TOPIXをどう見たか・判断したか (04年8月)

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(04.8.2) TOPIX 1135P(-3) 日経 11222円(-103) 10.0億株 (9829億円)


週末のNYダウは10139ドル(+10)と小幅ながら4日続伸。ナスダックも1887P(+6)と小幅続伸。米国4-6月期GDPが市場の予想平均の+3.7%に比べて悪い+3.0%であったこと、原油が史上最高値の43.85ドルをつけたこと、という2つの悪材料を跳ね返しての上昇でした。米国株は景気鈍化と原油高の材料については相当程度、相場に織り込んできたようです。

シカゴ日経先物は11295円、円相場は111.30円。外国証券の寄り前のオーダーは+490万株の買い越し。

米国GDPの予想を下回る成長率・原油高にもかかわらず、米国市場はプラスとなったのでしたが、テロの警戒レベルが引き上げられたとかで、東京市場は今夜のNY市場の波乱を予想して下落。ただ一時は-163円安があった日経平均も大引けにかけて戻り歩調になり、結局は先週末の+208円高の半分を崩した程度で終わりました。


「75日平均線の10%幅帯」の続きです。10%幅帯は要するに、株価は75日線を基準のにして変動するのだけれど、75日線から大きく離れたかどうかを端的に知ろうというものです。

@-10%〜+10%の間で動くのが通常の動きで、
A+10%の上限線を大きく上回ったときは楽観人気、
B-10%を大きく下回ったときは悲観人気、
ということです。

5401「新日鉄」を例にすると、
  1. は、下限線より上位で止まったので、一気に75日線を越して上限線まで上昇する可能性がありましたが、実際には
  2. の75日線でいったん上値が抑えられ、
  3. で再び 下限線より上位で止まっってから
  4. の上限線近辺まで上昇。

  5. も下限線より上位で下げとまって、
  6. まで上昇。上限線を超えてからは、楽観人気になっているので、ここからは新規に買えません。

  7. の75日線で止まってもいいところでしたが、fの楽観人気で買いついた分だけ投げ物が出て、
  8. で下限線を割り込みました。ただ大きく割り込んだわけではないので、下限線ギリギリとしてもよい。

  9. iは75日線までの戻り。
  10. jで下限線の上位で止まり、
  11. で75日線をわずかに上回ったものの、
  12. まで下落しています。この水準は下限線より上位ですから、次の上昇は75日線を超えて、上限線近辺まで上昇する可能性があります。


6758「ソニー」を例にすると、
  1. は、下限線をわずかに下回ること2日。(まあギリギリとしてよい)ここから上昇しますが、
  2. の75日線で止まるのが順当でしたが、75日線で保合うことわずか4日間で再上昇し、
  3. で上限線を突破。下限線から一気に上限線を突破するという珍しいことになりました。

  4. dは75日線より上位で止まり、
  5. で再び上限線を突破。

  6. fは上限線で止まり、
  7. で再三の上限線を突破。ここらあたりが楽観人気の最たるもので、この後は「宴のあと」がやってくる。

  8. の75日線で止まった後、
  9. の上限線近辺まで上昇するも、そこから急落。

  10. で下限線をわずかに下回り、
  11. の75日線が戻りの限界となりました。

  12. 現在は下限線より上位にありますが、jの安値を下抜いているので、次に上昇があっても75日線まで戻るのが精一杯でしょう。
なお昨日掲げた「75日線の10%幅帯」の条件表はNo.49 75日線と10%幅帯からダウンロードすることができます。


(04.8.3) TOPIX 1127P(-8) 日経 11140円(-81) 10.9億株 (9452億円)

テロ警戒レベルが引き上げられて迎えた米国市場でしたが、NYダウは10179ドル(+39)と上昇し5日連続高。ナスダックも1892P(+4)と3日続伸。

シカゴ日経先物は11285円、円相場は110.70円。外国証券の寄り前のオーダーは-900万株の売り越し。

日本は好調な4-6月期決算があいついでいます。今日も営業益の前年同期比で、カシオが2.4倍、大日印が+87%、ニチレイが+30%、大物トヨタが+31.6%と、半端な増加率ではありません。それでも市場は見送り気分が強く、続落となりました。

トヨタは4370円(-60)とへこんでいましたが、引け後発表された+31%増益の決算を明日はどう評価するのか。

そうこうしているうちに9月の中間決算が近づいてきます。4-6月期は第1四半期であるので、まだ中間決算あるいは通期の業績見通しを上方修正する企業は少ないのですが、9月に入れば中間決算の上方修正がボロボロと出てくることになりそうです。ここに期待。


(04.8.4) TOPIX 1114P(-12) 日経 11010円(-130) 11.8億株 (1兆1515億円)


NYダウは10120ドル(-58)と6日ぶりに下落。ナスダックも1859P(-32)と下落。NYダウのグラフは。25日線まで戻っていたことや9日順位相関が+80に到達していたので、5日連続高に対する調整が入ったというところです。

なんといっても安値からの5連続陽線(図の青○)を出しましたから、この反発は単なるあや戻しではなく、この先は75日線を上抜いていくことになるのではないかと期待しています。

シカゴ日経先物は11110円、円相場は110.50円。外国証券の寄り前のオーダーは-1130万株の売り越し。

東京市場は弱気が充満。日経平均はザラバで-251円安の10888円まで下げ、そこから下げ幅の半分を戻して-130円安で引けました。前場では値下がり銘柄が1427銘柄に対し、値上がり銘柄はたったの81銘柄というありさまで、ここまで弱気になるのはどういうことか。

市場の2大プレーヤーである@外国人は米英本国の市場の不振から日本株への投資を控えており、A個人投資家はジャスダック・ヘラクレス・マザーズへ資金を振り向けたが、新興市場の株価が崩落したために今は見切り売りの最中。ということで、いくら東証1部の業績がよかろうと、PER18.13倍と割安であろうと、買い手がないということです。(ついでにいえばジャスダックのPERは21.31倍で、今なお高い。)


見切り売り、損切りをして資金を現金化すれば、新たに株式を買う元手ができるわけで、このところはどれだけ投げ物が出たのかを注視しておかねばなりません。

その点でいえば、今日の出来高は11.8億株、売買代金が1兆1500億円と、最近になくボリュームアップしましたから、投げ物がかなり出たようです。

投げた後で戻り歩調(カラ売りの買戻しである)となったので、今日は@下ヒゲ足になりました。A日経平均は200日線に到達し、TOPIXも接近。Bデンドラの下値メドでは、日経平均が10944円(上から3つ目のメド)に到達した。こういう現象がでてきましたが、これだけでは下値を出したとはいえません。

「下ヒゲ」の足型だけでは不足だし、9日順位相関は-10くらいの高い位置にあります。図のaでは「小波動のボトムか」の確率は6分以上あったと思いますが、ボトムになりそこねました。今日のbはaに比べればまだまだです。


(04.8.5) TOPIX 1116P(+2) 日経 11060円(+50) 10.6億株 (1兆 461億円)


原油安を受けてNYダウは10126ドル(+6)とプラス。ナスダックは1855P(-4)と小幅続落。

シカゴ日経先物は11080円、円相場は111.10円。外国証券の寄り前のオーダーは-770万株で3日連続の売り越し。

TOPIXのグラフは、昨日の「下ヒゲ足」に続いて「はらみ」しかも「十字足」に近い足になりました。昨日・今日の株価水準が強弱が均衡していることを表現しましたが、「均衡」ということであって、ボトムということではありません。

小波動のボトムらしさの確率でいえば、@昨日が陰線の、Aザラバ安値である。B今日は「はらみ」となって下げ渋りを見せた。ということで、まだ3分程度の確率でしょう。

ここへC9日順位相関が-80へ下落し、Dデンドラの3つ目の下値メドの1094Pに到達するとか、E条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出すとか、F「つつみ上げ」や「窓あけ陽線」などの強い足を出すとかが続かないと、「ボトムらしい」の判断はできません。

7月16日に昨年10月ピークから11月安値までの下落過程と11月安値から第2段の中勢上昇波動に転じていった過程を掲げ、今回の4月ピークからの動きの手本としました。

図のアルファベットはそのときにつけたものですが、今日は先日いった「75日線と10%幅帯」を使って、グラフを見ていきます。(TOPIXや日経平均のような指数を対象にするときは、10%幅帯ではなく、その半分の5%幅帯を使います。図の上限線は75日平均線+5%の線であり、下限線は75日平均線-5%の線です。)



「手本」にしたということは、今の相場が手本と同じように動くということを期待しているのではありません。現在の相場が過去とまったく同じ動きをすることはありません。時代が違うし、時期が違うし、経済的な背景が違うし、将来の見通しも違います。

「手本」とするのは、今の動きが、手本を基準にして@強いのかA弱いのかを判断するためです。手本に比べて強い動きであることがわかれば、手本が辿った以上の株価上昇が見込めるし、手本に比べて弱い動きであることがわかれば、手本が辿ったほどには株価上昇は期待できません。

ということで手本と今の相場を比較してみると、
  1. A(+5%の上限線より上位)→D(-5%の下限線より下位)へ下落したのは、a→dも同じ。(A→B→C→Dの動きはBが75日線、Cが上限線、Dが下限線とメリハリがあるが、a→b→c→dの動きはb→cが上限線より上の動きであることが異なる。それだけ楽観人気であったということ。)

  2. D→E→F→Gの動きも、Dが下限線、Eが75日線、Fが下限線、Gが上限線とやはりメリハリがありましたが、d→e→f→gは、dが下限線、eが75日線。ここまではメリハリがあったものの、f→gは中途半端な動きになりました。すなわちfの調整が下限線まで達せずにすぐに切り返してしまいました。その結果gは上限線に達することができませんでした。(e→fが時間をかけ、E→Fのように値幅ももう少し深く押していれば、75日線の上昇スピードはダウンしていたはずです。e→fの押しが短期・小幅であったために75日線は上昇し続け、その結果、gでは75日線の上限線に到達できなかった。)


    e→f→gの動きは、その当時(6月9日)図のc→d→e→fのような動きになればよいといいましたが、 そうはならず。

  3. hで75日線を少し深く割り込み、h'で75日線まで戻り、とここまではG→H→H'の動きに比べてもそうは悪くなかったのですが、h'以降の動きは違ってきました。

  4. 手本はH'→Iへと上限線を突破しましたが、今回はh'→iと下落です。「手本」に比べて、@gは上限線に達しなかった。Ahからiへと下落した。の2点は前回のような中勢上昇波動にはまだ連繋しないということの証しです。

    B75日線が明瞭に下向きに転じたのもよくありません。

  5. 当座はここから下限線までの下落がないことです。下限線まで下落すれば、反発(戻り)の限界が75日線になってしまいます。


(04.8.6) TOPIX 1107P(-9) 日経 10972円(-88) 10.9億株 (9706億円)


原油高から米国市場は大幅下落。NYダウは9963ドル(-163)。ダウはなんとか先の安値を割らずに踏ん張りましたが、ナスダックは1821P(-33)と新安値。それにしても今の米国市場はナイーブです。

シカゴ日経先物は10930円、円相場は111.75円。外国証券の寄り前のオーダーは-1070万株で4日連続の売り越し。

東京市場は、主力銀行がダイエーの支援を産業再生機構を使って行うの決定をし、ダイエーは大幅安(170円・-20)。いすゞが1000億円のCBを発行するとかで229円(-46)と大下げ。悪材料には事欠きません。

海外はバカンス、国内は来週から盆休みが本格化することでもあり、なかなかボリュームアップすることはむずかしそうです。


TOPIXのグラフでは75日線が下向きになり、しだいに下げの角度を拡大しています。こうまで75日が下向きになってくると、反発があっても75日線を上抜くことはいよいよ期待できなくなります。

75日線はいつになれば上向くかといえば、当日の株価が76日前の株価より高くなったときです。76日前の株価をいちいち調べるのは面倒なので、条件表を設定して図のようなグラフを描かせました。
  1. 緑線は75日平均線で、
  2. 青線は76日前の株価(終値)です。
日々の陰陽足(の終値)が青線より上位にあるときは、75日線は上向きになっています。図のaは1日だけ青線の上にあったので、この日の75日線は上向き。bからdまではずっと青線の上位にあるので75日線は上向きです。

75日線の上昇の角度は、陰陽足が青線から上位にあればあるほど急角度になります。

逆に、日々の陰陽足(の終値)が青線より下位にあるときは、75日線は下向きになります。図のeからfは陰陽足は青線の下位にあるので75日線は下向き。しかも陰陽足の(f)と青線のFの位置関係は、fがはるかに下方にあります。したがって75日線の下降の角度は急になっています。

青線を見ると、Fからなお5日ほどは青線は上昇しているので、これに追いつくべく陰陽足も上昇しないことには、75日線はさらに急角度で下げていきます。

青線が現在の(f)の水準と同じになるのは、図のGあたりからで、あと11日後です。それまで75日線は下降し続けます。

このグラフの条件表は以下のようになります。


(04.8.9) TOPIX 1101P(-5) 日経 10908円(-63) 10.0億株 (9056億円)


週末の米国市場は7月の雇用者指数が前月比+3.2万人と急ブレーキ。市場の予想は20万人から25万人の増加を見込んでいたので、米国景気の先行きは一気に暗雲垂れこめたという感じです。

NYダウは9815ドル(-147)、ナスダックは1776P(-44 )と共に新安値。

シカゴ日経先物は10740円、円相場は110.40円。外国証券の寄り前のオーダーは-590万株で5日連続の売り越し。

東京市場は、寄り付きすぐに-235円安の10737円となって、シカゴ先物にさや寄せしましたが、その後はジリジリと戻って、結局は-63円安の10908円。


TOPIXのグラフは、@200日線の到達して、これを維持した。Aデンドラの3つ目の下値メドの1094Pに到達した(あとは1058Pが残るだけ)。B9日順位相関は-80以下に戻った。C新安値である。ことから「波動のボトム」の確率は4分というところでしょう。


「W底で買い、W天井で売りの条件表を設定したいのだが」の質問を受けました。「W底」という加工はないので、「主な高値」「主な安値」の加工を使って、「これがW底である」ということを設定することになります。

その際に「W底」の定義がきちんとしていないと、「主な高値」「主な安値」をどう使うのか、「???」となってしまいます。

図の右側の図は「W底」の一部の定義図です。
  1. は現在の株価。
  2. は1つ前の主な安値。
  3. は1つ前の主な高値。
  4. は2つ前の主な安値。
です。

(A)まず「W」であるためには、bとdの株価がほとんど同じ水準でなければなりません。ほぼ同じ水準であるためには、bとdを比較するしかありません。(b-d)の値が-2円〜+2円の違いなら「ほぼ同じ水準」であるとしてもよいし、(b÷d)の値が0.99〜1.01(倍)の違いなら「ほぼ同じ水準」であるとしてもよいでしょう。

(B)次に「W」であるためには、高値cを現在株価が上抜くか、これに接近しなければなりません。上抜いたらW底とするなら、(a-c)の値が1円以上であるとすればよいし、aがcに接近したというのであれば(a÷c)の値が0.98以上とすれば、cの水準の0.98(ということはcより2%ほど低い水準)になったときに「W底」が完成です。

しかし(A)(B)2つだけでは「W底」の定義としては不足していることがすぐにわかります。図の右側の図を見ると、ピンク色の線のように、H→G→F→e→dと辿ってきたものは「W底」とは認められません。「W底」は、波動がドンドン切り下げてきた後に出るものです。ピンク色の波動ではF→dの安値は切り上がっており、d→bが同じ水準であるのですから、F,d,bどの安値をとっても上昇途中の波動としか認められません。

「W底」であるためには、図の青線の波動のようにh→g→f→dと波動が切り下がっていることが必要です。少なくとも安値g→安値dは切り下がってなければいけません。


図は4502「武田」のグラフです。「W底」が完成するには、
    (A)1つ前の安値bと2つ前の安値dの株価がほぼ同じである。

    (B)1つ前の高値cを現在株価aが上回る。(または接近する)

    (C)2つ前の安値dは3つ前の安値gより株価が低い。
この3点を満足すれば最低限の「W底である」といえます。

「W底で買い」の条件表は以下のようになります。a,b,c,d,gの符号を添えましたから、グラフと見比べてください。


(04.8.10) TOPIX 1105P(+3) 日経 10953円(+44) 9.7億株 (9798億円)


原油が45ドル台に乗せたこと、今夜がFOMCがあることなどから NYダウは9814ドル(-0)、ナスダックは1774P(-2)と昨日までの下げに対するリバウンドはならず。シカゴ日経先物は10860円、円相場は110.60円。外国証券の寄り前のオーダーは-270万株で6日連続の売り越し。

東京市場は原油高から安く始まったものの昨日と同じくジリジりと上昇。後場は値動きが止まるが下げず。久しぶりに値上がり銘柄850銘柄と、値下がり567銘柄を上回る。ただし夏休みに入りかけているので出来高・売買代金は増えない。 グラフは安値からの「2陽連」となりましたが、2陽連というだけではまだなんともいえません。(ボトムの確率は4.5分というところ)

今日は「W天井」の条件表について述べます。「W底」を逆にしたものが「W天井」です。図の右側の図は「W天井」の一部の定義図です。
  1. は現在の株価。
  2. は1つ前の主な高値。
  3. は1つ前の主な安値。
  4. は2つ前の主な高値。
です。

(A)まず「M」であるためには、bとdの株価がほとんど同じ水準でなければなりません。ほぼ同じ水準であるためには、bとdを比較するしかありません。(b-d)の値が-2円〜+2円の違いなら「ほぼ同じ水準」であるとしてもよいし、(b÷d)の値が0.99〜1.01(倍)の違いなら「ほぼ同じ水準」であるとしてもよいでしょう。([W底」と同じ)

(B)次に「M」であるためには、安値cを現在株価が下抜くか、これに接近しなければなりません。下抜いたらW天井とするなら、(c-a)の値が-1円以上(aが安い)であるとすればよいし、aがcに接近したというのであれば(a÷c)の値が1.02以下とすれば、cの水準の1.02(ということはcより2%ほど高い水準まで接近)になったときに「W天井」が完成です。

しかし(A)(B)2つだけでは「W天井」の定義としては不足していることがすぐにわかります。図の右側の図を見ると、青色の線のように、h→g→f→e→dと辿ってきたものは「W天井」とは認められません。「W天井」は、波動が切り上げてきた後に出るものです。青色の波動ではf→dの高値は切り下がっており、d→bが同じ水準であるのですから、f,d,bどの高値をとっても下落途中の波動としか認められません。

「W天井」であるためには、図のピンク線の波動のようにH→G→F→dと波動が切り上がっていることが必要です。少なくとも高値G→高値dは切り上がってなければいけません。


図は4502「武田」のグラフです。「W天井」が完成するには、
    (A)1つ前の高値bと2つ前の高値dの株価がほぼ同じである。

    (B)1つ前の安値cを現在株価aが下回る。(または接近する)

    (C)2つ前の高値dは3つ前の高値Gより株価が高い。
この3点を満足すれば最低限の「W天井である」といえます。

「W天井で売り」の条件表は以下のようになります。a,b,c,d,Gの符号を添えましたから、グラフと見比べてください。なお次図のNo.18,19行に出来高25日平均が10(千株)以上あることという条件を設定していますが、これはまともな波動を持つ銘柄だけを対象にしたいからです。



(04.8.11) TOPIX 1121P(+16) 日経 11049円(+95) 10.3億株 (1兆1129億円)


FOMCはFFレートを1.50%へ引き上げましたが、コメントで米国景気の強さは持続すると発表。金利引き上げは予想どおりだったので、コメントのほうをプラスに評価して、NYダウは9944ドル(+130)、ナスダックは1808P(+34)と大幅反発。

ただし原油高の状況は変わりなく、昨日の大幅反発が持続するかどうかはまだわかりません。 シカゴ日経先物は10980円、円相場は111.25円。外国証券の寄り前のオーダーは1020万株の買い越し。

東京市場は米国高と外国証券の7日ぶりの買い越しから、11000円を超えて高く寄り付きましたが、後場は小幅な動きになりました。

グラフは、日経平均は十字足となったものの、TOPIXはUFJからみで銀行株が大きく上昇したために「3陽連」となりました。TOPIXは小波動のボトムがでたようです。


定点観測8銘柄でも4銘柄について、安値からの「3陽連」が出ています。平均線との位置関係が最もよいのは、@5401新日鉄、A1812鹿島、ついで5713住友鉱、しまいが8604野村。

新日鉄は9日・25日・75日・200日の全ての平均線を上回り、しかも200日線はまだ上昇中です。


昨日掲げた条件表ではW天井が決定して売りマークがつくのは、「終値が1つ前の安値を下回ったとき」です。 右図では(a)の日に売りマーク↓がついています。

(a')の日にはザラバ安値が1つ前の安値cの水準を下回っていますが、ザラバで安値cを下回ったときに売りマークを出したいなら、次図のNo.17行を変更します。

No.17行は 「株価」と「No.16線(1つ前の安値c)」がクロスして-1日目に売り)となっています。「株価」のところを「ザラバ安値」にすればよいのです。


しかし「元データ」には「ザラバ安値」というものは設定できません。ザラバの安値は、次図のNo.17行のように、
(「4本値」の「株価安値」)で取り出すことができます。No.17線は「ザラバ安値」を記憶します。そこで、No.18行で、
(「No.17線(ザラバ安値)と「No.16線(1つ前の安値c)」がクロスして-1日目に売り)とすれば、ザラバ安値が1つ前の安値を下抜いたときに売りマークが出るようになります。




図でa'の日に売りマークが出ています。終値で下抜くより先に売りマークが出るので有利です。

なお(QE拡張8)の条件表No.50に「W底・W天井」を設定しました。条件ファイルをダウンロードすることができます。


(04.8.12) TOPIX 1117P(-3) 日経 11028円(-21) 8.8億株 (9233億円)


NYダウは9938ドル(-6)、ナスダックは1782P(-26)と大幅反落。昨日の大きな反発の翌日に続伸とならないところが、米国市場の弱さを表現しています。

シカゴ日経先物は11000円、円相場は110.85円。外国証券の寄り前のオーダーはせっかく昨日が買い越しとなったのに、今日は早くも530万株の売り越し。

東京市場は明日のオプションSQと4-6月GDPの発表があるため、大きくは動けず。1日の値幅が日経平均で86円、TOPIXは7Pという膠着状態。昨日増加した出来高は8.8億株、売買代金は9200億円と縮小。

4-6月のGDPは年率で3.8%くらいが市場の予想のようですから、4.5から5.0%の数字が出ないとインパクトにはなりません。来週一杯は相場も盆休暇か。


(04.8.13) TOPIX 1096P(-20) 日経 10757円(-270) 10.2億株 (1兆 960億円)


原油は連日の新高値をつけ、ためにNYダウは9814ドル(-123)、ナスダックは1752P(-29)と続落。

シカゴ日経先物は10910円、円相場は110.90円。外国証券の寄り前のオーダーは250万株の売り越し。

NYダウのグラフは図のa→bで「5陽連」の強い足を出し、しかも25日線まで戻ったので、一息入れた後は75日線を目指すものと思っていましたが、そうはならず。

強い足(5陽連)を下回ったのは、強い動きが否定されたわけで、米国はよほど弱気になっていると受け止めねばなりません。

今日最大の材料は4-6月期GDPの発表でしたが、市場の予想4.1%に対して、驚くことに+1.7%(年率)という低い数字でした。名目成長率は-1.3%(年率)と5四半期ぶりにマイナス。市場は唖然となり、日経平均・TOPIXともに大きく下げました。しかも安値引け。

4-6月期の企業業績は実に好調で、日経新聞の報ずるところでは、上場企業の経常利益は前年同期比+57%増加であるらしい。これがちっとも相場に反映されないのは、@米国景気の先行き不安、とともにA国内の信用買い残の積み上がり、がその原因のように思っていましたが、今日のGDPを見ると、@ばかりではなくB国内景気の先行き不安も考えなければならなくなりました。

Aは少しずつ整理されてきています。昨日の日経新聞によると、先週末(6日)時点の三市場買い残の評価損率は-14.51%になっています。(その前の週は-12.64%)今日の下げによって今週末現在では-15%以上に拡大したのではなかろうか。評価損率が-15%とか-16%になれば、追証発生による投げものがでて、当面の安値が出ることが多いので、Aの需給面から来週に安値がでることが期待できます。

TOPIXのグラフを見ると、p→qが5陽連で、戻り波動のピークで出ています。まあこれは楽観人気になったということですが、(r)で5陽連を下抜き、楽観人気は否定されました。

その後s→tが「3陽連」で、5陽連ほどではないが強い足です。これが(u)で否定され(a)までの下落となりました。

安値a→bで再び「3陽連」を出し、小波動のボトムらしいことを表現しましたが、今日は大幅安となって3陽連の(a)の水準に近づいてきました。(a)の水準を下抜くことになれば、そのときは200日線も割り込むことになりますからちょっと具合が悪い。


(04.8.16) TOPIX 1084P(-12) 日経 10687円(-69) 10.1億株 (9846億円)


週末のNYダウは9825ドル(+10)、ナスダックは1757P(+4)と小戻す。シカゴ日経先物は10735円、円相場は110.65円。外国証券の寄り前のオーダーは大量1141万株の売り越し。

4-6月期GDPに肩透かしをくらったショックはまだ続き、日経平均はザラバ安値10545円と、5月17日の終値10505円に接近。後場はそこから140円ほど戻して引けましたが、これはカラ売りの買戻しにしか過ぎないようです。

値下がり銘柄は1141銘柄(値上がりは306銘柄)であったし、出来高10.1億株、売買代金9800億円では積極的な押し目買いが入ったとはいえません。

今週は信用の買い玉が投げ売りされて、仮需要の整理がある程度つくのではないかと期待していますが、投げものがでた様子もありません。どこかで出来高を伴って下げてくれればわかりやすいのですが。

75日平均線が横ばいから上向きになるには、76日前の株価と今日の株価の位置関係でわかります。今日から76日前の日経平均はAの4月26日の12163円をつけた日で、今日の株価10687円より1476円ほど上方にあります。この差が大きければ大きいほど75日線の下落の角度はきつくなりますが、今日は75日線が最も急角度で下げる日です。

あと6日たてば、76日前の日経平均は10884円になり、今日の株価と200円の差に縮まってきます。11日たてばBの10505円が76日前の株価になりますから、今の水準を維持しておれば、75日平均線は横ばいとなり、上向いてくることになります。

このあたり(6日〜11日後)が転機になるのではないか。

定点観測8銘柄を見ると、
  1. 1812「鹿島」は75日線が上向く可能性が大。

  2. 5401「新日鉄」は75日線が上向くことはほぼ決まり。

  3. 5713「住友鉱」も75日線が上向くことはほぼ決まり。

  4. 6758「ソニー」は75日線が上向く可能性は当分ない。


  • 7203「トヨタ」は今日は75日線が瞬間下向いたが、明日からは再び上向きを維持。

  • 8411「みずほ」は現在の株価水準では75日線が上向く可能性は低い。

  • 8604「野村」は75日線が上向く可能性は当分ない。

  • 9432「NTT」は現在の株価水準を維持できれば、ギリギリ75日線が横ばいへ。


  • (04.8.17) TOPIX 1089P(+5) 日経 10725円(+38) 8.5億株 (8445億円)


    NYダウは9954ドル(+129)、ナスダックは1782P(+25)と続伸。シカゴ日経先物は10830円、円相場は110.45円。外国証券の寄り前のオーダーは連日の大量1060万株の売り越し。

    東京市場は海外高の割には上昇せず。NYダウは200日線を割り込んでから23日経過。75日線を割り込んで31日経過。ナスダックは200日線と75日線は同じ日に割り込んで30日が経過というところです。

    これに対して日経平均は、日本企業の業績がよいだけに下げておらず、日経平均は200日線を割り込んで10日。75日線を割り込んで24日です。TOPIXはもっと強く200日線を割り込んで3日。昨日のNYの反発に歩調を合わせて上昇できないのは、なお日本株は信用買い残の整理ができていないということでしょう。

    昨日いいましたが、来週から再来週にかけて75日線が上向く時期がやってきますが、それまでに@1日に12億株出来て下落するとか、A10億株以上出来て2日連続安とかが現れると当面の整理完了のサインになるのではなかろうか。

    グラフは7月2日にも掲げましたが、この1年間は@(1月-4月-7月-10月)の3か月ごとに波動のピークをつけ、A(2月-5月-8月-11月)の3か月ごとに波動のボトムをつけているというものです。

    この3か月ごとのサイクルは四半期決算が義務つけられた昨年4月から生まれたものです。すなわち
    1. 1-3月の決算が発表される4月中旬に増益期待でピークとなり、材料出つくしで5月にかけて下落する。
    2. 4-6月の決算が発表される7月中旬に増益期待でピークとなり、材料出つくしで8月にかけて下落する。
    3. 7-9月の決算が発表される10月中旬に増益期待でピークとなり、材料出つくしで11月にかけて下落する。
    4. 10-12月の決算が発表される1月中旬に増益期待でピークとなり、材料出つくしで2月にかけて下落する。
    ということですが、これは増益基調にあるからこうなっているのであって、減益基調に転ずれば、ピークとボトムの月は逆転するのではなかろうか。つまり
    1. 1-3月の決算が発表される4月中旬に減益予想でボトムとなり、材料出つくしで5月にかけて反発する。
    2. 4-6月の決算が発表される7月中旬に減益予想でボトムとなり、材料出つくしで8月にかけて反発する。
    3. 7-9月の決算が発表される10月中旬に減益予想でボトムとなり、材料出つくしで11月にかけて反発する。
    4. 10-12月の決算が発表される1月中旬に減益予想でボトムとなり、材料出つくしで2月にかけて反発する。
    その変調は出始めています。今回も7月がピークとなりましたが、中旬ではなく7月1日でした。4-6月決算は半月早めに織り込んでしまったわけです。その後の下落はこれまでだと20日間(22日・20日・12日・18日だった)ほどで終わっていますが、今回は7月1日ピークから今日で32日が経過しています。下落期間はこれまでの最長です。

    上昇期間を見ると、これまではだいたい40日前後(35日・49日・38日・49日・33日だった)でしたが、この5月から7月の上昇期間は33日であり、これまでの最短期間になっています。

    およそ上昇トレンドにあるときは、@上昇期間が長く・下落期間は短い。A上昇巾は大きく・下落巾は小さい、という現象になります。下降トレンドにあるときは、B上昇期間が短く・下落期間は長い。A上昇巾は小さく・下落巾は大きい、という現象になります。

    この5月ボトム→7月ピーク→8月現在の期間は、上昇33日・下落32日でイーブンです。上昇巾と下落巾もほとんど同じになってきて、上昇トレンドの特徴が失せかけています。ちょっと気になるところです。


    (04.8.18) TOPIX 1094P(+4) 日経 10774円(+48) 8.4億株 (8639億円)


    NYダウは9972ドル(+18)、ナスダックは1795P(+12)と小幅ながら3日続伸。シカゴ日経先物は10770円、円相場は110.05円。 外国証券の寄り前のオーダーは今日も大量1090万株の売り越し。6日連続売り越し→1日買い越し→5日連続売り越しと、ここ12日間で11日の売り越しでは株価も上昇できません。

    東京市場はエネルギーが極端に不足。今日の出来高8.4億株、売買代金8600億円では、今日の値動きについてあれこれいっても始まりません。

    5月17日から7月1日まで34日間上昇しましたが、7月1日から今日までの下落期間がちょうど34日になったので、今週から来週にかけて当面の安値がでてよい時期になります。

    @《デンドラ》を使えば、先のピークを上抜く確率がわかる



    そろそろ次に上昇するであろう銘柄の見当をつけておくべき時期になったと思いますが、どういう銘柄を選べばよいのか。

    純粋なチャート(波動)からいえば、@現在の株価がAであるとすれば、A先の高値Bを上抜く確率が高く、A先の安値Cを下抜く確率が低いものを選ぶのがよいでしょう。

    図の青線は8%波動です。(カナル2のグラフ画面のメニューの「フリーグラフ」から「主な日柄」を指定し、「8%」波動とすれば、図のような8%波動の折れ線が描けます。)

    ここでいうA先の高値Bは8%波動のピークであり、B先の安値Cは8%波動のボトムです。小波動のピーク・ボトムではありません。


    グラフは4044「セ硝子」ですが、現在のAから高値Bを上抜く確率はどれくらいあるのか、安値Cを下抜く確率はどれほどあるのか。これは《デンドラ》で8%波動を描かせてみればすぐにわかります。

    A時点では8%波動は陰転していますから、今波動は「下降波動」(パタン番号672)であり、前波動は「上昇波動」(パタン番号134)でした。グラフ下部の情報欄を見ると、
    1. 今波動の「上抜き率」は61.7%。
    2. 前波動の「下抜き率」は34.8%
    とあります。 これによって、@Aから8%波動が陽転するならば、A高値Bを上回る確率は61.7%あり、BもしAから下落をしても安値Cを下回る確率は34.8%である。ことがわかります。

    現在のAから反転するかどうかはまだわかりません(小波動のボトムか?の順次の判断をすることになります)が、Aのある位置は上昇する確率が下落する確率の2倍近くありますから、この銘柄は買いを検討すべき銘柄であるといえます。

    しばらくは《デンドラ》を使って、このような銘柄を検索するやりかたを述べる予定です。


    (04.8.19) TOPIX 1107P(+12) 日経 10903円(+129) 10.5億株 (9750億円)


    原油は47ドル台へ上昇したもののNYダウは10083ドル(+110)と4日連続高(4陽連)。前回の5陽連はザラバベースで290ドルであったのに対して今回は300ドル巾の上昇。また前回は25日線で上昇が止まったのに、今回は25日線を突破し、前回を上回る強い動きとなりました。

    ナスダックも1831P(+36)と3連続陽線となりましたが、こちらはまだ25日線に到達していない。売買代金も減少しており、NYダウほどの強さはありません。

    シカゴ日経先物は10850円、円相場は109.30円。 外国証券の寄り前のオーダーは640万株の買い越し。買いのボリュームが3680万株と膨れたのは7月16日以来のことです。

    米ウォルマートがダイエー再生へ支援のニュースで、ダイエーはS高(235円,+50)。ダイエーの子会社の十字屋も112円(+19)と大幅上昇。UFJからみのミサワが324円(+33)、双日が408円(+27)、大京が198円(+18)と出来高を伴って大きく上昇。

    今日の出来高は低位株(再生関連)がにぎわったので久しぶりに10億株になりましたが、売買代金は9700億円とそうは増えず。グラフは日経平均・TOPIXともにあや戻しの9日線を上抜きましたが、エネルギー不足。

    A今は下降中だが上昇に転じたとき、先のピークを上抜く確率がわかる


    昨日から以下のような銘柄を検索するためにはどうすればよいかの説明をしています。
    1. 現在は株価が下落中(下降パタンにある)だが、株価が反転上昇したら先のピークを上抜く確率が高いもので、
    2. 現在の下落を続けても先のボトムを下抜く確率が小さい銘柄
    まずは@の「現在は下降中だが、株価が反転上昇したら先のピークを上抜く確率が高い」銘柄を見つけましょう。(《デンドラ》をお持ちの方は同じようにやってみてください。)


    1. 《デンドラ》のスタート画面のメニューの「波動分類」をクリック。
    (次図)「波動の分類」の画面が現れます。ここでしたいことは「株価が反転上昇したら先のピークを上抜く確率が高い」下降パタンを知り、それを重要パタンとして記憶させることです。

    1. 「使う波動」を8%波動にします。(HADO0800をクリック)

    2. 「下降」パタンを指示します。

    3. 下降パタンのリスト(パタン番号000〜999の1000パタンがある)が表示されるので、例えば下降パタン番号672をクリックしてみて下さい。

    4. 下降パタン番号672の波動のモデル図が表示されます。

    5. 同時に下降パタン番号672の情報が数値で表示されますが、ここで重要なものは「上抜き率」です。図では61.7%となっています。(次の上昇に転換したら、先のピークを上抜く確率が61.7%であることを表しています)


    下降パタン番号672の波動のモデル図について少し説明を加えると、8%波動(8%カギ足)で、
    • ピークは、h→fと切り下がったが、その後はf→d→b へと切り上げてきた。

    • ボトムは、g→eと切り下がったが、その後はe→c→a へと切り上げてきた。

    • 現在は先のピークb→aへと下降しているが、もしaから上昇転換したなら、bを上抜く確率は61.7%ある。
    というのがパタン番号672の姿と確率です。


    実例を掲げると、4115「本州化」は2000年6月当時に、下降パタン番号672になっていました。図のピークh→f→d→bの動きと、ボトムg→e→c→a の動きは、上のパタン672のモデル図と同じ関係になっています。

    この銘柄は、
    • aでボトムになり、
    • Aで8%波動が陽転(上昇転換)し、
    • 先のピークbを上抜いて、
    • Bへ上昇しました。
    この例では、a→A→Bへの上昇過程で先のピークbを上抜きましたが、上抜く確率は61.7%であり、bを上抜くことができない確率も38.3%あったのです。

    aの時点(bから下落しているが、先のボトムcを割り込んではいないという状態)で、この銘柄を@買うか、A売るか を決めるならば、買うほうに賭けるのが当然です。(@買うか、A買わないか を決めるのであれば、上抜く確率の61.7%が高いか低いかが判断の基準になります。80%の確率がなければ「買わない」という判断もあります。)


    (04.8.20) TOPIX 1109P(+2) 日経 10889円(-14) 10.7億株 (9364億円)


    原油は48ドル台。毎日1ドルずつ上がっていく感じです。ただ一昨日のNYダウのように原油高はやや不感症気味になってきたのは確かです。NYダウは10040ドル(-42)と反落。ナスダックも1819P(-11)と小反落。

    シカゴ日経先物は10830円。 外国証券の寄り前のオーダーは580万株の買い越し。

    東京市場は小動き。出来高こそ10.7億株できたものの、三菱自(83円)、ダイエー(273円)、十字屋(104円)、ミサワ(315円)といった再生関連の低位株が売買されたためです。売買代金は9300億円へ減少。

    ダイエーは買い気配で始まり273円まで上げたところで「再生機構送りになるときは減資」の報道で一転して243円の売り気配になるなど、材料次第の動きなので、グラフからどうのこうのとはいえません。三菱自も同じ。

    TOPIX・日経平均のグラフは来週の火曜日に75日前が5月10日の大下げの日に当たります。火曜日からは75日前の株価水準に追いつくか、その近くになるので、75日平均線は横ばいないし上向きになりそうです。このあたりで上昇のスタートをきってくれればわかりやすい。

    《デンドラ》の8%波動のパタンから株価が上昇する確率が高い銘柄を検索する方法を2日前から述べていますが、全部を説明するにはあと3日4日かかります。そのころに(波動のパタンから)こういう銘柄がよいと掲げても、ひょっとしてすでに上昇を開始しているかもわかりません。そこで先に結論の銘柄を掲げておきます。


    右の15銘柄が@上昇しはじめたら、先の8%波動のピークを上抜く確率が60%以上あり、Aもし上昇しなくても、先の8%波動のボトムを下抜く確率は(おおおむね)30%以下、のものです。

    B上抜き率の高い下降パタンを記憶させる



    下降パタン(1000個ある)のうち、先のピークを上抜く確率(上抜き率)が60%以上あるパタンを見つけて、これを重要パタンとして記憶させておくと、このパタンが出た銘柄をいつでも検索することができます。
    1. 「波動の分類」の画面のメニューの「重要パタンのサーチ」をクリックすると、

      「サーチ条件」(次図)の画面が現れます。ここでどういうパタンを見つけるのかの指示をしますここでは、



    2. そのパタンの件数(過去の事例の数)が50件以上あるもので、
    3. 上抜き率が60%以上あるもの。としましたが、
    4. いったん陽転すると20%以上の上昇をする(上昇率が20%以上)などの条件をつけてもかまいません。
    5. 「開始」ボタンで、「パタンの件数が50件以上あった、上抜き率が60%以上ある」下降パタンを見つけてくれます。


      条件に該当した下降パタンは、紺色に変わります。

    6. パタン番号636は93件あり、上抜き率は63.4%

    7. パタン番号644は190件あり、上抜き率は60.0%となっています。

    8. 「重要記憶」ボタンで、紺色になっているパタン番号を重要パタンとして記憶させます。


    (04.8.23) TOPIX 1114P(+4) 日経 10960円(+71) 10.4億株 (8574億円)


    原油は49ドル台の新高値をつけたもののその後反落。週末のNYダウウは10110ドル(+69)と反発して75日線まで戻りそうな勢い。

    ナスダックも1838P(+18)と反発して25日線まで復帰。7月6日に25日線を割り込んでから34日目のことです。米国株は8月13日に当面(1〜2か月くらい)の安値はでたようです。

    米国株式が当面の安値を出せば日本株への見直しが出てきて、シカゴ日経先物は11005円。外国証券の寄り前のオーダーは840万株の買い越し。(3日連続の買い越し)

    東京市場は高く始まりましたが、ザラバ高値1007円とシカゴ先物の水準へ戻ってから戻り売りに押されました。朝方高かった銀行株はマイナスへ。今日も低位株に売買が集中し、三菱自(90円・+7)、三井松島(195円・+17)、ダイエー(207円・-66)。出来高は10.4億株できたものの売買代金は8500億円へとさらに減少。

    とはいえ市場はしだいに強気に転換しつつあります。企業業績は4-6月期は申し分ないほどの増益でしたが、米国景気・中国景気・原油高などの先行き不安のほうが勝って株価を押し上げることができませんでした。そこへ4-6月GDPが+1.7%と予想外の低成長が明らかになり、株価下落へ拍車をかけました。

    これが1週間前のことですが、その後4-6月GDPの+1.7%は特殊な要因があって小さく出過ぎたのではないか。いずれ上方へ修正されるのではないか。という意見が強くなってきました。さらに原油は大きな目安である50ドルが目前であり、48ドル49ドルから50ドルになったところで、そのインパクトは大きくありません。NYダウは原油が上昇した日であっても上昇する日がでてきました。つまりは考えられる弱材料のほとんどは株価に織り込んだ様子です。

    この後は日本でいえばGDP値が改定されたり、9月中間期の業績予想が上方修正されたり、米国でNY原油が50ドル近辺で頭づかえになるようであれば、株価が簡単に上昇できる時期にやってきたと思われます。(アテネ・オリンピックにおける日本選手の活躍は特筆もので、日本再生のイメージを世界にアピールしたことも強気の要因の1つでしょう。)

    C上抜き率の高い下降パタンにある銘柄を検索する



    昨日、「パタンの件数が50件以上あった、上抜き率が60%以上ある」下降パタンを重要パタンとして記憶しました。これを使ってこれらパタンに該当している銘柄を検索してみましょう。《デンドラ》を使います)
    1. 東証1部の銘柄を選択しておいて

    2. 《デンドラ》のスタート画面のメニューの「検索」→「パタン検索」をクリック。
      「デンドラ・パタンの検索」の画面が現れます。B〜Jの記号をふっていますが、重要なものは赤○や赤□で囲ったところです。(その他はどう指示しても自由)


    1. 使う波動は「8%波動」である。(HADO0800を選択しておく)
    2. 使う条件表No.はNo.3「陰陽足」である。(これは何でもよい)
    3. 検索期間は999999(最新日)までの1日間。(これは自由)
    4. 売買条件は「買い」。(上抜き率の高いパタンにある銘柄を検索する)
    5. 売買マークの利用はどちらでもよい(ここでは条件表に設定されている売買マークは使わないので)
    6. 検索するパタンFは、「重要パタン」である。(重要パタンに、上抜き率の高いパタンを記憶させているから)
    7. 「今波動パタンだけで検索」これは重要。現在下降中のもの(今波動が下降中)で、上抜き率の高いパタンにある銘柄を検索する)
    8. なお昨日重要パタンに記憶させた「上抜き率が60%以上ある下降パタン」は56個あることが、図(青□)からわかります。
      「実行開始」ボタンで、検索が開始します。

    8月20日現在では以下のような銘柄が検索されます。


    1. 152銘柄が検索された。
    2. 「BP」欄は下降波動のパタン番号である
    3. 「SP」欄は上昇波動のパタン番号である
    4. 9432「NTT」を例にとると、(今波動である)下降波動のパタン番号は452で、(前波動である)上昇波動のパタン番号は434である。
    5. 下降波動のパタン番号(452)は、次の上昇に移ったとき、本当にピークを上抜く確率が60%以上あるのかを確認するために、「グラフ」ボタンをクリック。
       
      9432「NTT」のグラフが描画されます。

    6. (今波動である)下降波動のパタン(B452)の上抜き確率は 62.7%とあります。株価が上昇反転すれば、先のピーク(終値ベース)の586円を上抜く確率は62.7%あります。

    7. しかし(前波動である)上昇波動のパタン(S434)の下抜き確率を見ると72.4%もあります。先のボトム(終値ベース)の508円を下抜く確率は72.4%あるわけで、この先の上昇反転を期待するよりも前に、現在下降中の株価が508円を割り込むことを心配せねばならないわけです。

      現に8月20日の終値は508円になっており、先のボトム508円と同じ値段になっています。あと1円下げればボトムを下抜くわけで、まさに「下抜き率」が72.4%の確率どおりの動きになっています。
    もし株価がボトムを下抜けば、当然に(今波動である)下降波動のパタン番号は変わり、その先に上昇反転をしても上抜き率が60%以上あるとは限りません。

    単に「(今波動の)下降パタンの上抜き率が60%以上」という条件だけで検索するのは片手落ちで、「(前波動の)上昇パタンの下抜き率が40%以下」のように、先のボトムを下抜く確率が低いという条件も加味しなければなりません。


    (04.8.24) TOPIX 1116P(+2) 日経 10985円(+24) 10.6億株 (9049億円)


    原油は45ドル台へ下落するなど一服。NYダウは10073ドル(-37)ナスダックは1838P(+0)と戻り高値で小動き

    シカゴ日経先物は10990円。外国証券の寄り前のオーダーは260万株の売り越し。

    東京市場は次第に強気に移行しつつあります。6-4月期決算が出て次の9月中間期までは、業績面からの材料が出てこない時期だけに積極的な買いが出てきませんが、値動きを重視する個人投資家はジャスダック・東証2部から東証1部の低位株に移ってきたようです。

    《デンドラ》の上抜き率・下抜き率について述べています。 図は日経平均の4%波動を《デンドラ》で描画したものです。デンドラでわかることは
    1. 前波動(B→C)の上昇パタンは(S422)である。この上昇パタンが陰転したなら、Bを下抜く確率は68.3%である。

    2. B→Cへの上昇時の上値メドは、a,b,c,dの水準であった。(現実はCでd(11871円)水準を少し上回ってピークとなった。)

    3. 今波動(C→D)の下降パタンは(B456)である。この下降パタンが陽転したなら、Cを上抜く確率は67.8%である。

    4. C→Dへの下落時の下値メドは、e,f,g,hの水準である。(現実はDでh(10587円)水準をザラバ安値10545円が少し下回ってボトムとなった(らしい)。

    5. 今波動(C→D)の下降パタン(B456)が陽転したなら、次の上値メドはi(11435円)とj(11969円)の2つが(いまのところ)メドになる。
    連日で説明している上抜き率・下抜き率は、現在位置では@Bを下抜く確率が68.3%、Cを上抜く確率が67.8%です。この数字は株価が上放れるか?下放れるか?の重大な局面にあるということを表しています。

    波動でいえば、A→Bの大きな下げ波動に、B→Cの上昇波動が「はらみ」、B→Cの上げ波動にC→Bの下げ波動が「はらみ」という具合で、要するに今は波動が三角保合いになって収束しています。 波動が収束すれば、その先は上放れるか、下放れるかしかなく、このことをデンドラの上抜き率・下抜き率は数字で表現しているわけです。

    この先、株価が上放れるか・下放れるかするのですが、Dまでの下落過程では下抜き率・上抜き率の確率のとおり、上にいくのか下にいくのかは決めつけることはできませんでした。しかしD以降の動きを見ると、
    1. Dでは最低の下値メドのh水準まで下落した。
    2. Dで下ヒゲ陰線となった。
    3. Dの翌日から「窓空けの連続陽線」となった。
    4. Dの先日の陰線の高値を上抜いた。という過程を経て、
    5. 「主な株価」は小波動のボトム(10545円)を表示した。
    これらからして、下放れるよりも上放れることが期待できる状況になっているといえます。


    (04.8.25) TOPIX 1128P(+12) 日経 11130円(+144) 12.8億株 (1兆1549億円)


    原油は続落。NYダウは10098ドル(+25)。ナスダックは1836P(-1)と戻り高値圏で小動き。

    シカゴ日経先物は10990円。外国証券の寄り前のオーダーは690万株の買い越し。

    東京市場はようやくというべきか、原油が3日ほど下落したので弱気が後退。今日は勢いを持って上昇しました。TOPIXは昨日25日線まで戻っていましたが、今日は一気にこれを上抜いて、75日線へ迫る勢いです。

    小波動でいえば直前の小波動のピークは1123Pでしたが、ここから1073Pの安値まで下落した後に1123Pを上回ってきましたから、小波動の「つつみ上げ」となりました。まずは先の1073Pが向こう1〜2か月の安値になったと思います。 日経平均は25日線と200日線を上抜き、いまだなお大勢上昇波動は崩れていないことを表現。しかも出来高が12.8億株、売買代金1兆円の裏づけもあります。

    昨日、日経平均のデンドラ4%波動のグラフを掲げましたが、今日はついに陽転しました。上値メドは、@11221円、A11328円、B11435円、C11969円です。BとCは昨日すでにいっていますが、今回の陽転で(今波動)が出した上値メドは@Aです。

    今日の終値11130円からすれば、@はあと100円、Aはあと200円、Bがあと300円で、@ABの上値メドは低いのですが、まずは75日線の11250円を少し上抜くかどうかが1ラウンドです。その後反落があって、次の第2ラウンド目の再上昇でCを目差すかというところでしょう。

    D下抜き率が低い上昇パタンを記憶させる


    一昨日は、(今波動の)下降パタンで上抜き率が高い銘柄を検索しても、(前波動の)上昇パタンの下抜き率が高ければ、株価の上昇反転を期待する前に、目下の下落の心配をせねばならないことになる。ということをいいました。
    1. (今波動の)下降パタンの上抜き率が高い(60%)もので、
    2. (前波動の)上昇パタンの下抜き率が低い(40%)もの
    を検索せねばならないわけです。

    そこで、「上昇パタンのうち株価が先のボトムを下抜く確率が低い」パタンを重要パタンとして記憶させておきましょう。

    《デンドラ》のスタート画面のメニューの「波動分類」をクリックして 「波動の分類」の画面を出します。
    1. 「上昇」パタンを指示します。

    2. 「波動の分類」の画面のメニューの「重要パタンのサーチ」をクリックすると、

      「サーチ条件」(次図)の画面が現れます。ここでどういうパタンを見つけるのかの指示をしますここでは、


    1. そのパタンの件数(過去の事例の数)が50件以上あるもので、

    2. 下抜き率が40%以下であるもの、としましたが、30%とか20%とかにして下抜きのリスクの少ないものに絞ってもよいでしょう。

    3. 「開始」ボタンで、「パタンの件数が50件以上あって、下抜き率が40%以下である」上昇パタンを見つけてくれます。

      条件に該当した下降パタンは、紺色に変わります。

    4. パタン番号377は894件あり、下抜き率は21.1%。となっています。

    5. 「重要記憶」ボタンで、紺色になっているパタン番号を重要パタンとして記憶させます。


    (04.8.26) TOPIX 1130P(+1) 日経 11129円(-0) 14.3億株 (1兆 244億円)


    原油は43ドル台まで下落。NYダウは10181ドル(+83)。ナスダックも1860P(+23)と戻り新値へ。


    NYダウは75日線を上回りました。図の(a)のように9日順位相関は+80以上になっているので、75日線あるいは200日線の水準でいったんは反落することでしょうが、しかし大きくは下げそうにありません。反落の期間も短期間ですみそうです。

    というのは(b)25日順位相関はまだ0以下の水準であり、6月26日ザラバ高値10487ドルをピークにして8月13日まで34日間下げた後の上昇ですから、まだ上昇し始めであるからです。

    シカゴ日経先物は11225円。外国証券の寄り前のオーダーはなんと3040万株の買い越しとなりました。たぶん7月の原油高騰にあわせて株式を売っていた向きの買戻しが主力であろうと思いますが、原油高を理由にした株価下落の可能性は相当になくなったと思います。


    TOPIX・日経平均は逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」が売りマークを出しました。しかしこれもNYダウと同じく、まだ上昇が始まったばかりの位置での売りマークですから、ここで大きく反落することはないでしょう。

    前回の上昇波動ではB,C,Dの3か所で売りマークがつきましたが、Bの相場位置は、@9日順位相関は+80以上になったが、A25日順位相関は上昇し始めたばかりで-40くらいの水準でした。今日のAはBとほとんど同じ相場位置にあります。

    E下抜き率の低い上昇パタンにある銘柄を検索する


    月曜日に述べた「C上抜き率の高い下降パタンにある銘柄を検索する」で上抜き率が60%以上ある銘柄を検索すると152銘柄ありました。この152銘柄について、今日の「E下抜き率の低い上昇パタンにある銘柄を検索する」をすれば、
    1. (今波動の)下降パタンの上抜き率が高い(60%)もので、
    2. (前波動の)上昇パタンの下抜き率が低い(40%)もの
    を検索することができます。波動パタンからの買い銘柄の候補です。


    1. 「C上抜き率の高い下降パタンにある銘柄を検索する」で検索した152銘柄を選択します。

      (152銘柄を検索した後、結果ファイルに保存しておけばよい)

    2. 《デンドラ》のスタート画面のメニューの「検索」→「パタン検索」をクリック。
      「デンドラ・パタンの検索」の画面が現れます。B〜Jの記号をふっていますが、重要なものは赤○や赤□で囲ったところです。(その他はどう指示しても自由)


    1. 使う波動は「8%波動」である。(HADO0800を選択しておく)
    2. 使う条件表No.はNo.3「陰陽足」である。(これは何でもよい)
    3. 検索期間は999999(最新日)までの1日間。(これは自由)
    4. 売買条件は「買い」。(下抜き率の低いパタンにある銘柄を検索する)
    5. 売買マークの利用はどちらでもよい(ここでは条件表に設定されている売買マークは使わないので)
    6. 検索するパタンFは、「重要パタン」である。(重要パタンに、下抜き率の低いパタンを記憶させているから)
    7. 「前波動パタンだけで検索」これは重要。現在が下降中である(今波動が下降中)ということは、下抜き率を記憶している上昇波動は「前波動」であるということです。
    8. なお昨日重要パタンに記憶させた「下抜き率が40%以下である上昇パタン」は114個あることが、図(青□)からわかります。
      「実行開始」ボタンで、検索が開始します。
    8月20日現在では以下のような銘柄が検索されます。



    1. 19銘柄が検索された。(当初の152銘柄のうち前波動の下抜き率が40%以下のものは19銘柄であった)
    2. 「BP」欄は下降波動のパタン番号である
    3. 「SP」欄は上昇波動のパタン番号である
    4. 4529「日研化」を例にとると、(今波動である)下降波動のパタン番号は625で、(前波動である)上昇波動のパタン番号は341である。
    5. 上昇波動のパタン番号(341)は、先のボトムを下抜く確率が本当に40%以下であるのかを確認するために、「グラフ」ボタンをクリック。
     


    4529「日研化」のグラフが描画されます。
    1. (今波動である)下降波動のパタン(B625)の上抜き確率は 60.8%とあります。株価が上昇反転すれば、先のピーク(終値ベース)の383円を上抜く確率は60.8%あります。

    2. (前波動である)上昇波動のパタン(S341)の下抜き確率を見ると27.7%しかありません。先のボトム(終値ベース)の294円を下抜くことはあまり心配しなくてよいわけです。
    現に8月20日の終値は346円であり、ここからしてもボトム294円を下抜くよりも、ピーク383円を上抜くほうに賭けたほうがよいでしょう。


    (04.8.27) TOPIX 1137P(+7) 日経 11209円(+80) 9.1億株 (8311億円)


    原油は42ドル台まで下落。NYダウは10173ドル(-8)。ナスダックも1852P(-7)とわずかにマイナスながら戻り高値圏で推移。

    シカゴ日経先物は11120円。外国証券の寄り前のオーダーは310万株の買い越し。今週は4日買い越し、1日売り越しとなりました。代金ベースでは4週連続の買い越しであるそうなので、外国人買いは続いています。

    個人は低位株に集中。三菱自・りそな・ダイエー・カネボウ・巴・三井松島・丸紅などかつて経営が危ぶまれた銘柄が活況。ただそれだけに銘柄の広がりがなく、出来高は9.1億株、売買代金8300億と縮小。一部の投資家が参加しているだけです。

    ボールが上に投げられて頂点に達したときに瞬間的に無重力状態になる。今日がそういう感じで、さらに上にいくか下げるのかを様子見しているところでしょう。今日の出来高では、来週続伸しても上昇巾は知れていますが、しかし少し下げれば逆に今参加していない投資家の押し目買いが入って再び上昇することになりそうです。

    F検索のしかたのまとめ


    6回にわたって
    1. 現在は株価が下落中(下降パタンにある)だが、株価が反転上昇したら先のピークを上抜く確率が高いもので、
    2. 現在の下落を続けても先のボトムを下抜く確率が小さい銘柄
    をピックアップするやりかたを説明しました。検索のしかたをまとめておきます。
    1. まず、下降波動パタンで上抜き率が60%以上のパタンを重要パタンとして登録しておく。上昇波動パタンで下抜き率が40%以下のパタンを重要パタンとして登録しておく。


    2. 1)東証1部(または全銘柄)を選択して

      2)「パタン検索」にいき、

      3)「今波動だけで検索」を指示して、検索を開始する。

      4)検索された銘柄は、結果ファイルに記憶させる。


    3. 1)結果ファイルから上記で検索された銘柄を選択して

      2)「パタン検索」にいき、

      3)「前波動だけで検索」を指示して、検索を開始する。

      4)検索された銘柄が、買い候補の銘柄である。

    ややこしいのは、1回目の下降波動の検索では「今波動だけで検索」を指示し、2回目の上昇波動の検索では「前波動だけで検索」を指示しなければならない点です。「今波動」と「前波動」を混同すると正しい検索ができません。

    これが面倒な方は、1回目の検索だけで済ますこともできます。どうするか。1回目の検索「(今波動の)下降波動パタンの上抜き率が60%以上のもの」を検索すると次のようになります。


    「BP」欄は下降波動のパタン番号で、「SP」欄は上昇波動のパタン番号です。例えば、
    1. 1882「東亜道」のBP欄(上昇パタン欄)は「●453*」とあります。●がついているのは、今波動はこちらであるという意味です。SP欄(上昇パタン欄)は「433」と●がついていないので、こちらは前波動であることがわかります。

      「●453*」と「*」印がついているのは、このパタンは「重要パタン」であることを表しています。(この場合の下降パタンの重要パタンは「上抜き率が60%以上」のものを記憶させています。)

      一方SP欄のほうは「433」だけで「*」がついていません。このパタンは重要パタンではありません。(この場合の上昇パタンの重要パタンは「下抜き率が40%以下」のものを記憶させています。)

    2. 1959「九電工」のBPは「●684*」と「*」がついており、SPにも「215*」と「*」がついています。(今波動の)下降パタン684は重要パタンであり、(前波動の)上昇パタンも重要パタンです。すなわち@今波動の上抜き率は60%以上あり、A前波動の下抜き率は40%以下である、ということです。

    3. BP欄・SP欄ともに「*」がついている銘柄を探すと、1959「九電工」のほかに1979「大気社」、2602「日清オイ」があることがわかります。これが求めている銘柄です。

    4. BP欄・SP欄ともに「*」がついている銘柄を([Ctrl]キーを押したままで)クリックして紺色にしておいて、

    5. 「結果記憶」ボタンをクリックし、


    6. 「選択行だけ記憶」ボタンをクリックすれば、目的とする19銘柄(上抜き率60%以上、下抜き率40%以下)が結果ファイルに記憶されます。
    BP欄・SP欄ともに「*」がついている銘柄を選択することが、2回目の検索(前波動の検索)をすることに当たります。


    (04.8.30) TOPIX 1138P(+0) 日経 11184円(-25) 9.8億株 (8666億円)


    NYダウは10195ドル(+21)。ナスダックも1862P(+9)とわずかにプラスとなって戻り高値圏で保合う。

    シカゴ日経先物は11205円。外国証券の寄り前のオーダーは590万株の買い越しながら、買い注文は2030万株とわずかなものでした。

    先週末の東京市場は売買代金が8300億円と1日立会いとしては今年最低の売買代金でしたが、その夜のNY市場も8.7億できず、やはり今年最低の出来高。日米ともに真空地帯というか、無重力状態というか、新たな材料待ちです。

    グラフは逆張りの「日経平均用'96」が再び売りマークを出して、いったんは小幅な調整をして当然のところです。


    8月20日に《デンドラ》の8%波動のパタンで、@上昇転換したなら先のピークを上抜く確率が60%以上あり、Aこのまま下落しても先のボトムを下抜く確率は40%以下しかない、という銘柄を掲げました。

    そういう状況下にある銘柄をピックアップしただけで、いつ買うかの判断はしていません。まあ上昇する素質のある銘柄を選び出したというだけです。

    実際に買いを考えるのは、@下げ渋ったとか、A反転か?の兆候が出たときです。例えば4月14日に(拡張8)条件ファイルのNo.46「ボトムからの3陽連」という条件表を掲げましたが、これを使って、先日の銘柄についてグラフを描かせると図のようなところで「3陽連」が出ています。(1000円以下の銘柄はこれが全て)

    このやりかたは
    1. 《デンドラ》で有望な波動パタンにある銘柄を検索して、結果ファイルに記憶させておいて、
    2. 《カナル2》で「ボトムからの3陽連」の条件表を使って検索する。
    という2段階を必要としますが、《デンドラ》はこの2つのことを一発で検索することができます。


    (04.8.31) TOPIX 1129P(-8) 日経 11081円(-102) 10.55億株 (9039億円)


    NYダウは10122ドル(-72)。ナスダックも1836P(-25)と反落。 シカゴ日経先物は11145円。外国証券の寄り前のオーダーは190万株の買い越しながら、買い注文は1760万株と昨日よりもさらに減少。

    NY・東京市場とも売買高が少なく方向感がありませんが、とりあえずは9日順位相関が高いことでもあり、株価は調整しているというところです。

    グラフはNYダウとナスダックですが、日経平均・TOPIXの動きと非常に似てきました。NYダウ・ナスダックともに逆張りの「日経平均用'96」が売りマークを出して下落しています。(米国株のほうが日本より1日早く動いています。)


    今日で《デンドラ》についての説明は終わります。
    1. 下降波動にあるが、上昇転換したなら先のピークを上抜く確率が60%以上あって、

    2. 「ボトムからの3陽連」が出た
    銘柄を《デンドラ》で検索することはたやすいことです。
    「デンドラ・パタン検索」の画面では以下のことに留意して下さい。
    1. 「使う波動」は「8%波動」に設定しておく。
    2. 「使う条件表」は「ボトムからの3陽連」に設定しておく。
    3. 「検索するパタン」は「重要パタン」に設定しておく。
    4. 「今波動+条件表」に設定しておく。
      ここまでは当然の設定ですが、
    5. 「売買マークの利用」が「逆張り」とすればよいのか「順張り」とすればよいのかがややこしく思われるかも知れません。次のように考えて下さい。

      @下降波動にあるものに、買いマークを出したいなら「逆張り」
      A上昇波動にあるものに、買いマークを出したいなら「順張り」
      また
      @下降波動にあるものに、売りマークを出したいなら「順張り」
      A上昇波動にあるものに、売りマークを出したいなら「逆張り」

      ここでは下降波動にあって、それが重要パタンで、3陽連を出したら「買い」とするのですから、当然「逆張り」を指定します。

    この10日間では図のような銘柄が検索されます。これら銘柄は「上抜き率」は60%以上ありますが、「下抜き率」については関知していません。

    関知していませんが、図の「SP」欄(これは上昇パタン番号)に「*」印がついているものは「下抜き率」が40%以下である。ということは先日いいました。

    ここにピックアップされたものは波動からみてよい銘柄ですが、さらに下抜き率の低い(下落しそうにない)銘柄にしぼるなら、図の紺色の銘柄(九電工・エーザイ・板ガラス・カシオ)になります。


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