日経平均をどう見たか・判断したか (00年7月)

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(00.7.3) 17614(+203) 10.1億株


NYは10447ドル(+49)。ナスダックも3966P(+88P)と反発。外国証券の朝方の注文は、売り3290万株・買い4000万株で、+710万株の買い越し。

サマーラリーの様相を帯びてきました。値上がり銘柄数は1081銘柄(値下がりは269銘柄)。年初来新高値銘柄は302銘柄。今年になって値上がり銘柄が1000銘柄を超えたのは、1月17日と5月1日の2回ですが、前日比+479円と+430円です。今日は+203円でしかないのは、値嵩株の一部が足を引っ張ったからです。

TOPIXは1603P引けになり、前回の波動のピーク1599P(ザラバ)を上抜き、小勢上昇波動入りを確定しました。日経平均はすでに小勢上昇波動入りを確定しており、目下は目先上昇2段目のピーク近辺にあり、逆張りの売りマークを出しました。TOPIXも明日ザラバ高値1610Pをつけると売りマークを出しますから、今日・明日で目先波動はピークとなるようです。

目下の目先2段目の上昇波動が終って、5日ほど調整した後、目先3段目の上昇波動が開始。10日ほど上昇すれば、だいたい7月下旬が目先3段目の上昇波動のピークになります。目先3段目の上昇波動のピークとは同時に小勢第1段の上昇波動のピークでもあるので、7月下旬までに買い玉は処分しておくほうがよかろう、というのが7月の想定です。


条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」を設定したが、まったく買いマークがでない、という質問をいくつかいただいています。

原因は設定のしかたの間違いなのですが、多くは「xx以上、xx以下」の設定が誤っているようです。

図の赤枠は、「85以上」の設定ですが、「85以上  0以下」と設定していると、ダメです。85以上で、0以下の数値はありえません。「85以上 999999以下」と設定して下さい。

図の青枠は、「-80以下」の設定ですが、「0以上 -80以下」と設定していると、ダメです。0以上で、-85以下の数値はありえません。図のように「-99999以上 -80以下」と設定して下さい。 「以上」欄が-99999のとき、以上欄は空白になります。また「以下」欄が999999のとき、以下欄は空白になります。


条件表が正しく設定されているかどうかは、図のような日に買いマークがでたかどうかを調べてください。

図は先週5日分(00年6月26日〜00年6月30日)に間に買いマークを出した銘柄を「単独検索」したものです。先頭の行を例にすれば、左から順に、@コード(2001)、A銘柄(日本粉)、Bマークがでた日付(000626)、C前(5)5日前に出た、DBS(Ba)。Bは買いマーク・Sは売りマーク。aはAグループ、bはBグループのマーク。E終値(270)マークがでた日の終値、F出来高、G現在(284)今日の株価終値。

日本粉は、6月26日に「BS」欄がBaとあり、Aグルーピの買いマークを出しています。同じ日にBbとあり、Bグループの買いマークも出しています。


(00.7.4) 17470(-144) 8.4億株


NYは10560ドル(+112)。ナスダックも3991P(+25P)と続伸。外国証券の朝方の注文は、売り4090万株・買い3360万株で、-730万株の売り越し。

6月の日銀短観が発表されました。大企業製造業のDIは3月の-9から6月は+3へ12ポイント向上。9月予想は+6。ただし昨日の値上がり銘柄1000超にみられるように、すでこの材料を買ってしまっていたので、今日は寄り付きこそ強張ったものの、中低位株の利食いと値嵩株の下落とあいまって次第安となりました。

グラフは、昨日いったTOPIXに逆張りの売りマークがつきました。日経平均はザラバ高値17661円をつけていましたが、ゲタ2370円を加えると20031円となって、実質的には20000円を回復しました。

条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」の解説を今日で終りますが、最後に、この条件表はモデル波動ではどの局面をとらえようとしているのでしょうか。

4月〜5月に「明快・売買講座」を連載しましたが、00年4月12日に、右図を掲げ、
  1. その銘柄がモデル波動のどの局面に位置しているかを知ることが重要。
  2. モデル波動上での買い場は、図の@〜Eの個所ですが、
  3. メインはBとDです。
と述べました。

Bの買い場は「明快・売買講座」で詳しく解説しましたが、Dの買い場は、まさしく条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」が狙っている局面です。条件表No.147のNo.8行で、「25日カイリ率が-10〜+2で買い」と設定しているのは、モデル波動の25日線まで押したG点に該当します。

G点からH点への上昇を取ろうというもくろみです。G→Hの上昇は、@値が軽い、A大幅な上昇をする、というオイシイ特徴を持ちますが、反面、H点は最後のピークになりかねません。(G→H→G→Hを繰り返すこともあるが、多くはG→Hの1波動だけでピークを出す)。もたもたしておれば、Hから急落、下降波動入りとなる可能性が大です。Gからは10日〜20日でHに達すると思って対処されるのがよいでしょう。


(00.7.5) 17435(-34) 6.9億株
NYは独立記念日で休場。外国証券の朝方の注文は、売り4180万株・買い4660万株で、+480万株の買い越し。

6月の日銀短観で景気回復は明らかになりました。昨日・今日の雷や集中豪雨を見ると、今年は暑くなりそうです。夏の暑さがさらなる景気引き上げの要因になりそうで、少なくとも今年一杯は上昇相場が続くものと思っていますが、これがはっきりするのは日経平均が18500円になったときです。

昨日、25日騰落レシオが125%に達し、幅広い銘柄が物色され、焦点ボケになっているころを表明しましたが、中低位株は利食い売りに押され、値上がり銘柄数は402、値下がりは881銘柄。新高値銘柄も308銘柄→222銘柄→86銘柄へと減少し、あきらかに調整入りをしています。

市場は調整しているのに、日経平均は京セラ・東エレク・信越化などの値嵩株が値上がりして、-34円安で止まっています。下がればよいというのではありませんが、日経平均のグラフに調整がはっきりと出ないのは「最近の日経平均の動き」としてはやりにくいところです。

条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」は、No.1行〜No.6行を絶対の条件として、さらに買い場を絞るための条件を追加したものですが、この追加の条件は「こうあるべき」という、頭で考えたものです。

この追加条件を《Qエンジン》のオートマを使って、機械的に作らせるとどうなるか。図のような条件表ができました。No.7〜No.18がオートマが追加した条件です。目を引くのは
  1. No.7行とNo.8行で9日平均線からのカイリ率が-2%以下
  2. No.9行の3日平均線の80日相対力が51以上
  3. No.10行の10日前過去比率が+4以下
  4. No.15行の5日前過去比率が-4以下
です。あとの行は、枝葉末節の条件のようで、条件表No.147「200日線上抜き後の押し目」を改善するには、上記の4つの条件を追加すればよいようです。


(00.7.6) 17282(-153) 6.8億株


NYは10483ドル(-77)。ナスダックも3863P(-128P)と下落。外国証券の朝方の注文は、売り6550株・買い4500万株で、久々に-2050万株の大幅売りとなりました。

ナスダックは半導体関連株の業績鈍化の予想がでて大幅に下落したとかで、東京もNECが-250円、富士通-230円、東芝-81円、日立-119円、三菱電-70円と結構な下げを見せました。今日の日経朝刊では、半導体の設備投資を増額し、9000億円の過去最高額を投下する。とありましたが、今日はナスダックのいうことをきいた格好です。しかしまあ半導体の設備投資増加のほうを評価すべきでしょう。

同じく日経夕刊で、「シティグループがネット専門銀行を打ち切り」の記事がありました。ネット銀行は、オール機械化で浮く人件費分を預金利子に回し、その分高金利を売り物にしているようですが、思うほどには預金が集まらず、採算が取れないようです。預金が集まらない理由は、ATMは利用できるが、店頭での利用はできないということのようで、顧客サービスとはなんであるのかが問われているようです。これから出てくるソニー銀やヨーカドー銀はどのような方向を目指すのでしょうか。なんでもネットが一番のムードが次第に色あせて来た感じです。

グラフはやっと調整らしい動きになってきました。この調整は目先第2段目の上昇波動に対する反動ですから、それほど深くもないし、時間もかからないと思っています。9日順位相関でいえば、-80までは下げず、-20〜-40あたりがあれば、調整が終るのではないか。


(00.7.7) 17398(+115) 7.3億株


NYは10481ドル(-2)、しかしナスダックは昨日下げた半導体関連が反発して3960P(+97P)。外国証券の朝方の注文は、売り4890株・買い4310万株で、-580万株の売りとなりました。

ナスダック上昇を受けて値嵩株は高かったものの、NEC-50円、富士通-70円、東芝-7円、日立-10円、三菱電-22円と半導体関連はマイナス。NTTが1540千円(+60)、ソフトバンクが12700円(+2000S高)。新高値銘柄は79と増加し新安値銘柄は5銘柄。 値嵩株に助けられて日経平均は上昇しましたが、値上がり銘柄は609、値下がりは636銘柄と内容はあまりよくありません。グラフでは、今日の上げは、下落途中にでる陽線で、これは下げの中間点であろうと思います。

このHPは「最近の日経平均の動き」がメインになっていて、個別の銘柄についてはほとんど言及することはありません。個別銘柄は定点観測をしている7銘柄だけで、これもチャート上の興味ある現象がでたときしか述べません。自分が売買する銘柄はHP上では言わないし、言うべきではないと思っています。

日経平均のように大きな力でしか動かないものは、私が少々のことを述べたからといって、ビクともしませんから、これについては毎日書いているのですが、同時に弊社(東研ソフト)のわずかな余裕資金で日経平均を売買しています。

ただし売買の対象は日経平均先物ではなく、ブル・ベア投信です。日経平均が上がると判断したらブル型を買い、下がると判断したらベア型を買うのですが、日経平均が10%動いたら投信値段はその倍の20%動くという、いわゆるWブル・Wベアです。投信委託会社によっては、スーパーブル(ベア)と呼んでいることもあります。

いまは大勢上昇波動にあると判断していますので、もっぱらWブルを買っているのですが、図のA2で2単位の買い→B2で2単位売却。C2で2単位買い→D1で1単位買い→E1で1単位買い→E2で2単位売却しています。(投信だから、その日の終値で売買する。ザラバはない。)いまは2単位の買いが残っています。(あと第3段目の目先上昇波動が残っていると思っているので)

日経平均で6%から10%くらいの変化があるか、というときに買うのですが、A2・C2・D1・E1の買いのタイミングは、「最近の日経平均の動き」で述べているとおりです。またこの頁の下方に、“条件表No.2「日経平均用'96」が出すマーク”のコーナーがあって、毎日グラフを掲載していますが、売買したタイミングはこのマークを逸脱することはありません。

投資家には、それこそ一攫千金を狙う人から、市場金利以上に回ればよいという方まであって、期待するものはひどく違っているのですが、図に掲げたやり方は大人しい部類でしょう。びっくりするほどの利益はでませんが、忙しくないやりかたなので、気に入っています。


(00.7.10) 17572(+174) 6.5億株


NYは10635ドル(+154)と上昇、ナスダックも4023P(+62P)。外国証券の朝方の注文は、売り4700株・買い4800万株で、+100万株の買いとなりました。外国証券は中間決算がすんだためか、7月に入ってから、4000万株買い(3290万株売り)→3360万株(4090)→4660万株(4180)→4500万株(6550)→4310万株(4890)→4800万株(4700)と、株数が大きくなっています。( )内は売り。

NYが高かったため全般は強調子となりました。値上がり銘柄数は825、値下がりは424銘柄。新高値銘柄は114銘柄、新安値は0。しかし出来高は6.5億株と最近にしては少なく、やや気迷い気味です。NTT・ドコモが上昇し、光ファイバー網関連で、コムシス・協エクシオなどの電信設備株、住友電工・古河電・フジクラなどの電線株が上昇。

TOPIXはザラバで1615Pと先の1614Pを上抜き新高値となりました。ちょうど200日線が1616Pの位置にあり、これを上抜けばTOPIXは再び上昇軌道へ復帰です。

日経平均は終値ベースでは、4月の高値20833円から5月に16008円まで4825円の下げをしましたが、7月3日に17614円まで戻りました。1606円巾の戻りですが、これが4825円巾の下げに対してちょうど1/3戻しになります。

1/2戻しをすれば18420円になりますが、この水準は図のAの水準(18586円)であり、この夏の目標になるのではと6月5日に述べました。同時に今の200日線は18400円ですから18400円〜18600円というのは重要なポイントです。これを上抜いてくるとガラリとムードが変わるのではないか。


(00.7.11) 17504(-68) 7.2億株


NYは10646ドル(+10)と少し上昇。ナスダックは3980P(-42P)と少し下落。外国証券の朝方の注文は、売り3540株・買い3480万株で、-60万株の売り。 値上がり銘柄数は696、値下がりは520銘柄。新高値銘柄は138銘柄、新安値は2。225銘柄採用の値嵩株はほとんど下落しましたが、個別銘柄が物色され日経平均の下落を食い止めた格好です。値上り率上位銘柄はオーツタイヤ(285)・三井松島(210)・栃木富士(285)・アスク(190)・TCM(452)・日精線(371)と到底本流とはいえない銘柄が、派手に値を上げましたが。いよいよ物色難に陥りつつあります。

再建問題が白紙にもどりそうな「そごう」は67円(-11)。これまで株主責任がいわれなかったのが不思議なほどでしたが、国会審議に取り上げられては、当然に大幅減資の話が出て、10円とか20円を目指すことになるのでしょう。

雪印も連日ボロがでている割には、下落巾が物足りません。当初の食中毒の報道で50%安の300円になるのかと思っていました。返品された牛乳を再利用していたと報道された今日でも406円(-22)というのは腑に落ちないとまたまた思っていたら、大量の空売りが入っており、この買戻しを恐れて下げないのだとか。しかし最終的には200円台を見るのではないのかと思っています。


(00.7.12) 17342(-162) 7.7億株


NYは10727ドル(+80)と上昇。ナスダックは3956P(-23P)と小幅続落。外国証券の朝方の注文は、売り3720株・買い4110万株で、+390万株の買い。 14日がオプションSQ、明日は最終売買日であるので、日経先物の出来高が増えてきました。7月に入ってからは20,000枚の出来高はありませんでしたが、今日は25,000枚。日経先物に引きずられて次第安となりました。日経先物は17290円で引けていますから、SQ前の明日はなお安くなりそうです。

グラフでは、9日順位相関が-20〜-40あたりまで落ちれば、目先上昇波動(2段目)の調整が終るのではないか、と思っていましたが、今日の9日順位相関は-20となりました。明日の下げで、押し目が終るかというところです。

定点観測している7銘柄ですが、200日線を超えているものが増えてきました。第1番に200日線を突破したのは住友鉱でしたが、次に津田駒・鹿島建がでて、NTTがとうとうクリア。ソニーは昨日200線まであと一歩のところへ来て、今日は反落しています。残りの新日鉄・富士銀の2銘柄は200日線の遥か下方にありますが、新日鉄はどうやら底値圏にあるようで、昨日今日は上昇しています。全体は強い相場へ転換しています。

NTTをデンドラで見ると、前波動基準の中位線は1549千円でしたが、一昨日この水準は突破。あと上値の目標値は、前波動基準の1/4位線の1715千円と今波動基準の中位線が1702円です。さらに上値は今波動基準の1/4位線の1933千円がありますが、昨年11月25日の高値が1940円であり、ここから下降波動に入ってからの戻り高値のピークが、1820千円・1690千円・1680千円であるので、まずは1702〜1715千円が目標となります。1933千円は今回の上昇波動では無理でしょう。


(00.7.13) 17036(-305) 7.9億株


NYは10783ドル(+56)と続伸。ナスダックは4099P(+143P)と急伸。外国証券の朝方の注文は、売り4550万株・買い4150万株で、400万株の売り越し。

昨日夕方のニュースでそごうが民事再生法の適用を申請と報じられました。結局借金の棒引きはできず、倒産ということになりました。海外市況は堅調であったものの、この材料が大きくのしかかり、寄り付きから値を崩し、後場に入って加速。大幅安で引けました。

債権放棄による企業の再生方式はもはや通用しないとなって、危ない会社のハザマ40円(-12)、熊谷組41円(-12)と大量の売りが出る一方で、不良債権問題が再びクローズアップされた都銀、なかでも今回のそごうの主力銀行である興銀が715円(-61)と売られ、同じグループの富士銀726円(-52)、第一勧銀723円(-44)が軒並み年初来新安値となりました。

本体のそごうは整理ポスト入りし、30円S安売り気配の53円ですが、当然に1桁台の株価になります。ただ最近は会社更生法ではなく民事再生法で処理するようになっているので、長崎屋・ライフなどにみられるように、どこかが買収の思惑もでて、ただちに2円とかの株価にはなりません。

今日の値下がり銘柄数は1100(値上りは210銘柄)と、4月17日の日経平均銘柄入れ替えの騒動以来のことになりました。しかしちょうど中低位株の急激な水準訂正が終って、物色難に陥っていたところに加えて、明日のSQや来週初めのゼロ金利政策の見直しがあるかと見送り気分があったところですから、値下がり銘柄数が多いといっても、これが下げはじめということではありません。

グラフは、9日順位相関が-51へ下げ、そろそろ調整の最後の段階ですが、余震は明日も残るようです。明日日経平均が16920円以下で引けるようであれば、逆張りの買いマークがつきますから、明日も下げたほうがスッキリします。


(00.7.14) 17142(+106) 7.4億株


NYは10788ドル(+5)と5日連続の上昇。ナスダックは4174P(+75P)と続伸。外国証券の朝方の注文は、売り4310万株・買い3440万株で、870万株の売り越し。

オプションSQは何事も起こらず。最近の日経平均先物の出来高が薄いことを考えると、日経平均離れが起きつつあるのかも知れません。SQの出来高やそごうの出来高6500万株を考慮すると、今日の出来高の7.4億株はもの足りません。様子見気分が強いようです。


日経平均の境涯ですが、98年10月をスタート点として大勢上昇波動(2年〜3年)の第1段目にあります。

この大勢上昇波動には3つの中勢上昇波動(3月〜12月)が含まれ、現在は3つ目の中勢上昇波動にあります。

この中勢上昇波動には、やはり3つの小勢上昇波動(1月〜2月)が含まれます。(1つの大勢上昇波動には3(中勢波動)×3(小勢波動)=9個の小勢上昇波動がある)

現在は1つ目の小勢上昇波動にあります。さらに細かく見ると、1つの小勢上昇波動の中には3つの目先上昇波動があり、いまは2つ目の目先上昇波動が終って、さあ3つ目の目先上昇波動が開始するか、という時期にあります。


日経平均のグラフから、以上のことを想定していますが、この想定どおりにいっているか、想定とは違った動きになってはいないか、はいつもチェックしておかねばなりません。日経平均のグラフだけでわからないときは、TOPIXのグラフも併用しますが、野村証のグラフも考えを補強してくれます。



野村はKで75日線を割りこみMまで下落しましたが、Mは200日線の位置で止まりました。日経平均のグラフは、(例の225銘柄の入れ替えがあって)200日線を4月に割り込んでおり、単純に考えれば、200日線を割りこむ→大勢上昇波動が終了、となるところですが、野村はここで踏ん張り大勢上昇波動はなお持続していることの判断材料となりました。(今は日経平均を200日線と比較するときには2370円のゲタをはかせればよいことがわかっています。)

さて野村の現況ですが、a,cは75日線が上値の抵抗線となっていて、a→cと高値は切り下がり、M→bと安値は切りあがるという三角保合いにあります。この保合いは上に放れると思いますが、そうなれば75日線は当然に突破し、日経平均も順調に3つ目の目先上昇波動に入ることになります。


(00.7.17) 17286(+143) 6.0億株


NYは10812ドル(+24)と6日連続の上昇。ナスダックは4246P(+71P)と続伸。外国証券の朝方の注文は、売り3270万株・買い3430万株で、160万株の買い越し。 米国高を受け、ハイテク株が買われました。しかし前場は上昇したものの、まだ調整不足なのでしょう、次第に売りものがちになって、結局は+143円高。出来高も6.0億株とエネルギー不足です。

このなかで電線株とガラス・セラミックが集中物色されましたが、一方では山パン・キリンビバ・アサヒ飲料などの食品が下げるなど、値上り銘柄数は579(値下がりは679)と全般は利食い先行。ちょっと手詰まり状態になっています。

立会い後、日銀の政策委員会はゼロ金利策の継続を決定しましたが、ゼロ金利はすでに大きな材料ではありません。もともと株式市場にとっては短期金利の動向はそれほど材料にはならず、より重要なのは長期金利ですが、昨日の日経公社債インデックス(長期債)は2.03%であり、年初からかえって低下しているほどです。

株価は1/3戻りをしましたが、株式益回りは1.74%であるので、イールドスプレッドは1.29%(=2.03-1.74)と、株価はまだまだ割安圏にあります。


(00.7.18) 16945(-340) 6.9億株


NYは10782ドル(-8)とようやく下落。ナスダックは4274P(+28P)と続伸。外国証券の朝方の注文は、売り3900万株・買い3580万株で、320万株の売り越し。

中低位株は完全に調整入りし、あとは値嵩株の反動高を期待するだけですが、ソニーは200日線寸前までいってダウン。NTTも接続料問題や第6次の政府放出の話で、4日連続の下落。松下通信が+400高すれば一方でアドテストが-570安と、値嵩株はまちまちの動き。

後場になって日経先物から崩れ、一時は-452円安まで下落し、引けは-340円安。値上り銘柄数は221、値下がりは1110銘柄とほぼ全面安。新高値銘柄は24銘柄へと減少し、新安値銘柄は16銘柄へ増加。

銀行株が軒並み売られ、特に興銀680円(-53)・富士銀681円(-49)・第一勧銀680円(-49)は9月の統合が近づくにつれて、互いに値を合わせて、ズルズルと下落しています。そごうで興銀が痛手を負ったように、今後どこか破綻企業がでれば、3行のどれかが必ずひっかかることになるのが理由の1つ。また統合前に身奇麗にしようと企業を見放し、当面の資産の劣化するだろうこともマイナスの理由です。さらには3行がそれぞれに企業と株式の持ち合いをしていますが、統合されることによって持ち合い株がダブった分は売却することになりますから、これが3つ目のマイナスでしょう。

当面はこのマイナスイメージが表にでて、3行の株価は年初来の新安値をつけていますが、統合前にはこの裏返しの人気になることは十分に考えられます。3行の600円台の株価はお買い得の圏内に入ってきたのではなかろうか。


(00.7.19) 16983(+38) 6.7億株


NYは10739ドル(-64)と小幅続落。ナスダックも4177P(-97P)と下落。外国証券の朝方の注文は、売り4780万株・買い2920万株で、1860万株の大幅売り越し。

昨日の下げに加えて海外安や外国証券が大幅売り越しであったため、寄り付き直後には日経平均は16703円の安値(-242円)がありましたが、投信の設定もあって安いところは買われ、しまいにはプラスとなって引けました。

昨日の下げは銀行株がリードしましたが、その銀行株は突っ込み警戒観もでてきており、今日は小幅ながら反動高となりました。キャノンが今期の連結益を870億円→1250億円へ大幅上方修正をしたため、低位株から値嵩株への見なおし買いがはいったようで、指数に影響力がある松下通・京セラなどが高くなりました。

低位株はなお調整をするようですが、日経平均はどうやら目先第2段の上昇波動の調整が終ったようです。グラフでは9日順位相関は結局-86まで落ち、並の調整となりました。(もう少し調整は軽いと思っていましたが)

図のb→cの下落率はザラバベースで-5.6%、引値ベースで-5.1%でした。d→eの下落率はザラバベースで-5.5%、引値ベースで-3.8%となり、目先波動の調整としては、-4〜5%の下落で十分です。

TOPIXの下落率は、b→cがザラバベースで-5.7%、引値ベースで-5.5%の下げ。d→eはザラバベースで-5.7%、引値ベースで-4.6%でした。TOPIXは日経平均に比べてやや調整が大きかったのですが、今日は下ヒゲの長い十字足となって、やはり調整が終った様子です。


(00.7.21) 16811(-172) 5.5億株


20日のNYは1010696(-43)、昨日は10848(+147)。ナスダックは4056P(-121)と下落して、4184P(+128)と元に戻すという2日間の動きでした。外国証券の朝方の注文は、売り4510万株・買い34740万株で、770万株の売り越し。

休日の谷間で週末とあって買い意欲は乏しく、中低位株の調整に加えて値嵩株の信用期日売りがでて、じり安となりました。接続料問題が決着したNTTは高く寄りついたもののマイナス巾を拡大し、1370千円(-40)、ドコモも1940千円(-60)とさえず、新日鉄・川鉄は年初来の新安値を更新。銀行株・証券株が小戻し。

三菱重は内需・低位・大型株の代表として5月6月には軽々と上昇しましたが、7月に入ってからは下落しています。

モデル波動は図のようになります。200日線を大陽線で上抜き、Fへ上昇、25日線のGへ反落してからHへと上伸。GからHへの上昇巾も出来高も物足りませんから、このHは1つの中勢波動を完成させたに過ぎず、調整をした後は第2段目の中勢上昇波動があるものと思っています。

それはともかく、今日の水準は75日線をやや割り込んだ水準で、I点となりそうです。この後はI点→J点へ反発→K点へ下落して、これでA→Hの中勢上昇波動の調整が終るのではないか。そうなるとK点は8月末ころでしょうか。

値嵩株の代表のソニーは、1:2の権利落ち前に、A(12月末)とB(2月末)の2つのピークをつけています。値嵩株の信用買いの期日がいわれていますが、Aの期日は6月末でしたが、a(5月下旬)で安値をつけ、Aの期日を通過しました。5か月半後に安値をつけたわけです。 Bの期日は8月末になりますが、8月中旬までにはこの買い残の整理は終ると見られます。

目下のところ日経平均が上昇するには、中低位株の調整が終るか、値嵩株の信用の整理がつくかが必要ですが、それは時間の問題です。 例えば東証1部の1400銘柄のうち、200日線を超えている銘柄は809銘柄あり、75日線を超えている銘柄は908銘柄あるように、中低位株の大勢波動は上昇中ですから、調整をすれば再び上昇が始まります。

値嵩株については、日経平均採用のうちの株価が高い15銘柄のうち200日線を上回っているのは何銘柄あるのかを見ていますが、4月以降で最も少なかった日が8銘柄で、ここ1か月は10銘柄が続いています。2/3の銘柄は200日線より上(大勢上昇波動)にあるわけで、値嵩株についても心配はしていません。


(00.7.24) 16547(-264) 5.6億株


NYは10733ドル(-110)と下落。ナスダックも4094P(-90P)。外国証券の朝方の注文は、売り4830万株・買い3110万株で、1270万株の大幅売り越し。

外国証券は株数ベースでは大幅売り越しが続いています。外国証券の朝方の売り越しが、買いの手を引っ込めさせることになっているのですが、これは少し過敏に反応しています。土曜に発表された7月2週の投資主体別売買動向では、外国証券は1492億円の買い越し(第1週は644億円の買い越し)となっていて、今のところ7月は2000億円の買い越しです。4月に8400億円、5月1020億円、6月4200億円と売り越しに転じていましたが、7月は買い越しになりそうな様子です。銀行は7月2週は4263億円の大幅な売り越しとなっており、この下げは銀行の売りが主導したといえます。

製造業の2000年3月期の経常利益は前期比18.4%上昇し、来期はさらに25.6%の増益予想ですから、基本的には相場が弱くなるはずはありません。ただいまの弱含みの相場は、@低位株の水準訂正後の調整、A値嵩株株の信用期日迎え、B持合い株式の解消売り、を原因としています。これらは時間がたてば解決することですから、この先の相場を悲観すべきではありません。

日経平均は、今日はザラバ安値16370円がありました。直前の目先波動のボトムが16289円であるので、これを割り込むことになると小勢上昇波動は終ったとせねばならないところでした。 逆張りの「日経平均用'96」は買いマークを出しましたから、当面は自律反発があります。

TOPIXは日経平均より波動は悪くなり、6月13日の直前のボトムの1503Pを下回ってしまいました。ただTOPIXも買いマークを出し、しかも9日連続陰線という下げをしてきたので、2〜3日は反発して当然のところです。

問題は反発力がどれほどあるのかということですが、需給はよくありません。8月に入れば夏休暇で買い意欲は一層薄くなります。チャンスとすれば今月末にかけての投信の設定とソニーなどの4-6月期の決算発表で、これががどうでるか。自律反発を大きなものにするのかどうかが当面の材料です。


(00.7.25) 16573(+26) 5.9億株


NYは10685ドル(-48)と続落。ナスダックも3981P(-112P)と大幅続落。外国証券の朝方の注文は、売り6510万株・買い2580万株で、3930万株の大幅売り越し。

外国証券の寄り付き6500万株の売りというのは、ショックを与えました。日経平均は寄り付き直後に-205円安の16341円をつけましたが、次第に戻りプラスで終りました。値嵩株は京セラ+350円高したものの、アドテスト-500円、東エレク-860円と総じて下げるものが多く、ハイテク株もNEC-115円、富士通-100円とさえません。

さすがに突っ込み警戒感がでて、中低位株の中には信用売りの買戻しが入り、値を戻すものがでてきました。富山化が+44円、雪印が+39円。自律反発によって、値上り銘柄は646、値下がりは612銘柄となりました。

昨日・一昨日の下げによって、波動の想定を見直さなければならなくなりました。7月3日の17614円から昨日の16547円への下げは-6.1%となりました。この下落巾は目先波動の調整としては深すぎます。目先上昇波動は、図のようにa,bの2つをつけており、あと1つの上昇波動が残っていると思っていましたが、目先上昇波動bからの調整としては深いので、Xから始まった小勢上昇波動はY(b)で終り、X→Yの上昇に対する調整をしていると考えるほうが素直です。

もうひとついえば、図のABCのように、小勢上昇波動は25日順位相関が80を越してピークを出しますが、今回はすでにDで80を出し、その後-23まで下落しています。25日順位相関が80になったからといって、ただちに小勢波動のピークとは一致しません(図のBが例)が、その後順位相関がマイナスになったことで、第1段の小勢上昇波動は終った可能性が高くなりました。

一方なお小勢上昇波動が終ったと断定しきれないのは、@X→Yの小勢上昇波動はわずかに28日間であり、実に短い波動であったこと、A先の目先波動のボトム16289円を下回っていないので、なお上昇は持続している、の2点があるからです。

はっきりするのは、16289円を下回ることですが、これを下回ればXの15870円がすぐに控えています。15870円は第3段目の中勢上昇波動の出発点としている重要な水準ですから、これを割り込むと大勢波動についても考え直さなければならなくなります。第1段の小勢上昇波動が終わることは、どうということもありませんが、15870円は死守して欲しいところです。(業績やイールドスプレッドから割ることはないと思っていますが)


(00.7.26) 16502(-70) 5.0億株


NYは10699ドル(+14)。ナスダックも4029P(+48P)と小反発。外国証券の朝方の注文は、売り3920万株・買い2180万株で、今日も1740万株の大幅売り越し。

ローソンはいきなり東証1部に上場されましたが、公開価格7200円に対して6000円の売り気配で始まり、前場は値がつかず、5520円で終りました。初日で-23%安というのでは、公開価格はずいぶんいい加減であったといえます。幹事証券の野村が大口の売り手であったといいますから、いったい何をしていることか。

コンビニの売上げ高はマイナスになってきているところへ、ローソンの売り気配に引きずられて、セブンイレブンは7340円(-260)、ヨーカ堂は6760円-210)、ローソンの親会社のダイエーは321円(-4)。ダイエーはザラバで年初来の新安値。

一方で4-6月決算発表のソニー・松下通、AOLと提携のドコモが上昇して帳尻をあわせ、日経平均は小動きに終始しましたが、結局は小幅マイナス。今日は月内最終売買日とあって出来高は細りました。しかし下げた後に出来高が減るのはよい兆候です。図のイは4.1億株、ロは4.7億株で、この近辺が下げ止まりから反転の場所になりました。今日は5.0億株となってイロの再現かと期待できます。


(00.7.27) 16182(-320) 5.3億株


NYは10516ドル(-183)と大幅下落。ナスダックも3987P(-41P)と反落。外国証券の朝方の注文は、売り4580万株・買い2740万株で、今日も1840万株の大幅売り越し。

実質8月入りとなりましたが、NYが安かったこともあって寄り付きから下落。前引けは-423円安。後場はやや戻り調子となりましたが、-320円安で終りました。特に野村1972円(-158)は出来高トップで大下げ、大和Gも1158円(-118)、日興証832円(-83)と証券株は総崩れ。証券株は2月9日・10日にピークをつけていますから、信用買いの最後の投げ物のようです。

ソニーの4-6月期決算は予想外によかったようですが、これはまったく買い材料にならず、10360円(-350)。同じく昨日4半期の決算を発表した松下通は独歩高の13700円(+600)。ソフトバンクは一時9810円と1万円割れをして10260円(-340)。

グラフは、今日の安値が16027円と直前の目先波動のボトム16289円を下回ってしまいました。これで小勢上昇波動は、5月26日の15870円→7月4日の17661円への上昇で終ったことが確定しました。上昇巾で約1800円、上昇期間28日という短い波動でした。

小勢上昇波動が終っただけであれば、次の小勢上昇波動を待っておくだけなのですが、今はそうもいっておられぬ位置にあります。まずは修正200日線を割り込むのかどうかです。修正200日線は、現在の200日平均線を2370円ほど下方にシフトしたものですが、この水準が16007円です。これを大きく割り込むようであるなら、98年10月からスタートした大勢上昇波動が終ったのでは、ということも考えなければならなくなります。

次に5月26日の15870円が第1段目の小勢上昇波動のスタート(ということは第3段目の中勢上昇波動のスタートでもある)と考えていますが、この水準を下抜き、新安値となると、5月26日の15870円は第3段目の中勢上昇波動のスタートではなくなります。当然にこの後は、第1段目の小勢上昇波動に続く第2段目の小勢上昇波動はありえません。 ユーザーと話していたら「本丸まで攻め込まれたというところですな」とうまい表現でしたが、その通りで、4月以来の最大の重要な水準にきています。

今日の日経新聞で、東証1部の連結PERは40.15倍と出ていましたが、これは株式益回り2.5%であるということです。長期金利が2.09%であることを考えると、イールドスプレッドはなんとマイナスになります。明らかに今の株式は超割安です。落ち着けば、なんで今日投げたのかと反省される日がくると思います。


(00.7.28) 15838(-343) 5.7億株


NYは10586ドル(+69)と反発。しかしナスダックは3842P(-145P)と大幅下落。ノキアが$55.8から$41.06へ約26%下落したことが大幅下落の原因になりました。これを受けて外国証券の朝方の注文は、売り5670万株・買い3180万株で、2490万株の大幅売り越し。

ノキアショックとでもいうべきトドメの下げとなりました。携帯電話の有力メーカーが業績の下方修正をしたことで、国内のメーカー・部品メーカーの株ははなはだしく売られました。松下通12850円(-850)、京セラ15420円(-1280)、太陽誘電4610円(-730)、村田製13290円(-1390)。これに引っ張られるようにして値嵩のアドテスト19180円(-670)、東エレク11350円(-990)が大幅下げとなり、アドテスト・京セラ・松下通・東エレク・太陽誘の5社だけで4520円の下げ。日経平均を226円ほど引き下げました。

まずノキアの件は過剰反応であると思われますが、今夜のナスダックでノキアがどうなるのか。反発すれば、日経平均は今日の反対の動きがでるわけで、注目です。

5月26日のザラバ安値15870円は、第3段目の中勢上昇波動のスタート点であり、第1段目の小勢上昇波動のスタート点であると想定していましたが、今日この水準を割り込み、想定は脆くも崩れてしまいました。4月高値20833円からの下落は、5月26日で終らず、さらに安値を探りにいくことになりました。

そこで、当面の下値はどの辺であるのかということです。大きな波動ではA→Cへの下げがあってC→Dへ戻り、D→Eへ再下落を開始したわけですが、A→Cへの下落巾が第一の手がかりです。引値ベースではA(20833円)→C(16008円)は-4825円巾ですが、何度もふれたようにA→Cの下げは225銘柄の入れ替えによって-2370円分だけ余計に下げ巾を拡大したと考えられますから、正味は2455円(=4825-2370)の下げ巾であったとみるのが妥当です。D(17614円)→Eがこれと同じ規模の下げであるとするなら、15159円(=17614-2455)が次の下値Eの目標です。

別の方面からの下値です。逆張り用の「日経平均用'96」は、たいていはよいところで買いマークを出すのですが、それは波動がそこそこの大きさの場合です。図でaとbはダマシとなりましたが、aはA→bへの下げの中間点となり、bはB→Cへの下げの中間点となりました。a、bはダマシとはいえとんでもないところではマークはでていません。その後2〜3日は反発するのですが、波動がダイナミックであったときは、その後再下落し、あとからみるとちょうど下落の中間位置で買いマークをだしていることがわかります。

今回の下げ過程ではcで買いマークを出しました。しかし翌日は反発したもののすぐに下落を再開し、3日連続の下落となったので、c(終値16547円・安値16370円)は中間点のダマシであったときになります。D→cの下げ巾は引値ベースで1067円巾であったので、中間点の16547円から1067円下げた15480円が下値Eの目標となり、ザラバベースでは1291円巾であったので、中間点の16370円から1291円下げた15099円が下値Eの目標となります。

以上3つの目標値15099円・15159円・15480円が考えられます。ノキアの件もあり、今日で相当な悪目をだしたようなので、このまま下げ続けるとも思われませんが、長い目でみれば波動は悪化したので、戻れば売りが当面の方針になりました。


(00.7.31) 15727(-111) 5.7億株


NYは10511ドル(-74)と続落。ナスダックは3663P(-179P)と昨日を上回る大幅下落。外国証券の朝方の注文は、売り3740万株・買い1950万株で、1790万株の大幅売り越し。7月は20日のうち5日が買い越し、15日が売り越しそれも大幅、という結果になりました。

昨日のナスダックのノキアは若干のプラスでしたが、ナスダックは-4.7%の大幅安となり、これが朝方のハイテク株売りの追い討ちとなりました。前場に-443円安の15394円があって前場は-177円。突っ込み警戒感がでて、京セラ・東エレクが戻り足となり、後場引け際には一時プラスとなるも、引けは再び売られ-111円安。長い下ヒゲ足となりました。

日経先物は15870円(+120)で引けているし、TOPIXも現物が1453円(+0)に対し、先物は1465P(+20)となったので、もう少し戻りがあるようです。少しだけ愁眉を開く日となりました。値嵩株の中には安いと判断した買い物がでてきたことが1つ。野村・日興・大和の証券株、興銀・第一勧・富士銀が大幅な戻りとなったことが2つ目です。値上り銘柄が294、値下がりが1011銘柄となったように全般はよくありませんが、突っ込んだ銘柄には、割安感がでてきたようです。

TOPIXの当面の下値をみておきます。条件表No.2「日経平均用'96」の買いマークは、図のabcdeとまったくよい位置で逆張りの買いを出してきましたが、今度のfはダマシとなりました。今度の下げ波動は、これまでの下げとはスケールが違うということです。

fのダマシ(安値1485P・終値1504P)は下げ途中の中間点であると考えると、Cの戻りのピーク(高値1615P・終値1613P)からfまでは、ザラバベースで130P、終値ベースで109Pの下げ巾でしたから、次の下値のメドは、ザラバベースで1355P(=1485-130)。終値ベースで1395P(=1504-109)となります。

もう少し大きな目でみると、ピークA1757P(終値1754P)から、完全に200日線を割り込んだB1482P(終値1504)への下げ巾は、ザラバベースで-275P、終値ベースで250Pの下げでした。Bからの戻り高値C1615(終値1613P)から同じ規模の下げがあるとすれば、ザラバベースで1340P、終値ベースで1363Pが下値のメドになります。以上4つ、1395P・1363P・1355P・1340Pが下値のメドになります。


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