2060《デンドラ》波動事典
 [2060] HPで解説したデンドラの見方(2012年)

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2012年1月〜12月に記述した日(●印)





(12. 1.19) TOPIX 740P(+5)  日経平均 8639円(+89)  21.3億株 (1兆1502億円)


欧州は小高い。米国は続伸。 NYダウは12578ドル(+96)、ナスダックは2769P(+41)。

今回のナスダックの上昇波動の上値のメドは、欧州危機が明らかになる前の5月の高値(H)の水準と、危機後反発して75日線を上回った10月末の(D)の水準の中間ではないかと思っていました。

NYダウは(D)の水準は昨年12月23日に上回ていたが、ナスダックはなかなか(D)の2753Pを上回ることができず、昨日ようやくにしてこれを上回りました。

このことによって、小波動は(A→D→E→F)と伸びることが明らかになりました。(F)のピークはどのくらいの高さになるのははわかりませんが、おそらく(H)の2887Pまでは上昇できないだろうと思っているわけです。

すでに9日・25日順位相関がともに+80以上になっているので、ここからは小波動のピークらしさを探らねばなりません。来週中にもピークらしさが4ポイント(海外株は4ポイントで5分5分)になるだろうと思います。


日経平均は長く突破できなかった75日線をようやく上回りました。今後は、5日連続して75日線の上の位置を持続できるのかどうかを見届けることになります。

もしそうなれば、(B)の8729円を上回り、波動は(A→B→C→D)へ伸びる可能性が出てきます。ただ(D)の水準がどの辺になるのかはわかりません。(B)よりも高いが(P)9152円までは無理だろうという判断をしています。

《デンドラ24》による上値メドは低いほうから、@8711円、A8877円、B8960円、C9374円です。

上昇力が最も弱いときは、@8711円なので、この場合はギリギリ(B)8729円を上回ることができるかどうかです。

米国市場が一層の上昇をすれば、A8877円とB8960円の間の8900円をメドにすることもできます。ただ米国株は小波動のピーク探りの時期に来ています。今の段階では、日経平均は@8711円のメドをクリアできるかどうかです。


(12.9.18) TOPIX 758P(+1)  日経平均 9123円(-35) 17.9億株 (1兆1941億円)

《デンドラ24》の4%による日経平均の上値メドを掲げておきます。下から順に、@9113円、A9287円、B9378円、C9898円、です。

@の9113円はすでにクリアしています。多くの場合、AかBで小波動のピークを出すので、A9287円〜B9378円を当面の上値メドとしておきます。大雑把にいえば9350円前後です。

現在の小波動のピークらしさは、1)新高値、2)9日順位相関が+80以上、の2ポイントでしかありません。

3)9287円をクリアすれば、4)条件表No.1「日経平均用(2012)」が売りマークを出すだろうし、5)新高値の陰線となれば、ここでピークの確率が5分5分になります。 日経平均は9300円を超えるまでは、まだまだ過熱しているとはいえません。


(12.12.13) TOPIX 799P(+8)  日経平均 9742円(+161) 27.6億株 (1兆4895億円)

米国は小安い。NYダウは13245ドル(-2)、ナスダックは3013P(-8)。

FOMCは年末で期限切れになるツイスト・オペ(短期債を売って・長期債を買う)に代えて、毎月450億ドルの国債を買い入れると決定。

これによって長期債の買い入れが継続され、短期債の売りがなくなりました。すでに9月に毎月MBSを400億ドル買い入れることを決定しているので、FRBは来年1月から毎月850億ドル(約7兆円)のマネーを市場に放出することになります。年間でなんと80兆円のマネーの増加です。

しかし、FOMCの決定は予想の範囲内であったので、米国市場は反応しなかった。だけれども、今回は失業率が6.5%以上で、インフレ見通しが2.5%を超えない限りゼロ金利を継続するという数値基準を打ち出しました。これによってFRBがどのような金融政策をとるのかを、市場が予想しやすくなったわけです。FRBのすることは明快です。

ここ10日間ほどは、円/ドルは82.60円あたりで頭打ちになっていました。ところが昨日の日中の終値は82.65円となって、これを突破し、引け後は82.90円あたりまで円安が進み、夜のうちに83.20円まで円安が進行。

今日は83.24円くらいから始まって83.67円をつけ、昨日に比べて1円の円安となりました。日経平均は1円の円安で200円上昇します。今日の日経平均のザラバ高値は9767円(+185)まで上昇し、1円の円安が200円の株高を生むことをはっきりと示しました。不当な円高によって、ボロボロになったシャープ・パナソニック・ソニーが急反発したことを見れば、円高を放置した政策当事者の責任は重い。

一体、日経平均はどこまで上昇するのか? 答のひとつは9874円です。この上値メドは、《デンドラ24》の最初に出た上値メドで最も高い株価であり、次に出た上値メドの上から2番目の株価水準です。この水準は軽んずることはできません。9874円を突破するなら、最後に10307円の上値メドがありますが、この場合は円レートが86円台になることが必要です。


日経平均の動きは円レート次第です。9874円の上値メドをクリアするには最低でも円レートは84円にならねばなりません。今後の円レートはどの辺りを想定しておけばよいのでしょうか? 

為替相場というものは、@政治・A軍事・B金融・C財政 など多くの要因から当座の結論を導く市場です。

市場がこれら要因のどれを重視するかによって相場水準が変わるし、上記の要因自体が突如としてゴロリと変わることがあります。よって短期的な為替相場の動きをグラフから推測することは実に難しい。

今のところ、円レートを推測する武器は《デンドラ24》 しかないので、これによる上値メドを掲げると、下から順に、@81.33円、A82.88円、B84.43円、C89.08円 となっています。

毎回いいますが、株式の場合はAとBの中間(Bを限界とする)で小波動のピークを打つことが多いのです。円レートがこれと同じように当てはまるかどうかは、過去のデータ(10年以上)が少ないので、はっきりとはいえませんが、円レートも株式と同じように扱ってよいのではないかと思っています。

すると、今回の円レートは82.88円〜84.43円でピークを出す可能性があります。AとBの中間をとれば83.65円です。これが今日の円レートの高値です。

今回の株価上昇は、2012年1月6日→3月27日の上昇が手本になります。このとき株価(ザラバ)は8349円→10255円へと1906円の上昇をしました。一方円レートは76.07円→84.17円と8.10円の円安となりました。1円の円安が235円の日経平均を引き上げたのでした。

当時の《デンドラ 24》の円レートの上値メドは、@81.16円、A82.68円、B84.95円、C87.23円でした。実際にはAとBの中間の84.17円が円安のピークとなりました。AとBの中間は83.81円でしたが、これを少し上回ったところでピークを打ちました。

以上のことから、今日の円レート83.67円は、グラフからは小波動のピークに差し掛かっています。もし当面の円安が進んでも84.43円までの円安はないのではないか、と思っています。


(12.12.17) TOPIX 807P(+6)  日経平均 9828円(+91) 28.5億株 (1兆5832億円)

安倍次期内閣は、経済諮問会議を復活させるとか。これはよいことです。特にBの経済戦略について諮問してほしい。

さらにいえば自民党のTPPに対する態度が気になります。もう既得権益者を保護するのはやめにしたらどうか? 原発も今となっては新規の原発は作れないでしょう。次第に原発はなくなります。そういうときどういうエネルギー政策を出すのか? この点があいまいです。

しかしともかく自民党は大勝しました。今後の株価は上昇しないはずはありません。うまくいけば米国のように株価が右肩上がりの状況が1〜2年続く可能性があります。今後は弱気になる必要はないと思います。

ただ株価は一直線には上昇しません。上昇→利食い売り→上昇→値食い売り→上昇→ピーク、となります。押し目は必ずあります。今日の小波動のピークらしさのポイントは、@新高値の、A陰線、B9日順位相関が+80以上、、C25日順位相関が+80以上、DNo.1「日経平均用(2012)」が売りマーク、E25日騰落レシオが120以上、F25日投資マインド指数が85以上、G《デンドラ24》の最も高い上値メドの9874円をクリア、の8ポイントです。

ピークらしさが8ポイントというのはなかなかでる数字ではありません。当座は今日の高値9903円がピークになったのではないかと判断しています。


(12.12.27) TOPIX 854P(+6)  日経平均 10322円(+92) 24.6億株 (1兆6146億円)


そこで、日経平均がどこまで上昇するのかを予想するには、円レートの上値メドを知っておかねばなりません。

安倍総理は85円以上といい、石破幹事長は85円〜90円の間に誘導したいといっているので、政府は90円くらいを上限としているようです。

グラフからは《デンドラ24》による円レートの上値メドは、低いほうから順に@84.43円、A87.53円、B89.08円、C92.95円となっています。このメドは(b)の日に出たもので、(a)の段階」では、@81.33円、A82.88円、B84.43円、C89.08円でした。

(a)の下から3番目の84.43円はすでにクリアーされたので、今残っているメドは、87.53円→89.08円→92.95円です。当面は87.50円をメドとすると、あと2円の円安の余地があります。11月14日の円レートは79.81円・日経平均は8664円でした。これが今日は85.74円と10322円になっているので、円レートは+5.93円・日経平均は1658円の上昇をしました。ここから1円の円安は日経平均を280円上昇させたことがわかります(1658÷5.93=279.5)。

あと2円の円安があると560円ほど日経平均が上昇する勘定です。円レートが90円まで行けば、日経平均は1192円上昇する勘定です。よって来年の日経平均が11500円というのもありえます。


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