TOPIXをどう見たか・判断したか (06年4月)

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(06.4.3) TOPIX 1754(+26) 日経平均 17333円(+273) 21.4億株 (3兆 789億円)



NYダウは11109ドル(-41)と続落。ナスダックは2339P(-1)とわずかにマイナス。

3月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは+20と前回予想の+21を1ポイントほど下回る。

しかし市場は気にせず。新年度入りによる国内機関投資家や外国人買いの増加を期待するほうが圧倒的に多く、大きく上昇。

(A)TOPIXは2000年2月のネットバブルのピークを更新。(終値ベースでは少し足りない)。(B)日経平均の同時期のザラバピークは2000年4月の20833円なので、これにはまだ3500円も足りませんが、1750Pで押し返されていた本命のTOPIXが高値を上抜いたのだから、相場はしばらくは強調です。

(C)9日・25日順位相関は+80を超えているので、いまのところ小波動のピークらしさは3分です。(@新高値、A9日順位相関が+80、B25日順位相関が+80)。(D)外国証券オーダー倍率はさらにさらにアップして1.34倍まで上昇し、 これも強気の材料。

株価の決定要因は、@業績、A金利、B需給、C投資マインド、ですが、BCは大いにプラスです。@については割高です。(私はPER24倍は高すぎると思っていますが、異論もあり計算のしかたではPER20倍くらいという人もいる)

Aについては日銀の量的緩和策が解除されましたが、やはりというか、10年もの国債の利回りは1.845%へアップしています。短期金利は日銀が抑えるとしても、長期金利は次第に上昇傾向を明らかにしています。2.00%までは気にならないかもしれないが、2.00%を超えてきたときは相場下落の材料になります

(E)25日投資マインド指数は90.4%へ上昇。短期張りの10人に9人は利益が乗っているので、買い意欲が悪かろうはずはありません。(ただしこの意欲が次の下落の原因を作るのであるが。)

(G)逆張りの「日経平均用'96」は○のところで、売り・買いマークを出して的確でしたが、今回は当分(おそらくは向こう1か月、5月のGWまで)は売りマークを出さないのではなかろうか。すでにこれまでの多くの例を超える強気のシグナルがでており、売りマークがでなくなっているためです。


(06.4.4) TOPIX 1749(-4) 日経平均 17292円(-40) 20.2億株 (2兆8686億円)


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NYダウは11144ドル(+35)と小反発。ナスダックは2336P(-3)とわずかながら続落。

昨日の新年度入りで一気に買い物が出ましたが、今日は利食いが先行。

外国証券は連日の大幅買い越しであり、今日の売買代金も2.8兆円あるので、マイナスになったとはいっても、かえって過熱感が抑えられてよかったというのが市場の受け止め方でしょう。

(A)TOPIXは@新高値の、A陰線となりました。ここへ(C)のB9日順位相関とC25日順位相関が+80以上であることを加えても、ピークらしさの確率はまだ4分というところです。

今日の陰線は昨日の陽線に比べて小さく、「新高値の陰線」とはいっても、たいしたことはありません。「小波動のピークか?」と思わせるためには、昨日の陽線を下回るような株価下落が必要です。

(B)日経平均の今日の足は「トウバ足」に近い形になりました。ただTOPIXと同じく今日の足は小さく、これをもって転換の足であるとはいえません。やはり昨日の陽線(の安値)を下回らぬ限りは、「ピークか?」は考えなくてよいでしょう。

(D)外国証券オーダー倍率は1.35倍と高水準を維持し、この面での不安はありません。(25日投資マインド指数は90.7%と高水準をキープ。25日騰落レシオは114.3と過熱はしていません。)


(06.4.5) TOPIX 1746(-3) 日経平均 17243円(-48) 21.4億株 (3兆2548億円)



NYダウは11203ドル(+58)と続伸も、昨日の高値を上抜けず。

ナスダックは2345P(+8)と反発し、終値ベースでは新高値を更新するも、今回の上昇小波動には勢いが感じられません。

東京市場は新年度入り3日目となりました。日経平均は、新年度1日目は3.0兆円で+273円高→2日目は2.8兆円で-40円安でした。

今日は昨日の-40円安を絶好の押し目であると判断したのか、小高く寄った後10分足らずで今日の高値17464円まで駆け上がり、その後は下げる。売買代金は3.2兆円と増加。

その結果、TOPIXの(A)今日の足は@新高値の、A陰線で、B先日の短い陰線を「つつみ下げる」ということになりました。(B)C9日順位相関、D25日順位相関が+80以上であるので、今日は「小波動のピークらしさ」は5分となりました。明日「順下がりの陰線」になれば6分になり、小波動はピークを出すといってもよいでしょう。

日経平均は同じく、(C)@新高値の、A陰線で、B先日の短い上ヒゲ陰線を「つつみ下げ」となりました。ただ(TOPIXもそうですが)昨日の陰線は小さく、これをもって「つつみ下げ」というのはやや遠慮気味ですが、まあピークらしさは5分といってよいでしょう。

(D)外国証券は8日連続の買い越しとなりました。オーダー倍率は低下しましたが、これはデータのアヤによるものであり外国証券の買いが減ったわけではありません。需給はOK。


(E)25日投資マインド指数は85.2%へ反落しました。マインド指数からは過熱感があったので、いったんは70%割れまで調整するのが望ましい。これはNO。

(F)25日騰落レシオは111.1へ下げ、今回の上昇波動(3月初旬に75日線を割り込み、ここから反発している波動)ではまだ120を出していません。この面からはまだ上昇する余地があります。これはOK。

(A)〜(F)を総合すると、今日のところは@まだ小波動のピークらしさは5分である。A外国証券オーダーからの需給はよい、B25日投資マインドは過熱していた、C25日騰落レシオはまだ上昇余地がある。となります。どちらかといえば、まだ小波動のピークは出ない確率のほうが高いかと思いますが、明日「陰線の切り下がり」(今日の陰線の高値・安値より低い陰線)が出たならば、ピークの確率は6分になり、ピーク打ちの可能性が一気に高まり、調整入りとなります。

明日が「陰線の切り下がり」となるかどうかが注目点。


(06.4.6) TOPIX 1775(+29) 日経平均 17489円(+245) 17.6億株 (2兆8373億円)



NYダウは11239ドル(+35)と3日連続高したが、まだ小波動のボトムは表示されず。

ナスダックは2359P(+14)と続伸して、終値ベースでは新高値を。ただあまり迫力ある上昇ではありません。

東京市場は、昨日、小波動のピークらしさは5分にやや欠けるか。という状況でしたが、今日はその心配を払拭する上昇となりました。

(A)新高値の陽線となったので、ピークの確率は3分(@新高値、A9日順位相関、B25日順位相関が+80以上)に減少。(B)の日経平均も同じ。

(C)外国証券のオーダーは、4月に入ってから累計で5300万株の買い越し(平均1300万株の買い越し)です。買い越しが続くあいだは上昇基調は崩れません。


25日騰落レシオがついにというべきか、123.4へ上昇。過熱を表現しました。ただし25日騰落レシオが120になったからといって直ちに小波動のピークとはなりません。

上昇小波動のうちで、騰落レシオが初めて120.0になった日から平均して7〜8日後に小波動のピークがでる。ということはかつていいました。

図をみても、初めて120になったAの日からピークの日(a)までは15日のタイムラグがあります。Bからbまでは13日、Cからcまで6日でした。

今回もあと1週間くらいは上昇があるのではなかろうか。


《デンドラ24》の4%波動による日経平均の上値メドを掲げます。

右図Aのところはまだ2月高値を上抜けていない時期でしたが、このときの上値メドは
  1. 16363円(今波動中位)
  2. 16672円(今波動1/2位)
  3. 16981円(前波動中位)
  4. 18833円(前波動1/2位)
でした。

ところが3月29日に2月高値を終値で更新したので、上値メドは変化しました。すなわち
  1. 16981円(前波動中位)
  2. 17753円(今波動中位)
  3. 18833円(前波動1/2位)
  4. 18988円(今波動1/2位)
です。当面(この小波動の目標です)は17753円を目差すことになりそうです。


(06.4.7) TOPIX 1783(+8) 日経平均 17563円(+74) 18.9億株 (2兆6680億円)



NYダウは11216ドル(-23)と小反落。ナスダックは2361P(+1)わずかに続伸して新高値を取るが上昇に力強さはない。

東京市場は、昨日の新高値に出る上昇をした後であるので、方向感のない動きをしていましたが、大引け30分前から先物が主導して上昇。

(A)(B)今日の足型は下ヒゲのある陽線になりました。下ヒゲのある陽線は、@下落した後のボトムで出るか、A前日の陽線に続いて出ることが多いのですが、今回はAです。図に青○を打っていますが、ここと同じ状態です。(まだ高くなる)

(A)新高値の陽線となったので、ピークの確率は3分(@新高値、A9日順位相関、B25日順位相関が+80以上)に減少。(B)の日経平均も同じ。

(C)25日投資マインド指数は90.0%と青変わらず高く、この点は過熱であるといえます。(D)外国証券のオーダー倍率は1.32倍と高水準を維持しており、この上昇は外国証券の買いに負うものが7〜8割ある感じです。オーダー倍率が1.00倍を割り込むまでは上昇基調です。

3月末に、条件表No.8「ピークボトム切り上げP/Q」を使って、該当した銘柄を検索し、このグラフを見て3点のチェックをしてくださいといいました。3点がOKのものとNOのものを掲げましたが、なおよくわからないという連絡もありました。

3点のチェックというのは、グラフを見たときに瞬間に判断できます。判断できないのは、3つのポイントがわかっていないためかと思うので、くどいながら、もう一度チェックのしかたをいっておきます。


4月に入って
  1. 条件表No.8「ピークボトム切り上げP/Q」を使って「検索」すると、

  2. 図のように58銘柄がピックアップされました。

  3. ピックアップされたら、すぐに「グラフ」を見てチェックしてください。


まずはピックアップされたトップバッターの1885「東亜建」です。チェックポイントは
  1. 買いマークが出た日の株価は、200日線(および75日線)より上位にあるか?

  2. 買いマークがでたときは、最低でも小波動のボトムが2つ( aとc)とピークが1つ(b)が表示されているが、(b)のあたりの9日順位相関が+80以上になって日が3日以上連続しているか?

  3. (a)→(b)の初動のときに、需要ポイント(ピンク色の陽線)がでているか?
これだけのことです。図をひと目見るだけで、
  1. は75日線・200日線よりも下にある。
  2. は9日順位相関が+80に達していない。
  3. (a)→(b)の上昇途中にピンク色の重要ポイントが3つある。
ということが一瞬でわかります。CはOKだが、A,Bはダメなので、この銘柄は買いの対象にはなりません。


次の銘柄、1899「福田組」は、
  1. は75日線・200日線よりも下にある。
  2. は9日順位相関が+80に達していない。
  3. (a)→(b)の上昇途中にピンク色の重要ポイントが皆無である。
この銘柄が3つのチェックポイントのどれをも満足していません。よってこの銘柄は買いの対象にはなりません。


次々に次の銘柄へ進んでいくと、3431「宮地エン」は、
  1. は75日線・200日線よりも上にあるのでOK。
  2. は9日順位相関が+80を5日間連続して超えているのでOK。
  3. (a)→(b)の上昇途中にピンク色の重要ポイントが3つ(その後にさらに2つ)あるのでOK。
この銘柄は3つのチェックポイントの全てを満足しました。よってこの銘柄は買いの対象になります。こういうことです。3つのチェックは1銘柄当たり10秒もかからないはずです。

ただ3つの条件は必須ではありません。そのときにテーマ(今ならデフレ脱却+設備投資の増加+商品市況の高騰から、銀行・証券・不動産・機械株・石油・鉱業など)に合致しているものは、3つのポイントが全部OKでなくてもかまいません。


(06.4.10) TOPIX 1777(-6) 日経平均 17456円(-106) 18.1億株 (2兆3773億円)



米国の雇用統計の数字がよすぎて金利先高の予想から、NYダウは11120ドル(-96)と下落。ナスダックも2339P(-22)と下落。

NYダウは(a)で@新高値の、A陰線、Bつつみ下げ、しかもC上ヒゲ、という足が出て、小波動のピークらしさは6分といいましたが、その後ピークをつけました。

ナスダックは(b)で@新高値、A上ヒゲの、B陰線 となりましたが、ここでは25日順位相関が+80に達していなかったので、ピークらしさは4分ほどでした。

しかし今日は、@新高値の、A陰線(しかも長い)、Bつつみ下げ、C9日順位相関、D25日順位相関が+80以上、となったので小波動のピークらしさは5分になりました。


東京市場は、米国市場が下落、シカゴ日経先物が大証比140円安であったので、(A)(B)安く始まり小動きとなる。

ただし(D)外国証券オーダー倍率は1.32倍と高水準を維持し需給に不安はありません。

定点観測9銘柄のうち、現在の相場をリードしている銘柄は、@トヨタ、Aみずほ、B野村、の3銘柄ですが、どれも陽線であったし、トヨタ・野村は新高値を更新しているので、今日の指数の下げは問題ではないでしょう。。


(E)25日投資マインド指数は88.2%へわずかに低下。いったんは80を割って過熱感をさましたほうが望ましい。

(F)25日騰落レシオは133.9と上昇。これは前にいいましたが、初めて120を超えて(図の売りマーク)7〜8日目に株価のピークを出すのが平均的な動きです。15日後にピークをだしたこともあるので、これは緊急の不安材料ではありません。来週くらいから警戒すべきか。


(06.4.11) TOPIX 1770(-7) 日経平均 17418円(-38) 18.8億株 (2兆4958億円)



NYダウは11141ドル(+21)と小反発。ナスダックはハイテク株が売られて2333P(-5)と小幅ながら続落。

東京市場は、ひさびさに外国証券のオーダーがわずかに売り越し(-190万株)。

日経平均は前日と変わらない水準で寄り付いた後、先物の仕掛け的な売りがでて、前場は-161円まで下落。後場は反動で戻したが、結局小幅安。

(A)(B)やや下ヒゲのある陰線となりましたが、1日の値幅は日経平均で220円、TOPIXが22Pであり、大きなものではありません。陰線であることも、下ヒゲであることも(注目すべき足型としての)判断の材料にはなりません。

(C)外国証券オーダー倍率は1.32倍と高水準を維持しているので、この面は安心。


(D)25日投資マインドは82.4%となってやや過熱感が冷やされつつあります。これも方向はよい。

(E)25日騰落レシオは125.9倍となお過熱が続いています。

全体的には、過熱感を表現しているものが多くあります。例えば、@9日順位相関が+80以上になった、A25日順位相関が+80以上になった、B25日投資マインド指数が+85以上になった、C25日騰落レシオが120以上になった、などです。

しかし個々の銘柄の動きを見ると、とうてい過熱しているようには見えません。まだオズオズと買っている感じであり、安心し楽観して買っている様子はありません。


定点観測9銘柄のうち、この両日で新高値になった銘柄は4つあります。

@住友鉱、Aトヨタ、Bみずほ、C野村、ですがまだピークらしさが5分になったものはありません。

住友鉱は「新高値の陰線」ですが、これだけではピークとは判断できません。

トヨタの「新高値の十字足」も売り買いが均衡したというだけのことです。


先行きを楽観して買ったときは、重要ポイント(ピンク色の陽線)がでます。右図は前回のピーク時のグラフですが、ピンク色○のところで重要ポイントが出ています。

上の現在のグラフと比べると、買い手の意欲はかなり違います。右図は「今日買わねば明日はもっと高いだろう」ことを恐れての気分的(情熱的)な焦った買いですが、上図は落ち着いた買い方です。

現在の新高値4銘柄は、おとなしい上昇をしているといえます。よって、現状は「小波動のピークが出そうか」を考えることがあっても、「中勢波動のピークがでそうか」はまだまだ考える時期に来ていないと思っています。


(06.4.12) TOPIX 1742(-27) 日経平均 17162円(-255) 19.5億株 (2兆5076億円)



NYダウは11089ドル(-51)と反落。ナスダックはハイテク株が売られ、 2310P(-22)と3日連続安。

東京市場は、@海外株安(米国も欧州も)、Aシカゴ日経先物が17325円(大証比-125)、B外国証券のオーダーは連続の売り越し(-860万株)と外部環境が悪く、下落。

(A)(B)今日は(下寄りしたので)昨日の終値を基準にするとやや大きな動きとなりました。目下のところは「小波動のピークらしさ」を測ってきましたが、足型からはピークらしさはでていませんでした。

もっとも確率が高かったのは図の青●の日でしたが、この日は5分の確率でした。その後は小幅陽線・小幅陰線となって、はっきりしたピークらしさは表現されませんでした。しかし明日は、よほどの急反発がない限り、「主な株価」は小波動のピークを表示するようです。

(C)もし明日、小波動のピークを表示するとなると、9日順位相関は0以下になり(標準的には)-80あたりまで下げねばなりません。そうなるとあと2〜3日の調整はあることになります。


(D)外国証券オーダー倍率は1.24 倍と高水準を維持しています。2日連続の売り越しが傾向として続くのかどうか。明日からオーダー倍率は低下しますが、1.0以上で止まるのかどうかが注目点。

(E)25日投資マインド指数は69.2%まで低下し、過熱感は薄れています。

(F)25日騰落レシオは121.7で、なお過熱。初めて120を超えてから今日で4日目となりました。7〜8日先に小波動のピークを出すかと思っていましたが、どうも今回の小波動のピークは青●の日であったようです。(初めて売りマークが出た翌日がピークということになりそうです。)


明日、小波動のピークが表示されそうだといいましたが、これは「売買マークの予想」でわかります。

条件表No.24に「3日H&L(主な株価)」があります。これを使って、日経平均なりTOPIXなりのグラフを描いて下さい。(右図)
  1. 「売買マークの予想」をクリックすると、「売買マークの予想」の小画面が現れます。

  2. 「検査実行」ボタンをクリックすると、

  3. 「売りマーク」は株価が17335円以下であるなら出る。ということがわかります。
今日の日経平均の終値は17162円ですから、明日ザラバで17335円を超えるザラバ高値を出さないと、日経平均は小波動のピークが表示されます。小波動は下降波動に変わります。TOPIXで同じことをすると、明日のザラバ高値が1752Pを超えないと、やはり小波動のピークが表示されることがわかります。


(06.4.13) TOPIX 1743(+0) 日経平均 17199円(+36) 17.5億株 (2兆4735億円)



NYダウは11129ドル(+40)と反発。ナスダックも2314P(+4)と小反発。

東京市場は、明日が4月限オプションのSQとあって、終日先物に振り回される展開。前場は17068円まで売られたものの、後場は戻り調子となって、結局は小幅高となりました。

この結果、(A)(B)陰線で下ヒゲ足となりました。続落後の「下ヒゲ」は押し目買いの意欲が充分にあるということの表現です。

昨日いったように日経平均は「主な株価」が小波動のピークを表示しました。TOPIXは今日はザラバ高値1753Pがあったのでピークの表示は出ませんでしたが、明日のザラバ高値が1779Pを超えないとピークを表示します。明日1779Pまで反発することはまずは考えられないので、TOPIXも小波動のピークを表示することはほとんど確実です。

ただ、小波動のピークを出したからといっても、ここから大きな下落があるとは思われません。今日の下ヒゲはすでにして小波動のボトムになった可能性さえあります。


(C)投資マインド指数は65.1%まで低下し、過熱感はなくなりました。(D)外国証券オーダー倍率は、(これからまだ低下するのだが)1.19倍と1.0倍をはるかに超えています。

今回の小波動の下げ幅はいまのところ大きくはなさそうです。図は相場をリードしている3銘柄(と野村もある)のグラフですが、大きな波動のピークを出した表現は出ていません。

今回の上昇小波動のなかで、最も大きな陽線となったのは図のa,b,cですが、@重要ポイント(1日の値幅が+5%以上ある日)ではありません。つまりはまだ楽観した買いが入っていません。

Aa,b,cを重要ポイントに匹敵する水準(青線)だとしても、3銘柄はこの水準を完全に割り込んではいません。すなわち上昇力は失われていません。

ここから、今回TOPIX・日経平均が小波動のピークを出しても、リードしている銘柄を見れば、その下げ幅はたいしたことはないと思っています。


(06.4.14) TOPIX 1744(+0) 日経平均 17233円(+34) 14.6 億株 (2兆1691億円)



NYダウは11137ドル(+7)と小幅ながら続伸。ナスダックも2326P(+11)と続伸。

東京市場は、4月限オプションのSQからみの売買から、高寄り後は下げ、その後戻し小幅高。

(A)(B)とも4日連続陰線となりました。(A)は前日の値幅に「はらまれる」形で、均衡した状態。明日以降前日の値幅を上に抜けるのか、下に抜けるのかが注目点。

(B)は前日の陰線よりも高値・安値が切り上がり、わりと珍しい「切り上がりの陰線」となりました。今日のSQによる特殊事情からできた型ですが、特殊事情がなくて、「切り上がりの陰線」が出るというのは、@押し目買い意欲が強く、朝方は高く始まるが、A場中では戻り売りに押され下げる、Bしかし前日の安値までは下げない。ということです。

「切り上がりの陰線」は特に決め手になる型ではありません。@ボトムからの出発になることもあれば、Aこの水準が下落の中間点となって再下落することもあります。どちらになるのかは予断できませんが、どちらになったのかの判断はできます。この下降の小波動の最安値は青●の日ですが、@その前日の陰線の高値(赤線)を、陽線で上回ったなら、青●の日は小波動のボトムらしいことがわかります。A青●の日の安値を下抜けたなら、今日の水準は下げの中間点です。


(C)9日順位相関は-48まで低下してきたので、来週続落となっても、あと2日もすれば-80に到達します。

(D)外国証券オーダー倍率は、1.15 倍と1.0倍を超えており、外国人は売りに転換してはいません

(E)投資マインド指数は61.8%へと低下し、過熱感はなくなっています。

(F)25日騰落レシオは115.0となり過熱感はなくなりました。

来週のことですが、@上図の赤線を超えれば小波動のボトムの可能性が強くなります。A青●の安値を下回ることになっても、9日順位相関が-80になるし、25日線に近づくので、そのあたりでいったんは下落が止まるだろうと思います。どちらにしても、そう悲観する必要はないのではないか。


(06.4.17) TOPIX 1719(-25) 日経平均 17000円(-233) 14.3 億株 (2兆 2億円)



海外市場は休場。

東京市場は、欧米市場が休場とあって外国人の注文が絶え、朝方のオーダーは買い・売りともに1000万株ほど。

米国の決算発表待ちの時期であるし、日本は来週にならねば決算が出てこないとあって、全般様子見のところへ、原油が70ドル台に乗せたことから先物が先導して下落。

(A)(B)先週末は、小波動のボトムに達したのか、あるいはまだ下げの中間点にあるのかが判断できなかったので、図の赤線の上下どちらかを突破してから判断することにしましたが、今日は下の方を突破し、下げ途中であったことがわかりました。

としても、(C)9日順位相関が明日は-80以下になることは確実であり、TOPIXは25日線まで下降してきたので、明日以降は「いつボトムがでるのか」を注視することになります。


25日投資マインド指数は41.2%へ低下し、短期売買をする投資家の半数以上がマイナス勘定になりました。最近ではa,b,cで50%割れをしていますが、次に50%を超えたところから上昇相場に弾みがつきます。

25日投資マインド指数はまだ使い慣れていないので、判断の基準がはっきりしていないのですが、
  1. 50%以上にあるときは、上昇相場である。
  2. 85%以上になったら楽観人気なので、売りを考える。( 図の青●)
  3. 50%以下にあるときは、上昇相場である。
  4. 15%以下になったら悲観人気なので、買いを考える。(図のX)
ということでしょう。順位相関とか25日騰落レシオと同じ見方です。(さらに何ごとかがわかるかと期待していましたが、そうでもなかった)


今回の上昇小波動をリードした3銘柄ですが、今日のところはまだ小波動のピークを表示していません。(他の6銘柄はピークを表示した)

それほど下げ方は強くないということですが、先日いった重要ポイントに準じる水準(青線)を「みずほ」が割り込んできました。みずほはどうも小波動のピークを出すようです。

全体的には、この小波動の下げはすでに半分以上が出ており、明日・明後日くらいには小波動のボトムの水準に到達するのではないかと思っています。


(06.4.18) TOPIX 1741(+22) 日経平均 17232円(+232) 15.9 億株 (2兆38712億円)



3連休明けの米国市場は原油高を嫌気して下落。NYダウは11073ドル(-63)と下げ、この小波動での新安値。ナスダックも2311P(-14)と下落し同じく小波動の新安値。

東京市場は、まだ欧州市場が休場とあって外国人の注文は増加せず。

寄り付き直後はマイナスだったが、次第高となって昨日の下げ幅をほぼ埋める。

(A)(B)TOPIX・日経平均は25日線で止まりました。(C)TOPIXの 9日順位相関は-80以下になり、この点からもまずはこの小波動のボトムは出たかに思いますが、確率からは、@新安値の、A陽線となり、B9日順位相関は-80以下、C足としては日経平均が「つつみ上げの陽線」と4ポイントです。明日、昨日の陰線の高値を終値で抜けば1ポイント積み増しで5分になります。


(D)外国証券オーダー倍率は1.07倍となお需給は崩れていません。

(E)25日投資マインドは、昨日50%割れをしましたが今日は50.6%となり、投資マインドは中立へ。

(F)昨日、(この上昇波動をリードしている銘柄の1つである)「みずほ」は小波動のピークを出しそうでしたが、今日は大きく反発して、この懸念はなくなりました。

今週は、米国のハイテク株の決算がどうなるか、原油高をNYはどう受け止めるかの懸念材料はありますが、日本では昨日の下落によって、原油70ドルはすでに折込みずみとなりました。


(06.4.19) TOPIX 1747(+5) 日経平均 17350円(+117) 16.9 億株 (2兆6341億円)



米国の金利引き上げは最終段階にきたとの認識で、米国市場は大反発。NYダウは11268ドル(+194)と上げ、ナスダックも2356P(+44)と大幅高。

発表され始めた1-3月期決算も予想を上回っているし、原油高はともかくとして物価は安定しているという統計がでたので、しばらくは米国市場の基調は強そうです。

東京市場は、@米国株の大幅反発、Aシカゴ日経先物が17460円(大証比+220円)、B外国証券のオーダーが940万株の買い越し、とあって日経平均は+173円高で寄り付く。しかしその後は次第安。後場に戻しかけたものの売りに押され今日の安値で終了。


この結果、(A)(B)TOPIX・日経平均は窓空けの陰線となりました。これは基本的にはよくない足どりです。

ただ上昇波動が開始したときには、戻り売りが出やすいため、ここでの陰線はしかたがないでしょう。明日が陽線になるのかどうかが注目点です。陽線となって今日の高値を上抜けば、小波動のボトムが出たと判断してよい。

逆に明日も陰線となった場合でも、昨日の大きな陽線はナカナカ強力なのものなので、これをすぐに下回るということは考えられない。2〜3日後には今日の高値を上回ることになるのではないか。

(C)25日投資マインドはちょうど50%でニュートラル。(D)外国証券オーダー倍率は1.05倍とこれもニュートラルに近いが、昨日の米国株高→日本株高は、今夜の欧州株高へ連鎖するでしょうから、明日の外国証券のオーダーはかなりの買い越しになると思われます。オーダー倍率は心配なさそうです。


(06.4.20) TOPIX 1747(+0) 日経平均 17317円(-32) 16.5億株 (2兆5168億円)



NYダウは11278ドル(+10)、ナスダックも2370P(+10)と続伸。

東京市場は、朝高のあとジリジリと値を下げる。ただし1日の動きは小幅であり、様子見というところ。

(A)(B)TOPIX・日経平均は切り下がりの小幅陰線となりました。これも基本的にはよくない足どりですが、一昨日の陽線は大幅であったので、気にしてはいません。

(C)外国証券のオーダーは3720万株の買いとようやく平常どおりの水準へ戻りました。倍率は1.02倍へ低下していますが、今日か明日が当面の最低水準になるはずなので、1.00倍を割り込むことはないようです。


4月13日と17日に「重要ポイントに準じる水準」について書いたところ、その基準を教えて下さいのメールが入りました。箇条書きにすれば、
  1. その上昇小波動のなかで最も大きな陽線である。

  2. その陽線はその日に(その上昇小波動の)新高値を出している。

  3. その陽線の日の安値を「重要ポイントに準じる水準」とし、株価が完全に下回ったら、しばらくは株価上昇の見込みはないと受け止める。
というものです。 5713「住友鉱」は(a)の日の陽線が最大で、しかもこの日に新高値。前日とは窓を空けているので、この場合は前日の終値を「重要ポイントに準じる水準」とします。

7203「トヨタ」は(a)の日の陽線が最大で、しかもこの日に新高値。(前日とは窓を空けていない)。陽線の日の安値を「重要ポイントに準じる水準」とします。

8411「みずほ」は(a)の日の陽線が最大で、しかもこの日に新高値なので、この日の安値を「重要ポイントに準じる水準」とします。なおその後(b)で最大の陽線を出しましたが、この日は新高値を取っていないので、これはダメ。(a)の水準がなお有効です。

「みずほ」は(b)の前日に終値で「準じる水準」を下抜きましたが、「完全に」下回ったわけではありません。「完全」にとは、その日の高値が水準を下回ったという意味です。(「終値で下回ったら」でも「完全に下回ったら」でもどちらを採用してもかまいませんが、重要ポイントを使った利食いのしかたは「完全に下回ったら」としています。)


(06.4.21) TOPIX 1756(+8) 日経平均 17403円(+86) 17.5億株 (2兆9212億円)



NYダウは11342ドル(+64)と3連騰となり、終値・ザラバベースで新高値。S&Pもザラバで新高値。ナスダックは2362P(-8)と反落したが、ザラバでは高値にツラ合わせ。

東京市場は、小反発して陽線となりました。今日のザラバ高値はこの小波動の新高値となったので、次は直前のピークの高値が意識されるところです。

(C)9日順位相関は2日間の陰線にもかかわらず上昇をし、0水準をクリアしてきました。+80まで上昇するのは当然としても、あと+80以上を何日持続できるかが注目です。

(D)外国証券のオーダーは売り越しであったので、0.97倍へ低下しましたが、きょうの数字が最悪となるはずです。来週からは再び1.0を超えていくかと思います。


(E)25日投資マインドは45.9%とやや弱いが中立。

右にTOPIXとナスダックを並べてグラフにしましたが、波動は似ています。

(a)のボトムは同じ時期、(b)はTOPIXが先行、(c)は同じ時期、(d)(e)も同じ。

ナスダックの(f)は(d)の高値と同じ水準になりましたが、TOPIXはまだ新高値になれず、出遅れています。


定点観測9銘柄のうち、75日線を下回っているのは4銘柄(鹿島・新日鉄・NTT・ソフトバンク)あります。そのうちでも完全に75日線を下回って、中勢下降波動になっている2銘柄を掲げます。

9432「NTT」は75日線を大きく下回ったAが、モデル波動の(A)と比定できます。A→Bへの反動は75日線が限界となって、Cまで下落。

しかしCはAの水準を下回らずに小波動のボトムを表示し、今日は再び75日線まで上昇。ここまではモデル波動の(A→B→C)そのものの動きです。

今後Bの高値を上抜けば、当然に75日線を大きく上回ることになるので、中勢上昇波動に転換します。その可能性ですが、(A→B)へ反発したときの(b)の9日順位相関は+80以上にあること6日間でした。ナカナカ値もちがよかったのでBを超えていく可能性は高いと思います。

9984「ソフトバンク」もNTTに似ています。Aがモデル波動の(A)に比定できますが、NTTと違ってまだCが確定していないので、仮の(A)です。NTTに比べてよくないところは、@(A→B)の上昇は75日線まで到達せず、弱かった。ACで小波動のボトムは現れておらず、今後Aを下回ることになれば、(A)と比定したのは取り消しになる。ことです。

今後Aを下回るかどうかですが、(A→B)の上昇は75日線に達しなかったとはいえ、9日順位相関は(b)で3日間+80の水準を維持したので、値もちは悪くありません。Aを下回るかどうかとなると、6分かたは下回らないのではないか。


(06.4.24) TOPIX 1710(-45) 日経平均 16914円(-489) 18.2億株 (2兆8656億円)



週末のNYダウは11347ドル(+4)と4連騰で新高値を更新。いっぽうナスダックはハイテク株がさえず2342P(-19)と反落。

@週末NY原油が75ドルの史上最高値になり、Aナスダックが新高値目前にして下落、Bやや円高、Cシカゴ日経平均が大証比-120円の17300円、など少しずつ弱い材料がありました。

週明けの東京市場は大幅下落。日経平均はザラバで-511円安。先物は終値で-570円安。1年ぶりの大幅安です。

ただなんでここまで下げ幅が大きかったのかとなると「???」です。500円も下げる理由はありません。先に掲げた少しずつの弱い材料が共鳴作用を起こし、小さな波が大きな波に増幅されたのか。

(A)(B)4月は波乱の月だとは警戒していましたが、波乱は青●の日で終わったものと思っていました。今日はこの安値を下抜いてしまったので、月末にかけて小波動のボトムを探らねばならないことになりました。25日線を下回ったとはいえ75日線はかなり下にあるし、先の小波動のボトムはそれよりももっと下方にあるので、あわてることはないと思います。

(C)外国証券のオーダー倍率は昨日が最悪になるだろうと思っていましたが、今朝は1300万株の売り越しとなって、倍率は0.93倍と好転せず。


わけのわからぬ下げによって、(D)25日投資マインドは22.7 %へと急落。こうなると弱気に傾きがちですが、悲観のしすぎの水準である15%まであとわずかなので、行動するのはここまで待ったほうがよいか。

(E)東京市場の今日の下げの原因の1つであるナスダックのグラフ。Eの水準を下回ったのであればボトムが切り下がりとなるため、インパクトがあったでしょうが、昨日はまだかなり上で止まっています。

今日の東京市場の下げは、ひとりでキリキリ舞いをしたような感じを受けます。それは今夜の欧州・米国はこれをどう引き継ぐのかでわかります。


(06.4.25) TOPIX 1719(+8) 日経平均 16970円(+55) 16.5億株 (2兆6125億円)



NYダウは11336ドル(-11)と小反落。ナスダックも2333P(-9)と小幅続落。

昨日の??の東京市場の大幅下げでしたが、昨夜の欧州市場は小幅ながらプラス、NYは小幅安で、結局東京市場だけが単独で下落したということになりました。

NY原油先物は73ドル台に反落し、これは今日のマイナス材料ではなくなりました。

しかし為替は昨日は115円台、今日は114円台となったのは、東京市場に固有の材料です。円高はプラス材料と受け止められることもあるし、マイナス材料とされる場合があります。昨日・今日のようにいつでもマイナス材料となるわけではありません。

日経平均は寄り付き直後は下げたものの押し目買いによって小高く引け、(A)(B)今日の足は下ヒゲのある小陽線となりました。とりあえずは日経先物への仕掛け売りを、この水準で受け止めた。ということを明らかにしたと思います。


定点観測9銘柄のうちの、相場をリードしてきた銘柄のグラフを掲げます。

ピンク色線は「重要ポイントに準じる」水準で、これを完全に割り込むようだと、少なくとも2週間くらいは調整があると思っています。

5713住友鉱、8411みずほFは、この急落にもかかわらず、割り込んでいません。

ただトヨタはaの水準が決まった後に、さらに大きな陽線がでたので、bが「重要ポイントに準じる」水準になりました。今日はこの水準を完全の下回ったので、2週間程度は新高値にでることはなさそうです。


逆に、75日線を完全に割り込んで、モデル波動の「大底(A)」をだすのではないかと期待している2銘柄を先日掲げました。

9432NTTは、昨日の市場の大幅下げにもかかわらず、Cの小波動のボトムまでは下落せず。昨日・今日の連続した下ヒゲ足を見れば下値は固く、Bを上抜く動きになるのではなかろうか。

9984ソフトバンクはA'のボトムを切り下げることなく「安値の切り上がり」の可能性が高いと思っていましたが、昨日の市場の動きに引っ張られ、残念なことに安値を切り下げてしまいました。

これによって先日Aではないかと期待したものはAではないことがはっきりし、昨日の新安値A''が大底になるのかどうかを注目することになります。(ただし、A''から安値が切り上がり、小波動のピークが切り上がることが確認できるには2週間か3週間は必要な感じです。)


(06.4.26) TOPIX 1723(+3) 日経平均 17055円(+85) 16.0億株 (2兆4902億円)



NYダウは11283ドル(-53)と続落。ナスダックも2330P(-3)と小幅続落。

NY原油先物は72ドル台に続落し、為替も115円台へ戻すなど、外部環境がや小康状態となっため、東京市場は小幅ながら続伸。

ただし一昨日の500円幅下げに対する反発としては小幅であり、強い戻りであるとは到底いえません。(A)(B)一昨日の大陰線の高値を上回るまでは安心ができません。

そのためには外国人の買いが必要ですが、今日も売り越し(4日連続)で、オーダー倍率は0.88倍へ低下。


あまり書くべきことがないので、■ 条件表の設定例とその市場環境で掲げた条件表のうちのNo.45 ボリンジャ利用売買@の最近の成績を掲げます。(No.45 というのは(QE拡張8)の番号で、(カナル共通)ではNo.35にあります。)

No.45「 ボリンジャ利用売買@」は2003年12月9日に設定し、2年半が経ちました。異常に高くなったときに売りマーク、異常に安くなったときに買いマークを出しますが、今年2月下旬の安値(上図の赤○の日)の日には、買いマークをだした銘柄が続出し、その的確さを再認識できました。

今日は3月以降に売買マークを出した銘柄のグラフを掲げます。東証1部のうち、(3月以降に)売りマークがでたのは3銘柄、買いマークがでたのは2銘柄でした。

売りマークがでたのは右の3銘柄です。

4410 ハリマ化
6315 TOWA
9470 学研


買いマークがでたのは右の2銘柄です。

1963 日揮
7004 日立造


(06.4.27) TOPIX 1729(+6) 日経平均 17114円(+58) 16.4億株 (2兆4532億円)



NYダウは11354ドル(+71)と反発。ナスダックは反発力がにぶく2333P(+3)と小幅高で終わる。

NY原油先物はさらに下げ71.93ドル。

先の日経平均が大陰線となった要因の1つである石油価格が下げたことや、外国証券のオーダーがわずかながらも5日ぶりに買い越しになったことから東京市場は小幅ながら続伸。

ただし足取りは悪い。たった1本の陰線を3日かかっても上回ることができません。

(A)(B)今日は終値ではプラスでしたが、日中の動きは小幅で、しかもTOPIXは陰線・日経平均は「十字足」となりました。25日線を抜けきれないのも「はがゆい」ところです。はやく大陰線の高値を上回らないと、ちょっとした悪材料で相場が大崩れする懸念があります。


これを阻止するのは、たぶん国内投資家ではなく外国人の買いです。

図はドル換算日経平均のグラフです。(画面下部)
  1. はライブドアショック前のピーク(16454円)。このとき(前日)日経ドル換算の日経平均は144.39ドルでした。

  2. はライブドアショック後のピーク(16747円)。このときドル換算の日経平均は141.07ドルでした。日経平均は新高値となったがドル換算では新高値となりませんでした。

    結果、外国証券オーダー倍率は1.00を割り込み、最近では最低の0.75倍まで低下しました。外国人の買いが引っ込んだわけです。

  3. は現在のところの最高値(17563円)。このときのドル換算の日経平均は149.14ドルでした。

  4. は今日ですが、日経平均は(17114円)と最高値より450円ほど下方にあります。しかしドル換算の日経平は149.27ドルであり、これは実は、ドル建ての日経平均の新高値なのです。
円高になる予想があれば、海外投資家は当然に円資産を買ってきます。円資産とは、債券でも、株式でも、土地でもよいのですが、最も流動性の高いのは株式です。ドル建て日経平均が最高値をつけている現在、外国人が日本株式を売却しようという動きが主流になるはずはありません。


(06.4.28) TOPIX 1716(-12) 日経平均 16906円(-208) 17.3億株(2兆6157億円)



NY原油先物は70.97ドルへ低下。米国金利は次回の0.25%引き上げで終わりの予想も強く、NYダウは11382ドル(+28)と続伸し新高値。

ナスダックも昨日は1日の値幅が46Pと大幅で、再度の新高値への挑戦をしそうです。

米国市場は強かったものの、@シカゴ日経平均は17045円と下げ、A中国の金利引き上げの報道があり、Bソニーの来期の見込みがよくなかった、などがあって、東京市場は下放れて寄り付く。

明日からGW入りのため、買い手が少なくなっている間隙を突く先物の売り崩しの仕掛けもあった感じで、一時は3日前の安値を下回る。 昨日までの3日連続高にもかかわらず、たった1本の陰線を上回ることができていなかったので、少し警戒していましたが、やはり下げには弱かった。


(A)(B)しかし、今日は下ヒゲの長い陰線となりました。ヒゲの長さは3日前の下ヒゲ陽線のヒゲよりも長く、日経平均の16800円より下では買い物が入るということを2度にわたって証明しました。

この下げでも売買代金は2.6兆円あり、まずまずの水準を維持しています。(D)外国証券オーダーも2日連続して買い越しとなり、オーダー倍率は0.91倍へアップ。

GW中は商いも細り、動きは少ないかと思いますが、環境は悪くありません。何よりも今日の安値をつけたことで、TOPIXのこの下げの小波動はピークから16日目となりました。そうそう下落が続くことはないと思っています。


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