これまで使ってきた会計ソフトは「弥生会計 for Windows95」である。何しろWindows95 の時代に発売された古い古いソフトである。弥生で決算書を作り、これをCD-ROMに保存しているが、一番古い会計年度は 第10期平成10年2月期(1997年)のものである。今年の2月は、第32期・令和2年2月期(2020年)だった。23年間も弥生を使ってきたわけだ。
Windows は前章の【12】で述べたように、日本ではWindows3.1からWindows10まで9度のバージョンアップをしています。バージョンアップというものは、現状のバージョンの欠陥を修正しり、機能を高めるためにするものですが、これまでに迷惑なバージョンアップもありました。windows VistaとWinodws8がその最たるものですが、この恩恵を受けたユーザーはほとんどいなかった。どころかメモリは大量に食うし、処理速度はひどく低下するし、でデメリットのほうが大きすぎた。
このために、マイクロソフトはHTML Help によって検索する範囲を限定したのです。全文検索は簡単にはできないが、ヘルプを書いた人間があらかじめキーワードと関連づけたい .htmlを指定しておけばそのキーワードについては不完全ながらも全文検索ができます。(完全な全文検索は、別のソフトを追加しないとできない)
こうしてマイクロソフトは大宣伝をしてヘルプを HTML Help
様式にしたのですが、これは短命で終わりました。1997年のWindows98から普及を図り、2000年のwindowsMEを経て、2001年にはマイクロソフト最高のwindowsXPを出したのに、2003年1月にはHTML Help は廃止になりました。最高のWindowsXPの発売から2年ほどで消えていったのです。