TOPIXをどう見たか・判断したか (07年1月)

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(07. 1. 4) TOPIX 1681(+2) 日経平均 17225円(+1) 9.8億株(1兆 591億円)



NYダウは12474ドル(+11)と小高い。しかし昨日の動きは激しかった。寄り付きから急伸し、ザラバ高値12580ドルの最高値を更新した後は、大きく下げる。

昨日のザラバ高値は《デンドラ24》の最も高い上値メドである12565ドルに到達しました。

ナスダックも2423P(+7)と反発。両指数とも上下にヒゲの長い足になり、上に行くか下に行くか、分岐点が今日の水準であることを表明しました。

すぐには、上下ヒゲを突破することはできないでしょうが、この後、 今日のザラバ高値あるいはザラバ安値を突破したほうについていくことになります。


東京市場は、楽観人気の始まりとなりました。あまり警戒感がないのはどうしたことでしょうか。

大納会の日の東証1部の連結PERは21.28倍でした。私の思っているPERの基準では、
  1. 今期(07年03月期)の経常利益伸び率が10%とするならば、PERは18.0倍が妥当。

  2. 今期はもう3か月しかないので、来期(07年03月期)の予想を織り込んで、来期が8%の伸びであるならば、18.0×1.08=19.44倍が妥当です。

  3. 誤差を1.00倍としても、18.44倍〜20.44倍が許容範囲で、2.0倍も高い21.44倍というのは楽観のしすぎであると思います。今日のPERは21.44倍にかなり近づいたのではないか。


《カナル24》のユーザーは、年末に2006年までの過去データをDTKB06として保存されたかと思います。

まだの方は、DTKB06を作って下さい。来週中に保存しないと、「連結」ができなくなります。

DTKB06を保存したユーザーは「ドライブ」にいき、図のように「連結」を変更して下さい。

連結の順番は、@DTKB10→ADTKB06→BDTKB04→CDTKB02→DDTKB00→EDTKB98、に変更します。


(次図)《リアル24》で楽天から受信されているユーザーは、今日で半日立会いは終ったので、もとの時刻に戻して下さい。
  1. 「受信設定」ボタンをクリックして、「リアルタイム・データの設定」の画面で、前場時刻を(0900-1100)に戻します。

  2. 「データ・コントローラー」の「前場時間」が(0900-1100)になったことを確認して、終わります。



(07. 1. 5) TOPIX 1675(-23) 日経平均 17091円(-262) 21.5億株(2兆8215億円)



原油が55ドル台へ下落し、NYダウは12480ドル(+6)と小高い。 ナスダックは2453P(+30)と大きく反発

東京市場は随所に過熱感を表現する現象がでていましたが、ようやく下落。

11月の安値(a)からの上昇小波動の中で最も大きな陰線となりました。来週も続落となれば、まず小波動はピークとなったとしてよいでしょう。

この上昇過程で、いつ、どういう過熱の現象がでていたのかを振り返ると、


  1. まず9日順位相関が+80以上になり、

  2. ついで25日順位相関が+80以上になり、

  3. 同じ日(b)に25日投資マインド指数が85に達し、

  4. (c)でデンドラの上値メドに到達し、

  5. (d)で連結PERが21倍を越え、

  6. (e)で25日騰落レシオが120以上になりました。初めて騰落レシオが120を超えた日から7〜8日目にピークをつけるという目安を何度かいってきましたが、今回は5日目(1月4日)がピーク(だと思う)で、今日の下落は6日目でした。
(C)(D)TOPIX・日経平均ともに、週足で逆張りの売りマークがでました。TOPIXにおいては昨年4月以来のことです。もっとも今週は昨日の半日立会いと今日の2日だけで週足になっているので、@まともな週足ではないし、Aマークは連続して出ることが多いので、すぐにピークとは判断できません。

売りマークが出なくなったときに、週足でのピーク(ときは小波動ではなく中勢波動のピーク)になる可能性が高くなります。


(07. 1. 9) TOPIX 1692(+16) 日経平均 17237円(+146) 20.5億株(2兆8525億円)


東京市場が連休中のNYダウは、12398ドル(-82)→12423ドル(+25)と下落。 ナスダックも2434P(-19)→2438P(+3)と下げる。 両指数とも、@デンドラの上値メドをクリアしてから、A反落していますが、Bしかし大きくは下げない。



東京市場は反発。TOPIXは金曜日の下げ幅の約70%を戻し、日経平均は55%を戻す。

最近はTOPIXの動きのほうが強くなっています。これは日銀が金利を引き上げるかも知れないという疑心暗鬼からきています。


金利が上昇して一番喜ぶのは銀行ですが、今日のみずほFは8800円(+200)と上昇。

一方金利高となれば円高に進むので、輸出株はやや逆風になります。ほぼ全面高の中で、トヨタは7870円(-30)と連続陰線となっています。

今月半ばまでの注目は、@金利がどうなるのか、A米国のクリスマス商戦はどうだったのか、でしょう。今日のみずほFとトヨタの動きを見ると、市場は金利引き上げを考慮してきた感じです。

消費者物価指数の伸びが+1.0%に満たない現状では金利の引き上げの必要性はまったくないはずですが、金利を上げたくてたまらない日銀のことなので、予断を許しません。

もし今月の政策決定会合で、金利引き上げとなれば、金曜日の急落が再現されます。それが中勢波動のピークを決定づけるかも知れません。


(07. 1.10) TOPIX 1663(-29) 日経平均 16942円(-295) 20.8億株(2兆7208億円)


NYダウは12416ドル(-6)と小幅下落。 ナスダックは2443P(+5)と小幅上昇。

東京市場は大幅安。一昨日が大陰線→昨日が大陽線→今日が大陰線と、日中の値幅が大きくなっています。


だいたいにおいて大陽線とか大陰線は小波動のスタートかゴールででるものです。

図の(a)の大陰線は下落のスタート、(b)の大陰線は下落のゴール、(c)の大陽線は上昇のスタートでした。

今度の(d)の大陰線は下落のスタートであったはずですが、昨日は大陽線となりました。もし今日も続伸となれば、下落のスタートの判断は誤りになると思っていましたが、今日は大陰線となったので、やはり下落のスタートであることが確認できました。

(B)日経平均はザラバで、反動の限界である25日線に到達し、そこから少し戻して引けましたが、@一昨日が下落のスタートとなったのであれば、2日目でゴール(小波動のボトム)に達するというのは早すぎます。25日線は下抜くのではないか。A9日順位相関はまだプラスの数値であり、-80になるのは最低でも3〜4日はかかりそうです。


この上昇小波動をリードした「新日鉄」と「トヨタ」は大きく調整しています。

特に新日鉄は陽線の重要ポイント(青線)を完全に下回ったので、上昇は終わったと判断しています。向こう1か月は先の高値691円を上回ることはないでしょう。

トヨタは新日鉄と違って重要ポイントがでていません。値嵩株であるということも理由のひとつですが、熱狂して買われてはいません。

例えば新日鉄の出来高を見ると重要ポイント(ピンクの陽線)の日の出来高は前日に比べて急増しています。トヨタの場合は出来高の大きな変動はなく、熱狂していないことがわかります。トヨタが下降波動に転じたと判断できるのは、今のところ図の青線を割り込んだときです。

たぶん新日鉄は25日線を下回り、トヨタは25日線で止まるのではないか。日経平均・TOPIXは25日線と75日線の間まで下げるのではないか。と思っています。


(07. 1.11) TOPIX 1656(-6) 日経平均 16838円(-104) 20.7億株(2兆4037億円)


NYダウは12442ドル(+25)と反発。 ナスダックは2459P(+15)と続伸して先の高値に接近する。今年になって世界の株式市場はおおむね下落しているが、米国はなかなか崩れない。


東京市場は続落。(A)TOPIXは反動の限界である25日線で止まったが、(B)日経平均は25日線を割り込み、小波動のピークの17379円を表示しました。

日経平均の小波動が下降波動になったので、以後はいつ、どれくらいの株価水準で小波動のボトムを出すのかが焦点になります。

現在のところ《デンドラ24》の4%波動はまだ陰転していないので、下値のメドは出ていません。では現在はどう予定しておくのか。 小波動のボトムらしさの確率(ポイント)は、だいたい以下のような点に注目しています。
  1. 新安値となる
  2. 陽線となる
  3. 下げ渋りの足型がでる
  4. 反発の足型がでる
  5. 9日順位相関が-80以下になる
  6. 25日順位相関が-80以下になる
  7. 逆張りの買いマークが出る
  8. デンドラの下値メドに到達する
  9. 25日騰落レシオが75以下になる
  10. 連結PERが妥当PERより2.0倍(ポイント)さらに低くなる
といったところです。全部をクリアすれば確率は10ポイントとなります。10ポイントとは確率が10分であるといっていい。5ポイントになったときから(慎重にすれば6ポイントから)ボトムがでたのではないか、と考えます。 今日現在では日経平均は、@新安値、だけで、小波動のボトムらしさはまだ1分でしかありません。


@ADEFHは《カナル24》が教えてくれます。Gは《デンドラ24》が教えてくれます。やや不確かなのはBCIです。今日はI連結PERについて述べます。

図をみて下さい。小波動のピーク・ボトムに(A→a→B→b→C→c→D)を振っています。同じく画面下の「東証1部の連結PER」に、株価のピーク・ボトムに対応する位置に(A→a→B→b→C→c→D)を振っています。

(連結PERの数字は、日経新聞で発表されたものを翌日のデータとしているので、株価のピークと連結PERのピークは1日遅れています。)
  1. (A→a)の下落では、連結PERは19.89倍→18.31倍へと1.58倍(ポイント)低下しました。
  2. (B→b)の下落では、連結PERは20.41倍→19.18倍へと1.23倍(ポイント)低下しました。
  3. (C→c)の下落では、連結PERは20.76倍→19.23倍へと1.53倍(ポイント)低下しました。
  4. (D)のピーク時の連結PERは21.51倍でした。
A,B,Cからの下降の小波動では1.23倍〜1.58倍ほど連結PERが低下しています。今回は特に下げ圧力が軽く、PERが1.0倍ほど低下すると仮定するならば、連結PERはピークの21.51倍→20.51倍へ低下することになります。

21.51→20.51倍は株価でいえば(20.51÷21.51倍=0.954)、約4.6%の下落となります。21.51倍のときの日経平均は17353円(終値)であったので、20.51倍の水準は16554円になります。

PERが1.5倍ほど低下すると仮定するならば、連結PERはピークの21.51倍→20.01倍へ低下することになります。 21.51→20.01倍は株価でいえば(20.01÷21.51倍=0.930)、約7.0%の下落となります。21.51倍のときの日経平均は17353円(終値)であったので、20.01倍の水準は16142円になります。

連結PERのメドでは16554円〜16142円。中間の16350円を記憶しておけばよいでしょう。16350円は75日線を少し割り込み、200日線よりも高いという水準です。


(07. 1.12) TOPIX 1685(+28) 日経平均 17057円(+218) 20.8億株(2兆8865億円)



今年に入って調整気味であった欧州株が昨日は大きく上昇し、原油は51.88ドルへ下落。

NYダウは12514ドル(+72)と反発し、終値ベースでは新高値。ナスダックは2484P(+25)と4連続高となって、ザラバ・終値ともに新高値を更新。

東京市場は反発。日銀が金利を引き上げるのではないかということで、銀行株が大きく上昇。

それならば円高に振れるはずのものが今日は120.57円/ドルと、久々の120円台への円安となって、トヨタを初めとする輸出株も上昇。

TOPIXと日経平均とでは動きに違いがでています。よいのはTOPIX。

(B)日経平均は昨日、@小波動のピークを表示し、今は下降波動に入っています。A今日の反発も、一昨日の高値を上抜けず、Bザラバ高値がアヤ戻しの限界である9日線までようやく戻った、というところ。

(A)TOPIXは、@まだ小波動のピークは表示されず、したがって小波動はまだ上昇波動のままです。Aそのためか今日のザラバ高値は一昨日の高値を上回り、B今日の終値は9日線を上回りました。

今日TOPIXが下げれば、小波動のピークが出て、両指数とも下降波動になると思っていましたが、TOPIXは案外に強かった。今日の反発によって、この後TOPIXが下げたとしても、小波動のピークを表示することは少なくとも3〜4日先になりました。(それまでにザラバで新高値となれば、ピークの可能性は0になります)

(次図)小波動のピークらしさの確率の1つに「25日順位相関が+80以上」(昨日の記事を参照)があります。これは次図を見ていただければ、納得されるでしょう。主な小波動のピークの(A,B,C,D,E)で、25日順位相関はどういう水準にあったのでしょうか。図のピンク色で塗りつぶしたところが、「25日順位相関が+80以上」のところです。


  1. (上図)ピーク(A)は初めて+80以上になった(a)と+80を下回った(a')の間にあります。
  2. (B)は(b-b')よりも先にピークとなりました。
  3. (C)は(c-c')の間んでピークとなったが、より高い(C')は(c')の後でした。
  4. (D)は(d-d')の間にあります。
  5. まだピークとなっていない(E)ですが、(e)で+80以上になって今日もなお+80以上です。まだ(e')の+80を下回る現象はでていません。
25日順位相関が+80以上になったから、ただちにピークになるのではありません。+80以上になって、+80を割り込む間にピークとなることが多いのです。(次図)NYダウを例にすれば、
  1. (a-a')の間にピーク(A)があり、
  2. (b-b')の間にピーク(B)がありましたが、より高い(B')は(b')の後にでました。それほどこの上昇相場が力強かったわけです。
  3. (c-c')の間に(C)がありますが、これはまだピークの表示はでていません。


このように25日順位相関が+80以上にある時期は、いつ小波動のピークとなるかを考える時期です。今日のTOPIXの25日順位相関は、なお+80以上の水準にあり、警戒が必要です。


(07. 1.15) TOPIX 1704(+19) 日経平均 17209円(+152) 19.0億株(2兆4627億円)



NYダウは12556ドル(+41)と続伸し、終値ベースでは連日の新高値(まだザラバでは新高値ではない)。

ナスダックは2502P(+17)と5連続高となって、連日の新高値。デンドラ24の上値メドを頭にして約2か月間高値でもみあったのちの「保合い放れ」です。

これは「保合い放れ」につかざるを得ませんが、今後の上昇の大きさは、さほどではないのではないか。たぶん2625Pは難しいのではないか。

米国のことはよくわからないながらいいますが、先日米国の某証券大手の昨年の社員の平均年収が7000万円だったとかの記事がありました。一社員が東証上企業のトップの年収と同じか、それ以上の収入を得ることができる相場環境がそう長く続くはずはありません。


TOPIXと日経平均とでは動きに違いがでていましたが、(A)TOPIXは結局、小波動のピークは出ず、今日は新高値となりました。

一方日経平均は反発したものの、新高値とはなれず。どちらが素直かといえば今は日経平均のほうでしょう。

その日経平均も今日はやや楽観人気に支配されました。いわく、@日銀の金利引き上げはすでに織り込んだ、A金利を0.25%上げたとしても、円相場には影響がない。

つまりは金利引き上げによっても景気は後退しないし、円高にもならない。という、気楽な判断をしています。本当にそうなのか。

日銀の政策決定会合のあと2〜3日後の相場を見ないと、今後の相場の判断はできないのではなかろうか。(金利引き上げの材料をを、株式相場は少し軽く見ている感じがします)


(07. 1.16) TOPIX 1703(-1) 日経平均 17202円(-7) 19.4億株(2兆4380億円)


米国市場は休場。

米国が休場のときは、当然に外国証券のオーダーも出にくいはずですが、今朝は売りが2920万株、買いが4550万株、差し引き1630万株の買い越しでした。この買い越し株数は今年になって最大のものです。

今日の外国証券のオーダーの多くが純粋の外国人投資家のオーダーとしてよいものかどうか。

外国証券オーダー倍率はよい指標であると思っていましたが、最近は日経平均に遅れているところを見ると、「見せ玉」に近い数字になりつつあるのではないか。 つまりは相場を有利に誘導するために、外国証券のオーダーがいじられているのではないかの疑問が出てきます。

ネット時代です。誰かが「なるほど」という現象を見つけて発表すれば、それが逆利用されて、その現象が起きても以前ほどには顕著な結果が現れになくなります。 昨年、パンローリングで「トレーディングシステム徹底比較」という本を買い求めました。(約20,000円)。これは、高名なチャーチストが発表した「投資の方法」(仕掛けと手仕舞いのルール)を使って、過去15年間にわたる「売買検証」をした本です。ほとんどが売買成績にかかる数字だけで構成されています。

読むとびっくりします。ほとんどの「投資の方法」は惨憺たるものです。あの高名なワイルダーでさえ、売買すればするほど損失が積みあがっている。奇跡的に利益を出しているのは「順張り」のトレードです。一方、「逆張り」のトレードは全部マイナス勘定になっています。

発表された当時の「逆張り」のトレードは、しばらくはよい成績を出しているのです。しかし発表されるとその効力は無くなり、かえってマイナスの成績しか出さなくなります。 トレードシステムは公表されたら「おしまい」なのです。


(07. 1.17) TOPIX 1706(+3) 日経平均 17261円(+58) 21.9億株(2兆5945億円)


NYダウは12585ドル(+26)と4連騰となって、ザラバでも新高値を更新。ナスダックは2497P(-5)と一服。

日銀は金利引き上げを見送るのではないかの報道がNHKを初めとして多くでました。1月の金利引き上げは見送られるようです。

金利引き上げをしないことはよいことですが、相場は意外な動きをしました。

金利引き上げがあれば、@銀行株は上昇し、A円相場は円高になり、B企業はマイナス材料と受け止めるのが正当です。

今日は金利引き上げは先延ばしとなったのだから、@銀行株は下落し、A円相場は下落し、B一般企業は上昇する。というはずでしたが、しかし前場の日経平均は17000円すれすれまで下落。

これは@の下落よりもABによる上昇のほうが大きいはずであるという考えとは違った動きでした。たぶん「金利引き上げはない」という材料に逆行したのは、この相場水準は利食い売りがでやすい。ちょっと警戒している水準であると思われます。 17200円どころは警戒水準かと見ていると、後場からは急伸し、前日よりプラスで終わりました。これはどういうことか。

今日の足は「高値圏での下ヒゲの長い足」です。下落した後の「下ヒゲ足」は買い物がでて戻したと評価できますが、高値圏での「下ヒゲ足」は、(買い戻されたにせよ)なぜ下落したのかを考えるべきです。

やはりこの水準(日経平均の17200円、TOPIXの1700P)はこの水準は割高であると判断している勢力が少なくないことを表わしています。私も連結PERが21.50倍以上になった現状では、株価の上昇の余地はほとんどないと思っています。


(07. 1.18) TOPIX 1715(+8) 日経平均 17370円(+109) 23.0億株(2兆8268億円)


NYダウはザラバ高値を更新したものの12577ドル(-5)と小幅安。ナスダックは2479P(-18)と続落。

両指数とも小波動のピーク・ボトムは切り上げてきているので、中勢的には特に問題はありません。当面はいつ小波動のピークを出すかを注目しているところです。

ナスダックは@新高値の、A陰線で、B昨日は順下がりの陰線。ここへC9日順位相関が+80以上なので、目下のところピークらしさの確率は4分です。

明日3連続の順下がり陰線になるようだと5分。 デンドラ24の上値メドは突破しましたが、この水準(2468P)を完全に下回るようだと6分となりますが、どうなるか。

日銀は金利は現状維持を決定。金利引き上げがないとほぼ決まった昨日に引き続いての上昇となりました。

TOPIXは4日連続でザラバ高値を更新。日経平均は今日、先の小波動のピークの17379円を更新する17408円(ザラバ)まで上昇し、終値でも高値を更新しました。

日経平均は(a)で小波動のピークを表示したので、図の(a→a')の下げはもっと大きいと判断していましたが、25日線で止まりました。

思い直すと、TOPIXは小波動のピークはでておらず、日経平均だけがピークを表示していました。TOPIXが新高値を更新した4日前に、日経平均の下降小波動(a→a')は終わったと判断すべきでした。

小波動が上昇波動のときはいつ小波動のピークを出すのか。小波動が下降波動のときは、いつ小波動のボトムを出すのか。を注目するのですが、今やTOPIX・日経平均ともに小波動は上昇波動にあります。いつピークとなるなおかを注目する時期です。

大きな目(中勢波動)で見れば、現在の株価水準は「高い」と思っています。東証1部の連結PERは昨日が21.61倍です(今日は21.70倍を超えたのではないか)。このことは今期の経常利益が少なくとも12〜13%の伸びるということを市場は考えているということでしょう(私のPERの基準による)。 来週25日ころから昨年10-12月期の決算が発表されます。はたして市場が思っているような通期の業績予想がでてくるのかどうか。

グラフからは、8月〜9月にかけて(B→b)と小波動はわずかな下落で終わりましたが、その後の上昇は(b'→B')と対して上昇しなかったという例があります。今回も(a→a'の下げは小さく、(a'→A)への上昇はたいしたことはないのではないか。という思いでいます。そう楽観できるような株価水準(連結PER)ではないと思っています。


(07. 1.19) TOPIX 1714(-0) 日経平均 17310円(-60) 18.9億株(2兆5495億円)


NYダウは12567ドル(-9)と小幅安。ナスダックは2443P(-36)と続落。

ナスダックは、3連続陰線(切り下がり)となったので、昨日いったように、@新高値の、A陰線で、B順下がりの陰線、C順下がりの3連続陰線、D9日順位相関が+80以上。となったので、ピークらしさの確率は5分になりました。

昨日は25日線の水準まで下落しているので、ここで反発するのかどうか。反発したとしても、その後25日線を下回ってくるようだと、75日線がすぐ近くにひかえています。75日線での攻防も予定しておかねばなりません。

米国の10-12月期業績はいまのところ予想を下回る数字がでているようです。米国株が下押す(25日線を割り込む)ようだと、国内株も大幅安を警戒する必要があります。

東京市場は小幅安。今日も先物が主導する。

TOPIXの25日順位相関は図のごときです。
  1. 順位相関が+80以上であった(a-a')の間で小波動のピークを出しましたが、このときは(A)で下窓を空けました。下落のスタートでした。しかし、この小波動の下げは小さかった。

    そのためか、順位相関が78.6のとき、再び小波動のピークをつけましたが、このときの下落のスタートは(A')の窓空け陰線でした。

  2. 順位相関が+80以上であった(b-b')の間で小波動のピークを出しましたが、このときも(B)の窓空け陰線が下落のスタートとなりました。

  3. 現在は順位相関は(c)から+80を超えており、今日も+80以上を持続しています。
まもなく小波動のピークとなるだろうと思っていますが、そのときは@新高値の陰線、あるいはA窓空け陰線が出て、下落のスタートになるのではないか。


(07. 1.22) TOPIX 1730(+16) 日経平均 17424円(+113) 20.2億株(2兆5658億円)


NYダウは12565ドル(-2)とわずかにマイナス。ナスダックは2451P(+8)と、25日線から反発するも、昨日の-36P安に比べるとわずかな反発でしかない。

東京市場は上昇。シカゴ日経先物が17430円であったことから、高く寄りついたが、17500円に接近したところから伸び悩む。

今は日経平均よりもTOPIXの動きのほうが活発ですが、そろそろTOPIXに警戒信号がでてきました。
  1. 新高値。(@ポイント)

  2. 9日順位相関が+80以上(Aポイント)、25順位相関が+80以上(Bポイント)

  3. 「逆張り」の条件表No.2が売りマークを出した。(Cポイント)
    今日はグラフは掲げないが、《デンドラ24》の上値メドの1731Pを突破した(Dポイント)

    ここまでで5ポイントが確定しており、今日で小波動のピークらしさは5分になったと思っています。今後は以下のことが現れることが予定されます。

  4. 25日投資マインド指数は83.8%になった。(85.0%以上になったらポイントが加算されEになる)

  5. 25日騰落レシオは118.9になった。(120.0%以上になったらポイントが加算されFになる)
10-12月期決算で通期の業績予想が上方修正されることを見越して、目下は株価が上昇しています。この水準はすでに今期の経常利益の伸び率が+10%以上になることを織り込んでいると思っていますが、はたして+10%の伸びになるのかどうか。そうならなければ大幅な調整があって当然です。

企業の不祥事(不二家、ゼネコンの談合、日興・丸善の不正経理、IXIの架空売り上げ計上から倒産)が相次いでいます。だいたいが経営が困ったことになっていることから不正な処理が生まれます。業績が好調な企業にはそのようなことはないと思いますが、監査法人のチェックが厳しくなったいま、今期の業績が企業が予定している数字が出せるかどうかはわかりません。(昔は決算の数字は会社が自在に作れた)


(07. 1.23) TOPIX 1730(+0) 日経平均 17408円(-15) 23.6億株(2兆6156億円)



NYダウは12477ドル(-88)と下げる。ナスダックも2431P(-20)と下落。証券会社のレーティングが引き下げられる企業が出たためとか。

NYダウは25日線まで下げ、ナスダックは25日線を割り込みました。25日線を割り込んだナスダックは75日線で止まるのかどうかが焦点です。

75日線を割り込むようだと、東京市場もそうは楽観しておられません。

東京市場は米国株安から、安く始まるが次第高となって、前日比では小幅な変化となりました。

次第高になったのは新日鉄の上昇が原因です。 新日鉄は昨年の大納会でつけた691円を上抜く上昇となりました。少なくとも1か月は新高値には出ないだろうと思っていましたが、意外なほどの買い急ぎとなりました。

今日の上昇によって、《デンドラ24》の8%波動は陽転し、上値メトは@720円、A776円、B851円、C864円となりました。


TOPIXの上昇は、ややオーバーシュート気味であると思っています。今日も逆張りの条件表No.2は売りマークを出しています。

TOPIX先物のグラフを右側の掲げましたが、先物も同じく売りマークがでています。

今日のところは、小波動のピークの確率は、昨日と同じ5分です。

昨日いったE25日投資マインド指数は83.1%で、85.0%以上にならず。F25日騰落レシオも115.0と少し低下して、120.0%以上にならず。



先物やオプションの取引をされているのであれば、小波動の確率が5分になっている現在は、TOPIXや日経平均を売ってみる価値があります。

《デンドラ24》によるTOPIXの上値メドは図のようになっています。下から順にいえば、
  1. 1670P(これは昨年に突破)
  2. 1731(昨日到達した)
  3. 1792P
  4. 1915P(これは当面のメドにならない)
です。だいたいのことをいえば、
  1. 下降トレンドにあるときは下から1番目のメドが限界。
  2. 上昇トレンドにあるときは下から2番目と3番目のメドが限界。
  3. 5年に1度級の大相場のときは最も上位の下から4番目のメドが限界。
といってよいかと思います。今は2番目か3番目のメドが対象になっています。私は1731Pの達成で十分であると思いますが、今は市場は楽観人気に支配されているので、オーバーランすることもあるかも知れません。


(07. 1.24) TOPIX 1738(+7) 日経平均 17507円(+98) 26.6億株(3兆1240億円)



原油が55.04ドル(+3.91)と急反発。エクソンを構成銘柄とするNYダウは12533ドル(+56)と上昇し、昨日の下落幅の約2/3を戻す。

一方石油メジャーが含まれないナスダックは、2431P(+0)と反発できず。

東京市場はNYダウの反発やシカゴ日経先物が17505円と高かったこと、また外国証券のオーダーが大幅買い越しとなったことから高く始まる。

しかし高寄りした後の動きは小幅で、日経平均の日中の値幅はわずかに55円でした。米国を手本にしてサヤ寄せするが、国内の立会いでは主体的な売買ができないというありさまです。

TOPIXはそろそろ小波動のピークを出すものと思っていますが、今のところ全部が「状況証拠」です。いわく、@順位相関の9日、25日が+80以上になった。A25日騰落レシオがどうの、B25日投資マインド指数がどうの、というのはすべて状況証拠です。

状況証拠が固まってきたとき、「これだ!」という決め手は、やはり「足型」です。

私はナントカのひとつ覚えのごとく、「新高値の陰線」が、決め手の第一歩であるということをいっています。ただしこれは「第一歩」であって、その後の下げを見て、ようやく下げ始めであることが確認できます。

上図で、「新高値の陰線」となったところは(a,c,d,e,f,h,i,j)があります。このすべてで小波動がピークになったわけではありません。

新高値の陰線の翌日に、@順下がりの陰線となる。A窓空けの陰線となる。B大陰線がでる。C直前の陽線を下回る。などの現象が出れば、決め手となります。 今日は「新高値の陰線」という段階ですから、明日掲げたことがでるのかどうか。出ればピークの可能性がより高くなります。

5401新日鉄のグラフも同じです。@新高値の陰線になった後(これは今日決まった)、A陰線で順下がりになる。Bその陰線は長大陰線で、直前の大陽線を下回る。と見れば、わかりやすいかと思います。今日は「新高値の陰線」の段階なので、その後の現象がでるのかどうかが注目です。

東京市場はナカナカ独自の動きをしません。図は日経先物の3分足です。この4日間の日中の値幅は、150円・170円・110円・60円と小幅です。

前日の終値と当日の始値のギャッフは、140円・60円・100円ありますが、これは大証の日経先物の取引が終わった後、その夜のシカゴ日経平均が変動した分の差です。

ギャップと日中に値幅はほぼ同じ幅ですから、@昨夜、シカゴ日経平均が決めた値段と、A当日大証で変化した日経先物の値段、はほぼ同じであるということは、シカゴ日経平均が大証の日中の値動きの半分を奪っているということです。日本独自の相場の判断は全体の値動きの半分しか影響を与えていません。


(07. 1.25) TOPIX 1729(-9) 日経平均 17458円(-49) 23.1億株(3兆 459億円)


原油は55.37ドル(+0.33)と続伸。つい先日は50ドル割れとなっていましたが、早くも10%の上昇です。商品相場の10%の変化は大きい。

NYダウは12621ドル(+87 )と続伸し、史上最高値を更新。ナスダックも2466P(+34)と大幅高となりましたが、まだアヤ戻しの限界である9日線の水準に戻ったに過ぎない。


東京市場はNYダウが新高値を奪回したことやシカゴ日経先物が17675円と高かったことから、昨年4月7日の高値(17563円)を上回る17604円で寄りつく。しかしその後は利食い売りに押されて次第に安くなる。(今日は東京市場独自の判断が出た)

結局は前日比マイナスとなり、足は「新高値の陰線」となりました。ただ今日の陰線の幅は、図の(a)(b)の陰線に比べるとまだ小さい。日経平均でいうと今日の陰線の幅は190円幅ですが、(a)は316円、(b)は352円ありました。 今日の新高値の陰線をもって、ただちに小波動のピークになったとはまだいえません。昨日いったように明日「順下がりの陰線」になるのかどうかが焦点になります。

定点観測9銘柄でも「新高値の陰線」を出した銘柄がでました。ちょうどよい機会であるので、これら銘柄の小波動のピーク近辺の足はどうであったのかを掲げます。


5401「新日鉄」の(a)は@新高値の陰線で、A翌日は順下がりの陰線。となってピークを出しました。

現在は(A)で@新高値の陰線となり、A今日は順下がりの陰線です。一昨日の陽線が大きいので、この陽線の半分を超えて下げれば、ピークらしさがより確かなもののなります。(陽線の安値以下になると完全)

7203「トヨタ」の(b)は@新高値の陰線で、A翌日は順下がりの陰線、B直前の陽線をほぼ「つつむ」。となってピークを出しました。

(B)は@新高値の陰線であり、A直前の陽線を「つつみ下げ」ています。だいたいは小波動のピークをだしたのではないか。

8411「みずほ」は(c)で@新高値の陰線、A翌日は順下がりの陰線。となってピークとなりました。今日は(C)の新高値に陰線に続き、A順下がりの陰線です。


8604「野村」は(d)で@新高値の陰線で、A翌日は順下がりの陰線となりましたが、(d)の日の陰線の値幅は10円、翌日の陰線幅も45円(終値比で2%)でしかなく(足のスケールは小型)、ピークとはなりませんでした。(一般銘柄だと3%の値幅はほしい)

(D)は新高値の陰線です。値幅は70円(終値比で2.95%)。わずかに値幅が短いので、明日大きな陰線で順下がりになるかを注目。

9984「ソフトバンク」は(e)で@新高値の陰線、A翌日は順下がりの陰線ですが、直前の陽線の半分を打ち消すには至らず。B3日目の大きな陰線を出し、陽線を打ち消してピークとなりました。

(e')も@新高値の陰線、A翌日は順下がりの陰線でしたが、直前の陽線を打ち消せず。結局陽線を打ち消すことなく(e'')へ向かって反発しました。

(e'')は@新高値の陰線、A翌日は順下がりの陰線ですが、直前の陽線の半分を打ち消すことはできず。現在の(E)まで上昇しました。

(E)は@新高値の陰線であり、値幅は150円(終値比5.9%)という大幅な陰線です。これ1本でピークを出した可能性は非常に高いと思います。

1812「鹿島」は(F)で@新高値の陰線、A翌日は順下がりの陰線で、ザラバで前の陽線を打ち消してピークとなりました。


(07. 1.26) TOPIX 1728(-1) 日経平均 17421円(-36) 19.5億株(2兆6573億円)



長期金利が上昇したのを嫌気して、NYダウは12502ドル(-119)と大幅下落。ナスダックも2434P(-32)と一昨日の上昇(+34)のほとんどを失う。

NYダウは25日線を下限として長期の上昇をしてきましたが、これは昨年8月(e)からのことです。

5月に(a)11670ドルの当時の高値を出した後、6月はじめには75日線を割り込み、(b)10698ドルまで約8.5%の大幅下落となりました。

その後(b→c→d)の間は75日線を上回れず、(e)から現在の強相場に変わりました。データを保存していないので、だいたいのことしか言えませんが、米国の10年物国債の金利が5.0%を超えていた時期が(a〜e)の期間に該当していたのではなかったか。

(e)あたりから5.0%を割り込み、昨年12月には4.5%まで下落していたと思います。金利に注目すると、(e→f)の株価上昇は10年国債の金利低下に連動しました。(金利が上がれば株価が下がる。金利が下がれば株価が上がる)

昨日の金利は4.879%に上がったということですから、(a→b)の株価下落の連想が生じたのも当然です。今後米国の長期金利がどうなるのかはわかりませんが、米国株価の下落のきっかけになることも頭の隅においておいたほうがよい。


東京市場は小幅下落。TOPIX・日経平均ともに陽線となったので、昨日いった「順下がりの陰線」にはなりませんでした。

買い意欲が強かったわけです。ただ昨日の陰線を上抜けるまでは、ピークらしさの確率は5分あるものと思います。


(07. 1.29) TOPIX 1733(+5) 日経平均 17470円(+48) 22.2億株(2兆8559億円)



米国長期金利(10年国債)は4.879%と変わらず。NYダウは12487ドル(-15)と小幅続落。

ナスダックも2435P(+1)とほぼ変わらず

昨日いった米国10年物国債の金利の推移をインターネットで探したところ、 みずほ総合研究所の「金融市場マンスリー」(2007年1月号)の3頁目に金利の推移のグラフが載っていました。

やはり5.00%を超えた昨年5月から8月初めは、株式市場にとって大きな逆風になっています。

昨年5月あるいは6月にかけて、株式市場は大幅安となりましたが、これは日本だけのことではなく、米国も英国もドイツも同じでしす。世界同時株安となりました。決して日本の日経平均やTOPIXだけが下げたわけではありません。

世界の金融・株式市場は連動しています。政策のまずさから日本だけが悪くなることはあっても、日本だけがよいという現象にはなりません。BRICsは別としても、欧州・米国・日本の株式市場は一蓮托生だと思ったほうがよい。

昨年5月の急落の元凶は金利の上昇でした。今回も米国発の金利上昇がでてくるのかどうか。非常に重要な注目点であると思います。


(07. 1.30) TOPIX 1731(-1) 日経平均 17490円(+19) 23.2億株(2兆9779億円)


米国長期金利(10年国債)は4.896%(+0.02)と上昇。

NYダウはザラバでは55ドルほど上昇していたものの、「行って来い」となって、12490ドル(+3 )とわずかに高い。

ナスダックも2441P(+5)と小幅高。

東京市場は10-12月期決算および通期の業績見通しが、いよいよ本格化してきました。

大発会の高値17379円から1月11日に日経平均は16758円まで約600円の調整をしましたが、その後は10-12月決算への期待感が強く、先週末1月25日にはザラバ高値が17617円となり、昨年4月7日のザラバ高値17563円を更新しました。

今年の安値16758円からは約860円(5.1%)の上昇です。今年の安値をつけた日の東証1部の連結予想は20.96倍でしたが、1月24日には22.03倍になりました。だいたい21倍→22倍へ約5%ほど買われたわけです。 つまり1月11日から25日への上昇過程(約2週間)で、5%分の増益が取り込まれたことになります。


まだ生じていないことを予想して、現在の株価に織り込むことで、株価が変化します。「わからない間」こそが株価が変動する時期です。

わかってしまえば、@その材料はすでに織り込んでいたのか、Aまだ織り込んでいなかったのかがすぐに判断され、瞬時に株価はあるべき水準に訂正されます。

材料(今の場合は決算)が明らかになると、だいたいは@材料出尽くしになります。Aまれに予想外のことがあれば、その日に急変化します。

今日立会い時間中に決算が発表された、主力銘柄のグラフを掲げます。
  1. 6758「ソニー」は通期で少し上方修正をしましたが、新高値の陰線でマイナス。
  2. 5401「新日鉄」は通期は据え置きました。同じく新高値の陰線でマイナス。
  3. 8053「住友商」も通期を据え置きましたが、陰線でマイナス。
  4. 3861「王子紙」は通期で下方修正をしましたが、逆に陽線でプラス。
上方修正したソニー、据え置いた新日鉄・住友商が下がり、下方修正した王子紙が上昇しています。決算が発表される(材料が明らかにされる)ことで、株価にインパクトが出るのは、注目されていなかった銘柄だけです。主力の銘柄のが材料が明らかになったとき、そのことはすでに予想していたことなので、逆に「材料出尽くし」となって下落することが多いのです。


(07. 1.31) TOPIX 1721(-9) 日経平均 17383円(-106) 21.2億株(2兆8794億円)


米国長期金利(10年国債)は4.875%(-0.02)とやや低下。原油は56.97ドル(+2.96)と大幅高。

NYダウは12523ドル(+32)と反発。ナスダックも2448P(+7)と小幅続伸。

米国は今夜のFOMCや10-12月GDP発表など重要なイベントがあります。今夜の米国株式市場がどう反応するかは非常に重要です。

東京市場は昨年4月の高値ゾーンを突破できずに反落。ただし、すかさず押し目買いがでて、一方的な売りにはならず。まだ今期業績に期待する向きが多いようです。

外国証券オーダー倍率のピークやボトムは日経平均に先行するものとして、昨年10月までは重宝していました。しかしその後は先行性を失い、今では逆に「遅行」するようになっています。

この原因は定かではありませんが、たぶん、
  1. 投資家の多くがオーダーに注目するようになったので、注文の操作が始まった(国内証券と外国証券の使い分けをしている)。

  2. 外国人投資家の影響力が昨年10月以降は低下している。
のどちらかであると思います。 そういうわけで外国証券オーダー倍率について、HPでは最近はあまりいわずにきていましたが、「先行性」に期待できずとも、その水準には意味があるのではないか。と思ってチェックしたところ、面白いことがわかりました。
  • グラフの下部の赤線はオーダー倍率が1.30倍(目盛りは130)、青線は0.75倍(目盛りは75)の水準です。
  • だいたい1.30倍を超えた時期に、日経平均はピークを出しています。図の(a,b)はピーク(A,B)に対応します。
  • また0.75倍以下になった時期に、日経平均はボトムを出しています。図の(x,y)はボトム(X,Y)に対応します。
最近のオーダー倍率は、一昨日から(1.27倍→1.35倍→今日が1.33倍)と1.30倍を超えてきているので、昨日からは警戒水準になっています。

2005年8月からのグラフを見ると、やはり(d-D)(f-F)(g-G)はオーダー倍率1.30倍以上と日経平均のピークは対応しています。

しかしオーダー倍率の1.30倍以上の(e)は、日経平均のピークには対応していません。逆に(E)は2006年1月のピークに向けてのスタートとなった時期でした。

ここで「オーダー倍率が1.30倍以上になったとき、株価は小波動のピークに近い」という現象が「そういうときばかりではない」と否定されているわけです。なぜ(e)ではそうならなかったのか?

外国証券オーダー倍率に注目したということは、「日経平均の変動は外国人投資家によって決定される」という因果関係を基礎にしています。しかし、いつでも相場は外国人がリードしているわけではありません。国内勢(とくに個人投資家)がリードする時期もあります。(E)はその時期でした。

これは2005年11月に何が買われたのかを思い出すとすぐに理解できます。11月初旬にはどういう銘柄が買われていたのか。例えば(e)の翌日の11月7日に買われた銘柄は「みずほ信」(351円→397円)で4.0億株、2位は「三菱自」(300円→337円)で3.9億株でした。

11月8日には銘柄が変わります。「住金」(421円→460円)5.3億株。「新日鉄」(424円→448円)3.9億株です。個人投資家の好きな低位かつ数量銘柄がこの時期のスターでした。外国人投資家は少し身を引き、個人投資家がリードした相場でした。(考えてみてください。みずほ信・三菱自・住金は前日比で10%の上昇をしています。新日鉄は5%の上昇をしています。1日で10%上昇する銘柄(それも大型株)が続出する時期は「まとも」ではありません)

こういうわけで(e)は外国人投資家はやや「冷めた状況」にあったと思われます。(e-E)でピークにならなかったのは、(E-F)にかけては主として個人投資家の熱狂買いによるものです。 投資家および相場が舞い上がってしまっては、理性的ではありません。

よって(e-E)は3年か5年に1度あるような例外であるとしてよいでしょう。決論は「外国証券オーダー倍率が1.30倍を超えたなら、ピークの状況証拠の1つである」としてよいのではないかと思います。


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