TOPIXをどう見たか・判断したか (2011年 1月)


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(11.1.4) TOPIX 911P(+13)  日経平均 10398円(+169)  16.4億株  (1兆1509億円)

大発会。日本は12月30日で立会いが終わりましたが、米国は31日まで立会いがあり、さらに月曜日の1月3日にも新年の立会いがあったので、東京市場は海外市場から2日分遅れての立会いとなりました。

12月31日と1月3日の海外市場は、円レートは80円台に入るなどマイナス材料が出た一方で、海外株式市場は堅調となりました。差し引き海外市場の株高のほうを評価して、東京市場は高値発会となりました。

グラフを見ると、ナスダックは9日線を1日割込んだだけで、翌日は大きく上伸したので、再び上昇方向に向いたことが明らかです。あとは7日発表の12月雇用統計がどうなるかです。

雇用統計が思わしくなければ、再び金融緩和と実体経済悪の綱引きになります。 外需に頼るしかない日本経済は、@米国の景気が回復→ドル高→→円安→日経平均高となるし、A米国景気の停滞→ドル安→円高→日経平均安となります。

これに加えて、米国のジャブジャブの過剰流動性がコモディテイ高→株高をもたらすのではないかの期待があるので、株価が下げる方向にはナカナカ向きません。だが実体経済を無視した金余りによる株価高は邪道です。実体が伴わない株高は危険です。


(11.1.5) TOPIX 911P(-0)  日経平均 10380円(-17)  17.3億株  (1兆2099億円)


米国の3日の大発会は大きく上昇したものの、翌日はすぐにまちまちの動き。

過剰流動性による株価高の期待はあるが、それだけでは買い進む自信がない、 今週金曜日の米国雇用統計を見ないと決められない。といったところです。

NYダウは11691ドル(+20)だがナスダックは2681P(-10)。ナスダックはやや長い下ヒゲ陰線となりましたが、9日線を割込むことはなく、なお形としては堅調であるといえます。しか足取りはモタモタしています。

どこかで値幅が2.5%以上の陰線か陽線が出れば、方向が定まった(陰線なら下落、陽線なら上昇)としてよいでしょう。ナスダックの現在の水準(2681P)の2.5%は67Pです。一日の値幅が60〜70Pある陰線・陽線が出たら要注意。

この20年間の日経平均についての月足と「CI先行指数」を対比したグラフを次に掲げます。



CI先行指数は「景気動向指数」の1つであり、毎月内閣府が(2か月遅れで)発表する景気の指標です。今のところ最新のものは2010年10月までのものです(1月11日に11月分が発表される)。

株価は、基本的に「景気」すなわち「企業業績」を予想して動きます。CI先行指数は景気より先行しているだろう12個の経済指標を元にして計算されますが、その1つがTOPIXです。だからTOPIXを見てCI指数を予想することはまあまあ正しいのですが、CI指数を見てTOPIXを予想するのことは実はおかしいのです。

だがCI指数は、TOPIX以外に11個の経済指標を含んでいるので、必ずしもCI指数から株価(TOPIX)を予想することは無駄であるとはいえません。実際のところ過去CIがピークをつけた(A)(B)では、日経平均のほうが早くピークを出しています。これは株価が先行する例です。だが、(C)では日経平均はCIのピークから1年送れてピークを出しています。日経平均は米国のバブル景気に引きずられて、日本の景気を正しく予想できなかったのです。

株価は必ずしも景気を正しく予想はしていません。特に好景気が長く続いたあとは楽観人気(例えば従来の経済環境とは違った局面になった。時代(パラダイム)は変った。といった意見が強くなる)が支配して、株高ボケになっています。大きな景気循環のときは、株価がCIに遅れてしまうことがあります。

2010年の(D)で、CIは当面のピークを出しています。株価がCIのピーク打ちに連動して下落したのが8月末の日経平均8796円です。しかし、その後株価は反発して昨日・今日は10400円まで戻っています。これはCIの下落はそうは続かないという予想によるものです。これが果たして正しいのかどうかは、今のところわかりません。わからないが、CIが下落している過程で株価は「景気は持ち直す」と判断して上昇しています。

この株式市場の予想が正しければ株価は更に上昇する余地がありますが、この20年は2005年〜2007年の世界的なバブルを除くと、日経平均が先のピークを上回ったとたんに失速しています。(D)の日経平均は11408円ですが、果たしてこれを上抜くような上昇が今年中にあるのかどうか。もし上抜いたならば、そこからは大勢上昇波動の最終局面の始まりに当たるのではないかと、私は思います。


(11.1.6) TOPIX 924P(+12)  日経平均 10520円(+148)  23.9億株  (1兆5694億円)


米国は、ADP調査の12月の雇用者数が、予想(+10万人)をはるかに上回る29.7万人であったことや、ISM非製造業景況感指数がよかったことから上昇。

NYダウは11722ドル(+31)、ナダックは2702P(+20)。

ADPの数字がよかったことから7日の雇用統計もよいだろうの判断ですが、上昇率は各+0.50%,+0.78とそう大きくはなかった。

ところが円レートは前日より1円以上の円安となりました。これを見てシカゴ日経先物は10505円。

日経平均は高く寄り付き、18日間に及んでいた10200円〜10400円の高値もみあいゾーンを上放れました。

日経平均の小波動のピークらしさのポイントは、昨日1月5日には@新高値、A陰線、B25日騰落レシオ の3ポイントまで低下しており、売るに売れない、買うに買えないという状況でしたが、今日の上昇によってピークらしさは5ポイントになりました。

すなわち@新高値、A25日順位相関、B25日騰落レシオ、C25日投資マインド、D《デンドラ24》の上値メドをクリア です。

《デンドラ24》の上値メドは、2か月前の11月8日に、下から順に@9978円、A10252円、B10436円、C10802円 となっていました。下から2番目と3番目のメドでピークを打つことが多いので、B10436円が出たならば1ポイントとする予定でしたが、今日これをクリアしました。今後はデンドラの1ポイントがいつでも追加されます。 今日でピークらしさが5ポイントになったので、ここからはピークがいつ出るのかを見ることになります。


(11.1.7) TOPIX 926P(+1)  日経平均 10541円(+11)  22.8億株  (1兆4541億円)


米国は、失業保険申請者数が思わしくなく、昨日のADP調査の12月の雇用者が予想の3倍増の数字は本当なのかの疑念もでて、マチマチの動き。

NYダウは11697ドル(-25)、ナダックは2709P(+7)。

東京市場は、まずは円レートが一番の材料であることは変わりがありません。今日はやや対ドルで円安気味であった(対ユーロは円高気味)であったので堅調な動きでした。

今夜発表される米国雇用統計がどうなるのかが不明であるし、明日から3連休であるにも関わらず買い意欲は衰えず、日経平均・TOPIXともに小波動の新高値(2010年5月以来の新高値でもある)を取って引ける。

市場は楽観人気に傾きつつあります。条件表No.21「ピーク・ボトムのポイント(A)」で日経平均のグラフを見ると、小波動のピークらしさは4ポイントです。だが昨日いったように《デンドラ24》の上値メドに達しているので1ポイントが加算されて、現在は5ポイントです。

TOPIXは図に見るように、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.2が売りマーク、C25日騰落レシオ、D25日投資マインド、E新高値 の6ポイントになっていますが、実はTOPIXも《デンドラ24》の上値メドに達しています。なんと7ポイントになっています。 ここから買って成功するのは、10年に1度ありますが、残り9年は、まず「追っかけ買い」は成功しません。「売れ」とは言いませんが、「買ってはいけない」とはいっておきます。

個別株のグラフを取り上げると、「待ってました」というユーザーが多いので、できるだけ個別株についてコメントしたいのですが、私はほとんど個別株を見ることがなく、ナカナカ例題として取り上げることはできていません。

今朝、6901「沢藤電」を買ってもよいか?という電話がありました。買うか買わないかはユーザーが決断することで、買うべき根拠があれば買えばよいのです。私はユーザーがなぜ急騰した後で買いたいと思ったのかの根拠を聞きたいところでしたが、「急騰した後で買ってもしかたがないでしょう。」と答えたところ、すぐに電話が切られました。よって買いたい根拠を聞き逃しました。

(いったいに礼儀を知らない株式投資家が多すぎる。尋ねて解答を得たならば「ありがとう」をいうべきではないか。メールで質問して解決したならば、解決しましたの返事をだすのが当たり前ではなかろうか。私は、ユーザーがちゃんと処置できたのかといつも気にかけているのです。当面の疑問が解決したら自分にとってはOKで、答えた私にはなにも知らせず「知らん振り」といった無礼な質問者が6割あります)。


「急騰した後で買ってもしかたがないでしょう。」と答えたのは、2010年11月に別のユーザーから「よい銘柄を見つけた。それは6901「沢藤電」である。株価は2倍になるのではないか?」という電話を貰っていたからです。

思い出すと右図の赤○のあたりで連絡を受けたのでしょう。株価が180円くらいのときです。私がこのとき言ったのことは、「よくぞこのような銘柄を見つけましたな。」でした。こういう足取りの銘柄を見つけることはナカナカ難しい。

このユーザーは結構ヘビーな条件表を設定されているようです。ヘビーであるので条件表の設定についての質問がよく来ます。そのユーザーが「久しぶりによい銘柄が出ました」と言ってきたので記憶していました。結果はそのとおりの急騰となり、改めてこのユーザーの「急騰株を見つけるチャート」に対する考えの正しさを知ったわけです。

そのユーザーの条件表は、ある程度わかりますが、それをここで公開するわけにはいきません。だが条件表を設定するポイントは以下のものです。
  1. 小波動のボトムが切り上がっている。(A→C→E→E')

  2. 200日線は上向いてる。(上図の黄色線)

  3. 75日線を抜けたばかりである。(モデル波動のE,E')

  4. 最近、重要ポイントを出した日がある。(Dの日。出来高も注目)

  5. 半年前に大きな上昇をしている。(右図)
こういうことを条件表に設定すれば、当たり屋のユーザーの買いのポイントに近い条件表ができます。研究してみて下さい。与えられるもの(HPの記事)を甘受しているだけでは、大きな利益は生まれません。


(11.1.11) TOPIX 926P(+0)  日経平均 10510円(-30)  21.1億株  (1兆3454億円)


先週末発表の12月の米国雇用統計は+10.3万人の増加。これは前日のADP調査の+29.7万人から推計した数字からは小さかった。 リーマンショック以来米国では840万人の雇用が失われましたが、2010年は年間で+100万人の雇用が生まれただけです。米国の景気に最も影響を与える雇用の回復はまだまだです。

NYダウは11674ドル(-22)→11637ドル(-37)と3連続陰線(順下がり)で9日線を少し割込む。ナダックは2703P(-6)→2707P(+4)とやや高値波乱気味。

東京市場は、安く寄り付くが戻り気味で陽線となる。少し下げればすぐに買いが入るという楽観的な状況にあります。


次図下部の黒色折れ線は「ドル建て日経平均」です。円建ての日経平均は昨年4月高値11408円を上回ることができていません。これは欧米のYYダウ・ナスダック・FTが新高値を取っているのに比較すると、ずいぶん不満な上昇です。

だがドル建てに換算するならば、日経平均は大きな上昇をしています。2010年のナスダックの終値ベースでの安値は7月2日の2091Pでした。これが先週の1月5日には2702Pまで上昇しています。+29.5%の上昇です。NYダウは9686ドル→11722ドルへ+21.0%の上昇です。

ドル建て日経平均の昨年の安値は(p)の10320セントです。これが1月7日には12625セントになったので、+22.3%の上昇です。FT100は4805P→6043Pへの上昇なので+25.7%の上昇です。

円建てでは8月31日の8824円→1月7日の10541円へと19.5%の上昇であり、NYダウの上昇率に負けていますが、ドル建てではNYダウよりも少し高い上昇率になります。

国内の投資家は円高になれば株安を思って株式を売らざるを得ませんが、外国人投資家にとっては円高はドル建て日経平均の水準を引き上げます。円高ながら株価はそう下がらないという状況は、快適な投資環境であるわけです。ドル建て日経平均が小波動のピークを切り上げたのは(a)の日であり、同時にドル建て日経平均の200日線を上回ったのです。ここからは外国人投資家は買いやすくなりました。

さらに「ドル建て日経平均」は(b)11月22日に昨年高値(4月15日)の12083セントを上回り、新高値を更新しました。欧米と同じ状況になったわけです。NYダウが4月高値上抜いたのは、ナスダックが11月2日、NYダウが11月3日、FT100が11月4日でしたから、ドル建て日経平均が11月22日に高値更新というのは確かに「出遅れ」ていたといってよいでしょう。だがドル建て日経平均の上昇率はすでにNYダウを少し上回っています。いつまでも出遅れであると思ってはいけない。ここから「ドル建て日経平均」は欧米株式市場の動きと連動 していくでしょう。日経平均だけが2010年4月の高値を更新していないから「出遅れ」であると判断するのはどうか? と思います。


(11.1.12) TOPIX 929P(+2)  日経平均 10512円(+2)  25.1億株  (1兆5492億円)


米国はポルトガルのソブリン債リスクの懸念が少し後退したことから小幅高。

NYダウは11671ドル(+34)と反発し9日線を回復。 ナスダックは2716P(+9)と新高値。ジリジリとは上昇しているのだが、ここまで上昇してよいのか? 半信半疑でしょう。25日線を下回らないうちは一応強気でいよう、といったところです。

東京市場の3つの株価指数の小波動のピークらしさは、@日経平均が5ポイント(図の矢印は4つだが《デンドラ24》の上値メドを達成しているので1ポイントが加わる)。 ATOPIXは7ポイント、B日経JQ平均が6ポイントです。

最も過熱感が強いのはTOPIXです。この3日間は7ポイントが続き、いつ調整をしてもおかしくない。

日経平均は円レートが大きな要因です。円相場の制約によって、そう楽観的な動きになっていません。しかし内需(特に銀行・通信)の影響が大きいTOPIXは、楽観の極みにあります。個別銘柄を見ても、昨年暮れから今年にかけて、25日線を出発点にして急騰する銘柄がいくつ出てきました。

だが、こういう刹那的な状況はそう長くは続きません。今はババ抜き状況にあります。人気が出た銘柄にワッと集まり、ババ抜きをしてサッと散る。ババを誰かに押しつけて自分は利益を出すことを思っている。私の考えでは25日線から上昇を始めた銘柄の小波動は、ピークをつけるための小波動です。

ピークをつけるときは、誰もが楽観し、普通なら1日に5円・10円の値幅であったものが、一気に50円・100円の動きになります。こういう時期は何年に1度しかないことです。今の状態を常の状態だと思ってはいけません。 楽観人気の後には必ず反省が出て株価は調整します。平均線でいうならば、最低でも25日まで下落する、通常なら75日線まで下落する。今のところ、この中間の200日線(景気循環の基準の線である)までの反落があってよいと思っています。


(11.1.13) TOPIX 937P(+8)  日経平均 10589円(+76)  22.6億株  (1兆5226億円)


米国はポルトガル国債の入札が順調だったとかで上昇。

NYダウは11755ドル(+83)と新高値、ナダックは2737P(+20)と連日の新高値。

日経平均の中勢波動をモデル波動に比定すると、グラフのようになります。(e')から200日線を上抜くまでは力強い上昇をしましたが、11月後半から12月一杯はジリジリとした上昇でした。

終値で9日線を割り込んでも、翌日には切り返し連続して下落することがなかった。よって小波動のピーク・ボトムが出ず、(e)の次のピーク(F)はいつ出るのだろうかとハッキリしないうちに12月の大納会となりました。

大納会は安く、ザラバ安値が25日線にタッチしたので、一応は(g)と考えてもよいのですが、それにはピーク(f)がその後に確定せねばなりません。だが新年大発会はピークかも知れないと予定していた(f)を上回って引けたので、(f)がピークになる可能性は消えました。現在はこれまでのように(e→F)の途中にあります。

現在の小波動のピークらしさのポイントは、@日経平均が6ポイント、ATOPIXが7ポイント、B日経JQが6ポイントです。

小波動のポイントは、すべて逆張り的(指数が高いときは売り、低いときは買い)な見方からカウントされます。だから株価が一方的に上昇したり下落する年はあまり当たりません。

この10年で一方的に上昇したのは2005年、やや一方的に下落したのは2008年です。ポイント方式による売買の判断が外れるとすればこの2年です。だがあとの8年は当たります。

日経先物ツールキットが出す売買マークも逆張りです。去年は1月→4月に上げ、5月や8月に下げ、9月→10月が往来相場、11月→12月がジリ高となって、一方的には動かなかったので、まあ満足できる成績となりました。

昨年の大納会の日に買いマークを出したので、今年の大発会に買い仕掛け、ラージで30円、ミニで40円幅の利益を出しましたが、その後は 売買マークが出ていません。これは一方的な相場になったからではなく、今の相場にメリハリがないせいです。もう少し上昇すれば売りマークが何度か出るはずです。


(11.1.14) TOPIX 930(-7)  日経平均 10499円(-90)  24.5億株  (1兆7867億円)


米国はスペイン・イタリアの国債が順調にはけてソブリン債リスクが後退したものの、新規失業保険申込み件数が予想外に多かったのが気にされて小幅安。

NYダウは11731ドル(-23)、ナスダックは2735P(-2)

日経平均は1月限オプションSQが10470円と昨日の終値から120円ほど安く決まりました。昨日の(終値10589円)段階では、コールオプションはほぼ89円の価値がありましたが、今日は0円の無価値に。

逆に行使価格10500円のプットオプションはほぼ0円と無価値であったが今日は30円の価値が発生。

日経平均が10500円より上にはかなりの売りの思惑があったことが明らかになりました。日経平均はSQ絡みのイレギュラーな寄り付きとなったものの一時は反発する。だが円レートが82円台半ばまで円高に振れたため下落して終わる。

細かくいえば、今日は「順下がりの陰線」です。昨日まで小波動のピークらしさは6ポイントであったので、今日の「順下がりの陰線」をポイントとして採用するならば、7ポイントです。ただ今日の始値と終値の差は-3円でしかなく、明らかに「順下がりの陰線」であるとはいいにくい。

としても日経平均の小波動のピークらしさは6〜7ポイントになっているので、いつ調整があってもおかしくはありません。

日経平均が調整入りするときの材料は、中国株でしょう。

今日の上海総合は-1.28%の下落となりました。これは今日にも預金準備率が引き上げられる、または金利が引き上げられる、ことを懸念したものです。

上海総合のグラフは、ピーク・ボトムが切り下がっています。モデル波動の符号を振ると、直近の75日線まで戻った日は(I)ではないかと思われます。ここで75日線を上抜けなかったので、さらに下落して(m)となる可能性が出てきました。

今のところ業績を表現する200日線を割り込んでいませんが、貸し出し金利引き上げ(引き上げ幅にもよるが)となれば(m)へ向かうことも考えておかねばなりません。そのときは日経平均は25日線を割込み、75日線(200日線も同じ水準)近くまで下落するのではないか。これが今、私が思っていることです。


(11.1.17) TOPIX 928(-1)  日経平均 10502円(+3)  18.6億株  (1兆2510億円)


米国はJPモルガンの決算がよかったことから、金融株が上昇。 NYダウは11787ドル(+55)、ナダックは2755P(+20)

ナスダックも日経平均と同じように25日線カイリが+4%以上になれば警戒すべきです。だが株価は9日線より上で推移するものの、25日線から大きくカイリすることがない(今日の25日線カイリは2.98%)ので、なかなか警戒感がでない。

中国は14日に、預金準備率を0.5%引き上げると発表。このニュースは欧州市場から米国市場そして日本市場へ伝播したのですが、ロンドンのFT100は小幅安、米国は逆に上昇となりました。中国の金融緩和は終り、金融引き締め気味になってきましたが、特にマイナス材料とはされませんでした。

だが今日の上海総合は-3%ほど下落し、新安値に突入です。2560Pから2700Pのゾーンは昨年8月から9月にかけて揉み合った水準なので、2560Pの水準まで下落する可能性があります。


米国株高を見て東京市場は高く始まったものの、上海市場が安くなるにつれて次第に値を消す。

日経平均は4日連続の陰線となりました。それでも株価終値は9日線を下回らないので、なお上昇基調を維持していますが、明日の上海市場が大幅続落となれば9日線を大きく割込むことも考えておいたほうがよいでしょう。

高値圏における4日連続陰線というのは危うい。最近は小波動のピークのあたりで4陰連を出したことはありませんが、2010年4月に日経平均が11408円の高値をつけた後に4陰連となって、8796円まで下落したことを思い出すべきです。


(11.1.18) TOPIX 931(+2)  日経平均 10518円(+16)  19.6億株  (1兆2365億円)


米国は休場。中国のきつめの金融政策を受けて、昨日の上海総合は-3%の下落をし新安値に陥りましたが、今日は昨日の終値の水準で推移する。

とりあえずは人民銀行の預金準備率の引き上げは相場に織り込まれたというのが、市場の判断でしょう。

日経平均は上海安と、やや円高になったことから安く始まるが、次第にもどし小幅高。

だが出来高上位10社を見ると、A石原産業124 円(+30)とか、G長谷工82円(+3)、I五洋建136円(+8)といった亡霊のような会社が出てきており、内容はよくありません。ババ抜き相場です。

今日から買った投資家は全滅するのではなかろうか。株価が予想以上に変化したからといって、昨日まで逆張り方針できた投資家が、急に順張り方針に変更する といった器用なまねはできません。私はこの上昇はパスして、次の下落を仕掛けます。


(11.1.19) TOPIX 936(+5)  日経平均 10557円(+38)  22.1億株  (1兆3441億円)


米国は続伸。NYダウは11837ドル(+50)、ナスダックは2765Pと連日で高値を更新。

中勢モデル波動は、株価が25日線から出発してピークを出したときが中勢波動の終り(天井)としています。(G→H)の符号を使っていますが、(G→H)の上昇は、9日順位相関でみると2つの山ができることが多い。


例えば右図の左側は2010年2月〜4月にかけての上昇ですが、このときは株価が25日線を上回ってから、@Aの山をつけています。今回(左側図)も@Aの2つの山をつけている最中です。

むろん必ず2つの山でピークになるというわけではありません。3つの山のときもあります。相場のスケールが大きいときは4つの山を出すこともあるので、2つの山を持って「決め手」にすることはできませんが、それでも9日順位相関が2つの山(+80以上を山とする)を作って下降し始めたときは警戒が必要でしょう。

今日の日経平均は日中の値幅がたったの46円でした。今年に入っての値幅は、88円→55円→53円→47円→62円→74円→55円→82円→80円→92円→46円 です。100円を超えた日はありません。

去年の12月もこういう状況で伸び悩んでいましたが、大納会の日に25日線近くへの下落をしました。米国の大発会が上昇したので、日経平均は年初に株価水準を200円ほど嵩上げしたものの足取りは重い。

現在は9日間ほど10500円水準を中心にした動きをしています。そこで思い出すのは昨年4月のころの動きです。小波動のピーク11408円を出した日を含めて4陰連→陽線→7陰連となって25日線を下抜き、2日ほど抜き返したものの200日線を割込む大きな下落に繋がりました。 このとき私は75日か200日線でいったんは止まると思っていましたがそうではなかった。世界はギリシャ問題からユーロ危機になったと考え、リスク資産を大量に処分したからでした(ここが判らなかった)。

今回はユーロ問題は一度は体験したことであるので、もし発生してもそう大きな影響を、株式市場にもたらることはないと思いますが、200日線近くまで下落する可能性はあると思っています。今日の200日線は9903円です。


(11.1.20) TOPIX 927(-9)  日経平均 10437円(-119)  20.4億株  (1兆3774億円)


米国はGSやウェルズファーゴの決算が期待はずれだったとかで、金融株が下げる。NYダウは11825ドル(-12)と小幅安だったが、ナスダックは2725P(-40)と大幅安。

ナスダックは前日まで順上がりの4連続陽線をつけていましたが、昨日の陰線は11月中旬の2459Pからスタートした長い上昇小波動(一昨日まで43日続いている)の中で、最も長い陰線になりました。

同時に前日までの3連続陽線を1本の陰線で下回り、ザラバベースでは4連続陽線を下回りました。これは警戒を要します。今夜続落とならねばよいですが、同じような長さの陰線で続落となれば、一昨日の高値2766Pは小波動のピークであった可能性が高くなります。

もうひとつ気になるのは上海総合です。今日は約-3%下落して新安値を更新しました。今夜の米国株、明日の中国株の動きは要注意です。

日経平均は米国株安を受けて安く始まり、上海株が下落したのでさらに下げ、9日線を割込む下落となる。ただ大きな陰線ではない(今日の値幅は84円でしかない)ので、これまでのように1〜2日後には再び9日線を回復する可能性は十分にあります。

1日の値幅が2%(今なら約200円)くらいの陰線が出ないと、小波動の上昇が終わったとは判断できません。(200円幅の陰線がでるようなら、200日線へ向かって下落する可能性が高い)


(11.1.21) TOPIX 910(-16)  日経平均 10274円(-162)  26.7億株  (1兆9152億円)


米国は、中国の金融引き締めを懸念したためか、WTI原油が88.86ドルと前日比-2.00ドルの大幅下落をし、これに連れて株価も下落する。

NYダウは11822ドル(-2)と小幅安だったが、ナスダックは2704P(-21)と続落し、ザラバでは25日線まで下落。ナスダックはこれまで、9日線を割込んだ1日か2日後には再び9日線を回復するという強い動きをしてきているので、今回の9日線割れはどうなるのかが注目点です。


もし今夜もさらに下落するようなら、前回9日線を割込んだ日のザラバ安値2649Pが下値の1つのメドです。もう一つ下には2613Pのメドがあります。

ここまで下げると《デンドラ24》が下値メドを出しますが、その一番高いメドは2599Pになります。そう先走る必要はありませんが、下げ方が急になれば、2600Pを予定しなければなりません。

上海総合は、今日は陽線となりました。一応「新安値の陽線」であるので、小波動のボトムらしさは2ポイントです。ただ順位相関が9日・25日ともに-80より上にあるので、ボトムを出すにはもう少し時間がかかるのではなかろうか。


東京市場は久しぶりの大幅下落となる。TPOPIXは(a)の日(1月13日)に、小波動のピークらしさは、@9日順位相関、A25日順位相関、B条件表No.2が売りマーク、C25日騰落レシオ、D25日投資マインド、E新高値、Fデンドラ24の上値メドの7ポイントでした。(値幅が小さかったので「新高値の陰線」のポイントは加えていない)

そして(a)の翌日はこれに加えてG順下がりの陰線となりました。粗くいうなら(a)の日がピークである確率は8分となっていたのです。だがその後3日ほどはまだ先高の期待感が強く下落しませんでした。今日ようやく下落し、ポイント制の正しいことが証明されました。

日経平均はTOPIXのように「条件表No.2が売りマーク」を出していなかったので(a)の日は6ポイント、その翌日は7ポイントでしたが、小波動のピークらしさの確率は7分と高いものでした。当面の下値メドですが、昨年12月に10200円〜10400円のゾーンで長く揉み合いしているので、その下限の10200円が1つ目のメドです。これを超えて下落するようだと《デンドラ24》の最も高い下値メドは9950円くらいになるはずです。来週は10200を下回るのか(そうなれば10000円割れがメドになる)、そうでないのかを注目です。


(11.1.24) TOPIX 917(+6)  日経平均 10345円(+70)  18.7億株  (1兆3126億円)


先週末のNYダウは11871ドル(+49)と反発したが、ナスダックは2689P(-14)と続落する。

ナスダックは今夜のザラバ高値が2763P以下なら、小波動のピークを表示をつけます。まずピークを表示することは堅いでしょう。

するとNYダウは新高値を更新しているのに、ナスダックの小波動は下降波動に転換するわけで、いったいどちらを手本にすればよいのかということになります。

私はNYダウよりもナスダックを重要視しているので、ここはナスダックの動きを見ておればよいと思っています。

次に、今回の上昇小波動のスタートはNYダウは11月29日(10929ドル)、ナスダックは11月16日(2459P)とナスダックのほうが先にボトムを出しています。この上昇波動に限っては、ナスダックが先行している。したがってナスダックが小波動のピークを出した後にNYダウがピークを表示するのではないかと思います。

日経平均は週末に小波動のピークを表示しましたが、今日はTOPIXもピークを表示し、小波動は下降波動にあることが明らかになりました。

問題はどのあたりでボトムをつけるのだろうかということです。今のところ日経平均は10182円または10209円(だいたい10200円)を割込むのかどうか、TOPIXは895Pまたは897Pを割込むのかどうか、を注目しています。

ピークの日の翌日から今日で7日目になりますが、平均的には11日間下落するので、もう少し下げの期間が足らないような気がします。

また前日の陰線の幅は大きいので、小波動のボトムがでたらしいとするのは、この陰線のザラバ高値を終値で上回ることが必要ですが、今すぐにこれを上回る上昇があるとは思われません。 もう2〜3日経たねば、ボトムかどうかを判断するのは難しい。


(11.1.25) TOPIX 929(+12)  日経平均 10464円(+119)  19.6億株  (1兆4613億円)


米国はインテルが増配するとかで堅調。NYダウは11980ドル(+108)、ナスダックは2717P(+28)と反発。

ナスダックは小波動のピーク2766Pを表示しました。ピークから昨日で4日目となりますが、株価は25日線で止まっています。果たしてこれがボトムとなるのかどうか。

もし(g')でボトムを出したのであれば、@調整期間が4日と短い。2766Pのピークの翌日の陰線はA3日連続陽線を1日で下回った。B上昇小波動の中で最大の陰線幅だった。ことを考えると、昨日の陽線を見て(g')はボトムであるとは判断しにくい。

日経平均は11月21日に大きな陰線を出し、昨日は小幅陽線がはらんでいました。私の気分としては、下げ止まったらしいと判断できるのは、いいところ30%くらいでした。70%は更なる下落があるだろうと思っていました。

ところが今日は大きく反発し、11月21日の大きな陰線を上回って引けました。この足型からは(g')がボトムであったのではないかとしてよいのですが、@調整期間が6日と短い。A(g')の日のボトムらしさのポイントは、新安値の1ポイントだけである。という不満が残ります。

(g')がボトムになるのであれば、まだ十分な下値調べをしていない、よってこれからの上昇も心もとない。ということになるでしょう。ここはもう少し時間をかけて(12日以上)、もう少し下落する(10200円くらい)。というのが私が思っている小波動でしたが、案外な今日の反発でした。

ただ出来高は20億株に満たないので、今日の反発は、21日の陰線で売った向きの買戻しによる上昇だったのだろうと思っています。まだ小波動は上昇波動に転じたとはいえません。


(11.1.26) TOPIX 922(-6)  日経平均 10401円(-62)  16.2億株  (1兆2334億円)


米国は変化なし。NYダウは11977ドル(-3)、ナスダックは2719P(+1)。

NYダウはザラバで新高値を更新するも「タクリ足」となりました。安値圏でのタクリ足は下げ渋りないしボトムの足型ですが、高値圏でのタクリ足は、なぜザラバで大きく下げたのかが問題になります(相場が強いのであれば下ヒゲが長くなるはずはない)。強い足であるとはいえません。

ナスダックは小幅上昇となったものの、9日線を下回ること4日連続です。これまでは9日線を下回っても1日か2日で回復していたことを思えば、好材料(企業業績のアップ・GDPの上昇)はかなり織り込まれているのではないかの思いがします。

FT100は25日線を下回って4日目となり、右の3つの中では最も悪いグラフです。今日も25日線を回復できないようであれば、75日線まで下落する可能性が高くなります。

日経平均は昨日上昇して、1月21日の大きな陰線をわずかに上回りましたが、出来高は19.6億株と小さかった。それで昨日の大きな陽線は21日に売り込んだ向きの買戻しによる上昇であったのではないかと思いました。

今日の出来高は16.2億株とさらに減少し、新規の買いは入っていないことがわかりました。

小波動のピーク・ボトムのポイントは、この3日間1つとしてカウントされず、図の赤○のような状況にあります。要するに株価がどちらに向かうかが不明な均衡状態です。グラフからは買うことも売ることもできません。


(11.1.27) TOPIX 929(+7)  日経平均 10479円(+76)  20.1億株  (1兆4658億円)


米国は小幅高。NYダウは11985ドル(+8)、ナスダックは2739P(+20)。

ナスダックは3日連続陽線となって、一応は9日線を上抜きましたが、NYダウほどには上昇できず。なお2766Pの高値を更新するには、いまひとつ上げる材料が不足しています。

日経平均は1月21日の大きな下げが当面の下値であったようで、高値をうかがうといった態勢です。株価は9日線を上回りました。

明日の日経のザラバ安値が10455円以上であれば、小波動のボトムを表示します。TOPIXのザラバ安値が931P以上であれば同じくボトムを表示します。 ただ感じとしては、この反発は頼りない。一気に先の高値一11620円を上抜くようなエネルギーは欠落していると思います。


《カナル24》Ver.3のユーザーの40%が《日経先物1日売買のツールキット》を購入されています。これは私が当初思っていた2倍の数量です。

先物のトレードには2つの面倒なことがあります。@先物取引の口座を開くことができるのかどうか。A利益が出たら(年間20万円以上)申告しなければならない。の2つです。

まずは過去13年間の成績から、2010年もこの統計の範囲に収まるだろうとして《日経先物1日売買のツールキット》を2010年6月に発売しましたが、それは2010年においては期待を裏切ることはありませんでした。

ところが今年に入ってのトレードは3勝3敗で、累計損益は-20.6万円(日経先物1枚のとき)です。 細かくいえば、次のようになります。現在は-200円(ラージは1000倍、ミニは100倍が実際の損益額)ですが、まだたったの6回のトレードの成績です。心配することはありません。20回30回のトレードを重ねると確率の世界に入ります。
  1. 2011年1月 4日  10350円 買い → 10380円 決済  (+30円)
  2. 2011年1月19日  10560円 売り → 10560円 決済  (-10円)
  3. 2011年1月20日   10500円 売り → 10440円 決済  (+60円)
  4. 2011年1月21日   10470円 買い → 10280円 決済  (-190円)
  5. 2011年1月24日   10320円 買い → 10320円 決済  (+20円)
  6. 2011年1月26日   10360円 売り → 10470円 決済  (-110円)


(11.1.28) TOPIX 919(-9)  日経平均 10360円(-118)  21.0億株  (1兆5588億円)


米国は小幅高。NYダウは11989ドル(+4)、ナスダックは2755P(+15)。

S&Pが日本国債の格付けをAA−へとダウンしたことから、83円台の円安になったものの、10年物国債金利は1.215%(-0.010%)と高くなる。円レートも今日は82円台半ばまで戻る。

S&Pの格付けは国債利回りを上昇させることはなかった。これは米国国債が3.393%(-0.030%)と低下したためでしょう。

日経平均は下げる。特に銀行・証券株の下げが目立ちました。格付けが下がることによって海外からの資金調達がやや不利になるとの判断です。だが国債利回りは低く(債券価格は上昇)なったので、国債を大量に抱える金融機関は、この面からは有利なはずでした。今日の銀行株の売りは利食い売りであったようです。


昨年11月からいわれてきた株価上昇の原因は、@欧米の景気の緩やかな回復、A新興国の成長、B過剰流動性、の3つです。

@は発表された米国の企業業績からはまずまずだが、Aはインフレ抑制のためのタイトな金融政策が実施されつつある。よって米国を見ればやや強気、アジアを見れば目先はやや弱気となります。

Bの過剰流動性による相場の底上げがどうかというところですが、右のWTIのグラフを見る限りでは、過剰流動性を期待した上昇はハゲつつあります。

WTIとナスダックは概ね連動しています。(どちらかといえばWTIはナスダックの動きを見てから決まる。遅行する)今回はWTIは小波動を切り下げてきました。しかも75日線を割り込んでいる。これまでのように、世界景気の拡大+過剰流動性によるコモディティ価格の上昇の反省がでているのではなかろうか。どうやら現在のWTIは過剰流動性を期待しなくなって、実際の需給による価格決定のほうがメインになったようです。(これが自然な市場だが)


(11.1.31) TOPIX 910(-9)  日経平均 10237円(-122)  19.7億株  (1兆4622億円)


米国は下落。NYダウは11823ドル(-166。-1.38%)、ナスダックは2686P(-68。-2.48%)。

米国はナスダック指数が計算不能になったため、NY市場にヘッジ売りが出たとかで下げる。これに加えてエジプトの反体制デモが拡大し、さらに足を引っ張る。

エジプトの情勢次第では、アラブ諸国へ反体制運動が連鎖するのではないか、原油の産出は大丈夫か、スエズ運河が閉鎖するかも、とあれこれのリスクが考えられ、ナスダックは急落するが一方WTIは急騰。と激しい値動きになりました。

ナスダックはピーク2766Pから25日線まで下落したものの、その後4日連続の順上がりの陽線を出して、高値2766Pを上回るのかどうかという水準まで戻っていました。

しかし昨日の下げは大きかった。築き上げてきた4連続陽線を1日にして「帳消し」にしてしまいました。25日線まで下落したので押し目買いだと判断して4日間買った向きの思惑を、一瞬にして「それはダメだ」という宣告をしたわけです。

グラフはこの下降小波動の新安値を出し25日線を下回ったので、これからは小波動のボトムを探すことになります。今のところ小波動のボトムらしさは、@新安値の1ポイントでしかありません。


東京市場も下げる。ただ先週末にS&Pの国債の格付けを機にして下げが先行していたので、ナスダックほどの下げにはならず。寄り付いてからは押し目買いが出たらしくジリジリを値を戻す。

TOPIXは前回25日線を割込んだ水準909Pを下回り新安値。日経平均も前回25日線を割込んだ水準10257円を下回り新安値。

この小波動の下げのメドのひとつは10200円としていました(もう一つは75日線の10000円近辺)。これ以上の下げがあるならその分だけ買いが有利になると思います。

だがタイミングとしてはまだ早い。小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値の、A陽線、の2ポイントでしかありません。少なくとも9日順位相関が-80以下になるまでは買いを考えないほうがよいのではなかろうか。


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