TOPIXをどう見たか・判断したか (06年9月)

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(06.9.1) TOPIX 1633(-1) 日経平均 16134円(-6) 14.9億株(1兆8701億円)



今夜(1日)発表の雇用統計を控えて、NYダウは11381ドル(-1)、ナスダックは2183P(-1)とほとんど動かず。

東京市場は昨日は月末とあってか先物に商いが集まり、大幅高となりましたが、今日は最近のいつもの出来高に戻る。株価も小動きながら強含み。

(C)外国証券オーダー倍率は0.95。通常であれば月曜日には1.0に復帰するはずですが、月曜日はNYが休場なので1.0倍に近づくが上回れないかもしれません。

日経平均の75日線は15391円ですが、昨日に比べて微小ながら上昇。月曜日はあるいは再下降するかもしれませんが、株価が15857円以下にならないかぎり火曜日から75日線は上向きます。(中勢上昇トレンドに転換した傍証のひとつです)

日経平均の高値は4月7日の17563円(終値)ですが、来週はそこから5か月目に入ります。信用買いの手仕舞いが始まるころです。


日経JQ平均は、
  1. 最高値(2904P)が1月16日であり、この期日は(a)6月8日の(2210P)の安値となりました。

  2. 次の高値(2822P)は2月7日であり、この期日は(b)7月19日の(2157P)の安値で投げて終わったようです。

  3. 最後の高値(2720P)は4月10日であり、この整理が5か月目に来るとするならば、(c)来週〜再来週がその時期です。
新興市場のピークは1月であったので、最も手仕舞い売りがきつかったのは5月半ばから6月8日にかけてでした。4月高値は3番目の高値であるので、4月の期日の売りはたいしたことはないように思われます。


東証1部は新興市場とは高値の時期が違っています。最高値は4月7日(17563円)です。
  1. 1月12日(16445円)の高値は、水準としてはそう高くないが、ボリュームはすごかった。売買代金が3兆円を超える日が続出していました。(例えば1月18日には3.9兆円)

    5月に入り株価が16000円を割ると売り急ぎとなり、(a)6月13日の14218円まで下げました。1月高値から5か月目のことでした。

  2. 次の高値(16747円)は2月6日であり、この期日は(b)7月18日の(14437円)の安値で投げて終わったようです。

  3. 最高値(17563円)は4月7日です。このときは3兆円ほどの売買代金が2日ほどありましたが、1月2月のピークほどではなかった。
としても最高値の期日が来るわけだし、当時の株価水準から1000円以上安くなっているので、信用期日がまったく影響を与えないということはありません。(c)来週から9月半ばまではマイナス要因として気にしておく必要があります。


(06.9.4) TOPIX 1649(+15) 日経平均 16358円(+223) 16.5億株(2兆 18億円)



東京市場は、先週末の米国株高と、今朝の外国証券のオーダーが2100万株の買い越しであったので、高寄りし、その後も次第高。

(A)TOPIXは先の小波動のピーク1645Pを上抜き、上昇波動に変わりました。

前回の下降波動では、75日線まで調整するのが標準。少なくとも25日線までの下落があると思っていましたが、25日線まで下げず。

市場はわずかに下げれば、すぐに「押し目買い」が入るという状況で、先行きの相場に楽観人気となってきました。

(B)日経平均も同じ。小波動は上昇波動に変わりました。逆張りの「日経平均用'96」は明日はまだ売りマークはでませんが、明日・明後日も続伸となれば、売りマークが出そうです。


先週末に米国では注目された雇用統計が発表されました。雇用の増加は12.8万人で、予想の範囲内であったようです。これによって金利の再引き上げはなくなり、景気もソフトランディングする、というよいことばかりの予想で、米国株は上昇。

珍しいことに、@NYダウ、AS&P、Bナスダックの3つが同時に逆張りの売りマークをだしました。

逆張りの売りマークは、基本的には株価が急上昇したときに出ます。急上昇するときとは、@小波動のピーク近辺が普通ですが、A相場環境の大変化があったときにもあります。Aの場合は売りマークがでても、さらに褒章を続けます。つまりは「ダマシ」になりますが、Aはそうそうはありません。また今の米国市場の環境が大変化したわけでもありません。


3つの指標がいっせいに売りマークを出したことが今年1月にあります。

このときは、売りマークは3日間出て、売りマークが皆無になった日から株価は下落しました。

今回もこれを手本としてよいのではないか。


(06.9.5) TOPIX 1651(+2) 日経平均 16385円(+27) 17.6億株(2兆 151億円)



東京市場は昨日戻りの新高値を更新し、高値警戒感もありましたが、小幅続伸。

(A)昨日は「窓空け陽線」でした。例えば図のa,dが「窓空け陽線」ですが、この水準から少し上で小波動のピークを出しています。(b,cは窓空けではあるが陽線ではない)

逆張り用の「日経平均'96」は、明日TOPIXが1655P以上で終わると、売りマークを出します。

(B)日経平均は16414円以上になれば売りマークを出します。

(C)外国証券オーダー倍率は1.12倍まで向上し、需給は問題なし。(信用買いの期日がやってくるから、この分はマイナス)

グラフの売買マークの@形とA色を変更することができます。


  1. グラフ画面のメニューの「色指定」をクリックすると、「グラフの色指定」の画面が現れます。

  2. 矢印の外枠を縁取りするかしないか、の指定ができます。

  3. 矢印の色を指定できます。

  4. 指定したら、「OK」ボタンをクリック。


左側の買いマークは、@枠なし、A赤色 で表示させています。

右側の買いマークは、@枠あり、A青色 で表示させています。

「色指定」で指定した矢印の形と色は、今後のグラフの反映されます。


(06.9.6) TOPIX 1642(-8) 日経平均 16284円(-101) 19.0億株(2兆2586億円)



3連休明けの米国市場は、原油が一時67ドル台まで低下したことを材料に小幅高。 NYダウは11469ドル(+5)、ナスダックは2205P(+12)。

米国では、当面の金利再引き上げはなくなった、景気はゆるやかに後退する(ソフトランディング)というのが、今の米国株の堅調の背景です。

だが金利引き上げはともかく、景気後退についてはもう少し時間が経たねば、今のように楽観してよいものかは不明です。

グラフでは4日に掲げたように、NYダウ・S&P・ナスダックが同時に逆張りの売りマークをだしまし。今日も3指標ともに売りマークがでています。 明日以降、3指標ともに売りマークが消えたところから、どのような調整をするのか。大幅か小幅か。少なくとも25日線までは調整があるように思っています。


日経平均の3月中の終値平均は16311円でした。TOPIXは1563Pでした。だいたいこれが法人における期末の株式評価の基準です。

5月後半から、法人保有の株式は評価損になっていましたが、ここへきての株価の反発で日経平均は昨日・一昨日はプラスの評価になりました。(TOPIXは10Pほどまだ低い)

この水準が戻り売りのひとつのメド。また価格別出来高分布から16000円〜16400円のゾーンには過去の因縁玉が積みあがっており、このゾーンを突破することは容易ではないことはなんどかいいました。

日経平均の16400円、TOPIXの1650Pは分水嶺のような水準です。ただ75日線はすでに上向きに変わっているので、上昇トレンドの持続には不安はありません。大きな下落があっても75日線で止まるものと思っています。

逆に、@米国株式の調整に連動して、A4月高値の期日到来をはやして、日本株が調整をするようなことになれば、25日線または75日線を下値のメドとして「押し目買い」のチャンスとなりそうです。


(06.9.7) TOPIX 1613(-29) 日経平均 16012円(-271) 17.2億株(2兆3102億円)



米国市場は、2日連続で3指標が売りマークを出していましたが、ようやく下落。売りマークはいっせいに消えてしまいました。

NYダウでいえば、@新高値、A9日順位相関+80、B25日順位相関+80、C逆張りの売りマーク、から小波動のピークらしさの確率は4分。

明日「順下がりの陰線」となれば、5分といったところです。小波動のピークをだすようだと、最低でも25日線(青○)までは下落しそうです。


米国安から東京市場は急落。9月SQ前日とあってブレがより大きくなったかと思います。

が、3日間にわたる高値で保合っていたものが「捨て子」(上昇時に窓空け(ピンク○)があり、下落時に窓空け(青○)がある)となったことは、この3日間の水準は誤りであった。高くまで買い過ぎた。ということでしょう。

(A)TOPIXは(a)をピークとする小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関+80、BC窓空け陰線(順下がり陰線でもある)、Dデンドラの上値メド達成、ということで5分。前回の小波動のボトムは25日線まで下げなかったが、今日は25日線を割り込んでいるので、75日線近くまで下げるのではなかろうか。

(B)日経平均は(b)をピークとする小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関+80、B25日順位相関+80、CD窓空け陰線(順下がり陰線でもある)、Eデンドラの上値メド達成、ということで6分。おなじく75日線近くまで下げるのではないか。


TOPIXの《デンドラ24》の4%波動による上値メドは図のようでした。

下から2番目の上値メドは1652Pでしたが、前回のピークはザラバで1645Pまでであり、これに達せず。今回はザラバで1655Pをつけて、これを達成。

下から3番目の1667Pがあるかと思って、記事には書きませんでしたが、どうやら下から2番目を達成して、小波動のピークとなるようです。


日経平均の上値メドは、下から順に
  1. 15592円
  2. 16025円
  3. 16314円
  4. 16891円
でしたが、下から3番目の16314円に到達。

1番上のメド16891円は、現在の相場が4月高値を上抜いていない「戻りの波動」という性格上、これに到達することは考えられませんから、3番目の16314円に到達したことで、目標達成となったのではないか。

ここから大きな調整にはいれば、下値メドは15074円となりますが、75日線の水準が15412円であるので、これを下回る下落は考えにくい。15074円までは下落しないでしょう。(75日線のほうを重視しています)


(06.9.8) TOPIX 1619(+6) 日経平均 16080円(+68) 24.0億株(3兆3430億円)



NYダウは11331ドル(-74)、ナスダックは2155P(-12)と続落。景気減速に加えて、賃金コストからのインフレ懸念を蒸し返す。

住宅価格が13年ぶりに低下するの見通しが出ています。住宅バブルは終わったようです。

今までは住宅価格の上昇→資産価値の拡大→新評価による借り換え差益の発生→消費の拡大、というサイクルができていました。

しかしこれからは、住宅価格の下落→資産価値の縮小→新評価による借り換えはできない→過大なローンの返済→消費が縮小、となります。国内消費が縮小するのに景気が好調を維持できるわけはありません。


東京市場は9月SQで、よくわからない動きとなりました。出来高は24.0億株でしたが、SQ分が6.7億株あったようなので、正味は17.3億株と最近の水準と同じ。

売買代金は3.3兆円のうち1.5兆円がSQがらみであるので、正味は1.8兆円と頼りなし。

(A)(B)TOPIX・日経平均ともに小波動のピークを表示しました。

よって現在の小波動は「下降中」です。この調整のメドは75日線の水準ではないかと思っています。


2006年8月のマネーサプライが発表されました(日銀)。先月はM2+CDの前年同月比の伸び率がたったの+0.5%でしかなく、びっくりしましたが、8月も同じく+0.5%の伸び率でしかなかった。

7月の伸び率が+0.5%という異常な数値になって驚いたことは06年 8月11日に書きましたが、8月もこの驚くべき+0.5%と同じ伸び率でした。

経済が活発であればM2+CDの伸び率がかくまでも縮小することは考えられないことです。

図の(a)はマネーサプライが+3.5%以上伸びたところです。これはゼロ金利によるものですが、日経平均を(A)まで引き上げる効果を持ちました。(b)はゼロ金利+量的緩和によるものです。この結果は(B)の株価上昇につながりました。

金利(あるいはマネーサプライ)と株価の関係はきわめて明瞭な因果関係があります。金が余れば株価は上昇し、金が不足すれば株価は下落します。あるいは金利が低下すれば株価は上昇し、金利が上昇すれば株価は下落します。 ただマネーサプライとか金利の変化はすぐには株式市場には響きません。じわじわと効いてきます。

米国の住宅バブルも2年間にわたる金利引き上げによって、ようやく終焉しようとしています。日本でもマネーサプライの伸びが鈍化しているのは、半年〜1年先の株式市場は楽観できない。ということの表れではないかと思っています。


(06.9.11) TOPIX 1596(-23) 日経平均 15794円(-286) 16.3億株(2兆 56億円)



原油は66.25ドル(-1.07)へ下落し、NYダウは11392ドル(+60)、ナスダックは2165P(+10)と反発。

東京市場は、先週のSQ後の反発高の反動もあって小安く寄り付き、ジリ安となる。午後2時発表の7月の機械受注統計の数字が悪く、下げを加速。

4-6月期GDPは年率+1.0%の成長に改定されました。8月11日に第一次の発表がありましたが、このときは消費支出が+0.2%→+0.5%へアップ、設備投資が+3.3%→+3.8%へアップしたので、これが好感されて、株価は75日線の水準(c')にあったものが(D)へと上昇したわけです。

これは4-6月期の話です。今日の機械受注統計は統計(のルール)が始まって以来、20年間で最大のマイナスということでした。予想も-5.5%であったのに-16.7%と大きく違いました。

7-9月期の設備投資の伸びは4-6月より悪化するのではないかと考えられます。そうであれば、設備投資好調をはやして(C'→D)へ上昇したのですから、もとの(c')の水準まで下げてもおかしくはありません。つまりは75日線まで下落ということです。

TOPIXの先の小波動のボトムは1599Pでしたが、今日これを下回りました。杓子定規にいえば、(a→b)は(A)から始まった上昇波動のうちの最後の上昇小波動です。(ただ(a→b)の上げ幅は小さいので、この小波動を割り込んだからといっても、ただちに中勢波動が下降転換したと判断はできません。)まあ75日線までの下げはあると見るほうがよいのではないか。


日経平均は(A)まだ先の小波動のボトム(a)15745円を割り込んでいません。

(B)25日投資マインド指数は51.4%へ低下し、強弱半ばする。

(C)外国証券オーダー倍率は1.11倍にあり、この面からは心配はありませんが、今日の統計値を見て明日からどのような投資態度になるのか注目。


(06.9.12) TOPIX 1585(-10) 日経平均 15719円(-75) 18.7億株(2兆3001億円)



原油は65.61ドル(-0.64)、金は597.30ドル(-20.00)と下落。NYダウは11396ドル(+4)、ナスダックは2173P(+7)と小反発。

東京市場は続落。

注目された外国証券のオーダーは1950万株の大量売り越しとなりました。

この売りは非鉄・原油などの商品相場の下落に伴うものか、昨日の機械受注の悪化を懸念するものかは不明ですが、今日の非鉄株の大きな下げを見ると、資源株の手仕舞い売りであったかと思われます。

(A)TOPIXは75日線に向けて続落となりました。現在のところ小波動のボトムらしさの確率は、@新安値の、A陰線、というだけで2分の確率でしかありません。ただ明日はB9日順位相関が-80以下になるし、CTOPIXが1563P以下で引けると、逆張りの「買い」マークがでます。(それでもまだ4分)

(B)日経平均は先の小波動のボトムを下回りました。現在のところ小波動のボトムらしさの確率は、@新安値の、A陰線、で2分の確率でしかありません。明日はB9日順位相関が-80以下になるし、C日経平均が15505円以下で引けると、逆張りの「買い」マークがでます。(それでもまだ4分)


(C)外国証券オーダー倍率は1.03倍へ低下。

(D)25日投資マインド指数は27.5%へ下落しているので、ついでならば15%まで低下して悲観人気となって、反転すればわかりやすい。

(E)75日投資マインド指数は44.1%へ低下し、50%を下回りました。4月高値の期日を向かえようとしているので、すぐにはマインドの好転は見込めません。


(06.9.13) TOPIX 1583(-2) 日経平均 15750円(+30) 17.5億株(2兆2552億円)



NYダウは11498ドル(+101)、ナスダックは2215P(+42)と大幅続伸。

NYダウ・S&P・ナスダックの3指標が揃って売りマークを出したのは先週のことで、最低でも25日線を割り込むものと思っていましたが、原油・金先物の大幅な下落があって、逆に新高値に踊り出ました。

例えば原油価格は、売りマークがでた(a)9月5日が68.60ドル→(b)9月7日が67.32ドル→そして昨日(c)9月12日は63.76ドルです。1週間で5ドル近い下落となり、これが米国市場に安心感を与えました。ただ原油相場というものは複雑ですから、これで原油高騰が収まったのかどうかは不明です。


東京市場は米国の大幅高を受けて高く寄り付くも、その後は次第安となって、今日は高いと思った向きはやや落胆した感じです。

(A)TOPIXは昨日の陰線を「つつみ下げ」るという念入りの下げとなり、NYダウの100ドル高より以上に、景気の先行きに懸念を抱いたということでしょう。

(B)日経平均はザラバで25日線まで戻って、これが戻り一杯となりました。米国市場にもよりますが、明日続落となるのが自然な動きでしょう。

外国証券のオーダーは米国高にもかかわらず売り越し、(C)オーダー倍率は1.01倍へ低下。

《アラーム24》は、6月20日に新発売しましたが、当初は
  1. 過去の株価データに当日のデータ(日足・分足)を加えて、
  2. 条件表によってチャートを計算し、
  3. 売買マークが出た銘柄をリアルタイムで検索する。
  4. 検索された銘柄をリアルタイムのグラフで追っかける。
といった使い方を予定していました。(これを「アラーム検索」という)

その後、問い合わせなどによって、寄り付き前の@気配値と前日終値のカイリ率を調べたいとか、A現在値とVWAP(出来高加重平均値)のカイリ率を知りたいとかの要望があることがわかりました。このために「気配値・VWAP検索」の機能を用意しました。(2006年9月13日から)

《アラーム24》のユーザーには、今日13日に《アラーム24》Ver1.2の「セットアップCD-ROM」を発送しました。届いたら、注意書きを読まれて、セットアップして下さい。

気配値・VWAP検索とは?



チャート(グラフ)とは無関係に、ある条件に該当する銘柄を検索したいということもあります。例えば、
  1. 前日終値に比べて気配値が大きく違っている銘柄

  2. 現在値に比べて気配値が大きく違っている銘柄

  3. 現在値が当日のVWAP(出来高加重平均値)よりも高い(安い)銘柄
などを検索したいことがあるでしょう。これらの検索で必要なものは、1)前日終値、2)現在値、3)気配値(買い・売り)、4)VWAP、がわかれば検索できます。つまり過去のデータを保存しておく必要はありません。当日だけのデータで検索できます。


上図のスタート画面のメニューの「気配値検索」をクリックすると、右図の画面が現れます。
  1. 気配値・VWAP検索の対象となる銘柄を指定する。

    銘柄の指定は「気配値検索ファイル」を使います。

    アラーム検索のように255銘柄をエクセルシートに登録しておく必要はありません。また銘柄数の制限もありません。


  2. 検索条件は次の3つです。

    (1)買い気配と前日終値のカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「買い」。

    売り気配と前日終値のカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「売り」。

    (2)買い気配と現在値のカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「買い」。

    売り気配と現在値のカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「売り」。

    (3)現在値とVWAPのカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「買い」。

    現在値とVWAPのカイリ率が(XX%以上 XX%以下)のとき「売り」。


  3. 検索された銘柄が表示されます。例えば、
  1. 前場立会い開始の前に、買い気配・売り気配と前日終値とのカイリ率が大きいものを検索すれば、当日大きく動く銘柄の候補を知ることができます。

  2. また立会い中に、現在値からかけ離れた気配値がついた銘柄は、まさに変動する前兆です。

  3. 同じように現在値とVWAPとのカイリ率から、当日よく動いている銘柄を知ることができます。

  4. なお「気配値・VWAP検索」で受信したデータは保存されません。したがって分足のグラフを描くことはできません。


(06.9.14) TOPIX 1598(+14) 日経平均 15942円(+192) 15.7億株(2兆1297億円)



NYダウは11543ドル(+45)、ナスダックは2227P(+11)と4日連続高。4連続陽線。

最も上昇が遅れていたナスダックでしたが、ようやく「Q型の買い」を出して小波動のピーク・ボトムを切り上げ、中勢波動は上昇トレンドに転換しました。

また5月に200日線を割り込んでから4か月を経て、昨日はこれを上抜きましたが、このまま完全に200日線の上位にするかどうかはなお注目しておかねばなりません。


東京市場は反発。特にナスダックの波動の好転を受けて、昨日もそうでしたがハイテク株が堅調。

(B)ハイテク株を中心に戻っているので、日経平均はTOPIXに比べて戻りが大きくなっていますが、25日線・200日線を上回れず。

(A)TOPIXは25日線・200日線まで戻れず。これは内需株がなお調整をしているためです。

(C)オーダー倍率は1.02倍。


定点観測9銘柄の多くは中勢波動が上昇トレンドに転換していますが、ここへきて「P型の売り」が出た銘柄が増えてきました。

7203「トヨタ」、8411「みずほ」は高値が切り下がり、安値が切り下がりました。ほかにも、5713「住友鉱」、6758「ソニー」が「P型の売り」を出しています。

「P型の売り」は中勢波動の下降トレンドに転じたということではなく、「小さな下降トレンドの転換」でしかありませんが、「みずほ」のように中勢波動の基準である75日線を大きく下回って推移するようだと、中勢波動が下降トレンドに転換する可能性がでてきます。


(06.9.15) TOPIX 1593(-4) 日経平均 15866円(-75) 14.2億株(1兆8548億円)



NYダウは11527ドル(-15)と小反落。ナスダックは2228P(+1)と5日連続高。5連続陽線。

米国株はチャートからは悪いところはありません。NYダウは波動を切上げているし、平均線の順番も、上から9日・25日・75日・200日となって、上昇の破綻の兆候はありません。

東京市場は反落。明日から3連休とあって、積極的な売買はなされず、出来高・売買代金は縮小。

(C)オーダー倍率は0.93倍と1.0倍割れ。米国株が堅調であるにしては、外国人の買いが入ってきません。4月高値の期日到来による需給悪化が戻りの頭を抑えているといったところです。


そこでこの期日迎えの際の下値のメドを考えてみましょう。手がかりは@75日線の水準。ついでA《デンドラ24》による下限線です。

TOPIXの@75日線の水準は1569Pです。Aデンドラの下値メドは、
  1. 1552P
  2. 1519P(W)
  3. 1453P
となっています。今回は中勢波動は上昇トレンドにあるので、一番上の1552Pをメドにしておけばよいかと思っています。


日経平均の@75日線の水準は15422円です。Aデンドラの下値メドは、
  1. 15402円
  2. 15074円(W)
  3. 14419円
となっています。一番上の15402円は75日線の水準でもあるので、これがわかりやすい下値メドでしょう。

海外で突発的な悪材料が発生したときは2重の下値メドの15074円もあるかもしれませんが、今のところ15402円〜15422円がでれば、調整が終わりとしてよいのではないか。


(06.9.19) TOPIX 1591(-1) 日経平均 15874円(+7) 14.5億株(2兆 726億円)



NYダウは11560ドル(+33)→11555ドル(-5)と動かず。ナスダックは2235P(+6)→2235P(+0)と7日連続高。

米国株は一昨日に、NYダウが上ヒゲ陽線、ナスダックが新高値の陰線となって、そろそろ上昇力が減退してきた感じです。

20日夜のFOMCでの金利据え置き決定は当然、のところまで織り込んだ様子ですから、FOMCはマイナス材料になることがあっても、プラス材料とはならないのではなかろうか。



基準地価が発表されました。3大都市圏の地価が16年ぶりに上昇とかで、東京市場は高く寄り付き、16000円台に乗せたものの、しかし上値を追うほどの力はなし。ジリ安となって、TOPIXはマイナスで終わる。

(A)(B)TOPIX・日経平均ともに上ヒゲの陰線となり、戻り売りの圧力が強いことを表明。

(C)オーダー倍率は0.88倍まで低下しているのは、安倍新内閣の経済閣僚の顔ぶれをみるまでは「見送り」ということでしょうか。そうなら今週いっぱいも外国人買いの期待はできません。


(06.9.20) TOPIX 1570(-21) 日経平均 15718円(-155) 15.6億株(2兆2371億円)



原油は61.66ドル(-2.14)と大幅下落をし、半年ぶりの安い水準になる。

しかし株式市場はこれをプラスと受けとめず、 NYダウは11540ドル(-14)と小幅安、ナスダックも2222P(-13)と小幅安。

ともに下ヒゲの陰線となりました。高値圏での下ヒゲはあまりよい表現ではありません。いよいよ調整入りとなりそう。

東京市場は下落。(A)TOPIXの下値のメドは、@75日線(今日は1569P)、Aデンドラによる1552Pだろうと、9月15日にいいましたが、今日は@の75日線まで下落。

(B)日経平均は、@75日線(今日は15423円)、Aデンドラにによる15402円、としていますが、今日のザラバ安値(15622円)からまだ200円ほど株価が上位にあります。日経平均が少なくとも75日線まで下げないことには調整完了とはならないのではなかろうか。

(C)オーダー倍率は0.88倍まで低下。


8411「みずほ」は、(a)で75日線・200日線を割り込み、(b)で小波動の安値を切り下げて、「小さい下降転換」をしていましたが、今日は下げが加速。

これは@7月のゼロ金利政策解除をきっかけに金利上昇をはやして買ったもが金利は上昇するどころか低下したこと、A4月高値の期日が迫ってきたこと、が原因でしょう。

4月高値は(A)4月19日(10300)ですが、出来高がもっとも多かったのは(B)4月5日です。半年目の期日は10月初めになるので、だいたいが1か月前から手仕舞いが始まります。

手仕舞いのスタートが(a)から(b)のあたりです。これより手仕舞いを先伸ばにした向きが今日から投げ始めたというところです。あと3日ほどは投げが続くのではなかろうか。


6758「ソニー」の4月高値は4月21日です。同時に出来高も最高になっているので、ソニーの期日は10月後半です。まだ時間がありますが、株価はすでに小波動を切り下げてきています。

ソニーは最高値(A)から小波動で3段下げ(図の青色123)をしています。

株価が堅調であれば、「3段上げの2段下げ」であり、株価が軟調であれば「2段上げの3段下げ」になりますから、ソニーが3段下げをした時点で、「軟調である。次の上昇は2段上げではないか。」の予想がつきます。

青3の後、ピンク12と2段上げをしましたが、2の高値は75日線からわずかに上位へしか上昇できなかった。なにかあれば75日線をすぐに割り込むという心もとない2段目の上昇でした。

はたして次の青1では先の小波動(a)の安値を切り下げ、上昇トレンドが頓挫したのではないかの懸念が出て、(b)で高値が切り下がって(小型ながら)「Q型の売り」となりました。 現在の(C)は2段目の下げ波動にありますが、信用の期日が来る10月半ばには3段目の下げになる可能性が大です。


(06.9.21) TOPIX 1580(+9) 日経平均 15834円(+115) 14.5億株(2兆2039億円)



原油は続落して60.46ドル(-1.20)。FOMCはFFレートを据え置きと発表。これはすでに材料にはなりませんが、原油が60ドルすれすれまで下落し、これを好感してNYダウは11613ドル(+72)と急反発。

5月10日のザラバ高値11670ドルに肉薄。NYダウの史上最高値は、2000年1月のザラバ高値11750ドルです。この5月に史上最高値をクリアするかと注目されたものでしたが結局は更新できず。今回が再挑戦となるかどうかというところです。

2000年に最高値を出したのは、いうまでもなくIT革命が背景にありました。IT産業を武器に米国が世界を席巻したのでしたが、今回はそれに該当する産業はありません。新高値となっても「それがどうした」という感じです。

東京市場は乱高下。米国高から+101円ほど高く寄り付き→マイナスに転じ→大きく戻す という動きでした。(A)TOPIXは@新安値の、A陽線で、Bタクリ足(に近い)、C9日順位相関は先週に-80以下をだしている、ということで小波動のボトムらしさの確率は4分。

(B)日経平均はあまり下げていないので、ポイントの勘定は難しいが、@昨日の新安値の、A下ヒゲ足、B9日順位相関が-80以下、から3分というところ。(C)オーダー倍率は0.85倍まで低下。


「NT倍率」は日経平均÷TOPIOXで計算できます。今日の株価は日経平均は15834円、TOPIXは1580Pであるので、NT倍率は10.02倍となります。

だいたいが日経平均とTOPIXは1桁違い、しかもTOPIXのほうが日経平均の1/10の数字より大きい(NT倍率は10.0倍より小さく9.80とかになる)のが常態です。

今日は2005年2月18日以来の10倍超となりました。図は週足なので週末のNT倍率しか計算されていませんが、図の青○のあたりがNT倍率が10倍を超えた時期です。

NT倍率が変動するのは、日経平均・TOPIXの、@対象銘柄と、A算出方法、が異なるためです。対象銘柄は日経平均が225銘柄、TOPIXが東証1部の全銘柄です。算出方法は、日経平均は基本的に単純平均なので値嵩株のウェートが高い。TOPIXは時価総額を元にしているので 時価総額の大きい銘柄(トヨタ・NTT・銀行)のウェートが高い。という違いがあります。

今は日経平均がTOPIXよりも上昇しているので、NT倍率が10.0倍を超えてきたのですが、これは米国ナスダックに連動して値嵩ハイテク株(アドテスト・京セラ・東エレ・TDK)が上昇したためです。これら局地的な銘柄の動向をもって、東京市場の動きを代表させるのは間違いです。本当はTOPIXが市場全体の動き(投資家の損得勘定)を表しています。だから、このHPでは日経平均よりもTOPIXのグラフをメインにしてます。


昨日掲げた信用期日到来の2銘柄について。

(a)6758「ソニー」は、「陰線の陰線はらみ」となったので、(a)で小波動のボトムは出たかに思われますfが、この後、3段目の下降が あると思ってよい。

(b)8411「みずほ」は大きく売られた後、急速に戻しました。小波動のボトムらしさは、@新安値の、A陽線で、B下ヒゲ足、C9日順位相関は-80以下、D25日順位相関が-80以下、から下値を出したかと思われます。

出来高が急増したのもよい。案外に高値つかみの投げは短期で決着したようです。


(06.9.22) TOPIX 1563(-16) 日経平均 15634円(-199) 14.4億株(1兆9888億円)



原油は小反発して61.29ドル(+1.13)。景気後退が急速に進んでいるかの統計がでて、NYダウは11533ドル(-79)と下落。ナスダックも2237P(-15)と下落。

(a)NYダウは一昨日の陽線で、逆張りの売りマークを出していましたが、昨日はこの陽線よりも大きい陰線をつけたので、さらに続落すると思われます。

(b)ナスダックは、@新高値の、A陰線で、Bしかも「つつみ下げ」、C9日順位相関が+80以上、D25日順位相関が+80以上、となったので、小波動のピークらしさの確率は5分となりました。


東京市場は先物が先導して下落。

(A)TOPIXは、《デンドラ24》の下値メド1552Pまであと11Pまで下げる。来週早々にもメドに到達か。

(B)日経平均は、75日線(今日は15437円)まであと200円、《デンドラ24》の下値メド15402円まで230円ほど。

(C)オーダー倍率は0.89倍へわずかにアップするが、まだまだ。

(D)25日投資マインドは18.2%へ低下しており、15%を切れば底値圏になったと判断できる。

総合すれば、来週には小波動のボトムがでるのではなかろうか。


(06.9.25) TOPIX 1559(-3) 日経平均 15633円(-0) 15.5億株(2 兆 736億円)



原油は60.55ドル(-1.04)。NYダウは11508ドル(-25)と小幅続落。ナスダックも2218P(-18)と値幅を広げて下落。

NYダウの小波動のピークらしさの確率は、@新高値の、A陰線で、B順下がりの陰線となり、C先日逆張りの売りマークを出している、D9日順位相関が+80以上、E25日順位相関が+80以上、なので6分。

この下げは景気後退を意識してのものであるので、よくない経済指標がでてくれば、最低でも9日順位相関が-80以下に低下するまでは調整完了とはならないのではなかろうか。-80以下になるのは今週いっぱいはかかりそう。


東京市場は下げたあと戻して終わるが、小動き。

(A)TOPIXは、《デンドラ24》の下値メド1552Pに到達。これで小波動のボトムは、@新安値の、A陽線で、Bデンドラの下値達成、と3分の確率。C9日順位相関、D25日順位相関は明日には-80に低下しそうなので、明日・明後日は転機になるかも知れないと注意すべき時期。

(B)日経平均は下値が伸びず、なかなかボトムらしさを表現しません。NYダウが100ドルも下落して、つられて日経平均が下がるということになるのか。

(C)25日投資マインドは20.6%となって、まだ底値圏ではないと表現。 (C)オーダー倍率は0.84倍。


(06.9.26) TOPIX 1549(-10) 日経平均 15557円(-76) 12.5億株(1兆6415億円)



FRBの金利引下げがあるのではないか。と、どういう根拠があるのかわかりませんが、NYダウは11575ドル(+67)と反発。ナスダックは2249P(+30)と大幅反発。

米国市場の動きは合点がいきません。2年間にわたって金利を引き上げてきたFRBが、短期間の経済統計だけを見て、にわかに金利を引き下げるとは思われない。

東京市場は見送り気分が大。今日は配当落ち分が63円程度あったそうなので、実質は前日とほぼ変わらぬ水準でした。ただし出来高・売買代金は細り、ともに今年最低の水準。

グラフは徐々に底値圏に近づいています。(A)TOPIXは9日順位相関が-88.3、25日順位相関も-79.7となって、明日になればボトムらしさの確率が加点されます。

(B)日経平均は9日順位相関が-78.3、25日順位相関が-65.1でまだ-80になっていませんが、9日順位相関は明日、25日順位相関も、このままだと今週末には-80になりそう。


(C)25日投資マインド指数は15.6%まで低下してきました。明日、15%を切って、ボトムらしさの確率に加点できそう。

(D)外国証券オーダー倍率は0.87倍と上向かず。これはまだ不安な材料です。


25日投資マインド指数を求めるには、
  1. 銘柄選択で「結果ファイル」をクリックして、

  2. 東証1部銘柄をファイル一覧表から選び、

    「計算」→「全体個数」で、25日線より上位にある銘柄数・下位にある銘柄数を計算します。
投資マインド指数とは、(25日線より上位にある銘柄数/東証1部銘柄数)の割合ですから、指定する「東証1部」の結果ファイルに登録されている銘柄が正しくなければ、正しい数値はでません。

東証1部の銘柄数は、新規上場や上場廃止があるので 固定的なものではありません。しょっちゅう変動しているといってよい。 ユーザーが計算した25日投資マインド指数と、HPで発表している投資マインド指数の数値が違っているときは、正しく東証1部銘柄を指定できていないと思ってください。


その時点の正しい東証1部の銘柄を結果ファイルに登録するには、
  1. 「マスターネットから変換」の画面のメニューの

  2. 「市場別結果ファイル」をクリックし、

  3. 「結果ファイル登録」ボタンをクリックします。

  4. 図の例では、結果ファイルNo.981に最も新しい「東証1部」銘柄が登録されます。
これが只今の東証一部銘柄です。この銘柄について投資マインド指数を計算してください。


(06.9.27) TOPIX 1591(+41) 日経平均 15947円(+390) 15.9億株(2 兆 525億円)



NYダウは11669ドル(+93)と大幅続伸し、先の高値(A)にザラバで並び、終値ではこれを超えました。

私は(C)でピークを出したと思っていました。この日は、@新高値の、A陰線で、B(翌日)順下がりの陰線となり、C先日逆張りの売りマークを出している、D9日順位相関が+80以上、E25日順位相関が+80以上、なので6分の確率で小波動のピークを出したと判断していました。

だが昨日は(C)を上抜き、史上2位の高値(A)に達しました。米国景気は後退しないという市場の判断ですが、この12月のクリスマス商戦の結果を見るまでは、そうは楽観できないのではなかろうか。


NYダウが史上2位の高値圏に抜け出たことや安倍新内閣が発足したことから、東京市場も大反発になりました。

今週は小波動のボトムが出るだろう秒読みの段階にきていましたが、ボトムらしさの確率はなかなか5分に達しませんでした。

TOPIXでいえば、月曜日の(a)が@新安値の、A陽線で、Bデンドラの下値メドの1552Pをクリア。昨日(b)はC9日順位相関が-80以下でした。

昨日のD25日順位相関は-79.7でありわずかに-0.3不足していたし、これからポイントの対象にしようとしていたE25日投資マインド指数(d)は15.6で、0.6ほど高かった。惜しいところで、ボトムらしさの確率は4分どまりでした。

日経平均は、月曜日の(A)が@新安値の、A陽線で、まだボトムらしさは2部でした。

昨日は9日順位相関が-78.3、25日順位相関が-65.1で、加点できず、投資マインド指数も15.6で加点できず。デンドラの下値メドは15402円で(a)のザラバ安値15513円はなお111円の下げが必要でした。

一度米国が100ドル安をすれば、これらの「あと少し」は全部解消されて小波動のボトムらしさが5分になるかと思っていましたが、逆に93ドル高となって、日経平均は今日の大反発になりました。

泳いでいる金魚の下に金魚すくいの紙の輪を差し入れ、さあ水面に引き上げようとしたときに、尾を一振して逃げられた。といったところです。

これだけの反発になったので、小波動のボトムは明日・明後日にも出るものと思いますが、@出来高が盛り上がっていない、A外国人は売り越している、B米国がこのまま上昇するとは思われない、などの懸念があるので、先の小波動の高値を上抜くかどうかはわかりません。


(06.9.28) TOPIX 1602(+11) 日経平均 16024円(+76) 13.9億株(1 兆9830億円)



NYダウの史上最高値(ザラバ)は2000年1月につけた11750ドルですが、昨日はザラバ高値11720ドルがあって、史上最高値を更新するのはワンチャンスの状況にあります。

さすがに歴史的な水準を意識して利食いがでて、11689ドル(+19)で終わりましたが、大げさにいえば世界中が注目しています。

ナスダックは2263P(+2)と小幅続伸。S&Pはほぼ変わらずで、「十字足」となる。

7年前の史上最高値は、(X→A)の上昇の最後についたものですが、これはITバブルによるものです。約1年半で7400ドル→11750ドルへ58.7%上昇しました。

FFレートは(A)のピークでは5.75%でしたが、(A')では6.50%まで引き上げられ、このあたりから株価は下落を加速する。(a)2001年9月にNYテロ事件が発生し、NYダウはXのスタート時点まで戻りました(ナスダックは(A)のピーク( 5133P)から(a)の(1387P)までおよそ1/4の水準になった)

テロ事件前のFFレートは3.5%でしたが、ここから急速に金利を引き下げ、(b)2003年7月には1.0%という超低金利になります。1.00%の金利は(c)まで 1年間続き、株価上昇の原動力となりました。2004年7月(c)から金利が上昇を開始。今年6月まで17回連続で0.25%ずつFFレートは引き上げられ、この8月で初めて据え置きとなります。

@FFレートからいえば、株価がピークを打ち、かなり下落して初めてFFレートを引き下げています。(A→A'のラグ)。また下げたFFレートは株価がかなり上昇しないと引き上げを始めていません(b→cのラグ)。今回少し景気が落ち着いたからといってすぐにFFレートが下げられるとは到底思われません。

A今回、史上最高値を伺う背景には、ITバブルのような強烈なものはありません。じりじりと上昇してきた結果であるので、新高値に出たからといっても、そこから上昇を加速させるようなエネルギーはありません。むしろ「目標達成」となってピークになるのではないかと思っています。

昨日・今日の東京市場の大反発は、ひとえにNYダウの史上最高値への挑戦が材料になっていますから、当面はNYダウが最大の材料になります。

そのNYダウもそうは上昇できないだろうというのが今の考えなので、東京市場の上昇もそうは期待できない。9月初旬の高値を奪回できるかどうかといった程度の反発で終わるのではなかろうか。


(06.9.29) TOPIX 1610(+8) 日経平均 16127円(+102) 13.5億株(1 兆9379億円)



NYダウは史上最高値(11722ドル。終値ベース)を一時上回ったが、引け値では超えることができなかったのは昨日と同じ。11718ドル(+29)。

ナスダックは2270P(+6)と小幅続伸し、順上がりの4連続陽線となるも、ザラバ高値の伸びは次第に小さくなって、上値が重くなっていることを表現。

TOPIXのグラフは悪くありません。今日は小波動のボトムを出し、「順上がりの3連続陽線」となりました。「順上がりの3連続陽線」は(C)あるいは(D)で出ているように、よいスタートダッシュであるといえます。

ただ眼前には(B)の「捨て子」があります。上げの窓に対応する下げの窓があいた9月7日に「捨て子」の表現する意味について書きましたが、その後新聞やHPを見ると、最近は「捨て子」とは言わずに「島」あるいは「アイランド・リバース」というらしい。言葉は違っても内容は同じです。すなわち『 この3日間の(捨て子の)水準は誤りであった。高くまで買い過ぎたという反省した水準です。』と書いたとおりです。

株価が窓をあけて下落しなかったので、「捨て子」とはならなかったが、似たような現象は2月2日にもあって、HPで述べました。そのときは「捨て子」になるかならないかはまだ不明であったので、

『 ・・・・先のピークを上回ったところで5日間のダンゴ( Eの部分)になっています。司馬さんではないが「坂の上の雲」といったふうです。急坂を登ってきたが、峠の向こうには雲(ダンゴ)がある。これは輝かしい未来を暗示する白雲か、それとも雨雲であるのか。』と書きました。


(B)は3日間の捨て子でしたが、(E)は7日間の坂の上の雲でした。意味あいは同じです。(E)の雲は(f)(g)で挑戦すること1か月でようやく突破しました。今回(B)の突破もそう簡単にはいかないでしょう。

(C)25日投資マインド指数は47.4%まで回復し、ほぼ気分はニュートラルへ。

(D)しかし外国証券オーダー倍率は低いままで、なかなか外国人の買いは積極化しない。株価が上昇しても売買代金が2兆円そこそこであり、上昇力に力強さが見られません。

上図の(f,g)のように何回か(B)の「捨て子(島)」に挑戦せねばならないのではないか。前回は(E)を上抜いて4月の高値まで上昇しましたが、今回も同じように高値に出るとはいえません。米国がダウンすれば(B)が大勢下降波動の2番天井になる可能性もあります。


9984「ソフトバンク」は定点観測9銘柄のなかで、唯一中勢波動が下降トレンドにありましたが、ようやく上昇トレンドに転換しそうです。

下落局面での安値は(A)でした。ここから75日線の(B)に向かって反発したのは、「中勢モデル波動」の上昇のスタート(A→B)を思わせました。

75日線まで戻った後の(B→C)への反落は典型的なパタンですが、問題は(C)が(A)を下回るかどうかでした。(C)が(A)より上位で終われば、(C)が2番底となります。その後は(C→D)と上昇し、その途中で75日線を上抜く、というのが「中勢モデル波動」です。

続けて「3連続陽線」を出し、今日は完全に75日線を上抜き、(B)の高値にあと20円と迫ってきました。ほぼ、ソフトバンクは中勢上昇波動に転換したといってよく、(B)の高値を上抜いた瞬間から、「買い(押し目買い)」ができる状況に変わります。


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