TOPIXをどう見たか・判断したか (09年05月)

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(09.5.1) TOPIX 846P(+9)  日経平均 8977円(+149)   22.4億株 (1兆4547億円)



米国はクライスラーが破産法申請をしたためマチマチの動き。

NYダウは8168ドル(-17)と小安かったが、ナスダックは1717P(+5)と小高い。

昨日のナスダックはザラバ高値が1753Pと200日線(1758P)に接近。小波動のピークらしさは、@新高値の、A陰線で、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上、と4ポイントになりました。

《デンドラ24》の上値メドは、低いほうから@1621P、A1666P、B1711、C1786P、なので、下から3番目のメドをクリアしています。最も高い上値メド(1786P)は未達成ですが、1ポイントを加点してもよいでしょう。

さらに、今夜の株価が昨日のザラバ高値の1753P以上で引けると、条件表No.2「日経平均用'96」が売りマークを出すので、1ポイントが加算されます。

今日のところは5ポイント、今夜高ければ5〜6ポイントです(新高値の陽線のときは5ポイントになる)。日経平均は、ピーク・ボトムらしさの要素として、このほかに「25日投資マインド指数」「25日騰落レシオ」「東証1部の連結PER」がありますが、ナスダックはこの3つは考慮しません。よって5〜6ポイントというのはかなりピークらしいと考えてよいでしょう。

昨日、日経平均の《デンドラ24》による上値メドを掲げましたが、ゼロが日経平均の終値を間違って送信していました。今日訂正して上値メドを表示させると図のようになります。

昨日の図と上値メドは誤っているので、昨日の《デンドラ24》に関する記事は削除します。正しい上値メドは下から順に、
  1. 9257円
  2. 9767円
  3. 9852円
  4. 10361円
となります。前回の上値メドは、@8920円、A9163円、B9488円、9812円 でしたが、@8920円をクリアしただけに終わっています。よって今回の上値メドより低いA9163円、B9488円も上値メドとします。

当面の上値メドは9163円→9257円→9488円の順になります。先のピーク(B)の高値9325円を上抜いてくれば200日線が上に控えているので(だいたい9500円くらい=B9488円のメドに近い)9488円が大きなメドになります。200日線を上回ると、9767円〜9852円を目指すことになります。これは到達できるかどうか?と思われるほど高いメドです。


(09.5.7) TOPIX 885P(+39)  日経平均 9385円(+408)   31.0億株 (2兆1363億円)



東京市場は5月1日の大引けから今朝の寄り付きまで5日間の空白がありました。

その間の米国市場は、 NYダウは8168ドル→8512ドル(+344/+4.21%)、ナスダックは1717P→1759P(+42P/+2.44%)の上昇でした。

東京市場はこの遅れを取り戻すべく大幅高。日経平均は8977円→9385円(+408円/+4.55%)、TOPIXは846P→885P(+39/+4.61%)となりましたが、これは米国以上の上昇です。

日本株は空白期間の上昇分以上に上昇したのだから、米国が一段高にならない限り、今後の上値はそれほどないのかと思っています。

日経平均の動きに最も影響を与えるのはナスダック指数です。ナスダックの現時点の状況は次のようになっています。
  1. 200日線に絡んで3日目であるが、完全にこれを上抜くことができていない。
  2. 9日順位相関と25日順位相関はともに+80以上になっており、楽観人気になっている。
  3. 1月6日に75日線まで戻り、(A)まで下落して新安値となったが、この下落期間は43日であった。(A)から上昇の43日目は今夜4月7日にあたる。
  4. 《デンドラ24》による上値メドは低いほうから順に、@1621P、A1666P、B1711P、C1786P であるが、すでにB1711Pまでクリアしており、昨日のザラバ高値(1770P)はC1786Pに急接近している。
以上のことから、ナスダックは200日線(1747P)あるいは最高の上値メドの1786Pあたりで、いったんは調整したほうがよく、日柄からも今夜がピークになる可能性がある。以上の状況証拠を念頭において、最後の決定をするのはピークらしい足型がでたときです。

最も判りやすい足型は「新高値の陰線」です。昨日もそれでした。しかも下ヒゲとなっています。株価が下落して最後に下ヒゲをだすのは「下げ渋り」の表現であるので買いですが、株価が上昇して下ヒゲを出すのは「少しの材料でも下げやすい」という表現です。買いではありません(ただ昨日の陰線は長さが短いので、決定的な売りとはいえなかった)。

日経平均は中勢モデル波動の(B)9325円を上回り、今日で(A→B→C→D)の動きが確定しました。

今後は(D)がどこまで伸びるのだろうか? (D)からの下落が75日線まで下げるのか、25日線で止まるのか? が注目点です。

当面のことをいえば、
  1. 《デンドラ24》による上値メドの@9488円が上値。
  2. 200日線の9500円〜9600円が上値。
  3. (B→C)の下落期間は43日だったが、(C)から43日目は5月14日にあたる。
といったことを状況証拠にして、ナスダックと同じようにピークの足型が出るのを待ちたい。


(09.5.8) TOPIX 895P(+9)  日経平均 9432円(+47)   28.6億株 (1兆9285億円)



米国市場は、ストレステストの発表前とあって手仕舞い売りに押される。 NYダウは8409ドル(-102/-1.20%)、ナスダックは1716P(-42P/-2.43%)と下落。

昨日いったように、ナスダックは(b→A)の下落期間は43日間でしたが、昨日で(A→D)の上昇期間が43日になりました。これは一目均衡表のいうところの「対等数値」です。

株価は200日線の水準を3日連続して上回っていましたが、昨日は「新高値の陰線」となって200日線を割り込みました。

ストレステストが今朝発表され、政府は10行について合計で7兆4000億円の資本増強を要求しました。案外に資本が毀損していなかったことや、3兆4000億円の資本増強をいわれたバンカメがすぐに増資・資産売却などの対策を出したために、GLOBEXの米国先物は上昇したため、東京市場も続伸となりました。

さっき述べたようにナスダックは日柄・株価水準の両面から調整をしてしかるべき局面になったと思っています。今夜も続落となるなら25日線を下回って1600Pあたりへの下げになるのではなかろうか。逆に今夜、昨日のザラバ高値1773Pを上回るようなら、200日線を連続して5日間上回るかどうかを注目したい。

日経平均は(B→C)の下げ期間は43日でした。(A→今日)まで39日間の上昇となっているので、来週5月14日が43日目となります。

グラフ上に一目均衡表の「対等数値」を表示させると、図のように(B-C)が43日(ピンク○)、(C)からの43日目(ピンク○)は、今日現在ではまだで、あと4日(緑色○)あるということがわかります。

5月14日まで上昇するかどうかは、今夜のナスダックの動きにかかっていますが、株価的には9488円と200日線の水準(9500〜9600円)が当面のメドであるので、この水準になったら「新高値の陰線」になるかどうかを注視しておくとよいでしょう。そこから調整入りとなる可能性が高い。

一目均衡表の「対等数値」を表示させるには次のようにします。
  1. 「傾向線」をクリック。

  2. 「目標値段・傾向線・期間の設定」の小画面が現れるので、」「対等数値」をクリックして紺色にする。

  3. 開始点の位置(上図ではBの日)にカーソルを移動させる。

  4. 終了点の位置(上図ではAの日)にカーソルを移動させる。

  5. 「=」ボタンをクリックすると、43日と表示されるので、

  6. 「表示」ボタンで対等数値をグラフ上に表示させるか、「登録」ボタンで対等数値を記憶させる(表示もする)。


(09.5.11) TOPIX 900P(+5)  日経平均 9451円(+19)   30.4億株 (1兆9894億円)



先週末の米国市場は、ストレステストの結果が悪くなかった(市場を安心させるためのテストなのでユルユルな規準だと思う)ことや、4月の雇用統計が-53.9万人と予想よりもマイナスが小さかったことから上昇。

NYダウは8574ドル(+164/+1.96%)、ナスダックは1739P(+22P/+1.32%)と上昇。

NYダウは構成30銘柄のうち、5銘柄が問題企業です。@アメクッス、Aバンカメ、BシティG、CJPモルガン、以上の4つが金融株、DGMが自動車。だから金融不安が後退したり、GMの破綻が回避されそうとなればNYダウが上昇します。

一方ナスダックは景気(業績)に連動します。グラフを見ると、NYダウはこの5日間は連日で新高値を更新しているのに、ナスダックはここ7日ほど200線の水準で上昇が止まっていることがわかります。ナスダックは、@200日線まで戻った、A一昨日が43日の対等数値の日であった、Bその日が新高値の陰線になった、C昨日はBの陰線にはらんだ。といったように、当面の頭打ちを表現しています。今夜(D)を上回れば、なお上昇が続くとしてよいでしょうが、今夜ズルッと下げるようだと、5〜11日くらいの調整があるのではなかろうか。

日本の株価指数は海外市場の動きに大きく影響されます。例えばNYダウに連動するのはTOPIXで、ナスダックに連動するのは日経平均であると思っています。これは日経平均よりもTOPIXのほうが金融株のウェートが大きいためです。

グラフを見ると、NYダウとTOPIXはまだ200日線より少し下にあるが、ナスダックと日経平均は200日線に絡んだか、絡みそうな水準にきていることがわかります。NYダウ→TOPIX、ナスダック→日経平均への影響が大なわけです。

つまり日経平均の動きを考えるにはナスダックを手本としなければならないのです。ナスダックは昨日の時点では伸び悩んでいます。今日の日経平均は下ヒゲのやや長い「十字足」になりました。十字足であるのは、この水準(9500円)が均衡している水準であることを表現し、やや下ヒゲとなったのは、売りたい勢力がやや多かったということを表現しています。

前回の上昇小波動は、8084円→9068円まで約1000円上昇し、9068円→9493円まで500円の下落をしたのでした。同じように今回も8493円→9503円へ約1000円上昇し、9000円まで500円下げるということを頭に入れておいたほうがよいでしょう。 買いたい買いたいと思っても、日経平均が9000円まで下げるまでは買わないほうがよい。


(09.5.12) TOPIX 885P(-15)  日経平均 9298円(-153)   25.2億株 (1兆6445億円)



NYダウは、金融株が下落して8418ドル(-155/-1.81%)。ナスダックはたいして下げず1731P(-7)、なお200日線に絡みついています。

東京市場は反落するも、9300円で止まる。昨日の@新高値の、A下ヒゲの長い十字足に続いて、B順下がりの陰線となったので、この足型だけでも小波動のピークらしさは3ポイントになります。

ここへC9日順位相関が+80以上、Dデンドラの上値メド(前回の9488円)を加えると、5ポイントになります。

デンドラの今回の上値メドは、まだ高いもの(A9767円、B9852円 など)が多く残っているので、9488円をクリアしたから1ポイント加算するのは無理があるとしても4.5ポイントくらいの確率はあるでしょう。買いを仕掛ける局面ではありません。

2009年4月21日にソフトバンクのグラフを掲げ、この銘柄は他の銘柄よりも先行して波動を伸ばしているといいました。 ソフトバンクの波動は次のようになっていました。
  1. (K)で75日線を大きく割り込んだので、(A→B→C→D)で中勢上昇波動は終わり、(D→I→J→K)の中勢下降波動になったことがわかります。

  2. 大勢波動が下降中であるので、(D)からの中勢下降波動は(D→I→J→K→L→M→N→A)となる可能性がありましたが、(K)を起点にして、再び75日線を上回ってきました。新しい中勢上昇波動が出てきた可能性があります。

  3. 一応(A→b→c→d)の符号を振ることができます。この中勢波動が、(A)を大底とする1段目(A→B→C→D)の中勢上昇波動に続く第2段目の中勢上昇波動になるためには、前回の第1段目の中勢上昇波動のピーク(D)を上回る必要があります。

  4. もし(D)を上回る上昇となるならば、

    @中勢波動のピーク・ボトムが切り上がったので、大勢波動は上昇波動に転換したとしてよい。

    A(D)を上回ったとき、株価は200日線を大きく上回るので、200日線は横ばいから上昇に転じることになる。やはり大勢波動は上昇波動になったとしてよい。
といいましたが、5月に入って前回の中勢波動のピーク(D)を上回ったので、中勢波動は切り上がったことが確認できました。前の中勢波動の(A)636円→今回の中勢波動の(A)1103円、とボトムが切り上がり、前の中勢波動のピーク(D)1672円を今回の中勢波動が上抜いたのでピークの切り上がりが確定しました。

中勢波動が切り上がったのだから、ソフトバンクの大勢波動(1〜3年くらい)は上昇波動に転換したことになります。今後の下げの中勢波動は、前回のように(中勢波動のピーク→I→J→K)の2段下げで終わり、次の上げの中勢波動に繋がるだろうと思います(大勢波動が上昇になったのので、3段・4段の下げはなく、2段で止まるようになる)。


(09.5.13) TOPIX 888P(+3)  日経平均 9340円(+41)   23.9億株 (1兆6173億円)



米国はまちまち。NYダウは8469ドル(+50)と小反発するも、ナス1715P(-15)と続落。

ナスダックは(D)の新高値の陰線を出してから3日が経過しました。(D)がピークであるならば、3〜4日のうちに大陰線を出して下落を開始するはずですが、ここ3日は下げていません。

(D)のザラバ高値1773Pがピークとなるならば、(A→D)の上昇幅は508Pであるので、この1/3の169Pくらいは下げるだろう。(D)から169P下は1604Pの水準です。

5月8日に1600Pあたりへの下げになるのではなかろうか、といったのは1/3下げを思っていたからです。

(D)から4日・5日・6日と日がたつにつれて、ピークらしさの可能性は薄れ、1/3まで下げない可能性が強くなっていきますが、あと2日ほどは注視しておきたい。

日経平均は2日前に均衡を表現する「十字足」を出しているので、ナスダックが崩れるなら日経平均も十字足がピークになると思いますが、今のところ下値は底堅い。


(09.5.14) TOPIX 862P(-26)  日経平均 9093円(-246)   23.2億株 (1兆58943億円)



米国は4月の小売売上高が前月比-0.4%と2か月連続してマイナスであったので、景気回復に疑問符がついて、大幅下落。

NYダウは284ドル(-184/-2.17%)、ナスダックは1664P(-51/-3.01%)と続落。

ナスダックは(D)で小波動のピーク(1772P)を表示しました。これによって(A→D)の小波動が確定しました。ただし中勢波動がピークを出したのかどうかはまだわかりません。 (A→D)の間には手がかりになる小波動がないためです。

今後いくつかの小波動を形作っていく過程で中勢波動がピークを出したのか、まだ出していないのかが明らかになると思いますが、当面は次の2つの下値メドから、今後のコースの予想をしておけばよいかと思います。
  1. 下値が(A→D)の上げ幅の1/3下げの1603Pと仮定したときは、まだ(D)を上抜く上昇の小波動に繋がる可能性がある。

  2. 下値が75日線(1550〜1560P)と仮定したときは、モデル波動の(A→D→E→F)となって(D)を上回る小波動に繋がる可能性もあるが、(A→D→I→J→K)と2段下げをする可能性もある。5分5分。
このように想定するならば、昨日の1164Pの水準でナスダックを買うことはできず、少なくとも1600Pからの買い下がりでしょう。

日経平均はまだ(D)に小波動のピークの表示はでていませんが、明日のザラバ高値が9386円以下だと主な株価はピークを表示します。まずは(D)がピークだとしてよいでしょう。

ナスダックと同じく、まだ(D)が中勢波動のピークになったわけではありません。3つの下値メドから次のコースが想定できます。
  1. (イ)(e'→D)の上げ幅の1/2下げ(8998円)のとき、(D)を上抜く小波動に繋がる可能性が高い。

  2. (ロ)(C→D)の上げ幅の1/3下げ(8675円)のとき、モデル波動の(A→D→E→F)となって(D)を上回る可能性と、(D)を上抜かずに反落して75日線まで下落する可能性が5分5分。

  3. (ハ)75日線(8300〜8400円)まで下落するときは、直前の小波動のボトム(e')を下抜いてしまうことになります。(e'→D)の上げは今のところ「最後の上昇小波動」であるので、(e')を下抜いたならば、中勢上昇波動は(D)で終わったと思ってよいところです。よって75日線で下げ止まったとしても、結局は75日線を下回る可能性が強くなります。
こういうことが想定できますが、小波動の下げの期間は平均して11日間であることや、高値から平均して-8.67%下げることを思うと、@(D)の翌日から今日まではまだ3日しか経過していない。A(D)の高値9503円から-8.67%下げるなら8679円が下値メドとなる、ことから(イ)のコースはやや楽観的過ぎます。当面は(ロ)のコースを予定しておくのがよいでしょう。


(09.5.15) TOPIX 881P(+18)  日経平均 9265円(+171)   23.6億株 (1兆4820円)



米国は反発。 NYダウは8331ドル(+46/+0.56%)と一昨日の下げ幅の1/4の戻りに終わる。一方下げのきつかったナスダックは1689P(+25/+1.50%)と1/2を取り戻す。

NYダウを見る限りでは戻りはよくなかったが、ナスダックはまずまずの戻りとなりました。今夜、一昨日の下げ幅をカバーするようだと、一昨日の安値が小波動のボトムになる可能性がでてきました。

ただし(D)からの日柄はまだ4日目でしかないので、昨日いった1600Pまで下げる可能性のほうが高いと思っています。

東京市場は米国以上に楽観し、日経平均・TOPIXは昨日の下げ幅の2/3強を取り返す。楽観人気であるのは、6000億円の普通株の増資を発表した「みずほF」が株価価値の希薄化を嫌がることなく+5円高となったことや、今期の1000億円の営業赤字になることを発表したソニーが+170円高になったこと、に現れています。

今期も赤字ということは来年3月末の配当は減額することがあっても増額はないということです。今日ソニーを買った投資家は、来年3月の配当には期待しないが、その次の期(いまから2年後)にはソニーの業績は立ち直り増配するであろうという期待を持ってのことでしょう。はたしてそこまで期待してよいものかどうか。

日経平均は小波動のピーク(9503円)を表示しました。これによって現在の小波動は下降中であるということがはっきりしました。昨日もいったように、日経平均の小波動の平均的な姿は、@ピークの翌日から11日間下落する。Aピーク(ザラバ高値)から-8.67%下落する。のが標準です。この標準からすると、来週一杯は下げて、8700円くらいになったら買いを考えるのがよいのではないかと思っています。


(09.5.18) TOPIX 859P(-21)  日経平均 9038円(-226)   21.0億株 (1兆3345円)



NYダウは8268ドル(-62)、ナスダックは1680P(-9)と小安い。材料不足のため、利食い先行の動き。

東京市場は、95円/ドルを下回る円高になったことと新型インフルの感染者が急増したことから、これも利食い先行となる。

一時9000円を割ったが押し目買いもあって9000円へ回復。5月14日にいいましたが、9000円は前回の上昇の小波動(e'→D)の上げ幅の1/2下げの水準で、今日その水準に到達しました。

私は、9000円では調整不足であり、(C→D)の上げ幅の1/3の下げである8700円どころが今回の下げのメドだろうと思っています。

休日に「一般銘柄の小波動の姿」の統計をとったので、結果を掲げます。

(表1)一般銘柄の小波動の姿(全体)
全体 変動率 日数
下降波動

22358個
-14.3%

SD    (8.2)
最大 -86.2%
最小  -2.0%
12.8日

SD  (10.1)
最長 138日
最短   1日
上昇波動

22358個
+17.7%

SD    (13.9)
最大 +316.7%
最小  +1.7%
12.5日

SD  (10.2)
最長 109日
最短   1日
日経平均採用225銘柄について、1997年4月〜2008年9月までの約11年半の小波動を調べると、
  1. 上昇波動と下降波動がそれぞれ22358個ありました(株価が100円未満のときは除いた)。

  2. 下降波動はピークから次のボトムまで-14.3%の下落をし、ピークの翌日からボトムの日まで平均して12.8日下げています。

  3. 上昇波動はボトムから次のピークまで+17.7%の上昇をし、ボトムの翌日からピークの日まで平均して12.5日上げています。
下降期間は12.8日、上昇期間は12.5日であるので、だいたい12〜13日が小波動の平均的な期間としてよいでしょう。SD(標準偏差)はどちらも10.1(10.2)であるので、多くの場合小波動は12日〜23日でピークとなりボトムとなると憶えておけばよいでしょう。

下落率の平均は約-14%。これにSDの8.2%を加えて、多くの下降の小波動は-14%〜-22%下落する(特に-22%が限界)と憶えておけばよいでしょう。

上昇率の平均は約+18%。これにSDの13.9%を加えて、多くの上昇の小波動は+18〜+32%上昇する(特に+32%が限界)と憶えておけばよいでしょう。

図は2008年1月から2008年8月のトヨタのグラフです。75日線が下降しているので、下降トレンドにある局面です。小波動の下落率を調べると次のようになっています。
  1. →A -21.7%
  2. →B -24.8%
  3. →C -10.7%
  4. →D -7.7%
  5. →E  -9.4%
  6. →F -19.8%
  7. →G -13.9%
(平均-15.4%)であるので、トヨタにおいても下降の小波動は-14〜-22%の下落(特に下落の限界が-22%)を想定しておけばよかったのです。

次に小波動の上昇率を調べると次のようになっています。
  1. →b +31.1%
  2. →c +11.8%
  3. →d +16.4%
  4. →e + 7.0%
  5. →f +14.2%
  6. →g +11.8%
  7. →h +15.2%
(平均+15.3%)であるので、トヨタにおいても上昇の小波動は+18〜+32%の上昇(特に上昇の限界が+32%)を想定しておけばよかったのです。このようにちゃんとした統計をとれば、現象の84%については平均値とSDでその限界がわかりますが、残り16%がこの範囲を逸脱します。いわゆる「例外」あるいは「異常値」です。このときに84%にあてはまる数値を当てはめてしまうと、大変な損失を出すことになります。


(09.5.19) TOPIX 879P(+20)  日経平均 9290円(+251)   23.2億株 (1兆5117億円)



ゴールドマン・JPモルガン・モルガンSが公的資金を返済する申請をするとかで、米国は大幅上昇。 NYダウは8504ドル(+235)、ナスダックは1732P(+52)。

東京市場は米国株高と96円/ドルの円安から大反発。日経平均のここ4日間の前日比は、-246円→+171円→-226円→+251円と大幅で日替わりで上げ下げが変化しています。

日経平均の200日線は2490円と下がってきたので、戻ってもいったん は9500円どころで止まるであろうし、一方9日順位相関は-80まで下げてきたので、(D)からの調整が終わったとしてもよい。ようするに上昇しても200日線をぐいぐいと上回っていくとは思えず、下げても押し目買いが早めに入るので大下げはしない、という状況にあります。 日経平均は9500円を上限とし、8700円を下限とする800円幅の保合いだろうと思っています。

(表2)一般銘柄の小波動の姿(全体と異常値)
全体 変動率 日数
下降波動

22358個
-14.3% ( 8.2)
目安 -14〜-22%
12.8日 (10.1)
目安 12〜 23日
ピークのカイリ率
+30%以上
1115個
-19.3% ( 8.4)
目安 -19〜-28%
10.9日 ( 8.8)
目安 11〜 20日
上昇波動

22358個
+17.7% (13.9)
目安 +18〜+32%
12.5日 (10.2)
目安 12〜 23日
ボトムのカイリ率
-30%以下
643個
+37.4% (24.7)
目安 +37〜+60%
11.2日 (7.5)
目安 11〜 19日
昨日掲げた統計値をもとにして、小波動の変動率と期間の目安を表にまとめました。

小波動が下降しているときは買いを考える時期であるので、
  1. 直前の小波動のピークから-14%〜-22%下げたところが安値の目安になります。

  2. ただし直前の小波動のピークが75日線から+30%以上カイリしているときは、-14〜-22%の目安はゆるやかすぎます。-19〜-28%を目安にするとよい。
小波動が上昇しているときは売りを考える時期であるので、
  1. 直前の小波動のボトムから+18%〜+32%上げたところが高値の目安になります。

  2. ただし直前の小波動のボトムが75日線から-30%以上カイリしているときは、+18〜+32%の目安はゆるやかすぎます。+37〜+60%を目安にするとよい。


1812「鹿島」の小波動の下落率をみると、
  1. →A -12.1%
  2. →B -22.9%
  3. →C -14.5%
  4. →D -10.3%
  5. →E -42.7%
  6. →F -20.5%
です。(e→E)は昨年10月の大暴落のときのものなので異常な下落率になっていますが、それ以外はほぼ目安の範囲(-14〜-22%)におさまっています。

異常値になりやすいのは、(a)からの下落です。(a)のピークは75日線からのカイリ率が+30%以上でした。(a→A)は大きな下落をすることが予想できます。実際には(a→A)は-12.1%の下落で終わりましたが、そのかわりに次の(b→B)で-22.9%の下落をしています。

次に小波動の上昇率を調べると次のようになっています。
  1. →b +13.2%
  2. →c +12.3%
  3. →d +11.5%
  4. →e +18.2%
  5. →f +46.7%
です。(E→f)は昨年10月の大暴落の反動なので異常な上昇率になっていますが、ボトム(E)は75日線からのカイリ率が-30%以上でした。暴落でなくとも(E)からは大きな上昇をすることが予想できます。


(09.5.20) TOPIX 886P(+6)  日経平均 9344円(+54)   20.6億株 (1兆3709億円)



米国は小動き。 NYダウは8474ドル(-29)、ナスダックは1734P(+2)。

1-3月のGDPが発表されました。前期比-4.0%、年率換算-15.2%で、戦後最大のマイナスでしたが、東京市場は折込みずみだとして小幅続伸。

今日も陽線・陰線の日替わりの変化が継続しました。方向性がなかなか定まらないのは、この1か月くらいで日経平均が10000円に乗せるのではないかという強気派と、75日線の水準の8300円くらいまで下げるのではないかという弱気派が拮抗しているためです。

この強気・弱気の対立は、今回の(A→D)の上昇を、次の2つのどちらの波動を手本とするのかの違いから出ていると思われます。

@2008年3月17日から6月6日までの55日間の上昇を手本とする。
A2003年4月28日から7月10日までの52日間の上昇を手本とする。

現在のグラフは次のようになっています。
  1. A→Dは39日間の上昇。今日まで46日間の上昇。
  2. 初めて75日線を上回った(p)の日から(D)までは31日間の上昇。今日まで38日間の上昇。
  3. A→Dへの上昇率は+35.3%。
@Aの手本について、上記3つの数字について調べてみます。

2008年3月17日からの中勢上昇波動は、(D)で200日線を上抜くことができずに、(D)をピークとして次の中勢下降波動に転じました。
  1. A→Dは52日間の上昇。

  2. 初めて75日線を上回った(p)の日から(D)までは33日間の上昇。

  3. A→Dへの上昇率は+24.9%。


2003年4月28日の(A)7603円は、1989年をピークしたバブル崩壊以来の安値でした(2008年10月に新安値となった)。(A→D)の上昇は2003年10月の11238円までの中勢上昇波動のスタートとなった上昇でした。
  1. A→Dは51日間の上昇。

  2. 初めて75日線を上回った(p)の日から(D)までは34日間の上昇。

  3. A→Dへの上昇率は+32.4%。

@の手本では(A→D)の上昇の後、下落し2008年10月の6994円に繋がりましたが、Aの手本は(A→D)の上昇の後、1か月ほど反落したものの、そこからさらに50日間の上昇をし、結局ボトム7603円→ピーク11238円まで120日間、+47.8%の中勢上昇波動となりました。

@Aの(D)のあと、@は地獄へ、Aは天国へ、逆のことになりましたが、(A→D)までの動きは、今回の上昇も合わせて共通点があります。
  1. (A→D)の上昇期間は、@が52日、Aが51日であるので、今回も51〜2日が限界だとしておいてもよいでしょう。すると現在はまだ46日であるので、あと5日ほど猶予期間があります。

  2. ただ、株価が75日線を上回ってからの日数は、@が33日、Aが34日です。今回は(D)の時点で31日が経過しているし、今日まで38日になっているので、この期間からは限界にきているといえます。

  3. (A→D)の上昇率は、@が24.9%、Aが32.4%です。今回はすでに35.3%の上昇をしているので、上昇率からは限界にきているといえます。
このように当面の上昇波動は、限界にきていると思ったほうがよいでしょう。あるいは、あと5日のうちに(D)9503円を上抜くことがあるかも知れませんが、@Aの上昇率の手本からそう大きな上昇にはならないのではないか。むしろ新高値をとったところから@Aが辿ったように1か月ほどの下げ波動になるのではないか。そういうことが想定できます。


(09.5.21) TOPIX 881P(-4)  日経平均 9264円(-80)   20.3億株 (1兆3202億円)



米国は、FRBが2009年のGDP予想を引き下げたことから下落。1月時点では-1.3%〜-0.5%のマイナスと予想していましたが、今回は-2.0〜-1.3%へと、ゾーンが一段階下げられたわけです。

最近発表される各種の統計はマイナス数値が小幅になってきていたのは確かです。これをみて市場は景気は底打ちしたと判断していましたが、FRBはそれほど楽観していないことが明らかになりました。

NYダウは8422ドル(-52)、ナスダックは1727P(-6)と小幅安でしたが、昨日の足型は危うい足になりました。NYダウは昨日のザラバ高値が3月からの戻り高値となりました。ここで、@新高値の、A陰線、Bしかも上ヒゲが長く、C前日の陰線を包んだ、という足を出しました。

S&P500の昨日の高値は新高値ではないが、A陰線、Bしかも上ヒゲが長く、C前日の陰線を包んだ、のは同じです。

ナスダックは昨日、小波動のボトム1664Pを表示したので、昨日のザラバ高値は、@新高値であることになり、A陰線、Bしかも上ヒゲが長い、となります。

小波動のボトムらしさのポイントは、昨日の足型だけで3ポイントの価値があると思います。今夜、「順下がりの陰線」(前日と当日を比べて、高値が切り下がり、安値も切り下がる、陰線)となれば、3月9日を安値とした上昇波動が頭打ちになり、調整入りする可能性が強くなります。 。

東京市場は94(円/ドル)台の円高となったことから下落するも、相変わらず押し目買い勢力も強く、たいして下げず。

グラフは、今日小波動のボトム8997円を表示したので、(D→イ)の下げ波動はわずか5日間であったこと、現在は上げ波動にあり、今日で3日目の上昇であることがはっきりしました。

現在が上昇の小波動であることがわかったので、昨日の(ロ)は@新高値の、A陰線(やや小さいが)であり、今日の足はB順下がりの陰線、となります。小波動のピークらしさのポイントは、これだけで3ポイントになります。これよりほかに加点できるポイントはありませんが、(イ)8977円のボトムが表示されたことによって、8977円を下回ると
  1. (C)から始まった中勢上昇波動は(D)をもって当面は頭打ちとなり、
  2. (e')8493円を下回るようだと、中勢上昇波動は、中勢下降波動に転換する可能性が高まりますが、
  3. (イ)を下回らないならば(D)から1か月ほど(6月初旬まで下落歩調)の日柄の調整をする可能性が高い。
こういったことが想定できます。


(09.5.22) TOPIX 875P(-5)  日経平均 9225円(-38)   20.5億株 (1兆3008億円)



英国国債の見通しが引き下げられたことから、米国も格付けが下がるのではの懸念がでて、ドルが全面安になったことから株価も続落する。

NYダウは8292ドル(-129)、ナスダックは1695P(-15)。両指数とも一昨日は新高値の陰線でしたが、昨日は順下がりの陰線となったので、先の小波動のボトム(青色線)を下抜く可能性が高くなったのではないかと思っています。

東京市場は93(円/ドル)台の円高であったので、今日の日経平均は9000円近くまで下がるのではないかと思っていましたが、案外に下げず。寄り付いたあとは次第高となり、小幅安で終わる。

日経平均は意外な堅調ぶりを見せましたが、独自の動きではありません。いつでも先進株式市場と同一歩調の動きです。

ナスダック、S&P、FT100、日経平均のグラフはみな同じ形です。3月26日に日経平均とナスダックの倍率(NN倍率)は5.4〜5.8倍であるといいましたが、最近でもこの倍率はそう狂ってはいません。

5月初めの小波動のピークの株価は、9503円(日経)/1773P(ナスダック)でした。NN倍率は5.36倍です。その次の小波動のボトムは8997円/1664Pでした。NN倍率は5.41倍です。

もし今後ナスダックが1600Pまで下落すると仮定するならば、そのときの日経平均は(5.4倍を使うと)8640円になります。この水準は5月14日にいった日経平均の下値メド(C→Dの上げ幅の1/3下げ)の8675円にあたります。 ナスダックが1600Pまで下げるようなことになれば、日経平均は8700円まで下げるということを考えておかねばなりません。

一昨日から米国は、@思ったほど景気が回復しないのではないか、Aドルの信認が問われつつある、という懸念がでています。米国は来週1000億ドルの起債をするとか。10兆円の国債発行がすべて落札されるのか。ここが来週のポイントになります。(なお25日は米英は休場)


(09.5.25) TOPIX 883P(+7)  日経平均 9347円(+121)   20.1億株 (1兆2424億円)



先週末のNYダウは8277ドル(-14)、ナスダックは1692P(-1)と小幅ながら続落。

NYダウは4日連続の陰線になりましたが、3月6日の底値を起点として上昇してきたこの55日間で3日連続陰線はありませんでした。

昨日はこれをさらに上回る4日連続陰線をつけて25日線まで下げています。25日線を割り込むことになれば3日前のザラバ高値8591ドルを小波動のピークとして、10日くらいの調整があるのではなかろうか。

ナスダックの3日連続陰線は、先の小波動のピーク(D)と同じです。株価は、200日線・25日線の2水準を割り込んでいるので、続落の可能性のほうが高い。

上図でNYダウは条件表No.2の「日経平均用'96」が3日続けて売りマークを出しています。これは今から振り返ると、なかなかよい株価水準での売りマークです。

日経先物はNYダウ・ナスダックと同じ時期(GW明け)に売りマークを出しましたが、日経現物は売りマークがでなかった。9日順位相関が78であって、合格の80に達していなかったためです。

しかしまあ日経先物に売りマークがでているように日経現物もウリマークを出す環境にあったわけです。

東京市場は米国市場の影響下にあります。NYダウとナスダックが売りマークを出し、日経先物がこれに呼応して売りマークを出しているのであれば、米国市場の帰趨を見ないことには今後の相場の判断はできません。

今日の東京市場は薄商いながら、日経平均は1.31%の上昇をして9347円で引けましたが、やや楽観人気が支配しています。ナスダックの1692Pに5.5倍したものが釣り合う日経平均だとすると、日経平均は9306円となります。日経平均は少し高い。


(09.5.26) TOPIX 883P(+0)  日経平均 9310円(-36)   19.3億株 (1兆2427億円)



米国市場が休場の上、今夜は3月のケースシラー住宅価格指数が発表されることやGMの債権者との債務削減交渉の最終日(27日に発表)といったイベントがあるため、東京市場は見送り商状。

日経平均は9000円〜9500円ゾーンでの保合い状態は変わらず。

5月21日にいいましたが、先の小波動のボトム8997円を割り込まないときは9000円〜9500円のゾーンでの動きですから、9250円より上は売り、9250円より下は売りの態度です。

私は毎日8:10ころに9400円の売り注文と9100円の買い注文を出しています。9250±150円というわけです。 この5日間で9400円の売り注文が2度ほど約定し、100円幅と140円幅で利食いしただけなので、ヒマでヒマで。

なお今後の株価が8997円を下抜くなら、9500円〜8700円の800円幅のゾーンを予定しているので、中心点は9100円になります。毎日9100円の買い注文を出しているのは、万が一8997円を下回っても、中心点で買っておけば利食いのチャンスはあるだろうと思っているからです。

今日は書くべきこともないので、近況を書きました。


(09.5.27) TOPIX 892P(+9)  日経平均 9438円(+127)   21.7億株 (1兆4077億円)



米国は2つの経済統計が発表されました。1つはケース・シラー住宅価格指数で、前年比-18.7%。これは予想(-18.3%)よりも悪かった。

いまひとつはコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数で、これは54.9と予想(42.6)よりも断然よかった。

米国市場は消費者信頼感指数を好感して大幅高。NYダウは8473ドル(+196/+2.37%)、ナスダックは1750P(+58/+3.45%)。

消費者信頼感指数は純粋な統計ではなくアンケート調査なので、アンケートに答える人間の気分で変わります。日本で似たようなものは街角景気ウォッチャー調査による「景気の現状判断指数」です。4月の指数は3月に比べて+5.8ポイント高い34.2となりましたが、これは定額給付金を貰ったり、高速道路料金が1000円になったりして、気分がよかったのが原因でしょう。

NYダウ・ナスダックとも急伸はしたけれど新高値にならなかったのは、まだGM問題の決着がついていないためか。

米国株高を受けて東京市場も上昇。しかし9500円の壁は厚かった。 ナスダックは+3.45%高したのに日経平均は+1.37%の上昇しかできなかった。

先の小波動のピーク(9503円)をつけるときの出来高は、3日前からいうと、31.0億株→28.6億株→30.4億株です。今日の21.7億株というのは小さい。

売買代金は、2.13兆円→1.98兆円→1.89兆円であり、今日の1.40兆円ではエネルギー不足でした。

逆張りの売りマークは明日はでないが、明後日には出る可能性があります。


(09.5.28) TOPIX 895P(+2)  日経平均 9451円(+12)   22.4億株 (1兆4764億円)



米国は長期金利が3.72%へ上昇したことから反落する。NYダウは8300ドル(-173/-2.04%)、ナスダックは1731P(-19/-1.10%)。

5月に入ってからの米国市場は大きな動きが日替わりで現れています。現在の株価水準では強弱感が対立しているわけで、上昇するのか下落するのかはほとんど予想できません。

よってグラフから判断するしかありませんが、最近は上ヒゲがでたら下げる、下ヒゲがでたら上げる、となっています。

昨日のナスダックは上ヒゲ陰線であるので、今夜は下げるのではなかろうか。

しかし1日2日の上げ下げを当ててもしかたがありません。図のゾーンをどちらに放れるかを見究めてから態度を決めてもよいのではないか。

東京市場も米国と同じで一定のゾーン(日経平均で9000円〜9500円)内の動きです。

ただ昨日今日と上限の9500円まで突っかけているので、ゾーンを上に突破しそうな勢いですが、9500円を突破したからといっても、すぐに10000円を目指すということにならないでしょう。

来月は先物・オプションのSQがあります。現在のオプションの行使価格は250円キザミであるので、9000円、9250円、9500円、9750円が利益がでるかでないかの境目です。

過去3か月の日経先物の出来高グラフをみると、8750円〜9000円が最高で、ついで9250円〜9500円です。いまのところ9250円〜9500円の攻防ですが、来月になると9000円〜9250円あるいは9500円〜9750円の攻防がなされるはずです。

今は9500円を上限とする見方(私もそうだが)と9500円を突破するだろうという見方のぶつかり合いです。こういうときには建て玉のしかたを考えていなければなりません。

例えば、私は9500円を上限であるとしているので、9450円で売り建てしたとしましょう。予想がはずれて9500円を突破したときはどうすればよいのか? 対処のしかたは次の3通り。
  1. 9550円がついたら損切りし、9550円で買う。9650円以上になれば利益がでる。
  2. 9550円で1枚買って両建てをする。さらに上昇したら、9750円で1枚売り建てする。これによって株価が9650円以下になれば利益がでる。
  3. 9550円で2枚買って両建てをする。株価が9650円以上になれば利益がでる。
うまくいったときのことを述べましたが、思い通りの株価にならなかったときの対処のしかたを考えてみて下さい。投資は当てものではありません。間違ったときに、どうすれば利益がでるようにもっていけるかの技術が最も大事なことです。


(09.5.29) TOPIX 897P(+2)  日経平均 9522円(+71)   26.0億株 (1兆7008億円)



米国は長期金利が3.62%へと0.1%ポイント下落したことから反発する。NYダウは8403ドル(+103)、ナスダックは1751P(+20)。

東京市場は、4月の鉱工業生産指数が前月比+5.2%の増加となったが、相場には響かず。米国株高、円安傾向から高く寄り付いたものの9500円の壁は厚かった。

ところが引け間際に月末のドレッシングが先物に入ったらしく、ナカナカ上抜けなかった日経平均の9503円、日経先物の9510円を瞬間に上抜く動きとなりました。

無理やりつけた新高値ですが、グラフは高値を切り上げた形になったので、なお中勢波動の上昇は止まってはいないということを表現しました。

だがどこまで上昇できるのかというと、ほとんど上昇余地はないのではないかと思っています。例えば来週月曜日に日経平均の終値が9522円以上であるとき、逆張りの条件表No.2は売りマークを出すし、TOPIXは898P以上であれば売りマークを出します。今日の終値よりわずかに上昇するなら売りマークが出るわけです。

当面は9000円〜9500円の動きと思っている向きは、今日の瞬間的な9500円の突破は??であり、9500円を少々上回っても売りの態度でしょう。

9500円を突破したなら新しいゾーンの9500円〜10000円に入ると思っている向きは9503円を突破した瞬間から買いを増やすのが普通ですが、今日のところはそうはならなかった。商いは膨れず(日経先物の出来高は5500枚しかない)、9503円(先物は9510円)の突破をもって新しいゾーンに入ったと受け止める参加者は一部にとどまりました。

日経平均はともかくも新高値に出たのであるから、この動きを無視するわけにはいきませんが、今日の突破は無理やり新値を取ったという疑念もあります。

日経平均について悩むときは個別銘柄の動きから総合判断することです。定点観測9銘柄について、日経平均が真高値をとったと同じように新高値になっている銘柄はどれなのかを見ればよい。

1812「鹿島」は今日は逆に窓を空けて下落。

5401「新日鉄」はあと新高値まで少し。

5713「住友鉱」は連日の新高値となっているが、今日は新高値の長大陰線となって上昇が頓挫した格好。

6758「ソニー」はピークからの下落がきつい。

7203「トヨタ」は小波動のボトムが切り下がっている。

8411「みずほ」は先の高値263円から223円へ15%ほど下落して反発の糸口がない。

8604「野村」は前のピーク水準近くまで戻っているが2日連続して陰線となっている。

9432「NTT」は株価が200日線より下にあり問題外。

9984「ソフトバンク」は9銘柄中、唯一、大勢波動が上昇トレンドになった銘柄ですが、最近は頭が重い。下手をすると先の小波動のボトム1683円を下回って、調整入りする可能性がある。

以上のように、9銘柄のうちで5月11日の小波動のピークを上抜いた銘柄は5713「住友鉱」だけです。このことを思うと、日経平均が新高値になったからといっても、そうは楽観できるわけではありません。


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