TOPIXをどう見たか・判断したか (05年12月)

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(05.12.1) TOPIX 1559(+23) 日経平均 15130円(+258) 26.4億株 (2兆8088億円)



NYダウは10805ドル(-82)と続落。ナスダックは2232P(+0)と変わらず。

今日の動きには驚きました。欧州・米国はだいたいが安く、シカゴ日経先物も14855円のマイナスとなっていましたが、日経平均は寄り付き直後こそわずかにマイナスであったものの、後場に入ってからはうなぎ上りの上昇です。

いったい誰が買っているのか。外国証券のオーダーは1000万株の買い越しであり、オーダー倍率は1.24倍と、外国人は大きく買いに傾いていることが明らかです。それにしても、昨日の「新高値の陰線、TOPIXは前日の陽線をつつみ下げる」という反転を暗示する足をいとも簡単に覆してしまう今日の相場上昇には唖然とさせられました。

とにかく尋常な動きではありません。何度もいいますが、この相場の水準は、@業績、A金利、からは逸脱しています。逸脱させているのは、B需給、C投資マインド、です。現状では、B需給の半分を占める外国人買いは再びの買い姿勢を示しており(オーダー倍率が1.24倍)、投資マインドも、TOPIX・日経平均が25日線より上位にあるので、「それいけドンドン」の相場です。


相場に対してはマイナスである要因の@Aを上回るエネルギーを持ったBCの要因が株価を上昇をさせています。

Bのありあまるグローバルな投資マネーは、原油市場を高騰させ、ついで非鉄金属を高騰させ、いまは日本株をそのターゲットにしているかのようです。

Cの投資マインドは国内の人気具合です。ネット証券が広く認知されだしたのは2002年ころからかと思いますが、日経平均の最安値は2003年5月のことでした。以来2年半は日経平均は上昇につぐ上昇で、2002年から2003年に株式投資を始めた投資家は、「株価は暴落する」という強烈なマイナス体験をしていません。株価が少し下落したら買っておけば利益がでるという幸せな時期ばかりを経験しています。


BCの要因には確固とした買いの根拠はないように思います。しかし理路整然とした相場というのはありません。現実の相場は@Aの評価しやすい基準とBCの評価しにくい要因が渾然一体となってでき上がっています。

私は@Aを重視していますが、BCも相場に対して大きなインパクトを与えます。

今日は、現時点で有用な条件表は「P/Q切り上げ買い」であるということを書くつもりでした。この条件表で検索された銘柄のうち、ネット証券の雄である松井証券が200日線を下回っていることを知りました。(図のカブコムは上昇トレンドに乗っていますが、マネックス・ビーンズも200日線を割り込んでいます。)

これほどCの投資マインドがよい中で、ネット証券の株価が200日線を割り込んでいるとは意外でした。


(05.12.2) TOPIX 1583(+23) 日経平均 15421円(+291) 33.2億株 (3兆6084億円)



NYダウは10912ドル(+106)と昨日の下げ幅以上に反発。ナスダックも2267P(+34)と大幅上昇をして新高値を更新。

昨日の東京市場の大幅上昇は、欧州株高につながり、これが米国株高へ繋がり、シカゴ日経先物は15280円と新高値。

今日の東京市場は、シカゴにサヤ寄せして始まり、小動きとなっていましたが、引け前に急上昇。日経平均は2日間で550円ほど上げました。「奔騰」という言葉に近い上昇っぷりです。


「トヨタ」はグローバル企業の代表、「みずほF」は内需株の代表、「ソフトバンク」は個人投資家の代表として、この3銘柄は特に注意しています。

3銘柄ともに重要ポイントを出しており、@重要ポイントを完全に下回るか、あるいはA重要ポイントを上抜いて新高値に躍り出るのか、を見ているわけですが、「トヨタ」「みずはF」は@Aのどちらにも動けず。ソフトバンクはより高い重要ポイントを連発しています。


《カナル24》で東研ソフトが用意している条件ファイルは、
  1. 「カナル共通」(これはすぐに役立つ条件表を集めています)

  2. 「QE拡張8」(これは条件表の設定例とその市場環境で設定した57本の条件表が収められています。)

  3. 「QE拡張9」(これは《カナル24》チャート事典で使った条件表の設定例が160本あまりが収められています)
の3つです。多くのユーザーは「カナル共通」だけを利用されているようですが、「QE拡張8」には役立つ条件表が多くあります。また「QE拡張9」には、ユーザーが条件表を設定する際に手本とすべき条件表が多くあります。


これら条件ファイルはダウンロードできます。
  1. 《カナル24》のスタート画面のメニューの「アップデート」をクリックして、

  2. 「カナル24・インストーラー」(上図)を呼び出してください。ここに「条件表や銘柄マスターをダウンロードする」があります。これをクリックすると、

  3. 「ダウンロード・サービス」のHPにつながります。(右図)、図の赤線の「ダウンロード」ボタンをクリックすれば「QE拡張8」「QE拡張9」の条件ファイルをダウンロードすることができます。

    ダウンロードする場所(保存先)はtokenフォルダです。ダウンロードできたら、《カナル24》の条件表一覧表の「カナル共通」を「QE拡張8」「QE拡張9」に切り替えてみて下さい。それぞれの条件表の一覧表が表示され、これを使うことができます。


(05.12.5) TOPIX 1597(+13) 日経平均 15551円(+129) 37.1億株 (3兆7731億円)




NYダウは10877ドル(-35)と小反落。ナスダックは2273P(+6)と小幅続伸して新高値を更新。

東京市場は3連続陽線。止まることを知りません。

短期的な指標は過熱を表明しています。@25日騰落レシオは10日間連続で120以上になっています。A9日順位相関は24日間連続で+80以上となり、B25日順位相関は12日間連続で+80以上になっています。

しかしそういうことを無視して株価が上昇しているというのは、この相場が需給相場であるということです。業績はすでに2007年3月期までを織り込んでいます。さらなる株価上昇は需給がもたらせたものであると判断しています。

需給相場(仕手化しているといってよい)では、相場の方向についくほかはありません。値ごろ感や逆張りの指標をアテにしてはいけません。


手持ち株を売る、あるいはカラ売りができるのは、
  1. 新高値の陰線(+前日の実体の中心値以下で引ける)が出たときです。このときは株価が新高値に進んだときは手仕舞いないしドテン買いになります。

  2. より慎重には、重要ポイントを完全に下回ったときです。このときも株価が新高値に進んだときは手仕舞いないしドテン買いになります。
このどちらかが出ない限りは売るべきではありません。 トヨタ・みずほF・ソフトバンクについて、しばしば例題にしてきましたが、結局
  1. トヨタは重要ポイントを下回らないが新高値にも出ない(売ることはできない)。
  2. みずほFは重要ポイントを下回らずして新高値をとった(売らないで正解だった)。
  3. ソフトバンクは次々と重要ポイントを出したが、一度も重要ポイントを割り込まなかった。(売らないから利を伸ばせた)
ということになりました。


日経先物のデータが欲しいという要望が相次いだので、今日から日経先物のデータをアップします。

「日経先物」のコードは1009としました。
  1. ダウンロードされる前に、《カナル》のスタート画面の「銘柄」→「登録抹消変更」→「新規登録」で、(1009 日経先物)を登録し、

  2. トップ頁の「支援コーナー」の(1009 日経先物)をDTKB10\Dkabu10フォルダへダウンロードして下さい。
グラフを見ると、現物と先物もほぼ同じグラフになっています。大きな違いはありませんが、日経先物の取引をされている方には役立つかと思います。(まだデータ数は238日ほどしか溜まっていませんが)


(05.12.6) TOPIX 1591(+6) 日経平均 15423円(-127) 30.0億株 (3兆4175億円)



NYダウは10835ドル(-42)と小幅ながら続落。ナスダックは2257P(-15)と小反落。ただどちらも方向を転換するというほどの下落ではありません。

東京市場は寄り付き後下落。いったんはプラスに転じたものの、ジリ安となりました。一服です。

@新高値の、A陰線で、B前日の実体の中心値を下回って引ける、という3点セットは小波動の反転を表現していると思っていますが、この上昇相場ではドンピシャとは利いていません。

TOPIXは11月以来、3点セットの日は今日を入れて4度ありましたが、新高値の陰線を出した後の下げ幅は、順次に小幅となりました。前回(11月30日)なぞは、「新高値の陰線」にB前日の実体の中心値を下回るどころか、C前日の陽線を「つつみ下げる」という強い反転の表現をしていましたが、翌日は陽線で新高値に躍り出るという意外な上昇をしました。 今日は4度目の新高値の陰線ですが、どうなるのか。

日経平均は今日をいれて3度の新高値の陰線です。しかし前2回は新高値の陰線の翌日はすぐに陽線となって新高値を更新しました。「新高値の陰線」はまるで無視された格好です。最低でも日経平均が500円以上の調整をしたほうが、この上昇相場の寿命は伸びると思いますが、明日はどうなのか。


トヨタは9日線を完全に下回りましたが、重要ポイントはまだ下方にあります。

みずほFは、重要ポイントを割り込むことなく、また25日線を割り込むこともなく、昨日新高値に躍り出て、今日も新高値を更新。

ソフトバンクは昨日重要ポイントを出しましたが、今日は陰線となって、終値では重要ポイント(10540円)を下回りました。しかしまだザラバ高値はこれより上位にあり、「完全に」重要ポイントを割るかどうかは明日以降の注目点です。


(05.12.7) TOPIX 1598(+7) 日経平均 15484円(+61) 27.6億株 (3兆3614億円)



NYダウは10856ドル(+21)と小幅反発。しかし上ヒゲの長い足となって、10900ドルに売り圧力があるようです。

ナスダックも2260P(+3)とわずかにプラスとなりましたが、「新高値の陰線」となりました。

シカゴ日経先物が15540円と高く終わったので、東京市場は+100円高く寄りつくもののジリ安となりました。特に引け前は急速に値を消しました。

TOPIXは高寄りしてザラバ高値1609Pと新高値を更新した後下げて1598Pの引け。これによって今日も「新高値の陰線」となりました。新高値の陰線の翌日も「新高値の陰線」を続けたのは11月8日の(a)に先例があります。


11月8日のときは、単にTOPIXのグラフだけがそうなっていましたが、今日は個別銘柄においても注目すべき現象が起きています。
  1. トヨタは、あいかわらず重要ポイントを下抜くことも、新高値に出ることもできていませんが、

  2. みずほFは、今日は陰線で重要ポイントを出しました。今日のザラバ高値961千円を出したあとは大きく下落しました。今日のザラバ安値912千円が重要ポイントの水準です。明日以降912千円を完全に下回る(完全にというのはザラバ高値が912円未満で終わるということ)かどうかが注目点です。

  3. ソフトバンクは一昨日に陽線の重要ポイントを出しました。この日のザラバ安値10580円が重要ポイントの水準です。昨日は陰線となったもののザラバ高値10980円をつけているので、重要ポイント割れは免れましたが、終値は10580円であり、今日の動きいかんでは重要ポイントを完全に下回る可能性がありました。

    ところが日経平均・TOPIXの高寄りしたため、ソフトバンクも10780円と高く寄りつき、今日も重要ポイントを割り込むことはないことがわかりました。しかしその後大きく下げ、終値は10200円で終わりました。 明日、高値が10580円以上にならないと、重要ポイントを完全に下回ることになります。
明日はTOPIX、みずほF、ソフトバンクと揃って注目せねばなりません。11月にはいって以来で最大の注目日です。


(05.12.8) TOPIX 1568(-29) 日経平均 15183円(-301) 24.9億株 (3兆1708億円)



NYダウは10810ドル(-45)と下落。ナスダックも2252P(-8)と小幅下落。

昨日いったように、今日は@連続して「新高値の陰線」をだしているTOPIX、A陰線の重要ポイントを出したみずほF、B陽線の重要ポイントを完全に下回りそうなソフトバンクを注目していましたが、最近にない大きな下げとなりました。

日経平均は小安く寄り付き少し上昇した後はジリ貧となり、後場に入ってから急落し、-300円安の安値引け。

TOPIXも大幅安となりました。これまで新高値の陰線になったのは、A,b,c,dの4回がありましたが、「主な株価」がピークを出したのはAだけでした。今回のdは小波動のピークを出すようです。

今日の下げは某証券会社がジェイコム株の大量の誤発注を出し、市場が混乱したためとかいわれていますが、基本的には相場は過熱しており、一服したかったということでしょう。

今日の下げの原因が前者であるならば明日は、最低でも今日の下げ幅(日経平均は300円安)の半分(+150円)を取り返すはずです。しかし1/3戻し(+100円)程度の反発しかできないならば、後者が原因であるとしてよいでしょう。このときは25日線まで下落する可能性が強くなります。


注目の「みずほF」の重要ポイントの水準は912千円でしたが、押し目買いとみた向きが多くあったようで、この水準より高い931千円で寄り付きました。この時点で今日の重要ポイント割れはなくなりました。

しかしその後大幅に下げて大陰線となりました。今日の終値は890千円ですから、明日重要ポイント水準を完全に下回る可能性が大きくなりました。

ソフトバンクは、完全に重要ポイントの水準を下回りました。これで(新高値をとれば、その時点で間違いを正さねばなりませんが)まずは1か月は新高値を取ることはなく、下降波動に入ると思います。


(05.12.9) TOPIX 15918(+22) 日経平均 15404円(+220) 37.0億株 (4兆6494億円)



NYダウは10755ドル(-55)と続落。ナスダックも2246P(-5)と小幅ながら続落。

今日はSQでもあり、昨日の急落がどう影響するのかが焦点でしたが、結果は大幅な反発となりました。

昨日いったように、日経平均が下げ幅の半分(150円)以上上げるならば、昨日の下げの要因はみずほ証の「誤発注」によるショック安であり、1/3(100円)しか戻さないなら相場は自然体で下げている、と判断するつもりでした。

結果は2/3を上回る反発となったので、昨日の下げはショック安であると判断せねばなりません。

昨日の日経平均の始値は15470円、高値は15523円、終値は15183円でした。今日の終値は15404円です。 つまりは、昨日のショックがなければ、終値15183はなかったわけだから、昨日と今日の値動きからショック安の部分を取り除いて、昨日今日の動きを合成すると(始値15470円・高値15523円・終値15404円)ということになります。つまりは小幅な陰線になります。

これと一昨日の「新高値の陰線」(高値15558円)の足とを並べてみると、合成した足は「順下がりの陰線(ただし小幅)」ということになって、なお「小波動のピークか?」という懸念は残っています。


今日は「みずほF」を注目していました。重要ポイントの水準の 9120円を完全に下回ると思っていましたが、そうはならず。今日はザラバ高値9180円まで反発して、水準を下回るには至りませんでした。

「ソフトバンク」は昨日、完全に重要ポイント水準を下回りましたが、今日は大反発しました。しかしこれをもって再びの上昇が始まったとはまだ判断できません。

人気化している銘柄が急落したときは、@早目に利食いをしたので利幅よりもその後の上げ幅の方が大きく買い直せなかった、A押し目があれば買おうと思ってしたが毎日高値を更新するので買えなかった、という向きがドッと買いに集まり勝ちです。

今日の大幅高はそういう買い物であると思いますが、一方では重要ポイントを出した日に買ったもののすぐに急落したので、天井をつかんだのではないかと肝を冷やした買い方もいます。肝を冷やした度合いが強ければ強いほど、戻り売りをしようとします。

戻り売りが完全になくなるのは、図の新高値(赤線)に出たときです。この点からは、「みずほF」も「ソフトバンク」もまだ重要ポイントの束縛からは免れていません。明日を見る必要があります。


(05.12.12) TOPIX 1617(+26) 日経平均 15738円(+334) 31.3億株 (3兆2541億円)



NYダウは10778ドル(+23)と小幅反発。25日線を割り込むか、維持できるかという分岐点になります。

ナスダックも2256P(+10)と小幅反発。

それにしても東京市場のものすごさです。シカゴ日経先物が15535円と高く終わりましたが、東京市場はこれにさらに上乗せした15549円で寄り付きました。

すぐに15600円になり15700円になり、今日のザラバ高値は15764円。


10月には14000円は難しいと思っていましたが、この水準を突破すると、市場の予想は年内15000円になりましたが、これを簡単に上抜いたため16000円が目標となっていました。

しかしこの水準でさえ、あとワンチャンスの位置まで上げてきました。驚くべき買い人気です。

このコーナーでは小波動のピーク・ボトムをいち早く捉えようということを眼目にしています。小波動のピーク・ボトムは「主な株価」が機械的に(事後的に)表示してくれますから、主な株価が表示された日に、ああピークが出たのかボトムが出たのかを知ればよいことですが、相場が波乱しているときはピーク・ボトムが表示されたことを知って、押っ取り刀で対処しては遅きに失します。

実際のピーク・ボトムが表示される1日か2日前に「小波動のピークらしさ」がわかれば、これにこしたことはないので、「ピーク・ボトム」らしさをウォッチしています。

その武器の1つは、「新高値の陰線でピーク、新安値の陽線でボトム」のルールです。今回は3日前にTOPIXにおいて「新高値の陰線」が出たので小波動のピークかと思いましたが、日経平均は昨日「新安値の陽線」となりました。どちらが強いのかと思っていましたが、結果は「新安値の陽線」が効きました。


「新高値の陰線でピーク、新安値の陽線でボトム」のルールは小波動のピーク・ボトムを捉えるためのものですが、より大きな小波動の切り下げ・切り上げまでをも捉えようとしているのが「重要ポイント」です。

上昇波動において、重要ポイント(安値)を完全に下回ると、小波動が切り下がる可能性が高くなります。下降波動において、重要ポイント(高値)を完全に上回ると、小波動が切り上がる可能性が高くなります。

重要ポイントは、「新高値の陰線・新安値の陽線」よりももう少し大きな目で波動を見ています。

現状のところ、トヨタ・みずほFは重要ポイントの下限と高値の間にあり、まだ下降波動になるとはいえません。ソフトバンクは重要ポイント(下値)を完全に下回ってから切り返しましたが、新高値には及ばず。現状では、なお下降波動に転じる可能性のほうが大きいといえます。


(05.12.13) TOPIX 1626(+8) 日経平均 15778円(+40) 36.7億株 (3兆7119億円)



NYダウは10767ドル(-10)と25日線をはさんで動かず。ナスダックは2260P(+4)と25日線より上を維持。

東京市場は、昨日の大幅上昇の後であるし、米国FOMCの利上げとコメントの発表、14日の日銀短観の発表とイベントを控え、小動き。

出来高は鉄鋼株が賑わい36.7億株と増加し、値嵩株から低位株でシフトし始めたようです。

売買代金は3兆3000億円のハイレベルで、ここへもってきて外国証券のオーダーが1400万株の買い越しとあっては、下げる要因が見当たりません。

株式投資というのは後悔の連続であるのが普通です。次図は、8411「みずほF」を《カナル基本》の「足型グラフ」で描いたものですが、Aで買って今なお買い持続している投資家は1/1000、万分の1でしょう。よほどの(信仰心に近い)信念がなければ、Aから現在まで買い持続はできません。

相場のスケールは次第次第にわかってくるものです。AやBの時点では株価が2倍になることの予想は普通ではできません。できないからどうするかというと、
  1. 小波動のピークがでたらいったんは手仕舞うか
  2. 小波動のボトムが切り下げたことがわかったときに手仕舞いするか
のどちらかの方針しかとれません。



もし《カナル基本》の「足型グラフ」の売買マークに従って売買したとするならば、
  1. AまたはBで買いやbで手仕舞い。
  2. Cで買ってdで手仕舞い。
  3. DまたはD'で買いeで手仕舞い。
  4. FまたはF'で買って現在は買い持ち中
ということになります。結果的にはb,d,eの利食いは無駄であり、AまたはBで買って現在まで買い持続したよりも成績は悪くなっています。しかしこれは結果論です。

もし買い決定は買いマークに従い、手仕舞いは小波動のピークが表示されたとき、という方針を取っていたなら、
  1. AまたはBで買い、dで手仕舞い。
  2. DまたはD'で買い、eで手仕舞い。
ということになります。bで手仕舞いしないので(A,B)→d(が確定するまで)の上昇幅を取ることができましたが、これも結果論です。

最も大きい上昇幅を得るには、小波動が切り下がることを確認して売ることです。これならば'(A,B)で買っているとき、その後小波動の安値は切り下がっていないので、なお買い持続ができています。

しかしこの方針が可能なのは(A,B)で買った者だけです。Cで買っていたならば、小波動のボトムが切り下がるとはBの水準以下になるということであり、このときは大きな損失がでます。(その後小波動のボトムはD→Fと切り上がりましたから、今となってはFの水準を下回れば売りとなりますが、Dの時点でボトムが切り下がったら手仕舞いするという方針での買いはまずできません。)

つまりは、大きく値幅を取ろうとするならば、相場の初動(A,B)に買うしかなく、C以降の買いは小波動のピークがでたかどうかを判断して手仕舞いするほかはありません。このHPで「小波動のピークか?」を取り上げるのはそういう理由です。


(05.12.14) TOPIX 1602(-23) 日経平均 15464円(-314) 35.2億株 (3兆6972億円)



FOMCはFFレートを引き上げ4.25%へ。NYダウは108237ドル(+55)と反発。ナスダックは2265P(+4)と小幅ながら続伸。

12月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは9月の+19から+21へ2ポイントアップ。ただ来年3月の予想は+19へ-2ポイントダウン。

@前日のシカゴ日経先物は15860円と高値をつけていたし、A外国証券のオーダーは+1830万株の買い越しであったし、A短観は予想よりやや悪かったとはいうものの+2ポイントアップであったし、ということで日経平均は15885円の新高値へ上昇。しかしそこからは大幅下落となりました。

TOPIXの「小波動のピークらしさ」ですが、新高値の陰線(しかも前日の実体の中心値以下で引ける)は図のように11月以来a,b,c,dの4度で出ました。しかし実際にピークを表示したのはaだけでした。

dはほとんどピークを出したと思いましたがそうはなりませんでした。cは小型ながら「つつみ下げ」であったので、これもかなりの確率でピークになると思いましたが、翌日はすぐに新高値に出るという強さで、これには驚きました。

今日の新高値の陰線ですが、ここまでのabcdのどれよりも弱い足になりました。@新高値の、A陰線で、Bつつみ下げている、Cしかも前日と前々日の2日分をつつみ下げています。9日・25日の順位相関を加えて、ピークの確率は6分としてよいでしょう。


今日の下げは日経先物が先導しました。どうも仕掛け的な売りの感じで、外国証券の買い越しや売買代金が3兆6000億円もでていること、特に悪い材料があったわけではないことなどから、継続的な下げが続くのかどうかはまだ確信がもてません。

しかしグラフから判断すると、今日の下げは特徴があります。
  1. 今日の下げ幅は5月からの上昇波動の中では10月6日(A)の-330円に続くものであること。

  2. 1日の値幅は過去1年間でも最大の438円幅であったこと。(2番目は12月8日(C)の340円幅。この日は誤発注の日)

  3. 陰線の重要ポイントを出したこと。(A)の陰線の重要ポイントがでたときは、その後新高値に躍り出るまで17日間を要しました。
手本になるのはAとCの日ですが、今回のBはA,Cよりも強烈です。ピークの確率はTOPIXの6分に陰線重要ポイントを加えて7分としてよいと思います。


(05.12.15) TOPIX 1583(-18) 日経平均 15254円(-210) 25.7億株 (2兆8601億円)



NYダウは108837ドル(+59)と続伸となるも、ナスダックは2262P(-2)と伸びきれず。

シカゴ日経先物は15365円と下げ、朝方の外国証券のオーダーが2000万株の売り越しとあって、東京市場は安く始まりました。この後、リバウンド狙いの買いや昨日の売りの買戻しがでて反発したものの、昨日の終値近辺まで戻すのが精一杯で、再度の下落。

「新高値の陰線」がようやく効きました。日経平均は陰線の重要ポイントを出していましたが、昨日のザラバ安値は15447円、今日のザラバ高値は15469円であったので、「完全」には重要ポイントを下回らず、明日に命脈をつなぎました。

図の青線は、誤発注の翌日から3陽連となったスタート地点です。当面はこの水準を下回る(ザラバでよい)のかどうかが注目点です。これを割り込むことになれば、反動安の限界である25日線をも割り込む可能性が大きくなります。(3陽連で買った全員が損勘定になるから)


重要ポイントを出している個別銘柄ですが、トヨタは今日ザラバ安値で重要ポイントの水準に接触し、明日以降は注目です。

案外に強いのが「みずほF」で、重要ポイントを完全に下回ることはなかったし、ザラバ高値ながらその後の新高値をつけています。

ソフトバンクも意外に値持ちがよく、重要ポイントを完全に下回ってから反発しています。まだ新高値に出るには至っていませんが、新高値の水準(赤線)を終値で上回れば、再上昇入りと判断せねばなりません。そうなるのかどうか。

定点観測の8銘柄を見ると、日経平均の下げほどには下げがきつくはありません。
  1. 25日線よりはるかに上位にあるのが、@みずほF、A住友鉱山
  2. 25日線近辺にあるがまだ割り込んでいないものが、B新日鉄、C野村、Dソニー
  3. 25日線近辺にあるが少し下回っているものが、E鹿島、Fトヨタ
  4. 25日線を大きく割り込み、75日線まで下回ったのが、GNTT
です。25日線を基準にするといまのところ反動安の範囲内にあるのが5銘柄、少し割り込んだのが2銘柄、下降トレンドにあるのが1銘柄という分布です。


(05.12.16) TOPIX 1580(-2) 日経平均 15173円(-81) 24.5億株 (2兆8260億円)



NYダウは10881ドル(-1)、ナスダックも2260P(-1)と小動き。どちらも25日線より上位で推移しており、米国株は今のところ問題はありません。

あとはクリスマス商戦がどうなるか、原油価格が需要期にどうなるのかが当面の材料。

日経平均は続落となりましたが、TOPIXはさほど下げず。

日経平均に影響力をもつハイテク・自動車・精密などの値嵩株が値崩れしたためであり、内需株は総じて堅調です。


日経平均は誤発注以来の上昇分を完全に帳消しにしました。今日のザラバ安値は誤発注後の安値を少し下回ったので、誤発注後の上昇は間違いであったことが明らかになりました。25日線を割り込むことも考えておかねばなりません。

10月には小波動のピーク(13783円)からボトム(12996円)まで787円の下げを見せましたが、今回は高値15885円から今日のザラバ安値15095円まで790円の下げをしています。ちょうど10月の下げ幅と同じですが、今回の下げ方のほうがキツイと思っているので、もう少し下げがあるのではないか。

TOPIXについてはそう心配はしていません。注目しているトヨタ・みずほ・ソフトバンクは今日は上昇しているし、売買代金は2兆8000億円と高水準を保っているし、外国証券のオーダー倍率は1.10倍と1.00倍を上回っています。


(05.12.19) TOPIX 1589(+8) 日経平均 15391円(+218) 17.2億株 (2兆1470億円)


NYダウは10875ドル(-6)、ナスダックも2252P(-8)と小動き。

日経平均は3日続落の後とあって反発しました。しかし売買代金は2兆1000億円、出来高は17億株、外国証券のオーダーは売り2000万株に対し買い3200万株とボリュームが激減しています。

TOPIX・日経平均とも小波動のピークを表示しました。今日の反発は買戻しによるリバウンドであり、ここで小波動のボトムを出したとはいえません。

日経平均の前回の小波動のピーク(a)から→3連続陰線となり→(b)で1日陽線を出し→(c)へと再下落しましたが、今回も同じようになるのではないかと思っています。


■■ お知らせ ■■

HPの「東研ソフト・ユーザー情報」には、マスターネットが送信してこないデータを毎日アップしています。以下の8つのデータです。
  1. 市場データ(午後7:00更新)
    (@値上がり銘柄数や金利など)
  2. 米国指標(午前8:00更新)
    (ANYダウ・BSP500・Cナスダック)
  3. 国内指標(午後7:00更新)
    (D日経平均・E日経先物・FTOPIX先物・G日経JQ平均(今日からアップします)
これらデータを所定のフォルダへダウンロードすれば、《カナル24》《Qエンジン24》などでそのデータを扱うことができます。

従来はインターネット接続し、「東研ソフト・ユーザー情報」のHPを出し、1つ1つをダウンロードしていましたが、2005.12.18から《カナル24》に一括してダウンロードできる機能を追加しました。ユーザーは《カナル24》の最新バージョンをダウンロードして下さい。


スタート画面のメニューの「アップデート」→「HPから株価データをダウンロード」をクリックして下さい。

(Windows Me とWindows XP によるダウンロードは動作確認していますが、Windows98以前のものは未確認です。)

右図のように3種類のデータを一括してダウンロードできます。
  1. 「国内株価データ」は、@市場データ、A1001 日経平均、B1009 日経先物、C1010 TOPIX先物、D1016 日経JQ をまとめてダウンロードできます。

  2. 「海外株価データ」は、@1020 NYダウ、A1021 S&P、B1022 ナスダック、の3銘柄をまとめてダウンロードできます。

  3. 「HPから桁数修正データをダウンロード」は、マスターネットが株価の桁数を変更したとき、過去の株価データを修正したデータをダウンロードします。(これは、変更があったときにダウンロードすれば終わりです。毎日ダウンロードすることはありません。)


国内株価データをダウンロードするには

上図の「国内株価データをダウンロード」ボタンをクリックすると、右の画面が現れます。
  1. ダウンロードするデータ(日足・週足・月足)を指示します。(図では日足)

  2. 保存先のデータディレクトリを指示します。(図ではDTKB10)
    通常は図のように「主に使うデータ」が表示されます。

  3. 指示したデータディレクトリ(DTKB10)の銘柄一覧表が表示されます。
    1001,1009,1010 のデータの最新日は051215(2005年12月15日)となっています。(ほかの銘柄は051216となっている)

  4. 「ダウンロードする」ボタンをクリックします。
    ここでインターネットに接続して、HPから株価データをダウンロードを始めますが、ウィルス対策ソフトが、「接続を許可しますか?」と聞いてくるこがあります。「許可する」として下さい。さもないとデータをダウンロードすることができません。

  5. ダウンロードした銘柄が表示されます。(国内株式の場合は、表示されたデータのほかに「市場データ」もダウンロードしています)

    国内の3銘柄のデータの最新日を見ると、051216(2005年12月16日)となっています。新しいデータがダウンロードできています。、

  6. 「上書き保存する」ボタンをクリックして、ダウンロードしたデータを古い日付のデータに上書きします。

  7. 「国内株価データを更新しました。」と出たら、DTKB10のコード1001,1009,1010のデータが書き換えられています。

    このとき、DTKB10に1001,1009,1010の銘柄が登録されていないと、書き換えられません。(更新したい銘柄は「銘柄」→「登録抹消変更」の「新規登録」で、1001,1009,1010などの銘柄を登録しておいて下さい。)

  8. 「キャンセル」ボタンをクリック。


  9. DTKB10の銘柄一覧表が再表示されます。コード1001,1009,1010のデータの最新日が051216(2005年12月16日)になっています。データが更新されたことが確認できます。

  10. この後、(日足・週足・月足)を切り替えたり、保存先のデータディレクトリ(DTKB10・WTKB10・MTKB10など)を切り替えて、データをダウンロードすることができます。別のデータをダウンロードしたときは、同じことの繰り返しをして下さい。

  11. 「国内株価データ」のダウンロードを終わるなら「キャンセル」ボタンをクリックして終了します。


(05.12.20) TOPIX 1613(+24) 日経平均 15641円(+249) 21.7億株 (2兆7343億円)



NYダウは10836ドル(-39)、ナスダックも2222P(-29)と下落。特にナスダックは大陰線で25日線を割り込んできたので、注意せねばなりません。

NYダウも3日連続して上ヒゲの陰線となっているのは、戻り売り圧力が強いと見られます。


日経平均は連騰となりました。先の高値まであと240円ばかりとなり、値段的にはワンチャンスで高値更新ができる水準まで戻りました。

しかし、ピーク15885円をつけた前後の売買代金は3兆3000億円、3兆6000億円があった日ですから、これをすんなりと上抜くことは難しいのではないか。


(05.12.21) TOPIX 1636(+22) 日経平均 15957円(+316) 25.7億株 (3兆3424億円)



NYダウは10805ドル(-30)、ナスダックも2222P(-0)と小幅下落。

東京市場はまたしてもビックリの動きとなりました。昨日の売買代金2兆7000億円では、大陰線の日につけた新高値をとることは難しいと思っていましたが、そうはならず。

前場で新高値を更新し、後場では16000円台を回復。15800円をつけたときと、16000円をつけたときは、まずはここが限界であると思いましたが、まったくのハズレでした。

今回の「新高値の陰線」ばかりは、25日線に向かって下落をすると思っていましたが、押し目がわずかでもあればすぐに買い物が入ります。ソフトバンクが重要ポイントを下回ってすぐに新高値に進み、今日などは1000円高をやってのけたように、個人投資家の投資マインドは強烈であることを、つくづくと思い知らされました。


(05.12.22) TOPIX 1637(+1) 日経平均 15941円(-16) 24.9億株 (2兆9902億円)



NYダウは10833ドル(+28)、ナスダックも2231P(+9)とと小反発。しかしあいかわらず上ヒゲが長く、上値は重そう。

東京市場は3連騰の後を受けて、今日は上下にぶれ動いた結果、本日の足はタクリ足となりました。株価が下落したあとに出るタクリ足は安値調べの表現ですが、今日のように株価が3連騰した後のタクリ足は、判断は難しい。

多くの場合、高値圏でのタクリ足は下落の予兆と受け取ってもよいと思っていますが、今日の場合はまだ小波動のボトムから4日目であり、「上昇した後」とはいいづらい。すなおに、下げたところに押し目買いが入って元に戻ったと判断するところでしょう。


相場の強さは個別銘柄のグラフにも出ています。最近特に注目している3銘柄ですが、重要ポイントの水準を下回るか、あるいは新高値に出るのかの分岐のゾーンで推移していました。

トヨタは結局、新高値の水準に接近し、終値ベースでは新高値となりました。

みずほFも、重要ポイントの水準を下回ることなく、新高値の水準近辺で推移しています。新高値はワンチャンスです。

ソフトバンクは、いったんは重要ポイントの水準を完全に下回わり、これで1か月は新高値に出ることは難しいと思いましたが、完全に下回ったのはその1日だけで、翌日はすぐに水準に戻り、7日後には新高値を奪回。ここから奔騰となりました。


(05.12.26) TOPIX 1648(+11) 日経平均 16107円(+166) 18.7億株 (2兆3778億円)



23日のNYダウは10883ドル(-6)、ナスダックは2249P(+2)と小幅な動き。

東京市場は3連休明け、NYはクリスマス休暇とあって、商いは細りました。先物市場なぞは平時の半分の出来高で、強い動きとはならず。



12月は来年に向けての準備をしました。その1つが、HPのアップしているデータを簡単にダウンロードできる機能を《カナル24》に付け加えたことです

この「HPから株価データをダウンロード」によって、「東研ソフトユーザー情報」にアップしてある株価データ(通常は、@国内4銘柄、A海外3銘柄、Bマスターネットが送信してきた修正データ(現在は44銘柄)を極めて簡単に、ダウンロードすることができます。


上図の「HPから桁数修正データをダウンロード」ボタンをクリックすると、右の画面が現れます。

今日は、「マスターネットが株価桁数を変更した修正データ」のダウンロードについて説明します。

現在の株式市場の取引は混乱しています。取引単位が1000株のものがあり、100株、10株、1株のものがあります。株価においても5,000,000円のものもあれば、倒産価格の30円のものもあります。売買単位や株価が混乱しているために、先日の誤発注のように、「1円で62万株の売り」の注文が出てもチェックがきかないという状況です。

正しい注文は「620,000円で1株売り」でした。1000株単位が当たり前の時代には、この誤発注は「1000円で620株売り」となっていたはずで、間違ったとしてもこの注文は笑って見過ごせるものでした。

ところが「1円で62万株の売り」が通ってしまうから、みずほ証券は400億円の損失を抱えることになりました。

東証の売買(単位や株価キザミ)に対するしっかりとした見識がないのが原因であり、この損失の多くは東証が負うことになると思いますが、株価桁数と取引単位の混乱は困ったものです。

現状では、300,000円していた株価が2,800円に下落するといったように、株価の桁数がいとも簡単に2桁3桁違ってくることは珍しくありません。

そのつどマスターネットは株価桁数を変更しています。しかしそれは将来の対策であり、過去の蓄積したデータを全部修正するものではありません。こういうとき、東研ソフトでは過去のデータを現在の株価桁数に合わせて修正し、HPに過去の(修正した)データをアップしています。

ただその修正データのダウンロードは1銘柄ずつ、指定されたデータのフォルダに保存しなければならないという面倒なものでした。この作業をいちどに簡単にするのが、「HPから桁数修正データをダウンロード」する機能です。



上図の「HPから桁数修正データをダウンロード」をクリックして下さい。
  1. ダウンロードするデータ(日足・週足・月足)を指示します。(図では日足)

  2. 保存先のデータディレクトリを指示します。(図ではDTKB10)
    通常は図のように「主に使うデータ」が表示されます。

  3. 指示したデータディレクトリ(DTKB10)の銘柄一覧表が表示されます。
    データの最新日は051226(2005年12月26日)となっています。

  4. 「ダウンロードする」ボタンをクリックします。
    ここでインターネットに接続して、HPから桁数が変更された修正データをダウンロードを始めますが、ウィルス対策ソフトが、「接続を許可しますか?」と聞いてくるこがあります。「許可する」として下さい。さもないとデータをダウンロードすることができません。


  5. ダウンロードした銘柄が表示されます。(図では2005年に桁数が変更された44銘柄が表示されています)

  6. ダウンロードした44銘柄のデータの最新日を見ると、全部が051226(2005年12月26日)となっています。修正データも最新のものであることが確認できます。

  7. 「上書き保存する」ボタンをクリックして、ダウンロードしたデータを、まだ修正できていない古いデータに上書きします。


  8. 「変換単位ファイルも保存しますか?」と聞いてきます。

    通常は「はい」をクリックします。(今後は、適切な桁数で株価データが変換されます)

    ユーザーが「マスターネットから変換」の画面で「変換単位」を特に設定されているときは「いいえ」をクリックし、変換単位ファイルは保存しないで下さい。(これは特殊なユーザーです)


  9. 「桁数修正データを更新しました。」と出たら、DTKB10のうちのダウンロードした修正データに書き換えられています。

  10. 「キャンセル」ボタンをクリックして、@の画面に戻ります。
この「HPから桁数修正データをダウンロード」する機能は今後、非常に重要なものになりますから、《カナル24》のユーザーは必ず、最新バージョン(2005.12.21)をダウンロードしておいて下さい。


(05.12.27) TOPIX 1637(-11) 日経平均 15969円(-138) 18.1億株 (2兆1469億円)



米国は休場とあって、朝方の外国証券のオーダーは売り900万株、買い1340万株と極端に低調。よって今日の東京市場の出来高・売買代金は低調。

薄い商いの中、東証が信用取引規制を強化するの報道があったので、株価は下げましたが、この薄商いでは適正に評価したとも思われません。おそらく今日の規制の話はまだまだ大きな材料にはならないのではなかろうか。

いつもいうことですが、株価は、@業績、A金利、B需給、C投資マインド、で決ります。いまのところBのメインである外国人は休みであり、プラスとしては年末に投信の設定があること、マイナスとしては今日の信用規制の話で下げたように信用買い残が大きくなっていることが上げられます。

それよりも現時点でもっと大きい要因は、Cの投資マインドです。市場は折りあらば買おうと待ち構えています。通常であれば日経平均で1000円下げてもよい先日の場面でも、先に先に押し目買いが入って、800円の下げで終わってしまいました。つまりは投資マインドが良好なわけです。


投資マインドが良好な原因は投資家が利益を出している、ということにつきます。

これをグラフからいうと、「株価が25日線を割り込まない」という現象です。株価が25日線より上位にあるということは、25日間に買った投資家はおしなべて利益が出ているということです。

ところが、逆に株価が25日線を大きく下回ってくると、投資マインドは一気に低下します。簡単に(サイコロとかストキャスティクスの目盛りで)いえば、
  1. 株価が25日線から10%以上上回っているときの投資マインドは75(4人に3人は強気)
  2. 株価が25日線ちょうどのときの投資マインドは50(4人に2人は強気)
  3. 株価が25日線から-10%以上下回っているときの投資マインドは25(4人に1人が強気)
と、乱暴な例をあげますが、ようするに投資マインドは株価と25日線との関係で計ることができます。今は多くの銘柄は25日線より上位ないし近辺にあるので、投資マインドは良好なのですが、これが25日線を大きく下回るようになると、マインドは一気に冷えてしまします。


今注目しておくことは、25日線を大きく割り込む銘柄が増加しているのかどうかです。

中勢のモデル波動は、株価と25日線と75日線の関係をとらえたものですが、これに当てはめるとピークを出した銘柄がぼつぼつと出てきています(ただしまだわずか)。

上図は「シルバ精」です。G,G,Gでは株価は25日線を割り込むことはありませんでしたが、Hからの下落では25日線を割り込みました。aでは25日線からのカイリ率は-10%に拡大しました。25日間に(押し目買いだと思って)買った投資家は平均して-10%の含み損となったわけです。これでは当然に投資マインドは低下します(乱暴な例では投資マインドは25まで低下している)。

Jで25日線まで戻りましたが、ここで投資マインドは50です。株価が更なる上昇を続けねば、投資マインドの向上はありません。しかしJは戻り一杯となり、株価は反落。bで再び25日線カイリ率は10%を超え、75日線をも下抜いて、投資マインドは10とか20まで低下しています。

下図は「東海観」です。,Gでは株価は25日線を割り込むことはありませんでしたが、Hからの下落では25日線を割り込みました。aでは25日線からのカイリ率は-10%に拡大しました。(投資マインドは25)

Jで25日線まで戻りましたが、ここで投資マインドは50です。しかしJで戻り一杯となり、さらに下落して、bで再び25日線カイリ率は10%を超え、75日線をも下抜きました。投資マインドは同じく10とか20まで低下しています。

これら銘柄はメインの銘柄ではないのですが、メインの銘柄(例えば定点観測8銘柄)で同じようなことが起こらないか?ということを注視しているわけです。


(05.12.28) TOPIX 1653(+15) 日経平均 16194円(+225) 16.5億株 (2兆1469億円)



休暇あけのNYダウは10777ドル(-105)、ナスダックも2226P(-22)と下落。長期金利が短期金利より低いというイレギュラーが嫌気されました。

東京市場は薄い商いが続く。寄り付きこそはシカゴ日経先物の15825円(なんでこのように下げたのかわからない)を受けて安く始まりましたが、後場からは急伸。TOPIX・日経平均とも新高値を更新しました。

今日の足は、寄り付きが安かったので「つつみ上げ陽線」となりました。一般的には、高値圏での「つつみ上げ陽線」は、一昨日の「タクリ足」と同じく、無条件で強い足とはいえません。しかし今は「強い足」であると素直に判断するほうが結果は正しいでしょう。

最近の「つつみ上げ陽線」は図のa,bで出ています。この後2日続けて上昇しているので、今年は明日・明後日と上昇して、高値での大納会となるのか。


相場が崩れるときは、まずは個々の銘柄で投資家が含み損を抱えだしたときです。含み損が発生すると、損切りをするか、買い持ちするかのどちらかしか対処の方法はありませんが、多くの投資家は買い持ちします。その結果、売買の回転がとまり、次々に銘柄が変わって上昇するということはなくなります。ピークの現象です。

いつ売買の回転が止まるのかといえば、昨日いったように、まずは25日線を割り込んでからです。25日線を-10%も割り込む事態になると、なかなか買値の水準までは戻りにくくなります。思い切って損切りをしない限り、現金化して別のよさそうな銘柄に乗り換えることはできません。


相場全体がピークを打ったということは、25日線を割り込む銘柄が目立ち始めたときにわかります。

定点観測の8銘柄でいえば、8銘柄中で、25日線を下回っているのは「NTT」だけです。NTTは75日線も割り込んでいますから、よほど買いの魅力がないようですが、ほかの7銘柄は25日線より上位にあります。

こういうときは売買の回転は止まっていないし、投資マインドも強いと判断できます。現状では個々の銘柄からは相場のピークを心配する状況にはありません。身構えるのは「小波動のピークか?」と思われる「新高値の陰線(しかも前日陽線の中心値以下で引けた)」が出たときです。


(05.12.29) TOPIX 1663(+9) 日経平均 16344円(+149) 19.0億株 (2兆6062億円)



NYダウは10796ドル(+18)、ナスダックも2228P(+2)と小幅反発。

東京市場は大納会を残すばかりとなりました。今日から休暇となった会社も多く、日頃はできないディトレードとはどのようなものかの体験をした個人投資家が多かったのではないか。出来高は19億へ増加。

東京市場は来年も株高の期待が大きく、続伸となりました。どうやら明日も高く終わりそうです。

11月にはいってから、連続して上昇するのは3日が限度になっています。図の赤字のabcdeの5か所がそうです。明日の(f)でも陽線となれば、6度目となります。

逆張りの「日経平均用'96」が昨日から売りマークを出していますが、いつもいうことながら、売りマークがでたときが売り場ではなく、売りマークが途切れたときが売り場です。もし明日新高値を更新できなければ、売りマークは途切れます。

ただこの相場はあきれるほどに強いので、過去の売りマークはたいした成績とはなっていません。ABCの3か所に売りマークが途切れた日がありますが、この日の終値からその後のザラバ安値までの下落の幅は、Aが-30P、Bが-4P、Cが-26Pです。 まあ少しは下げるが、大きな下げにはなっていません。日経平均で200円〜300円安といった程度です。

2005.9.8ころから、
大きな相場のときは、小波動がピークをつけそうだから手仕舞いするという逆張りでははなく、「利食い水準」を割り込んだのを見てから手仕舞いする順張りをしなければなりません。このことは[ No.1] 売買のしかた実況中継 <[ No.3] 利を伸ばすには の講座で述べていますが、このときに使うのは「重要ポイント」です。
ということをいってきましたが、今日と明日は重要ポイントを注目していると、どういうことになったのかの検証をします。例は定点観測8銘柄。


今は株価が上昇しているので利食いの重要ポイントについていいますが、 重要ポイントとは、

@1日の値幅(ザラバ高値と安値の幅)がその日の株価終値の5%以上である。または

A前日終値と当日の(ザラバ高値または安値)の幅がその日の株価終値の5%以上である日のザラバ高値あるいはザラバ安値をいいいます。

利食いの判断基準となる重要ポイントは、単に5%の値幅があるだけではなく、当時の新高値をとった日でもある、という条件が加わります。

1812「鹿島」は、aで重要ポイント(下限)を完全に下回りました。利食いです。多くは株価が重要ポイント(下限)を下回ったときは、先のピークから1か月(立会い日数で20日間)は高値に踊りでることはないのですが、鹿島は17日目に重要ポイント(上限)を突破しました。ここで買い直し(カラ売りしていた場合はドテン買い)となります。

その後は概ね上昇を続け、最近新たな重要ポイント(赤線)を出しています。


5401「新日鉄」は(a)で重要ポイント(下限)を完全に下回りました。通常であれば(a)から下落するはずですが、この相場の強さです。おおむね横ばいで推移しています。

その後重要ポイントが出た日から3か月を経過しても、重要ポイント(上限)を突破することはありませんでした。

(そろそろ動意づくのか。)


5713「住友鉱」はaで重要ポイント(下限)を完全に下回り、手仕舞いとなりました。その後bで重要ポイント(上限)を上抜くまで約2か月を要しました。

bで重要ポイント(上限)を突破して順調に上昇していましたが、次の重要ポイント(下限)をcで完全に下抜き、2度目の手仕舞いとなりました。

いまは重要ポイント(上限)(青線)を突破するかどうかを見ているところです。


6758「ソニー」は2003年9月9日に陽線の重要ポイントを出して以来、(下落時の陰線重要ポイントがあったが)利食いの水準である重要ポイントは出ていませんでした。

ようやく5日前から陽線重要ポイントが現れ、いまのところ3回目の利食い水準の引き上げとなっています。赤線が現在の利食い水準です。

重要ポイント(下限)を完全に割り込むことを見届けてから、利食いすると、重要ポイントの値幅(ザラバ高値と安値の幅)だけ、利益の幅が縮小されるわけですが、逆張りの指数を使って利食いをしたときは、もっと早く利食いしており、「売ってからが大きな上昇となった」という例ばかりでしょう。

「利を伸ばす」には、バッファの大きい重要ポイントを使うのがよいと思っています。


(05.12.30) TOPIX 1649(-13) 日経平均 16111円(-232) 10.7億株 (1兆5617億円)


NYダウは10784ドル(-11)、ナスダックも2218P(-10)と小幅下落。

東京市場の大納会は先物が先導し下落して終わりました。日経平均が16000円を超えてからは、思惑的な先物売りが出てきやすくなっており、最近は1日に必ず1回の波乱があります。

今年の相場を振り返れば、株価が大きく上昇した年でした。昨年の大納会の終値と今日の終値を比べると、@TOPIXは1149P→1649P(+43.5%)、A日経平均は11488円→16111円(+40.2%)の上昇率でした。

年間の安値から高値の比較では、@TOPIXは1109P(4月18日)→1663P(12月29日)(+50.0%)、A日経平均は10825円(5月17日)→16344円(12月29日)(+50.9%)の上昇率でした。

年間の上昇率が40%〜50%というのは、途方もない上昇率です。1989年の株式史上最大のバブルの最後の年でさえ、年間の上昇率は、@TOPIXは2302P→2859P(+24.1%)、A日経平均は30160円→38910円(+29.0%)でしかありません。

年間での上昇率が最大であったのは1999年のネットバブルの年でした。このときの年間の上昇率は、@TOPIXは1086P→1722P(+58.6%)、A日経平均は13842円→18934円(+36.8%)でした。TOPIXの58%アップに比べて日経平均が36%しかアップしていないのは、日経平均225銘柄の中身が悪いのだということで、日経新聞は翌年2000年4月に225銘柄の大幅な入れ替えをしましたが、これが相場急落の端緒となったのは記憶に残っているところです。

今年は1999年のネットバブル期に次ぐ(年間の安値からはこれに匹敵する)上昇をしたわけで、今年は5年あるいは10年に一度の大上昇相場の年であったわけです。



今年の「最近のTOPIX」で書いたことを反省します。まず、8月の時点で、中勢のモデル波動にあてはめると、A→B→C→D→Eまでが比定できていました。異様であったのは小波動の期間の長さでした。(c→d)までの期間は40日間という長い上昇波動となりました。(日経平均はcとdがなかったのでC→Dの56 日間という新記録となった)。通常は11〜12日が小波動の平均的な期間ですが、平均期間の4倍以上のスケールの大きい小波動となりました。(それまで小波動の最長期間は43日だった。このことは05年7月22日の記事を参照)

8月10日には2004年4月の高値を上抜き、1年4か月にわたる大ボックス圏を抜け出しました。これが(E→F)の38日にわたる上昇波動です(日経平均は41日間)。

(C→D)あるいは(E→F)の上昇期間の長さからみても、この相場のスケールが大きいことがわかります。相場のスケールは株価の最も大きな背景である景気循環のスケールに依存します。このことは 05年9月22日にCI(コンポジット・インデックス)を掲げて説明しました。

さて問題は(G)からのことでした。中勢モデル波動では上昇を続けた株価が25日線まで下落し、そこを押し目の限度として上昇に入ったときを(G点)としています。モデルでは(G→H)が最終の上昇波動です。とはいえ、(G→H)は1度だけの波動で終わるとは限りません、(G'→H')(G''→H'')と同じことを繰り返すこともあります。

(G→H)で出る特徴的なことは、「重要ポイント」が出現するということです。重要ポイントとは、一般の銘柄でいえば、1日の値幅がそのときの株価水準の5%を超える値幅のある日のことです。重要ポイントは東証1部の銘柄ではそう出るものではありません。重要ポイントが出るのは楽観人気が支配したときです。 10月になってから、「重要ポイント」についての記事を多く書きました。重要ポイントを「完全に割り込む」までは買い玉は売らずに維持したほうがよいということからでした。(05年10月1日以降の記事を参照)

同時に(G→H)の波動に入ったわけですから、どこでピークのHをつけるのか?、ということも重大事でした。これについては「新高値の陰線(しかも前日の中間値を下回って終わる)」について05年11月2日ころから強調し始めました。

このような1年が過ぎました。(G)からの上昇は、h,h'と2度の小波動のピークを出しましたが、25日線を割り込むことはなく、現在はまだ(G→H)の波動が継続しています。 来年は株価が25日線を割り込んで中勢波動のピークを出すのか、あるいは25日まで下落して反発して新たな(G'→H)となるのか、が注目点です。

最後ながら、2005年も「最近のTOPIXの動き-カナル24は語る」をご愛読いただき、ありがとうございました。来年も変わらずご愛読下さい。(毎日の記事を書くことは、書くことによって自分の方針が固まるので、楽しみでもあり有用な作業なのです。)


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