TOPIXをどう見たか・判断したか (04年10月)

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(04.10.1) TOPIX 1117P(+15) 日経 10985円(+161) 14.8億株 (1兆1490億円)


NYダウは10080ドル(-55)と反落しましたが、これはメルク株が急落したためで、これを除けばプラスであったらしい。ナスダックは1896P(+2)と小幅ながら続伸。

@4-6月GDP速報の数字が1.7%と予想外に悪く、確定値では上方修正されるに違いないと市場が思っていたところ逆に1.3%へ引き下げられるというショックがあり、Aここへ原油高が重なり、B新興市場が崩れ、C4月の期日がやってくる、というのが9月相場が下落した原因でした。

今日は7-9月期がどうなったかを知るための手掛かりである9月の日銀短観が発表されました。大企業製造業のDIは+26と市場予想を上回る好調ぶりであることがわかりました。3月(+12)→6月(+22)→9月(+26)とDIは6期連続でプラスになり、しかも増加しました。6月時点での9月の見込みは+20であったので、6月に予想した以上の好景気になったわけです。

ただし12月の見込みは+21で9月よりも-5ポイント低下します。これは電気・半導体部品の在庫が積み上がっていることや、原油の高値定着の懸念があって今以上にはよくならないという警戒からです。

日銀短観が大きなプラス材料になり、日経平均は高く寄ってからも上昇したものの11000円の手前で高値保合いとなって引けました。11000円での戻り売りは結構あった感じです。

外国証券の朝方のオーダーは3日連続の買い越しとなりました。外国証券の9日「オーダー倍率」はちょうど9月16日の大量売りのデータが外れたこともあって、今日は急上昇して1.09。

1月・4月・7月・10月は高値をとる月ですが、外国人買いという点では、10月高値へ向かうのかと期待してよくなりました。

ただ昨日もいいましたが、グラフを見て9月28日が10月高値へ向けての出発点になったかというと、まだ半信半疑です。図の
  1. は、@長大陰線で安値を出し→A陽線がはらみ→B長大陰線の高値を上抜いた。これは安値の日を含めて3日間で決まりました。

  2. は、@下ヒゲ陰線→A窓空け陽線→B3陽連。この日に安値をつけた前日の高値を上抜いた。 といったようにボトムらしさをきちんと表現しましたが、

  3. は、@a,bのような顕著な足型を出しておらず→Aまだ強い足はでず→Bしかし安値をつけた前日の陰線高値を上抜いた。という状況です。


aからの上昇、bからの上昇に相当するような上昇が今後でてくるのか、となると今日の動きだけではまだそうであるともいえません。

もっとも4月からの中波動は、A→B→Cと高値が切り下がり、a→b→ cと安値が切り上がる「三角保合い」であるので、cではa,bのような顕著な足がでなかったとも考えられます。(三角保合いとは波動が減衰している状態のことであるので、先へいくに従って動きは小さくなり、特徴的な足型はでにくくなります。)

としても今後それなりに大きな上昇があるのであれば、スタート時点で強い動き(3連続陽線とか長大陽線とか)がでるはずですが、まだそれはでていません。ここが判断できかねているところです。

昨日掲げた個別銘柄でも、25日線に向かって伸びたのはトヨタとみずほだけで、他はいまいち上昇力がありません。


(04.10.4) TOPIX 1139P(+22) 日経 11279円(+294) 18.2億株 (1兆4552億円)


先週末のNYダウは10192ドル(+112)と反発。ナスダックは1942P(+45)と大きく上昇し4連騰。

先週末、9月の日銀短観の発表を受けて、日経平均・TOPIXは上昇していましたが、近々小波動のボトムはつけるとしても、先の小波動の高値を上抜くほどの上昇となるかといえば、ボトムからの強い足が出ておらず、これは疑問だと思っていました。

しかし今日は何もかもの懸念を吹き飛ばす大幅上昇となりました。@朝方の外国証券のオーダーは4850万株の買い注文が入り、大量2480万株の買い越し。これによって外国証券オーダー倍率は1.09から1.20へ急上昇。

A出来高は18.3億株・売買代金が1兆4000億円に膨らみ、原油高を不安要因ととらえての様子見から積極的な買いに変わったようです。

グラフは、B日経平均・TOPIXともに小波動のボトムを表示し、C《デンドラ》の4%波動が陽転。さらにはD日経平均は先週までは9日線をようやく上抜いたばかりでしたが、今日は25日線・75日線・200日線をまとめて上抜き文句なしの状態。TOPIXは先週末に200日線に達しており、これを上回るか反落するかの瀬戸際でしたが、200日線・25日線・75日線を突破し、これまた文句なし。

日経平均(TOPIXもだが)は《デンドラ》の4%波動が陽転したので、新たな上値メドが生まれました。今日のところは@11217円、A11325円、B11541円、12080円が表示されていますから、まずは11325円、11541円が目標になります。

ここまでの波動の形は「はらみ」のなかに「はらみ」があり、さらに先の安値への下落で「はらむ」という3重の「はらみ」になっていることです。典型的な波動の「三角保合い」です。

「三角保合い」は、いずれは上か下に放れることになりますが、三角保合いの渦中にあるときは、株価が少し上昇すれば上放れる確率が急に高くなり、株価が少し下落すれば下放れる確率が急増するという不安定な予想しかできません。

ここまで先の高値を上抜くことも先の安値を下抜くこともできずにきましたが、今日の日経平均の11279円というのは、先の高値(終値ベース)11298円にあと19円と迫るものです。明日以降に終値が11298円を超えると、波動のパタンが変化し、新しい上値メドが発生します。

直前の高値を上抜くことは「三角保合い」の放れの第一歩ですから、上値メドも上がり、@11541円、A11865円、B12080円、B12620円になります。(まあ上抜いてからの話ですが、状況はガラリと変わりました。)


(04.10.5) TOPIX 1140P(+0) 日経 11281円(+2) 17.9億株 (1兆2262億円)


NYダウは10216ドル(+23)と小幅ながら続伸。ナスダックも1952P(+10)と5連騰。

シカゴ日経先物は11330円と11300円台に乗せ、外国証券の寄り前のオーダーは昨日に続いて買いが4910万株と4000万株を超え、差し引き990万株の買い越し。外国証券オーダー倍率は1.21へ上昇。

逆張りのチャートは多くあります。@カイリ率、ARSI(相対力指数)、Bストキャスティクス、CRCI(順位相関)、DMACD、Eサイコロジカル、などなどですが、私はCの順位相関を最も評価しています。

ただこれらチャートは、株価の動きをシンプルにし、わかりやすく加工したものでしかありません。株価の動きがあって、これらチャートが変化します。各チャートは株価の動きが作る影であるといえます。

ところで先日来いっている「外国証券オーダー倍率」は、一定期間の外国証券の買い注文と売り注文の倍率ですが、このチャートは株価の動きとは無関係です。株価が下がったからオーダー倍率が下がり、株価が上がったからオーダー倍率が上がるというのではありません。

株価とは無関係なチャートであるのに、図の「外国証券オーダー倍率」は株価と同じように動いています。一方は日経平均の株価の推移、一方は外国証券の売買注文という別のデータであるのに、これほど歩調があっています。つまりは日経平均の動きは外国証券の売買動向と最も密接な関係(正の相関関係)があるということですが、どちらかといえば、株価と逆張りチャートが原因→結果の関係にあるのに対し、株価とオーダー倍率の関係は、オーダー倍率が原因で日経平均が結果です。

これはすごい。順序でいえば、オーダー倍率→日経平均→順位相関(と他の逆張りチャート)の順に影響するわけです。


オーダー倍率が原因であるならば、当然に株価に先行ないし一致します。上図の@aとAは同じ日、AbとBも同じ日、BcはCより2日遅れ、CdはDより2日先行、DeはEより2日先行、という状況です。

まあもう少し観察してみなければわかりませんが、今のところ一致ないしやや先行の傾向があります。

定点観測8銘柄は、25日線まで戻って躊躇しているのが3銘柄、75日線まで戻って躊躇しているのが3銘柄あります。今後の動きは、75日線に戻った銘柄がこれを上抜いていくのかどうかで判断できます。


(04.10.6) TOPIX 1147P(+7) 日経 11385円(+103) 17.9億株 (1兆3744億円)


原油相場が51ドル台へ上昇し、NYダウは10177ドル(-38)と小反落。ナスダックは1955P(+3)とわずかながら上昇し6連騰。

外国証券の寄り前のオーダーは630万株の売り越しなったものの外国証券オーダー倍率は1.16と高水準を維持。

東京市場は安く始またものの次第高となりました。業績の裏づけがある鉄鋼・海運・造船・非鉄などが買われ、日経平均・TOPIXともに5連騰。

《デンドラ》の4%波動は一昨日陽転し、上値メドは@11217円、A11325円、B11541円、C12080円であるので、まずは11325円、11541円が目標になるといいましたが、今日はA11325円を突破しました。

どころか、先の高値(終値ベース)11298円を上抜けば、波動のパタンが変化するので、新しい上値メドが発生し、@11541円、A11865円、B12080円、C12620円になるといいましたが、今日は11298円を上抜き現実化。上値メドは引き上げられました。


上値メドが4つもあるのは多すぎると思われる方もあるでしょう。だいたいの目安は、
  1. 最も低い@上値メドはほとんがクリアする。(確率は3/4)
  2. ABが最も現実的な上値メドである。(確率は2/4)
  3. 最も高いCの上値メドはよほどのことがないとクリアしにくい。(確率は1/4)
です。上図の過去3度の4%波動のピークは、
  1. 4月は上値メドBCの間でピークとなった。
  2. 7月は上値メドCでピークとなった。
  3. 9月は上値メドABの間でピークとなった。
となっていますから、ABを当面の上値メドとしておけばよいのです。

で、当面の上値メドですが、昨日まではA11325円、B11541円でしたが、今日の波動パタンの変化によってA11865円、B12080円がメドになります。

ついでに、日経平均・TOPIXは昨日まで、上図のような「三角保合い」にありましたが、今日は先のピーク(c)を上回る(d')になりましたから、三角保合いは上に放れる可能性が濃厚になりました。最終的には(a)を目指し、これを上抜くことでしょう。

となると一般銘柄で「三角保合い」をしている銘柄は、日経平均に倣って上放れする可能性が強くなります。現在8%波動(一般銘柄なので)で「三角保合い」をしている銘柄は次の52銘柄です。(この検索のしかたについて、明日よりしばらくの間、述べます。)



(04.10.7) TOPIX 1141P(-5) 日経 11354円(-30) 15.7億株 (1兆1500億円)


NY原油は52ドル台へ上昇したもののNYダウは10239ドル(+62)と上昇。ナスダックも1971P(+15)と7連騰。 外国証券の寄り前のオーダーは1450万株の買い越しとなり、外国証券オーダー倍率は1.25と上昇。

東京市場は急上昇をしたため目先的には警戒感がでて、わずかにマイナスとなりましたが、外国証券はまだ大量の買いを入れているし、出来高・売買代金も高水準をキープしています。


逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」は日経平均・TOPIXともに売りマークを出しましたが、いまは@上昇の初期段階であり、A25日順位相関もまだ-20あたりの低い位置にあります。今日の売りマークは図のa,dと同じ意味のものでしょう。a,dでは小波動のピークにはなりませんでした。

よって今日の売りマークはあまり気にすることはありません。 今日が小波動のピークと表示されたとしても、その下げは小さいはずです。
《デンドラ》を使って、「三角保合い」をしている銘柄をピックアップするやりかたを述べます。

右図は一昨日(10月5日)までの《デンドラ》の4%波動のグラフです。

陰陽足の流れを一見しただけでは、波動の高値と高値の関係や安値と安値の関係はすぐには把握できませんが、カギ足に書き換えれば実にわかりやすくなります。

ツールバーの「カギ足」の絵をクリックすると、カギ足を描くことができます。

上図の陰陽足に振ったABCD、abcdをカギ足に振って見ましょう。陽線(赤線)の関係を見ると、
  1. (A→a)の陽線は(B→b)の陽線をはらんでいる。
  2. (B→b)の陽線は(C→c)の陽線をはらんでいる。
    この段階で「三角保合い」であるといえますが、この例ではさらに、

  3. (C→c)の陽線は(D→d)の陽線をはらんでいる。
    というクドほどの「三角保合い」になっています。
今度は陰線(灰色線)の関係を見ると、
  1. (a→B)の陰線は(b→C)の陰線をはらんでいる。
  2. (b→C)の陰線は(c→D)の陰線をはらんでいる。
    この段階で「三角保合い」であるといえます。
「三角保合い」はカギ足からわかるように、1本目の波動は大きかったが、2本目の波動は小さくなり1本目の高値・安値の範囲内に収まる。3本目はの波動はさらに小さくなって2本目の高値・安値の範囲内に収まる。という形です。

つまりは波動が均衡点を求めて減衰してきた状況ですが、株価は動くものです。いつかこの減衰運動が終わり、新たに大きな動きが始まります。株価が大きく動けば、1本目の波動(A→a)を突破(高値を上抜くか、安値を下抜くかのどちらか)することになります。この突破を「三角保合い放れ」といいます。

波動が「三角保合い」にある銘柄を見つけておけば、その後の大きな株価の変化に追随することができますが、どのようにして「三角保合い」にある銘柄を発見すればよいのか。そのやりかたをしばらく述べます。(《デンドラ》を使って検索します。)


(04.10.8) TOPIX 1140P(-1) 日経 11349円(-5) 14.6億株 (1兆1936億円)


NY原油は毎日1ドルずつ上昇し昨日は53ドル台になっては、さすがのNYダウも10125ドル(-114)と下落。ナスダックも1948P(-22)と7連騰でストップ。

シカゴ日経先物は11315円。外国証券の寄り前のオーダーは230万株の買い越し。

うかっとしていましたが、明日から3連休でした。東京市場は米国株安、原油高、3連休前の週末と環境的にはよくないのにわずかの下げでとどまったのは、基調は強いということでしょう。

《デンドラ》は波動パタンをNo.000〜No.999の1000個のパタンに分類し、1000個のパタンについての情報を持っています。パタンには上昇パタンと下降パタンの2種類がありますから、全部で2000個のパタンがあります。

「上昇パタン」とはカギ足の陽線どうしの関係に注目したものです。カギ足は陽線と陰線が交互に並びますが、このうちの陰線を無視して陽線だけの関係を見ると、その関係は右図の10種類に分けられます(私がそう分けただけであるが)

右図の日経平均の最近の4%カギ足を例にすれば、
  1. @とAの陽線の関係は上図の(4.はらみ)にあたります。
  2. AとBの陽線の関係は上図の(4.はらみ)にあたります。
  3. BとCの陽線の関係は上図の(4.はらみ)にあたります。
  4. CとDの陽線の関係は上図の(2.順上げ)にあたります。
  5. DとEの陽線の関係は上図の(2.順上げ)にあたります。
(4.はらみ)の4や(2.順上げ)の2はパタン番号です。デンドラで使っているパタンNoは、4.とか2.とか1桁の数字ではなく、直近の3個のパタンNo.を新しいほうから順に3つを併せたものです。つまり@の日の上昇パタンNo.は、この波動が(4.はらみ)で、その前がやはり同じく(4.はらみ)、そのまた前が(4.はらみ)であるので、パタンNo.は(444)になります。

この例では全部のパタン番号が4であるので、わかりにくのですが、例えばAの日現在の上昇パタンNoは、この日の波動が(4.はらみ)で、その前がやはり同じく(4.はらみ)だが、そのまた前は(2.順上げ)であるので、パタンNo.は(442)になります。(新しいほうのパタン番号が先にきます)

「三角保合い」とは3つの上昇波動があって、新しいほうの波動から1本目と2本目が(4.はらみ)の関係にあり、2本目と3本目も(4.はらみ)の関係にあるものです。つまり上昇パタンNo.でいえば(44X)のものです。Xの部分はどのような数字が入ってもかまいません。

例えばAの日の時点での上昇パタンは(442)ですが、図のABCの3つの上昇波動はABで(4.はらみ)、BCでも(4.はらみ)であり、「三角保合い」です。上昇パタンNo.は(442)でもよいし(444)でもよいし、(440)(441)(443)...(449)のどれも最近の3つの上昇波動は「三角保合い」になっています。

上昇パタンNo.の(440)(441)〜(448)(449)の10種類を検索すれば、現在「三角保合い」になっている銘柄をピックアップできることがわかりました。

波動パタンの検索は《デンドラ》の「検索」→「パタン検索」で行えます。


「パタン検索」の画面では次のように指示します。
  1. 使う条件表No.は何でもよい。
  2. 「今波動パタンだけで検索」を指示する。
  3. 売買条件は「買い」(「売り」としてもよい)
  4. 売買マークの利用は「順張り」(上で「売り」としたときは「逆張り」を指示する)
  5. 検索するパタンは「重要パタン」(「検索P1」〜「検索P9」でもよい)
  6. 最も重要なことは、上昇パタンとして(440)〜(449)の上昇パタンNo.を「重要パタン」または「検索P1」〜「検索P9」に登録しておくことです。


ここでは上昇パタンNo.の(440)〜(449)が「重要パタン」に登録されているものとして話を進めますが、 検索すると一昨日(10月6日)に掲げたような52銘柄がピックアップされました。

グラフで確かめてみましょう。右図の1324「マルハ」は「三角保合い」をしています。上昇パタンは(441)でした。


1802「大林組」も「三角保合い」をしています。上昇パタンは(443)でした。

次回は「重要パタン」に上昇パタンNo.(440)(441)....(448)(449)を登録する方法を述べます。これができれば、どのような波動パタンでも自由自在に取り出せることができます。


(04.10.12) TOPIX 1126P(-13) 日経 11201円(-147) 14.6億株 (1兆 941億円)


週末から月曜日のNYダウは10055ドル(-70)→10081(+26)と概ね下落。ナスダックも1919P(-28)→1928P(+8)と下落。

米国は原油高と9月の雇用統計が予想(15万人)を下回る9.6万人であったので下落しましたが、大きくは下げず。

外国証券の寄り前のオーダーも1160万株の買い越しとなり、この面での心配はありません。オーダー倍率は1.34までアップ。

昨日は上昇パタンNo.の(440)(441)〜(449)の10種類が「重要パタン」に登録してあるものとして検索のしかたを述べましたが、今日は(440)(441)〜(449)を「重要パタン」に登録するしかたを説明します。

「重要パタン」に特定のパタンNo.を登録するには、次図の「波動分類」のボタンをクリックします。


「波動の分類」の画面が現れます。


  1. 「使う波動」は8%波動(または10%波動)を指示します。一般銘柄の波動を見るときは8%または10%が普通です。(日経平均・TOPIXは4%波動を使っているが指数の波動は小さいので4%としている)
  2. 上昇パタンを登録したいので「上昇」を指示。
  3. 「上昇パタン」の文字が表示され、
  4. 上昇パタンNo.の一覧表が表示されます。
  5. ここからパタンNo.(440)(441)(442)・・・(449)をクリックして選択します。(理論上は)448)(449)(440)もあるが、実際の株価ではこれらは出てこない)
  6. 「重要記憶」ボタンをクリックすれば即座に「重要パタン」として、紺色のパタンNo.が登録されます。


(04.10.13) TOPIX 1127P(-3) 日経 11195円(-5) 14.4億株 (9897億円)


NY原油高はあい変わらずながらNYダウは10077ドル(-4)、ナスダックも1925P(-3)と下げ幅は小さくなってきました。 シカゴ日経先物は11170円。外国証券の寄り前のオーダーは920万株の売り越しで、オーダー比率は1.24へ。

インテルの7-9月期決算がよかったことから、東京市場は小幅高で寄り付き、+105円高まであったもののその後はジリ安。多くは米国の決算をみてからと様子見。売買代金は1兆円割れ。

7月9日に図のような、5401新日鉄と8604野村のグラフを掲げました。この要旨は、5401新日鉄の「押し目買い」、8604野村の「突っ込み買い」でした。

新日鉄が「押し目買い」であるとした根拠は
  1. 株価が200日線より上にある。

  2. 75日線まで戻ってきた。

  3. 4連続陽線をつけているが上昇できていない。(これは戻り売りに買い向かっている勢力があるのではないか)
というものでした。一方野村の「突っ込み買い」は
  1. 株価が200日線を割り込んでいる。
  2. 75日線と200日線がデッドクロスしている。
    ここまでのグラフの状況はただただ下げているというだけで、「突っ込み買い」の対象でもなんでもありませんが、
  3. 9日順位相関と25日順位相関がともに-90以下になった。
  4. 株価下落時に出来高が増加した。
    新安値をつけている最中に出来高が増加したのは、これに買い向かう勢力がでてきたということで、当面(2月〜半年)の安値が出ようとしているのではないか。

といいました。 新日鉄は「押し目買い」です。ということはこの後の波動は切り上がり、新高値を出すことを期待しているわけです。

いっぽう野村は「突っ込み買い」です。この下げ波動は当面の安値に達しており、ここからの反動高(通常は25日線まで、強ければ75日線まで)を狙おう。大底になるかどうかは、いったん反発した後の下げを見なければわからない。ということです。

結果は、図のごときです。新日鉄は新高値の波動に進み、野村は一時的に25日線まで戻したものの、その後は再び新安値の波動に入りました。「突っ込み買い」の難しさです。


(04.10.14) TOPIX 1109P(-13) 日経 11034円(-161) 15.8億株 (1兆1024億円)


中国の7月の銅の消費量が前年比-21%の減少になったとかで、鉱山株・非鉄株が大幅下落し、NYダウは10002ドル(-74)。ナスダックも1920P(-4)と小幅続落。

シカゴ日経先物は11100円。外国証券の寄り前のオーダーは4650万株の売りに対して2440万株の買いしかなく、2210万株の大量売り越し。しかしオーダー比率は1.10と水準以上を維持。

東京市場は資源株が人気していたところへ、海外の非鉄相場の下落によって一気に水を差されてしまいました。しかも非鉄安の原因は中国であったので、鉄鋼・海運・商社株も大きく下落し、値上がり銘柄は168、値下りが1360銘柄とほぼ全面安となりました。

ただ7月が悪化しただけなのか、8月9月も引き続き悪いのかが不明です。8月9月も悪かったのであれば、当然鉄鋼メーカーや商社はこのことをつかんでいるはずですが、9月中間期の減額修正はでていません。後場は株価の下落は止まっていました。


9月14日に割安株85銘柄を検索し、9月16日にグラフを見て気になった2銘柄を掲げました。6407「CKD」と3004「神栄」です。

神栄は、小波動が200日線のaでボトム、75日線のbでピーク、cも75日線でピークといったふうに、平均線とボトム・ピークがうまく連繋し、しかも安値・高値が切り上がっているので注目したのでした。

CKDは、波動的が切り下げており、しかも200日線を割り込んでいるので面白くはないのですが、出来高が急増しているので注目したのでした。後にこの大出来高はCKDの自社株の売り出しであることを教えてもらいましたが、ここで新たな投資家が買ったことには違いなく、この後の株価はどのように動くかは興味あるところでした。


CKDは200日線より下、75日線より下にあるのですから、買いの性格は「突っ込み買い」です。まずは25日線までの戻り、強くて75日線までの戻りを取るという方針です。

突っ込み買いのタイミングのひとつの手掛かりは、大きく下落したときに大出来高となった日です。9月16日に注目したのも株価が安い位置で大出来高となっていたからですが、「売り出し」が原因であったのでこの日にボトムとはなりませんでした。

ボトムになったのは、@売り出しによって市場に出た株式が一応引き取られて落ち着き、その結果出来高が少なくなった(a)の日でした。グラフではAこの日に上下に長いヒゲが出て上に行くか下にいくかの迷いを表現し、B9日順位相関は-97、25日順位相関は-89と、昨日の野村のような状況でした。

その後は25日線の水準が低かったので、たやすくこれを上抜き、今は75日線に接近中です。当然に75日線は大きな関門です。

3004神栄は、200日線より75日線が上位にあり、株価は200日線より上で推移していたので、買いの性格は「押し目買い」です。高値が切り上がることを期待しての買いです。

注目したBまでは200日線を下限にし、75日線を上限にした動きでしたが、(b)で75日線を上回り、翌日も飛び放れて寄り付きましたが陰線で終わり、上昇開始とはなりませんでした。しかしその後は75日線の上位の位置をキープしていることから、そのうち動意づくのでは。


(04.10.15) TOPIX 1105P(-4) 日経 10982円(-51) 13.7億株 (1兆 311億円)


NYダウは9894ドル(-107)へ下落。ナスダックも1903P(-17)と続落。

昨日は7-9月期のGMの自動車部門が赤字になり、GM株が大下げしたため、NYダウの波動は高値・安値ともに切り下げてしまい、よいところがありません。

東京市場に響くのはナスダックですが、いまのところナスダックは高値・安値ともに切り上げているし、図の3つの株価指数の9日順位相関は-80を割ってきましたから、リバウンドがあってしかるべき。

外国証券の寄り前のオーダーは4110万株の売りに対して2660 万株の買いしかなく、1450万株の大量売り越し。2日連続して4000万株を超える売りには、ちょっとひるみます。今日のオーダー比率は1.04ですが、9日前・8日前に大きな買い越しとなっていた分が剥落するので、来週月曜火曜には1.00を割り込むことになりそうです。


日経平均・TOPIXのグラフですが、9日順位相関は-75あたりまで下げているので、来週月曜火曜には-80以下になります。

逆張り用の買いマークがでるには日経平均で250円くらい、TOPIXで26Pくらいの下落が必要ですが、これも月曜火曜に出る可能性があります。

逆張り用の「日経平均用'96」のグラフの画面下の2本の線は、@青線が5日ベクトル、A赤線が10日ベクトルです。この2つのベクトルも買いマークを出す条件のひとつです。

買いマークとは別に2つのベクトルを見ると、@aのように5日ベクトルが-8まで下落した日か、Abのように10日ベクトルが-5まで下落した日がボトムの手掛かりになります。TOPIXの現在は、5日ベクトルが-7.8、10日ベクトルは-2.5ですから、これまた月曜火曜には5日ベクトルは-8になり、10日ベクトルの-5の可能性もあります。来週月曜火曜は肝心な日です。


(04.10.18) TOPIX 1101P(-4) 日経 10965円(-17) 10.3億株 (8025億円)


NYダウは9933ドル(+38)と小反発。ナスダックも1911P(+8)とプラス。

原油高の流れは変わりませんが、グリンスパンFRB議長のコメントが米国経済の先行きには不安はないとニュアンスであったので、米国株は下げ渋りとなりました。

東京市場は総見送りとなって、出来高が10億株、売買代金は8000億円と縮小。

あいついで《Qエンジン》についての問い合わせがありました。私としては《Qエンジン》の比類のない機能は@オートマによる条件表の生成、であると思っていますが、ユーザーないし使ってみたいという方にとっては、Aシミュレーション(売買検証)のほうが興味があるらしい。

《カナル2》は今のところ株価データが1日単位のものでありリアルタイムではないので、売買は最短でも1日(始値で買って終値で売る)ということしかできません。(そのうちリアルタイムのデータが誰にでも簡単に入手できるようになれば、《カナル2》のリアルタイム版を発売できる用意は5年前からできていますが、まだそういう時代になっていません。しかしこれは近い。)


いわゆる「デイ・トレード」について、いうべき考えを持っていますが、これはいつか述べるとして、とりあえずは《Qエンジン》のシミュレーション機能についての質問に答えます。これは2人の方が連日に質問されたものです。

「カナル2の条件表が売買マークを出した翌日が陽線になる確率を知ることができますか?」という質問がありました。

正確にいえば、それに近いものはわかります。上図は日経平均についていつも使っている条件表No.2の「日経平均用'96」ですがこれを例にすると、売買マークがでた翌日に陽線となる確率が知りたいというのは、始値で買って終値で手仕舞いたい(売りの場合は始値で売って終値で手仕舞いたい)がそのときの勝率と利益率はどうなのかを知りたいということでしょう。

条件表の評価は《Qエンジン》の「売買成績」の機能を使えば簡単に知ることができます。図のように
  1. 評価したい条件表を指定し
  2. 検証する期間を指定し
  3. 売買ルールを指定すればよいのです。


売買ルールは重要です。同じ日に買ってもAさんは10日後に14 %の利益を出して利食いしたかも知れないし、Bさんは翌日に3%の利益を見て決済したかもしれない。Cさんは2か月後に20%の評価益となったが手仕舞いせずにいたら-5%の損失になったかもしれない。

買いマークがついて同じ日に買ったとしても、その後の成績は変わってきます。図は
  1. 買いマークがついた翌日の始値で買い

  2. 翌日の終値で手仕舞う

  3. (売りは始値で売り、終値で手仕舞い)という売買ルールです。

  4. 利食いの設定はなく

  5. 損切りの設定もありません。


  6. 図のHは売買回数が73 回あって、

  7. 例としては0401007(2004年10月7日)に売りマークが出たので、寄り付きの11311円で日経平均を売ったが、

  8. その日の終値は11349円であり、

  9. 結果-0.34%の損失であったということを表しています。

「買い」において利益がでるのは、始値より終値が高い(つまりは陽線になった)ということです。《Qエンジン》の売買成績表によれば、勝率61.1%であることがわかります。
  1. これをまとめたものが図の「売買成績」です。これによれば買いマークがでて、翌日の始値で買い、終値で手仕舞いしたときの勝率は61.1%です。つまり「その日が陽線または始値と終値が同値であったのは61.1%だった」ということです。

  2. なお平均利益率が、「1回につき平均0.3%の利益がでた」となっているので、始値を基準として平均して+0.3%上昇した(翌日の陽線・陰線の巾を均すと、+0.3%だけ陽線の巾のほうが大きかった)ということがわかります。

  3. 売マークの場合、「始値で売って、終値で手仕舞う」ので、翌日が陰線のときは利益・陽線のときは損失となります。図では売りの勝率は54.1%であるので「売りマーク」がでた翌日の陰線(または始値と終値が同値)の確率は54.1%であるということがわかります。

  4. 売りマークは37回出て、平均して0.2%の利益を出しています。


(04.10.19) TOPIX 1108P(+7) 日経 11064円(+99) 11.8億株 (9461億円)


NYダウは9956ドル(+22)と小幅ながら続伸。ナスダックも1936P(+25)と上昇。

シカゴ日経先物は11050円。外国証券の寄り前のオーダーは2840万株の売りに対して2020万株の買いしかなく、820万株の売り越し。これによってオーダー比率は0.90と低下しました。明日・明後日までは比率は低下しますが、ここから外国証券が買い越しになるのかどうか。11月初めの大統領選まで動けないとなると、東京市場もつらい。

日経平均は、1月・4月・7月・10月に高値を出し、2月・5月・8月・11月に安値を出すというのが、ここまでのリズムでした。8月安値まではリズムどおりで、10月の高値を期待していましたが、大きな上昇にはなりませんでした。

(日経平均は9月の高値をわずかに上回り、8月以来の高値を取っているので、10月高値にならなかったわけではないが、小幅に過ぎました。)

このリズムが出てきたのは、4半期決算の開示が始まってからです。1-3月の発表が始まる4月、4-6月の発表が始まる7月、7-9月の発表が始まる10月、10-12月の発表が始まる1月に高値を出すのですが、これは、利益の順調な伸びが期待されたからです。

今回10月はビクターやNECのように減額するハイテク企業が出てきたことや、中国経済の鈍化がでてきたので、10月高は肩透かしになっていますが、日本企業の発表はこれからです。株価が上昇していないだけに、よい数字が出てくれば10月高値を上抜くところも不可能ではありません。


(04.10.20) TOPIX 1093P(-14) 日経 10882円(-182) 14.3億株 (1兆1210億円)


NYダウは9897ドル(-58)と反落。ただ下落しながら出来高は17.3億株できているので、下値で買い手の交代(見切り売りに、新規買いが向かう)が出始めたのではなかろうか。ナスダックも1922P(-13)と反落。

日経平均のグラフは、aから下げてこの3日間(b)は下げ止まっていました。200日線がちょうどbの安値の直前の陰線の高値の水準であるので、この水準を上回れば小波動のボトムの判定ができるかと思っていましたが、そうはならず。

今日はaからの下げの小波動の新安値に突入したので、今日の段階では小波動のボトムらしさの判定をすることもできません。まだボトムらしさの手掛かりは@新安値になって、A陰線であり、B9日順位相関は-80以下であるということしかありません。ボトムの確率は3分。


ただ今日までの下げではまだ波動は壊れていません。5月からの波動のボトムはA→B→Cと切り上げてきており、今度Cを割り込むことがあってもA→B→Dとまお切り上げを維持します。

Bを割り込めば「三角保合い」ではなくなり、Aを割り込めば一大事となりますが、需給はしだいによくなっているし、日本企業の中間決算ができきます。今日の出来高・売買代金は回復しているので、Bを割る可能性は低いと思っています。

外国証券の寄り前のオーダーは440万株の買い越しとなり、オーダー比率は0.93へ若干のアップとなりましたが、明日は9日前の売り2910万株:買い4360万株の分が外れるので、再び低下します。この面からの相場好転の気配はなし。


(04.10.21) TOPIX 1085P(-8) 日経 10789円(-92) 12.9億株 (1兆 520億円)


NYダウは9886ドル(-10)と反落。ナスダックは1932P(+10)と反発。 外国証券の寄り前のオーダーは280万株の売り越しとなり、オーダー比率は0.87へ低下。

この3日ほどプログラムに忙しくて、新聞を読む時間ももったいないという状況でしたので、うかっとしていましたが、日経平均の《デンドラ》4%波動は昨日陰転していました。下値メドは@10702円、AB10474円(同値)、C10019円。

@は目前でこれは到達しそうです。ABが10474円となっているのが気がかりです。10474円まで下げると5月のザラバ安値10489円を下抜くことになります。@で止まって欲しいところです。

TOPIXは4日前に陰転しています。下値メドは@1078P、AB1055P、C1009P。ABの1055Pは5月のザラバ安値1051Pよりは上なので、この点は日経平均よりましです。

東京市場が反転するためには、外国人投資家の買いが必須ですが、オーダー比率からわかるように、このところは売り基調です。買い基調になるには米国市場のゆくえが大きく影響します。


NYダウは一昨日17.3億株と増加しましたが、昨夜も16.8億株と 出来高は高水準を維持し、しかも「陰線タクリ足」を出したので当面の安値はでたようです。

ナスダックは200日線まで戻った後に反落しましたが、下げ幅は小さく、小波動の安値・高値をともに切り上げて、強さを表現しています。

東京市場もそろそろ弱気から抜け出てよいように思われるが。


(04.10.22) TOPIX 1090P(+5) 日経 10857円(+67) 12.6億株 (1兆 85億円)


NYダウは9865ドル(-21)と小幅続落したものの連日の「陰線タクリ足」を出して、念のいった下値探りをしましたから、悪材料がでない限りは自律的に反発してよいところです。

NYダウに比べて安値切り上げ・高値切り上げと強い動きのナスダックは1953P(+20)と続伸し、200日線まであとわずか。200日線を上抜くのと先の小波動のピークを上抜くのはワンチャンスの水準となりました。米国市場は東京市場にとってマイナスではなくなりつつあります。

外国証券の寄り前のオーダーは4020万株の買い注文となって、1310万株の買い越し。オーダー比率は0.91と少し上昇しましたが、1.0へ復帰するのは来週水曜日くらいか。この面でも外国人の売りの懸念は薄れつつあります。

今日発表された中国の7-9月GDPは+9.1%の伸びだったとかで、中国経済は減速していないことがわかりました。もっとも中国の経済統計はその信頼性がどうかの話もあるので鵜呑みにはできませんが、当面は中国経済はマイナス要因からはずれました。

4月高値からの軟調な相場の原因とされたのは、@米国経済、A中国経済、B原油高、でした。この3つの作用で日経平均は下落し、9月10月にかけては4月買い付きの信用残がマイナス要因に加わっていました。

4つのマイナス要因によって相場は下落したのですが、少しずつマイナス要因は消えつつあります。またマイナス要因を織り込んで相場が下落すれば「織り込み済み」となるわけで、マイナス要因がさらに悪化しなければ、相場は反発します。


グラフは日経平均・TOPIXともに「陰線のはらみ」となりました。下げ渋りの足型です。小波動のボトムの確率は4分になったと思います。@昨日は新安値の、A陰線で、B9日順位相関が-80以下であったので3分。今日はC「陰線はらみ」の足型になって4分。

明日、D昨日の陰線の高値(図の青線)を上抜けば、確率は5分になり、E安値を出した直前の陰線の高値(図のピンク線)を上抜けば6分の確率になるだろうと思っています。


(04.10.25) TOPIX 1075P(-15) 日経 10659円(-197) 12.4億株 (1兆 63億円)


週末のダウは反発するものと思っていましたが下落。9757ドル(-107)と新安値を更新。ナスダックも1915P(-38)と下落。

土曜日の朝、NY市場をHPで見て、これで月曜日は日経平均で100円ほど安くなるかと思っていたところ、土曜夕刻に新潟県中越地震が発生。

日経平均は、海外安に地震、加えて106円台の円高とあって下げましたが、8月のザラバ安値10545円にあと30円の10575円まで下げて戻り、5月以来の三角保合いはなお継続中です。

外国証券の朝方の注文は730万株の買い越しとなり、オーダー倍率は0.89と上がってはいませんが、明日からのオーダー倍率は上昇に転じる見込みです。買い越しが続いて1.00を超えるようになればよいが。

大いに意外であったのはNYダウでした。2日連続の「陰線タクリ足」を出し、しかも出来高が3日連続して16億・17億株とできていたので、下ヒゲの当たる水準では買い勢力が強く、この水準をすぐに割り込むことなかろうと思っていましたが、即刻に割り込んでしまいました。これはどういうことなのか?

11月2日の大統領選までは、米国市場も方向感があっち向いたりこっち向いたり、不安定であるようです。


(04.10.26) TOPIX 1073P(-1) 日経 10672円(+13) 11.2億株 (9995億円)


NYダウは9749ドル(-7)と小幅ながら続落。ナスダックも1914P(-1)と続落。しかし昨日の意外な下げは拡大せずに小動きになったので、ひと安心です。

外国証券の寄り前のオーダーは130万株の売り越しながら、今日からはオーダー比率は上昇に変わり始める時期であるので、0.91へアップ。明日以降、実際に買い越しとなってくればよいのですが。

東京市場は1日の動きは60円に満たない動き。ほとんどピクリともせず。出来高・売買代金ともに少なく大方が見送り。

グラフは、昨日の下ヒゲ陰線に、今日の小さな足がはらまれた形になりました。下げ渋りを表現の足です。「下げ渋り」は小波動のボトムの判断の手掛かりではありますが、これだけで「ボトムらしい」確率が5分になるわけではありません。

10月22日にaの翌日が「はらみ」になり、下げ渋りを表現しましたが、ここでのボトムらしさの確率は4分であるとしました。図の青線(はらんだ陰線の高値)を上抜けば5分、aに最も近い陰線の高値(図の赤線)を上回れば6分の確率となるといいました。

現実は青線を上抜くことはできず、昨日の下げになりました。今日も22日と同じことがいえます。つまり@今はbがボトムになる確率は4分であり、A明日、昨日の陰線の高値(図のピンク色)を上抜けば5分になり、Bbの安値に最も近い陰線(a)の高値(青線)を上抜けが6分の確率で小波動のボトムになるといえます。


(04.10.27) TOPIX 1074P(+1) 日経 10691円(+19) 12.2億株 (9970億円)


NYダウは9888ドル(+138)と反発。ナスダックも1928P(+14)と上昇。

外国証券の寄り前のオーダーは280万株の買い越しとなってオーダー比率は1.01と売り買いが均衡しました。これで外国人の買いがプラスに響き出します。(左図)

日経平均・TOPIXは昨日「はらみ足」になり、今日の終値で一昨日の陰線の高値を上抜けば、小波動の確率が5分になるところでしたが、朝高のあとはじり安となって実現せず。(右図)明日に期待です。

9月中間決算が発表されだしましたが、7〜80%の企業が期初(5月)の予想から上方修正をしている感じです。減額修正したのはNEC・ビクター・兼松エレなどわずかです。

上方修正した銘柄は単発的に買われるが、ほかの銘柄への連想買いがでてこない。広がらない。市場の気分がやや悲観人気になっているためです。

つまりは今の株価はマイナス要因(原油高・米国景気の減速・米国大統領選・今度の地震)ばかりを織り込んだ水準にあるわけで、何かのきっかけで株価が上昇すれば、この悲観の偏りは元に戻り、再び200日線を超える株価上昇に繋がる可能性はまだまだあります。


(04.10.28) TOPIX 1090P(+1) 日経 10853円(+161) 14.6億株 (1兆1549億円)


原油は急落。これを受けてNYダウは10002ドル(+113)と昨日に続いて大きく上昇し、10000ドル台を回復。ナスダックも1969P(+41)と上昇し、3連続陽線。

しかも先の小波動のピークのザラバ値1971Pにツラ合わせし、明日は新高値へ進む勢い。

外国証券の寄り前のオーダーは620万株の買い越しでオーダー比率は1.09へ上昇。この指数は9月17日から掲げだし、まだ1と月あまりしかなっていないので、特に注意していますが、なかなかよい指標であることが今回も確認できました。(左図)

日経平均・TOPIXは昨日いった最安値をとった陰線の高値の水準(右図の青線)を上回って引けたので、この日が小波動のボトムになる確率は5分になりました。

次にピンク色を上抜けば確率は6分になります。日経平均は10901円、TOPIXは1095Pがその水準ですが、今日のザラバ高値はこれに迫っていましたから、今日のところは5.5分といってもよいでしょう。


(04.10.29) TOPIX 1085P(-4) 日経 10771円(-81) 13.9億株 (1兆1060億円)


原油は50ドル台へ続落。ピークから約9%の下落。これを受けてNYダウはさらに上昇するところでしたが、昨日夜に中国が金利を引き上げるの報道があったので、プラス・マイナスが相殺されて、10004ドル(+2)とほぼ変わらず。

ナスダックも1975P(+5)と小幅上昇し、4連続陽線。先の小波動のピークを上抜きました。

東京市場は、ナスダックの上昇を重視すれば、今日も続伸のはずでしたが、中国の金利引き上げを重くみて、中国関連であるところの鉄鋼・非鉄・商社・海運などが下落。

中国の金利引き上げは過熱する経済を少し沈静化させようというものですから、引き上げが直ちにマイナス材料であるとはいえません。放置してインフレあるいはバブルになるよりも、金利引き上げによって持続的な成長ができるのであればむしろ歓迎すべきことでしょう。

ただ経済の動きはなかなか制御しがたく、中国の金融当局がうまく制御して軟着陸できるかどうかに市場は不安を持っています。日本の1987年以来のバブルと1990以降のバブル崩壊は金融政策の大失敗が引き起こしたものでしたが、100年の歴史・経験があっても金融政策というのはいつも難しい。(バブルを放置した澄田日銀総裁と一気に高金利に転換して日本経済をペシャンコにした三重野総裁の名前は歴史にのこる。)

日本・米国と中国の金利に対する国民経済への影響は違うのでしょうが、日米では金利引き上げがあっても、2度目くらいまでは効果がでないものです。3〜4度目となってようやくその効果が現れてきます。今日のところは、9年ぶりという中国の金利引き上げに敬意を表しましたが、まだ心理的なマイナスでしかありません。

ネット証券のHPや日経新聞のHPから、その日に大きく上昇した銘柄を簡単に知ることができるようになりました。ただしほとんどは前日比較の値上がり率のランキングです。基準は前日比です。前日から大きく上昇した銘柄はわかります。

しかし、ある日大きく上昇し、翌日少し下げ、3日目に再上昇する銘柄は多くあります。HPに頼っていては、このような銘柄を知ることはできません。次図はこの5日間での上昇率が10%j以上の銘柄を検索する条件表です。




ドンと1日で上昇した銘柄が、翌日も上昇するかどうかは、@最近3か月の新高値である。A前回の高値から大きく下がっていない。Bその材料は今後1年くらいの業績をアップさせる。といった基準で判断できます。

これら条件に当てはまれば、上昇は1日だけでは終わりませんが、しかしバカみたいに連日の上昇が続くわけでもありません。ドンと上昇した翌日も続いて上昇するとは限りません。いったん反落してから3日目に再上昇する例はいくらでもあります。

図は5日間で10%の上昇をした銘柄を検索したものですが、ここから明日も上昇する銘柄が出るし、明日は大幅安になる銘柄も出てきます。

カナルを使えば3日とか5日とか10日とか、自在にX日間位の上昇率を知ることができます。(無料の有力HPやネット証券の情報では他人と同じことしか知ることはできません。)


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