2057《デンドラ》波動事典
 [2057] HPで解説したデンドラの見方(2009年後半)

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2009年7月〜12月に記述した日(●印)





(09.7.9) TOPIX 873P(-14)  日経平均 9291円(-129)   20.8億株 (1兆3760億円)

米国は小幅高。NYダウは8178ドル(+14)、ナスダックは1747P(+1)。

ナスダックは下ヒゲの小陰線となりましたが、75日線にはまだタッチせず。《デンドラ24》の4%波動による下値メドを掲げます。上から順に、
  1. 1679P
  2. 1642P
  3. 1587P
  4. 1568P
過去の小波動のボトムの日の下値メドを見ると。(A)(B)では最も高い下値メドまで下落しています。(A)(B)は小波動が切り上げている(上昇トレンドにある)時期であるので、最も上位の下値メドで止まっています。

今回は小波動が切り下げて下降トレンドになっていますから。最も上位の1679Pで下げ止まりとはならず、2番目の1642Pか1587Pもターゲットであると思っておくのがよいでしょう。

もし2番目の1642Pまで下げるならば、最後の上昇波動のスタート点である(A)の安値1664Pを下回ることになります。そうなれば中勢波動は下降波動に転換する確率が高くなります。


日経平均もナスダックと同じく、ザラバ安値が9291円と75日線(9252円)のやや上で止まる。明日が昨日いった3つのコースの分岐点になります。

6月中旬以来下値のメドは9200円〜9300円であろうといってきましたが、今日は細かなメドを調べてみました。《デンドラ24》による下値メドを掲げます。上から順に、
  1. 9161円
  2. 8863円
  3. 8663円
  4. 8464円
過去の小波動のボトム(A)(B)(C)(D)はいずれも最も高い下値メドまで下落しませんでした。それほど今回の上昇は楽観人気に傾いていたわけです。この点ナスダックの波動のほうがメリハリがきいていました。

休むことなく上昇した後、ようやく調整らしい調整をすることになりましたが、まず最も高いメドの9161円までは下げるのではないか。ということは75日線を割り込むということですが、1日や2日75日線を割り込んでも、75日線を割り込んだとは判定できません。いつもいうように連続5日間、終値が75日線を割り込んだとき「75日線を割り込んだ」と判断します。

ナスダックが最も上のメドの1679Pで止まったとき日経平均はいくらになるかは、NN倍率(5.6〜5.4倍)で計算できます。1679×5.6=9402円、1679×5.4=9066円ですから、9161円の下値メドはこの範囲内です。当面の小波動のボトムは9160円あたりを目安にしておけばよいのではないか。

(09.7.22) TOPIX 906P(+5)  日経平均 9723円(+71)   20.8億株 (1兆3178億円)

米国はキャタピラーやメルクの決算がよかったことから続伸。 NYダウは8915ドル(+67)。ナスダックは906P(+5)。

予想を上回る決算となったのは、人員カットなどのコスト削減によるもので、売上げ高は縮小しているそうです。よって利益だけを見て、もう大丈夫とはいえませんが、米国企業は金融パニックを見て身を引き締めたことはよかった。

ただ身を引き締めた結果、失業者が増え、米国のGDPの70%を占める個人消費は停滞しています。ここをどう判断すればよいのか。

企業は人員カットで利益がでる体制になっても、失業者が増加すれば売上げが減少します。個人の収入が減少すれば消費を控えます。その結果、経済全体もはマイナスになります。

企業が理路整然と人員カットをし、個人が消費を控えるのは極めて正しい行動ですが、実はその先にはより厳しい現実が待っている、ということは「合成の誤謬(ごびゅう)」といわれて、日本の2000年以降にいわれたことでした。たぶん米国も同じことをしようとしています。今はなんとかリストラをして利益がでる企業体質にしたところで、その結果自社の商品を購入できる消費者を切り捨てているわけです。

個人が安心して消費できるには、雇用の改善が不可欠です。その兆候はまだありません。雇用統計がプラスに転じるまでは、米国経済の立ち直りは本物ではありません。

そう思っていますが、NYダウ・ナスダックは新高値に出ています。これは当面の企業業績が予想を超えてよかったためですが、この数字がリストラによるものであれば、それは一時的な数字です。

日経平均はナスダクに比較して出遅れが顕著です。米国は4-6月決算の発表があいついでいますが、日本はまだ決算発表はわずかです。この違いかと思います。

《デンドラ24》で日経平均の上値メドを見ると、次のようになっています。低いほうから順に、
  1. 9684円(今日クリアした)
  2. 9865円
  3. 9955円
  4. 10317円
いつもいうことですが、メドの2番目3番目を目安にしておくとよい。今回のメドは下から2番目が9865円です。この水準は昨日、窓空けの水準9869円が抵抗ラインになるといいましたが、それは2番目の9865円dです。「窓+デンドラのメド」によって、。この株価上昇は9900あたりで止まるのではないかと考えています。


(09.7.24) TOPIX 920P(+11)  日経平均 9944円(+151)   25.9億株 (1兆6102億円)

6月の中古住宅販売件数が3か月連続して増加したことから米国は大幅高。

NYダウは9069ドル(+188)と9000ドル大台を回復。ナスダックも1973P(+47)と大幅高で、2000Pが目前になる。

《デンドラ24》によるナスダックの上値メドは、下から順に
  1. 1903P
  2. 1990P
  3. 2008P
  4. 2148P
となっています。最も高い2148Pは余程のことがない限り、この小波動で達成することはないので、いつもいうように下から2番目か3番目を上値メドとしておくのがよいでしょう。

昨日のザラバ高値1979Pは、2番目のメド1990円に接近し、3番目の2008Pもワンチャンスで達成可能な位置にあります。だいたい2000P前後を当面の上値と見ています。

日経平均の上値メドは、下から順に
  1. 9684円
  2. 9865円
  3. 9955円
  4. 10317円
ですが、今日のザラバ高値は9950円まであって、3番目の9955円に接近しました。最も高い10317円は6月の最高値の10170円よりも高いので、この小波動ではこれを達成することは難しい。今日の日経平均は値段的にはいいところまで来たと思っています。

ただ昨日もいいましたが、現在のところ、小波動のピークらしさは3ポイント(@新高値、A9日順位相関が80以上、Bデンドラの上値メド)でしかありません。

(a)25日騰落レシオは104.9であり、すぐには120以上にはならないし、(b)25日順位相関も-32.9と低い位置にあり、(c)逆張りの売りマークはまだしばらくは出ません。当面はこれらがピークらしさのポイントになることはありません。

ポイントが追加されるとすれば、C新高値の陰線が出る、D翌日も順下がりの陰線になる、ことです。これでピークらしさは5ポイントになりますが、最低でも2日かかります。まずは過熱しているナスダックの大幅陰線を待っているところです。

(09.7.31) TOPIX 950P(+13)  日経平均 10356円(+191)   23.9億株 (1兆7434億円)

米国は決算の数字がよいものが相次ぎ、また失業保険の受給者数が減少していることを材料に続伸。

NYダウは9154ドル(+83)と新高値を更新。ナスダックも1984P(+11)と新高値。6日前の大陽線に連続4日孕まれていたので、上下どちらに放れるのかが注目点でしたが、上に放れました。

ただ昨日の足は上ヒゲであり、寄り付きから上伸してみたものの売りに押され、終わってみれば寄り付きの値段より少し安かった、という上値がつかえた足です。

ともあれ4日間の高値保合いから上に飛び出たので、今後の上値メドはどうかと見ると、メドの変化はありません。下から順に@1903P、A1990P、B2008P、C2148P です。

よほど人気が傾かない限り、上値メドは下から2番目・3番目を見ておればよいと思っていますが、昨日のナスダックのザラバ高値(2009P)は下からB番目のメド(2008P)に到達しました。

ナスダックの当面の上値メドは達成されたと思います。現在の小波動のピークらしさは、@新高値、A上ヒゲの小幅ながら陰線、B9日順位相関が+80以上、ここへC《デンドラ24》の上値メドを達成、となったので、ナスダックの小波動のピークらしさは4ポイントで、5分5分(海外株は4ポイントで5分)になったと思います。

今日は円安と米国株高、業績の上方修正などがあったことから日経平均は上昇。高値圏の保合いゾーンをポンと上放れしました。

今日のところは小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関が+80以上、Bデンドラの上値メドを達成 の3ポイントなので、まだ日経平均の小波動はピークらしいとはいえません。

前回は図の(A)の時点での上値メドを掲げ、下から3番目のメドが9955円でした。株価がこの水準に到達したので株価水準としては充分であると思っていました。だが翌日、日経平均は先のピーク10170円を突破し、新高値圏に突入したので、《デンドラ24》は新たな上値メドを表示しました。

現在の上値メドは、下から順に、@9865円、A10317円、B10408円、C11132円です。すでにAに到達し、Bの10408円に迫っていますが、A10317円はその前の(A)の時点での下からC番目の上値メドでした。新しい上値メドがでたときでも、その前の上値メド(特に下から4番目)は有効なことが多いので、来週は10317円を維持できるのかどうかに注目しています。


(09.10.1) TOPIX 896P(-13)  日経平均 9978円(-154)  18.1億株 (1兆2141億円)


米国は小幅安。 NYダウは9712ドル(-29)、ナスダックは2122P(-1)。

東京市場は下落。日経平均は9978円と終値で10000円割れ。TOPIXも終値(896P)と900P割れ。

昨日、天井を打ったときの型として「三尊型」と「急落型」の図を掲げましたが、TOPIXは(B)から(a)を一気に下抜く下落をし、その後もまだ小波動のボトムが出ていません。

「急落型」のほうが「三尊型」よりも下げ幅がキツイという例です。(TOPIXは987P→894Pへ-9.42%下落したが、日経平均は10767円→9965円へ-7.44%の下落)


さて、この下落の下値メドを《デンドラ24》の4%波動で調べると、高いほうから順に以下のようになっています。
  1. 9894円
  2. 9788円
  3. 9681円
  4. 9256円
通常は2番目と3番目をメドとします。1番上の9894円で止まる可能性もわずかにありますが、8月9月の2か月間にわたる高値圏での保合いを下抜けたのだから、まずは9788円〜9681円まで下げるのではなかろうか。 だいたい9800円〜9700円をメドにしておけばよいでしょう。

日経平均の小波動のボトムらしさは、今日現在では、@新安値、A25日騰落レシオが72.0 の2ポイントですが、B9日順位相関が-78.3、C25日順位相関が-62.2、D25日投資マインド指数が19.6 とポイントになる水準に近くなっています。来週前半にボトムらしさが5〜6ポイントになることが期待できます。






(09.10.13) TOPIX 901P(+3)  日経平均 10076円(+60)  18.20億株 (1兆3248億円)

米国は小幅な動き。 NYダウは9885ドル(+20)とわずかな上昇だったが、終値・ザラバ高値ともに新高値を更新。 ナスダックは2139P(-0)と高値は更新できず。

《デンドラ24》によるNYダウの上値メドは7月20日以来、@8798ドル、AB9286ドル、C9938ドルでした。AB9286ドルのメドは8月初旬にクリアしましたが、最後のC9938ドルはまだクリアしていません。

最も高い上値メドをクリアすることは、相場が異常に強い(バブリーである)ということの表現です。昨日のザラバ高値9931ドルは、あと7ドルまで迫りました。さあ明日以降、あと7ドルをクリアするのかどうか。

(クリアすれば、バブリーではあると承知の上で、その強い動きに随うほかはありません。皆が信号を無視して歩道を渡っているものを、信号を守る一人がこれを妨せごうとしても防げるものではない。群集に逆らえば傷つく。)



日経平均は小幅ながら続伸し、《デンドラ24》は上値メドを表示しました。メドの低いほうから順に、@10254円、AB10448円、C11222円です。

最も低い10254円はまずクリアし、AB10448円がこの上昇小波動のピークになるのではないかと思っています。

もし10254円をクリアしただけで反落するようであれば、今回の上昇小波動は弱々しいと判断せねばなりません。先のボトム9628円を下抜く可能性も出てきます。

C11222円は今回の上昇波動ではクリアはできないでしょう。8月から9月にかけての10142円〜10767円のゾーンを突破することは、現在のエネルギーでは難しい。


(09.10.29) TOPIX 882P(-6)  日経平均 9891円(-183)  26.4億株 (1兆8669億円)

米国は9月の新築住宅販売戸数が意外に悪かった(市場の予想は44.0万戸だった)。

新築住宅販売戸数は景気の先行指標です。7月の42.6万戸をピークにして→8月41.7万戸→9月40.2万戸とジリ貧になったのは、景気が2番底に陥るのではないか? そういう不安が市場にでてきて、株価は下落する。

NYダウは9762ドル(-119)、ナスダックは2059P(-56)と大幅安。

ナスダックは、逆張りの条件表No.2が買いマークをだしましたが、まだピーク(h)から3日目のことであるので、これは小波動のボトムらしさの1ポイントでしかありません。この買いマークだけでは下値に届いたとはいえません。

どころか、(g→h)は、現在のところ「最後の上昇波動」です。(g)2040Pがその上昇のスタート点ですが、昨日のザラバ安値2057Pはこれに迫ってきました。もし(g)2040Pを下回ることになれば、3月以降で初めてのことになります。 2040Pを下回るようだと、3月以来の上昇トレンドは頓挫した可能性がでてきます。軽くても最低1か月程度の調整をするでしょう。目下は2040Pを下回るかどうかが焦点です。

日経平均は米国株安と90円台への円高から下落し、10000円割れ。日経平均も明日は、逆張りの条件表No.2が買いマークをだしますが、ナスダックと同じく、まだピークから3日目4日目であるので、下値に届いたとは判断できません。 明日買いマークがでても、小波動のボトムらしさは、@新安値、A陽線となれば1点加点、B条件表No.2が買いマーク、の3ポイントでしかない。

《デンドラ24》の下値メドは、高いほうから順に、@9844円、A9740円、B9533円、C9119円です。9700円まで下げるなら1ポイントを加えて、4ポイントとしてよいかと思いますが、それでもまだボトムらしさの確率は4分です。

昨日のHPで、《デンドラ24》によると、日経平均は並なら9900円、キツくても9700円あたりで止まるのではないか。と述べたところ、「まだ日経平均の4%波動は上昇中なので、9700円の下値メドはでていない。どうやって知ることができるのですか?」という質問がありました。 「9900円〜9700円が当面の下値メドである」という記事を読んで、「ああ、そうか」と受動的に受け止めるなら、私がHPで述べない限り《デンドラ24》の下値メドは判ならいし、9700円のメドも数字の1つにしか過ぎず、読んだとたんに忘れてしますでしょう。

だが質問者は、私がどのようにして《デンドラ24》の下値メドを知ったのかと、能動的に記事を読まれている。よい質問です。重要なことは、誰かがいった判断(ないし予想)の結論を知ることではなく、どのようにしてそういう判断(ないし予想)をしたのかを知ることです。それはノウハウを身につけるということです。 私がHPでいっていることは、(たまにはあるが)「カン」や「憶測」から判断したものではありません。そう判断した根拠なり、統計的な裏付けに基づいています。そしてその判断の根拠を必ずHPでいっています。 結論(答え)だけを求めるのではなく、結論を出す根拠(ノウハウ)を知って下さい。そうなれば自分で相場についての判断ができるようになります。

昨日の時点で、《デンドラ24》の4%波動で、日経平均のグラフを描かせると図のようになります。
  1. まだ4%波動は上昇中であるので、

  2. 上値メドは表示されていますが、

  3. 下値メドは2つ(今波動によるもの)しか表示されません。

  4. の前波動の下値メドは、前回の下げ(10767円→9628円)のときの下値メドであるので、今回の下値メドとしては使えません。
これによると、下値メドは今波動からの下値メドの@9533円とA9119円があるだけです。 そこで「もし株価がさらに下落して、4%波動が下降転換したらどうなるか?」を調べることになります。
  1. 株価が何円まで下落すると4%波動が陰転するかを知るには、図の「カギ足グラフ」をクリックします。

    図のようにカギ足が表示されます。日経平均の4%以内の動きを無視すると、図のような動きをしてきたわけです。

  2. 「反転」欄を見ると(9947円)以下になったら、4%カギ足が下降することがわかります。


  3. 元の画面に戻って、「本日値段の入力」をクリックし、

  4. 本日値段として、9947円(それより安い株価であればなんでもよい)を入力して

  5. 「OK」ボタンをクリックすると、


  1. 9947円の株価がグラフに追加されて、下降波動に転換し、

  2. これからの下値メド(4つ)を表示します。

  3. 9947円以下になったときの今波動による下値メドは、@9844円と、A9740円であり、

  4. 前波動(9947円になる前の波動)からの下値メドは、B9533円、C9119円 であることがわかります。
昨日の段階では、今波動が発するB9533円、C9119円の2つの下値メドしかわかりませんが、「もし9947円以下になったら」と「本日値段」を入力することで、@9844円と、A9740円 のメドを知ることができるのです。 昨日のHPでは、こういう仮定の株価(9947円以下)を使って、@9844円と、A9740円 を知り、9900円〜9700円という下値メドをいったわけです。







(09.11.2) TOPIX 880P(-14)  日経平均 9802円(-231)  18.1億株 (1兆2919億円)

米国は個人消費が減退してきており、この分ではクリスマス商戦に期待が持てないと、大幅安。 NYダウは9712ドル(-249/-2.50%)、ナスダックは2045P(-52/-2.50%)。

ナスダックは先の小波動のボトムは2040Pでしたが、昨日のザラバ安値はこれにツラ合わせし、75日線を少し割り込みました。


ナスダック指数は3月中旬に75日線を上抜き、その後7か月以上の間、これを下回ることはありませんでしたが、昨日は3月以来の75日線割れとなりました。これに加えて2040Pを下抜くことになれば、これ(最後の上昇波動のスタート点割れ)も3月以来のことなので、3月以来維持してきた上昇トレンドが頓挫するすることになります。今週の帰趨は極めて重要です。

東京市場は米国株の大幅安と円高によって大きく下げる。

日経平均はこの下降小波動の新安値を更新しました。昨日の反発は下落途中の中間点でしかなかった。まだ小波動はピーク(10397円)を出した次の日から5日目でしかなくまだ下げの日柄は不足しています(下げ期間の平均は11日間)。

目下のところ小波動のピークらしさのポイントは、@新安値、A9日順位相関が-80以下、B逆張りの条件表No.2が買いマークを出した。の3ポイントです。

《デンドラ24》の下値メドは、図のようになっています。上から2番目は9740円ですが、今日のザラバ安値(9736円)でこれに到達しました。通常は2番目(9420円)〜3番目(9533円)をメドとすればよく、今日のザラバ安値でだいたい下値に届いたと思いますが、ナスダックが2040Pを下回るようだと9533円まであるかも知れない。

今日の下値メド到達をポイントに加点すれば、小波動のボトムらしさは4ポイントです。まだボトムとするにはポイントが不足しています。今後、D新安値の陽線となる、E25日騰落レシオが75以下になる(今日は82.1)の可能性があるので、今週中には5〜6ポイントになる可能性があります。よってここからオットリ刀で売ろうとするのは遅すぎます。むしろ買いを考えるところ。


(09.11.27) TOPIX 811(-18)  日経平均 9081円(-301)  22.5億株 (1兆3582億円)

米国は休場。昨日の円は一時86.28ドル(-2.07円)まで円高となったものの、日経平均はわずか-58円安で止まったため、円高材料は相当程度相場に織り込まれていると判断していました。

だが昨夜の欧州市場は大幅安(FT100は-3.18%安)となり、ユーロが売られ、円は独歩高となる。午前中に84.82円(-2.12円)をつけたため東京市場は大幅安となりました。 その後、財務大臣の円高介入を含んだメッセージがでたので、86円台まで戻りましたが、株価は大引け1時間前から急落。まさかの9000円に接近して終わりました。


昨日、この状況下で小波動のボトムらしいと判断するためには、せめて7ポイントが欲しいといいましたが、昨日の段階では6.5ポイントでした。

7ポイントになるには、今日が@順上がりの陽線になるか、A9119円まで下落して陽線になる、のどちらかでした。まさか9119円まで下がることはなかろうと思っていましたが、その「まさか」に今日はなってしましました。

《デンドラ24》の前回の下値メドは9429円であったので、これをクリアしているここ4日間は0.5ポイントを与えてきましたが、今日は下から2番目のメドの9119円を下回ったので、レッキとした1ポイントになります。

同時に、日経平均は条件表No.2「日経平均用'96」が買いマークを出したので、さらに1ポイントが加点できます(TOPIXは買いマークはでていない)。

ただ今日は陰線で終わったので「新安値の陽線」の1ポイントが消えます。総合すれば、右図のようにボトムらしさのポイントは7ポイントです。今日よりボトムらしいほうに賭けるほうが有利になりました。

ただ相手が一筋縄では捕え切れない円相場であるので、来週どのような変化になるとも予断を許しません。「新安値の陽線」となってから買うのがよいと思います。


(上図)円相場の予想は(その決定要因がさまざまなので)なかなか難しく、私は不得意ですが、条件表No.2「日経平均用'96」はまずまずのところで売買マークを出します。上図のピーク(a,b,c)は合っています(ただそのほかの小波動のピークでは出てないのが欠点であるが)。また(B,C,D)はボトムでピタリと出たわけではないが、数日中に買いマークの出た日よりも上昇(円は下落)しているので、正鵠(弓道の的に描いてある同心円の中心部分)を得てはいないが、的をはずしているわけではありません。

今日は(A)で買いマークを出しているので、円高は、今日か来週の月・火あたりで、当面の安値(円は高い)を出すのではなかろうか。


(09.12.2) TOPIX 858(+0)  日経平均 9608円(+36)  21.6億株 (1兆3808億円)

米国は上昇。NYTダウは10471ドル(+126)、ナスダックは2175P(+31)。

昨日の日銀が決定した金融政策はもの足りないものであったので、今日は反落するだろうと見ていましたが、小安く寄ってプラスで終わりました。案外に買い気があった。第二次補正予算が真水で4兆円規模になるかという観測が出たためでしょう。

市場の動向を見るために日経平均とTOPIXの2つの指標がありますが、そのときどきによってどちらを重視すべきなのかは異なります。今回の10月下旬からの下げではTOPIXを重視するのがよかったのです。右図の(e→d→c→b→a)で、TOPIXと日経平均とではどのような違いがあったのかを述べると、
  1. (10月6日)TOPIXの(e)は抵抗帯の下限を下抜いて7日目であったが、日経平均の(e)は3日目だった。これはTOPIXが日経平均よりも弱いことはわかるが、日経平均がTOPIXの後を追う(TOPIXが先行している)とはいえません。

  2. (10月26日)(e)から(d)まで反発したが、日経平均は抵抗帯の上限を上抜けず、TOPIXは抵抗帯の下限にすらも達しなかった。TOPIXはいよいよ弱いことが明らかになると同時に、日経平均も戻りが弱いことがわかります。

  3. (11月9日)TOPIXは(e)のボトムを下抜け、(c)の日に「小波動の切り下がり」が確定します。一方日経平均も(c)の(11月19日)に(e)を下抜いて「小波動の切り下がり」が確定しました。ここでTOPIXは日経平均に先行しているのだということがはっきりします。ここからはTOPIXの動きを重視することになります。

  4. (b)でTOPIXは小波動のボトムであることを表示しましたが、日経平均はまだボトムが表示されていません。TOPIXのほうが先行しています。

  5. 今日の(a)では、TOPIXは基準線まで上昇しましたが、日経平均は基準線に到達していません。やはりTOPIXの後を日経平均が追っているという格好です。
通常このHPでは「最近のTOPIXの動き」というタイトルをつけながら、日経平均について説明しています。日経先物の売買がさかんになっているので、日経先物売買の役に立てたいという思いがあるからです。 だがTOPIXを重視したほうが日経平均を判断しやすいと思ったときは、TOPIXを取り上げています。TOPIXが日経平均に先行していると判断したときです。

例えば先月11月のHPの記事で、日経平均またはTOPIXを単独のグラフで取り上げた日は14日ありますが、11月11日からはTOPIXを取り上げるようになっています。(c)でいち早くTOPIXが小波動を切り下げたので、TOPIXの動きは日経平均に先行していると判断したからです。

これからはこの反発がどこまで行くのか、いつまで続くのかを見ることになりますが、今はTOPIXが先行しているので、TOPIXの動きを重視して判断していけばよいのです。


昨日、日経平均の上値メドは9700円〜9800円だといいましたが、この根拠は、右図のように《デンドラ24》の上値メドが低いほうから順に、@9717円、A9807円、B9989円、C10171円 であるからです。

前回のピーク(10397円)は下から@番目をクリアしたがA番目にはクリアできませんでした。小波動が切り下がっている局面ではなかなかA番目B番目の上値メドまで反発できません。

今回もまずは@番目(9717円)〜A番目(9807円)をメドにしておけばよいでしょう。

なお上図の一目均衡表による戻りのメドは、基準線の9737円であるので、9700円〜9800円をメドとする2つ目の根拠になります。

(09.12.8) TOPIX 896(-2)  日経平均 10140円(-27)  20.1億株 (1兆2743億円)

米国は小動き。NYダウは10390ドル(+1)、ナスダックは2189P(-4)。

日経平均は、@6連騰をして1100円高くなったことや、Aグラフでは75日線まで戻っていることから一服して当然の局面にありましたが、B追加経済対策が決まったこと、C円高に振れたことをきっかけにして、今日は小反落となる。

《デンドラ24》による日経平均の上値メドは低いほうから順に、(a)9717円、(b)9807円、(c)9989円、(d)10171円でした。

当初(2本目の大陽線が立った日)には、まずは(a)か(b)が戻りの限界であろうと判断し、9700円〜9800円をメドとしましたが、その後も4日連続の上昇となって(d)10171円まで達しました。

日経平均やTOPIXのような株価指数が最も高い上値メドをクリアするのは珍しいことです。杓子定規にいえば
  1. 極端に弱い人気のときは、(a)をメドにしておけばよい。(aとb)
  2. 中勢波動が下降中のときは、(b)をメドにしておけばよい。(bとc)
  3. 中勢波動が上昇中のときは、(c)をメドにしておけばよい。(bとc)
  4. 極端に強い人気のときは、(d)をメドにしておけばよい。(cとd)
となりますが、幅をもたせて( )書きのように2つのメドを思っているわけです。

各時期のピークが4つのメド(下からa,b,c,dの順)のどこまでクリアしたのかを見てみましょう。
  1. 中勢波動は下降中。(d)をクリア(強い動き)。
  2. 中勢波動は下降中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
  3. 中勢波動は上昇中。(c)と(d)の中間まで(妥当)。
  4. 中勢波動は上昇中。(a)をクリアできず(弱い動き)。
  5. 中勢波動は上昇中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
  6. 中勢波動は上昇中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
  7. 中勢波動は上昇中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
  8. 中勢波動は上昇中。(c)と(d)の中間まで(やや強い動き)。
  9. 中勢波動は下降中。(a)をクリアできず(弱い動き)。
  10. 中勢波動は下降中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
  11. 中勢波動は下降中。(a)と(b)の中間まで(やや弱い動き)。
このように(K)〜(A)で《デンドラ24》の上値メドのどれをクリアしたかを見ていると、次の上昇小波動の強弱がある程度判断できます。今回の(A)は強い動きであるので、(A)で小波動のピークを出すとしても、その後の小波動のボトムは11月末の9076円より上位で止まり、その後は(A)の高値を更新する動きになるだろうことが予測できます。


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