TOPIXをどう見たか・判断したか (2010年 6月)

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(10.6.1) TOPIX 880P(-0)  日経平均 9711円(-56) 16.3億株 (1兆1101億円)



米英市場が休場であったことから、手本のない東京市場は小動き。

寄り付き直後に日経先物に、明らかに誤発注と思われる大量の売りがでて少し混乱があった。あとはドルとユーロの動きだけが材料になり、やや円高になったことから小幅安で終わる。

今日、日経平均とTOPIXは小波動のボトムを表示しました。今後はどこまで戻るのかが焦点になります。

まずは、@窓埋め水準です。日経平均は9999円まで戻るかどうか、TOPIXは896Pまで戻るかどうか。

反発力が小さくてモタモタするようだと、1日につき50円くらい下落している25日線が「窓空け」の水準より下に降りてきかねません。そうだと25日まで戻っったところが戻り一杯で、再度の下落となる可能性もあります。

ただ先の安値9395円は《デンドラ24》の最も低い下値メド9411円をクリアしているので、当面は9400円を割込むことは考えにくい。

為替や欧州銀行の信用不安という、いつ出てくるかわからない不安材料はありますが、9400円というのは、見えない不安材料に相当な程度怯えたときの水準であったろうと思います。

@9500円くらいまで下げることがあれば買う。Aただし9400円を割れたなら損切りする。B9980円(窓を埋める直前)くらいで利食いする。という方針でよいのではなかろうか。


(10.6.2) TOPIX 870P(-9)  日経平均 9603円(-108) 22.2億株 (1兆5336億円)


連休明けの米国は続落する。5月のISM製造業景況指数は59.7と予想の59.0よりよかったが、ユーロ不安に加えて、メキシコ湾岸の原油流出事故の処理が失敗したことなどのマイナス材料のほうに目がいったようです。

NYダウは10024ドル(-112)、ナスダックは2222P(-34)。ナスダックは続落しましたが、小波動のボトムが表示されました。現在の小波動は上昇波動です。


東京市場は米国株安を受けて安く始まったが、鳩山首相の辞任・小沢幹事長の辞意が報道されると、円安にブレ、日経平均は160円ほど上昇する。だがそこから200円下げて、始値とほぼ同じ水準で終わりました。

民主党政権は政府主導の政治を行うということだったが、主導するはずの政府がミスリードを繰り返しているから、政治に対する閉塞感は極まっていました。「宇宙人がやっと辞めたか」と政治的な材料としてはアク抜けとなってよいはずでしたが、そうはならず。まあ目下のところは、鳩山政権がどうのというよりも円レートがどうなるかのほうが相場の材料です。

日経平均は9日線に沿って下落していますが、大きく下げることがなくなりました。やはり5月27日のザラバ安値9395円は、不安心理がもっとも高かったときの株価水準ではなかったろうか。向うここ2〜3か月間の最安値は9395円ではないかと思っています。


(10.6.3) TOPIX 890P(+20)  日経平均 9914円(+310) 19.6億株 (1兆4435億円)



米国は急反発し、2日連続して下げた幅をとりもどす。

NYダウは10249ドル(+225)。ここ2日で234ドル下げていたので、あと9ドルほど戻り切れていない。

ナスダックは2281P(+58)。2日間の下げは-55Pであったので昨日は戻り高値を更新しました 。200日線を回復したので、米国景気の後退を心配しなくてもよいようです。明日の雇用統計しだいでは25日線まで上昇する可能性があります。

上海総合は5月21日に大陽線の「つつみ上げ」となっり、翌日も順上がりの陽線となっているので、5月21日のザラバ安値2481Pは、向う2〜3か月の安値であろうと思っています。今日は小幅安となったので、9日順位相関は-80以下になりました。ここから反発すれば25日線を上回る上昇をするのではなかろうか。

東京市場はシカゴ日経平均が+195円高の9805円で終わったことから、高く寄り付く。前場にかけて円高が修正されたことからジリ高になり、9900円台を回復。

ただ先物の出来高は8万枚、現物は19.6億株とボリュームは昨日よりも縮小しています。実需の買いが入ったというよりも、目先筋のショートカバーによる上昇であったのではないか。

株価は完全に9日線を上抜いてきました。日経平均の当面のメドは次の水準です。
  1. 5月20日と21日の間の窓埋めの9999円。
  2. 高値11408円→安値9395円の下落幅2013円の1/3戻しにあたる10066円。
  3. 25日線水準(3日後には10100円あたりになる)
  4. 《デンドラ24》の上値メド(今日出た)の下から2番目の10216円。
10000円の大台に乗せることがあれば、戻り売りが出てくると思われるので、昨日いったように9980円くらいでいったんは手仕舞いするのがよいでしょう。


(10.6.4) TOPIX 890P(-0)  日経平均 9901円(-13) 17.6億株 (1兆2809億円)



NYダウは10255ドル(+5)と小幅高だったが、ナスダックは半導体の売上げ高が伸びるとの予想で上昇する。2303P(+21)。

ナスダックは小波動のボトムをつけてから初めて連続陽線となったのは、米国市場が景気の回復に自信を持ち始めたということでしょう。

当面は25日線を上抜いて75日線まで戻るのかどうかが焦点です。もし75日線まで戻っても、75日線を一気に上抜くことは難しく、いったんは反落すると思います。

だが75日線から反落しても、先のボトムの2140Pを割込むことなく、75日に向かって再上昇を開始するようなら、米国株は大丈夫と判断してよいでしょう。

東京市場は昨日の大幅高の後でもあるし、今夜の5月の雇用統計を控えてジミな動きで終わる。今日の出来高は薄く、連続陽線にはならなかったのは、株価が安ければ買うが値を追ってまでは買わない、という「逆張り」が今の時期のおおかたの投資方針であるからでしょう。

海外から何が飛び出してくるかわからない不安定な時期であるので、慎重な売買は大事なことですが、@大陽線が連続してでる、A大きな窓を空けて連続陽線がでる、Bボトムから6日以内に3連続陽線がでる、といった強い足型がでたときは、逆張りから順張りに方針転換をすべきです。(残念ながら、いまのところ@ABのどの足型もでていないが)


(10.6.7) TOPIX 859P(-30)  日経平均 9520円(-380) 20.0億株 (1兆4476億円)



先週末、米国の5月雇用統計が発表されましたが、予想を大きく下回る数字でした。表面上は+43.1万人の増加でしたが、これには国勢調査のための人員が必要だった政府による臨時雇用が含まれています。

民間の新規雇用は+4.1万人でした。4月の民間雇用は+21.8万人であったので、雇用の増加はわずかなものに止まりました。これを受けて米国市場は大幅安。NYダウは9931ドル(-323)、ナスダックも2219P(-83)。

ただしグラフで見る限り、ナスダックは200日線の線上にあり、決定的にグラフが悪化したわけではありません。雇用は減少したわけでもありません。4月の+21.8万人増よりも伸びなかっただけの話です。5月の雇用を見て米国が2番底を取りにいくのではないかと思うのは早すぎます。

日経平均は-380円安。日経先物は-420円安と大きな下げとなりました。ただ、先日もいったように、先の小波動のボトム9395円は、パニック的な不安によってついた値段です。米国株価が下げた理由のひとつに、新たにハンガリーの財政問題が発生したことが挙げられていますが、この手の問題はすでに不感症気味になってくるのではなかろうか。つまり悪材料が相場に織り込まれてきているということです。 先にいだいた不安が相場に織り込まれてしまったならば、その後その悪材料が現実化したところで、株価はそう下げるものではありません。むしろ予想されていた悪材料があらわになったときは材料出尽くしであり、買い場であろうと思っています。

当面の方針について先日、9500円近辺で買い→9980円あたりで売り→反落したら買いといいましたが、この9500円近辺で値固めできたならば、その後は200日線に向かう上昇となるのではなかろうか。(9500円で値固めできたら、の前提です。9500円が2番底になるかどうかはまだ不明)


(10.6.8) TOPIX 858P(-0)  日経平均 9537円(+17) 18.0億株 (1兆2679億円)



米国は続落。NYダウは9816ドル(-115)、ナスダックも2173P(-45)。

ナスダックの中勢波動が下降波動に転換するのは2月のザラバ安値2100Pを割込んだときです。5月の安値2140Pを割込んだとしても構いません。もし2140Pを割込んでも、2100Pより上で止まるなら、小波動は4月のピークから3段下げになるわけで、そこはかなり堅い安値になると思います。

日経平均は、米国株安を受けて、安く始まったが円高が少し修正されたことから反発し、陽線で終わる。今日の陽線が、ボトム圏ででる「3陽連」の第一歩になるのかどうかを期待。

2007年3月に (先物講座No.1) 日経先物1日売買システムを作るをHPにアップし、そこで作った条件表No.173を掲げましたが、これは誰も使っていないようでした。そこで2010年2月に、そのことを述べつつ(先物講座No.7)続・日経先物1日売買のメンテナンスのしかたをHPにアップしました。このときは、条件表No.173を使って、「日経先物1日売買」をしてみようというユーザーが何人かあったようです。 そのうちの一人から、4月15日にメールがきました。内容は
  1. 2月23日から4月15日までトレードしたが、
  2. 今のところ5勝12敗(勝率29.4%)で、
  3. 累計の損失が170円(ラージ1枚なら17.0万円)になっている。
  4. どこまで信じていいものか迷っています。
といったものでした。

どれどれとグラフを見ると、まさしくそうです。(この間の検証をすると、うちのデータでは-150円の損失だが、5勝12敗はその通りです)。

メールには「運が悪いといえばそれまでですが、酷い成績になっています」とも書かれていました。

確かに「運が悪い」。図の(a)からトレードを開始せずに、(B)2010年1月から開始していたら。4月15日の時点では手数料を考慮しても157.5円(15.7万円)の利益がでていました。

(C)1年前の2009年4月15日から開始していたならば、442.3円(44.2万円)の利益がでていたはずです。

2月23日からトレードを開始したことは不運でした。 ただし170円(うちのデータでは150円)の損失と5勝12敗であることは「酷い成績」ではありません。条件表No.173の性能についての認識が不足しているから「酷い成績」だと思うのです。(先物講座No.7)には、次のようなNo.173の成績を掲げました。


見るべき数字に(abcdefg)の符号を振っています。
  1. トレード数は1014回
  2. 累計損益額は 28795千円
  3. 平均利益額は 28.4千円
  4. 勝率は 56.8%
  5. Pファクタは 1.61倍
  6. PD倍率は11.51倍
  7. 最大ドローダウンは-2501.5千円
投資をする際に重要なことはリスクの大きさを知っておくことです。リスクとは最大ドローダウンです。条件表No.173を使ってトレードするならば、250.1万円負けることがあるのです。このことを認識しておいて、どこまで耐えるかを決めてからトレードをしなければなりません。ドローダウンの2501円に比べれば170円の損失は小さいのです。

また勝率は56.8%とあります。統計を学んだことがない人は、10回トレードすれば5回か6回勝てると思います。そうではありません。100回のトレードをして56回勝つから勝率が56%なのです。1000回トレードして568回勝ったから勝率56.8%なのです。10回ごとに区切って、どの10回でも5回か6回勝てるのではありません。

どこかの講座で、勝率の誤差はトレード数によって大きく異なるということを述べました。10回のトレードで5回か6回勝つことは稀です。10回のルート(平方根)の誤差がでるのは当たり前なのです。10のルートは3.16なので、10回のトレードでは5.6±3.2が勝つ回数です。少ないときは2.4回しか勝てないが、多いときは8.8回勝つこともあるのです。17回のトレードをしたならば、17のルートは4.12なので、9.5±4.2が勝つ回数です。多ければ13.7回、少なければ5.3回です。5勝12敗というのは「酷い勝率」ではないのです。

トレード回数が増えないことには、過去の成績に近づきません。そこで「根気よく」という返事をしたところ「気力と資金と運が続くまでやってみます」ということでした。 その後、条件表No.173が出す売買マークは気になってなっていましたが、ようやく2月23日から開始した累計利益がプラスになってきました。 2月23日から6月8日までの成績は、
  1. 9勝16敗(勝率36.0%)と勝率はわずかにしか上っていませんが、
  2. 累計利益は63.8円(6.3万円)になっています。
トレードを持続して、ある程度のトレード数にならなければ、成績はわからないのです。その途中の短い期間では有頂天になるような利益がでることもあれば、悲観するような損失も出ます。それらが合わさっての成績なのです。


さて、今度条件表No.173よりも優れていると思う条件表を7本作り、それを作るために使った48本の条件表を入れたCD-ROMを発売することにしました。「日経先物寄引売買のためのツールキット」といいます。(この解説は(先物講座No.8) ツールキットの解説を参照)

7本の条件表のうちのどれかを使えばよいのですが、そのなかにNo.1(11年間無敗)という条件表があります。それを使って描いたのが右のグラフです。

メールを頂戴したユーザーがもし、これを使っていたとしたら、次のような成績になります。
  1. 2010年2月23日〜2010年6月8日は、336.3円(33.6万円)の利益。10勝12敗(勝率45.5%)
  2. 2010年1月1日 〜2010年6月8日は、406.43円(40.6万円)の利益。16勝16敗(勝率50.0%)
  3. 2009年4月15日〜2010年4月15日は、945.5円(94.5万円)の利益。37勝34敗(勝率52.1%)
この条件表は7本の条件表のうちで6番目の成績を出しているものです。No.173よりもよい成績を出していますが、心配してメールされた2月23日〜4月15日の間の成績は、-126.8円(-12.6万円)の損失。6勝10負け(勝率37.5%)となっています。No.173と同じように悪かったのです。わずか2か月足らずの期間で成績を判断してもしょうがないのです。


(10.6.9) TOPIX 850P(-7)  日経平均 9439円(-98) 20.4億株 (1兆3850億円)


米国はまちまち。NYダウは9939ドル(+123)と昨日の下げを取り返す反発となったが、ナスダックは2170P(-3)と小幅安。

ナスダックの昨日のザラバ安値は、先のボトムの2140Pを1ポイント下回る3139Pとなったので、小波動は3段下げに突入しました。

株価が調整するときの小波動は、@強い相場のときは1段下げで終了し、A並みの相場のときは2段下げで終わります。B相場がよほど弱いときは3段下げになります。

日経平均では、この11年では4段下げをしたことはありません。悪いときでも3段下げで、一応の調整は終わります。おそらくナスダックも似たようなものであろうから、3段下げに入った今は調整の最終局面に入ったといってよいのではないか。
NYダウは上昇、ナスダックは小幅安、シカゴ日経先物は9510円(-20)とまちまちの結果で戻ってきた東京市場は下げる。明後日が6月のSQであるので、これに絡んだ先物の動きがあったと思われます。

ギリシャから端を発したソブリン・リスクは、ポルトガルへ、スペインへと蔓延し、先週はハンガリー、昨日はブルガリアと拡大しています。

株価が下落しているときは、それまで優良な企業であると思っていた企業までが、マイナス材料探しをされて株価が下落するものですが、今のソブリン・リスクもそういう一面があるでしょう。( そのときに割安が発生するので、同調して悲観していてはならない)

現状は、過度にまでにマイナス材料を探して株価を下落させている。これだけ不確定な発生すると、投資家は長期の予想ができず、何もしないのが一番であると資金を引き上げてしまいます。結果、出来高も売買代金もジリ貧になっています。

今日はまさか割るまいと思っていた先のボトムの9395円を下回る9370円をザラバで出しました。投資家不在の中、6月SQからみの先物が先導したためでしょう。よって6月11日のSQが明けてみなければ、9400円は堅い安値水準であるのか、そうではないのかの判断はできません。 だが、PERは16倍台に入っているし、PBRは1.07倍という現在の株価水準は明らかに割安です。

グラフからは、明日の日経平均の終値が今日の9439円より1円でも安くなると、逆張りの条件表No.2が買いマークを出します。そうなれば小波動のボトムらしさは、@新安値、A25日順位相関が-80以下、B25日騰落レシオが0.75以下、C条件表No.2が買いマーク、D投資マインド指数が15以下、E東証1部連結PERが16.96倍 と6ポイントになります。買いが有利になります。


(10.6.10) TOPIX 850P(-7)  日経平均 9439円(-98) 20.4億株 (1兆3850億円)



米国は小安い。NYダウは一時は10000ドルを回復していたが、欧州信用不安が株価を引きずりおろす。NYダウは9899ドル(-40)、ナスダックは2158P(-11)。

ナスダックの小波動はピークから3段目の下げに突入していますが、昨日は早くも、逆張りの条件表No.2が買いマークを出しています。

TOPIXもピーク1001Pからの小波動が一昨日から3段下げに入りましたが、同じく今日は買いマークを買いマークを出したことで、TOPIXの小波動のボトムらしさは6ポイントになりました。ナスダック・TOPIXともにこの水準はボトムになってもおかしくありません。

日経平均の小波動は、昨日新安値を出して2段下げとなったばかりですが、TOPIXが買いマークを出しているので、ここで「W底」になる可能性もあります。図の緑色線のコースです。

その場合は、今日の陽線を1本目として、明日・明後日と「3陽連」になってくれれば判断しやすい。明日のSQが通過して需給面からの重しがとれることから、上げやすくなることは確かです。

一方、なお下げて青色線のコースをとるならば、9日順位相関が-80以下まで下げて、小波動のボトムらしさのポイントが少なくとも6ポイントになるのを見届けねばなりません。

今日のところは、@昨日が新安値、A25日順位相関が-80以下、B25日騰落レシオが75以下、C昨日の投資マインド指数が15以下、DPERが16.81倍 の5ポイントです。


(10.6.11) TOPIX 850P(-7)  日経平均 9439円(-98) 20.4億株 (1兆3850億円)


ECB(欧州中央銀行)がユーロ圏の国債買い入れを継続すると発表したことから、欧州信用不安が少し後退し、米国株は反発する。

NYダウは10172ドル(+273)、ナスダックは2218P(+59)。

東京市場は米国高を受けて高く始まり、6月限のSQは9747円。

ナスダック・TOPIXともに9日線まで戻りましたが、9日線は買い戻しによって達成する水準です。いわば反動高であるので、このまま上昇が続くかどうかはわかりません。

上昇が続きそうだと判断できるのは、昨日いったように3陽連が出ることですが、ナスダックはやっと陽線が1本立ったばかりであるし、TOPIXは陰線となりました。3陽連の確認は2〜3日先でないとできません。


3陽連が出なくとも、終値が連続して4〜5日間、9日線を上回るならば、単なる反動高ではなく、株価は上昇に転じたとしてよいのですが、今日のところはまだ9日線を上抜いていないので、この基準による判断は少なくとこ4〜5日先にしかできません。

要するに今日のところでは、一昨日のザラバ安値から小波動が上昇に転じたという判断はできていません。日経平均においては小波動のボトムらしさは5ポイントです。5分5分です。

ただ日経平均は今日は小幅ながら陽線となったので、昨日の陽線をあわせると「窓空け陽線」になりました。これは足型としては強い。1ポイントを加点してもよいくらいです。

ただ今日の出来高は薄かった。SQのために現物市場は28.2億株、2兆2754億円とボリュームがあったかに見えますが、日経先物の出来高は53000枚でしかありません。日ごろの50〜60%の出来高です。これを見ても積極的に株価を買い上げたのではなく、買戻しによって株価が上ったということがわかります。

そうであれば形は「窓空け陽線」になっていますが、上昇力は強くはないと思わざるを得ません。来週月曜日に陽線となって「3陽連」が完成すれば、そこからはしばらく上昇があるだろう、というところです。

しばらく上昇をするのであれば、少なくとも4〜500円の上昇が見込めます。例えばPERが18倍まで買われるならば、日経平均は10140円くらいが目安になります。それは200日線より少し低い水準です。ユーロ問題が「問題」ではなくなったときは、PER20倍まで買われて当然です。このときは11260円くらいまで上昇すると思っています。


(10.6.14) TOPIX 878P(+12)  日経平均 9879円(+74) 14.7億株 (99410億円)



米国株は小幅ながら続伸。 NYダウは10211ドル(+38)だが、このところ下げが大きかったナスダックは2243P(+24)となって「順上がりの陽線」となる。

図の買いマークは、条件表No.22「小波動の3段下げ」が出した買いマークです。この条件表は明日掲載しますが、要するに3段下げに入った銘柄をピックアップして、いつボトムを出すのかを注目するためのものです。

ナスダックは4日前に第2段目のボトムである2140Pをザラバ安値が下回ったので、「今日から3段下げに入る」という意味で買いマークがでています。6月9日にいったように、日経平均ではこの12年間で4段下げをしたことはありません。3段下げで終わっています。3段下げに入ったならば、そこからは悲観するよりも、買い場探しをしたほうがよいのです。

TOPIXも2日前から3段下げに入ったとして買いマークがでています。 ナスダック・TOPIXが3段下げに入ったと思ったとたんに反発をしたのは、Aのボトムは相当に堅い下値であり、本来ならこれを下回って3段下げになることはなかったのだが、そのときの過度な悲観人気の勢いが新安値を更新させたということでしょう。

日経平均は、ボトムからの3陽連となりました。同時に小波動のボトム9378円を表示したので、小波動は上昇波動に転じました。

ひとつ気がかりなのはボリュームの小ささです。今日の売買代金は1兆円に満たなかった。

こういう薄口の足型を強く信じてよいのもかどうか、迷うところですが、ボトム9395円→ピーク9962円→ボトム9378円で「W底」を出したことはほぼ間違いありません。この先ピークの9962円を上回るならば、W底が確定します。

出来高が薄いので、いきなり9962円を上回るような上昇をすることは難しいかと思いますが、9378円を割込むことは考えなくてよいので、ここからは陰線が入るたびに買う、という方針でよいのではないか。


(10.6.15) TOPIX 878P(+0)  日経平均 9887円(+8) 15.4億株 (1兆 675億円)



米国は小幅安。すでにS&Pがギリシャ国債の格付けをジャンク債レベルに引き下げていますが、昨日はムーディーズも「Ba1」へ格下げする。市場はこれを受けて反落するも、材料自体が2番煎じであり、大きなマイナス材料にはならなかった。この株価水準にはギリシャやポルトガルのリスクは織り込まれていると思われます。

ナスダックは25日線まで戻って反落するという、手本どおりの動きになりました。いったんは反落しても、先のボトムの2139Pは下回ることはなさそうで、米国でも「下げれば買い」の動きがでてくるのではなかろうか。

日経平均とかナスダックとかの指標で、「小波動の4段下げ」をすることはほとんどありません。「小波動の3段下げ」に突入したならば、そこからは買い場探しをするのがよい。

小波動のピークやボトムは「主な株価」が表示してくれるので、小波動のボトムが(L2→L1)へと切り下がり、さらに(L1→ザラバ安値)と切り下がったときに「3段下げに入った」ということは誰でもわかります。

ただこれを一般銘柄にまで広げるときは、毎日多くの銘柄のグラフを見ることは困難であるので、「検索」のために「小波動の3段下げ」の条件表を作っておくのがよいでしょう。 3段下げで最低限必要な条件は、
  1. 直近のボトム(L1)より、当日のザラバ安値が下回った。
  2. 2つ前のボトム(L2)より、1つ前のボトム(L1)の方が安い。
  3. ピーク(H3)より、1つ後のピーク(H2)は低い。
  4. ピーク(H3)より、1つ前のピーク(H4)は低い。
(1.〜4.)の条件を設定すると、次のような条件表No.22ができます。


条件表No.22「HP 小波動の3段上げ」を使ってグラフを描くと、昨日掲げたナスダック・TOPIXのような買いマークがでます。

日経平均で最近買いマークが出たのは2009年11月19日〜2009年12月2日(右図)です。

2009年11月19日からの買いマークは第2段目の、中勢上昇波動のスタートになりました。
その前は2009年3月4日〜2009年3月10日です。 2009年3月4日からの買いマークは、第1段目の中勢上昇波動のスタートになりました。

中勢上昇波動は、小波動が3段下げをした後にスタートすることが多いのです。

現在のところ日経平均は「小波動の3段下げ」はしていないが、ナスダックとTOPIXは3段下げを完了しています。第3段目の中勢上昇波動が期待できる理由の1つです。


(10.6.16) TOPIX 892P(+13)  日経平均 10067円(+169) 17.2億株 (1兆2482億円)


欧州諸国の国債入札が順調であったことから、欧州財政不安が後退。NYダウは10404ドル(+213)、ナスダックは2305P(+61)と大幅高となりました。

ナスダックは25日線をラクラクと上抜き、先の小波動のピーク2307Pにツラ合わせ。2307Pを終値で上抜けば、中勢波動は上昇トレンドになったことが確認できます。


日経平均は米国高・円高修正から続伸。なんと5連続陽線です。グラフは一変しました。@25日線を上抜いたし、A5月20日と21日の間にできた窓を埋め、B直前の小波動のピーク9962円を上抜きました。どこからみても小波動は上昇トレンドに入ったといえます。それは中勢波動が上昇波動になったということです。

ここからは「押し目買い」に分がありますが、その先の上値はそう高くはないでしょう。今回小波動が切り上がったので、少なくとも小波動は2段上げをするのでしょう(今日から1段目の上昇波動になったことが確認された)が、3段目の上昇をすることは難しい。まずは2段の上昇で終わると思っています。

皆が思うところは、まずは200日線(10300円)が当面の目標です。ここまで上昇して1段目の上昇が終り、反落する。そこから2段目の上昇に入り、75日線(10500円)まで上昇して2段目の上昇が終わる。こういうことを市場の多くは思っているのではなかろうか。

たぶんその可能性は高いだろうと思います。TOPIXについて《デンドラ24》で上値メドを見ると、下から順に@910P、A927P、B935P、C978P です。これを日経平均に置き換えると、(今日のNT倍率が11.3倍なので)、@10280円、A10470円、B10560円、C11050円 となります。

@の10280円は200日線の水準、ABは75日線の水準であるので、《デンドラ24》の上値メドは200日線、75日線とほぼ同じ水準です。《デンドラ24》は25日線・75日線・200日線といった水準はまったく考慮せずに、過去の波動パタンによる統計からメドを計算しています。

そのメドが、誰でもわかりやすい200日線とか75日線の水準と一致しているので、当面の上値は10200円〜10300円、その先(第2段目の上昇)の上値10500円〜10600円の水準は目標になりやすい株価水準でしょう。


(10.6.17) TOPIX 887P(-4)  日経平均 9999円(-67) 15.0億株 (1兆1407億円)



米国はまちまちの経済指標が発表されて小動き。NYダウは10409ドル(+4)、ナスダックは2305P(+0)。

ナスダックは先の小波動のピーク2307Pを上回ったので中勢波動は上昇トレンドになったとしてよいでしょう(確定するのは次のボトムが2139P以上で表示されたときだが)。

日経平均はナスダックと同じ小波動の形になっているので、少なくとも2段の上昇小波動になるのでしょう(今は1段目)。

日経平均は昨日「5陽連(5連続陽線)」になりました。 これは単に5日間陽線となるだけではなく、高値が切り上がっている (高値が同値でもよい)のが要件です。このような5陽連はなかなか出ません。

これに「ボトムから9日以内に5陽連を出したもの」という条件をつけて検索してみると、過去12年間で、6度しかありません。
    2001年(+2.2%)
    2002年(+19.3%)
    2003年(+12.6%)
    2008年(+14.5%)
    2009年(+9.5%)
    2010年(未定)
です。( )内の数字は5陽連が出た日の終値から上昇波動のピークまでの上昇率です。

2001年は5陽連が出た翌日がピークとなりましたが、ほかの5度は大きな上昇に繋がっています。

最近(2008年と2009年)のグラフを見ると、(a)はその後4日ほどもたついてから75日線まで戻し、そこで5日間反落して、次の上昇で75日線を上抜き、大きな上昇をしました。

(b)は5陽連が出たときに75日線の水準に戻っていたので、そこで3日ほど反落して、再び75日線を上回ってから大きな上昇をしています。この2例からすると、やはり75日線というのは大きな関門であり、75日線を上抜けるか上抜けないかで上昇の大きさに違いがでてくるようです。今回 の2010年6月16日の5陽連はどうなるのでしょうか。今日は小反落しましたが、3〜4日もたついた後は200日線へ向かって上昇し、そこでもたつくが75日まで上昇する。ここまでは可能性があります。


(10.6.18) TOPIX 884P(-2)  日経平均 9995円(-4) 15.5億株 (1兆1387億円)



米国は小動き。スペイン国債入札が順調であったが、米国の週の失業保険申請数が予想より多かったとかで、強弱どちらにも傾けず。

NYダウは10434ドル(+24)、ナスダックは2307P(+1)。

東京市場は、5月はリスクの高い株式が売りに売られましたが、ここへ来て欧州筋はもう売るべき株式は持っていないような感じです。売り切ってしまっている。

この処分売りに同調してカラ売りを仕掛けた向きは(a'→b')の過程で買い戻し、その結果日経平均は5陽連となったのでした。 新たに売り処分する株式もなく、買戻しも終わったとなると、「戦いすんで日は暮れて」市場は変に落ち着いてしまいました。ユーロの行く末が不明なので新しい仕掛けもでない。そこで連日商いは少なく、閑散の状況にあります。

だが、これまで株式で運用していた資金は米国債あるいは日本国債に逃避したものの、米国債10年物の金利は3.19%であり、日本国債にいたっては1.20%でしかありません。国債での運用ではパフォーマンスは極めて悪い。ユーロ問題に見通しがでてくれば、一度は処分した株式を再び買わねばならなくなります。 いまはその端境期にあると思っています。

日経平均は(a'→b')で5陽連を出し、ボトムからのスタートとしては強い足型になりました(ただし出来高がない)。今後は押し目買いの方針ですが、「押し目買い」のタイミングをどう計ればよいのか。前回の(a→b)の上昇後の押し目買いのタイミングを見てみると、@9日線が25日線を上抜いた日、が候補の1つです。次にA9日順位相関が25日順位相関より下位になった日も押し目買いのタイミングです。

(上図)これを今回にあてはめるならば、@9日線が25日線を上回るのは来週早々です。A9日順位相関が25日順位相関を下回るのは来週の水曜日か木曜日でしょう。来週半ばには「押し目」が完了してもおかしくありません。

その前の中勢上昇波動のスタートを右図でみると、@9日線が25日線を上回ったのは(c)の日です。翌日陰線を出して押し目底となっています。A9日順位相関が25日順位相関を下回ったのは(c')の日で、そこからは快調に株価が上昇しています。

今の日経平均は、以上のことを参考にして「押し目買い」のタイミングを計るべき局面にあると思います。


(10.6.21) TOPIX 902P(+17)  日経平均 10238円(+242) 17.7億株 (1兆3029億円)



米国は小動き。NYダウは10450ドル(+16)、ナスダックは2309P(+2)。

中国人民銀行が「元相場の弾力性を高める」と表明。元がドルに対して高くなるのは米国は歓迎だし、円に対しても高くなるのであれば日本も歓迎です。

ただアジアという括りで、円も連れ高するのではないかの心配もありましたが、円は対ドルでは円高にならず。そうなれば中国へ輸出している企業にとってはプラスであるとして、株価は上昇。

明日か明後日くらいから日経平均は上昇するのではないかと思っていましたが、「元」の材料によって今日は一足先に上昇となりました。

今日は逆張りの条件表No.2が売りマークを出していますが、この売りマークはやや早く出すぎた感じです。目下のところ小波動のピークらしさのポイントは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B日経平均用'96が売りマーク の3ポイントでしかありません。

上値メドは6月16日に、当面は10200円〜10300円、次に10500円〜10600円だろうといいました。今日の200日線は10302円であるので、明日ザラバで10300円をつけるならば、いったんはもたつくかもしれませんが、最終的には10500円をクリアするのではなかろうか。

6月8日に 日経先物寄引売買のためのツールキットの発売をお知らせしました。発売前の見積りでは、6月中に20人、今年一杯で30人の購入者があるかと思っていましたが、早くも30人を超える購入がありました。

5月の相場は難しかった。ユーザーも迷われていたと思います。こういう環境下では「日経先物寄り引け売買」はひとつの手です。

で、その日経先物のデータですが、今は毎夜9:00〜15:10までの日中の日経先物のデータをアップしているので、これをダウンロードされればよいのですが、この先データをアップできないこともあるやも知れません。

そのときはユーザーが日経先物のデータを手入力して下さい。ただアップしている日経先物(9:00〜15:10)のデータはナカナカ入手できません。それは2008年から「夕場」取引が始まったため、多くのHPに掲載されているデータや証券会社が表示する日経先物のデータは、この夕場データ(PM16:30〜PM20:00)を含むデータになっているからです。

右図は夕場データを含む先物データです。このデータは寄り付き(始値)は前日の夕場の始値になっています。@PM4:30に始まって→A20:00に夕場が終り→B翌日の9:00まで13時間のブランクがあって→C15:10に終わる というデータです。始値から終値までの間に13時間のブランクがあります。終値は当日の15:10だが翌日の始値はその日の16:30から始まります。つまり前日の終値(15:10)から翌日の始値(16:30)まで1時間30分のブランクしかなく、同じ日付のデータに中に(PM20:00〜AM9:00)の13時間のブランクがあるという奇妙奇天烈なデータであるのです。このため前日終値から翌日始値の間にギャップが生じることは滅多にありません。


このようなデタラメのデータを使ってはいけません。ツールキットで使った日経先物のデータは右図のような(9:00〜15:10)のデータです。上記のような夕場を含むデータを入力しても、それは間違った売買マークを出します。

この夕場を含まない(9:00〜15:10)のデータを入手することはちょっと難しいのです。例えば私が使っている楽天証券のデータは夕場を含んでいます。

今日の始値は9980円となっていますが、この9980円は6月18日のPM16:30についた値段です。実際に今日の9:00の寄り付きで売買注文を出しても9980円では寄り付きません。今日の9:00の寄り付きは10120円でした。9980円は何の役にも立たないデータなのです。

ヤフー・ファイナンスのデータも夕場を含んでいます。よって役に立ちません。

正しい日中のデータを教えてくれるのはロイターです。HPの「マネー」→「東証株式市場・大引け」に9:00〜15:10のデータが掲載されています。ユーザーはロイターから日経先物のデータを入手して下さい。

図の赤枠の数字が(9:00〜15:10)の株価および出来高です。これが正しい。


(10.6.22) TOPIX 894P(-7)  日経平均 10112円(-125) 16.9億株 (1兆2086億円)



米国は小幅安。NYダウは10442ドル(-8)、ナスダックは2289P(-20)。

NYダウのグラフは上ヒゲの長い「十字足」を出して上値が重いことを表現しました。

ナスダックは、より形が悪く、新高値の「陰線つつみ下げ」となったので小波動のピークを出した可能性もあります。(明日も続落して順下がりの陰線になれば、だいたいピークと思ってよい)

東京市場はやや円高に振れたことから、利食いに押されたが、材料不足で大きな動きはない。

6月9日から「ツールキット」を販売しています。ここには完成されたNo.1〜No.7の7本の条件表が入っていますが、どの条件表を使ってトレードすればよいのかは、(先物講座No.8) ツールキットの解説のM章「統合された条件表の使い方」で、次のようにしてはどうかといっています。すなわち
  1. No.4(リスク最小)、No.5(PF最大)、No.7(平均利益最大)のどれか1つを決めて、その条件表が売買マークをだしたときにトレードする。

  2. または、No.4、No.5、No.7のどれかの条件表が売買マークを出したときにトレードする。

もし、Aの方法をとるならば、毎日No.4とNo.5とNo.7の条件表を使って、日経先物に売買マークがでていないかをチェックする必要があります。どれか1つが売買マークを出していたならば、翌日の寄り付きで建て玉します。

3つの条件表を次々に変えてグラフをみるときは、「スクラムバー」の「鉛筆@」〜「鉛筆I」に、使いたいチャートを登録しておいて下さい。

右図は「鉛筆C」にツールキットの条件表No.4を登録、「鉛筆D」にツールキットの条件表No.5を登録、「鉛筆F」にツールキットの条件表No.7を登録しています。

(登録のしかたは、図の「?」(ヘルプ)を参照して下さい)


「鉛筆C」をクリックすると、ツールキットの条件表No.4のグラフが描かれます。

昨日は売りマーク(a)が出ていました。今日の寄り付き(10140円)で売って、大引け(10110円)で決済するので、+30円の利益です。

今日は売買マークはでていません。

「鉛筆D」をクリックすると、ツールキットの条件表No.5のグラフが描かれます。

昨日はNo.4と同じく売りマーク(a)が出ていました。今日は売買マークはでていません。

そのほかに、条件表No.5は6月2日に買いマーク(b)を出していました。翌日の寄り付き(9790円)で買って、大引け(9940円)で決済すると+150円の利益でした。

「鉛筆F」をクリックすると、ツールキットの条件表No.7のグラフが描かれます。

最近は売買マークはでていません。(b)の買いマークはNo.5と同じです。

6月7日に買いマーク(c)を出しています。翌日の寄り付き(9440円)で買って、大引け(9530円)で決済すると+90円の利益でした。

また6月11日に買いマーク(d)を出しています。翌日の寄り付き(9830円)で買って、大引け(9880円)で決済すると+50円の利益でした。

このように「鉛筆C」「鉛筆D」「鉛筆F」をクリックするだけで条件表を変えてグラフが描けます。「スクラムバー」はいくつかの条件表を使ってグラフを見るのに便利な機能です。(「スクラムバー」を表示っせるには、グラフのメニューの「表示」→「スクラムバー」をクリックします)


(10.6.23) TOPIX 880P(-13)  日経平均 9923円(-189) 16.1億株 (1兆1170億円)



米国は下げる。NYダウは10293ドル(-148)、ナスダックは2261P(-27)。

昨日、NYダウのグラフは上ヒゲの長い「十字足」になり、ナスダックは、「陰線つつみ下げ」となったので、続落すれば小波動のピークとなるのではないかと危惧していましたが、悪いほうに動きました。米国株式は小波動のピークを出した感じです。

この後25日線の水準で持ちこたえることができるかを注視せねばなりませんが、25日線はNYダウ・ナスダックともに右下がりになっているので、25日線が株価を支持するとは限りません。ただ25日線を少しばかり割込んでも悲観するのは不要です。

今回の戻りによって200日線をいったんは回復しているので、先の小波動のボトムを割り込んで、新安値になることはないでしょう。ここから先は「押し目買い」。

東京市場は、米国株安に加えて、対ドル・対ユーロでやや円高に振れたことから続落する。ただこれもナスダックと同じで、先の小波動のボトム(9378円)からの戻り局面では5連続陽線という強い足型を出しているので、9378円を下回ることは考えられません。ここからは「押し目買い」です。そのタイミングは9日順位相関が25日順位相関を下回ったあたりです。


(10.6.24) TOPIX 879P(-1)  日経平均 9928円(+4) 15.1億株 (1兆 312億円)



米国は予想より悪い経済統計が出る一方で、FOMCが低金利政策は長期間続くと発表したことから、まちまちの動きとなる。

NYダウは10298ドル(+4)、ナスダックは2254P(-7)。

ナスダックは新高値からの「3陰連」となったので、「3陽連」の反対の解釈をせねばなりません。すなわち「小波動のピークから勢いよく下げ始めた」とみるべきです。

まだ小波動のピークは表示されていませんが、今日小幅な動きで終わるなら、「主な株価」はピークを表示します。

直近の「ピークからの3陰連」は図の(a)のところです。(a)からはユーロ問題で大幅下落をしましたが、今回はユーロ問題のほとんどは株価に織り込まれていると思われるので、こんなに下げることはありません。 だが(a)で3陰連の後、陽線が1本でていますが、陽線が1本出たくらいのことでは小波動のボトムが出たとは判断できません。

今回の3陰連はピークからまだ2日目です。小波動の下落期間が平均11日あることを思えば、最低でも5日くらいは下げて小波動のボトムになるのではなかろうか。

日経平均は、今日は1000円台に乗せて引けるのではないかと期待していましたが、対ドル・ユーロとも円高に振れたため上ヒゲを残して小幅高で終わりました。このため「主な株価」は10251円のピークを表示しました。これによって現在の小波動は下降波動であることになります。

目下の方針は「押し目買い」であると思っていますが、小波動のピークが表示された以上、「小波動はボトムらしい」という現象がでるまでは「押し目買い」のタイミングではなくなりました。先日来いってきた「9日順位相関が25日順位相関を下回った」くらいでは押し目買いのタイミングとはいえなくなりました。

さいわい、25日線が9936円→9788円→9784円と右下がりの角度が横ばいに近くなってきたので、25日線は株価下落の支持線として機能すると思われます。9800円くらいが押し目買いの水準ではなかろうか。時間でいえば、小波動のピークから今日でまだ3日目です。あと2日くらいは下げることを考えておかねばなりません。2つをあわせると押し目買いのタイミングは、@9800円水準、A時間は来週前半、を予定しておきます。


(10.6.25) TOPIX 867P(-12)  日経平均 9737円(-190) 18.8億株 (1兆2772億円)



米国は連日、予想よりも弱い経済統計が出ています。昨日は5月耐久財受注が予想+1.0%のものが+0.9%に止まりました。前月は-0.8%であったので悪化したわけではありませんが、思ったように伸びていないのが弱材料になりました。

NYダウは10152ドル(-145)、ナスダックは2217P(-36)と下落幅を拡大して続落。

ナスダックの波動は、@小波動のピークは切り上がっています。A今度小波動のボトムが先のボトム(2139P)より高い位置で表示されるなら、B「Q型の買い」になります。

これは日経平均も同じです。9378円より高い位置で小波動のボトムが表示されたならば「Q型の買い」になります。そのときは75日線(今日は10480円)を目指すのではなかろうか。

久しぶりに「Q型の買い」をいいました。このほかに「P型の買い」があることは、2005年3月に (株式講座No.5) P型/Q型の買いの全解説 で説明しています。

これは@小波動のボトムが切り上がり、A小波動のピークが切り上がったときに「買い」とするものです。ピークもボトムも切り上がるのを待っているので、「買い」となったときは、株価はボトム(図のL1)から幾分かは上昇しています。「P型」は前のピーク(H1)を上抜くのを見届けなければならないし、「Q型」は(L1)ぼボトムが表示されるのを見届けなければなりません。

だが(L1)の近辺で「強い足型」が出たならば、見届けることなく「買い」としてもよいのです。「強い足型」の最たるものが「3陽連」です。


(標準3)条件表No.29「HP ボトムからの3陽連」があります。これは小波動のボトム(最安値)近辺で「3陽連」がでたときに買いマークを出します。

右図は9984「ソフトバンク」です。(a,b,c,d)の4か所で買いマークがでていますが、小波動のボトムの切り上げに注目して下さい。小波動のボトムが切り上がっているのは(d)だけです。

そしてその(d)だけが大きな利益を出しています。小波動の「切り上げ」は「P/Q型」に限るものではありません。買いの場合は「小波動のボトムが切り上がっている」のをチェックすることが重要なポイントです。

もう一つ例を掲げておきます。1812「鹿島」は3か所で「3陽連」が出ています。

(a)は小波動のボトムが182円→203円と切り上がったときに出ています。よってこの買いマークは正解です。

(b)は小波動のボトムが203円→208円と切り上がったときに出ています。同じく買いマークは正解です。

(c)は小波動のボトムが226円→200円と切り下がったときに出ています。だからこの買いマークでは買えません。

このように「3陽連」に「小波動の切り上げ」を合わせてみることで、より確かな買い場を見つけることができます。


(10.6.28) TOPIX 860P(-6)  日経平均 9693円(-43) 14.2億株 (9641億円)



米国は小動き。NYダウは10143ドル(-8)、ナスダックは2223P(+6)。

米国株はそう悪い波動ではありません。中勢モデル波動にあてはめるなら、6月8日が(K)で、75日線近くまで戻った6月21日が(L)でしょう。

今は(L)から反落しているところですが、ここからのコースは2つあって、@現在の水準を下値として反発して75日線を上抜いて(D)になる。A現在の水準はさらに下がり、(K)を下回って(M)になる。というコースです。

要するに現在の(m)から反発して上昇するのか、下落して(K)を下抜くのか、ということですが、(K)の下値は相当に堅い水準でしょう。ナスダックのグラフに符号をふっていますが、(K)を下抜いて(M)になるのではなく、(L)を上抜いて(D)になる確率のほうが高いと思っています。

東京市場は、G20は材料にならず。G20では先進国は2003年までに財政赤字を半分に減らそうという努力目標を表明しました。ただし「日本は除く」というものでした。日本の財政赤字を3年間で半減することは不可能です。それは日本が世界に先駆けてデフレに陥っているからです。

各国は日本のデフレを反面教師にしようとしている。デフレになればどういう政策をとるべきないのか? 日本が出した答えは「ゼロ金利」であり「量的緩和」でした。今度のリーマンショックでは、米国は日本を手本にして「ゼロ金利」を採用しました。それで米国経済はなんとか立ち直りつつあります。

デフレに陥るともう泥沼地獄で、どうにもならないことを日本が生体実験をして証明しています。各国はこれを見て、あれこれ経済対策を考えるわけです。日本が失敗したことはしてはならない。日本で効果があったことは採用しよう。日本は世界の周回遅れではなく、実はトップを走っているのです。

日本はどのようにして経済を復活させ、財政を立ち直すのかを手本にしようとしています。どうすれば日本経済は復活するのか? 消費税を上げて介護などの福祉に配分することで雇用が増える。その結果経済成長をする。という菅政権は経済を知っているのか? アホらしい政策です。

経済政策というのは、政府は1兆円を使ったら末端に行き渡ったときには2兆円の経済効果がなければなりません。例えば1兆円を介護にまわして、1兆円の経済効果がでるでしょうか? 介護士の所得を上げ、また増員して1兆円を使ったとしても。給料がアップした分だけ介護士が消費するでしょうか。新たに介護士になった人が給料の全額を使うでしょうか? 私は近所に、介護士の人がいて、ナカナカの付き合いをしていますが、その勤務形態を知ると同情を禁じえない。 だから介護士に1兆円を出してもよいのですが、それは経済政策ではない。1兆円の支出をしても日本のGDPはアップしません。こういう状況で、民主党政権はいまだに現実離れしたことをいっている。


(10.6.29) TOPIX 852P(-8)  日経平均 9570円(-123) 15.9億株 (1兆1138億円)



米国は小安い。NYダウは10138ドル(-5)、ナスダックは2220P(-2)。

米国10年物国債の利回りが3.02%まで下落してきました。つまりは国債が値上がりしています。

3.00%の利回りはビックリするほどのものではありません。例えば2009年1月の金利は2.20%でした。この時期は2008年のリーマンショック以降で最も経済が悲観された時期です。100年に1度の金融危機であると騒がれていました。

ゆえに金融資産のうちで最も流動性が高く、信用度が高い米国債が買われたために米国債の金利が低下したのでした。だが1月末には2.50%になり、3月に入ると3.00%に戻って行きます。4月一杯は2.50%〜3.00%の間で往来していましたが、5月になると3.00%を超え、5月末には3.50%まで上昇。2009年末は3.80%になりました。

この利回りの上昇(国債価格の下落)は、米国景気が回復するだろうという見通しによるものです。2010年4月5日には3.99%まで上昇しました。金利の動きと株価の動きはおおむね比例しますが(国債価格と株価は逆比例する)、金利上昇→株価上昇→金利低下→株価下落の順番です。つまり金利のほうが株価に先行しています(これは「金融相場」の現象です)。

例えば、2009年1月の金利2.20%のときのNYダウは8400ドルでしたが、NYダウの安値は3月9日(6547ドル)でした。このときすでに金利は3.00%まで上昇しています。株価の上昇は2か月くらい遅れたわけです。金利が3.99%になったのは4月5日でしたが、NYダウのピークは4月26日でした。株価は金利に遅れること20日でピークとなりました。

今年4月には4.00%近くあった金利は2か月後の今では3.00%を割込もうとしています。これは米国経済の回復が遅れることを材料にしているのか、欧州の信用不安から米国債の需要が高まったためなのか、どちらの原因によるのかは私にはわかりませんが、ここ2年の金利は株価にやや先行して動いているので、このままの金利水準が続くならば、株価の大幅な上昇はありません。だが米国債金利が上昇に転じるならば、米国株価は上昇します。米国債(10年物)の金利に注目です。

そろそろ日経平均は押し目の下限にきたと思っていました。市場も「押し目買い」が有利の判断で、今日の前場は反発したものの、午後円高が進み、また上海株が大幅下げになったことから下落する。

これによって日経平均は条件表No.2が買いマークを出しました。私は、この下げは先のボトム(9378円)を更新するほどのものではないと思っているので、「小波動のボトムらしさ」が5ポイントになるまで下げるのか。たぶん6ポイントになるのを待っていては「押し目買い」はできないのではないか、 と思っています。

現在のところ小波動のボトムらしさのポイントは、@新安値、A9日順位相関が-80以下、B条件表No.2が買いマーク、CPERが割安、の4ポイントです。まだ正式には採用していないD「外国証券オーダー倍率」が0.75倍以下になっていることを考慮しても5ポイントです。現在の5ポイントでは不安であっても6ポイントになれば「押し目買い」でしょう。6ポイントになる手っ取り早い道は、明日が「新安値の陽線」になることです。この可能性は5分以上あると思っています。


(10.6.30) TOPIX 841P(-10)  日経平均 9382円(-188) 18.6億株 (1兆3363億円)



米国は大幅安。NYダウは9870ドル(-268)、ナスダックは2135P(-85)。NYダウは6月初旬の前回の小波動のボトムを割り込んではいませんが、S&Pとナスダックはボトムを割込みました。

日経平均も先のボトム9378円を下回るザラバ安値9347円を出し、小波動のボトムが切り下がりました。6月24日に10251円のピークが表示されてからは、「小波動のボトムが切り上がる→先のピーク(10251円)を上抜くという」という判断をしていたので「押し目買い」であるといってきましたが、今日はその判断が誤りであったことが明らかになりました。大いに反省しています。

5月の連休明け以来、東京市場は海外の動きに翻弄されて、なかなか判断が難しかったのですが、今日は反省かたがた、5月以来どのような判断をしてきたのかを振り返ってみます。図の青○の日が重要なポイントです。

5月7日(a)はGWの連休明け2日目でした。この日大窓を空けて株価は下落し、75日線を割込み、200日線まで下落しました。この日は次のように判断していました。
    日経平均の中勢波動は(A1→a1)の第1段目の中勢上昇波動に続いて、現在は(A2) をスタートとする第2段目の中勢上昇波動の途中にあります。

    今日の日経平均は75日線を大きく下抜き200日線の水準まで下げています。あと数日のうちに75日線を上回れば、(A2)からの中勢上昇波動はまだ継続していると判断できますが、75日線を大きく下回ったままであるならば、4月5日の小波動のピーク(a2?)が中勢上昇波動のピーク(a2)になります。

    上昇波動が下降に転じたのではないかと判断するのは、中勢上昇波動の「最後の上昇小波動のスタート点を下回った時」です。例えば(A1→a1)の中勢上昇波動の最後の上昇波動のスタートは(b)でしたが、(a1→A2)の下落でも(b)を下回ることはなかったので、(A2)からの上昇は第2段目の中勢上昇波動になる可能性が強かったのです。 今回の第2段目の中勢上昇波動が(a2?)で終わったとしても、その後の下落が(c)の9867円を下回らない限り、「中勢上昇波動は切り上がっている→大勢上昇波動は持続している」ということになります。
図の(A2)9867円を下回るようだと、中勢波動は下降に転じたとするが、それまではまだ中勢上昇波動は継続している、という判断でした。

5月21日(b)で右図の(E)9867円を下抜きました。
    今日の下落によって、中勢波動は下降波動に転換したらしく思われます。(K)から第2段目の中勢上昇波動がスタートしましたが、(K→D)の第1段目の小波動ができ、(E→F)の第2段目の小波動ができていました。

    (F)からの反落の過程で(g')は25日線を少し下回ったところでしたが、翌日から窓空けの2連続陽線となったので、(F)を上回る新高値を目指すのかと思いました。(ただしg'の小波動のボトムらしさは@新安値、A順上がりの陽線 の2ポイントでしかなかったが)

    ついでボトムになるかと思われたのは200日線の(e')です。(e')の日のボトムらしさは3ポイントでした。その後株価が200日線を下回って初めて陽線となった5月19日には6ポイントになったので、ここからは反発する可能性のほうが高くなったと判断していましたが、そうはならず。昨日はザラバで10000円を割込むほどの下落。今日は寄り付きから大幅安。とボトムらしさが出てきません。 どころか(E→F)のスタート点の(E)9867円を下回ったので、(K)からの中勢上昇波動は終り、(F)をスタートとする中勢下降波動に転じた可能性が強まってきました。
5月25日に次図を掲げ。中勢波動は下降波動になったのだから、図の緑色のコースを辿るだろうといいました。


    今回は中勢上昇波動の最後のスタートである(b2)9867円を下回ってしまいました。これによって中勢波動は下降波動に転換したと判断できます。よって、明日から反発したとしても200日線あるいは75日線が戻りの限界で、そこまで戻ったとしても、小波動は再度下落して小波動は少なくとも2段の下げをするのではないか。

    重要な問題は第2段目の中勢上昇波動(A2→a2)のスタートである(A2)9076円を下回ったときです。そうなると中勢上昇波動が完全に否定されるので、9076円以下になったときは大勢上昇波動が終了したことになります。これは大変なことになります。1年〜1年半は株価は長期低迷になりかねない。
戻りは200日線か75日の水準であり、その後は小波動は2段の下げをするのではないか、ということを想定していましたが、緑色線のピークの水準の判断を間違いました。

5月27日(c)は、(b)の判断によって中勢波動は下降に転じたらしい。それではこの小波動はどこでボトムを出すのか?が次の注目点になります。
    小波動のボトムらしさのポイントは9ポイントになっています。通常なら、6か7ポイントでボトムを出すことが多いのですが、今回はほぼ90点となっているのにまだボトムとはいいかねる。

    円相場(特に対ユーロ)の行方が混乱の原因です。日経平均のグラフを見て「どうみてもボトムに近い」と判断しても、その夜に海外市場で為替相場というサイコロが振られて「丁だ。半だ」が決まります。その結果、翌日も大幅安となるということが5月はじめから生じています。

    ボトムらしさのポイントが9ポイントであるから、今日・明日にも日経平均はボトムをつけてもよいはずですが、そういうわけでナカナカ自信をもってボトムらしいとはいえません。だが9ポイントになることは、実に珍しいことなので、今後どのようになったのかの証拠(記録)とするために右のチェック表を掲げておきます。9ポイントまでいけば目をつぶっても買うべきなのか、9ポイントという異常な事態では買ってはいけないのか、を見てみたい。
中勢波動が下降波動になったから、買うことはできないわけではありません。小波動のボトムらしさのポイントによって、ボトムらしいと判断できたならば、買ってもよいのです(特に日経先物のトレードをしているならば)。

6月14日(d)(c)で小波動のボトム(9395円)を出したものの、次のボトム(9378円)はこれを下回り、ボトムが切り下がったことが明らかになった日です。この日「3陽連」を出してボトムから上昇を開始したことがわかります。
    日経平均は、ボトムからの3陽連となりました。同時に小波動のボトム9378円を表示したので、小波動は上昇波動に転じました。

    ひとつ気がかりなのはボリュームの小ささです。今日の売買代金は1兆円に満たなかった。 こういう薄口の足型を強く信じてよいのもかどうか、迷うところですが、ボトム9395円→ピーク9962円→ボトム9378円で「W底」を出したことはほぼ間違いありません。この先ピークの9962円を上回るならば、W底が確定します。

    出来高が薄いので、いきなり9962円を上回るような上昇をすることは難しいかと思いますが、9378円を割込むことは考えなくてよいので、ここからは陰線が入るたびに買う、という方針でよいのではないか。
ここからは、先の小波動のピーク(9962円)を上抜くことができるのかが注目点になります。

(d)の後、「5陽連」になり、同時に先のピーク(9962円)を上抜いたので、小波動のピークは切り上がりましたが、まだボトムの切り上がりは見せていません。6月25日(e)は、小波動のピーク(10251円)が表示された日です。
    ナスダックの波動は、@小波動のピークは切り上がっています。A今度小波動のボトムが先のボトム(2139P)より高い位置で表示されるなら、B「Q型の買い」になります。

    これは日経平均も同じです。9378円より高い位置で小波動のボトムが表示されたならば「Q型の買い」になります。そのときは75日線(今日は10480円)を目指すのではなかろうか。
ピーク10251円から下落して、先のボトム(9378円)より高い位置でボトムが表示されるなら、「Q型の買い」になります。ボトムが表示されるなら25日線の近辺であろう。よって25日線近辺では「押し目買い」が有利であると判断しましたが、これが大ハズレになりました。

@昨日まで先のボトム(9378円)を割込むことはないと思っていたのは、9378円から「5陽連」を出していたからです。相撲でいえば力強い立ち上がりです。これが逆に土俵際まで押し戻されることは考えていませんでした。

Aさらに思ったのは、ボトム(9378円)から小波動は上昇し、10251円でピークをつけましたが、これは1段目の上昇小波動で、次に2段目の上昇波動がでるだろう。そのときは75日線(だいたい10500円)まで値を戻すのではないか 。

今回の小波動のピーク(10251円)は200日線まであとわずか、75日線にはまだ250円ほど足りていなかったので、もう一段の上昇小波動があるだろう。よって10251円からの下げ過程では「押し目買い」であるとしたのです。だが「Q型の買い」はボトムが表示されたときに確定します。これを待たずして「押し目買い」としたのは拙速な判断でした。


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