2053《デンドラ》波動事典
 [2053] HPで解説したデンドラの見方(2007年後半)

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2007年7月〜12月に記述した日(●印)




(07.7.13) TOPIX 1783P(+20)  日経平均 18238円(+254)   20.2億株 (3兆1061億円)

米国は小売業の好決算とM&Aをはやして大幅上昇。NYダウは13861ドル(+283)と大幅上昇をして新高値を更新。ナスダックも2701P(+49)と上昇して新高値を更新。

NY高を見て、東京市場は急転して上昇。しかし出来高はさほど膨らまない。

としても東京市場のメインプレーヤーは外国人であるので、海外が新高値を更新している状況下で、日経平均やTOPIXだけが新高値に出られないはずはありません。

NYダウの《デンドラ24》の上値メドはこの3か月間は不変です。最も高い上値メドは14460ドル→2番目は14099ドル→3番目は13617ドルです。

この1か月半は13617ドルのメドが上値の抵抗水準になっていましたが、これを突破したので、14099ドルが上値のメドに変わります。最も高い14460ドルはよほど楽観した(バブル的)ときでないと到達しないので、まずは14099ドルに到達すれば調整が入るのではないかと思っています。

14099ドルまでNYダウが上昇するならば当然に日経平均やTOPIXは今年の新高値を超えることになります。

(07.8.1) TOPIX 1668P(-37)  日経平均 16870円(-377)   23.2億株 (3兆7285億円)


NYダウは再び下落し、13211ドル(-146)。先の小波動のボトム(a)13259ドルを終値でも割り込み、残念ながら小波動のボトムは切り下がってしまいました。

これで米国株式は日本株と同じく中勢波動は下降トレンドに転換した可能性が高くなりました。

となると、今回のボトム(c)はどのあたりになるのかが問題ですが、200日線は維持できるのではないか。

今後は図の緑色線のように、(c)(この水準はこれから下値探りになるが)から75日線の水準である(d)まで戻り、いったん(e)へ反落し、ここで(e)が(c)に比べてボトムを切り上げるかどうか。ついで(d)を上抜いてへ上昇する。というのが考えられるコースです。当然に時間がかかります。


NYダウは一昨日下げ渋ったので、昨日が続伸して当面のボトムを確定することを期待していましたが、そうはならず。昨日の146ドル安は下げ幅の何倍もインパクトが大きかった。

東京市場は安く寄り付き、117円台の円高に振れたことやアジア株が急落したことから終始下げる。

今日下げたことによって、今後株価が戻る際に意識されるフシが多くできました。

(上図)まずは(a)今日の大陰線の高値を上回ることができるかどうか、(b)7月27日の大陰線の高値を上回ることができるかどうか、(c)この日に空けた下窓を埋めることができるかどうか、(d)75日平均線まで戻ることができるかどうか。

障害は多くなりました。






グラフは7月27日の再現となりました。すなわち(A)新安値の陰線、(B)日順位相関が-80以下、(C)逆張りの「日経平均用'96」が再度の買いマークを出し、(D)25日騰落レシオが買いマークを出し、(E)25日投資マインド指数が買いマークを出しまし、小波動のボトムらしさの確率は5分に戻りました。

《デンドラ24》で日経平均の当面の下値を見ると、下値メドの高い順から
  1. 16983円(今波動中位)
  2. 16800円(前波動中位)
  3. 16435円(今波動1/4位)
  4. 15887円(前波動1/4位)
です。すでに@は下回りました。株価が上昇トレンドにあるときは、@がメド。普通はAかBがメドになる。下降トレンドにあるときはCがメド。と考えておけばよい。

今年3月の安値は、(b)の(前波動中位)を割り込み、(c)の(今波動1/4位)にザラバ安値で到達しています。今回もAまたはBを注目しておけばよいのではないか。だいたいは16800円〜16500円のゾーンを下値メドと思っています。





(07.8.3) TOPIX 1672P(+3)  日経平均 16979円(-4)   21.0億株 (3兆1680億円)

NYダウは13463ドル(+100)と続伸し「順上がりの陽線」となりました。。3日前の長い上ヒゲの陰線の高値は13498ドルですが、これを終値で上抜くようだと、小波動のボトムがでたと思ってよいでしょう。ナスダックも2575P(+22)と続伸。

いつも使っている条件表No.20「平均線と順位相関」のグラフとNo.7「一目均衡表」を使って、NYダウのグラフを描かせました。 どのようなグラフを使おうとも見るべきところは変わりません。@波動は切り上がっているのか・切り下がっているのかを見るのが第一。A上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかを見るのが第二、B株価が行き過ぎ(楽観人気・悲観人気)になっているのかを見るのが第三。C株価はどの水準で止まりそうかを見るのが第四です。


@については《カナル24》には「主な株価」が表示されるので、小波動のピークとその前のピークを比べる。小波動のボトムとその前のボトムを比べることで簡単に切り上がり・切り下がりはわかります。

Aについては、株価が、中勢的には75日線(大勢的には200日線)より上位にあるのか下位にあるのかで、直感的に上昇トレンドか下降トレンドかはつかめます。一目均衡表では「抵抗帯」(図の緑色の帯)より上位にあるのかないのかでわかります。

B株価が行き過ぎているかどうかは9日順位相関または25日順位相関でわかります。

C株価がどのあたりで止まりそうかは、25日・75日・200日の平均線が目安になります。均衡表では、転換線・基準線・抵抗帯がその目安になります。図の(B)でNYダウは抵抗帯の下限線で止まっています。また(C)では抵抗帯の上限線で下げが止まっています。これは一目均衡表のすぐれたところです。

しかし株価がこれらの目安を突破したときはグラフ上での目安はなくなります。例えば(D)とか(E)です。ここでは株価が平均線や抵抗帯などよりも上位にあるので(グラフ上の)上値の目安はありません。

株価が75日線や抵抗帯をはるかに上回っていてドンドン上昇したときの上値の目安はなくなります。もし反落したら、75日線や抵抗帯で止まるかもしれないという消極的な目安があるだけです。株価が75日線や200日線を下抜き、あるいは抵抗帯(雲といわれる)の下限を下抜いたときにどこまで下がるのかの目安はありません。株価が戻ったときに75日線・200日線で戻り一杯になる。抵抗帯が戻りを抑えるだろうという消極的な目安しかありません。

《デンドラ24》の上値メド・下値メドは積極的な目安を提示します。例えば今回のNYダウの下値のメドを4%波動で見ると、上から(a)13160ドル、(b,c)12740ドル、(d)17180ドルとなっています。

軽い下げであれば最も上位の(a)13160ドル。並の下げであれば(b)と(c)の12740ドル。極端な悲観人気になれば(d)の12180ドル。と《デンドラ24》は提示しています。

一昨日の安値は13132ドルでしたが、これは《デンドラ24》の(a)13160ドルに匹敵します。均衡表では抵抗帯の下限の13111ドルに匹敵します。

この場合は《デンドラ24》のメドの13160ドルよりも抵抗帯の13111ドルのほうが目安としては近かったのですが、もしNYダウが13111ドルを下回ることになれば、均衡表は(当然にXX日平均線も)下値の目安を提示できなくなります。しかし《デンドラ24》はその次は12740ドルであると提示しているのです。

ついでにいうと、大幅下落した3月は《デンドラ24》の下値メドの最も高い(a)で下落が止まりました。今回も最も高いメドの(a)13160ドルで止まったと思ってよいでしょうが、予想をがはずれてさらに下げたときは(b,c)の12740ドルは相当に硬い(bとcの2つが同じメドになっているから)下値のメドになります。(ほかのどのチャートもこのようなメドを出すことはできません)

(07.9.3) TOPIX 1605P(-2)  日経平均 16524円(-44)   15.1億株 (2兆 376億円)

NYダウは13357ドル(+119)と反発。ナスダックも2596 P(+31)と続伸。

ナスダックは75日線まで戻ったので、「中勢モデル波動」どおりだと、@いったんは下落して(A)より上位の(C)で止まり、A次に75日線を上抜くことで、B中勢上昇波動は上昇トレンドに転化します。

発表されたサブプライムローン対策は、(よくはわからないが)信用保証という手段で、サブプライムの借り手を保護しようというものらしい。

危機の原因はそれまで上昇を続けてきた不動産価格が地域によってはマイナスになりだしたので、値上がりを前提として組んだローンが焦げ付き始めた、ということでしょう。不動産価格の下落がさらに続くのか、全国的に広まるのかが今後の問題です。

日本のバブル崩壊では、土地を担保に借金して新たに土地を買い、これを担保にしてまた借金をして土地を買う。という繰り返しで、不動産価格は上昇しました。 この先兵となったのは「住専」で、資産(土地)も増えるが負債(借金)も巨額になり、おそらくは自己資金の10倍から100倍の土地を買いあさったのではなかったか。しかし土地価格の下落とともに過大な借金をしていた企業(住専)は破綻し始めます。それが大銀行を次々に破綻させる導火線になりました。

下手をすると、今のサププライム問題は日本の初期の住専問題と同じになるのではないか。米国の住宅バブルの崩壊はこれから本格化するのではないか、の懸念が払拭できません。

東京市場は、今夜はNY市場が休場とあって小動き。

日経平均の《デンドラ24》による上値メドは、上から順に
  1. 17106円
  2. 16800円
  3. 16495円
  4. 16189円
となっています。現在のところ、日経平均は大勢波動、中勢波動ともに下降トレンドにあると見ているので、戻りの限界は下から2番目の16495円がメドになるだろうと思っています。

もし中勢波動が上昇トレンドに転換したとしても、上値メドは下から3番目の16800円が限界でしょう。

すでに昨日・今日の終値は16500円を超えて、下から2番目の16495円をクリアしていますが、16500円〜17000円のゾーンは、暴落初期に「押し目買い」が大量に入り、これが瞬間的ながら大きな損失をだしているので、肝を冷やしています。このゾーンまで株価が戻れば、強烈な戻り売りがではずです。

16500円まで戻ったことによって、一応の戻りを達成したのではないか。今後はいったん反落し、先の安値(15262円)の底値の確認をするするのではないかと思っています。

(07.9.4) TOPIX 1596P(-8)  日経平均 16420円(-104)   14.5億株 (1兆9025億円)

米国は休場。先週末に発表されたサブプライム対策は、どうやらあまり評価されていないらしい。

借り手を保護する必要があるのかの意見も多いようで、サブプライム問題はなお波乱の要因であると見ておいたほうがよいようです。

今日の東京市場は米国の手本がなく小動き、かつ閑散。日経平均の16500円以上になると戻り売りがでてくる。 2兆円ほどの売買高ではとうてい16500円〜16800円のゾーンを上抜くことはできません。

TOPIXの《デンドラ24》による戻りのメドを掲げます。上から順に
  1. 1672P
  2. 1628P
  3. 1598P
  4. 1584P
昨日掲げた日経平均と同じく、TOPIXは大勢波動は下降トレンドにあると思っているので、下から2番目の1628Pまで戻るのがようやくでしょう。すでザラバでは1610P、終値ベースでは1608Pまで戻って、下から2番目のメド1598Pをクリアしています。しかし1628Pまでの戻りは難しいのではないか。1625P〜1696Pのゾーンには戻り待ちの売り物がビッシリ控えています。

(07.9.20) TOPIX 1566P(+0)  日経平均 16413円(+32)   19.1億株 (2兆5956億円)

NYダウは続伸し13815ドル(+76)と大きく上昇。ナスダックは2666P(+14)

NYダウの《デンドラ24》による上値メドを掲げます。高いほうから順に
  1. 14515ドル
  2. 14001ドル
  3. 13873ドル
  4. 13616ドル
現在は、中勢波動は上昇波動にあるが、まだ先の高値14021ドルを上抜いていないので、まずは1番低い13616ドルまたは下から2番目の13873ドルを上値メドとしておきます。

昨日のザラバ高値は13867ドルと13876ドルのメドに肉薄しました。だいたい戻りが一杯の水準になったのではないか。


東京市場は朝高のあと小幅ながら値を消す。出来高・売買代金も不足している。

《デンドラ24》による上値メドを掲げます。高いほうから順に
  1. 17813円
  2. 17025円
  3. 16867円
  4. 16552円
日経平均は大勢波動、中勢波動ともに下降トレンドにあるという考えなので、1番下のメドの16552円まで戻すのがようやくではないか。

2番目の16867円は、今回の暴落の第一段階の底値ゾーンで大出来高になった水準です。ここまで戻るには、現在の出来高では極めて難しいでしょう。

(07.10.18) TOPIX 1617P(+17)  日経平均 17106円(+150)   17.4億株 (2兆5636億円)

WTI原油はザラバで89.00ドルの新高値。終値はやや下落して87.12ドルと昨日より少し安い。

NYダウは13892ドル(-20)と小幅続落。ただ1日の値動きは大きく、前場につけたザラバ高値14012ドルから後場は13774ドルまで240ドル下げて、引けにかけて120ドル戻すという荒っぽい動きでした。

ナスダックは2792P(+28)と反発しましたが、ザラバでは先の新高値の大陰線の安値2757Pを下回る2755Pをつけています。昨日の動きはザラバ高値2803Pから2755Pまで48Pという大きな下げをした後、37P戻して引けたので、「陰線のタクリ足」になりました。

タクリ足は安値圏で出たときはボトムの暗示です。「これは安い」という買い物が入って株価が戻したわけです。しかし高値圏で出たときはそではありません。「これは安い」という買い物が出たことよりも、そこまで株価が下げても「売りたかった」勢力があったというほうを重視したほうがよい。ナスダックは高値波乱にあります。波乱になるのは強く株価の割高を思う勢力と強く株価の割安を思う勢力がぶつかりあっているからです。先行きの予想は、ものすごい対立があります。どちらが正しいのか。(弱気のほうが正しいだろうと思っています)



上図でTOPIXは、(A)を戻り高値にして下落してきましたが、今日は反発する。下げが最も軽度であったときは25日線まで下げると、昨日いいましたが今日は(a)の25日線で「下げ渋った」格好です。

しかし今日の反発では「下げ止まり」とはいえません。この下げは(b)9日順位相関がまだ-80に達していないので、今日の陽線は下げ途中の「カラ売りの買戻し」による上げである可能性が高い。

売り方はいったん利を入れて、再度の売り場を狙っているのではないかという思いがします。第一、(A)から下げ始めて今日はまだ5日目でしかありません。小波動の平均的な期間は11日〜12日ですから、今日の陽線はまだ「中段」のアヤと見たほうがよい。 思っている下値のメドは《デンドラ24》が表す水準です。下値メドを高いほうから順に掲げると、
  1. 1576P
  2. 1543P
  3. 1543P
  4. 1459P
です。現在の中勢波動はまだ下降波動にあると思っているので、下値のメドは下から2・3番目の1543Pです。上図の(a)を振った水準です。ここまでは下落するのではないか。

ところが上図の右側では逆張りの買いマークを出しました。これはちょっとはや過ぎるのではないか。小波動のボトムらしさの確率は、@昨日が新安値だった」。A逆張りの買いマークがでた、というだけです。到底小波動のボトムがでたとはいえません。

(07.10.23) TOPIX 1570P(+7)  日経平均 16450円(+12)   14.6億株 (2兆 483億円)

NYダウは13566ドル(+44)と小反発するが、前日の下げ幅に比べれば戻ったとはいえない。下げ渋ったというところ。

ナスダックも2753P(+28)と反発するが、前日の40%ほどを戻したにすぎない。まだ米国株は下値の確認はできていません。

東京市場は、この2日間で666円下げたにもかかわらず戻れない。今日の出来高は14億株、売買代金は2兆円あまりと買いのエネルギーはない。まだ下値は確認できません。

日経平均の《デンドラ24》の下値メドは
  1. 16411円
  2. 16061円(2番目・3番目)
  3. 15188円
です。最も高いメドの16411円は昨日到達しましたが、現在の日経平均は大勢下降波動であるので、16061円まで下げてもおかしくはありません。






(07.11.7) TOPIX 1556P(-17)  日経平均 16096円(-152)   20.4億株 (2兆7434億円)


NYダウは13660ドル(+117)と反発するも、先日の362ドル安の1/3戻しに満たない。ナスダックも2825P(+30)と反発。

東京市場は海外高から高寄りするが、後場から下げる。オプションSQを控えて、先物の思惑が入った感じでした。

今日の下げがあっても、今のところ小波動のボトムらしさの確率は低い。もう少しでポイントが加算されそうなものはいくつかありますが、2〜3日かかりそう。それを順に見ると、
  1. 今日は新安値で(確定1P)。
  2. 9日順位相関は明後日くらいに-80割れをしそう(予定1P)
  3. 25日順位相関は今日-80以下になったので(確定2P目)
  4. 25日騰落レシオは81.5なので75まであと少し(予定2P目)


  5. 25日投資マインド指数は、24.7で、15以下になるのはもう少先(予定3P目)

  6. 逆張りの「日経平均用'96」は、終値が明日15877円以下になれば買いマークを出しますが、明日1日でここまで下げるかどうかは疑問。
ボトムらしさのポイントが確定しているのは2ポイントですが、2〜3日中にポイントになりそうなものが3Pあります。



これに加えて、《デンドラ24》の下値メドは16061円であることを07年10月23日にいいました。これが目前に迫ってきました。

ただ今日の下げによって、波動パタンが変化したので、新しい下値メドが生まれました。上から順に
  1. 16236円(すでに到達)

  2. 16061円(前回と同じ)

  3. 15887円(今回生まれた)

  4. 15188円(前回と同じ)
もともと16061円のメドは上から2つ目と3つ目(同じ水準)であったので、これが有力な下値のメドであるとしてきましたが、今日のザラバ安値16081円は、あと20円までに迫りました。

今回生まれたのは15887円ですから、大下げがあればこの水準までの下落があるかも知れないという受けとめかたでよいでしょう。値段的には今日の終値16096円から300円安があれば、当面の安値水準を出したと思ってよいのではなかろうか。

(07.11.16) TOPIX 1471P(-27)  日経平均 15154円(-241)   18.2億株 (2兆2857億円)

NYダウは13110ドル(-120)と続落。ナスダックも続落して2618P(-25)。

《デンドラ24》の4%波動によるNYダウの下値メドは
  1. 13173ドル
  2. 13031ドル
  3. 12464ドル
  4. 12323ドル
となっています。11月12日のザラバ安値12981ドルが(b)13031ドルに対応しており、この水準でいったんは止まってよいかと思っていますが、もし12981ドルを下抜けると、次は(c)12464ドルしかメドがありません。この水準は8月中旬の安値12517ドルを下回る水準です。

11月14日にいったように、NYダウが12517ドルを下回るようだと、2002年10月を底にして5年間上昇してきた大勢上昇波動が、下降波動に転じたのではないかの疑念がでてきます。そうなれば大変なことです。

当然に下げるときは一気に12464ドルを目指すのではなく、12517ドルを意識して、12500ドル水準で揉み合うと思いますが、そうならないためには(b)13031ドル(ないしザラバ安値の12981ドル)を下回らないことです。これが喫緊の焦点です。


東京市場は海外安+110円台の円高となって下げる。後場に入るとアジア株(特に香港ハンセン)が大きく下げたのでさらに下げるが、15000円を割れなかったことから戻して引ける。

しかし出来高18億株、売買代金は2兆2000億円ということでは、買い物が入ったとはとうてい言えません。

日経平均を中勢モデル波動に比定すると、図のような符号になります。(K)は初めて75日線を割り込んだ安値です。(L)はそこから75日線まで戻ったところです。(L)で75日線を完全に上抜けば新しい中勢上昇波動に転じることができたのですが、(L)から再度の75日線割れとなりました。

先の安値(K)を下回ったところから(M)が始まります。現在(M)と符号を打ったところはまだ(M)と確定しているわけではありません。今後のコースは3つあります。
  1. 明日からさらに下落していく。
  2. 25日線の(N)まで戻るが、再下落してさらなる安値(A)に向かう
  3. 25日線の(N)まで戻り、さらに上昇して75日線の(B)まで上昇する。この場合は現在(M)としている位置は大底の(A)ではないか、となります。
私は、まずは(N)まで戻り、その後(B)となるのか(A)となるのかを見届ければよいと思っています。(M)が少々下落して安値を出しても、25日線の(N)まで戻らないと、更なる下落(A)となるのか、反発して(B)まで逝くのかを考える段階には至りません。


《デンドラ24》の4%波動による日経平均の下値メドを掲げます。
  1. 16061円
  2. 15188円
  3. 15188円
  4. 14316円
現在は上から2番目3番目の(b)(c)(同じ値段)の位置にあります。

もし、上図の@(M)がさらに下落するというのであれば、次の下値メドは14316円です。

A25日線まで戻るということであれば、当面は15188円が下値ですが、(N)から再下落した(A)まで下落するとなれば、やはり14316円を予定しておかねばなりません。ともかく現在の株価水準は重要な分岐点にあることは確かです。


(07.12.6) TOPIX 1552P(+25)  日経平均 15874円(+265)   19.0億株 (2兆7007億円)


米国は11月の雇用統計がなんと18.0万人の増加という「予想」が出て、急伸。NYダウは13444ドル(+196)。

ただ4日前の戻り高値を超えることができず、75日線も超えることもできませんでした。まあ正式な雇用統計の発表まちです。

東京市場は米国株高から続伸し、TOPIXは75日線に接近しました。

外国証券の朝方のオーダーは久々(1か月ぶり)に1000万株超の買い越しとなりましたが、これは買いが増加したためではなく、売りが減少したためです。たしかに11月末を越えて外国人の売りは減ってきた感じですが、12月決算のファンドも多くあるというし、個人投資家は年末にかけて税金の関係で売り越しになりがちです。年内の株式需給は売り優勢であるように思います。


《デンドラ24》による日経平均の上値メドは図のようになります。上から順に、
  1. 16914円
  2. 16321円
  3. 16172円
  4. 15876円
です。 日経平均の中勢波動は下降波動であるので、戻りのメドは下から1番目(1576円)〜2番目(16172円)のどちらかだろうと思っています。

今日のザラバ高値は15898円で、(d)のメドをクリアしました。来週は12月限の先物・オプションのSQが控えているので、買い方は16000円を越える、売り方は15000円を下回る、を目標にした攻防になると思われます。

16000円を越えるようなら(c)16172円がメドになります。この水準は75日線の水準でもあるので、結構戻り売りが出る水準です。逆に15000円割れまで下落するかどうかですが、これは米国次第です。@雇用統計、Aクリスマス商戦、BFFレートの切り下げ、C12月中旬から始まる米国証券会社の決算(サププライムの損失)が影響します。

目先のSQ絡みの思惑を別にすれば、日本の連結PERは昨日が17.60倍でした。今日の株価上昇によって18.00倍に接近したと思われますが、これは「割高」といってよい水準です。これ以上の株価上昇は期待できないと思っています。


(07.12.7) TOPIX 1561P(+9)  日経平均 15956円(+82)   21.8億株 (2兆8358億円)

米国政府はサブプライム対策(金利水準の5年間延長)を発表し、NYダウは13619ドル(+174)と続伸する。

金利引下げ・雇用統計・サブプライム問題による信用収縮については、全部がよい方向に進むだろうという楽観的な予想が株価に織り込まれた感じです。あとは眼下のクリスマス商戦の行方です。

NYダウは中勢波動の基準である75日線まで戻りました。75日線は8月以来ほぼ横ばいになっています。大勢波動の基準である200日線の向きも12月に入ってからは鈍化しています。米国株式は75日線をはさんで上下するという「保合い相場」になるようです。

《デンドラ24》によるTOPIXの上値メドは図のようになります。上から順に、
  1. 1624P
  2. 1566P
  3. 1552P
  4. 1523P
です。 今日のTOPIXはザラバ高値が1578Pでした。TOPIXの中勢波動は下降波動であるので、戻りのメドは下から1番目(1523P)〜2番目(1552P)で止まって当然のところでしたが、3番目(1566P)をクリアしました。これはかなりの出来すぎです。

グラフでは、現在位置の(B)は、@新高値の、A陰線で、Bデンドラの下から3番目のメドに到達し、C9日順位相関が+80以上、と小波動のピークらしさはまだ4分ですが、D75日線にタッチしたことを思うと、中勢波動の初動の(A→B)の小波動になったといえます。

今後は、@(ピンク線)このまま75日線を超えて(d)へ達し、モデル波動の(D)となるのか、A(緑色線)いったん反落して(C)をつけてから75日線超えをし(D)まで上昇するのか、B(赤色線)いったん反落して(A)を下回ってしまい、下降波動を継続するのか、の3コースが考えられます。

@のコース(A→d)は、200日線がどんどん下落している現在では、200日線を上抜いて、(B')を上抜いて、中勢波動が上昇波動に転じることは難しい。

A(A→B→C)のように時間をかけて下値を固めれば、200日線もその下降の程度が緩やかになりますから、(D)まで上昇してこれを上抜く可能性が出てきます。現在では(A→B→C)のコースをたどるのがベストです。



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