日経平均をどう見たか・判断したか (99年9月)

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(99.9.1) 17802 (+365) 6.1億株


NYは10829ドル(-84)と4日連続安。ナスダックは2739P(+26)。 朝方の外国証券の注文は、売り2150万株・買い3050万株で+900万株の買い越し。 昨日の大引け前の売りは異常なものでしたが、今日はその異常な売りに対して、尋常な買いがどれだけ入るのか、あるいは買いの手がでずにズルズル下落するのかが試される日でした。NYの円相場は109.70円で帰ってきましたが、これを弱材料にするよりも、昨日の下げを押し目買いととらえたようで高く始まりました。幸いでした。

前場は+272円高(3.0億株)でしたが、後場に入ってもジリジリ戻し結局は+365円高となって、昨日の下げ巾の3/4ほどを埋めました。昨日下落率が大きかった銘柄(200円未満のものを除く)は、今日は大きく反発しました。旭化成-14.6%→+12.8%・東海観光-10.9%→+9.8%・三菱化-10.2%→+13.3%・トヨタ-10.0%→+6.8%・雪印-9.4%→+12.2%・アコム-9.3%→+18.0%・電化-8.9%→+20.2%・興銀-8.6%→+7.7%といった具合です。電化は上昇率1位であり、アコムは2位、三菱化が4位、旭化成が5位です。

昨日今日の動きは一体なんであったのか。どうしてこうも易々とMSCIに振り回されなければならないのか、実に悔しい話です。今後は、インデックス採用銘柄の移動に対してはは十分に注意せねばなりません。ともあれ今日反発したことによって、75日線を下値のめどにして買い物はでてくることがわかりました。

日経平均のグラフは、昨日の長大陰線に今日の陽線がはらまれる格好になりました。明日以降昨日の長大陰線(17886円)を上抜いたのを見て安心するということになります。デンドラでは、昨日の終値の17436円より4%上の18134円に戻って、ようやく下降波動から陽転することになりますから、上昇相場の転換の確認はずいぶん遅れることになります。

次の上昇相場の軸は銀行株であると思っていますが、例の統合3行の株価は相変わらず高値圏で保合っています。図の青線までは買い方の勢力下にあると考えていますが、昨日の興銀はこの水準に接近したものの、今日は大きく戻しました。

この高値保合いから上に放れたときが、本格的な上昇相場になるのだろうと思っています。


(99.9.2) 17631 (−171) 6.0億株


NYは10937ドル(+108)と反発。ナスダックは2750P(+11)。 朝方の外国証券の注文は、売り3300万株・買い4200万株で+900万株の買い越し。外国証券の寄り付きの注文は7月末に1週間売り越しとなった後は、8月はじめに一度売り越しなになっただけで、あとはずっと買い越しを続けています。

昨日の上げは31日の大陰線の3/4を取り返すものでしたが、今日は昨日の上げ巾の半分を消してしましました。この結果、31日の大陰線に昨日の大陽線がはらまれ、これに今日の陰線がはらまれる、という2重のはらみとなりました。この3日は小型の三角保合いになったわけで、大陰線の高値17886円を上抜いて目先上昇波動入りするのか、大陰線の安値17425円を下抜いて下降波動を下方へ伸ばすのか、の注目点となりました。

さあどっちに動くかですが、強気の材料を上げてみると、@最大の投資主体である外国人は買い越しを続けていること、ATOPIXは今日はわずかながらもプラスであったように、日経平均ほどには悪くないこと、B騰落指数は81に落ちてきており、明日値下がり銘柄が多ければ80割れになるだろうこと、C統合3行の株価は新高値を狙う上昇を見せていること、などがあります。

特にAのTOPIXは31日の大陰線を簡単に上抜ける位置にありますから、Cの銀行株の次第では、新高値(終値)の1518ポイントを一気に目指すことも可能です。


弱気材料は@来週発表の4-6月GDPを見るまでは積極的になれないこと、A円が108円台をつけてもジリ高を続けていること、BSQを控えて、投資資金はインデックスに左右されない2部市場・店頭市場に流れていること、CMSCIの銘柄入れ替えの影響は終ったのかよくわからないこと、などが上げられます。

図はMSCIインデックスからはずれた阪急のグラフです。一時の需給によって下落したのですから、下落しっぱなしということはなかろうと思いますが、どこまで戻るのか、今後の参考にしたいと思います。


(99.9.3) 17629 (−1) 4.6億株


NYは10843ドル(-94)。ナスダックは2734P(-16)と軟調。 朝方の外国証券の注文は、売り2350万株・買い2750万株で+400万株の買い越し。

小動きに終始しました。値上がり銘柄は513銘柄、値下がりは659銘柄と全般は小甘いのですが、レナウン(155円+12)、呉羽化(358円+33)、日本信号(270円+34)、キッツ(270円+34)、コンベア(215円+20)など低位株が物色されだしたのは新しい動きです。


TOPIXは8月31の-40ポイント安の翌日は、+39P高になり、下げのほとんどを取り返し、昨日・今日はほんのわずかとはいえ連続してプラスになっています。これに対して日経平均は、-482円安というのも意外な大下げしたが、翌日は+365円→昨日は-171円→今日は-1円と上昇力がありません。

図はTOPIXと日経平均の相関係数です。この図は7月に、相関係数が80以下になったときは、その後2〜3日に大幅上昇か大幅下落がある、と掲げました。(99年7月12日と7月22日を参照)

今日の相関係数は75と注目すべき水準になりました。上下どちらに動くのかは、TOPIXが正しいとする立場であれば上昇、日経平均が市場をよく表しているとする立場では下落、と反対の結論になります。気分としては銀行株が先導して上昇のように思いますが、確としたものではありません。

富士銀行が大阪駅前支店と梅田支店を統合することになり、これに伴って(株)東研ソフトの銀行口座は(旧)富士銀行・大阪駅前支店 (普通)1333540から、(新)富士銀行・梅田支店 (普通)1678064 に変ります。(99年9月6日から、弊社の銀行口座が変更になりす。)

富士銀行の支店の統合によって、これまでに振り込み先として用意していたすべての印刷物は無駄なものになりました。またユーザーの方々もこれまでの口座(大阪駅前支店)に振り込みされると、振り込みができずに返金されます。お間違えのないようにご注意下さい。

まったく迷惑なことですが、旧口座から引き落とされていた電気料金・電話料金・リース代・保険料などは、富士銀行のほうから個々の引き落とし先に連絡し、新口座から引き落とすような手続きをとってくれるそうです。弊社のように月々の引き落としの件数が少なくても、自分で口座の変更届けをいちいち出すことを思うとうんざりしますから、統合される富士銀行・大阪駅前支店全体では気が遠くなるような事務が発生しているのでしょう。リストラで支店を統合するにも、相当な費用がかかります。リストラの費用がだせる企業だけがリストラができるということです。


(99.9.6) 17756 (+126) 4.5億株


NYは11078ドル(+235)と急反発。ナスダックは過去最大の上げ巾(+108)となって2843P。 しかし朝方の外国証券の注文は、売り1850万株・買い2350万株と少なく、+500万株の買い越し。

ナスダックが大幅高になったため、国際優良株・ハイテク株が買われましたが、全般への波及はなく、日経平均は伸び悩みとなりました。出来高4.5億では下値での小型三角保合いを突破するには力不足です。

しかしながらTOPIXは日経平均に比べてよいグラフになっています。TOPIXの重要ポイントは8月31日の大陰線(高値1497P・安値1457P)ですが、今日の1512Pで完全に重要ポイントを上抜き、8月24日をピークに下落していた目先波動の方向を転じました。どころか終値でのピークは1518Pですから、今日で新高値まであと6Pと迫りました。


TOPIXを見る限り相場は強気でよいのですが、日経平均のもたつきは最近ではちょっと例が見当たりません。図はNT倍率のグラフです。NT倍率=日経平均÷TOPIXで計算されます。

NT倍率が高いと日経平均は割り高、NT倍率が低いと日経平均は割り安とみてよいのですが、今日のNT倍率11.7倍(17756÷1512)というのは、この数年間では異常に低い倍率です。週足で見ると、11.7倍になったのは93年11月にあり、この倍率がバブル崩壊以来の最も低い倍率でした。今日は約6年ぶりに低い倍率になったわけです。


(99.9.7) 17707 (−49) 4.8億株


NYは休場。 このため朝方の外国証券の注文は、売り2350万株・買い2300万株と少なく、久々に-50万株の売り越しになりましたが、これをもって外国人が売り越しに転じたわけではありません。

ナスダックの手本がないために、昨日買われたハイテク・通信株は今日は盛り上がりを見せず、それでは内需かというと、大手鉄鋼の中間決算は上方修正の報道がありましたが、新日鉄は-6円安、川鉄+2円、NKKは0円、住金は-9円安、神戸鋼は+3円とまちまちです。銀行も概ねマイナスです。

こうなるとクセのある銘柄に目がいき、志村化(279円)、東都水(526円)は2日連続のストップ高、太平金(142円)は1000万株で出来高5位、オリジン(1499円)、OSG(730円)、電気興(1240円)は新高値といったふうですが、いかんせんこれら銘柄では全体への影響はありません。


昨日グラフで見た「NT倍率」の条件表を掲げます。グラフを描くときは、日経平均を選択します。

No.2行は、元データをC1002(TOPIX)としています。これを設定するには、「元データ」欄をクリックし、下の元データの一覧から、C1002を選択します。もし元データの一覧にC1002がないときは、「共通(S)」ボタンをクリックして、共通銘柄のコード(2銘柄を設定できる)に1002を入力して下さい。

No.3行は、No.1線(日経平均)÷No.2線(TOPIX)の計算をしています。これがNT倍率です。「印字」欄を「する」にし、「印タイトル」に「NT倍率」といれ、「印字形式」は小数第1位まで表示するようにしています。

No.4行は、グラフ描画上のテクニックです。No.3行で計算したNT倍率は、12.5とか11.7とかの小さな数字になりますから、これを10倍して125とか117のより大きな数値にしてグラフを描画させています。


(99.9.8) 17641 (−49) 4.8億株


NYは11034ドル(-44)。ナスダックは2837P(-5P)。 朝方の外国証券の注文は、売り2750万株・買い2600万株で、-50万株の売り越し。

大蔵省が発表した4-6月期の法人企業統計では、経常利益は前年同期比で+9.6%の増加、来期7-9月期の景況判断指数は3期連続で改善となりました。一方設備投資は-13.4%減となり、これは6期連続のマイナスだそうです。設備投資が回復しないので、明日発表の4-6期のGDPは下方修正したほうがよいのではないかとなって、円相場は111.20円と円安。株式市場もマイナスとなりました。

ところが日経新聞の同じ紙面に経企庁が発表した7月の景気動向指数(一致指数)は75%と4か月ぶりに50%を超えています。いまごろ4-6月のGDPを気にするのもどうかと思いますが、GDPはプラスマイナス0であるという政治家の発言もあったようですから、明日のGDP発表は悪い材料にはなりにくいのではないか。

ソフトバンクは40000円に乗せ、新高値を更新しています。7月16日に新高値から、6000円巾の大陰線をだしたときは、これで当分の間(2か月以上)の高値を出した(99年7月16日)と思いましたが、2か月たたないうちに新高値となりました。デンドラでは、10%波動の上限線を突破して再び需給相場入りしています。

需給相場になったときのことは、(99年8月23日)に、富士銀を例にして述べました。上限線を突破したまま上昇するのは、尋常の上げかたではありませんから、再び株価が上限線の下に潜るまでは、売ることはできません。株価が下限線と上限線の中にはいってから、上限線(中位)や上限線(1/4位)を見ながら売ることになります。

図でAで上限線を突破したのは3月29日で、株価は12800円でした。4月13日に上限線の下にはいるのですが、翌日上限線を再び突破しないことを確認したときの株価は17770円です。

Bで上限線を突破したのは6月24日で、株価は23970円でした。7月22日に上限線の下に入り、翌日上限線を再び突破しないことを確認したときの株価は31000円です。今回は8月30日に37000円をつけて上限線を突破しました。

今、仕手株になってきた東都水産は、7月13日にAで上限線を突破しましたが、株価は274円でした。7月23日に上限線の下に入り、翌日上限線を再び突破しないことを確認したときの株価は325円です。

ついで、8月23日にBで上限線を突破しましたが、株価は328円でした。現在はまだ上限線の上にあり、今日は532円です。上限線の上にあるときは、逆張りで売らずに、株価が上限線の下に潜って(需給相場から通常の相場に戻った)から売るほうがよいやりかたです。


(99.9.9) 17677 (+36) 4.7億株


NYは11036ドル(+2)。ナスダックは2808P(-28P)。 朝方の外国証券の注文は、売り2800万株・買い3200万株で、+400万株の買い越し。

注目された4-6月GDPでしたが、前期(1-3月)比で+0.2%のプラス成長となりました。これを受けて前場は+218円まで買われましたが、景気回復の数値がでれば円高になるのが最近の動きです。円は108.82円へと一気に2.38円の円高となりました。この円高を横目で見て、大引け前には急速に値を下げ、結局は+36円で終りました。

明日の先物9月限のSQでは売り越しになるのではないかと予想され、この不透明さも値を崩した原因のようでした。SQは一過性のものであり、GDPが2期連続プラスというのは傾向ですから、あまり小さなことに目を向ける事もないと思いますが、そういう細かなことに目が行くのは手詰まりということでしょう。

日経平均のグラフは相変わらず、8月31日の大陰線を抜け出すことができていませんが、TOPIXは新高値までワンチャンスの位置にあります。NT倍率が11.7倍と6年ぶりの低い水準にあるのは、歴史の古い225銘柄(を代表として)に持ち合い解消の売りが断続的にでているためだと考えられます。とすれば9月中間まであと2週間は解消売りが活発になるでしょうから、NT倍率はさらに低下することになります。

日経先物売りのTOPIX先物買いの動きが9月一杯は有力になり、しばらくは日経平均はTOPIXに比べて割り負けであるが、10月に入れば割り負けの分を取り戻す動きとなるのでしょうか。


(99.9.10) 17711 (+33) 11.7億株


NYは11079ドル(+43)。ナスダックは2852P(+43P)。 朝方の外国証券の注文は、売り3000万株・買い3900万株で、+900万株の買い越し。外国人は昨日の4-6月GDPがプラスであったのを素直に評価しました。

NYの円相場は107.95円で帰ってきました。ここへ売り優勢が伝えられる9月限のSQを迎えることになりましたが、SQはやや売り越しだったようでしたが大した波乱要因にはなりませんでした。円は東京でも107円台に入りましたが、日銀の円売り介入があり、後場は一時110円台にまで戻りました。しかし介入の手が緩むとたちまちにして高くなり、引けは108.90円と昨日とほとんど変りません。

NECが経営再建策を打出しました。NECホームエレクトロニクスを解体し、ネット事業に集中するの報道で、NECは4400万株の大商いとなり、株価も9年ぶりの2000円台に急上昇しました。これがリードする形で、富士通・バンクは連日の新高値を更新。これまで富士通だけが特に集中して買われていましたが、ようやく先駆株(企業)を手本として、これに追いつき追い越せと2番手の銘柄がでてきはじめました。一局集中では、株価はどうしても超割高にまで舞い上がって、これがつぶれればおしまいとなりかねませんが、2番手・3番手が登場することで、株価が堅固なものになります。

積水ハウスが販売用の土地を評価替えして、1900億円の評価損を出すと報じられ、株価は+42円の1210円。帝人が東邦レを買収すると報じられ、帝人は+22円高の492円。(東邦レは+12円高。192円)など、9月中間決算を前にして、企業の再生・再編成の策が打出されてきました。来年3月期までには、この何倍か何十倍かの抜本的なリストラ策が発表されることでしょう。企業は変ります。これに応じて株価水準も変ります。


(99.9.13) 179109 (+198) 5.9億株


NYは11028ドル(-50)。一方ナスダックは2887P(+35P)となり史上最高値を更新。日経平均よりもTOPIX、東証1部よりも2部・店頭株のほうが市場の強弱をよく表していますが、米国でもNYよりもナスダックです。 朝方の外国証券の注文は、売り24000万株・買い4050万株と買いが増加し、+1650万株の買い越し。

先週末に引き続いて、NECが出来高を伴って上昇して2250円。(ただし先週末より出来高は半減したので、2360円(デンドラの上限線)あたりで当面の目標値を達成か、と思っています。)ソニーがプレステ2の発表をするとかで、ソニー(14930円。+650)およびソフトのコナミ(11500円。+1000)が上昇。ここへ需給相場になっているバンクが46100円(+3000)と本領を発揮。銀行株も統合3行は、終値ベースではすでに発表直後の高値を上抜いていますが、ザラバ高値をもう少しで突破する水準に上げてきました。

あれやこれやがあって、日経平均はザラバ高値17988円まで上伸し、引けは17909円となりました。これによって8月31の大陰線(高値17886円・安値17425円)の重要ポイントを上回り、小型の三角保合いを上放れの格好になりました。あとは8月24日のザラバ高値18397円が当面のターゲットになりました。

TOPIXはとうとう7月16日および8月24日のザラバ高値1529Pを上抜きました。引け値は1535ですから文句なしの新波動入りです。


(99.9.14) 17777 (−132) 5.6億株


NYは11030ドル(+1)。朝方の外国証券の注文は、売り2900万株・買い4550万株と買いがさらに増加し、+1650万株の買い越し。

ロンドンで106.15円、NYで106.10円(引けは106.70)の円高になりました。東京でも106円台で推移していましたが、11:30頃から日銀が円売り介入に入りました。しかし介入の効果はまったくなく、106.55円で取引きが終わりがっかりです。

105円を割り込めば、一気に100円になるの話もあって、ハイテク・ネット株は利食い急ぎになり、前場は-286円安。後場に入っても、介入の割には円は安くならず膠着状態でしたが、前場は+160円高であったソニーが急上昇をして+1020円高の15950円で引けました。ソニー1社で日経平均を100円押し上げたことになります。

ソニーの上昇を見て、押し目買いがはいったのか日経平均は-132円、TOPIXは-10Pで終ったのは幸いでした。富士通に対する2番手銘柄としてNECがでてきましたが、パラマウントの2番手銘柄としてフランスベッドが注目され、昨日・今日ともに100円高となりました。銘柄が少しずつ広がってきます。

日経平均は持ち合い解消の売りがきつく、思ったほどには上昇しませんが、9月末からはTOPIXを追っていくのでしょう。


(99.9.16) 17291 (−485) 6.0億株


NYは10801ドル(-108)。ナスダックは2814P(-54P)。朝方の外国証券の注文は、売り4000万株・買い3350万株と、-650万株の売り越し。

週末、日銀が50億ドルといわれる円売り介入をしましたが効果はなく、15日の祝日に海外で円がどのようになるのかが関心事でしたが、ロンドンは103.20円まで急上昇。NYでも103円台をつけるなど、今日の東京市場が思いやられました。

果たして、東京市場も103円台にはいり、株価は総崩れとなりました。前場は-589円安。値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は1072と全面安。後場入り後は一時-719円安の17058円をつけましたが、円は104円105円と上げ渋り、株価やや戻して-485円安で終りました。値上がり銘柄数は387、値下がり銘柄数は820。

宮沢蔵相と速見日銀総裁の緊急会談がセットされたり、黒田財務官が急遽渡米するなどが伝えられましたが、日本の事情だけでは米国も協調介入はしないと市場になめられていては、どこまで食い止められることか。米国の事情とは、円高→米国株を売って円資産へのシフト→米国株の急落です。そうなれば協調介入の目がでてくるのでしょう。

今日の株価下落は、105円を一気に抜いてしまったという一種の狼狽売りが第一の要因で、第二に米国株価の急落があれば、連動するハイテク・ネット株は危ういので、利食っておこうという動き、第三に持ち合い解消売りを早めた、ということでしょうか。大幅下落した銘柄はバンク・ベネッセ・NEC・サンリオ・松下通など9月に急上昇したものが多く、信円高デメリットを受ける銘柄が特に売られたわけではありません。トヨタなどプラスになっています。

グラフでは、日経平均は75日線を割り込んでしまいましたが、8月安値の17040円を目前にして戻って引けたのは、付和雷同の売りから冷静に戻ったということでしょう。TOPIXは25日線で止まり、上昇トレンドには何の陰りもありません。


(99.9.17) 17342 (+50) 5.1億株


NYは10737ドル(-63)。ナスダックは2806P(-7P)。朝方の外国証券の注文は、売り3250万株・買い3250万株と均衡。買い注文は3000万株を割ることがなく、外国人の買いは継続。

NYの円相場は105.05で帰ってきました。これを受けて前場は軟調で、値上がり銘柄396、値下がり銘柄788、前引けは-169円安でしたが、後場にはいって円は106円台に下落。日米間で円高ドル安に向けた協調体制を強化する。日銀は21日に一層の金融緩和(量的緩和)を検討する。と報じられ、株価も引け前に急速に戻りました。値上がり銘柄は641、値下がり銘柄は554と逆転して終りました。

日経朝刊を見て、おやと思ったのは、「野村証券金融研究所の試算では、円が116円での企業業績は前年比+4.6%であるが、105円では前期並み、100円では小幅減益になる。」という記事でした。103円ではいかにも大打撃を受けるかのような、昨日の市場の反応でしたが、それほど円高でダメージを受けるようでもありません。なんだかんだといいながらも、企業の効率は上昇しています。

思えば80円という空前の円高を乗り切った経験もあるのですから、昨日のように深刻になることはありません。9月期末まであと2週間です。来週が期末を迎えて、持ち合い解消売りの最後の売り場になります。ここを過ぎれば日経平均も少しは値が軽くなるのではないか。9月に入って、太平金・日重化・クボタなどが出来高10位に入ってきているのは、低位株が注目される予兆ではないかと思っています。


(99.9.20) 17575 (+232) 5.3億株


NYは10803ドル(+66)。ナスダックは2869P(+62P)。朝方の外国証券の注文は、売り2200万株・買い2650万株で+450万株の買い越し。

NYの円相場が107.10円で戻ってきました。東京市場も一時108円台に入り、円高を理由に売られた銘柄が買われて前場は+312円高。後場は膠着状態になって引けは+232円高で終りました。一度103円台を見たことですから、再び105円を割るようなことがあっても、株価は抵抗力をつけたことになります。

思いついて、250日サイコロジカルの設定をしてみました。250日とはちょうど1年に当たります。250日サイコロジカルは、個別の株価では、1年間のうち株価が上昇した日が何%あるのかを示します。しかし知りたかったのは、250日サイコロジカルが50%を超えている銘柄は全銘柄のうちどれくらいの割合になっているのかでした。


日経平均は、昨年10月に大底をつけて、この3月からは上昇相場が続いていますから、半分以上の銘柄はサイコロが50%を超えているだろうと思っていましたが、そうではありませんでした。

図は、《カナル2》の「計算」→「ソート」を使って、250日サイコロジカルが大きいもの順にソートしたものです。1330銘柄のうち99銘柄だけが、サイコロが50%を超えているにすぎませんでした。

1年前の日経平均は13597円でしたが、今日は17575円です。TOPIXは1047Pから1519Pへ上昇していますが、この1年間(250日)で株価が125日上昇した銘柄は全体の10%にもなりません。この上昇相場は「金持ち相場」といわれるように、値嵩株が集中的に買われて、一層値嵩になるのが特徴ですが、これら99銘柄が日経平均を引っ張り上げたといってよいでしょう。

これら99銘柄に早く目をつけていれば...という思いですが、これら99銘柄もサイコロが50%以下の時代がありました。それが50%を超え、50%以上で推移するうちに株価は大幅高になったのです。例えばソフトバンクが、サイコロ50%を初めて超えたのは、98年12月25日のことで、株価は6300円でした。99年1月と2月に50%を割れ、再び50%を回復するという動きがあって、3月からは50%以上をキープしています。

ミスミが、サイコロ50%を初めて超えたのは、99年4月16日のことで、株価は3550円でした。NECは6月4日に50%を超えましたが、このときの株価は1319円でした。
こういうわけで、これからも250日サイコロジカルが50%を超えてくる銘柄はいくらでも出てきます。50%を超えてから株価ははずみがつきますから、超えた銘柄を知っておくことは重要です。

上の条件表は、250日サイコロジカルが50%を超えた銘柄を検索できるようになっています。


(99.9.21) 17932 (+357) 5.3億株


NYは10823ドル(+20)。ナスダックは2886P(+16P)。朝方の外国証券の注文は、売り2300万株・買い3850万株で+1550万株の買い越し。

NY円は105.90円と円高で戻ってきましたが、東京市場ではさらなる金融緩和の期待があって一時は107円台にのせ、日経平均は強調でしたが、TOPIXは小幅マイナスで推移しました。ソニーは昨日に続き買い物を集め、+790円高の17250円と史上最高値を更新し、日経平均を80円かた嵩上げしましたから、いつものTOPIX高の日経平均安とは違っています。

後場は、日銀の政策委員会で、どのような決定がされるのかが気になって、見送り状態になっていましたが、大引け前に日経225銘柄に現物買いが入ったとかで、日経平均は急伸し、+357円高となりましたが、これは出来すぎです。TOPIXも上昇しましたが+10Pほどであり、日経先物は現物よりも190円安い17740円で引け、値上がり銘柄574に対し値下がり銘柄は640となっているのを見れば、日経現物だけがイレギュラーな動きをしたことになります。

引けてから、日銀の政策委員会の決定が発表されました。大方の期待を裏切って、@これ以上の金融緩和は効果がないので、現状の方針を維持する。A為替相場は金融政策の目的としない。のだそうです。(日本経済新聞)午後5時の円相場は105.40円になり、昨日に比べて2.50円の円高となりました。

これによって先週末の宮沢・速見会談は何のためだったのか、日銀は為替は守備範囲ではないと言ってるぞ、日米協調介入はないぞ、ということになり、今夜のロンドン・NYの円相場は再び103円を目指し、明日の株式市場は売られる。ということになるのでしょう。


(99.9.22) 17325 (−607) 5.9億株


NYは10598ドル(-225)。ナスダックは2821P(-65P)。朝方の外国証券の注文は、売り3050万株・買い3250万株で+200万株の買い越し。

日銀の金融政策に変更なしの発表から、昨日の円相場は105.40円へと2円50銭の円高になっていましたが、ロンドンで104円、NYで一時103.78円と円高は進みました。NYは7月の貿易赤字が過去最大であったとかで、ドル安→海外資金の流出も懸念されて-225ドル安です。

円高とNY安の2つの材料を受けて、寄り付きから売られ、前場は一時-683円安。その後は25日のG7で為替について日米の合意ができるかも、の期待もでて下げ渋りましたが、値上がり銘柄数は206、値下がりは1044銘柄と全面安で終りました。

日経平均のグラフは昨日までの3連騰によって75日線をクリアしていましたが、たった1日で再び75日線を転落してしましました。75日線は容易には超えられない、ということを表明したわけで、日経平均については希望がもてなくなりました。

もともと昨日の日経平均の上げ巾は200円ほど上げすぎでしたから、今日の下げ巾607円のうち、純粋な下げ巾は400円ほどであったことになります。さらに9月の受け渡し最終日を目前にした持ち合い株の解消売りが最後の売りに出ているはずですから、400円のうち200円程度は期末事情による下げであったとすれば、円高による下げは200円ほどかと思われます。

とはいえ、これは今夜・明日の祝日の海外の為替相場がこれ以上の急激な円高にはならないという前提での話です。昨日の日銀の発表は、円の防衛はしない、やりたいようにしてくれ、と投機筋にいったも同然ですから、先の103円台は下値のめどにはなりえず、100円を割るかもの不安がでてました。経済の安定なくして通貨の安定はありません。為替を金融政策の目的とはしない、とは何をかいわんやです。

TOPIXはどうしたことでしょうか、-50ポイントの下げは大き過ぎます。9月13日には新高値を取ったのに為替に翻弄されて伸び切れず、今日の大陰線になりました。8月末の1457ポイントを割るようなことになれば、解消売りが減少することや補正予算を材料とする10月相場の期待が剥げ落ちてしまします。

今までは不安な点についていいましたが、今日のような日にも外国人は買い越しだし、年末は投信の大量設定があるだろうし、2000年問題があるためになにもかも前倒しとなって仮需要が発生するだろうし、来年はいよいよ70兆円ともいわれる郵便貯金が還流してきます。急激な円高で気分を萎えさせることが回避できれば、円高自体は株式市場にとって全部がマイナスというわけではありません。年末にかけては悲観してはいません。


(99.9.24) 16871 (−454) 6.4億株


NYは10318ドル(-205)と大幅続落。朝方の外国証券の注文は、売り4900万株・買い4150万株で-750万株の売り越し。

大幅な下落となりました。円高の行方もありますが、NYが大きな調整をするのではないかの不安が現実味を帯びてきました。加えて今日は実質の月内売買最終日であったので、期末の売り圧力がかかりました。

日経平均グラフは今日の下げによって一層悪化しました。デンドラによる波動では、8月23日の高値18233円から目先波動が陰転したとき、先のボトム(8月6日)の17084円(終値)を下抜く確率は76%あり、もともと日経平均の行く末は暗かったのですが、もしもの期待がありました。もし、この下げが先のボトム(8月6日)の17084円を下抜かずに陽転するならば、8月23日の高値18233円(終値)を上抜く確率は63%あり、日経平均は第3段の上昇につながる可能性をもっていました。しかし今日の下げで、これはむなしい期待に終りました。この後株価が反発しても、8月23日の高値18233円を上抜く確率は22%しかなくなりました。

こたえたのはTOPIXで、今日はザラバでは-66P安があったほど急激な下げをみせました。今日の下げによって8月のザラバ安値を下抜きました。終値ベースでは8月安値は1420Pですから、今日のところは10Pほど上にありますが、終値で割り込んでくるようなら、この相場のスタートであった3月2日の1092Pから9月13日の1535Pへの上げの半値下げである1313Pの水準を考えておかなければならなくなります。

ただ来週月曜日も安ければ、日経平均・TOPIXともに条件表No.2の「日経平均用'96」が買いマークをだしますから、月末は反発が期待できます。(円相場とNY次第ですが)この反発がどの程度になるのかが注目点です。


(99.9.27) 16821 (−50) 3.4億株


NYは10279ドル(-39)と続落。朝方の外国証券の注文は、売り3650万株・買い2750万株で-900万株の売り越し。

G7の共同声明は「円高の懸念を共有した」というものであり、日銀総裁がわざわざ記者会見を開いて「金利政策は為替を含めて適時、適切に対応する」と強調したため、円は午前中は106円まで下落しました。しかし今日のところは日銀は量的緩和をしないことが明らかになり、午後は次第に円高に戻りました。これにつれて、株価は前場は17000円を回復していたものがジリ安に転じ、結局は-50円安。株式市場が引けてから、円は一時103.90円まで上げ、引けは104.12円となりました。

9月期の配当落ち分が42円あるそうですから、今日の-50円安はたいしたことはないのですが、円高が買い気分を失わせます。10月4日には9月の日銀短観が発表されますが、ここでよい数字がでたら、これが円高を加速させ株式市場に悪影響をもたらせるだろうの観測まででています。

6月の日銀短観で、大企業製造業のDIは-47P(3月)→-37P(6月)へ10ポイント改善しました。このときの9月予測は-22と+15ポイント改善の予測がでて、大幅改善を好感して7月の高値18623円へ上昇するインパクトとなったのでした。

たぶん9月のDIは予測の-22よりもよい数字になるのではないか、といわれています。本来なら景気回復を好材料にして買われるところですが、景気回復→円高のマイナスの連想のほうがいまでは強くなってしまいました。しかしこの連想は本当なら間違いで、景気回復→円高→株高につながるべきものです。ただ急激な円高は困るので、なんとか速度を緩めてもらいたいと、日銀へ期待したところが、先般の政策委員会の決定で期待を裏切られたわけですが、日銀も相当に非難されましたから、先の103円が防衛線になったのでは。

グラフは日経平均・TOPIXともに条件表No.2の「日経平均用'96」が買いマークをだしました。反発があってよいところです。ただ先週の2日で1000円の下げはきつく、これを短期間で上回ることはほとんど不可能のように思われます。今週は来週の日銀短観待ち、来週は9月中間決算待ちと、買わない理由はいくらでもつけられます。日経平均が75日線を超えるにはかなり(1か月以上)かかるのではないか、と思っています。


(99.9.28) 17325 (+504) 3.5億株


NYは10303ドル(+24)とようやく小反発。朝方の外国証券の注文は、売り2410万株・買い3300万株で+890万株の買い越し。

昨日、東京市場は引けで104.12円へ円高になっていましたから、NYはもっと高くなるのではと懸念していましたが105.60円で帰ってきました。これを受けて今日は為替は105円・106円の動きになり、株式市場も寄り付きから堅調な動きになりました。後場は為替の動きを睨みながらの商いとなりましたが、円高方向には進まないようだの判断で大引けにかけて一段高になり、+504円高で終りました。円は106.50円の引け。

ただし出来高は昨日と同じく薄く3.5億株でしかありません。この出来高では突っ込みの反動高の域をでず、反騰体勢にはいったとはいえません。先週の2日間で1000円安した連続陰線を上回ることが必要です。短期間にこの陰線を上回ることはなく、10月は底値さぐりないし底値保合いの動きになるのではないか、と思っていますが、それは10月にはよい買い場がでるということでもあります。

このときどのような検索をすればよいのかですが、HP目次には、常時 暴落時には「大底買い吹き値売り」の出番を載せています。そろそろこの条件表に該当する買い銘柄がで始めるころだと思い、昨日過去20日について検索をしましたが、検索されたのは新潟中銀と住友倉の2銘柄だけでした。まだ少し早いようですが、10月に相場が弱くなれば、次々に銘柄がでてくるものと思われます。

10月1日からいよいよ手数料が自由化されます。今はとにかく手数料が安いことが話題になっていますが、最も重要なことは情報(早耳ということではない)です。検索された新潟中銀はともかくとして、なぜ住友倉がこのように売られてきているのでしょうか。インターネットのヤフーファイナンスにいき、コード9303を叩けば、住友倉の業績を知ることができますが、それは静的な情報です。図で買いマークがでている日には出来高が急増していますが、誰が、何の理由で売ったのかはインターネットではわかりません。取引きしている証券会社に聞けば、たぶん何事かは調べてくれるはずです。そうであれば旧来の手数料を払ってもよいという顧客も多くいます。10月1日を境目に証券会社の業績がごろっと変わるものでもありません。


(99.9.29) 17282 (−43) 3.7億株


NYは10275ドル(-27)。一時は10100ドル割れ。朝方の外国証券の注文は、売り2500万株・買い2650万株で+150万株の買い越し。

円は106円台で落ち着きましたが、昨日の500円高で先取りしてしまったと見えて、続伸とはいきませんでした。出来高は相変わらず薄く、ここ3日は出来高トップでも1000万株の商いがありません。日経平均はザラバで17071円まで下げ、ここから200円戻して引けましたが、これは期末を明日にしてのドレッシングを期待した買い物のようで、TOPIXに比較するとできすぎです。

商品先物仲介店のタイセイ・コモディティがインターネット上で、この9月から商品データを提供しています。

商品データは限月制ということもあって、何かと面倒なことが多く、弊社が販売している《コモディティ》のユーザーからの変換についての質問は、その人数の割合からいえば《カナル》の5倍10倍もありました。この質問の量に閉口して、ここ2か月はHPの「東研ソフト製品のラインアップ」から「《コモディティ》の紹介」のページをはずしていましたが、これはタイセイのデータ提供が開始するまで時期を待っていたのです。

すでにいくつかの仲介店がインターネット上で商品データを提供していますが、ダウンロードできるのはその店の顧客だけに限られているのがほとんどです。タイセイのHPは、誰でも、無料でダウンロードできます。またそのデータは実にスッキリしており、1秒2秒の単位でダウンロードでき、過去データも10年分が貯えられているという立派なものです。

ようやく、手軽に、良質の商品データが手に入るようになりましたので、《コモディティ》のCD-ROMをプレスすることを決め、9月一杯かけてCD-ROMの内容(操作説明・講座など)を書き、今日発注したところです。10月11日ころに《コモディティ》の再発売をする予定です。


(99.9.30) 17605 (+323) 5.5億株


NYは10213ドル(-62)。昨日と同じく一時は10100ドル割れ。朝方の外国証券の注文は、売り2250万株・買い2000万株で-250万株の売り越し。外国人の注文は少なくなってきました。

NYの為替は106.95円。朝方の東京市場も107円台にのせるなど、やや円安気味になってきました。これを好感してハイテク株が買われ、NYのネット関連株が上昇したのを見てバンクなどネット株が買われました。さらに、さくら銀がいまのところ世界最大のドイツ銀と提携(法人向け証券部門)と報じられて3600万株の大商いとなり、一時はストップ高。これが銀行株に波及して、統合3社の興銀・富士銀は終値ベースで新高値。第一勧銀はザラバベースでも新高値となりました。

ここへ期末のドレッシングと投信が5本新規設定の買いをいれるなど、今日の需給は大きく好転しました。値上がり銘柄数は1084銘柄・値下がりは195銘柄とほぼ全面高です。ただその割に出来高は脹らまず、朝の外国証券は売り越しであり、今日の円相場は17:00では105円台になっていますから、手放しで楽観できるほどのものではありません。

日経平均の4%波動は陽転しました。今日のザラバ高値は17771円までありましたが、これは75日線の水準(17700円)であり、一気上抜くことはなかなか難しいところです。

図はデンドラで描かせた4%カギ足です。今日aから陽線が立ち、パタンは642となりましたが、もう少し上昇し、17658円を上回れば、パタンは542になります。(17658円はcとbの仲値です。)さらに上昇し、b(18233円)を上抜くと、パタンは342になります。

パタンが変化すると、その後反落したときに、aを下抜く確率が変わります。
@パタン642のままで4%波動が陰転するときは、aを下抜く確率は71%あります。
Aパタン542になった後に陰転するときは、aを下抜く確率は69%あります。パタン642と542とでは大きな差はありません。この2つのパタンから株価が下げて波動が陰転したときは、押し目買いはできません。

Bパタン342になった後に陰転するときは、aを下抜く確率は30%しかありません。低い確率になるから押し目買いができるわけです。

ところでb→aに下落したとき、この後すぐに陽転しても、bを上回る確率は22%しかないことは9月24日に述べました。つまりbを上抜いてパタン342になる可能性は小さなものです。となるとパタン642あるいは542になった後に陰転し、(69%〜71%の確率でaを下抜く可能性があるが)なんとかaを下回らずに再度陽転するのを見なければ、先行きを強気することはできない。というのが今の結論です。


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