TOPIXをどう見たか・判断したか (04年7月)

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(04.7.1) TOPIX 1188P(-1) 日経 11896円(+37) 11.0億株 (1兆1758億円)


米国短期金利は市場の予想どおり+0.25%アップとなり、NYダウは10435ドル(+22)と小反発。ナスダックも2047P(+12)と続伸。もはや金利引き上げは材料にならなかったようです。シカゴ日経先物は11980円。為替は108.70円。

6月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは+22と事前の予想を大きく上回りました。これを受けて日経平均は一時+129円高の11988円へ上昇。しかしこれは瞬間的な上昇に終わり、あとは次第に利食い売りにおされました。

DIが+22というのは、1991年8月の+25以来13年 ぶりのことだそうですが、上昇を加速させなかった。今日は7月の月替わり・暦年の下期入りでもあるのに、出来高は増加せず11億株そこそこでした。相場は短観についてはほとんど織り込み済みであったわけです。

短観の内容をみると、3月から6月への変化幅が大きかったのは、@鉄鋼の+46(-2→+44へ大幅改善)、A飲食店の+29、B非鉄の+21、Cガラス・土石の+20、D電気機械の+19、E石油の+18あたり。

jこれから材料になるのは9月の「先行き」ですが、大企業製造業は+21と-1ほど悪化の予想。6月から9月の変化幅が大きい業種は、@小売の+11(-4→+7へアップ)、Aパルプの+9、B木材の+8、くらいで、9月の業況がマイナスになる業種がけっこうあります。 まあ経営者浮かれた予想をしていない。ひきしめた予想をしていることなのでしょう。

9月もDIのプラス値が高い業種は絶好調の業種ですが、大きいほうから、@鉄鋼(+48)、A一般機械(+33)、B精密機械(+31)、C電気機械(+30)、D自動車(+30)、E卸売り(+25)、F情報サービス(+22)、Gパルプ(+22)、H非鉄(+21)というところ。


(04.7.2) TOPIX 1173P(-14) 日経 11721円(-174) 9.7億株 (1兆 817億円)


米国市場は発表された経済指標が予想外であったことから下落。NYダウは10334ドル(-101)。ナスダックも2015P(-32)と下落。

東京市場は昨日の日銀短観が予想外によかったものの相場は伸びなかった。材料出尽くしかの思いがあったところへ米国株安となったので、売り先行で始まりました。日経平均で-200円下げたところから押し目買いが入ったものの週末ともあって戻りは鈍く後場は安いままで推移。

日経平均は、@《デンドラ》の最上位の上値メドの11871円に到達しており、A一昨日に逆張りの売りマークが出て、B9日順位相関は+80以上になっており、C昨日は新高値をとっての陰線、とこれだけでも小波動のピークらしさは5分ほどありました。

これまで「ピークか」と思ったことが2度あったもののピークにはならなかった。この戻り相場の異様さをつくづくと思い知らされていましたが、どうやら今日の窓を開けての陰線で、ピークらしさが6分・7分になったようです。


このまま下落となれば、75日線がまずは下値のメドになります。日経平均の75日線の水準は11534円、TOPIXは1159Pですから下落幅は大きくはない。(日経平均で11400円、TOPIXで1140くらいまで下げればさらによい)


さて7月の相場についてです。昨年は東京市場は4月末に大勢下降波動のボトムをつけ、以来大勢上昇波動にありますが、その主な波動のピークは、1・4・7・10月と3月おきにつけていることはよく指摘されているところです。
  1. 昨年7月は、4月ボトムから上昇してはじめて200日線を突破下後のピーク。

  2. 昨年10月は、中勢第1段目の上昇波動がピークとなったところ。

  3. 今年1月は、中勢第2段目の上昇波動が初めて75日線を突破してピークとなったところ。

  4. 今年4月は、中勢第2段目の上昇波動がピークとなったところ。
  5. このサイクルでいけば、この7月は、中勢第3段目の上昇波動が初めて75日線を突破してピークとなったところ。になるはずです。
1・4・7・10という3月ごとのピークはタマタマそうなったのではなく、昨年から本格化した4半期決算の発表に関係があります。 1-3月期の決算は4月中旬から発表されだしますが、4月の初めは業績の上方修正を期待して株価が上昇し、発表された後は材料出尽くしで売られる。4-6月期の決算は7月中旬から発表されるので7月の初めは株価が上昇し、発表が山場を超えた後半は下落する。こういう繰り返しです。( いまは企業業績が伸びているので「期待で上がり→発表されて下げる」となっていますが、業績が悪化しだすと「悪い予想で下げ→悪材料出尽くしとなって上げる」という反対の動きになるのでしょう。)

で、7月の相場ですが目下は何日かは調整する可能性が強いのですが、7月中旬にかけてはこれまでと同じ動きがでてこねばならない。企業業績は3月決算を閉めた後の予想よりも良化しているはずですから。ただこの7月 は11日に参院選があります。この結果を気にしてあまり上昇しないかも知れない。そのときは参院選後から上昇→8月から下落ということになるのか、という想定です。


(04.7.5) TOPIX 1156P(-17) 日経 11541円(-179) 8.8億株 (9546億円)


週末の米国市場は発表された雇用統計が市場予想の半分にも達せず、意外感から続落。NYダウは10282ドル(-51)。ナスダックも2006P(-8)。シカゴ日経先物は11640円。為替は108.25円。

米国株式が下落し、今夜も休場とあって外国人の買いは期待できませんでしたが、案の定、寄り前の外国証券の注文は690万株の売り越しでした。

東京市場は7月1日の日銀短観で材料出尽くしとなりましたが、7月の材料はその時期が早い順に、@外国人の買いが出てくるかどうか、A参院選の結果がどうなるか、B4-6月の4半期決算がどうなるか、の3つです。

Aについては土曜・日曜に朝刊各紙が、民主党の大幅続伸と自民党の大劣勢を報道しました。これは「経済政策の連続性」を重視する株式市場にはマイナス。

同時に日経新聞は日曜日の朝刊で「主要30業種の7-9月の産業景気予測」を発表していましたが、ずいぶん明るい内容です。前4-6月に比べて、@晴れは3業種→7業種へ、A薄日は11→10業種へ、B曇りは12→10業種へ。「薄日」や「曇り」から「晴れ」になったのが3業種あって、30業種中27業種はOK。いけないのは「小雨」のスーパー、「雨」の建設・セメントと外食。

日本経済はまったく明るいものとなりました。当然7月後半に発表されるBの4-6月期の4半期決算は上方修正されるものが多いはずで、この点は大きなプラス材料です。@の外国人の買いはいまだ不明ですが、材料の大きな順はB→@→Aであり、Bがよければ@もよくなるはずです。

グラフは、日経平均・TOPIXともに「主な株価」は小波動のピークを表示しました。小波動は下降波動になり、ようやく買い(押し目)のタイミングを計ることができます。今週は参院選の自民大敗の予想がマイナス材料となって響きますが、おそらくは今週に押し目底を出すはずで、今週の安いところは買いのチャンスになるのではなかろうか。11日に投票があって深夜に選挙の大勢が判明した翌日12日からは上昇に転じると思っています。(すぐにプラス材料のBが控えているから。)


(04.7.6) TOPIX 1148P(-7) 日経 11475円(-66) 9.3億株 (9358億円)


米国市場は休場。日経平均は2日で350円下げたことから押し目買いが入りましたが、高値から窓を空けた連続陰線は下落のスタートですから、すぐに反発するとは思われない。

米国市場が休場であるので外国証券の寄り前のオーダーは小さく、商いが伴いません。出来高は9.3億株へ少し増加したものの売買代金は減少して9300億円。

グラフからは、9日順位相関はまだ-48あたりであり、明日・明後日下げれば-80へ低下しますが、変に反発したりすると-80になるのが遅れます。ここはもう少し下げているほうがよい。

日経平均を《デンドラ》の4%波動で見ると、これまでに何度もいってきましたが、この上昇の上値メドは、@11030円、A11240円、B11345円、C11871円の4つでした。 この上値メドが表示されたのは、
  1. 4%波動が陽転した5月19日のことでしたが、
  2. 当初はA11240円とB11345円あたりが小波動の第1段目の上昇のピークになり、その後いったんは反落して、
  3. C11871円が小波動の第2段目の上昇のピークになるのではないか
という考えでした。 しかしbからの反落幅は小さく短期間におわり、小波動のピークとはなりませんでした。そのままメリハリなく上昇を続けcのピークとなりましたが、この水準は結局はデンドラの最上位の上値メドでした。デンドラの面目を保てたというところです。

さて「主な株価」は小波動のピーク11988円を表示し、小波動は下降に転じていますから、ここからは「いつ小波動のボトムになるのか」を計ることになります。買い場を探る局面です。

「小波動のボトムか?」と思うのは、
  1. 9日順位相関が-80以下になる。
  2. 下値支持となる平均線まで下落する。
  3. 下げ渋りの足型が出る。または「反転か?」の足型が出る。
  4. 逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出す。
  5. 《デンドラ》の下値メドに到達する。
などの現象が出たときです。@については早くても木曜日にしか実現しません。Aについては75日線は今回は下値の支持線とはなりにくく、今日の株価はこれを割り込んでおり支持線にはなっていません。Bの足型はまだ出ていません。

Cの逆張りの買いマークは明日11368円に下落すれば出ますが、ここまで市場が見届けることができるかどうか。たぶん明日はセッカチにリバウンド取りの買い物が入って小高くなる感じです。

《デンドラ》の4%波動はまだ陰転していないので、下値メドはでていません。陰転するには日経平均が11420円以下で引けなければなりませんが、もしそうなると下値メドは、11301円・11182円・10944円・10587円の4つが表示されます。 私としては、@日経平均が11420円を下回り→Aここで上記の下値メドが確定し→B最も高い下値メドの11301円で小波動のボトムを出してくれればわかりやすい、と思っています。


(04.7.7) TOPIX 1139P(-9) 日経 11384円(-90) 11.2億株 (1兆2391億円)


休場明けの米国市場は原油高から続落。NYダウは10219ドル(-63)。ナスダックは大きく下げて1963P(-43)。シカゴ日経先物は11365円。為替は109.35円。

東京市場も続落。ザラバ安値11251円(-223)まで下落し、そこから130円ほど戻して11384円(-90)で終わりました。底値探りをした格好です。

今日の動きによって、日経平均は小波動のボトムらしい兆候を出し始めました。昨日いった特徴では、
  1. 9日順位相関は-73となってもう少し不足。
  2. 足型は下ヒゲの長い足となって下げ渋りを表現し、
  3. 条件表No.2は、今日11368円以下で引けると買いマークが出るはずでしたが、18円ほど高く引けたので買いマークはつかず。
  4. デンドラの4%波動は今日陰転し、昨日先走っていっていたように下値メドは11301円・11182円・10944円・10587円を表示しました。今日のザラバ安値で11301円に到達。
小波動のボトムの近くにあることは確かですが、今日の戻り(下ヒゲ)はカラ売りの買い戻しによると考えたほうがよく、このまま反転上昇するのかどうかは、明日を見なければわかりません。

TOPIXも《デンドラ》の4%波動が今日陰転しました。ここまでの経過を思い出すと、5月17日から7月1日までの上昇波動の上値メドは、@1106P、A1127P、B1137P、C1200Pの4つでした。

  1. この上値メドが表示されたのは、4%波動が陽転した5月19日のことでしたが、

  2. 当初はA1127PとB1137Pあたりが小波動の第1段目の上昇のピークになり

  3. その後いったんは反落して、C1200Pが小波動の第2段目の上昇のピークになるのではないか、という考えでした。

    しかし日経平均と同じく、bからの反落幅は小幅で短期間に終わり、小波動のピークにはならず。ダラダラと異様な上昇を続けてcのピーク1197Pを表示しましたが、この水準は結局はデンドラの最上位の上値メドの1200Pに見合うものでした。

  4. 今日の4%波動の陰転によって、TOPIXの下値メドは、 @1130P、A1118P、B1094P、C1058Pになります。 今日のザラバ安値は1129Pであるので、@1130Pにはすでに到達しました。
TOPIXの小波動の「ボトムらしさ」の確率は、
  1. この下げ波動での新安値である(1分)。
  2. 今日の足型は下げ渋りを表す「下ヒゲの長い十字足」となっている(1分)
  3. デンドラの下値メドに達した(1分)
    (今日のところは合計3分というところでしょう。まだ5分には達していない。)
  4. 明日以降に9日順位相関が-80になればプラス1分。
  5. 75日線を上回ったり、昨日の陰線を上回ったりすればプラス1分
  6. ちょっと出にくいが、条件表No.2が買いマークを出せばプラス1分
といったふうにして、順次小波動のボトムの確率が高まっていくものと思います。


(04.7.8) TOPIX 1135P(-4) 日経 11322円(-62) 9.5億株 (9981億円)


米国は原油安からわずかに反発。NYダウは10240ドル(+20)。ナスダックは1966P(+2)。シカゴ日経先物は11450円。為替は108.60円。

参院選を間近にして買い手が現れず。6月は少し下げればすぐに押し目買いだとばかりに買いが入って、@株価は33日間の上昇を続けたのですが、いまやそのときの無理やりな買いが懐かしい。

さらには、Aその小波動の新高値で25日騰落レシオが120以上になってから7日〜8日目に小波動のピークをつけることが多いということを6月24日にいいましたが、今回の日経平均は「7〜8日」に1週間遅れれること12日目にピークとなりました。

押し目も作らず、長期間(33日)上昇したのですが、Bその割には出来高が増加せず、9日V相対は6月15日に55となったのがせいぜいでした。この程度の出来高の増加具合では上昇が持続するはずがないと6月24日に延べました。

5月17日から7月1日までの上昇波動は「異様」であるとグチも含めていってきましたが、その理由は@ABの現象からです。まあすんだことをいってもしかたがないが、6月の相場が異様であるとその当時に感じることが大事なことではなかろうか。

グラフは、9日順位相関が-80以下になり、昨日の「小波動のボトムか?」の確率は1分が加わり合計4分になっています。昨日の値幅に今日の値幅(高値・安値)が含まれた(「はらみ」)ということを甘めに見て、得点に加えると5分になります。(「はらみ足」とするには昨日の陰線の幅は178円(高値11429円・安値11251円)しかなくやや不満足です。「はらみ」とする値幅は250円 くらいは欲しい。)

定点観測8銘柄のうち、小波動のボトムが切り上がっている銘柄は5銘柄あります。5401新日鉄、5713住友鉱、6758ソニー、7203トヨタ、8411みずほF です。

ピーク・ボトムを順調に切り上げているのは「住友鉱」と「トヨタ」。上昇力が乏しいので先のボトムを割り込む懸念があるのが「ソニー」。上昇はしたがその後の下げがきつくて先のボトムを割り込む懸念があるのが「みずほ」。

「新日鉄」はソニーやみずほFに比べると、いつ上昇開始となってもおかしくはない。「鹿島」は小波動のボトムはまだ切り上がってはいませんが、ただ今の下落でも先のボトムを下回る可能性はない、と思われるので掲げました。


(04.7.9) TOPIX 1146P(+11) 日経 11423円(+101) 10.8億株 (1兆2145億円)


米国は小売業の売り上げの伸びが思わしくなかったことや原油高から下落。NYダウは10171ドル(-68)。ナスダックは1935P(-30)。シカゴ日経先物は11265円の安値。為替は108.95円。

東京市場は@米国安に、A外国証券の寄り前のオーダーが1100万株の売り越しであったので、小安く寄り付いたもののその後は上昇。明後日の参院選挙の結果はどうなろうとも、この6日間の下げでこの材料は織り込んだ感じです。

今日の上げは買い戻しによるものですが、出来高が10億株を回復し売買代金が1兆2000億円に増加したのは、来週は買い戻しから積極的な買いにつながていくのではないかの期待を持たせました。

グラフは、今日の陽線で小波動のボトムの確率が5分をやや超えたかというところです。確率が5分を超えたのでここから買いにいくことは間違いではありませんが、さらに6分の確率までを確認したいなら「反転か?」の現象を見届ねばなりません。

「反転か?」となるには、
@それなりの強い足(例えば月曜日に窓を空けて連続陽線になるとか、大陽線になるとか)が出るか、
A75日線を上抜くか、
B3日前の最安値(1129P)をつけた前日の陰線の高値(1161P)を終値で上抜くか、
いずれかの現象がでることです。

定点観測8銘柄のうち、気になる動きをしている2銘柄を足取りのサンプルとして掲げます。

5401「新日鉄」は4連続陽線となっていますが、この4日の終値は227円・228円・229円・229円とほとんど上昇していません。しかし出来高は5400万・2900万・4000万・4300万株とこの銘柄のいつもの出来高よりも多くできています。

4日連続して陽線になれば、それなりの株価の上昇はあってもよいのに意外に上昇していないのは、陽線をつけた翌日の始値が安く始まっているためです。

つまり@陽線をつけて上昇すると→A翌日はすぐに売り物が出て安く始まる→Bしかし日中は買い物が入って陽線で終わる。→Cところが翌日の寄り付きでは売り物が出てまた安く寄り付く、という繰り返しを4日間続けているわけです。

ちょうど株価は75日線のやや下位にありますから、75日線が戻りの限界であるとする戻り売りの勢力と、75日線を突破して上昇波動に入るに違いないと思う買う勢力がぶつかって大きな出来高を作っています。

いずれこの決着はつきますが、新日鉄は「0503 増益割安株・夏」に入っている銘柄ですから割安であることは確かです。まずは買いに軍配が上がるのではなかろうか。

もうひとつは8604「野村」です。この株は昨年10月に2125円の高値をつけて以来、よいことがありません。6月には200日線を下回って大勢下降波動入りをし、7月には新安値を連日のように更新しています。

グラフでは9日順位相関と25日順位相関がともに-90以下になるという、近頃の相場では珍しいほどの弱さです。検索してみると、東証1部銘柄で、両順位相関が-90以下の銘柄は5つしかありません。(1515日鉄鉱・1720東急建・8268西友・8316三井住友・8604野村)

グラフは極端に弱いのですが、今日の出来高は1200万株できて大出来高の6位に入ってきました。株価は1円高の1527円と上昇しませんでしたが、ここで大量の見切り売りに買い向かった勢力があったということです。 どうやら当面(というのは2か月〜半年くらい)の安値が出たか出ようとしているのではなかろうか。


(04.7.12) TOPIX 1161P(+14) 日経 11582円(+158) 9.6億株 (1兆 51億円)


週末のNYダウは10213ドル(+41)、ナスダックは1946p(+11)と反発。シカゴ日経先物は11430円。為替は108.15円。

昨日の参院選は自民党が-2議席、民主党が+12議席。民主党の増加分は共産党の-11議席と自民党の-2議席に見合うものです。自民党の退潮の傾向は始まりましたが、昨日のところはまだたいした負けではない。 そういうことを思ったのか、すでに自民党の劣勢は相場に折込みずみであったためか、今日の東京市場は上昇。これで選挙の材料は払拭され、これからは今週末から4-6月期の決算が材料になります。

おそらく営業利益は前年同期比で大きな伸びとなるはずで、株式相場はまずは堅調に推移するのではなかろうか。


グラフを見ても、先週末に小波動のボトムが出た確率は5分を超えたと思っていましたが、今日は「窓空け陽線」の強い足型を出し、さらには日経平均・TOPIXの両指数とも75日線を超えてきました。

ボトムはほぼ決まりです。明日にでも「主な株価」はボトムの表示を出すのではないか。

(次図)小波動のボトムが表示されることがほぼ確実(昨日の選挙速報での「当確」です)なので、気が早いことながら《デンドラ》は次の上昇波動ではどのような上値メドを出すのかを調べてみましょう。

  1. いまのところ4%波動は「下降中」です。

  2. したがって、情報欄には「●下降」と表示され、今は「下降波動」であることが明示されています。

  3. 下降中であっても《デンドラ》は次の上昇波動になったときの上値メドを2つ表示しています。図では@12115円、A12681円とあります。 しかしこの目標値はまだまだ先の目標です。

    日経平均の4%波動が陽転(上昇波動に転じる)したならば、上値メドがあと2つ生まれます。そこで「陽転したなら」どういう上値メドが生まれるのかを調べてみましょう。

  4. 「カギ足」の絵をクリックすると、右図のようにカギ足のグラフが表示されます。

  5. このカギ足グラフの下に「反転」欄があって、ここには11775という数字が表示されています。すなわち日経平均の終値が11775円以上になったら4%波動は陽転するというものです。今日の終値は11582円ですからあと193円上昇すれば4%波動は陽転するわけです。

    明日、終値が11775円になったら《デンドラ》はどのような上値メドを表示するのでしょうか?

  6. 図の絵(ツールバー)をクリックすると、本日データ(仮データ)を入力できる小画面が現れます。

  7. ここに11775円を入力します。(始値欄に11775と入力して、「全項目同値」をクリックすると、高値・安値・終値に11775の数字が入ります)

  8. 株価が11775円になったときのグラフが描かれます。(図で4%波動は陽転しています)

  9. 情報欄は「●上昇」」と表示され、11775円になったら「上昇波動」になることが明示されています。

  10. 上昇波動の情報欄の「上昇率」の欄には、上値メドのB11888円、C12001円 の2つが表示されています。

    これによって、現在の下降波動からの)上値メドは(@12115円、A12681円。(次の上昇波動からの)上値メドはB11888円、C12001円の4つを知ることができます。
ということから今後の株価の動きを想定すると、
  1. まずは@11888円が目先の上値メド(ここで陰線が入る)であり、たぶん明日にはっきりする次の小波動のピークはA12001円となろう。

  2. 調子づけばB12115円まで戻るが、この水準は4月のザラバ高値12189 円と12195円の2つの小波動のピークにあたるので、すぐにこれを上回ることは難しい。

  3. 12001円あるいは12115円でいったんは小波動のピークをつけて反落し、その次の上昇でC12681円に挑戦する。
ということになるのでないか。というのが今のところの予想です。


(04.7.13) TOPIX 1166P(+4) 日経 11608円(+26) 10.8億株 (1兆 67億円)


NYダウは10238ドル(+25)、ナスダックは1936p(-9)とまちまちな動き。シカゴ日経先物は11480円と昨日の東京市場に比べて下げる。為替は108.20円。

東京市場は3日続伸。朝方はナスダック安から-80円ほど下げたものの、後場は戻り歩調となり、大引け間際に値を伸ばしてプラスで終わりました。

昨日の出来高が10億株を割っていたので、この2日の上昇はほとんどが買い戻しによったものであったようですが、今日は買い戻しが終わった後の動きとしてよいでしょう。じわじわと新たな買い手が参加してきたという感じです。

出来高は今日は10.8億株へ増加。買われた銘柄は海運・鉄鋼・自動車などいずれもPERが低い銘柄です。PERが低い銘柄といえば、3月に割安株として取り上げた6755「富士通ゼ」、6985「ユーシン」、8141「新光商」、8589「アプラス」などは新高値に進みました。まだ割安株は有効であるわけです。

傾向線(トレンドライン)を突破した銘柄を検索できますか?の質問がありました。

例えば図のAの線は、安値aと安値bを線で結び、これを延長したライン(安値傾向線)です。このラインをXの日に下に突き抜けていますが、Xの日に売り銘柄として検索することができます。

Bの線は、高値cと高値dを線で結び、これを延長したライン(高値傾向線)です。このラインをYの日に上に突き抜けていますが、Yの日に買い銘柄として検索することができます。


(04.7.14) TOPIX 1151P(-14) 日経 11356円(-251) 13.9億株 (1兆4548億円)


NYダウは10247ドル(+9)、ナスダックは1931P(-5)と小幅な動き。グラフではNYダウは200日線を下値支持線として踏みとどまっているが、ナスダックは6日前から200日線を下回るという元気のない動きです。

シカゴ日経先物は11725円と昨日の東京市場に比べて大きく上昇。為替は108.60円。

UFJと三菱東京Gが経営統合について協議するとの報道があって、銀行株に大インパクトを与えました。興銀・第一勧銀・富士銀の3行が統合して「みずほF」になったときもスケールの大きさに驚きましたが、今度はそのみずほFをしのぐ資金量を持つわけです。

よほどUFJは追い詰められていたようですが、先に傘下のUFJ信託を住友信託へ売り渡すという約束を白紙撤回するというにいたっては、これはやや厚かましい。

しかし株価はそういう道義ではなく、損得勘定で動きます。UFJはストップ高比例配分、三菱東京は一時はS高となって1030円(+71)。住友信託は684円(-75)と大幅安。

朝方は銀行株およびUFJからみのダイエー・大京・双日や三菱からみの三菱自までが買われて活況でしたが、いっぽうではハイテク株がインテルの4-6期決算を不満として大幅下落。 後場はハイテクのマイナスのほうが大きくなって、次第に下げ幅を拡大。銀行株の上昇も止まって日経平均は-251円安。それでも銀行株はプラスのものが多かったのでTOPIXの下げは軽く-14P安。

今日の日経平均の下げはそう深刻な問題ではないでしょう。インテル株下落に対する先物主導の過剰反応だと思います。


トレンドラインの引き方(操作)の続きです。図のaとbの安値を結ぶ「安値傾向線」は次のようにして描きます。(ラインを記憶させることもできます)
  1. ツールバーの「傾向線の絵」をクリックすると、

  2. の「目標値・傾向線・期間の設定」の小画面が現れます。

  3. 「設定する項目」欄に「安値傾向」の文字があるので、これをクリック。


  4. 安値傾向線を引くには2つの「安値」の日を指定するように、2つのスクロールバーが表示されます。(1つは青色の「安値」、もうひとつは紫色の「安値」です)

  5. 青色の「安値」の横のスクロールバーを操作して、安値aの日に青色の縦線を合わせ、

  6. 紫色の「安値」の横のスクロールバーを操作して、安値bの日に紫色の縦線を合わせ、

  7. 「表示」または「登録」ボタンをクリックします。



  8. 安値傾向線が引かれます。

  9. 高値cと高値dを結ぶ「高値傾向線」を引きたいときは、「設定する項目」欄に「高値傾向」の文字があるので、これをクリック。

  10. 高値傾向線を引くには2つの「高値」の日を指定するように、2つのスクロールバーが表示されます。(1つは青色の「高値」、もうひとつは紫色の「高値」です)

  11. 青色の「高値」の横のスクロールバーを操作して、高値cの日に青色の縦線を合わせ、

  12. 紫色の「高値」の横のスクロールバーを操作して、高値dの日に紫色の縦線を合わせ、

  13. 「表示」または「登録」ボタンをクリックします。昨日掲げたグラフのように高値傾向線が引かれます。
「高値傾向」「安値傾向」は、単にグラフ上にラインを描いただけではありません。
  1. このラインは後日NTTのグラフを描いたときに再表示させることができます。つまり傾向線を記憶しています。

  2. 傾向線を記憶しているので、この線を例えば平均線と同じように扱って、@株価が傾向線を上抜いたら買い、A下抜いたら売り、あるいはB株価と傾向線のカイリ率を計算する、などの条件表を設定し、検索することができます。


(04.7.15) TOPIX 1151P(-0) 日経 11409円(+52) 11.2億株 (1兆4379億円)


昨日の日経平均の大きな下げは、昨夜の米国市場が下落することを予想してのものでしたが、米国は案外に下げず。NYダウは10208ドル(-38)、ナスダックは1914P(-15)と下落幅は小さかった。シカゴ日経先物は11385円と昨日の東京の下落に合わせて下落。為替は109.10円。

昨日はUFJと三菱東京FGの統合が大きなインパクトを与え、UFJ・三菱東京ともに急上昇しましたが、今日は落ち着いて考えると、@UFJは統合までに身をすっきりさせねばならない。AそのためにはUFJの資産内容は相当に悪化するだろう。Bそうなれば三菱東京との合併比率は三菱東京1に対してUFJは0.5あるいは0.3とかになる可能性もある。

いまのところ誰も比率はわかりませんが、そういう思惑が働いて三菱東京は1150円(+120)に続伸し、UFJは488円(-34)と昨日とはうって変わって急落。

1株当たり株主資本をざっと計算してみると、三菱東京の664千円に対してUFJは329千円です。いまのままなら三菱東京とUFJの合併比率は1:0.49が妥当でしょう。UFJは三菱東京の半値でよいという計算になります。

しかし統合までにUFJが例えば5000億円の不良債権を処置するとすれば、1株当たり株主資本は231千円に減少するのではないか。そうなれば1:0.35の比率になります。UFJの株価は三菱東京の1/3くらいが妥当となります。

今日の株価(三菱東京が1150円・UFJが488円)からすると、1:0.42 くらいを市場は予想しているわけですが、どれだけUFJが不良債権処理をするかはまったく不明なので、思惑で両銘柄の株価は今後も乱調になることでしょう。


トレンドラインの続きです。昨日は図の@安値傾向線とA高値傾向線を引いてみましたが、図のように水平線も引くことができます。

Bは高値aを基準にした「高値水平線」で、
Cは安値aを基準にした「安値水平線」です。

この銘柄(NTT)に、どのような傾向線や水平線を記憶させているのかを知りたいなら、
  1. 図の「登録抹消」の絵をクリックすると、

  2. 記憶している内容が表示されます。図では「高値水平」「安値水平」「安値傾向」「高値傾向」の4本が記憶されています。1銘柄につき最大15本まで登録が可能です。


登録したライン(傾向線・水平線)を使って、売りマークや買いマークを画面に表示させることができます。(マークを表示するということは、マークが出た銘柄を検索できるということです。)
  1. 図の赤丸は、株価(終値)が@の「高値水平線」を上抜いた日に買いマークを出しています。

  2. 図の青丸は、株価(終値)がBの「安値傾向線」を下抜いた日に売りマークを出しています。

  3. 図のピンク丸は、株価(終値)がCの「高値傾向線」を上抜いた日に買いマークを出しています。
もちろん、単に傾向線や水平線を登録しただけでは売買マークは表示されません。マークを表示させるには、それなりの条件表を設定する必要があります。(どういう条件を設定するかについてはまた説明します)


(04.7.16) TOPIX 1151P(+0) 日経 11436円(+26) 11.0億株 (1兆1339億円)


NYダウは10163ドル(-45)、ナスダックは1912P(-2)と小幅ながら続落。シカゴ日経先物は11360円。為替は109.75円。

一昨日は米国インテルの4-6期決算を気にし、昨日は韓国サムスン電子の決算を気にし、と海外のハイテク企業の業績のゆくえが東京市場の注目するところとなっています。今日のサムスンの決算は悪くありませんでした。 だが、インテル・サムスンともに主力はパソコン向けの半導体メーカーであるので、あまり日本の企業の手本にはならないと思うので、何がかくまでも市場を弱気にさせているのか。理解できないところがあります。

東京市場は朝方は売られて、日経平均は一時は11243円(-165)へと下落しましたが、そこから約230円ほど戻して、+26円高で終わりました。


現在の相場の位置ですが、TOPIXのグラフは上図のようになっています。

図のAで第1段の中勢上昇波動が終わり、A→B→C→Dへと小波動は2段下げをして、Aまで上昇したことの調整をしましたが、このあたりは今回( 昨年11月ボトムから4月ピーク)と波動は同じです。すなわち第2段の中勢上昇波動はDを出発点としてaまで上昇した後、a→b→c→dへと小波動は2段下げをしました。(a→b→c→dはA→B→C→Dと同じ動きです。)

A→Dの調整の後、D→E→F→Gへと小波動は安値・高値を切り上げて上昇。Gでは75日線よりかなり高い位置まで上昇しましたが、それでもHへの押しでは75日線を割り込みました。

これを今回に当てはめると、d→e→f→g→hとなります。
  1. D→Eの上昇はまず75日線までの戻りを試したものです が、今回のd→eも同じく75日線までの戻りでした。ここまではよい。

  2. E→Fの反落はモデル波動どおりの動きです。75日線水準のEからいったんは下落し→Fで小波動のボトムをつけ→75日線を上回ってGまでの上昇をしました。

    これに対して今回はd→eで75日線まで戻ったのは前回と同じながらe→fの下げが小さく、E→Fのような小波動のボトムをつけませんでした。わずかの下げですぐに押し目買いが入ったためです。(つまり市場は先行きをやや楽観していた)

  3. F→Gの上昇はこれもモデル波動のとおりで、F→Gの上昇によって株価は完全に75日線を上回り、第2段の中勢上昇波動が開始したことが確認されました。

    今回のf→gの上昇はF→Gほど大きな上げ幅になりませんでした。このため小波動のピークgは75日線を大きく上回ることができませんでした。(これが禍根を残す。)

  4. G→Hの反落は、Hで75日線を少し下回りましたが、下回った期間は4日間でした。同じく今回もg→hへと反落して75日線を4日間ほど下回りましたが、75日線からのマイナス乖離はhのほうが大きかった。その原因はgが75日線を大きく上回れなかったためです。

  5. 前回はHから急調子で最後の上昇に移りましたが、それでも一本調子では上昇しませんでした。H→H'まで上昇した後、2日3日の戻り売りをこなすことが必要でした。

    今回Hに見合うものは図のh(高値1129P)であり、H'に見合うものは一昨日のh'(高値1175P)です。

  6. 6月はe→gの押しが浅かったので市場は楽観していたようですが、ここへきてほとんど先高の自信がなくなったようです。米国株や韓国株の様子を気にして動きが鈍くなっています。しかしグラフでは今日ザラバの下げで、前回のH→H'→2〜3日の調整に見あう動きをしたので、次はいよいよH'→Iへの動きに匹敵する波動に入るのではなかろうか。(つまりh'とかgのピークを上抜く上昇波動に復帰するということです)


(04.7.20) TOPIX 1139P(-11) 日経 11258円(-177) 10.0億株 (1兆 690億円)


連休中のNYダウは10139ドル(-23)→10094ドル(-45)と4日連続安。ナスダックは1883P(-29)→1883P(+0)と5日連続安の後、昨日はかろうじてプラス。シカゴ日経先物は11310円。為替は108.20円。

東京市場は連休中の米国株式の下落に追いつくべく下落しました。ハイテク株は全部安い。4-6期の決算が発表されていますが、今日発表のあったHOYAなどは経常益が前期比+51%増、東製鉄にいたっては早々と通期の経常益を4.5倍増へと上方修正しましたが、株価は上昇したのちにそれ以上に下げて、HOYA・東製鉄ともに株価はマイナス。好決算も株価に響きません。

グラフはTOPIX・日経平均ともに小波動のピークを出してしまいました。特に日経平均は先のボトムのザラバ安値11251円を下回り、小波動は2段下げの格好になりました。

ただし2段下げの格好になったからといっても、特にどうということはありません。第2段の中勢上昇波動が終わって、5月17日にザラバ安値10489円を出していますが、この安値を下抜かない限りは大勢上昇波動は崩れません。

TOPIXはまだ先の小波動のボトムを割り込んでいませんが、これを割り込んだとしても200日線の上方でボトムを出す可能性は高く、いまのところ心配はしていません。


日本株はまだ200日線の上方にあって、なお大勢波動は上昇中ですが、NYダウはここ3日間、200日線を割り込んでいます。ただ先の小波動のボトムは9852円であるので、これを割り込まないうちはまだ大勢波動が下降に転換したかと判断する段階でもありません。(9585ドル割れとなって下降波動入りの判断をしてよい)

むしろ、まもなく25日順位相関が-80以下になるので、500ドル程度の反発が考えられます。

ナスダックは6月末の小波動のピーク2055Pでは200日線を大きく回復することはできませんでした。(この日の200日線からのカイリ率は+3.5%でしかなかった)反対に昨日の200日線からのカイリ率は-5.0%となっており、200日線をはさんでのバランスは安いほうに傾いています。

次に株価が反発したとき、200日線で頭を抑えられ、しかもその後の反落で安値を切り下げたならば、ナスダックは大勢下降波動に入ったと思わねばなりませんが、それまではナスダックの上昇波動が崩れたとはいえません。

日本株は、米国株に比べて、@200日線より上位にある、A東証1部の連結PERは18.49倍でしかない、Bこれから続々と発表される4-6月期決算では、今日の東製鉄のように9月中間決算あるいは通期の決算を上方修正する企業が出てくるはずで、これを株価がまったく無視することはありえない、このようなことから過度の悲観はしないほうがよいのではないか。


(04.7.21) TOPIX 1153P(+14) 日経 11433円(+175) 9.3億株 (9600億円)


グリンスパンFRB議長の議会証言を受けて、NYダウは10149ドル(+55)、ナスダックは1917P(+33)と反発。テキサス・インスツルメントやモトローラの好決算がでたのでナスダックは1900P台を回復。

シカゴ日経先物は大証比+145円高の11365円、円相場は108.65円。東証は外国証券の寄り前のオーダーが-1095万株の売り越しであったにもかかわらず高く始まり、前場で11400円を回復。後場は小動きになりましたが、引け前に先物手動で跳ねて、日経平均は+175円高。

ただし出来高は9.3億株、売買代金も9600億円と大台を割っており、今日のところはまだリバウンドの動きです。来週から4-6月期決算が本格化してきますが、ここでゆえなき弱気を払拭できればよいのですが。 グラフは日経平均・TOPIXとも悪くはなっていません。

HPで掲げた条件表はトップメニューの■ 条件表の設定例とその市場環境で設定した条件表は、(拡張8)条件ファイルに保存されています。

これらは時期によって役立つものもあり、そうではないものもありますが、いつでも使える条件表は、図の赤丸のものでしょう。すなわち
  1. No.24「200日線上抜き後押し目」
  2. No.31「200日線接近後押し目」
  3. No.44「平均線割れからすぐに反発」
  4. No.46「ボトムからの3陽連」
  5. No.47「3日10%利食い」
  6. No.48「10日20%利食い」
などはいつでもこれら条件表を使って検索されておけばよいでしょう。

しかし「計算」→「単独検索」の機能を使うと、6回の検索をしなければなりません。面倒です。

「計算」にはいくつかの条件表を指定しておけば、連続して異なる条件表を使って次々に検索してくれる「並列検索」の機能があります。今日は「並列検索」のしかたを説明します。
  1. 銘柄を選択しておいて(ここでは6月に掲げた49銘柄の「0503 割安株・夏」を選択した)

  2. ツールバーの「並んだ漏斗」の絵、あるいはメニュの「計算」→「並列検索」をクリック。

  3. グループ欄から適当な(図ではEグループを指定)グループをクリックします。

  4. そのグループが記憶している検索に使う条件表の順番が表示されます(図ではまだ順番は決めていない)

  5. 並列検索で使う条件表NO.と検索の順番を決めるために、「順序設定」ボタンをクリックします。

  6. 条件表の一覧表が表示されます。ここでは「QE拡張8」の条件表を使うので、「QE拡張8」の条件ファイルに切り替えておきます。

  7. 「検索順序」欄の1行目をクリックして紺色にしておいて、ここに検索に使いたい条件表No.24をクリックして指定します。

    1行目に「QE拡張8 NO.24」と表示されます。これが1番初めに使う条件表No.です。


  8. 「検索順序」欄の2行目をクリックして紺色にしておいて、ここに検索に使いたい条件表No.27をクリックして指定します。

  9. このようにして、検索順序(図では、NO.24→No.27→No.44→NO.46→No.47→No.48 の6つ)を設定します。

  10. 「順序記憶」ボタンをクリックすれば、この6個の条件表NO.と順番が「Eグループ」として記憶されます。

  11. 検索期間は999999までの10日間(最新データまでの過去10日間)と指示しました。

  12. 検索するのは「売買とも」です。

  13. 「開始」ボタンをクリックすれば、検索順序に設定してある条件表(NO.24→No.27→No.44→NO.46→No.47→No.48 の6つ)を使って次々に検索し、検索された銘柄は、それぞれの結果ファイルNO.に記憶されます。



「並列検索」が終わって結果ファイルを見ると、図のようにNo.24で4銘柄、No.27が1銘柄、No.44が18銘柄、No.46が7銘柄を検索したことがわかります。 これら銘柄をグラフで見るには、
  1. 「結果ファイル」で例えば結果ファイルNo.24を選択すると、4銘柄が紺色になります。

  2. 結果ファイルNo.24は、「QE拡張8」条件ファイルのNo.24の条件表を使って検索したものですから、「グラフ」で使う条件表は「QE拡張8」条件ファイルのNo.24の条件表を指定すればよいのです。


(04.7.22) TOPIX 1144P(-9) 日経 11285円(-148) 9.1億株 (9374億円)


NYダウは10046ドル(-102)、ナスダックは1874P(-42)と下落。昨日はテキサス・インスツルメントやモトローラの好決算を見て、夜間取引ではいったんは株価は上昇しましたが、足下の好業績を評価するよりも次の景気退潮の懸念のほうが強いらしい。

東京市場も下落。昨日の上げ幅の多くが消えました。消えましたが案外値もちはよかった感じで、まだ大物企業の4-6月期決算がでていないので、下値を売り込むことはできません。

TOPIXの小波動は、a→bの大きな下げ波動に、b→cの小波動がはらみ、c→dの小波動にe→fの小波動がはらみ、という具合で二重の「はらみ」になっています、まあ「三角保合い」ということですが、いずれはどちらかに放れることになります。(できれば上に放れてほしいが)

昨日、「並列検索」のしかたを述べ、並列検索に6つの条件表を組み込みましたが、重要なものは
  1. No.24(カナル共通ではNo.49)の「HP 200日線上抜き後押し目」
  2. No.31(カナル共通ではNo.52)の「HP 200日線接近後押し目」
  3. No.44(カナル共通ではNo.63)の「HP 平均線割れからすぐに反発」
  4. No.46(カナル共通ではNo.28)の「HP ボトムからの3陽連」
の4つです。

下の2つのNo.44とNo.46は、@割安株として結果ファイルに登録してある銘柄に上昇の気運がでたかどうかを手っ取り早く知りたいので、A割に軽い買い条件をつけたものです。B買いマークが出たから直ちに「買い」というほど厳密な条件ではありません。(厳密にすると、検索に引っかからず上昇開始を見逃すことが多い)


「買いマークが出て、検索された銘柄はグラフで必ずチェックすべきですが、No.44(カナル共通ではNo.63)の「HP 平均線割れからすぐに反発」を例にして、どのような点に注意したほうがよいのかを少し述べます。まずは
  1. 条件表No.44は「押し目買い」のための条件表であるから、75日線が上昇中でなければならない。

  2. 買いマークがでた日は陽線であるほうがよい。上昇スタートであるなら、早々と陰線になることはない。(陰線となったのは戻り売りのほうが強かったわけです。)

  3. 前回の下げの小波動に長い陰線(大陰線)がないほうがよい。(長い陰線がでたということは「急落」があったわけで、この水準では戻り売りが控えていると思われます。)

  4. ただし下げ波動に大陰線があっても、買いマークがついた日にその大陰線を上回っていればかまわない。(戻り売りをこなしたと考えられる。)
まだ細かなことはありますが、8589「アプラス」を例にすれば、
  1. は、ピークAからの下げ波動に3度の大陰線があるので、買いがたい。
  2. は、ピークAからの下げ波動に7度の大陰線があるし、当日が陰線であるので、買いがたい。
  3. は、ピークBからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  4. も、ピークBからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  5. は、ピークCからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  6. も、ピークCからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  7. は、ピークCを上回って新高値に入っているのでOK。

8848「レオ21」を例にすれば、
  1. は、ピークからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  2. も、ピークからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  3. は、ピークAからの下げ波動に2度の大陰線があるので、買いがたい。
  4. は、ピークBからの下げ波動に3度の大陰線があるので、買いがたい。(ただし最後の大陰線は上回ってきている)
  5. は、ピークCからの下げ波動には大陰線がないのでOK。
  6. も、ピークDからの下げ波動には大陰線がないのでOK。


(04.7.23) TOPIX 1135P(-9) 日経 11187円(-97) 9.9億株 (8959億円)


NYダウは10050ドル(+4)、ナスダックは1889P(+14)と小幅高。シカゴ日経先物は大証比-35円安の11245円、円相場は109.75円。外国証券の寄り前のオーダーは-930万株の売り越し。

NYダウはわずかに+4ドル高でしたが、その中身はたいしたものでした。10047ドルで寄り付いてから-101ドルほど下げ、そこから+104ドル上昇して終わりました。この結果左図のBのように下ヒゲの長い足になりました。

長い下ヒゲ足は5月のAと同じです。さらにいえばAの2日後に9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になり、3日後(ここもともに-80以下)に終値ベースでの波動のボトムとなったのでした。

今のBはすでに9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になっています。私は毎朝5時半から6時の間に、NYダウ・S&P500・ナスダックの株価をインターネットで調べ、データを打ち込み、HPの「カナル2を使いこなすための支援コーナー」にこの3銘柄のデータをアップしていますが、今日の「底打ち近し」のNYダウの足を見て、東京市場は強気になるに違いないと思っていましたが、そうではなかった。

時間外取引のGLOBEXが下げているのを気にして、東京市場は下落。出来高は9.9億株に盛り返しましたが、売買代金は8900億円と減少。上昇したのは4-6月期の受注実績がよかった建設株と原油高を背景にする石油株くらいで、証券会社・機関投資家は買い見送りの様子。

来週から国内の4-6月期決算の発表が続々とでてきますが、市場がどう評価するのかどうか。(すぐに評価しなくてもいずれは買ってくるはずですが。)

No.44(カナル共通ではNo.63)の「HP 平均線割れからすぐに反発」の使い方の続きです。この条件表は昨年10月16日に設定しましたが、その内容については、HPトップページの条件表の「条件表の設定例とその市場環境」のなかのNo. 44... 平均線割れからすぐに反発を参照して下さい。

簡単にいえば、買いマークは3種類あります。
  1. 9日線を下回ってから9日以内に9日線を再び上抜いたときの買い。(白抜き↑)

  2. 25日線を下回ってから9日以内に25日線を再び上抜いたときの買い。(赤色↑)

  3. 75日線を下回ってから9日以内に75日線を再び上抜いたときの買い。(緑色↑)
です。 3通りの買いマークが出るような条件表になっていますが、買いマークの色はユーザー自身が決めることができます。グラフ画面で、
  1. メニューの「色指定」をクリックすると、

  2. 「グラフの色設定」の画面が現れます。この中に「売買マークの色の順」があるので、1番目(上のa)は何色の買いマークとするか、2番目(上のb)は何色の買いマークとするか、3番目(上のc )は何色の買いマークとするか、を指定できます。 ここでは
    1. の(9日線を突破)は白色の買いマーク
    2. の(25日線を突破)は赤色の買いマーク
    3. の(75日線を突破)は緑色の買いマーク
    で表示するように指定しています。

9日線突破は、非常に相場が強いときにしか通用しません。「中勢波動のモデル波動」(最近モデル波動を掲げたのは、04年2月18日) を思い出してください。ここでは株価が75日線より上にあるか、25日線より上にあるかしか注目していません。

通常の波動は、25日線あるいは75日線を中心にして動いていきますが、人気が偏ったときは9日線を中心にして動く時期もあります。 つまり9日線を突破したために出る(白色の)買いマークは、平時の買いマークではありません。

株価が25日線より上にあって、ずんずん上昇しており、押し目を作っても25日線を割り込むことがない、というかなり相場の先行きに楽観しているときに出ます。

このときの現象は、@9日線はグングン上昇している、Aこれを追いかけて25日線もグングン上昇している。したがって9日線と25線が接近しているはずはありません。図のa〜gの位置で、白い買いマーク(9日線を突破)の買いマークが出ていますが、b,cは9日線と25日線が接近しています。d,eでは9日線と25日線が逆転しています。このような局面で白い買いマーク(9日線を突破)が出ても、素直に従うことはできません。 (もっともb,c,d,eの買いマークは、直前の下降波動に大陰線が含まれているので、昨日いったようにこの買いマークは信頼度が低いのであるが)

そういうことを考慮して右図を見ましょう。図にはa〜gの買いマークがついていますが
  1. はすぐ前に大陰線があるのでダメ
  2. は9日線と25日線が離れているのでOK
    (前に大陰線があるが、bでは上回っているのでOK)
  3. は9日線と25日線が接近しているでダメ
  4. も9日線と25日線が接近しているでダメ
  5. はすぐ前に大陰線があるのでダメ
  6. は9日線と25日線が離れているのでOK
  7. も9日線と25日線が離れているのでOK
となります。b.f,gだけが信用していい9日線突破であることがおわかりでしょうか。

9日線と25日線が接近しているか、離れているかの判断は微妙ですが、単純に9日線を上回ったからといって、いつでも買いが正しいということにはならないことを覚えていて下さい。


(04.7.26) TOPIX 1126P(-8) 日経 11159円(-27) 8.4億株 (9264億円)


週末のNYダウは9962ドル(-88)、ナスダックは1849P(-39)と大きく下落。シカゴ日経先物は大証比-100円安の11090円、円相場は110.10円。外国証券の寄り前のオーダーは+180万株の買い越し。(5日ぶり)

NYダウが10000ドル割れとなって、市場を弱気にさせました。ただ昨日いったように、NYダウ・ナスダックは9日順位相関・25日順位相関ともに-80を割っていることであり、小波動のボトムゾーンではあると思っています。(欲をいえばNYダウの一昨日の「たくり足」に近い下ヒゲ足でボトムになってほしかったが)

日経平均・TOPIXは米国市場と同じ形になりつつあります。日経平均は明日にでも、TOPIXは2〜3日のうちに日順位相関・25日順位相関がともに-80を割り込みます。そろそろ「小波動のボトムか?」を探る時期になったのではなかろうか。

定点観測8銘柄のうち、@小波動を切り下げてきたり、A75日平均線が下方に折れ曲がってきた銘柄が増えてきました。
  1. 5713「住友鉱」は小波動を切り下げ、75日線は下方に折れ曲がりました。200日線が上昇中であるのと資源関連というのがまだ救い。

  2. 6758「ソニー」は5月から75日線は下向いていますが、7月初めに75日線まで戻ったもののこれが小波動のピークとなり、今日は5月 17日の安値3880円を下抜いてきました。グラフからはさらなる安値を探りに行きそうです。4-6月決算の発表はまだですが、早くも市場は見切ったという感じです。

  3. 8411「みずほ」は5月17日の安値3960円 から小波動のボトムを切り上げること2度でしたが、今日は直前の2つのボトム(4300円と4330円)を下回り、次は3960円を下回るのかどうかというところへ追い込まれました。75日線は4日前から下降に転じており、当分は75日線が戻りの限界になります。

  4. 8604「野村」はaの日に、@9日と25日の順位相関が-80以下になり、A安値圏で1000万株の出来高を出したので、aで小波動のボトム(どころか中勢波動のボトム)を出したのではないかと思っていましたが、市場は想像する以上に弱気でした。今日はaの安値を下回って新安値。2度目の9日と25日の順位相関が-80以下になっています。
75日線が折れ曲がってきた銘柄は、基本的には「戻り売り」となったということです。200日線が上向いていれば、75日線が再び上向く可能性は大きいのですが、ともに下降している銘柄はダメです。方針は「戻り売り」になります。定点観測8銘柄のうち200日線が下降しているのは@鹿島、Aソニー、B野村、の3銘柄ですが、鹿島は200日線・75日線・25日線が収束しつつあり、今後の反発の可能性はあります。ほかの5銘柄はなお200日線は上向いており、下げたとしても200日線が安値の支持線になるはずですから、現在の閑散相場はそう心配していません。


(04.7.27) TOPIX 1114P(-12) 日経 11031円(-128) 10.8億株 (1兆 183億円)


NYダウは9961ドル(-0)とほぼ変わらず。十字足に近い足を出して、底値圏での逡巡といった感じです。しかしナスダックは1839P(-10)と続落。これはまだ底値らしい足はでていませんシカゴ日経先物は大証比-50円安の11090円、円相場は109.90円。外国証券の寄り前のオーダーは-260万株の売り越し。

4-6月期決算は実によい。これは米国・日本とも同じです。しかし株式市場は7-9月期ないし10-12月期のことを心配しています。4-6月でいかによい決算数字を出そうとも、4-6月期がピークではないかと恐れ、材料出尽くしでかえって下げるという現状です。

基本的には、@米国金利引き上げの方向がはっきりした以上、低金利を利用しての仮需要が減少し、株式投資へ振り向けられる資金がジリ貧になるのではないかの予測。A金利低下をバックにしてハイテク株を割高な水準にまで買っていたのが適当な水準までハゲ落ちる過程にあるという現状。B中国の加熱した景況が急速に沈静化していくのではないかという不安。がバックにあります。

外国人の売買シェアが50%ある以上、外国人投資家の動向は今後の東京市場の動きに最も影響を与えるのは当然ですが、日本と米国・EUがまったく同じ経済環境にあるわけではない。ましてや中国と日本の得意とする分野は大いに違う。

中国が鉄鋼を輸出する方向にあるとの報道があって、今日は鉄鋼株が下落しましたが、中国と日本では作るものが違います。日本は中国が作れない鉄鋼製品を輸出している。液晶パネルにしてもシャープとサムスン電子の作るものは違う。一口に冷蔵庫といってもその電気の消費量は格段に日本製品は優れている。

日本は価格で勝負する分野からはとっくのとうに手を引いて、日本でなければ作れないものを武器にしています。不可欠な製品・部品はそうやすやすと価格が低下するものではありません。

グラフは正念場にあります。@日経平均は業績相場の分岐点である200日まで下落してきました。チャート的には日経平均は9日順位相関が-76.7、25日順位相関が-80.0となって、明日にでも両指数が-80以下になります。小波動のボトムとなるチャンスです。TOPIXの9日順位相関は-75.0、25日順位相関が-73.6となって、今週中には両指数が-80以下になります。やはり小波動のボトムとなるチャンスです。


《デンドラ》の4%波動による日経平均の下値メドは、@11301円、A11182円、B10944円、C10587円 でした。

図の(a)でザラバ安値11251円を出したので@11301円をクリアし、これで高値11988円からの下げが完了したかと思いましたが、これは第1段の下降波動の下値メドであったことがわかりました。

一昨日にA11182円に到達しました。今進行中の第2段目の下降波動のメドは、残るB10944円とC10587円のうちの10944円です。まずはB10944円まで下げれば、気の利いた反発があるのではなかろうか。


(04.7.28) TOPIX 1129P(+15) 日経 11204円(+192) 9.7億株 (1兆 232億円)


一昨日十字足を出していたNYダウは、タイミングよくよい経済指標が発表されたので10085ドル(+123)と大反発。ナスダックも1869P(+30)と上昇。NYダウは小波動のボトムを出したようですが、ナスダックはまだボトムがでたとはいい難い。

シカゴ日経先物は大証比+150円高の11200円、円相場は110.90円。外国証券の寄り前のオーダーは-320万株の売り越し。

海外高を受けて東京市場は反発。UFJのゴタゴタが響くTOPIXよりも米国に連動する日経平均のほうがすなおな反発をみせ、昨日わずかに下回った200日線を回復。

グラフではまずは9日線まではもどらねばなりません。9日線を上回れば、だいたい小波動のボトムが出たと判断してよい。

今日は主力どころの4-6月決算が発表されました。立会い中に発表された三菱電の4-6期は前年同期比で2.9倍の営業利益。同時に9月中間の予想を前年同期比3.9倍とすさまじいものでした。これをみて三菱電は509円(+29)と上昇し、ハイテク株のさらなる上昇へと広がりました。

大引け後に発表された主な企業の決算はナカナカのものでした。NECは前年同期比+37%増(株価は703円+26)、シャープは+39%増(株価は1627円+33)、ビクターは+37%増(株価は1105円+28)。ソニーだけが-41%減(株価は3910円+70)で、ハイテク株の代表の座は失っています。

4-6月決算発表で9月中間期の業績を上方修正したのは三菱電だけで、ほかの企業はまだ据え置きとしましたが、昨年度に続き今期も大きく業績が伸長する感じです。株価も今日はようやく好業績に素直に反応しだしてきましたから、あとは出来高・売買代金が増加してくるかどうか。


(04.7.29) TOPIX 1121P(-7) 日経 11116円(-87) 9.8億株 (1兆 369億円)


NYダウはNY原油が43ドル台の史上最高値を更新したのを嫌気して、一時は再度の10000ドル割れとなりましたが、すぐに切り返して逆に10117ドル(+31)と続伸。しかしナスダックは1858P(-10)と戻しきれず。 シカゴ日経先物は大証比+10円高の11250円、円相場は111.55円。外国証券の寄り前のオーダーは+260万株の買い越し。

NYダウの突っ込みから急反発の動きはよい動きでした。NYダウの安値が固まった感じです。ナスダックもマイナスになったとはいえ、一昨日の最安値を更新していないので、1830P台は下値を固める水準であるようです。

東京市場はしかし、ナスダックのマイナスのほうに反応し、小幅安で寄り付いた後はずるずると下げ、日経平均は一昨日のザラバ安値11028 円を更新する11018円の新安値。だがそこから100円ほど反発して引けました。

グラフは、9日順位相関と25日順位相関がともに-80以下になるか、ということを最近はいっていますが、ついに今日、日経平均・TOPIXともに-80以下になりました。ここからはいつ小波動のボトムとなってもおかしくない状況になりました。

何かの好材料がでれば反発できるのですが、いまのところ見当たらない。

昨年末(03.12.9)に No.45 ボリンジャ利用売買@の条件表(「QE拡張8」の条件表No.45。「カナル共通」の条件表No.71)を掲げました。この条件表は甚だしく株価が下落したときに買いマークを出すような設定になっています。

今年は5月の大下げのときに、この条件表は主として5月10日と最安値をつけた5月17日に買いマークを続出しました。

5月10日に出した買いマークは結果がわかってみるとやや早すぎ、損切りになったものがいくつかありました。
  1. 5月10日(と5月11日)の買いマークの成績は、15勝11敗
  2. 5月17日(と5月18日)の買いマークの成績は、11勝 0敗
合計26勝11敗、勝率は70.2%でした。5月10日、11日の買いマークが成績を引き下げましたが、1週間(5日)後の出た買いマークは無敗でしたから、5月10日の買いマークを少し慎重に選別しておれば、さらによい成績であったと思われます。この売買ルールは、


  1. 買いマークが出たら、翌日の始値で買う。
  2. 10日間のうちに、買値から15%の利益がでたら、ザラバで利食いする。
  3. 10日間のうちに、終値で、買値から-10%の損失となったら、翌日の始値で損切りする。
  4. 10日経過したら、11日目の始値で手仕舞いする。
というものですが、5月から今日までの成績は図のようになります。(まだ決着がついていないものは、成績に入っていない)
  1. 勝率(マイナスにならなかった率)は65.9%である。

  2. 41回の買いをして、@+15%の利食いができたのは16回、A10日間の時間切れが12回、B-10%以上の損切りとなったのは13回。

  3. 41回の買いで、平均的に+3.9%(損切りしたのを含めて)の利益がでている。
となります。


さて最近、買いマークを出して未決着の銘柄は6銘柄あります。図の4銘柄(1827「ナカノ」、2768「双日HD」、6277「ホソカワ」、8263「ダイエー」)と 5942「フィルコ」、8834「藤和不」 です。

UFJがらみの銘柄(双日HD・ダイエー・藤和不)はチャート以外の材料が大きいので、この買いマークには割り引いて考えなければなりませんが、他の3銘柄は今後どうなるのか。


(04.7.30) TOPIX 1139P(+17) 日経 11325円(+208) 10.6億株 (1兆1511億円)


NYダウは10129ドル(+12)と小幅ながら3日続伸。NYダウやS&Pに遅れていたナスダックは1881P(+22)と反発。

シカゴ日経先物は大証比+120円高の11240円、円相場は111.95円。外国証券の寄り前のオーダーは+260万株の買い越し。

東京市場はひさびさの大幅高となりました。4-6月期の好調な決算が発表されていますが、米国株がグズグズしているので、市場は昨日まではこれを素直に受け止めなかった。

逆にこれほど決算数字が伸びているのは業績のピークであるに違いないと判断し、好業績を発表したハイテク株は新安値に落ち込むという有様でしたが、ようやく素直に評価しはじめました。外国証券の朝方のオーダーが連続して買い越しになったものプラス。

グラフは、@日経平均・TOPIXともに安値をつけた(小波動のボトムらしい)日の直近の陰線(図のa)の高値を上抜いてきた、A9日線を上回った、B昨日9日順位相関・25日順位相関がともに-80以下になっていた(図のb) などから、まずは小波動のボトムが出たようです。

ただし、C株価は中勢波動の基本である75日線より下にあり、D75日線は下向きに折れ曲がってきているので、E当面は75日線までの戻りが目標です。


「東研ソフト・ユーザー情報」は1996年7月から書き始め、今年で丸8年になりました。記事で使ってきたグラフは当初から「HP 平均線と順位相関」と「日経平均用'96」です。

「HP 平均線と順位相関」のチャートの組み合わせは過不足なく、自分にとっては最も使いやすいグラフです。ここには、@陰陽足(足型)があり、A小波動のピーク・ボトムがあり、B小勢・中勢・大勢の流れを表す25日線・75日線・200日線があり、C逆張り用の9日と25日の順位相関があります。

相場のことですから、異常なことも起きますが、たいていの場合は「HP 平均線と順位相関」で判断できます。(「今は判断できない」ということも含めてですが)

といっておきながら、以下のような条件表を設定しました。「HP 平均線と順位相関」を補完するグラフです。


ご覧のように簡単な設定です。
  1. No.3行で、75日平均線を「深緑」で描き、
  2. No.4行で、「10%幅帯」を「青色」で描く。
  3. No.5行は10%幅帯の下限線の数値を知るためのもの。


1812「鹿島」のグラフは右図のようになります。深緑色が75日線で、この10%上の水準(上限線と呼ぶ)と-10%下の水準(下限線と呼ぶ)が青色で描かれています。

見方は次のようになります。
  1. 株価は基本的には、上限線と下限線の間で動く。

  2. 下限線を下回ったときは相場は弱く、75日線が戻りの限度となる。

  3. 上限線を上回ったときは相場は強く、75日線が押しの限度となる。
基本は75日線です。株価は75日線を中心にして上下動を繰り返しますが、75日線から大きく離れたということを明瞭にするために、+10$%と-10%の水準に2本の青線を入れた、というだけのことです。しかしなかなかこれが役に立ちます。図で
  1. 下限線割れのaからbへの上昇は、75日線で止まった。
  2. bからcへの反落は下限線で止まった。
  3. cから75日線を突き抜けて、上限線のdで止まった。
  4. dからeの反落は75日線で止まった。
  5. eから上限線を突き抜けてfまで上昇した。(上限線を突き抜けてからは市場は楽観人気になり、加熱してきたといえます。)
  6. fからの反落は75日線のgで止まってよいところであったが、突き抜けてhの下限線を割り込むところまで下落した。(ここで楽観人気は剥げ落ちて、逆に悲観人気になったといえます。)
  7. hからの上昇は75日線の水準が戻りの限度だが、少し上のiで止まった。
  8. iからの下落は下限線が限度。すでにiで75日線まで戻しているので、次は75日線を上抜く可能性のほうが強い。
といったことが見てとれます。


絵に描いたような動きをしているのが7203「トヨタ」です。
  1. aは下限線までは落ちなかった(ということは75日線が限度ではなく、上限線までの上昇の可能性があるということです)
  2. bは上限線で止まった。
  3. bからの反落は75日線のcで止まった。
  4. cからの上昇は上限線のdで止まった。
  5. dからの反落は75日線のeで止まった。
  6. eからの上昇は上限線のfで止まった。
  7. fからの反落は75日線のgで止まった。
  8. gからの上昇は上限線のhで止まった。
  9. hからの反落は75日線より上位のiで止まったところから、次のピークは上限線を上抜く可能性が強く、上限線を上抜いてから市場は楽観人気になり、トヨタの天井が近づいてくる。ということになるのでしょう


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