TOPIXをどう見たか・判断したか (05年8月)

目次へ.. 過去の判断.. 前月分へ.. 次月分へ..



(05.8.1) TOPIX 1211P(+6) 日経平均 11946円(+47) 18.3億株 (1兆5204億円)


NYダウは10640ドル(-64)と反落。ナスダックも2184P(-13)と反落

8月に入りました。4-6月期決算は同じ業種でもよいところと悪いところがわかれ、よいところは中間あるいは通期の予想を早くも上方修正するところが結構多くあります。

最近ではアイシン・松電工・富士通・双日HD・ ヤマハ発・松下・コマツ・昭シェル・三共・第一薬・資生堂・みずほ・AOCなどが上方修正。

逆に意外にも、旭硝子・キャノン・エプソン・日テレ・東燃ゼネ・ソニー・サッポロが下方修正。


東京市場は出来高が18億・売買代金が1兆5200億円とさらにボリュームアップし、弱気は完全に後退。ひさびさに陽線で新高値を取ってきました。

寄り付きの外国証券の買いから、国内勢の立会い中の買いにバトンタッチされ、もう買うしかなかろう。という気分が市場に出てきた感じです。

TOPIXの《デンドラ》による上値メドは @1176P、AB1198P、C1264Pで(図のAの期間)、ABの上値メドは先週末に終値でも1201Pをつけてクリアしました。

上値メドのABをクリアしたらだいたいは目標達成なのですが、先週末の上昇によって波動のパタンが変わり、新しい上値メドが生まれました。新しい上値メドは@1198P、A1264P、B1275P、C1364Pです。

すでに@1198Pはクリアしているので、次はA1264PまたはB1275Pという相当に高い水準を上値メドにすることになります。


(05.8.2) TOPIX 1209P(-2) 日経平均 11940円(-6) 17.3億株 (1兆5107億円)


原油が新高値をつけ、NYダウは10623ドル(-17)と小幅ながら反落。しかしナスダックは2195P(+10)と反発。

この相場は、外国証券のオーダー倍率が1.0倍に下がるまでは上昇を続ける。と割り切ってしまったので、グラフはオーダー倍率を最も(それも80%くらい)重視しています。

オーダー倍率さえみていればよいので、ずっと書くべきこともなかったのですが、今日は逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」が久しぶりに売りマークを出しました。

とはいっても最も重視しているオーダー倍率は1.22倍と高水準を維持しているので、下げても値幅も時間も知れており、先日のTOPIXの小波動のピークくらいの軽さ(2日間の下げで、5日目には新高値を取った。上げ幅はピークからボトムまでわずかに19Pでしかなかった)かと思います。

「実況中継」のことを書いたら、「実況中継などの講座の画像が欠けている」の連絡がありました。どうも2003年以前の過去の記事を整理したときに、講座で必要な画像も抹消したようです。今は再びアップロードしたので、画像の欠落はありません。

「実況中継」では、銘柄を検索する条件表として(拡張8)のNo.31「200日線に接近後 の押し目」を使いましたが、その後もいくつかの条件表をHPで掲げました。特に「P型/Q型の買い」は最近述べたものなので、まだ記憶に新しいのですが、逆にどの条件表を使えばよいのか迷っているユーザーもあるようです。

次の条件表はどれも同じようなものです。どれを使ってもかまいません。以下の4つの条件表は、だいたい似たような銘柄をピックアップします。

番号掲載日条件表の関連記事条件表の内容
5405. 2. 2No.54 ピークボトム切上げP/Q小波動のピーク・ボトムが切り上がった銘柄を検索するには
4604.4.14No.46 ボトムからの3陽連小波動のボトム近辺からの3連続陽線で買い
4403.10.16No.44 平均線割れからすぐに反発平均線を割り込んで調整完了した銘柄を見つける
3102.5.2No.31 200日線に接近後の押し目(改良)2番底から立ち上がった銘柄

大事なことは検索された銘柄から、大きく上昇する可能性をもつ銘柄とそうでないものを見分けることです。見分ける手掛かりは「実況中継」や「P型/Q型の買いの全解説」でも述べていますが、明日からしばらくは、より簡潔に(原則化して)まとめてみようと思います。


(05.8.3) TOPIX 1212P(+2) 日経平均 11981円(+41) 19.7億株 (1兆5886億円)


原油が61.89ドルの新高値をつけたものの、NYダウは10683ドル(+60)、ナスダックは2218P(+22)と上昇。

原油高があまり材料にならなくなってきました。



東京市場はチビチビと上昇する形は変わらず。昨日・今日と逆張りの売りマークがついていますが、市場は蚊がとまったほどにも感じていません。

今日の値上がり銘柄数は565銘柄に対して、値下りは940銘柄もあります。それでも売買代金が1兆5800億円と増加し、株価指数が上昇するのですから、この上昇はあなどれません。馬鹿にしているとえらい目にあう。

東証1部銘柄について、「P型/Q型の買い」でこの1か月(20日間)の検索をすると、なんと276銘柄もピックアップされました。

「P型/Q型の買い」は小波動のピークとボトムがともに切り上がっていないことにはでませんから、いかに順調に小波動を切上げている銘柄が多いかということです。


1か月に276銘柄も検索されると、検索された銘柄のチェックをすることも大変です。チェックすべきこと(ツボ)を述べておきます。

例えば1515「日鉄鉱」がピックアップされていますが、チェックするのは
  1. 買いマークがでたとき、株価が200日線より上にあるかどうか?(Dでのチェック)

  2. 直近のボトムからのスタートダッシュの形はよいか?(Cからがスタート)

  3. その前の上昇波動のあげ方は強かったか?(A→Bがその前の上昇波動)

  4. Aより前の高値からの下落は急落をしていないか?(X→Aへいたる下げ方)
この4つです。


200日線より上にあるかどうかは見ればわかることなので、いまは省略します。

スタートダッシュとは、小波動のボトムから数日間の上げ方です。Aからのスタートダッシュ、Cからのスタートダッシュがありますが、検索されたときはC以降のことなので、ここでチェックするのはCからのスタートダッシュです。

よいスタートダッシュとは
  1. Cのボトムの日から3連続陽線である。

  2. 陽線の高値が順次高くなっている。(安値も順次高くなっていればさらによい)

  3. 陽線には長い上ヒゲがつかない。

図の1604「国際石開」はよい「3連続陽線」を出しています。Cからトントントンと陽線を石段のように積んでいます。


図の1815「鉄建」のCからの3連続陽線も悪くありません。3本目の陽線の安値が2本目と同値で、切り上がっていないのがほんの少しキズがあるというほどのことです。

これら2銘柄のスタートダッシュはよかったといえます。(時間がなかったので、276銘柄の一部しか見ていませんが、全部をチェックすると3連続陽線を出しているものは何十銘柄かあると思います。)

買いマークがでたときには、(すでにCから3連続陽線になっているかなっていないかが確定していることが多いので)まずは「3連続陽線」がでたかどうかをチェックして下さい。(3連続陽線でなければダメというのではありませんが、3連続陽線であったときは、より買いに自信がもてます。)


(05.8.4) TOPIX 1204P(-7) 日経平均 11883円(-98) 19.6億株 (1兆4948億円)



NYダウは10697ドル(+13)と小幅続伸。ナスダックは2216P(-1)とわずかにマイナス。

東京市場は利食い急ぎになりました。郵政民営化法案の参院での採決の予定が、当初の5日から8日に延ばされ、ことによれば自民党の分裂選挙になるかも知れないなど政局の不安定が、売りのきっかけでしょう。

今日のところは外国証券のオーダーは1000万株の買い越しですが、明日はどうなるのか、見てみたい。


突然ながら「最近のTOPIXの動き」をご愛読いただきありがとうございます。

ずっと読まれている方は、なにを目標にし、どういう基準でこのコメントを書いているかはご存知だと思いますが、今後の読み方の参考になるかと思い、ちょっと整理をしてみます。

まず目標から。
  1. 小波動のピークからボトム、ボトムからピークの間で区切り(買い・売り)のケジメをつける。

  2. 小波動の平均的な期間は、11〜12日なので、10日から20日くらいの期間をターゲットにしている。

  3. 使う基本のグラフは図の「平均線と順位相関」。ここに描かれているチャートをどう読み取るかは一般銘柄の判断と同じことなので、TOPIXや日経平均を題材にしている。
ということです。


最も重要なものは「主な株価」です。これが小波動のピークでありボトムです。

しかし「主な株価」はピークの日にピークであると表示はできません。ボトムの日にボトムであるとは表示できません。

あの日がピークだったボトムだったということは、3〜5日(ときには10日)後にわかります。図のA,B,C,Dの買いマークがついた日に直前のボトムが決り、a,b,cの売りマークの日に直前のピークが決ります。

売買のしかた(あるいは条件表の性格)には「順張り」と「逆張り」の2通りがあります。「順張り」とは下げていた株価がいくらか上昇したときに買い(買いマークをだす)、上げてきた株価がいくらか下落したときに売り(売りマークを出す)やりかたです。ボトムよりも送れて買いになり、ピークよりも遅れて売りになります。

「逆張り」とは株価が下げ続けているうちに買い(買いマークをだす)、株価が上げ続けているうちに売り(売りマークをだす)やりかたです。株価の動きとは反対の売買をするので「逆張り」といいます。

「主な株価」のピーク・ボトムの表示に従って売買するのは「順張り」です。


「日経平均用'96」は「逆張り」の条件表です。図のようにピークの近辺で売りマークを出し、ボトムの近辺で買いマークを出すことを目的としています。

チャート上の特殊な現象があるときにマークを出すので、どのピーク・ボトムでもマークを出すということはありません。また早まってマークを出すこともあります。ダマシです。

このコメントは順張りの「平均線と順位相関」をメインに据えています。

主な株価がピークを表示したときに売り、ボトムを表示したときに買うというドテン売買(買い→手仕舞い・同時に売り→手仕舞い・同時に買いの繰り返し)をしたときの過去10年間の成績は次図(A)のようになります。どのようなチャートを使っても、ドテン売買をしたときは、だいたいこの程度の成績です。


売りと買いを区別して成績を見ると、(B)が買い成績で、利益率は-0.11%。プロフィットファクターは0.93と1.00に足りません。

(C)が売り成績で、利益率は0.26%、プロフィットファクターは1.19と1.00を超えていますが、このことは売りマークが適切であったということではなく、この10年間は売りが有利であったというだけです。




成績をよくするには2つの方法があります。
  1. 1つはすべての買いマーク・売りマークをそのまま実行するのではなく、大きくとれそうなときを選ぶことです。(D)は200日線より上位にあるときだけ「買いマーク」に従い買う。としたときの成績です。

    利益率は0.32%へ向上、プロフィットファクターも1.25倍へ向上しています。それと引き換えにトレード数が103件から42件に減っています。ようするに「間引き」です。よいと判断したときだけ売買するわけです。

  2. いま1つは買いマーク・売りマークがでそうな少し前に売買を実行することです。そのためにはマークが出そうだという「見切り」が重要です。

    図の(E)は売買マークが出た当日の始値で買ったときの成績です。つまり売買マークがでる前日に明日はマークが出るぞと判断できたときの成績です。

    利益率は0.30%へ向上、プロフィットファクターも1.22倍へ向上しています。トレード数は103件と変わりません。






「間引き」のいきつくところは「逆張り」の条件表です。「最近のTOPIXの動き」は「間引き」ではなく「見切り」のやりかたです。


(05.8.5) TOPIX 1189P(-14) 日経平均 11766円(-116) 16.6億株 (1兆3528億円)


NYダウは10610ドル(-87)と反落。ナスダックは2191P(-25)と下落。

東京市場は続落。前場の段階では日経平均は昨日の値動きの範囲内での動きでしたが、後場は@郵政民営化法案が参院本会議で否決されそうだの懸念と、A後場寄りから大証のシステムがダウンしたことから、一気の売りとなり、ほぼ全面安。

ただし@については早めにマイナス分を織り込んだということであり、Aは事故であるので今日だけのマイナス要因です。B注目していた外国証券のオーダーは1000万株近い買い越しとなり、オーダー倍率も1.30倍へ振れ上がっていますから、 来週は落ち着くのではなかろうか。

コメントを書くときに用いている「平均線と順位相関」から、「主な株価」が小波動のピーク・ボトムを表示する1日2日前に「見切る」にはどうすればよいかです。ご存知のように、コメントでは、ある現象が出るたびに1ポイントを加算し、6ポイントになれば、ピーク・ボトムになったらしい。という判断をしています。



ピークの判断のしかたを例にすると、ポイントの与え方は次のようにしています。
  1. 当日がザラバで新高値になったら1P。新高値というのは直前の ボトム(A)からの新高値です。上図には、単なる新高値はいくらでもあります。陽線でも陰線でもかまいません。 aやa'は陽線の新高値です。b,c,d,eは陰線の新高値です。とにかく新高値であれば1Pです。

  2. 新高値を取った日が陰線であれば、1P加算します。よってb,c,d,eは2Pとなります。

  3. 新高値を取った日にピークを暗示する特徴的な足になっていれば、1P加算します。例えば@上ヒゲの長い「トウバ足」、A上下のヒゲが長い「十字足」、B前日の陽線を包み下げた「つつみ下げ」など。図ではa''がほぼ十字足。

    ここまでは当日の足についてです。次は翌日の足について。

  4. 昨日が陰線で、当日が切り下がりの陰線であれば1P。図ではc',d',e'。

    昨日が陰線で当日の陰線が下落力が強い特徴的な足であれば1P加算。例えば@大陰線、A窓空け陰線。(d-d')は陰線切り下がりであり、窓空けでもあるのでd'は2Pとなります。

    これで足のチェックは終わりです。陰陽足の上に@とかAとか書いているのは足によるポイントです。dの日は2P(@新高値のA陰線)ですが、d'になるとB陰線切り下がりで、C窓空け、となるので4Pになります。

    次に9日順位相関と25日順位相関の水準。

  5. ピークらしい日の9日順位相関が80以上であれば1P。
  6. ピークらしい日の25日順位相関が80以上であれば1P。
上のグラフの足のポイントと順位相関のポイントを合計したものが、「平均線と順位相関」からわかるポイント(ピークらしさの確率)です。c'の日は足が3P・順位相関が1Pなので合計4P。d'の日は足が4P・順位相関が2Pなので合計6P。まずはピークになってよいはずでしたが、日経平均はピークを出さなかった。(TOPIXはピークを出した)e'の日は足が3P・順位相関が2Pなので合計5Pで、ピークかどうかは5分5分です。


このほかにポイントの要素として次のことを採用しています。
  1. 条件表No.2「日経平均用'96」が売りマーク(買いマーク)を出した日に1P。

  2. 《デンドラ24》の上値メドをクリアしていれば1P。
ポイントにはしていないが、参考にしてるのは
  1. 25日騰落レシオが120以上になって7〜8日が経過すると要注意。

  2. 小波動のボトムから25日を超えると要注意。
図の赤○の数字は足と順位相関の合計ポイントです。ここに逆張りの売りが出た日に1Pを加算すると、6P以上であった日はd'とe'の日です。この2日が小波動がピークを出したらしいと判断できます。(《デンドラ24》による1Pの加算はここでは考慮していない)


(05.8.8) TOPIX 1191P(+2) 日経平均 11778円(+12) 15.4億株 (1兆3161億円)


NYダウは10558ドル(-52)と続落。ナスダックも2177P(-13)と3日連続安。

郵政民有化のマイナス材料は先週末の2日間の下落で織り込んでいると見ていましたが、休みの間に参院での採決は否決されることが必至となり、朝方は大きく売り込まれました。

しかし否決されてしまうと材料は出尽くて、買い戻しが急となり、結局はプラスで終わりました。

まあこれで政局がらみのマイナス材料は終わったとみてよく、グラフもちょうど25日線という「反動」の限界の水準に戻っているので、今回の下げは長い長い上昇(小波動は56日間という最長不倒距離(時間)となった)の反動安であったとみてよいようです。


8月2日から、検索された銘柄をグラフでチェックする際の「4つのみどころ」について書きかけていました。郵政民営化の件で中断したので、やや気の抜けたビールのようになりましたが、続きを書きます。

前回はスタートダッシュがよいものの説明をしていました。そこでは「小波動のボトムからの3連続陽線(3陽連)」に注目すべしということをいいました。

今日はこれに加えて「ボトムからの1陰3陽連」について述べます。これは図のように3陽連の間に1本の陰線が入る形です。
  1. ボトムの日が陰線で、翌日からは切り上がりの3連続陽線。

  2. ボトムは陽線で、翌日に陰線となるが、次からは連続陽線。(3本の陽線は切り上がっていること。また陰線の翌日の陽線は陰線の高値より高いこと。B'も当然OK)

  3. ボトムは陽線で、翌日も陽線だが、3日目が陰線で4日目がまた陽線。(3本の陽線は切り上がっていること。また陰線の翌日の陽線は陰線の高値より高いこと。C'も当然OK)
要するに、@3陽連に1本陰線が混じるが、3本の陽線は切上げている。A陰線の次の陽線は直前の陰線よりも切上げている。ということです。


4005「住友化」はボトムのaが陰線。翌日からbcdと3連続陽線で切上げ。(Aの形)


3521「エコナッ」はボトムaは陽線だが、翌日bは陰線(陽線ではない)、cdと連続陽線で、陽線3本は切り上がり、陰線bの翌日のcの陽線はbよりも高い、(B'の形)


5002「昭和シェ」は、ボトムからabと連続陽線で、cで陰線、翌日は陽線。陽線3本は切り上がり、陰線cの翌日のdの陽線はcよりも高い、(Cの形)


最近にぎわった8237「松屋」もCの形です。

このように小波動のボトムが表示されたときは、すでに「3陽連」「1陰3陽連」はすでに明らかになっているものが多いので、スタートダッシュがよいかどうかは簡単に判断できます。


(05.8.9) TOPIX 1206P(+14) 日経平均 11900円(+121) 16.4億株 (1兆3352億円)


原油先物が一時64ドルになり、NYダウは10536ドル(-21)と続落。ナスダックも2164P(-13)と4日連続安。

東京市場は最近にない上昇を見せました。@景気は踊り場を脱出しそうである。A外国証券は買い越しを続けている。の強力な株高要因がある以上、そう大きな下げはないはずですが、なにしろ6月7月の上昇期間は長かった。

どこかで一服するはずと皆が思いつつも、なかなか下げない。そこへ郵政法案の否決の可能性が大となって、ようやく調整をしましたが、今回も調整幅は小さく、時間もピーク・ボトムを含めても4日(まだボトムは表示されていないが)で終わってしまいました。

昨日の安値からの反発は買い戻しによるものでしたが、今日は景気の踊り場脱出が明らかになって、新規の買いが入ったようです。とにかく今回の相場は外国証券が売り越しになるまでは少々の調整があっても、崩れることはありません。今の市場全体を判断するグラフとしては、「外国証券オーダー倍率」が第一であると思っています。


「4つのみどころ」の続き。
  1. Dで買いマークがでたときに、株価が200日線より上(わずかに下でもよい)にあること

  2. 買いマークがでたときの小波動のボトムCからのスタートダッシュがよいか。

    までを述べましたが、今日からは

  3. 前回の上げっぷりがよいか?のみどころについて述べます。
細かくいえば、(A→B)の上げかた、(B)のピーク近辺での出来高の盛り上がり、(B→C)への下げかた、が問題になりますが、今回は「ツボ」だけをいっています。

最もわかりやすいのは(A→B)の間の9日順位相関を見ることです。 前回のピーク近辺の9日順位相関の様子を見れば、次の上昇波動が大きくなりそうか、そうでないか、の判断の材料になるということは何度も書きました。

具体的には、前回ピーク(B)あたりで9日順位相関が+80以上の水準を3日(欲をいえば4日)以上継続しているとき、(A→B)の上げっぷりはよいと判断します。


(A→B)の上げかたが力強ければ、次のCからの上昇も大きいと期待してよいのです。(ただし3段上げ、4段上げしたものには、これは通じません。)

ここでの買いは上図のように@(X→A)へ2段下げをした後、A(A→b)の上昇1段目が終わった後の買い、Bあるいは(C→D)への2段目の上昇が始まったときの買いですから、まだ2段目の上昇途中にある段階です。

1604「国際石開」のBあたりでの9日順位相関は8日間連続で+80以上を保ち、力強い上昇でした。


1815「鉄建」は6日間の持続です。

(ただし出来高の盛り上がりがない。これは今日は触れません)


5002「昭和シェル」はなんと20日間に及ぶ力強い上昇です。

このように、買いマークがでたとき、@買いマークが出たDの日のチェック、A少し前のCからのスタートダッシュのチェック、Bその前のBにいたる上昇力のチェックをして下さい。


(05.8.10) TOPIX 1227P(+21) 日経平均 12098円(+197) 22.4億株 (1兆8615億円)



FOMCはFFレートを0.25%引き上げて3.5%としましたが、これは既定の方針であり、NY市場には響かず。NYダウは10615ドル(+78)と反発。ナスダックも2174P(+9)と小反発。

東京市場は、朝方の外国証券の買いが6200万株に膨れ上がり、3200万株の大幅な買い越しとあって、遅れた買戻しに加えてこれまで買いそびれていた向きの買いがどっと入ったようで、TOPIXは急上昇。

外国証券が6000万株の買いオーダーを出したのは今年2月にもありましたが、この日は売りも6000万株あって、若干の売り越しでした。今日は売り注文は3000万株ほどであったので、+3210万株の大幅な買い越しです。まだ外国人投資家は買い足りないようです。

出来高は22.4億株、売買代金は1兆8600億円とボリュームアップ。


今日のTOPIXはエポックとなりました。昨年4月高値1225P(X)から5月への暴落の1051P(Y)は、その後1年4か月にわたるトラウマというか「頸木(くびき)」となっていましたが、ついに今日(X)を突破し新しい波動に入っていることを表明。

昨年10月からの上昇を中勢のモデル波動にあてはめると、
  1. が中勢波動の大底。
  2. で75日線まで戻り、
  3. へ反落してここで2番底を出し、
  4. で75日線を初めて上抜いたのはモデル通りです。
  5. へ反落し、
  6. へ上伸し、
  7. の25日線までへ反落し、
  8. で中勢上昇波動がピークとなった。
のですが、ほぼモデル波動どおりでした。しかしA→Hの中勢波動は、X→Aとの波動の中での動きであり、新しい波動を作ったわけではありませんでした。

今回の中勢波動は今年の4月21日から始まっていますが、これをモデル波動に当てはめると、上図のようにa→eまで決まり、今日はfに向かっての上昇途中であると考えられます。
  1. が中勢波動の大底。
  2. で75日線まで(やや不足したが)戻り、
  3. へ反落してここで2番底を出し、
  4. で75日線を初めて上抜いたのはモデル通りです。(ただしc→dの上昇期間は史上最長の上昇期間となって、かなり悩ませた。)
  5. へ反落したのが、一昨日の郵政法案の否決。
  6. へ向けて上伸を開始したというのが今日。
さっき、外国証券のオーダーが6000万株の買いを出したのは今年2月であるといいましたが、これは(E→F)の途中のことでした。今回も6000万株の買いが出たのは(e→f)の途中のことです。ここからしても、a→b→c→d→e→fは前回の動きと同様のモデル波動にあった動きをしているといえます。


(05.8.11) TOPIX 1243P(+15) 日経平均 12263円(+165) 22.3億株 (2兆2364億円)


NY原油が65ドル/バレルの史上最高値をつけたため、NYダウは10594ドル(-21)と小反落。ナスダックも2157P(-16)と反落。高値圏での保合いが続きます。

東京市場は、朝方の外国証券の買いはびっくりの8800万株に膨れ上がり、5800万株の大幅な買い越し。オーダー倍率は1.57倍へ上昇。

外国証券のオーダーのデータを蓄えだしたのは2002年12月17日からのことで、過去650日ほどしか遡って見ることはできませんが、8800万株というのはこれまでの新記録です。(6000万株台の買いは何度かありました)

日経平均は04年4月の高値12195円を上抜いて、昨日のTOPIXに続いて1年4か月にわたる大ボックス圏を突破しました。この強さについては、いまさら述べることもありません。今日は視点を変えて、外国証券が大幅に買った時期は中勢モデル波動のどの局面であるのかを調べました。


モデル波動は右図のようなものです。今は大勢が上昇波動であるのでA→B→C→D→E→F→G→Hの波動が中勢の上昇波動です。

中勢の下降波動はH→I→J→K で終わり、KがAとなって、A→B→C→D→E→F→G→Hの繰り返しになります。

モデル波動に当てはめるときは、25日線・75日線を「押し」「戻り」の限界として利用します。


昨日は今年のTOPIXの動きをモデル波動に当てはめましたが、今日は同じ時期の日経平均の動きをモデル波動に当てはめます。すると次図(A)のようになります。



上図の画面下の折れ線は、外国証券の寄り付き前のオーダーです。赤色線が買い、青色線が売りを表します。昨年の10月から今年3月の上昇波動(A→B→C→D→E→F→G→H)の途中で、外国証券が最も大きい買い注文を出したのは、図の(V)です。05年2月14日のことで、6660万株の買いでした。この日はモデル波動では(E→F)の上昇途中にあたります。

昨日・今日と外国証券は超大幅な買い注文を出していますが、いまの上昇をモデル波動に当てはめると、(a→b→c→d→e→f)となり、やはり(e→f)で最も買い注文が多くなっています(今のところ)。

次図(B)は今、大ボックス圏を上抜いたと話題になっている昨年4月のピークにいたる中勢の上昇波動です。03年11月のボトムAからやはり同じように(A→B→C→D→E→F→G→H)の波動を描きました。



上図で最も大きな買い注文が出たのは図の(a)の日です。04年3月2日のことで、6900万株の買いでした。(a)の日はモデル波動では(E→F)の上昇途中にあたります。

次図(C)は、バブル崩壊後の最安値7603円を起点とした中勢上昇波動です。この波動はややわかりにくかったのですが、(A→B→C→D→E→D'→E'→F→G→H)といった上昇をしました。(D→Eの小波動は無視して、C→D'→E'→F・・・と当てはめるほうがわかりやすい)



上図で最も大きな買い注文が出たのは図の(b)の日です。03年8月15日のことで、6270万株の買いでした。(b)の日はモデル波動では(E→F)の上昇途中にあたります。

このように外国証券が大きく買った時期というのは、ことごとくモデル波動の(E→F)の過程でです。ということは、この後の株価の動きは、@Fへの上昇があり、Aいったん反落してGの押しがあり、B最後にHへの上昇がある。と想定しておけばよいのです。


(05.8.12) TOPIX 1245P(+1) 日経平均 12261円(-1) 18.9億株 (2兆 545億円)


NY原油は66ドルと高値を更新。しかしNYダウは10685ドル(+91)と反発。ナスダックも2174P(+16)と昨日の下げ幅を取り戻す。なお高値圏での保合いが続いています。

東京市場は、今日も外国証券の買いオーダーは衰えず、6500万株の買いで2900万株の買い越し。オーダー倍率は1.63倍へアップ。

オーダー倍率が過去最高だったのは03年8月22日の2.04倍です。これは昨日掲げた(図C)の大きな買いを出した(b)の5日後のことです。bでの大幅買い越しを核にして5日後に倍率はピークとなりました。

@このとき前の波動のピークを上抜いていること、Aモデル波動では(E→F)の上げ途中のことであること、BEからのスタートダッシュが5連続陽線であったこと、など今の相場とよく似ています。今回の上昇は、起点Eの2003年8月7日からピークHの2003年10月21日の間の動きが手本になるのではないか。

《デンドラ24》による日経平均の上値メドは
  1. 11691円(前波動中位)
  2. 12232円(今波動中位)
  3. 12341円(前波動1/4位)
  4. 12990円(今波動1/4位)
でしたが、昨日12232円をクリアし、今日は12341円まであと少しのところまで上昇。下から2番目・3番目の上値メドをクリアしたならば十分であると思っていますが、今日ははや3番目のメドに肉薄です。

12341円をクリアすると、あとは12990円という高いハードルが残っているだけとなりますが、これはモデル波動の最後の上昇の(G→H)で到達できるかどうか。ややむずかしかろう、という感じです。(次図)



日経平均の上値メド12990円はまだ遠すぎますが、TOPIXの上値メドはなかなか適当です。
  1. 1198P(前波動中位)
  2. 1264P(前波動1/4位)
  3. 1275P(今波動中位)
  4. 1364P(今波動1/4位)
となっています。1264Pないし1275Pが今回の中勢の上昇波動の上値メドだろうと思います。(次図)




(05.8.15) TOPIX 1248P(+3) 日経平均 12256円(-5) 18.9億株 (1兆 7380億円)


NY原油は67ドルと連日の高値更新。NYダウは10600ドル(-85)と反落。ナスダックも2156P(-17)と下落。

NYダウは10500〜10700ドルのゾーン内で動くこと23日です。前回の6月の戻り高値も24日ほど高値でもみ合って7月初めの10175ドルへ下げたのですが、戻ることは戻る、反発することは反発すると弱くはないのだけれど、強くもない。

ナスダックはNYダウとは違ってメリハリのきいた小波動をつけて、いまは上昇2段目を終わって調整中です。調整の間に悪い足はでていないので、調整が終わり次第3段目の上昇に移りそうです。


東京市場は、まだお盆(あす16日が「五山の送り火(大文字)」)であるにもかかわらず、出来高面では活況。

外国証券はお盆でなくバカンスですが、これもふっとばして、今日のオーダーは3400万株の買い越しであるというのですから、いったいどこまで買うのか。

私のPERに対する目安は、
  1. 増益率が0以下なら15倍
  2. 増益率が微増なら16倍
  3. 増益率が+5%%程度なら17倍
  4. 増益率が+10%程度なら18倍
  5. 増益率が+15%以上なら20倍
  6. 増益率が+20%以上なら22倍
としていますが、4-6月決算が終わった段階では、経常の伸び率は+3%くらいのようでした。まだ1年のうちの1/4が終わったばかりなので、企業も4-6月期がよくても、すぐには通期の業績の上方修正はしません。

9月中間が終われば先日の「景気の踊り場を脱却」の発表もあったことだし、かなりの企業が上方修正をするものと思われます。たぶんここで+5〜+10%の間の(経常)増益率になるのではなかろうか。

とすれば現在のPER18.17倍はいいところまできています。ただ、株価水準を決めるのは、@業績(PER)、A金利、B需給 が3大要因ですが、今の需給は外国証券の一手買いに国内機関投資家が追随し始めたばかりのようなので、PERは1〜2ポイント(per)の上乗せはあってもよいのではなかろうか。

いまのところ連結PERが1ポイント上乗せした19倍になればやや警戒、20倍になれば大いに警戒という方針です。


(05.8.16) TOPIX 1252P(+3) 日経平均 12315円(+59) 20.1億株 (1兆 6034億円)


NYダウは10634ドル(+34)、ナスダックも2167P(+10)と小反発。

8月8日を起点とする上昇の小波動は7日目となりました。この7日間で日経平均はザラバ安値11614円から今日の高値12336円まで722円、+6.2%の上昇となりました。

5月17日の10788円から8月3日の高値12009円までは1221円、11.3%の上昇に比べると約半分の上げですが、時間は大いに違います。前回の小波動は56日間の上昇です。今回はわずか7日間でその半分以上の上昇をしているのですから、今回の上昇はいかにも急調子すぎました。

この背景は外国人買いが70%〜80%の貢献をしている感じです。その買いっぷりを表すオーダー倍率は1.78倍まで上昇しており、売り注文と買い注文の差し引き(買い越しはプラス・売り越しはマイナス)の累計であるオーダー累計は、今回の急上昇と歩調を合わせて急角度に上昇しています。

むろん外国証券の買いオーダーの急増が原因であり、日経平均の上昇はその結果です。日経平均の動きを見るよりも、今はオーダーの変化に敏感であらねばなりません。


外国証券のオーダーからは、今の株価上昇の強さに疑いを挟む余地はありません。

こういう強い調子の上昇波動では、「鈍」なほうが大きく取れます。あまり機敏にちょこまかと動くと、かえって値幅は取れません。

@オーダー倍率が1.0を割り込むまでは、あるいはAオーダー累計が下方に転じるまでは、現在保有している銘柄は買い持続したほうがよいと思います。

小波動を基準にした投資は、10日〜30日の期間を目安にしていますから、デイトレード・ウィークトレードのようには細かくはないが3か月から6か月の中期投資ほど「鈍」でもありません。

小波動のピーク・ボトムの「見切り」については先日まとめて書きましたが、今日の日経平均は、@新高値の、A陰線である。A9日順位相関は88.3、C25日順位相関は84.6である。D逆張りの「日経平均用'96」は売りマークを出した。となって5ポイントになりました。今日が小波動のピークである確率は50%といえます。

あとは弱い足を出すか、デンドラの上値メドの12341円(今日のザラバ高値は5円不足した)に到達することによって、6ポイントになる可能性が高まります。明日の動きは注目です。(としてもこの買い意欲からはピークをつけた後の調整は浅いと思いますが、6ポイントになったら細かな売買をしている方は利食いを考えたほうがよい。)


(05.8.17) TOPIX 1250P(-2) 日経平均 12273円(-42) 22.5億株 (1兆9499億円)


NYダウは1513ドル(-120)、ナスダックも2137P(-29)と下落。どちらも25日線を完全に下回ってしまい、単なる反動安の域を超えてきました。

すぐに25日線まで戻るのかどうかが、ここ1週間のみどころとなりました。

東京市場は米国株安を受けて小幅安で始まったものの前場は一貫して上昇し日経平均・TOPIXともこの段階で新高値。しかし後場は利食い売り押されて「往って来い」となりました。

4-6月決算の発表がほぼ終わり、新たな材料としては来月の衆院選くらいのもので、やや上昇スピードも減速せざるを得ないようです。

日経平均の小波動のピークらしさは、@新高値の、A陰線で、B9日順位相関、C25日順位相関が80以上で、D昨日は逆張りの売りマークがつき、E今日は《デンドラ》の下から3番目の上値メドである12341円に到達したので、6ポイントとなりました。

逆張りの売りマークは今日は消えました。これはボールを中空に投げ上げたとき、放物線のピークでは一瞬静止し、その後落下を始めるという現象と同じです。 まあこれで今日の高値が小波動のピークとなる確率は6分以上になったと思います。

とはいえこれは目先(3〜5日間)の話です。次の下落幅や下落期間は大きいとは思っていません。下がればすぐに押し目買いが入ります。(6月以来の上昇で、日経平均については、買い方針を取っていれば誰一人として負けていませんから、少しでも下げればすぐに買いが入ります。)


図は、新しい「日経平均用2005」の条件表によるグラフです。これは先月バージョンアップした《Qエンジン24》のヘルプの中の「QEのガイダンス」の「オートマで条件表を作ってみよう」で例題として作った条件表です。

「日経平均用'96」よりももっと短期狙いの条件表です。5日で2%取れればよいという条件表です。成績は売り買いともによく、@利益率0.95%、A勝率73.3%、Bプロフィットファクタが2.88倍、Cトレード数は75件 です。

(条件表は《Qエンジン24》の(QE拡張4)の条件表No.49にあります。)

短期狙いであるので、5日以上の先を知るためのものではありませんが、昨日は日経平均・TOPIXともに売りマークを出しています。「日経平均用'96」も同じくでていますから、目先の調整の確率は高いでしょう。


(05.8.18) TOPIX 1252P(+2) 日経平均 12307円(+32) 18.7億株 (1兆6883億円)



NYダウは1550ドル(+37)、ナスダックも2145P(+8)と小反発。

東京市場は米国高を好感して上昇。私は昨日の米国株の上昇は一昨日の下げ幅の1/3ほどの反発でしかなく、反発力がなさすぎると思っていましたが、市場はわずかの反発でもよいほうに解釈しました。

それもこれも外国証券の大幅な買い越しが続いているからで、今の相場は外国証券のオーダーを見ていて、これに異変が起きないまでは順張りに徹していればよいのだからラクです。

ただし細かな波動ではピークをつけてもおかしくない状況になっているのは3日前の逆張りの売りマークが表明しています。

《カナル24》のマニュアル完成のメドが見えてきたので、気の早い話ながら、「次の《カナル基本》のバージョンアップをどう進めていくか?」が《カナル24》のマニュアル執筆中に何度も頭に浮かぶので、思い切って《カナル基本》を動かし、ヘルプを読んでみました。「これはすごい。よいものを作っていたのだな。」我ながらちょっと感心しました。

(お陰でHPの記事を書き始めるのが1.5時間送れたので、今日は感想だけを書いて手抜きをします、) ここ何年か、このHPでいい続け、「講座」にまとめたことは全部《カナル基本》のチャートに入っていました。《カナル基本》について、最近は書くことがほとんどなく、1年間に20本も売れない(積極的に売らない)ソフトであるので、いつ作ったのかも忘れていましたが、2001年にリリースしていました。その後の小幅バージョンアップはHPにアップしているので、ユーザーが使っているのは2005年1月が最新バージョンですが、元は2001年のものです。

そうだったのか。今いっていることは、《カナル基本》の考えをアレンジして別の表現をしているに過ぎなかったのか。相場に対する見方とか考え方とか受け止め方というのは「そうそう変わるものではない」とつくづく感じました。

となれば《カナル基本》はこれ以上の手を入れるべきではなく、ヘルプ・マニュアルも通読するとすばらしいので《カナル基本》は《カナル24》のデータの仕様に合わせるだけで十分である。という結論になりました。

感じでは《カナル基本》を60とするなら、自由自在に条件表を設定できる《カナル24》は70をめざし、《Qエンジン》は80をめざす、というところでしょう。100人中80位から40位になるのはまあ簡単ですが、20位・10位になるのはナカナカの困難が伴います。《カナル24》《Qエンジン24》はその20・10のアップを目指しているわけです。


(05.8.19) TOPIX 1250P(-2) 日経平均 12291円(-15) 17.3億株 (1兆5039億円)



NYダウは1554ドル(+4)と変わらず。しかしナスダックは2136P(-9)と小反落。

グラフは決定的に悪い足はでていないので、ん米国株の上昇相場が終わったとは思ってはいません。

ただナスダックは25日線を大きく下回ってしまったので、まずは25日線まで戻ることができるのかどうかを見届けねばなりません。

25日線で戻りが一杯となるようであれば、小波動は2段下げになる可能性が高く、そうなればナスダックの上昇波動も一応は終わりとなります。


東京市場は小安く始まり、ジリ安で推移していましたが、引けにかけて戻し小幅安。

すぐに押し目買いが入ったようですが、買い意欲はそう大きくなかったようです。それは今日の出来高・売買代金が減速気味になっているのを見ればわかります。

TOPIXは、@昨日が新高値の、A陰線で、B今日が切り下がりの陰線。ここへ4日前の、C逆張りの売りマークがでた、D9日順位相関、E25日順位相関が+80以上、となって小波動が昨日でピークをつけた確率は6分となりました。

一昨日使った条件表「日経平均用2005」の内容を教えて欲しいというメールがありましたが、これは《QE24》のご紹介-売買検証をしてみように掲げていますから、参考にして下さい。そのうち「条件表の設定例」に掲げ、ダウンロードできるようにします。


(05.8.22) TOPIX 1269P(+19) 日経平均 12452円(+160) 19.5億株 (1兆8255億円)



先週末のNYダウは10559ドル(+4)と変わらず。ナスダックも2135P(-0)と変わらず。

東京市場は活況。今日も月曜日というのに外国証券のオーダーは2700万株の買い越しで始まり、後場にかけて大幅上昇となりました。

今は重視している条件表は順張りの「オーダー倍率」が8分、逆張りの「日経平均用'96」が2分というところです。

先週末は逆張りの売りマークを加味した「小波動のピーク」らしさは6ポイントになったので、ここ3〜5日は逆張りが効きそうであると思っていましたが、前場の新高値更新によってそうではないことが明らかになりました。

それにしても外国人の買い意欲の強さはすごい。


買い手が外国人であれば買う銘柄は、@大型株で、A優良株で、B知名度が高く、CPERから割安感のあるものに絞られます。

定点観測8銘柄はだいたいが、@ABを満足する銘柄です。先日「スタートダッシュ」のよいのは「ボトムからの3陽連」が出たものであるといいましたが、8銘柄のうちから続出しました。

図は昨年4月に条件表の設定例として掲げたNo.46 ボトムからの3陽連のグラフです。

株価が大きく上昇するときは、
  1. スタートダッシュがよいこと(ボトムから3陽連、1陰3陽連)

  2. 前回の小波動のピーク近辺で、9日順位相関が+80以上の日が3〜4日 連続していること
というところまでいいましたが、これにあてはめると、
  1. 1812「鹿島」は@AともにOK。(鹿島は直前の小波動ではなく、その前の小波動のピークで+80以上を満足)。

  2. 5401「新日鉄」の@Aを満足。(ただ3陽連の形がよくない。3本目の陽線が小さい)


  3. 7203「トヨタ」は7月の3陽連は、@AともOKだが、8月の3陽連ではAの+80以上が2日しかない。

  4. 8411「みずほ」は、7月の3陽連は@AともOK、8月の3陽連も@AともにOK。

  5. 8604「野村」は@の3陽連は最後の陽線が上ヒゲのだし短い。Aは+80以上の日がない、とあまりよくない。200日線より下位にあるのも気になる。というところでしたが、現実には200日線を上抜く上昇となりました。これは予想外の強さでした。

  6. 9432「NTT」は@の3陽連の最後の陽線が短い。Aの+80はOK。
といったところです。完全であったのは、8411「みずほ」と7月の7203「トヨタ」。ついで5401「新日鉄」というところです。


(05.8.23) TOPIX 1272P(+2) 日経平均 12472円(+20) 22.3億株 (2兆1950億円)



NYダウは10569ドル(+10)と小幅ながらも4連続高。しかし4日連続高であるにもかからわず4日間の上げ幅が56ドルに過ぎないというのが米国株の迫力不足を表しています。

ナスダックも2141P(+5)と動かず。出来高も減少気味。

東京市場は今日も活況。日経平均はザラバで12612円をつけ、売買代金は2兆1950億円。すごいですな。

しかし後場半ばからは急速に値を消し、5月17日以来の上昇波動の中では最大の上ヒゲ足となりました。この大きさの「上ヒゲ足」はそれだけで1ポイントをカウントしてもよいでしょう。今日の小波動のピークらしさは、@新高値の、A陰線の、B上ヒゲ足で、C9日順位相関、D25日順位相関が+80以上、で5ポイントです。(先日の逆張りの売りマークはすでに無効となっている)

一昨日は6ポイントでした。昨日は新高値を更新したため3ポイントとなり、今日は5ポイントです。毎日コロコロと変わります。つまりは市場は強弱が対立してきたということです。

今日の売買代金は2兆円を超えました。今回の上昇のうち最強の上昇であったのは、図のabcdの4日間でしたが、このときの売買代金は、a.1兆3161億円→b.1兆3352億円→c.1兆8615億円→d.2兆2364億円→e.2兆545億円→f.1兆7380億円でした。d.の日が最大の売買代金となり、その後6日間は高値保合いになったのでした。

今のところ、当面の買いが出切ったというのは2兆円を目安にしてよいのではないか。となると今日の2兆1950億円というのは、当面の買いたい向きが全部買ったのではなかろうか。その結果、買いが途切れたところに利食い売りがでて急速に値を消したのではないか。

明日を見ないとわかりませんが、昨日大きな陽線が立ったにもかかわらず、早くも陰線(しかも上ヒゲ足)になったのは、これまでのように少し下げればすぐに押し目買いが入るという段階は終わり、強弱感が対立してきたのではないかということを思わせられます。


まあしかし、これは昨日いった「2分の逆張り・8分の順張り」のうちの2分の話です。メインの8分の順張りの指標は「オーダー倍率」ないし「オーダー累計」です。

これがマイナスになるまでは、強気のスタンスは崩せません。

先日「オーダー累計」のグラフを掲げたら、この条件表の内容を教えて下さいとメールを頂戴したので、以下に掲げます。

「オーダー累計」は「買い注文株数-売り注文株数」を積み上げたものですから、1日でも売り越しになれば「オーダー累計」のグラフは下方に折れ曲がります。1日が売り越しになっただけで下向きになりますが、それをもって外国証券は売りに転じたとは判断できないでしょう。

そこでオーダー累計の「9日平均線」を重ねて描くような行を追加しました。

図の赤色線は「オーダー累計」、紫色線はその「9日平均線」です。この2線がゴールデンクロスしたときから、外国証券は買いに転じ(Aでゴールデンクロスした)、デッドクロスしたときから売りに転じた(まだデッドクロスしていない)と判断すればよいでしょう。



上図のNo.7行が「累計」を計算し、No.11行が「累計の9日平均」を計算しています。


(05.8.24) TOPIX 1275P(+3) 日経平均 12502円(+29) 16.9億株 (1兆9751億円)



NYダウは10519ドル(-50)と反落。ナスダックも2137P(-4)と動かず。出来高は少し増える。

昨日の日経平均の上ヒゲ足はチャートを見ている人は誰でも気づいたことで、今朝の日経新聞の株式概況の頁の「まちかど」(囲み欄)でも取り上げていました。

@「上ヒゲ足」に加えて、A外国証券が22日ぶりに売り越しになったこと、B米国株安、のマイナス要因があって、安く始まりましたが、それでも下げない。ザラバ高値こそは更新できませんでしたが、終値ベースでは新高値となりました。

最も注意しなければならないのは外国証券の動向です。今日は売り5660万株に対して買い5140万株で、差し引き520万株の売り越しでした。これが明日も売り越しになるのかどうか。

売り株数が5660万株あったけれど、買い株数も5140万株と高水準であったので、今日のところは市場は買い株数のほうを重視しました。もっとも株数というのは現在の取引制度ではあてになりません。今日大きく上昇した銀行株は全部取引単位が1株であり、1000株単位の「新日鉄」を売って、同じ金額で1株単位の「みずほ」を買ったとき、株数だけで見れば、売り2000株に対して買い1株という極端なことになります。

全体の相場を見る指標としては出来高は次第に無力化していっています。より正しいのは売買代金ですが、この数値はなかなか表(おもて) にはでてきません。HPでも「出来高ランキング」はあるが「売買代金ランキング」は見当たりません。ましてや外国証券のオーダーについてはもともと公表しない仲間内の数値なので、これはまったくつかめません。

現在最も重視しているのは「外国証券オーダー倍率」と「オーダー累計」ですが、今日の売り越しによって「倍率」は1.88倍から1.59倍へ低下しました。としても1.0倍にはまだまだです。

「累計」のほうは今日始めてダウンしましたが、9日平均の水準から6000万株も上位にあります。9日平均は1日につき1000万株のペースで上昇しているので、今後毎日500万株の売り越しが続いたとしても4〜5日かけねば9日平均線を割り込むことはありません。2つのグラフからは、まだ外国証券の買い姿勢が変化したとはいえません。


この上昇相場のメドですが、今のところ2つの株価水準を持っています。

1つは《デンドラ24》による上値メドです。(8月12日の記事)

これによれば、@11691円(前波動中位)、A12232円(今波動中位)、B12341円(前波動1/4位)、C12990円(今波動1/4位)、であることはこれまでにいってきました。

下から2番目・3番目の上値メド(Bの12341円)をクリアしたならば十分であると思っていましたが、図の(a)でクリアし、今は最後の12990円が残っているだけです。この12990円は「モデル波動の最後の上昇の(G→H)で到達できるかどうか。ややむずかしかろう、という感じです。」と8月12日に書きましたが、この考えは変わっていません。

2つめは「連結PER」を基準にした目安です。(8月15日の記事)

東証1部全銘柄のPERは、現在予想しうる楽観的な業績予想(前年比+10%の経常増益)で18倍が妥当です。「人気化したときでも19倍になればやや警戒、20倍になれば大いに警戒」と書きました。

昨日のPERは18.59倍で、警戒の19倍に近づいています。今の利益水準を基準にすれば、19倍まで買われると日経平均で12750円くらいになります。ここまできたら「警戒」せねばなりません。

12990円といいい12750円といい、あと250円から500円の日経平均の上昇があれば、十分に買われたといえます。


(05.8.25) TOPIX 1268P(-7) 日経平均 12405円(-97) 17.7億株 (1兆9469億円)



原油高からNYダウは10434ドル(-84)と続落し、200日線も75日線も割り込む。ナスダックも2128P(-8)と、なお下げ歩調が続いています。

東京市場は一昨日の「上ヒゲ」が強弱の対立を表していましたが、昨日の市場はこれを無視。また外国証券のオーダーが売り越しとなったのも無視し、陽線となっていたのでした。

しかし今日も小幅ながら外国証券のオーダーは連続の売り越しとなり、さすがに東京市場も一服となりました。立会い中はザラバで-100円安もあったのでそこそこの陰線になったかと思っていましたが、グラフを見ると短線です。たいした陰線ではありませんでした。

注目のオーダー倍率は1.47倍へ連続して低下し、オーダー累計も連続の低下をしましたが、外国証券の買い姿勢が変化したとはまだ判断できません。


定点観測8銘柄のうちで、この上昇相場のシンボルは「トヨタ」であり、最近は「みずほF」であると思っています。この2銘柄が下落に転じたと判断できるまでは、なお強気を貫くのがよいのではないか。

先日、「売買のしかた実況中継」を読まれて、これを理解しようとされているユーザーから質問を受けました。

それは「株価が重要ポイントを完全に下回ったら利食い」というのはわかりますが、重要ポイントがでなかったときはどうすればよいのでしょう。ということでした。
  1. すべての銘柄に重要ポイントがでるとは限らないが、「小波動のピーク」は必ずでるので、小波動のピークが出れば利食いする。あるいは「小波動のピークらしさ」が6分になれば利食いする。これが1つの方針。

  2. 重要ポイントというのは、1日の値幅が株価の5%以上ある日のザラバ安値の水準をもって利食い水準とするものですが、3000円4000円の株価のものは1日に5%動くというのはそうあるものではありません。

    重要ポイントとは「買い方が非常に楽観してやみくもに買った」ということを表しています。この「非常に楽観して買った」株価水準を株価が下回ることになると、楽観して買った向きは全員がマイナス勘定になります。そうなったときは利食いすべきである。というのが「重要ポイント」の意味です。
この上昇相場のシンボルである「トヨタ」を見ると、株価が高いために重要ポイントは出ていません。そこで「実況中継」にも書いていますが、連続して切り上がった陽線を1本のものとしてみれば、@図のa→bは一連の上昇であり、Aaのザラバ安値4170円→bのザラバ高値4400円の値幅は230円あって、これは4400円を基準にしても5%以上の値幅です。Bbのザラバ高値はその当時の新高値であるので、(a→b)を1本の陽線と見れば、aの4170円が重要ポイントであるとみなせます。

「みずほF」は一昨日(その前々日も)に重要ポイントを出しているので、青線が利食い水準です。これはわかりやすい。ということで、2銘柄とも、まだ利食い水準を割り込むほどの段階にはないことがわかります。


(05.8.26) TOPIX 1274P(+4) 日経平均 12439円(+34) 17.9億株 (1兆3700億円)



NYダウは10450ドル(+15)と小反発。グラフに見るように2日連続の下落幅から反発したにしては、上げ幅が地位さ過ぎます。ほとんど強気が見受けれません。

ナスダックも2134P(+5)とたいしたことがなく、8月の米国市場は下落の一途でした。

8月が下落歩調であった米国に比べ、欧州は8月半ばがピークで現在は調整中です。最も遅れてきた東京市場は高値を維持していますが、米国→欧州→日本の順にピークを出すのか。


外国証券のオーダーは390万株の買い越しとなりましたが、買いは3600万株へ縮小。先の8000万株・6000万株という買いからはずいぶんおとなしくなりました。

オーダー倍率や累計からはまだ大丈夫のようですが、主力株の派手な上昇は見込めそうもありません。今日の売買代金は1兆3700億円と急ブレーキです。

しばらくは個人投資家による低位株の物色が中心になりそうです。


低位株といえば、この6月に(QE拡張8)のNo.56「短期大幅上昇」を掲載しました。

このきっかけは@9日間の新高値を出し、A9日平均出来高の2倍以上の出来高となったものを検索する条件表はどう設定すればよいか、と複数のユーザーから尋ねられたからでした。

この2つの条件だけではとうてい「短期上昇」の銘柄を探せるとは思えなかったので、@Qエンジンを使って、A理路整然と、B短期上昇する銘柄を検索できる条件表を作ったのでした。

その結論である条件表は(QE拡張8)No.56として掲げましたが、本当の狙いは結果の条件表ではなく、Qエンジンの使い方を説明することでした。ただし結果の条件表のその後の成績が悪ければ、世界に類例のない(と思う)《Qエンジン》の評価が悪化しますから、条件表の成績は気にしています。

私は条件表を作るところまでは情熱的ですが、できてしまえば次の仕事に移ってしまうので十分な追跡調査はできません。ところがありがたいことに、ユーザーの何人かは替わって追跡調査をし、それを投資に応用されている。今日も「短期大幅上昇」は非常によい、という連絡を貰ったので、どれどれと6月24日以降の45日間の検証をしてみたのが右図です。

もともと条件表を作ったときの成績は、@勝率63.9%、A平均利益率2.95%、Bプロフィットファクタ1.91倍  でしたが、右の成績は14件のトレードがあって10勝4敗。@勝率71.4%、A平均利益率4.25%、Bプロフィットファクタ2.47倍となっています。やや出来すぎです。


(05.8.29) TOPIX 1258P(-13) 日経平均 12309円(-129) 15.9億株 (1兆3346億円)



NYダウは10397ドル(-53)と下落しこの下げ波動での新安値

ナスダックも2120P(-13)反落。75日線に接近してきました。

9日順位相関・25日順位相関とも-80近辺にあるので、75日線からの反発の可能性は高いと思います。



東京市場は反落。外国証券の買いが2800万株とダウン。外国証券の買いは一段落したようです。国内勢の買いも少なく売買代金は1兆3000億円と縮小。

8月初旬のような上昇ぶりは期待できず、ここへきてのボリュームの減少から、25日線までの調整は考えておかねばなりません。

現在の小波動は、モデル波動にあてはめれば、大底のA→B→C→D→(E→F)→G→Hの天井 のうちの(E→F)ではないかということは先日いいましたが、5日前の「上ヒゲ足」が(F)であったようです。

(F→G)の反落の限界は25日線ですから、ここまでの下落はあってもよいが、25日線を大きく下回るようだと困ったことになります。


(05.8.30) TOPIX 1273P(+14) 日経平均 12453円(+143) 18.7億株 (1兆3989億円)



NYダウは10463ドル(+65)と反発。 ナスダックも2137P(+16)と反発。

NYダウとナスダックは安値圏での「陽線つつみ上げ」となりました。特にナスダックは寄り付きで75日線なで下げてから上昇し、ほぼ高値引けとなったので、この下降波動の当面の安値が出たようです。

今日のところはアヤ戻しの水準である9日線に到達したので、次は反動高の水準である25日線を目差すことになります。

NYダウは、戻りの水準は9日線・75日線・200日線・25日線と固まっていますから、どこまで戻れるのかが注目です。


東京市場は反発。昨日の下げ幅を超える上昇となりました。

昨日の下げによって、水曜日か木曜日には小波動のピークが出て、これでモデル波動の(E→F)が決るものと思っていましたが、今日の反発によって、当分は小波動のピークは出にくくなりました。

ただ今日の大反発のわりには、@外国証券の買いオーダーは3300万株と少なめであったし、A売買代金も1兆4000億円弱とひところに比べれば落ち着いています。

オーダー倍率はこのテンポでいくなら今週末から来週初めが最近の最低の倍率になるはずです。このとき1.0倍以上を維持できるのかが注目です。 明日以降、新高値をとれば別ですが、しばらくは小波動のピークを出すのかどうかを見ていたい。


(05.8.31) TOPIX 1271P(-2) 日経平均 12413円(-39) 15.7億株 (1兆5410億円)



NYダウは10412ドル(-50)と反落。 ナスダックも2129P(-7)と小幅下落。

原油の70ドルはもはやびっくりする水準ではなくなりつつあります。原油が上がったからといって株式市場にダイレクトに響くことはなくなりつつありますが、問題は金利です。

米国は日本と違って金利の裁定が効きますから、原油高→金利の利上げ予想以上に延長される→・債券買い・株式売りの動きがでる。当然の動きです。これは外国人投資家にとっても、日本株を買うのがよいのか米国の債券を買うのがよいのかの判断の分かれ道です。

外国証券のオーダーは徐々に減衰しています。1つには出遅れの日本株を予定の数量だけ買ったということと。2つには、さらに買い増しするには米国の金利と相談して。ということでしょう。

今日発表された7月の鉱工業生産指数はよくはなかった。今のPER18.4倍は、企業の経常利益の伸びが10%になるということを織り込んでのもの(だと思っている)ですから、9月中間決算の数字はこれ以上にならないと、株価にプラスのインパクトは与えません。

日経平均のグラフは、小波動のピーク12612円を表示しました。これはモデル波動の(E→F)のピークFに当たると思っています。モデル波動からは、今後(F→G)の下落があって、(G→H)で中勢上昇波動が完成する(中勢波動の天井となる)ということが予定できます。

一応の予定のコースは図のピンク色のようになります。すなわち、25日線まで下落してGとなり、その後大きく上昇してGの天井になる、です。ただし(E→F)の上昇波動は大きな相場であればあるほど何回か繰り返されますから、次の上昇波動が必ずしも(G→H)の最後の上昇波動になるとは限りません。(E→F)の繰り返しになるかもしれない。

2度目の(E→F)なのか、(G→H)の最後の上昇なのかの判断のしかたですが、次のことに注目して下さい。すなわち、中勢波動の最後の上昇波動では買い方は熱狂します。今株を買わねばいつ買うのかのムードになります。グラフでは5連続陽線とか、超大陽線とか、窓空け陽線が連発、といった現象が出ます。そのときは利食いが第一です。


目次へ.. 過去の判断.. 前月分へ.. 次月分へ..

株式会社 東研ソフト