TOPIXをどう見たか・判断したか (04年9月)

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(04.9.1) TOPIX 1135P(+9) 日経 11127円(+45) 11.9億株 (9925億円)


NYダウは10173ドル(+51)。ナスダックも1838P(+1)と小反発。 シカゴ日経先物は11095円。外国証券の寄り前のオーダーは190万株の売り越し。 東京市場はまだ動けず。ただし個人投資家は再生銘柄を中心とした低位株の売買に積極的で、出来高は12億株まで増加。売買代金も9900億円と増加。

9月に入りました。2月・5月・8月・11月の波動のボトムとなり、1月・4月・7月・10月に波動のピークをつけるのが、ここ1年半の動きですが、先月8月もキチンとボトムとなって、このサイクルは崩れませんでした。 となれば9月から10月は強い相場になる順番です。

@3段下げについて


株価が上昇トレンドにあるときは、3段上げの2段下げが基準です。逆に株価が下降トレンドにあるときは、3段下げの2段上げが基準です。

「波動」とひとくちでいっても、人により考える波動の大きさ・時間の長さは異なりますが、ここでは「主な株価」が一定のルールで決定した「小波動」を対象にします。(誰でも同じ波動を認識できるから)

図の1925「ハウス」は(L4からH4→H3)へ2段上げをした後に、(H3からL3→L2→L1)へと3段下げをしています。

単純に「2段上げの3段下げ」だから「ハウス」は下降トレンドにあるといってもこの場合は間違いではありません。

3401「帝人」はL4からH3へ大きく上昇した後、(H3からL3→L2→L1)へと3段下げをしています。この場合は「3段下げをしたから下降トレンドにある」とはいえません。

最も重要な上昇波動はL4→H3(新高値である)の大きな波動であり、この波動のスタートのL4を株価が下回らない限り下降トレンドに入ったとはいえないからです。

それはともかく、3段下げをした銘柄をみつけることができたなら、その後は@下降トレンドにあるものでも、2段上げが期待できる。A上昇トレンドにあるものであれば、先の最高値を上回る可能性がある。ということが今日の主題です。



(04.9.2) TOPIX 1137P(+1) 日経 11152円(+25) 12.1億株 (9845億円)


NYダウは10168ドル(-5)。ナスダックは1850P(+12)と続伸。 シカゴ日経先物は11155円。外国証券の寄り前のオーダーは320万株の買い越し。

東京市場は個人投資家の低位株物色がさかんです。外国人・国内機関投資家が後半のマクロ景気について逡巡している間に、これら投資主体とは無縁の低位株を物色し、しかもいまのところこれは成功しています。

9月中間決算が近づき、この中旬には会社四季報も発売され、業績が上方修正される銘柄が続出しそうです。今日は古河電が上方修正の話しで469円(+26)となるなど、よい業績には素直に買いが入るようになってきました。

4-6月期業績はほとんど相場を上昇させることができませんでしたが、これは年の1/4の期間の業績です。この段階で業績の上方修正をする企業は多くありませんでしたが、今度は年の半分の業績です。通期利益の見直しがされ、これを受けて9月10月は明るい相場になるはずです。

A3段下げの条件表


昨日「小波動が3段下げ」をしている銘柄を検索してはどうかといいましたが、その条件表を掲げます。



No.3行に「出来高が100千株以上で買い」の設定がありますが、これはある程度の出来高があったほうがよいのでつけた条件行です。このNo.3行は抹消してもかまいません。

この条件表を使って、東証1部銘柄について、最近10日間の検索をすると、右の33銘柄がピックアップされます。




(04.9.3) TOPIX 1124P(-12) 日経 11022円(-130) 15.3億株 (1兆1028億円)


NYダウは10290ドル(+121)と大幅高して200日線を回復。ナスダックも1873P(+23)と3連続高したものの、200日線より下位にある75日線にはまだ届かず。シカゴ日経先物は11245円。外国証券の寄り前のオーダーは1140万株の大幅買い越し。

米国市場が大きく戻したためシカゴ日経先物は11245円と上昇し、外国証券も大幅買い越しとなったのですが、立会い終了後にインテルが業績(売り上げ)の下方修正を発表したために東京市場へは素直に伝わらない。

小高く寄ったあとはジリジリと値を崩し、後場に入って加速。今夜の米国株安を先取りした動きとなりました。しかし今夜は8月の雇用統計の発表があります。この結果は相場に大きな影響を与えますから、米国株は大下げとなるのか、続伸するのか。注目です。

インテルに代表されるハイテク・半導体関連株は全滅となりましたが、個人投資家が集中する低位株は大賑わいとなり、出来高はなんと15.3億株。これだけ出来高が増えればさすがに売買代金も膨らんで1兆1000億円。


出来高上位を見ると@不二家が273円(+40)、A住友炭187円(+43)、D三井松島284円(+24)、I三井山230円(+21)と200円近辺の銘柄が大幅上昇。

しかし低位株人気も今日の上げっぷりを見ると最後の段階にやってきたようです。

図はNo.45 ボリンジャ利用売買@を使って、東証銘柄について最近10日間の検索をしたものですが、珍しく3銘柄が「売り」としてピックアップされました。

左から1518「三井松島」、1921「巴」、474「メッツ」、7946「光陽社」です。1518三井松島はピックアップされていませんが、最近の低位株人気をリードした銘柄なので掲げています。

すべてが200円以下の株価であったものが短期間で2倍ほどになっていますが、さすがに行き過ぎであるとして売りマークがでています。これで先導してきた1518三井松島が崩れたなら低位株人気は終わりになるのでしょう。



(04.9.6) TOPIX 1143P(+18) 日経 11244円(+221) 18.0億株 (1兆1150億円)


注目された米国の8月の雇用統計は14.4万人の増加。7月は3.2万人であったので先行きの景気に警戒感がでたのでしたが、その7月の数字も7.3万人へ修正され、急激な景気後退の懸念が薄れました。

インテルの業績下方修正と8月雇用統計の強弱の綱引きの結果、NYダウは10260ドル(-30)と小幅安。ナスダックは1844P(-28)とややマイナスに響きましたが、先週末に東京市場が先走って-130円安をしたのは過剰反応でした。


東京市場は朝発表された4-6月の法人企業統計の設備投資が伸びたことから小高く始まり上伸。出来高は18億株、売買代金1兆1000億円と増加。


最スタートを切ったというところですが、出来高18億株の多くを占める低位株のうち先日から急上昇してきた銘柄は陰線で終わるものが多くありました。

これら人気化した低位株に共通するのは、@業績が急上昇している。Aしかしそれまでの長期にわたる業績不振でバランスシートは痛んでいる。Bよって今期の業績を基準にすれば低PERに放置されてきた。ということでしょう。

すでに上記銘柄は上昇してしまいましたが、今日届いた「オール投資」の「上方修正率ランキング」のうちから低PER、低株価(1株単位で売買されている銘柄は高いが)の銘柄のグラフを見ると、図の青線の7銘柄が目にとまりました。(まだ上昇していない銘柄)



(04.9.7) TOPIX 1144P(+1) 日経 11298円(+54) 17.6億株 (1兆1186億円)


米国は休場。日米ともに景気の減速懸念が少し晴れてきました。東京市場は今日も17.6億株、売買代金1兆1000億円とボリュームを維持。

ここ3日の出来高トップの銘柄は3日が不二家で1.1億株(273円+40)、6日も不二家で1.2億株(316円+43)、今日7日がアツギで1.3億株(163円+1)とその商いの集中ぶりはスゴイことになっていますが、入れ替わり立ち代わり銘柄が変わったとしても、出来高トップの1億株はそう続くものではありません。

これまでにも3日4日連続で1億株を超えたことはありますが、それは「りそな」「カネボウ」「三菱自」といった企業の存続にかかわるときが多かった。平時ではそういうことは珍しい。


さて賑わった低位株ですが、昨日陰線を出したとして掲げた4銘柄は今日も続落となりました。

「巴」を除く3銘柄は重要ポイントを下抜きましたから、当分(1か月)は沈静化するのではなかろうか。(巴はまだわからない)


ついでに昨日「低位・低PER・出遅れ株」を7銘柄掲げましたが、今日は図のようになりました。

小田急建・日東紡・東武ストは75日線に到達したところで、これを上抜いてくれば少しは注目されるのではなかろうか。

なお1996年7月以来8年間、毎日(延べ10日くらい休んだが)「最近のTOPIXの動き-カナル2は語る」を書いてきましたが、今日でとうとう2000号となりました。

よくぞ続いたものと我ながら感心しますが、それは熱心にご愛読いただいてきた読者があればこそのものです。ありがとうございました。お礼申し上げます。今後ともご愛読下さい。 次は3000号。


(04.9.8) TOPIX 1144P(-0) 日経 11279円(-194) 14.9億株 (1兆 868億円)


3連休明けのNYダウは10341ドル(+80)と上昇し戻り高値を更新。ナスダックも1858P(+14)と反発。しかし戻りはにぶい。 シカゴ日経先物は11355円。外国証券の寄り前のオーダーは1060万株の買い越し。

東京市場は低位株が調整気味になり、出来高も15億株へ減少。全般は日経平均が上下100円足らずの値幅で小動き。

B上昇(下降)トレンドと3段下げ


「小波動の転換(3段下げ)」の説明が中途半端に止まっていましたので続きを書きますが、ちょっと復習を。

まず9月1日に書いたとおり、小波動が3段下げをしたものはとりあえずの反発があります。ありますが、下降トレンドにあるものを買うよりも、上昇トレンドにある銘柄を買うほうが、その後の上昇巾は大きいと考えられるので、単純に「3段下げをした」からというのではなく、上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかを見ておかなければなりません。


9月1日には3段下げをしているが、下降トレンドにある銘柄として1925「ハウス」を、上昇トレンドにあって3段下げをしている例として3401「帝人」を掲げておきました。

思い出すために今日も同じことを書きますが、図の7757「三協精」はaで3段下げを完成し、買いマークを出しています。

この銘柄が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかを知るには、L1,L2,L3の安値だけでなく、L4ときによってはL5までをさかのぼって見る必要があります。

H3が最近の最高値であることは図を見ればわかりますが、最高値をつけるときの小波動は重要です。図では(L4→H3)がそれですが、これを重要波動といいます。なにが重要であるかといえば、L4を下回ると「下降トレンド」に転換したと思われるからです。

7757「三協精」は3段下げをしても、L4の安値を割り込むことはありませんでした。つまり上昇トレンドのなかでaの買いとなったわけです。


図の6976「太陽電」は(L4→L3)の小波動が重要波動です。L4を株価が下抜いたときは下降トレンドになったと判定できます。

ただH4→L4→H3の小波動は小さすぎると考えて、(L5→H4→L4→H3)の2段上げを重視して(L5→H3)を重要波動としても、L5の水準はやはり下回っていますから、どうみてもこの銘柄は下降トレンドにあります。

こういう状況での3段下げであるので、同じ買いマークがついているけれど7757「三協精」のほうがよいということになるわけです。



(04.9.9) TOPIX 1133P(-11) 日経 11170円(-108) 16.4億株 (1兆 606億円)


NYダウは10313ドル(-29)と反落。ナスダックも1850P(-7)と小反落。 シカゴ日経先物は11260円。外国証券の寄り前のオーダーは150万株の買い越し。これは6日連続。

明日は9月の日経先物およびオプションのSQであり、4-6月のGDP(予想外に悪かった)の改定値が発表されるとかで、市場は一部の低位株をのぞいて様子見となっていましたが、引け前に機械受注統計の発表をきっかけに下落しました。しかし下げ巾はたいしたことはありません。

鉄鋼株の見直し買いが継続し、今日は新日鉄は1.2億株、住金は1.3億株の大商い。それを上回ったのが三菱自で1.5億株。この3社で4.2億株です。全体の出来高は16.4億株、売買代金は1兆円を維持と市場エネルギーはなお一定の水準を保っています。

C上昇トレンドのなかでの3段下げ



「小波動の転換(3段下げ)」の続き。「2段上げの3段下げ」となった銘柄であっても、@最後の上昇波動のスタートとなった水準(ボトム)を、この3段下げで下回ったものは妙味がない。ということをいいました。例としては昨日は6976「太陽電」、9月1日には1925「ハウス」を掲げました。

これに対して、A3段下げをしたのに、最後の上昇波動のスタートとなった水準(ボトム)を下回っていない銘柄は妙味があるといいました。例としては昨日は7757「三協精」、9月1日には3401「帝人」を掲げました。

今日掲げたのはA3段下げをしたのに最後の上昇波動を下回っていない銘柄です。

9303「住友倉」は(L5→H4)と1段の上昇をし、(L4→H3)へ2段の上昇をしています。ピークH3からL3→L2→L1と3段下げをしましたが、最後の上昇波動のスタートのL4を下回らずしてaで買いマークがでました。よい波動の形です。


8114「デサント」も同様です。(L5→H4)と1段の上昇をし、(L4→H3)へ2段の上昇をしています。ピークH3からL3→L2→L1と3段下げをしましたが、最後の上昇波動のスタートのL4を下回らずしてaで買いマークがでました。

どちらも波動の形はよいのだけれど、どちらかを選べとなると、9303「住友倉」のほうでしょう。

図のピンク色の陽線と青色の陰線は、1日の値幅(高値-安値)がその日の株価終値の5%以上あった日です。ピンクは大きく上昇し(陽線重要ポイントという)、青色は大きく下落(陰線重要ポイントという)したことがひと目でわかります。

H3→L1までの3段下げの過程で、9303「住友倉」は1本も青色陰線を出していませんが、8114「デサント」は図のe,d,c,bの4か所で青色陰線を出しています。1日に大きく下げたということは、売り人気になったということで、上昇過程で買ったものを処分している状況です。この銘柄については買うべき材料がほぼなくなったということでしょう。

特にdの青色陰線は@長く、AH3の高値に挑戦しようかというところで売られているので、なかなかキツイ陰線です。以来この陰線を上抜くことはありませんでした。

ということで、9303「住友倉」と8114「デサント」の違いは、「下落中に陰線重要ポイントがない」という点です。


(04.9.10) TOPIX 1126P(-6) 日経 11083円(-87) 24.7億株 (2兆 1003億円)


NYダウは10289ドル(-24)と続落するもナスダックは1869P(+19)と反発。 シカゴ日経先物は11150円。外国証券の寄り前のオーダーは980万株の売り越し。

昨日の機械受注統計が前月比-11%減であったので東京市場は下落していましたが、今日は4-6月GDPの改定値が発表されました。

8月の速報では年率+1.7%しか伸びていなかったことがショックとなって株価は下げたのですが、そのあとでは+3%くらいに上方に修正されるのではないかというのがもっぱらの予想でした。しかし今日の発表は年率+1.3%に下方修正となり、これも予想外のことになりました。

4-6月期の企業業績はすばらしいものであり、マクロの数字とははなはだしく一致していません。企業業績に注目していればいるほどGDPの数字には頭をひねるばかりですが、まあGDPというのは企業の「売り上げ」のようなもので、今朝の日経新聞を見ると「収益力バブル後最高」として、企業の損益分岐点が85.4%にまで低下したことを報道していましたが、コストを圧縮すれば売り上げは伸びなくとも収益は上がるわけで、これが4-6月期の企業業績の好調さなのでしょう。

株式投資というのは利益がでて、それが増加していく企業の株を買うというのが本道ですから、マクロのGDPの数字よりも企業業績の数字を重視するほうがよい。(なんかGDPの数字には違和感があります)

2日連続で意外なマクロ景気の数字がでましたが、グラフでは今日は下ヒゲ足(タクリ足)となったので、この数字は織り込んで、9月中間決算に期待をかけるということだと思われます。相場は弱くない。


「小波動の転換(3段下げ)」のまとめです。3段下げをした銘柄を見つけたら、その前の上昇波動を見ることが大事です。すくなくとも上昇波動は2段上げをしているはずですが、3段下げが完成したとき、前の上昇2段の波動との位置関係をみると、図の3つのパタンに分けられます。
  1. 最後の上昇波動の安値(L4)を下回らなかったもの
  2. 上昇1段目の安値(L5)を下回らなかったもの
  3. 上昇1段目の安値(L5)を下回ってしまったもの
いうまでもなく、a,b,cの順に強いのです。3段下げに限らず、銘柄を検討するときには、現在株価の位置がaなのか、bなのか、cなのかを知っておくことは重要です。aのように下げていないものほど買ってよい銘柄です。


(04.9.13) TOPIX 1138P(+12) 日経 11253円(+169) 15.1億株 (1兆 74億円)


先週末のNYダウは10313ドル(+23)と小反発。ナスダックは1894P(+24)と続伸。シカゴ日経先物は11130円。外国証券の寄り前のオーダーは60万株の売り越し。

9月中間決算が迫ってきました。会社四季報は9月15日発売のようですが、東洋経済の今週号にはこれに先駆けて「四季報」が上方修正した会社の一覧表を掲げていました。

会社予想に比べて「四季報」の予想が大きく乖離(上方へ)している銘柄は、現在物色されている、鉄鋼と海運に多いのですが、日立金・全日空・AOC・スター精密・保土谷・リズム時・ツガミ といったところもあります。9月15日が楽しみ。 全体の経常利益の伸びは、04年+26.4%→05年+20.4%→06年+8.3%と今期は前期なみに伸びるが、来年は減衰の予想です。

「小波動の転換(3段下げ)」の条件表を掲げたところ(3段上げ)の条件表も掲げてほしいの要望があったので、掲げます。

(QE拡張8)ファイルのNo.51に3段上げと3段下げを一緒に設定しました。

図のBで売りマークがでます。(L3→L2→L1)とボトムを切り上げ、(H3→H2→H1)とピークを切り上げること3度ですが、上昇波動の場合は4段上げすることも多いので、「3段 上げ」したから直ちに売りと短絡的に考えてはいけません。

真のピークをつけるときは、(L1→H1)のように上昇波動が大きくなっています。(L1→H1)の上げ幅が、(L2→H2)と同じ程度であるときは、まだ楽観人気になっていないので、3段目でピークをつけずにもう1段の上昇(4段目)があることが多いのです。 ■ 条件表の設定例とその市場環境を参照。


(04.9.14) TOPIX 1141P(+2) 日経 11295円(+42) 16.3億株 (1兆1629億円)


NYダウは10314ドル(+1)とわずかに上昇。しかしナスダックは1910P(+16)と3日続伸して7月以来の1900台を回復。シカゴ日経先物は11260円。外国証券の寄り前のオーダーは1150万株の買い越し。ただ買い株数は2320万株と少ない。

ナスダック高から東京市場は半導体・ハイテク株が上昇。低位株、特に再生銘柄の物色は衰えず、出来高上位に三菱自・三井山・カネボウ。一方銀行・証券は低調。

《デンドラ》の上値メドは日経平均が、@11221円、A11328円、B11435円と100円キザミで控えていますが、今のところ11328円を完全に上抜くかどうか。これを上抜いてもすぐに11435円があるので、この水準をすぐに突破することは難しいでしょう。

TOPIXは@1138P、A1149P、B1171P、が当面のメドですが、やはり2番目の1149Pが重しになって9月中に1171Pにお届くかどうかというところです。

「会社四季報・秋号」が発売され、CD-ROMが今日届いたのでさっそく割安株のピックアップをしてみました。選択の基準はいつものとおり、(今期は05年3月期、来期は06年3月期です。)

@今期の営業利益が10%以上伸びる
A今期の純利益が20%以上伸びる
B1株利益が15円以上ある
CPEERは15倍以下である。

東証1部について検索すると以下の86銘柄がありました。(多い。いかに企業業績が好調であることか。)今年の12月まではこの銘柄は有効です。

図の86銘柄を 結果ファイルNo.501 に登録しました。


(04.9.15) TOPIX 1128P(-13) 日経 11158円(-137) 16.1億株 (1兆569億円)


NYダウは10318ドル(+3)とわずかに上昇して一応は3連騰。ナスダックも1915P(+5)と4連騰。シカゴ日経先物は11295円。外国証券の寄り前のオーダーは310万株の買い越し。ただ買い株数は2440万株と少なく本格的な買いではありません。

東京市場はさしもの低位株物色も、1日に15%〜20%の上昇をするものが続々と出ては、楽観人気も極まれりで、低位株は次第に物色対象が少なくなってきました。

今日は三菱自(2.1億株)と兼松(1.3億株)が物色されましたが、ほかに物色対象が見つからないので、この2銘柄に集中した感じです。低位株人気もそろそろ終末か。

NYダウのグラフを掲げました。小波動のピーク・ボトムは平均して11〜12日ごとに現れます。ピークをつけるときは9日順位相関は+80以上になっており、ボトムをつけるとき9日順位相関は-80以下になっていることが多いので、小波動を見るときは9日順位相関の水準もいっしょに見るのがよい。

小波動のうちで最も重要な波動は、@新高値をとったときの波動(図のB→A)と、A新安値をとったときの波動(図のD→E)の2つです。 ピークAから株価が下落して、重要な上昇波動(B→A)のスタートのB水準を下抜いたCから、相場は下降トレンドに入ったと判断できます。逆にボトムEから株価が上昇して重要な下降波動(D→E)のスタートのD水準を上抜いたFから、相場は上昇トレンドに入ったと判断できます。

NYダウ(ナスダックも同じ)は上昇トレンドに転換したと判断しているので、(特にナスダックに連動する)東京市場も大きな下落があるとは思っていません。

日経平均の《デンドラ》4%波動による上値のメドは@11221円、A11328円、B11435円、C11969円であるということは、4%波動が陽転した8月25日に示されていたことですが、日経平均は@Aをクリアしてから息切れをしています。

図のaはC番目(最も下のメド)10587円ですが、ザラバでこの水準に達してボトムとなりました。それからの上昇はbの@11221円の水準にとどまること7日。ようやく上抜いてA11328円の水準にとどまること6日ですが、dのB11435円を9月中にクリアできるかどうかというところです。

@ABの水準は100円キザミで重なっていますが、これはこの水準は容易には突破できないということです。しかしもし突破できたならC11969円までの上昇が期待できるということです。いまのところA11328円でもたついているので、すぐにB11435円には届きそうにはありません。ということはC11969円への到達はなかなかむずかしい。早くても10月に入ってから(年末までにあるのかどうかというところ)のことになりそうです。

昨日割安86銘柄を掲げました。これら銘柄のグラフを見たところ、今すぐによさそうなものは3004「神栄」くらいのものでした。ほかの銘柄は@200日線より上位にあって、Aできれば75日線の近辺にあって、B9日順位相関が-80以下になるとか、Cボトムからの3陽連がでるとか、を待たねばなりません。


(04.9.16) TOPIX 1122P(-6) 日経 11139円(-19) 12.1億株 (9679億円)


NYダウは10231ドル(-86)と反落。ナスダックも1896P(-18)と反落。シカゴ日経先物は11085円。外国証券の寄り前のオーダーは2350万株の大幅な売り越しになりました。これはやや不気味な動きです。

今年になって外国証券が4000万株以上売ってきたのは4月20日ころから5月半ばです。日経平均でいえば、この間(4月26日)に12195円のザラバのピークをつけ、5月17日のザラバ安値10489円をつけた時期にあたります。その後4000万株の売りが出たのは6月3日の1日だけで、今日は3か月ぶりのことになります。

今日1日だけのことであればどうということはありませんが、4月5月のように毎日4000万株以上の売りがでてくれば、5月のザラバ安値10489円などひとたまりもなく突破されるでしょうから、しばらくは外国証券の朝のオーダーは注意しておかねばなりません。

東京市場は1日の値幅が100円にも満たぬ小動きとなり、出来高も12億株に減少。TOPIXのグラフは、@9月8日に小波動のピークを出し、現在はボトムがいつになるのかを見ているところですが、A9日順位相関はまだ-80に達していないし、Bボトムらしい足型はでていません。C結局のところ今回の上昇では75日線を上抜くことはできず、いったんは反落して2番底を取って、それから再度の75日線抜けに挑戦するということになるのでしょう。Dとなれば200日線(1112P)の水準あたりでボトムとなるかどうかというところでしょう。

日経平均はTOPIXに比べてやや遅れています。まだ小波動のピークを表示していないし、9日順位相関もまだ高い。

割安株86銘柄のグラフをザッと見ましたが、気になったのは2銘柄でした。1つは昨日いった3004「神栄」ですが、これは小波動が200日線のaでボトム、75日線のbでピーク、cも75日線でピークといったふうに、平均線とボトム・ピークがうまく連繋し、しかも安値・高値が切り上がっているので注目したのでした。

もう1つは6407「CKD」です。これは波動的には切り下げており、しかも200日線を割り込んでいるので面白くはないのですが、注目したのは出来高です。

CKDは名古屋ローカルの銘柄で、1日に10万株程度の出来高であったものが、9月に入っては100万株を超える日が出ています。何事がおきているのか。中間期末を目前にした単なる株主の移動なのか。このあたりはわかりませんが、大規模な株主の移動が進行していることは事実です。(1000万株弱の自社株の売り出しでした。)

このことが株価的に変化をもたらすのかどうかも不明ですが、業績好調・株価割安の銘柄の株主が入れ替わるということはどういうことなのか。入れ替わったあとの株価はどういうことになるのか。興味のあるところです。


(04.9.17) TOPIX 1118P(-3) 日経 11082円(-56) 12.3億株 (1兆 469億円)


NYダウは10244ドル(+13)と小反発。ナスダックも1904P(+7)と反発。シカゴ日経先物は11135円。外国証券の寄り前のオーダーは90万株の買い越し。

外国証券の寄り付き前の成り行き注文(まとめて「オーダー」といっている)は、相場の強弱を計るうえで重要な指針です。昨日は大量2000万株の売り越しであったので、やや驚いて外国証券のオーダーのデータを打ち込んでみました。(次図)

次に(拡張8)条件ファイルのNo.52に「外国証券オーダー(日経)」という条件表を設定し(次々図)、グラフにしたものが上図です。

条件表をご覧になればわかるように、9日間の買い注文(株数)÷9日間の売り注文(株数)を計算し、これを100倍したものをグラフにしています。
  1. グラフの100の水平線は買いと売りが同数の水準です。

  2. 外国証券の買い意欲が強いときは、100以上になり、Aは183(1.83倍)と言う数字になっています。買いは売りの1.83倍あったということです。

  3. 外国証券の売り意欲が強いときは、100以下になり、Bは66(0.66倍)と言う数字になっています。買いは売りの0.66 倍しかない(売りは買いの1.5倍ある)ということです。

  4. 100を超えたときから外国証券の買いが鮮明になり、100を割り込んだ日から売りが明らかになります。図のa→bで株価は大きく上昇し、b→cで大幅下落、c→dで上昇、d→eで下落しています。

  5. 今回の上昇はeで明らかになり、今日のfはちょうど100になっています。あやういところです。
外国証券のオーダーのデータは次図のように、1001「日経平均」の日足の売り残・買い残のところに入れました。過去500日分を入力しましたが、6日分が歯抜けになっていたので、データが欠けた日は前日と同じ数字を入力しています。

この1001「日経平均」の日足データは、HPトップページのNYダウ・S&P・ナスダックをダウンロードするコーナーからダウンロードできるようにしました。 DTKB10フォルダのDkabu10フォルダ(NYダウなどと同じフォルダです)にダウンロードして下さい。
(拡張8)ファイルの条件表No.52「外国証券オーダー(日経)」は、後日■ 条件表の設定例とその市場環境にアップしました。


(04.9.21) TOPIX 1116P(-2) 日経 11080円(-1) 12.9億株 (9817億円)


連休中のNYダウは10284ドル(+39)→10204ドル(-79)と-40ドル安。ナスダックは1910P(+10)→1908P(-2)高と、あまり動かず。シカゴ日経先物は11120円。外国証券の寄り前のオーダーは520万株の買い越し。

東京市場は海外があまり動かなかったことや、今夜のFOMC、中間期末、などを控えて動けず。

しかし低位株にはまだ商いが集中し、カネボウ・三井山・ニチモウといったところはババ抜きゲーム状態。

週末に日経平均の日足データに外国証券の朝方のオーダーを打ち込んだものをHPからダウンロードできるようにしましたが、これは大変役に立ちそうなので当分続けます。適宜ダウンロードして下 さい。



上図は先週末に掲げたグラフより古い時期の「外国証券のオーダー」です。昨年4月末が大底となりましたが、5月初旬 (図のl)から11月の(j)まで6か月にわたって外国証券のオーダーは買い越しを続けました。これが相場上昇の最大の要因です。

次に(i)→(g)の期間の買い越しによって戻り高値を出し、昨日の(a)→(b)の買い越しによって4月の高値をつけたわけです。外国証券の買い越しがなければ東京市場は上昇しない。ということがよくわかります。

なお昨日・今日のオーダーは買い/売りは1.0倍(指数は100)で均衡していますが、明日は1.0以下になるはずです。このまま1.0を割り込むことになれば、困ったことになります。


(04.9.22) TOPIX 1114P(-1) 日経 11019円(-61) 12.7億株 (9854億円)


FOMCは金利を0.25%引き上げて1.75%へ。予想の範囲であったのでNYダウは10244ドル(+40)、ナスダックも1921P(+13)と小高い。

シカゴ日経先物は11130円。外国証券の寄り前のオーダーは440万株の買い越し。

NYダウのグラフは200日線をいったん上回ったものの75日線まで調整し、ちょうど25日線が75日線を上抜こうかという時期にあたります。そろそろ反転上昇のタイミングでしょう。

S&P 500はNYダウよりも市場全体の動きを表現しますが、こちらは200日線を上回っても反落するどころか、少しずつながら戻りの新高値を更新しています。

最も遅れていたナスダックですが、9月に入ってからは最も力強く上昇。まだ75日線を上抜いただけだけですが、NYダウ・S&Pのように200日線までの戻りとなるのでしょう。

海外はなかなか調子がよいのに東京市場がもたついているのは、やはり外国人の買いが細っているのが大きな原因です。先日来掲げている外国証券オーダー倍率(こう呼ぶことにしました)は今日は0.97(97でもよい)と9日間の買い注文(株数)は売り注文よりも少なくなりました。

まあ1.0を割り込んだからといっても、図のaのようにすぐに1.0に復帰することもあるので直ちに危ういとはいえませんが、1週間も1.0を下回ったままではいけません。来週は外国証券オーダー倍率に注目です。


(04.9.24) TOPIX 1102P(-11) 日経 10895円(-124) 14.6億株 (1兆 895億円)


東京市場が休みの間にNYダウは10109ドル(-135)→10038ドル(-70)と大きく下落。ナスダックも1885P(-35)→1886P(+0)と下げ、ともに約2%の下げ。

下げの原因は、@原油が49ドル台に戻ってきたこと、A失業保険申請数の大幅悪化、B一部企業の不正会計処理の発覚のようですが、NYダウは反転上昇のタイミングであっただけに逆に下落したのはボクシングでいえばカウンターパンチ、相撲でいえばうっちゃり、柔道では巴投げといったところで、ドタン場の逆転で、この下げはキツイ。

シカゴ日経先物は10890円。外国証券の寄り前のオーダーは720万株の売り越しのため外国証券オーダー倍率は0.93とさらに悪化。

相場の流れはドンドンと悪いほうに舵を切っているように思われますが、低位株は活況です。しかし高島が321円(+80)、北川鉄264円(+40)、黒崎播磨295円(+80)、三井山366円(+34)、ニチモウ443円(+80)、日ピス232円(+34)という上昇ぶりを見ると、もうこれは丁半のバクチ相場というほうかなく、間もなく株価は崩壊し、多くの犠牲者を出すのでしょう。


現在の市場の参加者(投資主体)の売買シェアは大雑把にいって、@外国人が40〜50%、A個人投資家が20〜30%、B証券自己が10〜20%、C残りが機関投資家(投信も含む)といったところでしょうか。

相場の高い低いは、1位の外国人投資家、2位の個人投資家に左右されます。@の外国人投資家の動向は先日来いっている「外国証券オーダー倍率」でおよそのことはわかります。個人投資家の動向は、出来高上位銘柄の株価をみていれば、回転がきいているのか、シコッたのかがわかります。

現在はシコッた銘柄を捨てて、新しい銘柄(ニチモウ、高島。日ピスなど)に戦場を移してババ抜きゲームをしていますが、すぐにこれら銘柄もシコることになります。

図は日経平均の《デンドラ》4%波動による上限線・下限線ですが、《デンドラ》は次のことを教えてくれます。
  1. 波動のピークはAの11896円(終値)からBの10545円まで下落した。

  2. Cで4%波動が陽転したが、この日には前波動および今波動のパタンから、
    1. このまま上昇すると、先のピークAを上抜く確率は67.8%ある。
    2. しかしここから4%波動が陰転すると、先のボトムBを下抜く確率は78.0%になる。
    というものでした。

  3. Cから上値メド(下から2番目)の11328円まで上昇したものの、現在はここから-3.5%ほど下落しており、終値が10846円以下になれば、4%波動は陰転します。

  4. そうなれば、bの下抜き率78.0%が現実のものになります。Bを下回る確率が約8割となっては、よほどの逆転好材料が出ない限り、B(10545円)を下回ることは必定です。

  5. 来週、4%波動が陰転することになれば、下値メドであるDの10507円(終値)までの下落は当然のことになります。


(04.9.27) TOPIX 1095P(-7) 日経 10859円(-35) 12.5億株 (8924億円)


週末のNYダウは10047ドル(+8)、ナスダックは1879P(-6)と小動き。原油は48〜9ドル台にありますが、50ドルの水準はすでに株価に織り込まれた感じです。

東京市場は配当落ちとなりました。日経平均で37〜38円安くて当然のところ、日経平均は-35円安で、今日のまずはところは配当落ち分だけがマイナスになりました。

ただ相場が強いものであればこの程度の配当落ちは即日に埋めてしかるべきですが、月末30日と1日に経済統計の発表が控えているために動けず。売買代金は8900億円と縮小。 日経平均・TOPIXは7連続安ですが、まだ底値に届いたような気がしません。

TOPIXの4%波動は今日陰転しました。(日経平均は10846円で陰転する)この陰転によって、《デンドラ》によるTOPIXの下値メドは、@1098P、A1075P、B1064P 、C1007P となります。並みで1075P〜1064Pのあたりが当座の目安でしょう。

外国証券オーダー倍率ですが、何人かのユーザーから大変に役立つ指標を紹介してくれたと、メールを頂戴しました。私もかくのように打てば響く反応があると嬉しい。

その倍率ですが3日連続して1.00を下回り、明日も1.00を越える兆候はありません。1.00を超えるチャンスがあるとすれば、今週末です。9月16日に売り4210万株・買い1860万株と大幅売り越しとなりましたが、今週末にはこの日が9日間のデータから外れますから、倍率が1.00を上回る可能性が生まれます。


(04.9.28) TOPIX 1090P(-4) 日経 10815円(-43) 13.7億株 (1兆 583億円)


原油が49ドル台へ上昇し、NYダウは9988ドル(-43)、ナスダックも1859P(-19)と下落。今日の原油は一時は50ドル台の史上最高値。

シカゴ日経先物は10830円。外国証券の寄り前のオーダーは580万株の売り越し。外国証券オーダー倍率は0.94。

日経平均・TOPIXともに、下げ幅はしして大きくはないのですが、8日連続安となりました。日経平均は《デンドラ》の4%波動が陰転し、次の下値のメドは、@10846円、A10733円、B10507円、C9942円 となりますが、@はすで到達しているので、当面の下値はA10733円〜B10507円の200円巾のゾーンを考えておかねばなりません。

しかも前波動の上昇パタンNo.442の情報では、「いったん陰転すると、先の8月16日のボトム(終値で10687円)を下抜く確率は78.0%」でしたから、A10733円で止まるよりもB10507円に近づく可能性のほうが高い と予定しておいたほうがよでしょう。

TOPIXの12日サイコロジカルが2勝10敗となりました。12日のうちで10日間下げるということは滅多にあるものではありません。しかし滅多にないことが起きたからといって、そうなれば底を出すということでもありません。「珍しい」というだけのことです。 ここ4年間でTOPIXの12日サイコロジカルが2勝10敗(16.67%以下)になった時期のグラフを掲げます。サイコロが17%以下になったら買いマークが出るようになっています。

  1. は2000年11月。8日連続して買いマークが出ています。当然初めての買いマークは早すぎて大失敗です。7日目の買いマークがOKでした。

  2. は2000年12月。3日連続して買いマークが出ていますが、初めての買いマークが大成功。

  3. は2001年1月。3日連続の買いマークですが、これは大ハズレ。

  4. は2001年6月。1日だけ買いマークがでていますが、反発はわずかで、その後は再下落。

    (次図)
  5. は2001年8月。2日続けて買いマークがでていますが、1回目で買うと翌日は大幅下げ(-32P安)。2回目の買いはOK。

  6. は2002年7月。7日連続して買いマークが出ています。当然初めての買いマークは早すぎて大失敗。7回目の買いも大失敗。


  7. は現在。2004年9月。
サイコロが2勝10敗になったことを理由にして買ってみても、ビシッと決まったのは過去6回中で1回(B)だけです。2回目のマークで買えば(B)(E)でOKとなりますが、これでも2/6の確率でしかない。


(04.9.29) TOPIX 1089P(-1) 日経 10786円(-29) 12.9億株 (1兆 237億円)


原油は50ドル台へ上昇したものの、NYダウは10077ドル(+88)、ナスダックも1869P(+9)と上昇し、50ドルの水準は株価には折り込まれたことがわかりました。

今後50ドルから55ドル・60ドルへと上昇するのかどうかは、これからのことですが、冬場の需要期がこれから始まることを思えば、スピードはともかく強含みであることは間違いありません。

シカゴ日経先物は10885円。外国証券の寄り前のオーダーは売り2330万株・買い3480万株で、差し引き1150万株の買い越し。それでも外国証券オーダー倍率は今日も0.94であり、明日もまだこの水準のままでしょう。変わるとすれば週末の10月1日からです。

日経平均・TOPIXともに9日連続安となりましたが。
  1. 12日サイコロジカルこそ珍しい低水準になっていますが、これは昨日いったように、ここでボトムになる確率は1/3程度でしかありません。

  2. 「小波動のボトム」の判断では、9日順位相関は-80以下になっていますが、まだボトムらしい足型はでていないので、昨日のザラバ安値がボトムとなる確率は2分程度であると思っています。

  3. 逆張り用の条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出すには、日経平均は10434円、TOPIXは1054P以下になることが必要であり、明日・明後日に買いマークがでる確率はほとんどありません。


04年9月7日に右の4銘柄を掲げました。低位株で当時急上昇していた銘柄です。

このうち、@1503住友炭、A1518三井松島、C3315三井山は、重要ポイント(図の赤線)を完全に下抜いたので、当分(1か月くらい)は買う理由がなくなった。B1921巴 はまだ重要ポイントを完全に下抜いていないので、上昇が終わったとは判断できない。といいました。振り返ってみると、
  1. 1503住友炭は、aの重要ポイントを完全に下回ったAからは上昇力を失いました。

  2. 1518三井松島も、bの重要ポイントを完全に下回ったBからは上昇力を失いました。

  3. 1921巴 は、cの重要ポイントを下回ることなく上昇を続け、dの重要ポイントをDで完全に下回って、ようやく上昇力を失いました。

  4. 3315三井山は、eの重要ポイントをEの日に完全に下回ったので上昇は終わったと判断しましたが4日後から再奔騰となりました。eの高値を上抜いた時点で、この判断は誤りであったことが明らかになりました。その後gで重要ポイントを出していますが、まだこの水準を完全には下回っていないので、今日のところは上昇が終わったとは判断できません。


(04.9.30) TOPIX 1102P(+13) 日経 10823円(+37) 12.9億株 (1兆2681億円)


NY原油は反落し、NYダウは10136ドル(+58)と続伸。ナスダックも1893P(+24)と上昇。

東京市場は9月期末となりました。明日から日経225銘柄のうち3銘柄の入れ替えがあるので、新規採用の9984ソフトバンク、4324電通、2282日ハムが買われて、売買代金の上位3位を占めました。

採用される3銘柄の株価は高く、除外される2536メルシャン、6474不二越、7102日車両の株価は比較的低い。(まあいつでも入れ替えはそうなるが)採用銘柄を購入しようとすれば、除外される3銘柄を売っただけでは代金に充当できず、ほかの222銘柄を売らねばなりません。

この幅広い売りが相場を下げるのではないかといわれていましたが、大きな波乱はありませんでした。ただし日経平均は大引け前に急落し今日の安値で引けました。

この幅広い売りが相場を下げるのではないかといわれていましたが、大きな波乱はありませんでした。ただし日経平均は大引け前に急落し今日の安値で引けました。

日経平均は陰線になり、TOPIXは陽線になったが、どちらを重視すればよいのかの問い合わせがありましたが 、今日の日経平均は銘柄入れ替えによる雑音が入っているので、むろんTOPIXのほうを重視することになります。で、TOPIXのグラフですが、今日の上昇をもって小波動のボトムを出したとはまだいえません。(確率は3〜4分くらい。5分とはいえない。)


定点観測8銘柄のうち、株価が75日線より上位にあるのは新日鉄と住友鉱の2銘柄だけで、6銘柄は75日線を下回っています。これら銘柄がボトムを出してこないことには、市場全般が立ち直ったとはいえません。 ボトムらしいさは、
  1. 下げ止まりの足型がでる.
  2. 強い足型がでる
  3. 安値を出した日の高値を上抜く
  4. 安値を出した日より前の陰線の高値を上抜く
  5. 9日線を上抜く
  6. 25日線を上抜く
といったように順次に確認をしていくのですが、図の青○の3銘柄(ソニー・みずほ・NTT)は当面の安値から2日目で早くも陰線となっています。また陽線となった鹿島・野村も当面の安値をつけた日の高値を上回ることができていません。

赤○のトヨタが@ABCDを出しているだけです。定点観測8銘柄からはいまだに市場が変化したとはいえません。


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