TOPIXをどう見たか・判断したか (04年4月)

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(04.4.1) TOPIX 1175P(-4) 日経 11683円(-31) 17.8億株 (1兆7474億円)


臨時休業。



(04.4.2) TOPIX 1184P(+9) 日経 11815円(+132) 15.6億株 (1兆5821億円)


NYダウは10373ドル(+15)と小反発。ナスダックも2015P(+20)と上昇。シカゴ日経先物は11770円、為替は103.65円とさらに円高方向へ。

大幅な円高にもかかわらず相場は強く、日経平均・TOPIXともに終値ベースでは新高値。昨日から新年度になり、売買代金は1兆7000億、1兆5000億とエネルギーが一層増加。

昨日3月の日銀短観が発表されましたが、業況判断指数(DI)は大企業製造業が+7→+12→(+12)、大企業非製造業も0→+5→(+1)へと大きくアップ。(()内は先行き)非製造業がプラスになったのは7年ぶりだとか。ただし6月の先行きは製造業は横這い、非製造行は-4の変化であり、ここからは慎重姿勢のようです。

先行きのDIが大きく変化する業種をみると、
@鉄鋼が-2→+20へ+22のアップ
A飲食店・宿泊が-25→-7へ+18のアップ
B情報サービスが+13→+25へ+12のアップ
C電気機械が+6→+17へ+11のアップ
D繊維が-6→+4へ+10のアップ
E通信が+8→+18へ+10のアップ
F石油石炭が+5→+14へ+9のアップ
G紙パルプが+15→+22へ+7のアップ
このあたりの業種の銘柄は注目。

3月19日に掲げた「割安株」35銘柄でいえば、@5401新日鉄・5411JFE、A7421カッパク、C6755富士通ゼネ、G3946トーモク、などが該当しますが、たった10日のうちに随分上昇した銘柄もあるので、近々新しい「割安株」の選出をせねばならないようです。


(04.4.5) TOPIX 1199P(+15) 日経 11958円(+142) 17.6億株 (1兆7007億円)


米国の3月の雇用統計が発表され、2000年4月以来の雇用者数の大幅なアップが明らかになりました。これまで米国経済はジョブレス・リカバリー(雇用なき回復)と言われてきましたが、景気回復の恩恵が広がり始めたことが確認できました。

NYダウは10470ドル(+97)と続伸。ナスダックも2057P(+42)と大幅続伸。シカゴ日経先物はいちはやく12035円と12000円台を先取り。為替は104.45円と、米国経済の回復からドルが見直されて、円高は休止し104.45円へ。


米国の3月の雇用統計が発表され、2000年4月以来の雇用者数の大幅なアップが明らかになりました。これまで米国経済はジョブレス・リカバリー(雇用なき回復)と言われてきましたが、景気回復の恩恵が広がり始めたことが確認できました。

NYダウは10470ドル(+97)と続伸。ナスダックも2057P(+42)と大幅続伸。シカゴ日経先物はいちはやく12035円と12000円台を先取り。為替は104.45円と、米国経済の回復からドルが見直されて、円高は休止し104.45円へ。

東京市場は、@米国株高、A円高の休止、Bシカゴ日経平均先物高、C今朝の外国証券のオーダーは2000万株の買い越し、と懸念すべき材料は皆無となって、上昇。

後場寄り後、日経平均は12003円と1年10か月ぶりに12000円台に到達しましたが、利食い売りが出てやや下げて引けました。それでも今日は、先週5日間が上値を押さえられて高値保合いで終始した水準から飛び放れた初日であるので、今週はまずは快調な上昇が続く感じです。

3月に入って確定した《デンドラ》の4%波動による上値メドは変化がありません。最も高い上値メドは、日経平均が12334円、TOPIXが1216Pです。今日の株価からすれば1日か2日でこれをクリアすることも難しいことではありません。

日経平均は3月1日に、最も高い上値メドは12334円であるとデンドラは表示しました。今日の終値11958円からは、あとは380円足らずのところです。この12334円という水準はデンドラがいうだけでなく、それなりに尊重すべき水準です。

図で大きく上昇した小波動は、(a→b)と(c→d)ですが、この波動のスケールは以下のようになっています。
  1. a(9856円)→b(11193円)。25日間で+1337円上昇。

  2. c(10299円)→d(11643円)。19日間で+1334円上昇。

  3. e(11071円)→f(この先、上限線は12334円)。
(a→b)・(c→d)の上昇幅がともに1330円ほどであるのは注目です。(1300円ほど上昇したなら、随分上昇した。これ以上の上昇は難しい。と市場はこれまでは判断してきたわけです。)今回も+1335円の上昇をすると仮定すれば、行き着く上値は12406円になります。デンドラの上値メドを少し上回る水準です。ここからしてもデンドラの上値メドの12334円近辺は、この上昇する小波動の当面のピークとなるのではなかろうか。

上昇の日数は(a→c)が25日間、(c→d)が19日間と短縮されているので、(e→f)はさらに短くなるのではなかろうか。今日はeから10日目なので今週ないし来週の前半に小波動のピークがあってもおかしくない。

小波動のピークを出し、ついでにデンドラの4%波動が陰転すれば、新しい上昇波動が生まれる準備ができるわけですから、来週前半からいったんは下げたほうが好ましいのです。


(04.4.6) TOPIX 1209P(+10) 日経 12079円(+121) 21.2億株 (2兆2000億円)


NYダウは10558ドル(+87)と続伸。ナスダックも2079P(+21)と3連騰。シカゴ日経先物は12080円。為替は104.85円とやや円安方向へ。

今日も東京市場は続伸。出来高は21.2億株、売買代金は2兆2000億円と強烈な買いエネルギーです。SQ以外の日で売買代金が2兆円を突破したことは記憶にありません。なにも問題なし。

04年03月期の決算が明らかになるのは4月末から5月末にかけてですが、同時に05年03月期の業績予想も発表されます。日経新聞に毎日掲載されている東証1部の全銘柄の「来期予想」基準のPERは30.81倍になっています。この場合の来期予想というのは、(まだ04年03月の決算が確定していないので)04年03月の予想ということです。

実際には04年03月の決算が発表されると、発表された数字は「前期PER」に入り、同時に発表される05年03月の予想が「予想PER」に入るようですから、4月末からは次第に「予想PER」の内容は05年03月の真の来期予想に変わっていきます。

今の予想PERが30倍というのは割高です。ただ05年03月の業績予想の数値がでるに従って、予想PERの数字は低下するはずです。05年03月が04年03月より20%の増益になるのであれば、予想PERは30倍から25倍へ低下します。30%の増益になるなら23倍に低下します。

問題は5月末にほぼ出揃う05年03月の業績予想を基準にしたPERが何倍になるかです。5月末の予想PERが25倍を超えているようだと、東京市場は世界に比べて割高であると考えねばなりません。その意味でも4月から5月末の決算発表は大いに注目するところです。

《デンドラ》の上値メドと小波動のピークとの関係について、ひとこと。図は8411「みずほF」のデンドラ(10%波動)の上限線・下限線です。

私は、日経平均やTOPIXなどの株価指数を見るときは4%波動を利用していますが、個別の銘柄を見る際には8%波動か10%波動を使います。8%と10%のどちらがよいのかと言われれば、8%・10%の両方を見て、「主な株価」がその表示する上値メド・下値メドによく一致しているほうを使うと答えるしかないのですが、一般的には
  1. 1つの小波動大きさが15%程度(安値500円→高値575円)までのときは8%波動を使い、

  2. 1つの小波動大きさが20%を超えるような大きな動き(安値500円→高値60 0円)になってくると10%波動を使います。
で、「みずほF」は10%波動を使っているのですが、ここまでに小波動のピークを考えた時期は、図のA,a,bでした。いずれもデンドラの上値メドの水準近辺で、
  • Aは3連続陰線になり
  • aは高値圏で下ヒゲの長い足になり
  • bは新高値での陰線になり
と「上げ止り」かの兆候があったからです。しかしa,bでは「転換か」の現象は出ず、小波動のピークをつけることなく上昇を続けました。

さてデンドラの最も高い上値メドは4190円でしたが、cの日にこれを軽々と突破し、現在もこの水準を超越しています。

こういうときはどう対処すればよいのかですが、方法は2つあります。いずれもすでに述べたことです。
  1. 小波動のピークが判断できたら売る。

  2. 「利を伸ばすには」でいったように、新高値を取った重要ポイントを下回ったら売る。
です。1.については何度もいってきました。2.について述べると、
  1. 重要ポイントとは、1日の値幅が終値の5%以上ある(高値530円・安値500円・終値520円のとき、(530-500)/520=5.77%)日の安値をいう。

  2. 株価が新高値を取って重要ポイントが出たら、その日の安値が「利食い水準」になる。

  3. 株価が利食い水準を下回ったら売却する。(株価は終値を使ってもよいし、高値を使ってもよい。)
図では、Aのピークを上抜いた後にでた重要ポイントはイロハニホの5か所であるが、その後株価(終値でも高値でも)は、この水準を下回っていないので、売却することなく買い玉は保持したままです。

最新のところではホの安値4570円を下回らぬ限りは「みずほF」の上昇は持続していると思わねばなりません。


(04.4.7) TOPIX 1204P(-4) 日経 12019円(-60) 19.3億株 (1兆7632億円)


NYダウは10570ドル(+12)と4日続伸。ナスダックはノキアの業績下方修正を受けて2059P(-19)と小反落。シカゴ日経先物は12090円。為替は105.70円と円安方向へ。

東京市場はナスダック安からハイテク・半導体・自動車が売り先行。しかしみずほH・UFJなどの銀行株の一部は大きく上昇。指数は少しマイナスになったものの、出来高19億株・売買代金1兆7000億円と押し目買いの意欲は十分です。

ダイエー・イオンなど小売の2月決算が発表されています。これを受けてダイエーなどは上昇していますが、発表が終わった後に材料出尽くしとならないかを見ておかねばなりません。

昨年10-12月の四半期決算発表の前に電機・ハイテクが好業績の予想を先取りして株価は上昇したものの、決算発表と同時に値を崩していった経験はついこの前の話です。

「小波動」と《デンドラ》の上限線の関係の続きです。図は8051「山善」の小波動と10%波動の上限線。

山善はA(238円)で当時の最も高い上限線の237円に到達し、小波動のピークとなりました。しかしその後の押しは浅く、210円まで下げた後にbの重要ポイント(陽線)を出して上昇し、上限線を突破しました。

翌日B(251円)で小波動のピークとなりましたが、この後の押しも浅く、ほとんどは上限線の上位で推移していました。cはHPで山善を注目しているといった日で「十字足」を出した日です。この日はまだ上限線にからまっていました。

この後、Bの高値を上抜いて、3月2日に新しい上値メドが表示されました。最も高い上値メド(青色線)は285円でした。
d(290円)でこの水準に到達したので、ここで「小波動のピークか」の判断をするところです。
実際には翌日eで、b以来の重要ポイントを出し上限線を突破したので、d以降はデンドラの守備範囲を超えてしまいました。

eの日以降は、デンドラの上値メドがありませんから、昨日いったように、@重要ポイントを下回れば売り、A小波動のピークの判断ができれば売り、のどちらかを使って売りの判断をすることになります。


(04.4.8) TOPIX 1209P(+5) 日経 12092円(+72) 18.8億株 (1兆4699億円)


NYダウは10480ドル(-90)へ反落。ナスダックは2050P(-9)と小幅続落。シカゴ日経先物は12000円。為替は105.20円とすこし円高。

東京市場は朝方はNYを気にして下落したものの前引けでプラスに戻り、後場は上昇・まったく買い意欲旺盛です。今日は鉄鋼・非鉄・ガラス・石油といった素材株が買われ、大手銀行に比べて出遅れている地銀株、決算が相次いでいる小売株も買われました。とにかく毎日何かの業種が物色されます。

多くの銘柄は3月に入ってから押し目を作ることなく上昇しているので、いったん利食いしてしまうと、「押し目待ちに押し目なし」で、次の銘柄がなかなか買えない。という方もおられるでしょう。

最近よく上がった銘柄だけに目を向けていては、これら銘柄の押し目は買えず、しんぼうたまらぬと飛びつけばそこが高値になる。ということはよくあります。ここは基本に戻ってみてはどうでしょうか。

株価の方向性の「根本」は200日線です。(75日線は「基本」といってよい)株価は200日線を超えると大勢上昇波動が確認でき、200日線まで下げて上昇波動の終わりが確認できます。

200日線を下回って下げて行けばもうその銘柄を買うことはできませんが、すぐに200日線を上回るものも多くあります。「再生」です。 図の7971「東リ」は
  1. aで200日線を上抜き、bまで上昇しました。(上昇波動が始まった)
  2. cへの下げは押し目買いのチャンスです。
  3. cでは一度200日線を下回りましたが、すぐにdで上回り、ここで「再生」。(再度の上昇波動が始まった)
  4. dからeへ上昇し、現在は押し目を作りつつあります。
  5. ここからは押し目が完了するのを注視していればよい。押し目完了は「小波動のボトムの判断」でできます。
で、図のcやfに買いマークが表示されていますが、これは条件表No.49「TP 200日線上抜き後押し目」で描いたグラフです。条件表No.49は3年か4年前に作り、HPでも解説したように思いますが、いまでも有効です。この条件表で検索される銘柄は200日線を上回って45日(2か月)以内のものです。つまりはまだ生まれた(あるいは再生した)ばかりのものです。これからの銘柄です。 《カナル2》Ver.5にはNo.49として設定してあります。



(04.4.9) TOPIX 1190P(-19) 日経 11897円(-195) 17.6億株 (1兆4471億円)


NYダウは10442ドル(-38)と続落。ナスダックは2052P(+2)と小幅高。シカゴ日経先物は12035円。為替は106.20円と円安。

イラクで日本人3人がテロ組織の人質となり、組織は自衛隊の撤退を要求。日本もテロの対象とされていることは、かねてより言われていましたが、現実のものとなりました。

今日はこのニュースをきっかけにして東京市場は下落。ちょうど相場が過熱気味であったので、下落の口実になった感じです。この相場は日本の@景気回復・Aデフレ脱却近し、を理由にして買われているのですから、イラクの問題は相場の方向を変えるものではありません。

オプションのSQがあったとはいえ、出来高が17.6億株・売買代金が1兆4000億円とエネルギーの減少はなし。

次図は1999年3月〜2000年5月にかかての日経平均のグラフです。ネットバブルと呼ばれた歴史的な相場でしたが、この相場の裏づけとなったのはやはり景気の回復でした。その景気回復は米国発の通信・情報・ネットへの投資がもたらせたものでしたが、好況期は史上最短の22か月でした。それに対応して日経平均も1998年10月から2000年4月にかけて18か月間上昇しました。 この相場は、@夢を買った、A買われたのは通信・情報・ネット関連の銘柄だけであった。という特殊なものでした。(それでも夢の相場は1年6か月続いた)

当時、日経平均が200日線を上抜いたのは1999年3月(P)で、2000年4月(Q)に200日線を割り込んで、これで大勢の上昇波動は終焉しました。この期間は13か月です。 この間に基本の75日線と株価の関係はどうであったかというと、上図の
  1. aで75日線まで調整し、
  2. bで75日線を割り込み、その後すぐに「再生」
  3. cで75日線まで調整。
  4. dで75日線まで調整。
  5. Qで75日線を割り込み、200日線も割り込んで終わり。
という経過でした。この極めて短期の大勢上昇相場を手本にして、現在の大勢波動を比較してみましょう。


P'の日に200日線を上抜きましたが、これは2003年6月のことです。その後の75日線との関係を見ると。
  1. aで75日線まで調整し、
  2. bで75日線を割り込み、その後すぐに「再生」
  3. cで75日線まで調整。
ここまでは1999-2000の相場と同じです。今回は業績のよいハイテク・自動車・電機に加えて、不良債権解消期待の銀行・建設・不動産・小売が大きく上昇しているように、前回の相場に比べて業種が広がり、しかも「夢みる」ではなく現実の利益回復を背景とした相場です。

前回は、(c)の後、(d)で75日まで調整し、その後にピークをつけたのですが、今回も来るべき(d)で1回調整があることは確かでしょう。しかしこれが最後の調整になるとは限らない。その後に(e)の調整、続いて(f)の調整と何回かの75日線までの調整があるはずです。つまり調整するごとに上昇相場は延長していきます。

今回の大勢上昇相場は、200日線を上回った2003年6月からまだ11か月目でしかないのです。史上最短の前回でも13か月ありました。今回は少なくとも前回の13か月に6か月をプラスして19か月の上昇(200日線を上回っている期間)は期待できます。

そうであればまだ8か月ほどの大勢上昇相場の期間はあるはずで、年内いっぱいは株式市場は活況を続けるのではないか、と思っています。


(04.4.12) TOPIX 1206P(+15) 日経 12042円(+145) 14.8億株 (1兆 962億円)


米国は3連休。為替は106.40円とやや円安。

東京市場は週末の下落からすぐに立ち直り反発。それも値上がり銘柄数1292銘柄・値下がり190銘柄と全面高です。

ただし売買代金は1兆962億円と1兆円は超したものの減少。これは海外勢が連休明けで参加が少なかったためか。

全面高のなかで目覚しかったのが銀行株で、特に大手都銀に比べて出遅れだった地銀株が奔騰。道銀・福島銀・大東銀・千葉興銀はS高。りそな・福岡シ・道銀・ほくぎんが出来高上位10位に入るという熱狂ぶりです。

とにかく上昇している銘柄を買えば報われる。それも短期に1割2割も取れるという相場ですが、まあこういうラクな相場は1999年からのことで、いつもあることではありませんが、今はトレンドに追随する「順張り」の時代です。

ならば上がったものに無条件で飛び乗ってよいのかとなると、そこはやはり自制心が必要です。柿も熟しきれば木から落ちるし、牛肉も腐る寸前がうまいとかいいます。

私は、昔から「熟した」の判断をするには、次の「42日A相対力」を見ています。これは《カナル基本》の「順張りグラフ」に仕込んであるし、《カナル2》でも簡単に設定できます。

《カナル2》での設定例


見方は
  1. 42日A相対力が75以上になったときは「熟している」ので新規の買いはしない。むしろ売り場を探す。
  2. 42日A相対力が25以下になったときは「枯れている」ので新規の売りはしない。むしろ買い場を探す。
です。

8411「みずほF」の42日A相対力は図のようになります。

昨年の9月中旬〜10月中旬の1か月間と最近3月中旬以来1か月は、42日A相対力が75を超えており、売りマークが連続していますが、このように長期間連続するのは異例です。通常は5日も連続しません。

みずほFは異例ですが、短期売買をしようとするのでない限りは、売りマークがでた銘柄の買いは避けたほうがよい。


(04.4.13) TOPIX 1216P(+10) 日経 12127円(+85) 22.1億株 (1兆5713億円)


連休明けのNYダウは、出来高は少なかったものの10515ドル(+73)と反発。ナスダックは2065P(+2)と小幅続伸。シカゴ日経先物は12160円。為替は105.35円と円高。

東京市場は、昨日の地銀に替わって都銀株が大幅上昇。出来高は22億株・値上がり銘柄も1004銘柄となって買い意欲は旺盛です。

かつて過剰債務におしつぶされそうになった小売株が派手に上昇。ダイエーが539円(+64)、十字屋147円(+22)、東急百199円(+25)と一日で13%14%と上昇する過熱ぶりです。値動きが荒くなってきました。

常であれば、一日に5%も上昇すれば胸をときめかせていたのに、最近では一日に10%上昇しても驚かず、5%の上昇ではトロい株を買ってしまったものだと不満さえ持つ。かように株の変動率に過大な期待がかかるようになっては、日経平均はいったんは25日線まで調整する必要があるようです。

このときの材料は、@100円近くへの円高か、A素材の高騰によって来期(今期)利益が案外に伸びないことが判明することか、Bイラクの人質以上の騒動が勃発することか。

グラフからは、@今週末までには、日経平均はデンドラの上値メドの12334円に到達するであろうし、A明日・明後日と続伸すれば、日経平均の12日サイコロは75%になるし、TOPIXは83%になる。といった状況になります。今週末には「小波動」のピークを出してもおかしくない。 そのときは25日平均線まで下落すればわかりやすい。


さて3月19日に「割安株35銘柄」を掲げましたが、その後の上昇率の大きいものから並べると、図のようになります。

11銘柄が20%以上の上昇率となり、この上昇相場にもかかわらず10銘柄が10%の上昇をしませんでした。

3月からの相場の柱は、銀行・生損保・不動産・建設・小売といった業種であったので、ここからはずれた銘柄はたいして上昇しなかったのですが、しかし上昇率下位の10銘柄のグラフを見るとナカナカよいものが多く、今後に期待がもてます。

上昇率下位10社のグラフを見ていたところ、多くの銘柄は株価が200日線をとっくの昔に上回っていて、しかも75日線・25日線の上位にあるのですが、最近やっと200日線を上回った銘柄もありました。

7869「タカラ」、9889「JBCC」、5931「川田工」、7704「アロカ」、8142「トーホー」です。8142「トーホー」は割安株を掲載した翌日にようやく200日線を上回り、その後は安値を切り上げ、高値を切り上げして、今日から急上昇を開始しました(ただし出来高は少ない)。

もっとも「けなげな」のは9889「JBCC」で、右図に掲げました。
  1. まずは、この相場の中にあって200日線の下にあるというのが特異です。

  2. モデル波動では図のA→B→Cとなって、2番底をつけたかという段階です。ここから75日線を上回ってD、dから75日線まで下落してE、Eから大きく上昇してF・・・という動きが期待できます。

  3. 最近いっている「重要な小波動」は、まず新安値を取ったa→Aの下降波動ですが、Bの高値(708円)でaの高値(701円)を上回っており、この時点から上昇トレンドに入っています。

  4. あとは、この後75日線を大きく上回るのか、そのとき出来高が増加するのかです。
最近としては滅多にお目にかかれない、大底付近の銘柄です。この後は長い期間をかけてモデル波動のように動いていけばよいがと思っています。


(04.4.14) TOPIX 1217P(+1) 日経 12098円(-29) 28.1億株 (1兆7702億円)


米国株は上値が重い。米国の景気回復が次第に明らかになるにつれ、米国株は上昇するどころか、金利の上昇を予想して下落。好材料には響かず、悪いほうをだけ評価している現状です。NYダウは10381ドル(-134)と大きく下げ、ナスダックも2030P(-35)と下落。 NYダウ・ナスダックともに75日線の水準に戻ったばかりであるので、ここで反落して2番底を出せば、その後はしっかりします。シカゴ日経先物は120 60円。為替は米国金利高予想の対応してドル高・円安となり、106.50円。

東京市場は、米国市場はまったく気にせず。今日も銀行・不動産・小売の内需株に加えて、鉄鋼・海運・造船といった数量銘柄が買われ、出来高はなんと28億株です。

「順張り」の時代になりました。順張りというのは株価の上昇を見て買い、株価の下落をみて売るやりかたです。安値からある程度上昇してから買い、高値からある程度下落してから売るので、そこそこの株価の上昇幅がある時期でないとできません。

例えば、ひと波動の上昇幅が10%しかないときは、5%上昇してから買い、5%下落してから売っていては利益はでません。しかしひと波動の上昇が20%ある時期には、5%上昇してから買い、5%下落してから売っても10%の利益がでます。 今はそういう時期になっています。それでは株価が上昇したものは何でもよいのかといえばそうではない。
  1. すでに、ひと波動で大きく上昇している銘柄は避けたほうがよい。これは一昨日、42日A相対力が75以上になっている銘柄は新規の買いをしないほうがよい、といいました。

  2. これから買おうとするときは、できるだけ小波動のボトム近辺で買うのがよい。これは小波動のピーク・ボトムの判断のしかた で述べました。

  3. 今上昇中の銘柄を持っているときは、ちょこまか動かずにピークがでたらしいことを確かめてから売るほうがよい。これも「小波動のピーク・ボトムの判断のしかた」で述べましたが、別に利を伸ばすには で重要ポイントを利用した利食いのやりかたを述べました。
3月25日に「3陽連」について書きましたが、今日は「3陽連」を「小波動のボトムの判断」に応用した条件表を掲げます。ここでは単に3日連続して陽線になった、というだけではなく、右図のように
 @できるだけ、小波動のボトム(a)に近い(安値から6日以内)ところでの「3陽連」を見つける。
 Ab→c→dと陽線の高値が順次切り上がり、安値が順次切り上がっているものに特化する。
ような条件になっています。



2通りの買いマークがでます。
  1. 1つは条件表のNo.4行〜16行に設定してあるAグループの買いで、「主な株価」が安値を表示する前に「3陽連」となったものです。(つまりは小波動のボトムが確定する前に出た)

  2. もう1つは条件表のNo.18行〜30行に設定してあるBグループの買いで、「主な株価」が安値を表示した後に「3陽連」となったものです。(つまりは小波動のボトムが確定した後に出た)
右図の8258「OMCカード」を例にすると、
  1. aはボトムAが確定する前に出た3陽連。a'はボトムAが確定した後に出た3陽連です。
  2. bはボトムBが確定する前に出た3陽連です。
  3. c'はボトムCが確定した後に出た3陽連です。
bは上昇していませんが、a,a',c'のように「さあ上昇開始か」というところで出ることが多い。多くの銘柄を対象にして検索し、検索された銘柄のグラフを見て、小波動を考えあわせて決められるとよいでしょう。


(04.4.15) TOPIX 1194P(-23) 日経 11800円(-297) 28.6億株 (1兆9674億円)


NYダウは10377ドル(-3)とわずかながら続落。ナスダックは2024P(-5)とこれも小幅安。シカゴ日経先物は12085円。為替は108.60円と大きく円安方向へ。

東京市場は海外の円安を受けて小高く始まり、日経平均はザラバで12189円の新高値。TOPIXもザラバで1225Pの新高値を取って、今日も相場は堅調であるかに思われましたが、銀行株に利食い売りがでて大きく下落しました。日経平均は前引けでは-236円安でしたが、ここまでの出来高がなんと16.6億株です。

3月からの大きな上昇相場で、買い玉を持てなかったもの、あるいは早めに売ってしまったものが、ようやく押し目が入ったと買いを入れたことが想像できます。しかし後場はさらに下げて結局は300円ほどの下げとなりました。

利食い売りの主体は外国人投資家であったようです。朝方の外国証券のオーダーで買いが5000万株以上であった日は、図のピンク色の出来高の日ですが、3月2日に始まり3月25日を最後としています。

この間、TOPIXは1107Pから1160Pに上昇し、日経平均は11271円から11530円まで上昇。この上昇幅はたいしたことはありませんが、外国証券があまり買い越さなくなくなった4月に入ってからは、どうやら国内の投資家が積極的な買いを入れたようで、株価はさらに上昇。そこで外国人は利食い売りを出した。そのうち最も大きな買い玉が銀行株であったようで、銀行株の下げを見て全般が下落した。という感じです。

しかしその割には銀行株は下げたとはいえません。図の4大銀行グループのグラフを見ても、今日の下げ幅は昨日の上げ幅を帳消しにしたというだけで、例えばここ3日間の上昇を否定したというわけでもない。

重要ポイントを出しているのは三菱東京とみずほFの2つですが、図の利食い水準を完全に株価が下回るまでは、両銘柄の上昇がひと頓挫したとはまだいえません。

UFJ・三井住友は小波動のピークを出したかの可能性はまだ4分か5分程度ではなかろうか。明日陰線で続落となれば5分6分になろうかと思いますが、4銘柄とも今日の段階ではピークを打ったとはまだいえない。

TOPIXは上図のように《デンドラ》4%波動の上値メドの1216Pを連続3日間クリアしていました。ここから下げるなら
  1. 25日平均線を少し割り込むまで下げればよい。25日平均線の水準は日経平均は11682円、TOPIXは1170Pです。

  2. 都合のいいことを思えば、デンドラの4%波動が陰転する水準まで下げてくれればよい。下げて欲しい水準は終値で、日経平均は11641円、TOPIXは1168Pです。ここまで下げれば新たな押し目買いが湧き出るのではなかろうか。


(04.4.16) TOPIX 1196P(+1) 日経 11824円(+24) 17.0億株 (1兆5797億円)


NYダウは10397ドル(+19)と小反発。しかしナスダックは一時2000P割れがあって2002P(-22)と3日連続安。予想を上回る1-3月期の業績が発表されているにもかかわらず上昇できない。シカゴ日経先物は11755円。為替は108.20円と円安のまま。

日経平均は昨日大きく下げましたが、この下げを絶好の押し目であると判断した向きは非常に多く、昨日の出来高は史上最高出来高になったのでした。昨日の押し目買いの判断が正しいものであれば、今日は少なくとも昨日の下げ幅300円の半分の150円以上は戻らなければなりませんでしたが、ほとんど反発できず。

今日のザラバ安値(11690円)は25日線の水準に達しましたが、これで押し目を完了したとはいいがたい。むしろ今日のザラバ高値(11864円)は昨日の高値(12189円)に比較して325円も低くなっているほうが気になります。

高値が伸びなかったのは、昨日の下げに買い向かったほどには今日は楽観していないということでしょう。利食い売りの意思が強かったということでしょう。高値が伸びなかったために、月曜日の日経平均のザラバ高値が12002円以上にならないなら、「主な株価」は小波動のピークを表示します。

(TOPIXは明日のザラバ高値が1191P以下の場合に小波動のピークになりますが、今日の終値が1196Pであるので、よほど下げて寄り付かない限りはピークとはならない。)

今後のことですが、@25日線を終値で割りこんで、A9日順位相関が-80以下まで低下して、B当然に小波動のピークを表示して、C《デンドラ》の4%波動が陰転して、から反発すると理想的な押し目となります。(Cは勝手な思いだが)

銀行株は続落しました。月曜日に各銘柄のザラバ高値が以下の水準に達しなかったなら、小波動のピークが表示されます。
  1. 三菱東京は、1009千円以下ならピーク。
  2. UFJは、7460百円以下ならピーク。
  3. 三井住友は、788円千以下ならピーク。
  4. みずほFは、どれだけ下げてもピークにはならない
これは小波動の話です。

つぎに、利を伸ばすには で、その銘柄を手仕舞いするのは、@その上昇過程で新高値をとった日で、A1日の値幅が株価の5%以上ある日(重要ポイント)の安値を「利食い水準」といい、Bその後株価の高値が完全にこの水準を下回ったとき、であるといいました。 図の赤線が利食い水準です。三菱東京は・UFJ・みずほFは利食い水準があって、来週ザラバ高値がこの水準に達しない日があったなら、これら銘柄を持つ理由はなくなります。


(04.4.19) TOPIX 1182P(-13) 日経 11764円(-60) 17.0億株 (1兆6897億円)


週末のNYダウは10451ドル(+54)と小幅ながら続伸。ナスダックはノキアの業績下方修正などが響き、1995P(-6)と4日連続安。シカゴ日経先物は11930円。為替は107.70円。

UFJが3000億円の不良債権処理を追加しなければならないと一部の新聞に報じられたために、銀行株が大幅下落。UFJは一時はS安。

3月以来の上昇の主役であった銀行株が下落したために、不動産・建設・証券・小売といった内需株もひきずられて下落し、TOPIXはザラバで25日線を割り込みました。

しかし後場にはいり銀行が戻り歩調となったので、TOPIX・日経平均ともに下ヒゲ足となりましたが、これで調整が完了したのかどうか。思っているのは、
  1. 日経平均は、@25日線を終値で割りこんで、A9日順位相関が-80以下まで低下して、B小波動のピークを表示して、C《デンドラ》の4%波動が陰転する終値で11641円以下になること ですが、今日Bの小波動のピークを出しました。Aの順位相関は今日が-50なのであと2〜3日で-80以下になるでしょう。

  2. TOPIXも、@25日線を終値で割りこんで、A9日順位相関が-80以下まで低下して、B小波動のピークを表示して、C《デンドラ》の4%波動が陰転する終値で1168P以下になること ですが、@25日線(1176P)に対して終値は1182Pともう少し、Aの順位相関は今日が-33なのでまだ下げ足りない。
今日の足が下ヒゲになったのは、押し目買いが入ったというよりも、カラ売りの買戻しであったのではないか。そうであれば今日の下げ渋りは調整完了ではなく、下げ過程の中間点でしょう。明日あるいは明後日の戻り具合が強くないなら、ここまでの下げ幅に匹敵する下げがある可能性が高い。と思っています。


日経平均・TOPIXが今日の下ヒゲで押し目完了となったのかどうかは、銀行株が押し目完了となったのかどうかで決まります。その銀行株の代表は、これまでは「みずほF」でしたが、しばらくは「UFJ」の動向が最も重要になりました。

UFJが急落した場面は図のa,b,cの3か所がありますが、今回のdはいったいa,b,cのどれに当たるのでしょうか。
  1. aは先の小波動のボトムから31日目に当時の小波動のピークをつけ、2日連続の大きな陰線で下げたあとに陽線を出して小波動のボトムとなりました。@ピークからボトムへの下落率は-20%、A2日連続安、Bボトムの水準は9日線と25日線の中間でした。

  2. bは先の小波動のボトムから12 日目に当時の小波動のピークをつけ、5日ほど高値圏で保合った後に、3日連続の大きな陰線で下げて小波動のボトムとなりました。@ピークからボトムへの下落率は-24%、A4日連続安、Bボトムの水準は9日線と25日線の中間だったが、Cリバウンドして小波動のピークをつけた後は2段下げとなり、D75日線を割り込みました。最高値(5760円)から2段下げのボトム(3540円)までの下落率は-39%でした。

  3. cは1月26日に日経新聞が、UFJが金融庁から二重帳簿(不良債権の分類が異なる)を指弾されていると報道した日です。@前日の高値5350円からこの日の安値4360円へ-19%の下げ。Aその水準は75日線でしたが、これでは治まらず。4日間の安値圏での保合いの後に、4日連続安してD75日線を割り込み、4010円のボトムへ。E直前のピーク(5350円)からの下落率は-25%でした。
今回の下げは、a,bのような高くなりすぎたために調整するごく自然な原因と、cのマイナス料が原因の、2つが合わさったものです。今回は、ピーク7940円から今日の安値6100円まで-23%の下落をしていますが、これはa(-20%)より重く、b(-39%)より軽く、c(-25%)に近い。

おそらく今回の下げは、bのようになるのではないか。いったんは反発しても、次に2段下げがあって、5000円あたりまで下落してもおかしくない。そのときの下落率は-37%となり、75日線を割り込んだ水準になります。

このように考えると、日経平均・TOPIXは今日で調整完了とは思われません。明日から1〜2日の反発があったとしても、その後は下落するのではないか。


(04.4.20) TOPIX 1204P(+21) 日経 11952円(+188) 17.0億株 (1兆6897億円)


NYダウは10437ドル(-14)と小幅安。ナスダックは4連続安の後ともあって、2020P(+24)と上昇。シカゴ日経先物は11770円。為替は108.40円。

東京市場は大きく反発しました。3連続陰線の後であるし、昨日は下ヒゲでもあったので、今日・明日くらいは幾分かは戻るであろうが、その戻り具合が焦点である、と思っていましたが、案外に大きな戻りとなりました。

まずナスダックの上昇からハイテク・デジタル家電・半導体製造装置などの分野が上昇したのに加えて、大きく下げた銀行株が昨日の上げ幅を取り返す勢いで上昇。

出来高は16億株と減少し、売買高は1兆7000億円へ増加しているので、株価の高いものが買われたことがわかります。今日の上昇ぶりを見てやや悩むところながら、まだ今日の反発だけでは、調整が終わったとは判断できません。

今日は株式とは関係ない話を。仕事で使っているパソコンは4台です。4台にはそれぞれの役割があります。
  1. パソコンAは、重要な3つの仕事をします。@プログラムの作成、A毎日のHPの執筆、Bみずほ銀行とのオンライン、です。最も重要なパソコンですが、最も古いパソコンでもあります。(ソフトを購入する方は最新のパソコンを持っているとは限らないので、最新のパソコンでプログラムすると、1)古いパソコンでは動かない畏れがある。2)古いパソコンでは動作が遅くて使い物にならないプログラムになることがある。3)古いパソコンでがインストールできないこともある。の懸念があるので。)

  2. パソコンBは、@パソコンAのバックアップ用です。(パソコンAで作ったプログラムやヘルプの原稿はここにもコピーしている)A「最新データCD-ROM」を焼く。B日中、インターネットで相場状況を見る。の3つの仕事をします。

  3. パソコンCは、@メール専用。AパソコンBで焼いた「最新データCD-ROM」が正常にHDにインストールできるかのチェックをする。の2つの仕事をします。(ウィルス対策のために、メールはこのパソコンでしかやり取りしない。)

  4. パソコンDは、新しいソフトを作ったときのインストールのテストのために使います。このパソコンのOSをwindows98,WindowsMe,Windows2000,winodwseXPなどに変更して、発売するソフトのCD-ROMがどのようなパソコンでもちゃんとインストールできるかのテストを行います。(弊社のソフトがひとつも入っていない真っ白のパソコンでないとテストとはならないので、常時使っていないパソコンである必要がある。)
で、今日の話は実は@とBのパソコンの寿命がやったきたようで、昨日と今日はこの対策にオオワラワであった。明日もなお続く。ということをことをいうつもりでしたが、締め切り時間が来てしまいました。


(04.4.21) TOPIX 1203P(-0) 日経 11944円(-7) 17.3億株 (1兆6002億円)


早期の金利引上げを予想して、NYダウは10314ドル(-123)と下落。ナスダックも1978P(-41)と昨日の上げ幅以上に下落。シカゴ日経先物は11870円。為替は108.70円。

東京市場は米国の下落にもかかわらず下げず。ただし上げもせず。銀行株はまちまちの動きながら、買戻しによる反発は終わった感じです。

この水準を安いと見て、今後押し目買いをする向きがどれほど出てくるかですが、4大銀行および「りそな」の出来高は昨日に比べて減っているので、押し目買いを入れた勢力はそう大きくはない。

TOPIXのグラフは、このまま上昇ということになると、一昨日の安値がこの下げ波動のボトムとなりますが、これは異例のことといわねばなりません。つまり
  1. 小波動のピーク(1225P)からボトムとなる可能性のある一昨日の安値(1168P)への下降波動に期間はピーク・ボトムの日を入れて、たったの3日間であることになります。(どんなに短期間であっても4日は下落している。)

  2. 小波動のボトムでは、必ずしも9日順位相関が-80以下であるとは限りませんが、昨年4月以来の大勢上昇相場で、小波動がボトムは10回ありますが、ボトムの前後の9日順位相関が-80以下であったのは7回あります(確率7割です。)。そうでない3回のうちの2回の順位相関は-40以下ですが、昨年6月のボトムの順位相関は+11.7でした。これは異例中の異例です。

    図のaのボトムの順位相関は-41.7で、-80より上でボトムとなった3例のうちの1つです。今回bがボトムになると、順位相関は-33.3であるので、異例中の異例の1回に次ぐ高水準でのボトムになります。
まあこの後、小波動がボトムを表示するときには、株価は先の高値1225Pを上回っていると思いますから、新高値を取るまではボトムの判断を焦ってしないほうがよい。私としてはなお、昨日・今日の反発した水準は下降波動の中間点である。一昨日の安値1168Pを下回る安値があるのではないか、と思っています。


昨日いった会社のパソコンのオオワラワの整備がほぼできました。これに気がいっていて忘れていましたが、《カナル2》《カナル1》の最新バージョンを4月19日にアップしています。ダウンロードして、インストールして下さい。バージョンの日付は2004.4.19です。

マスターネットから受信されている方は、「マスターネットから変換」の画面の「結果登録」ボタンで、市場別の結果ファイルを瞬時にして登録できますが、これまでは「東証2部」と「マザーズ」、「大証2部」と「ヘラクレス」の区分が不正確でした。

今回、これをキッチリ区分するために送信データの一部を変更してもらい、これに対応してプログラムを変更しました。

これからは、図のような区分で結果ファイルに登録できます。図では(これを皆さんも基準にされるとよいのですが)、
  1. 結果ファイルNo.191 に東証1部
  2. 結果ファイルNo.192 に東証2部
  3. 結果ファイルNo.193 に大証1部
  4. 結果ファイルNo.194 に大証2部
  5. 結果ファイルNo.195 にジャスダック
  6. 結果ファイルNo.196 にマザーズ
  7. 結果ファイルNo.197 にヘラクレス
  8. 結果ファイルNo.198 に東証のETFとREIT
  9. 結果ファイルNo.199 に大証のETFとREIT
を登録するように設定しています。(ETFとREITは今回新たに追加された区分です。)


(04.4.22) TOPIX 1205P(+2) 日経 11980円(+35) 15.6億株 (1兆5497億円)


NYダウは10317ドル(+2)と変わらず。ナスダックは1995P(+17)と昨日の下げ幅の半分も戻らず。シカゴ日経先物は12035円。為替は109.40円の円安。

米国の市場金利は上昇し、これに伴ってドル高・円安の方向へ動きました。東京市場は円安メリットのあるキャノン(精密)、トヨタ(自動車)、ソニー(電機)などの値の高い銘柄が買われました。(ただしソニーはしまいには-10円安と伸びなかった。)

一方、内需株は下落しました。下げ率の大きい業種は、不動産・鉄鋼・証券・銀行・鉱業の順ですが、内需株の下落を輸出関連株の上昇がカバーした格好です。

日経平均・TOPIXは、安値からの戻り過程での新高値となったものの後場は下げて陰線になりました。リバウンドは今日で終わったようです。

図の赤線は重要ポイント(株価指数の場合は、1日の上下幅が2.5%あるとき「重要ポイント」といっている)の安値の水準です。この水準を株価が完全に下回れば、当分は買うことはできないと思っていますが、日経平均・TOPIXはこの水準をまだ完全に割り込んでいません。これは内需株と輸出関連株が互いのプラス・マイナスを相殺しているためです。


1月の上昇はハイテク・デジタル家電関連がリードし、3月〜4月中旬の上昇は銀行株を中心とする内需関連株がリードしました。今は1月に買われた銘柄が3か月ぶりに復活し、内需株が替わって調整を始めているわけです。

主力銀行株は図のように、すでに重要ポイントを完全に割り込んでいますから、当分(1月や2月は調整が必要ではないか)は買う理由はありません。

今日は日経平均・TOPIXもリバウンド過程での高値をとり陰線になりましたが、銀行株も同じように陰線となりました。ただその陰線の幅は大きく、リバウンド狙いで買って見たが、たいして反発しなかったので、銀行株を売って輸出関連株を買う流れとなったようです。

ということはしばらくは銀行株の上昇を期待する向きは大きく減ったわけで、銀行株のすぐの上昇は期待できません。


(04.4.23) TOPIX 1209P(+3) 日経 12120円(+140) 17.4270億株 (1兆7439億円)


1-3月期の好決算があいついで発表された米国市場は上昇。NYダウは10461ドル(+143)。ナスダックは2032P(+32)。米国がよければ、当然に国内のハイテク企業の決算もよいはずだとして、シカゴ日経先物は12175円。しかも為替は109.35円と円安水準を維持。

日経平均への寄与度が高い値嵩株が買われ、TOPIXに寄与度が高い内需株が売られたので、両株価指数の動きは反対になりました。

日経平均は、@「主な株価」が小波動のボトムを表示し、上昇小波動に転換しました。(ピークからボトムまでたったの3日間という異例の小波動となりました。) A今日の終値12120円はピークの日の始値12118円を上回り、ザラバの最高値12189円をワンチャンスでクリアできるところまで戻ってきました。

これからハイテク企業の決算が出てくるのですから、大方の決算発表がすむまでは、まず株価は高いはずで、来週はザラバの新高値抜けは必至の状況です。

しかしTOPIXは伸び悩みました。主力の銀行株は軒並み安。建設・不動産も下げるとあって、昨日のザラバ高値は上回れず。

ただ 電機・精密・自動車など輸出関連株の上昇は、内需株の調整安を補って余りがあるということが、今日ではっきりしまいたから、これまで思っていた、@先の安値を下回り、A25日線を終値で下回る、という可能性はごく小さくなりました。

今日の大きなニュースはダイムラーが、三菱自への増資には応ぜず、これ以上の財務的な支援を打ち切ると伝えられたことでした。

三菱自はS安の241円(-80)、一層の支援額が膨らむと思われる三菱グループ各社も5〜6%の下落。(重工は326円(-19)、商事は1097円(-50)、銀行は970円(-50)、電機は606円(-21))

4月14日に掲げた条件表No.28「HP ボトムからの3陽連」は、簡単にして上昇のスタート直後をとらえやすい条件表です。東証1部の約1570銘柄について、過去8日間(4月14日から今日まで)の検索をすると、112銘柄がピックアップされていました。当然にピックアップされた銘柄のグラフを見て、
  1. 安値は切り上がっているか、
  2. 最近のピークで出来高は大きかったか、
  3. ピークからの下落は小幅であるか(急落していないか)、
  4. 業績から見て割安なのか、
をチェックしなければなりませんが、112銘柄というのは多すぎる。 そこで、はじめからCは満足している3月19日に掲げた「割安株35銘柄」について検索してみると、過去10日間で図の3銘柄がピックアップされていました。

最も早くに買いマークを出したのは8258「OMCカード」でしたが、その前の小波動を見ると、ピークが729円→719円へ切り下げ、ボトムは607円→657円へ切り上げて、波動の「はらみ」になっています。

波動の「はらみ」自体は大きな波動の「つなぎ」の役目であり、これがでれば必ず上昇するというものではありません。性格は@気迷い、上昇か下落かの分岐点、です。このこの場合は「3 陽連」がでたので、まずは上昇の可能性が高くなり、ここで買いが決まります。もうひとつ重要なことは、直前のピーク719円からの下落幅が極めて小さいことです。つまりは少し下げれば買いが入る。この銘柄を買いたいという向きが大勢いるということです。

8584「ジャックス」は3陽連を出して上昇したものの内需株調整の時期にぶつかって伸び切れていませんが、その下落幅が小さいのは「押し目買い」の勢力が強いことを示しています。内需株の調整が終われば再上昇か。

6755「富士通ゼ」はピーク504円の後の下げが小さく、買い賛成の意見が強いことを表現しています。ここへ3陽連というのですから、まずは504円のピークを上抜く上昇 にに移ったのではなかろうか。会社四季報によれば、「富士通ゼ」の0403期の1株利益は11.2円ながら0503期は35.6円になる。しかもPDPへ事業展開しており、今のデジタル家電の時流に乗れる。ということらしい。問題はなにもありません。


(04.4.26) TOPIX 1210P(+1) 日経 12163円(+43) 15.2億株 (1兆4692億円)


NYダウは10472ドル(+11)、ナスダックは2049P(+16)と小幅ながら続伸。シカゴ日経先物は12145円。為替は109.10円。

日経平均は先のピークのザラバ高値12189円をクリアし、終値ベースでも新高値となりました。TOPIXは小波動のボトムが表示されたものの戻りの勢いは不足。

三菱自の問題はなお尾を引いて、今日も主力三菱系銘柄は下落。いっぽうサンケイ新聞で、UFJが不良債権の引き当てを上乗せすると報じられていましたが、これは先日のニュースと同じであったので、UFJはかえって上昇し666円(+25)。

先週末に、@割安株35銘柄のうちで、A最近の10日間に「HP ボトムからの3陽連」で買いマークを出した3銘柄を掲げましたが、 さっそくメールで質問がありました。

4月12日に、条件表No.17「株価水準42ASR」を掲げ、「42日A相対力が75以上になっている銘柄は、熟しているので、新規の買いはしないほうがよい。」といいました。


図の3銘柄はaあるいはbで買いマークを出していますが、買いマークが出た日の42日A相対力が75以上になっていないことをチェックしなければなりません。
  1. 6755「富士通ゼ」が買いマーク を出した日の42日ASRは70.1なのでOK。

  2. 8258「OMCカ」が買いマーク を出したaの日の42日ASRは76.3、bの日は78.7なので、この買いマークには乗らないほうがよい。(掲載した23日時点では86.2であるので、ここからの新規買いは当然にできない。)

  3. 8584「ジャック」が買いマーク を出した日の42日ASRは70.2なのでOK。
で、その方は、8258「OMCカ」は買えないのではないかの指摘をされたわけです。そのとおりです。買いマークがでたときは、42日A相対が75以上になっていないかのチェックが必要です。 このチェックを忘れないために、4月14日に掲げたNo.28「HP ボトムからの3陽連」に、42日A相対力のグラフを追加しました。




(04.4.27) TOPIX 1204P(-6) 日経 12044円(-119) 13.7億株 (1兆3042億円)


NYダウは10444ドル(-28)、ナスダックは2036P(-13)と小幅下落。シカゴ日経先物は12130円。為替は108.50円。

GWがまもなくになり、建て玉の整理が始まったようです。今日の出来高は13.7億、売買代金は1兆3000億円へとやや縮小。28日と30日は、決算が発表された銘柄はにぎわうにしても、全体としては売買は低調になるのでしょう。

このGWは日ごろはできないことをされてはどうでしょう。それは「株価の動きを判断するトレーニング」です。

昔(15年ほど前)、《カナル》の前身である「実戦株価分析・基本編」のシリーズとして「足取り演習編」というソフトがありました。これは、
    @銘柄は明かさずに、ある時点の株価グラフが描かれる。

    A1日ずつグラフを開いていき、そのつど、ここが上昇のスタートらしいから買おうとか、ここで下落が始まりそうなのでここで利食いしておくとか、を判断する。

    B演習が終わった後、その売買成績が表示される。
というものでした。グラフからの判断は、多く見てきたか、詳しく見てきたか、ルールを持ち、これに照らし合わせて見てきたか、によってうまくなるものです。当時はユーザーが来社されるたびに一緒にトレーニングしたものでした。

《カナル2》でも、これに似たことはできます。以下にトレーニングの手順を述べます。


(1)銘柄を選ぶ。

ここでは、結果ファイルを使って、日経225銘柄を選択しました。

(2)グラフを描画させる条件表を選ぶ。

ここではHPで毎日掲げている条件表No.20「HP 平均線と順位相関」を指示しました。

(3)使うボタン。
@225銘柄のトップの1332「日水」のグラフが表示されました。

A当初は日水の株価データの最新日までのグラフが描かれています。

すでに最新日までの株価の動きが表示されてしまっているので、これではトレーニングになりません。(古い日付のグラフが描かれていないといけない)

トレーニングでは図のボタンを使います。
  1. は「古い日付へ」のボタン
  2. は「最新日付へ」のボタン
  3. はグラフを1日分だけ古いほうへ戻すボタン
  4. はグラフを1日分だけ新しいほうへ進めるボタン
(4)グラフの表示期間を古いほうへ戻す。

次の銘柄は古い時期のグラフを表示させるために、日水のグラフを古い時期のものに戻しておきます。

Bグラフ画面の左端の日をクリックすると、紺色破線の縦カーソルが現れます。

C縦カーソルが出たら、ツールバーの「古い日付へ」の「|←」の絵をクリックします。

画面のある縦カーソルのある日を最新の日付としてグラフが描き直されます。


D日水のグラフの最新日は、2003年12月17日になっています。

Eツールバーの「次へ」の絵をクリックすると、次の銘柄(帝石)のグラフが描かれますが、 日水のグラフの最新日が2003年12月17日であったので、「帝石」も同じく2003年12月17日を最新日としてグラフが描かれます。(つまり「帝石」の古い時期のグラフがいきなり表示されることになる)


F1601「帝石」のグラフは、2003年8月8日〜2003年12月17日までの期間になっています。

G最新日は03年12月17日です。さあ今後の株価の動きをどう考えるのか。 まずは25日線・75日線まで株価が下落していることが目につきます。

H翌日のグラフを見たいなら、右下隅の「-」ボタンをクリックします。(「<」「>」ボタンではなく、その下の小さい「-」ボタン)


I1日だけ新しいグラフが表示されます。ここで大きな陽線が立ちました。25日線.75日線から立ち上がった陽線です。

小波動も見てみましょう。a→cと高値は切り下がっていましたが、eではcを上回っています。

9日順位相関を見るとAで-80以下になっています。まずは、この陽線は上昇スタートの合図でしょう。

J次の1日を開けてみましょう。「-」をクリック。


K上ヒゲ足がでました。ここで、どうなれば損切りし、どうなれば手仕舞いするのか、利食いするのかの方針を決めること。

1日を開けるたびにどうするかを判断する。この繰り返しがよいトレーニングになります。



L「-」をクリックして、何日か分を開きました。どうもこのあたりで、反落するのではないか。大きな陽線の安値を下抜いてきたし、9日平均線を下回った。

M一気に最新のデータまでのグラフにしたいときは、ツールバーの「→|」の絵をクリックします。(「最新日付へ」のボタンです)


Nデータの最新日は2004年4月27日です。ここまでのグラフが表示されました。さっき反落らしいと判断したのは、図の赤丸のところでした。うまく判断できていました。


さて1601「帝石」のトレーニングを終え、次の銘柄へ移りますが、その前に、グラフの表示期間を古い時期に戻しておかねばなりません。

O「帝石」のグラフ画面の左端をクリックして、縦カーソルを出し、

Pツールバーの「古い日付へ」の「|←」の絵をクリックします。

画面のある縦カーソルのある日(2003 年12月17日)を最新の日付としてグラフが描き直されます。


Q「帝石」は再び2003年12月17日までのグラフになりました。

Rそうしておいてから、ツールバーの「次へ」の絵をクリックすると、次の銘柄(ユニシス)のグラフが描かれます。


S1721「ユニシス」は、前の銘柄の「帝石」と同じく、2003年12月17日までのグラフになります。

これから「ユニシス」のトレーニング開始です。このようなことをされると、ずいぶんいろいろなことがわかってきます。自分なりのルールもできてきます。


(04.4.28) TOPIX 1206P(+1) 日経 12004円(-40) 15.6億株 (1兆5763億円)


NYダウは10478ドル(+33)と上昇。ナスダックは2032P(-4)へ小幅続落し、両指数とも75日線の水準で膠着状況。シカゴ日経先物は12130円。為替は108.50円。

ソニーの0503月期の収益回復の予想がたいしたことがなかったので、ソニーは4410円(-200)と下落、東芝も522円(-43)と大きく下げてハイテク株は売り先行となりました。

一方、金融庁の特別検査の結果が発表され、全体で4000億円の不良債権の引き当てが上乗せされたものの、前年9月に比べて不良債権は半減となったので、銀行株は大きく反発。

片方がよければ片方が悪いという具合で、日経平均・TOPIXは小動きに終始しました。特にTOPIXはこの6日間は1200Pを少し上回った水準で動きは止まり、しかも陰線が連続しています。

この6日間の外国証券の寄り前のオーダーは、6日前が買い越しであった後5 日連続の売り越しでした。外国勢が売り越しであるのに株価が下げていないのは、国内の投資家とくに個人投資家が買っているのでしょうが、目先狙いの個人投資家の買いだけでは上昇できません。(目先筋は買って3日も上がらないと手仕舞いして別の銘柄に移っていく。)

日経平均は瞬間的に新高値をとりましたが、TOPIXは上値が重い。定点観測の8銘柄をみても、上昇力を失った銘柄が半分の4銘柄でています。

上昇力を失ったとは、ありていにいえば株価が25日線を大きく割り込んだものですが、鹿島・住友鉱・野村・NTTがそうで、新日鉄・ソニーが少し下回っている。25日線より上位にあるのはトヨタ・みずほFの2銘柄だけです。


図はいつものグラフですが、ここでは25日順位相関(紺色線)に注目しています。25日線を大きく下回っている4銘柄の25日順位相関は図の赤丸のところでプラス値から0を下回ってマイナス値に変わっています。これを基準にして「上昇力を失った」と判断してもよいでしょう。

ただし、25日線を大きく下回ったことと、25日順位相関が0以下になったこととではどちらが重要かとなれば、それは25日平均線のほうです。( 株価が25日線を下回っていないが、順位相関が0以下になったときは、前者のほうを重視して、まだ上昇力は衰えていないと判断するのが正しい。)

株式投資は株価の売買ですから、チャートの単位が株価(円)であるチャート(例えば平均線・ボリンジャー・均衡表のように陰陽足と同じ画面に描かれるもの)のほうが重要だと思っています。

順位相関とか相対力指数とかカイリ率といったチャートの単位が「円」でないものは補助的なものです。株価自体の動きはわかりにくので、これらの指数は判断しやすいように加工したものですからは、これはこれで利用価値は大いにありますが、メインは株価(の画面)です。


(04.4.30) TOPIX 1186P(-20) 日経 11761円(-242) 15.9億株 (1兆5678億円)


東京市場が休みの間のNYダウは、1342ドル(-135)→10272ドル(-70)と続落。ナスダックも1987P(-42)→1958P(-30)と大きく下落。シカゴ日経先物は11640円と安く、為替は109.95円の円安。

米国の1-3月期GDPは年率+4.2%の伸びで、これは市場予想の+5.0%を下回る。ところがデフレーターは+2.5%と上昇し、早期の金利引き上げ観測がでて米国株は下落。

さらにバブルが指摘されている中国も金融引き締めに向かうとのニュースで、日経平均・TOPIXは大幅下落となりました。特に中国関連株である、建機・機械・鉄鋼・海運が大幅な下げ。 GW前で積極的な買いが入りにくかったことも下げに拍車をかけました。

ただ金利の引き上げはすぐに効くものではありません。3度4度の連続引き上げがあってようやく経済をスローダウンさせることができるというのがこれまでの例ですから、今日のところは過敏な反応だったと思います。

04年3月期の決算が発表されていますがまだ一部です。連休明けから本格化しますが、このときに注目しておくべきは、日経新聞に発表される全銘柄の予想PERの数字です。


図は02年、03年、04年の4〜6月ころの日経平均と「予想PER」のグラフです。市場全体の予想PERは時価総額÷来期の予想利益額合計で計算できます。(と理解している)

時価総額は正しく計算できますが、問題は「来期の予想利益」です。すでに決算を発表した家電などは、04年03月期の決算が確定し、同時に05年03月期の予想利益を会社が発表しています。当然に家電の予想利益は05年03月のものです。ところがまだ04年03月の決算を発表していない多くの企業は、(予想利益が出ていないので)まだ04年03月期の数字を使っています。

だから現在の予想PER(28日の全銘柄の予想PERは29.74倍と新聞に載っている)は、05年03月の数字と04年03月の数字がごちゃ混ぜになったものです。しかし5月末までには順次決算発表がされるので、5月末になれば、予想PERの元になる予想利益は完全に05年03月の数字に変わります。

図のPERのグラフ(紫色)の動きを見ると、3月から4月にかけてPERは上昇し、5月末にかけて下降していますが、これは予想利益の数字が4月から5月にかけて真の予想数字に置き換わっていくからです。

今はまだ置き換わる過程にあるので、今のPERが高い低いといっても意味はありません。5月末になって真の予想PERが確定したときが重要です。どのくらいのPERであればよいのか。まずはPER20倍が標準で、06年03月がさらに伸びるところまで織り込んでもPER25倍まででないといけないでしょう。

図の02年5月28日の日経平均は11936円・予想PERは27.93倍でした。これは割高であるので日経平均は02年10月に8439円・PER20倍になるまで下落しました。

03年5月28日の日経平均は8234円・予想PERは17.99倍でした。これは割安であるので日経平均は03年10月に1116円・PER23.4倍になるまで上昇しました。

そして今年04年ですが、この5月末は最低でも予想PER25倍以下になっていなければ、その後の上昇の余地はありません。まあ今日の下落によって今日現在では29倍に低下していると思われますが、GW明けからは日に日にPERが低下していき、理想をいえば20倍からスタートしたいところですが、これは無理か。22〜3倍まで低下してくれればと思っています。


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