス材料にはならなかったようです。

しかしFOMCの声明で縮小緩和が新興国通貨にもたらせる影響とその対策についての言及がなかったので、これをマイナス材料として下げたという格好です。

NYダウはザラバ安値では前回のボトムの15703ドルを下回らなかったが終値ベースでは前回のボトム15739ドルを1ドル下回る。しばらく(1か月くらい)はNYダウは16588ドルの最高値を取り返せそうにありません。

ナスダックは先の小波動のボトム3979Pへは70Pほどの余裕があるので企業の決算しだいでは先のピーク4246Pを取り返す可能性は残っています。(長大陽線や3陽連が出るかも、と期待していましたが、トルコに負けた。)

日経平均は、昨日+403円高となる長大陽線を出したので、当面の下値は出たと思いましたが、さにあらず。

一夜明けてみると円レートが1円以上高く、CME日経先物は大証比-405円の14975円で終わっていました。

昨日の日経平均は+403円高となりましたが、今日はこのすべてを吐き出してしまいました。ただ今日の出来高は30億株、売買代金は3兆円とボリュームアップしています。ブン投げた向きがある一方で、これに株価は安いと買い向かった向きがガップリ四つに取り組みました。

今日の売り方は昨日の大幅上昇で買った短期筋の処分売りでしょう。これは損失の勘定です。一方今日の買い方は株価水準は中長期的にみて割安だと判断した比較的に投資スタンスが長めの買いであったと思います。 どちらが正しいかといえば、おそらく中長期のスタンスの買いです。グラフでは15000円を分岐点として、売り・買いが決まっていますが、15000以下なら売りというよりも15000円以下なら買いの方針のほうがよいのではなかろうか。

その理由は、@日本企業の業績は上向いている、Aしかも連結PERは16.27倍と低い、B消費税アップをすぐに控えて日銀はいっそうの量的緩和を推し進めると思われる。といったことです。


(14.1.31) TOPIX 1220P(-3)  日経平均 14914円(-92) 30.8億株 (2兆8427億円)

米国は反発。NYダウは15848ドル(+109)、ナスダックは4123P(+71)

日経平均は最後の上昇小波動のスタート点の15112円を完全に下回っているので、中勢波動は下降波動に転換した可能性があります。

株価が75日線を割り込んで今日で2日目ですが、4日連続して75日線を下回ることになれば、中勢波動が下降波動になったことが確認できます。

ただ9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になっているので、ここからは底値探りとなりそうです。

株価が大きく崩れたときは、25日順位相関が-80以下になるのを待つべきです。

昨年5月23日の(a)から日経平均は大崩れをしました。(b)で75日線まで下落し、(c)で小波動のボトムを出しましたが、25日順位相関が-80以下になるまでは底打ちとはなりませんでした。

その後、(d)で2陽連を出して株価は75日線を上抜き、(d)の翌日も陽線となって、結局4陽連という強い足を出して(e)まで上昇をしました。(e)では9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になり、過熱感を表現しています。


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