TOPIXをどう見たか・判断したか (2011年 7月)


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(11.7.1) TOPIX 853P(+4)  日経平均 9868円(+51)  16.7億株 (1兆1698億円)


米国は続伸。NYダウは12414ドル(+152)、ナスダックは2773P(+33)。75日線まで戻ればいったんは反落すると見ていましたが、躊躇することなく一気に75日線を上回りました。

ギリシャ問題の懸念が後退したことは、一昨日までの3連騰で織り込んだはずなので、昨日の上昇は、ギリシャ問題から離れて、米国経済はそんなに悪くはないと市場が判断したのでしょう。

6月1日にNYダウ・ナスダックは大陰線で下落しましたが、これは経済統計(ADPの雇用統計とISMの製造業業況指数)の数字が悪かったためです。

この見直しが今行われているようですが、今夜はISM、来週は雇用統計の発表があるので、この楽観が正しいのかどうかはいずれわかります。今の市場の判断が正しければ、6月1日の大陰線を上回ります。

米国株式の上昇を受けて日経平均も上昇していますが、その上昇ぶりはずいぶん違います。ナスダックは日中にグイグイと上昇していますが、日経平均は高寄りするが陰線で終わることが多い。全部が海外の株高に助けられてのもので、日本独自の動きはしていません。だから日経平均を判断するには米国株とくにナスダックの動きを判断することが重要です。

日経平均の今日の終値は9868円・200日線は9866円と、わずか2円ながら200日線を上回りました。

今回の日経平均の上昇はすべて海外株高に依存しているので、日経平均のグラフを見て相場の判断をしても半分くらいは意味がないのですが、小波動のピークらしさのポイントは、次第に増え、今日は5.5ポイントになりました。

@新高値の、A陰線(0.5ポイント)、B9日順位相関が+80以上、C条件表No.2が売りマーク、D25日投資マインド指数が85以上、E25日騰落レシオが120以上。合計で5.5ポイントです。

来週は基本的には、売りが有利になると思います。

《デンドラ24》の上値メドを見ると、高いほうから順に、
  1. 10660円
  2. 10099円
  3. 10006円
  4. 9819円
です。下から2番目・3番目が重要な上値メドです。だいたい10000円〜1100円がそれに当たります。

来週、日経平均が10000円〜10100円になれば、さらに1ポイントが追加されるので、いよいよ小波動のピークらしさの確率は高くなります。


(11.7.4) TOPIX 864P(+10)  日経平均 9965円(+97)  18.8億株 (1兆2191億円)


6月のISM製造業景況指数は、5月は53.5でしたが、52に低下するだろうというのが事前の予想でした。その予想によって米国株価は景気の停滞を懸念し、6月に大幅安となっていました。

先週末に発表された6月の数値は55.3でした。驚くべし、5月の数字よりもよかった。景況が悪化すると予想していたのが、逆に景況はよくなっていたわけです。当然に米国株は上昇しました。

NYダウは12582ドル(+168)、ナスダックは2816P(+42)。ギリシャ問題と米国景気の停滞懸念の2つがマイナス材料から消えた今は、前回の上昇は(a→b→c→d→e)でしたが、これと同じような上昇をするものと思われます。現在は(a'→b'→c')の途中です。この後はいったんは75日線までの反落があると見込んでいます。

米国株式の上昇を受けて日経平均も上昇するが、今夜の米国市場は休場とあって、日中の動きは小さかったが、それでもザラバで10005円をつけました。

10000円台乗せを、@当面の目標達成と見るか、A株価上昇開始の狼煙(のろし)と見るかですが、10000円というのは心理的なメドでしかありません。 重要な値段は10000円ではなく10017円です。

6月24日に株価が10017円を超えると、中勢波動は上昇波動に転換すると述べました。もし明日10017円を超えるなら、中勢モデル波動の符号は(A→B→C→D)の進行中となります。

10017円を超えるかどうかは、中勢波動の上昇・下降を決定します。私としては明日にでも10017円を上回ってほしい。そうなれば、中勢波動は上昇波動になるので、今後は株価が75日線まで反落すれば「押し目買い」の方針になります。

今日の小波動のピークらしさは、昨日と同じ5.5ポイントです。《デンドラ24》の上値メドは昨日いいましたが、下から2番目のメドは1006円でした。今日の高値1005はほとんどメドをクリアしています。0.5〜1ポイントを加えてもよいかもしれません(慎重には下から3番目の10099円をクリアしたら1ポイント追加する)

目先はポイントが5.5ないし6になっているので、小波動のピークをつける可能性が高いと思いますが、できれば明日以降に10017円をクリアして、(なおかつデンドラのメド10099円をつけてから)調整をして欲しい、と思っています。


(11.7.5) TOPIX 865P(+1)  日経平均 9972円(+7)  18.2億株 (1兆1028億円)


米国は休場。東京市場にはもともと国内のプラス材料にはたいしたものはなく、この上昇は米国株高のお陰です。その米国市場が休場となると、今日は相場を動かす手がかりがなかった。

今日の東京市場は相場膠着状態に陥り、日経平均の日中の値幅はわずかに47円でした。

小波動のピークらしさは昨日と同じ5.5ポイントで、過熱感がでていることはあきらかです。いずれ短期間の調整をすると思いますが、目下の注目点は5月の高値10017円を上回ってから調整するのか、それより前に調整するのかです。

先に10017円を上回れば、中勢波動は上昇になったことが確定するので、その後の調整は「初押し買い」のチャンスになります。しかし10017円を上回らずして調整したときは、まだ中勢波動が下降波動なので、押し目買いとしてよいのかどうかは、やや疑問符がつきます。自信を持って押し目買いをすることはできません。

右側のグラフは、No.42「円レートから日経予想」です。円レートから日経平均を推測した水準が青色線で描かれています。この青色線を株価が4日連続して上回ったなら買いマーク、株価が4日連続して下回ったならば売りマークがでるようになています。

(a)で株価は4日連続して青色線を上回ったので買い時期になり、(b)で4日連続して下回ったので売り時期になりました。(c)では4日連続して上回ったので今は買い時期にになっています。だいたいにおいて、この判断はそう間違っていません。 条件表NI.42は、日経平均やTOPIXの方向性を知りたいときに使うとよいでしょう。


(11.7.6) TOPIX 873P(+8)  日経平均 10082円(+110)  18.5億株 (1兆2485億円)


米国はマチマチ。ポルトガル国債の格付けがジャンク債のレベルとされたのを気にしましたといわれますが、まあ5連騰をした後だけに利食い売りがでたと解するべきでしょう。

NYダウは12569ドル(-12 )、ナスダックは2825P(+9)。

ナスダックは5月31日の小波動のピーク(ピンク色線)を目前にしてやや動きが鈍化したところですが、NYダウはすでに5月31日の高値水準を上回っています。ナスダックもいずれ上回り、5月2日のピーク2887Pへ挑戦することになるのでしょう。

日経平均はひさびさにチョットましな陽線となって、大震災以後のザラバ高値10017円を上回りました。これで3月15日のザラバ安値8227円をボトムとした中勢波動が上昇波動に転換したことが確定しました。

今後は日経平均については、押し目買いの方針になります。押し目買いのメドは25日あるいは75日線の水準です。

今日のところの小波動のピークらしさのポイントは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日騰落レシオが120以上、C25日投資マインド指数が85以上、の4ポイントです。

昨日までは5.5ポイントでしたが、D新高値の陰線(陰線の幅が小さいので0.5ポイントとしていた)、E条件表No.2が売りマーク(昨日から出ていない)の2つが消えたため、4ポイントに低下しました。

だが、明日も日経平均が高いなら、D25日順位相関が+80以上になるし、Eザラバで10099円以上をつければ《デンドラ24》の下から3番目の上値メドをクリアします。明日は6ポイントになる可能性が大です。今日の上昇はSQがらみで日経先物が主導したようで、ここからさらに株価上昇を期待しての買いはしないほうがよいでしょう。調整を待って買うのが正しいと思います。


(11.7.7) TOPIX 870P(-3)  日経平均 10071円(-11)  18.2億株 (1兆1906億円)


中国がインフレ警戒から金利を0.25%引き上げましたが、米国ではこれを特に材料視しなかった。またISM非製造業景況指数が予想より悪かったが、これも材料視しなかった。NYダウは12626ドル(+56)、ナスダックは2834P(+8)と上昇。

日経平均は昨日いった《デンドラ24》の下から3番目の上値メドである10099円を、ザラバ(10102円)で到達したので、小波動のピークらしさは1ポイント増加しました。

さらに今日は小幅安でしたが、過去25日間で今日の終値は昨日の次に高くなっているために25日順位相関は上昇し+82.7となりました。2ポイント目が追加されます。

今日現在の小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上、C《デンドラ24》の上値メドをクリア、D25日騰落レシオが120以上、E25日投資マインド指数が85以上、の6ポイントです。

この上昇小波動は、6月17日のザラバ安値9318円をボトムとして、今日のザラバ高値10102円まで784円高、+8.4%の上昇です。過去の統計では+9.52%が平均値ですが、これは例えば3月15日の安値8227円→4月1日のピーク9822円までの上昇率+19.3%のような暴落からの反動高を含む平均値です。+8.4%の上昇率はそこそこの上昇率です。

次にこの上昇小波動はボトムの翌日から上昇すること14日目です。過去の統計では12.3日が平均値です。少ではあるが平均値以上に上昇しています。

昨日の25日線カイリ率は、5%にせまる4.99%になりました。25日線からのカイリ率+5%になると過熱という基準は、多くの投資家が平均線は25日・75日・200日を使うように、一般的に認知された数字です。

小波動のピークのポイント以外にも、これらのことなどを考慮すると、現在は楽観人気になったことが明白です。必ず今日明日のうちにピークを出すとはいえませんが(それは日経平均の上げ下げは米国市場に依存しているため)、少なくともここからは新規の買いを入れることはできません。


(11.7.8) TOPIX 874P(+3)  日経平均 10137円(+66)  17.8億株 (1兆2604億円)


米国は今夜6月の雇用統計が発表されますが、それに先立って発表されたADPの6月全国雇用者数は15.7万人増(予想は7万人増)でした。

これによって6月の雇用統計は当初+7万人と予想していましたが、一部では+15万人の増加になるのではないかの予想がでて、米国株式は大幅高となる。

NYダウは5月初めの最高値(12876ドル)まであと100ドルほど下位にありますが、ナスダックは終値ベースではあと1Pまで上昇してきました。米国景気の停滞する可能性は完全に杞憂に終わったという感じです。

日経平均は米国株高を見て(中国株安は見ていない)、高く寄り付く。ザラバ高値10207円をつけたものの、週末であるし、今夜は米国の6月の雇用統計が発表されるので、手仕舞い売りに押されて陰線で引ける。

グラフはそこそこの大きさの陰線となったので、今日の小波動のピークらしさは、(@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上、D25騰落レシオが120以上、E25日投資マインドが85以上、Fデンドラ24の上値メドの10099円をクリア)と7ポイントになりました。

小波動のピークらしさが7ポイントになっている現状では、売りが有利に決まっています。この相場は米国株高に引っ張られてのものなので、日経平均だけのグラフを見てピークだ、いやまだピークではないと判断が分かれますが、私は今日または来週早々が小波動のピーク となるだろうと思っています。


(11.7.11) TOPIX 870P(-4)  日経平均 10069円(-68)  15.1億株 (1兆 119億円)


米国の6月の雇用統計は+1.8万人増にとどまりました。予想では9〜10万人増えるはずでしたが、完全に予想を裏切りました。さらに5月は+5.4万人という速報でしたが、これも+2.5万人に下方修正され、米国の雇用は安心できないことが判明しました。

しかしその割には米国株価は下げなかった。1つには5月・6月は、日本の大震災によるサプライチェーンの寸断の影響があったために雇用が伸びなかったが、この影響は5月6月で終わったのではないか、 というのが理由のひとつです。

ナスダックが陽線で終わったことは、6月の雇用統計の数字は今後はそう深刻に考えなくてもよいということでしょう。

日経平均は昨日、小波動のボトムらしさは7ポイントになっているので、しばらくは調整をするものと思います。軽くて9日線(明日の予想は10020円)のあたり、並なら200日線の9900円あたりが、今後の調整の目安でしょう。


(11.7.12) TOPIX 857P(-12)  日経平均 9925円(-143)  18.3億株 (1兆1985億円)


米国はユーロ圏の債務問題がイタリアに飛び火し下落する。先週末の6月の雇用統計が悪かったのにあまり下げなかった分も合わせて下げた感じです。

7月4日に、今後のナスダックは図の(a→b→c→d)を手本とする動きになるのではないか、といいました。(c)は75日線を少し下回ったところで小波動のボトムを出しているので、今回の(c')も75日線の水準で止まるのかどうかを注目です。

アルコアは一番に決算を発表します。アルコアの4-6月期の決算は非常によかったそうなので、欧州債務問題が落ち着けば、ナスダックは調整が終わるのではないかと思っています。

日経平均は海外株安と円高によって下落する。

先週末の7月8日に小波動のピークらしさは7ポイントになっていたことでもあり、ここでの調整はあって当然のことです。

ただ、中勢波動はすでに(A→B→C→D)まで進行して、上昇波動に転換しています。中勢モデル波動からは、次は75日線の水準(E)で調整を終わらねばなりません。

あるいは25日線で止まって(G)になるかもしれませんが、どちらにせよ「初押しは買い」となると思います。

昨年「日経先物寄引売買のためのツールキット(2008)」を提供しました。ここにはNo.1〜No.7の条件表を設定してあり、ユーザーの方針(利益最大・利益平準・勝率最大・PF最大など)によって7つの条件表を選んで下さいというのが当初の趣旨でした。 しかし7つの条件表を使い分けることは実際には困難(どれがよいか迷う)なので、途中からNo.4+No.5+No.7をまとめてNo.8「No.4+5+7」を設定し、これを使えばよいだろうとしました。

条件表No.8の2010年の成績はよい結果に終わりました。「ツールキットは最高」といったメールもきました。しかし2011年になってから成績は絶不調となりました。

特に3月の大震災が発生してからは、ひどい成績でした。1月初〜4月末までの成績は12勝19敗、勝率は38.7%でした。

ただ5月から今日現在までは11勝5敗、勝率は62.5%となり、全体としては23勝24敗(勝率48.9%)と回復しています。

今後はもう少しよくなって、最終的な勝率は50%〜60%の範囲に落ち着くだろうと期待しています。

統計的にいうと、1月〜4月の勝率38.7%というのは想定の範囲内です。No.8条件表の過去の勝率はだいたい56%です。1月〜4月の31回のトレードで勝つ回数は17.36回です。平均的には17勝14敗か18勝13敗となるのですが、いつもこのような結果にはなりません。

確率には波があります。100円玉を10回投げて表がでる回数はいつも5回ではありません。100回投げたときでも表が50回でることはまれです。100回投げたとき、表がでるのは40回〜60回の範囲です。100回投げて表が出るのは50回が標準ですが、バラツキが100の平方根(ルート)分だけ発生します。100のルートは10なので、50回±10回(40〜60)というのが想定できる表がでる回数です。

1月〜4月の31回のトレードをしたとき、平均的には17.36回(=31回×0.56)ほど勝つのですが、ここに確率のバラツキを取り入れると、31回の平方根は5.56回です。勝つ回数は17.36回±5.56回(11.80回〜22.92回)の範囲になります。勝率に換算すると、38.1%(=11.80÷31)〜73.9%(=22.92÷31)です。

1月〜4月の勝率38.7%というのは統計上の下限の確率とほぼ同じでした。こういうことはそうあるものではありません。この滅多にないツライ時期を乗り越えたので、今年後半のツールキットには期待しています。


(11.7.13) TOPIX 860P(+3)  日経平均 9963円(+37)  17.5億株 (1兆 849億円)


米国は欧州債務問題がなお尾をひいて続落。ナスダックは2781P(-20)。

ナスダックは今日にも小波動のピークが表示されると思いますが、ピークからまだ3日目4日目ではボトムをつけそうとはいいがたい。

日経平均は海外株安を受けて小幅安で寄り付いたが、その後は上昇する。今日小波動のピーク10207円を表示し、小波動は下降中であることが確定しました。

今日の反発は200日線がサポートラインになるだろうという向きが押し目買いを入れたことと、カラ売りの利食い=買戻しによって反発したのでしょうが、小波動のピークからまだ3日目でしかありません。今日の陽線のあとはまた下落して、そこでようやく小波動のボトムを出すのではないかと思っています。

昨日の続き。「日経先物寄引売買のツールキット」では-2.5%で損切りしてもよい、ということを(先物講座No.8) ツールキットの解説で述べ、また3月15日のHPでも私は-2.5 %で損切りをしたといいました。

この損切りはよいこともあれば悪いこともあります。例えば(a)の日に買いマークがでたので、(b)の日の寄り付き9180円で買い仕掛けをします。このときの-2.5%の損切り水準は8950円です。株価が暴落しても損切りしておけば損失は-230円で食い止められます。

この日のザラバ安値は7800円まであったので、もし損切りをしていなければ瞬間的には-1380円の損失となっていました。これはツールキットの条件表No.8の過去14年間の最大ドローダウンの1119円を超えています。寄引売買システムは瞬間的に破綻しているわけです。

実際にはこの日は引けにかけて戻り足となり、終値は8640円となりました。 もし損切りをしていなかったら-540円の損失となるところでした。これは損切りがうまく働いた例です。

(b)の日に買いマークが出たので(c)の寄り付きで買い仕掛けをすると9050円でした。-2.5%の損切り水準は8820円になります。仕掛けが約定した後、逆注で8820以下で売りの注文をだしておくと、この日のザラバ安値は8710円であったので、損切りの注文が成約します。-230円の損失です。

ところがこの日は9000円で引けたので、もし損切りをしていなかったなら-50円の損失ですんでいたところでした。損切りをしたために、-180円だけ余分に損失を上乗せしたことになります。

こういうわけで、損切りはよいときも悪いときもありますが、今度の東日本大震災の津波の規模は1200年前の津波に匹敵しました。リスクはたかだか10年とか100年では捕えることはできません。そうであるなら、「損切り」はリスクを最小限に限定できる有効な売買ルールです。(明日具体的な数字を掲げます)


(11.7.14) TOPIX 856P(-3)  日経平均 9936円(-27)  17.6億株 (1兆1361億円)


米国は反発するも、上ヒゲの長い足となって、反発力が乏しいことを表現しました。ナスダックは2796P(+15)。

ナスダックは昨日小波動のピークが表示され、小波動は下降中であることが確定しました。75日線を一度は割込む下げがあると思います。

日経平均は、円レートが78円台半ばまで上昇しているので、上昇することは難しい。

財務省が円売り介入をするのではないかの期待もあるようです。今日の後場も瞬間的に円安方向にぶれると、日経先物が70円80円ほど上昇しましたが、介入ではなかったのですぐに下落しました。

今の政府は為替介入をするほどの見識も信念も余裕もないので、介入を期待することはできません。


ツールキットの続き。ツールキットには右図のようなNo.1〜No.8の完成された条件表が入っています。

例えば、No.2「利益最大」は、できるだけ多くの利益がでるような条件表が設定してありますが、大勝する年もあれば、利益が少ない年もあり、年別の成績はムラがあります。

No.3は年別の成績がある程度安定するような条件表ですが、あまり大勝をすることはありません。

No.4はドローダウンが小さくなるような設定をしています。

基本的にはユーザーの性格(やりやすさ)によってNo.1〜No.7のどれかの条件表を選んでトレードすればよいのですが、どれを選んだらよいか判らないというユーザーのために、No.4とNo.5とNo.7をNo.8にまとめ、これを使うとよいでしょうとしました。

No.8は3本の統合条件表をさらに統合したものなので、トレードの機会は多くなります。多くのトレードをするということはドローダウンのリスクもそれだけ増えるということです。No.2の「利益最大」に近い性格を持ちます。

次に、損切りをしない場合(上段)と-2.5%で損切りする場合(下段)の年別の成績を掲げます。日経先物(ラージ)を1枚売買したときの利益額です。手数料は1枚あたり往復1050円としています。

ツールキットのNo.1〜No.8の年別損益額  単位(万円) 2011年は7月14日まで
タイトル 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年7月
No.1
11年無敗
695
697
238
237
246
246
350
350
320
323
335
311
123
124
162
162
108
108
126
127
174
202
342
310
144
134
111
111
29
29
No.2
利益最大
599
601
454
490
169
169
448
449
455
458
239
213
186
184
291
291
13
9
131
124
174
202
587
563
118
110
177
177
▲58
▲43
No.3
利益平準
772
774
194
193
265
265
287
287
260
363
311
287
155
155
169
169
130
130
199
200
178
206
354
322
167
163
128
128
31
31
No.4
リスク最小
610
612
433
442
103
103
239
240
503
506
250
236
171
171
260
260
68
68
201
194
247
247
553
524
123
121
107
107
▲22
▲9
No.5
PF最大
597
599
477
486
204
204
348
349
388
391
288
271
130
130
156
156
41
41
139
132
150
178
519
482
110
102
101
101
▲7
6
No.6
勝率最大
547
549
488
537
146
146
348
349
301
301
288
271
90
91
155
155
57
57
65
58
151
179
539
521
113
105
98
98
▲16
▲3
No.7
平均利益
725
727
260
259
290
290
350
350
320
323
335
311
163
163
163
163
97
97
204
205
172
200
354
322
168
158
114
114
33
33
No.8
No.4+5+7
769
771
448
447
156
156
424
425
409
412
331
310
222
222
256
256
42
42
202
195
172
200
600
576
105
93
150
150
▲27
▲14


(11.7.15) TOPIX 859P(+2)  日経平均 9974円(+38)  14.7億株 (9759億円)


米国はバーナンキFRB議長が、当面は金融緩和をする必要がないといったことで、QE3の期待が剥がれて下落する。NYダウは12437ドル(-54)、ナスダックは2762P(-34)。

ナスダックは75日線を下回りましたが、9日順位相関は今夜にでも-80以下になるので、このあたりで下げ渋るのではなかろうか。もしそれ以上に下げても25日線水準(2730Pあたり)がサポートすると思います。

来週は4-6月決算の発表が始まりますが、5月・6月の雇用統計が悪かったことから、それほどよい決算は出ないと思われます。マクロ(雇用統計)はよくなかったがミクロ(企業決算)はたしてどうなるのか。

日経平均は78円台の円高となっても下落しません。今日も米国株安を受けて小安く寄った後は、じりじりと上昇し、小幅ながら前日比プラスで終わりました。

もっとも今日の売買代金は1兆円に満たず、この動きを信用するわけにはいきませんが、悲観よりも楽観のほうが多いようです。

なにが楽観させているのかといえば、@7月第1週・2週は外国人が買い越しであったこと、A日銀がETF買いをして相場を支えていること、の2つでしょう。

@の外国人の買いはアジア勢の買いらしい。株価が安いときにノウハウを持っている日本企業の株式を買っておこうということでしょう。しかし日経平均は大震災前の株価水準近くに戻っています。すでに株価が安いという水準ではありません。

日経平均は今のところ200日線でサポートされるだろうという投資家が多いのでしょう、200日線水準で4日間揉み合いをしています。私の中勢モデル波動は、図の緑色線のようにいちどは株価が75日線まで下落して(E)をつけてから上昇するというものです。200日線がサポートラインになるというのはやや判断が早すぎるのではなかろうか。


(11.7.19) TOPIX 853P(-5)  日経平均 9889円(-84)  14.9億株 (1兆 289億円)


米国は欧州ソブリン問題に加えて米国債務上限の引き上げが進まぬことを嫌気して反落。NYダウは12385ドル(-94)、ナスダックは2765P(-24)。

ナスダックは再び75日線を下回ったものの下ヒゲ足となったので、75日線と25線の間には値ごろ感があるようです。

ナスダックはさらに下げても25日線と200日線がサポートラインとして残っていますが、ロンドンのFT100は昨日の下げで、すべての平均線を下回りました。平均線からのメドは立ちません。

こういうときは《デンドラ24》の出番です。昨日の安値は5752Pですが、デンドラの下値メドは高いほうから@5751、A5691、B5570、C5206 です。

昨日は@のメドまで下げていますが、安値引け(引け坊主)をしているので、ここで下げ止まったとはいえません。少なくともA5691あたりまでは下げそうです。

欧米の株式市場が下落していれば日経平均も下落して当然なのですが、案外に下げません。外国人それもアジアの投資家が買っているといいます。

その理由は、化日本株は割安であるとか、円高方向にあるので日本株を買っていれば円高分だけ利益が上乗せされるとかいわれていますが、日経平均をドル換算するとすでに大震災発生前の水準を回復したので、今はもう割安であるとはいえません。

今日は9日順位相関は-80になりましたが、25日順位相関はまだ+80以上の水準にあります。

25日順位相関が+80以上にありながら、9日順位相関が-80以下になって小波動のボトムを出すという例は見たことがありません(詳しく調べればそういう例があるかも知れないが)。小波動のボトムとなるのは、@25日順位相関は少なくとも+80以下であり、9日順位相関が-80以下にあるときです。小波動のボトムを出すのはもう少し先(今週末以降)でしょう。

図の右側。関西電力株は(a)でボトムらしさは5ポイントになり、(b)で6ポイントになりました。この日に終値が9日線を抜いたので、「突っ込み買い」をしてよいところです。(aの日は新安値の陽線であるので6ポイントになっているから、(a)の翌日に買うことはできる)

今日は、関電は電力供給という面からは東電よりも不利な状況になったため株価は下落し、すべての平均線を下回りました。いまのところボトムらしさは3ポイントなので買うことはできませんが、5ポイントになるのを注目しておけばよいと思います。

今夜から大証の日経先物取引のイブニングセッションは大引けが23:30から深夜3:00まで延長されますが、《リアル24》はこの延長には対応しません。

深夜3:00までの取引はさすがにイブニング(夕方)取引とはいえないので、今日からはナイトセッションというそうです。楽天証券についていえば、この変更にあわせて、要望していた大引け注文があらかじめ出せるようになるそうなので、「寄り引け売買」をしているユーザーは9:00に仕掛けが約定したらすぐに15:15の大引けでの決済の注文が出せるようになります。便利になります。


(11.7.20) TOPIX 860P(+6)  日経平均 10005円(+116)  15.3億株 (9833億円)


米国は米国債務上限の引き上げについて大統領と共和党の協議で解決へ向けての進展が見られたということや、IBM・アップルが好決算となったため一転して反発する。

NYダウは12587ドル(+202)、ナスダックは2826P(+61)と大幅高。ナスダックは小波動のボトムを出した可能性があります。

米国株高を受けて日経平均も高く寄り付きましたが、その後はジリ貧。大引け前に戻して「十字足」に近い足になりました。10000円以上は売り物が控えているようです。

まあ日経平均は米国株次第ですが、米国株もユーロ圏のソブリンリスクが解決しない以上、常にこの懸念が頭にあるので、上昇が続くことは難しい。

となると日経平均の今日も反発は持続的な上昇につながるものではないでしょう。実際のところ今日の売買代金が1兆円に満たなかったのには驚きました。市場参加者は限られています。

昨年、はじめての試みとして、「日経先物物寄引売買のためのツールキット(2008)」を発売しました。これは1998年〜2008年までの11年間の日経先物の値動きを調べ、明日が陽線になるのか陰線になるのかの統計をとり、その結果有効であると思われる8本の条件表を設定したのでした。

右図のNo.1〜No.8がそれです。この8本の条件表のすべては、手本としていなかった2009年、2010年に利益を出し、根拠はないが「ツールキット(2008)」は2010年以降も有効であろうと思っていました。ただしどこかでその効力は低下し、いずれはこれら条件表は役に立たない日がくるのも確実であることは覚悟していました。

有効でなくなる賞味期限がいつくるのかは大問題です。しかしこれは予測することはできません。だが、まずは4〜5年は有効なのではないかと思っていました。

ところが今年前半はツールキットの条件表は絶不調に陥りました。勝率は40%を割るところまで落ちましたが、その後は調子を取り戻し、今日現在では勝率が50%を越す条件表は8本のうち7本までに回復しています。基本的には「寄引売買(2008)」は正しかったのです。

右図は2011年1月〜7月20日の成績です。No.1〜No.8は昨年発売したツールキットの結論である条件表で、No.11〜No.20は今回設定した条件表「ツールキット(2009)」 の成績です。これは1998年〜2009年の12年間を手本にして設定したものです。

図で見るようにNo.1〜No.8の条件表のうち、3つが今年はまだマイナスに陥っていますが、(b)(c).はワンチャンスで利益がでるところまで回復しています。まずは「ツールキット(2008)」は間違いでなかったと思います。


驚いたのが今回設定した「寄引売買(2009)」です。No.11〜No.20の10本です。これは1998年〜2009年の12年間を対象にして最適化したもので、2010年や20111年の株価の動きは手本にしていません。ところが、「ツールキット(2009 )」で設定した条件表のことごとくが、2010年は無論のこと、2011年の前半においても利益を出しています。10本の条件表 のすべてがです。

私は当初(2008)年を対象に設定した「ツールキット(2008)」の条件表は3〜5年は有効だろうから、2年に一度新しい条件表を設定すればよいだろうと思っていました。だが、今年の成績が「ツールキット(2008)」と「ツールキット(2009)」では大きく違うことにショックを受けました。毎年条件表を最適化するのがベストであることをつくづく知らされました。

「ツールキット(2009)」は7月22日から販売開始します。ご希望のユーザーは、代金18000円をみずほ銀行(HPのトップ頁の下に口座の番号があります)にお振込みの上、メールで @住所、Aお名前、B電話場号をご連絡下さい。2012年6月30日で「ツールキット(2009)」の販売は終わります。(いつまでもダラダラ公開していると既存のユーザーが不利になるからです。)


(11.7.21) TOPIX 860P(-0)  日経平均 10010円(+4)  17.9億株 (1兆1245億円)


米国は米国債務上限の引き上げが決着するまでは投資態度は決まらないと、ほぼ様子見となり小幅安。

NYダウは12571ドル(-15)、ナスダックは2814P(-12)。ナスダックは前日の大陽線に昨日は陰線がかぶさり、上昇にストップがかけられましたが、75日線水準で下ヒゲの長い足を出しているので、たぶんこの日が小波動のボトムであったろうと思います。

日経平均は中勢波動は上昇波動になっているので、10207円からの下落は「初押し買い」のチャンスですが、今のところ下落は200日線で止まっています。

75日線(今日は9680円あたり)の水準まで下落すれば、「初押し買い」であるといえますが、200日線水準ではそうはいえません。

今日の売買代金は1兆1245億円と少ないことはこれまでどおりですが、そのそのうちの14%は東電の商いであったそうなので、まともな市場環境ではありません。今日の出来高上位10社をみても、@東電、A山水、F東都水産、Gルック が入っており、目先の売買でしのごうという投資家だけが市場に参加しているようです。まともではない。

昨日、「ツールキット(2009)」の発売の予告をしましたが、さっそくの申込みが予想以上にありました。今年前半の成績から「ツールキット(2008)」のユーザーはガッカリされているのではないかと思っていましたがそうではなかった。

「ツールキット(2008)は最高です」とか、「前回のツールキットはたいしたものです」とか、「ツールキットは大変すばらしく、驚愕しています」 とか、「本当にすごいシステムだと感激・感謝しています」とかのコメントが申し込みのメールについていました。 私は、「ツールキット(2008)」の成績は、はまずまずの程度だと思っていますが、案外にツールキットに満足されているユーザは多かった。ありがたいことです。ご支援に感謝いたします。


さて今回のツールキット(2009)」では、「騰落レシオ」と「投資マインド指数」を採用しました。

特に騰落レシオは優秀で 、騰落レシオに従ってトレード」すると、2003年に-4万円の損失を出した以降にマイナスとなった年はありません。

図のa.na,b,c,d,e,fの売買マークはプラスのを出しています。

「投資 No.134「[投資マインド指数」もNo.16(リスク最小)に組み込まれています。

この条件表を組み込むことよって、1998年〜2009年の成績は向上しています。「寄引売買」においても「騰落レシオ」と「投資マインド指数」は重要なチャートです。

「騰落レシオ」と「投資マインド指数」は、特別なデータが必要です。

《カナル24》のスタート画面のメニュー「オンラインデータ」→「HPから株価データをダウンロード」→「国内株」によって必要なデータが入手できますから、「ツールキット(2009)」を使う前には、このダウンロードをしておいて下さい。


(11.7.22) TOPIX 868P(+8)  日経平均 10132円(+121)  17.7億株 (1兆1681億円)


米国はEUが18兆円のギリシャ支援に合意したことや、米国債務上限の引き上げの合意が進展したことから、株価は反発する。

NYダウは127241ドル(+152)と大幅上昇、ナスダックは2834P(+20)と反発。ナスダックは小波動のボトム 2743Pを表示し、小波動は上昇波動になったことが確定しました。

米国株高を受けて日経平均も上昇し、ナスダックと同じように小波動のボトム9884円を表示したので、小波動は上昇波動に変わりました。

すでに中勢波動は上昇波動になっていますが、今回の小波動の下降は「初押し」に該当するものでした。モデル波動では75日線まで下落するとしていますから、まずは75日線まで、下げが軽くても25日線まで下落するだろうと思っていましたが、そこまでの下げはありませんでした。ここは不満ですが、米国株が上昇したのだからしかたありません。

東証1部の出来高は17.7億株にとどまり、日経先物の今日の出来高は25192枚という少なさです。大方はまだ日経平均の上昇に対して懐疑的なようです。私もそんなに上昇するはずがないと思っています。


「日経先物寄引売買のツールキット(2009)」を発送しました。

この条件表については「ツールキット(2009)の解説」 で詳しく述べていますが、詳しければ詳しいほど、解説を読まない方が増えるので、ユーザーが知りたいだろうことを簡潔に述べておきます。

@「ツールキット(2009)」には右の10本の完成した条件表が入っています。この条件表は、仕掛けの値段から-2.5%の損失が出たら損切りするということを前提にして設定しています。

したがってユーザーはザラバで-2.5%の損失となったときは、必ず損切りしてください。-2.5%で損切りするとは、例えば10100円で買ったとき、-2.5%の損になるのは9847.5円です。ラージなら9840円で損切りをします。ミニなら9845円で損切りします。

10100円で売ったとき、-2.5%の損になるのは10352.5円です。ラージなら10360円で損切りをします。ミニなら10355円で損切りします。

こういう損切りありのトレードをしたときの(1998年〜2011年7月22日(今日))までの成績を次に掲げます。

ツールキット(2009)の条件表の総合成績(1998年〜2011年7月22日) 単位(万円)
No. タイトル トレード数 累計損益 平均利益 ドローダウン 勝率 Pファクタ PD倍率 連敗 資金効率 最低利益
11 (12年無敗A) 822回 2616 3.18 -92.0 56.4% 1.80倍 28.4倍 6連敗 127.5% 0
12 (12年無敗B) 928回 2937 3.17 -112.4 57.0% 1.81倍 26.1倍 6連敗 125.3% 129
13 (12年無敗C) 926回 2909 3.14 -95.3 56.7% 1.82倍 30.5倍 6連敗 137.7% 38
14 (利益最大) 1144回 3267 2.86 -113.2 55.9% 1.72倍 28.8倍 6連敗 138.7% 32
15 (利益平準) 755回 2410 3.19 -113.2 56.6% 1.77倍 21.3倍 6連敗 102.3% 95
16 (リスク最小) 916回 2798 3.06 -81.8 57.4% 1.78倍 34.2倍 5連敗 145.9% 62
17 (PF平準) 1003回 2944 2.94 -113.2 56.4% 1.73倍 26.0倍 6連敗 125.0% 112
18 (勝率最大) 938回 2851 3.04 -103.1 57.1% 1.78倍 27.6倍 6連敗 128.5% 22
19 (平均利益) 955回 3143 3.29 -89.0 57.5% 1.88倍 35.3倍 6連敗 155.1% 33
20 (最終拾遺) 1137回 3583 3.15 -89.0 57.7% 1.83倍 40.2倍 6連敗 176.8% 72

ツールキット(2009)の条件表の年別損益( 1997年〜2011年7月22日まで) 単位(万円)
No. タイトル 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
7月
11 (12年無敗A) 679 212 181 322 498 237 128 187 0 155 192 191 145 120 51
12 (12年無敗B) 717 207 163 311 505 287 129 168 136 152 242 282 171 136 40
13 (12年無敗C) 745 230 290 335 323 281 194 221 38 148 210 310 155 129 39
14 (利益最大) 807 324 332 362 462 210 250 228 32 178 230 334 126 138 53
15 (利益平準) 596 248 119 168 406 256 136 123 113 95 130 334 102 116 58
16 (リスク最小) 790 256 211 277 486 153 130 265 62 123 197 324 96 136 75
17 (PF平準) 699 296 260 278 417 219 216 137 122 163 199 336 112 124 59
18 (勝率最大) 620 343 341 272 418 195 242 241 22 209 194 168 87 101 11
19 (平均利益) 782 287 396 361 374 293 228 241 33 170 188 282 102 105 75
20 (最終拾遺) 732 483 474 322 443 308 270 280 84 139 216 307 148 72 30

A今年(2011年前半)に限れば、No.15(リスク最小)とNo.19(平均利益)が75万円の利益を出しています。過去14.5年間の成績を勘案するならば、安定的な成績を出したいならNo.16(リスク最小)がよく、より大きい利益を追求するならば、No.19(平均利益)かNo.20(最終拾遺)を選ぶとよいでしょう、

「ツールキット(2009)」を出したからといって、昨年発売した「ツールキット(2008」の条件表が無効になったわけではありません。

依然として「ツールキット(2008)」は有効です。いつ効力がなくなるのかは、@過去のドローダウン以上のドローダウンが発生したとき、A過去最大の連敗記録が塗り替えられたとき、B勝率が55%以下になったとき、CPFが1.50倍以下になったとき、を判断の目安としてください。

現在のところ、@〜Cに該当する条件表は出ていません。「ツールキット(2008)」は十分に機能しています。まだまだ使えます。

ところで今日の日経先物は陽線となりましたが、まあこれがよいだろうとしている「ツールキット(2008)」のNo.8(No.4+5+7)は、売りマークを出しませんでした。



だが、今回の「ツールキット(2009)」のNo.16(リスク最小)もNo.19(利益平均)もNo.20(最終拾遺)も売りマークを出しています。

発売早々から(2008)は売買マークは出ず、(2009)は売りの判断をしています。はたしてどちらが正しいのか? 

発売早々の「ツールキット(2009)」はちゃんと正しい判断をするのか? 私にとって発売当初の10回のトレードは最もハラハラ・ドキドキする時期です。


(11.7.25) TOPIX 861P(-6)  日経平均 10050円(-82)  14.1億株 (9596億円)


米国は米国債務上限の引き上げの合意ができなかったことからNYダウは反落するが、ナスダックは企業業績に目を向けて上昇、とマチマチな動き。 NYダウは12681ドル(-43)、ナスダックは2858P(+24)。

米国は再び債務上限引き上げ問題が、喉にささった魚の小骨のように市場をイライラさせそうです。

ギリシャ国債の格付けはデフォルト寸前まで落とされたし、中国も高速鉄道の事故で大幅安となって、海外によい材料はありません。

海外の不安があるので円レートは高止まりしたままで、相場にはややマイナス。

昨日「ツールキット(2009)」の10本の条件表を掲げましたが、これらは、それぞれが個性を持った条件表です。@過去14年間無敗の条件表(No.11,12,13)があれば、A最大の利益を追求する条件表(No.14)があります。B安定的な成績を出そうとするNo.15、Cリスクを最小にしようとするNo.16、などなどそれぞれの条件表は目的を持って設定されています。

どれもが個性を持った条件表です。従ってこの個性を潰すような運用はしないでください。最もいけないのは、10本の条件表を併用することです。例えば10本の条件表のどれかが売買マークを出したらトレードするというのが「併用」です。

この場合はあるときは、@無敗の条件表を採用し、あるときはA利益最大の条件表を採用し、あるときはBリスク最小の条件表を採用する、ということになります。要するに自分の投資方針を持たず、誰かがこれは買いだといえば、自分の性格とか資金を無視して、とにかく買うという投資であり、それは「無定見」な投資です。

昨日、10本の条件表について過去の成績はどうだったかを表にまとめましたが、ここへもし10本の条件表を併用(10本の条件表のどれか1つが売買マークを出したらトレードする)したときの成績を一番下の欄に追加しました。

ツールキット(2009)の条件表の総合成績(1998年〜2011年7月22日) 単位(万円)
No. タイトル トレード数 累計損益 平均利益 ドローダウン 勝率 Pファクタ PD倍率 連敗 資金効率 最低利益
11 (12年無敗A) 822回 2616 3.18 -92.0 56.4% 1.80倍 28.4倍 6連敗 127.5% 0
12 (12年無敗B) 928回 2937 3.17 -112.4 57.0% 1.81倍 26.1倍 6連敗 125.3% 129
13 (12年無敗C) 926回 2909 3.14 -95.3 56.7% 1.82倍 30.5倍 6連敗 137.7% 38
14 (利益最大) 1144回 3267 2.86 -113.2 55.9% 1.72倍 28.8倍 6連敗 138.7% 32
15 (利益平準) 755回 2410 3.19 -113.2 56.6% 1.77倍 21.3倍 6連敗 102.3% 95
16 (リスク最小) 916回 2798 3.06 -81.8 57.4% 1.78倍 34.2倍 5連敗 145.9% 62
17 (PF平準) 1003回 2944 2.94 -113.2 56.4% 1.73倍 26.0倍 6連敗 125.0% 112
18 (勝率最大) 938回 2851 3.04 -103.1 57.1% 1.78倍 27.6倍 6連敗 128.5% 22
19 (平均利益) 955回 3143 3.29 -89.0 57.5% 1.88倍 35.3倍 6連敗 155.1% 33
20 (最終拾遺) 1137回 3583 3.15 -89.0 57.7% 1.83倍 40.2倍 6連敗 176.8% 72
× 10本を併用すると 1573回 3769 2.40 -133.8 55.0% 1.58倍 28.1倍 6連敗 144.1% 66

無定見な併用の結果はよくありません。累計利益は3769万円と10本の条件表のどれよりも大きくなりますが、No.20の累計利益より5%ほど増加しただけです。しかしこの5%増を得るために失うものは大きい。@平均利益は2.40万円へ10本の最低よりも悪化し、Aドローダウンは最大になり、B勝率は55.0%と最低基準ギリギリまで低下し、CPFも15.8倍と格段に悪化、D資金効率はNo.20,19,16に劣ります。

しゃぶしゃぶはうまい、すき焼きもうまい、ブイヤベースもうまい、シチュウもうまい。だからといって、これを全部混ぜ合わせると、とんでもなくまずい料理になるのと同じです。 次図のように6勝4敗(勝率60%)の条件表AとBを併用すると、決して勝率60%の成績はでません。図では7勝6敗になっていますが、もっと酷ければ6勝8敗になることもあります。



「ツールキット(2009)」の10条件表は併用しないほうがよいのです。10本の条件表のうちから1つを決めて、それによるトレードをしてください。「ツールキット(2009)の解説」のM章「10本の統合条件表を併用すると成績は低下する」を参照してください。


(11.7.26) TOPIX 866P(+4)  日経平均 10097円(+47)  16.4億株 (1兆 830億円)


米国は米国債務上限の引き上げ問題で反落する。 NYダウは12592ドル(-88)、ナスダックは2842P(-16)。

市場は米国債のデフォルトが現実のものになるとは思っていないようですが、格付けが下げられたときに、どんなことになるのかが不明です。国債金利が大幅に上昇するのか、ドルが売られるのか。

発表されている企業の4-6月決算の数字はよいのに、積極的に株を買うことができない原因になっています。

増税と大幅な債務上限のアップをもとめる政権与党と財政赤字の削減を要求する共和党。この与野党の駆け引きが8月2日まで続くのでしょう。

NYダウは3日前にザラバ高値は12751ドルまでありましたが、7月初めの12753ドルには2ドル足らず。このへんが政治の駆け引きによって相場の方向性が定まらないことを物語っています。

米国株は下落し、円レートは円高になったものの、東京市場は案外に下げません。今日も強含みの動きでした。

もっとも出来高・売買代金は小さいままなので、積極的に買うというのではなく、やや強気といったところです。

本来ならばこれだけの円高になれば、日経平均はもう少し下がって当然のところです。条件表No.42「円レートから日経予想」による妥当な日経平均の水準は青色線ですが、(a)で現実の日経平均が青色線を上回って4日目は6月24日のことでした。以来1か月間青色線を上回ったままです。

つまり日経平均は円レートのマイナスの影響をはね飛ばして上昇をしています。円相場以外の要因によって上昇しているわけです。

しかしここ2〜3日は現実の日経平均と推測値の青色線は接近してきています。この円高水準ではもう日経平均は、円レートを無視して上昇することが難しくなってきているわけです。日経平均が青色線を下回るようになると、日経平均はチョットした下落になるのではなかろうか。

「日経先物寄引売買のツールキット(2009)」の実際のトレードは7月25日から始まりました。

7月22日のグラフを見るとツールキット(2008)は売買マークは出していませんでしたが、(2009)の多くの条件表は(a)で売りマークを出していました。はたして(2008)が正しいのか(2009)のほうが合っているのか、ハラハラ・ドキドキですといいました。

たまたまの結果ですが、(2009)に従って7月25日に売り仕掛けをすると、30円幅の利益がでました。(2009)は少し面目を保ったわけです。

今日も同じことが起きています。すなわち(2008)は売買マークは出していないが、(2009)の多くは(b)で売りマークを出しています。私の相場感では、日経平均はもう少し反落してもよいので、(2009)の売買マークが正しいだろうと思います。

ただ「寄引売買」は単純に「明日の」陽線・陰線を当てるだけです。この先の5日間とか10日間の後の株価がどうなるのかを予想しているわけではありません。明日から日経平均が下落したとしても、明日が陰線になるとは限りません。下落しながらも、寄り付きが安ければ陽線となることもあります。株価が下落しても陽線であっては負けなのです。(逆に株価が上昇しても陰線となれば勝ちなのです)

そういうわけで、「寄引売買」は今後の相場がどうなるかを予想しているのではありません。ひたすら明日が陽線になるのか陰線になるのかを確率に従って出しているだけです。(しかしその統計は14年にわたるので、勝つ確率のほうが高い)


(11.7.27) TOPIX 859P(-7)  日経平均 10047円(-50)  17.0億株 (1兆1631億円)


米国はあいかわらずの米国債務上限の引き上げ問題でもたつく。 NYダウは12501ドル(-91)、ナスダックは2839P(-2)。

日経平均は円レートが77円台に上昇したこともあって安く寄り付く。しかしその後は下げるでもなく、小幅な動きに終始する。1日の値幅はわずか44円。

米国の問題が決着するまでは、どうにも動けないというところです。

こういうときは、@何もしないか、A「日経先物寄引売買」をするしかありません。
今週から「ツールキット(2009)」を使ってのトレードを始められたユーザーは多いと思います。だが受けた質問の内容を思うと、まだ新しいツールキットの使い方の理解が不足しているように思います。少しくどくなりますが、注意すべき点を述べておきます。

まず「ツールキット(2009)」とツールキット(2008)の違いを理解してください。「ツールキット(2009)」は
  1. 売買マークが出たら、翌日の寄り付きで仕掛け、大引けで決済するというのは、(2008)と同じですが、「-2.5%の損失がでたら損切りをする」という売買ルールが違います。

    (2009)は-2.5%で損切りをするという前提で、ツール条件表を最適化しているので、(2008)と(2009)のツール条件表の内容はかなり違ったものになっています。

  2. 次に(2009)のツール条件表には「騰落レシオ」や「投資マインド指数」を最適化したツール条件表があることです。

    この2つのツール条件表は重要なものです。右の10本の統合条件表のうち、「騰落レシオ」を採用しているのはタイトルの赤色○をつけた5本です。半数は「騰落レシオ」を使っています。

    「投資マインド指数」を採用しているのは青色○をつけたNo.16(リスク最小)です。


図はNo.20(最終拾遺)を使ったグラフです。このうちの(a,b,c,d,e)で「騰落レシオ」が売買マークを出しています。

(c)は「騰落レシオ」と「順位相関」が同じ日に売りマークを出していますが、そのほかの(a,b,d,e)は「騰落レシオ」だけが売買マークを出しているのです。

「騰落レシオ」は日経先物のデータがあってもグラフは描けません。「市場データ」がないと「騰落レシオ」は描けないのです。

すなわち、「ツールキット(2009)」を使うときは、日経先物のデータを手入力しただけではダメなのです。

次のデータが必要です。
  1. 日経先物の(9:00〜15:15)までの株価データ。

  2. 「投資マインド指数」のグラフを描くための、コード1201「25UP」と1202「25DN」のデータ。

  3. 「騰落レシオ」のグラフを描くための市場データ。
この3種類のデータがないと「ツールキット(2009)」は完全には機能しません。

この3つのデータは《カナル24》の「オンラインデータ」→「HPから株価データをダウンロード」→「国内株をダウンロード」によって、入手することができます。

日経先物のデータを手入力するユーザーは次の点に留意してください。
  1. 9:00〜15:15のデータを入力すること。

  2. 銘柄は日経先物(ラージ)であって、(ミニ)のデータを入力してはならないこと。

  3. ナイトセッションのデータを入れてはならないこと。
右図のように、始値・高値・安値・終値の4つのデータを入力します。(出来高はツールキットでは使用していません)

市場データで必須のものは、当日の東証1部の銘柄のうち、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の2つです

ほかの項目(PERとか短期金利・長期金利)はツールキットでは使用していません。

コード1201「25UP」は、東証1部上場銘柄(今日は1671銘柄ある)のうち、株価(終値)が25日平均線より上にある(カイリ率がプラス)の銘柄数を入力します。

今日の例でいえば、株価が25日平均線より上位にある銘柄は 956銘柄(1671銘柄中)あります。

コード1202「25DN」は、東証1部上場銘柄(今日は1671銘柄ある)のうち、株価(終値)が25日平均線より下にある(カイリ率がマイナス)の銘柄数を入力します。

今日の例でいえば、株価が25日平均線より下位にある銘柄は 715銘柄(1671銘柄中)あります。

「投資マインド指数」はコード1201と1202のデータを合わせて計算されます。コード1201と1202のデータが欠けていれば「投資マインド指数」は正しく計算されません。

「投資マインド指数」計算のもとになるコード1201と1202を計算し→記憶(保存)させる方法は、No.58 投資マインド指数 を参照してください。

以上述べたように、「ツールキット(2009)」は、単純に日経先物のデータを入力しただけではダメです。市場データとコード1201・1202の投資マインド指数のためのデータが必要です。

すでに述べましたが、@日経先物のデータ、A市場データ、B投資マインド指数を 計算するためのデータは「国内株」をダウンロードすることで揃います。「ツールキット(2009)」のグラフを見る前に、かならず「国内株」をダウンロードしておいてください。(手入力される方は、この3つのデータを完全に整えてからグラフを見てください)


(11.7.28) TOPIX 848(-10)  日経平均 9901円(-145)  17.9億株 (1兆1798億円)


米国は米国債務上限の引き上げの合意ができず嫌気がさしていたところへ、ベージュブックが12地区中8地区の景気回復が減速していると発表したことから、株式は一気に売られる。

NYダウは12302ドル(-198)、ナスダックは2764P(-75)。

ナスダックは発表されている4-6月決算のよいものが多かったので、NYダウほど下げてはいませんでしたが、昨日は大陰線となりました。

株価が高値圏(すなわち株価が9日線より上位にある)で大陰線を出すと、その後の株価はすぐには回復できないことが多いのです。グラフの(a),(b),(c)の大陰線がその例です。

前日までは株価は9日線より高い位置にあったが、大陰線によって一気に9日線を割り込んでいます。(b)(c)は大陰線が出たとき、まだ75日線より上位にあったので、すぐに直前のボトムを下回ることはありませんでしたが、(a)は大陰線が9日線と75日を下抜きました。その後はすぐに直前のボトムを下回り、200日線まで下落しています。今回は(a)と同じ現象です。 今夜、陽線となって反発すればよいが、連続陰線となるようなら、先のボトム2743Pを下回り、200日線まで下落する可能性が高くなると思います。

米国株式が大幅安となったので、日経平均も下落する。しかしその下げ幅は思ったほど大きくはありませんでした。

基本的には、日経平均はモデル波動の(A→B→C→D)までを辿ってきており、中勢波動は上昇中です。

(D)から75日線まで下落して止まって(E)となるのか、あるいは75日線を下に突き抜けて(E)になり損ねるのかが注目点です。

ただ今日の下落によって、小波動のピーク(10149円)が表示されました。先のピーク(10207円)よりも高値は切下がりました。同時に先の小波動のボトム(9884円)を今日のザラバ安値(9853円)は下回ったので、小波動のピーク・ボトムともに切下がりとなってしましました。

(D)で、9日・25日順位相関がともに+80以上という楽観人気になっていたので、今日の下げが押し目買いのチャンスであるとは決していえません。少なくとも25日順位相関が0くらいまで下がってこなければ、押し目買いはできません。

よって当分は強気になれませんが、私はこの下落は75日線で下げ止まり、モデル波動の(E)となるだろう。そして次の上昇によって少なくとも(F)までは上昇するのではないかと思っていますが、それは米国経済が壊れない(米国債の格付けの引き下げによる金融上の混乱が起きない)という前提での話です。


(11.7.29) TOPIX 841(-7)  日経平均 9833円(-68)  19.4億株 (1兆2650億円)


米国は米国債務上限の引き上げリミットの8月2日が近づいているのに、与野党の妥協点が見つからなかった。よって米国株は反発できず。

NYダウは12240ドル(-62)、ナスダックは2766P(+1)。おそらく与野党合意の落としどころは、当面は国債債務上限の引き上げはするが、それは暫定的なものとして、次の引き上げを決定するまでに財政赤字削減の目標を協議するという(問題先延ばし)ことになるのでしょう。

もし国債利子が払えない、国債の償還ができない、といったデフォルトになれば、米国は歴史的なダメージを受けます。これは与野党ともに避けるはずです。一時的なデフォルトや米国債の格付けの引き下げの可能性はありますが、まずは来週には決着がつくのではなかろうか。

(上図)今年に入ってナスダックが快調に上昇したのは2月まででした。FRBが6月までは国債を60兆円ほど購入するという背景があったからです。

しかしそれは6月末で終わりました。これ以上の金融緩和(量的緩和)は原油高などのマイナス(インフレ)が出てきたために続けることができなくなりました。

この結果ナスダック株価は2月以来今日まで高値の上限が2850P、下限が2600Pとなって、2850P〜2600Pの間のボックス相場になってしましました。「保ち合い相場」です。トレンドは発生していません。

これはナスダックに限らず英国FT100でも同じです。上限を6100Pとして頭打ちの状況にあります。ただ下限は5591P→5644P→5752Pと切り上っているので、ナスダックよりかは少しましです。

いつもは欧米の株式市場の後塵を拝していた日本株ですが、@ギリシャ危機、A米国債務問題が発生するに及んで、目下のところは日本株はさほど下げていません。

ユーロ、ドル、アジアの資金が株式市場に流入しているからだといわれています。なるほど日本は世界一の経常黒字国です。いまのところ円暴落の不安はありません。マネーは強い通貨に流入します。

だが、経常黒字の2つの要因のうちの貿易収支は、円高によって風前の灯火になっています。日本の4-6月決算は大震災に加えて、円高によって酷い数字になりました。

条件表No.42「円レートから日経予想」のグラフは、さすがに最近の円高は日経平均を押し下げるという状況になってきました。円レートから推測する日経平均は10002円ですが、現実の日経平均は9833円です。円高が日経平均を押し下げるという局面に入っています。

図の円レートから推測する妥当日経平均の水準を現実の日経平均が下回ってから、今日で3日目になりました。来週月曜日は4日目になります。しばらくは日本株は買えないという状況になります。これを打破するのは、政府の円安誘導ですが、まあこれは今の政権に期待はできません。


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