TOPIXをどう見たか・判断したか (2011年 2月)


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(11.2.1) TOPIX 913(+3)  日経平均 10274円(+36)  19.8億株  (1兆4389億円)


米国は反発するも、前日の下げ幅に比べると上げ幅は小さい。NYダウは11891ドル(+68)、ナスダックは2700P(+13)。

ナスダックは-68Pの下げに対して+13Pしか戻らなかった。前日の-68P下げが「ナスダック指数が計算不能になった」ことが原因であったのであれば、正常に復帰した昨日はもっと上昇してもよかったはずですが、そうはならず。

昨年12月から今年1月にかけて、ナスダックは買われすぎていたのではないかの疑念が湧きます。75日線まで下落する可能性があります。

日経平均も2日間で240円ほど下げた割には、今日の上昇幅は+36円でしかなく、戻りは弱かった。エジプト政情不安という新しい不安要因が出たので、視界不良の中では買い上がれないということでしょう。

右図は条件表No.28「外国証券オーダー倍率」のグラフです。オーダー倍率は、寄り前の成り行き注文に注目します。

注文は「買い」と「売り」の2つがあります。9日間の買い注文(株数)の合計が、9日間の売り注文(株数)の合計の何倍であったのかを計算し、これを100倍したのがオーダー倍率です。

今日の数字を例にすると、今日を含めて過去9日間の買い注文株数は14930万株、売り注文株数は15840万株なので、オーダー倍率は14930÷15840×100=94.3となります。ここ9日間は買い注文は売り注文の94.3%でしかないことがわかります。 このオーダー倍率は外国人投資家が買っているのか売っているのかを表現しています。

すべてのチャートは「順張り」と「逆張り」の2つの使い方ができます。 オーダー倍率を「逆張り」として使うときは、図の○で囲った売買マークに注目します。オーダー倍率が130以上のとき売りマーク、75以下のとき買いマークが出ています。この売買マークはだいたい合っています。すなわち外国人が強気になって買ったところはピークになり、外国人が弱気になって売ったところがボトムになっています。

「順張り」として使うときは、オーダー倍率が100を超えたときに買い、100を割込んだときに売り、とします。図の(B)で100を上回ったので買い、(b)で下回ったので売り、(A)で上回ったので買い。この方針は間違っていません。現在のところ先週末に100を下回ったばかりです。外国人投資家は「買い」から「売り」へ方針転換をしています。

過去、オーダー倍率が100以下になってから、株価が何日後に安値をつけたのかを最近の例でみると、(c)の後10日目にボトム、(b)の後10日目にボトムとなっています。外国人投資家が売り越しになってから10日ほど下げています。

今回もそうなるかどうかはわかりませんが、大きなものほど方向転換するのは難しい。時間がかかるし、ゆったりとしか回旋できません。自転車、軽自動車、普通乗用車、トラック、バス、トレーラー、軽飛行機、ジャンボジェット・・・大きくなればなるほど方向転換するには時間がかかります。今回、外国人投資家は「売り」のハンドルを切ったばかりです。このハンドル操作は来週くらいになってようやく相場に反映される(今日よりもまだ下げる)のではなかろうか、と私は思っています。


(11.2.2) TOPIX 929(+16)  日経平均 10457円(+182)  24.2億株  (1兆7667億円)


ムバラク大統領が次の選挙には立候補しないと表明し、エジプト政情不安がひとまず後退したことや、1月のISM製造業指数が予想外に高かったことから、米国は大幅上昇。

NYダウは12040ドル(+148)、ナスダックは2751P(+51)。NYダウは終値で12000ドルを回復。ナスダックは先のピーク2766Pまであと15Pまで戻り、新高値をとるのはワンチャンスとなりました。

短期間のうちに急落→4連続陽線→急落→2連続陽と、相場が荒れているので、方向を掴むことはナカナカ難しい。

WTI(原油先物)は75日線まで下落していたものが、エジプト情勢によってたったの2日間で新高値に踊り出て、その急騰ぶりに驚きましたが、当面はエジプトリスクが後退したので反落。これはエジプト次第。

海外高を受けて日経平均は大幅反発。グラフは、1月31日に窓空けで大幅安→2日間の小幅な足→今日は窓空けで大幅上昇となったので、1月31日と2月1日の2日間の足は「捨て子」となりました。

「捨て子」によって、1月31日のザラバ安値10182円が小波動のボトムとなった可能性が非常に高くなりましたが、今日の値上がりが大きかった業種は、銀行・証券・保険・不動産であったことを思うと、今日の上げはショートカバー(買戻し)によるものではないかとも考えられます。

昨日「外国証券オーダー倍率」のグラフを掲げましたが、データが間違っていたので、昨日の記事のオーダー倍率の数字とグラフを訂正しました。今日のオーダー倍率は92.8です。

まだオーダー倍率は100を割込んだままです。今日のオーダーも売りが1610万株、買いが1430万株と売り越しているのは、外国人はまだエジプトのリスクに見極めがつかず、とりあえずリスク資産である株式を手放している、ということでしょう。

本格的に外国人が買いに転じたことがわかるのは、(買い注文−売り注文)が+1000万株になったときです。(今日は売り注文は1610万株・買い注文が1430万株で、売りのほうが180万株多い)

グラフからは小波動のボトムを出した可能性が高いが、メインの投資主体である外国人が買いに転換した証拠はまだありません。そこで明日以降、終値で1月27日のザラバ高値10496円を上回ったなら、小波動はボトムを出したと判断するつもりです。


(11.2.3) TOPIX 927(-2)  日経平均 10431円(-26)  19.9億株  (1兆4525億円)


米国は小動き。 NYダウは12041ドル(+1)、ナスダックは2749P(-1)

昨日の大幅上昇は買い戻しによるものだったとみえて、買戻しが終わった今日は小動きで終始する。

今日の日経新聞を見て驚いたのは、2010年の輸出額のうちわけが、@ドル建ては49%、A円建ては41%、Bユーロその他が10%という記事でした。

これは意外でした。ドル建てが70〜80%あるのかと勝手に思っていましたが、そうではなかった。アジア圏への輸出額は全体の56%であり、このうち半分は円建てという。一方北米向けの輸出の85%はドル建てだが、その輸出割合はわずかに16%でしかないという。

つまりアジア向け輸出の56%×0.50=28%、北米向け輸出の16%×0.85=13.6%、が円相場の影響を受けるわけです。合計すると円高によって影響を受けるのは、日本の輸出総額の約42%であることになります。思っていたほど円高のダメージは少ない。単純に、円高→輸出企業の採算悪化→株売り の連想をすることは改めなければならない。

さらに日経新聞によれば、輸入総額に占める決済通貨の割合は、@ドル建てが72%、A円建てが23%、Bユーロその他が5%だという。円高ドル安になれば、輸入の72%が利益を得るわけです。

円高によって、@輸出額の42%が不利になり、A輸入額の72%が有利になります。今のところ輸出額は輸入額より大きいので、全体の金額では、円高が国全体ではどちらが有利か不利かはわかりませんが、円高→株安、円安→株高 というこれまでの判断をしてはいけなくなってきたようです(個別企業の円レートの影響はそれぞれに異なるので、円高で有利になる企業もあれば、不利になる企業もある)。


(11.2.4) TOPIX 935(+7)  日経平均 10543円(+112)  25.5億株  (1兆5983億円)


米国は小幅上昇。 NYダウは12062ドル(+20)、ナスダックは2753P(+4)。ナスダックのグラフは伸び悩み、1月18日の高値2766Pはほんのあと少しなのに更新できず。

NYダウのようにスカスカと新高値に躍り出ることができないのは、強気に傾くことを抑える何かがあるのでは?

「新日鉄と住金が来年10月に統合することで合意」のニュースがあって、鉄鋼業界の再編成→その他業界の再編成→あるいはM&Aが多発か、の期待が高まり日経平均は高く始まる。

新日鉄はかつては世界一の製鉄メーカーでした。この地位は米国のUSスチールから奪い取ったものでした。米国はカーネギー以来世界一だった製鉄事業で日本に完敗しました。

1980年代の新日鉄は王者の貫禄があり、中国の宝山鋼鉄の高炉建設に手を差しのべて、中国の製鉄事業の先生役を引き受けました。 このときの状況は山崎豊子のテレビドラマ「大地の子」がよく伝えています。だがそれから30年経った今、鉄鋼生産量はその宝山鋼鉄(今は宝鋼集団)に抜かれ、韓国のポスコにも抜かれて世界4位でしかありません。オリンピックなら銅メダルも貰えない。かつてのカーネギーと同じ衰退の運命をたどるのか。

これに対する答えが昨日の経営統合の決意でした。このままでは競争に生き残ることはできない、という防御のための統合であれば、それは延命策でしかありません。今日の新日鉄・住金の大幅な株価上昇は延命よりも今後の積極的な事業展開を期待したものです。

東京市場は、この企業統合を歓迎しました。統合することによって再び日本の力が世界に発揮できるのではないか、ほかの企業も世界で稼げるように「小異を捨てて大同につく」の動きがでるのではないかの期待です。 (新日鉄+住金)にはぜひ大きな視野で奮闘してほしいところです。

なお新日鉄と住金のグラフを掲げましたが、どちらも200日線が下降中であり、この後の大きな上昇は期待できません。200日線を上向くまでは、今日の「統合」の材料はまだ力不足です。


(11.2.7) TOPIX 940(+5)  日経平均 10592円(+48)  21.5億株  (1兆4320億円)


米国の1月雇用統計は+3.6万人の増加。これは予想を下回るものでしたが、失業率は12月の9.4%→9.0%へと大幅な改善でした。

雇用者数が少なかった(11月は+10.3万人だった)のをマイナスと見るか、失業率が9.0%へ低下(11月は9.4%だった)のをプラスと見るか。米国市場はプラスであると判断しました。

景気は着実に回復しているの判断から株価は上昇し、米国10年物国債利回りは3.64%まで上昇。これを受けて日本国債も1.29%へとアップし、ゼロ金利でなくてもどうにかやっていけるのではないか、のムードがでてきました。

NYダウは12092ドル(+29)、ナスダックは2769P(+15)となって、ともに新高値を更新。私は、ナスダックが新値更新できないことを気にしていましたが、これは余計な心配であったようです。

日経平均は新高値を更新する。ただし陰線であったのは戻り売りが出たことを表現しています。今月は2月10日がオプションのSQであるので2月9日が最後の売買の日になります。明日と明後日はSQからみの腕力相場になる可能性もありますが、基本は、日経平均は上昇すると思ってよいでしょう。

「日経先物ツールキット」はカナル24Ver.3のユーザーの約40%が購入され、日々これをチェックされているということを、先日いいました。 ただ今年に入ってのツールキットの成績は思わしくありません。8回のトレードがありましたが、勝ち3回(利益106.9円)、負け5回(損失-375.2円)という途中経過です。(ラージは1000倍、ミニは100倍したのが現実の金額)

今年は「ツールキット」に従って売買してみようと思われたユーザーもあると思います。ところが売買をすること、1か月を経ても利益が積み上がるどころか、損失が拡大しています。「ツールキット」は信用してよいのか? の疑念を持つ方もあるかも知れません。



「ツールキット」は統計の「カタマリ」です。統計とは10回の試行で8回がOKであったから、勝率が80%であると結論することはしません。少なくとも100回の試行をして判断します。

昨年2010年のツールキットは最終的に1507(ラージなら150.7万円、ミニなら15.07万円)の利益を上げましたが、それは順調な積み上げではありませんでした。図の(a→b→c)の利益を見て下さい。年初から約5か月たっても、利益はわずかなものでした。

昨年の利益がアップするのは(d)からですが、これは「ツールキット」の発売の時期にあたります。つまり「ツールキット」を購入されたユーザーは実によいタイミングで「日経先物1日売買」を開始できたのです。

これは幸運なスタートです。本当は(a)から始めて、(b)では+553円(ラージは1055.3万円、ミニは5.53万円)の利益が出たものの、(c)では利益が+9.0までに減っています。ラージでは約-55万円、ミニでも5.5万円のマイナスになる時期があったのです。 現在のところ、2011年1月からの成績は、
  1. 8トレードで、3勝5敗(3勝4敗1引き分け)
  2. 累計利益+106.9円、累計損失-375.2円。通算-268.4円です。
この8回のトレードではマイナスになっていますが、10回とか20回といったサンプルが少ないトレードによる成績は統計的に重視すべき個数ではありません。ユーザーは目先の勝率に心を奪われることなく、統計を信じてタンタンと「ツールキット」に従って、トレードを続けて下さい。


(11.2.8) TOPIX 944(+4)  日経平均 10635円(+43)  21.4億株  (1兆4425億円)


米国は続伸。NYダウは12161ドル(+69)、ナスダックは2783P(+14)で、ともに新高値を更新。

昨年5月にギリシャのソブリンリスクをきっかけにして世界の株価は大幅下落をしました。その直前のNYダウの高値は4月23日の11204ドル(終値)でしたが、昨日は12930ドルです。4月高値より1.085倍になっています(+8.5%高い)。

ナスダックは4月23日の終値は2530Pでしたが、昨日は2783Pで、高値の1.100倍(+10%)です。完全にユーロリスクからは脱却しています。

日経平均を見ると昨年4月5日の終値は11339円ですが、今日は戻り高値をとっているといっても10635円でしかありません。4月高値の0.938倍(-6.2%)でしかありません。

だが日経平均をドル換算すると、4月15日は119.91ドルでした。今日は129.30ドルです。4月高値の1.070倍(+7.0%)になっています。

ナスダックの+10.0%、NYダウの+8.5%に比べるとやや上昇が足りませんが、その差は2〜3ポイントです。日経平均が海外株に比べて大きく出遅れているとはいえません。世界の株価と歩調を合わせています。


(11.2.9) TOPIX 944(+0)  日経平均 10617円(-18)  22.7億株  (1兆5896億円)


中国は0.25%の利上げを実施。米国がこれをどう受け止めるか?でしたが、予想されていたことなので響かず。株価は続伸。

NYダウは12233ドル(+71)、ナスダックは2797P(+13)で、ともに新高値を更新し、7日連続陽線となりました。

7日連続陽線となると相場は過熱していると思い勝ちです。だがその内訳を見ると、ナスダックの先の小波動のピーク(2766P)を上抜くまでに4連続陽線をつけています。新高値を更新してからはまだ3連続陽線です。いちがいに「過熱」とはいえません。

上図、日経平均はこの2日は陰線でありながら、前日より高いという「順上がりの陰線」となっていましたが、今日は新高値の陰線で前日よりも安く引けました。ようやく普通の状態になりました。

今日現在の小波動のピークらしさは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C条件表No.2が売りマーク、D25日騰落レシオが120以上、の5ポイントです。

ポイントからは下落する確率は5分5分になっていますが、当面、さらにポイントが加わるには《デンドラ24》の最高のメド(一番上のメド)をクリアするしかありません。最も高い上値メドは10802円です。

この上値メドは昨年11月初旬に出ているメドですが、今日の終値より200円弱高い水準です。この水準まで株価が上昇するならば、そこからは売りに分がありますが、現状では売り・買いのどちらが有利であるとは判断できません。

今日は2011年2月限のオプションの最終売買日でした。行使価格10750円と10500円を睨んでの攻防は今日で終わりました。この攻防によって、日経平均は上昇しているのに陰線となるというチグハグな状況が生まれたのかと思います。明日からはオプションがらみの変則的な動きは消えて、スッキリした動きになると思います。


(11.2.10) TOPIX 946(+2)  日経平均 10605円(-12)  20.7億株  (1兆5550億円)


米国は小動き。NYダウは12239ドル(+6)、ナスダックは2789P(-7)。

日経平均は小幅安。昨日いったように、現在の小波動のピークらしさのポイントは5ポイントです。昨日のザラバ高値10701円がピークになるかどうかは5分5分です。

当面は、ポイントが加算できる可能性があるのは、《デンドラ24》の上値メド10802円をクリアすることです。その後「新高値の陰線」となれば6ポイントになって、売りが有利になりますが、これは私の先走った想定です。

図に中勢モデル波動の符号を打っていますが、現在は(g→h)の過程にあるようです。(g→h)は普通ならば最も激しく上昇してよい小波動ですが、現在のところ高値圏で3日連続陰線をつけるなど、上値がやや重くなっています。

ひところは日経平均を動かす最大の要因は円レート(円高)でした。このときは、(ドル安→NYダウ高)・(円高→日経平均安)となり、米国株価と日経平均は互いに逆の動きをしていました。

今の日経平均は、米国市場と同一歩調をとっています。つまり(米国景気の回復→日本企業の業績アップ)、(ドル高→円高の修整)という連鎖です。

この関係によって日本株はやや割安ではないかと考える外国人投資家が日本株を買えば、日経平均は上昇します。図は「外国証券オーダー倍率」です。オーダー倍率は、9日間の外国証券の寄り付き前の売り注文と買い注文の比率です。

100を中心にして130以上になれば外国人は「買い過ぎ」ている、75以下になれば外国人は「売り過ぎ」ていると判断しています。図の(X)が売り過ぎている局面です。(A)(B)(C)が買い過ぎている局面です。日経平均は(X)でボトムとなり、(A)(C)でピークとなりました。つまり外国人投資家の行き過ぎによって、日経平均のボトム・ピークが形成されているわけです。

東証の売買シェアの50%以上を占める外国人の動向を無視することはできません。外国人がいつから買い始めたのか、売り始めたのかを掴んでおく必要があります。例えば図の(a)でオーダー倍率は100を超えました。いよいよ外国人投資家が買い始めたわけです。同じことは(b)(c)でも明らかです。(a,b,c)の後、日経 平均は上昇し、(A,B,C)でピークをつけました。

まぎれもなく外国人投資家が日経平均を動かしています。ならこの後はどうなるのか? 図の(d)は今日ちょうどオーダー倍率が100を少し上回ったところです。このまま倍率が上昇していくのか どうかに注目して下さい。



《リアル24》Ver.3のユーザー
2月14日から大証の先物・オプションの取引時間が次のように変更されます。
    日中取引  9:00〜15:15 (11:00〜12:30の昼休みがなくなり、大引けが15:15に延びた)
    夕場取引 16:30〜23:30
前場・後場はなくなり、1場制になります。これまでだと、@前場の寄り付き、A前引け、B後場の寄り付き、C大引け の値段は「板寄せ」によって値決めがされていましたが、これからは、板寄せは、@前場の寄り付きとA大引け の2回だけになります。

1場制になるのは日経先物・オプションであり、一般銘柄は従来どおり前場・後場があります。《リアル24》は先物も一般銘柄も受信するので、受信のしくみとしては前場・後場を残します。

《リアル24》のユーザーは、取引時間を右図のように変更して下さい。(この設定では11:59:01〜11:59:59の1分間のデータは受信できません。実際に新時間でのデータを受信してみて、数日後に《リアル24》Ver.3 のプログラムを修整する予定です。)


(11.2.14) TOPIX 959(+12)  日経平均 10725円(+119)  20.7億株  (1兆5241億円)


エジプト情勢の沈静化が見えてきたことから米国は上昇。NYダウは12229ドル(-10)→12273ドル(+43)、ナスダックは2790P(+1)→2809P(+18)。

日経平均は海外株高と円レートが安くなったことから反発。3日連続陰線をつけモタついた水準を一気に上抜いてきたので、いよいよ《デンドラ24》の上値メド10802円が指呼の間にはいってきました。

小波動のピークらしさは、@新高値、A逆張りの条件表No.2が売りマーク、B9日順位相関が+80以上 の3ポイントです。まだ上昇の余地は十分にあります。

近々ポイントが加点される可能性があるのは、C25日騰落レシオ(113.7)が120以上になる、D《デンドラ24》の上値メド10802円をクリアする、E新高値の陰線になる の3つです。

F25日順位相関は+80以上になるにはまだ5〜10日くらいかかりそうです。

今注目しているのは、外国証券オーダー倍率です。昨日から100.0を上回り、今日は101.5になっていますが、これが順調に110→120→130へと伸びていくのかどうか。

伸びていけば11000円台を回復できそうですが、ここで100.0割れに逆戻りするようだと、10800円を超えたくらいでピークをつけかねません。


《リアル24》Ver.3 のユーザー

(1)今日から日経先物と日経ミニの立会い時間が、9:00〜15:15の一場制になりました。TOPIX先物や一般銘柄はこれまでどおりの前場・後場制であるので、どのようなことになるのかと「楽天証券」からエクセルに受信する数字を見ていたところ、次のことが判りました。
  1. 日経先物・日経ミニの当日の始値・高値・安値は、「後場始値」「後場高値」「後場安値」という項目で送信している。

  2. TOPIX先物の当日の始値・高値・安値は、前場は「前場始値」「前場高値」「前場安値」、後場に入ると「後場始値」「後場高値」「後場安値」という項目で送信している(これは従来どおり)。
従来のエクセルシート(realALL.xls)では@が受信できないことが判明したので、受信できるようなエクセルシートを作りました。ダウンロードして、明日からは新しいエクセルシートを使って下さい。(ダウンロードのしかたはトップページの「お知らせ」に述べています)

(2)次に、日経先物と日経ミニを受信するときは、「取引時間」を前場9:00〜11:59、後場12:00〜15:15 とするようにお知らせしましたが、この設定では、@日経先物と日経ミニは正しい分足を作るが、ATOPIX先物と一般銘柄は11:00〜11:59までの分足と12:00〜12:30までの分足が余分に作成されます。

もしTOPIX先物や一般銘柄を主に受信されるのであれば、「取引時間」を前場9:00〜11:00、後場12:30〜15:15 にして下さい。(日経先物・ミニとTOPIX先物・一般銘柄を同時に受信すると、どちらかが正しい分足になりません)

日経先物・ミニとTOPIX先物・一般銘柄を同時に受信しても、日経先物・ミニとTOPIX先物・一般銘柄はそれぞれに正しい分足を作成できるように《リアル24》Ver.3のプログラムに手を入れる予定です。今週一杯でできるだろうと思います。

まあそれにしても《リアル24》を発売して数年しか経たないのに、大証は次から次へと制度を変更すること、あきれるばかりです。@日経ミニの上場、A夕場の創設(16:30〜20:30)、B年末年始の半日立会いの廃止、C夕場時間の延長(16:30〜23:30)、D今回の一場制(9:00〜15:15)、Eさらには夕場の立会いを深夜3:00まで延長するとか。(深夜3:00まで延長するなら、《リアル24》のプログラムを根本的に作りなおさねばならないので、これに対応する予定はありません。)


(11.2.15) TOPIX 962(+3)  日経平均 10746円(+21)  20.3億株  (1兆5878億円)


米国はまちまち。NYダウは12268ドル(-5)、ナスダックは2817P(+7)。

ナスダックと日経平均は概ね連動しますが、円レートが急変したときは連動せず、逆の動きになることがあります。昨年の9月中旬〜10月末がそうでした。このときは円レートが85.69円から80.51円まで急落しました。

この間ナスダックは2379P→2578Pへ8.3%上昇しましたが、日経平均は9691円→9154円へ-5.5%の下落をしました。その後円レートが81.5円〜84.0円のゾーンで推移して大きな円レートの変動がなかったので、日経平均はナスダックに連動する常態に戻りました。

だいたい円レートが81.5円〜84.0円の間にあるときは、円レートは相場を動かす要因にはならない。つまりこの円レートの水準は当たり前、相場は織り込んでいるということです。 今日の円レートは83.57円あたりなので、円レートを気にすることはなく、ナスダックが上がれば日経平均も上る、ナスダックが下げれば日経平均も下げる、ということになります。

目下のところナスダックは快調に上昇しています。図は75日平均線(緑色)、それを挟むピンク色の線は75日線から±10%の水準の線です。株価が75日線と+10%の線の間にあるときは、順調に上昇しているといえます。株価が+10%線を上回ったときは楽観人気なので警戒が必要ですが、まだそういう状況にはなっていません。

日経平均の小波動のピークらしさは3ポイントのまま。


(11.2.16) TOPIX 967(+4)  日経平均 10808円(+61)  26.0億株  (1兆8357億円)


米国は小反落。NYダウは12226ドル(-41、ナスダックは2804P(-12)。

日経平均は《デンドラ24》の最も高い上値メドの10802円をクリアしました。これによってこの上昇小波動においては、今後はいつでも1ポイントを加算します。

今日のところは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B逆張りの条件表No.2が売りマークなので、3ポイント。ここにC上値メドをクリアの1ポイントを加えて、4ポイントとなります。

今日で4連続陽線となり、売買代金も久しぶりに1兆8000億円となって、順調にボリュームアップをしてきています。「ドンドンよく鳴る法華の太鼓」です。ここまでの日経平均の動きは何も不足はありません。どんどんよくなっています。基本的には株価が9日線を下回るまでは強気を持続すればよいのです。

ただ小波動のピークが出るのは、必ず株価が9日線より上位にあるときです。楽観人気になったと判断したら、9日線を下抜くのを待たずに、ひとまずは強気姿勢を収めたほうがよいでしょう。楽観人気となったの判断は、
  1. 明日も陽線となれば、新高値圏での5陽連になります。5陽連以上は楽観人気。

  2. 日経平均の1日の値幅が2%以上(現在の水準なら220円幅)の大陽線がでたら楽観人気。

  3. 小波動のピークらしさが6ポイントになったら楽観人気。(明日、25日騰落レシオが120以上になり、新高値の陰線になれば6ポイントとなります)


(11.2.17) TOPIX 974(+6)  日経平均 10836円(+28)  24.4億株  (1兆8289億円)


米国は昨日の小幅安をすぐに取り戻して新高値。NYダウは12288ドル(+61)、ナスダックは2825P(+21)。

日経平均は新高値の陰線となる。ただ終値は前日の終値より高いので、まだ頭を打ったとはいえません。

今日のところは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日騰落レシオが120以上、Dデンドラの上値メドをクリア の5ポイントです。

(昨日まではE逆張りの条件表No.2が売りマークを出していましたが、今日は新高値を取ったにもかかわらず、売りマークは消えたので、今日のポイントには加点しません)

書くこともないので久しぶりに個別株について述べます。何度もいってきたことですが、たまに言うと相場の原理原則を思い出してもらえるので...。条件表No.8「ピークボトム切上げP/Q」は
  1. それまで、小波動のピークが切下がり、ボトムが切下がっていた銘柄が、
  2. 初めて、小波動のピークを切上げ、ボトムを切上げたときに「買い」マークを出します。

小波動のピーク・ボトムが切上がる順番は2つあります。@まず先にボトムが切上がっていて→次にピークが切上がるのが「P型」です。

A先にピークが切上がっていて→次にボトムが切上がるのが「Q型」です。

P型・Q型のどちらがよいということではありません。相場が大きく変動しているときは「P型」が有利だし、相場が小さな変動をしているときは「Q型」が有利です。(特にP型、Q型の区別をつける必要性はありません)


7203「トヨタ」は2度の買いマークを出しています。初めは2010年12月中旬の買いマークです。

このときは、まずピーク(a→b)の切り上がりが先に確認でき、ついで(A→B)のボトムが確認できたので(B)の直後の青色○で買いマークが出ています。

注目すべきは、「ボトムがどれくらい切り上がっているのか?」です。

図のAの安値(2800円)→Bの安値(3220円)は15.0%のアップです。直前の安値A(2800円)から+15.0%以上上昇してから買いマークが出たわけです。これは買うタイミングとしてはやや遅い。

もうひとつは(B')の後の買いマークです。A'の安値(3200円)→B'の安値(3310円)は3.4%のアップです。(A')を基準にすれば、まだ株価は上昇していない。タイミングはOKです。

定点観測の9銘柄から、タイミングが悪い例を掲げると、8604「野村」です。

図のAの安値(395円)→Bの安値(471円)は21.7%のアップです。(B)の直後の買いマークを見て、オットリ刀で買うのは遅すぎます。

(それでも少しは利益を出せるが)

9432「NTT」は、小波動のボトムがわずかしか切上がっていない例です。

図のAの安値(3605円)→Bの安値(3655円)はわずか1.3%のアップでしかありません。(A)と(B)の株価水準はほとんど同じです。

(B)の直後の買いマークを見て、買うと次の上昇小波動で大きく取れる可能性があります。


(11.2.18) TOPIX 973(-0)  日経平均 10842円(+6)  21.5億株  (1兆5578億円)


米国は小幅続伸。NYダウは12318ドル(+29)、ナスダックは2831P(+6)。

日経平均は高値警戒から5日ぶりに新高値を更新できず。週末でもあり米国は土・日・月曜日が3連休となることから、ボリュームは少なかった。

昨日の高値の日は、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日騰落レシオが120以上、Dデンドラの上値メドをクリア の5ポイントと変わりなし。

外国人は15週連続で買い越していますが、2月に入ってからの外国証券オーダー倍率の上昇テンポはゆっくりしており、オーザー倍率が1.0倍(数値は100)を大きく超えることがありません。 倍率が1.0倍近辺ということは売り株数と買い株数がほぼ見合っていることなので、買い一辺倒というわけではない。2月に入ってからの日経平均の上昇は、外国人による買いよりも国内(特に個人)の買いによるものではないかと思われます。

条件表No.8「ピークボトム切上げP/Q」が買いマークを出したときに注目することの続きです。

1812「鹿島」はピークが(a→b)と切り上がり、ボトムが(A→B)と切り上がったので、1月16日に買いマークが出ています。

このとき注目すべきは、(A→B)の上昇率です。(A)は183円、(B)は215円であるので、(A→B)の上昇率は+17.4%になります。これでは買いマークが出たからといっても、おいそれと買うわけにはいきません。

8306「三菱UFJ」はピークが(a→b)と切り上がり、ボトムが(A→B)と切り上がったので、12月10日(Q)に買いマークが出ています。

(A)は364円、(B)は391円であるので、(A→B)の上昇率は+7.4%です。ボトムの上昇率が+10%未満であるときは買ってよいのです。(株価が75日線より上位にあるのも決め手のひとつ)。

なお条件表No.8は、波動が切り下がっていたが→初めて波動が切り上がったときだけに買いマークを出します。上昇波動がスタートしたぞというきです。図では(x→a)とピークが切下がり、(y→A)へボトムが切り下がっていたものが、(a→b)(A→B)とピークとボトムが切り上がったので、(Q)で買いマークを出しています。

図の(B)は中勢モデル波動の符号では「E」になります。大勢波動が下降波動のときは、中勢波動は(A→B→C→D→E→F)までで終わることが多いので、モデル波動の(E)の直後の(Q)が買いマークが出る限界にしています。つまりピーク・ボトムが初めて切り上がったときしか買いマークはでません。2度目のピーク・ボトムの切り上がりでは買いマークは出ません。

しかし中勢波動が上昇波動になったことが確認できたならば、当然に中勢モデル波動の(D→E→F→G→H)が出現するはずです。モデル波動の符号(E)の直後だけしか買わないという法はありません。(G)でも買ってよいのです。「三菱UFG」は(B→c)の上昇波動において200日線を超えてきました。まだ200日線は下降中ですが、一応大勢波動は上昇波動にはいっていると推定できます。また(C)のボトムは75日線を割込まなかったので、中勢波動も上昇中であると判断できます。

そういうときに(Q')で(C)の小波動のボトムが確定しました。ピークは(b→c)と切り上がり、ボトムも(B→C)と切り上がっているので、(C)のボトムを表示した(Q')の日に買ってもよいのです。(これは条件表No.8の応用です)


《リアル24》Ver.3のユーザー

2月14日から日経先物・日経ミニは9:00〜15:15までの一場制になりました。TOPIX先物や一般銘柄は前場・後場制のままなので、どちらでも受信できるように《リアル24》Ver.3のプログラムを変更しました。「アップデート」→「最新バージョンのダウンロード」から最新バージョン(2011.2.18)をダウンロードしてください。その後、取引時間は右図のように設定し、受信してください。

このプログラムと2月14日にアップしたエクセルシートを使えば、@日経先物・ミニは(9:00〜15:15)が受信でき、同時にATOPIX先物や一般銘柄は(9:00〜11:00)と(12:30〜15:15)が受信できます。


(11.2.21) TOPIX 974(+1)  日経平均 10857円(+14)  20.8億株  (1兆4610億円)


米国は小幅続伸。NYダウは12391ドル(+73)、ナスダックは2833P(+2)。

今日は米国市場が休場とあって、積極的な売買はなく、小幅の動きに終始する。

一昨日の高値の日は、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日騰落レシオが120以上、Dデンドラの上値メドをクリア の5ポイントと変わりはない。

ただ日経平均は明後日くらい、TOPIXは早ければ明日に、25日順位相関が+80以上になる見込みです。明後日からはピークらしさは6ポイントになるので、警戒せねばならないと思っています。

新高値で大きな陰線が出るかどうかに注目。


(11.2.22) TOPIX 956(-17)  日経平均 10664円(-192)  25.1億株  (1兆7381億円)


米国は休場。リビアの政情不安から、原油先物が急上昇、欧州株が下落。これを受けて東京市場はひさびさの大幅下落となりました。

今日の「窓空け陰線」での下落によって、小波動のピークの表示が出やすくなりました。日経平均は明日のザラバ高値が10798円以下なら、図の(h?)の日にピーク(10891円)と表示されます。

チュニジア→エジプト→バーレーン→リビア、さらにイランなど中東の政治情勢がどれほど株式相場に影響を与えるのかは私にはわかりませんが、昨年5月のユーロ圏のギリシャを初めとするソブリン債リスクによって金融界が激震したほどの影響はないでしょう。

一番影響があるのは原油価格です。北海ブレントは105ドル/バーレルを突破、ドバイも100ドル/バーレルを突破。というのが昨日のニュースでしたが、今日はドバイも105ドルを突破したとか。先週末は86ドル台だった米国WTI原油は今日の24時間取引では98ドル台へと大幅高となっているとか。原油の高騰は経済にマイナスになることは間違いありません。

今日の急落をどう見るかですが、基本は今夜の米国市場(特にナスダック)が日経平均の下落率(-1.78%)を超えるような大幅安になるかどうかです。

米国景気は回復途上にあることが明らかになり、デフレの懸念も後退しています。ここへ中東情勢不安がどれほど影響を与えるのかは、米国市場が判断するでしょう。

グラフから判断すると、これまでに日経平均(終値)が9日線を割り込んだのは(p)(q)(r)(s)の4回あります。

このうち(p)(q)は割り込んだ日の2日後には新高値を更新しています。(r)にいたっては割り込んだ日の翌日に新高値を更新しています。こういう割り込み方は相場の方向性を変化させません。

(s)は異なります。株価が9日線を割り込んで2日後に新高値を更新することはできませんでした。新高値になったのは(s)の10日後のことです。ここで今回の9日線割れの手本とするのは、@明日から2日目に新高値(10891円)を更新できるのか? です。たぶんこれは難しい。

そうであるならばA(s)の後10日間は新高値を更新できなかったように10日程度の日柄調整か、25日線を割込むような値幅調整がある可能性が高い。この2日間で新高値に出ることができるのか、そうではないのかを見たい。


(11.2.23) TOPIX 946(-9)  日経平均 10579円(-85)  25.4億株  (1兆7985億円)


休場明けの米国がどうなるか注目されていましたが、やはりというか大幅安。NYダウは12212ドル(-178。-1.44%)、ナスダックは2756P(-77。-2.73%)

日経平均は昨日-1.78%下げていましたが、ナスダックは-2.73%と約1%ほど余分に下げ、米国は東京以上にリビア問題を大きく受け止めました。

東京市場は今日も下落し、月曜日の終値からの下落率は日経平均が-2.56%、TOPIXが-2.87%となって、ナスダックの下落率-2.73%に帳尻を合わせました。

日経平均・TOPIXはともに小波動のピークを表示し、今日より小波動は下降波動に転じたことを表明しました。ナスダックは今夜のザラバ高値が2800P以下であるならば、同じく小波動のピークとなります。

ナスダック・日経平均は25日線の水準に落ちました。この水準は先の小波動のピークと同じ水準でもあるので、ここ2〜3日は押し目買いが入るかと思います。

ただ押し目買いによる反発がたいしたことがない(少なくとも下落幅の半分以上の戻りが必要)と、再び売られ、新たな下値探りをする可能性があります。

WTI原油は昨日は暴騰しました。図の(r)は世界の景気回復を織り込んでつけた高値(92ドルの水準)です。

(a)はエジプトの大規模デモによる高値ですが、それでも(r)と同じ水準で抑えられました。昨日の(b)は産油国であるリビアの政情不安によるもので(r)や(a)を上抜きました。

原油価格が(a)の水準で推移するならば、それはすでに経験したことであり、株式相場に織り込まれています。昨日の(b)の水準は93.57ドルであるので、まだたいした影響はありません。しかし、92ドル水準より10%高い100ドル水準まで上昇するようだと世界経済にマイナスのショックがでるかと思います。その意味で目下のところは、原油価格が株式市場に対する最大の要因です。


(11.2.24) TOPIX 934(-12)  日経平均 10452円(-126)  25.7億株  (1兆7415億円)


米国は続落。NYダウは12105ドル(-107。-0.87%)、ナスダックは2722P(-33。-1.22%)

ナスダックは小波動のピーク2840Pを表示し、小波動は下降波動になったことを表明。

どころか、もし先の小波動のボトム2676Pを下回ることになれば、この水準は「最後の上昇波動」のスタート点であるので、中勢波動も下降波動に転換する可能性があります。

原油はザラバで100ドルに到達。はたして100ドルを超えて定着するのかどうか? ことが政治からみのことなので、どうなるのかわかりませんが、グラフの急騰の様子からは不安材料を過大視しているのではないかの気がします。

昨日のナスダックは-1.22%下落したのであるから、日経平均がこれに完全に連動するのであれば、昨日の終値10579円の-1.22%安い10450円で寄り付いてよいところでした。ところがそれより高い10533円で始まりました。

このトガメはすぐに出ました。日経平均は次第安となり結局10452円で終わり、前日から-1.20%の下落となりました。ここでナスダックの下落率に帳尻を合わせました。

日経平均は明日のザラバ高値が10528円以下だと、逆張りの条件表No.2が買いマークを出します。TOPIXも943P以下なら同じく買いマークを出します。

明日買いマークがでたとしても小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値、ANo.2が買いマーク の2ポイントでしかないので、ポイントからはまだ買うことはできません。

図の(g→h?)は目下のところ「最後の上昇小波動」になっています。もし(g)の10182円を下回ることになると、ナスダックと同じく中勢上昇波動が下降転換する可能性が高くなります。ただ(g)の水準は中勢波動の基本である75日平均線よりも下位にあるので、まずは75日線水準で、下げ止まるのか・更に下落するのかの攻防があるはずです。

その攻防において「タクリ足」とか「新安値の大陽線」がでるようであれば、調整は終りとみてよいでしょう。そうなれば買ってみる価値はあります。(まだ75日線まで下落するかどうかは不明ですが、先走って述べておきます)


(11.2.25) TOPIX 941(+7)  日経平均 10526円(+74)  21.4億株  (1兆5718億円)


米国は下げ渋る。NYダウは12068ドル(-37)と続落したもののナスダックは2737P(+14)と反発。

WTI原油は103.41ドルの高値を更新したが、その後は97ドル台へ下落。これはサウジがリビア混乱による減産量にみあう分を出荷できる用意があると発表したため。

昨日の時点では、過去最高値の147ドルを超えるのではないか、いや最悪の場合は220ドルになるかも、といった予想が出ていましたが、昨日のWTIのグラフは上ヒゲの長い陰線となったので、当面は100ドルを超えることがないような感じです。

ナスダックは一昨日の長大陰線に陽線が「はらみ」、下げ渋りの形です。今のところは下げ渋りであって、下値を出したとはいえません。昨日の安値が小波動のボトムらしいと推測してもよくなるのは、@今夜の終値が大陰線のザラバ高値2761Pを上回ること、あるいは今夜の終値が25日線(2761P)を上回ることです。(どちらも2761Pが決め手です)

米国株が下げ渋りとなったことから日経平均は反発。ナスダックと同じように(a)陰線に陽線が「はらむ」形になりました。

この形は(b)でも出ました。このときは翌日の終値(10464円)が大陰線のザラバ高値(10461円)を上回ったので、だいたいボトムが出たらしいと推測できたのでした。

今回の(a)がボトムらしいと推測できるためには、大陰線の始値と前日の終値との間に「窓」が空いているので、窓を埋める水準(10569円)を明日の終値が上回ることが必要です。

もし上回ることができたなら、9日線への戻りがありますが、上回れなかったときは、今日の陽線は下落途中の中間点であり、さらに一段の下落があることを想定せねばなりません。

目下のところ日経平均の小波動のボトムらしさは、@新安値(昨日)、A条件表No.2が買いマークをだした の2ポイントです。


(11.2.28) TOPIX 951(+9)  日経平均 10624円(+97)  25.0億株  (1兆6704億円)


先週末の米国は反発する。NYダウは12130ドル(+61)と小幅だったが、ナスダックは2781P(+43)と大きく反発。

ナスダックは一昨日の長大陰線に陽線が「はらみ」、昨日いったように、「終値が大陰線のザラバ高値2761Pを上回った」ので、小波動のボトムではないかと推測してもよくなりました。

買戻しの限界である9日線はまだ上方にあるし、ボトムらしさのポイントは2ポイントでしかないので、ボトムの確率は25%ですが、ボトムを出す方向に向かっているといえます。

日経平均は安寄りした後、後場に入って急上昇。特に材料はなかったが、月末のドレッシングがあったのか。

日経平均は一昨日の陰線に、昨日は小陰線がはらんでいました。この形はナスダックも同じでしたが、ナスダックは昨日大陰線を上回る陽線となりました。

日経平均はナスダックを手本にして同じ動きをし、同じ形(a)になりました。まことによく連動しています。

ただこれで小波動のボトムが出たかどうかはまだ判断できません。同じ例が(b)にありますが、(b)の後はちょっとした波乱となりました。今後波乱があるかどうかはアラブ情勢と原油価格次第。予想はできません。


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