TOPIXをどう見たか・判断したか (04年2月)

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(04.2.2) TOPIX 1049P(+1) 日経 10776円(-6) 10.0億株 (9339億円)


先週末のNYダウは10488ドル(-22)と小反落。スダックは2066P(-2)と小幅ながら4日連続安。シカゴ日経先物は10760円。為替は105.70円。

先週は5日間とも外国証券の寄り付き前のオーダーは売り越しでした。今日は買い越しであったとかで、日経平均は小高く始まったものの前場までで、後場はマイナスへ。しかし今日の上下幅は100円にみたず、手がかり材料難。

出来高は10億株すれすれになり、売買代金は1兆円を割り、膠着状態になりましたが、値上がり銘柄数は994銘柄と多く、これはいったいどういうことなのか。多くは小型株が上昇し、主力銘柄は下落しているところから、個人は機会があれば買いたいが、外国人・法人は売りたいということでしょうか。

とにかく2月中旬までは株式の需給はよくないと見ていたほうがよい。買われるのは小型株で、例えば「2005年3月の業績がよい銘柄で株価が低い31銘柄」(結果ファイルNo.177)のうちで、今日は8051「山善」、6985「ユーシン」、7266「今仙電機」といったところが+5%以上の上昇をしていましたが、実にローカルな銘柄です。

日経平均・TOPIXが反発するには主力株ががんばらねばなりませんが、いまのところその気配はありません。

どころかグラフがいやな格好になってきた銘柄があります。8411「みずほF」は15日間にわたって3150(百)円〜3370円で高値保合いをしていましたが、UFJ問題以来保合いの水準が一段下がりました。期末に向けて持ち合い解消売りがでる懸念があるので、楽観はできません。

8604「野村」は10-12月決算がよくなく、トントンと売られたので今の小波動(下降波動)は「つつみ下げ」の形になり、戻ったとしても先のピークの1881円は望みがたい。

9432「NTT」は200日線に突っかけること今日で6日目ですが、次第に下値を切り下げていて、はたして200日線から反発できるのか。

それぞれが弱いところを持っているので、個別銘柄からも日経平均の上昇は難しい。割安感がでるまでいったん下げたほうがよいと思っています。


(04.2.3) TOPIX 1043P(-6) 日経 10641円(-134) 12.0億株 (1兆1727億円)


NYダウは10499ドル(+11)と小反発。スダックは2063P(-3)と小幅ながら5日連続安。シカゴ日経先物は10785円。為替は105.55円。

昨夜の海外の市況はたいして変化がなく、今日も動きに乏しい市況になるのかを思っていたところ、前場の日経平均は-268円安まで急落。1月の上昇はデジタル家電・半導体株が主導しましたが、これが材料出尽くしとなったのが原因。決算が発表されるたびに下げる銘柄が増えてきた。

さらにいけなかったのはデジカメの変調で、オリンパス・富士写真が出荷台数の見込みを下げ、デジカメ・DVD・大型パネル・携帯電話の4本柱のうちの1本に黄色信号がともったことです。

日経平均は75日線まで268円ほど下げた後134円戻し、ちょうど今日の下げ幅の半分を戻した勘定ですが、この戻り方はヨタヨタと頼りないものでした。 小波動のボトムはどれくらいの水準を考えておけばよいかですが、3つの手がかりがあります。

@つは、「小波動のボトムの判定」によるものです。今日の下ヒゲ足は、これだけではボトムの確率は3分といったところですが、日経平均・TOPIXの先のピークはモデル波動のD点であろうと思っていたので、E点の75日線まで下げたのはモデル通りであり、1分プラスして合計4分くらいの確率でしょう。

Aつは、1月30日にTOPIXについて述べておきましたが、1月29日〜2月2日の3日間の値動きは実に小さく、この水準は先のピークからの下落過程における中間点(まだ半分の下げ幅であるということ)ではないか、と思えることです。中間点であれば日経平均は10334円、TOPIXは1015Pくらいがこの小波動のボトムになるのではないか。(1月30日にTOPIXが1022Pと述べていますが修正します)

Bつは《デンドラ》の4%波動による下限線です。日経平均の4%波動は今日陰転しました。(TOPIXは1032Pにならないと陰転しない)この結果、日経平均の下限線は、 10437円・10215円・9771円の3つの水準になっています。(10215円は二重のメド)

以上のように日経平均は3つの下値メドが考えられるのですが、
  1. 今日のザラバ安値10507円は、明日以降に「下げ止まりか?」から「反転か?」を見届けなければならない。

  2. 10334円は想定しておく必要があるが、
  3. まずはデンドラのいう10437円が下値になるのではなかろうか。(これは勘です。)


(04.2.4) TOPIX 1022P(-20) 日経 10447円(-194) 12.0億株 (1兆2047億円)


NYダウは10505ドル(+6)と小幅続伸。スダックは2066P(+3)と6日ぶりのプラス。しかしどちらも反発力が不足しています。シカゴ日経先物は10645円。為替は105.45円。

日経平均・TOPIXは続落。日経平均は昨日いったデンドラの下値メドの10437円を少し割り込む10418円まで下落し、わずかに戻して終わりました。

今日の下げによって、逆張り用の条件表No.2「日経平均用'96」は買いマークをつけたので、この買いマークが途切れればボトムを出したらしいの判断ができます。

ただし明日の日経平均は10607円以上で引けなければ、連続して買いマークがつきます。今日がボトムとなるためには明日は160円高する必要がありますが、これはやや難しい。

「小波動のボトムの判断」からしても、今日の陰線だけではまだボトムの確率は2分ほどであり、デンドラの下値メドに達したことをプラスしても3分か4分の確率でしょう。 明日「たくり足」になるとか「はらみ足」になるとか、最もよいのは「つつみ上げの陽線」になることですが、とにかく明日・明後日にならなければ「下げ止まりか?」「反転か?」の判断はできません。だが株価的にはいい水準にきた。


TOPIXは今日の下落によって、《デンドラ》の4%波動は陰転しました。この結果、TOPIXの下限線は、
  1. 1011P (前波動中位)
  2. 990P (今波動中位)
  3. 990P (前波動1/4位)
  4. 947P (今波動1/4位)
となりました。先の小波動のボトムは976Pですが、ただいまの下げはこれより上位で止まるはずですから、947Pは考える必要はありません。

当面は1011Pが下値メドになりますが、ここまで下落するかどうか。昨日いった中間点からの下値メドは1015Pであるのでこの付近まで下落すれば株価的にはそろそろボトムかと待ち構えてよいのではないか。


(04.2.5) TOPIX 1025P(+2) 日経 10464円(+17) 9.7億株 (1兆625億円)


NYダウは10470ドル(-34)と反落。スダックは2014P(-52)と大幅下げ。シカゴ日経先物は10380円。為替は105.40円。

ナスダックが大幅下げになりましたが、東京市場の昨日の下げは昨夜のナスダックの下げを予想して下落した部分も半分くらいはあったので、そうは響かず。

日経平均はとりあえずはシカゴ先物の10380円にサヤ寄せして10377円で寄り付きましたが、この後は上下動があったものの前日終値を中心にした100円幅の動きで、最後はプラスで終わりました。

昨日、今日に期待するのは「はらみ足」か「たくり足」か最もよいのは「つつみ上げ」であるといいましたが、始値が昨日のザラバ安値よりも安かったので、この段階で「はらみ足」はなくなりました。

もし「はらみ足」になっていれば、下図の(A)のように、@「はらみ足」で3分、Aデンドラの下値メドに達していることで1分か2分、B明日陰線の高値を上抜いて1分、として明日にでも「小波動のボトムか」が判定できたところですが、そうはならず。

今日は下寄りしたので、次に期待できたのは、 下図の(B)のように、いったんは下落しながらも戻って「たくり足」となることでした。そうなれば、@「たくり足」で3分、Aデンドラの下値メドに達していることで1分か2分、B明日または明後日に陰線の高値を上抜いて1分、として明日・明後日にボトムの判定ができたかもしれない。


今日は下寄りの後に小幅上昇して陽線となりました。図の(C)(D)(E)(F)が下寄りしたときの4つのコースですが、F,E,D,Cの順に強い。(F)となれば、@「つつみ上げ」で4分、Aデンドラの下値メドに達していることで1分か2分、となり今日にでもボトムの判定ができたかと思います。

実際には(D)の形になりました。(C)(D)はこれだけでは1分といったところでしょう。(E)で2分か。(デンドラの下値メドで1分ずつ加算されるが)

(C)や(D)はせっかく陽線となっても、戻りが鈍いとして売り直される可能性があります。実際のところ今日の出来高は10億株を切れているので、積極的な買いがあったわけではありません。むしろ買い戻しによる上げであり、しかも買い戻さねばならないという切羽詰まった買戻しではないようです。

この後は何日かかけて昨日の陰線の高値を上回るのを見届けてからしかボトムの判定はできません。(時間がかかる)


米国ナスダックはピークから1段の下落をした後に、短い足が3日間横這っていて、先日の東京市場が下落途中の中間点ではないかと思った状況によく似ていましたが、はたして昨日は大幅下げになりました。

もし図の3日間の小動きが、ピーク2153Pからの下落の中間点であるとすれば、下値メドは1973Pと2000Pを割ることになります。ちょうどその水準に75日線があるので、ここまで下げれば調整は完了しやすい。

わからないのがNYダウで、10705ドルのピークから2日連続して陰線をつけて10437ドルまで下げましたが、たいした下げ幅ではありません。この後5日連続して小動きになっていますが、これを下値が固いと判断するのか、戻りが鈍いと判断するのか。難しいところです。


感じでは今はピークの10705ドルからの下落途中にあると考えるほうが素直でしょう。この5日連続小動きの水準が中間点とするなら、10280ドルあたりが下値のメドになります。


(04.2.6) TOPIX 1028P(+3) 日経 10460円(-3) 8.4億株 (9034億円)


NYダウは10495ドル(+24)と小反発し、6日連続の小動きを続けています。スダックは2019P(+5)と小反発も、昨日の-52P安の1/10しか戻せていないのは反発力がなさすぎ。シカゴ日経先物は10495円。為替は105.80円。

日経平均は10500円まで戻ったものの上昇力はなく、一日の値幅は昨日の104円に続いて、今日も103円でしかありません。小波動のピークの11193円から昨日の安値10374円まで819円下げた割には、100円も戻っておらず、動きが鈍すぎる。

今日の出来高は8.4億株、売買代金9000億円とエネルギーも不足。しかたがないので小型株を物色した結果が、値上がり銘柄743、値下がりが640銘柄ということになりました。値上がり銘柄数が多くとも、ゲリラ的に買われているだけなので、TOPIX・日経平均の上昇にはつながりません。 昨年12月9日に、No.71「HP ボリンジャ利用売買@」を掲げました。

以来ちょうど2か月が経ちましたが、以下の7銘柄で売買マークがつきました。買いマークが3銘柄、売りマークが4銘柄です。この条件表は
  1. 売買マークが出たら翌日の始値で仕掛ける。
  2. 建て玉期間は10日(11日目の始値で手仕舞いする)
  3. 仕掛けた値段から15%の利益がでたら、ザラバで利食いする。
  4. 仕掛けた値段から終値で-10%の損失になったら、翌日の始値で損切りする。
という売買ルールで実行するものでした。(売買ルールが重要)この2か月にでた売買マークの成績は次のようになります。


8327「西銀」が損切りとなったほかは、6銘柄が利食いとなりました。条件表を作った際に検証したところでは、利食いは50%、損切りは25%程度であったので、7回仕掛けて6 回も利食いできたというのは出来すぎです。次に売買マークが出る7銘柄では利食いが2回、損切りが2回、時間切れが3回となるかも知れない。単に売買マークがでたから買う・売るのではなく、小波動のボトムらしさを判断して買い、ピークらしさを判断してから売るのがよい。

買いマークが出た8327「西銀」、8340「九州親和」については、どの時点でボトムらしいと判断して買うのかは、昨年12月19日と25日に述べました。青矢印の日が6分の確率でボトムらしいと判断できる日です。

上図では損切りになっている8327「西銀」でさえも、これなら利食いできています。

より大事なことは、ボトムらしいと判断したときに、同時に「判断が間違った」という水準を決めて置くことです。図の赤線がそれですが、当然に直近のザラバ最安値が損切りの水準になります。この水準を終値で下回るなら、損切りです。


売りマークが出たのは4銘柄あります。Qエンジンの売買ルールでは4銘柄とも利食いができていますが、実はスリリングな利食いもありました。このことについては、04年1月16日〜20日に述べました。

この条件表の売りマークは、値動きが荒くなっているときに出ます。したがって1日早くてもいけないし、1日遅くてもいけない、という難しいことをせねばなりません。

そのときには「小波動がピークらしい」確率が5分以上あるときとしたほうが間違いが少なくなります。図では、小波動が「上げ止りか」の可能性が高いのは1972「三晃金」→9110「新和海」→7720「ソキア」の順であろうと、このとき述べましたが、実際にはこの逆の順に利食いができています。

だがやはり、売りマークがでたときにピークらしいと判断できるのは1972「三晃金」です。売りマークがでるまでの足取りは、 @2日続けて窓(空)を空けているので2分、A新高値での陰線で2分、B上ヒゲであるので1分、というところでしょうか。

9110「新和海」は@超長大陽線であるので1分、A新高値であるので1分、B上ヒゲであるので1分、くらい。7720「ソキア」は、@窓空けで1分、A長大陽線で1分、B新高値で1分。 1720「東急建」は@連続した超長大陽線であるので2分、A新高値で1分くらい。

ところが翌日になると、「新和海「ソキア」は「はらみ」になり、東急建は「つつみ下げ」となって、2分ほどの加点ができますが、翌日にピークらしいと判断しても手遅れでした。

結局カラ売りの場合は売りマークが出た日に5分のピークらしさがあれば売り実行ができるが、翌日に判定し翌々日に売ったのでは遅いことになります。つまりは1972「三晃金」は売れるが、他の銘柄は躊躇するのがよいと思っています。


(04.2.9) TOPIX 1024P(-4) 日経 10402円(-58) 9.8億株 (1兆 199億円)


先週末のNYダウは10593ドル(+97)と大幅続伸し、6日連続の小動きのゾーンを上回りました。スダックも2064P(+44)と大きく上昇。(次図)シカゴ日経先物は10545円。為替は105.40円。

G7の声明は材料にならず。円高か円安かの方向も判然とせず。東京市場は米国高から高く寄り付いたものの上伸力は欠け、前場高かった銀行株もマイナスへ。持合解消売り、決算対策売りは来週までは残る感じです。

松下は先週末に通期の営業益を1500億円から1900億円に上方修正しましたが、これまでは1900億円は来期の予想でしたから、1年早く利益が積みあがったことになります。よい決算でした。

デジタル家電も前人気が高かったので、決算発表と同時に、材料出尽くしとされて株価は下落する銘柄があいついでいましたが、松下は今日は1571円(+25)と堅調。市場全体の調整が終われば、やはりデジタル家電の人気は復活するのではなかろうか。


NYダウ・ナスダックは1月の小波動がピークをつけて以降で最大の上昇を見せました。まだ小波動のボトムがでたらしいとはいえないが、昨日の大きな陽線は米国株式が下げ止まったことを思わせます。

なお「反転か」を確認するには図の青線を上抜くことが必要ですが、上抜いたときはすでに先のピークの水準に近いので、今回の「小波動のボトムの判定」はあまり役に立ちそうにありません。

日経平均は今日のザラバ安値は10359円と、ここまでの下落での最安値をつけました。昨日までの最安値はbの10374円だったので、それ以前の(終値が最も安い)陰線aの高値10627円を上回れば「反転か」と判断するつもりでしたが、今日で判断の基準が変わりました。

まず今日の安値10359円が小波動のボトムになる候補となりました。そのためには今日の足型がわかりやすい「下げ止まり」の足型であってくれれば一番よかったのですが、今日の(c)の足型は前日の小さい陰線をつつみ下げる「陰線のつつみ」になりました。しかし悪い足ではありません。高値11193円から14日間下げた後の「陰線のつつみ」ですから、あるいは今日の安値は「ダメ押し」とも期待できます。

もっとよいのは、明日の足が小さくなって、cに「はらむ」ことです。そうなればcを中心にして、明日と前日の値動きがはらまれることになります。「両はらみ」です。これは下げ止まりの足型としては「たくり足」と同じく特徴的な足型です。ボトムの確率は3分としてよい。

さらに明後日がcの高値10595円を上回ることになれば、小波動のボトムとなる確率は6分と判断してよいのではないか。明日からのベストの足は、@はらみ足→Acの上抜き(終値で上抜く)であろうと思っていますが、どうなるのか。


(04.2.10) TOPIX 1025P(+0) 日経 10365円(-37) 8.9億株 (9663億円)


NYダウは10579ドル(-14)と小反落。スダックも2060P(-3)と小幅マイナス。シカゴ日経先物は10445円。為替は105.55円と変化なし。

米国の10-12月の業績は前年比+27%であるとか(途中集計)。前7-9月は+21%であり増益率はますます拡大。4半期決算としてはバブル期以来の伸び率らしい。

こういうことを踏まえて、NYダウは昨年3月の7416ドルから今年1月の10705ドルまで+44%の上昇をし、ナスダックは3月の1253Pから今年1月の2153Pまで+72%の上昇をしたのでしょうが、日本も増益率ということでは遜色ないはずです。

日経平均は昨年4月安値の7603円から10月の11238円まで+47%の上昇。TOPIXは770Pから1114Pまで+44%の上昇と、ナスダックには及ばないがダウと同じ上昇率を見せています。 今の日本株は期末の需給が原因で米国に比べて下げ過ぎていますが、2月20日過ぎれば需給はさほど気にならなくなり、米国と歩調を合わせるようになるのでは。

ニコンのように業績を下方修正した銘柄は売られてもしかたないが、通期の予想を据え置いたとして売られた銘柄(シャープなど)は売られすぎの感があります。業績を上方修正した松下も今日は1526円(-45)と材料出尽くしで下げましたが、需給が気にならなくなれば再度注目されて当然です。

日経平均は、今日は「はらみ足」になるのがベストでしたが、そうはならず、下げ過程での新安値10299円をつけました。これでまた「小波動のボトムの判断」は基準が変わります。

今日がここまでの最安値であるので、
  1. 今日がボトムかも知れないが、今日の小さな陰線は特徴があまりない。下ヒゲを出してはいるが上ヒゲもあり、どちらかといえば上下に気迷いの足で、「たくり足」のように下げ止まりか?の表現ではない。

  2. ならば明日どうなれば一番よいかとなると、@思い切って下げて・戻して「たくり足」になるか、A下放れて寄りついた後に急上昇して「つつみ上げ」になるかです。

  3. そうでなければ小さな陽線で今日の高値を上抜き、次の日に昨日の陰線の高値を上抜く。という2日3日がかりでボトムらしいことを判定することになります。
《デンドラ》の日経平均の下値メドは2月3日に書きましたが、@10437円、A10215円 です。すでに@には到達しているので、値段的には十分だと思っていますが、「たくり足」となるのであれば、ザラバで10215円近くまで の下げがあるのかも知れない。そうなるにしても今日の終値から100円〜150円の下げですみます。今は「小波動のボトム」を判断する位置にあり、売りを判断する局面ではありません。


(04.2.12) TOPIX 1030P(+5) 日経 10459円(+93) 10.2億株 (1兆1564億円)


東京市場が休場の間のNYダウは、10613ドル(+34)となって「主な株価」が小波動のボトムを表示したかと思ったら、昨日は10737ドル(+123)と続伸して新高値へ。

ナスダックは一昨日2075P(+14)と反発して「主な株価」が小波動のボトムを表示。昨日は2089P(+14)と続伸。

東京市場に大きな追い風が吹いた感じでしたが、日経平均は前場に10557円(+191)をつけた後は戻り売りに押され、10459円(+93)とシカゴ先物の10495円を下回って終わりました。米国高も反転のきっかけにはならず。

TOPIXは目下のところaの日が安値であるので、前日の陰線の高値を上回らないことには「反転か」の判断ができません。いまのところaとbの間に4日間の値動きがはらまれています。bを上に突破するのか、aを下に突き抜けるのか。


aを下に突き抜けることは考えていませんが、もし下回ったとしてもそれは下げが加速するのではなく、下値を出だすための最後の下げである、とよいほうに考えたい。

というのは図は日経平均のグラフですが、25日順位相関(紺色)は-60まで低下しています。明日も株価が上昇しないならば-71へ低下し、来週少し下落するようであれば、じきに-80に到達するでしょう。

図の赤○は25日順位相関が-60以下になったところですが、下降波動にある左端の赤○を除けば、その後は大きく上昇しています。小波動でいえば2段あるいは3段の上昇波動に入っています。今はそういう局面に近づいています。

反発を抑えているのは、@期末に向けての持合い解消売り、A新生銀行などの新規上場にともなう資金手当ての売り、BJRなど政府保有株の売却、などの需給が最大の要因ですが、@は来週でだいたい終わり、Aは申し込みが始まり、Bはどうなるのかわかりませんが、需給悪の材料は70〜80%は消えたと思っています。


(04.2.13) TOPIX 1041P(+10) 日経 10557円(+98) 10.6億株 (1兆2725億円)


NYダウは10694ドル(-43)と利食い売りから小反落。スダックも2073P(-13)と小反落。シカゴ日経先物は10445円。為替は105.30円と変化なし。

一昨日の米国株高は東京市場にさほどのインパクトを与えませんでしたが、今日はジワリと効いてきた様子です。日経平均は小幅安の寄り付きから次第高となって続伸。

日経平均は、いまのところ図の(a)が最安値なので、aを上ヒゲ・下ヒゲのある気迷いの足とするなら、その前日の陰線(b)の高値(10595円)を終値で上回れば、小波動がボトムをつけたらしいと判断してよいようです。あと40円ほどです。

TOPIXは(c)の陽線の日が最安値であるので、前日の陰線(d)の高値(1043P)を、終値で上回れば「小波動のボトム」と判断してよいでしょう。あと2Pです。TOPIXの場合は(c)が特徴のない足であったのでボトムの判断はバシッとは決まらなかったのですが、来週月曜日のTOPIXのザラバ安値が1037P以上であれば、「主な株価」がボトムの表示をします。


気の早い話しながら、もし日経平均が《デンドラ》の4%波動で陽転(上昇転換)したならば、次の上昇波動の上値メドはどの水準になるのかを知っておくことは無駄ではありません。このまま陽転すると上値メドはずいぶん高い水準になります。

次に来る上昇波動の上値メドはデンドラのグラフに表示されています。
  1. が今のところ、この下げ波動の安値(終値ベース)です。

  2. のように陽転して上昇波動に入るなら、

  3. 次の上値メドは、@11194円(中位)、A11712円(1/4) の2つがわかっています。

    @の11194円は先の波動のピーク11193円とほぼ同じであり、
    Aの11712円は昨年10月の最高値11238円を480円ほど上回る高い上値メドです。

  4. それでは、日経平均が何円になれば陽転(上昇転換)し、この上値メドが役立つようになるかですが、上図の(D)の「カギ足」の絵をクリックすると、


  5. のような日経平均の4%カギ足のグラフが表示されます。図の下部に重要な数字が表示されています。

    e.は「反転」10780円とあり、日経平均が終値で10780円以上になれば陽転することを示しています。

    f.は「上抜率」56.0%とあり、日経平均が陽転したなら、次の上昇波動が直前のピーク(図のFの水準)を上抜く確率は56%あることを示しています。
昨日、25日順位相関が-60以下になった後の上昇波動は大きく、小波動では2段・3段の上昇をするといいましたが、《デンドラ》においても次の上昇波動は大きいことがわかります。

来週早々には、まず@小波動の1段目の上昇が開始するようです。→Aその後はデンドラの4%波動が陽転し→B小波動が2段目の上昇をし→C(ことによっては3段目の上昇もし)→D最後にデンドラの上値メド(11193円・11712円)のどちらかに到達することになる。

こういうことを予定してグラフを見ていけばよいのではなかろうか。


(04.2.16) TOPIX 1045P(+3) 日経 10548円(-8) 10.5億株 (1兆 122億円)


週末のNYダウは10627ドル(-66)と続落。スダックも2053P(-20)と続落。シカゴ日経先物は10500円。為替は105.45円と変化なし。

米国が下落したものの東京市場には響かず。日経平均はシカゴの清算値を上回る10566円で寄り付き、一時は10617円へ上昇。ただしその後は、@今夜は米国市場は休場であることや、A18日に日本の10-12月期のGDPが発表になること、B19日の新生銀行の上場など、を理由にして膠着状態に入りました。

結局日経平均は小幅安となりましたが、TOPIXは+3P高となって「主な株価」が小波動のボトムを表示し、TOPIXはいち早く上昇波動入りしたことが確認できました。

日経平均は、今日が+40円高で終わっていれば「小波動のボトムか」の判断ができましたが、わずかにマイナスとなったのでボトムの判定はできず。明日以降に10595円を上回って引けるのを待つことになります。なお日経平均は明日のザラバ安値が10611円以上であれば「主な株価」がボトムを表示しますが、いまのような小動きではザラバ10611円以上というのは難しい。先に終値で10595円を上抜いて「ボトムらしい」の判断をすることになりそうです。

今年初めに「05年03月増益予想」として31銘柄を掲げていますが、多くは低位株です。


株価形成の基本は、60%が業績(利益・フロー)で、20%が資産(ストック)、残り20%が需給と人気ではないかと思っています。その意味で右の銘柄は60%のウェートを占める業績については期待がもてる銘柄です。

新しい銘柄をあれこれ物色するよりも、決まった銘柄をじっくりと追いかけていき、株価が安くなれば(例えば9日順位相関が-80以下になる)、「小波動のボトムではないか」の判断をして、判断できれば買っていく。ことをされれば派手な利益はでなくとも、15%や20%の利食いのチャンスはあるのではなかろうか。


(04.2.17) TOPIX 1054P(+9) 日経 10701円(+152) 12.3億株 (1兆 778億円)


米国市場は祝日で休場。東京市場はNYの手本なしの開始となりましたが、前日の終値水準で寄り付き、ジリジリと次第高になりました。

TOPIXにおいてはすでに小波動のボトムが表示されて上昇波動入りが確認できていましたが、日経平均は今日の終値が10595円以上で終われば「ボトムらしい」と判断できる状況でした。今日は前引けで10595円をクリアし、これでだいたい小波動のボトムが決まり、上昇波動入りと判定できます。

「主な株価」は明日のザラバ安値が10495円以上であれば、ボトムの10299円を表示しますが、10701円引けとなった今ではこれは確実に実現します。かくして日経平均・TOPIX共ともに小波動は上昇波動に入ったわけです。

先週末に日経平均の4%波動が陽転するには、終値が10780円以上で引けることであるといいましたが、それもあと80円ほどに迫ってきました。

TOPIXの4%波動が陽転するのは1063Pです。あと9Pほどです。 TOPIXが陽転したとき、次の上値メドは、前波動を基準にして@1104P、A1155Pになります。(実際に陽転したときは、これに今波動基準の2つの上値メドが追加される)

1104Pは1月高値の1084Pより高く、1155Pは昨年10月の最高値の1114Pを超えます。日経平均と同じく、TOPIXも陽転後の上昇幅は大きいはずです。

さらに《デンドラ》の情報を掲げると、Bこういう波動のパタンの後は平均して11%程度上昇するとあります。最近のTOPIXの安値(終値)は1022Pでしたから、1134Pが平均的な上昇の上値メドです。

またC上抜き率は56.0%とあるので、今度の上昇で先の高値1076P(終値)を上回る確率は56%あり、高値更新に賭けるほうが分がよいことがわかります。こういう情勢になってきました。


(04.2.18) TOPIX 1052P(-1) 日経 10676円(-24) 10.4億株 (1兆1770億円)


3連休明けのNYダウは10714ドル(+87)と反発。スダックも2080P(+26)と反発。シカゴ日経先物は10710円。為替は105.65円と変化なし。

日本の10-12月期のGDPが発表されました。実質で+1.7%(年率+7.0%)、名目で+0.7%(年率+2.6%)と高い数字でした。4半期の実質+1.7%というのは1990年以来のことだとか。

米国株高と予想以上のGDPの数字でしたが、すでに昨日の上昇でこれを織り込んでいたらしく、高く始まったもののジリ安になってしまいました。

しかし目先は材料出尽くしとして株価が少々下げたとしてもたいしたことはない。10何年ぶりの高い成長率となったわけですから、今後の相場には心強いバックボーンとなります。

一昨日の2月16日に、「05年03月増益予想」の31銘柄のうちで、「今は5007 コスモ石、8051 山善、6985 ユーシンなどを注目してい」ると書いたところ、メールが来て、「そのわけは何ですか」の質問でした。この方は31銘柄のうちの別の3銘柄を掲げられて、この銘柄のチャートの形がよいように思うが、とも書いておられました。


これは嬉しいメールでした。3つ掲げられた銘柄も、その通りチャートの形がよく、私も同感です。昨年末から言っている「小波動のボトムの判断」と「モデル波動」のうちの「利を伸ばしやすい波動」の2つをきちんと押さえてある。熱心にこのHPを読んでもらっているなと思って喜んだわけです。

1月6日に「利を伸ばしやすい波動」として図のモデル波動を掲げました。上昇幅が大きいのは図のピンク色の波動です。図のE(75日線に接近)やG(25日線に接近)あるいはI(IがGより安くなっていればダメだが)の位置にある銘柄を探すことです。

私が先日掲げた3銘柄もモデル波動のEあるいはGの近辺ににあるのものですが、どれも今すぐに買ってよいのかとなると、そうではないものもある。今後HPで解説したいことが起きるのではないかと期待している銘柄もある。

どういう理由で3銘柄を選んだのかの理由を銘柄ごとに述べておきます。

5007「コスモ石」ですが、モデル波動の符号を使うと、BとCは判然とせずに、いきなりA→Dへ上昇しました。Dでは75日線を上回っているので、モデル波動どうりならこの後D→Eへの押しとなります。75日線近辺まで下げて「小波動のボトムらしい」ことがわかれば買えばよいのです。


注目したのは、aの日がDからの最も安い値段を出しているのですが、 ここで十字足になり、16日には陽線となってaの前日の陰線の高値を上回ったので、6分の確率でaが「小波動のボトム」となったのではないかと判断でき、注目の銘柄に加えたわけです。

E点を待たずして「小波動のボトム」がでることもある。の例にしたかった。さらには、 aを含めて過去8日間に陽線がなく、しかも下げ渋っているという動きも面白かった。

6985「ユーシン」の波動は図のようになります。大底のAからいきなり75日線を突破してDに至り、その後はモデル通りのE(75日線)まで反落している。掲げた16日はaの日ですが、何を注目しているのかというと出来高です。

形としてはEが決まったところ(Eの2日後の大陽線を出した日)で買いとなりますが、すぐに上昇するのか、大きく上昇するのかはまだわからない。それはこの銘柄に人気がないからです。まだ知られざる株(穴株)である。

会社四季報によれば今期(04年11月期)の1株当たり利益は46.9円あります。aの日の株価は464円なので、PER10倍にしか買われていない。異常な安さです。異常な安値に放置されているのは、注目されていないからです。注目されないことには、いくら本人がよい銘柄だと思っていても上昇はしません。

注目されているかどうかは出来高でわかります。図のM(A)の日の出来高は24万株、Dの日ですら20万株でしかない。1人が1000株の売買をしたとしてもDの日の参加者は最大で200人でしかない。(実際は100人に満たないだろう)

で、注目しているのは先のDの高値480円より安い位置で、出来高が20万株以上にならないかということです。ピーク時に出来高が増えるのは当たり前ですが、出発時に出来高を伴えば、当然にピーク時にはこの何倍かの出来高ができるわけで、何倍かの出来高ができれば株価は大きく上昇しているはずです。

そういう例にならないかと注目しているわけです。


(04.2.19) TOPIX 1059P(+6) 日経 10753円(+76) 12.0億株 (1兆2740億円)


NYダウは10671ドル(-42)と反落。スダックは2076P(-3)とわずかにマイナス。シカゴ日経先物は10760円。為替は106.60円と約1円の円安へ。

予想を上回る10-12月期GDPの数字でしたが、昨日は材料出尽くしとされ東京市場は小幅安になっていましたが、一日たってやっぱりGDPの数字は評価すべきであると考えたのか。NYで円が一時107円台になったことが響いたのか。今日は上昇となりました。

注目されていた新生銀は公開値525円を大きく上回る872円で寄り付き、引けは下げて827円と三菱東京と同値。2億4000万株の大商いでした。

円安にふれたので、デジタル家電・ハイテク・自動車の主力株が高くなる一方で、銀行・証券・建設などの内需株は小安い。今日の円安方向が続くようだと、相場は期末の需給を乗り越えることができるように思いますが、どうなるのか。目下は為替が一番の焦点になります。


昨日の31銘柄のうちの注目株の続きです。会社四季報によれば8051「山善」の04年3月期の1株当り利益は8.5円ながら、05年3月期は22.4円に2.5倍増の予想です。

営業利益は前期の13.8億円→23.5億円→45億円へ順調な伸び(だいたい毎期2倍増)であり、業績は実によい。1月9日に31銘柄を選んだときは株価は227円で、来期の数字からのPERは10倍でした。(今日でも10.5倍)

業績からは超割安の銘柄です。かくまで株価が安い水準に放置されているのは昨日のユーシンと同じく人気が出ないからです。

1月中の最大出来高は図のcの日の22万株でしかなかった。いつ注目されるのであろうかと見ていたら2月に入って40万株の日が出てき、dの日には91万株となりました。これで少しはこの銘柄が注目されたはずで、その後の押し目は面白いのではないか。

もうひとつはモデル波動のG点の例になるかという点から注目しています。図のように波動はD→E→Fになったと思われます。この株が強いものであれば、Fからの押しのG点は25日線近辺で止まらねばならない。

今日はザラバ安値は233円となって、25日線の232円まで接近。9日順位相関も-82へ低下しているので、あとは「小波動のボトムらしい」ことが判断できるようになるかどうかです。そのときに出来高が今日のように9万株というのではなく、20万株程度できればさらによい。そういう状況です。


(04.2.20) TOPIX 1058P(-0) 日経 10720円(-33) 10.2億株 (1兆 86億円)


NYダウはザラバでは10753ドルの新高値をつけたものの10664ドル(-7)と続落。高値を取って上ヒゲの長い陰線(とうば足に近い)となりました。スダックは2045P(-30)と大きく下げて、戻り高値からの長い陰線となり、両指数ともにグラフは悪くなりました。

シカゴ日経先物は10725円。為替は107.10円と引き続き円安へ。 米国市場のグラフの悪化(マイナス)とさらに円安に進んだ(プラス)という2つの材料があって、東京市場は方向が定まらず。日経平均は上下90円での小動きとなりました。

昨日と同じく、円安材料からデジタル家電・ハイテク・自動車が上昇し、内需株はおおむね軟調。ただアドテスト・東エレクなど半導体製造装置がマイナスになった分だけ下げたという格好です。


米国市場の下げのマイナスよりも円安のプラスのほうが材料としては大きいと思いますが、期末の需給が気になるのか、東京市場はさえません。

過去6年(98年〜03年)の1月から3月までの日経平均のグラフを掲げます。右図は98年・99年・2000年の動き。下図は01年・02年・03年の動き。

2月の株価の動き(の形)だけについて見れば、98年は「ヘ」、99年は「V」、00年は「N」、01年は「下落」、02年は「V」、03年は「ヘ」と一様ではありません。

3月の動きを見ても月末に上がった年もあれば、下がった年もあります。2月だから3月だからどうなるとはいえません。

むしろそのときどきの波動の位置によって、2月・3月の動きが決まってくるようです。

@98年は75日線の上位の(a)から75日線の(b)へ下落し、(c)へ上昇したが、また75日線の(d)へ下落したという動き。

A99年は75日線を中心にして(e)→(f)の下げ波動に(g)→(h)の下げ波動が「はらみ」、三角保合いから上放れて(i)へ上昇した動き。

B00年は25日線を中心にして(j)→(k)の下げ波動に(l)→(m)の下げ波動が「つつみ」、75日線から上放れて(n)へ上昇した動き。

C01年は75日線・25日線・9日線・株価がこの順の位置にあるという中勢下降波動の最後の局面で、(e)→(p)へ大下げをしてから、75日線の(p)へ戻った動き。

D02年は同じく中勢下降波動の最後の下げをした後、(r)→(s)と75日線まで戻り、そのまま200日線を超えて(t)へ上昇するという異例の強さをみせた後に75日線の(u)へ戻った動き。

E03年は75日線より下位の(v)から75日線の(w)へ戻し、中勢下降波動の最悪期(3本の平均線が逆転する)に(x)となって25日線の(y)までリバウンドした動き。

需給を気にせずに「波動」を重視し、波動に従って行動したほうがよいのではなかろうか。


(04.2.23) TOPIX 1068P(+9) 日経 10868円(+148) 10.8億株 (1兆 891億円)


先週末のNYダウは10619ドル(-45)と3日連続安。スダックも2037P(-8)と3連続安。 シカゴ日経先物は10790円。為替は109.05円と大きく円安へ。

為替が大きく円安方向にぶれ、これが最大の材料になりました。東京市場は寄り付きこそは、米国株安のマイナスと円安のプラズの好悪2つの材料をどう判断するかがはっきりとせずに、前日比小幅高で寄り付きましたが、その後の1時間はグングン上昇。

ザラバ高値は10893円まであって、あとは高値水準での小動きをして終わりました。今日の上昇によって、日経平均は《デンドラ》の4%波動が陽転し、上値メドを出しました。2月13日に気が早い話ながら、もし陽転したならば「前波動基準」で@11194円、A11712円の2つがある。と掲げておきましたが、現実に陽転した今でも、この2つは変わりません。

陽転したことによって、新たに生まれた上値メドは「今波動基準」によるもので、B10883円(今波動中位)とC11091円(今波動1/4位)の2つです。すでにBの10883円は今日のザラバ高値で到達しています。したがって今後の上値メドは11091円→11194円→11712円の3つですが、まずは11194円(終値では昨年10月の11103円を上回る)を目指すと思っています。

為替相場というのは多くある相場(株式・商品・為替など)の中でも最も難しいものです。私にはこの予想は手に余りますが、グラフからだけでいうならば、105円の水準は底値水準であることが明らかになりました。

2月に入って、105円を突破して100円になることは必至のようなコメントが出ていましたが、105円からの急上昇(円安)は急調子であり、いわばカラ売りの総買戻しのような感じです。105円を下回って下落することはないという判断が出たのでしょう。

基調が変化したことは以下のことでもわかります。
  1. 安値はa→b→c→e→g→i→kと順次切り下がっていた。
  2. 安値からの戻りも、d,f,h,jと25日線までしか戻っていなかった。
  3. ところが昨日75日線を上抜き、今日は75日線を完全に突破した。
「中勢モデル波動」でいうならば、A→B あるいはA→Dの動きです。この後いったんは円高に振れたとしても、おそらく安値は105.30円から切り上がる可能性のほうが大きい。

すでに今日の高値109.37円は先の高値107.60円と108.45円の2つの小波動のピークを上抜いていますから、まずは円高のトレンドは反転したのではなかろうか。110円を越えて115円まで戻すのかが注目点です。(今の業績予想は105円を基準にしているはずで、これが115円になれば+10%の利益アップになる。)


(04.2.24) TOPIX 1048P(-19) 日経 10644円(-224) 10.1億株 (1兆 778億円)


NYダウは10609ドル(-9)と4日連続安。スダックもザラバでは2000Pを割り込む場面もあって、2007P(-30)と4連続安。 シカゴ日経先物は10860円。為替は108.35円へ0.7円ほど反発。

日経平均は小安く寄り付いた後、いったんは上昇したものの昨日の終値までは届かず。10856円を高値にしてあとは下落の一途となり、思わぬ下落幅となりました。

ナスダックが一時1999Pをつけ、先の小波動のボトムの2012Pを割り込んで、ピーク2153Pから2段下げの形になるなど、調整が明らかになりましたが、@今日で4日連続安・4日連続陰線であること、A75日線に到達していることなどから、このままズルズル下落していくとも思われません。

もしナスダックのグラフを嫌気するのであれば、昨夜のシカゴ日経先物も下げていて当然でしたが、昨日は10860円と上昇しています。また為替が108.35円になったといっても、昨日の東京市場の108.39円と変わってはいません。

要するに今日の株価下落は米国株安・円安の反動といった材料に反応したのではなく、内在的なものです。期末を控えて株式を売却したかった向きが、昨日のラッキーな上昇を見て、売りを出してきたということでしょう。今後の相場の見込みを確信して売ったものではないと思われます。


「小波動のピークか」の判断はまだ考えていません。「ピークか?」と判断し始めるのは、@その上昇小波動に「いかにも上昇波動である」というような動きがでていること、A上げ止りの足型が出ること、の2つが認められたときからです。

図は日経平均ですが、a,b,c,d のピーク時点の足型と、そこへ到る上昇過程を見ると、
  1. の日に、新高値での陰線となった。Xから2〜3日目は窓空けの連続陽線と上昇波動らしい強い足がある(Xの前には3連続陽線もある)

  2. は上げ止りらしい足はないが、Aの翌日から3連続陽線の強い足がある。

  3. は新高値での上ヒゲの陰線。cの前日は当時述べたが「つつみ上げ」の大陽線がある(「バケ線」ではないかといった)。

  4. は上ヒゲ・下ヒゲのある「迷い足」である。dの前日までは3連続陽線となっている。(Cの翌日からも3連続陽線、その3日後も3連続陽線、その2日後からは5連続陽線と上昇波動の特徴を何度も表現した)
さて現在のeですが、a,c,dにおける「上げ止まり」の足はでていません。またD→eへの上昇においても、a,b,c,dへの上昇過程で表現された「いかにも上昇波動である」というような足型はでていません。この点から、まだeが小波動のピークではないかと判断する気になれないのです。

つまり今日の下げは大きかったが、小波動のピークを出すかどうかという段階ではない。もしこのまま下落が続いたとしても、最終的には「主な株価」がeが小波動のピークであると表示してくれるわけですから、今のところ先走ってピークかどうかを考えることはしない。そういう態度です。 )


(04.2.25) TOPIX 1046P(-2) 日経 10658円(+14) 9.9億株 (1兆 193億円)


NYダウは10566ドル(-43)と5日連続安。スダックも2005P(-2)と5連続安。 シカゴ日経先物は10660円。為替は108.10円とやや円高方向へゆり戻し。

東京市場は昨日の下げから、今日で下げ渋りとなるのか、あるいは今日から反発に入るのかが注目点でしたが、日経平均はザラバで+83円高までの戻りでした。昨日の下げ幅-224円に対して戻りは1/3ほどであり小さかった。

それではせめて今日は下げ渋りの足になるかに期待を変更しましたが、日経平均は小幅陽線でプラスで引け。これは特に手がかりにはならず。TOPIXはマイナスでしたが「十字足」となって「気迷い」を表現しましたから、まあまあです。

ヤフーBBの顧客情報の流出事件が報じられました。ソフトバンクとヤフーは-5%ほど下げましたが、他の銘柄には広がらず。ただし事件が解明されるにつれて、株価はさらに厳しい局面に入るのではなかろうか。ファイヤーウォールが破られたのであれば技術力がないとされるし、内部者の手で流出したのであれば、より深刻な問題になるのでは。

新生銀行は大商いで815円(+53)となり、三菱東京804円(-4)を上回りましたが、株価的には三菱東京のほうが高くてよいのではなかろうか。

米国株式が反転しないことには、東京市場もなかなかよいほうに目が行きません。 NYダウはザラバベースでは昨日がピークから4日目ですが、終値ベースでは2月11日がピークであり、昨日が9日目になります。したがって9日順位相関は-86と低下しており、反発があってよいところです。

ナスダックは2月5日の小波動のボトムを一昨日に下抜いたので2段下げが決まりましたが、問題はこの2段下げの行く末です。

@9日順位相関は-86へ低下しているし、A昨日は75日線の水準で、B上下にヒゲのある小さな陽線になりました(「こま足」)。

とりあえずは下げ一方の方向に「気迷い」がでてきたわけです。「小波動のボトムか」の判断としては、昨日で5分の確率。明日以降に一昨日の陰線の高値2045Pを上抜けば6分の確率でボトムらしいと判断できます。


(04.2.26) TOPIX 1060P(+13) 日経 10815円(+156) 9.5億株 (9335億円)


NYダウは10601ドル(+35)と6日ぶりの上昇。スダックも2022P(+17)と同じく6日ぶりの上昇となりました。両指数ともに「下げ止りか」ではあるが、まだ「反転か」の判定はできていません。

シカゴ日経先物は10740円。為替は108.95円と再び109円台へ。

東京市場は米国株の反発と一時109円台となった為替を見て、反発して始まりました。日経平均は70円ほど小高く推移していましたが、後場2時ころよりグングン上昇。引けは10815円(+156)となって、一昨日の下げをほぼ埋めました。(一昨日の始値は10821円だった)

値上がり銘柄数は1155銘柄、値下がりは260銘柄とほぼ全面高でしたが、出来高9.5億株、売買代金9300億円というのは、やや物足らない。明日も売買代金が減少するようだと、今日の反発も値打ちが出てきません。


日経平均・TOPIXともに今日の株価あたりが、気迷いの水準になっていますが、定点観測8銘柄を見ても同じく気迷っています。

例えば株価が75日線より上位にある銘柄は4銘柄(下位が4銘柄)でイーブンです。75日線の向きを見ても、上向きの銘柄が4銘柄(下向きが4銘柄)で、これまたイーブン。

9日線・25日線・75日線の3本の線の位置関係をよい順に並べると、@トヨタ、Aソニー、Bみずほ、C鹿島(ここまでは位置関係はよい。@は最高)。 ついでDNTT、E新日鉄、F野村、G住友鉱(EFGは位置関係は最悪)。とだいたいイーブンだが、やや弱いほうが勝る。

今後はよいものと悪いものの数がどう変わっていくのか。位置関係が最悪のEFGがよくなっていくのか。を眺めておればよいかと思いますが、悪いものが半数ありながら日経平均10800円まで上昇しているのは、この上昇の「小波動」は強さがあると見てよいのではなかろうか。


(04.2.27) TOPIX 1082P(+22) 日経 11041円(+226) 13.3億株 (1兆3757億円)


NYダウは10580ドル(-21)と反落。しかしナスダックは2032P(+9)と続伸。シカゴ日経先物は10865円。為替は109.55円と円安が進行。

為替は110円に手が届くところに来ました。今朝発表のあった1月の鉱工業生産指数は前月比+3.4%となって3年ぶりの水準へ復帰しました。

改めて先日発表のあった10-12月期GDPが年率+7.0%の伸びであったことを思い出させ、日本の景気回復はまだ持続するということを感じたのか。

日経平均は前引け間際に11000円に到達し、後場は11050円あたりで小動きとなりましたが、週末であるのに持ち高調整の売りも出ずに高い水準のまま終わりました。

出来高は13.3億株。売買代金は1兆3000円と申し分なし。TOPIXは1月のザラバ高値1084Pにはあと1P不足したけれど、終値ベースでは高値1076Pを上回りました。日経平均は1月のピークのザラバ高値11193円・終値高値11103円を今日は未達成ながら3連続陽線、しかも窓空け陽線となって、その上昇力の強さを表現しました。 両指数ともに9日順位相関はまだ31〜33でしかありません。来週はさらに上値を追いそうです。

《デンドラ》による上値メドですが、日経平均は2月23日にいったように、@10883円、A11091円、B11194円、C11712円 で変わっていません。@は2月23日にすでに達成しているので、A11091円は来週初めにも到達し、B11194円を目指すものと思います。(これは2月23日にもいったが)

TOPIXの当初(2月23日に陽転したとき)の上値メドは、@1073P、A1094P、B1104P、C1155P でしたが、今日は@を達成。どころか1月の高値を上抜いたので上昇波動のパターンが変化し、新たな上値メドを表示しました。

@1104P、A1155P、B1155P、C1216P です。(AとBは同じ上値メド)来週は@の1104Pを目指します。これを達成できれば、いよいよ次の目標はABの1155Pになります。1155Pというのは昨年10月のザラバ最高値1114Pをかなり上回る株価水準です。

上昇の原動力はなんといっても外国人買いです。今日の寄り付き前の外国証券の成り行き注文は、1370万株の買い越しでした。この買い注文がなければ今日のような上昇は望めなかったでしょう。来週も引き続き外国人買いは継続すると思います。

今日は証券・不動産・建設・他金融・銀行などの内需株が買われましたが、基本はデジタル家電・中国関連株でしょう。


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