TOPIXをどう見たか・判断したか (05年9月)

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(05.9.1) TOPIX 1277P(+6) 日経平均 12506円(+93) 20.5億株 (1兆7996億円)


NYダウは10506ドル(+68)と上昇反落。ハリケーンの被害が甚大で金利が低下するのではないかの予想がでているらしい。 ナスダックも2152P(+22)と上昇。

シカゴ日経先物が12515円と高くなっていたので、東京市場もこれにサヤ寄せして高く始まりました。しかし後場からジリ貧。終値ベースでは新高値となったものの、日経平均はザラバ高値は更新できず、上ヒゲ足(小幅だが)となりました。

TOPIXはザラバ高値をコンマ以下の数値で更新。(小数点がなければ、先のザラバ高値と同値です)わるいことにこちらは陰線となりました。外国証券の買いがやや減少気味なので上値を追うには力不足です。


定点観測8銘柄のうちで、現在の相場の指標となっている銘柄は、@トヨタ→AみずほF→B新日鉄 ですが、グラフを見るとこの順に上昇力が低下しています。

@トヨタはやや波乱の感じ、AみずほFは新高値の陰線の翌日も切り下がり陰線、B新日鉄は「トウバ足」となっており、終値ではそう下げてはいないが、陰陽足をみると伸び悩みが明らかです。


(05.9.2) TOPIX 1282P(+5) 日経平均 12600円(+93) 18.6億株 (1兆5530億円)



NYダウは10459ドル(-21)、ナスダックは2147P(-4)と小反落。なかなか25日線まで戻れません。

東京市場は続伸。ただし足はよくはない。外国証券のオーダー倍率は1.18倍へ低下。月曜日が最も低い倍率になるはずですが、どうやら1.0倍を割り込むことはなさそうです。


《カナル24》のプログラムに関係する作業が終わりました。今月15日からリリースする予定です。

バージョンアップの作業は以下のことをせねばなりません。
  1. 要望があったり、考えたものをプログラムする。(これは楽しい作業。時間の配分では20〜30%くらい。)

  2. 新規に作ったり、変更したものについて「ヘルプ」のマニュアルを執筆する。(これが全体の50%くらい)
    今度のヘルプは、530章、使った画像は3273枚、全体では58メガバイトのサイズです。(530章をA4用紙に印刷すると2000頁は超える。しかし《Qエンジン24》のヘルプはもっと巨大で63メガバイトです。)

  3. 「カナル24・インストールの手引き」(本)を執筆する。(これが全体の10%くらい)
    今度の「インストールの手引き」は118頁となりました。

  4. あとは、バージョンアップの案内書を来週中に発送し、(全員に発送するには3〜4日かかりそう)

  5. その間に《カナル24》で新しくしたもので《Qエンジン24》や《デンドラ24》でも共通に使っている箇所(例えばグラフ画面・結果ファイルの修正・条件表の設定画面など)を最新のものにあわせ、ヘルプもそれにあわせる。という作業があります。(2日間でする予定)

  6. 最後が発送。(10日くらいかかる)
今日のところは3.の段階が終り、全体の時間配分では85%〜90%くらいが済んだとところです。もうじきでゴールです。 とりあえず《カナル24》バージョンアップのご案内をまとめたので、ご覧下さい。


(05.9.5) TOPIX 1290P(+7) 日経平均 12634円(+34) 20.0億株 (1兆5513億円)



先週末のNYダウは10447ドル(-12)、ナスダックは2141P(-6)と小幅続落。

ニューオーリンズのハリケーン被害への対策がまるで進まないことから、米国もなんだタイシタことはない。あるいはこれほど貧富の差がきつい社会はどうなんだ。という評価となって、米国の評判は相当に剥げ落ちました。

これをきっかけに、米国の政策は変わってくるのではなかろうか。つまりはレーガノミックスの成功以来続いてきた自由競争の勝者である金持ち優遇の税制の見直し、自由競争の敗者に対する福祉政策への転換です。



東京市場は米国市場には連動せず、独自の動きとなりました。外国証券のオーダー倍率は1.11倍へ低下しましたが、明日以降売り越しが続かない限り、今日・明日が倍率のボトムとなりそうです。

日経平均・TOPIXともにザラバ・終値で新高値を更新。日経平均はモデル波動の(E→F)を出したと思っていますが、(F→G)の下げは5日間で終わり、今は(G→H)への上昇に移ったと判断できます。

(G→H)というのは中勢のモデル波動の最後の段階ですが、やっかいなことには(E→F)とか(G→H)の人気化した波動は2度3度と繰り返されることがあります。

繰り返しがあるほど相場のスケールは大きくなります。今のところ(G→H)の上昇波動に入ったとしかいえませんが、最後の上昇波動になるときは、先日もいいましたが、中勢波動の最後の上昇波動では買い方は熱狂します。今株を買わねばいつ買うのかのムードになります。

グラフでは5連続陽線とか、超大陽線とか、窓空け陽線が連発、といった現象が出ます。そうなれば(G→H)であると判断してよいでしょう。


(05.9.6) TOPIX 1286P(-4) 日経平均 12599円(-35) 25.1億株 (1兆8541億円)



米国は休場。

東京市場は25億株の大商いとなりました。住金・新日鉄がともに2億株以上の出来高。

日経平均の上値のメドは2つ用意しているということを先にいいました。1つは《デンドラ24》による最高の上値である12990円で、もう1つは連結PERが19倍の水準である12750円です。

今日の日経平均はザラバで12730円まであり、2つ目のメドにあと20円と肉迫。考えている水準に近くなってきたのでそろそろ警戒をしたほうがよいのではないか。

誰しも考えは同じと見えて、ザラバ高値12730円のあとは利食い売りに押されて高値から150円安くなって引けましたが、これは健全というべきです。できれば25日線まで下げれば新規の買いが入りやすくなるのですが。

今日のところは、小波動のピークらしさの確率は4分(@新高値の、A陰線(最近になく大きい)、B9日順位相関、C25日順位相関が80以上)です。


(05.9.7) TOPIX 1285P(-0) 日経平均 12607円(+8) 19.3億株 (1兆6281億円)


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石油備蓄の放出が伝えられて、NY原油先物は大幅下落。NYダウは10589ドル(+141)と大反発し、25日線・75日線・200日線をまとめて上抜きました。

ナスダックも2166P(+25)と上昇し、25日線を突破。反動高(リバウンド)の限界である25日線を上抜いてきたので、米国株は再度の上昇波動に復帰したと思われます。

今度のハリケーンの被害額は9.11テロと同規模であり、GDPを-0.5%引き下げるとか。これをマイナスと受け止めるか、新たな需要の発生と見るかですが、災害は株式市場においてはプラス材料となることが多い。


東京市場は上値が重くなってきました。米国高を受けて高く寄ったもののあとはジリ安。昨日と同じ動きとなりました。

今日の小波動のピークらしさは、昨日までの@新高値の、A陰線、B9日順位相関が80以上、C25日順位相関が80以上、に加えてD陰線の切り下がり、となって5分の確率になりました。

(ただし陰線の切り下がりとはいえ、昨日と今日の高値に大きな差はないので、デジタルに判断すれば切り下がっているが、そう顕著な切り下がりではありません。この辺は5分の確率は少し割り引かねばならないか)


ともあれ日経平均・TOPIXは「陰線切り下がり」となって、出来高が多い割には上値が重いことを表明していますが、個別銘柄も同じことを表しています。

定点観測8銘柄のうち、1812「鹿島」は「上ヒゲ後の切り下がり陰線」、5401「新日鉄」は「新高値の陰線に続く切り下がり陰線」、5713「住友鉱」も「新高値の陰線に続く切り下がり陰線」、8411「みずほ」も同じ。

この4銘柄の小波動のピークの確率は日経平均・TOPIXと同様に5分です。売るのは最低でも5分になってからであり、より着実には6分になって、7分になって、からです。

今5分である確率に1分を上乗せするために《デンドラ24》の10%波動による上値メドに到達しているか否かを見ると、以下のようでした。(通常は8%波動を使うが、大きな相場のときは10%波動を使うとよい)
  1. 1812「鹿島」の上値メドは471円であり、これは一昨日クリア。したがってピークの確率は6分以上です。
  2. 5401「新日鉄」の上値メドは366円であり、一昨日のザラバ高値355円は未達成。したがってピークの確率は5分です。
  3. 5713「住友鉱」の上値メドは953円(重要パタン)であり、一昨日のザラバ高値908円は未達成。したがってピークの確率は5分です。
  4. 8411「みずほF」の上値メドは6089円(重要パタン)であり、6日前のザラバ高値6270円でクリアしています。したがってピークの確率は6分です。


(05.9.8) TOPIX 1278P(-6) 日経平均 12533円(-73) 18.8億株 (1兆6332億円)



NYダウは10633ドル(+44)、ナスダックも2172P(+5)と続伸。

東京市場は調整。グラフでは3日連続の切り下がり陰線となりました。

買いの場合にボトムから(切り上がりの)3連続陽線 が出ているとスタートダッシュがよいので自信を持って買っていけばよい。ということを8月には3連続陽線について何回か書きましたが、今日の3連続陰線はそれとはちょうど逆の意味を持ちます。

まだピークは出していませんが、ピークからの3連続陰線はかなりの調整をするはずです。最低でも25日線までの下落はあってしかるべきでしょう。

ただこの3連続陰線の値幅を見ると、日経平均が3日前のザラバ高値(12730円)→今日のザラバ安値(12498円)で、232円でしかありません。TOPIXは高値(1296P)→安値(1274P)で22P幅です。

大きな相場のときは、小波動がピークをつけそうだから手仕舞いするという逆張りでははなく、「利食い水準」を割り込んだのを見てから手仕舞いする順張りをしなければなりません。このことは[ No.1] 売買のしかた実況中継 [No.3] 利を伸ばすには の講座で述べていますが、このときに使うのは「重要ポイント」です。重要ポイントとは、個別銘柄の場合は1日の値幅が株価(終値)の5%以上ある日の安値の水準です。日経平均やTOPIXなどの指標では1日の値幅が2.5%ある日の安値の水準です。 この利食い水準を株価が下回るまでは、買い持続したほうが結果的に「利を伸ばす」ことができます。

ところで、日経平均・TOPIXのこの3連続陰線は3日間の値幅をとっても2.5%には達しません。値幅は大きくありません。ついでにいうと重要ポイントが出るということは、楽観人気になっているということですが、今回の5月17日以来の上昇相場では、日経平均・TOPIXともにまだ1度も重要ポイントを出していません。つまりは警戒しながら上昇してきたわけで、上がるから買う・買うから上がるといった楽観人気はまだ出ていません。 このことが上昇相場を長続きさせています。

今日のピーク(らしい)からの3連続陰線も、3日間をまとめても重要ポイントの値幅に届きません。この下げを取り返すのはワンチャンスです。したがって相場の転換点となるかといえば、さほど強力な兆候ではありません。一応小波動のピークを出す確率は6分であるといえますが、中勢波動のピークとなるとはいえません。

相場が崩壊するのは、楽観人気に支配された後です。(まだ重要ポイントが1度も出ていないのに中勢波動のピークを打つことは考えられない)今後注目するのは、@日経平均・TOPIXが重要ポイントを出すかどうか、Aその重要ポイントを割り込んで下落するのかどうか、です。

今日は弊社が契約しているプロバイダのシステムがダウンし、インターネットが見れない状況にあります。電話回線を使って別のプロバイダを通じて株価データを受信し、最低限の情報を収集し、この記事を書いて、電話回線でアップします。

ブロードバンドの時代になりました。しかし通信は複雑になり、@パソコン→Aルーター→B光モデム→C光ファイバー→Dプロバイダ→E東研ソフトユーザー情報をアップしているサーバー、のどれかがトラブルを起こすと、それで一巻の終わりです。通常の作業ができません。今日はDが原因でした。当初は台風の影響でCの光ファイバーがどこかで切れたのかと思っていました。6か所のチェックをして、Dが原因であると判明しましたが、原因がわかっただけで、いまだに復帰していません。情報化社会というのも脆いものです。(ダイヤルアップのプロバイダーを残していたので何とか今日の記事はアップできますが、怖いことです。)


(05.9.9) TOPIX 1293P(+14) 日経平均 12692円(+158) 30.3億株 (3兆1406億円)



NYダウは10595ドル(-37)、ナスダックも2166P(-6)と小反落。

東京市場は9月のSQでしたが、SQが通過した後は大きく上昇。

昨日の3連続陰線は、1)形は悪いが、2)下落値幅は小さい。したがって,3)ワンチャンスで3連続陰線を上回る可能性もあり、4)そう強いピークの表現ではないが、5)ピークをつけるならば25日線までは下げるはず。という結論でした。(まあ悩み多い結論ではある)

どうなることかと見ていたら大出来高を伴っての今日の上昇です。昨日で小波動のピークをつける確率は6分あると思いましたが、今日の上昇によって当分ピークをつけることはなくなりました。確率の小さい4分のほうが実現するのだから、この相場の強さは並みではないとまたまた反省です。


日経平均・TOPIXは3連続陰線から切り返し、ほとんど3連続陰線を上抜くところまで上昇しましたが、個別の銘柄はそうでもありません。

1812「鹿島」は陰線を1本上抜きましたが、5401「新日鉄」と5713「住友鉱」はまだ最後の陰線1本を上回れていません。

8411「みずほ」も最後の陰線に「はらまれ」た状態であり、今日の反発は強かったとはいえません。

3連続陰線の後に再上昇をするかどうかの見極めは、3連続陰線の翌日に最低でも直前の陰線の高値を上回ることが必要であると思っていますが、いまのところ鹿島がクリアしただけです。

今日の外国証券のオーダーは売りが3260万株、買いが2700万株であり、買い注文の少なさが目を引きました。それにもかかわらず株価が上昇したのは国内勢の買いが活発であったのでしょう。 今日の上昇は日曜日の衆院選の先取りをした感じですが、来週からは選挙の材料はなくなります。

なお昨日はプロバイダのシステムダウンが原因で、結局は記事をアップすることができませんでした。(文中にはダイヤルアップでアップロードすると書いておきましたが、できなかった。)

今朝になっても接続不能であったので、業を煮やして別のプロバイダと契約をし、インターネット接続したら、あっけなくも繋がりました(対応の悪いプロバイダは「損切り」したほうがよい)。昨日の記事がアップできていないので、病気になったかと心配していただいた方もあったようですが、ご心配ありがとうございました。本人は昨夜はプロバイダに対してカンシャクを起こしていたぐらいですから元気です。


(05.9.12) TOPIX 1309P(+16) 日経平均 12896円(+204) 22.3億株 (2兆 829億円)



NYダウは10678ドル(+82)、ナスダックも2175P(+9)と反発し、NYダウやS&Pは先の高値を上抜く勢いとなりました。

衆院選は自民党の歴史的な大勝利となりました。これほどの大勝になるとは自民党自身も予想しておらず、東京の比例区では自民党の候補者名簿が底をつき、代わりに社民党がタナボタの議席を得るという前代未聞のハプニングです。


それにしても小泉首相は選挙がうま過ぎる。衆議院の与党議席は2/3を超え、なんでもできることになりました。まあ大政翼賛会のごときです。

予想外の自民圧勝に、4-6月期GDPが速報の+1.1%成長から+3.3%へ大幅に改定されて、東京市場は急伸。外国証券のオーダーも買い注文が大きく増加し、今日は強気一色。

《カナル24》のバージョンアップをお送りしていますが、バージョンアップであるので「最新データCD-ROM」は付属していません。「お知らせ」にも書いていますが、バージョンアップされたユーザーは「最新データCD-ROMからデータをインストールする」はしてはいけません。(「CD-ROMから過去データをインストールする」の処置は必要です。)

「最新データCD-ROM」がないのに「最新データCD-ROMからデータをインストールする」をしようとすると、「最新データCD-ROMをセットしてください」とか「すでにDTKB10はあります。上書きしますか?」とかの質問が出てきます。このメッセージや質問を無視して進めていくと、HDの株価データが消えてしまいます。くれぐれもバージョンアップされたユーザーは「最新データCD-ROMからデータをインストールする」はしてはならないことにご注意下さい。


(05.9.13) TOPIX 1315P(+5) 日経平均 12901円(+5) 26.3億株 (1兆8554億円)



NYダウは10682ドル(+4)、ナスダックは2182P(+7)と小幅上昇。

東京市場は、昨日の大幅上昇で選挙の材料は終わりましたが、外国証券の買いオーダーは5120万株と膨れ、日経平均・TOPIXともに新高値。

最近は月に1度くらい言っていますが、私のPERに対する目安は、
  1. 増益率が0以下なら15倍
  2. 増益率が微増なら16倍
  3. 増益率が+5%%程度なら17倍
  4. 増益率が+10%程度なら18倍
  5. 増益率が+15%以上なら20倍
  6. 増益率が+20%以上なら22倍
としています。9月中間決算の段階で今期の増益率の予想は+10%程度かと思っているので、PER18倍が妥当。19倍になるとやや警戒、20倍になると大いに警戒、ということをいいました(8月15日)。


昨日の東証1部の連結PERは18.9倍であったので、やや警戒の水準に近づいてきました。

19.0倍まで買われたときの日経平均は(8月24日)の時点では12750円くらいの計算でした。

その後業績予想を上方修正する企業が増えて、現在の業績予想からでは12964円がPER19.0倍の水準にあたります。今日のザラバ高値12940円はこの水準になりました。

もうひとつの上値メドは12990円で、これは《デンドラ》の4%波動における最高の上値メドです。この上値メドが生まれた(8月3日)当時はこの水準に到達することは容易ではないと思っていましたが、あとわずかになりました。

この後日経平均が反落することなく上昇しても、12990円以上の上値メドは生まれてきません。(いちど4%波動が陰転して再陽転するならば、さらに高値のメドが生まれる可能性があるが)4%波動の限界を超えたときは、5%波動を使った上値メドを採用することになります。


(05.9.14) TOPIX 1312P(-3) 日経平均 12834円(-67) 23.9億株 (1兆6276億円)



NYダウは10597ドル(-85)、ナスダックは2171P(-11)と反落。新高値奪回前の戻り売りをこなしているというところでしょうか。

東京市場は、選挙前から自民勝利の先取りで上昇し、予想外の自民圧勝の開票結果でまた上昇し、昨日はその余韻で上昇し。でしたが、昨日はさすがに一服となりました。

外国証券のオーダーも珍しく売り越し。

昨日の日経平均はフシ目にありました。@昨日のザラバ高値は12940円となり、13000円の大台が目前。またA昨日の連結PERは18.97倍となり19.0倍に迫る。この2つは誰もが知ることができるメドですが、Bデンドラの高値メドが12990円というのもあって、昨日の株価水準は立ち止まって客観情勢を再考してしかるべき水準でした。

この水準で今日は一服したということは、案外に市場は冷静であり、まだ熱狂しているとはいえません。先日もいいましたが、日経平均の重要ポイントは今回の上昇波動ではまだ1度も出ておらず、人気が一方的に傾いたことがありません。

重要ポイントが出ておれば利食い水準は簡単に決まりますが、まだ出ていない状況下で、あえて利食い水準を決めてみましょう。選挙前の9月9日から選挙後の昨日までの3連続陽線を1本にまとめると、安値12556円→高値12940円となって値幅は384円となります。これは昨日の終値12901円の2.97%に当たりますから、この3陽連をもって重要ポイントとしてもよいでしょう。(日経平均やTOPIXの指標では、2.5%幅がある日を重要ポイントとしている)

すなわち9月9日の安値12566円を今後の株価が完全に下回ったならば、買い持ちの方針は終わり、買い玉は手仕舞いすることになります。


(05.9.15) TOPIX 1327P(+14) 日経平均 12986円(+152) 30.1億株 (1兆9018億円)



NYダウは10544ドル(-52)、ナスダックは2149P(-22)と続落。

東京市場は、昨日やや下落したことが押し目買いを誘い、急反発して新高値。外国証券はまたもや買い越しへ。

まだこの上昇相場では日経平均・TOPIXともに重要ポイントを出していません。昨日は連続した陽線(2本でも3本でも4本でも5本でもよい)を1本の陽線とみなして、この値幅が2.5%以上あれば「みなし重要ポイント」としてもよいといいました。

今回の「みなし重要ポイント」は図のa,b,cの3か所にあります。当初はaが利食い水準でしたが、これを下回ることありませんでした。次にbが利食い水準になりましたが、これも割り込むことはなかった。今はcが利食い水準となっています。

利食い水準を完全に(ザラバ高値がこの水準を下回る)下抜くまでは、買い持続をするという方針を貫いていれば、いまだに利食いの場面に当たっていません。(利が伸ばせたわけです)

外国証券オーダー倍率は6月のAで1.0倍を超え、8月には1.92倍まで上昇しましたが、1.0倍を割り込むまでは「利を伸ばす」方針でよいでしょう。


《カナル24》の発送は今日で予定していた数量の半分を超した感じです。すでに大勢のユーザーがインストールをされて、新しい《カナル24》を使い始めておられます。

さいわいにしてインストールできないとか、動かないとか、データの変換ができないといったトラブルは僅少でした。(わずかのトラブルは全部解決しました)

《カナル24》は順調に動作しているはずですが、描画や検索の速度が遅くなったと思われた方は、データは「連結」でなく「標準」に切り替えて下さい。

今度の《カナル24》は「連結」データを使うと最長3000日分のデータが扱えますが、毎日見るグラフは「標準」の500日で十分だし、毎日の検索を「連結」データで3000日分の計算をさせても無駄なだけです。(検索においても「連結」「標準」の切り替えがえきますから、通常は「標準」にして検索をしてください。短時間で検索ができます。)


「連結」のままでグラフや計算をさせると、データ量が6倍あるので、「標準」に比べて6倍の時間(読み込み時間が6倍かかり、計算時間が6倍かかる)がかかります。「連結」の文字をクリックすれば「標準」に切り替わります。 日頃は「標準」にして使って下さい。

「連結」にすると1994年までのグラフを見ることができます。例えば1999年のグラフはどうであったかを見たいというようなときは「連結」に切り替えて下さい。

インターネットのHPやネット証券のチャートでは、表示する日足はたかだか150日から200日です。過去の動きがどうであったのかを知ることは、今の動きを知る上で非常に大切なことです。

今現在(この半年間)の動きを知っても過去の手本と照らし合わせることができなければ、今の動きの判断はできません。

《カナル24》を使えばこの10年間のグラフを見ることができます・これは大きな大きなメリットなのです。(チラっと最近のグラフをみて、投資すれば利益が出るという甘いものではない)


(05.9.16) TOPIX 1328P(+1) 日経平均 12958円(-28) 27.4億株 (2兆 275億円)



NYダウは10558ドル(+13)、ナスダックは2146P(-3)と小動き。

東京市場は、寄り付き後は下げたものの戻して引け、結局日経平均は小幅安・TOPIXは小幅高。

日経平均が12900円台になってからの売買代金は2兆円が普通という大商いが続いています。

13000円が当面の上値とする短期の売り勢力と9月中間決算が発表される11月には13000円をクリアしていると見るやや先を見る買い勢力とがぶつかりあっている状況でしょう。

目先の13000円で小波動のピークを出したとしても、さらに先を見る外国人の買い勢力があるわけで、11月は13000円を超えている可能性のほうが高いようですが、そのためにも「外国証券オーダー倍率」は注視しておかねばなりません。


《カナル24》を使い始められ、新しい機能について試しておられることと思います。ここまでに最も多かった質問は「結果ファイルの修正」に関係するものでした。
  1. 《カナル24》の「結果ファイル修正」で、登録している銘柄を追加したり、抹消したりしても正しく記憶していない。

  2. 何も記憶していない結果ファイルNo.を、消したい結果ファイルNo.に複写しても、結果ファイルのが消えない。
というのがその質問です。

《カナル24》《Qエンジン24》《デンドラ24》と「カナル24・シリーズ」に移行していますが、結果ファイルの形式も変りました。しかしあと1つ《カナル基本》が24シリーズになっていないので、現在は旧形式の結果ファイルと新形式の結果ファイルの2つを混在させています。(これが上記2つの原因です)

結果ファイル一覧表を出したとき、図のように「旧残」と紫色で表示されているときは、旧形式の結果ファイル(srchxxx.dat)が残っていることを表しています。

ユーザーのうちで《カナル基本》を使っていない方は、旧形式の結果ファイルはすでに不必要になっているので抹消して下さい。
  1. 「旧残」の文字をクリックすると、

  2. 右図のように「抹消する」ボタンが表れるので、これをクリックします。(これで消える)

    週足・月足の結果ファイル一覧表にも「旧残」の文字が表示されているなら、同じようにして抹消して下さい。
《カナル基本》をお使いのユーザーは《カナル基本24》がでるまで、旧形式の結果ファイルは抹消してはいけません。

《カナルFCR》をお使いのユーザーは、FCRでは結果ファイルを使わないので、《カナル基本》を使っていないならば、旧形式の結果ファイルを抹消して下さい。


(05.9.20) TOPIX 1352P(+23) 日経平均 13148円(+189) 32.6億株 (2兆3482億円)



東京市場が休場中のNYは、NYダウが10641ドル(+83)→10557ドル(-84)と往って来い。ナスダックも同じく2160P(+14)→2145P(-15)。

《カナル24》は予定の60%を発送しました。この3連休でユーザーは《カナル24》をセットアップし、今日初めて「マスターネットから受信」をされる方が多かったとみえて、5:30くらいから電話が入り始めました。

従来は「マスターネット受信」プログラムは《カナル2》とは独立しており、@「マスターネット受信」プログラムを立ち上げて、本日のデータを受信する。→A《カナル2》を立ち上げて「マスターネットから変換」で「変換」するという2つのプログラムを操作していましたが、今度の《カナル24》では、《カナル24》から「受信」も「変換」もできるようにしたので、戸惑われたのでしょう。

この対応に追われて、HPの記事を書く時間はなくなってしまいました。あいすみません。しかしこういう時間(私が今日のHPの記事を書いている)に電話がかかってくるのは、よほどユーザーが困った状況になったと思われるわけで、私としてはまず混乱しているユーザーの問題を解決することを第一にしています。


(05.9.21) TOPIX 1357P(+5) 日経平均 13196円(+48) 36.9億株 (2兆6380億円)



米国FRBはFFレートを0.25%引き上げて、3.75%に。ハリケーン被害による景気へのマイナスよりも原油高によるインフレ抑制を優先しました。NYダウは10481ドル(-76)、ナスダックも2131P(-13)と続落し、先の高値の奪回は難しくなりました。

東京市場は、@外国証券のオーダーが売り4190万株に対して買いが7770万株で、3580万株の買い越し。7770万株の買いは8月11日の8810万株の買い越しに次ぐものです。

さらにはA基準地価が発表され、東京23区では商業地・住宅地ともに上昇していることがわかり、デフレからの脱却が明らかとなりました。この2つから東京市場は活況となり、新高値を更新。出来高は連日の市場最多の36.9億株。売買代金は2兆6000億とびっくりのボリュームです。


ただし個別銘柄には、「新高値の陰線」それも「大きな陰線」「上ヒゲ陰線」「大きな十字足」となるものが続出しました。

例えば最近出来高トップになることが多かった「三菱自」です。今日の出来高は5.1億株。

バブル期の新日鉄の最高出来高よりも大きい5億株の出来高は今年の1月の小波動のピークで出ていますが、この日は当然に重要ポイントでした。その後は重要ポイントを完全に下回って、7か月にわたる低迷となりました。

今日も初めて陰線の重要ポイントを出し、出来高も5.1億株となって先の状況とよく似ています。9月になってから重要ポイントを続出しましたが、ここまでは重要ポイントを下回って手仕舞いの指示はまったくでませんでしたが、さあ今日の重要ポイントを下回るのかどうか、明日からの注目点です。


昨日書こうとして書けなかったことを。このHPでは、大勢波動・中勢波動・小波動(小勢波動)という言葉を使っています。この定義ですが、大勢波動とは景気循環に基づく波動を指します。

「景気循環」とは景気の谷→山→谷をもって一循環とし、谷・山の基準日付は内閣府が決めています。前回の景気は「第13循環」と呼ばれ、戦後13回目の景気循環でした。これは1999年1月の谷→2000年11月の山→2002年1月の谷で、谷→山の拡張期間は22か月、山→谷の後退期間は14か月でした。

次図に景気の山(赤○)と谷(青○)をつけています。日経平均の月足と比べて下さい。

aは1989年のバブル期の株価のピークで、これは景気の山Aに先行しています。株価のボトムbと景気の谷Bを見ても、株価bのほうが先行しています。(a→A)(b→B)(c→C)(d→D)(e→E)のように株価は景気に先行しています。

景気の後退期(A→B)に対応する株価の下落期(a→b)が大勢の下降波動であり、景気の拡張期(B→C)に対応する株価の上昇期(b→c)が大勢の上昇波動です。

つまりは大勢波動というのは、景気循環に対応した波動です。景気の拡張期間が長ければ、大勢の上昇波動は長く続きます。前回(第13循環)の拡張期(D→E)は22か月という短期間で終わりましたから、これに対応する株価上昇(d→e)も短期間でした。((d→e)の中身はネットバブルであったが短命だった。)



上図で、今回の景気の谷は2002年1月です。2002年2月から景気は第14循環の拡張期に入っており、今月で44か月目となります。これまでの景気の拡張期は平均して33.2か月なので、前回の22か月は平均にくらべ約1年ほど短かったが、今回は平均的な期間をすでに超えました。

さらには景気の踊り場を脱却したことから更なる期間の延長が予想されています。 過去最長の拡張期は1965年10月(谷)から1970年7月までの57か月でしたが、これに並ぶのではないかという識者もあります。

自然的には株価のボトムのfは景気の谷のFに先行し、fから株価は大勢上昇波動に移るはずでしたが、今回は違いました。金融不安・倒産リスクが大きすぎて、株価は景気の谷Fよりも1年3か月遅れたf'から上昇を始めました。したがって景気の拡張期は44か月目であるが、株価の上昇期間は30か月目と短縮されています。

このように、大勢波動は景気循環を原因として生まれますから、大勢上昇波動は景気循環のスケールに対応し、それに先行します。景気がピークを打ったの予想がでるまで大勢上昇波動は続きます。

景気循環(すなわち大勢波動)はどの企業の株価にも影響を与えます。次図は「松下」の月足ですが、景気循環(谷と山)に呼応して株価の大勢波動のピーク・ボトムができていることがわかります。



(05.9.22) TOPIX 1356P(-1) 日経平均 13159円(-37) 28.1億株 (2兆3655億円)



NYダウは10378ドル(-103)と3日連続下げて先の小波動のボトム(10349P)へ急接近。ナスダックも2106P(-24)と大きく下げて、こちらは先の小波動のボトム(2112P)を下抜き、第2段目の下げ波動に入ってしまいました。

東京市場は米国安につれ安して始まったものの、後場になると下げ渋り小幅安で終わりました。売買代金も2兆3000億円と高水準をキープ。

内閣府経済社会総合研究所のHP にいくと、景気動向指数(DI)とコンポジット指数(CI)の グラフを見ることができます。

DIは50%を中心にして0〜100までの数字をとり、チャートでいえばサイコロジカルラインのようなものです。50%を超えたときに景気は拡張に入り、50%を割り込んだときに景気は後退期に入ったと判断します。

サイコロジカルが+75以上になったときは株価が過熱しており、+25以下になったときは人気離散ということを表しますが、サイコロジカルを見ても株価がどれだけ高いのか安いのかはわかりません。

DIもこれと同じで、景気が拡張期に入った・後退期に入ったことはわかりますが、どれくらいの好況でどれほどの不況であるのかは表現していません。

内閣府経済社会総合研究所のHPには5種類のグラフが掲げてあります。上から@DI(先行指数)、ADI(一致指数)、BDI(遅行指数)、CCI、DDI(累積指数)です。@ABを見ても景気の程度はわかりませんが、CDは景気の程度を知ることができます。次図はCのCI(コンポジット・インデックス)のグラフです。



(a→b)が景気の拡張期、(b→c)が後退期です。株価の平均線を見るのと同じです。CIが上昇しているところが拡張期、CIが下降しているところが後退期です。(a,b,c,d ・・・)は昨日いった景気の「谷」と「山」です。

景気の程度はCIの高低差でわかります。(a→b)(c→d)(e→f)(g→h)の上昇幅が大きいものほど好況であったし、(b→c)(d→e)(f→g)(h→i)の下落幅が大きいものほどきつい不況であったわけです。

同じ時期の日経平均の月足を掲げます。



(a→b)のCIの上昇幅は小さく従って日経平均も(a→b)に対応する上昇幅は4300円ほどでした。(率としては大きいが)最もCIが大きく動いたのは(c→d)の拡張期と(d→e)の後退期でしたが、日経平均も(c→d)は29000円余りの上昇をし、(d→e)は25000円近い暴落となりました。

前回の第13循環は(g→h→i)の動きですが、山は低く谷も深くはありませんでした。日経平均もこれに呼応して(g→h)は約8000円の上昇でした。

で、今回の第14循環ですが、CIのグラフに見るように、iからの上昇幅は(e→f)の拡大期の上昇幅に匹敵しています。これから踊り場脱却となればさらに上昇しますから、今回の景気は(c→d)の上昇に次ぐものになりそうです。

株価もこれに呼応するはずです。いまのところ株価は2003年の安値から5500円ほどしか上昇していません。株価のすべてがCI(つまりは景気)で説明できるわけではありませんが、CIからはなお上値(あと2500円くらい)があるといえます。


(05.9.26) TOPIX 1386P(+30) 日経平均 13392円(+233) 30.7億株 (2兆5910億円)



3連休中のNYダウは10422ドル(+44)→10419ドル(-2)と少し戻る。ナスダックも2110P(+4)→2116P(+6)と小幅上昇。

東京市場の3連休明けは、外国証券は売り越しであったものの、7-9月の景況判断が大幅に改善したことが発表され、大幅高となりました。

売買代金は5日連続して2兆円を超え、これはバブル期の1989年2月以来であるとか。バブル期は2月で大商いとなり、7か月後の12月に史上最高値をつけました。大商いから株価のピークまで9か月かけています。

よって、今の連日の大商いを持って大勢波動のピークと思うことはありませんが、中勢波動(2〜9か月。だいたいは6か月)のピークが近づいていることは確かです。

その状況証拠としては、日経平均・TOPIXで重要ポイントが出ることです。今の株価水準では日経平均で400円、TOPIXで40P強の値幅ですが、まだ1日の値幅がこれを超える日は出ていません。

いまのところは順上げの連続陽線をもって「みなし重要ポイント」であると決めています。TOPIXは週末の陽線と今日の陽線を合わせて、新たな「みなし重要ポイント」を出しました。図の赤線を下回ってくるようだと、この中勢上昇波動は終わったと判断することになります。


定点観測8銘柄のうち、5月以来の中勢上昇波動の中で重要ポイントを出したのは、8411「みずほF」だけでしたが、今日は4501「新日鉄」と9432「NTT」の2銘柄が重要ポイントを出しました。

重要ポイントを出したからといって中勢波動のピークであることにはなりません。この水準を下回ればピークの確認ができるという水準が1つ明確になっただけのことです。

ただ重要ポイントは楽観人気が支配しないと出ることはありませんから、個別銘柄では楽観人気になった銘柄が出始めたことは注意しておかねばなりません。


(05.9.27) TOPIX 1376P(-9) 日経平均 13310円(-82) 34.6億株 (2兆5172億円)



NYダウは10443ドル(+24)と小幅高。ザラバでは25日線まで戻るが結局は長い上ヒゲ足となってしまいました。戻りは鈍い。

ナスダックも2121P(+4)とわずかに高い。こちらは25日・75日線まで戻れず、しかも陰線というのでは、さらなる安値を出す可能性のほうが高そうです。

東洋経済の今週号の記事(モルガンSの佐藤健康裕氏の談)に、エネルギー原単位の国際比較という統計表が掲げれらていました。これがなかなか興味深いものでした。

エネルギー原単位=原油消費量÷実質GDP(単位1000ドル)で計算すると、2004年は、日本は0.39バレルで世界6位(2003年は世界1位)(トップはスェーデンで0.32バレル)。米国は0.69バレル、中国は1.62バレルだそうで、米国のエネルギー効率は日本に比べて1.77倍、中国にいたっては4.15倍も悪い。

つまりは原油高がこの倍率に比例して厳しく響くわけです。原油高となって一番ダメージがきついのは中国→米国→欧州と日本という順です。


米国株の値動きの重さにくらべて東京市場は軽々と上昇していますが、今日も活況。

今日は配当落ち(47円とか)もあって、さすがに反落しましたが、売買代金は6日連続で2兆円を超すという新記録となりました。

外国証券のオーダーは買いが6770万株と膨らみ、3070万株の買い越し。いやあどこまでも外国人買いが続くものです。


昨日、5401「新日鉄」と9432「NTT」に重要ポイントが出ましたが、今日は5713「住友鉱」にも重要ポイントが出ました。定点観測8銘柄のうちの半数の4銘柄が、この上昇相場で重要ポイントを出したことになります。

新日鉄は今日はより高い水準の重要ポイントを出しました。今日の安値386円を完全に下回ることになれば、中勢上昇波動は終わりと判断します。

住友鉱は今日初めて重要ポイントを出し、しかも上ヒゲの長い陰線で終わりました。これだけでもピークの確率は5分あると思いますが、今日の安値1024円を完全に下回ればピークを出したと判断します。

NTTは昨日出した重要ポイントを今日は完全に下回ったので、まずは中勢波動のピークを出した可能性は大で、今後少なくとも1か月以上は調整することになるのではなかろうか。(すぐに新高値を取れば、この判断は間違いですが)

8銘柄中半分の銘柄が楽観人気となってきているし、昨日の連結PERは19.98倍と限りなく20.0倍に接近したので、私としては(中勢波動は)「大いに警戒」の時期になったと思っています。


(05.9.28) TOPIX 1401P(+24) 日経平均 13435円(+125) 33.2億株 (2兆6915億円)



NYダウは10456ドル(+12)と小幅続伸。しかし ナスダックは2116P(-5)と低迷。

外国証券は720万株の売り越しとなりましたが、東京市場の今の買い手は国内の機関投資家あるいは月末に新規に設定する投信のようで、昨日の下げを見て早くも買いが入りました。

売買代金は7日連続の2兆円超え。これほど上昇をしても日経平均・TOPIXはまだ重要ポイントを出しません。「3歩進んで1歩下がる」のペースを続けており、1日でワーッと買いつくことがないので長持ちをしています。


しばらくは、重要ポイントを出した銘柄を追っていきます。どのようにして相場が崩れていくのかがわかるでしょう。

5401「新日鉄」は今日は+31円高して、重要ポイントを出しました。利食い水準(ピーク打ちを確認できる水準でもある)は今日の安値(395円)に引き上げられました。

5713「住友鉱」は陽線となって、昨日の重要ポイン(1024円)を完全に下回ることは回避しましたが、高値は抜けず。なお1024円が利食い水準です。

9432「NTT」は昨日、完全に重要ポイント(563円)を下回り、中勢上昇波動のピークを出したと判断していますが、今日もこの水準まで戻れず。


《デンドラ》の4%波動による日経平均の上値メドは、8月3日(当時11981円)に@11691円、A12232円、B12341円、C12990円 、となっていましたが、最も高い上値メドの12990円は、9月16日に突破しました。

並みの上昇波動であれば、A12234円またはB12341円が高値になったはずですが、今回はスケールの大きい上昇相場になっています。

9月13日に12990円を突破したときは、4%波動ではなく5%波動による上値メドを採用することになる、といいいましたが、12990円を突破して13000円台に入ったので、5%波動による上値メドを掲げます。
  1. 前波動中位が 11908円
  2. 前波動1/4位が12557円
  3. 今波動中位が 12774円
  4. 今波動1/4位が13640円
となっています。@ABはすでに突破し、C13640円が残っているばかりです。このCのメドも今日のザラバ高値13487円からは160円ほど上にあるだけで、上値メドとしてはいささか物足りない水準です。

《デンドラ24》は一般銘柄については、8%波動・10%波動・12%波動・15%波動・20%波動の5種類の波動パタンの統計を持っています。通常は8%波動を使い →大きな相場になったときは10%波動を使い→仕手化したときは12%〜15%波動を使う。ということを思って5種類を用意しているわけです。

日経平均・TOPIXを見るときは、一般銘柄の半分の波動を使います。一般銘柄の8%波動は、日経平均では4%波動にあたります。一般銘柄の10%波動は、日経平均では5%波動にあたります。

今回の相場はスケールが大きい(先日のCIのグラフでもわかる)ので、今後は5%波動(さらには6%波動を使わねばならないことになるかも)を使います。


(05.9.29) TOPIX 1428P(+26) 日経平均 13617円(+181) 36.0億株 (3兆2835億円)



NYダウは10473ドル(+16)と小幅続伸。しかし ナスダックは2115P(-1)と動かず、3連続陰線。

東京市場は売買代金が3兆2800億円の新記録。鉄鋼・商社・銀行に加えて石油株が値を飛ばす。

外国証券の寄り前の買い注文は8500万株。これは8月11日の8810万株に比肩する最大級の注文でした。8月11日(図の青○)は衆院解散が決ってからこの上昇波動が開始した4日目でした。

大量の買いが入ったということは、当面の買いが出尽くしたわけで、翌日から5日間ほどは上値が重くなりましたが、今回はどうなるのか。


日経平均の上値メドですが、昨日4%波動から5%波動に切り替えました。

ざっといえば、10年のうちの6〜7年は4%波動がよく力を発揮し、2年がこれよりもスケールが大きくなるので5%波動が有効です。

さらに、10年のうち1〜2年は想像外の大きなスケールとなるので6%波動を使うことになるだろう。と思っています。

昨日5%波動に切り替えましたが、その最高の上値メドは(13640円)でした。今日はすでに13617円になりました。今日でピークを打つのであればともかく、このメドを突破してくるとなると、5%波動の上値メドも効力を失います。

いよいよ10年に1〜2年しか出番のない6%波動を引っ張り出すことになりそうです。6%波動による上値メドは、@12016円、A12665円、B12990円、C14181円であり、すでに@ABは突破されています。残るはCの14181円だけです。


定点観測8銘柄の重要ポイントです。今日は1812「鹿島」が初めて重要ポイント(524円)を出しました。

5401「新日鉄」は今日も重要ポイントを出し、利食い水準は423円へアップ。

5713「住友鉱」は新高値をとりましたが、需要ポイントとはならず、利食い水準は(1024円)のまま。

9432「NTT」は利食い水準(563円)を完全に下回っていましたが、今日は重要ポイントを上抜く勢いとなりました。重要ポイントの高値(593円)をザラバで上回れば、重要ポイントはいったん取り消しとなります。


(05.9.30) TOPIX 1412P(-15) 日経平均 13574円(-42) 30.4億株 (3兆 414億円)



NYダウは10552ドル(+79)と反発し、25日線・75日線・200日線を突破。 ナスダックも2141P(+25)と反発するも、ようやく25日線・75日線の水準まで戻ったところ。

日経平均は中間の期末とあって利食いが出て反落。

毎度のことで押しつけがましいのですが、私の連結PERに基準は
  1. 増益率が0以下なら15倍
  2. 増益率が微増なら16倍
  3. 増益率が+5%%程度なら17倍
  4. 増益率が+10%程度なら18倍
  5. 増益率が+15%以上なら20倍
  6. 増益率が+20%以上なら22倍
としています。昨日の東証1部全銘柄のPERは20.67倍でした。これは上記の基準によれば、今期の経常増益率が+15%を超えるという利益の予想です。

私は今期の増益率は+10%くらいかと思っていたので、PER18.00倍が中心になり、19.00倍でやや警戒、20.00倍で大いに警戒といってきました。今日で9月期末となって、10月後半から11月には、通期の増益予想が出されますが、市場が予想している+15%以上の増益になるのか。それ以上の増益となればさらに株価は上昇し、それ以下であれば下落するはずです。


重要ポイントの変化はなし。赤線が利食い水準(ピークの判断の基準)です。

1812「鹿島」と5401「新日鉄」の重要ポイントは、前日から窓を空けて上昇したものです。その日の陰陽足の長さは5%に達していませんが、前日の終値から当日のザラバ高値までの値幅が5%以上であったので、重要ポイントになっています。

9432「NTT」も同じように窓を空けて上昇した日が重要ポイントになりましたが、これは当日の陰陽足の値幅だけでも5%あったので、利食い水準は前日終値でなく、当日のザラバ安値としています。

NTTは重要ポイントを完全に下回ったので中勢波動のピークがでたと判断しました。昨日は大陽線となって重要ポイントを上抜く勢いでしたが、今日は下落。

5713「住友鉱」は今日、大陰線となって重要ポイントの表示がでましたが、今日のザラバ高値は新高値ではありません。「利食い水準」は新高値を取った重要ポイントのザラバ安値としているので、これにあてはまりません。利食い水準は図の赤線のままです。


「カナル24・シリーズ」も《カナル24》《Qエンジン24》《デンドラ24》と3つのソフトが揃いました。これで80%のユーザーは「24シリーズ」に移行できたはずです。

あと15%のユーザーが「カナル基本」を利用されているので、早く《カナル基本24》を出さねばなりません。

《カナル基本24》はほとんど「カナル基本」を踏襲するつもりでしたが、せっかく《カナル基本24》になるのだからと、少し機能をアップしました。主なものは
  1. グラフに「マルチ画面」の機能を追加した。
    (図は5401「新日鉄」を「逆張りグラフ」→「足型グラフ」→「順張りグラフ」の順にマルチ画面で表示したものです)

  2. スクラムバーを追加し、コード入力ですばやく別の銘柄のグラフにすることができるようにしました。
    (《カナル24》のスクラムバーの「鉛筆の絵」はありません。ツールバーから「逆張り」「足型」「順張り」「明解」の各グラフを選択できるからです。)

  3. チャートの色は従来は8色でしたが、34色に拡張しました。
《カナル基本24》は10月中旬に、バージョンアップのご案内ができると思います。


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