No.49 《YBメーカー》と寄引売買

2020年6月に執筆 ・・ 
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    ■■ 目次 ■■

    【 1 】《YBメーカー》の仕事 @YB条件表を複写する
    【 2 】《YBメーカー》の仕事 AYB条件表を作る
    【 3 】《カナル24》の仕事 @先物データをそろえる
    【 4 】《カナル24》の仕事 Aグラフを見る
    【 5 】《カナル24》の仕事 B検証をする
    【 6 】トレードの停止と再開について

《YBメーカー》の仕事は
  1. 条件表を複写する
  2. 年に一度、YB条件表を作る
ことの2つだけです。寄引売買をするにはもっぱら《カナル24》を使います。
《カナル24》では次の作業をします。
  1. 毎日、先物データをそろえる。
  2. YB条件表を使ってグラフを描画させる。
    グラフの最新日に売買マークが出ておれば、翌日トレードをする。
  3. トレードが終わったら、「検証」で累積損益がどうなっているかをチェックする。
    累積利益が-1000円(ミニ1枚の金額なら-10万円)になっていれば、トレードを停止する。
  4. 停止中であっても「検証」は毎日行い、最大損失から+500円(ミニ1枚の金額なら+5万円)ほど戻していれば、トレードを再開する。 (トレードの停止と再開の規準は各自で決めておくこと)


【 1 】《YBメーカー》の仕事 @YB条件表を複写する

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(1)条件ファイルについて


《カナル24》や《Qエンジン24》が使うことができるのは、右図の9本の条件ファイルです。

条件ファイル名は(描画1)(計算2)(標準3)(拡張4)〜(拡張9)と名づけています。

1本の条件ファイルには999個の条件表を格納することができます。999個×9本(条件ファイル)なので、全部で8991個の条件表を使い分けることができるわけです。
《YBメーカー》には右図の3つの条件ファイルが付属しています。
  1. (日経A)日経先物用のトリガー条件ファイル
  2. (コアB)コア30銘柄用のトリガー条件ファイル
  3. (予備C)サンプルのYB条件ファイル
これら3条件ファイルは《カナル24》では利用できません。

(予備C)には(日経A)のトリガー条件表を使って《YBメーカー》で作成した、寄引売買に役立つ「YB条件表」が格納されています。ただし《カナル24》では(予備C)の条件ファイルを利用することができないので、《カナル24》でも使えるように、例えば(標準3)に必要な「YB条件表」を複写してください。

(2)(予備C)から(標準3)にYB条件表を複写する

《YBメーカー》を起動します。
  1. メニューの「条件表(J)」をクリック。

  2. 条件表一覧表が現われるので、条件ファイルを(予備C)に切り替えます。

    (右横の「▼」「▲」ボタンをクリックして「予備C」が表示されたら、「予備C」の文字をクリックする)

  3. No.1〜No.13までのYB条件表は古いので複写する必要はありません。(使わない)

  4. またNo.21〜No.33のYB条件表も古いので複写する必要はありません。(使わない)
  5. No.41〜No.53が現在使っているYB条件表です。これを(標準3)に複写してください。

    (《カナル24》で利用できる(描画1)(計算2)(拡張4)〜(拡張9)なら、どこへ複写してもよい)

  6. 例えばNo.41をクリックして、

  7. 「OK」ボタンをクリック。
  8. No.41の条件表の内容が表示されますが、この内容を変更するわけではありません。

    メニューの「表を複写」をクリック。
    「条件表の複写」の画面が現れるので、

  9. 送り側(左側)の条件ファイルを(予備C)にし、

  10. 受け側(右側)の条件ファイルを(標準3)にします。

  11. 送り側の条件表No.41をクリックして選択し、

  12. 受け側の条件表No.301(複写先の条件表No.)をクリックして選択し、

  13. 「複写」ボタンをクリック。

    これで(予備C)の条件表No.41が、(標準3)の条件表No.301へ複写されます。同様にして(予備C)No.42を(標準3)のNo.302などへ複写することを繰り返してください。

  14. No.41〜No.53の条件表を(標準3)に複写したら、「終了」ボタンをクリック。
    もとの「条件表の内容」の画面に戻るので、

  15. メニューの「別の条件」をクリック。

    条件表の一覧表が現われるので、

  16. 条件ファイルを(標準3)に切り替えると、

  17. (標準3)のNo.300〜No.313に(予備C)の条件表が複写されていることがわかります。

    これで《カナル24》で寄引売買の条件表を使うことができるようになりました。


【 2 】《YBメーカー》の仕事 AYB条件表を作る

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(1)年に一度YB条件表を作ればよい

例えば2020年の大納会は12月30日で、2021年の大発会は1月4日です。この間の4日間は立ち合いがありません。ユーザーは12月30日の先物データ(日中足)が揃ったら、「YB条件表生成」で、2021年に使うYB条件表を作って下さい。 「YB条件表生成」は《YBメーカー》で最も重要な仕事です。しかし年に1回だけ使うだけです。毎日使う機能ではありません。

YB条件表とは寄引売買をするための条件表です。 寄引売買とは、《YBメーカー》が作ったYB条件表が、
  1. 買いマーク→翌日の寄り付き(始値)で買い、その日の大引け(終値)で転売する(決済する)
  2. 売りマーク→翌日の寄り付き(始値)で売り、その日の大引け(終値)で買戻しする(決済する)
というものですが、売買マークを出すYB条件表がナマクラ刀では利益を出すことはできません。寄引売買においては買いマークがでた翌日は陽線になれば勝ち、売りマークがでた翌日は陰線になれば勝ちです。

明日が陽線になるか陰線になるかの確率は50%です。10円玉を投げて決定しても半分は当たります(勝率は50%)。しかし1年間をトータルして利益を出すには、次のことを満足するYB条件表が必要です。
  1. 勝率が50%(基準は55%)以上あること
  2. 買ったときの利益が、負けたときの損失よりも大きいこと(基準はPFが1.50倍以上)
  3. 売買マークがでる回数は1年(240日の立ち合い)で100回に近いこと
YB条件表は、明日が陽線になるのか陰線になるのかを予想するものではありません。(日経A)のトリガー条件表を、最適化して過去10年間で陽線になった確率・利益額・PFを調べて、YB 条件表には「こういうチャートを組み込むのがよい」と判断して、《YBメーカー》はYB条件表を作ります。このYB条件表が寄引売買では決定的に重要なのです(これ一つが、寄引売買で利益を出せるのか出せないないのかを決めます)。

だから《YBメーカー》で最も重要なものは来年に有効であろうと思われる最高のYB条件表を作ることです。YB条件表があれば10年間のうち1〜3年は成績がマイナスになることもありますが。この年は過去10年間にあったこととは異なる時期であっただけのことです。この1〜3年の成績をみて《YBメーカー》が作ったYB条件表は間違っているという判断をすることは間違いです。10年間では最低7年間は利益をだします。(これについては【 6 】トレードの停止と再開についてを参照。

この章では最も重要なYB条件表の作り方について述べますが、誰でも同じYB条件表ができるためには以下のことを整備してください。
  1. 過去の日経先物のデータを正しくする。(《カナル24》で「オンラインデータ」→「過去データダウンロード」で、DTEX00,DTEX08,DTEX16)をダウンロードする。

  2. 条件ファイル(経日A)をダウンロードする。(《YBメーカー》の「アップデート」→」「条件表をダウンロード」で(日経A)条件ファイルを最新のものにする。
この2つを行えば、必ず私がHPにアップしている条件表と同じものができます。

(2)YB条件表の作り方

  1. 1009日経先物 を選択して、

  2. メニューの「YB条件表生成」をクリック。

    @トリガー条件表を選択する

  3. (日経A)に切り替える。

    (1009日経先物を選択していると、自動的に(日経A)が表示される)

  4. (日経A)に設定されているトリガー条件表の一覧表が表示されるので、

    No.1「Byo.当日値幅%」をクリックして紺色に変えます。

  5. 一覧表を上方にずらせて、No.141「Syo.平均クロス」を[Shift]キーを押しながらクリック。

  6. No.1〜No.141の141本のトリガー条件表が選択されます。

  7. 「選択記憶」ボタンをクリックすると、現在選択されている条件表No.が記憶されます。

  8. 次回からは「選択読込」ボタンをクリックすると、記憶している条件表No.(No.1〜No.141)が選択されて、紺色になります。
    (「選択記憶」「選択読込」のボタンは使わなくてもよい)

    A「対象期間」とYB条件表の生成先を決める

  9. 対象期間は、100101(2010年1月1日)〜191231(2019年12月31日)と入力する。

    これは2020年に使うYB条件表を作るときの期間です。

    2021年に使うYB条件表を作るときは
    110101(2011年1月1日)〜201231(2020年12月31日)と入力します。

  10. YB条件表の生成先は、(サンプル)条件ファイル。(その他(拡張9)などでもよい)

  11. 「売買共No.」は 0、「売買別No.」は 999 と入力する。

    (2種類のYB条件表が生成されますが、「売買別」のYB条件表のほうが多くは成績がよいので、必ずNo.999 と入力してください。「売買共」の条件表はNo.998に生成されます)

    B念のために「最適化の合格基準」をチェックする

  12. 「最適化の合格基準」ボタンをクリックすると、合格基準の小画面が表れるので図の数字や●の位置を確認してください。

  13. 上から順に、(100回以上)(0.3%以上)(55%以上)(1.5倍以上)が基本です。

  14. 決済時期は(1日目)の終値。

  15. 最適化の粗密は(細かく)。
  16. 統合時の判断基準は(累計利益%が大きいもの)。

  17. もしこの画面の設定を変更したならば「記憶する」ボタンをクリックします。
    (多くは変更しないので、「キャンセル」ボタンをクリックします)

    CYB条件表が生成される

  18. 「実行開始」ボタンをクリック。

    (既存のTEMP条件ファイルをクリアしますか?) と聞いてくるので

  19. 「はい」をクリック。

    (日経A)のトリガー条件表が順次最適化されます。

    ここではNo.1〜No.51の買いマークを出すためのトリガー条件表(合計51本)と、No.101〜No.141の売りマークを出すためのトリガー条件表 (合計41本)併せて92本のトリガー条件表が最適化されます。

  20. 図ではNo.3「Byo.変動率」の2行目のパラメータは(6日)とし、2行目の以上以下は(4.5以上)にすればよい成績になる、と表示しています。

    よい成績とは、「最適化の合格基準」の @トレード数が100回以上、A平均利益率が0.3%以上、B勝率が55%以上、CPFが1.5倍以上、を満足したものです。

    92本のトリガー条件表を最適化するので、時間がかかります。早いパソコンなら3〜4時間、遅いパソコンなら8〜10時間かかることもあります。

  21. (役立つ条件表を統合しました)と表示されたらYB条件表ができています。

    図では(全体=458分)となっているので、約7時間38分かかっています)

  22. 「終了」ボタンをクリック。

    DできたYB条件表を別の条件ファイル(標準3)へ複写する

    《YBメーカー》のスタート画面に戻るので、

  23. メニューの「条件表」をクリック。

    条件表一覧表が現われるので、

    条件ファイルを(サンプル)に切り替えると、No.999に「YB Nt(2019年)2010.BS別」が生成されています。

    (No.998に「YB Nt(2019年)2010.BS共」も生成されていますが、これは使いません)

    なお5月20日から、YB条件表のタイトルの先頭部分が従来の「NY統合」から「YB Nt」に変わりました。一般の条件表でなく、寄引売買をするためのYB条件表であることを明示するためです。

  24. No.999をクリックして選択します。
  25. No.999「YB Nt (2019年)2010.BS別」の条件内容が表示されます。

  26. メニューの「表を複写」をクリック。

「条件表の複写」の画面が現れます。
  1. 送り側を(サンプル)に切り替え、

  2. 受け側を(標準3)に切り替えます。

  3. 送り側のNo.999「YB Nt(2019年)2010.BS別」を選択し、

  4. 受け側にはNo.300〜No.313にYB条件表が記憶されています。

  5. 受け側のNo.314(複写先の条件表No.)を選択し、

  6. 「複写」ボタンをクリック。

  7. 瞬間に受け側(標準3)のNo.314にYB条件表が複写されます。

    「終了」ボタンをクリック。
これでYB条件表の生成が終わりました。

この例ではYB条件表(2019年)を生成しましたが、《YBメーカー》には、(予備C)のNo.53に「NY統合(2019年)2010.BS別」がすでに用意されていて 、これを(標準3)のNo.313に複写しています。 (【1】《YBメーカー》の仕事 @YB条件表を複写するを参照)

(標準3)のNo.313の行数も今度作ったNo.314の行数もともに103行であるので、No.314は正しくYB条件表(2019年)ができていることがわかります。

E今年以降のYB条件の生成について

本章では2019年12月31日(大納会までだが・・・)を対象期間としてYB条件表を生成しました。そのYB条件表のタイトルは
「YB Nt(2019年)2010.BS別」と名付けられました。

(2010年〜2019年)の10年間の先物データを手本にして作ったものであることがわかります。この「YB Nt(2019年)」は2020年に使うYB条件表です。

2020年12月31日(大納会までだが・・・)のデータが揃ったら、2021年で使うYB条件を生成してください。図の対象期間を、 2011年1月1日(110101)から2020年12月31日(201231)に変更するだけで、YB条件表ができます。生成されるYB条件表のタイトルは 「YB Nt(2020年)2011.BS別」と名付けられます。これは2021年に寄引売買で使う条件表です。

毎年1回作るだけですが、1年に1回しか使わないと、操作手順を忘れることもあるので、本章の「【 2 】《YBメーカー》の仕事 AYB条件表を作る」を書いたのです。


【 3 】《カナル24》の仕事 @先物データをそろえる

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先物データを揃えるには2つの方法があります。
  1. 《カナル24》から国内株データをダウンロードする。

  2. インターネットで先物(日中足)データを調べ、
    《カナル24》で先物データを手入力する。
今のところ私が国内株データを毎日アップロードしていますが、2020年4月のように骨折してデータをアップすることができないこともあるので、手入力できるようにしておいてください。

(1)先物データをダウンロードする手順

《カナル24》を起動し、
  1. メニューの「オンラインデータ」→「HPから株価データをダウンロード」をクリック。
  2. 右図の画面が現れるので、「国内株価データをダウンロード」ボタンをクリック。
  3. 右図の画面が現れるので、「ダウンロードする」ボタンをクリック。
  4. ダウンロードできる10銘柄が表示されます(銘柄名の右端に(.DL)がついている)。

  5. 「上書き保存する」ボタンをクリックすると、この10銘柄の株価データがハードディスクに保存されます。

  6. 「戻る」ボタンで、ダウンロードを終了します。

(2)先物データをインターネットで調べる

YAHOO! japanで、「日経先物日中足データ」をキーワードにして検索すると、
図のようなHPが表示されます。
  1. 日本取引所のHP
  2. Investing(インベスティング)のHP
がありますがどちらでもよいです。(日本取引所のほうが正確だと思うが...)
日本取引所のHPは右図です。注意するのは「日中取引」を選択しておくことです。

図ではまだ11:30の時刻なので、1日の日中足の数字にはなっていません。15:15以降にこのHPを見てください。
Investing(インベスティング)のHPは右図です。

図ではまだ11:30の時刻なので、1日の日中足の数字にはなっていません。15:15以降にこのHPを見てください。

(3)先物データを《カナル24》で手入力する

HPで日経先物(途中足)の値段を調べたら、紙に転記しておくか、HPを出したまま《カナル24》を起動し、
  1. 1009日経先物を選択し、

  2. メニューの「データ」→「株価データ」→「最新入力」をクリック。
    1日分の入力画面が現れるので、

  3. 日付(200601)2020年6月1日と入力し、

  4. 始値・高値・安値・終値・出来高を入力します。

    (出来高は入力しなくてもよいです。寄引売買では出来高は使わない)

  5. データを手入力したら、「終了」ボタンをクリック。

    1009日経先物のデータに6月1日のデータが追加されます。
これでデータ入力は終わりです。


【 4 】《カナル24》の仕事 Aグラフを見る

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グラフを見るのは、今日(最新日)にYB条件表が売買マークを出しているのかどうかを確認するためです。
  1. 1009日経先物を選択し、

  2. メニューの「グラフ」または丸印をつけているグラフの絵をクリックすると、
    条件表の一覧表が現われます。

  3. 条件ファイルを(標準3)にし、

  4. No.313「(2019年)2010.BS別」を選択して、

  5. 「OK」ボタンをクリック。

すぐにNo.313を使ってグラフが描画されます。グラフで一番に注目するのは
  1. 最新日に売買マークがでているかどうかです。図の最新日には売買マークが出ていないので、明日のトレードはしません。

  2. (2020年5月26日)に売りマークが出ています。翌日の始値(21230円)で売り仕掛けをし、終値(21490円)で決済するので、-260円の損失です。

  3. (2020年5月22日)に買いマークが出ています。翌日の始値(20660円)で買い仕掛けをし、終値(20820円)で決済するので、+160円の利益です。
以上のように「グラフ」では、最新日の売買マークがでているか、過去の売買マークによるトレードの損益はいくらか、を知るだけのことです。


【 5 】《カナル24》の仕事 B検証をする

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トレードをした後は必ず「検証」を行います。検証する目的は、単に今回のトレードによる損得額を知るばかりではなく、累計の損得額を知ることです。累計損益がマイナスになれば、先物取引に必要な証拠金がその分だけ減ります。証拠金が少なくなるとトレードができなくなります。時には「追証」がかかることもあります。早めにトレードをストップすることで寄引売買を継続することができるのです。

(1)検証の手順

  1. 1009日経先物 を選択して、

  2. メニューの「検証」→「新規検証」をクリック。
    右図の「検証のしかた」の画面が現れるので、

  3. 条件ファイルを(標準3)に切り替え

  4. 条件表No.313をクリックして紺色にする。

  5. 「検証期間」に191230(2019年12月30日)〜201231(2020年12月31日)と入力する。

    この例では2020年1月から現在までの検証を行いますが、200101(2020年1月1日)としてはなりません。寄引売買は売買マークがでた翌日にトレードするので、前日の日付(この例では昨年の大納会の日)を入力します。

    上図の

  6. (売買共)を指示

  7. 「売買ルールを見る」ボタンをクリックして、売買ルールを確認します。
寄引売買の売買ルールは簡単なものです。
  1. 仕掛けは(翌日の始値)
  2. 手仕舞いは売買マークがでた(1日後)の
  3. (当日の終値)で行う。
  4. なおこれと同じ売買ルールを他の条件表にコピーすることができます。
  5. 「終了」でこの画面を閉じます。

(2)検証リスト

「検証」で計算する時間は5秒とかかりません。
  1. の数字を左から順に説明すると、
    1)200318B(20020年3月18日)に買いマーク(B字)がでた。(売りマークのときは(S字)がつく)
    2)それは(49)日前のことである。

    3)翌日の始値(買値)は16820円

    4)決済日は200319(20020年3月19日)で決済値は16550円であった。
    (-270円の損失だが「最終%」の欄に-1.61%の損失と%が表示されている)

  2. 「損益経過」ボタンをクリック。

    右図の「損益経過の指示」の画面が現れます。

    赤色線の項目をクリックして●にします。

  3. 「開始」ボタンをクリック。
    検証期間内の総合成績が表示されます。

  4. の赤枠を説明すると、
    1)38回のトレードをして

    2)累計で1950円の利益になった

    3)1回のトレードでは51.32円の利益。

    4)勝率は65.8%

    5)PFは1.56倍。

  5. メニューの「経過グラフ」をクリック。

損益経過グラフは累計損益のプラス・マイナスを折れ線グラフにしたものです。1回のトレードごとに行が変わります。
  1. (200106)
    累計-90円
  2. (200304)
    累計+1190円
  3. (200312)
    累計+110円
  4. (200525)累計+2590円
  5. (200529)累計+1950円

    見たい位置の縦線をクリックすれば、数値表示欄に、トレードした年月日と累計利益額が表示されます。

  6. の縦線の位置をクリックすると、数値表示欄の「損益」に2590円と表示されます。この金額は先物1単位の金額です。(実際の金額はミニ1枚で25万9000円)

  7. あるいは「<」「>」ボタンをクリックすれば(f)の位置にある破線のカーソルが動きます。


【 6 】トレードの停止と再開について

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(1)現在のYB条件表とその前提条件

現在のYB条件表は(標準3)のNo.301〜No.313の13本があります。これは(予備C)のNo.41〜No.53を複写したものです。

《YBメーカー》は、時間はかかるが自動的に簡単にYB条件表を生成してくれます。それには一定の前提条件があります。

《YBメーカー》は2016年に発売しましたが、2017年の成績はマイナスでした。この途中で、@トリガーを増やす、Aトリガーの条件内容を変える、B「最適化の合格基準」を変えてみる、C手本にする期間を6年間に縮めてみる、D期間を15年間に伸ばしてみる・・・などのことを試みました。

これらを変更すれば当然にYB条件表の中身は変わってきます。延々6か月間をかけてYB条件表を作っては、検証をしてみましたが、そう大きな変化はなかった。逆に成績が悪化したものが多かった。この結果次の結論に達しました。

毎年利益がでるようなYB条件表はできないのだから
  1. (日経A)にあるNo.1〜No.51の買いのトリガー、No.101〜No.141の売りのトリガーを増やしたり減らしたりしない。
  2. トリガーの内容を変更しない。
  3. 「最適化の合格基準」を変更しない。
こうすれば、過去の年のYB条件表や来年のYB条件表は同じもの(トリガー条件表や合格基準)を使っているのだから一定の成績がでるし、いつでもYB条件表を再現することができるわけです。AさんもBさんがYB条件表を作っても、同じYB条件表ができます。

(2)YB条件表の過去の成績

No.301「(2007年)1998.BS別」は2008年のトレードで使うYB条件表です。したがって検証期間は図のように

(071228)2007年12月28日(これは前年2007年の大納会の日)

(081230)2008年12月30日(これは2008 年の大納会の日)

要するに大納会の日から大納会の日を入力します。
No.301〜No.313の各1年間の成績を(表1)にまとめました。

(表1)[各1年間の成績]
No. タイトル 検証年度 トレード数 累計損益 平均利益 勝率 PF 最大損失最大利益
301 (2007年) 2008年中 114回 +3500円 30.7円 55.3% 1.48倍 -140円 +3760円
302 (2008年) 2009年中 98回 +1740円 17.7円 57.1% 1.55倍 0円 +1750円
303 (2009年) 2010年中 96回 +880円 9.1円 51.0% 1.37倍 -80円 +1240円
304 (2010年) 2011年中 116回 +520円 4.4円 50.0% 1.16倍 -420円 +630円
305 (2011年) 2012年中 96回 -70円 -0.7円 50.0% 0.97倍 -480円 +90円
306 (2012年) 2013年中 108回 +5270円 48.8円 55.6% 2.04倍 -180円 +5270円
307 (2013年) 2014年中 102回 +1330円 13.4円 55.9% 1.27倍 -170円 +1330円
308 (2014年) 2015年中 103回 +1900円 18.4円 48.5% 1.32倍 -870円 +2070円
309 (2015年) 2016年中 125回 -380円 -3.0円 50.4% 0.96倍 -2570円 +720円
310 (2016年) 2017年中 93回 -460円 -4.9円 43.0% 0.87倍 -900円 +680円
311 (2017年) 2018年中 84回 +940円 11.1円 58.3% 1.15倍 -420円 +1980円
312 (2018年) 2019年中 70回 +2350円 33.5円 57.1% 2.05倍 0円 +2400円
313 (2019年) 2020/5月 38回 +1950円 51.3円 65.8% 1.56倍 -90円 +2590円

(2019年)は2020年1月〜5月末までの5か月間の成績だが、これも含めて検討すると
  1. 13年間で、累計損益額が損失になったのは、No.305の-70円、No.309の-380円、No.310の-460円、の3年間です。3年間の損失額を合計しても-910円であるので大きな損失ではありませんが、No.309とNo.310が2年続けてマイナスになったときはプレッシャーがかかります。

  2. +1000円以上の累計利益になったのは、No.301の+3500円、No.302の+1740円、No.306の+5270円、No.307の+1330円、No.308の+1900円、No.312の+2350円、No.313の+1950円)の7年間です。

  3. 経過中の累計損益の最大損失は、No.308の-870円、No.309の-2570円、No.310の-900円、が大きい損失です。No.310の最大損失-900円の年の累計損益は最終的に-460円のマイナスでしたが、No.308の最大損失-870円の年の累計損益は最終的に+1900円のプラスになっています。だから最大損失が大きくても年間ではプラスになることもあります。

  4. 経過中の累計損益の最大利益は、+1000円未満のものを掲げると、No.304の+630円(最終的に+520円)、No.305の+90円(最終的に-70円)、No.309の+720円(最終的に-380円)、No.310の+680円(最終的に-460円です。明らかに経過途中で+1000円以上の累積利益が出ていないと、最終的にマイナスになるといえます。

  5. 勝率が55.0%以上となった条件表はよい成績になっています。No.301(+3500円)、No.302(+1740円)、No.306(+5270円)、No.307(+1330円)、No.311(+940円)、No.312(+2350円)、No.313(+1950円)
では高い勝率が出るようなYB条件表はできないのか?といわれても、できません。もともとYB条件表は、@トレード数が100回以上、A勝率が55%以上、BPFが1.50倍以上を満足しているものが生成されています。その年にこれらの成績がでなかったのは過去10年間の相場つきとは異なる相場つきになったからです。今年の相場つきは予め予想することはできません。できることは売買マークが外れていったときに、どう対処すればよいのか?です。

(3)トレードの停止と再開について

負けが込んだときは、トレードを停止するのが一番の対処法です。いつトレードを停止するのかは、その人が差し入れている証拠金の額によります。仮に証拠金が1単位当たり1000円とするならば、日経ミニは100単位で1枚なので1000×100=10万円です。もし6000円(実際は60万円)の証拠金をいれているならば、-1000円の累計損失がでてもまだ5000円の証拠金があります。証拠金がなくなるまでには余裕があります。

私がよいと思っているのは
  1. 1枚の証拠金が1000円(実額10万円)として、
  2. 3倍の3000円(実額30万円)の証拠金を差し入れられるようにしておく。
  3. -1000円の累計損失がでたら、トレードをストップする。
  4. トレードはしていないが累計損失が500円取り戻せるようになったら、トレードを再開する。
というものです。つまり「損益経過グラフ」を見てトレードするかしないかを決めるのです。
【 5 】《カナル24》の仕事 B検証をするを参照)

@No.311(2017年)の2018年の経過

この損益経過は
  1. 1月4日の累計損益は+310円
  2. 2月15日の累計損益は+940円
  3. 6月19日の累計損益は-420円
  4. 11月15日の累計損益は+1980円
  5. 12月26日の累計損益は+940円
最大にマイナスになったのは-420円なので、トレードをストップすることはありません。

ANo.309(2015年)の2016年の経過

この損益経過は
  1. 1月7の累計損益は-680円
  2. 2月26日の累計損益は+720円
  3. 4月5日の累計損益は-1030円となって-1000を超える。
  4. 4月28日の累計損益は-2570円
  5. 5月20日の累計損益は-1940円。(d)より630円戻る。
  6. 12月1日の累計損益は-370円
  7. 12月29日の累計損益は-380円
(d)で-2570円という大きな累計損失が出たので。結局この年は-380円のマイナスになりました。
しかし@4月5日の-1030円の損失をみて、翌日からトレードを停止し、A5月20日に最大損失から+500円以上とり戻したので、翌日からトレードを再開したときは、上図とは違う成績になります。

BNo.309(2015年)でトレード停止→再開をしたときの経過

この損益経過は
  1. 1月7の累計損益は-680円
  2. 2月26日の累計損益は+720円
  3. 4月5日の累計損益は-1030円となって-1000を超えたので 、翌日からトレード停止。
  4. 5月24日からトレードを再開したが、(c)の-1030円から-1260円まで損失が拡大した。
  5. 12月1日の累計損益は+540円
  6. 12月29日の累計損益は+530円
結局4月6日〜5月20日までトレードを停止していたので、結局この年は+530円の利益になりました。

Cトレード停止期間の損益経過を無視する

  1. 「検証リスト」に戻り、

    トレードを停止している期間の行を選択して、

  2. 「行抹消」をクリックすると、図の紺色の行が消えます。

  3. 「損益経過」ボタンをクリックすれば、停止期間抜きの成績や経過グラフが描けます。



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株式会社 東研ソフト

執筆:坂本 正治