TOPIXをどう見たか・判断したか (05年7月)

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(05.7.1) TOPIX 1181P(+4) 日経平均 11630円(+46) 15.4億株 (1兆 877億円)


FOMCはFFレートを0.25%切り上げて、3.25%としました。これは既定の方向でしたが、ひょっとして今回で金利引き上げは終わるのではないかの期待もありました。

しかしコメントから次回も0.25%の切り上げはまぬがれないと市場は受け止め、NYダウは10274ドル(-99)と下落。ナスダックも2056P(-11)と下落。

NYダウのa→bへの下げは急激で大幅でした。bの日にリバウンドがあってもbがボトムであるとは判断できない。下げの中間点であることも考えていなければならないといいました。NYダウの戻りはわずかに1日で、しかもcというのは、最も下位にある75日線の水準でした。これはNYダウの弱さを表しています。

ナスダックはa→bの下落の後、cまで反発しましたが、この水準は最も上位にある9日線の水準です。すぐに株価が全ての平均線の上に躍り出る可能性はまだ大きいのです。

200日線を割り込んで深刻なNYダウと、200日線より上位にあるナスダックの局面は大きく違います。東京市場に影響力があるのはナスダックですから、今のところはNYダウの低迷は東京には響いていません。


6月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは+18と市場の予想を上回るものでした。

先の3月の短観は、+22から+14へと大きく下げたのでしたが、今回は+14→+18へ4ポイントアップです。ただし9月の予想は+17でやや弱い。

寄り付きは米国株安から小安く始まったものの、日銀短観がバックとなってジリ高へと変わりました。日経平均・TIOPIXとも商いは増加しないまま戻りの新高値を更新。

ボリュームが増えないことが唯一の不満です。出来高を伴わない上昇は本物ではないという思いがなおあります。


《デンドラ24》によるTOPIXの上値メドは、
  1. 1176P (今波動中位)
  2. 1198P (前波動中位と今波動1/4位)
  3. 1264P (前波動1/4位)
です。1198Pが2つ目と3つ目の上値メドを兼ねていますから、1198Pまで戻れば、これで十分。そこまで戻れるか、というところです。売買代金が1兆4000億円に膨れれば可能ですが、いまのような1兆円そこそこのボリュームでは無理ではなかろうか。


(05.7.4) TOPIX 1186P(+4) 日経平均 11651円(+21) 12.6億株 (9249億円)


週末のNYダウは10303ドル(+28)と小反発しましたが、グラフのように上ヒゲ足となり、強くありません。ナスダックは2057P(+0)と変わらず。3日連続の陰線となり、こちらも反発力がありません。

とにかく、原油高と住宅パブルがある限り、FRBは金利の引き上げはやめようとはしません。米国経済が堅調であるという経済統計が出ても、これが株高の要因にならず、金利高から株安の要因になるというつらいところです。



東京市場は、外国証券の買い越しが続き、ボリューム不足ながらも株価が上昇を続けるという不思議な相場になっています。

チャートからは過熱を表す現象が出ていますが、実際の相場は出来高(売買代金)が少なく、とうてい過熱しているとはいえません。

図の左側は25日騰落レシオで、4日連続して120を超えています。騰落レシオについていつ書いたのかと遡ってみると、05年1月12日04年6月24日でした。ちょうど半年ごとに書いています(半年ごとに騰落レシオが過熱している)。 ここでの結論は、
  1. 騰落レシオが120になったからといって、すぎに株価がピークをつけるのではない。
  2. 初めて120を超えた日から、平均して7〜8日後に株価のピークになる。
  3. 初めて120を超えた日から、短ければ2日目、長いときは13日目でピークになった例がある。
というものでした。

で、グラフを見ると、aで初めて120を超えて、今日が10日目です。aでいったん途切れているので、bから120超えが始まったとしても今日が4日目です。

aから最長の13日とすれば木曜日が13日目となるし、bから7〜8日目としても木曜日か金曜日がこれにあたります。今週はこの点で注意がいります。

また先週、《デンドラ24》による上値メドを掲げましたが、日経平均は11691円。TOPIXは1198Pです。今週はいよいよこの上値メドがクリアされるかも知れない。そういう週でもあります。


(05.7.5) TOPIX 1183P(-2) 日経平均 11616円(-34) 14.0億株 (9744億円)


米国市場は休場。東京市場は最近はあまり米国市場の影響を受けず、独自の動きになっていますが、それでも手掛かりなしとあって小動きに終始しました。 売買代金は2日連続で1兆円を割り、凪ぎの状況です。

小波動のピークらしさを判断するとき、これまで@新高値の、A陰線で、B次の日が弱い足、ということを足による手掛かりとしてきました。

あとはC9日順位相関が+80以上、D25日順位相関が+80以上といった指数を手掛かりにし、

あるいはE条件表No.2「日経平均用'96」が売りマークを出した、F《デンドラ》の上値メドに到達した、などを考慮して、5ポイントになれば確率5分、6ポイントになれば確率6分としています。 日経平均に限らず、どの銘柄でも6分になればヤバイと思わねばなりません。

@新高値で、A陰線、というのは誰でもわかります。わからないのは意識して見ていないからです。次に翌日も「陰線で切り下がり」のときは、これだけで3ポイントが加算されるわけですから、この足型は見逃すともったいない。

上図でaはボトムAから上昇の小波動に入って最高のザラバ高値をだしましたが、陰線で終わりました。翌日bはaの高値より切り下げ、aの安値より切り下げて「陰線切り下がり」です。この後Cまで下落。

cはボトムCから上昇の小波動に入って最高のザラバ高値をだしましたが、陰線で終わりました。翌日dはcの高値より切り下げ、cの安値より切り下げて「陰線切り下がり」です。この後75日線まで下落。

@新高値を取って、A陰線で終わり、B翌日も陰線の切り下がり、になった例は次図のように多くあります。



今日はeでこの足型が出ましたが、@米国市場が休場であった、A売買代金は少ない、B2つの陰線は小さい、ことから足型だけを重視して直ちにピークらしさが6分というわけにはいきませんが、注意することにこしたことはありません。


(05.7.6) TOPIX 1183P(+0) 日経平均 11603円(-13) 13.1億株 (1兆 838億円)


3連休明けのNYダウは10371ドル(+68)と上昇。ナスダックも2078P(+21)と上昇。

東京市場は、NY高と6日連続で、外国証券のオーダーが買い越し、とよい背景がありました。しかし9:30まで上昇したものの、後はジリ安。

日経平均・TOPIXともにザラバで新高値になったので、昨日いった@新高値の、A陰線で、B翌日切り下がり陰線、という足はなくなりました。今日から@新高値の、A陰線、が新たに始まります。

《Qエンジン24》のヘルプマニュアルを書き上げました。しまいには腰が痛んで椅子に座ることもままなりませんでしたが、なんとか滑り込みで完了です。

今回は条件表の「成績の評価」をメインテーマとしました。@「売買成績」の「プロフィット・ファクター」、A「損益経過」のドローダウン、B「売買時期」の月別売買マーク、C「月別売買リスト」の「月あたり成績」などが評価基準として新しく加わりました。

さらには「連結データ」で最長3000日分のデータが扱えるようにしたので、「操作事典」と「オートマ事典」は全部書き換えました。オートマ事典では約80本の条件表を生成しましたが、ちょっとよい条件表ができたので紹介し、成績の評価のしかたについて、2〜3日で述べます。

まずはその条件表から。次のものです。これは述べた後で、(QE拡張8)条件ファイルのNo.57に「HP 逆張りの買い(QE)」として掲げますから、梱包ファイルをダウンロードして「移入」して下さい。



オートマ事典では、
  1. 日経225銘柄について、
  2. 2005年3月31日までの1500日間を対象にして、
  3. オートマに条件表を生成させました。


「売買検証」は同じ225銘柄について、同じ時期(1500日間)の成績を調べました。

そのときの売買ルールは図のようなものです。要するに@時間切れは30日、A+15%で利食い、B-15%で損切り、というのがメインです。


成績は次のようになりました。
  1. トレード数は289件。(目安としては、1銘柄につき1年間で0.1件の買いマークがでればよいとすると、225銘柄×0.1件×6年間=135件の計算から135件のトレード数があればよい。)
  2. 利益率は 6.36%。(一般銘柄だと、5%あれば合格としています。)

  3. トレードの平均日数は8.2日。(これは評価の対象ではないが、時間切れを30日としていても、平均して8.2日で決着がつくのはよい)
  4. 勝率は 79.9%。(70%あれば合格。トレード数が多ければ65%くらいでもよい)
  5. プロフィット・ファクターは 3.38倍。(2.0倍で合格。2.5以上あればさらによい)

  6. 利食いAができたのは全トレードのうちの44.6%(構成率)。(40%以上あれば合格)
    利食い(A+B+C)できたのは全トレードのうちの77.9%(構成率)。(50%以上あれば合格)
    損切りしたのは全トレードのうちの15.6%(構成率)。(利食いAの半分以下であればよい。この例では利食いAは44.6%であるので半分以下の損切りだから合格)
だいたい以上のような評価をすればよいと思います。この条件表はどの評価基準も全部満足しています。




(05.7.7) TOPIX 1180P(-3) 日経平均 11590円(-13) 12.8億株 (1兆 847億円)


原油先物が61ドル台に乗せ、NYダウは10270ドル(-101)と下落。ナスダックも2068P(-10)へ反落。

東京市場は膠着状態。外国証券の買い越しがあるので下げないが、上げるにはエネルギー不足。

グラフを見ても高値での3日連続の陰線はよいはずがないのだが、少しさげれば押し目買いが入って下げない。結局は動かない。

TOPIXは@新高値の、A陰線で、B翌日も切り下がり陰線、の足に再びなりましたが、こうまで陰線が小さくては、ピークらしさをいい切れません。

A売買マークが出た時期を検討する


昨日掲げた条件表No.57「HP 逆張りの買い(QE)」の梱包ファイルを■ 条件表の設定例とその市場環境にアップロードしました。

この条件表の売買成績は、@トレード数が289件、A利益率は6.36%、B勝率は79.9%、Cプロフィット・ファクターは 3.38倍 と数字だけを見ればじつによい成績でした。しかしこれでこの条件が使えると判断してはなりません。

買いマークが出た時期を調べてみる必要があります。もし289件のトレードのうち、ある日に200銘柄が買いマークを出していた。しかもその200銘柄はほとんが利食いできていたとしたらどうでしょう。通常1日に200銘柄を買うことができる投資家はいません。せいぜい数銘柄までです。3銘柄買ったとすれば、残りの197銘柄の買いマークは無縁のものです。


どういう時期に売買マークを出したかは、「新規検証」の「売買時期グラフ」を見ればわかります。図は条件表No.57が買いマークを出した件数のグラフです。

1か月に何件の買いマークがでたかを棒グラフと折れ線グラフで表しています。
  1. ピンク色の棒グラフは、買いマークがでて勝ちトレードになった件数

  2. 赤色の折れ線グラフは、買いマークがでて負けトレードになった件数
です。図を見ると、a,b,c,dで20件〜30件の買いマークが出ています。だいたい1年に1回は多発する月があります。しかしこれは買いマークが集中しているとはいえません。


例えば右図は別の条件表が出した買いマークですが、a,bの2時期にマークは集中しています。この条件表のトレード数は141件でしたが、aで32件(22.7%)、bで15件(10.6%)の買いマークがでており、この2つの時期で全体の1/3の買いマークが出ています。

この条件表の成績の数字は@トレード数141件、A利益率5.95%、勝率75.9%、Cプロフィット・ファクタ2.88倍と立派なものですが、このように売買マークが集中するものは、常日頃使える条件表ではありません。


売買マークが集中しているかどうかを数字でつかむには、「売買時期グラフ」のメニューの「月別時期リスト」をクリックします。

X年X月に何件の買いマークが出たというリストの最後に図のような統計数値がまとめられています。


図のAは「売買マークの集中度」を知るための数値です。上から順に説明すると、
  1. 62か月間が対象になった
  2. このうち44か月に買いマークがでた(仕掛け率は71.0%)である。
  3. 1か月に最多の買いマークがでたのは30件で、これは全トレード数の(10.4%)に当たる。(最大仕掛け率と呼ぶ)
  4. 平均して1か月に6.6件の買いマークが出た勘定であるが、
  5. 1か月に6.6件以上の買いマークがでた月は12月あった。これは全期間の(19.4%)にあたる。(これを集中仕掛け率と呼ぶ)
売買マークが集中しているかどうかの目安は次のように思っています。
  1. 仕掛け率は50%以上あること。(まんべんなく出ている)
  2. 最大仕掛け率は20%以下であること。(20%以上だとその月が突出している)
  3. 集中仕掛け率は15%以上であること。(15%以下だと集中している)
例にしている条件表No.57は3つの数字のどれもが「集中していない」ことを表しています。

ちなみに集中している例として「売買時期グラフ」で取り上げた条件表の集中度を表す数字は
  1. 仕掛け率は50%なので、ギリギリ集中していない。
  2. 最大仕掛け率は22.7%なので、集中している。
  3. 集中仕掛け率は12.5%なので、集中している。
となっていました。


図のBとCAは「成績の集中度」を知るための数値です。BとCを比較することで判断します。

Bは「売買成績」にあるトレードごとの成績の合計です。Cは「1と月に30件の買いマークがでたとしても1件しか買わない」という「月あたりの成績」です。マークが30件出た月は、30件の平均値をその月の成績にしています。Cについて上から順に説明すると、
  1. 全部で44か月に買いマークが出た(44回トレードすることになる)
  2. そのうち勝ったのは35月
  3. 負けたのは9月
  4. 勝率は79.55%である(35÷44)。
  5. 利益率は5.78%であった。
  6. プロフィット・ファクターは 5.63倍
となります。もし一時期に買いマークが出て、ここで集中して勝っていれば、「月あたり成績」は「売買成績」に比べて悪くなるはずです。(月に30件の買いマークがでても1件としか評価しないから)

そこでBの数値とCの数値を比較すると、@勝率は79.93%→79.55%と変わらず、A利益率は6.36%→5.78%とやや低下したが、Bプロフィット・ファクターは3.38倍→5.63倍へアップしています。

これによって、この条件表はまんべんなく買いマークが出ているし、成績も一時的に好成績をだしたのではない。ということがわかります。


(05.7.8) TOPIX 1177P(-2) 日経平均 11565円(-24) 16.1億株 (1兆3624億円)


ロンドンでのテロ事件を受けて、米国株式と原油先物はともに大幅安になった後は反発。

東京市場も小安く始まったもののその後は堅調な推移をしていましたが、6月の機械受注の発表が予想外に悪かったのでマイナスへ。しかしたいした値幅ではありません。

来週月曜日のザラバ高値が、日経平均は11582円以下、TOPIXは1182P以下であれば、小波動のピークとなります。

B別の銘柄でも同じような成績を出すかを検討する


ここまでの検討で、条件表No.57は、@売買成績は優れている、A買いマークはまんべんなく出ている(集中していない)、ということが確認できました。次は、この条件表は225銘柄を対象にして生成したものですが、225銘柄に特有の動き(があるとすれば)に依存していないか、を検討をしておかなければなりません。225銘柄以外の銘柄にこの条件表を使ってもよいのでしょうか? そこで
  1. 東証1部の全銘柄(1649銘柄)について、
  2. 2005年3月31日までの1500日間を対象にして、
  3. 「新規検証」をしてみました。


( )内は225銘柄を対象としたときの成績。
  1. トレード数は 2525件 (289件)
  2. 利益率は 5.28% (6.36%)
  3. トレードの平均日数は8.4日 (8.2日)
  4. 勝率は 76.1% (79.9%)
  5. プロフィット・ファクターは 2.62% (3.38倍)
  6. 利食いAができたのは全トレードのうちの43.6% (44.6%)(構成率)
    利食い(A+B+C)できたのは全トレードのうちの74.9% (77.9%)(構成率)
    損切りしたのは全トレードのうちの19.2% (15.6%)
全体的に成績は低下しましたが、どれも合格基準を満たしています。


「売買時期グラフ」で買いマークの分布を見ると、ややdで多いかと思われますが、これは2004年5月のことで、308件の買いマークがでています。しかし全体の2525件のうちの8.96%であり、集中しているとはいえません。


「月別時期リスト」をみると、
  1. 仕掛け率は93.2%と高い。(ほぼ毎月買いマークがでている)
  2. 最大仕掛け率は12.2%で、20%以下である。
  3. 集中仕掛け率は20.5%で、15%以上である。
    売買マークは集中していません。

    「月あたり成績」を見ると。
  4. 勝率は76.12%→70.59%へダウンするも合格基準をクリアしています。
  5. 利益率は 5.28%→3.95%となったので、だいたい4%くらいが現実の利益率と思ってよい。
  6. プロフィット・ファクターは2.62%→5.41%へアップ
買いマークは偏って出てはいません。これによって東証1部の銘柄に、条件表No.57を適用してもよいことがわかりました。


C別の時期でも同じような成績を出すかを検討する


オートマは、@対象とした銘柄(225銘柄)、A対象とした時期(2005年3月31日までの1500日間) で最もぴったりした条件表を生成しています。つまりは条件表が生成された条件(銘柄と時期)が変化すれば、当然に「ぴったり」は薄れてきて成績は低下します。

問題は低下の具合です。よい条件表は成績があるていど低下したら、それ以上には低下せず、その後は時期や銘柄に応じて、成績が上下します。普遍性がある条件表です。

普遍性がある条件表を作るためには、
  1. トレード数をある程度確保すること。トレード数が20件や30件ではいけない。
  2. 売買マークが集中して出ていないことを確かめること。
  3. 違った銘柄でも売買マークが出るかを確かめること。
  4. 違った時期でも極端に成績が落ちないかを確かめること。
です。ここまでは1.〜3.について検討しました。今日は4.について検討します。

条件表No.57は、「2005年3月31日までの1500日間」をターゲットにして生成しました。今日は7月8日です。3月31日から3か月が経過していますが、この3か月の成績はどうだったのでしょうか。そこで
  1. 東証1部の全銘柄(1649銘柄)について、
  2. 2005年4月1日から6月30日までの61日間を対象にして、
  3. 「新規検証」をしてみました。



( )内は東証1部1649銘柄の2005年3月31日までの1500日間を対象としたときの成績。
  1. トレード数は 16件 (2525件)
  2. 利益率は 5.14% (5.28%)
  3. トレードの平均日数は12.1日 (8.4日)
  4. 勝率は 75.0% (76.1%)
  5. プロフィット・ファクターは 3.05倍 (2.62%)
  6. 利食いAができたのは全トレードのうちの31.3% (43.6%)
    利食い(A+B+C)できたのは全トレードのうちの75.0% (74.9%)
    損切りしたのは全トレードのうちの12.5% (19.2%)
わずかに3か月間の成績なのでアテにはできませんが、だいたい同じような成績の数値になっています。

2005年3月31から1年ほどたって再度「新規検証」をしてみて、数字に大きな変化がなければ、条件表No.57は今後も同じ成績をだす「普遍的な」条件表として残ることができます。


(05.7.11) TOPIX 1185P(+7) 日経平均 11674円(+108) 13.0億株 (1兆 194億円)


米国は大きく反発。ロンドのテロが逆ショックとなって、下値を確認したNYダウは10449ドル(+146)と200日線まで復帰。ナスダックは大陽線を立てて、新高値を更新。

ナスダックは1か月半ほど2050P〜2100Pの幅で保合いをしていましたが、とうとう新高値抜けとなりました。しかその割りには相場は力強くありません。出来高(売買代金)は多くありません。


出来高が伴わないのは東京市場も同じで、日経平均は新高値に躍り出るが、その日は陰線で終わる、ということが繰り返されています。

異常であるのは、小波動の期間の長さです。日経平均は5月のボトム10788円から今日のザラバ高値11713円まで40日間の上昇波動です。小波動の上昇期間は平均して11日程度ですが、今回は長期間にわたっています。

この期間に匹敵するのは1999年3月2日(13921円)から1999年5月6日(17300円)までの43日間でしたが、この間の上げ幅は3380円でした。この上昇波動はネットバブルの始まりとなりました。(最終的には13921円から2004年4月12日の20833円まで、約7000円の上昇をし、ソフトバンクなどは、この期間で24倍になった。)

小波動が40日以上であったのは、こういう時期が先例としてありますが、今回は全然違います。前回のように夢(幻想)がないので、このままでは、時間の経過とともに崩れゆくのではなかろうか。


(05.7.12) TOPIX 1186P(+0) 日経平均 11692円(+17) 12.4億株 (1兆 857億円)


米国は続伸。原油安からNYダウは10519ドル(+70)と200日線を軽々とクリア。ナスダックも3連続陽となって2135P(+22)と昨日に続いて新高値を更新。

東京市場は、@日本株は出遅れの認識から外国証券のオーダーは6月半ばから1.0を超えて買い越しが顕著になっており、Aチャートの順張りの視点からは株価→9日線→25日線→75日線→200日線の順になっており、これは文句なしです。

Bチャートの逆張りの視点からは、1)デンドラの上値メドに達した(日経平均)、2)9日順位相関はヘタリ気味である、3)25日騰落レシオからピークとなる日が過ぎた、4)売買代金は増加しない、などいつ調整入りとなってもおかしくありません。川の流れでいえば、山間の奔流ではなく、河口近くの淀みです。なかなか川くだりには時間がかかる。


(QE拡張8)条件表No.56「短期大幅上昇」を作って条件表をアップしたのは6月24日のことでした。以来約半月が経過しました。

熱心なユーザーはこの条件表で銘柄の検索をされ、それなりの果実を得ておられることと思います。

6月24日と26日には最近買いマークを出した銘柄のグラフを掲げましたが、おおむね良い結果がでていました。

その後買いマークが出た銘柄は右の3銘柄です。これもまずは利食いできそうです。

ただ心配しているのは、この条件表は最近(2年間)の相場で役立つことはわかっていますが、今後も役立つのかは不明なことです。その原因はネット・トレードの爆発的な普及にあります。(この条件表は過去にはあり得なかったものなのです。このことについてはまた述べます。)


(05.7.13) TOPIX 1185P(-0) 日経平均 11659円(-32) 11.5億株 (1兆 187億円)


原油が切り返し、米国は小動き。

東京市場はボリュームがあいかわらず増えず。ここへきて日経平均・TOPIXは3連続陰線となりました。TOPIXはこの8日間のうち7日が陰線です。

高値圏でこれほどくどく陰線を重ねるのはよいわけがありませんが、一方で外国証券のオーダーが買い越しを続けているので、下げもせずです。


どうも7月に入ってからの日経平均の動きはさらに不可解なものになっていますが、わからないときは定点観測の8銘柄から類推するのを常としています。

最近、陰線を連続して出しているのは図の、1812「鹿島」と7203「トヨタ」です。鹿島は200日線まで戻って調整をしていますが(順位相関も低くなった)、トヨタは200日線を上抜いて、順位相関も高い位置にあります。

日経平均を類推する手本としてはトヨタの動向を見ておればよいでしょう。

昨日の続き。(QE拡張8)No.57「短期大幅上昇」は、2005年3月31日までの1000日間(4年)を対象にして作りました。その成績は次のようなものでした。




もともと、@利益率は2.95%、A勝率63.9%、Bプロフィットファクタ1.91倍、とそうたいした成績ではありませんが、これは2001年3月から2005年3月までの成績です。

次の成績は、2003年1月から2005年3月までの成績です。


@利益率は3.85%、A勝率66.7%、Bプロフィットファクタ2.50倍、と成績は向上しています。トレード件数が少ないので確かなことはいえませんが、2003年からは、@証券税制が変わり、申告分離課税となった。しかも5年間は税率が10%と格安の措置がとれらている。A個人投資家の80%はネット証券で、格安手数料での売買をするようになった。という大きな変化があります。

投資にかかるコストが非常に軽減されたために、上昇した銘柄に商いが集まり、さらに株価を押し上げるという現象が一般化してきました。条件表No.57は、この背景でこそ陽の目を見ることができた条件表であるといえます。(これまでなら、「追っかけ商い」をしても報われないことが圧倒的だった。)

《Qエンジン24》を心待ちにされているユーザーが多いとみえて、発送はいつになるのかの問い合わせがいくつかあります。バージョンアップの申し込みは、郵便振込用紙でお願いしていますが、通常、振り込まれた日から3〜4日目に弊社に届きます(中1日〜2日かかる)。土日がはいればその分遅れます。

いまのところ7月8日(先週の金曜日)に振り込まれた方の分が届いており、その分は発送をしました。今週になって振り込まれた方は、たぶん明日14日くらいに届くと思います。届けばすぐに発送しますので、今少しお待ち下さい。


(05.7.14) TOPIX 1191P(+5) 日経平均 11764円(+104) 12.5億株 (1兆1104億円)


NYダウは10557ドル(+43)と上伸。ナスダックは2144P(+0)と変わらず。

米国では4-6月決算が発表され始めましたが、予想を上回るものであいつぎました。東京市場はハイテク株が先導して上昇。

高値圏での陰線のダンゴ状態はいったいどうなるのかと、思っていましたが、日経平均・TOPIXともに今日は陽線で新高値となりました。(昨日いったトヨタも陽線で陰線のダンゴを上抜き新高値となった)


陰線のダンゴを上抜いたのは最近でも例があります。図は今年の2月から3月にかけてのものですが、TOPIXは(8本の陰線に1本の陽線)、日経平均は(7本の陰線に1本の陽線)でした。

これをaで上回ったことによって、このダンゴはピークではなく、中間点であったことがわかるのですが、今日は図のaにあたります。

ただし今の状況はこの当時のものとは少し違います。
  1. 2月のダンゴではともかくも小波動のピークを表示して、いったんは反落してケジメをつけましたが、今回は小波動のピークは出なかった。結果、5月17日のボトムから今日は43日目を迎えました。(先日いったように43日間の小波動の持続というのは、1999年2月から5月にかけての上昇波動と同じ日数です。異常な持続時間です。)

  2. もうひとつは外国証券のオーダー倍率です。2月のダンゴではオーダー倍率は1.00を割り込み、外国勢の買いが一服したのでしたが、今回はまだ買い意欲が衰えていません。

  3. 出来高は今回の方が格段に低調です。2月のダンゴでは出来高が18.3億株の日がありました。aでこれを上抜いてピークに駆け上がる途中では、18.3億(aの日)→21.3億→20.5億...と19億から20億の出来高が続き、ピークでは19.8億株でした。今回はどうでしょうか。
悩んでいるのは、@小波動の期間は限界に近いはずだが、Aなお外国証券のオーダーは衰えない、ということです。

さらには、今回の小波動では出来高が増加しないままに上昇しているのが特徴ですが、B出来高が増加しないので、上昇は緩慢であり小波動のピークがなかなか出ない。逆に出来高が増加してくれば上昇は大きくなるが、そのぶんピークが近づく。という「どっちがよいか」の話です。

まあ、ジワジワと上昇するよりも、メリハリをつけて上昇・下落をしたほうがやりやすい。ジリジリでは投資のチャンスを見出すことは難しい。


(05.7.15) TOPIX 1193P(+2) 日経平均 11758円(-5) 12.5億株 (1兆1360億円)


NYダウは10628ドル(+71)と続伸。ナスダックも2152P(+8)と上昇。

東京市場は、高寄りしたものの明日から3連休とあって、次第に利食い売りにおされ、結果、今日も@新高値の、A陰線となりました。

小波動の期間は今日で44日目となりました。これほど小波動のピークをつけないのは、反落しても@小幅であり、A3〜4日で立ち直っているためです。

つまりは小幅な下げで押し目買いが入り、3〜4日下げると押し目買いが入っているわけですが、この主役は、外国人と投信です。

これら投資主体は、@ロットが大きく、A長期投資であるので、細かな仕掛けや利食いをしません。小波動のピークを出さないということは、なお買い付け予定額に満ちていないということであり、しばらくは今のような相場が続くのかも知れません。

その変調は外国証券オーダー倍率に現れるはずで、オーダー倍率が1.00へ低下したときが、買い付けが満了したということでしょう。

ネット証券協議会が「2005年個人投資家大アンケート」をとっていますが、これはなかなか興味深い内容でした。今後《カナル24》シリーズをどう変化させて、ユーザーのニーズに応えていくかの参考になりました。

まず株式投資をしている年齢は
  1. 10歳台が  0.2%
  2. 20歳台が 17.8% ( 18.0%)    ( 5%)
  3. 30歳台が 37.2% ( 55.2%)    (15%)
  4. 40歳台が 21.9% ( 77.1%)    (25%)
  5. 50歳台が 14.2% ( 91.3%)    (25%)
  6. 60歳台が  7.1% ( 98.5%)    (20%)
  7. 70歳以上が 1.6% (100.1%)   (10%)
《カナル2》のユーザーでいえば(アンケートはとっていないので、あくまでも感じですが)、上記の右端の( )の数字になるかと思います。(《カナル2》の代金68,000円は20歳台にはややきつい。)

投資期間は
  1. デイトレードが  5.7%
  2. 1週間以内が 12.9%  (18.6%)
  3. 1か月以内が 19.0%  (37.6%)
  4. 3か月以内が 19.4%  (57.0%)
  5. 6か月以内が 12.9%  (69.9%)
  6. 1年以内が   11.7%  (81.6%)
  7. 1年〜3年が  11.5%  (93.1%)
  8. 3年以上が    6.9%  (100%)
この統計は非常に役立ちました。もっとも多いのは、3か月以内、ついで1か月以内です。ただこの数字は、結果的に利食いできなかったので投資の期間が延びていると思われます。仕掛けるときの理想はこの半分の日数で利食いしたかったのではなかろうか。

理想としては、1週間以内というのは3日で、1か月以内というのは10日で、3か月以内というのは30日で利食いしたいということになります。これまで《Qエンジン24》を使って、売買検証をするときの売買ルールは、
  • 短期売買では、10日間で+10%で成功
  • 通常売買では、30日間で+15%で成功
としてきましたが、だいたいこれは多くの投資家の投資方針をとらえていたといってよく、これで売買ルールは正しかったということがわかりました。(あとは3日で5%の売買ルールを満足する条件表を作ればよいか。)


(05.7.19) TOPIX 1191P(-1) 日経平均 11764円(+6) 14.2億株 (1兆1360億円)


3連休中のNYダウは10640ドル(+11)→10574ドル(-65)と反落。ナスダックも2165P(+3)→2144P(-11)と小幅ながら下げる。

どちらの指標も7月初旬から再上昇を開始し、初めての一服という場面ですから、これをもってピークになるかを考える時期ではまだありません。


東京市場はあいかわらずの小動きながら、上昇トレンドに乗ってジリジリと水準を切上げています。

こういう動きはまったく売買がやりづらい。

買ってもたいして上げないのでイライラするし、買わねば少しずつ株価水準が切り上がってきて、どこかで急伸するのではないかと焦るし。 買ってもイライラ、買わなくてもイライラの状況です。

私は《デンドラ24》《Qエンジン24》の新シリーズへの切り替えと最後の大物《カナル24》のプログラミングで忙しかったので、3月から投資のために個別銘柄を見ることはなかったのですが、今日は作業の目鼻が立って、気分的に一段落となったので、久しぶりに株を買ってみました。

明日より、《カナル24》はこう変わる、の宣伝がてらの説明をする予定です。


(05.7.20) TOPIX 1196P(+4) 日経平均 11789円(+24) 15.2億株 (1兆2471億円)


NYダウは10646ドル(+71)と反発して戻りの新高値を更新。ナスダックも2173P(+28)とすかさず反発して、今年の最高値は1月3日の2191Pでしたが、これをクリアしそうな勢い。

東京市場はシカゴ日経先物の11830円に呼応して11800円台に乗せるも、最後はやや売られて終わる。今日も小幅な動き。

やっとというべきか、売買代金が1兆2400億円まで増加してきました。ここまで見送っていた向きも、少しは買っておかねばという気運がでてきたようです。

さて今度の《カナル24》はどうなるかについてです。テレビの「大改造劇的ビフォー・アフター」という番組がありますが、同じ家でも手を入れると見違えるばかりに大変身し、住人が嬉しさのあまり涙するという場面はしょっちゅうです。

通常のバージョンアップは小幅なリフォームにあたります。室内の壁紙やインテリアを変更する程度で、大幅なときでも2間をぶち抜いて広い1間にするというレベルです。

今回の《カナル24》は間取りそのものを変更する。したがって構造体(柱や梁)も変えなければならないという大規模な、根本的な改造になります。



変更点の基本は、
  1. 従来の2バイトデータを4バイトデータにする。(従来の2バイトデータのままでも《カナル24》は動作する)これは構造体を変更することに当たります。柱を抜き、新しい柱を立て、梁を追加し、の大改造です。

  2. 従来の50行条件表を150行条件表へ拡張する。(従来の50行条件表のままでも《カナル24》は動作する)これは間取りの変更にあたります。

  3. 《カナル24》《Qエンジン24》《デンドラ24》は「連結データ」の機能により、最長3000日分のデータを扱うことができる。(「標準データ」を指定すれば500日)これも間取りを広くすることにあたります。

  4. 条件ファイルは古くは(カナル共通)の1種類であったのですが、今では(QE拡張X)が追加されて、9種類の条件ファイルができています。しかしこれに対応する結果ファイルはNo.1〜No.999の999本しかありませんでした。今回は条件ファイルごとにNo.1〜No.999の結果ファイルを管理できるようにします。これは各部屋に収納庫を設置したことにあたります。

  5. こうして構造体ができ、部屋割りができて、内装とインテリアを変えるのですが、内装部分はユーザーの最も要望の多いところです。この2年間に要望のあったものはできる限り変更しました。(今日以降の提案は今回のバージョンアップには取り入れられませんのであらかじめご了承下さい。次の次に考えます。)
困難なのは1.2.3.4.5の順ですが、ユーザーはピンとこないかも知れません。(目に見えるものは評価できるが、目に見えないもの(基礎)を積み上げた苦労を推測することはナカナカ難しい)


例えば新しい「グラフ」画面を見てみましょう。@〜Dが違っています。
  1. 「スクラムバー」が追加された。グラフを描いた後、コード番号を入力すると、その銘柄のグラフを描きます。
    (これまでは「銘柄」をクリック→銘柄を選択の2クリックが必要だった)

  2. 「スクラムバー」には1〜10の「鉛筆」があり、ここによく使うグラフの組み合わせを登録できる。組み合わせは(日・週・月足)(条件ファイルNo.)(条件表No.)の3つ。
    (この「鉛筆」をクリックすることで、@日週月足の切り替え、A条件ファイルの切り替え、B条件表No.の切り替え、が一度でできる)次に説明。

  3. 「過去日付へ」「指定日付へ」「最新日付へ」の3つが使える。
    (従来は「指定日付へ」「最新日付へ」の2つだったが、連結データが3000日分となったことで、いっぺんに最も古い時期のグラフに移ることができるようにした)

  4. 株価の桁数が6桁分になった。(従来の2バイトデータでは5桁でよかったが、4バイトデータでは6桁が必要になった)

  5. 画面下部の指数を描くエリアが黒線で区切られた。(今回は指数の描画が3段重ねまで可能になった。また指数の描画サイズを上下2倍の大きさでできる。後日紹介します)
今日は「スクラムバー」の説明をします。スクラムバーは次図のように、@コードを入力して、その銘柄のグラフを描かせる。Aあらかじめ登録している(日・週・月足)(条件ファイルNo.)(条件表No.)の組み合わせを一度に指定する。B組み合わせの登録をする。の3つのことができます。



組み合わせの指定で、例えば「鉛筆4」をクリックすると、次図では(日足)(カナル共通)(条件表No.24)を一度に指定したことになります。従来であれば、@日・週・月足をクリックし、A「別の条件表」→条件ファイルNo.を変更→条件表No.を指定、と4〜5クリックが必要でしたが、1クリックで可能になりました。


なお「鉛筆1」〜「鉛筆10」に登録するやりかたは、
  1. (日週月)と(条件ファイルNO.)と(条件表No.)を指定して、グラフを描かせておいて、

  2. 「スクラム内容」ボタンをクリックし、

  3. 鉛筆の番号をクリックして

  4. 「登録する」ボタンで記憶します。


(05.7.21) TOPIX 1194P(-1) 日経平均 11786円(-2) 16.0億株 (1兆2047億円)


NYダウは10687ドル(+42)と続伸。ナスダックも2188P(+15)もかさず反発して、ザラバ高値は今年の最高値の1月3日の2191Pに並びました。

終値ベースでは2001年6月以来の高値となり、丸4年ぶりの高値です。

東京市場は、世界的な株高を背景にして、徐々に売買代金が膨らんできだしました。外国証券の買いが持続しているのは、オーダー倍率を見ればわかります。これが1.0倍になるまでは大丈夫。

《カナル24》の紹介の続きです。《カナル24》はできれば9月下旬に、先に伸びても10月中旬にはリリースするつもりです。

その前に《カナル2》を買っていたらどうなるのかのメールを頂戴しましたが、東研ソフトの製品は、ご購入後6か月以内にバージョンアップしたときは、無料で新しいバージョンをお送りしています。また12か月以内にバージョンアップしたときは、1000円でバージョンアップできますから、余計な費用はかかりません。

さて今日のグラフは《カナル24》の新しい画面で描画しています。今度のグラフ画面は指数の表示が3面(段)に分けることができます。図は1面(1段)にいつもの順位相関と出来高を表示し、その上の2面(2段)にオーダー倍率を表示させています。


指標を何面(段)かに区別して描きたいという要望は複数のユーザーからありました。

3年前はディスプレーは15インチが標準でしたから、指数を3段に重ねると、株価を描く上部の場所がごく狭くなります。「株価の動き・波動こそが大事」と思っている私はこの改良は乗り気でなかったのですが、時代が変わりました。

最近の17インチのディスプレーでは、右図のように指数を3段に重ねても、陰陽足を描画する場所は広々としています。

指数を描画する場所は、図のように@面、A面、B面、C面、D面、の名称がついています。C面というのは@面+A面のサイズを使います。@面A面B面の2倍の大きさの描画ができます。(D面も同じ)



条件表の「描画」欄は、従来は描画を「する」か「しない」かを指定するだけでしたが、今度からは「A面」「B面」「C面」「D面」が追加されました。「する」は「@面」と同じです。

ということはこれまでの条件表を使えば、これまでのように@面に描画されますから、条件表を特に変更する必要はありません。何段かに重ねて描画したい条件表だけを変更してください。


(05.7.22) TOPIX 1186P(-8) 日経平均 11695円(-91) 13.2億株 (1兆 9377億円)


NYダウは10627ドル(-61)と反落。ナスダックも2178P(-9)と反落。

中国は、人民元を2%引き上げ、通貨バスケット制へ移行すると、突如として発表。しかしたったの2%です。円相場であれば1日か2日で変動するほどのものですから、引き上げといってはおこがましい。

ただ今後は1日に0.3%の変動(上下では0.6%)を認めるそうなので、1日で0.3%の元高が続くことは制度からは可能になりました。

10日で3%、100日で30%の元高もありえますが、中国人民銀行はどのようにレートを決めるのかは不透明であり、しばらくは本当に0.3%ずつ元高になるのかを見る必要があります。

今日の2%の元高だけでは、相場に対するインパクトは知れたものですが、休みなく株価が上昇していたので、ちょうどよい調整になりました。


元切り上げをきっかけにして、どうやら昨日の高値が小波動のピークになりそうです。昨日は@新高値の、A上ヒゲの、B陰線で、今日はC窓空けの、D切り下がり陰線、ですからこれだけでピークらしい確率は5分あります。

ここへE9日順位相関が80以上、F25日順位相関が80以上、Gデンドラの3番目の上値メドをクリアしている、を加えるとほとんどピークをつけるといってよいでしょう。

ただ外国証券のオーダーは今日で17日連続の買い越しであり、オーダー倍率は1.28倍と高い水準を維持していますから、ピークとなっても下落幅はわずかではなかろうか。

上図のxから昨日のXまでは47日の上昇です。これはここ10年間を見ても最長の上昇期間です。右にこれまでのベスト4を掲げますが、@43日、A41日、B36日、C34日です。今回の47日(まだ確定していないが)は稀に見る長い上昇波動です。この後はどうなるのか、興味深いところです。


(05.7.25) TOPIX 1190P(+3) 日経平均 11762円(+67) 13.3億株 (1兆 679億円)


NYダウは10651ドル(+23)。ナスダックも2179P(+1)と人民元の切り上げはすでに材料ではなくなりました。

東京市場は小反発。

《カナル24》では4バイトデータが使えますが、これは従来の2バイトデータから4バイトデータに完全に切り替えるということではありません。

従来の2バイトのまま使ってもよいし、4バイトデータに切り替えてもよいという意味です。

4バイトデータに移行すると、データのサイズが大きくなります。大きくなるということは、データの読み込みや書き込みの時間がかかり、計算時間も長くなるということです。よいことばかりではありません。

特にマスターネットから受信されているユーザーは、いまのところは4バイトデータに移行する必要はありません。東研ソフトでも来年一杯は2バイトデータのままで使っていくつもりです。

さて、今回は条件表の「加工」が7つ増えます。
  1. 高値傾向線(自動的に高値切り下がりのラインを描く。これを株価が突破したとき買いマークを出す設定もできる。)
  2. 安値傾向線(自動的に安値切り上がりのラインを描く。これを株価が突破したとき売りマークを出す設定もできる。)
  3. 基準日(050722などの日付の日のデータ値(株価・出来高・計算値)を取り出す。)
  4. LOG(自然対数を計算)
  5. N乗(同じ数をN回掛け合わす)
  6. 買い個数(買い条件行がいくつ満足されたら「買い」とする)
  7. 売り個数(売り条件行がいくつ満足されたら「売り」とする)
次の条件表は「高値傾向線」と「安値傾向線」を設定し、株価がこの傾向線を突破した日に買い・売りの条件をつけています。




    @は高値傾向線
    Aは安値傾向線
    Bで高値傾向線を突破したので買いマーク
    Cで安値傾向線を突破したので売りマーク
がでています。傾向線は「XXX日間」のパラメータを必要とし、XXX間の最高値や最安値から傾向線が引かれます。

今回の追加された「加工」でユニークなのは「買い個数」「売り個数」です。次の条件表には、9日・25日・50日・75日の4つの「K相対力」について買いと売りの条件がつけてあります。

通常なら、4つの買い条件が全部そろった日に買いマークがつき、4つの売り条件が全部そろった日に売りマークがつきますが、(「買い個数」が2個以上)の条件を設定しておくと、2つ以上の買い条件が満足された日に買いマークがつきます。(4つそろわなくてもよい)「売り個数」も同じで、いくつかの売り条件が満足された日に売りマークがつきます。





図ではaで売りマークがついていますが、この日は4つの売り条件のうちの2つを満足しただけです。b,cでは買いマークがついていますが、やかり4つの買い条件のうちの2つ以上が満足した日です。

なお「買い個数」「売り個数」は1つの条件表に1つしか設定できないのではなく、各「グループ」内で設定することができます。Aグループでは3つ以上で買い、Bブループでは2つ以上で買い、Cグループでは1つ以上で買い、のような利用ができます。


(05.7.26) TOPIX 1189P(-1) 日経平均 11737円(-24) 13.3億株 (1兆 634億円)


NYダウは10596ドル(-54)。ナスダックも2166P(-13)と小反落。

東京市場は4-6月決算発表のピーク間近となって動かず。7月はどうだこうだといいながらも日経平均は上昇してきたので、4-6月決算はかなり織り込まれているように思われます。となると、よいほうにはあまり響かず、悪いことに反応するということになりそうです。

TOPIXは39日目にして小波動のピークを出しました。日経平均は明日のザラバ高値が11723円以下であればピークがでますが、明日出るかは微妙。



次回バージョンの《カナル24》の「検索」機能もかなり強化しました。

新規に作ったものは「共通検索」ですが、これはまた紹介します。

今日は、最もよく使われている「単独検索・ソート」がどう強化されたのかを述べます。

  1. これまでは「X年X月X日までのN日間」について検索せよ、という指定のしかただけでしたが、次回からは「Y年Y月Y日〜X年X月X日まで」の期間について検索せよの指定ができます。

  2. もし検索で使う条件表にAグループの買い・Bグループの買い・Cグループの買いなどグループ分けをしているときは、検索したいグループ(A〜Hグループ)を指定して、検索するグループを限定することができます。

    検索された後のことです。

  3. これまでは検索リストから重要と思われる行(銘柄)を紺色にしておいて、「グラフ」ボタンでグラフを見たり、「結果記憶」ボタンで、この銘柄を結果ファイルに記憶していました。



  4. 次回バージョンはメニューに「行抹消」と「初期リストに戻す」を追加しています。

    どう利用するのか。

  5. 例えば「ソート」で、ある指数値を基準にして検索リストを並べ替えしておいて、

  6. 下位にある銘柄を選択して「行抹消」して銘柄を絞る。

    絞った銘柄のグラフを見て、あるいは再度ソートして、不要な銘柄を抹消する。これを繰り返すことで、目で確かめた銘柄だけを結果ファイルに残すことができます。

    もし抹消しすぎたならメニューの「初期リストに戻す」で、計算直後の検索リストを表示させることもできます。

  7. いよいよ結果ファイルに記憶することになりますが、今回は「上書きする」と「追加する」の指定ができます。

    これまでは「上書きする」機能だけでした。すでに記憶している結果ファイルNo.を指定すると、上書きされて今日検索された銘柄だけが記憶されました。

    今度からは「追加する」を指定すれば、いままで記憶している銘柄に今日検索した銘柄を追加することができます。


(05.7.27) TOPIX 1198P(+9) 日経平均 11835円(+97) 17.8億株 (1兆2087億円)


NYダウは10579ドル(-16)とマイナスとなるが、ナスダックは2175P(+9)と反発。

東京市場は、4-6月決算の期待が高まり上昇。日経平均の小波動のピークがでることはしばらくなくなりました。

押し目買いの意欲は相当なものです。


次期バージョン《カナル24》の続き。

「結果ファイル」というものは便利なものです。@割安株を登録したり、A最近活発に動いている銘柄を登録したり、B検索した銘柄を登録したり、しておけば、結果ファイルNo.を指定することによって、いつでも登録してある銘柄だけをグラフで見ることができます。

結果ファイルに登録されている銘柄は、ユーザーが智恵をだして絞り込んだ銘柄群ですから、これだけでも値打ちがあります。

次期バージョンでは「結果ファイルの修正」(新規登録・併合・重複・重複抹消・複写)のしかたを大きく変更し、操作をわかりやすくしました。

ついでにインターネットのウェブサイト(HP)からコピーして結果ファイルに登録する「HPから作成」の機能も追加したので紹介します。

図は「ヤフー・ファイナンス」のHPです。ここには「ランキング」の項目があり、「値上がり率」「値下がり率」「出来高」「時価総額」などのランキングが掲載されています。

図は「出来高ランキング」の画面です。ここには、その日の出来高上位50社が、整然とした形式(テーブル)で表示されています。

基本的にHPの文字情報はコピーすることができます。図を見ると、
  1. @の行にコードがあります。今日の出来高上位の銘柄のコードです。このコードを入手すれば、《カナル24》の結果ファイルとして登録できます。

    どうやって入手するか。

  2. この画面のどこでもよいから「右クリック」すると、図のようなメニューが表示されますから、

  3. 「すべて選択」をクリック。


  4. 選択された文字が紺色に変わります。

    紺色になった文字はコピーすることができます。


  5. 再度、この画面のどこでもよいから「右クリック」すると、図のようなメニューが表示されますから、

  6. 「コピー」をクリック。

    画面では何も変化はありませんが、紺色になっていた文字はパソコンのメモリに記憶されます。
これが第1段階(HPの文字をコピーする)。


《カナル24》を立ち上げ、「銘柄」→「結果ファイル修正」にいくと、図のような「結果ファイルメンテナンス」の画面が現れます。
  1. 新たに「HPから作成」のメニューが追加されています。

    これをクリック。


  2. 「HPからコピーして結果ファイルを作成」の画面が現れます。

    「貼り付け」ボタンをクリックすると、


  3. さきほどHPでコピーした文字が表示されます。

  4. 必要な文字はコードだけです。HPにあった不規則な文字(図ではピンク色線より上部の文字)を抹消します。

    この画面で不要な文字は抹消できます。(追加することもできる)


  5. HPの出来高ランキングの必要な部分だけを残しました。(テーブル(枠)に入っていた文字だけを残し、テーブル外の文字は抹消した)

  6. 「整列」ボタンをクリックすると、

  7. 図のように、元のHPのテーブル(枠)と同じ順序でコピーした文字が整然と並びます。

  8. 赤枠の列にコードが並んでいます。


  9. コードのある列をクリックすると、その列が紺色に変わります。

  10. 「結果転記」ボタンをクリック。


  11. HPからコピーしたコードの銘柄が紺色になります。この銘柄がHPの「出来高ランキング」に掲載してあった銘柄です。

  12. タイトルに「出来高上位50」とでも入れて、

  13. 「記憶」ボタンをクリック。


  14. ここでは結果ファイルNo.101に登録することにします。

  15. 「OK」ボタンをクリックすれば、HPにあった50銘柄が記憶されます。


  16. 「結果ファイル」ボタンをクリックして、No.101に記憶した「出来高上位50」の銘柄を指定することができます。
このように「HPから結果ファイルを作成」することができるのです。

なお例として「ヤフーファイナンス」を使いましたが、どのHPのコードであっても(整然と並んでいれば)結果ファイルに登録できるはずです。


(05.7.28) TOPIX 1201P(+2) 日経平均 11858円(+23) 19.5億株 (1兆4184億円)


NYダウは10637ドル(+57)と反発。ナスダックも2186P(+10)と反発して高値圏でのもみ合いが続いています。

東京市場は、@海外株式の堅調、A外国人の買いが持続していること、B4-6月決算への期待が高まり、ジリジリと上昇を続けていますが、今日は売買代金が1兆4000億円まで膨らみ、ボリューム面からもこの上昇は底堅いことを表しました。

昨日、嬉しいメールを頂戴しました。というのは、『2005年は(HPの講座にある)「売買のしかた実況中継」のやりかたにしたがって決断することで、例年になくすっきりした投資ができました。』ということでした。

「売買のしかた実況中継」は今から2年前に、HP上で、@検索された銘柄を題材にして、A損切り水準の決めかた→損切り水準の引き上げかた、B利食い水準の決めかた→利食い水準の引き上げかた、B手仕舞いのしかた、について株価の変動と同時進行で説明をしたものです。

2年前のことをちゃんとまもって実行されているのは、嬉しいことです。読んだそのときは「なるほど」と思っていてもすぐに忘れてしまうものです。どころか投資のやりかたがころころ変わる人も多い。納得したことを規範にして実行する人は多くありません。

「実況中継」で述べたことは簡単なことです。簡単であるのは最低限のことだけを述べたからです。(簡単であるだけに迷いが生じる余地はありません。)

「実況中継」では相場の予測はしませんでしたが、もっと融通を利かせるために、その後「P型/Q型の買いの全解説」で小波動について解説しました。とくに大幅上昇する可能性や3段上げする可能性について多くを述べました。これによってある程度の株価の動きを予測できます。

利食い・損切りについての「実況中継」と小波動についての「P型/Q型」の2つの講座を読み合わせることで、グラフの見方やて、投資の時期の決定がかなり明瞭になるはずですが、さらに欲をいえば小波動を包摂する「中勢のモデル波動」に照らして、現在の株価位置がどの局面にあたるのかも考慮されるとよいでしょう。

この3つはバラバラなものではなく渾然一体のものです。いつかこのことを体系づけて述べてみたいと思っています。


(05.7.29) TOPIX 1204P(+3) 日経平均 11899円(+41) 17.5億株 (1兆5084億円)


NYダウは10705ドル(+68)と続伸し、4月安値10000ドルからの戻り高値を更新。しかし本年高値10984ドルにはまだ遠い。

ナスダックは 7月21日に今年の高値2191Pを上回っていましたが、2198P(+12)と上昇して、2001年5月当時のい水準まで復帰。

思えば2000年3月にITバブルのピークとなり、このときナスダックは5133Pをつけましたが、2002年10月に1108Pへと-78.6%の下落となりました。今の水準はITバブル崩壊による下落幅の1/4戻しの水準です。

日経平均の動きはイレギュラーになっています。@6月に入ってから1日の値幅が100円を超えることが少なくなった。A7月に入って陰線が多発した。Bしかし小波動のピークをつけることはなく、上昇基調を保っている。

珍現象です。図は外国証券の朝方のオーダーの累計です。(買い株数からと売り株数を引いて累計したもの)6月6日をボトムにして、累計の買い越しはどんどん積み上がっています。この積み上がり方は日経平均の上昇と同じ歩調です。

つまり現在の珍現象は、@朝方外国証券が買う→A高く寄り付く→B日中は積極的な売買がなくダレる→C結果、小幅な陰線になる。→Dしかし翌日の寄り付きでは外国証券の買いで高くよりつく。という繰り返しです。

外国証券のオーダーさえ見ていれば、日経平均の反転がわかるというのはこういう理由です。オーダー倍率が1.0倍へ低下する、あるいはオーダー累積が反転するまでは、日経平均の弱気は無用です。

さて時期バージョンの《カナル24》のプログラムの作業が終わりました。これから1か月くらいでマニュアルの執筆が終わると思います。(これは短期間です。というのは《デンドラ24》《Qエンジン24》をバージョンアップしたときに《カナル24》のマニュアルも並行して書いており、すでに《カナル24》についてのマニュアルは半分以上できているからです。)

最後に「マスターネット」についての変更点を紹介します。

従来は、
  1. 「マスターネット受信」プログラムで日々のデータを受信し、
  2. 《カナル2》を立ち上げて、メニューの「オンライン変換」にいき、変換する
という手順でしたが、次回からは図の「ロケットの絵」で何もかもをします。



「ロケット」をクリックして「マスターネットから変換」の画面に行きます。
  1. 「マスターネット受信」ボタンがあります。ここから「マスターネット受信」をすることができます。


  2. 「受信」ボタンをクリックすると、「データの最新日は×年×月×日です」と表示されるので、日を飛ばして受信するというミスが防げます。


  3. これまでは《カナル2》とは別に起動していた「マスターネット受信」プログラムが立ち上がります。

    これまでのように「株価データに受信」ボタンをクリックして受信(ダウンロード)します。


  4. 受信ができたら、すぐに「変換実行」したり、「受信確認」することができます。


  5. 「変換実行」ボタンをクリックしたとき、もし上場廃止の銘柄があるようであれば、図のように「上場廃止になった銘柄があります。」のメッセージが出て、上場廃止の処理をするかを聞いてきます。



  6. 例えば今日は、図の銘柄が上場廃止になっていました。

    「上場廃止」の処理をこの場ですることによって、過去の日付から変換を始めるという無駄なことが防げます。


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