TOPIXをどう見たか・判断したか (06年1月)

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(06.1.4) TOPIX 1673(+23) 日経平均 16361円(+250) 15.1億株 (1兆8248億円)


米国市場は3日が大発会でしたが、NYダウは10847ドル(+129)、ナスダックも2243P(+38)と大幅高。

NYダウ・ナスダックともに「つつみ上げ」の大陽線を出し、25日平均線まで上昇したので、明日はこれを超えて、上昇波動に復帰するのかが注目。

昨年1年の米国株指数の上昇率はわずかにマイナスとなったようですが、昨日の足をみると、今年はプラスの期待ができそうです。


東京市場は、@大納会の仕掛け的な売りに対するリバウンド、A米国高、B外国証券の買い越し、C正月中に出た初売りの大幅な伸び、D経済界の予想が強気ばかり、など好材料が続出とあって、大きく上昇。

TOPIXはザラバ・終値ともに新高値。日経平均は終値ベースで新高値という幸先のよい大発会となりました。


(06.1.5) TOPIX 1685(+12) 日経平均 16425円(+63) 28.3億株 (3兆2102億円)


NYダウは10880ドル(+32)、ナスダックも2263P(+19)と続伸して25日線を突破。戻りの限界である25日線を上抜いたので、米国株はしばらくは強調となるようです。

東京市場は出来高28億株、売買代金3兆2000億円と活況。TOPIX・日経平均ともに新高値を更新。

小波動のピークらしさでいえば、TOPIXは4分、日経平均は5分(@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、C25日順位相関が+80以上、D逆張りの売りマーク)というところ。

少し退屈なことを書きます。この中勢上昇波動が決ったのは、次図のDの日でした。上昇波動に転換したことは、小波動のボトムが切り上り、ピークが切り上がったときにわかります。

ボトムからいえばaは1108P、cは1120Pで切り上がり、ピークはbの1154PをDの日(終値1158P)で上抜き、ピークの切り上げが確定したのでした。以来今日のRまで中勢波動は上昇中です。

中勢波動が上昇中のときの方針は、「買い」です。押し目買いというのは中勢上昇波動のときにできることであり、中勢下降波動のときは「押し目買い」ではなく「戻り売り」である、ということは誰でも知識として知っていることです。


上図で、最もすばらしい方針はDで買って、そのまま買い持続して現在のRに至るということです。Dの終値1158Pから今日の終値1685Pまで、一度も売買をせず(手数料のコストをかけず)に527P(+45.5%)の利益を出している。これに勝る投資方針はありませんでした。しかしこれは結果論であり、現在での評価です。明日から100Pの下げが始まれば、-100P分が失われ、利益は427P(+36.8%)に縮まります。

ほぼ絶無だと思いますが、DからRまで一度も売買をしなかった投資家の手仕舞いの基準は何であったのでしょうか?たぶんグラフとは別の面からの信念であったとしか思われません。

私の考えでは、中勢波動が上昇中のときの売買のしかたは、買いがメインであるのは当然ですが、
  1. 小波動のピークらしさが5分から6分になったときは、いったんは手仕舞いする。
  2. その後、小波動のボトムがでたり、新高値に出たときは買い戻す。
というのがよいと思っています。そのために、昨年は「小波動のピークか?」という記事をくどく書いたつもりです。「小波動のピークらしさ」をいち早く知るには、
  1. (その上昇小波動の)新高値で、
  2. 陰線となり、
  3. しかも当日の終値が前日の実体(始値と終値の値幅)の半分以下の水準で終わる。
ということを手掛かりにする。ということは何度もいいました。(読者のなかにはナントカの1つ覚えではないかと思われた方もあるかも知れません)

結果、ピークらしいと思われるところは、上図のd,f,h,i,m,o,pの7か所でした。(fとoは、「当日の終値が前日の実体(始値と終値の値幅)のちょうど半分の水準」で終わり、それ以上に下落していない日です)、その後実際にピークを出したのはa,f,i,m,pの5か所でした。これはものすごいことであると、私は評価しています。


「小波動のピークらしい」ということがわかれば、買い玉は手仕舞いしておくべきです。モデル図でいえば、
  1. aでピークらしいと判断して売却し、
  2. bで小波動のボトムが表示されたときに、買いなおす。
  3. あるいは先のピークAを上回ったcで買い戻す
要するに@小波動がピークらしいときやピークが確定したときには買い玉は売却するが、A小波動のボトムを出したときや新高値になったときは買いなおしておく。というのが中勢上昇波動にあるときの正しい方針です。

これを愚直に実行すると、図のaで売りbで買い戻したときは(a-b)の分だけ利益が増加しますが、aで売り、新高値のcで買い戻したときは(a-c)の分だけ、利益を減じることになります。A→Bの下げが深かったときの例です。

図のD→Eは押しが極めて浅かったときの例です。dで「ピークらしい」と判断して売ったが、ボトムEが出たことがわかったe、あるいは新高値となったfで買い戻したときは(d→e)あるいは(d→f)の分だけ利益は少なくなります。

これらの無駄に見える部分は「バッファ(緩衝部分)」なのです。車のハンドルにある「遊び」です。バッファがあるからこそ安全に運転できます。

「ピークらしさ」を予感して身構える日はd,f,h,i,m,o,pのような現象が現れたときです。(今日の日経平均はこれにやや近づいた)日経平均がわずか100円上がればどんどん上昇すると思い、-100円下落すれば急落するのかとコロコロと方針を変えるのはどうでしょうか。売買の基準は「小波動」にあります。その波動の変化の見極めをするにはある程度の時間を置かねばなりません。それがバッファです。


(06.1.6) TOPIX 1684(-0) 日経平均 16428円(+2) 28.8億株 (3兆2763億円)


NYダウは10882ドル(+2)、ナスダックも2276P(+13)と続伸。ナスダックは終値ベースでは12月の高値2273Pを上回り新高値。(ザラバベースでは12月の2278Pにあと1P足らず)

東京市場は3連休を控えて小幅な動きながら、出来高28億株、売買代金3兆2000億円と昨日と同じボリュームを維持。TOPIX・日経平均は新高値、TOPIXはザラバで1691Pの新高値を更新。

小波動のピークらしさでいえば、TOPIXは今日は十字足となりましたが、これは気迷いの足であり、週明けに上に行くか下にいくかを見なければ判断できません。ピークの確率は4分。

日経平均は十字足をポイントに加えれば5分。十字足を加えなければ4分というところ。ともに今日の段階では「ピークらしい」とはいえません。


昨日の続き。昨日いったことは「ピークらしい」ことがわかれば利食いしておき、「ボトムらしい」ことがわかれば買いなおしておく。ということでした。誤解のないようにいっておきますと、「主な株価」がボトムを表示したら買い。ピークを表示したら利食い、ということではありません。

「主な株価」がピークやボトムを出したことを確認してから売買してもほとんど利益は生まれません。図の@a買い→b売りはマイナスになります。Ac買い→d売りは小幅なプラスになっています。Be買い→f売りは大幅なプラスになります。これはX→A,B→C,D→Eの小波動の大きさ(スケール)によるからです。大雑把ながら過去12年間の統計をとてみると、このような機械的な売買では65%の小波動ではマイナスになります。35%の小波動でプラスになるだけです。ただ利益と損失を通算すると、若干のプラスになります。

これを踏まえて利益を出そうとするには3つの方法があります。
  1. ひとつは、ピーク・ボトムを確認する前に売買することです。図のaの前のボトムにできるだけ近いときに買い、bの前のAのピークにできるだけ近いときに売ることを考えねばなりません。このとき、何度も書いている「ピークらしさ」「ボトムらしさ」の判断のしかたが役立つかと思います。


  2. いま一つは、小波動のスケールが大きいと思われるときだけ売買をすることです。上図のeで買い、fで売るのはこの例です。

    次の小波動が大きいか小さいかの予想は難しいことですが、右図の中勢モデル波動でいえば、G→Hの小波動はだいたいがスケールが大きくなります。Gは25日平均線から出発するので、先のボトムが25日線近辺であるときは、売買を考えてよいでしょう。

  3. もうひとつは、小波動を1つ飛ばすことです。上図のaで買ったとして、Aのピークの後のaでは売らず、次のピークのCまで買い持続します。(小波動の65%は機械的な売買をしてもマイナスになるほどスケールが小さいので)

    1つ飛ばすことができるのは、さらに大きな小波動が現れることが予想できなければなりませんが、これもまた難しいことです。ただモデル波動でいえば、75日線から出発したE→Fの小波動は(次にG→Hがあるので)飛ばしやすいかと思います。
以上3つの方法とも一筋縄ではいきません。@はピーク・ボトムらしさの判断、Aは次の上昇波動は大きいという判断、Bはまだ上昇波動が残っているという判断がいります。この判断をすることなしには利益は出てきません。


(06.1.10) TOPIX 1659(-25) 日経平均 16124円(-303) 27.6億株 (3兆4322億円)


NYダウは11011ドル(+52)、ナスダックも2318P(+13)と続伸し、いずれも新高値。

東京市場は米国株高、シカゴ日経先物が16465円、外国証券のオーダーが+1470万株の買い越し、など外部環境がよく、上昇して始まる。

懸念は円高に振れていることでしたが、10時前から先物が主導して下落を開始し、前場は-240円安。後場に入って少し戻ったところで売り直され、結局-303円と大幅安となりました。

寄り付き15分後には、今日の日経平均(TOPIXも同じ)は、@新高値の、A陰線になりそうだとわかりましたが、ここまで大きく下げるとは思いませんでした。今日の足は、@新高値の、A陰線で、B前日3日分を「つつみ下げる」という強烈な足となりました。

前回の新高値の陰線は(a)の日でしたが、これも前日2日分をつつみ下げるという強い表現でした。このときはaのザラバ高値15885円から2日後のザラバ安値15095円まで790円ほどの下げとなりました。今日の足は(a)よりも下落力が幾分強い感じです。前回と同じ規模の調整であっても、今日のザラバ高値16487円から790円下の15697円への下落があることになります。

ということは今日の25日線は15760円の水準であるので、25日線を少し下回るところまで下落するわけです。その水準で持ちこたえることができれば、この調整は「反動安」の範囲内であったことになりますが、25日線を完全に下まわるようだと、75日線までの調整も考えねばならなくなります。


特に注目している3銘柄ですが、みずほFは重要ポイントの下限を下抜いてきました。明日反発がないと、「完全に」下回ることになります。ソフトバンクは昨日で「完全に」重要ポイント(赤線)を下回りました。

日経平均・TOPIXが「新高値の陰線」になった前回の日(a)を3銘柄の図に(a)と記入しています。

(a)からの3日間の株価の動きを見ると、@トヨタは1日下げたが次の2日間は上昇した。AみずほFは翌日から3日間はほとんど下げなかった。Bソフトバンクは3日目には急伸した。というように個別株は日経平均を下げる動きにはならず、逆に上昇させる方向に進みました。これでも日経平均は高値から-790円安です。

明日以降の3銘柄がどう動くのかが注目ですが、みずほF、ソフトバンクは重要ポイント(下限)を下回っているだけに、前回のように日経平均を支える力はないのではなかろうか。今回の調整は前回よりもきつい下げになりそうです。


(06.1.11) TOPIX 1672(+13) 日経平均 16363円(+239) 24.0億株 (3兆2818億円)


NYダウは11011ドル(-0)、ナスダックも2320P(+1)とほぼ動かず。

昨日の東京市場が大幅安で終わり、これが欧州の株価に響いたのか欧州もマイナス。次のNYは下げて始まったものの前日比変わらずまで戻し、米国市場で日経平均の下げの影響はストップしました。

今日の日経平均は小高く寄り付いた後、先物主導で、16000円ギリギリまで下げることを2度繰り返し、16000円が維持できたとあって、後場は買い戻しが出て急反発。日経平均は昨日の下げ幅303円の80%を取り戻す+239円高で終わりました。

ただTOPIXは昨日の下げ幅-25Pに対し、今日は+13Pであるので、半分を取り返したというところです。どちらが今日の相場をよく表現しているかといえば、それはTOPIXのほうでしょう。今日の値上がり銘柄数は867、値下りは713銘柄でした。この比率からは日経平均が+239円高をしたことは想像できないでしょう。


注目3銘柄ですが、どの銘柄も陽線となって、昨日の陰線に切り込みました。ただし、みずほFが重要ポイントを完全に下回るかどうか、あるいはソフトバンクが完全に下回っているという状況は変わっていません。なお注視すべき局面です。

今日の値上がりは、トヨタが+70円。みずほFが+20000円、ソフトバンクが+240円でした。これが日経平均にどう寄与したかを見てみましょう。

今日の日経平均の「除数」は24.14であるので、(日経平均採用の225銘柄のうちの)50円額面の銘柄が1円上昇したときは1÷24.14=0.04円ほど日経平均の上昇に寄与します。

今日の例でいうと、トヨタは+70円であったので、70÷24.14=2.90円ほど日経平均を押し上げたわけです。みずほFは+20000円の値上がりをしましたが、これは旧額面で5万円なので、50円に換算すると+20円の値上がりということになります。20÷24.14=0.83円ほど日経平均の上昇に寄与したわけです。

ソフトバンクは+240円の上昇でした。ソフトバンクは50円額面であるので、普通であれば240÷24.14=9.94円ほど日経平均を押し上げた計算になりますが、昨年12月末に1:3の株式分割を行いました。通常は小幅な株式分割が行われたときは、「除数」を調整(数値を大きくする)して、日経平均を算出するのですが、1:3と大幅な分割であったので「除数」には手をつけずに、「みなし額面」で対応することになりました。つまりソフトバンクの額面は日経平均を計算するときは、50円の1/3(約17円)とみなします。ソフトバンクの値上がり幅は、一般の50円額面の銘柄より3倍の価値があることになります。

今日の+240円高でいえば、この3倍の+720円がソフトバンクの値上がり幅とされます。日経平均への寄与は、720÷24.14=29.82円となります。トヨタ(+70円)が2.90円、みずほF(+20000円)が0.83円、ソフトバンク(+240円)が29.82円)ほど日経平均上昇に寄与しています。ソフトバンクはトヨタに比べて約10倍、みずほFに比べて約36倍ほども日経平均に影響したわけです。

日経平均を上げようとするとき、トヨタが100円上昇することと、ソフトバンクが33円上昇することは同じウェートです。トヨタは時価総額で日本No.1の会社です。これを100円上昇させることはなかなか容易ではありませんが、時価総額がトヨタの約1/5のソフトバンクを33円上昇させることは容易です。このあたりが「日経平均」の特殊なところ(操作がしやすい)です。相場の動きは日経平均ではなくTOPIXのほうが実態にあっています。


(06.1.12) TOPIX 1684(+11) 日経平均 16426円(+81) 21.7億株 (3兆1608億円)


NYダウは11043ドル(+31)、ナスダックも2331P(+11)と共に新高値。ナスダックは7連続陽線。

一昨日の「新高値の陰線」は強烈な上げ足であると判断しましたが、日経平均は今日も続伸。ただし値動きは小幅で、新高値の陰線の高値はまだ奪回できず。

昨年の大納会の約300円幅の陰線といい、一昨日の約360円幅の陰線といい、投資家の一部には16400〜16500円の水準では売りたいと判断する勢力があることは確かです。

そうではあるが、大陰線の翌日にはすぐに買いが入り陽線となることが、最近2度続いています。(これまでは新高値の大陰線の後は3日間続落するのが普通だった)。この現象は、市場参加者がよほど先行きの相場を楽観しているとしか思えませんが、この2回は(大下げ→すぐに押し目買い)が正解であったのだから、私が慎重すぎるのか、鈍重なのか。

鈍重といえば、今年になってから、データの入力を忘れたり、データをHPにアッフすること゚を忘れたり、のミスが何回かありました。年初には市場データの値上がり銘柄数・値下り銘柄数の入力が間違っていたし、先日は海外指標のアップを忘れていたし、今日は日経平均のデータに追加する外国証券のオーダーを2日連続して入力されていないとの指摘がありました。(上図に正しい外国証券オーダー倍率のグラフを掲げます。)

どうも複数の細かな作業をする際にポカをしているようです。例えば日々のデータの整備でいえば、
  1. 朝7:00ころに、HPでNYダウ・S&P・ナスダックのデータを調べ、これを入力して、HPにアップロードする。
  2. 夕方4:00ころに、日経先物・TOPIX先物・日経JQ平均のデータを調べ、これを入力する。
  3. 4:15ころに、マスターネットから東証・大証のデータを受信し、変換する。
  4. 変換がすんだら、市場データの値上がり銘柄数・値下り銘柄数・PER・金利の入力をする。
  5. 日経平均のデータに、外国証券のオーダーを入力する。
  6. 毎日のHPの記事を書く。
  7. 6:30ころ、(HPの執筆途中であっても)途中で、マスターネットからJQのデータを受信し、変換する。
  8. HPの記事を書き終えたら、東証のHPから上場銘柄数と商い成立銘柄数を調べ、市場データに追加する。
  9. 今日の記事をアップすると同時に
  10. HPからダウンロードできる、国内株式(2.のデータと8.の市場データ)と桁数変更銘柄(7.でデータが揃う)をアップする。
という10のことをやっているのですが、最近はこの10個の作業のどれかにミスが出てきました。最も重要な9.の今日の記事さえ、昨年末にはアップし忘れて、病気でもしたのではないかと電話やメールが来たこともありました。電車の運転手さんが指さして「信号よし、前方よし」と声を出してミスを防ぐように、私も見習わねばなりませんが、この10個の作業は最近では過大な負担になっています。(5時以降に電話が入るとたちまち10個の作業が中途で切れ、ミスの原因となる)

とはいいつつも、《カナル》シリーズをよりよくしたい気持ちは大いにあります。最近では「HPから株価データをダウンロード」する機能を追加して、@国内株式、A海外株式、B桁数変更データが簡単にダウンロードできるようにしたので、多くのユーザーから「便利になった」と感謝のメールや電話を頂戴しました。

ユーザーに喜んでいただけることが、私にとって目下の最大の喜びです。今日(昨年から手がけていたが昨日完成した)は《リアル24》の改善をしました。特に楽天証券からリアルタイムのデータを受信されている方は大幅な機能アップとなっているので、必ず「アップデート」→「最新バージョンをダウンロードする」で、最新バージョンを入手して下さい。




《リアル24》で修正・機能アップしたのは以下のとおりです。
  1. (カナルFR) 楽天証券が送信してくるリアルデータを極力取りこぼしがないように受信のしかたを変更しました。またリアルデータを受信したら、即座にグラフを描くようにしました。(ほぼタイムラグはなくなりました)

    TOPIX先物のデータは1681.5のように小数点1位までありましたが、これまでは小数点以下は無視していました。今回からは上図の「小数1位表示」の欄に@チェックマークをつけておくと、A16815のように10倍したデータでグラフが描画できます。(保存データも同じ)

  2. (カナルFC) 小数点のあるデータ(TOPIX,TOPIX先物)は自動的に10倍した値をデータとして記憶するようにしました。


(06.1.13) TOPIX 1681(-2) 日経平均 16454円(+9) 22.9億株 (3兆2059億円)


NYダウは10962ドル(-81)、ナスダックも2316P(-14)と共に反落。まずは9日平均線までの調整か。

3日前の「新高値の陰線」は強烈な下げ足であると判断しましたが、日経平均はその後3日続伸、TOPIXは2日戻して今日はマイナスとなりました。

日経平均は今日のザラバ高値で16490円をつけ、新高値を更新しましたが、今日の動きは小さく、小幅な「十字足」であったように、「新高値の陰線」を力強く上抜いたとはいえません。

TOPIXは新高値に出ることもなく、依然として「新高値の陰線」の範囲内にあります。「新高値の陰線」は(前にもいったかも知れないが)、お釈迦様の手のひらの上で飛び回っている孫悟空がこのバリアーから突き抜けるまでは、お釈迦様の法力(「新高値の陰線」)から脱却したとはいえません。

グラフは実に微妙な様子になっています。これまでは「新高値の陰線」を上抜くときは、初めて陽線を出してから、@2日目あるいは3日目に「新高値の陰線」を上回っていました。Aしかも順次に上昇幅を拡大していました。

TOPIXでいえば、@今回は3日目で「新高値の陰線」を上回れず、A上昇幅は減速しています。(今日は上昇どころか小幅マイナスだった)この現象は気になります。日経平均の16500円は相当につらい水準ではないのか。


この5年以前の大きな波動は1998年末〜2000年4月にかけての、いわゆる「ネットバブル」の時期が比較の対象となっています。

図はネットバブル期のTOPIXの動きです。相場はその時代背景があって成立するものであるので、過去のグラフをそのまま援用することはできませんが、いまから思えば、いかにも「ネットバブル期」の株価は異常であった。

100社のうちの10社は適切に評価されていたが、まがい物の90社が正当な10社と同じような評価をされていたということは、(経験して)振り返ってはじめてわかることです。まがい物の90社の株価はその後1/100あるいは1/300まで下落したことは、覚えておかねばなりません。(1000万円ほど買って、1年2年後には10万円とか3万円のハシタ金になったわけです)

ネットバブルというのは(江戸期の「おかげまいり」とか「ええじゃないか」のような)異常心理が噴出した時期であったと思いますが、株式市場というのはいつでも「躁と鬱」の繰り返しです。いまは「躁」の時期です。


今日は、「躁」の時期はどれくらい持続したのかを知りたいので当時のグラフを掲げました。上図は週足ですが、小波動のボトムAからピークまでは58週でした。1年以上の「躁」の時期がありました。Bからは38週で約9か月でした。

今回の「躁」の時期は、Aから64週、Bから39週であり、「ネットバブル」の期間を超えています。今回は「ネットバブル」期ほどにははしゃいでいませんから、もう少しの時間があるかと思いますが、「躁」の時期はそんなに長くは続かない。酒に酔って気分壮大、陽気になっていてもいつかは酔いはさめます。<


(06.1.16) TOPIX 1670(-11) 日経平均 16268円(-186) 21.6億株 (2兆7715億円)


NYダウは10959ドル(-2)、ナスダックも2317P(+0)と動かず。

東京市場は下落。TOPIXは先の大陰線の高値1692Pを4日間上抜けてません。日経平均は大陰線の高値16487円を先週末にザラバで3円上回る16490円をつけましたが、この日の終値は16454円であり、大陰線を力強く上回ったとは到底いえません。

日経平均の16500円はこれまでになく重いフタになった感じです。16500円〜16000円を上限下限として、この先どちらへ放れるのか注目です。上限下限を突破すれば、その先500円ほどの値幅がありそうです。上限を突破すれば17000円へ、下限を突破すれば15500円へ、ということです。


今日の日経JQ平均は18日連騰で、+44Pの大幅高となりました。動きが重い東証1部から新興市場へ資金は流れ出ている様子が顕著です。

定点観測8銘柄では、動きが悪化した銘柄がでてきました。25日線を割り込んだ銘柄は、@新日鉄、Aトヨタ、BみずほFの3銘柄です。

新日鉄は75日線も割り込みましたから、中勢の上昇波動は終わりました。再び75日線を回復するまでは買い目はありません。

トヨタも25日線を下回りました。まだ25日線は上向きであるので、上向き中に25日線を回復する可能性はありますが、終値が5790円以下になると、25日線が下向きになります。

みずほFは完全に25日線を下回り、25日線は下向きになっていますから、まずは25日線まで戻るかどうか、反対に75日線まで下げるのかが注目です。

ソフトバンクは25日線をまだ割り込んでいませんが、重要ポイント(下限)を下回って7日経過しても重要ポイント(下限)まで突っかけることができていないので、高値5220円から1か月は動けないのではないか。

主要な銘柄がこれでは、日経平均・TOPIXは新高値に出ることは難しいのではなかろうか。


(06.1.17) TOPIX 1631(-38) 日経平均 15805円(-462) 24.6億株 (3兆3158億円)



米国市場は休場。

昨夜のライブドアの家宅捜索のニュースを受けて、今日の東京市場は大幅安となりました。

日経平均は-115円安で寄った後、前引けにかけて170円ほど上昇。ここまでは、ライブドアの件は新興市場に限定される材料であるとの市場の判断でした。しかし後場に入りソフトバンクが売られて一時S安になり、個人投資家のマインドは急速に悪化。

日経平均・TOPIXはやや投げ売り状態となって、25日線を割り込みました。 これによって、昨年12月28日の陽線から昨日までの11日間が、今後の重いフタ(重石)になったわけで、今日の前場のように「少し下げれば買いである」という方針は変更しなければならないでしょう。目先の下値は昨日いったように日経平均で15500円だろうかと思っています。


明日以降の株価の動きは、ソフトバンクがどうなるのかにかかっている感じです。今日のソフトバンクの下げは、ネット企業のM&Aのやりかたへ対する懐疑もありますが、ライブドアが売り気配で売れないので、売買の厚いソフトバンクを身代わりに売ったという側面も大きいでしょう。

今日のライブドアは、2億6000万株の売り注文を残しました。大引けでストップ安水準の596円で80万株ほどが比例配分されましたが、これは1000株を売りに出していたら3株ほど売れたという比率です。昨日の終値696円で1000株(696,000円)持っていたが、今日売れたのはたったの3株(1,788円)でしかなかったわけです。

手数料の安いネット証券では、手数料は無料となることもあろうかと思いますが、下手をすると手数料のほうが高くついたということもありえます。これは馬鹿々々しい。明日は売り注文を出すのをやめよう、という投資家が増えて、売り注文が減るのかどうか。増加するようであればソフトバンクは明日も下げることになります。そうなれば最近ではソフトバンクは日経平均の変動に最も大きな影響を与える銘柄ですから、日経平均自体も上がりにくい。これが明日の注目点。


(06.1.18) TOPIX 1574(-56) 日経平均 15341円(-464) 32.7億株 (3兆9667億円)



昨日の東京市場の下落が欧州の株価にも影響したのか欧州もマイナス。米国に行ってもNYダウは10896ドル(-63)、ナスダックも2302P(-14)と下落。昨日は世界中が株安。

今日は大混乱となりました。まずはライブドア本体が粉飾決算をしていたのではないかの疑惑が出てきました。昨日までは関連会社の話でしたが、本体が粉飾決算となると、「カネボウ」の上場廃止→解体を連想せざるをえなくなります。

前場から大証のシステムが遅延していたようですが、後場に入って東証が400万件の約定となれば、全株式の売買停止をするとの予告を出し、ここから混乱が始まりました。

図は日経現物の5分足。青枠が今日の動きです。寄り付きは-80円安から始まりましたが、ソフトバンクの値がなかなかつかず続落。これはライブドアの前場の売買が停止となったためで、しかたなし。

後場に入って、aの15300円台で下値を出した様子で、リバウンドが始まるかに思いましたが、ここで東証の売買停止の予告が周知され、一気に売り急ぎとなりました。bの15060円までアッという間の下落です。

この後突込み警戒感がでて戻り歩調となり、cまで上昇したものの、とうとう14時40分から東証の全銘柄は売買停止となりました(明日も注文が多ければ立会い時間を短縮するとか)。14:40以降の日経平均(現物)の値段はなく、15341円が終値となりました。

今日の日足はこういう異常な事態の下で出来た足です。注目すべきは、@逆張りの買いマークがでた。A下ヒゲの長い足となった。B25日線を完全に割り込み、75日線の接近した。ということでしょう。

問題になるのは、今日のザラバ安値です。今日の安値は先の小波動のボトム(日経平均は15095円。TOPIXは1572P)を下回り、ボトムを切り下げ、小波動は「つつみ下げ」の形になりました。本来ならこれをもって中勢上昇波動は終わり、当面(1〜3か月)は下降トレンドに入ることになります。

しかし今日のザラバ安値は東証のシステム不備という異常な事態によって生じたものです。今日のザラバ安値は自然にできたものではなく人為的に作られたものです。これをそのまま杓子定規に応用してよいものかどうか。


結論をいえば、今日のザラバ安値は留保したい。明日以降のザラバ安値を重用したいと思っています。

で、明日以降のことですが、(A)(B)2つのコースが考えられます。
  1. (A)は明日のザラバ安値が先のボトムを割り込んだ場合です。このときは75日線まで下落して、25日線まで反発する。その後は75日線を割り込むという「中勢モデル波動」どおりの動きとなる。

  2. (B)は明日から反発して、25日線まで戻る。次の下げは75日線まで下げるかどうかはそのときになってみなければわからない。
というものです。感じとしては(B)のようになるのではないかと思いますが、まずはソフトバンクが明日はS安から免れ、せめて小幅安で終わることを確認せねばなりません。


(06.1.19) TOPIX 1620(+45) 日経平均 15696円(+355) 24.6億株 (3兆3970億円)



昨日も世界中の株価は下落。NYダウは10854ドル(-41)、ナスダックも2279P(-23)と下落。

東京市場は大反発となりました。今日のグラフを見るとコメントしたいことが多くあります。
  1. 昨日のザラバ安値は東証の売買停止がもたらせた異常な出来事を原因とするので、今日のザラバ安値をもって真の安値としたい。といいました。

    今日は寄り付きから急上昇したので、どうやら小波動のボトムは切り下がったと判断しなくてよさそうです。

  2. 外国証券のオーダーは東京市場の動きから1日遅れて反応が出るようですが、昨日は2870万株、今日も2820万株の大量の売り越しであり、結果オーダー倍率は0.95となりました。

  3. の11月にも1.00倍を割り込んだことがありましたが、このときは2日目に株価は新高値になり、5日目には1.05倍へ復帰しています。今回はすぐに新高値をとることは無理ですから、今後のオーダーがどうなるのかは注目しておかねばなりません。4〜5日で1.00に復帰すればよいが。


  4. 1月に入ってからの条件表No.2「日経平均用'96」は適切な売りマークを出し、適切な買いマークを出しました。これは株価変動(昨年は上昇だが)が常識的になったということです。

    今回の急落を期に、「怖いもの知らず」の投資態度はいくぶん反省されたでしょうから、今後は逆張り指標が有効になるのかな。と思っています。

  5. 今日のザラバ高値は、1月初めの最高値と昨日のザラバ安値のちょうど半分の水準でした。(TOPIXでは1615P、日経平均は15775円がザラバの半値戻しの水準)ただ、先にいったように昨日のザラバ安値は異常な状況でついた水準であるので、昨日の終値(これも14:40で終わったのだが)を安値とみなすと、半値戻しの水準は、TOPIXでは1633P、日経平均は15915円となります。今日の高値はこれに到達していません。

    昨日、今後の波動のコースを(A,B)2つ掲げましたが、どうやら(B)の動きになるようです。(A,B)どちらになるにせよ、当面の戻りのメドは25日線の水準です。今日の25日線の水準は、TOPIXは1639P、日経平均は15951円です。(これは上記の実質半値戻しの水準に近い)

    ここまで戻れるのかどうか。この水準まで戻ると「戻り売り」が多く出ることは必至です。さらには日経平均の16000〜16500円は重い重いフタになりましたから、すんなりと25日線を上抜いて上昇するとは思えません。
以上、Bの外国証券のオーダーとEの戻りの水準が、目下の重要な注目点だと思っています。


(06.1.20) TOPIX 1624(+4) 日経平均 15696円(+0) 20.9億株 (2兆9951億円)



昨日は世界中の株価が上昇。NYダウは10880ドル(+25)、ナスダックも2301P(+22)と反発。

東京市場は一昨日の投売り→昨日の反動高についで、今日は続伸して戻りの限界を試す日でしたが、まあ常識的な動きとなりました。

寄り付きは昨日の反発の勢いが残っており高寄り。しかしその後は売り物に押され次第安となりました。

TOPIXはザラバで25日平均線まで戻りましたが終値では回復できずに陰線となりました。TOPIXは昨年末(12月28日)の安値1633P〜年初(1月10日)の高値1692Pの約60P幅が「重し」になったと思っていますが、今日はザラバ高値でこのゾーンに突入したものの、「重し」に負けて、ゾーン外に弾きだされて終わったという格好です。

日経平均は12月28日の安値15911円〜1月13日の高値16490円の約580円幅が「重し」になったと思っています。今日のザラバ高値は15875円であり、このゾーンに突入することなく、反発は終わりました。日経平均のほうがTOPIXよりも戻り方は鈍い。


定点観測8銘柄を掲げます。昨年は利食い水準として、@新高値の、A重要ポイント(1日の値幅が終値の5%以上ある日)の、Bザラバ安値を利食い水準とする。ということをくどく書いてきました。グラフの(A)とあるのが「利食い水準(重要ポイントの下限)」です。
  1. 新高値の重要ポイントが出たということは、「株価は上がって当然」という楽観人気が支配したからです。

  2. 重要ポイントがでたからといって、それでピークとなるわけではありません。翌日以降にさらなる楽観人気となれば、さらに高い重要ポイントが更新されます。問題は、この(新高値の)重要ポイントを株価が完全に下回ったときです。

  3. 株価が重要ポイント(下限)を完全に割り込んだときは、最後の楽観人気で買った全員が損失勘定になります。明日も上がって当然と思って買ったのにマイナスになったとき、この買いは失敗であったことが明らかになり、ここで重要ポイントの日に買ったほぼ全員は「戻り売り」の方針に転換します。

  4. 株価が重要ポイントのゾーンに戻ってくると、次々に戻り売りが出てきて、株価は上昇できません。「重要ポイント(下限)を完全に割り込んだら、最低でも1か月は新高値にでることは困難である」といっている理由です。


逆に「新安値の重要ポイント」もあります。株価が小波動のピークをうって下落した後に、@(その小波動での)新安値を出し、Aしかも1日の値幅が株価(終値)の5%以上あったという日です。グラフの(B)がそれです。

「新高値の重要ポイント(下限)」は実に有効ですが、この逆の「新安値の重要ポイント(上限)」というのは、それほどのものではありません。(株価のピークと株価のボトムの様相は「まったく逆」のものではありません。)

図の(B)は「新安値の重要ポイント(上限)」ですが、これを株価が完全に上回ったからといって、株価が上昇しやすくなるわけではありません。買いのチャンスでもありません。
  1. 新安値の重要ポイントがでたというのは、要するに「投げ売り」があったということです。この投げ売りのゾーンを株価が上抜いたからといっても、それは今後の株価が上昇するということにはなりません。

  2. 最近はネット証券で簡単に「信用取引」を行うことができるようになりましたが、まだまだ投資家の多くは現物売買です。さらには「カラ売り」ができる銘柄は限られていますから、図の(B)の重要ポイントが形成されたのは、まずは「投げ売り」による下げであると思われます。

  3. 「投げ売り」をした結果、「新安値の重要ポイント」が出ますが、多くの現物売買をしている投資家にとっては、「株を売って現金に換えた」というだけのことです。現金に換えると(その銘柄には無関係な状態になるので)、その後の株価形成に少しも影響を与えません。

    「新高値の重要ポイント」の日に買った投資家は「現金を株式に変えている」わけですから、この後の株価形成に大きな影響力を持っています。一方、投げ売りをして「株式を現金に変えた」ときは、その後の株価形成になんらの影響力をもっていません。「新高値の重要ポイント」と「新安値の重要ポイント」がまったく逆の関係にあるのではないということは明らかです。

  4. ただし、株価が大下げしたときに「カラ売り」が多く入っていた場合は別です。「新安値の重要ポイント(上限)」を株価が完全に上回ってきたとき、カラ売りしていた勢力はマイナス勘定になり、マイナスを極力減らそうとして、「買い戻し」を考えます。このときは「新安値の重要ポイント(下限)」を株価が下抜くことは難しくなり、株価は上昇しやすくなります。
このように「新安値の重要ポイント(上限)」を株価が上抜いたといって、それが株価の上昇を示唆するものではありません。その銘柄が「貸借銘柄」であればカラ売りが入って「新安値の重要ポイント」を出したということもありますが、多くは現物株の投げ売りによるので、「新安値の重要ポイント(上限)」は「新高値の重要ポイント(下限)ほどには重要ではありません。


(06.1.23) TOPIX 1587(-36) 日経平均 15360円(-336) 18.9億株 (2兆6005億円)



前週末の米国株式は急落。NYダウは年初の小波動のボトム10684ドルを下回る10661ドル(終値は10667ドル。-213ドル)をつけました。この水準は75日平均線(10668ドル)ちょうどの水準です。

この下げによって、@小波動は切り下げる、(しかも新高値から切り下げているので小波動は「つつみ下げ」の形になりました。「つつみ下げ」は中勢上昇相場が終わったのではないかの表現です。

Aモデル波動から中勢上昇波動が終わったことが確認できるのは、株価が75日線を完全に下回ったときです。@Aとも昨日のNYダウは微妙なところにあるので、注意しておかねばなりません。

ただしナスダックはまだ差し迫ってはいません。1261P(-54)と大幅な下げをしましたが、小波動は切り上がっているし、まだ25日線を割り込んだ水準にあります。


東京市場は、米国の大幅安に加えて、シカゴ日経平均が15255円と前日の大証に比べて485円も安く終わっていたので、大幅安で寄りつきました。その後反発したもののジリ安。

目下のところの注目点は、(A)12月の小波動のボトムを割り込むのかどうかです。(1月18日の東証の売買停止の日のザラバ安値は無視する)

TOPIXのボトムは1572P、日経平均は15095円ですが、これを割り込むようだと、昨日のNYダウのように「小波動のつつみ下げ」になり、中勢上昇波動に黄色信号が点滅します。

次に(B)外国証券のオーダー倍率は0.88倍になりましたが、近々1.00を回復するのかどうか。過去9日間の売り株数・買い株数をみると今週中の1.00の復帰は無理のようなので、来週がどうなるかというところです。

なお日経平均・TOPIXは1月18日のザラバ安値を割り込んではいませんが、個別の銘柄(特に新興市場)には、これを割り込むものが出てきました。1月18日のパニック時につけた安値を割り込むような銘柄は、上昇トレンドが終わったと判断してよいでしょう。


(06.1.24) TOPIX 1612(+24) 日経平均 15648円(+288) 15.8億株 (2兆2753億円)



NYダウは10688ドル(+21)と小反発し、75日線で踏みとどまる。ナスダックは2248P(+0)と反発できず。

東京市場は反発しましたが、出来高が15.8億株、売買代金は2兆2000億円とボリュームは縮小しました。値上がり銘柄数が1430銘柄あったように、今日は単なるリバウンドであり、明日の続伸を予感させるものではありませんでした。

中勢上昇波動が終了したと確認できるのは、@最後の上昇小波動のボトムの水準を株価が下回ったとき(安値の切り下げ)、またはA株価が75日線を割り込んだときです。いまのところTOPIX・日経平均はすぐには75日線を割り込むようではないので、@の小波動が切り下がるのか?を注目していますが、過去@Aがどのように出て、中勢上昇波動が終了したのかを思い出しておくことは無駄ではありません。

過去6年間の中勢上昇波動のピークのその後のグラフを掲げます。「中勢上昇波動のピーク」であるので、そのときの株価の位置関係は、上から順に、株価→25日線→75日線→200日線の順になっているものだけを掲げています。


図は2005年3月7日がピークのもの。

ピークHから75日線のIまで下落→Iから25日線のJまで反発したが→75日線を割り込んで中勢上昇波動が終わったことが確認できました。

小波動のボトムが切り下がったことがわかったのは75日線を割り込んで2日目でした。


図は2004年7月1日がピークのもの。

ピークHからいきなり75日線を割り込み、ここで中勢上昇波動が終わったことが確認できました。

小波動のボトムが切り下がったことがわかったのは75日線を割り込む2日前のことでした。


図は2003年10月21日がピークのもの。

ピークHから75日線のIまで下落→Iから25日線のJまで反発したが→75日線を割り込んで中勢上昇波動が終わったことが確認できました。

小波動のボトムが切り下がったことがわかったのは75日線を割り込んだ日でした。


図は2002年5月27日がピークのもの。

ピークHからいきなり75日線を割り込み、ここで中勢上昇波動が終わったことが確認できました。

小波動のボトムが切り下がったことがわかったのは75日線を割り込んで4日目のことでした。


図は2000年4月12日がピークのもの(ネットバブル時)。

ピークHからいきなり75日線を割り込み、ここで中勢上昇波動が終わったことが確認できました。

小波動のボトムが切り下がったことがわかったのは75日線を割り込んだ日のことでした。

5つのグラフを見ると、
  1. 75日線を割り込んだ日の前後2〜4日間に、小波動のボトムが切り下がっている。
  2. 75日線を割り込むときは、中勢モデル波動のようにいったんは75日で止まってから、再下落する場合と、一気に75線を割り込む場合がある。
ということがわかります。現在の日経平均は、75日線まではまだ余裕があり、すぐにはこれを割り込むことはないようですが、もうひとつの小波動の切り下げが出るかどうかを注目しているところです。


(06.1.25) TOPIX 1618(+6) 日経平均 15651円(+2) 21.4億株 (2兆6644億円)



NYダウは10712ドル(+23)と小幅続伸。しかし@この2日は陽線であったとはいえ「上ヒゲ足」であったし、A一昨日の213ドルの下げに対して、この2日で44ドルの反発しかしていないし、Bなお75日線の水準から離れなれない。などなどを考えると、決して反発力があるとは思われません。

ナスダックは2265P(+16)と小反発し、25日線まで戻しました。これとても一昨日の54P安に比べて、この2日間の反発は17Pほどでしかありません。両指数ともに反発力は弱く、このままだと、NYダウは75日線割れ、ナスダックは75日線へ向かって下落という可能性が大きくなるのではないか。


昨日の東京市場は反発しましたが、ボリュームが少なすぎました。

しかも現在の株価水準は25日線と75日線にはさまれた位置にあるので、@75日線まで下げれば当面の下値を、A25日線まで上昇すれば当面の戻り高値をつけることになるのかと思っていました。

ところが案外なことに前場は高くなり、ザラバで25日線近くに接近。しかし後場は下げて「上ヒゲの陰線」となりました。 25 日線水準での戻り売りの圧力は大きかったというところです。

ただ後場の下げはライブドアの株価と連動していました。ライブドアは155円で寄り付き、164円まで上昇。これに連動して日経平均も上昇したものの、ライブドアが128円まで急落し、同じく歩調を合わせて日経平均も下落するという経過でした。

ライブドアの出来高は4.2億株でしたが、明日からはライブドアの出来高も1億株程度になり、日経平均はあまり影響を受けなくなるでしょうから、グラフだけで日経平均を判断すればよくなると思います。となると、今日の「上ヒゲ陰線」は形としては悪い。いちどは下ブレするのではなかろうか。


定点観測8銘柄の半数は、日経平均・TOPIXと同様に、25日線と75日線にはさまれたゾーン内に株価があります。
  1. 「トヨタ」は東証の売買停止の日に75日線まで下げ、25日線まで戻ってきたところです。現在はまだ上昇している25日線を上回るかどうかです。上昇中の25日線を上抜くことになれば、トヨタは買いです。

  2. 「みずほF」の25日線はすでに下降しています。まずは25日線まで戻ったところが戻りの限界で、この後上昇に転ずるとしても、いちどは75日線に急接近する場面がありそうです。

  3. 「ソフトバンク」はライブドアの株価に影響されています。25日線と75日線の間のゾーンにあることは、トヨタ・みずほFと同じですが、明後日から25日線は下降を始めます。そうなれば「みずほF」と同じく、25日線が戻りの限界となる可能性が高く、その後75日線へ向かっての下落がありそうです。


(06.1.26) TOPIX 1643(+24) 日経平均 15891円(+240) 20.3億株 (2兆4227億円)



NYダウは10709ドル(-2)と小幅安。しかも上ヒゲ。 ナスダックも2260P(-4)と小幅下落し、25日線を下回る。昨日いったように米国株の反発力は小さいようです。

株価が大幅安して東証の売買がストップした1月18日に、今後想定できる株価のコースは2つあるとして、右図を掲げました。
  1. Aコースは@75日線まで下落→A25日線まで反発し→B再度下落する(どこまで下落するかはそのときに考える)

  2. Bコースは@明日から反発し→A25日線まで戻る→B再度下落する(どこまで下落するかはそのときに考える)
というものでした。

結果はBコースとなりましたが、A・Bコースともに、A25日線まで戻って→B再度の下落がある、という考えです。


で、今日はTOPIXが25日線まで戻ってきました。今日の終値は1643Pで、25日平均線は1642Pです。1Pほど上抜きました。

日経平均は終値15891円の対し、25日平均線は15984円です。あと93円ほど不足しています。

TOPIXは1Pほど25日線を上回りましたが、これが定着するかどうかが問題です。私の考えでは昨年12月28日から1月16日までの11日間は実に重いフタになっています。これを突破することはなかなか容易なことではありません。

例えば年初1月5日からの売買代金を見ると、(5日)3.2兆円→(6日)3.2兆円→(10日)3.4兆円→(11日)3.2兆円→(12日)3.1兆円→(13日)3.2兆円→(16日)2.7兆円でした。これらは、現在のところ平均して損勘定になっています。

一方反発したこの3日間の売買代金は(1月24日)2.2兆円→(25日)2.6兆円→(26日)2.4兆円と、年初の売買代金の7〜8割でしかありません。このボリュームでは年初の高値を取り返すことはできません。ここではいったんは反落するのが素直な動きです。


(06.1.27) TOPIX 1690(+47) 日経平均 16460円(+569) 24.2億株 (3兆6043億円)



NYダウは10809ドル(+99)と反発し、アヤ戻しの限界である9日線まで戻る。すぐ上に反動高の限界である25日線があるので、これを上回るかどうか。

ナスダックも2283P(+22)と反発し、9日線まで到達。NYダウ・ナスダックともに、先の大幅安の大陰線を上まわらねば、上昇に転じたとはいえません。


東京市場はびっくりの大幅高となりました。昨日考えていたことは、(A)の25日線を上回るかどうか。たぶん25日線を頭に反落するであろうから、次の下げがどこで 止まるかを注意しておけばよい。

ついで(B)の外国証券のオーダーは1000万株程度の買い越しでは今週中にオーダー倍率が1.0に復帰することはない。

(A)(B)2つの理由から、まあ来週が買い場探しとなるのではないかと、いうものでした。しかしこの考えは寄り付きの段階で、大間違いであることが判明しました。

シカゴ日経先物は、16170円と前日の大証終値15910円を+260円上回って終わりました。これを受けて、日経平均は16079円、日経先物は16270円で寄りつき、この段階で昨日の25日線の水準(15984円)を軽々と上回ってしまいました。(投資マインドがプラスへ)

外国証券のオーダーも計りまちがいました。昨日の2600万株の買い越しに続き今日も2300万株の買い越しとなって、早くも1.01倍となりました。(需給がプラスへ)

ここにいたっては、「25日線から反落する」の可能性はしぼみ、どこまで上昇するのかが焦点になりました。16000円〜16500円は重い重いフタになっているので、16300円がよいところかと思っていましたが、それもハズレ。なんと先のピークまで戻してしまいました。(今日はなにもかも間違った)


今日の仰天の上昇はソニーから始まりました。@昨日の大引け後、ソニーは大幅な業績予想を上方修正しました。(従来の-200億円の営業赤字から+1000億円の黒字へ)

これを受けて今日のソニーは+720円高。同じく上方修正したアドテストも+1250円高。この2銘柄だけで日経平均を80円強引き上げた勘定です。

株価が25日線へ戻ってきて、投資マインドが5分5分に回復していたときの好材料でしたから、よけいに相場にインパクトを与えました。そもそもソニーの+720円高というのは、この10年を見ても、株価が10000円以上であったネットバブル期(1999年〜2000年4月)を除くとありません。今日のソニーの上昇は5年に1度の大幅上昇でした。

今日の上昇は、値嵩ハイテク株と銀行・証券が引っ張りましたが、図のトヨタやソフトバンクは小動きでした。来週は突飛高したソニーやみずほFがどうなるのか。日経平均・TOPIXがザラバでも新高値を更新するのか。戻り売りの圧力はないのか。多くのことを気にしなければなりません。


(06.1.30) TOPIX 1704(+13) 日経平均 16551円(+90) 30.2億株 (3兆7683億円)



NYダウは10907ドル(+97)と2日連続して大陽線を出し、先の200ドル安した大陰線を上回りました。同時に25日線をも上抜き、上昇波動に入りました。

ナスダックも2304P(+21)と続伸し、大陰線を上回り、9日・25日・75日線を全部クリアしたので、これから先の小波動の高値2332Pを目差します。

それにしても5日前の大陰線はなんであったのか。何年来の大幅下落があって、それをたったの5日で回復するという市場の環境というかムードは怪しげです。


東京市場は先週末27日はびっくりの大幅高(日経現物は16460円。+569円)となりましたが、さらに驚いたのはその夜のシカゴ日経平均でした。

27日の日経先物は16470円で終わりましたが、シカゴはこれを200円以上も上回る16695円。これを受けて日経平均は16615円(先物は16700円)で始まりました。

25日以降の大証の日経先物とシカゴ先物の連繋は以下のようになります。(Dは大証、Cはシカゴ)
  1. 25日D15700円→C15735円
  2. 26日D15910円→C16170円
  3. 27日D16470円→C16695円
  4. 30日D16570
25日からは大証とシカゴは順次株価が上昇し「上昇の連鎖」となりましたが、26日と27日のシカゴは前日の大証終値に比べて+260円高、225円高というのは怪しげでした。 通常は、日経平均(先物)のメインの市場はいうまでもなく大証であり、その他の市場は大証を補完する役割です。大証が引けたあとに株価に影響するニュースがでたときに、その他の市場が株価をすみやかに調整します。

この2日は特に株価に影響を与えるニュースは出なかったが、26日・27日は大証より200円以上も変化したというのは腑に落ちません。しかしそれはともかくとして、
  1. TOPIX・日経平均はザラバでも新高値に踊りでました。
  2. ただし「新高値」の「陰線」で、「上ヒゲ足」というちょっとつらい足で、明日も続伸するかとなると、やや気が乗りません。
  3. 9日順位相関は今日はまだ+80になっていないので、小波動のピークかの判断はまだ2ポイントです。
  4. 外国証券のオーダーは1.05倍で、「需給」の問題はなし。
日経平均は怪しげな動きをしているのではないかと思っていますが、この疑念を払拭するのは個別銘柄です。今日は主だった銘柄はほとんどが陰線になりましたが、明日以降陽線となって、今日の陰線を上回るのかどうかが注目点です。


(06.1.31) TOPIX 1710(+6) 日経平均 16649円(+98) 23.1億株 (3兆1256億円)



NYダウは10899ドル(-7)と上昇は一服。小幅な上ヒゲ陰線となりました。ナスダックは2306P(+2)と小幅続伸したもののこちらは十字足。今夜のFOMCを最後にグリンスパン議長が退任するとあって、米国市場は様子見のようです。

日経平均・TOPIXは昨日年初の小波動のピークを超えて、高値波動が切り上がりました。これで先々週から気に留めていた「中勢波動の下降転換」の可能性はなくなり、上昇波動を継続することが確認されました。

これまでのように「押し目からのスタート時」に買うことを心がけることになりますが、その際に最もわかりやすいのは「ボトムからの3陽連」です。これは2004年4月4日にNo.46 ボトムからの3陽連として条件表を設定してあります。

この条件表の意図するところは、@小波動のボトム近く(6日以内)で、A3本の連続陽線がでたとき、その上昇力は力強い。とするものです。次図は「ボトムからの3陽連」を使って描いたTOPIXのグラフですが、買いマークが出た後、長いあるいは大きい上昇をしたことがわかります。




ライブドアショック安以来の、今回の上昇波動では「ボトムからの3陽連」はでていませんが、これに準じた1陰線を含む3陽連がでています。

個別銘柄においても同じことで、12月〜1月にかけて、定点観測8銘柄のうち5銘柄に「ボトムからの3陽連」がでています。


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