2054《デンドラ》波動事典
 [2054] HPで解説したデンドラの見方(2008年前半)

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2008年1月〜6月に記述した日(●印)





(08.1.8) TOPIX 1403P(+10)  日経平均 14528円(+28)   21.1億株 (2兆6315億円)


NYダウは12827ドル(+27)、ナスダックは2499P(-5)と動けず。

昨日からTOPIXの「小波動のボトムらしさ」について書き始めました。当面の「小波動のボトム」が出そうになってきたからです。

私は《カナル24》をのグラフを見て、ボトム(あるいはピーク)らしさの可能性をポイントにしています。5ポイントになればボトムになるかどうかは5分5分で、6ポイントになれば買い仕掛けをしてもよいと考えています。

「小波動のボ゙トム」のポイントを例にすると、
  1. まず見るべきグラフはNo.20「平均線と順位相関」です。「足型」を見て、

    @新安値なら1P。
    A新安値の陽線なら1P。
    B翌日が窓空け陽線などのとき1P。(足型だけで3Pまでになることがあります)。

  2. ついで順位相関を見ます。

    C9日順位相関が-80以下で1P。
    D25日順位相関が-80以下で1P。

  3. 次にNo.2「日経平均用'96」を見ます。

    E買いマークがでたら1P。


  4. 次にNo.23「25日騰落レシオ」を見ます。

    F騰落レシオが75以下なら1P。

  5. 次にNo.46「投資マインド25指数」を見ます。

    G投資マインドが15以下なら1P。


  6. 次に《デンドラ24》の4%波動の下値メド(上値メド)を見ます。

    H株価が下値メドの2番目3番目に到達していたら1P。
今日現在では、@新安値の、A陽線で、B逆張りの買いマークが出ていて、C投資マインドが15以下。であるので「4P」です。

今週中に加算されそうなポイントは多くあります。

D9日順位相関が-80以下、E25日順位相関が-80以下、F25日騰落レシオ(現在79.0)、G《デンドラ》の下値1363P、と控えており、あとひと下げがあれば、一気に「小波動のボトム」になる可能性が高くなります。

とはいっても「小波動のボトム」であって「中勢波動のボトム」ではありません。もし「小波動のボトム」となっても、その後の株価は、@アヤ戻しの限界である9日平均線、あるいはA反動高の限界である25日線、までの反発が期待できるだけです。


(08.1.15) TOPIX 1350P(-27)  日経平均 13972円(-138)   24.7億株 (3兆 51億円)


東京市場が休場の間のNYダウは、12606ドル(-246)→12778ドル(+171)でした。

週末はサブプライム関連の損失の拡大が悪材料になり、昨日の月曜日はIBMの好決算が好材料になりましたが、今夜から明日にかけての米国金融機関の10-12月決算が1月中の最大の材料になります。

ただしサブプライム問題は次第に落ち着きだしたようです。金融危機は、どの金融機関もが、損失まみれになった銀行を見捨てるときに発生します。

米国シティGや、バンカメは毀損した資本を回復させるためにアラブやシンガポールから資本を導入しました。

今日はみずほコーポレートが米メリル・リンチ証券に1400億円の出資をするの報道がされていました。 メリルは10-12月期に1兆6000億円の評価損を出すそうですが、この1割を日本の銀行が出資して補填しようとしている。たぶんこういう資本出資の見返りは、年率で10%とか15%とかの高利息か高配当を約束しているものと思います。現在困っているメリルは、高利の資金であっても「ありがたい」という状況でしょう。

国内の銀行は3%か4%の貸付利息を得れば大満足という状況にありましたが、サブプライムのおかげで効率のよい投資先が出てきました。これからはどれだけ、海外の金融機関に出資するのかが、今後の国内銀行の利益すなわち今後の株価を決める感じです。今は「みずほ」が先陣を切ったところです。たぶん慎重すぎる三菱UFJ銀よりもみずほのほうが株価の上昇率は大きくなるのではないか。

TOPIXの「小波動のボトムらしさ」は、
  1. 新安値である
  2. 9日順位相関が-80以下
  3. 25日順位相関が-80以下
  4. 条件表No.2が買いマーク
  5. 25日騰落レシオが買い
  6. 25日投資マインドが買い
となり、6分の確率になりました(日経平均は5分の確率です)。型が悪化したので5分になりました。この株価水準からなお「売る」ということはできません。むしろいつ「突っ込み買い」をするのかのタイミングを計るべき時期になっています。




(08.1.16) TOPIX 1302P(-47)  日経平均 13504円(-468)   30.2億株 (3兆5008億円)

予想されていたことですが、シティGが10-12月期に評価損として1兆8000億円を計上。さらに12月の小売統計はクリスマス商戦の月であったにもかかわらず前月比-0.4%減と発表され、NYダウは12501ドル(-277)と大幅安。

東京市場は4日連続安(昨年末から1803円安)となりました。終値ベースでは昨年7月9日の18261円から5057円、-26.1%の下落です。

これだけ下げると、昨年6月20日をピークとして下降している「中勢下降波動」は大詰めの局面にきているのではないかの思いがします。


今日は書くべきことが多くあります。まず当面の需給から述べると、今日の出来高は30.2億株の大出来高になりました。

30億株を超す出来高になりやすいのは3月6月9月12月の日経平均のSQの日(A,B,C)ですが、そうでないときに30億株になったのは、図の(a,b,c)です。

(a)の日は8か月ぶりに株価が200日線を下回ったので、「押し目買い」と判断した向きが大量に買ったと思われますが、次に発生したサブプライム問題で大幅下げとなり、この大量の買いは大失敗に終わりました。

(b)はサブプライムで暴落した最後の日です。出来高は29.4億株、売買代金は4.2兆円でした。多くの投資家が追証にせっぱ詰まってブン投げた日です。

(c)は今日です。出来高は30.2億株、売買代金は3.5兆円。(b)に匹敵します。昨日から追証による処分売りが出ていましたが、今日はさらに加速しました。 明日も追証によって投げねばならない玉があるでしょうが、今日の出来高から、今日が投げのピークだった、すなわち「セリング・クライマックス」であったのではないかと思っています。


小波動のピークらしさのポイントは、最近毎日掲げていますが、
  1. 新安値
  2. 9日順位相関
  3. 25日順位相関
  4. 逆張りの買いマーク
  5. 25日騰落レシオ
  6. 25日投資マインド
の6分になりました。ここに今は発売していない《デンドラ24》の下値メドを見ると、

@TOPIXは昨日掲げた最も低いメドの1301Pに到達したし、

A日経平均は上から3番目の13462円まであとわずか、最も低いメドでも13305円です。

株価水準からも、中勢波動のボトム近辺にきたのではないか。






(08.3.7) TOPIX 1247P(-39)  日経平均 12782円(-432)   20.7億株 (2兆3532億円)


米国は、信用収縮懸念から下落。NYダウは12040ドル(-214)。1月の安値11634ドルまであと400ドルあまりです。

このようすだと、FRBが0.75%の利下げをするとか、金融機関に毀損した資本を補うべく公的資本を注入するとか、の対策がでないと、11634ドルを維持できるかどうか実にこころもとない。

ナスダックも2220P(-52)と下落し、2202Pまでワンチャンスとなりました。

米国景気の後退という点からは、NYダウよりナスダックの下落のほうが日本に対する影響はキツイ。

東京市場は、ひところは米国株との連動が薄れていましたが、今は米国株の下落以上に悲観しています。 NYダウが-1.75%下落したのを受けて、今日は日経平均が-3.55%、TOPIXが-3.09%なので、東京市場は米国の2倍も下げている。


ここまで下げたので、奥の手の《デンドラ24》を使って、日経平均の下値のメドを調べてみると、図のようになります。 高いほうから順に
  1. 12909円
  2. 12207円(2つ同じ)
  3. 11505円
通常は上から2番目か3番目(ともに12207円)まで下落するので、1月の安値12572円を下回る可能性のほうが強いと思います。




(08.3.11) TOPIX 1235P(+10)  日経平均 12658円(+126)   23.7億株 (2兆5512億円)

NYダウは11740ドル(-153)と続落。ナスダックも2169P(-43)と新安値を更新。

米国は下落したが、今日の東京市場は反発となりました。まだショートカバーが出はじめたか?という段階で、9日線まで戻っていないので、今日の反発をもって安値が出たかと思うのは早すぎます。


現在のところ小波動のボトムらしさの確率は、@新安値の、A陽線がでて、B9日順位相関が-80以下。この3ポイントです。

明日(A)の前日の陰線の高値(日経平均は12777円、TOPIXは1247P)を終値で上回るなら、1ポイントを加算してよいでしょう。

ほかのポイント(25日騰落レシオ・投資マインド指数・25日順位相関・逆張りの買いマーク)は、まだ明日にはOKとならないので、明日の確率が5ポイント(5分)になることはありません。

《デンドラ24》でTOPIXの下値メドを見ると、
  1. 1255P
  2. 1187P
  3. 1173P
  4. 1118P
となっています。今日のTOPIXは1235Pなので、この面からもすぐにポイントが加算されることはありません。

(08.3.14) TOPIX 1193P(-22)  日経平均 12241円(-191)   31.4億株 (3兆7867億円)

米国は金融機関の一部が破綻するとの予測で下げたと思ったら、S&Pが「サププライムがらみの評価損の計上はピークを過ぎた」というレポートを出したとかで、乱高下。

NYダウの日中の値動きは上下で340ドルありましたが、12145ドル(+35)とプラスで終わる。

東京市場はSQが終わり、SQに絡んだ乱調が少しはなくなるかと思っていましたが、円が高く、これを材料にした先物売りが出て続落となりました。

目下のところのボトムらしさの確率は、@新安値、A9日順位相関が-80以下、がベース。

これに加えて、今日はB25日投資マインド指数が15%以下になったので、3ポイント目が加算。

私は、妥当な東証PERは、経常利益の伸び率によって
  1. +10%なら18倍
  2. +5%なら17倍
  3. +微増なら16倍
  4. ±0%なら15倍
  5. -微減なら14倍
  6. -5%なら13倍
  7. -10%なら12倍
という大雑把な基準を持っていますが、今日のPERは推定で14.40倍かと思います。来期業績の伸びをトントンかややマイナスだと市場は予想していることになります。

この経常利益の伸びは、円レートの影響を強く受けます。3月4日時点での円レートはだいたい105円。これをもとにした証券会社の来期の業績予想は、ゴールドマンの-4.5%から大和総研の+4.2%まで散らばっていました。

100円が定着するようだと、当然にこれよりも業績は悪化します。おそらく-5%〜0%が多くの予想となるのではなかろうか。となると、妥当なPERは15倍から13倍の間となりますが、企業の予想がでていない現段階では不明です。ただ今日の14.40倍(推定)は妥当なPER水準に近づいているとは思います。14倍なら株価があと3%(日経平均が400円)下げればよいだけです。13倍ならあと10%(日経平均が1200円)下げる必要があります。


日経平均は、先日いった《デンドラ24》の下値メドの上から2・3番目の12207円にタッチしました(ザラバ安値12167円)。

これによって、小波動のボトムらしさは4ポイントになります。

おそらくは、連結PERが14.00倍になれば1ポイント加算してもよいのではないかと思っていますが、まだその水準にはいないので、今のところ小波動のボトムの確率は4ポイント(確率40%)です。

明日以降にD逆張りの条件表NO.2が買いマークを出す、E陽線がでて終値で1272円を上回る。といったことが出てくれば確率が高まります。最低でもボトムらしさの確率が5ポイント(50%)になるまでは、「あまりの株価は安すぎる。値ごろ感から買ってみよう」といったアイマイな(それはその人だけがそう思っているに過ぎない。個人の気分でしかない。)理由から株式を買ってはいけません。

(08.3.21) TOPIX 1220P(+23)  日経平均 12482円(+222)   18.2億株 (1兆9823億円)

NYダウはFFレートを0.75%引き下げた日に12392ドル(+420)と大幅高をしたものの、翌日は12099ドル -293)と大幅に反落し、昨日は12361ドル(+261)の急反発と、ボラティリティの高い毎日です。

NYダウが1月安値を更新しないでいるのは、S&P社がレポートしたように、米国金融(投資)機関の除却損計上のピークが超えたのか?とも思わせます。

まだまだ藪の中なのでよくわかりませんが、そうであるなら75日線を超えて来るだろうし、まだであるならば75日線が戻り一杯になります。

まず近々には75日を超えることはないと思っています。

《デンドラ24》による日経平均の上値メドが出ました。上から順に
  1. 13437円
  2. 12966円
  3. 12848円
  4. 12612円
とメドの範囲はせまく、ダンゴ状態です。この大下げの後なので、まずは最低の12612円が重要な上値メドで、うまくいけば下から2番目の12848円というところでしょう。


日経平均は小波動のボトムを出したようです。@新安値、A翌日から3連続陽線(窓空け陽線も含まれている)、B9日順位相関が-80以下、C25日順位相関が-80以下。

ここに、D条件表NO.2「日経平均用'96」が買いマークを出し、E25日投資マインド指数が買いマークを出し、Fデンドラの下から2番目の下値メド(12207円)を割り込みました。

今回の小波動のボトムらしさは7ポイント(7分)の確率であったことになります。

ただしボトムとはいっても「小波動のボトム」ですから、ここから中勢の上昇波動が始まるとは全然いえません。

今日でカラ売りの買戻しの限界である9日線まで戻ってきたので、来週はこれを越えて25日線まで戻れるのかが焦点です。今日の25日線の水準は13079円ですが、25日線は毎日40〜50円の割合で低下していますから、3日後には12950円、5日後なら12850円になっているはずです。《デンドラ24の下から2番目の水準です。まあいいとこ戻りはここまでではなかろうか。

(08.3.26) TOPIX 1237P(-5)  日経平均 12706円(-38)   15.7億株 (1兆7815億円)

1月のケースシラー住宅価格指数が前年比-10.7%下落と発表され、NYダウは12532ドル(-16)と小幅安。ナスダックは2341P(+14)と小幅ながら続伸。

東京市場は配当落ちがだいたい100円であるので、今日の日経平均の-38円安は実質ではプラスであるといわれていますが、その内容はよくありません。

出来高は期末で機関投資家が動けないということもありますが、15.7億株というのはあまりにも少ない。売買代金は1兆7800億円であり、今年の大発会の半日立会いの1兆7900億円に負けています。

主力株ほどマイナスになっているのもよくありません。定点観測9銘柄でいえば、鹿島・ソニー・トヨタ・みずほ・野村・ソフトバンクの6銘柄がマイナス。プラスは新日鉄・住友鉱・NTTの3銘柄です。2/3が下落しています。

TOPIXの上値メドを掲げおきます。高い水準から順に、 @1310P →A1275P →B1252P →C1229P
日経平均と同じく最も低いメドを上回りましたが、通常多く出る下から2番目・3番目のメドには達していません。下から2番目のメド(1252P)にタッチしたら、小波動のピークらしさの確率の1ポイントとしてよいと思っています。

(08.6.27) TOPIX 1320P(-24)  日経平均 13544円(-277)   19.6億株 2兆2759億円)


米国は原油が一時140ドルになったこと、シティGの評価損の追加計上の予想、ゴールドマン証がGMのレーティングを引き下げたことなど、悪材料ばかりが出て急落。

NYダウは11453ドル(-358)の大幅安。ナスダックも2321P(-79)とダウ以上に下げる(-3.32%)。

NYダウが大変調になったので禁断の《デンドラ24》(このソフトはすでに販売していません。これを根拠にして下げのメドをいっても《カナル24》のユーザーの相場感の向上には役立たないので「禁断」とい っている)で、下値のメドを見ると一昨日までは11622ドルが下から2番目のメド、11230ドルが最も低いメドでした。

今日は大幅安のために波動のパターンが変化し、11230ドルが下から2番目・3番目のメドになり、最も低いメドは10446ドルになっています。たぶん11622ドル〜11230ドルが今回の下げのメドではないかと思っています。もし今夜11230ドルまで下げるようなら、当面の安値は出たとしてよいのではないか。


東京市場は、米国安から大窓を空けて安く寄り付く。その後小反発するも、力強さは見られませんでした。

6月20日に今後の株価の動きをモデル波動を使って図示しましたが、今日は75日線まで下げました。

ここからのコースは6月20日のモデル波動のように、いったんは反発するが25日線で(J)戻り一杯になり、その後は75日線を大きく下抜いて(K)まで下落する。これが1つ。

もう1つは現在の(I)75日線の水準からそのまま下げを続けて(K)まで下落する。

どちらにせよ、中勢波動が下降波動に転換しているのだから(K)までは下げるのが普通です。(K)のメドですが、グラフの小波動からは(c)12858円と(x)12572円があります。

妥当PER15.0倍の水準は12580円、PER16.0倍の水準は13420円であるので、今日の株価安値はだいたい16.0倍になりました(15.5倍は13000円です)。おそらく(K)のメドは15.0倍に近い水準(12580〜13000円の中間なら12790円)だろうと思います。(c)の水準が(K)に近いのではなかろうか。




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