TOPIXをどう見たか・判断したか (04年6月)

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(04.6.1) TOPIX 1144P(+4) 日経 11296円(+60) 11.1億株 (1兆763億円)


海外市場が休場であったので、外国証券の朝のオーダーは売り1300万株・買い1620万株と半減しましたが、+320万株の買い越し。これでこの10日のオーダーは○○○○○○○○●○ と9日買い越し・1日売り越しとなりました。

外国人抜きの東京市場は、出来高上位のものでは@カネボウ(115円)、Aりそな(193円)、Bいすゞ(287円)、E長谷工(296円)、Fミサワ(328円)と低位で再生がらみの銘柄が買われていましたが、売代金は1兆円すれすれでエネルギー不足。やはり頼みは外国人の買いです。

TOPIXのグラフはナカナカ微妙なことになってきました。@25日線と75日線は明日にはデッドクロスします。A一方9日線の上昇は急であり、2〜3日のうちにはゴールデンクロスしそうです。 25日線と75日線のデッドクロスを重視するのか、9日線と25日線のゴールデンクロスを重視するのか。運命の分かれ道です。


私としては、@25日線と75日線がデッドクロスした日の前後には、戻りのピークになることが多いこと、Aこの戻りの小波動のピークの兆候が多く出ていることから、25日線と75日線のデッドクロスのほうを重視しています。

戻りの「小波動のピークか」の兆候ですが、
  1. 75日線(25日線でもある)まで戻ったこと。

  2. デンドラの上値メドの1137Pに達したこと。

  3. 逆張り用の条件表No.2「日経平均用'96」が売りマークを出したこと。

  4. 9日順位相関は+80以上になっていること。

  5. TOPIXは今日、日経平均は一昨日に戻り波動での新高値を出していること。
からピークらしい確率は5分になったと思っています。上つかえ(上げ渋り)の足型がここに出れば6分となりますが、まだそれは出ていません。


(04.6.2) TOPIX 1136P(-7) 日経 11242円(-54) 10.5億株 (1兆796億円)


NYダウは10202ドル(+14)、ナスダックは1990P(+4)と小幅上昇。シカゴ日経先物は11290円。為替は110.60円

3日のOPEC総会を控えて見送り気分が強く、全般は手仕舞い売りに押されました。しかし日本株は米国株よりも有利であるとの認識ができているので下げもせず。いちど下げればかえって上昇のバネになるのですが、少し下げればすぐに押し目買いが入り、それらしい押しを作りません。

5月25日に条件表No.29「HP 3日10%利食い」の条件表を掲げました。作った段階では、@10回買うと、A4回〜5回は+10%の利食いができ、A4回〜5回は時間切れだが平均的には+1.8%の利益が出る。B1回は-10%の損失がでる。D全体としては平均的に+4.3%の利益が出て、E全体としては仕掛けた75%は利益がでる。というナカナカよい成績がでていました。

しかし問題はここからで、今後ともこのような成績が維持できるのかです。いつもそうですが、こうして条件表を掲げると、その後条件表はどのようなときに買いを出したのかが、やはり気になります。 私としては条件表を作った当初の勝率が75%であったとすれば、半年〜1年後に検証し直したとき、当初の75%から10%ほど低下して65%(2/3は勝てる)でとどまるようであれば、その条件表は「使い物」になると思っています。

条件表をHPで掲げるのは、ユーザーの皆さんに、その条件表を使って買いマークを出した銘柄を検索し、その銘柄がどうなったのかを追跡してもらいたいからです。 追跡した結果、ドンドン外れていくようであれば、その条件表はそれまでのことだし、追跡することによって「こういうときはダメだが、こういう場合には役立つ」、あるいは「この条件表の買いマークが出た後、ああなれば買えばよい」などということがおわかりになれば、この体験は貴重です。見守ることでその条件表の性格がわかってきます。わずかの期間だけ注視して「あまり売買マークがでないから」とか「2度続けてはずれたから」といって簡単に条件表を反故にしてしまうのは早計です。

しかし短期間とはいえ条件表を注視しただけまだましです。 もっといけないのは、単に銘柄を聞き、目標値を聞き、という他人任せの売買です。これを繰り返して10年20年経たとしても自分の身につくものは何もありません。


で、今回の条件表No.29ですが、条件表の設定内容から見て、そんなにしょっちゅう買いマークを出すものではなく、「大きく下げたな」と実感する場面で出るものと思っていました。ところが今日電話があって、「よく当たっている」との話でした。

私は「東証1部」についてしか見ないので、「最近の相場では買いマークは出ない」と思っていましたが、どうやら「全銘柄」について検索されているらしい。 私も「東証・大証の全銘柄」について検索をしてみました。条件表を掲げた5月25日の翌日から今日まで図の4銘柄が買いマークを出しています。
  1. 2758 「ワイアリ」は5月27日に買いマークを出し、翌日の始値(ここで買う)は490円。その後3日目の高値は577円を出し、+17.7%の上昇。文句なしの利食いです。

  2. 4327 「日本SH」は5月31日に買いマークを出し、翌日の始値(ここで買う)は255円。その後2日目(今日)の高値は305円を出し、+19.6%の上昇。文句なしの利食いです。

  3. 4815 「JDC」は5月28日に買いマークを出し、翌日の始値(ここで買う)は92円。その後3日目(今日)の高値は104円を出し、13.0%の上昇。利食いです。

  4. 6021 「ロビン」は5月31日に買いマークを出し、翌日の始値(ここで買う)は468円。その後2日目(今日)の高値は480円(終値は469円)を出しましたが、+2.5%の上昇でしかなく、明日515円の高値がつかなければ、時間切れで手仕舞いになります。


さて、今日は条件表No.55 「10日で20%利食い」を掲げます。これは5月31日と6月1日の2日間をかけて《Qエンジン》の「オートマ」を使って作ったものです。

条件表は45行あります。

この条件表は10日で20%の利益がでるような設定をしていますが、 売買ルールは
  1. 買いマークがでたら、翌日の始値で買う。

  2. 10日以内に買値から+20%の利益が出たらザラバで利食いする。

  3. 10日以内に買値から-20%の損失が出たらザラバで損切りする。

  4. 10日たっても決済できないかったときは、11日目の始値で手仕舞いする。
というものです。


図のように
  1. 過去4年間に延べ551回の買いマークがでて、
  2. そのうちの252回は20%の利益が出た(45.7%のシェア)、
  3. 274回は10日が経過して時間切れとなった(49.7%のシェア)、
  4. 25回が損切りとなった(4.5%のシェア)
というものです。なかなかよい成績です。1回当たりの平均利益率は10.5%になります。(これを繰り返せば、1回につき約10%の利益が平均的に積み上がる。というのが現在の成績です。)


(04.6.3) TOPIX 1119P(-17) 日経 11027円(-215) 14.2億株 (1兆3907億円)


今夜のOPEC臨時総会を控えて思惑が入り乱れるNY原油先物ですが、昨夜は下落。これを受けてNYダウは10262ドル(+60)と上昇。しかしナスダックは1988P(-1)と小幅マイナスとなり米国市場の方向は一致せず。シカゴ日経先物は11340円。為替は110.15円

東京市場はNY株高を評価して高く始まりました。前場の日経平均は5月28日のザラバ高値11345円を上抜く11358円まで上昇したものの、後場に入って転落。ズルズルと下落しザラバ安値10963円まであって、-215円安で引けました。これによって今日のザラバ高値11358円が小波動のピークとなったようです。

朝方の材料としては、NY高・原油安がプラス材料でしたが、外国証券のオーダーは、売りが4090万株・買いが2410万株で-1680万株の大幅な売り越しでした。売りの4090万株は5月前半の株価の大下げのとき以来のボリュームです。これはマイナス材料として受け止めなければならないところ。

前場はこれを無視して買ってみたが、半値戻し・75日線の戻りの水準は厚く、ついにマイナス材料が効きはじめて下落してしまったということになりました。つまりはここ数日戻り一杯の水準で株価が膠着していましたが、これを値もちがよいと見た買い手があって、買ってみたけどダメだったということです。早トチリで押し目買いをしたがダメであることがわかったのですから、この先もう少し下げて当然です。

今回の下落の手本は昨年10月から11月にかけての下げであると思っていますが、75日線を割り込んだ(a)で下値をだし、75日線まで戻った(b)で戻り一杯になるというところまでは、今回も同じです。つぎに一番大事な今後の下げの程度です。手本は(a)よりも高い水準の(c)で調整完了となりましたが、今回もそうなるのかどうか。感じでは同じようになるだろうと思っていますが、それほど自信があるわけではありません。

5月31日に「日経平均は11309円(終値での戻り高値)から400〜500円下げて押し目底となればわかりやすい」と書きましたが、これは《デンドラ》の4%波動が陰転するには(450円ほど下げて)10856円以下になることが必要であるからです。「わかりやすい」というのはそういう意味です。400〜500円下げて止まるという予想ではありません。

同様にTOPIXの4%波動が陰転するには1098Pまで下げる必要があります。今日の下げで陰転する水準までの半分を下げたというところです。(まだ道半ば)

陰転してほしいわけは、陰転すれば新しい上値メドが出るからです。今のままでは、日経平均の上値メドは、@11030円、A11240円、B11345円、C11871円の4つであり、すでに@ABのメドに到達し、残すは11871円だけになっていますが、これはかなりハードルが高い。陰転して新しい上値メドがでれば今後の上昇の手がかりになります。

TOPIXの上値メドも同様で、今の上値メドは、@1106P、A1127P、B1137P、C1200P、であり、@ABはクリアしています。残っている1200Pはあまりにもハードルが高すぎてメドとしては使えない。はやりここで陰転して新しい上値メドを出して欲しいところです。 陰転はして欲しいのだが、陰転すればしたなりに問題があります。


(04.6.4) TOPIX 1124P(+5) 日経 11128円(+101) 10.6億株 (1兆 915億円)


NYダウは10195ドル(-67)と反落。ナスダックも1960P(-28)と続落。OPECの増産決定は材料になりませんでした。シカゴ日経先物は11025円。為替は110.75円

日経平均は上下100円幅の小動き。引け前に先物に引っ張られて急上昇したものの昨日の下落幅の半分も戻せず。値上がり銘柄数は1002銘柄ありましたが、出来高は10.6億株、売買代金も1兆円すれすれでエネルギー不足。

5月の投資主体別売買動向が発表されました。変化がありました。まず@最も影響力を持つ外国人は14か月ぶりに売り越し(884億円)になり、A個人現金部門は13か月ぶりの買い越し(2703億円)。B金融法人は14か月ぶりに買い越し(985億円)。

昨年5月から今年3月までの11か月間、外国人は毎月5000億円以上の買い越しを続け、1兆円超買い越した月は半分の5か月におよびます。4月からその勢いがなくなり、代わって個人と金融法人(信託銀行が主体)が買い越しに転じたのですが、外国人が月に1兆円を買い越した勢いになるとは到底思われません。このまま外国人の売り越しが続けば、今後はジミな相場になります。

次図は昨日掲げたTOPIXの《デンドラ》のグラフの下部にある表です。昨日のグラフを見ながら説明すると、現在TOPIXの4%波動は上昇中です。この上昇パタンは「S422」であることが図の(a)に表示されています。




上昇パタン「S422」は、どのようなものであるかといえば、右図のようなものです。最近の4本のカギ足の陽線部分を比較すると、@(b→c)と(d→e)は「順上げ(2)」である。A(d→e)と(f→g)は「順上げ(2)」である。B(f→g)と(h→i)は「はらみ(4)」である。という特徴があります。

上昇パタン「S422」は以下の情報(統計値)を持っています。
  1. この上昇波動の上値のメドは、(A)1106P、(B)1127Pである。(別に前波動による上値メドとして、(C)1137P、(D)1200P がある。)

  2. もし4%波動が陰転したならば、直前の安値を下抜く確率は(b)68.3%ある。直前の安値とは右図の(h)のところで1053Pです。

  3. もし4%波動が陰転したならば、下値のメドは、(c)1052P、(d)1018P である。
TOPIXの戻り高値(終値)は今のところ1144Pですから、今後TOPIXが1098P以下にれば4%波動は陰転します。陰転のメリットは、@押し目買いのチャンスとなる。A新しい上値メドが出る、という2点ですが、デメリットもあります。

「S422」の情報によれば、もし陰転したならば「直前の安値を下抜く確率は(b)68.3%ある。」わけですから、先の安値1053Pを下回る安値を覚悟しておかねばなりません。この情報は容易ならぬものです。68.3%の確率であるので、必ず新安値を更新するというわけではありませんが、3回に2回は下抜くという確率ですから無視することもできません。陰転して欲しいような、欲しくないようなという場面です。


(04.6.7) TOPIX 1151P(+26) 日経 11439円(+311) 12.6億株 (1兆3703億円)


先週末のNYダウは10242ドル(+46)と反発。ナスダックも1978P(+18)と上昇。ただし上ヒゲ陰線。シカゴ日経先物は11230円。為替は111 .00円

当面の2つの材料であるOPECの増産決定に続いて、米国の5月の雇用統計が発表されました。非農業の雇用は大幅に増加。 あらかじめのシナリオは、雇用の増加→景気上昇→金利上昇となり、株価的にはマイナス材料になるはずでしたが、NYは下落せず。

ということは米国相場は6月末の金利引き上げを織り込んでしまっているということで、東京市場はプラスと受け止めました。高く寄り付き、ぐんぐん上昇。後場に入って一時は値動きが止まったものの引けにかけて再上昇し、日経平均は+311円高。今年最大の上げ幅となりました。

日経平均は、@75日線を上抜き、A半値戻しの水準を上抜き、B今年最大の下げ幅となった5月10日の大陰線の高値(11392円)を上抜く、というありとあらゆる関門を突破しました。

TOPIXも同じく3つの関門を突破。私としては今日と明日の2日ほど安くなれば、@先の75日線への戻り水準が小波動のピークであるの表示がでるし、A9日順位相関も-60程度になるし、B4%波動が陰転するかどうかは別にしても押し目らしい格好になる、と思っていたので、今日の上昇は意外でした。

日経平均・TOPIXのグラフだけを見ている限りにおいては、まったく力強い上昇ぶりになったのですが、やや腑に落ちない点もあります。

  1. NYダウ・ナスダックはまだ75日線にぶち当たって、まだこれを上抜いていないこと。(日本はいち早く先行した)

  2. 朝方の外国人のオーダーは+120万株の買い越しでしかなかったこと。これで外国人の日本株買いが再開されたとはまだ決められないこと。

  3. 日経平均・TOPIXは75日線を突破したが、定点観測の8銘柄では、みずほHとトヨタの2銘柄(これらはもともと75日線を下回っていない)以外の6銘柄は、なお75日線より下位にあること。
どうも指数だけが先行したように感じられてならない。

TOPIXに最もよく連動する野村Hは200日線(1782円)・75日線(1775円)・25日線(1678円)・今日の株価(1665円)と平均線の位置関係は最も悪い状況にありますが、まだ25日線すら上抜くことができていません。

どうも今週6月SQとなる先物の影響が、今日は強く出たのではないかと思われます。ただ先週末の東証1部の連結予想PERは18.16倍にまで低下していることであるので、これからは割安株が物色されることは間違いありません。

定点観測8銘柄では2銘柄しか75日線を上回っていませんが、3月19日に掲げた「割安株」35銘柄のうち26銘柄が75日線を上回っていますから、割安株はいつまでも割安のままで放置されることはありません。(6月中旬に会社四季報が発売されるので、その時点での割安株を掲示するつもりですが、3月19日に掲げた銘柄はいまでもなお割安のものがほとんどです。)


(04.6.8) TOPIX 1157P(+6) 日経 11521円(+82) 12.5億株 (1兆2555億円)


NYダウは10391ドル(+148)と大幅続伸。ナスダックも2000Pをクリアして2020P(+42)と大幅上昇。シカゴ日経先物は11500円へ上昇。為替は109.55円

昨日、腑に落ちない3つの理由のうち、@米国株式は昨夜大幅な上昇をして、75日線を上回りました。これで米国株式も中勢の上昇波動が確認されました。

ついでA朝方の外国証券のオーダーは、売り1795万株・買い3485万株となって、1690万株の大幅買い越し。外国証券の買い意欲は買い注文が3400万株台程度のものであることが確認できました。

3400万株の買い注文というのは「まあ多い」という程度で、「多い」は4000万株、「大変多い」は5000万株、「異常に多い」は6000万株と目安をつければ、まだ本格的な買いとはいえません。

残るB定点観測8銘柄の75日線超えですが、今日の上昇があってもなお6銘柄は75日線の下にあります。主力銘柄がこの状況では、指数が75日線を超えたからといっても、その内容は充実しているとは思えません。

今日は株価は上昇したものの、日経平均は上下90円幅での小動きとなりました。出来高・売買高は昨日よりわずかながら減少。力強い相場では出来高は順次増加していくものですが、この点からもまだ戻り高値を試すという動きにすぎず、次の中勢上昇波動が始まったとは確認できません。

04年4月23日に条件表No.28「HP ボトムからの3陽連」の例として、右図の3銘柄を掲げました。

ちょうど「割安株35銘柄」のうちの6755「富士通ゼ」が3陽連を出していたので格好のサンプルであると思って掲げたのですが、これはよいサンプルにはなりませんでした。

どころか却って《カナル2》のユーザーの利益を損ねたかも知れないと反省する事例になりました。

今日はその後の経過とどう判断すればよかったのかを述べます。

  1. の日に「3陽連」のサンプルとして掲げました。この日の終値は482円。出来高は26万株。これが翌日から少しずつ上昇し、出来高も30万株→50万株→100万株と順次増加して欲しかったのですが、

  2. は寄り付きが504円、ザラバ高値が511円。出来高は一気に116万株へと急増。株価上昇が長持ちするときは、少しずつよくなって注目する人間が増えだし、3〜5日経って「これは動きがよい」となって、そこから上昇を加速する。というのが理想ですが、そうとはならなかった。

    @朝方に一気に買い物が入って株価は高寄りしたので、A指値で買い注文を出していたものは買う気をなくした。B結果、後続の買いが入らずに陰線で終わった。というマズイ結果になりました。

    小波動のピークの判断からすれば、@その波動で新高値となり、A陰線で終わる、という2つがこの日に現れ、Bそれも前日から窓を空けた陰線、というのではここでピークらしさのポイントは3になってしまいます、

  3. その後bから3連続陰線(しかも順下がり)となっては、さらに(ピークらしい)ポイントが加算され4ポイント。5日目には5陰連となって5ポイント。cの日に先の小波動のボトム457円を下回るザラバ安値451円を出してしまっては、ここで何もかもが終わりです。(重要な上昇波動を下抜いたのだから、損切りせねばならない。)

  4. その後全般の暴落もあってdまで下落し、

  5. で2日連続して「ボトムからの3陽連」が出て、買い直しということになりました。

  6. 6月4日の日経朝刊に「広がる割安銘柄探し」として、大和総研が選んだ銘柄の例として4銘柄(藤和不・いすゞ・JFE・富士通ゼ) が掲載されました。これがfの日の朝。前日の出来高は59万株(結構多かった)であったものが、その日の新聞を見て買ったのか、fの日の出来高は123万株。翌日は189万株となって、この銘柄としては昨年10月の165万株を上回る出来高となりました。

    今日はbのピークの511円を上回るザラバ高値518円をつけましたが、「新高値での陰線」となったので要注意です。
aでこのHPで富士通ゼについてコメントしたので、翌日の出来高急増となったとは思っていませんが、幾分かの買い注文を出すきっかけになったとは思います。つまりは、ユーザーの銘柄選びのよきサンプルになるかと思って掲げた銘柄は、HPに書くことによって高い株価で買う羽目になり、逆に悪いサンプルになったわけです。

私が言わなくても、《カナル2》を使って「HP ボトム近くでの3陽連」の条件表を使って検索をされ、富士通ゼは買い場である、と粛々と判断されたユーザーには、私が余計なことをHP に書いたばかりに却って迷惑をかけてしまったことになります(誰からもクレームはきていないが)。そういうことで、今後は買いマークが出た銘柄をすぐにHPに書くことは慎まねば、というのが今回の教訓です。


(04.6.9) TOPIX 1152P(-5) 日経 11449円(-72) 11.7億株 (1兆 944億円)


NYダウは10432ドル(+41)と3日続伸。ナスダックも2023P(+2)と続伸して、ナスダックの12日サイコロジカルは83.3(10勝2敗)となりました。これは今年1月8日以来のことですが、この12日後に2153Pの最高値をつけて、5月の1865Pまで4か月の下落をしました。 当時はそれいけドンドンの時期であったので、サイコロのピークから波動のピークまで12日のずれができました(熱狂の余韻があった)が、今は戻りを試している時期なので、今日のサイコロ83.3というのは要注意です。シカゴ日経先物は11560円。為替は109.60円

東京市場はこの3日で日経平均が500円戻したところであり、戻り売りに押されました。とはいえ1日の値幅は100円しかなく、弱いながらも膠着状態といったほうが正しい。

昨日の日経新聞に「株価指標の国際比較」の記事がありました。これによれば、PERは@英国が20.2倍、A日本18.6倍、B米国17.9倍、Cドイツ15.5倍で、日本のPERは並みの水準。ところがPBRは@米国2.1倍、Aドイツ1.9倍、B英国1.7倍、C日本1.65倍で、企業資産からは日本は最も割安。さらに株式益回りと長期金利の差であるイールド・スプレッドとなると、@英国0.27%、A米国-0.82%、Bドイツ-2.06%、C日本-3.695%とあって、金利との比較からは日本株は最も割安です。

こういうことで日本株は国際的には割安であり、しかも来期も10%程度の増益の予想もでていますから、日経平均の先高期待は大きいのですが、眼下のところは力強い上昇とはいえません。 これはやはり4月ピークからの下落が短期に大幅であったので、戻ったところは手をすかせておきたいと戻り売りの意向が強いためです。要は3月4月に腹一杯買って、これ以上買えなくなって大幅下落をしたのですが、この戻りで売って腹を空かせようということでしょう。今思っていることは、
  1. a→bの下げによって、波動は下降トレンドになっている。しかし株価がドンドン新安値に落ちるという経済情勢ではないし、bからの上昇が半値戻しを達成したので、bを下抜く安値が出る可能性は小さくなった。

  2. だが、aのピークはあまりにも高いので、一気にこの水準を上回ることも考えられない。しばらくはa(1225P)とb(1051P)の間での大きな保合いになるのではないか。

  3. そのときの小波動は、図のようにb→c、d→eの2段の上昇をしてもaは上抜けないだろう。eからfへ落ちて、fからの上昇波動でようやくaを上抜き、ここで上昇トレンドが確定する。
こういう想定をしています。買いのチャンスはcの小波動のピークをつけた後に出てくるdの近辺と、eの小波動のピークをつけた後に出てくるfの近辺です。その意味では早くcを出して欲しいのですが、なかなか下げない。


(04.6.10) TOPIX 1162P(+9) 日経 11575円(+126) 13.2億株 (1兆2593億円)


NYダウは10368ドル(-64)と反落。ナスダックも1990P(-32)と下落。シカゴ日経先物も11355円へ下落。為替は110.40円

米国市場はマイナスであったので、日経平均はシカゴ先物の11355円にサヤ寄せして安く始まりました。しかし11367円(-82)まで下げた後は急上昇。

上昇ぶりを見ていると1〜2分間のうちに60円70円上昇して横ばい、また瞬間的に上昇しては横ばうという上げ方で、ずんずんと上げたのではなかった。明日は6月限のSQですが、日経先物6月限は11630円(+190)。現物は11575円(+126)とやや大きなズレができました。先物が一貫して先行した一日でした。

出来高は13.2億株・売買代金は1兆2000億円と増加。値上がり銘柄数は1137、値下がりは309と、これら数字をみれば相場は強いように見えますが、軸になる銘柄・業種がはっきり現れてきません。今日の上昇業種は保険・倉庫・他金融・鉄鋼ですが、昨日は石油・鉱業でした。物色される業種は日替わりで、持続力がない。

それでも日経平均・TOPIXは上昇しているのですが、今週の株価指数の動きは釈然としません。

現在の株価位置を右図のモデル波動に照らし合わせて説明すると、
  1. 昨年4月から始まったこの上昇相場では、中勢1段上昇(03年4月〜10月)、中勢2段上昇(03年11月〜04年4月)の2段の中勢上昇波動を出し、

  2. 現在は中勢3段上昇(04年5月〜)を開始しようかというところです。(図の赤丸の位置にある)

  3. 中勢波動は杓子定規にいえば、株価が75日線を上抜いて上昇が確定し、75日線を下抜いて下降が確定しますが、75日線を1日上抜いたから上昇波動が確定するというのでもない。翌日は再び75日線を下回ることもありますから、それまでの波動の流れも加味したほうがベターです。

  4. TOPIX・日経平均は75日線を上抜いて、今日で4日目になりましたが、まだ図の赤点の位置にあると思っています。(つまりまだ中勢上昇波動が確定したとは思っていない)

  5. わかりやすいのは、75日線近辺の赤点からいったん75日線を下回るほどの下落をし、そこから再び75日線を上抜いて来ることです(図のホ)。このときは@75日線を上抜く、A先の戻り高値の赤点を上抜く、という2つのことから中勢上昇波動の確定が容易になります。


定点観測8銘柄を見ると、5月の大下げによって75日線を下回った銘柄は6銘柄あります。これら銘柄が上昇波動に転換したことは、株価が75日線を上回って初めて確認できますが、そのときは、@いったん75日線近辺まで戻る、Aその後下落して2番底を出してから75日線を上回る、というのが通常のコースです。

しかし相場が強いときは、@いったん75日線近辺まで戻るが、Aそのまま75日線を軽く超えて上昇を続ける、ということもあります。ありますが、それでも@いったんは75日線まで戻る、というのは共通です。すなわち、中勢波動が上昇に転じそうだの判断の第一歩は「まず75日線まで戻る」ということです。

ところが6銘柄はまだ75日線まで戻っていない。@NTTがいったんは75日線まで戻った。A新日鉄がいったんは75日線に近づいた。という程度です。あとの4銘柄はまだ1度も75日線まで戻っていないのが現状です。

このように、TOPIX・日経平均の株価指数と個別の銘柄の動きにはズレがあります。発表されている経済指標からして先高はまず間違いないが、それではすでに本格的な上昇波動に移ったのかというと、まだ判断できない。というのが目下の悩みです。


(04.6.11) TOPIX 1160P(-1) 日経 11526円(-49) 20.1億株 (2兆 889億円)


NYダウは10410ドル(+41)と反発。ナスダックも1999P(+9)と小反発。シカゴ日経先物は11575円。為替は109.25円

東京市場は6月SQ。朝方は小幅ながら上下動が激しく、前日比でプラスになったりマイナスになったりでしたが、後場はマイナスへ。週末であり、今夜から米国市場は3連休になるので、手仕舞い売りに押されました。

経済指標はよいものが相ついで発表されています。今日は早くも業績の上方修正をする企業が出てきました。三井金は4月末からわずか1か月半たらずというのに、この中間期の営業利益を大幅に上方修正(144億円→192億円)し、株価は470円(+43)と急上昇。

先高期待はどんどん膨らむのだが、相場はそうは1本調子に行きません。今日買われた業種は銀行・非鉄・石油。売られたのは倉庫・他金融・保険でこれは昨日買われた業種。相場に芯がなく日替わりで主役がクルクルと交代しています。

グラフでは、逆張り用の条件表No.2「日経平均用'96」が、TOPIX・日経平均ともに売りマークを出しました。いつもいうことながら、売りマークは3日4日と連続して出ることもあるので、売りマークが途切れたときから「ピークではないのか」を考えたほうがよい。

どうなれば売りマークが出なくなるかがですが、今回はザラバ高値を更新できなければ途切れます。来週月曜日に、日経平均は今日のザラバ高値(11637円)、TOPIXは今日のザラバ高値(1167P)を更新しないと売りマークは止まります。

昨日の日経平均・TOPIXの足は「陽線のつつみ上げ」になりました。「つつみ上げ」というのは、@昨日は陰線で、A当日の始値が昨日の安値より安く始まり、B終値は昨日の高値より高く終わる。C当然に当日は陽線となる。というものです。

株価が下落しているときに「つつみ上げ」が出たならば、ボトムではないか、と思ってよいほど「つつみ上げ」は注目に値する足型です。

しかし株価が上昇中にこの足型がでたときは、逆にピークが近いのではないかと用心したほうがよい。(03年12月3日に日経平均・TOPIXにこの例が出たので説明しました。)

この4年間で、TOPIXのグラフで「つつみ上げ」が出たのは今回を入れて6度あります。そのうち3度は株価が下落中(順位相関がマイナス)で、これが出たのは小波動のボトムの当日あるいはボトム近辺です。図のAはその例で、「つつみ上げ」が出た日の9日順位相関は-53.8でした。(株価下落中)

残り3度のうちの2度が図のBとCで、Bのときの順位相関は48.3(株価上昇中)でBのつつみ上げの当日が小波動のピークとなりました。Cは説明した昨年12月1日のもので、この日の順位相関は+90.0とかなり上昇してからのものでした。翌日が小波動のピークとなりました。

さて今回の「つつみ上げ」(図のD)ですが、9日順位相関は68.3とプラスであり、これまでの2度と同じく「小波動のピークか」と思ってよいところです。(ピークらしさがよりはっきりするのは、来週以降にこの「つつみ上げ」の日の安値を終値で下回ったときです。)


(04.6.14) TOPIX 1158P(-1) 日経 11491円(-35) 11.9億株 (1兆 473億円)


米国は3連休。東京市場は米国の手本がなく、手掛かり材料難。日経平均は小安く始まったもの、すぐに反転上昇して前場で11600円台に。前場での値上がり銘柄数は1041銘柄と一見強そうながら、しかし出来高・売買代金は増加せず。 後場入りすぐに今日のザラバ高値をつけて、その後は下落し小幅マイナスで終わりました。

外国証券の朝方のオーダーは730万株の買い越しとなり、今日で6日連続の買い越しを続けていますが、今日の注文は売り1730万株・買い2460万株で、ボリューム的に小さくて相場を後押しすることはできず。

今週16日には、会社四季報や会社情報が発売になります。それに先駆けて「東洋経済」の今週号は「2004年度業績予想で見つけた業種別・高成長会社700社」を掲げていました。これを見るとまったく今期の業績もすごい。例えば営業利益が、@前期(2004年3月)に+20%以上の増益で、A今期(2005年3月)も+20%以上の増益、となる会社がボロボロ見つかります。

株価を決定する要因は、@業績、A金利水準、B需給、C投資マインド、の4つが主なものですが、@業績は申しぶんなし。A金利も国内金利は上昇気味とはいえ問題にならない。B需給は国内では持ち合い解消売りも代行返上売りも小さくなっていて、これも問題なし。外国人は本国の金利引き上げによって日本株への投資が減るのではないかというのが懸念されるだけ。C投資マインドとは、いわば投資家のふところの温まり具合ですが、1年前に比べれば格段に好転している。ただ5月の大下げで目先筋がやや傷ついたというところです。

現在の相場は@業績、A国内金利はよいが、B外国人の今後の動向とC目先筋の投資マインドがややブレーキとなって、日経平均・TOPIXの戻りが鈍くなっているという状況です。 同じ「東洋経済」今週号に、野村のストラテジストの芳賀(千里)さんが書かれた記事がありました。いわれるところでは、
  1. 英米の投資家の日本株組み入れは、中立に近い。今後の日本株の見かたについては2つに分かれている。

  2. 一方は、1990年代の3回の上昇相場は平均して13か月である。このことを重視した海外投資家は、昨年4月からの上昇が13か月になった今年5月に売った。

  3. 他方は、日本企業はかつてないほどのリストラや経営改革をなしたので、日本株はこれから本格的な上昇が始まる。
なのだそうです。 早速月足のグラフを見てみると、13か月は本当です。(図は安値から高値の月数を数えているので、実際の上昇期間より1〜2か月長めの数字になっている)

芳賀さんの意見は「日本株はこれから」でしたが、私もそう思います。2001年に入ってからの企業は塗炭の苦しみにあいましたが、ここで財務的にも精神的にも強くなりました。自分を救えるのは誰でもない自身の努力しかないことを知りました。こういう経験を経てきた日本経済がたかだか13か月でダウンするとは思われません。


グラフは、小波動の上昇・下降を適当に交代させながら長期的に上昇していくことはほぼ間違いない。小波動の下降局面では押し目買い。(その意味でも日経平均の小波動がいったんは下降して欲しいのだが)


(04.6.15) TOPIX 1151P(-7) 日経 11387円(-103) 11.4億株 (1兆1551億円)


3連休明けのNYダウは短期金利の上昇を嫌気して10334ドル(-75)と下落。ナスダックも1969P(-29)と下落。シカゴ日経先物は11435円。為替は111.05円。 朝方の外国証券の注文は7日ぶりに1300万株の売り越し。東京市場は手掛かり難から小動きになっていますが、一昨日・昨日が上値の重い展開であったので、しだいに買い意欲が薄れてき、今日は小幅ながら下落。

この株価水準では、@積極的に買いたいという向きは値動きの悪さから買い上げることができないし、A押し目買い狙いの向きは株価がたいして下げないものだから買えないし、という状況にあります。ここへ新しい材料が飛び出せば株価の方向が決まるのでしょうが、材料が出ない限りはにらみ合いで動けない。

膠着状態が打破されるにはいったん株価が下落して、A押し目買い狙いの買い物を入れさせ、@これをテコにして買い上げる、という動きにならねばなりません。

いったん株価が下落するというのは、日経平均・TOPIXが小波動のピークを表示するということですが、明日はまだ出そうにありません。明日小幅に下げて、明後日にやや寄り付きから下落するようであれば「主な株価」はピークの表示を出しますが、そう具合よくいくものかどうか。


(04.6.16) TOPIX 1167P(+15) 日経 11641円(+254) 12.7億株 (1兆2080億円)


米国の2つの懸念材料であった原油高は当面は下落しており、大幅な金利引き上げがあるかと予想していたところ。昨日のグリンスパン議長の国会証言で、今月は小幅な引き上げのようだというので、NYダウは10380ドル(+45)と反発。ナスダックも1995P(+25)へ反発。シカゴ日経先物は11525円。為替は109.40円

東京市場は小幅ながら3日間マイナスとなっていたところに、米国株が反発したため大きく上昇。その中身は下落していたハイテク・銀行・証券のリバウンドが主なもので、新しい動きではありません。逆にこれまでよいとされていた中国関連株や液晶関連株はマイナスの評価が噴出。

5月17日の小波動のボトム以降で、小波動のピークになるのではないかと思ったのは図の2か所です。a,bともに、@逆張りの条件表No.2「日経平均用'96」は売りマークを出したし、A翌日・翌々日は陰線を連続して出して、Bあと2日ほどマイナスになれば、小波動のピークが確定するところでした。

しかしそうはならなかった。早め早めに押し目買いが出てくるためです。(早すぎる買いのためにその後の上昇はすぐにへたる)今日なども私の思いでは、今日と明日で150円ほどマイナスになれば絶好の押し目買いのチャンスがやってくると楽しみにしていましたが、日経平均・TOPIXともに戻りの新高値を取って、小波動のピークは先に伸びてしまいました。

6月の日経平均・TOPIXのグラフはメリハリがありませんが、定点観測8銘柄のうちのいくつかは好転してきました。よいものから順に挙げると、
  1. 75日線より上位にあって、先の小波動のピークを上回っている「トヨタ」

  2. 75日線より上位にあって、先の小波動のピークを上回る可能性がある「みずほ」

  3. 75日線を最近上回って、先の小波動のピークを上回る可能性がある「NTT」
  4. 75日線を最近上回った「鹿島」
  5. 75日線より下位にあるが小波動のボトムを切り上げた「住友鉱」と「ソニー」
  6. 75日線より下位にあり、小波動のボトムの切り上げが確認できていない「新日鉄」と「野村」
となります。1週間前にも同じグラフを掲げましたが、1.〜4.などは着実によくなってきています。


(04.6.17) TOPIX 1166P(-0) 日経 11607円(-33) 11.2億株 (1兆1289億円)


NYダウは10379ドル(-0)と変わらず。ナスダックも1998P(+2)と変化なし。シカゴ日経先物は11635円。為替は110.00円

東京市場は昨日の上昇に続いての続伸とはならず。6月に入ってからは連続陽線は1回あるだけ。大きく上昇したあとは必ず2日3日はもたもたして陰線をつけています。 上昇に持続力がありません。

昨日「会社四季報・夏号」が発売され、今日届いたのでさっそく割安株のピックアップをしてみました。選択の基準はいつものとおり、(今期は05年3月期、来期は06年3月期です。)

 @来期の営業利益が10%以上伸びる
 A来期の純利益が20%以上伸びる
 B1株利益が15円以上ある
 CPEERは15倍以下である。

東証1部について検索すると以下の52銘柄がありました。今日の昼に検索し、今日の終値が確定した後に「計算」→「今日の相場」で次図を表示させましたが、値上がりしている銘柄が非常に多い。52銘柄のうち今日値上がりしたのは34銘柄、値下がりは12銘柄、変わらずが6銘柄という内訳です。「会社四季報」や「会社情報」が発売された直後であるので、割安株の発掘がさかんなことがわかります。

ただ今日明日、株価が上昇したのでもう買えないというのではなく、今後も上昇し・下降しの小波動をいくつも重ねていきますから、小波動のボトム近辺になれば買いを検討するということになります。今年の10月まではこの銘柄は有効です。


図の52銘柄を結果ファイルNo.175 に登録しました。

店頭株についても検索してみましたが、50銘柄ほどの割安株が出てきました。

いまは店頭株や2部株に人気があるので、明日この銘柄を掲げます。


(04.6.18) TOPIX 1149P(-16) 日経 11382円(-225) 10.6億株 (1兆1484億円)


NYダウは10377ドル(-2)と変わらず。ナスダックは1983P(-14)とややマイナス。シカゴ日経先物は11540円。為替は109.55円

この2週間は戻り高値圏での小動きとなっています。特徴は1日だけ大幅上昇をしてその後は2〜3日へこむという動きでしたが、今回も一昨日の大幅高のあとで、昨日今日と続落となりました。

相場が膠着状態になるのは、今が強弱の材料を織り込んでイーブンの水準にあるということです。これが打破されるには新しい材料(手掛かり)が出るのを待つほかはありません。

新しい材料が出るとして、それがプラス材料なのか、マイナス材料なのかはわからないのですから、この水準でエイヤーと運を天にまかせて買うわけにはいきません。

しかし日経平均・TOPIXについていえることは、

@現在の「主な株価」は小波動のボトムを表示しているので、小波動はまだ上昇中である。
Aしかし小波動のボトムからピーク、ピークからボトムの平均的な期間は12日前後であるが、直前のボトム(5月17日)から今日まで、すでに25日が経過している。
Bそうであれば、今後さらに小波動のピークが先に伸びるよりも、そろそろピークをつける確率のほうが高い。

と考えているので、ここはぜひ小波動のピークをつけて、「押し目」を作ってほしいところです。


店頭株の割安株を掲げます。図の50銘柄を結果ファイルに登録しました。結果ファイルをダウンロードしたいならば、以下のようにして下さい。
  1. 上の下線が引かれている「結果ファイルNo.174」の文字を右クリックして、
  2. 「対象をファイルに保存」を選び、
  3. 保存先は、ユーザーのHD(普通はc:ドライブ)の\tokenフォルダの下部の\DTKB10フォルダ(c:\token\DTKB10)を選択して保存して下さい。(週足に保存するなら、WTKB10を選択すればよい)
  4. 保存する際に、「ファイル名」をsrch174 .datから、srch006 .dat などのように数字を変更すれば、その結果ファイルNo.(この例ではNo.006 )に保存できます。(数字は001〜199までが使えます)なお「ファイルの種類」は「すべてのファイル」としておくのが無難です。
  5. 結果ファイルの一覧表に、タイトルは表示されませんが、結果ファイルNo.174を指示すれば、50銘柄が選択されます。


昨日の東証1部の割安銘柄、今日の店頭株の割安銘柄が決まりました。(この後株価がグングン上昇すれば、いつかは割安銘柄ではなくなりますが。)

あとは《カナル》を使って、これら銘柄がどうなったときに注目するかですが、基本は
  1. 小波動のボトムらしいことがわかったら買い。

  2. その小波動のボトムが近いことの大前提は、直前の波動はピークの表示でなければなりません。(直前の波動がボトムのときはすでに上昇を開始している。)

  3. さらに「中勢波動のモデル」からは75日線を中心にして株価は動くということから、現在株価が75日線近辺にあるものを注目されるとよい。
「店頭割安株」で75日に線に近づいている銘柄を掲げます。左の3銘柄は直前の波動はボトムなので上昇を開始しています。右の「共信テク」の直前の波動はボトムなので、ここからボトムらしさを探すことになります。

左の3銘柄は、75日線からいったん反落するならば、買いを検討されるとよいのではないか。

結果ファイル一覧表の整備のしかた

昨日・今日と「結果ファイル」(No.175とNo.174)を掲げましたが、結果ファイルを正しくダウンロードしても「結果ファイル一覧表」には、タイトルは反映されません。(昨日の結果ファイルNo.175をダウンロードしても、ユーザーの「結果ファイル一覧表」のNo.175のタイトルはちっとも変わっていません。)

「結果ファイル一覧表」には、No.175は「0603東証1部割安株(夏号)」とかのわかりやすい表示をさせたいものです。「結果ファイルの一覧表」を修正するには以下のようにしてください。(例は《カナル1》を使って、今日ダウンロードする結果ファイルNo.174の「結果ファイル一覧表」を正しくします。)
  1. スタート画面のメニューの「銘柄(M)」→「結果ファイル修正」をクリック。(またはツールバーの「メモ帳の絵」をクリック)

  2. 「結果ファイル一覧表」が現れます。すでに結果ファイルNo.174はこのHPからダウンロードしていますが、図のように「結果ファイル一覧表」のNO.174は空白です。(あるいは以前に使っていたタイトルのままです。)

    このNO.174のタイトルを「0603 店頭割安株.夏」と変更したいので、No.174を選択して、

  3. 「OK]ボタンを クリック。

  4. 結果ファイルNo.174(ダウンロードしたもの)が記憶する銘柄が紺色になります。「選択銘柄」は50銘柄になっています。

  5. 年月日とタイトルを入力してください。図では年月日は 040617 、タイトルは「0603 店頭割安株.夏」と入力しました。

  6. タイトルを入力したら「終了」ボタンをクリックして、これら(紺色になっている銘柄と年月日・タイトル)を記憶させます。


元のスタート画面に戻ります。銘柄を選択する際に「結果ファイル」ボタンをクリックして「結果ファイル一覧表」を出すと、図のように、さきほど入力したタイトルに変わっています。これで結果ファイルNo.174は「0603 店頭割安株.夏」であることがわかります。


(04.6.21) TOPIX 1166P(+17) 日経 11600円(-218) 11.0億株 (1兆1509億円)


先週末のNYダウは10416ドル(+38)と小幅上昇。ナスダックは1986P(+2)とわずかにプラス。

東京市場は反発。日経平均は+92円高で寄り付いた後にグングン上昇。10時にはザラバ高値11729円をつけて+347円高。

先週末の-225円安の反動高あるいは押し目チャンスと思った向きの買いが出たとしてもやや異様な上昇ぶりでした。出来高は11億株、売買代金は1兆1500億円と、ザラバで+347円高をするようなボリュームではありません。

どうも日経先物を中心にして妙な仕掛け買いが入っている感じです。自然の動きではないので、出来高は増加せず、前場で一定の参加者が買ってしまうとそれ以上の上昇力がない。 1日しゃくり上げて、2日3日小幅下落するというパタンがまた繰り返されそうです。いまのところしゃくり上げるとともかく戻り新高値を取っているので、目先筋はまだわずかな利食いができて、なんとか売買資金は回転してはいそうですが、しゃくっても新高値を取れないことになれば、全部の目先筋の回転が止まりますから、こういう力まかせの相場が壊れると、下落は想定以上の大きなものになりかねません。

先週末に東証1部と店頭株の割安銘柄を掲げましたが、現時点ではこれぞ買いのタイミングであるという銘柄はあまり見当たりません。買いを考える局面というのは、
  1. 株価は200日線より上位にある。(大勢は上昇波動である)という大前提があって、中勢モデル波動の青丸の位置にあるときです。すなわち

    1)株価が25日線まで落ちてきたG点。これは短期で大幅な上昇が期待できますが、もたもたしているとH→Iの急落に引っかかる危険もある。

    2)75日線まで落ちてきたE点。これはまだ上昇期間の半分のところで、時間的にも値幅的にも最も有利な局面です。

    3)はいったん75日線まで戻ったが、再び反落した位置で、このままA点を下回って下降波動に逆戻りするかもしれないが、A点を割らずして上昇したときは、最も安い株価で買い、最も長期間に、最も値幅を稼ぐことができます。


  • 一方、株価が200日線を下回っているときは大勢波動が下降波動になっているのではないかと注意せねばなりません。大勢波動が下降波動になっていれば、中勢モデル波動のE点以降の上昇は期待できません。多くはA→B→C→Dで上昇は終わりです。D→Eへの下落を「押し目」と思うとえらい目にあうことが多い。


    図は
    1. 株価が200日線より上位にあって、
    2. 75日線を大きく抜いてから、
    3. 75日線まで下落しつつある
    という場面です。モデル波動では、これからE点になろうかという局面です。ここで再上昇の兆候が出れば買いを考えるところ。

    図は200日線を割り込んだ例。
    1. 単に200日線を割り込んだA点ではよほどの突っ込みがあって、リバウンド狙いで無い限りは買いは考えるところではない。

    2. ところがBで200線まで戻したのは、200日線をクリアする前触れかと思われ、

    3. その後の反落C点がA点以上で止まりそうだと思えたならC点以降で買ってもよい。(図では中勢波動のC→Dへの上昇の中間点にあると思われる)
    こういう点に留意して、割安株の買いタイミングを計ってください。


  • (04.6.22) TOPIX 1162P(-2) 日経 11581円(-18) 10.8億株 (1兆 207億円)


    NYダウは10371ドル(-44)と反落。ナスダックも1974P(-12)と反落。シカゴ日経先物は11550円。為替は108.85円

    東京市場は昨日先物主導でしゃくり上げた後だけに、例によって今日は反落となりました。市場の参加者は徐々に減ってきています。今日は出来高10.8億株・売買高1兆207億円と大台ギリギリのところまで低下。 無理してしゃくればしゃくるほどシコリが累積していきます。よくない。

    先週結果ファイルNo.175として「0603 割安株・夏」の52銘柄を掲げました。52銘柄についてザッとグラフを見ましたが、どうも今すぐ買いのタイミングになりそうな銘柄は少ない。

    割安株を掲げだしたのは今年の1月からですが、HPで取り上げた銘柄は気になるので、これら銘柄(6326クボタ、6393油研工、6440JUKI、6755富士通ゼ、6985ユーシン、8051山善、9889JBCC)の株価は毎日チェックしていますが、先週掲げた「0603割安株・夏」よりも値動きがよい。最近でもJUKI・クボタ・富士通ゼなどは大きく水準を訂正しました。

    つまり、市場が今評価しているのは今期(05年03月)の利益であって、06年03月の利益ではないわけです。今のところ市場の視界は05年03月期までのようです。(そのうち06年03月を視野にいれるようになるが)そうであれば先般の「0603割安株・夏」52銘柄はやや先走り過ぎであるので、05年03月期の業績を対象にした割安株を選びました。(当面はこちらの銘柄のほうが動きやすいか。)

    選択の基準(の数値)はいつものとおり、(前期は04年3月期、今期は05年3月期です。)

    @今期の営業利益が10%以上伸びる
    A今期の純利益が20%以上伸びる
    B1株利益が15円以上ある
    CPEERは15倍以下である。

    東証1部について検索すると以下の49銘柄でした。

    図の49銘柄を結果ファイルNo.173「0503割安株・夏」 に登録しました。結果ファイルをダウンロードしたいならば、以下のようにして下さい。
    1. 上の下線が引かれている「結果ファイルNo.173」の文字を右クリックして、

    2. 「対象をファイルに保存」を選び、

    3. 保存先は、ユーザーのHDの\tokenフォルダの下部の\DTKB10フォルダ(c:\token\DTKB10)を選択して保存して下さい。(週足に保存するなら、WTKB10を選択すればよい)

    4. 保存する際に、「ファイル名」をsrch173.datから、srch005.dat などのように数字を変更すれば、その結果ファイルNo.(この例ではNo.005)に保存できます。(数字は001〜199までが使えます)なお「ファイルの種類」は「すべてのファイル」としておくのが無難です。

    5. 結果ファイルの一覧表に、タイトルは表示されませんが、結果ファイルNo.173を指示すれば、49銘柄が選択されます。


    (04.6.23) TOPIX 1156P(-6) 日経 11580円(-0) 13.1億株 (1兆2542億円)


    NYダウは10395ドル(+23)と小反発。ナスダックも1994P(+19)と上昇。シカゴ日経先物は11665円。為替は109.20円

    @朝方の外国証券のオーダーは3日連続の買い越し。A7月1日に発表される6月の日銀短観の大企業製造業のDIは平均して+17になるとの民間予想が日経朝刊に出ていたこともあって、東京市場は高寄りして始まったものの次第にジリ貧。

    ハイテクの比重の高い日経平均は前日比変わらずとなりましたが、銀行・証券・保険・不動産・通信などは大きく下落し、これらウエートの高いTOPIXはマイナス。「1歩進んで2歩足踏み」のパターンは破れず。

    DIが+17というのは1991年以来だそうだから、もし相場が強いものであれば、今日なぞは急上昇のスタートとならねばならないところです。そうはならないのは、@4月に買い上げた内需株特に銀行・不動産株の整理ができていないこと、A今月中にも発表されるTOPIXの新基準が明らかになっていないこと、が原因のようです。

    TOPIXは現在のところ各銘柄の時価総額(株価X発行株数)の合計を基準に計算していますが、今度は@親会社の持ち株は除いて時価総額を計算する、あるいはA特定の株主(オーナー一族)の持分は除いて計算する、またはB浮動株比率に応じた時価総額を計算する。など発行株数から流動性 のある株数に基準が変更されることは確かです。

    とにかく浮動株数の少ない会社は、TOPIX算出の際に時価総額の何分の1かにしか評価されなくなる。

    例えば、時価総額第2位のドコモは時価総額9.6兆円ですが、NTTはドコモ株の61%を保有しているので、残り39%が市場に出回っている時価総額です。9.6兆円の39%は3.7兆円です。TOPIXに連動させるファンドはドコモ株の時価9.6兆円に見合う分のドコモ株を保有しているが、今度は3.7兆円分に見合う株数を保有すればよいことになる。余分になったドコモ株は市場で売られるのでドコモの株は下落する。

    そういうことを考えて6月に入ってからドコモ株は下落しています。同じことがヤフーにも起きているらしい。ヤフー株の75%はソフトバンクと系列会社が保有しているので、ヤフー株は一時的にファンドが放出する可能性は大いにあります。時価総額の大きい銘柄がこういうことで売られていれば、TOPIXはナカナカ上昇しないはずです。

    昨日は、05年03月期の東証1部の割安株を掲げましたが、今日は店頭株の割安53銘柄を掲げます。


    (04.6.24) TOPIX 1168P(+12) 日経 11744円(+163) 12.6億株 (1兆3320億円)


    NYダウは10479ドル(+84)と反発。ナスダックも2020P(+26)と続伸。シカゴ日経先物は11720円。為替は108.55円

    昨日の米国株価指標は、NYダウ・SP500の両指数が戻りの新高根を更新し、ナスダックも戻り高値寸前まで反発したので、価値ある上昇でした。

    東京市場は「1歩進んで2歩足踏み」のパターンでは、今日はしゃくり上げる日に当たりましたが、やはり上昇。日経平均は11744円と高値引けである上に、3日前にしゃくり上げた日のザラバ高値11729円を上回り、戻りの新高値をつけました。

    TOPIXの《デンドラ》の4つの上値メドは、5月21日に、@1106P、A1127P、B1137P、C1200P を掲げました。当時としてはCの1200Pは途方もなく高いメドであり、小波動のひと波動でこれをクリアすることは出来ず、1回目の上昇波動でA1127PかB1137Pに到達し、いったんは下降波動に入り、再び上昇波動に入ったときにC1200Pがターゲットになると思っていました。

    Aで1144Pをつけたので、これで1回目の上昇は終わり、この後反落して、2回目の上昇に入るかと思っていましたが、反落はBの1119P(終値)までであり、高値からの下落は25Pほどしかありませんでした。調整不足であったので、その後の上昇波動はモタモタした動きになっていますが、それでも3日ごとに戻りの新高値をつけるというジリ高になっています。

    今回の戻りは異様です。上図のAまでの戻りは予想したところですが、@この後の反落は小さくリズムがない。A出来高の増加もない。元気のある相場であれば上図のa,bのように9日V相対力(出来高の9日平均の9日相対力)は80以上になりますが、今回のcのV相対は60に達していません。この程度の出来高では上昇が続くはずはないと思われるのに、ジリジリと戻り高値を更新している。

    右図は日経平均と25日騰落レシオですが、25日騰落レシオが120以上になったのは、図のa,b,c,d,eです。終値ベースで新高値になって騰落レシオが120以上になった日からピークまでの日数を見ると、
    1. は7日目にピーク(9990円)をつけた。
    2. も7日目にピーク(11033円)をつけた。
    3. は2日目にピーク(11103円)をつけた。(先にぽつんと120になった日からは8日目である)
    4. は連続して26日間、騰落レシオは120以上になりましたが、これは2つに分解できます。1回目は2日目にピーク(11537円)をつけ、2回目は13日目にピーク(12127円)をつけた。
    5. は現在で、戻りの新高値で騰落レシオが120以上になってから、今日で7日目です。
    だいたいが、@その波動で新高値になって、A初めて騰落レシオが120以上になった日から、B7日目か8日目にピークになる、ことが見て取れます。

    dは2回目の中勢上昇波動の最後の場面ですから、楽観人気は極限にまで達しており、騰落レシオが例外的に26日間連続したのは、そういうことですが、今回は3回目の中勢波動のまだ始まりのステージですから、このまま騰落レシオ120以上が延々と続くとは思われない。日経平均でいえば500円以上の下落(調整)が近々あるはずだと思っています。


    (04.6.25) TOPIX 1172P(+3) 日経 11780円(+36) 11.7億株 (1兆2071億円)


    NYダウは10443ドル(-35)と小反落。ナスダックも2015P(-5)と小安い。シカゴ日経先物は11755円と東京市場をリード。最近はシカゴのほうが東京より高いことが多い。為替は107.10円の円高。

    東京市場は「1歩進んで2歩足踏み」のパターンは今日で崩れました。小幅ながら日経平均は連続して戻りの新高値を更新。TOPIXは今週月曜日のザラバ高値1176Pは更新できなかったが、2日連続高。

    《デンドラ》の日経平均の上値メドは5月21日に掲げたように、低いほうから@11030円、A11240円、B11345円、C11871円、ですが、どうも最高の上値メドの11871円がターゲットになりそうです。(これは意外だった)


    TOPIXの算出方法の基準変更は6月中に発表されるはずでしたが、7月まで延期されたとか。ドコモ・ヤフーは小反発。

    株価指標の目下の戻りはよくわからないというのが実感です。変な現象はいくつもあります。昨日日いった@騰落レシオが高い、A出来高が増加しない、B5月以来の戻りの期間は、小波動の平均的な上昇期間の2倍以上になっいる(今日で29日間上昇)、C上昇の核になっている銘柄が不明である。こういう現象があるのにジリジリと上昇し続けています。

    Cを明らかにするために、6月に入ってから、@終値で一番安い日から、Aその後の最も高い日までの上昇率の大きな銘柄をピックアップしてみました。

    図は6月中の安値→高値の上昇率ベスト30です。銘柄を見るとまあ見事に主力株は入っていません。(主力株とは機関投資家・外国証券が売買する銘柄)このことが「C上昇の核がない」 という印象を与えたわけです。

    30銘柄中のトップは8868「アーバン」ですが、これは3月 19日に掲げた結果ファイルNo.176「0503増益割安」の35銘柄に入っています。(6755「富士通ゼ」も割安35銘柄のもの)

    先日掲げた結果ファイルNo.173「0503増益割安・夏」の49銘柄から、9645「DSC」、8025「ツカモト」もランク入りしていますが、これは割安株として掲げた日より前からすでに上昇していたので、「割安株」の効力ではありません。



    そこで、3月19日に掲げた結果ファイルNo.176「0503増益割安」の35銘柄が、@掲げた日以降の安値(終値)から、Aその後の高値(終値)まで、Bどれだけ上昇したのか、を調べたのが右図です。

    8868「アーバン」の上昇率はなんと144.0%です。下って17位の7020「サノヤス」の上昇率が30.0%です。すなわち「割安株」の半数は、HPに掲げた後の安値から30%以上の上昇をしています。

    あなどるべからず「割安株」です。今回掲げた結果ファイルNo.173「0503増益割安・夏」の49銘柄も期待に答えてくれるものと思います。


    (04.6.28) TOPIX 1186P(+3) 日経 11884円(+103) 10.9億株 (1兆1552億円)


    週末のNYダウは10371ドル(-71)と続落。ナスダックは2025P(+9)と小反発。シカゴ日経先物は11775円。為替は107.50円。

    いよいよ今週は、30日のFOMCの金利引き上げ、1日の日銀短観の発表があります。FOMCは0.25%が、短観のDIは+17程度が市場のコンセンサスですが、このことはすでに市場は織り込み済みであると思われます。

    東京市場は戻りの新高値を更新。日経平均は《デンドラ》の最高の上値メドである11871円を上抜く11884円。(TOPIXの上値メドは1200Pなのでまだ到達していない) 出来高は10.9億株と不足ながら、ジリジリ上昇して、まあよくぞこの上値メドまで戻ってこれたものです。

    日経平均・TOPIXは5月17日以来、今日まで31日間、小波動のピーク・ボトムは出ませんでした。「ピークを表示した後の押し目のボトムの近辺で買う」という方針であるので、日経平均・TOPIXについてはやりにくいことこの上がなかったのですが、ここまできたのだからピーク待ちの態度は変えません。

    個別の銘柄では、@小波動のピークを出し、A反落し、Bボトム近辺で「3陽連」を出している銘柄が次々に現れてきています。先日掲げた結果ファイルNo.163「0503割安株・夏」の49銘柄について、条件表No.28「HPボトムからの3陽連」を使って検索したところ、以下の4銘柄に買いマークが出ています。



    4401「旭電化」は昨日買いマークを出して、今日は急伸。今日も買いマークを出しましたが、すでに値は飛んだ。

    6305「日立建機」は昨日買いマークを出して、今日は戻り高値で思案の「十字足」。

    8840「大京」はきれいな3陽連となり、まだ値段も上がっていないが、UFJの債権処理の問題がある。

    9912「ダイワ情」は新高値となっての買いマークです。42日A相対が75.7と高い(図のピンクの水平線は75の水準を表す)ので、ここから飛び乗ることは無理だが、新高値であるので短期急騰の可能性も否定できない。

    以上4銘柄は「買いマークが出ていた」というだけのことで、勧めているわけではありません。これからもこのような銘柄はいくらでも出てきますから。


    (04.6.29) TOPIX 1187P(+0) 日経 11860円(-23) 12.8億株 (1兆2124億円)


    NYダウは10357ドル(-14)と小幅ながら3日連続安。ナスダックも2019P(-5)と小反落。シカゴ日経先物は11875円。為替は107.90円。

    今朝の外国証券のオーダーは売りが2260万株に対して買いが4020万株となり、1760万株の買い越し。先週末にも4000万株の買い注文が出ていましたが、この日の日経平均は+36円。今日の4000万株の買いでは-23円と、最近は外国証券の買いが、その日の相場に大きな影響を与えなくなっています。

    しかし、@7月から海外のファンドの下期が開始するので、7月頭の外国証券のオーダーが買い越しを維持できるのか。同じくA7月1日の日銀短観がずいぶんよい内容のようであるとの判断から先週末からの買い注文が増加していますが、短観発表後もこの傾向が続くのか。このように7月以降の外国証券のオーダーの動向は非常に重要です。

    「お知らせ」にも書いていますが、商品先物用のソフトとして《コモディティ》があります。《コモディティ》は商品先物のデータを使いますが、データは@タイコム証券のHP(無料)、AEコモディティのHP(口座開設者のみ)、BインタラプトのHP(有料)の3か所から入手することができていました。

    @タイコム証券のデータは無料なので、最もよいデータの入手先でしたが、7月5日をもってこのサービスは終了するとのことです。4〜5年前にタイコム証券が、誰でも無料でダウンロードできるHPを作るというので、データ様式についての相談を受けたり、過去のデータを提供したり、と少しは協力しましたが、当時の担当者は残っておらず、いつしかタイコム証券とも疎遠になってしまいました。

    4年・5年とたつと状況が変わってきます。無料でデータを配信し続けることは配信先のコストの問題があってなかなか難しい。で、《コモディティ》のユーザーがとるべき道は、AEコモディテイに口座を開設され、無料データをダウンロードするのが一番確実です。(このデータも10何年以上前に「東京ゼネラル」から頼まれて、うちのソフトで扱えるように変換プログラムを作ったという経緯があります。当時の担当者はやはりもう誰もいない。)

    B「インタラプト」と契約して有料のデータをダウンロードするというのが次なる方策。次に、@タイコム証券に口座を開くとタイコムが用意している「Trading Master」というソフトが使えます。このソフトのデータを《コモディテイ》で変換できるようにしたいと思っていますが、まだ作ってはいません。(たぶん7月5日までにはできる)

    しかし、Eコモディテイにしろタイコム証券にしろ、あくまでも口座開設者に対するサービスであることには違いなく、サービスにかかるコストと顧客からのリターン(手数料)のバランスが悪くなれば、このサービスがなくなる可能性もあります。

    ここまでの話は《カナル》のユーザーには関係ありません。《カナル》で使えるデータの基本・中心はマスターネット(ゼロ(株)が運営)が提供しています。マスターネットとの付き合いはもう16年以上になり,会長・社長・担当者とは大阪で付き合いのあった人たちばかりです。このデータサービスの継続性については心配していません。 ついでのことなので株価データの入手について少し。

    この10日間に「《カナル2》でこういうことができますか?」の問い合わせが急に増えました。「全部できる」と返答していましたが、そのうち理由がわかりました。東研ソフトは1982年から株式ソフトを発売していますが、同じ時期には「ケン・ソフト」という会社が唯一の有力な株式ソフトのメーカーでした。その社長が急死され、「ケン・ソフト」独自のデータの配信がストップしたのが理由でした。(この方は間接的にしか知りませんが、おそらく私と同世代であったはずです。当時のよきライバルとしてご冥福を祈ります。)

    個人あるいは少人数でデータ配信をすることは危険です。いつなんどき配信できない事態になるとも限らない。やはりデータは組織的に配信できる体制が整っている会社に任せるべきである、というのが東研ソフトの考えです。《カナル》で使えるデータは、これでも結構検討して決めています。それも相手から《カナル》のデータに変換できるようにして欲しいという要望があった場合だけです。

    これまでにもデータサービスの会社の要望によって《カナル》で変換できるようにしたものは、@日経テレコム(今は廃止)、A有線ブロード(今は廃止)、Bシステック(文字放送からダウンロード)、Cゼロ(マスターネット)の4社です。いずれも上場企業ないしは有力企業です。そのほかの個人がやっているHPからのデータサービスは継続性に疑念があるので《カナル》では対応していません。

    こういう吟味をしていても、@日経テレコム、A有線ブロード、Bシステック、はデータサービスを廃止しました。さすがに5年や6年で終わったところはありませんが、かようにデータの配信はジミな努力が要求されます。ユーザーとしてはデータ料はタダというのが理想ですが、タダほど高くつくものはない。サービスには対価を払って、その継続性を支えてはじめて株価データが確保できるのです。


    (04.6.30) TOPIX 1189P(+2) 日経 11858円(-1) 11.2億株 (1兆1383億円)


    NYダウは10413ドル(+56)と反発。ナスダックも2034P(+15)と上昇。シカゴ日経先物は11900円。為替は108.20円。

    今夜のFOMCの決定も、6月の日銀短観も、いよいよ明日になればはっきりします。はっきりしますが、すでに米国短期金利の+0.25%引き上げと大企業製造業のDIが+17になることは相場に織り込んでいますから、これを基準にしてどう違うかというのが新たな材料でしかなく、今となってはそう大きな材料ではありません。 むしろ発表が予想の範囲内であれば、材料出尽くしとして株価は下落する可能性のほうが高いのではなかろうか。

    今日は月末でもあるのでおおむねは手控え気味で、出来高・売買代金とも減少。ただし個人投資家の低位株に対する物色はさかんです。株価がここまで戻してくると、5月の急落による個人投資家のダメージも7割8割かたは治癒したようです。

    完全復帰とはいえないのは売買の対象が三菱自・カネボウといった問題あり銘柄であり、値動きのサヤを抜こうという短期売買がまだ中心です。


    5月17日を安値として予想外に押し目を作らずに上昇してきた日経平均・TOPIXの両指数ですが、条件表No.2「日経平均用'96」はともに売りマークを出しました。

    5月17日以来3度目の売りマークです。売りマークが出た日が小波動のピークとなるというのが理想ですが、過去2回の売りマークの後は2〜4日は安くなったものの小波動のピークをつけるほどの下落はしませんでした。

    今回は3度目の売りマークですが、「2度あることは3度ある」のか、「3度目の正直」となるのかどうか。

    現象としては、@日経平均は《デンドラ》の最上位の上値メドに達した。ATOPIXは小波動が上昇開始して32日目にして5連続陽線となった。(高値圏での5連続陽線はヤバイ)。B9日順位相関は+80を超えている。などから小波動のピークとなってもよいところです。

    しかし今回の上昇波動はダラダラと戻しているので過熱感は出ておらず、株価指数の動きにはメリハリがありません。 扱いにくい動きが続いています。


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