TOPIXをどう見たか・判断したか (2010年 9月)

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(10.9.1) TOPIX 811P(+6)  日経平均 8927円(+102) 16.3億株 (1兆1839億円)



米国は小幅な動き。次第に予想を下回る経済指標が増えていますが、下げそうで下げないのは、いざとなればFRBが更なる金融緩和策をだすというFRBへの信頼感があるからでしょう。

NYダウは10014ドル(+4)、ナスダックは2114P(-5)。

2日前の大陽線の日がザラバ安値です。この大陽線に前日の陰線と翌日の陰線が「小」の字になってはらまれています。「両抱き」です。

安値圏で出た両抱きはボトムになることが多いのですが、それは「小」の字の中央の大陽線(大陰線でもよい)のザラバ高値を終値が上回ったときに確認できます。昨日はこれを上回ることはできなったので、まだボトムかどうかは不明です。明日を注目。

日経平均は前場でザラバ安値8796円をつけました。4月からの中勢下降波動の中での新安値です。日経平均はほぼ大勢下降波動に入っていると思っています。大勢波動が下降波動になると、今後少なくとも2段の中勢下降波動が現れます。次図で説明します。


  1. (a1)は、2009年5月にわかったことですが、CI先行指数が2009年2月を底にして3月から上昇したので、2009年3月(a1)から大勢上昇波動が始まりました。

  2. 大勢上昇波動には少なくとも2段の中勢上昇波動が含まれます。(a1→A1)が1段目、(a2→A2)が2段目の中勢上昇波動です。景気がよければさらに3段目の中勢上昇波動が出現しますが、今回は欧米の景気が息切れしました。よって第3段の中勢上昇波動はない感じです。

  3. (A2)から株価は下落し、2段目の中勢上昇波動のスタート点である(a2)の9076円を下回ったのは6日前の8月24日のことです。ここで大勢波動が下降波動に転換したのではないかの可能性が高くなりました。

  4. 《デンドラ24》による下値のメドは8778円〜8485円の間です。ざっといえば8780円〜8480円の300円幅のゾーンが、この中勢下降波動の到達点ではないか。今日のザラバ安値8796円はそれに近い安値です。よって、大勢波動が下降波動に転換していたとしても、その1段目の中勢下降波動はもう最終局面に来ているのではないかと思われます。

  5. もし1段目の中勢下降波動が終了するならば、次は短期間(2か月くらいか)の中勢上昇波動(b1→B)があるはずです。だがこの上昇はモデルからは200日線が戻りの限界です。図では(b1→B)の中勢上昇波動を1つの波動として直線で描いていますが。(b1→B)の上昇の過程では、少なくとも2段の上昇小波動があります。1段目は75日まで、2段目が200日線までとモデル的に予定しておきます。

  6. (b1→B)の中勢波動の反動が終われば、次は(B→b2)の下げがあってしかるべきです。そのときは当然に(b1)の水準(今はまだ未確定)を下回る下げになるはずです。ひょっとすれば(a1)を下回る可能性もわずかですがあると思います。

  7. 時間的には、(b1→B)の上昇は2〜3か月。(B)まで到達するのは2010年11月か12月の初め。(B→b2)の中勢第2段の下落は今年の年末から来年にかけて、というところかなとボンヤリとながら想定しています。


(10.9.2) TOPIX 819P(+8)  日経平均 9062円(+135) 15.8億株 (1兆1418億円)



米国は8月のISM製造業景況指数が予想を上回るよい数字でした。7月の55.5から8月は52.7へダウンするのではないかの予想でしたが、56.3と予想を上回り、前月よりもアップしていました。

これを受けてNYダウは10269ドル(+254)、ナスダックは2176P(+62)と大幅高。

日経平均は高く寄り付くが、すぐに下げ始め、後場は9000円割れで推移。最後の1時間で戻して終わる。このため下ヒゲのある小幅陰線となりました。安値からのスタートとしてはこの下ヒゲはよい。

ナスダック・日経平均ともに9日順位相関と25日順位相関が-80以下にありましたが、こういう局面で買うと勝率は56.0%、プロフィットファクターが1.54倍であることは連載中の講座のB章「9日と25日順位相関が出す売買マーク」で検証できています。 今は買いに賭けるほうが有利な時期です。


(10.9.3) TOPIX 823P(+4)  日経平均 9114円(+51) 13.8億株 (1兆 136億円)



米国は続伸。NYダウは10320ドル(+50)、ナスダックは2200P(+23)と大幅高。

通常なら一昨日の大幅高に対する反動安となってもおかしくないところでしたが、NYダウもナスダックも大引け坊主(終値が高値)となりました。両指数ともに「3陽連」となったのは、小波動のボトムが出たとしてよいでしょう。

今夜の8月の雇用統計の数字がそう予想外でなければ、米国株はしばらくは戻り歩調となるのではなかろうか。

日経平均は高く寄り付き、小幅な動きで終わる。3陽連とはならなかったが、一応は3日連続高となったので、単なるアヤ戻しではなく、小波動のボトムからの出発であるとしたほうがよいでしょう。

来週は先物・オプションの9月限のSQの週なので、火曜日・水曜日あたりには波乱の動きをするかもしれませんが、75日線を目指す動きになるのでは、と思っています。


(10.9.6) TOPIX 838P(+15)  日経平均 9301円(+187) 14.8億株 (1兆 353億円)



8月の雇用統計は予想の-12.0万人減よりも少ない-5.4万人減で止まりました。民間部門は増加。これを評価して米国は続伸。

NYダウは10447ドル(+127)、ナスダックは2233P(+33)と続伸。ともに4連続陽線を出しました。

(a)を中心にして「両抱き」の足型が出たことは(当然ながら)(a)の翌日のことですが、この日に9日・25日順位相関がともに-80以下になっりました。

これによって小波動のボトムらしさは、(a)の@新安値の、A陽線、(a)の翌日にB9日順位相関が-80以下、B25日順位相関が-80以下、となったのでした。

海外株は、国内株と違って@25日騰落レシオが使えない、A25日投資マインド指数が使えない、BPERが使えない ので8点満点です。(a)の翌日には半分の4ポイントを得て、小波動のボトムらしさは5分5分でした。

その後連続して陽線を出し、一昨日は「3陽連」となって5ポイント目が加点されたので、米国株は小波動のボトムが出たと判断したのですが、昨日も陽線となって続伸し、「主な株価」は小波動のボトムを表示しました。

昨日のところは、ボトム(a)からまだ上昇が5日目であるので、上昇はまだ5合目だろうと思われます。NYダウは200円を上抜くだろうし、ナスダックは200日線まで到達するのが、今回の小波動の役割でしょう。

日経平均は高く寄り付き、上昇して終わる。

昨日、この反発は単なるアヤ戻しではなく、小波動のボトムからの出発であるとしたほうがよい、といいましたが、今日は最近の鬼門である25日線まで到達しました。

今後の動きですが、5月の(a→a'')の動きと同じになるのではないかと思っています。

すなわち(b)から上昇して(B')の75日線まで到達して→反落するが→75日線を上抜いて(B'')へ至る、という動きです。

このとき先の小波動のピークである9760円を上抜くことができるかどうかが注目点です。


(10.9.7) TOPIX 834P(-3)  日経平均 9226円(-75) 15.8億株 (1兆 38億円)



米国は休場。東京市場は9月10日の先物・オプションのSQまであと 3日の立会いとあって、今日も腕力的な相場つきになるかと思っていましたが、米国が休場であったためか大人しい動きで終わりました。

今日のところはオプションの行使価格9250円を挟んでの動きでしたが、明日・明後日は9500円まで上げたい向きと9000円を割込ませたい向きのせめぎあいとなるのか、9250円で両者が納得するのかどうか。

もし9500円を目指す動きがあれば、昨日いったようにそこは75日線の水準であるので、当面のピークになりそうです。9000円への動きがあれば値固めとなって、いずれは75日線まで上昇することになるのではないか、と思っています。

現在「《カナル24》Ver.3の「統計」でわかること」の講座を連載していますが、今日から後半部分に入ります。予め全体の見通し(講座で述べること)がついているほうが、各章の理解や各章の関連がわかりますから、目次を掲げておきます。
  1. 小波動の姿を調べる
  2. 代表値について
  3. 9日と25日順位相関が出す売買マーク
  4. 順位相関について統計をとってみる
  5. 順位相関による仕掛けのタイミングを調べる
  6. 株価のピーク・ボトムの日の順位相関の水準を調べる
  7. オシレータ系のチャートが捉えることができる波動は限定される
  8. ×日順位相関を使って利益がでる波動の期間を調べる
  9. 何を追加すればよいのか(順位相関の反転)
  10. 何を追加すればよいのか(K相対力)
  11. 何を追加すればよいのか(日柄)
  12. 何を追加すればよいのか(足型)
  13. 損益の統計をとる
  14. 損切りをしたほうがよいのか?
  15. 終りに


(10.9.8) TOPIX 820P(-13)  日経平均 9024円(-201) 14.7億株 (1兆 62億円)



米国は欧州の金融不安再発を懸念して下げる。NYダウは10340ドル(-107)、ナスダックは2208P(-24)。

昨日の円相場は海外で83円台半ばになり、今日は東京市場で83.35円まで上昇。日経平均は一時9000円を割れる。

オプション行使価格のせめぎ合いをするまでもなく、円高が売り方に味方しました。

「主な株価」は8796円で小波動のボトムを表示しているし、9日・25日順位相関がともに-80以下から上昇をスタートさせているし、まだボトムから5日しか経過していないことから、このままズルズル下げて8796円を下回ることはないと思っていますが、下落の原因が円高であるだけに視界は不良です。わからない。


(10.9.9) TOPIX 826P(+5)  日経平均 9098円(+73) 13.0億株 (9121億円)



ポルトガルの国債入札が順調にハケたことで、欧州金融不安が後退し、米国は小高い。

NYダウは10387ドル(+46)、ナスダックは2228P(+21)。昨日の下げ幅は取り戻せなかったが、ナスダックはザラバで戻り高値を更新。

今日は「重陽の節句」でした。「陽」とは奇数のこと。奇数のうちで最も大きい1桁の数は「9」。その9が重なった日が9月9日です。株式の陰陽足でいえば、今日は大陽線となるべき日ですが、そうはならず。

1月1日、3月3日、5月5日、7月7日の行事は今もなお存続しているが、9月9日の行事はほとんどなくなってしまった今では、冗談にでも大陽線を期待することは無理だったか。

ナスダックは(a)の日から小波動のボトムらしさが5ポイント(8点満点)とナカナカ強い戻りを見せていますが、日経平均の小波動のボトムらしさは4ポイント止まりでした。よってその後の上昇も心もとない動きですが、日経平均はナスダックに連動するというのが唯一の頼みです。ナスダックに先導されて、この上昇小波動で75日線まで戻ってほしいところです。


(10.9.10) TOPIX 833P(+6)  日経平均 9239円(+140) 21.9億株 (1兆6661億円)



米国は小高い。NYダウは10415ドル(+28)、ナスダックは2236P(+7)。

ナスダックは前日比プラスだったが、@新高値の、A陰線となり、B9日順位相関が+80以上になったので、少し高値警戒感がでてきました。

今夜も陰線で続落するようだと小波動のピークらしさが5分5分になるので、要注目。

日経平均はSQ(9150円)を通過し、SQ値以上の水準で推移したので、今日は明るい展開になりました。 大きな陽線で25日線を上回ったので、来週もこの水準を維持してほしいところです。

今日より25日前は(a)の日ですがこの終値が9572円。その翌日は9551円です。明日・明後日の段階では日経平均は9572円あるいは9551円を上回らない限り、25日線は上向くことがありません。だが、(b)は23日前で終値が9292円です。来週の月曜・火曜はまだ下向きだが、水曜日の終値が9292円以上であれば25日線は上向きます。

たとえ上回らなくとも、今日の終値(9239円)を維持しておれば、25日線の下降はわずかなものになります。そうなれば75日線を目指すことができると思いますが、さてどうなるか。


(10.9.13) TOPIX 837P(+3)  日経平均 9321円(+82) 14.4億株 (1兆 338億円)



先週末の米国は小幅続伸。NYダウは10462ドル(+47)、ナスダックは2242P(+6)。

ナスダックは「新高値の陰線」となっていましたが、先週末の上昇で「切り下がりの連続陰線」は免れました。

だが新高値をとることができていないので、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上と、ピークらしさは3ポイントと変らず。まだピークらしさは4分程度です。

今のところ陰線になっても翌日は陽線で引けており、2陰連はでていないので、もう少し上値がありそうです。200日線までの戻りがあるのかも知れない。

日経平均はザラバで9390円の戻り高値を更新。ボトム8796円からの上昇小波動では(a)が最大のピンチでした。この日は2連続陰線の切り下がりです。だが翌日は陰線であったものの、高値と安値が切り上がり、続落を免れました。

続いては大陽線となって今日の戻り高値更新となりましたが、足型は上ヒゲがあって「トウバ足」といってもよく、上値が重いことを表現しています。上ヒゲが長かった(b)の翌日は急落したので、今日のトウバ足に近い足型を軽視してはならないが、今日は本来はもう少し上昇をするところが、明日の民主党代表選を気にかけて値を戻されたとも考えられます。

予断は禁物ですが、ナスダックは順調に上昇しているし、円レートも84円を挟んで小動きになっているので、(b)の翌日のような急落の可能性は少なく、水曜日以降にはなんとか75日線まで戻るのではないかと思っています。


(10.9.14) TOPIX 834P(-2)  日経平均 9299円(-22) 15.4億株 (1兆 494億円)



米国株は4連騰。NYダウは10544ドル(+81)の4陽連。ナスダックは2285P(+43)と大幅高して、200日線を突破。

ナスダックは先の小波動のピーク2309Pを上回ると、中勢波動が上昇波動に転換します。

4月高値2535Pから中勢モデル波動の符号を振ると、図のように(H→I→J→K→L→M)となります。

今のところ(M)2061Pが最安値です。ここから(B)の75日線(2309P)まで戻し→(C)2099Pへ反落し→(D)を目指している、と思われます。

まだ(B)を上回っておらず「ピークの切り上がり」を見せていないので、中勢波動は上昇波動に転換したとはいえませんが、(B)を上回れば転換したことの確認が取れます。

民主党代表選にからむ円相場の思惑によって、今日は83円ギリギリまでの円高となり、日経平均の上値は抑えられました。

円高が相場の足を引っ張る一方で、海外株はここへきて堅調となっています。どちらの影響を受けるのか、ここが悩ましい。

ナスダックの中勢波動が上昇転換する可能性がでてきたので、日経平均を中勢モデル波動に比定すると、右図のようになります。

2010年9月6日に次図を掲げ、緑色線のコースとなるのではないかといいました。

(右図の符号で説明すると)そのためには、@この戻り(b)は75日線まで戻らねばならない、Aその後反落しても先の安値(m.a)8796円より上位で止まらなければならない、B次の上昇では75日線を上回り、かつ(N)97807円(最低でも9760円)を上回らなければならない。

なかなかハードルは高いのですが、上図の(M.a→b→c)まではなんとかクリアできるのではないか。問題は(c)からの上昇です。(b)を上回り、ついで(N)の9807円を上抜くことができるかどうかです。

ナスダックが中勢上昇波動に転換したことが確認できれば、米国を後追いする日経平均としては、(b)を上回ることができるでしょうが、(N)を上抜くことはかなりハードルが高い。

ナスダックと日経平均の大きな違いは、ナスダックが大勢下降波動になったかどうかはまだ未定であるのに対して、日経平均は大勢下降波動に入っているらしい証拠がいくつかあることです。


日経平均が大勢下降波動に入っているらしい証拠の1つは、2009年11月の第2段目の中勢上昇波動のボトム(9076円)を下回ったこと、2つ目は景気循環を表現する200日線を下回ってすでに4か月が経過するのに、株価は200日線(今日は10352円)よりはるかの下方にあることです。

日経平均が大勢下降波動に入っているのであれば、今後米国株がどのように上昇しようとも、日経平均は200日線まで戻ることができれば上々とせねばならないでしょう。


(10.9.15) TOPIX 848P(+13)  日経平均 9516円(+217) 23.5億株 (1兆6735億円)



米国株は小動き。NYダウは10526ドル(-17)。ナスダックは2289P(+4)。

日経平均は円レートが82円台に入ったので寄り付き後は下げる。しかし10時半過ぎに、財務省が円売り介入をしたとのことで株価は急上昇。円レートも85円台へ戻る。

予想外の外為介入となったので、ショートカバーの買い物が一気に出て、久しぶりに出来高・売買代金とも膨らみました。

ようやく財務省も円高阻止に腰を上げたので、今後も継続的な介入があるものと思いますが、政府が介入したからこれ以上の円高はなくなったと思うのは早すぎます。そう簡単なものではありません。

まず、@どの程度の規模でドル買いをするのか、A円レートの維持水準はどのあたりなのか、が問題です。民主党代表選で小沢候補が2兆円規模の介入をするといっていましたが、2兆円では全然不足でしょう。

過去、為替介入の規模が大きかったのは2003年1月〜2004年3月にかけての14か月です。このときは35兆円を使いました。財務省のHPには、このときの介入について、何月何日に何億円のドル買い・円売りをしたという表が掲載されています。これを参考にして円レートのグラフに介入(1日に2000億円以上)した日に青色●をつけました。


2003年1月から9月までは、117円を維持しようということだったのでしょう。1月〜9月で14.5兆円をつぎ込みましたが、117円は死守できず、9月末には急速な円高が進行。 10月に入ってからは111円・109円・108円・107円としだいに介入する円レート水準が低くなり、2003年が暮れます。この1年間で20兆円の介入資金を使っています。

2004年は106円を死守ラインと決めたようで、1月2月には大量の円売りをします。105円台まであってどうにか円高を食い止めましたが、この3か月で14.8兆円を使っています。合計で35兆円。これは空前の介入額となりました。この後は今日まで介入したことはありません。

グラフの青色●を見ると、介入は毎日行われるわけではありません。2003年1月〜9月までは117円で防衛するという姿勢です。117円まで円高が進まないと介入していません。117円の防衛に14.5兆円を使ったが支えきれず、そこから10円以上も円高になっています。介入したからといって円高が収まるものではありません。

2004年1月〜2月は財務省も腹をくくっての介入となったようで、短期間に14.5兆円を投入しています。これぐらいやってナントカ106円で円高を食い止められたのですが、当初介入した117円水準に戻ることはありませんでした。(117円に戻ったのは2005年11月。しかもそれまでに102円まで円高が進んだ時期があった)

今の円高は「15年ぶりの」の修飾語がついています。15年前の1995年 には79円台まで円高が進んでいました。村山内閣のときです。

ピンク色○は1日に1000億円以上の介入をした日です。現在の外為市場は巨大化しているので、1000億円程度の介入であってもインパクトがあったようです。

2005年3月に97円水準で介入したものの、翌日は95円台になり、3月は88円の攻防となりました。4月はあまり介入せず、84円で介入するもその後は目立った介入はせず、ついに4月に円レートは80円を割れ79円台に突入(aの日)。

5月、6月は財務省は介入していません。介入したのは円高が修正されて8月(b)に88円まで戻ったときです。まずは88円の水準を維持したかったようです。ついで9月(c)に介入。これは初めて介入した円レートの97円を維持したかったためでしょう。9月には104円まで円安となりました。

1995年の介入の期間は8か月ほどでしたが、それでも5兆円の規模となりました。以上の2つの事例をみて思っていなければならないことは
  1. 財務省が介入した時の円レートは維持できていない。介入のあと、2003年は11円、1995年は17円も円高になっている。介入してからも円高がかなり進行している。

  2. 2003年は35兆円、1995年は5兆円の資金をつぎ込んでいる。今の外国為替市場の規模からすると、最低でも10兆円、多ければ50兆円くらいの介入が必要ではないか。
ということです。私は例え50兆円規模になろうとも介入すべきだと思っています。この資金は財務省証券を発行し、日銀がこの分の円資金を用意します。
  1. 財務省はそれでドルを買う(円を売る)。
  2. 買ったドルは外貨準備高に計上される。
  3. ドルを売った金融機関は円を得る。
  4. その分、円(通貨発行量)が増えて金余りとなる。
  5. その結果金利は下がる(今日の10年国債は1.05%まで低下している)
  6. 低金利・量的緩和をいっそう進めてデフレ脱却を待つ。
こういう足取りでデフレを脱却しない限り、日本の株価は上昇しません。為替介入があったからといって円高が収まるものではありませんが、介入によって円が市場にあふれだすのはよいことです。財務省がどこまで腹をくくっているのかはわかりませんが、当面はよい選択をしたと思っています。


(10.9.16) TOPIX 844P(-3)  日経平均 9509円(-7) 18.2億株 (1兆3860億円)



米国株は上昇。NYダウは10572ドル(+3)。ナスダックは2301P(+11)。

経済指標はあまりよいものは出てきませんが、いざとなればFRBがさらなる金融緩和をするので、なんとかだろうの期待が米国市場にはあります。

おそらくは、いずれノーベル経済賞を貰うであろうバーナンキ議長がFRBの陣頭指揮をしているので一層FRBの金融政策に期待をしています。この信頼はうらやましい。

ナスダックは先の高値2309Pにあと5Pと迫りました。これを突破すれば、ナスダックの中勢上昇波動は上昇波動に転じたとしてよいでしょう。つまりは米国景気の2番底はないだろうという意見が大勢を占めるということになります。

今の円高は、
  1. 米国の2番底へ下落する可能性が大→
  2. そうなるとFRBは一層の金融緩和をし→
  3. 米国10年国債の利回りが低下する→
  4. 日本国債の金利が相対的によくなるので、日本国債を買う投資家が増える→
  5. この結果(円買い・ドル安)になる→
  6. 円高になれば輸出関連企業の収益が悪化する→
  7. 株価は下がる。
という因果関係にあります。 これを断ち切るには、まず財務省がDEを潰さねばなりません。@〜Bのことは米国の事情によるものです。米国が金利を下げれば下げるほど「円高」になり「株安」になります。これを阻止するには、日本で発生しているデフレを退治するしかありません。次図は1995年〜2010年までの日経平均の月足と円レート(青色線)です。


必ずしも円レートと日経平均の動きは一致していません。株式は円レートだけで動いているわけではありませんが、2007年以降は、(円高→株安。円安→株高)の図式になっています。要するに日経平均はこの3年間は円レートに最も影響されているのです。

強い経済力があるのであれば、本来なら円高になっても、株価が下落することはありません。なんで「ジャパン・アズ・No.1」といわれた日本がかくも情けないことになってしまったのか、ということを当時の政府、当時の経済政策を決定した人の意見を聞きたいところです。

いつか、日本経済に対して大間違いをした時期と首相・経済政策担当者について述べたいと思いますが、今回の民主党代表選で菅さんがいった「10%の消費税アップ」とか「財政再建」とかは、日本のデフレを後押しした199年の橋本内閣や2001年の速水日銀総裁によるゼロ金利解除、の過ちを繰り返そうとしています。「歴史に学ばないダメおやじ」としかいえません。

こういう政府批判ないし政策についての疑念を述べると、ユーザーからは「チャート分析に戻れ」とか、「非難するならカラ売りしたらいいだけではないか」のメールがきます。だがこれは私が儲ける・儲けないといった小さなことではありません。間違った政策を実行されると、国民生活は追い詰められるし、株式市場は復活しません。

私が思う最もすばらしい株式市場は、「少々の高下はあるが右肩上がりとなることです」。株式に詳しくない人でも、資金(それは退職金であっても)を株式にいくらか投資していれば、一時的には損勘定になるときもあるが、3年5年と持っていればプラスになる、という環境です。

つまりは日本の経済が成長して、株式投資をすると年率で3%〜10%の利益が出るような経済環境になればベストです。1年で50%〜100%の利益があったが、次の1年では-50%の損失になったという急騰急落の相場では投資家は集まりません。そうではなく緩やかな右上がりの経済にせねばならない。

菅さんが民主党の代表選で、@10%の消費税アップをいい、A財政再建のために政府支出をカットするといった、のは経済のシロートがとんでもない方針を決めそうだという危機感があります。今必要なことは「デフレの脱却」なのです。財政再建なぞはその後にすべきことです。また雇用は、企業の復活がない限り拡大するはずはありません。菅内閣の経済オンチがどこまでも続かないようにと願うだけです。

ただ今回の為替介入と日銀の「非不胎化」 方針はまったく正しいものです。これが強力に推し進められるならば、日本経済の未来が見えてきます。逆に「円安介入」を非難するような声がでてくれば、もうこれは日本はダメでしょう。長期の株式投資で儲かる 時代は去ったといわざるをえません。


(10.9.17) TOPIX 852P(+7)  日経平均 9626円(+116) 16.7億株 (1兆2491億円)



米国株は小幅上昇。NYダウは10594ドル(+22)。ナスダックは2303P(+1)。

日経平均は円レートが85円台後半で止まっていることから上昇。この小波動はいったんは75日線まで戻って→反落し→再び75日線を上抜いて9800円に向かって上昇するというのが、これまでの予定していたコースですが、15日の円売り介入で大きな陽線を出したので、3日続けて75日線を上回っています。

今日は条件表No.2が売りマークを出しましたが、売り条件をギリギリクリアしたようです。5日ベクトル(青色線)が+10以上の水準であればピークになることが多いのですが、今日のところは8.7にしか過ぎません。明日も連続して売りマークが出る可能性があります。

小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、BNo.2が売りマークを出した、の3ポイントでしかありません。

《デンドラ24》で日経平均の上値メドは、低いほうから@9442円、A9530円、B9706円、C10059円 です。

@Aは介入の日にクリアしました。いつもいうことですが、ABを当面の上値メドとしてよいでしょう。今日のザラバ高値は9643円で、B9706円には届いていません。来週この水準をクリアすると、小波動のピークらしさのポイントは4ポイントになります。

それでもまだ4ポイントであるのでピークらしいとは判断できませんが、9706円は、株価水準としてはピークに近いのではなかろうか。


(10.9.21) TOPIX 849P(-2)  日経平均 9602円(-23) 15.3億株 (1兆1684億円)



連休中の米国株は上昇。NYダウは10607ドル(+13)→10753ドル(+145)。ナスダックは2315P(+12)→2355P(+17)。

NYダウ・ナスダックとも先の小波動のピークを上抜き、200日線を大きく上回ってきたので、中勢波動は上昇波動に転換したことが確認できました。この後は75日線を下限(サポートライン)とした押し目買いです。

日経平均の小波動のピークらしさは、先週末時点では、@新高値、A9日順位相関が+80以上、BNo.2が売りマークを出した、の3ポイントでしたが、今日は加点されて5ポイントになりました。

《デンドラ24》の下から3番目の上値メドは9706円であると先週末いいましたが、今日のザラバ高値は9704円まであったので、ほぼ上値メドをクリアしたとしてよく、4ポイント目を加点。

またD新高値の陰線になりました。これで5ポイント。今日のところはピークらしさは5分5分です。

「円レートから推測した日経平均」は9304円です。今日の終値9602円は300円高い水準にあります。

現実の日経平均が推測値から+4.0%以上カイリしたときは、日経平均は割高(買われ過ぎ)と思っています。今日のところは+3.24%ですが、先週末のカイリ率は+3.86%だったので、日経平均は円レートからは割高になっています。


(10.9.22) TOPIX 846P(-3)  日経平均 9566円(-35) 14.7億株 (1兆 765億円)



米国株はまちまち。NYダウは10761ドル(+7)、ナスダックは2349P(-6)。

NYダウは16日間の上昇をしてきたので、利食い売りが出ているらしく、頭が重くなってきました。昨日は陽線ながら上ヒゲのコマ足。十字足に近く、小波動のピークとなってもおかしくない足になっています。

ナスダックは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上。明日は200日線を大きく下回るような大幅安がない限り、C25日順位相関が+80以上となるので、明日の小波動のピークらしさは4ポイントになります。ピークの確率は5分5分。

昨日時点の日経平均の小波動のピークらしさは5ポイントでしたが、84円台の円高にふれたため小幅安。今日は小陽線となったので「2陰連の切下がり」とはなりませんでしたが、ピークらしさは5ポイントのまま。再び円売り介入があれば別ですが、どちらかといえば売りに分がある感じです。

2010年8月23日から9月21日までかかって述べたことを (株式講座No.11) 《カナル24》Ver.3の「統計」でわかること  にまとめ、アップしました。


(10.9.24) TOPIX 838P(-8)  日経平均 9471円(-94) 19.1億株 (1兆4340億円)



米国株は安い。NYダウは10739ドル(-21)→10662ドル(-76)と続落。、ナスダックも2334P(-14)→2327P(-7)。

ナスダックは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上となったので小波動のピークらしさは4ポイントになりました。

最高値の日の陰線と翌日の陰線はザラバ高値が切り下がっているので「順下がりの連続陰線」と認めるなら5ポイントですが、この2本の陰線は小さいので、ここではポイントにしません。

日経平均の小波動のピークらしさは5ポイントのままながら、今日は上ヒゲの長い足になって、上値での売り圧力が強いことを表現しました。

本来なら今日も下落しておかしくない日でしたが13:15頃に急に円が売られて85.40円へ。財務省が2度目の為替介入をしたらしい。日経先物はアッという間に200円上昇しました。

だが今日の介入(外務省はコメントしていないが)の規模は小さかったようです。初回は2兆円でしたが、今日は何千億円の規模(2〜3000億か? )だったようです。それ以上の円安へとは進まず。株価はほぼ「往って来い」となりました。介入があったとすれば、中途半端な、小出しの、市場にプレッシャーをかけることがない、無意味な介入であったといえます。

《カナル24》Ver.3のバージョンアップがひと段落したので、これに対応した《Qエンジン24》Ver.3の作業を進めています。プログラムは98%できました。Ver.3では《カナル24》Ver.3で追加されたり変更された21個の「加工」を取り入れるのはもちろんとして、そのほかにも少し機能を追加しています。例えば「連結データ」を5000日に拡大しました。

次図は6月8日に発売した「日経先物寄引売買のツールキット」のうちの「条件表No.4+No.5+No.7」の1997年〜2009年(13年間)の成績です。これまでの3000日の連結データでは一度に検証することはできません。1997年〜2008年の12年間の成績を調べ、2009年の成績をドッキングするしかありませんでした。(ドッキングのしかたはファイルの操作が必要で、普通のユーザーにはできないだろう操作が必要でしたが、そのドッキングの機能をVer.3で追加しました)

1997年〜2009年の成績は上図のようになっていますが、問題は今後のことです。ツールキットで設定した条件表は1998年〜2008年の11年間を手本にして設定したものです。設定した後、手本としなかった1997年と2009年に条件表を当てはめてみて、11年間の成績が維持できていることがわかったので「これで大丈夫だ」という判断をして、発売したわけです。


2010年の成績は、上図にみるように今のところ過去の統計の範囲内にあります。今年になって70回の売買をして 38勝32敗。日経平均先物を1枚売買すると91.6万円の利益です。勝率は54.3%、Pファクターは1.49倍。私が思っている最低基準の、@勝率55%、APF1.50倍 をほぼ満足しているのは、過去11年間の統計どおりの結果です。


(10.9.27) TOPIX 849P(+10)  日経平均 9603円(+131) 16.7億株 (1兆1694億円)



米国株は一転上昇。8月の耐久財受注が予想外によい数字でした。全体としては前月比-1.3%で予想を下回ったものの、自動車を除くと+2.0%(予想+1%)、航空機を除くと+4.1%(予想+3%)。

耐久財受注は設備投資の先行指標であるので、設備投資は今後堅調に推移するだろうの見方が強くなったようです。

NYダウは10860ドル(+197)、ナスダックは2381P(+54)と戻り高値を更新。ナスダックはモデル波動の(A→B→C)までは確定しています。あとはどのような水準で(D→E→F)になっていくのかです。

ナスダックの小波動のピークらしさは、一昨日は4ポイントで5分5分でしたが、昨日新高値に躍り出たことで、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上の3ポイントになりました。9日・25日順位相関がともに+80以上になっているので高値圏にあることは確かですが、いつ小波動のピークを出すのかは今後現れる「足型」にゆだねることになります。

ナスダックは上図で小波動のボトムが(A→C)と切り上がり、ピークも(B→D)と切り上がっているので、中勢波動は上昇波動になっていますが、日経平均はそうではありません。

(a)が(A)となる可能性は十分にありますが、まだボトムが切り上がっていないし、ピークも切り上がっていません。中勢波動が上昇転換したという証拠はひとつとしてありません。

株価が(n)の水準を上抜けば小波動のピークは切り上がることになります。あるいは現在の株価水準からいったん反落して25日線くらいまで下落し再上昇をすれば、小波動のボトムが切り上がることになります。

だが現状ではそのどちらも実現できていません。@このまま(n)を突破するのか、Aいったん25日線まで下落するのか? @とAでは目先の方針はまったく逆になります。@なら買いだし、Aなら売りです。だから今の相場は悩ましい。それに加えて為替介入という撹乱要因があります。介入があれば当然に株価は上昇するが、介入がなければジリ貧になる。長期の方針で建て玉することはナカナカ難しい。


(10.9.28) TOPIX 842P(-6)  日経平均 9495円(-107) 13.6億株 (9908億円)



米国株は反動安。 NYダウは10812ドル(-48)、ナスダックは2369P(-11)。

ナスダックは、@新高値、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上の4ポイント。ピークらしさは5分5分。

東京市場は配当落ち。落ち分は63円というから、これを差し引けば今日の日経平均は-44円安となります。

まあたいした下げではありませんが、9月1日の安値8796円から先のザラバ高値9704円まで、@約1000円上昇したことでもあるし、A今日で17日間の上昇であるし、B9日平均線を初めて割り込んだし、Cモデル波動ではいちどは75日線を下回って欲しい(これは願望)などから、どこかで9300円くらいまで下げるのではないか、と思っています。

しかし、この反対になることも考えておく必要があります。大規模な為替介入があったときです。このときは重要な最後の下げ波動のスタートである9760円を上回る可能性があります。ようするに為替介入という予想がつかない波乱要因があるので、株式の見通しがたたず、しかたなく目先張りをするしかない、というのが現状です。

目先張りの最たるものがデイトレードです。デイトレードには2種類あります。1つはリアルタイムのデータを見ながら、立会い時間中に何度かのトレードをしていくもの、今1つは始値(寄り付き)で仕掛けて、終値(大引け)で決済するものです。

@のトレードは、立会い時間中はずっと値段の動きを追っていなければならないので、時間がある人にしかできません。また値段が変るたびに仕掛けたり決済するので、機敏な判断ができなければなりません。たぶんこういうトレードで成功する資質がある人は1%に満たないでしょう。

Aの寄り付きで仕掛けて大引けで決済するというトレードは実に簡単です。今日のチャートを見て、明日は高いと思うなら翌日の寄り付き前に成り行きの買い注文をだしておけば必ず買えます。買えたらその日の大引けで成り行きの転売の注文をだしておくだけです。立会い時間中に値段を気にする必要はありません。

私にいわせれば、トレードシステムを持たないで、細かく値段を追う(ずっと値段が変るのを見ている)人ほど損失を出します。決めたトレード・システムがあれば、本当は刻々と変化する株価を見る必要はないのです。値段を見て、それを元に判断するということは、「市場の流れに乗る」といえば聞こえがよいが、本質は「値段を追いかけ」ているのです。遅れてきた人の分け前は少ないというのは当たり前のことです。

ユーザーの多くは仕事を持っておられます。@のようにべったりと相場に張り付いて売買することはできません。また張り付いて売買したところで99%の人はマイナスになるでしょう。

大儲けはできないが、《カナル24》の条件表に従って、売りマークが出れば翌日の始値で売り仕掛けをし、大引けで決済する。 買いマークが出れば翌日の始値で買い仕掛けをし、大引けで決済する。という「日経平均寄引売買」のツールキットを発売したのは、2010年6月8日のことです。

この条件表が出す売買マークに従ってトレードすれば、過去13年間で負けたことがないという統計をとって、初めて有料の条件表を発売したのでした。しかし発売後、連敗につぐ連敗となったり、年間の成績がマイナスになったりしたら、どうするのだ。私は発売すべきかどうかについて、ものすごく逡巡しました。

No. トレード日 売買 仕掛け 決済 損益 累計損益
1 10/06/14 買い 9830円 9880円 +50円 +50円
2 10/06/22 売り 10140円 10110円 +30円 +80円
3 10/06/25 売り 9770円 9740円 +30円 +110円
4 10/06/30 買い 9380円 9360円 -20円 +90円
5 10/07/01 買い 9280円 9180円 -100円 -10円
6 10/07/02 買い 9230円 9210円 -20円 -30円
7 10/07/05 買い 9230円 9260円 +30円 0円
8 10/07/08 買い 9520円 9540円 +20円 +20円
9 10/07/21 売り 9390円 9280円 +110円 +130円
10 10/07/23 買い 9420円 9440円 +20円 +150円
11 10/07/26 売り 9530円 9490円 +40円 +190円
12 10/08/09 売り 9510円 9560円 -50円 +140円
13 10/08/10 売り 9620円 9540円 +80円 +220円
14 10/08/11 買い 9430円 9280円 -150円 +70円
15 10/08/12 買い 9120円 9190円 +70円 +140円
16 10/08/13 売り 9200円 9270円 -70円 +70円
17 10/08/19 買い 9230円 9360円 +130円 +200円
18 10/08/31 買い 8990円 8800円 -190円 +10円
19 10/09/01 買い 8820円 8930円 +110円 +120円
20 10/09/03 買い 9100円 9100円 0円 +120円
21 10/09/10 買い 9090円 9180円 +90円 +210円
22 10/09/16 売り 9560円 9430円 +130円 +340円
23 10/09/21 売り 9630円 9530円 +100円 +440円
24 10/09/24 売り 9370円 9400円 -30円 +410円
25 10/09/27 売り 9500円 9540円 -40円 +370円
26 10/09/28 売り 9520円 9490円 +30円 +400円
だが私は、私がとった統計を信用しました。過去11年間のデータで毎年利益がでたシステムである。そしてそこに含まれない前後1年(あわせて2年)の検証をしても利益がでている。13年間負け知らずのシステムである。これは評価できます。

誰でも、相場の行方について考えることなく、ツールキットが出す売買マークのとおりに売買すれば、きっと利益をだすであろう。そう思って、2010年6月に「ツールキット」を販売したのです。

結果、きちんとコントロールされた統計は正しいことが証明されています。一昨日、2010年になってからの成績を掲げましたが、右の表は、発売(6月8日)以来の成績です。

「ツールキット」を発売して以来、この売買マークに従ってトレードしていれば、わずか3か月で+400円の利益がでています。日経先物1枚の売買なら40万円、ミニ1枚の売買であっても4万円です。

ツールキットの1.8万円はとっくのとうに取り戻せています。これは@統計をとり、A適切な条件表を設定する という基本から生まれでたものです。


(10.9.29) TOPIX 846P(+4)  日経平均 9559円(+63) 17.5億株 (1兆3466億円)



米国株は反発。 NYダウは10858ドル(+46)、ナスダックは2379P(+9)。

ナスダックの小波動のピークらしさが5分5分というのは昨日と同じ。

昨日のナスダックの足型は陽線のタクリ足になりました。タクリ足は実体が小さく、下ヒゲが長い線です。

タクリ足の形になるのは、寄り付きから大きく下げ、その後に寄り付き近辺まで戻ったときです。安値圏で出たときは、戻ったことを評価して下げ渋りないしは下げ止まりかと見ます。図のA,B,C,Dがその例です。

しかし高値圏で出たときは警戒を要します。株価が堅調なときは通常はその日に大きく下げるものではありません。大きく下げたことが問題なのです。なぜ大きく下げたのか?それは高値警戒をして利食い売りした向きがあったためです。その例が図の(a)(b)です。

それでも戻したのだからよいではないかと思われるかも知れませんが、この戻りは「押し目買い」であるという向きの買いによるものです。これ以上の高値はないと思う利食い売りが正しいのか、押し目買いが正しいのかは、今日の時点ではわかりませんが、高値は一杯であると思う向きがあったことは警戒をすべきところです。


東京市場は寄り付き前に9月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは+8と予想を上回るよいものでした。ただし12月の予想は-1となっています。

DIが+8というのは、調査対象の会社のうち「よい」−「悪い」の差を100社あたりに換算したものです。+8とは「よい」が54社、「悪い」が46社ということです。全体の54%がよいとし、46%が悪いとしているわけです。

この計算は次のようにします。

「悪い」=(100-8)÷2=46
「よい」=46+8=54

ところで12月は-1の予想です。50.5%が悪くなる、49.5%がよくなると判断しているわけです。その判断の前提として、下期の円レートは89.44円であると想定しています。現実よりも6円も円安水準を前提としているので、12月の実際の調査では-1よりもマイナスになるのではないかの危惧があります。 今日は9月の+8を評価して株価は上昇しましたが、12月を評価したならば、下げて当然でした。

小波動のピークらしさのポイントは9月21日の時点では、@新高値の、A陰線、B9日線が+80以上、Cデンドラ24の上値メドをクリア の4ポイントでしたが、その後、D25日順位相関が+80以上となり、今日はE25日騰落レシオが120以上となって、6ポイントになりました。為替介入という撹乱要因はありますが、今日から売りに分が出てきたと思います。


(10.9.30) TOPIX 829P(-17)  日経平均 9369円(-190)  20.7億株 (1兆4271億円)



米国株は小幅安。 NYダウは10835ドル(-22)、ナスダックは2376P(-3)。

ナスダックの小波動のピークらしさが5分5分というのは昨日と同じ。高値圏でのタクリ足が出ていて要警戒というのも同じ(新高値をとれば警戒解除となる)

東京市場は、円高が進み大幅安。日経平均は75日線を割り込む。当面は、@25日線(今日は9266円)で止まるかどうか。Aあるいは明日も安ければ9日順位相関は-80以下になりますが、-80以下で下げ渋りの足が出るかどうか。この2つを注目です。

警戒しているように米国の株価が崩れたならば、ドル安円高にふれ、日経平均も下げることになります。もし9240円まで下げて行くようなら、9000円へ下げる可能性があります。(ものすごく先走っているが)


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