TOPIXをどう見たか・判断したか (02年5月)

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(02.5.1) TOPIX 1086P(+4) 日経 11552円(+60) 6.2億株


NYは、9946ドル(+126)と反発。ナスダックも1688P(+31)と上昇。外国証券の朝方の注文は、売リが2360万株、買いが2180万株と、180万株の売り越し。

米国の1-3月のGDPの伸びは+5.8%と大きなものでしたが、これは相場にはまったく響きませんでした。 これはGDPの伸びを押し上げたのが、個人消費や設備投資ではなく、在庫の積み上げ(在庫投資)が最も大きな要因であったことから、現実には景気の上昇は不確実であると市場が判断したものでしたが、今日は消費者信頼感指数の下げ止まりを受けて反発しました。

東京市場はGWの谷間とあって、売買高も少なく、日経平均の上下幅はわずか63円という極小のボラティリテイです。しかしこの中で、業績が伸長するホンダは高値を更新(5950円)。日産もザラバで1003円と大台に乗せるなど、業績の変化があった銘柄には買い物が集まります。しかもホンダや日産の好業績が報道されて以来、その上昇が持続しています。

相場の性格は業績相場に入っていますが、業績相場では、@その企業の業績についてのニュースを早く知る、というのがそれは最上のことですが、それは一般投資家にとっては無理なことです。A新聞で報道されるやワッと買いついても、そこが当面の高値であったということはよくあります。この場合はあらかじめ業績が予想されており、数字がいくらよくとも、事前の予想通りであったときは、材料出尽くしとなるからです。

となれば、一般投資家が取るべき道は、B好業績が発表されたときには、まずグラフを見て、すでに株価が上昇しているのかどうかを確認する。上昇していた場合は見送る。本当に業績がよくなるのであれば、発表時に買わなくても、目先筋が買いついて株価が上昇の後、材料出尽くしによる株価反落がありますから、ここで買えばよいのです。

阪和興が8年ぶりに復配すると報じられて買いが集まり、一時は出来高ベストテンに入っていました。鵜の目鷹の目で業績が変化する銘柄が物色されています。

阪和興のグラフは昨日から急上昇していますが、Aで200日線を超えるか超えないかの水準まで上昇し、そこから75日線のBまで下落した後に急伸を開始しました。

@Aの200日線まで戻って、Acで9日順位相関が-80以下になり、BBで75日線まで下げ、CDの順位相関が上向いたときから上昇を開始する、というのは4月にクドクド述べたことですが、(まあ後からいってもしかたがないのですが)、同じようなことは今後もいくらでも起こります。

先日(4月24日)、津田駒が先鞭をつけ、日本製鋼所がこれを追うといった低位株の株価の大変化があるのかといいましたが、阪和興もその1つになるようです。そうなれば市場も随分活況となるので、そうあって欲しいものです。


(02.5.2) TOPIX 1086P(-0) 日経 11551円(-1) 6.4億株


NYは、10059ドル(+113)と続伸。ナスダックは1677P(-10)と下落。外国証券の朝方の注文は、売リが2640万株、買いが2510万株と、130万株の売り越し。

為替レートが一時126円台になるなど、輸出関連株にはややアゲインストとなり、自動車は利食い売りに押されました。しかし業績回復の見込みがある低位株は買われ、値上り銘柄数は627銘柄(値下がりは665銘柄)とイーブン。

GWも後半が始まります。4日間も休むとボケてしまいそうなので、先般よりいっている「200日線まで戻った(あるいは200日線を上回った)後、75日線近辺まで下落したときの押し目買い」の条件表を掲げておきます。



上の条件表No.56は、200日線に接近後の押し目買い (01年03月27日)で掲げたもの(これは《カナル2》Ver.4の条件表No.52に設定されています)に、いくつかの条件行を追加しました。( 条件行No.1〜No.12行までは、設定ずみの条件表No.52とまったく同じもので、No.13行〜16行が今回追加変更したものです。)
  1. メニューの「条件(J)」から条件表No.52を選択して、条件表No.52の内容を表示させ
  2. 条件表の「メニュー」の「表複写」をクリックして、条件表No.56に複写してください。
  3. 条件表No.56のNo.13行〜No.16行に上の青枠の部分を設定して終わり。


《Qエンジン》を使って、この条件表がどのような結果をもたらせるかを検証してみましょう。

図のような@「売買ルール」を使って、A東証1部の1500銘柄について、A過去100日間の売買成績をシミュレーションします。

売買ルールは以下のように設定しています。
  1. 買いマークがついたら翌日の始値で買う
  2. A.買ってから20日が経ったら売却する。
  3. B.買ってから20日の間に、買値より15%以上の値がついたら売却する
  4. C.買ってから15日が経過して、買値より10%以上の終値がついたら、翌日の始値で売却する
  5. D.買ってから一度は買値より10%以上の終値がついたが、その後(その高値より)10%以上下落したら、翌日の始値で売却する
  6. E.買値より-15%以上下げた終値になったら、翌日の始値で売却する
というものです。この結果は以下のようになります。

この100日間で69回の買いがありましたが、A利食いが12回、B利食いが12回、時間切れが43回、損切りが2回です。時間切れが約2/3を占めますが、これは買ってから20日たっても利食いもできず、損切りもしなくてよい、という結果に終っているということです。

しかし時間切れの平均利益率は-0.1%ですから、ほとんどは20日たっても損にはなっていないということです。投資で最も大切なことは「損をしない」ということです。チャンスはいくらでもあります。この意味で、この条件表は悪くはありません。

時間がないので、詳しいことは後に譲りますが、この条件表が出す売買マークをみていきなり売買するということはありません。@売買マークがでたら、その銘柄のグラフを出して、グラフ上の検討(1.出来高はあるか、2.急落していないか、3.波動が切り下がっていないか、など)をせねばならないし、Aその銘柄はどういうことを材料にしているのか、その材料は一過性ではないのか、などグラフ以外のことも考慮します。

GWの間、時間があれば、この条件表を使って「単独検索」をされ、どのような位置で売買マークを出しているのか、ダマシを防ぐにはさらにどういう条件をつければよいのか、ご検討ください。


(02.5.7) TOPIX 1074P(-12) 日経 11316円(-234) 7.0億株


NYは、9808ドル(-198)と急落。ナスダックも1578P(-34)と安値更新。GW明けの外国証券の朝方の注文は、売リが3100万株、買いが3030万株と、70万株の売り越し。

米国市場は、個別企業の業績の伸びが芳しくなく、今年春にふくらんだ業績回復の期待がしぼみつつあります。GDPレベルでは回復の足取りはよいように思いますが、個別企業の業績が回復しないというのは、日本と反対の動きです。

日本のGDPの伸びは鈍いようですが、個々の企業の今期の業績予想は前期(2002年3月期)に比べて50〜60%の伸びになるかの報道がされています。この利益の回復のうち、人件費のカットによるものが20%程度、原材料費の低下によるものが15%程度とかいわれています。全体の売上高の伸びは若干のマイナスの予想ですから、減収増益というわけです。

JR東日本の2003年3月の予想連結益は前期の2.2倍になり、過去最高益になる見込みであると報道され、JR東株は564円(+18)と上昇していましたが、JR東の増益の原因はリストラと借入金圧縮による支払い利息の減少だそうで、ここでも売上が伸びなくても利益がでるような体質改善への努力が実を結びつつあります。

米国は長い間の好景気で利益が出にくい企業体質になってしまっており、ようやくこの改善に手をつけ始めたのが失業率の増加(これが昨日の下落の材料になった)として現われてきていますが、日本はこの2年で相当な体質改善が進んでいると思います。この面では米国より先行。日経平均のグラフは、順位相関が-80以下になっており、反発するところです。


(02.5.8) TOPIX 1081P(+7) 日経 11520円(+204) 7.6億株


NYは、9836ドル(+28)とアヤ戻し。ナスダックは1573P(-4)と連続して安値更新。外国証券の朝方の注文は、売リが3230万株、買いが2850万株と、380万株の売り越し。

米国は引け後にシスコが2-4月期決算を発表し、これが予想を上回ったとかでシカゴのGLOBEXが上昇。これを見て東京市場は堅調な寄り付きとなりました。昨日売られた値嵩ハイテク株は買い戻されましたが、富士通・東芝・NECはマイナス。米国株が軟弱な今はハイテク株の買いは持続しません。

一方国内景気の自律的回復を見込んでの素材株・電力株・鉄道・小売など内需株は、株価が低位であることから個人投資家の物色意欲が失われず、新日鉄204円(+6)、東ガス317円(+5)、JR東582円(+18)JR西525円(+21)と上昇。


千代建が今期は8期ぶりの営業黒字になる予想であるとかで、一時買われました。この株は昨年12月の84円という安値から3倍化しているので、今日はやや材料出つくしの反応で、上ヒゲの陰線となりました。この銘柄がよいというわけでは決してありませんが、最近5期ぶりとか9期ぶりに営業黒字になったり、復配したりの銘柄がでてきていることには注目せねばなりません。

グラフの左から、6366千代建は8期ぶりの営業黒字、8087阪和興は8期ぶりの復配、8164キャビンは10期ぶりの黒字、8166タカキューは12期ぶりの黒字(の予想)です。なんと艱難辛苦に耐えること10年間の企業がようやくにして、身をスリムにして復活しつつあります。

いちどドン底まで落ちた企業がよみがえったのですから、今後はそうやすやすとへこたれるとも思えないし、応援したいものです。株価的にも100円・200円ですから、うまく追っていけば、高い変化率となるのでは。


(02.5.9) TOPIX 1090P(+9) 日経 11633円(+112) 7.4億株


シスコの決算発表はすでに東京市場が先取りして、昨日日経平均は+204円高をしていましたが、NYは10141ドル(+305)と大幅高。ナスダックは1696P(+122)と暴騰。特にナスダックは連続して安値更新してきた後の急上昇であるので、下値を確認した格好となりました。今後の安値更新の可能性は非常に低くなりました。外国証券の朝方の注文は、売リが2250万株、買いが3300万株で、1050万株の買い越し。

米国市場に連動するADR銘柄が上昇したため、買いの対象となっていた低位株は動きませんでしたが、この分野が物色対象としてある分だけ米国市場よりも日本市場のほうが上昇すると思っています。

ドコモの前期の連結営業益は1兆円。トヨタも早くから1兆円台乗せがいわれていますが、1兆円は大きい数字です。日産も4900億円の営業益を出しましたが、売上の伸びが+1.8%であるのに、営業益の伸びは+68%です。売上が伸びなくても利益は出せるという典型です。デフレ下にある今、これを多くの企業は目指しているのですが、昨日の4銘柄をはじめとしてその努力が実を結びつつある企業がでてきています。今月の決算発表で、さらにゾロゾロと出てくれば、日経平均の12000円を突破することになるのですが、期待しましょう。


(02.5.10) TOPIX 1085P(-4) 日経 11531円(-102) 7.3億株

NYは10037ドル(-104)と反落。ナスダックも1650P(-45)と下落。外国証券の朝方の注文は、売リが2670万株、買いが2100万株で、570万株の売り越し。

週末ともあって大方は見送り。ボラティリテイの小さい一日でした。3月決算の企業は、5月末が税務署への申告期限であり、したがって5月末までには決算を確定し、会計監査を受け、決算を発表しますが、3月決算の企業のうち決算を発表したのはまだ1/3に達していないのではないでしょうか。来週からドッと発表があいつぐことになります。

日経新聞は毎日、東証一部銘柄の予想PERを発表しています。(予想PERは《カナル2》の市場データで使うので、毎日市場データを手入力して、皆さんがダウンロードできるようにアップしています。HPのトップページの「《カナル2》を使いこなす」のコーナーからダウンロードできます。)

手入力しているので、予想PERは常に目についているのですが、ここ2か月は予想PERは計算不能で発表されていませんでした。つまり東証一部の銘柄の利益の合計額はマイナス(赤字)であったわけです。ところがようやくPERが計算できるようになって、今日の予想PERは619.35倍です。619倍というのは途方もない倍率ですが、計算ができるようになったということは、東証一部の銘柄の利益の合計額がプラス(黒字)になったということです。

株式投資においては、@株式益回りにA経済成長率を加えたものが、B期待収益率になります。 株式投資の期待収益率は、当然のことながら国債利回りに匹敵せねばなりません。今の国債利回りは1.36%あたりです。 すると@株式益回り+A経済成長率>1.36%であらねばなりません。今年の経済成長率が名目で-1.0%とすれば、@の株式益回りは1.36%+1.00%=2.36%でようやく国債に利回りにつりあう勘定です。

PERは株式益回りの逆数ですから、株式益回りが2.36%というのは、1÷2.36X100=42.37倍のPERであることになります。今日のPERは619倍という異常な数字ですが、来週以降の決算発表で、今期の業績予想が明らかになるにつれて、PERはドンドン低下していくことでしょう。100倍以下になるのは当り前のように思いますが、これが50倍とか40倍とかへ低下してくるのかどうかが注目点です。(40倍まで低下すれば、株式投資が有利になります。)


(02.5.13) TOPIX 1074P(-11) 日経 11336円(-194) 6.2億株


先週末のNYは9939ドル(-97)と続落。ナスダックも1600P(-49)と連日の-3%下落。外国証券の朝方の注文は、売リが1980万株、買いが2880万株で、900万株の買い越し。

5月の月例経済報告では、景気底入れを明記するとのよし。3月11日の日経平均の高値12034円・TOPIXの1128Pを出して以来2か月が経過しましたが、高値圏の保合いが続いているのは、しかし景気の底入れの材料は、いまさら政府にいわれるまでもなく、2月から3月にかけての株価上昇で折込みずみであり、底入れした次の段階がどうなるのかを探っているところです。

よちよち歩きの幼児にはやはり手を差し伸べて、ころばないないように、歩くことに自信をもたせるように導くべきで、せっかくの景気底入れの気運に、手を差し伸べることなく、ましてや橋本内閣がしたようにに、もう歩けるのだからと荷物を負わせてひっくり返らせてはいけません。税制を利用したバックアップが待たれるところです。

40日前の 4月2日に以下の6銘柄のグラフを掲げ、グラフのよい順(ということは買ってもよい順)をつけました。右図の○の数字が順位です。 この後40日(立会い日では26日)が経過しましたが、株価はどうなったでしょうか。

4月2日時点で@位であった住友鉱はその後新高値を更新しています。A位の同和鉱は2日前にやはり新高値のをつけ快調です。B位の三井金は4月2日の翌日からポンポンと上昇しましたが、現在は反落して4月2日と同じ株価水準にあります。C位の三菱マテは4月2日から上昇を開始し、その後ジリジリと高値を更新しています。

Dの東邦鉛・Eの古河機は、当時200日線を下回っていて、D東邦鉛はともかく、E古河機は200日線のはるか下方にあるので、この先すぐの上昇は期待できませんでした。

こうして40日が過ぎてみると、@住友鉱山、A同和鉱、C三菱マテは期待に応え、B三井金がやや上昇が足りませんでした。Dは上昇せず。Eは4月2日より下落、とだいたい4月2日につけた序列のとおりの結果となりました。Cの三菱マテは4月23日に新高値にでて、同じ日に新高値になれなかったBの三井金より上昇力があるということを表明しました。

4月2日に@〜Eの序列をつけた基準は簡単で、株価が200日線を上回ってからの日数が長いものほどよい、としました。200日線はこのようにナカナカ重要なことを教えてくれます。


(02.5.14) TOPIX 1071P(-2) 日経 11356円(+19) 7.0億株


NYは10109ドル(+169)と大反発。さすがに200日線の水準では強弱交えての激しい上下動が続きます。ナスダックも1652P(+51)と反発。外国証券の朝方の注文は、売リが2720万株、買いが2940万株で、220万株の買い越し。

決算発表が続いています。丸紅の前期は大赤字でしたが、今期は黒字に転換し3円復配の方針と発表があって、丸紅は107円(+13)高。4700億円の金融支援が決まった大京は92円(+12)。

決算と同時に自社株買いの発表が続々と出ています。ドコモは5000億円、トヨタ6000億円、NTTが1000億円。今日は日興コーディアルが1800億円と思い切った額を発表していました。日興コは543円(-10)と今日はマイナスでしたが、明日は当然に上昇でしょう。

今日の株式市場がどうであったのかは、値上り率上位XX銘柄・値下がり率上位XX銘柄を見ればよく、インターネットや新聞でも上位10傑が掲げられています。《カナル2》にはもちろんこの機能があります。図は《カナル2》の「計算」→「今日の相場」で出した表です。

「今日の相場」の表は、

@当日だけでなく過去のどの日の表でもでること、

A上位XX社だけでなく全銘柄の順位がでること、

B1)値上り率・値下がり率の順だけでなく、2)前日比較(+X円高・-X円安)の順、3)株価の値段の順、4)出来高の大小順、5)売買代金順(ただし一部の銘柄は株価単位が異なるので正確ではない)などを即座に切り替えて見ることができます。

《カナル1》で上位XX社を知るには以下のようにして下さい。(《カナル2》の「計算」→「単独検索」でも同じことができます。)
  1. 東証1部の銘柄を選択しておいてから、《カナル1》のメニューの「計算」をクリックすると、「計算(検索)」の画面が出てきます。

  2. 条件表No.121を選択して下さい。ここには「過去比率」と「出来高倍率」が設定してあります。(過去比率と出来高倍率について上位XX社・下位XX社を知ることができます)

  3. 今日のXX社を知りたいのなら、検索期間は999999までの1日間 とします。(2002年4月30日当時のXX社を知りたいなら、検索期間は020430までの1日間とします)

  4. 「売買条件」は「無条件」を指定します。(「売買共」や「買い」「売り」を指定すると、条件に合致した銘柄しか表示されません

  5. 「開始」ボタンをクリックすると、東証1部の銘柄について、過去比率と出来高倍率が計算されます。図の「%」欄が過去比率の数字で、「VBR1」欄が出来高倍率の数字です。この段階ではコード順に表示されています。

  6. 上位XX社を見たいなら、メニューの「キーソート」をクリックします。
  7. どういう項目を順に並べるのかを指定する「ソートのキー項目」の画面が現われます。過去比率(前日比XX%)の順にしたいのであれば、「%」を選択します。

  8. 「OK」ボタンをクリック。
  9. もとの計算の画面には、「%」(過去比率)の大きい順に並べ替えられます。今日の値上り率1位は大京の+15.0%高、続いて丸紅の+13.8%高、いなげやの+13.5%高・・・・です。

  10. 値下がり率の大きい順にしたいときは、上図の「ソートのキー項目」の画面で、「小→大順」をクリックして選択して下さい。

    出来高倍率の大きい順に並べ替えたいときは、上図の「ソートのキー項目」の画面で、「VBR1」を選択すればよいのです。

このように条件表に設定されているチャート(そのチャートは「印字する」にしておくこと)は、簡単にその数値の順に並べ替えることができます。


(02.5.15) TOPIX 1087P(+15) 日経 11642円(+286) 8.4億株


NYは4月の小売統計が予想の倍ほどよかったとかで大幅続伸し、10298ドル(+188)。ナスダックも1719P(+66)と大幅高。外国証券の朝方の注文は、売リが1830万株、買いが2360万株で、530万株の買い越し。

米国の大幅上昇に加えて、引け後に発表されたアプライドの2-4月期決算と見通しがよかったところから、東京市場もハイテク株・半導体製造装置を中心に大きく上昇。

ここへ自社株買いを材料として、いなげやがS高、日興コが586円(+43)と上昇。証券株は野村Hが1880円(+70)、大和G867円(+61)と、この日の業種別の値上り率が第1位となりました。マツダも自社株買いを発表というので見れば、10億円とか。それでも自社株買いは結構な買い材料になっています。

昨日の日経夕刊では、日本の1-3月のGDP伸び率は年率に換算して7〜8%になるようです。まあ昨年10月〜12月は、米国テロ事件・狂牛病と大変な時期でしたから、これに比べれば伸び率は高くなって当然ともいえますが、案外な高い数字です。

NYダウは3月に完全に200日平均線を上回りましたが、4月末以降は、200日線を下回っては翌日これを取り返すという日を繰り返しました。しかし昨日の上昇で、200日線・75日線・9日線のすべてを突破して、再び上昇を開始したようです。

株価が200日を超えた後の押し目買いの時期は、@200日線(あるいは75日線)の水準まで株価が下落し、A9日順位相関が-80以下になってから上向いたとき、ということは4月以来いっていますが、日本株に限らずNYダウにおいても、当てはまっています。

この上昇で3月の高値10673ドルを超えるようだと、その後の押し目は75日平均線の水準がその目安になります。


(02.5.16) TOPIX 1105P(+18) 日経 11738円(+95) 7.7億株


NYは10243ドル(-54)と反落。ナスダックは1725P(+6)と小幅続伸。外国証券の朝方の注文は、売リが2390万株、買いが3560万株とひさびさの大量買いとなって、1170万株の買い越し。

外国証券の大量買いがでましたが、前場は模様眺めの気分が強く、日経平均の前引けは-27円安。しかしTOPIXは+6Pとしっかり。後場2時ころから次第に買いが強くなって、日経平均はプラスへ、TOPIXは+18Pとなって約1か月ぶりに1100P台で引けました。

TOPIXが日経平均を凌ぐ上昇をしたのは、NTTが514円(+16)、ドコモが322円(+12)、みずほHが268円(+20)、三井住友617円(+27)と時価総額の大きな銘柄が上昇したためです。今の相場は、基本的には今期の業績予想がよいものを物色するというものです。今日も好業績(というか変化率の大きい)の銘柄の重工428円(+11)、マツダ404円(+2)、ヤマハ発1042円(+55)、三井物875円(+30)が出来高上位10傑に入り、いずれも上昇しました。

そこへ時価総額が大きいからという理由で買いが入ってくるのは、まったく頼もしいことです。要するに「日本株は買い」という判断だからです。

TOPIXは今日の上昇で、終値としては4月22日の高値に並びました。ザラバでは4月23日の1108Pがありますが、明日これを上抜くなら3月11日のザラバ高値1128Pを当然に上抜く、中勢第2段目の上昇波動に入ることが確認できます。

TOPIXが200日線に迫った3月7日に右のようなグラフを掲げ、上値のメドを予定しました。当時は@1057PとA1085Pはすでにクリアしていましたが、B1118Pは3月にクリアされ、残りはC1193PとD1315Pの2つとなっています。

たぶんD1315Pというのは、今回の大勢上昇波動の最後の上値メドだと思っていたほうが よいので、当面(今から始まるであろう中勢2段目の上昇波動)の上値メドはCの1193Pでしょう。今日のTOPIXは1105Pですから、上値といってもあと90Pほど(日経平均でいえば約1000円)の上値余地しかないのですが、今の段階ではこの値段を基準にしておいて、株価がこれ以上に上昇すれば次のことを考えればよい。と思っています。

大事なことは、先々を予想して当てることではなく、一応のコースを予定しておくことです。現実の相場は予想したコースから上に外れたり、下に外れたりしますが、当初予想した材料と現今の材料とを比較して、予想の軌道修正をしていけばよいだけです。(そのためにはコースの予想がいるわけで、初めから予想(ないし構想)がなくて、その場その時のムードで予想(とういか願望)をコロコロ変えていくのはダメです。)


(02.5.17) TOPIX 1108P(+3) 日経 11847円(+108) 10.0億株


NYは10289ドル(+45)と反発。ナスダックは1730P(+4)と小幅ながらも4日続伸。外国証券の朝方の注文は、売リが2580万株、買いが4880万株と昨日を上回る大量買いが続いて、2580万株の買い越し。朝の外国証券の注文は今週に入ってすべての日が買い越しとなりました。特に昨日・今日の買いっぷりは明らかに日本株は割安である、米国株よりも日本株を買うべきである、という方向が決まったということでしょう。

今日もNTTが530円(+16)、三井住友が640円(+23)、野村Hが1934円(+41)と上昇。1400億円の自社株買いを発表した富士重も708円(+15)と出来高ベストテン入り。

日経平均のザラバ高値は11926円があって、3月11日の12034円まであと100円と迫りました。TOPIXの3月11日のザラバ高値は1128Pなので、今日の高値1117Pはやはりあとわずかに11Pというところまで上昇しています。このまま外国人買いが尻すぼみになることはないでしょうから、まず3月高値の奪回は堅いところです。

出来高は7億株台が続いており、この面でエネルギー不足が指摘されていましたが、今日は10億株。売買代金も3月高値時以来の1兆円となりましたから、この面でも心配はありません。


TOPIXの週足はとうとう52週線を上抜きました。大勢波動が上昇転換したことを週足から確認するためには、株価が52週線を上抜くことであると思っています。先月4月15日に、あと1〜2か月のうちにそうなるのではないかといいましたが、ようやく今日でその確認がとれました。

さらに週足のグラフについて付け加えると、昨年末の02年12月27日に、右と同じようなグラフを掲げ、株価と104週線のカイリ率が-20%以下になったときはボトムであるといいました。

図の青色のa,b,c,dがカイリ率-20%のところです。赤色のABCDEは、株価が52週線を上抜いたところで、大勢波動が上昇に転じたと確認できるところです。しかしBとDは戻り高値になっており、上昇波動入りと判断して間もなくこの判断は間違いであったということに気づきます。

B,Dの誤りは、カイリ率を見れば防げます。例えば、Aの前にはaという底値圏を表す-20%のカイリ率があり、Cの前にはb,cの-20%のカイリ率がありました。Bの前にはのカイリ率はありません。Dはその前にザラバでは-20%のカイリがあったので、ここで大勢波動の転換を確認したとしても無茶ではありません。(結局はその翌週に再び52週線を割り込んで、大勢波動の転換はしていないことがわかります。)

今回のEですが、dで長い間-20%以下のカイリをつけてきたので、過去のAやCと同じように大勢波動は上昇に転じたとしても間違いではないでしょう。


(02.5.20) TOPIX 1117P(+8) 日経 11856円(+9) 10.9億株


先週末のNYは10353ドル(+63)と続伸。ナスダックも1741P(+10)と小幅ながら5連騰。外国証券の朝方の注文は、売リが2380万株、買いが4700万株と月曜日ながら大量の買いが続き、2380万株の買い越し。外国証券は日本株を持たざるリスクを心配し、いっきに買い出動してきています。しかしまだ国内の機関投資家はおよび腰のようで、国内の機関投資家が買い出してくるまでは、この上昇はまだまだ大丈夫であるとの感触です。

証券株の上げっぷりは強烈で、野村H2050円(+116)・大和G978円(+51)・日興コ683円(+62)と急上昇したのは、これから株式市場が活発になる、なかでも手数料を得やすい低位株が主流になる、という市場の読みでしょう。
数量銘柄としては、川重167円(+14)・NKK121円(+7)・住金52円(+1)・新日鉄201円(+5)・丸紅115円(+5)が今日の出来高上位に入っていますから、低位株の動きはこの予想を裏付けています。

この2月6日の安値から3月12日までの上昇は、@空売りの買戻しに、A景気回復の理想買いが加わったものでしたが、5月に入ってからは、B景気回復の現実買いになっています。

相場の局面(ステージ)は変化してきています。2月安値の時分は@「逆張り」(非常に安くなった銘柄を探す)が効きました。3月12日へかけての上昇では、A「順張り」(株価が動意づいたものを探す)が効きました。4月の高値保合いのときは、言い続けてきたB「200日線に接近した後の押し目買い」が効きました。(これはまだまだ効きます)

さて相場の局面が中勢の第2段目の上昇に入らんとしているときは、基本的には「順張り」でないとナカナカ銘柄をキャッチすることができません。《カナル基本》には「逆張りラフ」「順張りグラフ」「足型グラフ」「明解グラフ」という4つのグラフがありますが、「逆張りラフ」が役立つ時期は過ぎました。いま使うのは「順張りグラフ」か「足型グラフ」です。

上図は「足型グラフ」の条件設定画面です。買いマークとしては@普通買い、A特別買い、B底打ち買い、C特底買い、D安値買い、の5種類を指定して検索することができます。

これからの時期は、A特別買い、C特底買い、の2つが重要ですが、逆張りのD安値買いも銘柄によっては出るので、この3つをチェックし、他は空白にして下さい。

この条件表を使って、東証1部銘柄について検索すると、図のような銘柄が、ここ10日間に上記3つの足型を出しています。


図はマンダム(2部)の足型グラフです。図の
  1. aは「安値買い」のマーク。(逆張りです)

  2. bは「底打ち買い」のマーク(上の条件表では、この買いマークは検索しないように設定しています。)

  3. cは「特別買い」のマーク。(順張りです)


(02.5.21) TOPIX 1116P(-0) 日経 11801円(-55) 9.6億株


NYは1029ドル(-123)と反落。ナスダックも1701P(-39)と下落。外国証券の朝方の注文は、売リが2770万株、買いが3730万株と大幅買い越し基調は変わらず、960万株の買い越し。

日経平均は5日連続高、TOPIXは4日連続高をしていたので、今日はNYの下落をきっかけに一息いれました。しかしその下げ幅は極めてわずかなものです。おそらくはもう3〜4日は上昇を続けて、ここで過熱感が出てきて4〜5日の押し目をつくるのでは、と思っています。

その押し目を作るときでも、おそらくは日経平均の12000円が上値の限界であるとしてきた投資家は、5月に入っても買っていないでしょうから、いまは押し目を待っているに違いなく、少し押せばすぐに押し目買いが入るといったふうになり、ごく浅い押しで終るのではなかろうか。

今日も宇部興が今期+67%の経常増益になると発表するや買い物が集まり、出来高5位の2000万株出来て189円(+14)。また来期経常益が+25%増となるミレアHも上昇し、粗鋼生産量が1年ぶりに増加したことを材料に新日鉄204円(+3)、川鉄167円(+5)など鉄鋼株が上昇するなど、好い材料や好業績銘柄がいくつも出てきますから、なかなか下げるものではありません。

とにかく、先週に週足株価が52週線を上回り、大勢波動の上昇が確認されたばかりです。少なくともあと1年は75日線まで下落したら押し目買い、その先には25日線まで下落したら押し目買い、という時期が続くと思います。いったん景気が上向き始めたのですから、これが3月や半年で腰折れするはずはありません。


(02.5.22) TOPIX 1129P(+13) 日経 11961円(+160) 13.1億株


NYは10105ドル(-123)と昨日と同じ下げ幅の下落。ナスダックも1664P(-37)と昨日とほぼ同じだけ下落。しかし外国証券の朝方の注文は、売リが2930万株、買いが4070万株と大幅買い越し基調が持続しており、1140万株の買い越し。

TOPIXはザラバ・終値ともに3月の高値を更新。日経平均もザラバでは3月高値の12034円には及びませんでしたが、終値ベースでは3月高値11885円を上回りました。出来高も13億株と増加し、多くの機関投資家は日経平均12000円が限界だと、うんぬんしていましたが、この水準はもう突破が確実です。

3月初めから3月11日までは、驚くような急上昇を見せましたが、今はその再現をしています。図の青枠で囲ったところは出来高が10億株を突破して、10億株以下になるまでの期間です。3月時には2月28日から始まって3月11日までの8日間が買いのブームでした。売買代金ではピンク色の部分が1兆円を超えた時期で、3月4日から3月11日までの6日間がそうでした。

今は出来高が10億株を超えだしたのは5月17日から、売買代金が1兆円を超え初めたのも5月17日からで、今日で4日目となります。3月の例に倣うならば、出来高ではあと4日、売買代金ではあと2日の期限があるわけで、昨日なお3〜4日は上昇を続けるのではないか、といったのはこの例を参考にしたのも理由のひとつです。

グラフではTOPIX・日経平均ともに逆張りの売りマークがつきましたが、売りマークが明日も出て、明後日も出てと連続することでしょう。売りマークが消えたところで、当面の買いの集中は一息いれることになりそうです。

株価が堅調になったために、定点観測している7銘柄のうち、みずほH以外の6銘柄は年初来の新高値をつけています。株価が新高値を上抜いていない間は、@75日平均線まで戻るか、A200日線まで戻るか、Bあるいは前回の高値まで戻るか、といくつかの戻りの水準のメドがあります。しかし株価が新高値になると、株価の上昇のメドをどう見当をつければよいのか、たちまち困ることになります。

@ABは過去の株価の水準を頼りにしますから、ある程度は戻りの水準の意見が一致し、だいたい@ABで戻りいっぱいになることが多いのですが、新高値になった銘柄は過去の株価を参照することができません。(200日線を上抜いたとき、なにを手がかりに上値のメドをつければよいのか)そのために《デンドラ》があります。デンドラによる当面の上値メドを掲げます。
  1. 鹿島建 421円
  2. 新日鉄 235円
  3. 住友鉱 589円〜654円
  4. ソニー 7313円〜8088円
  5. 野村H 2278円
  6. NTT 583円〜638円


(02.5.23) TOPIX 1136P(+7) 日経 11979円(+17) 13.4億株


NYは10157ドル(+52)と小反発。ナスダックも1673P(+9)とわずかにプラス。外国証券の朝方の注文は爆発しました。売リが3930万株、買いが6450万株と、2520万株の大幅買い越し。6450万株の買い注文には驚きました。今年になって多かった買い注文は、2月28日に5670万株、3月8日に5200万株、の2日が5000万株を超えていますが、6450万株というのは今年最大の買い注文です。

昨年2001年を調べると、3月22日に5280万株、4月26日に5170万株、翌日4月27日に5440万株、株価がピークをつけた5月7日に6000万株。この後しばらくあけて11月16日に5640万株というのがあります。外国証券の大量買いは、@相場のスタート時か、A相場のピーク時、に見られますが、今回は日本景気の回復を確認しての相場のスタート時です。

昨年の3月4月の大量買いは、いうまでもなく小泉内閣の構造改革の掛け声に呼応した理想買いでしたが、世界景気がダウンし、テロ事件があったりして短期的な上昇で終りました。今回は経済指標が現実に目に見えて好転しているし、企業のリストラの進捗から企業収益も確実に大幅に向上していますから、昨年のような短期の上昇で終るということは考えられません。

いまグラフを見て反省しているのは、@先日来中勢上昇波動の第2段目が開始したと書いてきましたが、Aまだ中勢上昇波動の第1段目を継続中ではないのか?という点です。というのは、景気循環に対応する大勢上昇波動は、少なくとも1年、通常であれば2〜3年に期間があります。この大勢波動には、中勢の上昇波動が2つか3つ含まれるはずです。(大勢波動が1年とかの短期で終るときは中勢波動は2段、普通は中勢波動は3段がある)

今が中勢第2段目の上昇波動だとするなら、悪ければこの2段目の上昇が終るとともに大勢上昇波動も終ることもあります。しかし今は中勢第1段の上昇過程(小勢上昇波動が第2段目に入っている)であると考えるなら、中勢第1段の上昇が終わっても、再び第2段の中勢上昇波動がやってくるわけです。

中勢波動の期間は3か月〜12か月と幅広くなっているために、中勢波動か小勢波動かを決めるときに悩むのですが、これまでは、2月7日以来3か月が経過したので、中勢上昇波動はすんだものとしました。しかしどうやらこれは間違いで、なお1段目の中勢上昇波動が続いていると考えたようがよさそうです。(となるとまだまだ上昇相場は続くということになります)


(02.5.24) TOPIX 1139P(+2) 日経 11976円(-3) 11.1億株


NYは10216ドル(+58)と上昇。ナスダックも1697P(+24)と上昇。先週まで外国人投資家は5週連続の買い越しで、先週は3200億円の大幅な買い越しになったと、報道されていましたが、今日も外国証券の朝方の注文は爆発しました。売リが3510万株、買いが5830万株と、2320万株の大幅買い越し。

これで今週の外国人の買い越しは確定で、買い越し額も先週の3200億円を越えるのは確実でしょう。となれば5月の買い越し額は1兆円に迫るかも知れません。

4大金融グループが決算を発表したそうですが、夕刊ではほとんどその内容は出ていませんでした。数字でわかったのは、UFJが前期2.8兆円の巨額損失を出し、今期は1300億円の黒字予想というくらいでした。UFJは377円(-8)。来週は銀行の決算がまとめて発表されるでしょうから、市場がこれをどう受け止めるのか。

相場は順張りの時代に入っています。この時期は買いは易く利食いは難しい時期です。特にこの時期には各自がその銘柄についての上値のメドを持っていなければなりません。

先日は定点観測の7銘柄について《デンドラ》による上値メドを掲げましたが、これは一種特別なやりかたでの上値のメドです。普通にはどのようにして上値のメドを決めているのかを、何回かにわたって述べます。

@下降相場のときは、戻り(上値)のメドは誰にでもわかりやすいものです。図で株価は底値Aまで下落していますが、この過程では戻りのメドは75日平均線になります。

ABで株価が75日線を突破しました。しかし200日線はこれより上位に控えていますから、Bからは200日線が戻りのメドになります。

Bまたいつにおいても、過去の波動のピークは戻りのメドです。図ではBa、Bb、Bc、Bdの4つの波動のピークが戻りのメドになります。Baが467千円、Bbが522円、Bcが573円、Bdが600円ですが、CではBとAの中間で頭打ちとなりました。Cは200日線の水準でしたから、だいたいこのあたりは多くの投資家が上値メドと考えていました。

C株価が75日線を突破したBの時点で、200日線以外の上値メドを出すには、前回の波動の大きさを利用します。前回ピークのX(467円)からボトムA(375円)まで92円幅の下げをしていますが、Aからこの下げ幅の2倍の上昇があるとします。つまりAから1)92円上げて、2)前回ピークのXに並び、3)さらにXを92円分上回る、という想定です。

この上値メドは467円+92円=559円となります。図のCに-V559とあるのがそれです。(この上値の出し方は一目均衡表では「V値上値」と呼ばれてます)Cの542円はV値559円に匹敵するものでした。

D株価はCから反落してDの安値を出しますが、この間は200日線が上値の押さえになっており、Eまで200日線を上抜けませんでした。

Eで200日線を上抜き、さあここからの上値のメドはいくらか、となります。これまで上値メドとして使ってきた75日線も200日線も利用できませんが、これまでに考えた上値メドで、その水準が未達成なのは、Bcの573円とCdの600円があります。

これに加えてCで使ったV値上値を利用した上値メドが立てられます。すなわちC542円→D453円の下げ幅は99円でした。Dからこれの2倍の値幅があると想定します。つまりDから1)99円上げて、2)前回ピークのCに並び、3)さらにCを99円分上回る、という想定です。C(542円)+下げ幅(99円)=631円が次の上値メドになります。図のDに-V631とあるのがそれです。

Eもうひとつ上値のメドが出せます。前回の上昇波動の大きさを基準にするやりかたです。A375円→C542円までの上昇は167円幅ありましたが、これと同じ幅だけDから上昇したらの想定です。D453円に167円を加えると620円が上値のメドになります。これは一目均衡表で「N値上値」と呼ばれています。図のEに-N620とあるのがそれです。

以上のことによって、今後の上値のメドは、573円・600円・620円・631円の4つが考えられます。573円はすでにクリアしましたが、600円を超えたところからは、相当な戻り売りがでてくることが予想されます。


(02.5.27) TOPIX 1131P(-7) 日経 11976円(+0) 9.7億株


先週末のNYは10104ドル(-111)と薄商いの中を下落。ナスダックも1661P(-36)と下落。米国市場は今日の月曜日も休場とあって、外国証券の朝方の注文は減少しましたが、売リが1720万株、買いが2890万株と、1170万株の買い越しは変わりありません。

注目された銀行の決算でしたが、4大グループに大和H・三井トラスト・住友信託を加えた大手銀行の2002年3月期の不良債権処理損失は8.0兆円になり、最終損益は4.3兆円の赤字。しかし巨額の不良債権処理にもかかわらず、期末の不良債権残高は27.1兆円へ+47%の増加というものでした。

三菱東京だけは不良債権残高が-5.8%減少し、今後は時間を経るにしたがって不良債権は減少するという道筋を見せました。ついで不良債権の増加率が小さかったのは、意外なことにみずほHで、+21.2%増の残高5.5兆円。三井住友は+109.0%増加して残高は5.9兆円。UFJは最も悪く、+142.7%増加して残高が6.4兆円。みずほHだけが株価は上昇し302円(+1)。

外国人抜きの取引であったので、今日は個人投資家の売買シェアが高かったとみえて、低位株に買いが集まりました。出来高上位に、@日商岩井108円(+11)、A丸紅142円(+11)、Bケンウッド126円(-8)、D日軽金124円(+14)、GJエナジ220円(+5)、H昭電工220円(0)、I川重181円(-4)、と9銘柄が100円台200円台の銘柄です。

TOPIXのグラフは、当面の上値追いはやや辛い、という感じになってきました。@昨日の高値圏でのタクリ足に続いて今日は引け際に下げました。A逆張りの売りマークが3日続けて出ていましたが、今日は売りマークが途切れ、B9日順位相関も昨日の98.3から93.3へと下向きに変わりました。3〜4日は調整があってもよいところです。

さて、上値のメドの続きです。今日は野村Hを例にします。

@図で株価は底値A1190円まで下落していますが、この過程では戻りのメドは75日平均線になります。図@の表示以降の戻り高値1910円・1860円・1787円・1715円はすべて75日線で押し戻されました。

ABで株価が75日線を突破しましたが、200日線はこれより上位にあるので、Bからは200日線が戻りのメドになります。Cの高値1964円はだいたい200日線の水準でした。

B過去の波動のピークは戻りのメドですが、図では@で言った高値1910円・1860円・1787円・1715円のほかにXの1613円、ずっと過去に2320円・2310円があります。これら高値は今回はメドにはなりませんでした。

C株価が75日線を突破したBの時点で、200日線以外の上値メドを出すには、前回の波動の大きさを利用します。前回ピークのX(1613円)からボトムA(1190円)まで423円幅の下げをしていますが、Aからこの下げ幅の2倍の上昇があるとします。つまりAから1)423円上げて、2)前回ピークのXに並び、3)さらにXを423円分上回る、という想定です。

この上値メドは1613円+423円=2036円となります。図のCに-V2036とあるのがそれです。(一目均衡表の「V値上値」です)Cの1964円はV値2036円に少し及びませんでした。

D株価はCから反落してD1651円の安値を出しますが、この間は200日線が上値の押さえになっており、Eまで200日線を上抜けませんでした。

Eで200日線を上抜き、さあここからの上値のメドはいくらか、となります。これまで上値メドとして使ってきた75日線も200日線も利用できませんが、Cで使ったV値上値を利用した上値メドが立てられます。すなわちC1964円→D1651円の下げ幅は313円でした。Dからこれの2倍の値幅があると想定します。つまりDから1)313円上げて、2)前回ピークのCに並び、3)さらにCを313円分上回る、という想定です。C(1964円)+下げ幅(313円)=2277円が次の上値メドになります。図のDに-V2277とあるのがそれです。

Eもうひとつ上値のメドが出せます。前回の上昇波動の大きさを基準にするやりかたです。A1190円→C1964円までの上昇は774円幅ありましたが、これと同じ幅だけDから上昇したらの想定です。Dの1651円に774円を加えると2425円が上値のメドになります。一目均衡表の「N値上値」と呼ばれるものです。図のEに-N2425とあるのがそれです。

以上のことによって、今後の上値のメドは、Dの2277円、Bの2310円、Eの2425円の3つが考えられます。これら値段を出した後、上ヒゲ足となったり、長大陰線となったり、陰線のつつみ足が出たり、窓を空けて陰線が連続したりしたときは、波動のピークをつけたものと思わねばなりません。


(02.5.28) TOPIX 1131P(-0) 日経 11936円(-40) 8.5億株


NYは休場。外国証券の朝方の注文は、売リが2230万株、買いが2160万株と薄く、170万株の売り越しとなりましたが、これはNYが休場のためで、明日を見なければ態度が変化したのかどうかはわかりません。たぶんまだ変化していない。

東京市場は外国勢が不参加のため、個人投資家と証券会社のディーラーだけが売買し、ボラティリティは極端に小さくなりました。前場に本日のザラバ高値11950円とザラバ安値11889円をつけた後は、終始このわずかに60円の幅で推移。 とはいっても熊谷組27円(+2)・プレス工97円(+5)・東京綱100円(+7)など低位株が買われ、昨日買われた日商岩井・丸紅が売られるといったふうに、銘柄は日替わりで変わっています。ただ、とうとう100円以下の銘柄が買われるようになったので、低位株物色も当面は行き着くところまで行ったようです。

今日の日経新聞を見ると、東証1部の株式益回りは一気に3.58%へ向上し、したがって連結PERも27.93倍へと急低下(昨日は67.49倍だった)しています。5月10日に(当時の連結PERは619倍)今後40倍〜50倍へ低下してくるのかが注目点であるといいましたが、40倍まで低下してくれば充分と思っていました。ところが実際は27.93倍まで低下したわけで、あと今期の業績が不振の企業が5月末に決算を発表したとしても30倍以上になることはないでしょう。これによってまだまだ株価の上昇余地はあるということがわかりました。

TOPIXのグラフで上値のメドを探ります。指数だからといって特に上値メドの出し方が変わることはありません。これまでに例にしたNTTや野村Hとまったく同じことです。

@図で株価は底値A921Pまで下落していますが、この過程では戻りのメドは75日平均線になります。図@の表示以降の戻り高値1118P・1092P・1057Pはすべて75日線で押し戻されました。

ABで株価が75日線を突破しましたが、200日線はこれより上位にあるので、Bからは200日線が戻りのメドになります。Cの高値1128Pはほぼ200日線の水準でした。

B過去の波動のピークは戻りのメドですが、図では@で言った高値1118P・1092PのほかにXの1057P。ずっと過去に1237Pがあります。Cは1118Pを少し上回りました。

C株価が75日線を突破したBの時点で、200日線以外の上値メドを出すには、前回の波動の大きさを利用します。前回ピークのX(1057P)からボトムA(921P)まで136P幅の下げをしていますが、Aからこの下げ幅の2倍の上昇があるとします。つまりAから1)136P上げて、2)前回ピークのXに並び、3)さらにXを136P分上回る、という想定です。

この上値メドは1057P+136P=1193Pとなります。図のCに-V1193とあるのがそれです。(一目均衡表の「V値上値」です)Cの1128PはV値1193Pまでは達していないので、次の上昇波動がやってきたときの上値メドになります。

D株価はCから反落してD1047Pの安値を出しますが、この間は200日線が上値の押さえになっており、Eまで200日線を上抜けませんでした。Eで200日線を上抜いたので、Cで使ったV値上値を利用した上値メドが立てられます。C1128P→D1047Pの下げ幅は81Pでしたから、Dから1)81P上げて、2)前回ピークのCに並び、3)さらにCを81P分上回る、という想定です。C(1128P)+下げ幅(81P)=1209Pが次の上値メドになります。図のDに-V1209とあるのがそれです。

Eもうひとつ上値のメドが出せます。前回の上昇波動の大きさを基準にするやりかたです。A921P→C1128Pまでの上昇は207P幅ありましたが、これと同じ幅だけDから上昇したらの想定です。Dの1047Pに207Pを加えると1254Pが上値のメドEになります。

以上のことによって、今後の上値のメドは、Cの1193P、Dの1203P、Bの1237P、Eの1254Pの4つが考えられます。これら水準が今回の中勢上昇波動の上値メドになるのでしょう。


(02.5.29) TOPIX 1125P(-5) 日経 11853円(-83) 8.0億株


連休明けのNYは9981ドル(-122)と10000ドル割れ。ナスダックも1652P(-9)と下落。外国証券の朝方の注文は、売リが3010万株、買いが2890万株で、140万株の売り越し。

東京市場は、4月の鉱工業生産指数の伸びが+0.2%と小さかったことや、NYの下落を受けて小安くなりました。今日も1日の値動きは90円の狭いレンジでの動きとなりましたが、内容は値上がり銘柄数が394銘柄・値下がりが978銘柄となって、調整入りを明らかにしました。

ほぼ3月決算も発表されたので、新たな個別の企業業績の材料は当分でてこなくなります。全般的にはデフレ対策や税制改正の材料がありますが、これははっきりと、すぐに出てくることは思われないので、相場は当面は高値から4〜5%の下落があるのではなかろうか。日経平均では11500円〜11600円あたり、TOPIXでは1090P〜1100Pあたりまでの調整がありそうです。

3日にわたって上値のメドの決め方を述べました。メドのうち、

@過去の波動のピークは、グラフを見さえすればわかります。

A75日平均線や200日平均線は、《カナル》でこれら平均線を描画する設定をしておけば、いつでもどの銘柄でも、75日線・200日線の水準はすぐにわかります。

B一目均衡表でいう「V値上値」と「N値上値」は波動の高値・安値から次の上値メドを計算しますが、計算自体は足し算・引き算ですから簡単なものです。が、電卓をいちいち叩くのは面倒なものです。そこで今日は《カナル》にある「数値登録」の使い方を述べて、上値メドの出し方の説明を終ります。

図は新日鉄のグラフです。新日鉄はすでに200日線を超えて、ゆっくりとながらも着実に高値を切り上げています。このときどういう上値のメドを出すかというと、一番わかりやすいのが、下降相場のなかの最後の下げ波動であったX196円から大底値A145円の下げ幅51円を基準にする「V値上値」です。

V値上値は、「下げ幅の倍返し」ですから、ここ3日間いったように、X196円に下げ幅51円を加えた247円が上値メドになります。この計算はグラフのメニューの「表示(T)」→「目標値段を登録」でできます。

@メニューの「表示(T)」→「目標値段を登録」をクリックするか、ツールバーの「斜め矢印」の絵をクリックすると、

Aグラフ画面下部に「目標値段・傾向線・期間の設定」の画面が現われます。(この画面では、V値上値以外にも多くのメド(目標値)を計算し設定することができますが、ここではV値上値の例だけにします)「設定する項目」欄から「V値上値」をクリックします。

B「V値上値」では「高値」と「安値」の日を指定します。新日鉄のグラフでは「高値」はXの196円の日なので、図のBのスクロールバーをクリックして、Xの日に紺色の縦線(カーソル)を移動させます。

C「安値」はAの日なので、図のCのスクロールバーをクリックして、Aの日に紫色の縦線(カーソル)を移動させます。

DXの日とAの日に2本のカーソルを位置したなら、「表示」または「登録」のボタンをクリックします。

Eグラフ上に、-V247 と表示されます。これがV値上値です。Dで「登録」のボタンをクリックしたときは、-V247は記憶され、次回に新日鉄のグラフを描いたときは、自動的に-V247が表示されるので、上値メドがすぐにわかります。

操作マニュアルになりましたが、この機能はおそらく《カナル》のユーザーの20%程度の方しか使用されていないのではないかと推測しています。ユーザーは、こういう点が不便だなとか、こういう機能があればなあ、と思われたときはヘルプで探してみてください。ほとんどのことはカバーしているはずです。


(02.5.30) TOPIX 1121P(-4) 日経 11770円(-82) 8.2億株


NYは9923ドル(-58)と3日連続安。ナスダックも1624P(-27)と下落。外国証券の朝方の注文は、売リが2100万株、買いが2910万株で、810万株の買い越しに復帰しました。

今日も調整が続き、値上り銘柄数が535に対して、値下がり銘柄数は835。この調整の理由は、@100円以下の低位株まで物色がいきついたこと、A決算発表がほぼ終わり、業績好転を材料にした買いができなくなったこと、B昨年12月に売り込まれた銘柄の買い戻しが終った(だいたいは安値の5か月後に買い戻しが最も急になる)、C月末なので新規の買いが入らないこと、DNYが再反落をしていて値嵩ハイテク株が買えないこと、などであろうと思いますが、Aはとりあえず会社が発表した今期の業績予想をそのままストレートに買い材料としましたが、ここ1と月の間に会社発表の数字と証券会社や機関投資家が妥当とする業績がでてきますから、よいものは買われ、それほどでないものは売られ、の動きがでてきます。

「最近は東研ソフトの記事は、はずれて少しがっかりしています。また言うことが2転3転しているようだが...」というメールを頂戴しました。2転3転しているとは思っておらず、はずれているとも思っていないので、意外なことにちょっとビックリしましたが、2転3転しているという受け止め方をされたのであれば、「あいすみません」と謝るしかありません。

どうも5月22日の記事で、「日経平均の12000円突破は確実」と書いたのがいけなかったようです。12000円を突破するや12200円→12500円→12700円へすぐに上昇するというイメージを抱かれたのでしょう。


が、同じ日の記事では、
「グラフではTOPIX・日経平均ともに逆張りの売りマークがつきましたが、売りマークが明日も出て、明後日も出てと連続することでしょう。売りマークが消えたところで、当面の買いの集中は一息いれることになりそうです。」
と述べてあり、実際のところは、翌23日にザラバで12019円をつけこの日も売りマーク、24日にザラバで12023円をつけこの日も売りマーク、27日にザラバで12081円を取って3月11日以来の新高値となり、この日に売りマークが消えました。売りマークが消えたところで買いの集中が一息ついたわけです。その5月27日には
「TOPIXのグラフは、当面の上値追いはやや辛い、という感じになってきました。@昨日の高値圏でのタクリ足に続いて今日は引け際に下げました。A逆張りの売りマークが3日続けて出ていましたが、今日は売りマークが途切れ、B9日順位相関も昨日の98.3から93.3へと下向きに変わりました。3〜4日は調整があってもよいところです。」
と述べていますが、今日30日で調整が3日目となります。記事を書くということは難しいものであると思います。最近はやや細かなことに言及しすぎたのかも知れません。


(02.5.31) TOPIX 1120P(-1) 日経 11763円(-6) 9.2億株


NYは9911ドル(-11)と4日連続安。ナスダックは1631P(+7)とプラス。外国証券の朝方の注文は、売リが2470万株、買いが2960万株で、490万株の買い越し。

ムーディーズが日本国債の格付けを2段階引き下げてA2(上から6番目)の評価をしました。国内の金融機関はリスクを取りたくないならば、国債以上に有利な投資対象を持たっていませんから、格下げの影響があるとすれば海外の投資家ですが、もともと日本国債の利回りの1.4%では海外金利に比べてべらぼうに低く、投資対象とはしていません。まあせっかくのムーディーズの評価ですが、市場にはほとんど影響を与えませんでした。

現下の相場の位置について整理しておきます。図は2002年4月16日に掲げたものですが、この時分には「大勢波動」と「中勢波動」について何度かにわたり述べていました。大勢波動は景気循環に対応する通常は2〜3年の上昇波動・下降波動です。中勢波動は大勢波動に含まれる2つないし3つの上昇波動・下降波動です。


大勢波動の確認は、@週足では、株価が52週平均線を上回ったときに上昇相場が確認され、株価が52週線を下回ったときに下降相場入りしたと、考えています。A日足では、株価が200日平均線を上回ったときに上昇相場が確認され、株価が200日線を下回ったときに下降相場入りしたと、考えています。

図でいえばXが大勢波動の大底で、bで200日線を上回って大勢波動が上昇を開始したことが確認できます。大勢上昇波動の開始は、当然に中勢の上昇波動の開始でもあります。

この後株価は6か月の上昇をしてAに至り、ここからBへ反落しますが、Bでは日足株価が75日線を割り込みました。ここで第1段目の中勢上昇波動は終ります。(大勢上昇波動は続いている)Bから再び株価は上昇を始め、Aの高値を上抜いたので、この日に中勢の2段目の上昇波動が開始したことが確認できます。

結局BからGまで上昇し、Gからの反落で日足は75日線を下回ったので、2段目の中勢上昇波動は終わりました。そこから再度の反発をすれば第3段目の中勢上昇波動が始まるところでしたが、株価は200日線をも下回ってしまって、大勢の上昇波動が終わったことを表明しました。

これは前回の大勢上昇波動(1998年10月〜2000年4月)までの大勢波動と中勢波動のかかわりです。この場合には1つの大勢上昇波動のなかに2段の中勢上昇波動が含まれたのでした。

今の相場は@大勢上昇波動が始まっている(200日線も52週線もクリアした)、A中勢波動は、図の前回の波動に照らし合わせれば、cが3月11日の高値。dが4月12日の押し目、今はcの高値を上抜いたばかりのeのあたりにあるのではなかろうか、と思っています。

5月23日に「いまは第1段の中勢上昇波動の過程にあるのか、第2段目の中勢上昇波動に入っているのか、についてゼイタクな悩み」をしているといいましたが、これは@X→cでが勢第1段目の上昇で、dからが中勢第2段目の上昇と見ればよいのか、あるいはAc→dの反落は単なる押し目と見て、まだ中勢第1段目の上昇途中にあるのか、を迷ったわけです。

いまでは「第1段目の中勢上昇波動の途中にあるの」と考えています。となると、この先にはAがあり、そこから75日線までの下落があり、その先にはGまでの上昇があることになります。こういう想定をしています。


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