TOPIXをどう見たか・判断したか (06年12月)

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(06.12.1) TOPIX1604(+1) 日経平均 16321円(+47) 16.8億株(2兆2142億円)



米国株は動かず。NYダウは12221ドル(-4)とわずかに下げる。ナスダックも2431P(-0)と動かず。

アヤ戻しの限界である9日線にタッチするのが精一杯という昨日の動きでした。十字足になったのはこの水準が戻りの限界かあるいは新高値に伸びるかの分岐点であることを表明しています。

どちらかといえば、@8月15日に75日線を上抜いて以来73日間、25日線を割ることがないという強烈な上昇をしてきましたが、Aどうもこの過程でこの先のよいところは織り込んだ感じです。Bよっていったんは中勢波動の中心である75日線まで下げて、C新たな上昇を開始するのか、あるいはこれで中勢上昇波動が終わるのか、の確認ができればわかりやすい。


東京市場は上値つかえとなる。さすがにショートカバーは昨日で終わり、今日は、さらに上昇するのか、ひと調整するのかの思案の日となりました。

(A)TOPIXは中勢波動の基準である75日線にタッチし、目先の反動高を達成しました。

(B)日経平均は75日線・25日線をともに上回り、よい状況にありますが、25日線はまだ下降中です。25日線が横ばいあるいは上昇に転じるためには、この株価水準をあと4〜5日は維持せねばなりません。この水準(16300円台)を維持できるかどうかが来週の焦点です。


(06.12.4) TOPIX1607(+2) 日経平均 16303円(-18) 16.7億株(2兆2890億円)



米国株は小幅安。NYダウは12194ドル(-27)。ナスダックも2413P(-18)と下落。

東京市場は安寄りしたものの戻し、前日比較では小さな変化で終わる。

今週8日は12月先物・オプションのSQなので、まずは平穏な動きが続くわけはありません。明日・明後日は乱高下するのではないか。

どちらにブレが大きいかといえば、下げのほうではないか。@9日順位相関は+80まで上昇していること、A10月高値から11月安値への下げの半値戻しをしていること、BTOPIXは75日線まで戻って一応の達成感があること、C米国株はひと調整してよい位置にあること。が理由です。

とはいってもこれは8日までの話で、SQが明けたら再度の上昇があるのではないかと思っています。


ナスダックの上値メドを《デンドラ24》でみると右図のようになっています。最も高い上値メドは2464Pでしたが、これは11月22日の終値2465Pで達成しています。

《デンドラ24》の上値・下値メドは「所与のもの」ではありません。「所与のもの」とは、こうあるべしという目標値です。

例えば一目均衡表によるN値・V値・E値がそれです。あるいは「下げの倍返し(V値であるが)」とか「「半値戻し」とか、安値から1.618倍(高値から0.618倍)の水準(フィボナッチ)とかといったものです。これはこれで役立ちます。誰でもが簡単に予想できるから、その予測値に近い高値・安値がでることが多いのです。

《デンドラ24》のメドは、先に「こうあるべし」という結論があるわけではなく、過去の統計から求めています。すなわち、上昇波動・下降波動を各1000パターンに分類し、そのパターンが出たとき、その後の株価はどう変化したかの統計を取ってあります。

4つのメドがあります。@前波動基準の中位(確率50%)、A前波動基準の1/4位(確率75%)、B今波動基準の中位(確率50%)、C今波動基準の1/4位(確率75%)です。

上値メドを例にしたとき、どれが最も高いメドになるかは決まっていませんが、@よりAのほうが高く、BよりCのほうが高いことは確かです。この4つのメドが手がかりになります。だいたいの傾向をいえば、
  1. 上昇初期の上値メドは4つのうちの最も低い上値メドで上昇が終わることが多い。図の(A)がそれである。
  2. 2段目の上昇は下から2番目3番目で小波動のピークとなることが多い。 図の(B)がそれである。
  3. 3段目(多くは最後の上昇波動)の上昇は最も高いメドで小波動のピークとなることが多い。図の(C)がそれである。
となります。《デンドラ24》の4つのメドのうち、最高のメドを超えて株価が上昇することは75%はないと思っています。(5年に1度くらいある)。この5年に1度の確率は日ごろは株式投資に縁のない「にわか投資家」が株式市場になだれ込んできて引き起こすのが原因です。

いまの米国株(日本株もそうだが)の上昇は「にわか投資家」がアップさせたものではありませんから、(C)の2464Pの上値メドは軽んじてはなりません。過去のこの波動パターンでは、2464Pでピークとなった確率は75%あったのですから。ということは米国株式の上昇は一杯になっていると判断でき、これ以上の期待を持つべきではありません。現在上から3番目の上値メドである2268Pまでの下落を 考えておいたほうがよいのではなかろうか。


(06.12.5) TOPIX1598(-8) 日経平均 16265円(-37) 18.3億株(2兆4111億円)



米国株は反発。NYダウは12283ドル(+89)。ナスダックも2448P(+35)。

東京市場は米国高から高寄りしたものの、その後はジリ貧。 (A)(B)新高値の陰線となりました。

上にいくか下にいくか、このまま動かないのか、気迷い相場になっています。

定点観測9銘柄では、小波動の安値が切り下がっているものは、@鹿島、A住友鉱、Bソニー、Cトヨタ、Dみずほ、E野村、の6銘柄。

逆に切り上がっているのは、@新日鉄、ANTT、Bソフトバンクの3銘柄です。まあやや弱いというところです。

これが次第に強くなっていくのか、さらに弱くなっていくのかは、9銘柄の動向によりますが、《デンドラ24》の8%波動で、各銘柄のメドはどうであったのか、どのメドをクリアしたのかを見てみます。


「トヨタ」は(A)で上昇波動に転換したときの上値メドは、図のように@6138円、A6304円、B6470円、C7078円でした。

(A)6070円は最も下の6138円に届きませんでしたが、(B)6520円で下から3番目の6470円を上回りました。

その後波動パタンが変化し、@6470円、A6747円、B7078円、C7410円が上値メドになりました。(C)7150円で下から3番目の7078円を上回りましたが、(D)7370円では最も高いメド6410円には届かず。

最も上位のメドを突破するのは、昨日いったようによほどの大相場(5年に1度)の場合です。(D)の高値は、トヨタ株としては相当にがんばって上昇した結果でしょう。 しばらくは(D)への挑戦は難しい。


「みずほ」は(A)10100円では、@9553円、A9805円、B10224円、C10307円が上値メドでしたが、AとBの間でピークを打ちました。まあこれは通常の上昇ぶりで、次の上昇でBを取るかを見ておくところでした。

(a)8610円では下値メド(上からAB番目) の8683円を少し下回って、小波動のボトムとなりました。これも通常の動きです。

(a)からの上昇はどうかと見ると、上値メドは@9515円、A9688円、B9948円、C10726円でしたが、(B)9580円は@をクリアしただけで、その後下降波動に転じました。上昇力は強くなかった。

現在の下値メドは、@8404円、A7927円、B7736円、C7258円であり、(b)7910円はAに到達しています。通常であればAないしBに到達すれば、安値が出たとしてよいのですが、(B)で最低の@までしか上昇できなかったことを思えば、Bの7736円まで下げる可能性は十分にあります。

外需の代表のトヨタと内需の代表の「みずほ」を見ると、この先しばらくはそう強い相場になるとは思われません。かといって弱いとも思われない(@外国証券オーダー倍率は0.99倍とニュートラル、APERは20.33倍と高くはない、B新興市場が反発している)。結論は、日経平均でいえば、今年一杯は先の高値16901円と先の安値15615円の間で推移する「保合い」で終わるのではなかろうか。


(06.12.6) TOPIX1615(+16) 日経平均 16371円(+105) 16.5億株(2兆3500億円)



米国株は小幅続伸。NYダウは12331ドル(+47)。ナスダックは2452P(+3)。

東京市場は12月SQを控えて激しい攻防が繰り広げられるかと思っていましたが、今日は案外に平穏。

2時に10月の景気動向指数が発表され、まずまずの結果(先行指数が50%に復帰)であったので、次第高となりました。

(A)(B)昨日は「新高値の陰線」となりましたが、「今日は新高値の陽線」になり、小波動のピークらしさの確率は昨日の3分から2分に低下。

《デンドラ24》の8%波動による上値・下値メドを見ています。


「NTT」は(A)で上昇波動に転換したときの上値メドは@579円、A595円、B600円、C637円でした。

(A)585円は最も低い@579円に到達したが、下から2番目の595円には達せず。これは初めての上昇であるので、@に到達すればよしとせねばなりません。

その後波動パタンが変化し(B) では@600円、A637円、B653円、C726円が上値メドになりました。@の600円の水準に3度突っかけてから、(C)(640円)でAの637円に到達してピークを打ちました。

(c)(556円)では最も高い下値メドの561に到達して、当面の安値を出しました。その後反発をしていますが、最も低い上値メドの647円は、先のピークの640円よりも高いので、これは現実味がありません。558円から640円の保合い相場に入ったと判断できます。NTTに妙味はありません。


「ソフトバンク」は個人投資家に人気があります。つまり極端から極端に変化しやすい銘柄です。例えばく(A)では初動にもかかわらず、最も高い上値メドに到達し、これが小波動のピークとなりました。

次の下げ(a)は下から@番目とA番目の中間まで下落し、(B)では上からA番目とB番目の上値メドでピークを出しました。

(C)(2790円)は最も高い上値メドの2760円に到達し、小波動のピークとなりました。動きが一方的になりがちなので、上値メドは上から@かA番目、下値メドも下から@番目からA番目を考えておくほうがよい。

さて現在の(D)(2525円) ですが、すでに上からA番目の2461円を上回り、@の2675円を目指すのかどうかという位置にあります。戻り高値の(D)で「新高値の陰線」となっているので、今後(D)の安値2440円を下回るようだと、これで上値は終わり、(D)の高値2525円を上回れば、@の2675円を目指すと考えてよいでしょう。


(06.12.7) TOPIX1622(+7) 日経平均 16473円(+102) 15.6億株(2兆2625億円)



米国株は小幅安。NYダウは12309ドル(-22)。ナスダックは2445P(-6)。ともに新高値には出られず。

東京市場は明日8日の朝は12月限の先物・オプションのSQです。昨日の日経平均先物12月限の建玉は41.8万枚、3月限は19.5万枚でした。

41.8万枚の建玉が残っているというのは異常です。今日1日で41.8万枚のどれほどが手仕舞いされるのか、あるいはロールオーバーされるのかが市場の注目の第一でした。

ところが意外なことに、1日を通して日経先物はあまり動かず。今日の出来高は12月限が5.2万枚、3月限が4.0万枚という、これまた異常なことになりました。

例えば、6月8日は6月限SQの前日でしたが、この日の出来高は6月限(当限)が9.3万枚、9月限が11.4万枚とすでに9月限が売買の中心になっていました。同じく9月のSQの前日9月7日の出来高は、9月限(当限)が4.9万枚、12月限が5.4万枚とやはり12月限が売買の中心になっていました。

だいたいにおいて、SQの前日の建玉は当限より次の限月のほうが多くなり、出来高も次の限月のほうが大きくなるのが普通です。ところが今日の出来高は当限のほうが大きく、結果12月限(当限)の建玉は36.7万枚残っています。(3月限は21.4万枚)。

12月限の建玉36.7万枚のすべてが裁定取引によるものではないにせよ、この取り組みの厚さは異常です。明日のSQはかなりの波乱があるのではないか。(後学のためにも要注目です)


(A)(B)TOPIX・日経平均は「新高値の陽線」となったので、小波動のピークらしさの確率は2分と低いまま。

(C)外国証券オーダー倍率は1.10倍へ上昇し、この面からも不安はありません。

今期の予想が出はじめた6月以降の連結PERの推移を見ると図のようになります。(A→B→C)は18.16倍〜19.89倍(大雑把には18〜20倍)の動きでしたが、(D→E→F)は19.18倍〜20.76倍(大雑把には19〜21倍)になっています。

小波動のボトムの(A→C→F→e)の連結PERは、18.16→18.31→19.18→19.23倍と順次上昇しています。ということは、時間がたつにつれて業績予想はしだいに向上してきたということです。

私は現在の業績予想からは、中心は18〜19倍で、上下1倍のプラスマイナス(17〜20倍)は許容範囲(起こって当然)であり、上下2倍のプラスマイナス(16〜21倍)になると行き過ぎであると思っています。この基準からは現時点では20.0倍は通常の範囲内だが、21.0倍になると楽観人気であると判断します。昨日の連結PERは20.41倍であるので、あと3%ほど日経平均(TOPIX)が上昇したら警戒すべきであると思います。日経平均は16862円、TOPIXは1663Pがその水準です。(もう少しあります)


(06.12.8) TOPIX1616(-6) 日経平均 16417円(-55) 23.9億株(3兆4559億円)



NYダウは12278ドル(-30)、ナスダックは2427P(-18)と続落。

東京市場は12月限の先物・オプションのSQでした。昨日の日経平均は16473円、日経先物は16480円でした。

36.7万枚残っている建玉がどのような株価変動を引き起こして決済されるのかが見ものでしたが、SQ値(清算値)は16291円でした。

現物からは184円、先物からは189円安い値段で決済されたわけです。225銘柄は、1銘柄につき30〜40万株の売りがでたといます。結構大きな株価変動の要因になることがわかり、今後の参考になりました。

(A)(B)SQが通過して大きな動きはなし、2:00に11月の機械受注が発表され、瞬間の変動はありましたが、上下100円幅の小動きでしかなかった。


今の上昇相場をリードしている「新日鉄」の上値メドを《デンドラ24》で見てみます。

ここまでに(A)(B)の小波動のピークがありますが、この銘柄は上値メドの1番上と2番目との間でピークを出しています。

(A)460円のときの上値メドは@471円、A452円でしたが、この中間でピークとなりました。

(B )513円のときの上値メドは@532円、A486円でしたが、やはりこの中間でピークとなりました。

現在の上値メドを見ると、@630円、A579円、B565円、C532円です。すでにC532円はクリアしています。これまで@とAの中間でピークを打っているということをふまえると、@とAの中間の605円くらいがメドか。


目標値のとりかたはいくつもあります。

@は(A)安値370円を1.618倍(黄金比・フィボナッチ)したもの。370×1.618=599円が上値メドです。なぜ1.618倍するのが正しいのか。例えば(D)や(F)のメドはどうして求めればよいのかの解決にはなりませんが、ともかく現在では599円という株価を意識している投資家があることは確かです。(そういうことを紹介する本があるから)

AとBは一目均衡表によるメドです。Aは安値(A)370円→(D)460円への高値への上昇幅90円と同じだけの幅を、(D)を起点にして上昇したら、とするのが「E値上値」です。この場合は(A=460円+(460-370円)=)550円が次の上値メドになります。この例では(F)では到達せず、今日の高値(550円)で到達しました。

(A)の安値は誰でも特定できます。(A)は75日線を下回ってから最も安い株価です。(D)は初めて75日線を上回り、(E)が75日線でとまったので、(A→D)が1つの上昇波動であることがわかります。この上昇幅を重視したのが550円の上値メドです。

Bは(A→F)の上昇を1つのものとして捕らえ、(A)370円→(F)513円の上昇幅(143円)と同じ幅の上昇をしたらどうかというものです。起点を(F)に置けば、(F)513円+143円=656円が上値メド(E値上値)となります。起点を(F')に置けば、(F')462円+143円=605円が上値メド(N値上値)となります。

目標値というものは、チャート的なものから導き出されるばかりではありません。企業利益(PER)から、あるいは純資産(PBR)からのメドもあります。およそ「株式投資」は、@自分のメドを持って、A仕掛け、Bメドにいきそうかそうではないかの判断をし、C決済する。という行為です。@のメドを持たずして(あるいはメドを決定できずして)、A仕掛けることができるはずはないのです。

で、結果としては投資家の数ほど異なるメドがあることになります。しかし株価は多くが思っているメド(これは途中でどんどん変化していくので、仕掛けたときのメドとは大きく違うことになるのだが)に収斂していきます。 その当時に多くの投資家が思っているメドに到達します。


多くの投資家が何を思っているのかはグラフに現れます。そして多くの投資家は難しいことは考えているわけではありません。たいていが、@証券会社(調査機関)がいう目標値、A簡単なチャート上のメド、を仕掛けるときの目標値とします。

たぶん簡単でよく当てはまるメドは、「75日線から+15%または-15%ほどカイリしたとき」でしょう。

右図の(A)370円は75日線からのカイリ率が-15%ドンピシャリの日です。(F)513円の+15%カイリの株価は512円でした。これまたぴったり。

さてこんど現れるであろう(H)の高値は、現在のところ568円になっていますが、このメドは明日以降変化します。(568円以上ということは確か)

メドの算出方法はいくらでもあります。@ABは「こうあるべし」という姿勢からのもの、Cは株価の変化に身をまかすものです。《デンドラ》は過去の統計によるものです、どれが正しいのかは過ぎて見ねばわかりませんが、少なくとも「小波動のピーク(ボトム)」のメドを知るには《デンドラ》が最もすぐれていると思っています。


(06.12.11) TOPIX1627(+11) 日経平均 16527円(+110) 16.9億株(2兆1840億円)



NYダウは12307ドル(+29)、ナスダックは2427P(+9)と小反発。

東京市場は小高く始まる。ただし1日の値幅は140円弱で小さい。

現状のTOPIX・日経平均は、戻りの新高値を順調に更新しているし、過熱した動きもでていないので、小波動のピークらしさを考えるのはまだ早いと思います。

@新高値、A9日順位相関が+80以上、B(C)TOPIXは逆張りの売りマークが出だした。というところで、TOPIXは3分、日経平均は2分の確率でしかありません。


ピークらしさの確率がより大きくなるには、
    C新高値の陰線になる。
    D(D)25日投資マインド指数が85以上になる(現在は78.2)。
    E25日騰落レシオが120以上になる(現在は95.5)。
    Fデンドラ24の上値メドに到達する。
といった現象がでるはずですが、これらはまだ出ていません。

デンドラ24による最も低いメトは、TOPIXが@1670P、日経平均が@16669円 、A16983円、です。

日経平均の@のメドの16669円は、前回のピークからの下落が始まったときに「窓空け陰線」になりましたが、初めの陰線の終値と同じです。 16669円のメドまで上昇したなら、「陰線の窓」を埋めることになります。そうなればいったんは反落したとしても、前回の高値16901円を上回る可能性が高くなります。ということはAのメドの16983円に到達することもありえます。

ただしそのときは、上記のCDEが満足されるでしょうから、ピークらしさの確率はどんどん増大し、小波動のピークが出ることになります。


(06.12.12) TOPIX1636(+8) 日経平均 16637円(+109) 18.3億株(2兆3615億円)



NYダウは12328ドル(+20)、ナスダックは2442P(+5)と小幅続伸するも、新高値に出ることができず。

東京市場は小高く始まる。ただし1日の値幅は100円と昨日と同じ経過。

TOPIX・日経平均は、戻りの新高値を順調に更新しています。TOPIXは昨日逆張りの売りマークを出していましたが今日は消えました。TOPIX・日経平均は当分逆張りの売りマークは出ません。(それほど順調に、過熱することなく上昇をしている)

現在の小波動のピークらしさの確率は、TOPIXが2分、日経平均が3分(日経平均はデンドラの一番下のメドに到達した)というところです。

書くべきこともないので、過去に紹介した条件表の検証をします。次の条件表は《Qエンジン24》をバージョンアップしたときにオートマを使って設定したNo.12「逆張りの買い(QENo.122)」です。(2005年7月6日の記事では条件表の設定例のNo.57 逆張りの買い(QE)に収めてあります)

この条件表は今から約1年半前に設定したものですが、現在も通用するのかどうか。



今回の売買ルールは
  1. 買いマークが出たら、翌日の始値で仕掛ける。
  2. 時間切れは30日間。
  3. 30日のうちで、ザラバで+15%の利益がでたら利食いする。
  4. 30日のうちで、ザラバで- 15%の損失がでたら損切りする。
+15%の利益を30日以内に確保できるか、あるいは失敗するか、というシンプルな売買ルールです。

《Qエンジン24》を使って、東証1部の銘柄について、2005年6月27日(条件表を設定した日の翌日)〜2006年12月12日までの363日間の検証をすると、右図のようになりました。

  1. トレード数は472件あり
  2. 平均利益率は10.26%
  3. 勝率は84.8%
  4. プロフィット・ファクターは6.02倍

    内訳をみると、

  5. +15%の利食いが356件(全体の75.4%)
  6. 30日経過して手仕舞いしたのが61件(全体の12.9%)
  7. -15%の損切りが55件(全体の11.7%)
というすばらしい成績になっています。


勝率84.8%というのは、10回仕掛けで8回ないし9回は利食いできたというものです。条件表を設定した後にこういう成績を出すのはたいしたものです。

しかし勝率84%というのは、いつどの時期に買いをしても10中8〜9の利益がでるということを意味しません。右は、この条件表が買いマークをだした「売買時期」の表です。(A)の2006年2月に延べ241個の買いマークを出し、215回は利益を出していますが、241個の買いマークはこの1年半の全買いマークのうち51.1%を占めています。買いマークの半数は2006年2月に出ています。

むろん、2月に集中して買いマークがでたということは、2月は絶好の買いのチャンスであったことを、この条件表は強烈に訴えたわけで、それは非常に正しいことでした。

ついで(B)2006年6月に延べ105個の買いマークを出し、(C)2006年7月に64個の買いマークを出しています。この3つの時期で、勝率や利益を稼いでいます。この3月間の買いマークの個数は1年6か月の全個数の約87%になります。


今年の買いのチャンスは2月・6月・7月でした。このタイミングはNo.12の条件表が的確に訴えていたのですが、実際の売買ではNo.12の条件表のとおりにできません。2月中に241個の買いマークが出ても、買いマークがでたすべての銘柄を買うことはできないからです。

売買マークがでたときに、1銘柄だけ買い、決済するまではほかの銘柄に買いマークがでても買わないとするならば、右図のようになります。

右図は日経225銘柄に絞って、売買したものですが、(a)で買い→利食い、(b)で買い→手利食い、(c)で買い→手利食い、(d)で買い→損切り、(e)で買い→損切り、(f)で買い→利食い。となります。この1年半で6回仕掛け、4回が+15%の利食い、2回が-15%の損切りになります。

6回の売買の結果、@+15%の利食いが4回、A-15%の損切りが2回、Bしたがって勝率は66.7%で、C平均利益率は+5%、Dプロフィット・ファクターは2.0倍となります。

もし2銘柄の買いマークに対応できる資金があればどうなるか。 (a)で買い→利食い、(b)で買い→手利食い、(c)で買い→手利食い、(C)で買い→手利食い、(d)で買い→損切りし、(e)で買い→損切り、(f)で買い→利食い、(F)で買い→利食い 。となります。この1年半で8回仕掛け、6回が+15%の利食い、2回が-15%の損切りになります。

8回の売買の結果、@+15%の利食いが6回、A-15%の損切りが2回、Bしたがって勝率は75%で、C平均利益率は+7.5%、Dプロフィット・ファクターは3.0倍となります。

どうでしょうか。2月・6月・7月に手をすかせていた投資家は、勝率・PFともに大きなチャンスを得ましたが、2月・6月・7月に買い建て玉を維持していて、新規に買うことができなかった投資家は、この絶好のチャンスを捉えることはできていません。

買った建て玉はいつまでもダラダラと持たないこと。上昇の見込みがなければ現金に替えておいて、次のチャンスに乗じること。わずかの利益を思って建て玉はしないこと。いくらチャンスであると思っても買う資金がなければ、何んにもなりません。


(06.12.13) TOPIX1639(+2) 日経平均 16692円(+55) 16.1億株(2兆2185億円)



NYダウは12315ドル(-12)、ナスダックは2431P(-11)と小反落。11月22日の高値をなかなか上抜けることができない。

東京市場は続伸。今日も1日の値幅は100円ほどで、日中の上昇力は強くはないが、それはまだ楽観していない証拠です。さらに上昇する余地があるのではないか。

今のところ、(A)(B)日経平均が小波動のピークを出す確率は3分ほどでしかありません。

わずかに気になるのは(C)外国証券オーダー倍率が1.11倍へと低下してきたことですが、これも1.0倍を割り込むまでは、そう気にしなくてよいのではないか。


今、注目しているのは、いつ市場が楽観人気に変わるのかです。楽観人気になったという現象は、

@大陽線になる

A25日投資マインド指数が85以上になる(今日は82.9まで上昇した)

B25日騰落レシオが120以上になる(今日は101.4とまだ低い)

C逆張りの売りマークがでる(当分は出ることはない)

Dデンドラ24の上値メドに達した(日経平均は最も低いメドをクリアしたが、TOPIXはまだクリアしていない)

E東証1部の今期の予想連結PERが21倍になったら行き過ぎ。

というところに現れます。今のところはピークらしさの兆候は出ていませんが、今週中にその兆候がバラバラとでる可能性があります。

「お知らせ」にいってありますが、今年12月30日で、古いソフトから「カナル24・シリーズ」へのバージョンアップはできなくなります。 今後残っていくのは24シリーズです。《カナル2》《デンドラ》《Qエンジン》といった「24」がつかないバージョンは消滅します。年末に古いものはすべて抹消・廃棄する予定ですので、24シリーズに移行したいユーザーは年内にバージョンアップして下さい。


(06.12.14) TOPIX1651(+12) 日経平均 16829円(+136) 15.1億株(2兆1173億円)



NYダウは12317ドル(+1)、ナスダックは2432P(+0)と動けず。

東京市場は続伸。今日も1日の値幅は115円ほどで、日中の上昇力は強くはないが毎日少しずつ上昇しているので、なかなか過熱感がでません。それだけ上昇が長持ちしています。

(A)(B)(C)は昨日と同じ。小波動のピークらしさの確率はTOPIXが2分、日経平均が3分。

昨日も書きましたが、今後のピークらしさのポイントは次のことにかかっています。
  1. 新高値の陰線がでる(今日は陽線)
  2. 25日投資マインド指数が85以上になる(今日は84.8まで上昇した)
  3. 25日騰落レシオが120以上になる(今日は109.3とまだ低い)
  4. デンドラ24の上値メドに達した(日経平均は今日波動パタンが変化し、最も低い上値メドは16983円になった。TOPIXは1670Pのまま変わらず)
  5. 東証1部の今期の予想連結PERが21倍になる(昨日は20.73倍であるので、今日は20.80倍以上になったはず)


東証1部の連結PERは昨日は20.73倍でした。何度もいってきましたが、PERの目安は、
  1. 増益率が0以下なら15倍
  2. 増益率が微増なら16倍
  3. 増益率が+5%%程度なら17倍
  4. 増益率が+10%程度なら18倍
  5. 増益率が+15%以上なら20倍
  6. 増益率が+20%以上なら22倍
を基準にしています。大和総研の予想では、経常利益の伸び率は、2006年度が+9.2%、2007年度が+8.0%です。2006年度も4月から12月まで9か月が経過し、あと3か月を残すばかりになりました。この時期は2007年度の業績が徐々に織り込まれていきます。

上記のPERのメトを元にすると、2006年度は+9.2%であるので、妥当PERは18.0倍よりやや小さい17.9倍くらいです。しかしここに2007年の+8.0%の伸び率が織り込まれていくならば、19.3倍くらいまで買われてよいことになります。

19.3倍を中心にしてプラスマイナス1は通常の株価の動きですから、下限は18.3倍、上限は20.3倍のあいだは特に問題になりません。楽観人気あるいは悲観人気になったと判断するのは、プラスマイナス2の下限は17.3倍、上限は21.3倍でしょう。21.0倍になったら相当に警戒したほうがよいのではないか。

PERが21.0倍まで買われたときの日経平均の水準は16990円になります。デンドラ24の上値メドとほぼ同じ水準です。


(06.12.15) TOPIX1657(+5) 日経平均 16914円(+85) 16.5億株(2兆3126億円)



NYダウは12416ドル(+99)と大幅高。ナスダックも2453P(+21)と上昇。

《デンドラ24》によるNYダウの上値メドは、下から順に、@11508ドル、A11920ドル、B12242ドル、C12565ドルです。このメドは8月3日以来変わっていません。

上値メドは9月に@を、10月にAを、11月にBをクリアし、いまや残すのはCの12565ドルだけです。昨日のザラバ高値は12431ドルであり、あと134ドルのところまで上昇しました。

株価指数で、最も高い上値メドに到達したり、これを上回ることは5年に1度級の大相場のときです。NYダウは史上最高値を更新中であるので、Cのメドを目指すのも当然か。

ナスダックの最も高い上値メドは06年12月4日にいったように2468Pでしたが、これは11月24日にザラバ高値が2468Pをつけて、最高の上値メドに達しています。


東京市場は今日も続伸。小波動のピークらしさの確率が増加してきました。
  1. 今日は新高値の陰線となった。(陰線ではあるが短線なので、今日の「十字足」とあわせて、2ポイント。
  2. 9日順位相関は+80以上になっている。(計3ポイント)
  3. 25日投資マインド指数が85.7まで上昇した。(計4ポイント)
  4. 連結PERは、昨日は20.90倍だったので、今日は21.0倍を超えたはず。(計5ポイント)
今日までのところは小波動のピークらしさは5分の確率です。


さらに月曜日には次のことが起こり得ます。
  1. 25日順位相関が+80以上になる(今日のTOPIXは78.5、日経平均は75.5)(計6ポイント)
  2. デンドラ24の上値メドに達しそう。(TOPIXは1670P、日経平均は16983円)(計7ポイント)
月曜日はピークらしさの確率が5分(50%)を超える日になりそうです。


(06.12.18) TOPIX1665(+7) 日経平均 16962円(+47) 16.0億株(2兆1240億円)



NYダウは12445ドル(+28)と続伸し、デンドラの上値メドまであと80ドル。

ナスダックも2457P(+3)と小幅続伸し、先のザラバ高値2468P(デンドラの上値メド)を少し上抜く2470Pまで上昇。

東京市場は、ボリューム不足ながら今日も小幅続伸。TOPIXの小波動のピークらしさの確率は、
  1. 新高値。(1ポイント)
  2. 9日順位相関は+80以上。(計2ポイント)
    25日順位相関は+80以上。(計3ポイント)
  3. 25日投資マインド指数は昨日は85以上だった(今日は84.7)(計4ポイント)
  4. 連結PERは、昨日は20.97倍だったので、今日は21.0倍を超えたはず。(計5ポイント)
  5. TOPIXの上値メドは1670Pですが、今日のザラバ高値は1668Pと少し足りず。


日経平均の小波動のピークらしさの確率は、
  1. 新高値の陰線となった。(1ポイント。陰線でhあるが小幅すぎる)
  2. 9日順位相関は+80以上。(計2ポイント)
    25日順位相関は+80以上。(計3ポイント)
  3. 25日投資マインド指数は昨日は85以上だった(今日は84.7)(計4ポイント)
  4. 連結PERは、昨日は20.97倍だったので、今日は21.0倍を超えたはず。(計5ポイント)
  5. デンドラの上値メド16983円を今日のザラバ高値16993円で達成した。(計6ポイント)
TOPIXは、11月にザラバ・終値ともにその前の安値を割り込み、安値の切り下がりとなっていましたが、終値ベースでは先の小波動の高値を上回ったので、高値は切り下がらず。上昇トレンドが持続しているとはいえなくとも、少なくとも中勢波動が下降トレンドにならなかったことを表現しました。

日経平均は11月の安値は小波動のボトムを切り下げていなかったし、今回は小波動のピークを切り上げたので、中勢波動の上昇トレンドは持続しています。

今いっている小波動のピークらしさとは、これから始まるであろう、この上昇小波動に対する調整が始まるのは、今日か明日か?ということであって、6月14日をボトムにした開始した中勢波動のピークがどうのといっているわけではありません。

ただ小波動の調整とはいえ、いったん調整に入ったならば、@今回の上昇は75日線の下、A200日線の下、から出発しているので、75日線あるいは200日線近くまでの反落があるのではないか。と思います。


(06.12.19) TOPIX1645(-19) 日経平均 16776円(-185) 17.1億株(2兆2792億円)



NYダウは12441ドル(-4)と小幅安。しかし2日連続して上ヒゲを出したのは、上値に売り圧力があるということです。

昨日は@新高値の、A陰線で、B上ヒゲ(ただし短線であるので、2ポイントほどか)となりました。、明日順下がりの陰線になれば、調整にはいるのではなかろうか。

ナスダックは2435P(-21)と下落し、25日線を少し下回る。2日続けてザラバ高値2470Pを出しているし、デンドラの上値メドの2468Pを達成していることもあるので、このまま調整入りしてもおかしくない。


東京市場はようやく下落。(A)TOPIXの小波動のピークらしさの確率は、昨日で5分でしたが、今日は順下がりの陰線となったので、6分へアップ。

(B)日経平均の小波動のピークらしさの確率は、昨日は6分でしたが、同じく順下がり陰線となったので7分へアップ。

まだピークから220円ほどしか下げていないので、切り返す可能性はありますが、明日9日線を割り込むとなると、75日線近くまでの調整があるのではなかろうか。

(C)外国証券オーダー倍率は、これまでは小波動のピーク・ボトムに1〜2日先行、悪くとも同時で推移してきましたが、前回のピーク(m)では倍率は2日遅れてピークをつけ、小波動のボトム(n)でも倍率のボトムは1日遅れました。

これまでは、外国証券のオーダーが「原因」であり、日経平均が「結果」であると思ってよかったのですが、最近はこの因果関係は崩れています。これは@外国証券のオーダーの出方を大多数の投資家が注目するようになったので、A外国証券のオーダーが、株数(売買代金ではない)であることから、どうも注文の数字が操作されているのではないか。という疑念があります。 しばらくは、外国証券オーダー倍率はあてにしないことにしました。


今回の上昇小波動を引っ張ったのは新日鉄ですから、新日鉄の動きは小波動がピークを出したのかどうかの有力な判断材料です。

今日は@新高値の、A陰線で、B上ヒゲとなりました。TOPIX・日経平均のように順位相関を手がかりにすれば、C9日順位相関は+80以上で、D25日順位相関も+80以上です。

デンドラの上値メドは、1番高いのが630円で、E2番目が579円。2日続けて2番目のメドをクリアしたので、ピークらしさの確率は6分になったと思われます。

これまでは新日鉄が強く上昇したときで、2番目はクリアするが、1番目にはとどかない。という例であったので、今回のピークは、1番目と2番目の中間の605円あたりをメドにしていますが、605円にならないとピークを打たないということではありません。明日、順下がりの陰線となれば、2番目の579円を到達したことでピークをだしてもよいし、明日反発すれば605円があるのかな、という判断でよいと思います。


(06.12.20) TOPIX1667(+21) 日経平均 17011円(+234) 18.9億株(2兆4524億円)



NYダウは12471ドル(+30)と反発して新高値。

しかしこの3日間のザラバ高値は12486ドル→12490ドル→12491ドル、と新高値を更新してはいるがわずかな伸びでしかありません。やはり上値には相当な警戒感があるようです。

ナスダックは2429P(-6)と続落。25 日線を完全に割り込みました。

《デンドラ24》による上値メドを「登録数値」に登録しました。今後グラフを描くと、図のように上値メドが表示されます。NYダウは12565ドル、ナスダックは2468Pです。


東京市場は反発し、日経平均は戻りの新高値を更新し。TOPIXはザラバの戻り高値を更新できず。

TOPIXの小波動のピークらしさの確率は、昨日の6分から変わらず。(新高値を更新したわけではないので)

日経平均の小波動のピークらしさの確率は、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上、Cデンドラのメド(16983円)をクリア、D投資マインド指数が85以上をつけた(今日は80.5へ低下)

E昨日は東証1部の連結PERは20.79倍へ低下しましたが、たぶん今日は再び21.0倍を超えたと思われるので、確率は6分でしょう。

日経平均の今日の陽線は、75日線を超えて以降で最も大きな陽線(高値17050円・安値16829円)となりました。今後、今日の陽線を下回ると、小波動のピーク打ちが確認できます。


トヨタの《デンドラ24》の8%波動による最も高い上値メドは7410円でしたが、今日は7550円まで上昇。

最も上位のメドを上抜いたときは、《デンドラ24》による上値メドは無くなります。そのときにとる方法は2つあります。

1つは10%波動あるいは12%波動による上値メドにシフトさせることです。例えば10%波動を採用すると、上値メドは@8074円、A7631円があります。12%波動を採用すると@8627円、A8129円、B7521円があります。

もうひとつの方法は、8%波動ではメドがなくなったのであるから、予想は不可能として、8%波動が転換(株価(終値)のピークから8%の下落があるまでは、株価について行く。というやりかたです。

10%波動のメドに切り替えて、これが突破されれば、次は12%波動のメドを採用するとしてもよいのですが、これは株価の上昇に合わせて上値メドを変更することになり、上値メドが恣意的になります。

多くの銘柄がメドを突破し、8%波動ではどの銘柄も説明がつかない。という相場になったときは、そうするのがよいのですが、現在のところ最も上位のメドを突破したのはトヨタだけです。こういうときは10%波動にシフトするよりも、2つめの方法の「8%波動からは、これ以上の株価は予想できない→株価が8%の反落するまではメドは凍結する」とするほうがよいと思っています。


(06.12.21) TOPIX1671(+4) 日経平均 17047円(+36) 20.7億株(2兆4608億円)



NYダウはザラバで12498ドルと新高値を更新したものの、終値は12463ドル(-7)と反落。

東京市場は小幅続伸し、日経平均・TOPIXともに戻り高値を更新する。

TOPIXの小波動のピークらしさの確率は、@新高値、A9日順位相関が+80以上、B25日順位相関が+80以上、Cデンドラの上値メド(1670P)をクリア、D投資マインド指数が85以上をつけた(今日は77.7へ低下)、E連結PERが21.08倍と21倍以上になった。のポイントから6分。

日経平均の小波動のピークらしさの確率は、TOPIXと同じポイントで6分。


TOPIXの小波動は珍しいことになりました。小波動のボトムは(A→B→C)と切り上がり、ピークも(a→b→c)と切り上がって、(c)までは順調な上昇トレンドでした。

小さな波乱は(c→D)の下げで起こりました。ボトム(C→D)は切り下がりました。ボトムは「切り下がり」、ピークは「切り上がり」となったので、トレンドは上昇中なのか下降に入ったのかは単純には決められなくなりました。

ただ(C→c)の上昇波動は小さく、(B→c)の上昇がメインであるとするならば、(B→D)はなお切り上がっているので、(D)の時点では(C→D)の切り下がりはそう重たく受け止めることはありません。

ところがボトムは(D→E)と切り下がった。(D→d)の上昇波動は大きなものです、この大きな波動のボトムである(D)を(E)で切り下げたのだから、重く受け止めるべきです。

下降トレンド入りは、@ピークが切り下がり、Aボトムが切り下がる。の2つの現象で確定しますが、(D→E)の切り下がりは、ピークの切り下がりを待つまでもなく、6分かたは下降トレンドに転換したかに思われました。しかしそうではなかった。 今日はピーク(d)を上回りました。これによってピークの切り下がりはないことが決まりました。

ピーク(c)からは、ピークもボトムも切り下がる(下降トレンド入り)という現象はでていません。ピークが(c→d→e)と切り上がり、ボトムが(C→D→E)と切り下がる。つまりは小波動の大きさは(C→c)(D→d)(E→e)と順次大きくなってきたわけです。小波動は「拡散(拡大)」しています。

この後の小波動はどのようになるのでしょうか。(e)から一気に(E)を下抜く下げがあるとは考えられません。それは(c→D)(d→E)の下げよりも難しいことです。ならば(e)から下落しても(E)より上で止まるまずで、おそらくは75日線または200日線あたりまでの調整で終わるのではなかろうか。


(06.12.22) TOPIX1672(+0) 日経平均 17104円(+57) 17.1億株(2兆 848億円)



NYダウは小幅ながら続落して12421ドル(-42)。ナスダックは4連続安の2415P(-11)となって、完全に25日線を割り込んでいます。

もっとも25日線は昨日終値から23P高いところにあるだけであるので、ワンチャンスでこれを上抜くことはできます。

東京市場は今日も小幅続伸。日経平均・TOPIXともに終値ベースでは戻り高値を更新するが、ザラバ高値では更新できず。

TOPIX・日経平均の小波動のピークらしさの確率は、6分で昨日と変わらず。

今日は別のことから「ピークらしさ」を見てみます。図は25日順位相関(紺色)が+80を超えて、何日目にピークがでたかを示しています。初めて+80以上になった(イ)から小波動のピークの(a)は5日目でした。((a')は14日目)

(B→b)の上昇波動では、(ロ)から小波動のピークの(b)は6日目でした。現在の(C→c)の波動では、+80以上になった (ハ)から今日で5日目です。時間からもそろそろピークではないか、と思われます。


次は25日投資マインド指数です。これは東証1部(約1710銘柄)のうち、25日平均線より株価が上位にある銘柄が何%あるかを指数にしたものです。

私は15%以下なら悲観のしすぎ、85%以上なら楽観のしすぎであると判断しています。

(A→a)の上昇では(イ)で85%以上になり、楽観人気であると判断できました。最も株価が高かった(a')のときには70%まで低下していました。指数が最も高かった(89.9%)日から10日目が(a')でした。

(B→b)の上昇は、(A→a)のようにほぼ90%の銘柄が上昇するというわけではありませんでした。指数が最高になった(ロ)の指数は66.2%でしかありません。10月当時「日経平均ばかりがなぜ上がる」と書いた記憶があります。このときの相場は日経平均に採用されている銘柄ばかりが上昇したのでした。(JQ株などは(b)の1週間前から大きく下落していました)。

一部の銘柄に商いが偏った結果、その後の調整(b→C)は大幅なものになりました。

今回の(C→c)は一部銘柄の上昇だけではなく全般的に上昇し、(ハ)で85%を超えました。これはよいことです。ただその後は日経平均に無縁の銘柄は次第に下落を始め、今日のマインド指数は73.9になっています。つまりは、多くの銘柄はすでにピークを打ち始めているということです。


一部の銘柄だけで日経平均が上昇していくのは「無理」があります。

その一部の銘柄が下落し始めると、(ほかにカバーする銘柄がないから)下落は強烈になります。各上昇波動ではどのような銘柄が主役になったのか。定点観測9銘柄からいうと、
  1. (A→a)では新日鉄とトヨタが先導した。トヨタが(イ)でピークを出し、日経平均が(a')でピークを出し、同じ日に新日鉄が(ロ)でピークとなった。

  2. (B→b)ではNTTとトヨタが先導した。NTTが(ハ)でピークを出し、日経平均が(b)でピークを出し、遅れてトヨタが(ニ)でピークとなった。

  3. 現在の(C→c)では新日鉄とトヨタが先導しています。どちらもまだピークとなったかどうかはわかりませんが、少なくとも新日鉄かトヨタが「ピークらしさ」を出せば、日経平均がピークを打つことは確実だといえます。今後はトヨタと新日鉄のグラフに注目しておかねばなりません。


(06.12.25) TOPIX 1664(-7) 日経平均 17092円(-12) 13.6億株(1兆4607億円)



NYダウは3日続落し、12343ドル(-78)。しだいに陰線の幅が大きくなり、25日線を割り込む可能性が高まってきました。

ナスダックは5連続安の2401P(-14)となって、完全に25日線を割り込み、先の小波動のボトムの2390Pを下回るのか、こらえて踏みとどまるのかが焦点になってきました。

もし2390Pを大きく(50Pくらい)下回るようだと、(2390P→2470P)が最後の上昇波動であるので、中勢波動が下降トレンドに転換する可能性が高くなります。今週はナスダックに注目です。


東京市場は、海外がクリスマス休暇とあって、商いは低調。小動き。

米国株の下落から、今日は日経平均で200円ほど安いかと思っていましたが、シカゴ日経平均は高く、TOPIX・日経平均はわずかな下げでしかなかった。

外国勢抜きであったので、今日の動きはたいして参考にはなりませんが、米国株の変調が明らかになれば、日経平均17000円の水準を維持することはできません。

定点観測9銘柄を200日線を基準にして分類すると、
  1. 200日線より上位にある銘柄は、@新日鉄、Aトヨタ、BNTT
  2. 200日線の近くにある銘柄は、@ソニー、A野村
  3. 200日線より下位にある銘柄は、@鹿島、A住友鉱、Bみずほ、Cソフトバンク
と、やや相場は弱く思われるのに、日経平均は高値を維持しています。これは何か不自然です。


(06.12.26) TOPIX 1672(+7) 日経平均 17169円(+76) 17.1億株(1兆6830億円)



欧州・米国はクリスマスで休場。国内勢による相場となりましたが、前場は動かなかったものの後場は先高期待から上昇。

特に新日鉄・住金を初めとする鉄鋼株が大商いとなって、新日鉄は2.2億株、住金は1.7億株、神戸鋼は1.1億株の出来高。鉄鋼3社で5億株の出来高となりました。

これによって東証1部の出来高は外国勢が不参加のなか17.1億株のボリュームとなりました。


5401「新日鉄」の《デンドラ24》の8%波動による最も高い上値メドは630円でしたが、今日はこれを突破し642円まで急伸しました。

私はこれまでの例から、最も高い上値メドの630円と次に高い579円の中間の605円を、新日鉄の株価の上限としていましたが、この予想を超える上昇となりました。

8%波動による上値メドは今日を持って効力を失いました。今後は上値メドを設定することなく、新日鉄の株価が8%下落するまでは、その勢いについて行くことになります。


ユーザーから「買い保有している銘柄が損失勘定になっているが、をどうすればよいのか」のメールが届いています。損失がでる最初の原因は買い時期の間違いにあるのですが、失敗を大きくするより大きな原因は、損切りができないことです。

「買ったものの株価が下げて困っています」のメールには、必ず「損切りして現金に替えるのがよい。」と返事します。

失敗を認められない、あるいは失敗していることを認識していない投資家は「運」に頼るほかはありません。それは投資家ではなく、宝くじを買うといった分野の人たちです。アドバイスのしようがありません。

買って利益を出す原理は簡単です。上昇波動にある時期に買うことに徹すればよい。上昇波動に入ったとは、簡単にいえば75日線または200日線を上回ったときです。

図は《カナル基本》の「足型チャート」ですが、a,b,cの3か所で75日線あるいは200日線を上回っています。線を1度上回っても、それは戻りの限界だったということもあります。より慎重に投資するのであれば、2日連続して買いマークがついたときです。(b)(c)がそれに当たります。

難しいことではありません。難しくしているのは、株価が75日線・200日線より下位にあるときに買おうとしたり、あるいは下降しているのに買い持続しているからです。75日線あるいは200日線を割り込んだ銘柄は保有してはいけません。負けるときは損失を最小にして負ける。というのが鉄則です。


(06.12.27) TOPIX 1676(+4) 日経平均 17223円(+53) 16.6億株(1兆7691億円)



海外は休暇明け、国内は実質新年度入りとなったが、ボリュームは増加せず。しかし続伸。 外国証券のオーダーは少ないままでやや売り越し。

今日も16.6億株の出来高のうち鉄鋼3社が5億株を占めましたが、鉄鋼株は「新高値の陰線」となりました。

特に新日鉄に連れ高した住金と神戸鋼は大陰線となっているので、明日続落するようだと、さしもの鉄鋼株もピークを打つことになるのではないか。

《デンドラ24》の8%波動による上値メドがピンク色線で表示しています。


(06.12.28) TOPIX 1678(+1) 日経平均 17224円(+1) 17.6億株(1兆9260億円)



NYダウは12510ドル(+102)と新高値を更新。ナスダックも2431P(+17)と反発するが、こちらは新高値には及ばず。

東京市場は、高く寄り付いたTOPIX・日経平均が一時下落し、とうとうピーク打ちが始まったかと思っていましたが、後場に新日鉄がぐんぐんと上昇し、出来高はなんと4.1億株の大商い。

これに引っ張られてTOPIX・日経平均は戻り足となり、両指数ともプラスで終わりました。

ただ今日は、前回の小波動の高値を上回ってから初めての「新高値の陰線」となりました。

「新高値の陰線」とはいっても、@小幅な陰線(例えば終値が始値より1円安かったという陰線)ではアテになりませんが、グラフで見て明らかに陰線とわかる程度の陰線(日経平均なら50円、TOPIXは5P以上の始値と終値の差がある)が出たならば注目(その一)です。

A「新高値の陰線」の翌日が肝心です。翌日陽線で新高値になれば「新高値の陰線」の意味は失せます。翌日も陰線で、高値と安値が切り下がったときは注目(そのニ)です。図の(X)(Y)はそのようにしてピークを出しました。


鉄鋼3社のグラフを掲げます。ピンク色の横線は、《デンドラ24》の8%波動による上値メドです。

新日鉄はメドをはるかに越えたので、@ピークから8%の下落をするか、A図のように「新高値の重要ポイント」がでているので、これを完全に下回るまでは、新日鉄のピークは考えないほうがよい。

住金は昨日、上値メド(533円)にあと1円と迫りました。同時に「新高値の重要ポイント(陰線)」となったので、この日の安値505円を完全に下回ればピークと判断してよいでしょう。


(06.12.29) TOPIX 1681(+2) 日経平均 17225円(+1) 9.8億株(1兆 591億円)


NYダウは12501ドル(-9)と小安い。ナスダックも2425P(-5)と小反落。

東京市場は、前日とほとんど同じ水準で大納会高。今年の日経平均の動きは、前半はライブドア事件があったものの4月まで上昇。ところが6月まで2か月ほどで20%の急落となりました。@最後の上昇小波動の安値は割り込むし、200日線は割り込むしで、中勢波動は下降トレンド入りしたのかと按じていましたが、その後は(A→B→C→D→E→F→E→'F')と小波動のボトム・ピークを切り上げて順調な上昇トレンドに復帰しました。

図で(E'・G)と(F'・H)と2つ書いたのは、来年早々からでも調整を入れれば(E'→F')となるだろうが、新年1月も12月のような調子で上昇するならば(G→H)になりかねない。という思いです。

過熱していることは、@9日順位相関が80以上、A25日順位相関が80以上、B25日騰落レシオが129.3、C連結PERが昨日現在で21.25倍、に現れています。




今年もつたない「ユーザー情報」をご覧いただき、ありがとうございました。来年も、元気に、焦らず、怒らず、無理せず、がんばりましょう。よいお年をお迎え下さい。


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