日経平均をどう見たか・判断したか (2013年6月)

目次へ.. 過去の判断.. 前月分へ.. 次月分へ..



(13. 6. 3) TOPIX 1096P(-38)  日経平均 13261円(-512) 40.9億株 (3兆 286億円)

米国はよい経済統計値が出たものの、それによってQE3が縮小されるのではないかの懸念から下げる。

NYダウは15115ドル(-208)、ナスダックは3455P(-35)。 NYダウは25日線を少し下回りました。

5月半ばまでは経済統計値が悪いとFRBが金融緩和を拡大するのではないかと、逆に株価は上昇してきました。経済統計値がよいと、景気が順調に回復していると、これまた株価が上がるという有様でした。

米国株は金融緩和と景気回復を両輪にして50か月間の上昇をしてきましたが、今回は金融緩和の縮小がリスクになってきています。なにしろ米国株は大きく上昇しきました。NYダウを見ると、2009年3月ザラバ安値6469ドルから2013年5月のザラバ高値15542ドルまで2.40倍になっています。この上昇はQE1、QE2、QE3の大金融緩和がもたらせたものです。したがって市場が最も怖れるのは金融緩和の縮小です。

私はバーナンキFRB議長は、失業率が6.5%になるまでは緩和を続けると明言しているのだから、縮小することはしないだろうと思いますが、金融緩和による弊害がでてくるようだと失業率が7.0%くらいになったら、あるいは縮小となるのかも知れません。市場はそういうことを懸念しているのでしょうか。

日経平均は今日も大幅安。昨日いった「陰の陰はらみ」の大陰線の安値をあっさりと割り込んだので今日の下げは第2次の下げ途中であることが明らかになりました。ではどこまで下がるのか? 

5月23日の暴落を見たときは、@25日線で止まるのではないかと思っていました。右図の○のところで25日線をめぐって4日ほど25日線の攻防がありましたが、結局は25日線を下回りました。

25日線の攻防をしているとき、もし25日線を完全に割り込んだら、4月の安値から5月22日の高値のA半値押しの13815円が下値のメドになるかとも思いましたが、この水準は「陰の陰はらみ」の大陰線で突破されました。

残る下値メドは、B75日線(今日は13034円。明日は13070円くらいになる)とC昨日いった第2次の下げの12513円です。@75日線は、すでにTOPIXは75日線水準まで下げているし、日経平均は安値引けをしているので、下げ止まりの兆しはありません。25日線の攻防が4日間あったように、75日線の攻防があってもよいところですが、もし75日線を完全に下回れば、Cの12513円も考えねばなりません。

そういう下値メドの水準で、下げ渋りの足型(タクリ足・陰の陰はらみ)や底打ちの足型(長大陽線・窓空け陽線・3陽連)が早く出てこないかと待っています。


(13. 6. 4) TOPIX 1125P(+28)  日経平均 13533円(+271) 51.2億株 (3兆5613億円)

5月のISM製造業指数は前月の50.7から49.0へダウン。とうとう50を割り込み、米国製造業は後退気味であることが明らかになりました。

しかし市場はこれでFRBの量的緩和の縮小が遠のいたとして、株価は上昇する。 NYダウは15254ドル(+138)、ナスダックは3465P(+9)。 NYダウは25日線を回復し、ナスダックはタクリ足になりましたが、9日線と25日線の中間にあり、昨日の上げによってボトムが出たと判断することはできません。

それにしても製造業の生産指数は53.5→48.6へ大きく落ち、新規受注指数も52.3→48.8へと低下しています。米国の製造業の生産が低調だから株価が上がるというのも変な理屈です。

日経平均は朝方は円レートが100円を割れたことから200円ほど安くなったが、ザラバ安値13060円をつけて75日線に届いたところから買戻しが入り急速に上昇する。

日経平均の終値は13533円(+271円)でした。昨日の始値13551円より安かったので「陽線つつみ上げ」の足型にはなりそこねましたが、TOPIXは紛れのない「陽線つつみ上げ」です。

「陽線つつみ上げ」はボトムで出ることが多いのですが、2〜3日で上昇が止まることもあります。今日の陽線はこの8日間売っていた向きの買戻しによるものであることが明らかです。例えば今日の上昇率上位の業種は、@証券、Aその他金融、B銀行、C不動産 で、特に売られた業種です。

買戻しによって株価は9日線までは戻りますが、これを上抜いて上昇するには、ボトムが出たという確証が必要です。現在のところ日経平均のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日投資マインド指数が15以下 の4ポイントです。TOPIXの場合はここへD陽線つつみ上げの足型 を加えると5ポイントになります。ボトムの確率は5分5分です。

明日順上がりの連続陽線になれば1ポイントが追加されるので、明日はボトムらしいと判断ができるかも知れません。この場合は25日線までの戻りが期待できます。

■■ お知らせ ■■

《カナル24》のデータの入手はこれまで「ゼロ」から受信するのを標準としてきましたが、5月の下旬にゼロから「7月16日の東証・大証の統合を機に、データの送信サービスを止める」という連絡がありました。ゼロの都合もあるのでやむを得ませんが、長年ゼロから受信して馴れ親しんできただけに残念です。

今後は、データゲットからダウンロードをして下さい。データゲットのデータ料金は1000円/月です。(1年分を申し込むと1年間で9400円と安くなります。)
東研ソフトでもデータゲットの株価データを使い、これを標準のデータとします。今後のデータの変換は「ゼロから変換」は使わず「データゲットから変換」を使います。

《カナル24》Ver.2から「データゲットから変換」の機能はありましたが、当時はデータゲットには「権利落ち」のデータがありませんでした。ところが今度のことを契機にデータゲットからデータをロードしてみると、「権利落ち」も変換できることがわかったので、「データゲットから変換」の機能を強化しました。《カナル24》Ver.2、Ver.3、Ver.4 のユーザーは最新バージョンをダウンロードして下さい。

7月16日までに、ユザーはデータの取得をゼロからデータゲットに移行せねばなりませんが、そのことについては、トップページの「東研ソフトからのお知らせ」の(2013.6.4)付けの「お知らせ」をお読み下さい。


(13. 6. 5) TOPIX 1090P(-35)  日経平均 13014円(-518) 43.6億株 (3兆2727億円)

米国はFRB理事や地区連銀総裁の幾人かが、量的緩和の規模縮小に言及するようになってきて、これを聞くたびに市場は萎縮する。NYダウは15177ドル(-76)、ナスダックは3445P(-20)。

多くの縮小の時期の予想は9月か12月のようですが、縮小が現実のものになったとしても、急な縮小は株価を暴落させます。せっかく量的緩和によって、株価を高め、金利を低下させ、住宅価格の下落を止めて反転きたものが、全て崩壊します。

そこはFRBはうまくやると思います。今の米国株高はQE3による過剰流動性によって持ち上げられていることは確かです。いわば緩やかなバブルです。米国市場はバブルによる株価が嵩上げされた分がはげるリスクを考え始めたのでしょうか?

日経平均は今日も波乱の動き。キッカケは安倍首相の成長戦略第3弾の講演内容が乏しかったことです。「3本の矢」の@金融政策は大成功でした。A第2の財政出動も、実際に現金を放出するのだから、目先の経済は回復します。だがいつまでも@の金融政策やAの財政出動はできません。今後10年間に、@やAの支援が無くてもよいように日本が経済成長をするための方針の取りまとめが 今日の安倍首相の第3弾の成長戦略です。しかしこれは市場の期待を裏切りました。第1段から第3弾の経済成長戦略ではGDPをアップするようには思われません。市場もそれを感じて、今日の大幅下げになったと思われます。

11月23日以来、日経平均の動きはわけがわかりませんが、@日経先物に売り仕掛けがでる→Aアルゴリズム売買システムにより下げが加速する→B裁定取引業者が先物買い・現物売りのトレードをする→C日経平均が下がるので円が買われ円高となる→D円高になれば日経先物の売りが増える、という悪循環に陥っています。

C日経平均が下げると、なぜ円高になるのかの理由は判然としません。しかしFX取引ではこれが標準になっています。基本的に日経平均が上昇すれば、海外投資家が日経平均を買います。このとき米国の投資家ならドルを円に変えて日経平均を買います。つまりドル売り・円買いによって、円高になるのが普通です。

逆に日経平均が下落すれば、海外投資家は日経平均を売ります。このとき米国の投資家なら日経平均を売却した代金の円をドルに変えて、本国に資金を戻します。このときは円売り・ドル買いによって、円安になるのが普通です。 ところが今は日経平均が下落すると円が高くなり、日経平均が上昇すると円が安くなるという奇妙な現象が起きています。いまの市場は理解しがたい。


(13. 6. 6) TOPIX 1070P(-19)  日経平均 12904円(-110) 43.7億株 (3兆2990億円)

NYダウは14960ドル(-216)、ナスダックは3401P(-43)と大きく下げる。

米国は、ADP(民間の調査会社)の雇用統計は+13.5万人(予想は16.5万人)しか雇用が増えず。またISM非製造業の5月の指数は前月の53.1% →53.7%(予想は53.5%)と横ばいの数字でしたが、雇用指数は(1月)57.5→(2月)57.2→(3月)53.3→(4月)52.0→(5月)50.1 と雇用の数字はドンドン悪化しています。

FRBが目標とする失業率6.5%を基準にすると、現在の雇用状況は失業率を低下させることは無理です。したがってFRBが量的緩和をすぐにも(今年の9月とか12月とかの予想がある)縮小するようなことにはならないと思いますが、米国市場は「縮小」を大いに気にしています。

株価が上昇する要因は、@業績(景気)、A金利(今は量的緩和)、B需給、C投資マインド です。米国においては、@の景気はボチボチでややプラスだが景気減退の懸念が発生してきた。Aはマネーが溢れており大いにプラス。Bはやや利食いをしたい向きが多い感じで少しマイナス、Cは投資家の多くは利益を出しているのでプラス。だと思います。

@〜Cを総合すると米国株価はなお上昇してよいと思いますが、Aのマネー・ジャブジャブがマイナスに転じれば、@ABがマイナスになるので株価は下落することになります。やはり重要なポイントはAのマネーがジャブジャブの行方です。米国市場は迷っていますが、量的緩和が急に「縮小」されるとは思えません。昨日はNYダウ・ナスダックともに25日線を割り込みましたが、下げても75日線で止まるのではなかろうか。

日経平均は米国株安と円高を受けて安く始まるが、13000円の攻防になる。最も重要なのは、75日線の水準(今日は13110円)です。結構押し目買いが入り、一時は+223円高まで上昇したものの、円高を見て日経先物から売り崩される。

私は5月31日にいったように、最悪のときは12513円あたりまでの下落があるかと思っていますが、125000円とか13000円というのはわかりやすい水準です。押し目買いが入るのも当然です。(12500円まで下落するならもっと多くの買いが入ると思います)

条件表No.1「日経平均用(2012)」は5月23日からの大幅下落でも買いマークを出しませんでしたが、ようやく日経平均とTOPIXの2つの指標に買いマークを出しました。この買いマークでボトムが出たとはいえませんが、小波動のボトムらしさのポイントが増えました。日経平均の小波動のボトムらしさは、@新安値、A9日順位相関が-80以下、B25日投資マインド指数が15以下、C条件表No.1が買いマーク、の4ポイントです。まだボトムとなったとは判断できませんが、ボトムは近い。

5月23日のザラバ高値15942円から今日のザラバ安値12862円(11日間)までの下落率は-19.3%になります。たったの11日間で-20%に近い下落をしたので、中勢上昇波動が下降波動に転換したのではないかの不安も出てくるかと思います。だが中勢上昇波動は壊れていません。基本は押し目買いです。

次図は今回の上昇相場の手本としている2005年8月〜2006年6月のグラフです。(e→F)の下落率は-20.0%でした。今回の下落もザラバベース(15942円→12862円)では-19.3%の下落であり、これに匹敵します。下落率を基準にすると、そろそろ反転してよいころです。

また 同じように-20%の下落をしても、今回の下落は中勢上昇波動が壊れていません。2006年の(e→F)の下落過程では、
  1. ピークが(e→e'→e'')と切り下がっていたし、ボトムも切り下がっていました。

  2. 中勢上昇波動が下降波動に転じたときは、「最後の上昇波動のボトムを下回る」という現象がでます。2006年のときは2006年5月に、最後の上昇波動のボトム(E')の15553円を下抜いていました。どこから見ても下降トレンドに転換したことと判断できました。

  3. しかし今回の下げは、@下落率は-20%に近いが、A平均線との関係で見ると、今のところは(d→E)の75日線で止まった局面であるとも思われます。日経平均の12500円〜13000円はボトムとなる水準ではなかろうか。



(13. 6. 7) TOPIX 1056P(-13)  日経平均 12877円(-26) 43.9億株 (3兆3421億円)

NYダウは15040ドル(+80)、ナスダックは3424P(+22)小反発。今夜の雇用統計の予想は+16.3万人のようですが、この程度では失業率は下がりません。量的緩和の縮小が本当に差し迫っているのかは疑問です。

NYダウは5月22日にピーク15542ドルをつけ、目下小波動は下降波動にありますが、昨日のザラバ安値14844ドルめでの下落率は-4.5%でしかありません。

ロンドンのFT100も5月22日にピークをつけ、以来10日間下げています。あっさりと75日線を下抜いたと思ったら昨日も続落してピーク6875Pから-7.8%の下落率になりました。

米国の量的緩和の縮小の懸念がロンドンに飛び火し、NYダウの下落率-4.5%がFT100では-7.8%に拡大したわけです。

NYダウがピークをつけた翌日の5月23日に日経平均は暴落しました。前日比で-1144円安(-7.3%)、ザラバ高値15942円から安値14483円への値幅はなんと1459円。

FT100が10日かけて下げたものと同じ下落率を一日で出してしまいました。米国の量的緩和の縮小懸念は日本に甚だしい影響を与えました。

日経平均が11月14日のザラバ安値8653円から5月23日のザラバ高値15942円まで+7289円、率にして+84.2%の上昇をしたのは、10兆円の外国人買いがあったためです。この外国人買いが減るのではないかという疑惑によって日経平均は下げたのでしょう。

次図に外国人投資家の買い越し額を記入しています。@12年12月は1.5兆円の買い越しによって12月は+10.0%の上昇をしました。A13年1月は1.2兆円の買い越しで+7.1%の上昇。B13年2月は0.8兆円の買い越しで+1.8%の上昇。C13年3月は1.6兆円の買い越しで+7.2%の上昇。 D13年4月は2.6兆円の買い越しで+11.8%の上昇です。外国人が1.5兆円以上買い越したときは日経平均

2012年12月〜2013年4月の5か月間の外国人の買い越し額は7兆9748億円ですが、この間に日経平均は9446円から13860円へ+4414円(+46.7%)の上昇をしています。外国人が1兆円買い越すと、日経平均は月間で5538円上昇し、5.85%上昇します。


5月も外国人は1.2兆円の買い越しになっています。おそらくは5月22日までに1.4兆円を買い越し日経平均はザラバ高値15942円までつけたが、そこ後は5月23日からは0.2兆円の売り越しに転じたのではないか。これをキッカケに日経平均は下げ始め、下落の悪連鎖(@日経先物売り→A裁定解消売り→B日経平均の下落→C円高→D日経先物売り)に陥ったといえます。

外国人投資家は現在は売り越し中ですが、この下げは15942円→今日のザラバ安値12548円まで-21.2%も下げていますが上昇トレンドは壊れていません。また昨日の東証1部のPERは14.91倍です。これは米国株価よりも割安です。

今期は前期に比べて+30%以上の増益となるのではないかの予想があります。今どき+30%も増益になる企業はそうありません。どう見ても今の日経平均の水準は割安です。昨日もいいましたが13000円〜12500円のゾーンは下げ止まる水準であると思っています。この水準で下げ渋りや反転の足型がでて欲しいところです。


(13. 6.10) TOPIX 1111P(+55)  日経平均 13514円(+636) 32.5億株 (2兆5760億円)

5月の米国雇用統計は+17.5万人の増加となりました。予想の16〜17万人よりややよかったものの失業率は7.5%から7.6%へ上昇。これでは量的緩和の早期の縮小はないと市場は判断して、米国株は上昇する。

NYダウは15248ドル(+207)、ナスダックは3469P(+45)。NYダウは下ヒゲ陽線に続いて順上がりの大きな陽線となり、25日線を回復したので一昨日が小波動のボトムであったようです。

ナスダックも下ヒゲ陽線に続いて順上がりの窓空け陽線となり25日線を下回ること2日間で25日円を上回ったので、一昨日がボトムであったようです。

今米国市場が最も恐れていることは、「量的緩和の縮小」であることですが、地区連銀総裁が日ごとに「縮小」を口にしているのは、やがて「縮小」が現実のものになるということです。ましてや「緩和の拡大」は望めません。となると米国株価はよくても現在の水準を維持するのが精一杯で、景気が急速に改善しない限りいつかは下落することになります。それがいつのことになるのかはわかりませんが、そのとき株価は最低でも200日線まで下げるはずです。


米国高を受けて日経平均は大反発。暴騰といってよいでしょう。

日経平均の昨日時点の小波動のボトムらしさは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C25日投資マインド指数が15以下、D条件表No.1が買いマーク(右側の図) の5ポイント(5分5分)でした。

今日はE順上がりの陽線(または窓空け陽線)となったので、6ポイントになりました。昨日のザラバ安値12548円は、小波動のボトムであった確率が高まりました。

明日も順上がりの陽線になれば、「3陽連」になるので1ポイント加算されて7ポイントになります。そうなれば昨日の12548円がボトムであったと判断してよいでしょう。

今日の上げっぷりはすばらしいものでしたが、出来高・売買代金が少ないのが気がかりです。昨日の出来高は44.0億株→今日は32.5億株。昨日の売買代金は3.3兆円→今日は2.5兆円。ここからすれば、今日の上昇はショートカバー(買戻し)による上げであり、この水準を割安と見ての買い物は少なかったと思わざるを得ません。

株価は買い戻しによる上昇の限界の9日線に戻りましたが、明日・明後日は先物6月限の決済がらみで、株価は乱高下するはずです。また明日は日銀の決定会合の結果の発表があります。こういうことを考えるなら、今日のグラフを見て直ちにボトムが出たとは判断できません。

なお9日線は25日線の下にあり、9日線と25日線は下を向いています。昨年12月〜今年5月22日までの「順張り相場」は終わっています。今後再び「順張り相場」に復帰するには、@9日線が上向いて、A25日線を上回る、Bしばらくして25日線が上向く、という形になる必要があります。しかしB25日が上向くには、今日の株価が26日前の株価より高くならねばなりません。

図の左側の(a)の日の25日前は(b)の日です。(b〜a)の25日間の平均が現在の25日平均線(14271円)です。 (b)の前日の(c)の終値は13694円ですが、(a)の終値は13514円です。(a)のほうが(c)よりも安いので、25日平均線は下向いています。明日は(b)の終値14180円が25日平均線を計算する対象から外れます。明日の終値が14180円以上にならない限り、25線は下向きのままです。

もし日経平均が14000円に上昇するとしても、26日前の日経平均は14180円〜15627円へ上昇しているので、26日前の株価を上回ることは容易ではありません。おそらくは26日前の株価が(d)の終値13589円になるまでは25日線は上向きません。(d)は今日から」8日前なので、26日後に(d)の日が該当するには、あと18日かかります。すなわち、あと18日 後でなければ、再びの「順張り相場」になりません。


(13. 6.11) TOPIX 1101P(-10)  日経平均 13317円(-196) 35.4億株 (2兆7149億円)

NYダウは15238ドル(-9)、ナスダックは3473P(+4)。

FRBの量的緩和の縮小懸念が後退したものの、それは株価に対してマイナス要因が少し小さくなっただけで、プラス要因にはなりません。よって昨日の株価は小動きに終わる。新高値を取れそうで取れない。

日経平均は昨日大幅反発をして9日線まで戻ってきましたが、9日線はショートカバーによる買いだけでも戻れる水準です。今日も連続陽線となれば「3陽連」になるので、ボトムが出たと判断できると思っていましたが、陰線で終わりました。

ただ一応、終値は9日線を2日連続で上回っています。明日も9日線を上回って終わるようだと、ボトムが出たとしてよいでしょう。また75日線を2日連続で上回っているので、あと3日ほど維持できれば、完全に75日線を上回ったと判定できます。

ボトムを出したらしいと判断できる足型を掲げると、@ボトムの当日に「タクリ足」または「大陽線」、A翌日に「順上がりの陽線」または「窓空け陽線」、B3日目か4日目に「3陽連」が出ることです。

1日目→2日目→3日目になるに従って、ボトムらしさの確率が高くなります。「3陽連」が出たならば、まず6〜7割方はボトムが出たと判定できますが、今日は定点観測9銘柄のうちの5銘柄が「3陽連」を出しています。

図は条件表No.29「HPボトムからの3陽連」によるグラフです。安値から3陽連となった日に買いマークが表示されています。

上図(左側)の1812「鹿島」は75日線を2日間割り込んだ後に3陽連を出しています。75日線をズルズル割り込まなかったのはよい。

6758「ソニー」は75日線まで下げていないので、押し目買いが入っています。米国映画会社の材料があるからでしょう。

右図の8306「三菱UFJ」は75日線を割り込んだものの、形のよい3陽連を出し、75日線を上回ってきたので、目先25日線までの戻りがありそうです。

8604「野村」は75日線に絡んでから3陽連を出しましたが、今日の陽線は十字足に近く、力強い足ではありません。が、いずれは25日線までの戻りがありそう。

9984「ソフトバンク」もソニーと同じく75日線まで下げなかったので押し目買いが入っています。今日の終値は前日終値よりも安いので3陽連の形は万全とはいえないが、材料を持つ会社なのでことによっては新高値を奪回もありえます。


(13. 6.12) TOPIX 1096P(-4)  日経平均 13289円(-28) 29.9億株 (2兆2768億円)

NYダウは15122ドル(-116)、ナスダックは3436P(-36)。

FRBの量的緩和の縮小懸念が後退したものの、5月のISM製造業指数が49.0と50を割れていることからみても、米国の製造業の景況はよくありません。

よい統計数値が出るまでは新高値は取れそうになく、逆に(a)の安値を更新する可能性のほうが高いと思います。

円レートは昨日の終値は98.42円でしたが、夜間の海外では95円台へと上昇。1日で2〜3円も動けば株価に対する影響力は甚大です。日経平均は-229円安の13087円で寄り付き、すぐに13000円割れとなるも、13000円は割安であると判断する向きが押し目買いを入れたため、午後から上昇に転じ-28円安で終わる。

円レートが安値95.53円をつけた6月7日の日経平均のザラバ安値は12548円でした。今日の円レートの安値は95.90円で、日経平均の安値は12994円です。95円台の円高となっても日経平均の反応は鈍くなっています。というよりも、今回の株価の暴落過程では、円レートが日経平均を動かしたのではなく、日経平均が円レートを動かせています。

日経平均の終値は9日線を3日連続で上回ったので、9日線をクリアしたと判断できます。つまり買い戻しに加えて新規の買いが出てきたと思われます。

また75日線を3日連続で上回っているので、あと2日ほど維持できれば、完全に75日線を上回ったと判定できます。

今後の株価が辿るコースを予定すると、右図にようになるかと思っています。
  1. のザラバ安値12548円をボトムとして

  2. の25日線(推定では14000円くらい)まで戻るが、

  3. の75日線(推定では13300円くらい)までいったん反落する。

  4. で25日線(推定では13600円くらい)を上抜いて5月23日のザラバ高値15942円に挑戦する。


(13. 6.13) TOPIX 1044P(-52)  日経平均 12445円(-843) 32.6億株 (2兆6935億円)

依然として量的緩和の縮小懸念があり、米国株価は下落。NYダウは14995ドル(-126)、ナスダックは3400P(-36)。

米国株価が下落すれば、ドル安→相対的に円高となりがちです。一方米国長期金利が2.23%と上昇しているので、利回りのよいドルが買われて相対的に円安となる理屈もあります。

昨夜は米国株価の下落は円高をもたらせました。

今日の円レートは95.99円で始まったものの、その後は急速に円高になり、一時は93.76円。日中の最終値でも93.97円です。昨日の最終値96.90円に比べて1日で3円も円高になりました。

最近は円高が株価を下げるのか、株価下落が円高をもたらすのかの因果関係が判然としません。株価を中心に考えれば、(株価が上昇する→円高になる)というのは考えられます。株価が上昇するとはその国の経済が順調であるからで、強い経済の通貨は換われます。反対に(株価が下落する→円安になる)も素直な考えです。株価を中心にすれば、今日のような株価下落局面では円安にならねばなりませんが、そうなってはいません。

円レートを中心に考えれば、(円安になる→輸出企業の採算が向上する→株高となる)というのも確かです。逆に(円高になる→輸出企業の採算が悪化する→株安となる)のも確かです。今日の株価の大幅下落は急速な円高によって起きたといえば筋がとおります。

だが、ではなぜ急激な円高になったのか? と問われれば、これはナカナカ難しい。1)FXで円売り(円安期待)勢力が投げた(損切りした)のが1つの理由でしょう。2)株安が円高を招いたというのも正しいでしょう。4月の異次元緩和以来、@株は買い、A円は売り の方針は大成功を収めました。今はこの裏目が出ています。株を買ったものは売り、円を売ったものは買い戻しの「巻き返し」が起きているのだろうと思います。

黒田日銀総裁が異次元の量的緩和を発表したのは4月4日でした。その前日(a)の日の日経平均(終値)は12362円、円は93.50円でした。そこから(b)まで株価は快調に上昇し、円は快調に下落しました。(b)の日の日経平均終値は15627円、円は102.65円です。

(a→b)にかけて日経平均は+3265円上昇し、円は9.15円下落しました。1円の円安は日経平均を356.8ほど上昇させた勘定です。

株価がピークだった(b)から今日の(c)の終値12445円まで日経平均は-3182円下落し、円は93.97円まで-8.68円の円高になりました。1円の円高は日経平均を366.5ほど下落させた勘定です。

(a→b)の上昇時には1円の円安が日経平均を356.8円上昇させ、(b→c)の下落時には1円の円高が日経平均を366.5円下落させたのだから、日経平均と円レートには密接な関係がありますが、最近の動きは(株買いと円売り)のセットの投資方針が失敗して、(株売りと円買い)の逆の売買を迫られているという需給によるものが大きいのではないかと思われます。基本的には、これほどの円高になる要素はありません。

日経平均が4日前のザラバ安値12548円を割り込むとは思っていませんでしたが、今日のザラバ安値は12415円であり、また終値も12445円なので完全に新安値となりました。

ただ今日の下げは明日のSQがらみの攻防が大きく、株価の下落が円レートを過剰に円高にした面もあると思います。

先日定点観測9銘柄のうち、3陽連を出した5銘柄のグラフを掲げました。

日経平均は6月7日のザラバ安値12548円を下回って新安値になりましたが、掲げた5銘柄はひとつとして新安値にはなっていません。

上図にTOPIXのグラフ(左端)を掲げましたが、TOPIXは日経平均とは違って先の安値は下回っていません。

個別銘柄の5銘柄も全て6月7日の安値を割り込んだものはありません。

現在の日経平均には、@SQとか、A裁定解消とか、BFX絡みの円の買い戻しなどの「需給」による変動が大きな影響を与えていますが、明日で@の要因は消えます。またBもストップロスなどで次第に落ち着くだろうと思います。

株式を買う場合、基本は業績です。1)業績が伸びるのかどうか 、2)伸びるにしても、すでに株価は織り込んではいないか、3)さらに業績が上方修正される可能性があるのか。 こういったことを基礎にして、ゆったりした投資をするのがよいのではないかと思います。


(13. 6.14) TOPIX 1056P(+12)  日経平均 12686円(+241) 32.6億株 (2兆6935億円)

米国は新規失業保険申請件数が33.4万件と予想の34.6万件よりよかったことや、5月の小売売上げ高が前月比+0.6%(予想は+0.4%)と伸びたことから反発する。

NYダウは15176ドル(+180)、ナスダックは3445P(+44)。

一昨日は経済統計の数字がよかったため量的緩和の縮小懸念で大幅下落しましたが、昨日は統計数字がよかったから反発するなど、米国市場は一貫していません。

基本的には@量的緩和の縮小はまだまだ先のことであると判断している勢力と、A量的緩和の縮小は早ければ9月か12月にあるのではないかと見る勢力 の綱引きです。

昨日は@の勢力がまさり、 統計数値が素直に株価上昇に繋がりましたが、Aの勢力が強くなると統計数値がよいほど株価が下げることになります。つまり米国市場も不安定な状況にあります。

グラフ(右側)のFT100は75日線を割り込むこと7日目になりました。昨日は典型的なタクリ足を出しているので、当面の下値は出したようです。ただ株価は75日を-2.5%ほど下回っているため、ここからすぐに75日線を回復して、再び上昇トレンドに復帰することは当分(少なくとも1か月は)難しい。5月までは先進国の同時株高が続きましたが、米国の量的緩和の縮小懸念はロンドン市場を米国以上に下落させています。

米国の量的緩和の縮小懸念が最も大きなダメージを与えたのが東京市場です。日経平均は5月22日をピークにして昨日まで-20%の 下落となりました(終値ベース)。円レートは102.65円から93.97円まで-8.5%も上昇しました。

5月22日から今日までは18日間ありますが、この間のボラティリテイ(株価変動率)は年換算で54.0%です。この調子だと1年後に日経平均は-54%下落するというすさまじさです。だがこの数字に驚くことはありません。大震災直後の3月15日には51.4%になりましたが、この日のザラバ安値8227円はその後8か月間の安値でした。

またリーマンショックによる暴落時には、10月28日にボラテイリテイは107.2%となりました。これは1年後に株価は100%以上下落する(つまり株価は0円になる)といことを意味していますが、現実にはありえないことです。現に2008年10月12日のザラバ安値6994円は1990年のバブル崩壊以来の最安値となりました。

ボラテイリテイが異常に大きくなったとき(昨日・大震災・リーマンショック)は当面の安値を出していると考えてよいでしょう。東証1部のPERは15倍を割りました。米国株に比べて割安です。また日銀はマネタリーベースを2倍にすると表明しているのだから、今後もマネーはジャブジャブ出回ります。従って円安になることは当然です。基本的には来年の春までは日経平均は上昇すると思っています。東証1部の連結PERが15.0倍を下回っている現在は買い場であると思います。


(13. 6.17) TOPIX 1084P(+28)  日経平均 13033円(+346) 25.0億株 (1兆9838億円)

IMFは米国の2014年の経済成長率を+3.0%→2.7%へ下方修正したため、株価は下落。NYダウは15070ドル(-105)、ナスダックは3423P(-21)。

FRBが量的緩和の縮小を口にするくらいだから、FRBの認識としては米国景気はよくなっているのでしょうが、今日のIMFの米国GDPの下方修正といい、5月のISM製造業指数の50%割れといい、米国景気はそれほどよいとは思われません。こういう時期に19日のFOMCで緩和縮小の道筋が示されると、米国株価は75日線まで下げる可能性があります。

そうなれば、FT100も日経平均も下げることになりますが、幸いにして日本株はすでに割安な水準まで下げています。先週末の東証1部のPERは14.71倍です。これは米国よりも安い。またPBRは1.18倍で文句なしに割安です。

今日の日経平均は12584円で寄り付き、12549円へと少し下げたものの、12500円以下は割安であると考える向きが多いのでしょう、そこから約500円の反発をし、13000円を回復して終わる。

ただし19日のFOMCの結果待ちなので、様子見が多く、売買代金は2兆円を割る1兆9838億円と少なかった。

日経平均は2日前の大陰線に2日続けてはらみ、下値の抵抗力がついてきました。大陰線の日のザラバ高値13050円を終値で上抜くなら、小波動のボトムが出たと判断してよいでしょう。

TOPIXは6日前のザラバ安値1033Pが最安値です。6日間この値段を下回っていません。ほとんど小波動のボトムは出たと思いますが、9日線を完全に上回る(ザラバ安値が9日線より高くなる)のを確認して買いを入れてもよいと思います。


(13. 6.18) TOPIX 1086P(+1)  日経平均 13007円(-25) 24.3億株 (1兆9258億円)

米国は住宅の経済統計がよかったとかで上昇するも、FOMCが気になって伸びが止まる。NYダウは15179ドル(+109 )、ナスダックは3452P(+28)と前日の下げを取り返す。

FOMCの結果が出るまでは様子見の向きが多く、今日も売買代金は2兆円を割れる。ただ日経平均は次第に底固くなっています。

ピーク5月23日から6月6日までの陰陽足は●●●○●●●●○●●と、陰線が9本・陽線が2本の割合でしたが、6月7日からは○○●○●○○●と陽線の本数が多くなってきました。

株価はなお9日線を完全に上抜くことはできていないし、75日線を4日連続して下回っているので、ボトムを出したとはいえませんが、FOMCが通過すれば、ボトムであったのかそうでなかったのかは判ります。

今のところ(a)がボトムらしいポイント数は、@新安値、A25日順位相関が-80以下、B25日騰落レシオが75以下、C25日投資マインド指数が15以下 の4ポイントですが、(b)の日に逆張りの条件表No.1「日経平均用(2012)」が買いマークを出しているので、オマケとすれば5ポイントです。


■■ お知らせ ■■

ゼロが7月12日を最後に、データの配信をやめることは、このHPでも言い、ゼロから文書での通知をしているので、多くのユーザーはすでに承知されていると思います。

今後は、日々の株価データを データゲット から入手することになりますが、そのためには
  1. データゲットのHPに行き(上記のデータゲットをクリックすればHPが出てきます)、
  2. データゲットにユーザー登録をしなくてはなりません。「ユーザー登録」をするのは、ユーザーが今使っている@メールアドレスと、Aユーザーの氏名 を入力する必要があります。

    ここで問題が発生します。高齢のユーザーは、@メールを出したことも、受けたこともないのでメールアドレスを把握していないこと、A氏名を入力するとき漢字の入力ができないことの2点です。 これを乗り越えるには、誰かに「ユーザー登録」と「ログイン」までのことをお願いして下さい。

  3. ユーザー登録をすると、5分以内にパスワードが送られてきます。このメールを開くとパスワードが書いてあるので、これを紙に書き留めておいて、

  4. 再びデータゲットのHPに行き、「ログイン」をして下さい。このとき、メールアドレスとパスワード、また住所などを入力する必要があるので、誰かにしてもらって下さい。

  5. 一度ログインができると、次回からはメールアドレスやパスワードを入力することなく、「マイページ」にログインできます。

  6. マイページにログインすると、データ料金である「アクセス権の購入」という項目があります。ここで1月分、3月分、半年分、1年分のどれかを選んで、データ料金を支払います。

    1月分と3月分の支払いはクレジットカードで決済することができます。この場合は即時にデータをダウンロードできるようになります。

    クレジットカードで決済しないユーザーは「銀行振り込み」を選択します。この場合はデータゲットから「XX銀行・XX支店・口座番号・口座名義」をメールで返信してきます。ユーザーはデータゲットからのメールを見ることができるようになって下さい。(メールの開き方を誰かに教わって下さい)。

    指定の銀行口座に料金を振り込むとデータゲットから、入金確認のメールがくるので、その時点からデータをダウンロードすることができます。


(13. 6.19) TOPIX 1106P(+20)  日経平均 13245円(+237) 28.1億株 (2兆1172億円)

米国は、FOMCでは量的緩和の縮小の発表はない。もしあっても株式市場に打撃を与えないような方策が出るのではないか、の観測で上昇する。NYダウは15318ドル(+138 )、ナスダックは3482P(+43)。

バーナンキ議長がここまでやってきたQE3の成果(金利の低下による景気の下支え、資産価格(株式・住宅)の上昇)を帳消しにするようなことはしないと思いますが、今夜になればはっきりすることです。

ベストシナリオは、年内の縮小はないということです。それは@米国株価が上昇、A米国金利が低下、Bドル安 をもたらせるはずですが、A米国金利は上昇する可能性もあります(債券を売って株式を買うという動きがでるとそうなる)。B金利が上昇した場合はドル高になる可能性もあります(米国国債を買うにはドルを買わねばならないから)。

米国の株価が上昇した場合、金利は高くなるのか安くなるのか? ドルは安くなるのか高くなるのか? 市場のムードによって違ってきます。 日本にとっては、@米国株高はプラス材料ですが、A米国金利が上昇した場合には日本国債の金利も上昇するので、これはマイナス材料ですが、B円安になるのでこの点はプラス材料です。逆に米国金利が低下した場合には、日本国債の金利も低下するのでプラス材料ですが、B円高に振れるのでこれはマイナス材料です。

日本にとって目下のところ最も有り難いのは円安になることですが、1)株式相場と2)債券相場と3)為替相場が複雑怪奇に入り組んでいるので、その時々で株式相場に影響を与える要因が違うため、日経平均の将来を見通すことは実に難しい。

このグローバル化した株式市場では、誰もが的確な判断をすることは難しい。世界はこのように動くだろうと判断できるのは天才的な人たちです。

我々は、グラフを見て今何が起きているのか、どうなりそうかを推測できるだけです。しかしこれは極めて有効な手法です。

例えば右図(左側)の逆張りの条件表No.1「日経平均用2012」は(a)の日(6月6日と7日)に「余りにも安すぎる」として買いマークを出しています。

現実には(b)の6月13日に新安値を出しましたが、(a)の買いマークを見て買った人は今日現在では利益が出ています。

右図(右側)は順張りの条件表No.87「パラボリックBS」ですが、6月13日に買いマークを出しています。現在のところ上限線をクリアして買いが有利という表明をしています。 条件表No.1の逆張りでも買い、条件表No.87の順張りでも買いマークが出ているのだから、ここからは買いとするのが正しいでしょう。

ただし順張りの条件表No.87が売りマークを出したときは、買いは失敗だったとして退却してください。このようにグラフには、現在起きていることが如実に現れます。グラフを読み取ることは大事ですが、《カナル24》には過去のデータから売買マークを出すように設定した条件表が多く付属しています。それら条件表が売買マークを出しているのかどうかを見るだけでも、投資判断の大いなる決定要因になります。


(13. 6.20) TOPIX 1091P(-14)  日経平均 13014円(-230) 28.5億株 (2兆2962億円)

バーナンキFRB議長はFOMC後に会見し、@FRBの経済見通しどおりになれば、A年内に量的緩和の縮小を始め、B2014年半ばに終了する、と発表。

FRBは米国経済の今後にかなり自信を持っているようです。失業率は2014年半ばに7.0%くらいになり、2014年末のは6.5%になる見込みらしい。

失業率が6.5%くらいになるまでは量的緩和を続けるはずだったが、6.5%になるメドがたったので緩和を縮小し、1年後には終了するという方針転換をしたわけです。

緩和縮小はないと観測していた向きが投げて株価は下落する。NYダウは15112ドル(-206)、ナスダックは3443P(-38)。ただし思ったほどには下げず、米国国債の金利は2.359%へ急上昇し、ドルは高くなりました。

日経平均にとっては緩和縮小はマイナス材料ですが、日本に流入している過剰マネーが、いつ、どのくらいの規模で引き揚げるのかは不明です。当面のことを言えば、米国株安はマイナス、円安はプラスです。

日経平均は-143円安で寄り付き、-230円安で引ける。これも案外におとなしい動きでした。日経平均は9日線を下回りましたが、ここ4日間は13000円を保持しているため、小波動のボトム12415円を表示し、小波動は上昇波動に転じました。

TOPIXも同じく小波動のボトム1033Pを表示し、小波動は上昇波動に転じました。今日は+2.4円以上の円安(97.43円)になりましたが、市場はこれを材料視しませんでした。しかし見直しが出てくれば25日線への戻りが期待できます。


(13. 6.21) TOPIX 1099P(+7)  日経平均 13230円(+215) 33.4億株 (2兆7987億円)

バーナンキ発言は、当日の米国市場ではたいした下げに繋がらなかったものの、翌日の海外市場ではリスクマネーの引き揚げが警戒されて、特に新興国の市場は大幅安となりました。

これが米国に戻ってきて、米国市場も大幅安となる。NYダウは14758ドル(-353)、ナスダックは3364P(-78)。ナスダックは大窓を空けて下放れ、75日線寸前まで下落。(NYダウは大陰線で75日線を割り込む)

ナスダックは(A)の2810Pが、今回の中勢上昇波動のスタート点です。ここから5月22日のザラバ高値3532Pまで、6か月をかけて+25.7%の上昇をしましたが、日経平均が同じ時期に85.0%(ザラバベース)上昇したのに比べると、そうバブリーな上昇ではありませんでした。

また、米国国債の利回りは2.420%とさらに上昇しているので、米国債は格好の投資対象になったようです。これがドル高の要因になります。つまり米国には資金が還流してきます。米国株価についてはそう心配する必要はないのではなかろうか。

グラフから当面の下値メドを探ると、(a)の上窓を埋める3340P。これは75日線の3339Pに当ります。もしこれを下抜くようだと(b)の200日線(3172P)、(c)の3154P を掲げることができます。(c)3154Pはここまでの最後の上昇波動のスタート点です。この中勢上昇波動が壊れるかどうかの重要な値段です。これを割り込むなら、ナスダックは少なくとも2か月、多くは9か月の下降波動に転じることになります。(それはたぶんないと思う)

日経平均は海外の株安を受けて-226円安で寄り付いたが、その後先物に大口の買いが入り+215円高で終わる。

ナスダックは昨日大幅安となりましたが、5月22日の高値3532Pから昨日のザラバ安値3355Pまでの下落率は-5.0%でしかありません。日経平均は5月23日のザラバ高値15942円から6月13日のザラバ安値12415円まで-22.1%も下げています。日経平均はすでに米国発のリスクマネーの減少を予想して大きく下げていると思います。

先の小波動のボトム12415円を下回るような下げがあるとは思われません。日経平均が75日線を下回って7日間になりますが、この間は陽線が4日・陰線が3日です。買いが優勢です。この背景には、@円安は続く、A日本のGDPは米国を上回る成長をする、B企業業績は上振れする、といったプラスの期待があります。

ボトムから「3陽連」を出した銘柄の6〜7割り方はある程度の上昇をするものと思っています。

6月13日の定点観測9銘柄のうちで「3陽連」を出した5銘柄を掲げましたが、1銘柄とてボトムを下回ったものはありません。

日経平均は25日線まで戻るかどうかが今のところの焦点ですが、定点観測9銘柄のうちの3銘柄は、25日線を上回っています。

3陽連を出している1812「鹿島」と9984「ソフトバンク」はそこそこ戻るのではないか。9432「NTT」はなにかよい材料があるのか? ここへ来て3陽連を出したので上昇する可能性は高い。


(13. 6.24) TOPIX 1089P(-9)  日経平均 13062円(-167) 22.9億株 (1兆8962億円)

米国はまちまち。 NYダウは14799ドル(+41)、ナスダックは3357P(-7)。

前日ナスダックは大窓を空けて下放れただけに、翌日も大幅続落となれば、しばらく(2か月くらい)は立ち直れない可能性がありましたが、なんとか75日線を割り込むことなく、「タクリ足」に近い足を出しました。

グラフからは目先の安値は出たようですが、米国10年物国債利回りは2.536%とさらに上昇しているので、金利高→ローン金利の上昇→消費や住宅販売の減退を気にする向きが多くなるようだと、75日線を割り込むことも考えられます。ただ、そう大幅に75日線を下回ることはないと思っています。

75日線というものはどのような市場(日本・海外、また商品市場など)でも重視されています。昔は土曜日の立会いがあったので、1か月の立会い日数は25日、3か月は75日でしたから、75日線が中期の平均線とされていました。 今は3か月の立会い日数は62〜63日なので75日線は3.5か月の平均線になります。ただ3か月にあたるからとして62日とか63日の平均線を使う投資家はほとんどいません。「3か月」ではなく「75日」が重視されているわけです。

なぜ「75日」かというと、多くのチャートを見る投資家が75日平均線を使っているからだ、としかいえません。ともかく75日線は株価が75日線の上位から下落してきたときの下値支持線であり、75日線より下位から上昇してきたときの上値抵抗線になることがしばしばです。

例えば5月23日の暴落から始まった日経平均は、(イ)で75日線にタッチして「陽線つつみ上げ」の足を出しました。75日線の水準で下げ止まるとみた向きがあったためです。

(ロ)では「窓空け陽線」を出して75日線を上回りましたが、翌日は陰線となり(ハ)の12415円まで下落しました。75日線で戻り一杯だと思った向きが優勢であったからです。

(ニ)では2度目の「陽線つつみ上げ」の足を出しましたが75日線を上抜くことはできませんでした。このように75日線が強弱の攻防の水準になることがよくわかります。

今日は75日線(前日は13345円)より高い13417円で寄り付いたので、いよいよ株価は75日線を上回るかと期待していましたが、戻り売りに押されて下落しました。現在は75日線を完全に上回ることはできていないが、上昇中の75日線に沿って日々の株価の高値と安値が切上がっているという状況にあります。日経平均が75日線を上回るのはワンチャンスです。1日で株価は75日線を上回ることができます。(ハ)の安値(12415円)からは株価が上昇する確率が高いと思っています。


(13. 6.25) TOPIX 1078P(-10)  日経平均 12969円(-93) 27.1億株 (2兆2803億円)

米国は下落。 NYダウは14659ドル(-139)、ナスダックは3320P(-36)。ナスダックは前日タクリ足に近い下ヒゲの長い陰線となって、下げ渋りを表現していましたが、昨日は上ヒゲと下ヒゲが同じくらいの長さの陰線を出して続落し、ボトムとはならず。

米国株安は、昨日の中国株の暴落に引きずられたのが原因です。昨日の上海総合は前日比-5.28%の暴落となり、今日も一時は-5.8%の下げとなりましたが、急速に戻して、絵に描いたような「タクリ足」になりました。目先の安値はでたようです。

ただ(e)のザラバ安値1849Pは前回の中勢上昇波動のスタート点(a)の1949Pを下回りました。中国株は2009年8月の高値3478Pをピークとして以来ずっと波動の高値を下げ続けており、大勢波動は下げっ放しです。

日経平均は昨年12月に直近の中勢波動のピーク10255円を上回り、また2008年10月に48月線を割り込んで以来、5年間も株価はこれを上抜くことができませんでしたが、昨年12月にようやく上回りました。日経平均の大勢波動は上昇波動に12月に転換しています。

大勢波動は景気循環に対応するものですから、いったん上昇波動に転換すると少なくとも1.5年間は上昇します。通常で3.5年間、長ければ5年間の上昇期間があります。ここが大勢下降波動にある上海総合と大いに違うところです。

今日の日経平均は米国株安にもかかわらず小高く寄り付き、一時は+172円高と上昇していましたが、中国株が昨日の暴落に続いて今日も暴落となったために、これに引きずられて-304円安まで下げる。しかし中国株が急速に戻ったため-93円安で終わりました。 もし中国株の暴落がなければ今日は高く引けたと思われます。日経平均の下値は次第に固まりつつあります。



(13. 6.26) TOPIX 1069P(-9)  日経平均 12834円(-135) 24.8億株 (1兆9141億円)

中国株の下げ渋りを見て、米国は小反発する。 NYダウは14760ドル(+100)、ナスダックは3347P(+27)。ナスダックは陰線ながら75日線を上回る。ここから9日線までの反発があってよいところです。

上海総合は昨日の大きなタクリ足で当面のボトムを出したと思いますが、今日は反発できずに小陰線で終わりました。身がすくんだ、あるいは萎縮しているといった格好です。

米国の量的緩和縮小の見込みは、世界の株価を下げさせましたが、こと米国と日本に限れば、量的緩和によって確かに株価は嵩上げされましたが、その後企業業績がアップすることによって、現在では妥当な株価水準にあります。

今の株価は、量的緩和によって株価を割高な水準まで引き揚げているわけではありません。日本は3月までは予想PERが22倍と一見割高に見えましたが、今では15倍まで落ち着いています。異次元の量的・質的緩和は、ビックリするほどの円安をもたらせました。これによって日本の稼ぎ頭である輸出が非常に有利になり、これら輸出企業の業績の改善は実に大きかった。株価はその点を評価して上昇しましたが、緩和マネーによる買いが株価を上昇させたわけではありません。

今期の企業業績の伸びは、20〜50%と予想されています。業績が20%も伸びるのであれば、PER15.0倍の1.2倍の18.0倍まで買われてもおかしくありません。

もし業績が50%伸びるのであれば15倍の1.5倍の22.5倍まで買われてもよいはずです。だが今日の予想PERはおそらく15倍ギリギリです。

株価水準は業績だけで決まるとは限りませんが、基本は業績です。業績がよくなる→増配をする→株価が高くなる といったふうに基本的には業績が株価水準を決めます。

業績が現状維持のときのPERは、世界的に15倍が標準でしょう。業績が伸びると予想すると、業績が伸びる分だけPERは15倍より高く買われます。今日の日本株のPERは15倍です。これは現在の業績予想からすると妥当な株価水準です。したがってここから日経平均がさらに下落するとは思えません。


■■ お知らせ ■■

13.6.26
6月26日までのデータゲット用の株価データ(DTKB50,WTKB50)を臨時にアップしました。今日は60銘柄くらいが権利落ちをしていたので、権利落ちを現状の株価桁数にあうように、また出来高の単位を修正しました。すでにデータゲットから株価データを入手されているユーザーは《カナル24》の「オンラインデータ」→「データゲット用の株価データをダウンロード」によってDTKB50,WTKB50をダウンロードして下さい。26日までの全銘柄のデータが上書きされます。

(ゼロからデータを入手されているユーザーは、26日のデータを「変換」した後、「オンラインデータ」→「HPから株価データをダウンロード」で、「桁数修正銘柄をダウンロード」すれば、権利落ちが正しくなります。)


(13. 6.27) TOPIX 1098P(+29)  日経平均 13213円(+379) 26.9億株 (2兆1105億円)

米国は続伸。NYダウは14910ドル(+149)、ナスダックは3376P(+28)。

米国の1-3月GDPは速報では+2.5%の伸び率だと発表されていましたが、5月末に+2.4%kへ下方修正され、さらに昨日の確報値では+1.8%へまたまた引き下げられました。これでは量的緩和の縮小は先になるだろうの予想が出たのが株価上昇の原因です。

上海総合は昨日と同じ水準で小動きで終わる。下げはしないが上昇力は乏しく、この様子では中国発の株価下落の連鎖懸念は払拭できません。

ここまでに判明した2013年1-3月期のGDPは、日本は3.5%、米国は+1.8%、ドイツは+0.4%、中国は+7.7%です。日本の伸び率が先進国では最も高い。つまり日本株は買いなのです。

米国株が上昇したことや上海総合が昨日の水準を維持したことから日経平均は反発する。ただ75日線の回復も25日線の回復もできていません。出来高もさほどの量ではないので、今日の上昇は買い戻しによるものです。

依然として日中の値幅は大きく、ここ5日間の日経平均のザラバ高値とザラバ安値の差(日中の値幅)は、@6月21日が628円、 A6月24日が400円、B6月25日が476円、C6月26日が363円、今日D6月27日が340円です。乱高下しています。

出来高が薄いのに乱高下しているのは、一部の短期筋の投資家がそれぞれの思惑によって仕掛けているからです。なにしろ荒れる相場は短期売買をする投資家にとっては利益を出す絶好のチャンスです。

この10日間の陰線は5本、陽線も5本です。日によって売り方になったり買い方になったりと売り買いの方針はコロコロと変わっているようです。こういう相場つきでは10日〜1か月単位で投資する投資家は、とても参加することは出来ません。昨日までの売買代金が2兆円を割っているのがそれを物語っています。

だが短期筋が活躍するから波乱が起きるのではありません。先行きの見通しが立たないから波乱が起きるのです。株価にとっては、常にプラス材料とマイナス材料があります。見通しが立たないときはプラス材料とマイナス材料が5分5分です。これを利用して、ある日はプラス材料によって買い、ある日はマイナス材料によって売るのが短期筋です。

現在のところマイナス材料は、@米国の量的緩和の縮小の予想 とA中国の金融不安(影の銀行問題)です。日本においてのプラス材料はB円安方向へ復帰、C4-6月決算への期待、D衆参院のネジレ解決への期待 などです。マイナス材料がレベルダウンすれば、日経平均は上昇します。今日のところは、@がややレベルダウンし、Aは変わらない、という感じで反発をしましたが、Aの中国問題は根が深く長引きそうです。


(13. 6.28) TOPIX 1133P(+35)  日経平均 13677円(+463) 31.9億株 (2兆6078億円)

米国はNY連銀総裁の「量的緩和は長期にわたる可能性がある」との発言を好感し上昇。NYダウは15024ドル(+114)、ナスダックは3401P(+25)と3日連騰となる。

ナスダックは小波動のボトム3294Pを表示して、小波動は上昇波動に転じたことを表明しましたが、すぐに(a)3488Pを上回ることは難しく、窓埋めの3443Pか25日線水準の3430Pまでの戻りがせいぜいでしょう。

上海総合はそこそこ大きな陽線となりました。当面は9日線まで戻って、ここで反落するのか、9日線を上抜くのかを見定める必要があります。9日線は買戻しの限界水準であるので、新規の買いが入らないと9日線を上抜くことは難しい。

日経平均は米国株の上昇転換や上海総合の反発によって大幅高となる。やはり米国の量的緩和の縮小が遠のいたのが大きい。中国はまだ安心するには早い。

日経平均はなかなか上抜けなかった75日線を上回り、同時に25日線も上回りました。これまで上値の抵抗線となっていた2つの平均線を抜いたので、株価を押さえつけるべき平均線は1つもありません。そこでどのあたりまで戻るのかです。

《デンドラ24》によると、日経平均の上値メドは、低いほうから順に@13690円、A14312円、B14436円、C15432円 となっています。@の13690円は今日のザラバ高値13724円でクリアしているので、次はA14312円かB14436円が上値メドになります。C15432円はこの小波動でクリアすることは難しいでしょう。よって今後株価がたどるコースはグラフのようになると思っています。


■■ 株価データについて ■■

東証(と他の取引所)は、来年4月までに売買単位を100株か1000株に統一しようとしています。(最終的にはすべての売買単位は100株になります。)現在は銘柄によって、@1株、A10株、B100株、C500株、D1000株(50株単位とか200株単位のものもある)と無秩序ですが、これがようやく統一されます。

基本は100株なので、現行1000株の銘柄は、株価はそのままで、売買単位だけを100株に変更すればよいのですが、現行1株単位の銘柄は1:100の株式分割をすることになります。6月26日には50銘柄を超える銘柄が1:100あるいは1:200の株式分割をしました。

1:100の株式分割をすると、1)株価は1/100の値段になり、2)出来高は100倍できるようになります。例えば3807「フィスコ」は、権利折落ち前の株価は71900円(終値)で出来高は648株できていましたが、権利落ち後の株価は720円(始値)で、出来高は50000株できています。株価の連続性は権利落ち調整係数(0.01倍)によって保つことができます。権利落ち前の株価71900円を1/100にしてやれば、719円→720円となり、株価は断絶しません。ただ出来高は648株→50000株と約100倍になるので、そのまま変換すると、出来高が急増したことになります。この場合には出来高も1/100にして、648株→500株とすれば出来高の連続性が保てます。

明日データゲット用の株価データ(DTKB50、WTKB50、MTKB50とDTKB12)をアップロードするので、7月からデータゲットからデータを入手されるユーザーや、すでにデータゲットからデータを入手されているユーザーは、4つのデータをダウンロードしてください。 というのは、この株価データは2011年1月4日からの出来高を売買単位によって調整してあるからです。3807「フィスコ」の場合なら、株式分割の日をはさんでも出来高は648株→500株と調整してあります。(この出来高の調整に2週間の時間を費やした)

現在のところ、まだ1株単位で取引している銘柄は369銘柄あります。これら銘柄は来年の4月までに1:100とか1:200の株式分割をするはずですから、来年4月までは株式分割があるたびに株価や出来高の調整をせねばなりません(出来高の調整は「変換単位の設定」でします)。 権利落ちによって株価や出来高を調整した銘柄のデータは、「オンラインデータ」→「HPから株価データをダウンロード」→「(データゲットの)桁数修正銘柄をダウンロード」で、ダウンロードできるようにしますから、7月12日以降はこれによってHPから株価データをダウンロードしてください。(7月12日までは(ゼロ用の)株価データがダウンロードされます)

とにかく2014年4月からは、売買単位は100株か1000株になるわけで、発注時の間違いがなくなるし、株価水準が1/100になるので、だいたい5万円〜20万円で株式取引ができるようになります。(先の3807「フィスコ」の例では売買代金は、720円×100株=72000円で売買できます。)


目次へ.. 過去の判断.. 前月分へ.. 次月分へ..

株式会社 東研ソフト