TOPIXをどう見たか・判断したか (2011年11月)


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(11.11.1) TOPIX 754(-9)  日経平均 8835円(-152) 14.6億株 (1兆 561億円)


米国はMFグローバルが破綻したとこかで、再びEUの金融不安が出て下落する。 NYダウは11955ドル(-276)、ナスダックは2684P(-52)。

9月16日と10月17日に、ナスダックは右のようなコースを辿るのではないかといいました。

ところが図の(C)は(A)水準より低くなったので(A→B→C)となる想定は崩れましたが、この日の上昇幅は大きく、ついで3陽連になったので一応(A?)としました。その後株価は75日線を上回り、現在は(D)近辺に来ています。

はたして一昨日のザラバ高値2753Pが(D)点のピークとなるのか、ここ何日かで2753P以上のピークをつけるのかは不明ですが、その後はいったん反落することは必定です。

それが(E)点になります。(E)点は基本は75日線水準で止まるのですが、もし今回の(D)点が図の2753Pの日であるなら、@株価が75日線をそんなに上回っていないこと、A200日線を2日しか上回ってないことから、75日線で止まらずにもう少し下落するのではないかと思われます。

75日線水準は2575Pです。これを少し割込んだとしても2550Pくらいが(E)点になるのではなかろうか。このあたりが買い場であろうと思います。

日経平均は10月17日に図のようなコースとなるのではないかといいました。つまり(A)から75日線の(B)で上昇するが、そこから反落して(C)になる。(C)が2番底となって、次の上昇では75日線を上回って(D)点を取る。

昨日・一昨日がまさに(B)点で、75日線で上昇は一杯となりました。昨日は政府が円売り介入をしたというインパクトがあったのに、75日線を上抜くことができませんでした。しばらくは(C)に向かって下落すると思わねばなりません。

では(C)はどの水準で止まるのかです。(A)よりも高く、(B)よりも安いことは確かですが、(A)に限りなく近い水準まで下落するかもしれません。一応は25日線の8750円をメドにし、8700円くらいで(C)がでるのではないかと思いますが、それは今夜の米国ISM製造業景況指数、明日のFOMCで悪い材料がでないことが前提です。


(11.11.2) TOPIX 738(-15)  日経平均 8640円(-195) 17.6億株 (1兆13751億円)


ギリシャ首相が、先般EUがようやく合意した欧州債務問題の包括的対策を、国民投票にかけると発言。

一家が借金だらけで生活が困窮しているので、親戚・縁者はては近所の人が寄り合って、グズるものを説得した結果、@借金を50%棒引きする、A借金を返済する限りは借金の借り換えは認めよう、Bだから身の丈にあった生活に改め、借金を減らしていこう。

そう決めたはずなのに昨日になって、家族が生活を切り詰めるのは嫌だといっているから、家族会議をしてこの合意を受け入れるかどうかを決めたい。というのだから世界は唖然としました。

ギリシャは置かれた立場をまったく理解していない。このような国に世界は振り回されているのか。ユーロ圏17か国はサジを投げてしまうのではないか。昨日のドイツDAXは-6%の下落となり、合意以前の株価水準に戻りました。

米国も欧州株安を受けて急落。発表された10月のISM製造業景況指数は50.8で、特にかったとはいえませんが、米国の景気は7-9月期のGDPが+2.5%であったように、ゆるやかながら景気は回復しています。このため欧州ほどには株価は下落しませんでした。

ナスダックは昨日の下落によって、小波動のピーク2753Pを表示しました。小波動は下降波動になりましたが、当面の下値は昨日いったように2600〜2550Pだと思っています。

日経平均も小波動のピーク9152円を表示したので、目下のところは小波動は下降波動に転じました。この下げのメドは昨日、8750円〜8700円ではないかといいましたが、ギリシャがEUの合意をギリシャ国民に判断させるという常軌を逸した政治方針を取るようなので、あと100円〜150円くらい引き下げて8600円〜8550円を下値メドとしなければならないだろうと思います。


(11.11.4) TOPIX 752(+13)  日経平均 8801円(+160) 16.7億株 (1兆1531億円)


日本の株式市場が文化の日(明治天皇の誕生日)を祝って休場となっているあいだに、EU情勢はまたまた変化しました。ギリシャはEUの包括的救済策を国民票にかけず、ギリシャ首相は退陣するようです。

このため米国市場は反発し、NYダウは12044ドル(+208)、ナスダックは2697P(+57)となって、両指数ともに200日線を上回る。

FOMCはこれまでの金融政策を維持するが、いざとなれば次の金融政策手段を準備していると発表し、FRBは2011年のGDPを+1.6%〜+1.7%へ、2012年も従来の+3.3%〜+3.7%を+2.5%〜+2.9%へと下方修正しました。

ISM非製造業景況指数は前月より0.1ポイント悪化して52.9。 米国経済は、7〜9月期GDPが+2.5%となったように、景気後退の懸念はなくなったようですが、景気回復の足取りは重い。したがって業績相場になることはなく、金融緩和を期待しての金融相場によって株価が上るしかありません。

そうなると端的に業績(景気)を表わしている200日線を株価が大きく上回ることは難しい。グラフの(D)で、当面の株価の戻りは一杯になったのではないかと思っていますが、(D)から時間をかけて75日線まで下げれば(E)点となります。そこからは、(D)を上回る上昇が期待できないでもありません。ただし(D)を大きく上回ることはないと思っています。

日経平均は、3日の休場の間に米国株が2日連続して上昇したため、これに追いつくべく高く始まる。その後は小幅上昇して陽線で終わりましたが、図の(b)から今日の(c)までの下落のしかたは、図の(p→p'→q)の下落局面に似ています。

25日線まで戻った(p)からの下落は、2日連続で下窓を空けて急落し、(p')で1日だけ陽線になったものの、そこから(q)まで下落したのでした。つまり(p')は下落の中間点であったわけで、陽線が出たからといって(p')の翌日に買うとエライ目にあったはずです。

今日の陽線は(p')の陽線と同じではないか。この後もう少し株価は下落して、昨日いった8600円から8550円くらいまで下落すれば、買いが有利になるのかと思っています。


(11.11.8) TOPIX 738(-12)  日経平均 8655円(-111) 18.4億株 (1兆 124億円)


米国は欧州問題をやや楽観して上昇する。ミクロ経済(企業業績)はよいのですが、マクロ経済は足踏み状態であるので、200日線水準をなかなか上回るほどのエネルギーはありません。

NYダウは12068ドル(+85)、ナスダックは2695P(+9)。

東京市場は、米国株高に引っ張られて少しは上昇するはずでしたが、オリンパスの粉飾決算まがいの損失先延ばしが発覚しました。意味のない巨額の企業買収と非常識な巨額の手数料支払いがなぜ行われたのかがようやくわかりました。オリンパスはS安の734円(-300)。

それにしてもバブル期の企業の財テクの失敗がここまで引きずられてきていたとは驚きです。この損失先送りは野村も関与していたのではないかと連想が働き、野村も245円(-43)と暴落する。 日本株は、@大震災、AEU危機による円高、Bタイの水害、C日本企業のガバナンスへの不信、と今年はよいところがありません。

先物講座No.10 日経先物寄引売買のためのツールキット(2009)で、ツールキット(2008)のNo.3とツールキット(2009)のNo.16を併用するとよいと述べています。

しかし条件表No.3は5グループが設定されており、No.16にも5グループが設定されています。これを併合すると10グループになります。《カナル24》Ver.3では、No.3とNo.16を1本の条件表にまとめることは不可能でした。

Ver.4では20グループまで設定できるので、早速No.3とNo.16を1本の条件表にまとめてみました。右図は1本にまとめたNo.21によるグラフです。10グループの条件が設定されているので、最大で10種類の売買マークが出る可能性があります。

No.3+No.16によって、売買マークが出るチャンスは多くなったはずですが、最近の1か月間は売買マークは出ていません。これはNo.21に限らず、ツールキット(2008)(2009)のどの条件表も、この1か月はほとんど売買マークを出していないのです。 つまり今の相場は過去11〜12年の統計に現れてこなかったことが起きているのです。こういう動きのときは、売り・買いを決定することはできないと、過去の統計はいっているのです。売買マークが出ないのは、条件表が悪いからではありません。売買マークを出さないこと自体が有力な情報(売買するな)なのです。

売買マークがなかなかでないからといって、無理やりにトレードするのは間違いです。過去の統計で有意であるとされていない今の相場を、人間のカンでうまく波乗りできるほど、現実は甘くありません。根拠がないのにトレードすることは間違いです。

2011年のツールキット(2008)(2009)の成績を次図に掲げます。赤色線までの(F6-1)〜(F-8)はツールキット(2008)の成績です(手数料は往復1.05円)。8本の条件表はすべて利益が出ています。(No.2の累計利益は2.2円なので、ほぼトントンだが)

No.5「PF最大」は597.9円の利益を出しています。日経先物ラージを1枚トレードしたときは、59.79 万円の利益、ミニを1枚トレードしたときは5.979万円の利益です。)

ミニを1枚1年間売買して5.9万円の利益ですが、証拠金は1枚当たり4〜6万円です。つまり、年率にすれば100%の利益となっています。もっと慎重にして15万円を用意して売買するならば、15万円で5.9万円の利益がでているのだから、年率にして約40%の利益が出ています。




赤色線から青色線の間の(F6-11)〜(F6-20)はツールキット(2009)の成績です。最もよいのはNo.16の860.2円です。ミニを1枚トレードしたとき、証拠金4〜6万円に対して8.60万円の利益が出ています。慎重に15万円の証拠金を用意してトレードしたときは、15万円の資金→8.60万円の利益となり、年率にして57%の利益率になります。

おそらく2011年の株式投資は大きなマイナスになっただろうと思いますが、「日経先物寄引売買]」のツールキット(2008)も(2009)も着実に利益を出しています。このトレードはユーザーが判断する余地はありません。過去の統計に殉じるかどうかです。統計を無視してカンだけで利益がでる時代は終わっています。


(11.11.9) TOPIX 749(+11)  日経平均 8755円(+99) 18.0億株 (1兆 864億円)


伊国首相は財政安定法案が可決されたならば辞任すると発表し、イタリアのソブリンリスクが一時後退。これを受けて NYダウは12170ドル(+101)、ナスダックは2727P(+32)と上昇する。

ただし上昇の力強さはなく、両指数ともに新高値は更新できず。

欧州の財務危機を回避するとは、各国が緊縮財政をとるということであり、景気をよくするための財政出動は望めません。

実際のところ米国はオバマ大統領がぶち上げた雇用拡大の法案はまだ審議されずにいます。財政出動ができないのは今後の経済にとってマイナスです。

残るは金融政策ですが、すでに米国はゼロ金利になり、量的緩和の段階に移っていますが、量的緩和は経済の下支えをする以上の効果はありません。 財政出動もできず、金融政策は現状を維持できるかどうかという程度のものなので、当分は世界経済が活況になることはないようです。そうであれば、いますぐ株式を保有するという必然性はありません。世界経済の拡大の兆候がでるまでは、積極的には株式を買うことはできないというのが、世界の投資家の思いでしょう。

日経平均は、米国株高を受けて高くなる。いちおう小波動のピーク・ボトムは機械的に表示されていますが、ここ2か月の小波動は、@期間が短期であり、A値幅が小さい。という特徴があります。

しかしボトムの日に買って→ピークの日に売る。ピークの日に売って→ボトムの日に買い戻す。ということができれば、利益がでる筈ですが、投資家は神様ではありません。今日が小波動のピーク、ボトムと判断できる人はいません。

どこかで言ったかと思いますが、1つの小波動で、ボトム→ピークの値幅が100円あったとしたら、このうちの半分の50円を取れる人は1%もいないでしょう。まあ野球のイチローのレベルです。1/3の33円を取れる人は10%くらいはあるかも知れない。それでも各チームの3番打者・4番打者のレベルです。

値幅の1/5の20%が取れれば立派なレギュラーです。500円で買った株が600円に上昇した(+100円上昇)が、自分は20円しか取れなかったと嘆くことはありません。いつもいつも値幅の20%を取っている投資家はスゴイのです。

値幅の20%くらいは簡単に取れる、と思っているならばそれはちょっと違います。1回は値幅の20%を取ったが、2回目には5%&しか取れなかった場合は、平均して12.5%しか取ったことになりません。ましてや2回目はトントンで逃げたとするなら、+10%しか取れていないのです。

値幅の20%を取るには、@5回に1回は値幅の50%を取り、A1回は-10%の損失を出し、B残りの3回がともに+20$の利益を出さねばなりません。@〜Bの合計で+100%になり、1回あたり+20%となります。小波動の値幅の20%を取ろうとしても、そう簡単なことではありません。

25回の投資を例にすれば、値幅の20%を取ろうとするときは、小波動の値幅の、@+50%、A+20%、B+20%、C+20%、D-10%、を取らねばなりませんでした。1度-10%の損失を出せば、ABCで所与の+20%を3回取る必要があります。全体では5回の投資をして、4勝1敗でようやくレギュラーになれるわけです。

1敗のマイナスはのちのちの成績を左右します。従って今日はチャート上から売買をする日ではないとわかっているのにトレードするのはおかしい。トレードするのは自身が「こうなれば仕掛けよう」というタイミングになったときです。毎日自分のカンで売買を決定しているのは、5回のトレードでD-10%というわずかの損失(これが全体の利益を左右する)を発生させることによって自身の成績を低下させていることをわかってください。カンに頼る投資はそうは当たらないし、長い目で見れば遠回りをしているのです。


(11.11.8) TOPIX 738(-12)  日経平均 8655円(-111) 18.4億株 (1兆 124億円)


米国は欧州問題をやや楽観して上昇する。ミクロ経済(企業業績)はよいのですが、マクロ経済は足踏み状態であるので、200日線水準をなかなか上回るほどのエネルギーはありません。

NYダウは12068ドル(+85)、ナスダックは2695P(+9)。

東京市場は、米国株高に引っ張られて少しは上昇するはずでしたが、オリンパスの粉飾決算まがいの損失先延ばしが発覚しました。意味のない巨額の企業買収と非常識な巨額の手数料支払いがなぜ行われたのかがようやくわかりました。オリンパスはS安の734円(-300)。

それにしてもバブル期の企業の財テクの失敗がここまで引きずられてきていたとは驚きです。この損失先送りは野村も関与していたのではないかと連想が働き、野村も245円(-43)と暴落する。 日本株は、@大震災、AEU危機による円高、Bタイの水害、C日本企業のガバナンスへの不信、と今年はよいところがありません。

先物講座No.10 日経先物寄引売買のためのツールキット(2009)で、ツールキット(2008)のNo.3とツールキット(2009)のNo.16を併用するとよいと述べています。

しかし条件表No.3は5グループが設定されており、No.16にも5グループが設定されています。これを併合すると10グループになります。《カナル24》Ver.3では、No.3とNo.16を1本の条件表にまとめることは不可能でした。

Ver.4では20グループまで設定できるので、早速No.3とNo.16を1本の条件表にまとめてみました。右図は1本にまとめたNo.21によるグラフです。10グループの条件が設定されているので、最大で10種類の売買マークが出る可能性があります。

No.3+No.16によって、売買マークが出るチャンスは多くなったはずですが、最近の1か月間は売買マークは出ていません。これはNo.21に限らず、ツールキット(2008)(2009)のどの条件表も、この1か月はほとんど売買マークを出していないのです。 つまり今の相場は過去11〜12年の統計に現れてこなかったことが起きているのです。こういう動きのときは、売り・買いを決定することはできないと、過去の統計はいっているのです。売買マークが出ないのは、条件表が悪いからではありません。売買マークを出さないこと自体が有力な情報(売買するな)なのです。

売買マークがなかなかでないからといって、無理やりにトレードするのは間違いです。過去の統計で有意であるとされていない今の相場を、人間のカンでうまく波乗りできるほど、現実は甘くありません。根拠がないのにトレードすることは間違いです。

2011年のツールキット(2008)(2009)の成績を次図に掲げます。赤色線までの(F6-1)〜(F-8)はツールキット(2008)の成績です(手数料は往復1.05円)。8本の条件表はすべて利益が出ています。(No.2の累計利益は2.2円なので、ほぼトントンだが)

No.5「PF最大」は597.9円の利益を出しています。日経先物ラージを1枚トレードしたときは、59.79 万円の利益、ミニを1枚トレードしたときは5.979万円の利益です。)

ミニを1枚1年間売買して5.9万円の利益ですが、証拠金は1枚当たり4〜6万円です。つまり、年率にすれば100%の利益となっています。もっと慎重にして15万円を用意して売買するならば、15万円で5.9万円の利益がでているのだから、年率にして約40%の利益が出ています。




赤色線から青色線の間の(F6-11)〜(F6-20)はツールキット(2009)の成績です。最もよいのはNo.16の860.2円です。ミニを1枚トレードしたとき、証拠金4〜6万円に対して8.60万円の利益が出ています。慎重に15万円の証拠金を用意してトレードしたときは、15万円の資金→8.60万円の利益となり、年率にして57%の利益率になります。

おそらく2011年の株式投資は大きなマイナスになっただろうと思いますが、「日経先物寄引売買]」のツールキット(2008)も(2009)も着実に利益を出しています。このトレードはユーザーが判断する余地はありません。過去の統計に殉じるかどうかです。統計を無視してカンだけで利益がでる時代は終わっています。


(11.11.9) TOPIX 749(+11)  日経平均 8755円(+99) 18.0億株 (1兆 864億円)


伊国首相は財政安定法案が可決されたならば辞任すると発表し、イタリアのソブリンリスクが一時後退。これを受けて NYダウは12170ドル(+101)、ナスダックは2727P(+32)と上昇する。

ただし上昇の力強さはなく、両指数ともに新高値は更新できず。

欧州の財務危機を回避するとは、各国が緊縮財政をとるということであり、景気をよくするための財政出動は望めません。

実際のところ米国はオバマ大統領がぶち上げた雇用拡大の法案はまだ審議されずにいます。財政出動ができないのは今後の経済にとってマイナスです。

残るは金融政策ですが、すでに米国はゼロ金利になり、量的緩和の段階に移っています。量的緩和は経済の下支えをする以上の効果はありません。 財政出動もできず、金融政策は現状を維持できるかどうかという程度のものなので、当分は世界経済が活況になることはないようです。そうであれば、いますぐ株式を保有するという必然性はありません。世界経済の拡大の兆候がでるまでは、積極的には株式を買うことはできないというのが、世界の投資家の思いでしょう。


日経平均は、米国株高を受けて高くなる。小波動のピーク・ボトムはいちおう機械的に表示されていますが、ここ2か月の小波動は、@期間が短期であり、A値幅が小さい。という特徴があります。

もしボトムの日に買って→ピークの日に売る。ピークの日に売って→ボトムの日に買い戻す。ということができれば利益がでます。しかし投資家は神様ではありません。今日が小波動のピーク、ボトムであると判断できる人はいません。

どこかで言ったかと思いますが、1つの小波動で、ボトム→ピークの値幅が100円あったとしたら、このうちの半分の50円を取れる人は1%もいないでしょう。まあ野球のイチローのレベルです。1/3の33円を取れる人は10%くらいはあるかも知れない。それでも各チームの3番打者・4番打者のレベルです。

値幅の1/5の20%が取れれば立派なレギュラーです。500円で買った株が600円に上昇した(+100円上昇)が、自分は20円しか取れなかったと嘆くことはありません。いつもいつも値幅の20%を取っている投資家はスゴイのです。

値幅の20%くらいは簡単に取れると思っているならばそれはちょっと違います。1回は値幅の20%を取ったが、2回目には5%&しか取れなかった場合は、平均して12.5%しか取ったことになりません。ましてや2回目はトントンで逃げたとするなら、値幅の10%しか取れていないのです。

平均して値幅の20%を取るには、例えば5回のトレードをしたとき、@1回は-10%の損失を出したとすると、A残り4回のうち3回で利幅の+20%を取り、B1回は値幅の+50%を取らなければなりません。こうやってはじめて@〜Bの合計で+100%になり、1回あたり+20%となります。

1度-10%の損失を出すと、これを穴埋めするために値幅の50%を取る必要がでてくるわけです。平均して小波動の値幅の20%を取ろうとしても、そう簡単なことではありません。 1敗のマイナスはのちのちの成績を左右します。安易な仕掛けはすべきではありません。仕掛けるのは、自身が「こうなれば仕掛けよう」というタイミングになったときです。


(11.11.10) TOPIX 730(-19)  日経平均 8500円(-254) 19.6億株 (1兆1888億円)


イタリアの10年物国債利回りは、前日の6%後半の水準から、危険水域といわれてきた7.0%を一気に突き破り、7.5%へと急上昇しました。1日で国債利回りが0.7〜0.8%も動くことはまずありえないことですが、それが起きた。

米国株は急落し、NYダウは11780ドル(-389.-3.19%)、ナスダックは2621P(-105。-3.88%)。米国株はこのところ200日線水準まで戻ってはいたが、戻り一杯という様子でもあったので、ショックによる下げは大きくなりました。

イタリア国債の利回りが急上昇したきっかけは欧州の証券決済機関であるLCHクリアネットがイタリア国債の取引に必要な証拠金を引き上げたことだそうです。

証拠金が引き上げられると、当然に必要な証拠金の範囲内でしか建て玉はできません。証拠金が不足する分の建て玉を一気に縮小したために、異常な金利上昇(国債価格が暴落)となったようです。 したがって昨日のイタリア国債の暴落が今後も続くとは思われませんが、ギリシャと違ってイタリア経済は大きい。大きいだけに政府が抱える債務を減らすことはなかなか難しい。イタリア問題も大きな火種となりました。


東京市場は米国株安を受けて大幅下落する。

かねてよりこの小波動の下値のメドは8600円〜8550円くらいではないかと思っていましたが、今日のザラバ安値は8500円となりました。株価水準としてはだいたいよい水準(思った以上に安くなったが)になりました。

この後は小波動のボトムらしさが5分になるかどうかです。今日のポイントは@真安値、A9日順位相関が-80以下、B条件表No.2が買いマークを出した、の3ポイントです。たったの3ポイントですが、3ポイントになるのは久しぶりのことです。

(a)で6ポイントとなって4〜5日は株価は上昇しましたが、たいした反発ではありませんでした。次に(b)で5ポイントになり、そこそこの反発がありました。今日はまだ3ポイントでしかありませんが、買いのポイントが3ポイント以上になったのは8月以来のことです。

9月から10月にかけての小波動の動きは時間が短く、値幅も小さいというハッキリしない相場つきでしたが、ようやくにして小波動のボトムが出るのではないかの期待をしてよさそうな局面になってきました。ここからは売りではなく、買いの方針のほうが有利であろうと思っています。


(11.11.11) TOPIX 729(-1)  日経平均 8514円(+13) 16.6億株 (1兆 353億円)


イタリアの10年物国債利回りが7%へ下がったことから、欧州問題について少し安堵し、米国株は小反発する。NYダウは11893 (+112)、ナスダックは2625P(+3)

昨日、日経平均の小波動のボトムらしさは久しぶりに3ポイントになりましたが、まだボトムの確率は3分でしかありません。買いとなるのは最低でも5ポイントになったときです。

今後ポイントが加点される可能性は、@新安値の陽線になる、A25日順位相関が-80まで低下してくる(現在は-3.2)、B25日 騰落レシオが75まで下落する(現在は92.9)、C25日投資マインド指数が15以下になる(現在は23.6)、D《デンドラ24》の下値メドの8236円まで下落する。この5つがあります。

ただしすぐ(来週中)にクリアできそうなのは、@の新安値の陽線、C投資マインド指数、B騰落レシオ です。来週これがかなえばボトムらしさは5〜6ポイントになります。さらにいえば小波動のピーク9152円の翌日から今日まで8日間の下落をしています。来週になると9日〜13日の下落になるので、日柄的にはそろそろ底入れしてもよいと思われます。

私は、今の相場は中勢モデル波動に当てはめるなら、(A)8343円→(B)9152円→(C)現在(未定)の動きであろうと思っています。(C)の株価のメドは8550円〜8600円といってきました。今日の株価水準(8514円)は下値としては十分であるので、来週、小波動のボトムらしさのポイントが加点されるかどうかを注目しています。


(11.11.14) TOPIX 735(+6)  日経平均 8603円(+89) 14.1億株 (8207億円)


イタリアの上院で財政安定法案が可決したことから、先週末の米国市場は上昇する。

NYダウは12153ドル(+259)、ナスダックは2678P(+53)と大幅上昇。

日経平均は米国株式にサヤ寄せして高く始まったが、いかんせん日本独自の材料はなく、その後はわずかながらジリ安となる。

状況は少しずつよくなってきているように思います。@75日線まで戻った9152円の日から9日が経過していること、A欧州問題はブレながらも今年一杯は落ち着きそうなこと、B米国経済は景気後退の懸念が薄れたこと、むしろCクリスマス商戦に期待がでていること。

ナスダックのグラフでは、この後下落しても75日線水準で止まりそうだし、日経平均は10月初旬の安値8343円を下回ることはないのではないかと思っています。


ユーザーからの質問に返事したら、お礼のついでに近況を綴ったメール が帰ってきました。

この方は、3月の大震災で大きな損失を出してしまったが、その後、1919「エスバイエル」と9501「東電」でほぼ取り返せたというものでした。

「東電」については6月9日に、この安さはあんまりではないかとしてHPで「突っ込み買い」であるといいました。株価は192円でした。その30日後には643円の高値をつけたので、記憶しています。

1919「エスバイエル」についてはまったく注目していなかったので、 どれどれと条件表No.16「天底・・」でグラフを見ると、右図のようになっていました。 安値48円の2日後に大底(A)の買いマークを出し、最近の高値圏(H)で天井売りを出しています。ピークのザラバ高値は213円。

条件表No.16「天底・・」もなかなかよいところで売買マークを出しています。ただし(A)で買うのは相当なバクチです。株価が下落している真っ最中に(A)で買うことは心理的に難しいし、あえて火中の栗を掴み取ることはありません。


(11.11.15) TOPIX 730(-4)  日経平均 8541円(-61) 12.2億株 (7287億円)


相変わらず欧州問題が一番の材料で、昨夜の米国株は下げる。NYダウは12078ドル(-74)、ナスダックは2657P(-21)。

東京市場は閑散となり、出来高は12.2億株、売買代金は7287億円では株価は動くはずもなし。

8月の盆明けから3か月間の相場は波に例えると「さざ波」です。こういう状況では投資の機会はないし、市場に参加してもなかなか利益を出すことは困難です。日計り(デイトレ)で小銭を稼ぐのが精一杯。下手をすれば小銭も失う。
 淡海(あふみ)の海
 夕波千鳥
 汝(な)が鳴けば
 情(こころ)もしのに
 古(いにしへ)思ほゆ (3-266)

柿本人麻呂の歌が思い出されます。夕日が琵琶湖のさざ波に反射してキラキラしている。浜辺には千鳥がちょんちょんと跳ね、時折キューと鳴く。それを見ていると気持ちがへこんで、昔のことを偲ぶことだ。


(11.11.16) TOPIX 724(-6)  日経平均 8463円(-78) 13.4億株 (8234億円)


米国は10月の小売売上げ高が予想の+0.1%を上回る+0.3%であったことから眼下の景気後退の懸念は薄れる。ただイタリアの国債利回りが再び7%台に乗るなど、いつのも欧州問題が出ていったんは下げるがハイテク株が買われてプラスで終わる。

NYダウは12096ドル(+17)、ナスダックは2686(+28)。米国景気と欧州問題の綱引きで、明日の相場がどうなるのかの見通しが立たず、米国市場も出来高は小さい。市場への参加者は少ない。

東京市場は今日も閑散で、売買代金は8234億円ろ3日連続の1兆円割れ。これだけ視界不良では飛行機は飛ばせないし、船をだすこともできません。

日経平均は、直近の小波動のピークから11日目となりました、この間、株価は1日は反発するが翌日からは再び下げるという動きをしたので、25日順位相関も快調に低下し、今日の25日順位相関は-46になっています。 来週には9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になるという大底圏の現象がでるかもしれません。ここに期待。


(11.11.17) TOPIX 727(+3)  日経平均 8479円(+16) 15.2億株 (9438億円)


米国は欧州のソブリン債リスクが米国金融機関に飛び火するするのではないかの懸念から下げる。 NYダウは11905ドル(-190)、ナスダックは2639P(-46)。

日経平均は米国株安を受けて小安く始まったものの、今日は年金資金の買いが入ったとかで、高く引ける。

前日比+16円高とたいした上げではありませんが、一応@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下となって、小波動のボトムらしさは3ポイントとなりました。

今日のザラバ安値は8400円まであり、図の(A)のザラバ安値8343円に接近しましたが、そこから年金資金とはいえ、買いが入ったことは、8343円を下回らないと思う、あるいは下回らせないという向きがあることがわかりました。

(A)の8343円をつけた日は、NYダウ・ナスダックともに今年の新安値をつけた日ですが、その後米国株は200日線まで戻ったのに、日経平均だけは8343円を割るのか割らないのかの下値探りをしています。米国と違い、円高というハンデはありますが、円高は一方では原油・資源などの輸入にとっては有利な材料です。円高を利用して思い切ったM&Aも行えます。日本の金融機関が傷ついていないのもメリットです。これらは米国よりも有利です。

私はこの下げは、底値の値固めをするのではないかと思っています。すなわちモデル波動の(A→B→C)をつける動きです。来週には25日順位相関が-80以下になり、25日騰落レシオも75以下になる可能性があるので、来週に(C)点が出て、そこから75日線に向かって上昇する可能性が十分にあると思います。


(11.11.18) TOPIX 719(-7)  日経平均 8374円(-104) 14.5億株 (9357億円)


スペイン国債の利回りが急騰したとか、フランスの利回りが上昇したとか、とにかくユーロ問題が分厚い暗黒の雨雲となって世界中の空を覆っています。不気味さから誰も戸外に出て活動しようとはしない。

NYダウは11770ドル(-134)、ナスダックは2587P(-51)と続落。しかし75日線を下回ってはいません。米国の底力です。

日経平均は米国株安を受けて小安く始まったものの、日中の値動きは乏しく、珍しいことに「寄り引け同事」の足になりました。

10月のザラバ安値8343円まであと16円というあやうい水準まで下げたものの、さらに売り込もうとする勢力はなく、ここで買おうという勢力もなく、1日の値幅は39円というわずかな動きで終わりました。

とにかく株価の行く末は日本市場で決まるのではなく、欧州問題で決まるので、これもしかたがありませんが、今日の株価水準は中勢モデル波動では(C)点になる可能性を持っています。

今日の終値8374円で買えば、@うまくいけば2番底という極めて安い値段で仕込むことができる。A万が一8343円を終値で下抜くようだと、そこで投げる。という方針です。まだ日経平均のボトムらしさのポイントは3ポイントでしかないので、買いが有利であるとはとてもいえませんが、8342円で損切りするという予定を持って、買ってみたい株価水準ではあります。

日経先物では、9月26日の8290円が安値です。今日は8360円の安値があって8410円で終わりましたが、8350円の水準では買ってみる価値があります。(ただし終値で8290円を割込むなら損切りすること)


(11.11.21) TOPIX 717(-2)  日経平均 8348円(-26) 12.2億株 (7557億円)


スペインおよびフランスの国債利回りが上昇する一方で、米国の経済統計(コンファレンス・ボードの10月の景気先行指数)がよかった。

予想では前月比+ 0.6%であったものが+0.9%となったことから、プラス・マイナスが相殺されて、米国株はまちまちの動き。

NYダウは11796ドル(+25)、ナスダックは2572(-15)。とはいえナスダックも、英国FT100も株価は75日線の上にあり、今後75日線が株価下落の支持線となるのかどうかが注目点です。

一時的に75日線を割込んだとしても、すぐに75日線に復帰できるようなら、欧州問題というマイナスはありますが、実体経済はなんとかもちこたえていると判断ができます。


日経平均は小幅ながら続落。今日の売買代金は7557億円で、株式市場は開店休業の状態。

米国株安を受けて小安く始まったものの、始値8349円、終値8348円で陰陽足の実体幅はわずかに1円。

昨日の日経平均の足は「寄り引け同事」でしたが、今日も「寄り引け同事」といっても差し支えありません。要するに東京市場では何も決めることができず、世界の株価の影が東京市場に映っているだけです。

10月のザラバ安値は8343円でしたが、今日のザラバ安値は、実にこれと同じ8343円でした(終値は8348円)。昨日右図の(a)8343円を下回るか下回らぬかは不明だが、8343円を下回らないほうに賭けてみる価値があるといいました。

うまくいけば、絶好の安値で買うことになるし、8343円を終値で下回れば、損切りすればよい。日経先物でこれを実行するなら、日経先物の(a)の株価は8290円なので、8290円に近い株価水準(例えば9350円)で買うとすれば、終値で8280円以下になったら投げる(このときは-70円の損失)。逆に株価が上昇し終値で+300円高の8650円以上になったら利食いする。

-70円の損失となるのか+300円の利益となるのかのバクチです。だからユーザーにはお勧めはしませんが、リスクを取らねば大きなリターンを得ることはできません。私は今日、日経ミニを少し買いましたが、はたしてどうなることか。


(11.11.22) TOPIX 717(+0)  日経平均 8314円(-33) 15.1億株 (9121億円)


欧州株が大幅安となったのを受けて米国株も下落する。米国には財政協議会が決裂しそうというマイナス材料もありました。

NYダウは11547ドル(-248)、ナスダックは2523P(-49)。NYダウは75日線に急接近し、ナスダックは75日線を若干下回りましたが、どちらの75日線も横ばいからやや上向きに変わってきていますから、75日線はある程度信用できる下値支持線となるはずです。

ナスダックは戻り高値2753Pの翌日からすでに17日目となっています。このあたりで小波動のボトムが出てもよいほどの日柄が経過しています。

日経平均の年初来の安値は、終値ベースでは9月26日の8374円、ザラバベースでは3月15日の8227円です。3月15日のザラバ安値は原発事故によるパニック中の値段なので、これを除外すると、10月5日の8343円が安値でした。

終値ベースの安値8374円は2日前の終値が8374円で同じ値段でしたが昨日の終値8348円になり年初来の新安値を更新し、今日の終値も8314円となって連日の安値を更新です。

ザラバベースでは、昨日のザラバ安値8343円が10月5日の安値にツラ合わせしていましたが、今日のザラバ安値は9261円があって、10月5日の安値を更新しました。

ただ市場は3月15日のザラバ安値8227円のほうを重視していたようで、8263円で寄り付き、それ以上は下げずに株価は上昇して終わりました。これはカラ売りの買戻しによるものと思われます。

日経先物の年初来の安値は、終値ベースでは9月26日の8290円。ザラバベースでは3月15日の7800円です。3月15日を特別な日とするなら9月26日の安値9290円がザラバ安値でもあります。

昨日の日経平均は終値が8360円、ザラバ安値が8340円であったので、9290円で止まるか、これを下抜くかの可能性とリスクとリターンを考えました。 もし8350円くらいで下落が止まるなら9日線の8510円、うまくいけば25日線の8700円くらいまでの戻りが望める。8350円で買ったならば、+160円〜+350円幅の利幅がある。これがリターンです。

リスクは当然にザラバないし終値で8290円を下回ることです。私は終値で物事を決めるので、ザラバで売買することはほとんどありません。よって終値で8290円を下回ったなら損切りしよう。そのときは9250円くらいになっているかもしれません。リスクは-100円ほどあるかと思っていました。

今日の動きは9260円で寄り付き、8320円で終わったので、終値ベースではなんとか波動の切下がりを食い止めています。日経先物はまだ安値を更新してはいません。


(11.11.24) TOPIX 706(-11)  日経平均 8165円(-149)  14.9億株 (9232億円)


東京市場が休場の間、ドイツ国債(10物)の落札額が募集額の65 %しかなかったという「札割れ」となったために、ついにドイツ国債に投資する金融機関がなくなったのかと、不安心理が高まり、欧州株・米国株は大幅下落する。

NYダウは11257ドル(-236)、ナスダックは2460P(-67)。ナスダックは75日線を下回ること 連続3日となりました。

1〜2日で75日線を取り返すのではないかと思っていましたが、米国の財政再建の困難によるネック、FRBも手を打つことをしないというありさまで、下落を食い止める材料は出てきませんでした。

これによって、NYダウ・ナスダックに期待して、日経平均が安値のギリギリで反発するのではないかという勝率30%程度の買い作戦は失敗に終わりました。30%の確率に賭けたのだから、いたしかたない。

ナスダックあるいは日経平均が反発するのは、売り飽気分がでたときでしょう。日経平均の9日順位相関は-96と文句なく目先は悲観のしすぎであることを表明しています。25日順位相関は-79.3となって、明日にも-80水準を下回ります。 今日は条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出したので、今日のところは小波動のボトムになる確率は3ポイントですが、明日は25日順位相関が-80以下になるので4ポイントになります。

右図は1998年からの月足です。平均線を3本描いていますが重要なのは紺色線(18月線)です。日足に換算すると360日線に当たります。

図の(a→a')は年足で2段下げをしたところです。(b→b'→b'')は3段下げをしたところです。だいたいにおいて、月足で2段下げをしたところから買いを入れると利益が出ていることがわかります。

(b'')はクドく3段下げをしましたが、それでも1つ前の(b')の2段下げで買いをいれると4〜5か月間は上昇しています。マイナスにはなっていないはずです。

(d')の買いは大当たりです。月足で2段下げをしたときは買いのチャンスです。最近は(e)で1段下げをし、いま(e')の2段下げに入ろうとしています。今日の9月順位相関は-75.0です。あと少しの株価下落で 2段目の下落が完成します。 今はどこまで下落するのかつかめない状況になりましたが、底値はもう少しで出るものと思っています。


(11.11.25) TOPIX 706(+0)  日経平均 8160円(-5)  15.0億株 (9018億円)


米国は感謝祭で休場。今年の穀物の収穫に感謝するお祭りです。日本の23日の勤労感謝の日は、昔は新嘗祭(にいなめさい)でした。欧米はイエスに感謝し、日本は天神地祇に感謝する。

東京市場は3日連続で今年の新安値を更新しましたが、日が経てばたつほどにボトムが近づいてきます。小波動が9152円をピークにして下落に入ってすでに17日目となっています。

小波動のボトムらしさは、今日で5ポイントになりました。今日は@新安値の、A陽線。B9日順位相関は-80以下にあり、C25日順位相関は今日-80以下になりました。

昨日に引き続き、D条件表No.2は買いマークを出しています。

今日から買いが成功する確率は5分5分になります。さらにいえば、今度設定した条件表No.61「天底・・・(日経用)」は来週の月曜日に大底買いのマークを出す可能性があります。

日経平均のグラフからは次第に買い有利になっていくものと思いますが、それは欧州問題について、マイナス材料がひとつでもでるなら簡単に崩れます。ここがボトムらしいと強くいえないところです。

ただ当面は一層の下げを期待しての売りはしないほうがよい。下手をするとボトムで売ることになります。


(11.11.28) TOPIX 715(+9)  日経平均 8287円(+127)  13.6億株 (8017億円)


米国はクリスマス商戦がスタートし、出足は好調のようです。24日〜27日の売上げは前年比+16.4%とか。

先週末の米国株式市場は、この材料はまだ織り込まれておらず、前週末のNYダウは11231ドル(-25)、ナスダックは2441P(-18)。

一方欧州問題はいよいよ混迷を深めています。IMFがイタリアへ最大6000億ユーロの金融支援をする可能性があると報道されると、それがIMFによって否定されたりと、何がなんだかわかりません。

これだけ視界がきかないと、おおかたは悪いほうへ、悪いほうへと連想をしがちですが、株価はちょっと悪いことばかりを先読みしたようです。今日は買い戻しで反発する。

日経平均は週末にボトムらしさが5ポイントになり、ボトムの確率は5分5分になっていましたが、今日はこれに加えて、「窓明け陽線」となったので、6ポイントに増えました。 昨日の終値と今日の始値は「上窓」が空きました(図の(a))。3日前から2日前にかけては「下窓」が空いています。つまり今日と一昨日は「捨て子(アイランド・リバーサル)」になったわけです。 これは上図の(b)がピークで「捨て子」を形成したのと反対の位置関係にあります。うまくいけば昨日の安値8135円が小波動のボトムになります。


条件表No.61「天底・・・(日経用)」は昨日いったように、今日が陽線であれば買いマークを出す可能性がありました。今日は陽線となったので、買いマークを出しました。

前回はNo.61が「大底」の買いマークを出した後は、日経平均はボトムの安値8619円ピーク9098円へと約380円の上昇をしました。

今回の安値8315円にあてはめると8700円くらいまで上昇することになります。だがこれは75日線の水準です。欧州から何が飛び出してくるかわからない。誰もリスクを取ることができないという今の状況では、そこまでの反発は期待できません。

うまくいって8500円くらいが戻りの限界かと思います。8500円を超えて8700円まで反発するのか、8500円にさえ反発できないのか。これは9今夜の米国市場が、@好調な出足となったクリスマス商戦を評価するのか、A各国の国債入札が不調なマイナスを重視するのかで決まります。日経平均のグラフを判断する値打ちが半分もない、実にやりづらい相場環境です。


条件表No.17 「モデル波動E」が出来上がりました。《カナル24》Ver.4のユーザーは「アップデート」→「条件表をダウンロード」で、(サンプル0)条件ファイルをダウンロードして、(サンプル0)のNo.17を(標準3)のNo.17(適当なNo.でもよい)に「条件表の複写」をして下さい。

もし(標準3)条件ファイルにユーザーが独自に条件表を設定していないのであれば、(標準3)条件ファイルをダウンロードしてもよいです。(条件表No.17に同じ 条件表No.17「モデル波動E」が入っています)

「条件表の複写」は次のようにします。
  1. 何でもよいから「グラフ」を描画する。
  2. グラフ画面のメニューの「条件」→「この条件を修正」をクリック。
  3. 「条件表の内容」が表示されたら、「表を複写」を選択する。
  4. 「送り側」を「サンプル」にし、「受け側」を「標準3」にする。

  5. 「送り側」(サンプル0)のNo.17を選択し、「受け側」のNo.17(どこでもよい)」を選択して、「複写」をクリック。

  6. 以上の操作で、サンプル条件表No.17が(標準3)に複写されます。


(11.11.29) TOPIX 729(+13)  日経平均 8477円(+190)  15.6億株 (9408億円)


米国はクリスマス商戦が最近では珍しい好スタートを切ったことから大幅上昇。NYダウは11523ドル(+259)、ナスダックは2527P(+85)。特にナスダックは大幅高となりました。

とはいえ、これで米国の経済の回復が証明されたのかというとそうではなく、2012年の経済成長率は日本のほうが高い予想です。しかも欧州が信用危機に陥れば、日米欧ともマイナス成長になるという脆さなので、楽観して株式を買っていく勢力はありません。

米国の昨日の上昇はやはりショートカバーによるものでしょう。ナスダックは(a)では200日線が下落の下支えをしましたが、(b)で株価が200日線を大きく下回ってからは、(c)のように200日線は上値を抑える抵抗線になっています。

a,b,c,dのピーク・ボトムを簡単に掴むには、9日順位相関と25日順位相関の2つを見ておけばわかりやすい。厳密ではありませんが、@9日・25日順位相関が-80以下(ないしその近く)になった(a')(b')から株価はそこそこの反発をしました。逆に2線が+80以上(ないしその近く)になった(c')は戻り一杯となりました。

そうなら、今の状況は、2線がともに-80以下(ないしその近く)まで下落してボトムとなり、そこから大勢波動が上昇トレンドに転換するのかどうかを確認せねばなりません。一昨日の安値が下げ止まりのボトムとなるかどうかは、もう少し時間をかけねばわかりません。


日経平均は昨日、ボトムらしさが6ポイントになっていました。同時に条件表No.61「天底・・・(日経用)」が買いマークを出していたので、欧州問題が蒸し返されないなら今日は上昇して、8135円がボトムになる可能性が高いと思っていました。

うまい具合に海外株式が上昇して、欧州のマイナス材料が隠れたために続伸となりました。これによって足型は「3陽連」それも窓空けという強い形です。

前回の「窓空け3陽連」は2010年11月5日に出ています。このときは3陽連をつけた過程で75日線と25日線を上抜いています。25日線が75日線より上位にあったように、このときの下げは大きくありませんでした。従ってすんなりと25日線と75日線を上抜いて、さらに200日線をも上抜く上昇につながりました。

今回の「窓空け3陽連」は、位置関係でいえば、株価→25日線→75日線→200日線という「絶不調」のもとでの足型です。とても2010年11月のような上昇は期待できません。 よいところ、25日線(8600円水準)まで戻れば精一杯となり、一応は小波動のボトム8135円は確定するでしょうが、その後はボトムの8135円を下抜くのか、下抜かないのかの攻防になると思います。明日が戻りの限界ではなかろうか。


(11.11.30) TOPIX 728(-1)  日経平均 8434円(-43)  17.6億株 (1兆 629億円)


米国はクリスマス商戦というプラス材料と、相変わらず解決への道筋が定まらない欧州問題というマイナス材料が綱引きをして、まちまちの動き。

NYダウは11555ドル(+32)だったが、ナスダックは2515P(-11)。

だいたいにおいて最近の米国株が底打ちするときは、超大陽線が立つか、あるいは図の(a)のように3陽連〜5陽連が出て上昇を開始することが多い。

しかし昨日のナスダックは陰線となって、9日線で頭を抑えられたという格好になりました。上昇のスタートを切ったとはまだいえません。

ナスダックの(a)のように新安値から3陽連が出たなら、当面(5日〜10日間)は(a)の安値を下回ることはないのが普通です。今回の日経平均は(a')から3陽連となったので、当面5〜10日間は(a')の8135円を下抜く可能性は小さいと思いますが、なにしろ欧州問題とという地雷がそこここに埋まっているので、もしこれを踏んでしまえば、3陽連によって基礎固めをしたと思われる地盤がたちまち吹っ飛ぶという危うさがあります。

日経平均や定点観測9銘柄のうちの多くが3陽連を出しています。

目先は各図の直近の小波動のボトムを下回る可能性は小さく、ここからは押し目買いに分があると思っていますが、それは「地雷を踏まない限り」という条件つきのもとでの判断です。

同じ3陽連を出していても、25日線まで到達した銘柄と、25日線まで戻れていない銘柄があります。

どちらがよいかとなると、当然に@25日線を上回った→A25日線まで戻った→B25日線まで戻っていない、という順に株価の勢いは強いのです。

9銘柄中6銘柄が3陽連を出していますが、最も強いのは@住友鉱、ついでAトヨタです。この2銘柄は向う1か月くらいは押し目買いの方針で報われるのではなかろうか。

残りの4銘柄のすべてが、買戻しのメドである9日線を上抜いていますが、その戻りの強さには濃淡があります。

私はX日線を上回ってから連続して5日間上回ったときに、X日線を上抜いたと判断しています。

はたして5日連続して9日線を上回っていられるのか、Eソニー、D野村、C三菱UFJは9日線と25日線の中間よりも株価が下にあり、9日線をまた割込む可能性があります。 このうち一番ましなのはC三菱UFJです。25日線の下落の角度が緩やかになっています。

B新日鉄の株価水準は9日線と25日線の中間よりも少し高いのでCDEよりもまだ強いといえますが、25日線を上抜いていないのだから、まあドングリの背比べくらいの違いでしかありません。これら銘柄は(a)に近づいたら買ってみる。しかし(a)を下回ったら損切りする、という方針の銘柄です。


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