TOPIXをどう見たか・判断したか (07年8月)

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(07.8.1) TOPIX 1668P(-37)  日経平均 16870円(-377)   23.2億株 (3兆7285億円)



NYダウは再び下落し、13211ドル(-146)。先の小波動のボトム(a)13259ドルを終値でも割り込み、残念ながら小波動のボトムは切り下がってしまいました。

これで米国株式は日本株と同じく中勢波動は下降トレンドに転換した可能性が高くなりました。

となると、今回のボトム(c)はどのあたりになるのかが問題ですが、200日線は維持できるのではないか。

今後は図の緑色線のように、(c)(この水準はこれから下値探りになるが)から75日線の水準である(d)まで戻り、いったん(e)へ反落し、ここで(e)が(c)に比べてボトムを切り上げるかどうか。ついで(d)を上抜いてへ上昇する。というのが考えられるコースです。当然に時間がかかります。


NYダウは一昨日下げ渋ったので、昨日が続伸して当面のボトムを確定することを期待していましたが、そうはならず。昨日の146ドル安は下げ幅の何倍もインパクトが大きかった。

東京市場は安く寄り付き、117円台の円高に振れたことやアジア株が急落したことから終始下げる。

このためグラフは7月27日の再現となりました。すなわち(A)新安値の陰線、(B)日順位相関が-80以下、(C)逆張りの「日経平均用'96」が再度の買いマークを出し、(D)25日騰落レシオが買いマークを出し、(E)25日投資マインド指数が買いマークを出しまし、小波動のボトムらしさの確率は5分に戻りました。


今日下げたことによって、今後株価が戻る際に意識されるフシが多くできました。

(上図)まずは(a)今日の大陰線の高値を上回ることができるかどうか、(b)7月27日の大陰線の高値を上回ることができるかどうか、(c)この日に空けた下窓を埋めることができるかどうか、(d)75日平均線まで戻ることができるかどうか。

障害は多くなりました。


《デンドラ24》で日経平均の当面の下値を見ると、下値メドの高い順から
  1. 16983円(今波動中位)
  2. 16800円(前波動中位)
  3. 16435円(今波動1/4位)
  4. 15887円(前波動1/4位)
です。すでに@は下回りました。株価が上昇トレンドにあるときは、@がメド。普通はAかBがメドになる。下降トレンドにあるときはCがメド。と考えておけばよい。

今年3月の安値は、(b)の(前波動中位)を割り込み、(c)の(今波動1/4位)にザラバ安値で到達しています。今回もAまたはBを注目しておけばよいのではないか。だいたいは16800円〜16500円のゾーンを下値メドと思っています。


(07.8.2) TOPIX 1669P(+0)  日経平均 16984円(+113)   23.7億株 (3兆8307億円)



NYダウは一昨日の下げ幅-146ドルを上回る反発をし、13362ドル(+150)。14031ドルのピークをつけて以来の大幅な陽線となりました。

東京市場はNYの反発を受けて高く寄り付くが、後場に入って日経先物の思惑売りがあったのか急反落し、昨日の安値を更新する。

ところがその後、大引けまでの1時間で急速な戻りを見せたので、今日の足は「たくり足」になりました。

「たくり足」は下値を探った足です。弱気が調子に乗って売り込んで安値を出したものの「売り込み過ぎたか?」の気分もあります。これ以上に売り込めなくなったときに、@売りに対する買いが少しでも上回れば、A買い勢力に加えて、これまで売り込んできたものがドテン買い戻しを始めるために、B急速な戻り足になります。それが「たくり足」です。

今日の下ヒゲの先の(日経平均は)16652円は、売り方も売りすぎたと思った水準です。これ以上の悪材料(最大の材料はNYダウが下落するかどうか)がでないなら、今日の16652円をもって、今回の下げ相場の終焉としてよいでしょう。 昨日の大陰線の高値17169円を上回れば、より判断が確かになります。

相場の急変があったので述べられなかった株価と200日線の関係についての続きを書きます。今日のサンプルは、8411「みずほ」の株価と200日線(グラフは黄色の線)。200日線は1〜2.5年の趨勢を表すものですから、長い期間のグラフを見ましょう。次図は「みずほ」の 2006の3月〜11月と11月〜2007年8月までのグラフです。


  1. で株価は200線を割り込みましたが、終値ベースでは3日間でした。4日目には200線を超えて上昇しました。

  2. で、5日連続して終値が200日線を下回りました。危ない兆候です。

  3. では1日間だけ終値が200日線を上回りましたが、200 日線を上回ったとは認められません。

  4. で4日間ほど200日線を上回るが、終値で5日連続して上回れなかった。ここからは下げが加速しました。


  5. その後、株価は2か月間ほど上昇しましたが、肝心の200日線に近づいた(e)では、200日線を上抜くことはできず。一層の下落となりました。つまりは反動(リバウンド)でした。

  6. で10か月ぶりに、株価は200日線を(終値で)5日連続して上回りました。ここから「みずほ」の業態はよくなったのかを思われるところです。しかしより短期(1〜6か月)の状態を表す75日線は、200日線を超えるにはいたらなかった。

  7. で、株価は200日線を大きく下回り、今日で2日目となっていますが、5日(あと3日ある)以内に200日線を回復できる状況にはありません。
どうでしょうか。株価が200日線を上回っているということは、その銘柄(企業)が有卦にはいっているという状態であり、200日線より下にあるのは、その業態に逆風が吹いているということです。大きな株価の上昇を期待するのであれば、200日線を上回っている銘柄を買うべきです。

株価はいろいろな材料で上がったり下がったりしますが、結局は企業が利益を伸ばしているのかどうかが問題です。200日線はそれを表しています。


(07.8.3) TOPIX 1672P(+3)  日経平均 16979円(-4)   21.0億株 (3兆1680億円)



NYダウは13463ドル(+100)と続伸し「順上がりの陽線」となりました。。3日前の長い上ヒゲの陰線の高値は13498ドルですが、これを終値で上抜くようだと、小波動のボトムがでたと思ってよいでしょう。

ナスダックも2575P(+22)と続伸。

いつも使っている条件表No.20「平均線と順位相関」のグラフとNo.7「一目均衡表」を使って、NYダウのグラフを描かせました。

どのようなグラフを使おうとも見るべきところは変わりません。@波動は切り上がっているのか・切り下がっているのかを見るのが第一。A上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかを見るのが第二、B株価が行き過ぎ(楽観人気・悲観人気)になっているのかを見るのが第三。C株価はどの水準で止まりそうかを見るのが第四です。

@については《カナル24》には「主な株価」が表示されるので、小波動のピークとその前のピークを比べる。小波動のボトムとその前のボトムを比べることで簡単に切り上がり・切り下がりはわかります。

Aについては、株価が、中勢的には75日線(大勢的には200日線)より上位にあるのか下位にあるのかで、直感的に上昇トレンドか下降トレンドかはつかめます。一目均衡表では「抵抗帯」(図の緑色の帯)より上位にあるのかないのかでわかります。

B株価が行き過ぎているかどうかは9日順位相関または25日順位相関でわかります。

C株価がどのあたりで止まりそうかは、25日・75日・200日の平均線が目安になります。均衡表では、転換線・基準線・抵抗帯がその目安になります。図の(B)でNYダウは抵抗帯の下限線で止まっています。また(C)では抵抗帯の上限線で下げが止まっています。これは一目均衡表のすぐれたところです。

しかし株価がこれらの目安を突破したときはグラフ上での目安はなくなります。例えば(D)とか(E)です。ここでは株価が平均線や抵抗帯などよりも上位にあるので(グラフ上の)上値の目安はありません。

株価が75日線や抵抗帯をはるかに上回っていてドンドン上昇したときの上値の目安はなくなります。もし反落したら、75日線や抵抗帯で止まるかもしれないという消極的な目安があるだけです。株価が75日線や200日線を下抜き、あるいは抵抗帯(雲といわれる)の下限を下抜いたときにどこまで下がるのかの目安はありません。株価が戻ったときに75日線・200日線で戻り一杯になる。抵抗帯が戻りを抑えるだろうという消極的な目安しかありません。


《デンドラ24》の上値メド・下値メドは積極的な目安を提示します。例えば今回のNYダウの下値のメドを4%波動で見ると、上から(a)13160ドル、(b,c)12740ドル、(d)17180ドルとなっています。

軽い下げであれば最も上位の(a)13160ドル。並の下げであれば(b)と(c)の12740ドル。極端な悲観人気になれば(d)の12180ドル。と《デンドラ24》は提示しています。

一昨日の安値は13132ドルでしたが、これは《デンドラ24》の(a)13160ドルに匹敵します。均衡表では抵抗帯の下限の13111ドルに匹敵します。

この場合は《デンドラ24》のメドの13160ドルよりも抵抗帯の13111ドルのほうが目安としては近かったのですが、もしNYダウが13111ドルを下回ることになれば、均衡表は(当然にXX日平均線も)下値の目安を提示できなくなります。しかし《デンドラ24》はその次は12740ドルであると提示しているのです。

ついでにいうと、大幅下落した3月は《デンドラ24》の下値メドの最も高い(a)で下落が止まりました。今回も最も高いメドの(a)13160ドルで止まったと思ってよいでしょうが、予想をがはずれてさらに下げたときは(b,c)の12740ドルは相当に硬い(bとcの2つが同じメドになっているから)下値のメドになります。(ほかのどのチャートもこのようなメドを出すことはできません)


(07.8.6) TOPIX 1668P(-4)  日経平均 16914円(-65)   19.9億株 (3兆1169億円)



NYダウは雇用統計の数字が弱かったことから13181ドル(-281)と下落。先週末に(c)の水準を上回れば、安値(ボトム)がでたことが確認できると思っていましたが、そうはならず。逆に「順上がりの陽線」を打ち消してしまいました。

ただ昨日の下げによっても、@直近のザラバ安値は下回らなかった。A《デンドラ24》の下値のメドの(a)13160ドルに至らなかった。Bもしこれ以上に下げても(b)12740ドルは200日線の水準でもあるので、この水準は相当に堅いこと。などから、いつボトムを出すのかを注目しているところです。

ナスダックも2511P(-64)と大幅な下落。こちらは先の安値2515Pを下回ったので、NYダウよりも悪い。それでも《デンドラ24》の下値のメドの(a)2530Pと(b)2475Pの間にあるし、(b)2475Pは200日線の水準でもあるので、そうやすやすとこれを下回るとは思っていません。


日経平均はNYダウの下落に対して今日も過剰な反応をしました。

NYダウは3月の安値12050ドル(終値ベース)から7月の高値14000ドルまで、16.2%の上昇をしましたが、日経平均は16642円から18261円まで9.7%の上昇しかしていません。大雑把にいってNYダウの半分の上昇しかしなかった。

今のところNYダウは14000ドル→13181ドルへ5.6%下げていますが、16.2%の上昇に比べると上げ幅の1/3を失ったに過ぎません。一方日経平均は18261円→2日前のザラバ安値16652円へは8.8%の下げです。NYに比べて大きく下げています。日経平均の上昇はNYに比べて鈍く、下落は過剰でした。

これはおかしい。 日曜日の日経新聞によると、4-6月期の経常利益の伸びは19.5%であったようです。昨年の07年3月期の経常利益の伸びは11.2%であったので、今期のスタートは前年よりよほどよい利益の伸びとなっています。

しかし企業はまだ通期の見通しは上方修正せず、4-6月期の決算発表後の数字でも、通期の経常利益の伸びは4.2%(期首は3.5%の予想だった)です。この数字は保守的に過ぎます。いつもいうように、現在の連結PERの数字は企業の弱気の予想の数字に従ったものであるので、実際にはPERを0.95倍して考えるのがよいと思っています。先週末の東証1部の連結PERは18.82倍でしたが、これを修正すると17.88倍になります。現在の株価水準は割安です。

日経平均の《デンドラ24》による下値メドは(b)16800円と(c)16435円ですが、このゾーンの株価水準はPERからは妥当ないしは少し割安になります。こういうことから日経平均の下値の余地は限られている(16500円を割り込むなら割安)と思います。


200日線の続き。8604「野村」は(a)で初めて200日線を(終値で)5日連続して上回りました。

5日目の終値は2265円でしたが、2870円まで上昇(株価が2000円以上と高水準にあったことは、すでにある程度の評価がされている)しました。

その後200日線を下回ることはなかったが、(b)で5日連続して200日線を下回り、(c)のザラバで一瞬だけ200日線を上回ったものの、その水準を維持できず。現在に至っています。200日線を下回った銘柄に明日はない。


9432「NTT」はゆったりした株価の動きをします。

(a)では200日線をザラバ(556円)でも下回らなかった。ここから680円まで上昇します。

その後の反落で(b)で1日だけ200日線を下回りましたが、翌日は回復。ただし最後の上昇波動のスタートである(A)の水準を下回っているので、中勢波動は下降トレンドになった可能性が高い。

(c)で200日線を終値が5日連続して下回り、NTTは大勢波動が下降トレンドになったのではないかと判断すべきです。

その後は反発もなく、ずるずると下落を続けています。


(07.8.7) TOPIX 1660P(-7)  日経平均 16921円(+7)   20.3億株 (3兆 560億円)



NYダウは13468ドル(+286)と反発。(A)一昨日の-281ドル安を取り戻す。ということは一昨日の281ドルは余分の動きであったことになります。

あとは(b)の大陰線のザラバ高値を終値で上回れば、(a)がボトムであった確率が高くなります。なお(b)の大陰線のザラバ高値を意識しているのは、ここまでの安値である(a)の直近の大陰線であるからです。

このことは日経平均でも同じで、右のグラフの安値(a)の直前の大陰線のザラバ高値(b)を終値で上回れば、(a)がボトムらしいの確認ができます。


《リアル24》の楽天証券用のFR24で「VWAP」を受信し、これをグラフにすることができるようにしました。《リアル24》のユーザーは最新バージョンをダウンロードしてください。これが《リアル24》Ver.2 の最後の小幅バージョンアップになります。(今後のプログラムの改良は次のバージョンでしかしません)

「VWAP」(ブイワップ)とは株価の出来高加重平均のことです。寄り付きでは現在株価=VWAPですが、売買が成立するにしたがって現在株価とVWAPはカイリしていきます。VWAPは寄り付きからの売り方・買い方の仕掛けた値段を代表するものです。(日足のコスト線に近い)

VWAPを受信するためには、

@《リアル24》Ver.2の最新バージョンをダウンロードしてください。
AダウンロードするHPに、VWAPが受信できるエクセルシートもアップされています。「日経225ミニ用受信シート」です。これもダウンロードされるとよいでしょう。

  1. 自分でエクセルシートに「VWAP」を受信する設定をされるならば、右図のように各銘柄の19行目に、「VWAP」を設定して下さい。


  2. 最新バージョンの日付は(2007.7.27)です。このFR24・データコントローラーには、受信した「VWAP」を表示する欄が増えています。

    受信した「VWAP」はリアルタイムデータや保存データ(DTKB60)の信用買い残の項目に記憶されます。

    まあこれだけでは「VWAP」がいくらかを知るだけなので、たいしたことはありません。(VWAPを利用したトレードができる感じを受けています。)

  3. 次図は「VWAP」のグラフを描画するためにの条件表です。「VWAP」を描画したいときは、「元データ」は「買い残」にして下さい。 最新バージョンのFR24・トレードグラフは、「元データ」が「信用買い残」であるときは「VWAP」であると判断するようにプログラムされています。(FC24やFU24のトレードグラフはそうなっていない)

  4. 単純にVWAPを描画するのであれば、No.4行を設定すれば終わりです。しかしここで少し知恵を働かせて、5行〜8行を追加し、VWAPを使って売買マークを出すような設定をしました。No.5行ではVWAP+30円の帯を計算し、

  5. No.6行ではVWAP-30円の帯を計算します。No.7行で株価が( VWAP+30)を上抜いたら買い、No.8行で株価が(VWAP-30)を下抜いたら売り、としました。



このときの売買マークは次図のようになります。(売買ルールは「プレゼント」と同じ。すなわち、A.翌足の始値で仕掛ける。j.仕掛けて40本が経過したら手仕舞い。K.15:00に手仕舞い。L.ドテン仕掛けをする。RA.利食いは1.2%。SZ.損切りは-0.7%)
この成績については明日続きを書きます。



(07.8.8) TOPIX 1669P(+8)  日経平均 17029円(+107)   25.4億株 (3兆5733億円)



(A)NYダウは13504ドル(+35)と小幅ながら反発し、(b)大陰線のザラバ高値を終値でクリアしました。昨日の足が上ヒゲ・下ヒゲともに長く、この水準では強弱感が対立しているようですが、(b)を上回ったので、強気のほうが優勢になったといえます。

ナスダックは2561P(+14)。こちらは大陰線の高値(b)はクリアできていない。

(B)日経平均は小幅ながら上昇。まだこの下げ過程では「切り上がり陽線」はでていない(NYは2度の連続陽線をつけている)。東京市場がいかに弱気に蹂躙されたかがわかります。早く(b)の高値を上抜いて安心したいところです。

「VWAP」の続き。 昨日「VWAP」の条件表を掲げましたが、うまく条件表を設定できた方とできなかった方があったようです。念のために、(拡張7)の条件表をアップしたので、「最新バージョンをダウンロード」から、条件表をダウンロードしてください。ただし(拡張7)に設定してある199本の条件表が一括してダウンロードされるので、自分が設定した条件表が上書きされて消えます。

自分で独自の条件表を設定されているユーザーはダウンロードしてはいけません。昨日掲げた条件表を見て、正しく設定して下さい。


昨日と今日のVWAPは図のようになります。陰陽足は「3分足」。

VWAP(紫色)はその時点での買い方・売り方の仕掛けた株価です。株価はVWAPよりも高くなったり安くなったりします。ここでVWAPを利用するには2つの考え方があるかと思います。
  1. 株価がVWAPより上にあるときは、買い方の過半数は利益がでている。売り方の過半数は損失が出ている。したがってどこかで売り方が買い戻しに入り、さらに株価は上昇する。

  2. 株価がVWAPより上にあるときは、買い方の過半数は利益がでている。売り方の過半数は損失が出ている。したがってどこかで買い方は利食いの売りを出し、株価は反落する。
(株価がVWAPより安い位置にあるときは、 これと反対のことが起こります。)同じVWAPに注目しても、@とAでは反対の結論になります。@は一層株価が高くなるという立場で「順張り」です。Aは株価は高くなった株価は反落するという立場で「逆張り」です。 昨日掲げた条件表は@の順張りの立場に立っています。すなわち
  1. 株価がVWAPよりも30円高くなったら買い(さらに株価が上昇すると見る)。
  2. 株価がVWAPよりも30円安くなったら売り(さらに株価が下落すると見る)。
です。 デイトレード(超短期張り)について、私はまだ2年足らずしか研究はしていませんが、たぶんデイトレードで「逆張り」をすると全滅するだろうと思っています。超短期張りでは株価の予想をしたり、株価を見切る(ここが高値であろうとか安値であろうとかを決める)ことは不可能でしょう。株価の行く方向に従うのがよいと思っています。

まだVWAPのデータを受信し始めてから9日しか経っていないので、どうとも結論は出せませんが、
  1. VWAPから30円以上の株価になったら、その方向につくのがよい。(これは図の(b)や(e)が証明しています)。順張りの立場です。

  2. 逆張りというのは、よほど名人・達人でないとすべきではありません。図では、(B)はVWAPから約100円下にあり、(E)はVWAPから約90円上にあります。

    過去9日間でVWAPからどれだけ高くなって行き止まりとなったかを見ると、だいたい100円高くなったら反落し、100円高くなったら反発していますが、上昇時は+60円〜+140円、下落時は-50円〜-200円と幅は大きい。 100円幅を基準として逆張りの目安にすることは危険です。このように逆張りの基準は大きな幅があるので、私のような凡庸な人間は逆張りをすべきではないと心得ています。
次図はVWAPを条件表(順張りである)にしたがって売買したときの9日間の成績です。たったの9日間のデータでは結論は出せませんが、今のところよい成績を出しています(「プレゼント」の成績よりもよい)



  1. 9日間で19回のトレードをして、10勝9敗だった。
  2. 9 日間の累計損益額は570(千円)だった。これはすごい。
  3. 負けたときも含めて、1トレードごとに30.0円の利益がでた。これは身が震えるほどすごい。
  4. 勝率は52.6%で勝ったり負けたりである。(超短期の売買で勝率が70%を超えることはない。あればそれは偶然である)
  5. プロフィット・ファクター(PF)は3.04倍だった。これもすごい。


(07.8.9) TOPIX 1683P(+14)  日経平均 17170円(+141)   38.1億株 (5兆2673億円)



(A)NYダウは13657ドル(+153)と上昇し、(b)の大陰線の高値を完全に上抜く。同時に75日線ばかりか25日線をも突破。これでNYダウは下降トレンド入りか?の懸念はなくなり、上昇トレンドを維持していることが明らかになりました。

(B)ナスダックは2612P(+51)と今年最大の上げ幅となり、大陰線の高値(b)を上抜き、75日線もクリアする。

(C)最もよく下げたロンドンのFT100はようやく大陰線の高値(b)を終値でクリアし、これで海外の主要株価指数は小波動のボトムを出したようです。

心強かったのは、NYダウ・ナスダックの下値が《デンドラ24》による下値メドの範囲内でおさまったことでした。下値メドは適当な数字ではありません。過去10年間の波動のパターンを分類し、それぞれのパターンのときはその後どうなったかの統計値に基づくものです。

今回下値が《デンドラ24》の下値メドの範囲内であったことは、NYダウ・ナスダックの動きは、過去の統計どおりの動きであった。バブル的な、異常な動きではなかったことの証明です。


欧州・米国の株価が底打ちしたので、東京市場も反発。ただしNYダウのように大陰線の高値(b)を終値で上抜くには至らず。東京市場はまだ買いの手が出てこない。

8月に入って連結PERは19倍を割り込み、昨日は18.72倍の水準ですが、これはやや今期の業績を控えめに見ての数字です。新聞に発表される連結PERに0.95倍したものが実際のPERであろうと思っています。

だから新聞発表の19.0倍割れというのは、実態では18.0倍に匹敵します。新聞の数値が19.0倍以下のときは「割安」であると何度かいいました。

実際のところ、図の(A)の部分でPERは19.0倍以下になり、ここで底値を出したように見えます。 グラフでは、小波動のボトムらしさが高くなるのは、
  1. (b)の大陰線の高値を終値で上抜くこと(今日は1円上抜いたが、1円というのは微妙である)。

  2. 200日線を上回ること。すでに株価が200日線を下回って8日になっているので、そう強い反発があるとは思えないが、上回っていれば状況が変化してくることもある。

  3. (d)の窓を埋めること。この水準は75日線の水準であるので、75日線まで戻ればこの先の上昇に期待が持てる。75日線まで戻れないようだと、もう一度下値探りをすることも考えておかねばならない。
今日の売買代金は5.2兆円と史上最高の売買代金でした。出来高も(この10年しか見ていないが)第3位の大出来高となりました。出来高のベスト10は2005年の怒涛の外国人買い(2005年はなんと10兆円の買い越しだった)があったときに集中しています。(ベスト10のうち8個までが2005年の8月〜12月にかけて)

残り2個は今年2007年のものです。1つは2007年2月28日のNYが暴落した翌日のもの。もう1つは今日8月9日。暴落した日に出来高が急増するのは理解できます。しかし今日の出来高は2005年のように新高値の株価を買うのでもなく、2007年2月のように暴落で投げ売りが出て出来高が増加したわけではありません。

では今日、史上最高の売買代金になったのはなぜか。7月末以来、基調としては東京市場は売られすぎ(株価は割安)であると思っていましたが、やはりそうでした。この下げは思惑がはずれた弱気筋の投げ物によるイレギュラーな下げであったと思われます。おそらくは、NYが崩れたので日本株も崩れるという見込みで、カラ売りしていた。しかし下げなかったので一気に買い戻しに動いた。のが1つの原因。 もうひとつは資源株(石油・非鉄・商社と鉄鋼)を売って、8月になって突っ込んだ内需株(銀行・保険・不動産・小売)を買うという動きでしょう。今日の異常な売買代金は、これまで下値を切り下げることのなかった資源株から内需株へのシフトが始まったように思われます。


(07.8.10) TOPIX 1633P(-49)  日経平均 16764円(-406)   33.5億株 (4兆7156億円)



仏パリバ傘下のファンドがサブプライムに関連して損失を出したとかで、欧州株が下げ、米国でも(A)NYダウは13270ドル(-387)と大幅下落。

せっかく昨日大陰線の高値を上抜いていたのに、これで元のもくあみ。ただ(a)の安値を下回るには至っていません。もしこれを下抜けば(b)12740ドルの《デンドラ24》の下値メドがあります。

(B)ナスダックも2556P(-56)と昨日の上げ幅を上回る下げ。こちらも(a)の安値を下回っていないので、まだ持ち直す可能性はありますが、あちこちでサププライムがらみの損失がでたのニュースがでると、投資家は疑心暗鬼になって、センチメントは悪い。

金融機関各社が早めにサブプライムに関する情報を公開すればだいたいの影響がわかり、相場も落ち着くと思いますが、日本ではいまのところ野村が720億円の損失を処理し、あおぞら銀が45億円の評価損がでているくらいしか開示されていません。野村は720億円(4-6月期は312億円)、あおぞらは45億円とたいした損失ではありませんが、開示がされないと、メガバンクはどうなのか生保はどうなのかといたずらに不安感を高めるので、まずは情報の開示が待たれるところです。

今日の出来高は33.5億株、売買代金は4兆7000億円と昨日に続いて巨大なものでした。この両日でゴロリと株式の所有者が変わっていることがうかがえます。

今朝の外国証券の寄り前のオーダーは7300何株の売りに対し4600万株の買いでした。2690万株の大幅な売り越しです。外国人が買っているのか売っているのかは、売買代金ベースで見るのが正しいのですが、株数ベースのデータしかないので、これをもって外国人の売買動向を推測しています。


「外国証券オーダー倍率」は、(9日間の買い注文の株数)を(9日間の売り注文の株数)で割ったものです。だいたい1.30倍になれば買いが過熱、0.75倍になれば売りが過熱かと思っています。

図で(a)(c)は0.75倍以下になった日で、その時期の株価のボトムになっています。(b')は0.76倍で少し足りなかったが、やはり株価は小波動のボトムになっています。

(A)は1.30倍以上になったところ、(B')は1.29倍と少し不足。1.30倍になってから株価はなお半月〜1か月の上昇をしています。1.30倍になったらすぐに株価がピークを出すわけではありません。


2006年のグラフです。(d)は0.75倍を割ったときがボトム。(e)は0.63倍まで低下して2006年の最安値14045円を出しました。(f)は0.70倍でした。高値(H)の 17563円から(f)の日の安値15582円までは約2000円を下げていましたから、通常の下げであればここで株価はボトムとなってよかったかと思います。

しかし15582円では下げ止まらず、(e)の14045円まで(H)から約3500円の下げとなりました。この2006年4月から6月にかけての3500円の下げは、米国の長期金利が急上昇したのが原因でした。

日本では(H→J)へ約20%下げましたが、NYダウは8.4%の下げでした。日本株だけが大きく下げたのは(H)当時のPERは24.5倍と割高に買われていたためです。(4月のPERだから22倍くらいが限界)

さて上図の現在の(a)は通常であれば外国人は大いに売り込んだことを表していますが、(f)で止まらず(e)で下落した例があります。(H→I)まで2000円下げ、さらに(I→J)まで1500円下げ、(H→J)へは約20%下げましたが、今回の下げのスケールがこれに匹敵しそうかどうかの判断です。

今回はPERは18.91倍(今日のPERは18.5倍くらいか)ですから、PERは妥当ないしやや割安な水準にあります。よって米国と同じ位の下落率で止まるのではないか。(f→e)のさらなる大きな下げはないのではないかと思っています。

今日現在ではNYダウは14021ドル→13132ドルへ6.3%の下落。S&Pは1555P→1427Pへ8.2%の下落。ナスダックは2724P→2491Pへ8.5%の下落です。日経平均は18297円→16652円へ9.0%下落しています。少し日経平均の下げが大きいが、2006年のように米国株の2倍以上下げることはない。NYダウが止まれば日本株も止まる。


(07.8.13) TOPIX 1632P(-1)  日経平均 16800円(+35)   24.7億株 (3兆3426億円)



(a)先週末のロンドンのFT100は-3.71%の大幅安となりました。その2日前には大陰線の高値(a')を少し上回っていたので小波動のボトムを出したと思っていましたがそうはならず。新安値を更新してしまいました。これによって小波動のボトムらしさの確認は仕切り直しです。

FT100という株価指数が-3.71%の下落というのは大幅です。(私は-5%の下げで「暴落」、-4%〜-3%の下げで「大幅安」といっています)これを受けて米国がどうなるかが注目されました。

NYダウは一時新安値を更新したものの戻して「タクリ足」となりました。ロンドン市場の大幅安は米国で防御したようです。ということは、サブプライム関連については株価に織り込んだということでしょう。

日経平均は16800円(+35)と小幅高。ただ@最後の上昇波動を下回ったし、A中勢波動の基準である75日線(17726円)から約1000円も下にあるし、B大勢波動の基準である200日線を株価が下回ってから10日になります。当分(最低でも1か月)は調整をせねばならないのではないか。

折にふれ、個別銘柄の200日線の意味について述べました。これは大勢波動が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかの判断の基準でした。 株価が200日線を下回って5日〜6日経過したときに「大勢の波動は下降トレンドに転換した」と判断して持ち株を処分する。というのは、実際には遅すぎます。(遅すぎるが処分すべきです) 今日は200線を下回る「さきがけ」あるいは逆に200日線を上回る「さきがけ」について述べます。


「さきがけ」は@最後の下降波動を上抜いた、A最後の上昇波動を下抜いた。に表現されます。

図の1812「鹿島」は最後の下降波動を上抜いた例です。(A)は最近の最安値です。(A)は(d→A)の下降波動の行き着いた先です。((c→b)の小波動は小さいので無視する)

株価のグラフを見るのは、弱気の勢力と強気の勢力のどちらがまさっているのかを判断するためです。細かなことからいえば、昨日は-10円安したが今日は+20円高したら、目先は強気勢力の方が強いのです。5日間で-40円下げたが次の5日間で+50円上昇したら、強気のほうが勝っているのです。

小波動も同じです。前回の下降波動が-120円下げたが、今回は+150円上げたら強気が勝っています。(その結果小波動のピークは切り上げることになる)。グラフを見るということは強気と弱気のどちらが強いかを判断することです。

「鹿島」の小波動は(d→A)の下降波動を作りましたが、(B)で下降波動のスタートである(b)を上回りました。この時点で、小波動のベースでは強気勢力が弱気勢力を凌駕したことがわかります。同時に(B)では中勢波動の基準である75日線(緑色)を上回ったので、今後は200日線を上抜き、大勢上昇波動に繋がることが期待できます。


5401「新日鉄」は「最後の上昇波動を下回った」例です。(c)からの上昇波動の中で、最後の上昇波動は(b→A)でした。現在の(B)は最後の上昇波動のスタートである(b)の水準を下回りました。

(b→A)の上昇波動は(B)によって否定されました。同時に中勢波動の基準である75日線を下抜いたので、新日鉄の中勢のトレンドは下降波動になったと判断します。

中勢波動の時間は1〜9か月と範囲が広いのですが、普通は3か月をもって標準とすればよいでしょう。新日鉄は(A)から3か月間は調整する(その下落幅は不明)と思っておくことです。


(07.8.14) TOPIX 1637P(+4)  日経平均 16844円(+44)   18.6億株 (2兆5392億円)



NYダウは13236ドル(-3)とわずかに安いが一昨日のザラバ安値の13057ドルよりも150ドルほど高い位置で推移し、当面の下値は探った感じです。

もう信用リスクをはやした株価下落はないと思いますが、株価が下げて投資家のふところが軽くなっているときは、例えば経済成長の鈍化といった材料でも下げやすくなっているので、なお油断はできません。

安心できるのは4日前の3連続陽線のザラバ高値の13695ドルを終値で上回ったときです。

日経平均は16844円(+44)と小幅高。ただし夏季休暇中とあってボリュームは縮小し、したがって日中の値動きも100円あまりで小さかった。

サブプライムローン問題は直接には日本の金融機関に損失をもたらしてはいないようですが、1998年以降の東京市場は外国人の買いがなければ上昇ていません。最も重視すべきは外国人の投資動向です。


右図は投資主体別の売買動向です。数字は今年1月から7月の買い越し・売り越の金額です。1〜7月の金額を合計してみると、
  1. 個人は2.4兆円の売り越し。
  2. 金融(信託銀も含む)は3.3兆円の売り越し。
  3. 事業法人が0.5兆円の買い越し。
  4. 投信は0.8兆円の売り越し。
  5. 外国人が7.3兆円の買い越し。
となっています。個人と金融と投信はおおむね売り越しで、この売りを事業法人と外国人が買っているという構図です。事業法人の買いは「株式の持ち合い」のためのもので、たいした金額ではありません。

事業法人の買いの10倍以上を買ったのが外国人です。外国人の7.3兆円の買い越しによって、今年1月4日の大発会の始値17322円から6月高値18297円への1000円高。さらには今日の終値16844円の株価が年初の17332円以上で維持できているわけです。

もし外国人が売り越しに転じたらどうなるのか。今年になって事業法人の買い(これは株価で儲けようという買いではなく、政策的な買いである)と外国人の買いしか買い手はいなかったのですから、相当な株価下落になります。 しかし株価が直近の高値から(日経平均で)-10%ほど下落すれば、個人の買いがでてきます。今年3月の株価急落で個人(現金部門)が3697億円の買い越しになったようにです。

だから買い手がいなくなるということにはなりませんが、国内勢の買いは、現在外国人が買い続けているほどの金額には遠くおよびません。株価の反転は極めて小さいものとなるでしょう。

現状では外国人買いがなければ日本の株価は上昇しません(今年の売り手は、個人・金融・投信で全部国内勢である)。外国人買いが発生するのは、@世界の株価が高い(それに応じて日本株も買わなければらならない)、A日本株が世界の株価に比べて割安である。B日本株全体ではハテナ?でも個別銘柄では成長性の高い銘柄が残っている。といった明確な理由がないと外国人は買ってきません。

今は@世界の株価は安いという逆風が吹いています。Aしかし日本株は割安になりつつあります。これは順風です。こういうことから、東京市場の株価水準は決まります。@の世界の世界も株価が安いが治まれば、Aの日本株は割安であるがクローズアップされてきます。今の株価水準は悲観するに当たらないと思っています。


(07.8.15) TOPIX 1594P(-43)  日経平均 16475円(-369)   20.3億株 (2兆9392億円)



NYダウはまだ下げ止まらなかった。

信用不安についてはFRBは潤沢な資金を提供しているのでこの懸念はないと思われますが、ウォルマートやホームデポなどの小売業の決算が悪かったことから、サブプライム問題は個人消費に悪影響をもたらしているのではないかの疑心暗鬼から下落。13028ドル(-207)となってこの下げ波動での新安値を更新。

最後の上昇波動のスタートは(a)の13251ドルです。この水準は、(b)の終値13211ドル、その2日後の終値13188ドルとなり、下回っていましたが、1日下回っただけで翌日は大きく反発していたので、「最後の上昇波動」を下回ったとは判定していませんでした。しかし昨日の下げはどこから見ても最後の上昇波動を下回った と判断せざるをえません。

次の下値のメドは《デンドラ24》の上から2番目の12740ドルになります。この水準は200線の12829ドルと同じ水準であるので、NYダウが12740〜12830ドルあたりで止まるのかどうかが次の注目点です。

いつもいうことですが、安心できるのは、「最安値を出した直前の大陰線の高値を終値で上回ったときです。(今日のところは図の(d)の水準を上回らねばならない)


サブプライムローン問題は、日本にとっては直接の損失をこうむるような問題ではないように思えますが、マネーがグローバル化している今では、無関係ではありえません。例えば
  1. 米国経済が鈍化すると、米国に依存している輸出企業(トヨタ・ソニーなど)の業績は悪化する。

  2. 米国の経済が悪化したり、信用リスクの可能性がでてくると米国金利は下がる。

  3. これによって米国の債券は売られる。(米国証券を保有していた金融機関は損失がでる)。

  4. ドル安(円高)となれば、今日本企業で最も稼いでいる輸出企業の業績はマイナスになる。
現在のところ米国がこければ、米国に依存してるすべての企業はダメージを受けます。中国は米国がこけたときのことを少しも織り込んでしないようですが、米国がこけたときは、まあ大変なことになります。


(上図)日経平均は今年の安値16532円を終値で下回りました。これで今年3月からの上昇は、全部否定されました。6月につけたザラバ高値18297円と3月につけたザラバ安値16532円の間の「はらまれる」ことになり、相場の方向は「下降」であることが明らかになりました。

(右図)TOPIXは(b)の終値で、すでに今年最安値を更新していました が、今日はなんとか(a)の水準を取り返せるのではないかの期待を裏切り、完全に今年の安値を下抜きました。

中勢波動は下降トレンドになりました。上昇トレンドになったのではないかという現象がでるまでは「買い」はできません。


(07.8.16) TOPIX 1567P(-26)  日経平均 16148円(-327)   26.7億株 (3兆8960億円)



NYダウは続落し、12861ドル(-167)。

昨日の下げによって、@最後の上昇波動のスタートである13251ドルを完全に割り込んだことが明らかになりましたが、同時にA《デンドラ24》による下値メドの13160ドルを終値で下回りました。

当面の下値のメドは、B200日線の12830ドルまたはC《デンドラ24》の次の下値メドである12740ドルであるということは昨日いいました。

NYダウは昨日の下げで200日線にあと2ドルのところまで下げ、D逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出しました。大底にならないまでも、12740〜12830ドルの水準は(前回の下値メドの13160ドルがそうであったように)強弱が対立して上下動を繰り返すのではないかと思っています。


日経平均は昨日、3月のザラバ安値16532円を終値で下回り、少なくとも中勢波動は下降トレンドに入りました。

(まだ大勢波動が下降トレンドになったかは不明だが、15615円を下回るようだと大勢波動も下降トレンドに入ったと判断しようと思っています。)

今日も大幅に下落。ザラバでは616円安まで下げたが、おそらくは売り方のショートカバー(買戻し)が入ったのでしょう。「タクリ足」となりました。

「タクリ足」は下げ渋りを表現する足ですが、反発を意味するものではありません。反発に入ったと判断できるのは、前日の大陽線のザラバ高値(c)を終値で上回ったときです。

この下げ過程では一度も(株価が安値を取った日の前の)大陰線を上回ることはなく下げ続けました。今日が大底だったとしても(c)を上回るのを見届けるまでは買えません。


現物市場は下げに下げ、東証1部銘柄のうち25日線を上回っている銘柄はたったの91銘柄しかありません。75日線を上回っている銘柄は156銘柄で、全体の1割弱です。9割の銘柄は75日線を下回り、大雑把にいえば9割の銘柄は中勢で下降トレンドにあります。買ってすぐに利益がでる相場ではありません

しかし日経先物用の《リアル24》の「プレゼント」は6月・7月の沈滞期を脱し、ここへきて快調です。その理由は1日の値幅が大きくなったためです。昨日の日経先物の日中の値幅は250円ありました。今日は380円ありました。

この結果「プレゼント」は図のように利益を出しています。
  1. 昨日の(a)で売り。次の分足の始値は16630円。
  2. (b)で40本(2時間)が経過したので手仕舞い。次の分足の始値は16550円なので(+80円の利益)

  3. 今日は(c)で買い。次の分足の始値は15950円。
  4. (d)で1.2%の利益がでたので利食い。次の分足の始値は16150円なので(+200円の利益)
こういうことになります。(なおデータは私が楽天証券のRSSで受信したものです。)また「プレゼント」が売買マークを出したからといって、すぐに成り行きで注文を出さなくとも、売買マークがでた分足の終値で指値をしておけば、ほとんどは約定します。昨日も今日もすべて指値で約定できたはずです。



(上図)「プレゼント」の7月の成績を掲げていなかったので掲げます。
  1. トレード数は13回と少なかった。8勝5敗。
  2. 1か月の利益は170(千円と少なかった。
  3. 勝率は61.5%。
  4. PF(プロフィット・ファクター)は1.65倍だった
  5. ドローダウン(最も負けた期間の損失)は-150(千円)だった
さしてよい成績ではありませんが、7月前半が小幅な動きであったことを思えばまあまあかと思います。


(07.8.17) TOPIX 1480P(-87)  日経平均 15273円(-874)   29.4億株 (4兆2391億円)



NYダウはザラバでは大きく下げたが引けにかけて戻し、12845ドル(-15)。

《デンドラ24》の下値メドとして(a)13160ドル、(b)(c)12740ドルの2つを掲げてきましたが、昨日のザラバ安値は(b)(c)を下回る12517ドルがありました。

急遽(d)12180ドルの最も安い下値メドを掲げますが、これを割り込むと《デンドラ24》では下値のメドはなくなります。

もっとも昨日は急速に戻して「タクリ足」になったのは、@75日線を意識した買いと、A突っ込み警戒感がでて買戻しが入ったのではないかと思われます。ただし昨日は「下げ渋った」というだけです。反発の動きがでるのかどうかを確認できるまでは安心はできません。


昨日はロンドンのFT100が-4.1%の下げ(暴落である)があり、これを引き継いだNYが一時大きな下げとなったが、引けにかけて戻した。なんとかロンドン発の下げを食い止めたという感じでしたが、東京市場はNYの動きを引き継ぐことはしなかった。

日経平均で+874円安、-5.4%の暴落となりました。ザラバベースでNYダウが-10.8%の下げ、ナスダックは-12.4%、FT100は-13.2%の下げに対し、今日の日経平均は-16.5%の下げになります。やや日経平均の下げは過大です。

波動から、下げの過程を見ると、(a)で最後の上昇波動を下抜き、中勢下降トレンドへ転換の「さきがけ」、(b)で年初来の安値を下抜いて大勢下降トレンドへ転換の「さきがけ」となりました。同時に200日線を連続して12日間も下回っているので、大勢下降トレンドの転換したことが濃厚となりました。

(c)は前回200日線を6日間ほど下回っていた昨年12月の安値15615円ですが、今日はこの水準をも下回ったので、大勢波動は下降トレンドになったことが確認されました。

今後、200日線を上抜くまでは戻り売りのスタンスです。まずはどんどん下降してくるであろう25日が戻り売りのメド、ついで75日線が戻り売りのメド、最後に200日線が戻り売りのメドとなります。 これらの戻り売りの水準を上抜いていくことは大変なことです。たぶん年内に200日線を完全に(5〜6日連続して終値で上回る)突破することは無理なのではないか。


今日の暴落は思いもよらぬものでした。昨日の東証1部のPERは17.58倍でした。今日はおそらく16.6〜16.8倍くらいまで低下したのではないか。

この水準は今期の利益伸び率が10%ではなく5%でとどまるとしても(割安とはならないが)妥当な株価水準です。買って採算に合う水準です。

こういう採算を度外視しても投げ物がでてきたのは、「やむにやまれぬ」売り物が出たということでしょう。

「やむにやまれぬ」とは、@個人では追証の発生(おそらくは図の(a)水準で押し目買いをしたもの)、A機関投資家のロスカット(損切り)、Bいまだに実態がつかめないヘッジファンドの換金売りが終わらない、といったところでしょうか。

《デンドラ24》の下値メドは、年初来の安値を更新した(X)の日に変化し、現在では(a)16800円、(b)(c)15887円、(d)15157円となっています。昨日はザラバ安値で(b)(c)に一瞬タッチしましたが今日はこれを軽く下抜き、最後の砦である(d)15157円に接近し、同時に逆張りの買いマークがでました。これは(a)水準で出た買いマーク以来のことです。


(07.8.20) TOPIX 1523P(+43)  日経平均 15732円(+458)   22.4億株 (3兆1511億円)



米国はFRBが緊急に公定歩合を0.5%引き下げたことから、市場は次のFFレートの引き下げを連想して反発する。NYダウは13079ドル(+233)。

この反発で、ザラバでは下値メドの13160ドルまで戻ったものの、終値で(a)前日の陰線の高値13119ドルを上回ることはできなかった。まだ底値がでたかどうかの確認はできていません。

@9日線はアヤ戻し(買戻し)のメド、A25日線は反動(リバウンド)のメド、B75日線は中勢波動の基準、C200日線は大勢波動の基準という位置づけをしています。

@9日線は売り手が買い戻すことによって戻る水準です。急激な下落をして安値をつけた日の翌日から5日目くらいまでに、9日線までの戻りがあります。(逆に6日も7日も経っても9日線まで戻れないのは、まだ安値を出していないと思ってよい)

9日線まで戻るということは、売り方が利食いしたということです。利食いしたのは、次の売りのチャンスをうかがうためであって、買い方に転換したわけではありません。買いの場合では上昇トレンドに入ったときのセオリーは「吹き値売りの押し目買い」ですが、売りの場合は下降トレンドに入ったときの「突っ込み買い(戻し)の戻り売り」が最も有効な方針です。

NYダウでいえば(a)の「タクリ足」が「突っ込み買い(戻し)」であり、これから4〜5日のうちに「戻り売り」がでるところです。


9日線までの戻りは、売り方の利食いによるものであり、この先株価が上昇すると思っての買いではありません。極めて需給的なものです。

A25日線まで戻ることができるのは、売り方の買戻しにプラスして新規の買いが入ったときです。新規に入る買い方は「あまりにも株価は安い」と判断して、株価の上昇を期待して買います。この買い方の勢力と9日線でも利食いしなかった売り方の勢力がぶつかるのが、25日線の水準です。

株価が25日線を上回って数日間維持できれば買い方の見込みどおり。逆に25日線で反落すれば売り方の戻り売り方針の勝利です。

ということで、25日線まで戻るかどうかを今は最も注目しているところですが、日経平均を見るとまだ25日線ははるかに高い位置にあり、9日線までにも株価は戻っていません。

これからのポイントは多くあります。
  1. 昨日の超大陰線のザラバ高値(16062円)を終値で上回らなければ話にならない。
  2. 底値を出したらしいと確認できるのは一昨日のザラバ高値(16296円を終値で上回ること。
  3. 9日線まで戻ること。
  4. 25日線まで戻ることができるかどうか。
  5. 75日線を上回るには、75日線が16000円まで落ちてこないと無理。現在の75日線は17642円であるので、まだまだ時間をかけねば75日線は低下してこない。
こういったように、今後クリアするメドは多くあるし、これをクリアできるのか、あるいは再下落するのかを注視しておかねばなりません。(株価の値ごろ感だけで買ってはいけない)


今日の反発が本格的なものであれば、@「売り方の買戻し」に加えて、A「値ごろ感からの買い」が入るはずでした。今日陰線になった銘柄が多かったことは、@は出たが、Aは出なかったことを表しています。

定点観測9銘柄のうち8銘柄は陰線で終りました。つまり@の買戻しによって寄り付きは高くなったが、後続のAはたいして出ず、結果寄り付き(始値)を維持することはできなかったわけです。 今日の反発は「アヤ戻し」ともいえないほどのものでした。

9銘柄のうちで唯一陽線になったのは1812「鹿島」です。この銘柄は、
  1. (b)で完全に200日線を下回り下降トレンドが決まりましたが、
  2. (c)まで下げた後に75日線を上回って(d)に達しました。200日線より下にあった株価が75日線を上回るのは200日線を上抜く「さきがけ」です。
  3. 株価が75日線と200日線の中間(d)に反発したとき、暴落となりましたが、(e)は(c)の安値を下回りませんでした。
  4. しかも今日は9銘柄中で唯一の陽線です。1812「鹿島」に期待する勢力は大きいと思われます。


(07.8.21) TOPIX 1549P(+26)  日経平均 15901円(+168)   20.3億株 (2兆7733億円)



米国の反発は鈍る。NYダウは13121ドル(+42)と高かったが一昨日のような勢いはなかった。

しかし一応(A)の安値の前日の陰線のザラバ高値13119ドルを終値で2ドル上回ったし、9日線まで戻ったのでギリギリながら、下値を出した可能性が強くなりました。

ナスダックは2508P(+3)と小幅高。こちらは最安値をつけた(A)の前日の陰線のザラバ高値を(終値で)上抜いていないし、9日線に到達していないので、まだ安値が出たとはいえません。

ロンドンのFT100は、(A)の前日の陰線の高値を上回っていないが、9日線にはザラバでタッチ。3指標とも当面の売り方の買戻しは終わったようです。これが新規の買いを呼び込むことができるのかどうかの判断は、25日線まで戻ったときにすればよく、現在では25日線まで戻るかどうかは不明です。


東京市場は昨日の反発に続く上昇となる。しかし両日ともに上ヒゲ足になったことは戻り売りに押されているということです。

一昨日の日経平均の874円安、TOPIXの87P安を取り返すのが最低の目標ですが、今日はまだ一昨日の超大陰線のザラバ高値を終値で上回っていないのは、ナスダック・FT100と同じです。

東京市場がナスダック・FT100より悪いのは、まだ9日線まで戻っていないことです。これは(A)の下げは、保有株を投げ売っただけであった可能性があります。

日経平均の874円安がヘッジによる「繋ぎ売り」や思惑の「カラ売り」によるものであれば買戻しの動きが出て、海外の指標のように9日線まで戻るはずですが、そうはなっていません。カラ売りの買戻しが期待できないとなれば、新規の買いに期待するほかはありませんが、今期待できるのは事業法人の「自社株買い」くらいのものでしょう。個人の現金部門が今週買い越しになるかどうか?あまり買いそうな投資主体はありません。


(07.8.22) TOPIX 1544P(-4)  日経平均 15900円(-0)   16.6億株 (2兆2986億円)



米国の戻りは頭打ち。NYダウは13090ドル(-30)と小安い。値幅も小さい。

ナスダックは2521P(+12)と小幅高し、最安値をつけた日の前日の陰線のザラバ高値2520Pを終値で1P上抜く。

昨日のNYと同じようにギリギリ上抜いているので、当面の下値を出したとしてもよいかと思いますが、上回った幅はNYダウがわずかに2ドル、ナスダックは最小の1Pでしかない。

コップに、なみなみと水をそそぐと、表面張力でコップの淵よりも水面は高くなりますが、今のNY・ナスダックはこれではないのか。もう少し水を注いで、1ドルあるいは1P余計に上乗せしたとたんに、表面張力の限界がきて水があふれる(再び下落する)のではないかという心配があります。このように米国の株価の戻りは鈍い。

それ以上に戻りが鈍いのは東京市場です。874円の暴落となった超大陰線のザラバ高値を今日になっても上回れない。安値から3日経っても9日線まで戻れない。

先日の超大陰線が当面の安値であるといえるのは、前日の大陰線のザラバ高値を終値で上回ったときです。(ただ東京市場の例では前日の陰線は窓を空けて安く始まっているので、その前の終値(b)を上回ったときとしたほうがよい。 日経平均だと16444円、TOPIXだと1594Pがその水準)

日経平均であと500円上昇するようだとひと安心ですが、安値から5〜6日たってもこの水準まで戻れないようなら、(A)は底値ではないのではないかと思うべきでしょう。


戻りが鈍い原因は、
  1. 874円の暴落は一方的に処分したことによるもので、カラ売りではなかったらしい。

  2. サブプライム関係による損失の全容がまだわからない。時間が経つにつれて損失は拡大するらしい。

  3. 東京市場に特有のものとして、急激な円高に振れたため、企業の業績の上乗せの期待が無くなった。
と思っています。特に急激な円高は東京市場にダメージを与えました。NY以上に東京市場が下落したのは円高が原因です。

図は「連結PER」です。3月末に2007年3月期の決算が終わり、6月からは企業が予想する2008年3月期の業績でPERが計算されます。この当時の円レートは(a)のように121.8円/ドルでした。しかし企業は2008年度の円レートは115円という前提で業績予想を出しています。

企業がベースにした115円/ドルは当時の円レートからはかなり控えめなものでした。この円レートを土台とする企業が予想した業績の伸びは、+5%でしかありませんでした。よってこのまま円レートが120円台を維持するならば企業の業績は上方修正するに違いない。民間の調査期間の予想では、今期の業績は+10%は伸びるだろう。その根拠の最大のものは、円レートは120円以上で推移するからというものでした。 しかし今度のサブプライム問題によって円レートは急激に上昇し、現在では企業の想定レート115円よりもやや高い水準にあります。

図の(a)〜(b)は円が120円以上にあった時期です。この時期は、
  1. 企業の業績は5%程度上乗せされるだろう
  2. したがって予想される利益は企業が現在予想しているものより1.05倍は大きくなるだろう。利益が予想より1.05倍増加するなら、今の連結PERは0.95倍にして見るのがよい。

  3. 業績の伸びが企業が予想した5%(1.05倍)から10%(1.10倍)になるならば連結PERは18倍が妥当である(これは私の基準)

    以上のことから、@新聞で発表される連結PERの数字(例えば(b)の日のPERは19.67倍でしたから、これに0.95倍した18.68倍を修正したPERとする) 。

  4. 私の基準では、利益の伸び率が+10%のときは、妥当PERは18倍としています。(b)時点(75日線を下抜いた日でもある)のPERは19.67倍であり、上限(妥当PERの+-2倍)のギリギリでした。

  5. (b)の日の株価水準17702円は、妥当株価の18.0倍に比べてやや割安でしたが、翌日から円レートが急激に変化しました。この3日間は114.0円台で推移しています。

    もし114.0円台の円高が定着すると、業績予想は企業の円レートの想定どおりになります。そうなれば

    1. 今期の業績の伸び率は企業の予想どおりの+5%である。
    2. 年率5.0%の伸びのときの妥当PERは16.0倍である(私の基準)。
    3. 企業が発表している業績の数字は上乗せが期待できないので、新聞発表 の数字は現実を表している 。
    4. したがって新聞発表の連結PERの数字を修正する必要はない。

ということになります。現在の連結PERは17.39倍になっています。これは私の基準では、今期が+5.0%の業績伸び率なら妥当PERは16.0倍(上限は18.0倍、下限は14.0倍)になります。現在の株価はやや「割高」です。


(07.8.23) TOPIX 1591P(+46)  日経平均 16360円(+415)   18.0億株 (2兆6205億円)



米国は反発。NYダウは13236ドル(+145)と上昇し、(a)最安値の前日の大陰線のザラバ高値を完全に上回ったので、小波動は上昇波動になったようです。次の戻りの水準は「反動」の限界である25日線(13370ドル)です。

通常ならば25日まで戻るのは当たり前ですが、はたして今回は戻ることができるのかどうか。もし戻ったならいったんは反落するはずですが、その反落から切り返して25日線を突破することができるのか。

(b)ナスダックは2552P(+31)と上昇し、「主な株価」は先の安値にボトムの表示をしました。これも25日線を上抜くかどうかが次の焦点になります。25日線を上回るということは単なる反動高ではなく、積極的な買いが入っていると判断できるからです。


米国株が上昇して当面のボトムを出したらしいことがわかり、今期の業績に大きな影響を与える円相場が円安にぶれたので、東京市場は大幅高となる。

今日の上昇によって、(a)最安値の日の超大陰線を上回り、(b)9日線を上回り、最安値の前日の大陰線の高値(この例では窓を空けているので、その前日の終値を基準にする)の1594Pへあと3Pほどに接近。

次の目安は(c)25日線の1654Pですが、この水準を突破することは難しい。例えば(A)の出来高です。(d)の日の出来高は33億株、(e)の日の出来高は38億株もあります。(e)は200日線を下回って7日目に安値がでた、と判断した向きが買いついたものです。(d)は安値と思った水準を下抜き、「底抜け」になったことを知って投げた日の出来高です。


今回の戻りでは、下げ途中の出来高が戻りの障害になります。どの価格で戻り売りがでるのかは「価格帯別の出来高分布」を見るとはっきりします。
  1. ツールバーの「フリーグラフ」をクリックし、
  2. 「出来分布」を選択。
  3. 計算期間に「41」と入力し
  4. 線色は「緑色」を指定。
  5. 「OK」をクリック
次図のようになります。


「出来分布」で(41)日と入力したのは、図の(B)から現在までの出来高の分布を見たかったからです。(Bから今日までは41日間)

今回の戻りの障害を見ようとしているのですから、過去1年間の出来高分布を見てもしようがありません。今回は(B)以降の下げ過程で買ったものが戻り売りとなる勢力です。

緑色の出来高分布で当面は(a)の1640〜1680Pのゾーンが最大で約135億株。次いで(b)の1600〜1640Pのゾーンが約75億株です。今日の出来高は18億株でしかありません。もう少し出来高を伴わないことには(b)のゾーンを突破することはできません。

ちょうど(b)のゾーンは下降している25日線がまもなく到達するゾーンですから、株価が25日線を上抜くのか、そこから再下落するのかの分かれ道になります。


(07.8.24) TOPIX 1585P(-5)  日経平均 16248円(-67)   15.9億株 (2兆3037億円)



NYダウは13235ドル(-0)と小動き。「主な株価」は小波動のボトムを表示する。

ナスダックは25日線に到達したが反落し、2541P(-11)と小安い。

東京市場も小動きで終わる。

「今は株の買い時期でしょうか?」という問い合わせがありますが、「25日線まで戻るのを見届けてからでも遅くはないでしょう」と返事しています。

今回の下げはサブプライムローン問題でしたが、第一幕が米国発のもので図の(H→K)の下げです。この問題が落ち着いたかと思われて(K→L)への反発がありました。しかしここで第ニ幕が開く。欧州が震源地となって(L→A)への暴落となりました。

(H→A)の下げ幅は3000円。終値ベースで-16.3%の下げでした。これは今年2月末から3月初めにかけての下げ幅1600円(-8.6%)の2倍のスケールです。このような暴落相場で、9日線・25日線・75日線はどうなっているのかを知っておくことは無駄ではありません。(少なくとも買い時期であるのかないのかの判断を自分でできるようになる)

暴落したときの戻りの目安はまずは9日線です。9日線はアヤ戻りの水準を表します。アヤ戻りとは売り方の買戻しによって起きるものです。売り方の買戻しで9日線までは戻るが、これが次の上昇に繋がるには、買戻しを引き継いぐ新規の買いが入らねばなりません。

新規の買いが入れば9日線を上抜き、少なくとも数日間は株価は9日線よりも上にあるはずです。図では(L)で1日だけ9日線を上回りましたが翌日から9日線を下回り、第2段目の下げになりました。

現在は(A)から反発して9日線を上回ること2日目です。売り方の買戻しにわずかな新規の買いが入っているという感じですが、さらに新規の買いの後続があるのかどうかを見ているところです。

私は買い手を次のように分類しています。
  1. 株価が暴落している最中、あるいは株価が9日線まで戻らないうちから買う((A)の近辺)のは「冒険的(博打的)な買い手」。
  2. 株価が9日線を超えて、25日線までの間で買うのは「勇敢な買い手」。
  3. 株価が25日線を超えて、75日線まで買うのが「賢明な買い手」。
  4. 株価が75日線を超えてから買うのが「普通の買い手」。
  5. 株価が上昇し、25日線(このときは25日線は75日線より上にある)を超えてから買うのは「遅れてきた買い手」
  6. 株価がさらに上昇し、9日線(このときは9日線は25日線より上にある)を超えてから買うのは「泡沫的(刹那的)な買い手」
です。望ましいのは「賢明な買い手」または「普通の買い手」です。つまりは、株価が暴落したときは25日線を上回るのかどうかを見届けてから買うのが「賢明」で、75日線まで戻るのを見てから買うのが「普通」(とはいっても普通のことができる投資家は少ない)なのだから、9日線を上回ったばかりの時点で「買いの時期」かどうを考えるには早すぎるのです。


それはともかくとして、日経平均が暴落した最近の例は、2006年4月のピークから6月にかけての下げです。図の(H→A)は終値ベースで3300円(-19.0%)の下落です。

9日線との関係では(K→L)で同じことが起こっています。株価は9日線を数日間上回れることはできず、(A)までの下落となりました。買い手にとっては(A)からの反転が重要です。
  1. (a)で25日線を上抜き、
  2. (B)で戻りは一杯になった。しかし株価が25日線を上回ってから10日間はこの水準を維持した。

  3. もういちど25日線を下回り(C)まで下落したが、(C)は先の安値(A)より上位で止まった。ここでボトムの切り上がりが確認できます。

  4. (d)で再び25日線を上抜きました。ここからの買いが「賢明」な買い手です。

  5. ついで株価は(d')で75日線を上回りました。ここからの買いが「普通」の買い手です。(「普通」とはいっているが、投資家の中では上位30%くらいに入る)
「普通」の投資家が75日線を超えてから買い始めたのは、2006年8月で、日経平均が15857円のときからですが、ここから2007年3月には18300円の高値まで上昇したのです。「普通」の投資家は日経平均で2400円の利益を得ることができました。


次は大物です。2000年4月から5月にかけてネットバブルが崩壊し、ネット株に期待したものは夢であったことがはっきりしたときです。このときの(H→A)の下げ幅は4800円(-23.1%)です。今回の暴落よりも5割増しの暴落でした。(この下げはさらに続き最終的には2003年4月に7603円まで下げた。

  1. (H→L)まで下げて、(L)へ反発した。株価は1日だけ9日線を上抜いたが翌日から下げる。

  2. (A)から反発し(a)で25日線を上抜いたが、5日目には25日線を下回る。

  3. 結局株価は25日線を下回って(B)まで下落するが、(b')で再び25日線を上回る。ここから「賢明」な投資家の出番になります。

  4. しかし株価の反発は(b'')までで終わり、株価は(B)(A)を下抜き新安値となります。「賢明」な投資家も株価で25日線を下抜いた時点で、この買いは失敗だったと気づきます。結局中勢波動の基準である75日線を上回ることはできませんでした。
この後はさらに下げ、15394円まで下落したのが2000年の夏のことです。どうでしょうか。株価が25日線を上抜いても上昇波動に繋がるとは限りません。ましてや現状は、株価は9日線という「アヤ戻し」の水準にあるわけで、「買いの時期」を考えるには早すぎるということを知ってください。


(07.8.27) TOPIX 1587P(+1)  日経平均 16301円(+52)   14.7億株 (2兆 250億円)



NYダウは13378ドル(+142)と上昇して25日線を上抜く。

NYダウはザラバベースでは14021ドル→12517ドルへ-10.7%の下落でしたが、終値ベースでは14000ドル→12845ドルへ8.2%の下落でした。

これは日経平均(ザラバベースで-16.5%、終値ベースで-16.3%)やFT100(ザラバベースで-13.8%、終値ベースで-12.8%)に比べると、下落の程度はずいぶん軽かったといえます。

サブプライム問題は震源地の米国ではなく、欧州・日本への影響のほうがキツかった。

NYダウは、(a)ザラバで200日線を割り込んだが、(b)終値では1日も割り込まず、(c)すぐに買戻しの限界である9日線を上回り、(d)ついで25日線まで戻った。のは買戻しに加えて新規の買いが入ったと見てよいでしょう。

ナスダックも2576P(+34)と伸び、NYダウと同じく欧州発の下げが開始した水準まで戻る。すでに米国では欧州発の下落分は取り戻しました。

東京市場は、NYに比べると弱い。ロンドンのFT100は先週末に25日線まで戻りましたが、日経平均はまだ25日線に届かない。 今日も、米国高・シカゴ日経先物高から高く寄り付いたが、スベリ台的なジリ安となる。出来高・売買代金とも縮小し、1日立会いでは本年の最低水準。


暴落時には、「株価が25日線まで戻ったことを見届けてから行動」しても遅くはない。ということをいいました。

定点観測9銘柄のうち、現時点で25日にタッチしている(ないしは上抜いた)銘柄は、@鹿島、Aみずほ、BNTT、の3銘柄です。6銘柄はまだ25日線まで戻れていません。

株価と25日線の関係をどう見るかというと、図の(a-c)のことが起きるのか?、または図の(A-C)のことが起きるのか?の2点です。
  1. で、最安値となりましたが、このとき25日線・75日線・200日線の順番になっていることに注意して下さい。このような位置関係になっているのは株価が大下げをしたということです。

  2. で25日線を上抜き、株価は9日間25日線を上回ったままでいて、
  3. 「3連続陽線」で上昇のスタートとなりました。
あるいは、まだ起きていないが(A-C)のようになって上昇を開始することもあります。
  1. で最安値。平均線の位置関係はやはり25日・75日・200日の順。
  2. で25日線にタッチしたり上回るが、5日以上は25日線の上位にあることを維持できずに、下落する。
  3. は(A)より上位で止まり、ここから再上昇に転じ、
  4. で25日線を終値で上回ったら、上昇のスタートが確認できる。
この2つのどちらかが出るのを見ているわけです。


(07.8.28) TOPIX 1584P(-3)  日経平均 16287円(-13)   13.3億株 (1兆8851億円)



NYダウは13322ドル(-56)と小幅安。ナスダックも2561P(-15)と小安い。

東京市場はとうとう売買代金が2兆円を割りこむ。これは1日の立会いとしては昨年12月以来のこと。

東京市場のメインプレーヤーである外国人は(a)の暴落のスタート以来(出来高ベースでは)売り越しだし、セカンドプレーヤーの個人は評価損を抱えて動けないし、ではなかなかボリュームアップとはいきません。

株価が上昇を続けて「絶好調」のとき、株価と3線の位置関係は、水準が高い順に、 @株価→A25日線→B75日線→C200日線となります。この位置関係のなかで、株価は天井をつけ、@株価が下落を始めることによって、3線の位置関係が崩れて行きます。

株価が「絶不調」のときは、この位置関係は完全に逆転し、高いほうから@200日線→A75日線→B25日線→C株価 となります。この状況の中で株価は大底を出します。とはいっても3線の位置関係が「絶不調」になったからすぐに大底となることはありません。さらに株価は下落すると思っていたほうがよい。ただし3線の位置関係は株価がいくら下がろうと、これ以上の変化はしません。

「大底か?」と思うのは、最低でも株価が25日線まで戻ったときです。この後の下げと反発の強さを見て、「大底だった」と確認できることになります。

定点観測9銘柄のうちで、位置関係が「絶不調」になっているものは、1)鹿島、2)トヨタ、3)みずほ、4)野村、5)NTT、6)ソフトバンク の6銘柄です。これら銘柄がいつ大底らしいとわかるのかを見てみましょう。


1812「鹿島」は(A)の日に3線の位置関係が「絶不調」になりました。
  1. がその後の安値で、
  2. で25日線を上回り、5日間ほど25日線の上位を維持しました。

  3. まで反落し、25日線を割り込みましたが、ボトム(a→c)は切り上がりました。よい兆候です。

  4. で再び25日線を上回ったので、だいたい(a)が大底であったのではないかと推測できます。
だから、(c)のボトムを終値で下抜けば損切りするという方針で臨むならば、今買ってもよい銘柄です。(大底がはっきり確定するのは75日線を上回って5日以上維持できたときです)


7203「トヨタ」は(A)の日から3線の位置関係が「絶不調」になりました。
  1. が今のところは最安値になっていますが、まだ

  2. 25日線の水準には戻っていません。
25日線まで戻らないことには(a)が大底であると思うのは早すぎます。


8604「野村」は、(A)の日(今日である)から3線の位置関係が「絶不調」になりました。
  1. が今のところは最安値になっていますが、

  2. 25日線の水準にはもう少し戻り切れていません。
25日線まで戻らないことには、(a)が大底であると思うのは、やはり早すぎます。

株式投資では毎回毎回利益が出るということはありません。必ずピンチになるときがあります。だがピンチになっても大ピンチにならなければいくらでも再チャレンジできます。

大ピンチに陥らないためにはルールを決めて「損切り」することです。損切りのタイミングは人によって違いますが、以下のことをくどくいってきました。損切りのタイミングが早い順からいうと
  1. 小波動のボトムが切り下がったら手仕舞いする。(野村を例にすると(B)の水準)
  2. 最後の上昇波動のスタートのボトムを(終値で)下回ったら手仕舞いする。(野村では(B)ないし(C)の水準)
  3. 200日線を5日連続して下回ったら手仕舞いする。(野村では(D)の日)
です。手仕舞いして10%か15%の損失(信用取引をしているなら30%〜50%の損失)が出ても、次に買う資金が残ります。もしそのまま株式を保有し続けるならば株券と一蓮托生で、いくら「大底か?」と思っても買うべき資金が手元になく「無い袖は振れ」ません。


(07.8.29) TOPIX 1557P(-27)  日経平均 16012円(-274)   16.9億株 (2兆4150億円)



悪い経済統計がでて、NYダウは13041ドル(-280)と下落。ナスダックも2500P(-60)と下落。

ただ米国株は25日線まで戻って、反動高をするだけの買い手があることを表明しているので、この次に25日線を完全に上回るようなら(a)がボトムであったことがわかります。

東京市場は海外安(これはいつも円高を伴う)から下落。

円レートは114円台前半になり、この調子では円安を見込んで企業業績は上方修正(だいたい経常利益は前年比で+10%)されるだろうという予想がこころもとなくなってきました。

現在のPERは経常利益が+5%くらい伸びることを想定した数字です。これまでは+10%は伸びるだろうということで、PERの数字を0.95倍してPERの数値を修正たものを基準にして、割安・割高の基準にしてきました。しかしこのまま円高が定着してしまうと、現在のPERの数字を使って割安か割高かを判断しなければならなくなります。

昨日のPERは17.76倍ですが、業績の伸びが+5%であるならば、妥当なPERは16倍であり、18倍が上限・14倍が下限になります。17.76倍は割高な水準です。


昨日の続き。

9432「NTT」は(A)で3線の位置関係が「絶不調」となりました。
  1. で現在のところ最安値をつけ、

  2. で25日線を上抜き、

  3. まで連続5日間、25日線の上に位置しています。
@25日線をいったん割り込んで、再び25日線を完全に上抜くか、A25日線を下回ることなく、上昇スタートの足型(3連続陽線とか、窓空け陽線とか、つつみ上げの大陽線)がでるなら、(a)が底値であった可能性が高くなります。


9984「ソフトバンク」は(A)で3線の位置関係が「絶不調」となりました。
  1. 今のところ(a)のザラバ2115円が最安値になっていますが、

  2. まだ25日線まで戻ることができていません。
底値の確認ができるにはまだ「道遠し」です。


(07.8.30) TOPIX 1568P(+10)  日経平均 16152円(+140)   15.2億株 (2兆1877億円)



米国はFFレートが早期に引き下げられるのではないかの期待が出て反発する 。NYダウは13289ドル(+247)と昨日の下げ幅(-280)の約9割かたを戻す。

ナスダックも2563 P(+62)と反発し、昨日の下げ幅の(-60)を上回る。

現状のNYダウは、中勢波動は下降トレンドになっているが、大勢波動はなお上昇トレンドにあります。

中勢波動は2か月〜1年(大雑把にいうと6か月)の動きです。中勢波動が下降トレンドになったことは、@最後の上昇小波動のスタート点(a)を下回ったこと、A中勢波動の基準である75日線を割り込んで6日以上が経過していること(今日は割り込んでから14日目)から判断できます。

中勢波動が上昇トレンドになるには、@小波動のピーク・ボトムが切り上がること、A75日線を上回ることですが、現状ではそう難しくはありません。ただ得体の知れないサブプライムローン問題がいつ噴出すかわからないので、先走って判断せずに、75日線まで戻るのを待ちたい。

大勢波動の基準は200日線です。小波動でいえば、株価が75日線を割り込んで中勢波動が下降トレンドにあるとき、最も200日線に近かったのは(b)の水準でした。この(b)が中勢波動の最後の上昇波動のスタート点です。@この(b)を割り込む、A200日線を下回って6日以上が経過する、の2つで大勢波動が下降トレンドに入ったと判断すればよいでしょう。この2つともまだ安泰です。


米国株は中勢波動は下降トレンドにあるが、大勢波動は上昇トレンドを持続している。というのが現在の判断ですが、日本株はいけない。

まず中勢波動のトレンドは、@最後の上昇小波動のスタート点である(a)を下回り、A75日線を下回ってから今日で26日が経過している。明らかに中勢波動は下降トレンドです。

前回株価が75日線を下回ったのは(b)の水準です。これが中勢波動の最後の上昇波動のスタート点であると考えてよい。@その(b)を下回り、A200日線を下回ること今日で24日目ですから、大勢波動は下降トレンドに転換していることは明らかです。

一歩ゆずって今回のザラバ高値は18259円で、前回(2月)のザラバ高値が18300円であったので、真のピークは18300円だとすると、(c)の水準が最後の中勢上昇波動のスタート点になりますが、すでにこの水準は先の暴落時に下回りました。どこからみても大勢波動は下降トレンドに転換しています。

株式を買い持ちしてよいのは、株価が75日か200日線のどちらかを上回っているときです。(短期売買なら25日線を中心にしてもよい)今、75日線は(B)の水準にあり、200日線は(A)の水準にあります。現在株価は-6〜-8%下にあります。日経平均が6〜8%上昇するのは1か月以上の時間がかかるほどの大仕事です。株式を安心して保有できるようになるにはなお時間がかかります。


(07.8.31) TOPIX 1608P(+40)  日経平均 16569円(+415)   18.4億株 (2兆6696億円)



NYダウは13238ドル(-50)と小反落。ナスダックは2565 P(+2)と小幅ながら続伸し、中勢波動の基準である75日線に接近。

東京市場は高く寄り付きジリ高方向にあったが、昼休み中に「ブッシュ大統領が今夜にでもサブプライムローン問題に対する対策を発表する」の報道があって、後場は上昇力が加速。日経平均は+415円高で引ける。

対策がでるということは、サププライム関係の損失額などの全容が把握できたのでしょうか。

かつて日本でバブル崩壊の初期段階で、住専の破綻に対して6000億円程度の資金を注入することが国会で議論になりました。結局大反対にあって住専問題に手がつけられませんでしたが、最終的に不良債権は100兆円を超える規模に膨らんで、銀行の破綻が相次いだことを思い出します。

米国はどの程度の資産の毀損を考えているのか。加えてどうも欧州のほうがサブプライムの影響は大きいようなので、欧州の損失はどの程度になるのか。まだまだスッキリとはいきません。


日経平均はようやく25日線まで戻ってきました。これで中勢波動の基準である75日まで戻す可能性がでてきました。

中勢のモデル波動のスタート段階は、
  1. 25日線より下位で安値(A)を出す。

  2. 75日線まで戻るが、

  3. 再び(C)まで下落する。しかし(A)は下回らない。

  4. 75日線を上抜き、中勢波動が上昇トレンドに転換する。
というもので、図の(A-B-C-D)の動きです。最近いっている25日線は(A→B)の過程の話です。今日、日経平均は25日線まで戻ったので、図の(b)の位置にあります。ここから、
  1. を下抜く(a')へ新安値となるか、
  2. の後、25日線を5日以上上回って、(b')から75日線の(B)まで上昇するか、
  3. いったん25日線から(c)まで下落してから(c')で25日線を再び上回って(B)に向かう。
の3つのコースが考えられますが、75日線の(B)へ上昇するのではないかの予測ができるのは、(b')または(c')の時点です。((b)を超えればなおよい)


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