TOPIXをどう見たか・判断したか (2011年 5月)


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(11.5.2) TOPIX 865(+13)  日経平均 10004円(+154)  18.3億株  (1兆2301億円)


米国は先週の木・金曜日は続伸。 NYダウは12810ドル(+47)。ナスダックは2873P(+1)で、ともに新高値を連続して更新。

ナスダックは目下のところ快調な上昇ぶりです。8連騰であるし、3線(9日 線・25日線・75日線)は順な位置関係にあって、上昇の陰りはまったく見えません。

リーマンショック以前の高値は、2007年10月31日のザラバ高値2861Pでした。昨日、ナスダックの上値メドはだいたい3000Pのあたりとすればよいだろうとしましたが、この3000Pというのは大変な水準で、2000年のネットバブル以来のことになります。10年かけて3000Pを回復しようとしているのです。

日経平均は、先週末2日間で米国株が上昇したことから、先週末より100円ほど高い9964円で始まる。

この時点で10000円の大台が意識されていましたが、昼前に米国政府はアルカイダのビンラディンを殺害したと発表。

これを受けて、ドルが買われ、グローベックスの米国先物指数が買われるという動きになり、日経平均も先物が主導して10000円を回復。

ビンラディンはすっかり過去の人だと思っていましたが、米国はしつこかった。10年間追い続けて、9.11の決着をつけたわけです。ただこれによってテロが収まるのか、かえって米国に対してのテロが活発になるのかはわかりません。

今日のところは株式市場はプラス材料としましたが、この先テロ活動が激しくなって、マイナス材料になることもあるので、今日の材料はそう大きな評価はできないと思います。

日経平均は昨日200日線を突破し、今日は75日線(10095円)に接近しました。下降している75日線をスンナリと上抜くことは難しい。まずは、@75日線に挑戦し、A200日線ないし9日線まで下落して、B再度75日線の突破を目指す。というのが普通の動き動きです。 もしプラス材料がでたならば、@で75日線を上抜くこともありえますが、Aその後は必ず25日線まで下落するはずです。


(11.5.6) TOPIX 856(-9)  日経平均 9859円(-145)  19.1億株  (1兆3942億円)


日本が3連休のあいだ海外は下落する。ナスダックは2887Pで小波動のピークを表示し、当面は下降波動になりました。

驚いたのがWTI原油で昨日は9.44ドルの大幅下落。これほどの大陰線が出ると、原油の上昇はひとまず終わったと思わざるを得ませんが、下落のわけがわかりません。

OPECが増産するとか、証拠金が引き上げられるとかの話が出ていますが、よくわからない。しかし憶測でこれだけ下げるのだから、1100ドル以上の水準は高所恐怖症的な感じを市場が持っているのでしょう。

日経平均は、海外株安と海外では一時80円を割込む円高となったため下落。ただし寄り付き後はジリ高となる。

今年に入っての「寄り引け売買」は極度の不振状況にあります。4月末までの成績は、12勝19敗。累計損益-610円、勝率38.%、PF0.65倍です。

特に大震災の後の直近の10トレードは3勝7敗で、うち6連敗がありました。この6連敗が無ければ全体の成績はまだマシだったのですが、これが響きました。

この原因ですが、仕掛けがよくない。買うときは高寄りし、売るときは安寄りするという、不利な仕掛けになることが多い。

今日ユーザーから「一場制」になったのが原因でしょうか?とメールをもらいましたが、私は夜間取引が活発になってきたことが原因だと思っています。 思いついて2つのことを調べました。(今年の分だけなのでタマタマのことかも知れないが) @寄り付きで仕掛けずに、前日の夕場の引け値で仕掛けるとどうなるのか? この場合は寄り付きで仕掛けるよりも+290円有利になり、14勝17敗になります。

A寄り付きで仕掛けるのは同じだが、15:15の大引けで決済せずに、その日の夕場の引け値で決済するとどうなるか? この場合は15:15分で決済するよりも、+210円有利になり、13勝18敗になります。

@Aをあわせると、売買マークがでたら、その日の夕場の引け値で仕掛け、翌日の夕場の引け値で決済する。ということになります。これで+500円有利になります。

ただ夕場の立会い時間が16:30〜23:30になったのは昨年の7月20日からであるので、まだ1年もたっていません。このやりかたがよいとは結論できませんが、今後の「寄り引け売買」のしかたのヒントになるかと思います。


(11.5.9) TOPIX 853(-3)  日経平均 9794円(-64)  16.9億株  (1兆2076億円)


米国の4月の雇用統計は、予想の+18.5万人よりはるかに多い+24.4万人でした。しかしその割には株価はたいして上昇しなかった。

NYダウは12638ドル(+54)、ナスダックは2827P(+12)。

WTIは続落し75日線を割込みました。だがナスダック・WTIともにもうすぐ9日順位相関が-80割れになるので、ひとまずは下げ渋り、小反発するものと思います。

問題は小反発の後です。WTIは超大陰線を出していますが、この超大陰線を上回ることは至難のワザです。

《デンドラ24》でWTIの下値メドを見ると、上から2番目が99.12ドル、3番目が97.98ドル、4番目が93.42ドルとなっています。すでに3番目の97.98ドルはクリアしているので、普通ならば下値に届いたと思ってよいところですが、今回は尋常ならざる超大陰線を出しています。4番目の93.42ドルまでの下落もありえます。

日経平均は続落。3日連続して200日線を上回っていましたが、今日は200日線を割り込みました。

政府は中部電力に浜岡原発の停止を要請。中部電力株は1584円(-182)、-10.3%と暴落する。

これによって中部電力の電力供給量が窮屈になり、中部圏でも夏に電力の使用制限がでるのではないか。また東電に融通している電力がストップし東電は一層の節電を要請することになるのではないか。と新たなマイナス材料が生じました。

グラフでは日経平均は200日線を割込んだとはいえ、1日目です。条件表No41「円レートから日経平均予想」でも現実の株価は推測値を5日連続して上回っているので、まだ日経平均が下落を開始したとはいえません。 この方向を決めるのは米国株(ナスダック)の動きだと思っています。


(11.5.10) TOPIX 856(+3)  日経平均 9818円(+24)  19.0億株  (1兆3029億円)


米国は小幅続伸。NYダウは12684ドル(+45)、ナスダックは2843P(+15)。

昨日CMEは原油先物の証拠金を11日から25%引き上げると発表。5月5日の超大陰線は、これを先取りしたものだったようです。

WTIは2日続けて75日線を割り込んでいましたが、昨日は75日線を回復。しかしあの超大陰線を出したことは、その原因・材料によらず、原油は当面(向う1〜2か月)のピークを出したと判断せざるを得ません。

原油価格が下落することは、株式にとってはプラス面の方が大きいので、WTI価格は常に注目しておかねばなりません。

日経平均は小幅な動きに終始していますが、グラフからはどちらかといえば強気に分があります。

株価は25日線と75日線の中間にあって、強い動きはまだありませんが、200日線を3日連続して上回った後、昨日・今日は200日線の下にあります。ただし株価は200日線を大きく下回ってはいません。昨日は26円下、今日はわずか3円下です。株価が200日線を明らかに下回ったとはいえません。

右側の一目均衡表では最近の11日間のうち10日間が抵抗帯の上限を上回っています(1日だけ1円下回った)。この11日間は抵抗帯(緑色網目)を上回り、基準線(紫色)・転換線(青緑色)を上回り、遅行線(黄色)も11日間株価を上回っています。(これを持って均衡表は三役が好転したという)

小波動のボトムは8227円→9405円へ切り上げ、小波動のピークは9822円→10017円へ切り上げています。以上のグラフを見たならば、日経平均が上昇トレンドに転換したことは明らかです。ただし力強さはありません。この先の大震災復興の見通しの不透明感があるうちはジリジリとしか上昇しないでしょう。

だが今日、トヨタが生産の正常化を当初は11月〜12月としていたが、2〜3か月前倒しできそうとの報道がありました。サプライチェーンの寸断は企業の努力によって、しだいに回復していきます。こういうことが順次明らかになっていくにつれて、日経平均は75日線を突破し、日経平均は上昇トレンドになったと誰でもわかる日が2〜3か月のうちに来るのではないかと思っています。


(11.5.11) TOPIX 857(+1)  日経平均 9864円(+45)  20.6億株  (1兆4025億円)


米国は3連続高。NYダウは12768ドル(+75)、ナスダックは2871P(+28)となって、最も高い位置にある9日線を上抜きました。新高値を奪回の動きへ。

日経平均は米国株高を受けて高寄りしたが、海外の株高という材料だけでは上昇できず陰線で終わる。

しかし徐々に買いが有利という状況が明らかになってきています。トヨタは11年3月期の純利益が4081億円と発表。大震災による1000億円の損失を利益でカバーしたそうです。

日立は2388億円と過去最高の利益を出したし、三菱ケミカルは835億円、いすゞは515億円、住友化は244億円とメーカーは大震災に負けぬよい決算でした。

業績を端的に表わすのは200日線です。200日線が上昇している銘柄は基本的に業績が好調としてよい。株価が200日線より上にあれば押し目買いをしてよい銘柄です。

そこで市場全体の指標である日経平均の200日線はどうかというと、10日前から上向きになっています。200日平均とは、今日を含めて過去200日間の株価の合計を200日で割ったものです。明日の200日線は、明日の株価を加えて、今日から200日前の株価を捨て、200日で割って計算できます。

明日の株価はいくらになるかはわかりませんが、今日から200日前の株価(終値)は9795円です。明日の終値が9795円以上であったなら、200日間の株価合計は増加し、したがって200平均線は上昇します。 つまり明日の株価が200日前の株価より高ければ、200日線は上昇し、200日前の株価より安ければ、200日線は下落します。図の青色線は200日前の株価を「先行」させたものです。明日(a)の株価は200日前の株価9795円以上であれば、明日も200日線は上昇を続けます。

その先にある(b)は9220円であるので、よほどのことがない限り(b)まで200日線は上昇を続けることはほぼ確実です。9日後に(c)9753円がありますが、その後は過去200日前の株価は次第に低くなり、(d)では8845円の水準にまで低下します。この先30日間〜75日間くらいは200日線が下向くことはありません。

200日線が上向いてさえすればよいわけではありません。株価は200日線の上になければなりません。株価が200日線を下回ったときは、業績が悪化することを表明してることが多いのです。

定点観測9銘柄のうち、200日線が上昇しているのは5銘柄ありますが、株価が200日線より上にあるのは、鹿島・住友鉱・NTT・ソフトバンクの4銘柄です(トヨタは株価が200日線をはさんで上下している)。

1812「鹿島」は左図で見るように、平均線の位置関係は、高いほうから9日・25日・75日・200日の順にあります。これだけでも押し目買いをする銘柄です。

右側は「日経平均から個別株を予想」のグラフです。昨日から鹿島株は日経平均の動きよりもよくなってきたと判断しています。 左右のグラフから、鹿島は25日線または75日線への押しがあれば買いと判断できます。

9432「NTT」は75日線が最も上位にあり、これが上値を抑えています。ただ大震災後、9日順位相関が+80以上になったのは2度目です。多くの銘柄は9日順位相関が+80になること自体が難しかった。

その意味では大型株にしては値が軽いのです。左側のグラフで4連続陽線がでているのは、NTTに期待した買い物が入っていることがうかがわれます。

右側のグラフでは、日経平から予想するNTTの株価(青色線)を現実の株価が上回ってきました。これは日経平均の動き以上にNTTは上昇する。日経平均が下げたとしてもNTTは日経平均ほどには下落しない。ということを表現しています。

当面は75日線にぶつかって陰線を2本連続して出していますが、下げても200日線3762円・25日3751円で止まると思われます。この水準で押し目買いをして、75日線を上抜くことを待つのがよいのではないか。


(11.5.12) TOPIX 849(-8)  日経平均 9716円(-147)  20.1億株  (1兆3986億円)


米国は商品市場が大幅安となったことから下落。NYダウは12630ドル(-130)、ナスダックは2845P(-26)となって、再び9日線を下回る。

WTIは−5.67ドルと大幅安。(a)は最後の上昇小波動のスタート点でした。5月5日の超大陰線はこの水準を大きく下回ったので、あるいはWTIの中勢上昇波動は終わったのではないかの懸念がありました。

翌5月6日にはザラバ安値94.63ドルをつけて、(b)の小波動のボトム93.22ドルを下回りました。先の小波動のボトムを2つまで下回ったことからしても、この下げは尋常ではなく、WTIの中勢上昇波動は下降波動になったと思われます。

当然に5月6日の94.63ドルを下回る下落があると思います。そうなれば、現在9日順位相関は-80の位置にありますが、おいおい25日順位相関も-80に低下してきます。9日・25日順位相関がともに-80以下になって、下げ止まるのではなかろうか。そのときの水準は200日線の90.00ドルあたりか、先日いった《デンドラ24》の最も低い安値メドの93.42ドルだろうと見当をつけています。

定点観測9銘柄のうち、昨日は、@200日線が上向いていて、A日経平均の動きよりも強い動きをしている2銘柄(1812「鹿島」と9432「NTT」)のグラフを掲げました。今日は@200日線が上向いているのだが、最近はA日経平均の動きよりも弱い動きをしている2銘柄(5713「住友鉱」と9984「ソフトバンク」)を掲げます。

5713「住友鉱」は200日線は上昇中であるが、(a)の5月6日に先の小波動のボトム1381円を下回り、小波動のピークとボトムがともに切り下がりました。

ここからは値ごろ感から安いので「買い」といった仕掛けはすべきではありません。

その5月6日より4日前の(b)4月26日に右側のグラフ(No.60「日経平均から個別株を予想」)は、住友鉱は日経平均に比べて動きが悪いと、売りマークを出しています。

小波動のピーク・ボトムは切り下がっていますが、株価が200日線の上位をキープしていれば、小波動は2波動の下落で終わる可能性が高い。今日は2波動目の下降小波動になっています。 どこで下げ止まるかですが、@200日線(1337円)、A9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になったところがその目安になります。

9884「ソフトバンク」は3月28日に、定点観測9銘柄のうちで、「住友鉱」とともに中勢上昇波動を維持している(あとの7銘柄は下降波動)といいました。

その後株価は上昇していきましたが、(a,a',a'')で9日線を下回り、次第に上昇力は減速していきました。

右側の「日経平均から個別株予想」では、(b)でBから24日目に、日経平均の動きに劣るということを表明し、5日連続して青色線(日経平均からの予測値)を下回った(b')から日経平均に比べて値動きが悪い(値上がりが少ない・逆に値下がりが大きい)と、売りマークがでています。

だが最近の株価下落は利食い売りによるものでしょう。この会社の業績がよいことは、200日線が表明しています。そこでどの水準で買いを仕掛けるのかです。

簡単には@(c)200日線の水準2872円、A(d)25日順位相関が-80以下になって、9日順位相関ともども-80以下になる日、B今日の十字足に近い足は下げ渋りの足なので、その前日の陰線の高値のザラバ高値3170円を上抜いた日がそのチャンスです。


(11.5.13) TOPIX 839(-9)  日経平均 9648円(-67)  28.3億株  (1兆7980億円)


米国は反発。NYダウは12695ドル(+65)、ナスダックは2863P(+17)となって、昨日の下げ幅の半分を戻す。商品相場の大幅下落の影響は株式市場にはそうマイナスではないの反省がでた感じです。

日経平均は米国株高を受けて高く寄り付いたが、昼休み中に枝野官房長官が、金融機関に対してなにがしかの債権放棄をすべきだと発言したため、銀行・保険株が急落。全般のムードも悪化して一時-163円安となる。

菅政権には誰もが失望しています。新しいことについては思いつき(増税・大連立・エネルギー政策)を実行しようとし、古いことに対してはいったん決めたこと(4K)は正しいとして反省しない。まあ仮免許内閣のくせに思い込みが激しい。いつか(いまもそうだが)大事故をおこす政府です。

原発問題は別にして、東電はなんとかこの夏を乗り切れる電力供給にメドがついたようです。サプライチェーンも繋がりつつあります。平時の生産態勢になったころには、巨額の復興需要が生じるはずです。今後、国内的にはどんどんマイナス材料は減っていきます。

7203「トヨタ」は@200日線は上向きであるが、A日経平均からの予想株価(青色線)よりも株価が下回っている。しかし大きくはなく、長くも下回ってはいない。という例です。

(a)で株価は25日線を上回りましたが、同時に株価は青色線の上位に出ました。

しかし翌日からは株価は下落し、青色線を5日連続で下回ったので(b)で売りマークがでました。ただこの日の予想値は3332円で、株価(終値)は3290円であるので、わずかに予想値より低かったという程度です。

その後再株価は25日線を上回り、ついには株価が青色線を上回ってきました。(c)では2日連続して青色選を上回り、株価は青色線よりもかなり高い水準にあります。トヨタ株は日経平均の動きよりも強い動きになっています。

ただ(c)のすぐ上に75日線(3444円)が控えているので、これを一気に突き抜けることは難しいでしょう。いったん25日線(3253円)あるいは一昨日の大陽線の安値3295円よりやや高い3300円くらいまで反落するのではないか。そこが買い場であろうと思います。

6758「ソニー」は、@200日線が下降している、A日経平均からの予想株価(青色線)よりも株価が下回っている。の例です。通常では買いを考える銘柄ではありません。

(a) で200日線まで戻ったもののその後は下落し、200日線は大きな抵抗水準であることが明らかになりました。

(b)で、日経平均の動きよりも悪いことが明らかになり、(c)で小波動のピークとボトムが切り下がったことが確定しました。通常は(c)以降は買えるはずがない状況です。

こういう状況下で買えるのは、「突っ込み安」だけです。突っ込みで買えるのは、@75日平均線からのカイリ率が20%以上、あるいはA9日・25日順位相関がともに-80以下、の場面です。

(d)の日にAの「9日・25日順位相関がともに-80以下」となりました(この日の75日線カイリ率は-17.2%だった)。反発があってよいところです。その後株価は「3陽連」となって、小波動のボトムがでたかと思われましたが、9日線まで戻ったのが限界でした。

@200日線が下向いている、A日経平均からの予想株価を下回っている、という2つのマイナスがあるソニー株を買う理由はまったくありありませんが、今後(d)の安値2262円を下回ることがなく、「3陽連」が出れば、買っみてもよいでしょう。(これは株価のわずかな「戻り」を取るという方針)

ここまでは同一銘柄のマルチ画面を使って説明しています。 左側にはNo.20「平均線と順位相関」のグラフを描かせ、右側」にはNo.60「日経平均から個別株予想」を描画させています。

定点観測9銘柄の、No.20「平均線と順位相関」とNo.60「日経平均から個別株予想」を同時に見るには「同じ銘柄のマルチ」を指定します。
  1. 第1番目の銘柄のグラフを描画したら、メニューの「マルチ」をクリック。

  2. 左右2画面を選択。

  3. 「同じ銘柄のマルチ」を選択して、

  4. 「OK]ボタンをクリック。

  5. 左側の画面をクリックし、「条件」→「別の条件 で描画」をクリックして、条件表No.20「平均線と順位相関」を選択する。

  6. 右側の画面をクリックし、「条件」→「別の条件 で描画」をクリックして、条件表No.60「日経平均から個別株を予想」を選択する。

  7. 「次頁」をクリックすれば、次の銘柄は左側はNo.20、右側はNo.60のグラフが描画されます。
5401「新日鉄」についてコメントすると、@200日線は下降中である。A株価は日経平均からの予想値よりも下位にある。ので5401を買うことはできません。今後買ってもよいかという状況になるには次の変化が必要です。

1)株価が243円を下回らず、
2)3連続陽線、あるいは大陽線で前日の陰線を包みあげる。
3)9日順位相関が-80以下になる(25日順位も-80以下になればもっとよい)


(11.5.16) TOPIX 829(-10)  日経平均 9558円(-90)  18.0億株  (1兆2280億円)


米国は反落。NYダウは12595ドル(-100)、ナスダックは2828P(-34)。

日経平均は米国株安から安く寄り付いたものの、日中の値幅は46円という無気力状態で終わる。当面は海外の株価と円相場だけが材料で、日本独自の材料は乏しい。

日経平均は小波動のピークを表示し、ようやく小波動は下降波動になったと表明しましたが、すでにピークの翌日から7日目になっています。

先のボトム9405円を下回れば警戒しなければなりませんが、まずは9400円〜10000円のゾーンでの保合い相場だろうと思います。 9日順位相関が-75.0まで低下してきているので、明日か明後日には目先の安値が出るような感じです。

定点観測9銘柄のうち最後の2銘柄のコメントを。

8306「三菱UFJ」は、@200日線が下降しているし、A高値が3月408円、4月402円と400円を超えたところがピークになっているし、B200日線までは戻っていないし、と条件表No.20「平均線と順位相関」からは、買える理由がありませんでした。

ところが(a)で404円の高値を出し、前回のピーク402円をわずかながら上回りました。小波動のピークが切り上がったわけです。同時に大震災以来始めて9日順位相関は+80以上(96.7まであった)になり、無気力な動きに「カツ」が入った感じでした。

(a)の前日の(b)で条件表No.60゜日経平均から個別株予想」は買いマークを出し、この銘柄は日経平均よりも動きがよいことが明らかになっていました。 では、(a)ですぐに買ってよいかというと、そうは判断できません。一番のネックは200日線がすぐ上にあることです。この後上昇したとしても200日線までは、たったの10円の上昇余地しかありません。

そこで押し目を待って、25日線(386円)まで下落したら買おうとしてもよいのですが、この場合は25日線は4本の平均線のうちで最も低い水準にあります。もし株価が25日線を大きく割込むならば、平均線をメドにした下値メドはなくなります。 こういうことを考えると、25日線で押し目買いという方針はとれません。

いまのところ、(a)で小波動のピークは切り上がっているので、(d)の安値367円を下抜かずに、小波動のボトムを出しそうであれば、買いのチャンスはあります。その兆候は、@(d)のように「下ヒゲ」が長い足がでること、A陽線であればさらによい。B翌日が2連続陽線になるとなおよい。C9日順位相関が-80以下に下がっていればもっとよい、となりますが、所詮は200日線が下降しており、日経平均よりも動きが悪化(株価が青色線より下になった)していることから、小幅な値幅が取れるるかどうかというところです。

8604「野村」は大震災以来、ピークを切り上げることはありませんでした。(a)で25日線まで戻ったので、25日線を上抜くかどうかが焦点でしたが、結局上回れず。

どころか(b)の日にその前のボトム401円を下回り、小波動は切り下がっていることが明らかになりました。小波動からは買う余地はありません。

もし買うチャンスがあるとすれば「突っ込み買い」です。@現在、75日線からのカイリ率は-16.3%ですが、これが-20%以上になったとき(370円以下)か、A(c)のように9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になったときでしょう。

条件表No.60は、(a)で青色線を超えることができるのかと注目していましたが、結局超えることができず、No .20とNo.60のどちらからも野村を買う根拠は現在のところありません。


(11.5.17) TOPIX 828(-0)  日経平均 9567円(+8)  18.8億株  (1兆2741億円)


米国は続落。NYダウは12548ドル(-47)と小幅な下落で25日線水準で止まったが、ナスダックは2782P(-46)と大きく下げ、25日線を割込み、75日線に接近する。

TOPIXは、小波動のボトムが近づいてきています。ボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、Cそして逆張りの条件表No.2が買いマークをだしました。

今日のところは4ポイントであるし、小波動のピーク・ボトムは切り下がっているので、ボトムらしいとするには、6ポイントは欲しいところです。

しかし、ほかのポイントはすぐには加点できない状況にあります。D25日騰落レシオは86.4の水準であり、75.0以下になるにはもう少し時間がかかりそうです。E25日投資マインド指数は26.6で、15.0にはまだまだ。

F25日順位相関はまだ+3.5の位置にあり、-80以下になるには10日くらいかかるのではないか。

他力(状況)からの加点は頼めません。あとは自力で加点するしかありません。それは、例えば明日も陽線で高値を切り上がるならば、D順上がりの陽線になり、明後日も陽線で高値を切り上げれば、E3陽連になります。

ここで小波動のボトムがでたらしいと判断できますから、明日・明後日が陽線になるかどうかが注目点です。


(11.5.18) TOPIX 837(+9)  日経平均 9662円(+95)  18.3億株  (1兆2429億円)


米国は弱いながらも下げ渋る。NYダウは12479ドル(-68)と下落して25日を割込んだが、下ヒゲの長い足となって下げ渋りを表現する。

ナスダックは2783 P(+0)。75日線を割り込んで寄り付いたが、その後上昇して75日線を回復。新安値の陽線となる。

WTIは95.02ドルまで下落したが、その後戻って「十字足」に近い足となる。

95ドルに下げては戻すということが昨日で3回目です。95ドル台では買い物があることがわかります。

ただ急落してまだ8日ほどなので、当面は95.00〜105.00ドルのゾーンで揉み合い、時間をかけて日柄整理が終わる。ということになりそうです(それは5月末くらいか)。

TOPIXは、昨日の時点で小波動のボトムらしさは4ポイントでした。@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下、C逆張りの条件表No.2が買いマーク。

今日は昨日の陽線に続いて、D順上がりの陽線となったので、5ポイントになりました。

日経平均は、条件表No.2が買いマークを出していないので、ボトムらしさは4ポイントです。

TOPIXは小波動のピーク・ボトムが切り下がっているので、6ポイントが欲しいところですが、日経平均の小波動のピーク・ボトムは切り上がっています。5ポイントになればボトムがでたらしいとしてよいと思います。

明日も順上がりの陽線となれば、「3陽連」となるので5ポイントになります。ただし、今日の出来高や売買代金は昨日よりも少し減っているので、エネルギー不足です。200日線が上に控えていることもあって、大きな上昇は望めません。


(11.5.19) TOPIX 831(-6)  日経平均 9620円(-41)  16.7億株  (1兆1451億円)


米国は反発。NYダウは12560ドル(+80)と反発して25日線近くまで戻る。

ナスダックは2815 P(+31)。25日線近くまで戻る。これで@新安値の、A陽線、B順上がりの連続陽線、となったので、ボトムらしさは3ポイント(海外株は4ポイントが5分5分)

日経平均は米国株高から高く寄り付いたが、枝野官房長官がふたたび金融機関に東電の債権を放棄することを望むような発言をして、東電株と銀行株が下落する。

今日も陽線となれば、TOPIX・日経平均は買いに有利となるはずでしたが、水を注されました。

今日のところは、TOPIXが5ポイント、日経平均が4ポイントなので、ボトムがでたという判断はできません。


(11.5.20) TOPIX 827(-4)  日経平均 9607円(-13)  16.8億株  (1兆1242億円)


米国は続伸。NYダウは12605ドル(+45)、ナスダックは2823P(+8)で、25日線まで戻る。

東京市場は気迷う。一日の値幅は70円しかなく、出来高は16.8億株、売買代金は1兆1200億円と市場への参加者は少ない。閑散としている。

ただ「閑散に売りなし」という言葉があります。@出来高が細くなったので→買う勢力がない→この先は下げる。と判断するのが正しいのか、それともA出来高が細くなったので→売る勢力がない→この先は上げる。と判断するのが正しいのかです。

一般的に、投資家は損をしたくないという気持ちが強いので、株価が下落すれば持ち株は売って現金に替えます。売り切ったあとはそれ以上の売りがでないので、株価は下がりません。しかし買う勢力がないので上りもしない。

市場が閑散になるのはそういう時期です。閑散になったときはすでに多くの投資家は手仕舞い(損切りか利食い)をしています。それは株券を現金に変えているということです。このことは次の上昇のための買いを入れる資金が用意できているということです。 株価が下落して閑散になったときは買いが有利です。

デイトレ用のソフト《リアル24》Ver.4のバージョンアップがだいたい終わりました。

今回は過去5年間を手本にして最適化した条件表を(拡張7)のNo.80〜93に収めています。

その中で過去5年間の成績がよいのは、No.80.84,86,87です。 つまりNo.80+84+86+87をひとつの条件表にまとめておいて、その条件表に従って売買すればよいわけです。

4つの条件表(No.80+84+86+87)をまとめるにはどうしたらよいかの質問がきたので、(拡張7)および(拡張0)のNo.79に4つの条件表をまとめてアップしました。

《リアル24》Ver.4のユーザーは「アップデート」→「条件表をダウンロード」から、(拡張0)をダウンロードし、(拡張7)のNo.79に「条件表の移替え」をして下さい。

上図(5月20日)は売買マークはでていませんが、右の(5月19日)には売りマークがでています。また次の(5月18日)にも売買マークはでていませんが、2005年8月〜2010年7月の5年間の検証では、
  1. トレード数は 1030回
  2. 平均利益は 15.1円
  3. 勝率   49.5%
  4. PF   1.43倍
です。これはデイトレの成績」としては悪くありません。(売買ルールは、大引けで決済。-1.5%で損切り。(利食いはしない)というものです。

もし勝率を高くしたいならば、売買ルールに利食い売りを追加すればよいでしょう。

例えば売買ルールを、(大引けで決済。+0.5%で利食い、-1.5%で損切り)とすると、
  1. トレード数は 1728回
  2. 平均利益は 9.3円
  3. 勝率    64.2%
  4. PF    1.32倍
となります。大きな利益を得るためには勝率を犠牲にしなければなりまん。逆に勝率を重視するときは利益額は減少します。ユーザーはその性格によって、勝率を重視するのか、利益額を重視するのかを決定する必要があります。

最後に、グラフは「ギャップを調整する」にしておいて下さい。「ギャップを調整する」を指定したときはグラフの数値表示欄の「年月日」が空色に変わります。


(11.5.23) TOPIX 817(-10)  日経平均 9460円(-146)  18.2億株  (1兆2415億円)


米国株はギリシア問題から下落。NYダウは12512ドル(-93)、ナスダックは2803P(-19)。まだ75日線を割込むかどうかという切迫した動きではありません。

NYダウ・ナスダックともに小波動のピークから14日が経過しており、そろそろ小波動のボトムとなってよい時間です。

今の東京市場は外国人の売買が50〜60%を占めているので、外国人が日本株を買うのか売るのかは、株価変動の最大の要因です。海外株が下落すれば日本株も下落し、海外が上昇すれば日本も上昇します。

今、市場が思っていることは、@6月末で米国の金融緩和が打ち止めになり、株価を押し上げていた過剰流動性がそれ以上に増えなくなるのではないか、A日本の大震災によりサプライチェーンの寸断の影響が世界に影響するのではないか、B新興国の金融引き締めによって、新興国の成長率が鈍化するのではないか。の3つです。

今日は、@の株安、Bのアジア株の下落を受けて、東京市場は下落し、日経平均は1か月ぶりに9500円を下回りました。

日経平均の、図の(a)の日は@新安値の、A陽線、B9日順位相関が-80以下で、小波動のボトムらしさは3ポイントでした。

次の日に、C順上がりの陽線となったので4ポイントになり、その次(b)も順上がりの陽線となれば「3陽連」になるので、5ポイントになる。

日経平均に関しては5ポイントで買いが有利になるだろうと、思っていましたが、(b)の日は陰線となり、5ポイントになることはできませんでした。今日の(c)は(a)の安値を下回ったので、(a)はボトムであろうという資格を失い、(c)が新たなボトムの候補になります。今のところ(c)がボトムであるポイントは、@新安値、の1ポイントでしかありません。

昨日《リアル24》Ver.4のグラフについて、少し説明をしました。それは(拡張0)または(拡張7)のNo.79に、新しい条件表の「まとめ」の「No.80+84+86+87」をアップし、これに従ったトレードをするとどうなるか、をいいました。

今日のNo.79は右図のように(a)で売りマークを出しました。次の足の始値で仕掛けますが、分足の場合は日足と違ってはっきりとした始値はありません。そこで、まずは次の足(b)の始値が確定するのを待ちます。

次の足(b)の始値は9500円でした。これを見て(9500円で売り)の指値注文を出しておくと、その後9510円の株価があったので、必ず9500円で売れています。

9500円の売り仕掛けができたならば、@損切り(-1.5%)の水準の9650円で決済の注文を、A利食い(+0.5%)の水準の9450円で決済の注文を出します。

(c)で9450円の決済注文は約定します。もしこの後も再度の仕掛けをするのであれば(b)の9500円で売りの注文を出しておきます(今日は約定しなかったが)。

0.5%の利益で利食いするという売買ルールでは今日は+50円の利益でした。もし大引けまで粘るというルールであれば(e)の大引けは9460円であったので、40円の利益でした。


(11.5.24) TOPIX 819P(+1)  日経平均 9477円(+16)  16.5億株  (1兆1453億円)


米国株は続落。NYダウは12381ドル(-130)、ナスダックは2758P(-44)。NYダウは75日線ギリギリのところまで下落。ナスダックは窓を空けて下落し、75日線をやや下回る。

NYダウは前回(a)ではザラバ安値が75日に接近しましたが、@終値は25日線で止まりました。ここが今回と違うところです。

これ以外にも、A(a)は下ヒゲが長く、下げ渋りの兆候があった。B9日順位相関は-80以下になっていた。という違いがあります。

昨日の足は、終値は25日線を割り込んでいるし、下ヒゲは短いし、9日順位相関は-80以下になっていないので、(a)と同じように小波動のボトムとなると考えることはできません。

ナスダックもNYダウと同じことがいえます。(b)は@新安値の、A陽線で下ヒゲが長かったし、B9日順位相関は-80以下になっていましたが、昨日は単に@新安値であるというだけです。昨日で下げ止まるとはまだ判断できません。

日経平均は米国株安を受けて安く始まったが、じり高となって陽線で終わりました。今日のザラバ安値(a)は、先の小波動のボトム9405円より1円高い9406円というきわどい株価を出しました。

出来高は16.5億円、売買代金は1兆1400億円と小さく、若干の買戻しによる上昇のような感じです。買戻しによる上昇であるならば、9日線(今日は9591円水準だが、明日は9550円くらいに低下する)が戻りの限界です。

はたして明日以降9550円を上回っていけるのかどうか。もしそうならずに下落するようであれば、ちょっと困ったことになります。それは株価9500円〜9750円の間の累積出来高が最大であるので、9750円を上抜くことはなかなか難しくなるからです。

今日のところ、小波動のボトムらしさは、@新安値の、A陽線、の2ポイントでしかありません。追加されるとすれば(b)の9日順位相関が-80以下になることですが、近々ほかのポイントが加点される可能性は、足型(順上がり陽線→3陽連)の2ポイントくらいしかありません。


(11.5.25) TOPIX 817P(-1)  日経平均 9422円(-54)  16.0億株  (1兆 956億円)


米国株は小幅続落。NYダウは12356ドル(-25)、ナスダックは2746P(-12)。

東京市場は薄商いが続く。日経平均の小波動のボトムらしさは、昨日の@新安値の、A陽線、の2ポイントにすぎません。まずは9日順位相関が-80以下にならねば。

条件表No.42「円レートから日経予想」を使ってグラフを描くと、左側の青色線になります。日経平均が4日連続して青色線を下回ると、日経平均の動きは弱いとして売りマークがでます。逆に日経平均が4日連続して青色線を上回ると、日経平均の動きは強いとして買いマークがでます。

今のところ5月12日に日経平均は青色線を下回り、5月17日に4日連続して下回ったので売りマークがでています。その後日経平均は青色線を上回ることはなく下落歩調です。

4月末に条件表No.60「日経平均から個別株予想」の条件表を掲げました。これは日経平均の動きから個別銘柄の推測値を計算し、@現実の株価が推測値よりも高ければ、その銘柄の動きは強いと判断し、A現実の株価が推測値よりも安ければ、その銘柄の動きは弱いと判断するためのものです。

売買マークは個別株の終値が5日連続して青色線を上回ったら買いマーク、5日連続して下回ったら売りマークがでます。この売買マークは必ずしも売買(仕掛け)のタイミングではありませんが、売買マークが出たらすぐに仕掛けても、おおよそは合っているようです。ただしこのやりかたは稚拙です。

売買(仕掛け)を考えるときは少なくとも次の3つを確認しておく必要があります。
  1. 200日線が上向きのときは買い、下向きのときは売り。

  2. 条件表No.60が買いマークをだしているときは買い、売りマークを出しているときは売り。

  3. 買う株価水準は、株価の直下にある(25日線・75日線・200日線)のどれかの水準。売る株価水準は、株価の直上にある(25日線・75日線・200日線)のどれかの水準。

  4. もし買いの場合に株価の直下に平均線が1つもないときは、9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になったら買い。もし売りの場合に株価の直上に平均線が1つもないときは、9日順位相関と25日順位相関がともに+80以上になったら売り。
@とAはセットです。200日線が下向いているときは買えないし、株価が青色線の下にあるときは買えません、買うことができるのは、@200日線が上向いていて、A条件表No.60が買いマークを出しているときです。同様に、売ることができるのは、@200日線が下向いていて、A条件表No.60が売りいマークを出しているときです。片一方だけを見ての仕掛けはいけません。

Bは仕掛けの株価水準のキマリです。買いのときは「押し目買い」、売りのときは「戻り売り」が原則です。その水準は直近の平均線(25日線・75日線・200日線)の水準を目安にすればよいのです。

Cは手がかりとなる平均線が無いときのものです。買いでいえば「突っ込み買い」、売りでは「吹き値売り」です。これは9日順位相関と25日順位相関の2つで決めています。

以上のように、仕掛けのタイミングや仕掛けの株価水準を計るには 条件表No.60のほかに、@25日線、A75日線、B200日線、C9日順位相関、D25日順位相関が必要です。そこで、No.60にこの5つのチャートを付け加え、新しい条件表No.60をアップしました。同時に(標準3)条件ファイルおよび(サンプル0)のNo.60「HP 日経平均から個別株予想」をアップしました。

《カナル24》Ver.3のユーザーは「アップデート」→「条件表をダウンロード」で、(サンプル0)条件ファイルをダウンロードして、(サンプル0)のNo.60を(標準3)のNo.60(適当なNo.でよい)に条件表の複写をして下さい。もし(標準3)条件ファイルにユーザーが独自に条件表を設定していないなら、(標準3)条件ファイルをダウンロードしてもよいです。(条件表No.60に同じ「HP 日経平均から個別株予想」が入っています)

1812「鹿島」は
(a)200日線が上向いていて
(b)買いマークがでているので買い方針
(c)株価の直下の平均線は25日線なので、この水準(234円)になったら買い(押し目買い)。

5401「新日鉄」は
(a)200日線が下向いていて
(b)売りマークがでているので売り方針
(c)株価の直上の平均線は25日線なので、この水準(249円)になったら売り(戻り売り)。

5713「住友鉱」は
(a)200日線が上向いているが
(b)売りマークがでているので買うことはできない。
(c)もしこの後買いマークが出たならば、株価は3つの平均線より下にあるので、9日と25日の順位相関がともに-80以下になったら買い(突っ込み買い)。


(11.5.26) TOPIX 827P(+9)  日経平均 9562円(+139)  16.1億株  (1兆1707億円)


米国株は小幅反発。NYダウは12394ドル(+38)、ナスダックは2761P(+15)。ナスダックは昨日、@新安値の、A陽線となったので、小波動のボトムらしさは2ポイント。

日経平均は反発するが、ボリュームが昨日と同じ程度では、上値を追うには力不足です。

ただ先のボトムの9405円をギリギリ割込むことをまぬがれたので、まだ小波動は切り上がっています。海外株式が高くなるようだと、25日線(9665円)あたりまで戻る可能性はあります。

条件表No.60「日経平均から個別株予想」の使い方の続き。

6758「ソニー」は、
(a)200日線は下向き、
(b)で売りマークが出ている。
この2つから買うことはできません。それでも買いたいなら、「突っ込み買い」を待つことです。簡単にいえば、
(c)9日・25日順位相関がともに-80以下になったときです。

7203「トヨタ」は、
(a)200線は上向き。
(b)で買いマークを出したので「押し目買い」です。

(b)の日の直下の平均線は25日線(3259円)なので、翌日から25日平均線の水準(毎日少しずつ変わる)で買い指値をしておけば、
(c)の日に3260円(前日の25日平均線は3259円だった)で約定できます。

8306「三菱UFJ」は、
(a)200日線は下向いている。
(b)で買いマークが出ている。
この背反する動きでは買うことはできません。それでも買いたいなら、「突っ込み買い」を待つことです。簡単にいえば、(c)9日・25日順位相関がともに-80以下になったとき。念を入れると、条件表No.21「ピーク・ボトムのポイント」が少なくとも5つの買いマークを出したときです。


8604「野村」は、
(a)200日線は下向いている。
(b)で売りマークが出ている。
この2つから買うことはできません。それでも買いたいなら、6758「ソニー」・8306「三菱UFJ」のように「突っ込み買い」を待つことです。

9432「NTT」は、
(a)200線は上向いている。
(b)で買いマークを出したので「押し目買い」です。

(b)の日の直下の平均線は200線(3771円)なので、翌日から200日平均線の水準(毎日少しずつ変わる)で買い指値をしておけば、
(c)の日に3770円(前日の200日平均線は3768円だった)で約定できます。

9984「ソフトバンク」は、
(a)200線は上向きだが、
(b)で売りマークを出しているので、通常では買えません。 ただ200日線の上向きの角度は大きく、この銘柄の業績には不安はありません。通常であれば「突っ込み買い」を待つところですが、(b)の日の直下の平均線の200日線(2866円)をスタートにして毎日前日の200日線の水準での買い指値を出しておけば、(c')の日に2890円(前日の200日平均線は2890円だった)で約定できます。


(11.5.27) TOPIX 824P(-2)  日経平均 9521円(-40)  15.1億株  (1兆 558億円)


米国株は小幅続伸。NYダウは12402ドル(+8)、ナスダックは2782P(+21)。ナスダックは、@新安値の、A陽線、B順上がりの陽線 となったので、小波動のボトムらしさは3ポイントへアップ。

東京市場は、さらにボリュームが減少し、出来高はなんと15.1億株。日経平均は最も下にある9日平均線すら上回ることができません。

小波動のボトムらしさは、@新安値の、A陽線、の2ポイントでしかありません。

ボトムらしいと判定できるのは最低でも5ポイントが必要ですが、B9日順位相関は-63.3、C25日順位相関は-40.3で、-80以下になるのはもう少し時間がかかります。D25日騰落レシオは82.6で、75以下に低下するには一段の株価下落が必要です。E25日投資マインドも28.8であり、15以下になるには、やはり株価下落が必要です。

《デンドラ24》で日経平均の下値メドを見ると、右のようになっています。上から順に
@  9404円
AB9204円
C  8703円
です。

一番上の9404円は、4月19日のザラバ安値9405円や5月24日のザラバ安値9406円で、だいたい達成しています。

上から2番目3番目のメドが最も重要です。多くはこの水準まで下落してボトムが出ることが多いのですが、今回はABはともに9204円と同一のメドになっています。

この9204円まで下落すれば、当然に上で掲げたBCDEがポイントになるでしょうし、Fデンドラの下値メドをクリアも加点されます。わかりやすいのは、日経平均が9204円まで下落することです。


(11.5.30) TOPIX 823P(-1)  日経平均 9504円(-16)  13.8億株  ( 9176億円)


先週末の米国株は小幅続伸。NYダウは12441ドル(+38)、ナスダックは2796P(+13)と3日連続の陽線となって形の上では「3陽連」となりました。

ナスダックは、@新安値の、A陽線、B順上がりの陽線、C3陽連、となったので、小波動のボトムらしさは4ポイントになりました。

ボトムらしさは5分5分です。ここへ25日順位相関が-80以下に低下してくれば、ナスダックはボトムを出したと判断できそうです。

日経平均は、今夜の米英市場は休場であることから手がかりがなし。売買代金は薄く、小さな動きに終始する。

一応は3日連続して陽線になりましたが、終値は順に下がっています。陽線を連ねてはいるが弱い動きです。この膠着した状況を抜け出すには一度下落して、9日・25日順位相関が-80以下になるのを待たねばならないのか、と思っています。


(11.5.31) TOPIX 838P(+14)  日経平均 9693円(+188)  22.9億株  ( 1兆4911億円)


英米市場は休場。

海外が休場であったし、昨日の出来高の少なさから、今日も低調な動きになるだろうと思っていましたが、意外にも先物が先導して高くなる。

陽線の幅はこの2か月間で最大の193円となりました(その前は4月8日の182円幅)。やや円安に振れたのが材料ですが、それだけではこれほど騰がりません。たぶん月末のドレッシングだと思います。

今日の思わぬ反発によって、9日・25日順位相関が-80以下になることは遠のきました。もしこのまま上昇するなら、ボトムらしさが2ポイントからの上昇になるわけです。

十分な値固めをしてはいないので、大きな上昇があるとは思われません。200日線(9817円)まで戻ることができるのかどうか。


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