TOPIXをどう見たか・判断したか (04年11月)

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(04.11.1) TOPIX 1080P(-4) 日経 10734円(-36) 11.1億株 (8537億円)


米国の7-9月期のGDPは+3.7%の伸び。市場の予想は+4.3%であったようですがNYは下げず10027ドル(+22)と小幅続伸。ナスダックも1974P(-0)と変わらず。

東京市場は米国が2日の大統領選を控えて小動きであったことや海外の円相場が105円台になっていたことなどから見送り。1日の値幅は50円にもなりませんでした。出来高・売買代金ともに縮小。

ただ外国人の投資状況は悪くなく、オーダー倍率は上昇。

日経平均・TOPIXともに小波動のボトムを表示しましたが、まだアヤ戻りの水準である9日平均線を上抜くことはできておらず、小波動は上昇に転じたとはいえ、まだ頼りない。

日経平均は4月26日のザラバ高値12195円から5月17日のザラバ安値10489円まで大きく下げましたが、その後の株価の動きは、この下げ波動の中にすっぽりと入って(含まれて)います。つまりは6月以来5か月間の「三角保合い」をしています。

一般の銘柄も同じかというとそうでもなく、例えば定点観測の8銘柄でいえば、@4月高値を上抜いたのは新日鉄・住友鉱・トヨタの3銘柄。A4月高値と5月安値の間で保合っているのは鹿島とみずほの2銘柄。B5月安値を下抜いたのはソニー・野村・NTTの3銘柄です。(「みずほ」はいまにもBの仲間入りをしそうです。)

Bの状況にある銘柄は基本的には買いになりませんが、下降波動がいつ上昇に転じるのかを見ておく値打ちはあります。

図はBの状況にあるNTTです。
  1. で75日線を完全に下抜き、
  2. で200日線を完全に下抜き、下降トレンドになりました。
  3. では25日線まで戻れず、まだ安値が出たとはいえません。

  4. で新安値をつけました。これはaで75日線を割り込んでから3度目の小波動のボトムに当たります。つまりは小波動が3段下げをしたわけです。(このあたりから安値が出るかの期待が出る)

  5. へ反発しました。25日線を上抜き、cの反発よりも反発力は出てきたことがわかります。
  6. まで反落したものの、d→fはボトムが切り上がりになって、「カナル基本」は買いマークを2度出しています。
この後は75日線まで戻れば、dは中勢波動のボトムである確率が高くなります。こういう状況にあるので、 今日以降の方針は、@75日線までの戻りを取る。A75日線まで戻った後の押し目(fの安値を下回らない限りにおいて)を狙う。の2つがあります。


(04.11.2) TOPIX 1094P(+14) 日経 10887円(+153) 13.4億株 (1兆 959億円)


NYの原油は一時50ドルを割る下落となり、NYダウは下10054ドル(+26)と小幅続伸。ナスダックも1979P(+4)と小幅上昇。

東京市場はみずほFが9月中間益を60%ほど上方修正したことから銀行株が上昇。今夜の米国大統領選、明日が休日、とあって、売り方の手仕舞い(買い)がでたようです。

日経平均・TOPIXは大きく反発。売買代金も1兆円に復帰。外国人の買い越しは続き、オーダー倍率はさらに上昇(右図)。

昨日、4月高値と5月安値をゾーンにして、@新高値を取っている銘柄、A新高値も新安値も取っていない保合いの銘柄、B新安値を取っている銘柄、に区分しました。この続きを書きます。


図は新日鉄です。@新高値を取っている(つまり上昇トレンドにある(あった)。)銘柄ですが、トレンドはいつか崩れます。

上昇トレンド・下降トレンドの判定のしかたは多くありますが、ここでは講座 [4] 小波動を使ったトレンドの判断 で述べた「重要な小波動」を使ってトレンドを判定してみます。

重要な上昇波動は図の(a→A)の波動です。Aは当時の新高値で、(a→A)は新高値を取ったときの波動です。この上昇では新日鉄に対する期待が最大になっていたわけですが、A→bへ株価が下落し、上昇スタートのaの水準を割り込んでしまいました。(a→A)での買いは全滅です。bの日に新日鉄は下降トレンドになったと判断できます。

この後Bまで下落します。この時点ではAを上抜かない限り上昇トレンドになったと判定はできません。ところでB→c→dの波動をつくり、(B→d)が安値の切り上げになりました。このあたりで、下降トレンドは「保合い(無トレンド)」になったのではないかと気づきます。

eで先の高値のcを上抜いたことによって、安値が切り上がり・高値も切り上がったので、「保合い(無トレンド)」であると判定できます。(図のAとBの間の動きを想定しておけばよい。)

その後、安値はB→d→g→と切り上がり、高値もc→e→fと切り上がり、Hでとうとう先の重要な上昇波動の高値Aを上抜きました。ここで上昇トレンドになったことが判定できます。

Hの時点では重要な上昇波動は(i→H)の波動です。 HからIへ押し目を作り、Jの新高値になったのはつい最近のことです。Jが新高値になったことによって、重要な上昇波動は(I→J)の波動になります。

さてkで株価がIを下回っったので、下降トレンドに入ったと判定できます。A→Bのように下落が1段で収まり、「保合い(無トレンド)」になる可能性もありますが、まだkからの波動の切り上げがないので、今の時点ではまだ下降トレンドです。

新日鉄はJに比べると安くなりましたが、今は買えません。小波動の切り上げが出て「保合い(無トレンド)」に入ったと判断できか、Jの新高値を上抜いて上昇トレンドに転換するか、にならないと買いとはなりません。


(04.11.4) TOPIX 1101P(+10) 日経 10946円(+58) 14.6億株 (1兆2830億円)


米国はブッシュ大統領の再選から上昇。NYダウは下10137ドル(+101)、ナスダックも2004P(+19)。

これで大統領選の材料も過去のものとなりました。昨日のNYダウはザラバ高値10215ドルをつけたものの、そこから80ドルほど下落して引け、やや上ヒゲの長い陽線になりました。ちょうど200日線の手前まで戻ったし、9日順位相関も+96へ振れ上がったので、一気に200日線を上抜くことは難しい感じです。

しかしこの後の反落があっても、75日線(緑線)より上位で高値保合いをするならば、その後の上昇に大いに期待ができます。

重要な小波動からは、先の小波動のピークの10270ドルを上抜けば上昇トレンドに転換します。

ナスダックも昨日は新高値を取っての陰線であるので、目先の上値追いはつらくなりましたが、すでに9月に上昇トレンドに転じています。反落しても200日線を大きく割り込まない限り、上昇トレンドは変わりません。


日経平均・TOPIXともに、高寄りしたものの株価は伸びず。後場に入ってはジリ貧となって、今日の安値で引けました。完全に大統領選の結果は株価に消化されてしまったようです。あとは、元の原油のゆくえ、中国経済のゆくえ、米国経済のゆくえ、が再びの材料になります。

心強いのは外国人の買いで、今日は5970万株の買い注文があって、オーダー倍率も急上昇。


(04.11.5) TOPIX 1112P(+10) 日経 11061円(+115) 13.0億株 (1兆1036億円)


米国は選挙が終わりひとつマイナス材料が消えたところへ、原油先物が48ドル台へ下落し、NYダウはなんと今年最大の+177ドルの上げ巾となって10314ドル。昨日は上値は重そうに思いましたが、案外な値上がりでした。

これでNYダウは一気に200日線を上抜き、昨日いった上昇波動に転じました。 ナスダックはNYダウに比べれば落ち着いた動きで、2023P(+19)。

東京市場はシカゴの日経先物の11100円にサヤ寄せして高く始まりましたが、さほど伸びず。NYダウ・ナスダックは200日を超えているのに比べて、日経平均・TOPIXは出遅れが明らかです。

「保合いにある銘柄を検索するにはどのような設定をしたらよいですか?」のメールを頂戴しました。「保合い圏にある」「保合い放れ」などの「保合い」の言葉はあいまいです。この定義をはっきりとさせないかぎり条件表は設定できません。

@保合いの現象


「定義」とは@グラフを見て、Aチャートの数字の相互関係をはっきりさせる。ということです。数字にならないものは条件表に設定することはできません。 「保合いにある」とは、図@のように、高値a,b,cの水準が互いに差がなく、安値ABCDの水準も互いに差がないという状態です。図Aでは高値a,b,c,dの水準が互いに差がなく、安値ABCの水準も互いに差がない状態です。

そこで高値abcdや安値ABCDが数値で取り出せるのかということになりますが、これは「主な高値」「主な安値」の「加工」を使えば簡単に取り出せます。cとaの高値を比較し、cとbの高値を比較し、その差が小さければ、abcはだいたい同じ水準である、CとAの安値を比較し、CとBの安値を比較し、その差が小さければ、ABCはだいたい同じ水準である。つまり「保合いである」と判断できます。

ここでは高値を3つ、安値を3つ使って「保合い」の判断をしますが、長期にわたって「保合い」であるためには、図Bのように波動の高値をabcdeと増やし、安値をABCDEと増やせばよいだけで、同じことです。

「保合い」というのは、一定期間の小波動の上限と下限がある巾の中に収まる。上にもいけないし、下にもいけない状況(視覚的にはボックスゾーンにある)です。つまりは、株価の評価が決まっていて、上昇・下降のトレンドを持っていない「無トレンド」の状態です。 「保合い」の対処のしかたは、
  1. 下限(ABC)に近づけば買い、上限(abc)に近づけば売る。という逆張りと、
  2. 上限(abc)を上に突破したら買い、下限(ABC)を下に突破したら売る。という順張り
があります。どちらの方針をとるにせよ、ただ今が「保合い」の状況にあるということを条件表が判断してくれないことには、グラフ上に売買マークを出すことはできないし、「保合い」になる銘柄を検索することはできません。

A小波動の高値・安値を取り出すには



図は2809「キューピー」のグラフです。主な株価が表示されています。
  1. cは1本前の高値(H1)で949円。
  2. bは2本前の高値(H2)で936円。
  3. aは3本前の高値(H3)で953円。

  4. Cは1本前の安値(L1)で905円。
  5. Bは2本前の安値(L2)で910円。
  6. Aは3本前の安値(L3)で900円。
です。グラフを見れば小波動のピーク・ボトムの株価を知ることができますが、最新日のPの日に、条件表がH1,H2,H3の高値の水準、L1,L2,L3の安値の水準を数字でつかんでいないことには、高値の関係・安値の関係を比べることができません。どのような設定をすれば、3つの高値3つの安値を取り出せるのか。

次の条件表は、3つの高値・3つの安値を取り出すためのものです。


No.4行〜No.6行には高値を取り出す設定をしています。
  1. No.4行は、「株価の 1本前の 主な高値」を設定しています。上図のc(H1)の株価です。
  2. No.5行は、「株価の 2本前の 主な高値」を設定しています。b(H2)の株価です。
  3. No.6行は、「株価の 3本前の 主な高値」を設定しています。a(H3)の株価です。

    同じように3つの安値を取り出しすのがNo.7行〜No.9行の設定です。

  4. No.7行は、「株価の 1本前の 主な安値」を設定しています。上図のC(L1)の株価です。
  5. No8行は、「株価の 2本前の 主な安値」を設定しています。B(L2)の株価です。
  6. No.9行は、「株価の 3本前の 主な安値」を設定しています。A(L3)の株価です。


この条件表を使って、キューピーのグラフを描かせ、Pの日の数値表示をっせたものが右図です。

H1=949円、H2=936円、H3=953円。L1=905円、L2=910円、L3=900円、の数値表示がされていることがわかります。つまり、Pの日にH1,H2,H3,L1,L2,L3の株価(数値)を使って各種の計算あるいは比較を行うことができるわけです。

しばらくは「主な高値」「主な安値」を使って、「保合い」を条件表で判断させるには、どのような設定をすればよいかを述べます。


(04.11.8) TOPIX 1102P(-9) 日経 10983円(-77) 10.8億株 (9450億円)


米国は10月の雇用統計が発表され、非農業部門で+33.7万人の増加となりました。9月は予想では15万人だったのが、発表されてみると9.6万人と少なく、NYダウは10000ドル割れして9708ドルの安値へ下落したのでしたが、今回はこの逆。

予想以上に雇用状況はよくなり、NYダウが200日線を上回ってきたのも、こういう裏づけがあったわけでしたか。 ナスダックも続伸して2038P(+15)。

米国の3指標が全部200日線を上回っているのに比べれば、日経平均・TOPIXともに力強さがありません。200日線の下方にある75日線まで戻ったものの、ここで反落。しかし外部環境は好転しているので、東京市場もNYを追うことになるのでは。外国証券のオーダーが買い越しを続けているのが心強い。

B保合いかどうかの判断をするには


高値H1,H2,H3がだいたい同じ水準であるというのはどう設定すればよいのでしょうか。H1とH2を比較するには2つの方法があります。
  1. H1−H2を計算して、その差が-2円〜+2円の範囲であれば 、「だいたい同じ」としてよいでしょう。
  2. またH1÷H2を計算して、その倍率が0.99倍(1%低い)〜1.01倍(1%高い)の範囲であれば 、「だいたい同じ」としてもよいでしょう。
次図は、H1とH2あるいはH1とH3の倍率によって「だいたい同じ」の範囲を決定しています。


  1. No.10行では、No.4線(H1)÷No.5線(H2)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればH1とH2はだいたい同じとしています。
  2. No.11行では、No.4線(H1)÷No.6線(H3)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればH1とH3はだいたい同じとしています。
    これによって、H1,H2,H3の3つはだいたい同じであるの決定ができます。(より厳しくするのであれば、0.99以上 1.01以下にするとよい)

  3. No.12行では、No.7線(L1)÷No.8線(L2)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればL1とL2はだいたい同じとしています。
  4. No.13行では、No.7線(L1)÷No.9線(L3)の倍率を計算し、0.98〜1.02の値であればL1とL3はだいたい同じとしています。
    これによって、L1,L2,L3の3つはだいたい同じであるの決定ができます。(より厳しくするのであれば、0.99以上 1.01以下にするとよい)

  5. H1,H2,H3がだいたい同じで、L1,L2,L3がだいたい同じである「保合い」のときに、買いマークがつきます。(右図)

C直近の小波動が上昇中のものと下降中の2タイプがある


右図は8386「百十四」のグラフです。H1,H2,H3はだいったい同じ水準にあり、L1,L2,L3も同じ水準にあるので、やはり「保合い」です。しかし上図の2809「キューピー」とは違いがあります。


「キューピー」の最新日Pに一番近いピーク・ボトムはL1のボトムです。PはL1のボトムから上昇した位置にあります。

一方 「百十四」の最新日Qに一番近いピーク・ボトムはH1のピークです。QはH1のピークから下落した位置にあります。

「保合い」の対処のしかたは2つあることはいいました。、
  1. 下限(L1,L2,L3)の水準に近づけば買い、上限(H1,H2,H3)の水準に近づけば売る。という逆張り。

  2. 上限(H1,H2,H3)の水準を上に突破したら買い、下限(L1,L2,L3)の水準を下に突破したら売る。とい順張り。
です。今、「逆張りで買い」の方針を取るとすれば、L1,L2,L3に近づいたら買いを考えるわけだから、「百十四」のようにH1から株価が下降中に検索できていなければなりません。「キューピー」のようにL1を出した後では、株価が上昇しているので買う機会を逃します。

逆に、「逆張りで売り」の方針を取るならば、H1,H2,H3に近づいたら売りを考えるわけだから、「キューピー」のようにL1から上昇中の銘柄を検索せねばなりません。「百十四」のようにH1から下落中のものはすでに売りの機会を失っています。

逆張りの買いは「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の銘柄を見つけ、逆張りの売りは「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)の銘柄を見つけなければなりません。


今、「順張りで買い」の方針を取るとすれば、H1,H2,H3を上に突破したら(突破しそうなら)買いを考えるわけだから、「キューピー」のようにL1から上昇中の銘柄を検索せねばなりません。

「百十四」のようにH1から下落中のものは「順張りの売り」の候補です。(L1,L2,L3を下に突破したら(突破しそうなら)売る。




順張りの買いは「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)の銘柄を見つけ、順張りの売りは「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の銘柄を見つけなければなりません。

ややこしいようですが、グラフを見て考えればわかります。
  1. 逆張りの買い、順張りの売りは、「百十四」(直近にピークH1がある)銘柄。

  2. 逆張りの売り、順張りの買いは、「キューピー」(直近にボトムL1がある)銘柄。
です。



(04.11.9) TOPIX 1100P(-2) 日経 10964円(-18) 10.7億株 (8744億円)


NYダウは10391ドル(+3)、ナスダックも2039P(+0)。

米国株の堅調さに比べて東京市場は見送り気分が蔓延して市場エネルギーは減退。出来高は10.7億株、売買代金にいたっては8700億円と2日連続で1兆円割れ。

昨日の東証1部全銘柄の連結予想PERは18.78倍ですが、この水準は微妙なところです。半期ごとに対前年比の増益率が15%とかあれば18倍台は安く、20倍以上に買われてもよいところです。今は次の半期(下半期)の予想が株価を決定しますが、下期が5%程度の増益率であれば18倍というのはほぼ妥当な水準で、増益率が0%となると15〜16倍でしょう。

この10日ほどはプログラムに没頭しています。カナル2をリアルタイム(に近い)で動作させるためのものです。現在はカナル2は日足がベースになっていますが、ネット証券の一部では、リアルタイムのデータをファイルに落とせたり、エクセルに表示させたりできるサービスをしています。

リアルタイムのデータが、@ファイルに落とせる、あるいはエクセルに表示できるということは、そのデータをカナル2で使うことができるということです。これらデータを瞬時にカナル2のデータに変換して、A即座にカナル2のグラフ(例えばマルチ画面)に表示できます。当然に条件表を使ってグラフを描くので売買マークが表示されます。

さらにいえばそのデータを日足・週足・月足と同じように保存すれば、Bゆっくりとカナル2を使って、適切な条件表を作ることができるし、C作った条件表を使って翌日からのリアルタイムのグラフで売買マークを出すことができます。

さらにさらにはD「Qエンジン」を使って、最適な条件表を作ることができ、E最適な売買ルールを知ることができ、F売買シミュレーションができるわけです。

現在は2つの系統のリアルタイムデータを利用したプログラムを同時並行して作っていますが、今月中には完成する予定です。(「Qエンジン」「デンドラ」「コモディテイ」「カナル・基本」のように、カナル2へ追加するプログラムになります。(これは近況の報告)

D直近の小波動が上昇中か下降中かの判断のしかた


「キューピー」のタイプ(直近にボトムL1がある)と「百十四」のタイプ(直近にピークH1がある)の区別はどのようにして行えばよいのでしょうか。

小波動のピークの株価は「X本前の 主な高値」を使って、H1,H2,H3,(H4,H5,H6・・・)を取り出すことができました。また小波動のボトムの株価は「X本前の 主な安値」を使って、L1,L2,L3,(L4,L5,L6・・・)を取り出すことができました。

同じようにして「 0本前の 主な高値」や「 0本前の 主な安値」を使えば、現在進行中の(確定していない高値)や(確定していない安値)の株価を取り出すことができます。

次図No.14行とNO.15行はその設定をしたものです。



  1. No.14行は「株価の 0本前の 主な高値」を表示させようとしています。0本前の主な高値とは、現在進行中の高値の株価です。小波動が上昇中であるときに表示されます。

  2. No.15行は「株価の 0本前の 主な安値」を表示させようとしています。0本前の主な安値とは、現在進行中の安値の株価です。小波動が下降中であるときに表示されます。


2809「キューピー」の現在進行中の小波動は「上昇波動」です。このことは直近にボトムL1が表示されていることでわかります。(ボトムL1の次には必ずピークがでるのですから、現在は高値を更新中でいつかはピークになります)

このときは「0本前 の主な高値」とは、L1以降の株価の高値です。図の数値表示欄に「H0 は935円」と表示されています。これがL1からの (現在進行中の)高値です。

一方「0本前の 主な安値」はありません。進行中の小波動は上昇波動であるからです。数値表示欄に「L0 は 0円」と表示されています。進行中の安値はないことを表しています。


8386「百十四」の現在進行中の小波動は「下降波動」です。このことは直近にピークH1が表示されていることでわかります。(ピークH1の次には必ずボトムがでるのですから、現在は安値を更新中でいつかはボトムが確定します)

このときは「0本前 の主な安値」とは、H1以降の株価の安値です。図の数値表示欄に「L0 は601円」と表示されています。これがH1からの (現在進行中の)安値です。

一方「0本前の 主な高値」はありません。進行中の小波動は下降波動であるからです。数値表示欄に「H0 は 0円」と表示されています。進行中の高値はないことを表しています。

以上のことから、現在の小波動が上昇中か下降中かの判断ができます。すなわち
  1. 「0本前 の主な高値」が1円以上の数字(株価がある)であれば「上昇中」。あるいは「0本前の 主な安値」が0円(株価がない)のときは「上昇中」です。

  2. 逆に「0本前 の主な安値」が1円以上の数字(株価がある)であれば「下降中」。あるいは「0本前の 主な高値」が0円(株価がない)のときは「下降中」です。


(04.11.10) TOPIX 1100P(+0) 日経 10994円(+30) 11.1億株 (9022億円)


NYダウは10386ドル(-4)、ナスダックも2043P(+4)と戻り高値圏にあっても下ブレせず。今週いっぱい、この水準の値を保つもつようであれば、米国株は相当に上昇したというものの、まだこの水準は中間点でしかないということになります。

今夜のFOMCの結果がどうなるかですが、これはスケジュールに乗っていることなので、よほどのことがない限り相場に織り込まれていると考えたほうがよい。むしろ原油が47ドル台へ下落していることのほうが、市場にとってはプラスのインパクトが大きいのでは。

相次いで「ドル換算の日経平均」のグラフは描けませんか?の問い合わせがありました。これは古いユーザーであれば、できることはご承知のとおりです。条件表の設定例と説明は、 条件表の設定例とその市場環境のNo.34「ドル換算日経平均・TOPIX」(02.7.1)にあります。必要であれば、梱包ファイルをダウンロードして、使っている条件表に「移入」して下さい。

日経平均を選び、この条件表を使ってグラフを描くと、グラフ上部には@日経平均の陰陽足とA25日・75日・200日の平均線を描きます。グラフ下部には、Bドル換算の日経平均とCその25日・75日・200日の平均線を描きます。

日経平均はまだ75日線を上抜かず、ましてや200日線にも到達していませんが、ドル換算の日経平均は、図のように、25日・75日・200日の平均線を全部上抜いています。

特に200日線は長期的な視点から重要な平均線ですが、円建ての日経平均が8月・9月・10月にかけて200日線を上回ったり、下回ったり方向性が出なかった(保合いである)のに対し、ドル建て日経平均は、7月以来200日線(黄色線)を下回ったままで推移し、11月になって200日線を上抜きました。 ドル建て日経平均と200日線の関係はなかなか素直であったわけです。

さらに重要なことは、円建て日経平均が平均線とクロスした日と、ドル建て日経平均と平均線がクロスした時期を比べると、重要なポイントでは、ドル建て日経平均のほうが早くクロスしていることです。例えば図のAで円建て日経平均は200日線を下回りましたが、ドル建て日経平均はそれより数日早いaで200日線を下回っています。

今は逆のことが起きつつあります。ドル建て日経平均はすでに200線を上抜きました。円建て日経平均はまだもたついていますが、いずれは日経平均も200日線を上抜くことになりそうです。

E直近の小波動が上昇中・下降中の使い分け


次図は、@「保合い」にあって、A現在の小波動が上昇中のもの(Aグループ)と、B現在の小波動が下降昇中のもの(Bグループ)とに区別した条件表です。



No.12行〜No.17行は、「保合い」であるが、現在の小波動は下降しているという条件です。

No.17行に、No.16線(0本前の 主な安値)がNo.9線(1本前の 主な安値)より高いこと(倍率が1.0以上)の条件をつけて、進行中の安値が保合い圏の下限を割り込んでいないときに買いマークがつくようにしています。

No.19行〜No.24行は、「保合い」であるが、現在の小波動は上昇しているという条件です。

No.24行に、No.23線(0本前の 主な高値)がNo.6線(1本前の 高値安値)より低いこと(倍率が1.0以下)の条件をつけて、進行中の高値が保合い圏の上限をまだ上抜いていないときに買いマークがつくようにしています。 (No.24行の条件を1以上で買いにしたら、保合い圏の上限を突破しているときに買いマークがつきます。)


図のように、「保合い」であっても、現在の小波動が上昇中のものと、下降中のものとの2種類の買いマークがつきます。


(04.11.11) TOPIX 1091P(-9) 日経 10846円(-148) 11.1億株 (1兆 109億円)


米国FOMCはFFレートを0.25%引き上げで2.0%としましたが、これは予想されていたことなので、響かず。

NYダウは10385ドル(-0)、ナスダックも2034P(-8)とわずかに下げただけで、高値圏の水準を維持。

東京市場は米国が高値圏で崩れないことや、外国証券の朝方のオーダーが1000万株の買い越しになったことから前場はプラスで推移していましたが、後場に9月の機械受注の発表があって、先物が売られ下落して終わりました。

まあ明日の7-9月GDPの発表を前にして、少し弱い経済指標がでたので先回りして売ったというところでしょう。明日のGDPが少しくらい悪くても、今日の下げで本来下落する分の何割かは織り込まれていることになったし、逆にGDPがよい数字であるならば、今日下げた分だけ余計に上昇することになります。

日経平均のグラフはピークaとBの間を推移すること半年になりました。しかも波動の上下巾はどんどん小さくなってしまい、なかなか取りにくい相場になっています。



ナスダックはA→aが最後の上昇波動(重要な上昇波動)ですが、
  1. この最後の上昇の起点のA水準をA’で割り込んで、ここより下降トレンドに入り、Bの新安値をつけました。新安値を取ったa'→Bの下降波動が重要になります。

  2. Bからは、a'の高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、ピークbではa'を上抜けず。

  3. Cで新安値になり、b→Cが重要な下降波動になります。この後bの高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、ピークcではbを上抜けず。

  4. Dで3度目の新安値になり、c→Dが重要な下降波動になります。この後cの高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、D'でこれを突破し、D’からの上昇トレンドが確認できます。
以来ナスダックは上昇トレンドにあります。


(04.11.12) TOPIX 1104P(+12) 日経 11019円(+173) 12.0億株 (1兆2778億円)


高値圏で下ブレすることなく超然としていた米国株式指標は新高値を更新。NYダウは10469ドル(+84)、ナスダックも2061P(+26)と上昇。

25日順位相関の位置からして、なお上昇を続けそうです。

東京市場は7-9月のGDPの発表があり、前期比でわずかに+0.1%、年率で+0.3%という期待はずれの数字でしたが、昨日株価が下落していたことや米国株高から下げるどころかかえって上昇。

ただしオプションのSQであったのに、出来高は12億株・売買代金も1兆2000億円とたいして増加せず。このあたりはまだまだ。外国証券のオーダー倍率は1.18とプラスを維持。


NYダウはA→aが最後の上昇波動(重要な上昇波動)ですが、
  1. この最後の上昇の起点のA水準をA’で割り込んで、ここより下降トレンドに入り、Bの新安値をつけました。新安値を取ったa'→Bの下降波動が重要になります。

  2. Bからは、a'の高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、ピークbではa'を上抜けず。

  3. Cで新安値になり、b→Cが重要な下降波動になります。この後bの高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、ピークcではbを上抜けず。

  4. Dで3度目の新安値になり、D'→Dが重要な下降波動になります。この後D'の高値を上回ることができれば、上昇トレンドに転換しますが、 D'でこれを突破し、D’からの上昇トレンドが確認できました。

  5. しかしdからeへとピークが切り下がり、Dの安値水準近くまで下落。ここで2日連続してタクリ足を出したので、上昇トレンドは維持できるかに思っていましたが、これを割り込みEの新安値へ下落し、再びの下降トレンドになりました。

  6. ところがE'で先のピークeを上抜き、ここで上昇トレンドに転換。その前のdのピークも上抜いて、上昇トレンドをさらに追認したというところです。



(04.11.15) TOPIX 1123P(+19) 日経 11227円(+207) 13.9億株 (1兆3809億円)


米国株式指標は先週末も続伸して新高値を更新。NYダウは10539ドル(+69)、ナスダックも2085P(+24)。

なかなか上昇へのスタートが切れなかった日経平均ですが、これだけ米国株が高々と舞い上がっているのを見て、ついに重い腰が上がりました。

今日は200日線まで戻りましたが、NYダウ・ナスダックがは@200日線を大きく上回っていること、A先の波動のピークは上抜いていること、から日経平均・TOPIXもこれを追う展開になるものと思われます。日経平均の先の小波動のピークは11410円ですが、これはまずクリアするでしょう。


《デンドラ》の4%波動も今日陽転し、上値メドは@A11512円、B11831円、C12045円、となっています。11512円は前波動・今波動の2方面から一致したメドであるので、まずはこれを目指すことになります。

またこの水準は先のピーク11410円を上回る水準でもあるので、米国株と同じく波動のピークを更新することを期待しています。


(04.11.16) TOPIX 1120P(-3) 日経 11161円(-65) 13.5億株 (1兆3638億円)


原油が45ドル台に下落したことから、米国株式は小幅ながらも続伸して新高値。NYダウは10550ドル(+11)、ナスダックは2094P(+8)。

シカゴの日経先物は11260円と高く引け、これにサヤ寄せして東京市場も小幅高で始まったものの利食い売りがでて、小幅安で終わりました。が、出来高13.5億株・売買代金1兆3000億円とエネルギーは衰えず。何も心配していません。

いつものことながら東京市場の最大のプレーヤーは外国人投資家であるので、この動向は外国証券のオーダー倍率を見ていればよく、いまのところ倍率が1.0倍を下抜く様子はありません。

グラフからは日経平均・TOPIXともに200日線に到達したばかりなので利食い売りがでましたが、ここで少しへこんで次に200日線を上抜いたときは、再びの大勢上昇波動入りが確認できます。

平均線のうちでテクニカル(波動をとらえる)から重要なものは75日線だと思っていますが、75日線も200日線と同様にそうすんなりとは上回ることはできません。75日線まで戻れば売ろうという向きが多いためです。(それだけ75日線はメドになりやすい)


定点観測8銘柄は、75日線にからむ局面になったものが過半になりました。
  1. ソニーはaで75日線にぶつかり、bまで下落して、75日線を上抜きました。

  2. 「みずほ」もaで75日線にぶつかり、bまで下落して、75日線を上抜きました。( 一度75日線で頭を抑えられて、次にこれを突破するとわかりやすい。)

  3. トヨタは今日aで75日線まで戻り、
  4. NTTも昨日aの75日線まで戻り、今日は戻り売りに押されました。
    問題はこの後で、「みずほ」のように75日線を上抜くかどうかが注目されます。


(04.11.17) TOPIX 1114P(-5) 日経 11131円(-30) 12.1億株 (1兆3145億円)


米国株式はさずがに一服。NYダウは10487ドル(-62)、ナスダックは2078P(-15)。 東京市場は小動きに終始しましたが、高値へ戻っての小動きは悪くありません。

先日ちらっといいましたが、10月末から《カナル2》のリアルタイム・バージョンのプログラムをしています。2・3日前にだいたいのものができたので、実際に動かしてチェックをしているのですが、なにしろ刻々と株価が変化していくので大変です。 @歩み値を取り漏らしていないか、A実際に値がついた後、グラフを描き・売買マークを出すのに何秒くらいの遅れとなるのか、B条件表はどのようなものが有効であるのか、などなどをチェックするには、パソコンに張り付いておかねばなりません。

日頃は仕事の合間にチラチラ市況を見ているだけですが、この3日はリアルタイムで株価を見ているとはいうものの、目先の値動きばかりを気にして、全体のことがわからなくなっていいます。(最近のHPはやや迫力不足?)

リアルタイム・バージョンは、まだ陽の目をみるかどうかは確定していませんが、狙いは2つあります。
  1. 1つはリアルタイム(に近い)で、1分足・2分足・3分足・5分足・10分足・15分足・30分足・60分足・日足などを《カナル2》と同様にグラフ表示させる。

    当然に条件表で設定した条件に合致したときは売買マークを出し、右図のように「買い」になった「売り」になったと強調表示し、音も出せる。

    グラフ画面には最大で8銘柄を表示させることができ、各画面では、別々の銘柄、別々の表示期間、別々の条件表を使ってグラフを描くことができるのは《カナル2》の「マルチ画面」と同じ。

  2. もうひとつの大きな機能は、1日の立会いが終わったら、日足・週足・月足と同じように「分足」として記憶させる(1分足・2分足・3分足・5分足・10分足・15分足・30分足・60分足・半日足)ことができます。

    1日が終わって、どのような条件表がよいのかを、現行の《カナル2》で調べることができる。あるいは《Qエンジン》を使って売買シミュレーションをし、「オートマ」で分足用の条件表を生成させたり、「最適パラメータ」「最適以上以下」で条件表をよりよいものに改良していくことができる。
これによって《カナル2》はリアルタイムのデータ(実際は1分足)の領域でもその力を発揮できるわけです。


(04.11.18) TOPIX 1110P(-4) 日経 11082円(-48) 13.0億株 (1兆2818億円)


米国株式はすぐに反発して新高値。NYダウは10549ドル(+61)、ナスダックは2099P(+21)。

東京市場は円相場が103円台に急上昇したため、米国株高をテコにすることはできずに小幅安。しかし下げ巾は小さく、売買代金も1兆2800億円でできているので心配はありません。

昨日いったカナル・リアルタイムバージョンは大きな反響がありました。すぐ欲しいという方もあったし、こういう機能をぜひ入れておいてくれという要望もありました。できれば今月中にソフトを完成させ、あとはヘルプ(マニュアル)どれだけ書くかによりますが、まず年内にはリリースできるものと思います。

トピックとして書くことはないので、グラフを見る上での基本中の基本を述べておきます。

図の鹿島の買いのタイミングはイ・ロの2か所です。ルールはいつもいっているように「小波動の高値が切り上がり、安値が切りあがったことがわかったとき」が大原則です。
  1. A→Bと高値が切り上がり、a→bと安値が切りあがったことがわかったのは、「イ」です。「イ」の日はBの高値も上抜いているので、この時点でA→B→イの高値が切り上がったこともわかります。

    残念なことにその後の株価はほとんど上昇せずCのピークとなりましたが、これで「波動の切り上がり」が無効であるとあきらめてはならない。

  2. 次のチャンスは、C→Dと高値が切り上がり、c→dと安値が切り上がったことがわかる「ロ」の近辺です。ここらが買い場。


    新日鉄を例にすると、

  3. A→Bへ安値が切り上がっていたところに「ハ」で前の高値aを上抜いたので、ここで高値も切り上ったことがわかります。ここが買い場。

  4. a→bと高値が切り上がり、B→Cと安値が切り上がったことがわかった「ニ」が買い場。

  5. C→Dと安値が切り上がり、高値cを上抜いたことがわかった「ホ」が買い場。

  6. c→eと高値が切り上がり、D→Eと安値が切り上がった「へ」が買い場。
このほかに買い場はありません。「高値が切り上がり・安値も切り上がっている」という2つの切り上がりを原則としておれば、こうなります。迷うこともない。


(04.11.19) TOPIX 1109P(-0) 日経 11082円(+0) 12.3億株 (1兆 541億円)


米国株式は続伸。NYダウは10572ドル(+22)、ナスダックは2104P(+4)。

東京市場は小動き。

今日は個別銘柄の1分足がどのようになるのかをチェックしました。6316「丸山製」は昨日2400万株できて出来高5位に入り、417円(+78)と大幅高をしました。今日はどのような動きになるのか。次のことを気にかけました。



  1. 「主な株価」はちゃんと表示されるのか(1分足でも小波動が形成されるのか?)
  2. 日足用に設定してある条件表が1分足でも通用するのかどうか
  3. 目先の売買であるので基本は「順張り」であろうが、「逆張り」の条件表は通用するのか
次図の@は日足です。昨日大陽線をつけ、今日は大陰線になりました。この大陰線の1日の動きをチェックしたわけです。

Aは9:00〜15:00までの1分足(以下同じ)で、条件表は(カナル共通)のNo.118「17日勢力線」。これは逆張り用の条件表です。日足用条件表を使用していますが、1分足では17日=17分に変わるだけです。

売買マークの位置をみると意外にもよい位置でマークをつけています。


次図Bの条件表は(カナル共通)のNo.101「3日HL転換」。これは「小波動のピークが表示されたときに売り、ボトムが表示された日に買い」となります。

Cの条件表は(カナル共通)のNo.83「パラボリック」。これはデイトレーダーがよく使っているとか。マークの位置は少し遅れ気味だがさすがに適当な売買マークがでています。


次図、 Dの条件表は(カナル共通)のNo.117「順位相関の10Pカギ足」。これは順位相関が10ポイント逆行したときに順位相関がピーク・ボトムになったと判断し、ボトムと判断したときは買い、ピークと判断したときは売り、とするもの

Eの条件表は(カナル共通)のNo.119「3日連続でRCIが-90以下」。これは逆張り用の条件表。これも意外なことによい位置で売買マークを出しています。


というように、1分足であっても(出来高があってよく動く銘柄は)日足と同様の扱いができる感じです。


(04.11.22) TOPIX 1089P(-20) 日経 10849円(-233) 12.1億株 (1兆1392億円)


週末のNYダウは10456ドル(-115)、ナスダックも2070P(-33)と下落。同時にドルが売られ、債権が売られのちょっとしたトリプル安となりました。

がでて下げても不思議ではありませんが、今日の東京市場は大きく下げてしまいました。


米国株はこのところ大きく上昇しているので、やや高所恐怖症的な面日経平均は200日線で頭を押さえられて反落していましたが、@米国株式は堅調であること、A外国人は買い越しを続けていること、B出来高・売買代金は減少していないので、下げても直近の2本の大陽線を下回ることはなく、25日線までは下げないのではないか。と思っていましたが、今日はその2つともに下回ってしまいました。

連休の谷間で、東京市場は過剰な反応をしたと思っていますが、今夜のNYがどうなるのかを見なければなんとも判断できません。

さて今日もリアルタイム・バージョンの話です。これについて連日メールや電話が入ってきて、ユーザーのリアルタイムに対する期待はかくも大きかったのかと驚くばかりですが、なかには過大な期待をされている方もありますので、水を注すようで申し訳ありませんが、リアルタイムバージョンの限界について書いておきます。

ネット証券のチャート



ネット証券の多くは、リアルタイムのデータでチャートを刻々と描き換えていく専用のチャートソフトを用意しています。デイトレーダーはこれなしでは売買ができません。

ただし当日にチャートが描けるだけで、後日この日のチャートを描かせることはできません。あとでチャートを検討したいと思ってもリアルタイムのデータが保存できていないからです。

いまのネット証券のリアルタイムのデータはパソコンの画面を流れ過ぎていくだけで、@保存し、それを再現することができないし、Aこのデータを使って《カナル2》でチャートを描かせることはできません。

ところが最近になって、図のようにリアルタイムのデータをネット証券の専用チャートソフトで使うほかに外部に取り出せるような機能をもつ専用ソフトがでてきました。リアルタイムのデータが「外部に出せる」というのは、専用ソフト以外のアプリケーション(カナルもそうである)でこれを利用することができるということです。「外部に出す」方法はいまのところ2つあります。
  1. 日興ビーンズ証券(マーケットウォーカー)・松井証券(ディーリングブラウザ)・リテラクレア証券(ハイパートレードPro)・オリックス証券(どこでもトレーダーPro)が採用している(CSK社が作った)専用ソフトでは、リアルタイムデータを「コピー&ペースト」することができます。「コピー」というのは、パソコンのクリップボードというメモリにデータを転記する機能で、《カナル2》でも検索結果リストの画面のメニューに「クリップ」がありますが、同じものです。

    クリップボードにコピーされたリアルタイムのデータは誰にでも取り出すことができます。《カナル2》からこれを読むことが可能になったわけです。

  2. もうひとつは楽天証券の専用ソフト(マーケットスピード+リアルタイムスプレッドシート)で、これは専用ソフト(マーケットスピード)でリアルタイムのチャートを描くほかに、エクセルに株価・出来高などを表示させる機能を持っています。エクセルに表示されたデータはこれまた誰にでも取り出すことができます。やはり《カナル2》からこれを読むことが可能になったわけです。
《カナル》リアルタイムバージョン(《カナルFCR》と呼ぶ)は、この2つの方法のどちらからでもリアルタイムのデータを入手し、グラフを描かせることができます。また入手したリアルタイムデータは1分足・2分足・3分足・5分足・10分足・15分足・30分足・60分足・半日足としてデータを保存できますから、@場が引けた後や休日にでもグラフを描かせ、Aどのような条件表がよいのかの検討ができます。またB《Qエンジン》 を使って、リアルタイムにマッチした条件表を生成させたり、最条件表の最適パラメータを見つけさせたり、売買検証をしたりが可能になります。

@コピーによる取り出しかた



右は日興ビーンズの専用ソフト「マーケットウォーカー」の一部です(HPのサンプルから)。チャートは1分足が描かれています。(《カナルFCR》の出番はないかと思われるほどの充実ぶりです。)
  1. ここに「歩値(あゆみね)」のボタンがあり、これをクリックすると、


  2. 場が立っているときは「歩値」が数字で表示され、

  3. また1分足が数字で表示されます。

  4. ここに「全データ選択コピー」ボタンがあります。


  5. これをクリックすると瞬時に、AまたはBのリアルタイムデータがクリップボードにコピーされます。

  6. (コピーされたものは紺色になっている)

    ここまでのボタンは「歩値」→「全データ選択コピー」の2回です。


さてネット証券の専用ソフトと同時に《カナルFCR》を立ち上げておいて、上記の「歩値」→「全データ選択コピー」をクリックしたら、
  1. すぐに《カナルFCR》のツールバーの「貼り付け」(鉛筆の絵。6個ある)をクリックすると、ここへAまたはBのデータが取り込まれ、

  2. カナル様式のグラフが描かれます。
カナル様式とは、@マルチ画面で、A各画面に別々の銘柄の、B異なる分足や日足を、C別々の条件表を使って売買マークを出すことができるほか、Dカナルのグラフ機能のほとんど(予想売買マーク・フリーグラフ・条件合否・計算値リスト・数値登録など)の機能を使うことができます。

この「コピー&ペースト」の方法は、
  1. 「歩値」→「全データ選択コピー」→「貼り付け」の3回のボタンをクリックしないとカナルのグラフが表示されません。リアルタイムのデータが生まれてグラフにするまでに5〜10秒がかかります。「リアルタイムに近い」というのはこの点です。

  2. しかしどの銘柄にでも対応できます。あるときは日経先物を見ていたが、途中から別の銘柄を見ることができます。いつでも当日の全部の「歩値」が表示されるので、カナルFCRは当日のその銘柄のすべての動きをグラフにできるからです。

Aエクセルによる取り出しかた


楽天証券の専用ソフト(マーケットスピード)もこれまた充実しています。新しい機能としてリアルタイムのデータをエクセルに表示できるようになりました。エクセルにデータを出すことによって、ユーザーが自由に加工し、ユーザーオリジナルの利用ができる。というのが売り物です。

エクセルにリアルタイムデータを表示させるには
  1. マーケットスピードを立ち上げて、ログイン(接続)し、

  2. 次にマーケットスピードからエクセルにデータを送るための「リアルタイム・スプレッドシート(略してRSSという)」というソフトを起動し、

  3. エクセルを起動します。

  4. 場が開くと、図のようにエクセルのセル(桝目)の中にリアルタイムの数字が刻々と表示されていきます。

  5. いっぽうで《カナルFCR》を立ち上げて、「受信開始」のボタンをクリックしておくと、定期的(1秒ごと)にエクセルのセルからリアルタイムの数値を取り込んでいきます。

    (エクセルには300銘柄が表示できるらしいが、あまり銘柄が多いとデータの取り込みやグラフの描画の時間がなくなるので、《カナルFCR》を使うときは最大8銘柄に制限しています。)

  6. カナルのグラフは上記の「コピー&ペースト」のものとほぼ同じですが、「エクセル」から定期的にリアルタイムのデータを読み取っているので、

  7. データが変化すれば自動的にグラフが描かれます。したがって「貼り付け」のボタンはありません。(図は今日のデータによるグラフではない)
自動的にグラフが描かれる「エクセル」方式はラクですが、やや欠点もあります。
  1. エクセルが勝手に《カナルFCR》にリアルタイムのデータを送ってくれるわけではないので、カナルのほうから定期的(約1秒としている)にエクセルからデータを取得する必要がありますが、1秒のうちに3つ4つの歩値が生まれたときは最新の歩値しか入手できません。(エクセルには3つ4つ前の歩値は残っていないから)この点で「リアルタイムに近い」といわねばなりません。

  2. また「コピー&ペースト」のように、いつでも銘柄を切り替えるということは難しい。というのは銘柄を切り替えてエクセルに表示させた時点からの歩値しか入手できないからです。
このように《カナルFCR》にとっては、どちらのデータ取得の方法も一長一短がありますが、基本にはネット証券の専用ソフトでチャートが描かれるので、《カナルFCR》はその補助として使うということになると思います。


(04.11.24) TOPIX 1090P(+1) 日経 10872円(+22) 12.0億株 (1兆 938億円)


東京市場が休場の間のNYダウは104489ドル(+32)→10492ドル(+3)と落ち着いた動きでした。、ナスダックも2085P(+14)→2084P(-0)と小幅上昇。NY市場が気にしたドル資産からの逃避の危惧は当面はすんだようです。

東京市場は月曜日に米国株安に過剰な反応というべき大下げをしていたので、米国株式の落ち着きと円高の一服から今日は月曜日の下げ巾の半分は戻すかと思っていましたが、案外に値が戻らず。

月曜日の下ヒゲ陰線に小幅陽線が「はらんだ」というだけに終わりました。明日の夜はNYが休場とあって様子見となったようです。ともあれ月曜日の下ヒゲ(そう長くはないので顕著ではないが)と今日の「はらみ」でいちおうは下げ渋りの形ですが、これが反転と確認できるには、最低でも月曜日の陰線の高値を上抜くこと。自信を持つためには金曜日の陰線の高値を上抜くことですが、大窓を空けて下げただけに、2・3日のうちに上抜くことは難しい。

米国株は図のように200日線を高々と上回っており、週末に下げて日経平均をザラバで300円も下げる原因となった陰線も1本で終わりました。ここから続落したとしても、NYダウは200日線・25日線・75日線と3つの下値支持の平均線が控えています。ナスダックにいたっては25日線が下値支持の水準になりそうで、上昇相場が崩れる感じではありません。

東京市場においても、外国証券のオーダー倍率は(今日の530万株の売り越しにかかわらず)1.04と1倍以上を維持しています。

定点観測8銘柄のうち4銘柄(鹿島・新日鉄・住友鉱・みずほ)は200日線の上にあり、200日線より下にある4銘柄(ソニー・トヨタ・野村・NTT)と5分5分です。 こういう点からすれば、日経平均・TOPIXが200日線を下回ったままで推移しているのは、やはり米国株式に比べて割安であると思わざるを得ません。


(04.11.25) TOPIX 1094P(+3) 日経 10900円(+28) 11.8億株 (9497億円)


NYダウは10520ドル(+27)、ナスダック上昇して2102P(+18)と2100Pを回復。為替は102.75円と円高へ。 ナスダックの2100P乗せも東京市場には響かず。今夜の米国市場は休場とあって見送りが大勢となり、売買代金も1兆円割れ。

リアルタイムデータのチェックをまだしていますが、少しずつこの性格がわかってきました。

第一にはとにかく動く銘柄を見つけるのが肝心で、1日に最低でも5〜6%動かないと売買は難しい。 ワッときた銘柄にデイトレーダーが集中するわけがわかります。

次に1日に何回の売買をするのかを目安として持っておくほうがよいようです。1分足であっても「主な株価」が表示されることは前にいいましたが、主な株価が出るということは「小波動」があるということであり、小波動があるということは、小波動の向きに従えばよい(上昇波動なら買い、下降波動なら売り)ということです。

問題は小波動を確認してから売買して、値幅が取れるかどうかです。図は1分足・2分足・3分足・5分足ですが、1分足・2分足の小波動は小さ過ぎてチャブつくことが多いが、3分足となると1日のうちに小波動のピークが2回・ボトムが2回あるので4つの小波動に従えばよい。

5分足となるとボトムが1回だけしか出ていませんが、前日の5分足と連結すれば前場にピークも出ているはずなので、1日に2回の小波動に従えばよい。 よほど大きく上下(日に15 %以上)した銘柄でない限り、扱いやすいのは3分足より長いものではなかろうか、という印象です。


(04.11.26) TOPIX 1091P(-3) 日経 10833円(-66) 12.1億株 (9280億円)


米国市場は休場。東京市場も週末とあって商いは盛り上がらず。3日連続で週初の大陰線に「はらまれる」かたちになりました。

大陰線は米国の株安・債券安・ドル安のトリプル安に過剰に反応したものと思っていますが、米国株安とはなりませんでした。この点の心配はしなくてすみそうです。

あとは円高と米国の金利高です。(米国金利はわかりませんが、)円高は日銀の市場介入を警戒して一気に進む様子もありません。

とはいっても今日の後場は円が102円15銭をつけると、株価も急に下落しましたから、市場はなお円高への警戒感が強いようです。ただ円高が全面的に株式市場にマイナス材料であるのかといえば、基本的には中立です。輸出関連株にはマイナスであっても内需株はむしろプラスであるし、外国人投資家も円高が進むとみれば円資産であるところの株式を買う動きになることもあるでしょう。 円高は株式市場にとっていつもマイナス材料ではありません。

重要な小波動からトレンドを見ると、5401「新日鉄」は
  1. A→aが重要な上昇波動(新高値を更新した)で、

  2. Bへの下げ途中で、最後の上昇のスタート地点であるAを割り込んだので、ここからでは下降トレンド入り。このことは先日いいました。

  3. Bから上昇トレンドに復帰するためには、aを上抜かねばならないが、bで反発は終わり。

  4. CでBを下回る新安値(238円)が出たので、(b→C)が重要な下降波動になります。

  5. 今日は3連続陽線となって、強い反発の足を出しました。bを上回れば上昇トレンドに転換し、この後は押し目買いが有効になります。


7203「トヨタ」は
  1. A→aが重要な上昇波動(最高値をとった)で、

  2. Bへの下げ途中で、最後の上昇のスタート地点であるAを割り込んだので、ここからでは下降トレンド入り。

  3. Bから上昇トレンドに復帰するためには、a'を上抜かねばならないが、bで反発は終わり。

  4. CでBを下回る新安値が出たので、(c→C)が重要な下降波動になります。cを上抜けば上昇トレンド入りですが、そうはならず。

  5. DでCを下回る新安値が出たので、(d→D)が重要な下降波動になります。dを上抜けば上昇トレンド入りですが、いまとなってはdへの壁は高い。

    結局、7月のaの高値からa→a'→b→c→dと順次ピークが切り下がって典型的な下降トレンドの波動になっています。買い目はありません。(よほど急落して「突っ込み買い」が考えられるようなら別だが)



(04.11.29) TOPIX 1103P(+12) 日経 10977円(+144) 12.0億株 (1兆 255億円)


米国市場は休み明けながら半日立会いであり、NY市場などは5億株の出来高でしかありませんでしたが、高値水準を維持して、10522ドル(+1)。ナスダックも変わらず2101P(-0)。

東京市場は米国株式が高値圏で値を保っていることや円が103円台に戻したことからちょっと気のきいた上昇になりました。

しかし先週初めの窓空けの大陰線の窓は埋めきれず。まあこれは明日に期待です。

外国証券のオーダー倍率は1.0を維持しています。明日は1.0倍を割り込むようですが、明後日は再び1.0を回復しそうなので、外国人買いについては悲観することはないようです。

重要な小波動からトレンドを見ると、8604「野村」は
  1. A→aが重要な上昇波動(新高値を更新した)で、

  2. Bへの下げ途中で、最後の上昇のスタート地点であるAを割り込んだので、ここからでは下降トレンド入り。

  3. Bから上昇トレンドに復帰するためには、aを上抜かねばならないが、bで反発は終わり。

  4. CでBを下回る新安値(1480円)が出たので、(b→C)が重要な下降波動になります。

  5. しかしすぐにDで真安値(1431円)をつけ、(c→D)が重要な下降波動になりました。

  6. この後D→D'と安値が切り上がったので、d→d'の高値も切り上がるかと期待していましたが、d'はdを上回れず。D'→d'の動きがaのピーク以来の最大の見どころでした。

  7. その後Eでまた真安値になり、(d'→E)が重要な下降波動になりましたが、じきにFの新安値へ下落。現在のところ(e→F)が重要な下降波動になっています。

  8. さてaのピーク以来2度目の注目すべき局面がやってきています。F→fへと反発しましたが、fはeを上抜けず、これでは上昇転換にはなりませんが、fからの下げは浅く、今日は陽線をつけてfを上回りそうな勢いです。

    もし明日以降にfを上抜くようであれば、安値(F→G)が切り上がり、高値(f→明日)が切り上がるということになりますから、eを上抜く可能性が大きくなってきます。

  9. eを上抜けば、7か月以上も下落を続けてきた野村もようやく上昇トレンドに転換することになります。


9432 NTT は先日も書きました。波動は上の野村よりも先んじています。
  1. Bで重要な上昇波動のAを下回り、下降トレンドが決まりましたが、

  2. 安値(B→C)が切り上がり、高値(b→c)が切り上がったときは、cでa水準を上抜き上昇トレンドに回帰するのではないかと期待できました。

    しかしすぐに安値Cを下回り、安値切り下げの形になったので、この期待はハズレ。高値cから安値Cの水準を下回るまで(Pの近辺)が最高最大の見どころでした。

  3. その後は見どころはなく、DでBを下抜き新安値になり、そのDもEで下抜き、とどんどんと新安値を更新。

  4. ところが(E→F)と下値を切り上げ、(eの高値を上抜いて高値も切り上がる状況が生まれました。高値dを上回らない限り、上昇トレンドに転換したとはいえませんが、安値の切り上げとなってきたので、dの奪回の可能性が大きくなったとして11月1日にNTTを取り上げてました。

  5. その後eの戻り高値をfでとり、安値切り上げと高値切り上げの2つがそろい、さあこれからfの高値を抜いてdの高値を上抜くのか。というところまできています。ピークa以来、注目すべきところはPと現在のQだけです。



(04.11.30) TOPIX 1098P(-4) 日経 10899円(-78) 11.8億株 (1兆 826億円)


NYダウは10475ドル(-46)。ナスダックは2106P(+4)。

東京市場は寄り前に発表された10月の鉱工業生産指数が前月比-1.6%ダウンし、市場の予想はまたもはずれる。まあ10月は台風やら地震やらがあったことだし、11月からがまともな経済統計になるのでは。

11月19日にリアルタイム・バージョンのために取得した分足のグラフを掲げました。たまたま当時出来高があって値動きが激しかった6316「丸山製作」を取り上げたのでしたが、今日はS高。

分足でも日足と同じように扱えるということが次第に確信じみたものになってきていますが、今日は日足ベースでの波動について述べておきます。


11月18日に1812「鹿島」と5401「新日鉄」のグラフを掲げ、この半年で、鹿島のグラフを注目する急所は2か所であり、新日鉄は4か所であるということをいいました。

昨日29日には「野村」と「NTT」を取り上げ、グラフは注目する局面にあるといいました。急所であるかどうかはグラフを一瞥するだけでわかります。急所でないところでは、あれこれチャートを描いても意味がありません。

さて「丸山製作」の波動ですが、重要な小波動からトレンドを見ると、
  1. A→aが重要な上昇波動(新高値を更新した)で、

  2. Bへの下げ途中で、最後の上昇のスタート地点であるAを割り込んだので、ここからでは下降トレンド入り。

  3. しかしBからすぐにaを上抜いたので、上昇トレンドに復帰しました。b以降は「押し目買い」が有効になります。

    「押し目買い」の原則は、@小波動の安値が切り上がって、A小波動の高値が切り上がっていることである、ということは何度もいってきました。

  4. Cのあたりでは、高値はa→bと切り上がっているので問題なし。あとはB→Cが切り上がりになったことを確認するだけです。これはCの日に「主な株価」が安値165円と表示したPの日にわかります。ここが買い場。

  5. 次の買い場はどこかとなると、b→c→dと高値は切り下がって、B→C→D→Eと安値は切り上がって、「三角保合い」になりました。この間は買い場はありません。(高値が切り下がっているのだから)

  6. しかしこの後に上昇を開始し、dの高値を上抜きました。これで高値が切り上がることは確実となったので、Qの日が買い場です。
この半年間で、丸山製作の(買いの)急所はP,Qの2か所だけです。


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