2051《デンドラ》波動事典
 [2051] HPで解説したデンドラの見方(2006年後半)

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2006年7月〜12月に記述した日(●印)





(06.8.1) TOPIX 1567(-5) 日経平均 15440円(-15) 14.9億株 (2兆 959億円)


NYダウは小幅な動きで11185ドル(-34)と反落し、先の高値11257ドルを上回れず。

ナスダックも2091P(-2)と小動きながら、ザラバ高値で25日線にタッチする。

東京市場も小動き。

(A)TOPIXは昨日が、@新高値の、A陰線で、B上ヒゲ(小型のトウバ足)、C9日順位相関が80以上、から小波動のピークらしさは4分かとしていました。

今日は(小型ながら)順下がりの陰線になったので、ピークらしさは5分になりました。 (B)日経平均は、昨日の足から切り下がりましたが、陽線であるので、4分のままでしょう。

(C)オーダー倍率は1.06倍となりましたが、明日と明後日は低下して1.0倍へ戻るか、下回るかとなるでしょう。外国人が買い姿勢を強めたとはまだ判断できません。





日経平均の《デンドラ24》の4%波動は陽転しています。図の(a)の下値メドは
  1. 15982円
  2. 15280円
  3. 14929円
  4. 14050円
でしたが、1番低いメドに到達する14045円でボトムとなりました。 (b)の上値メドは
  1. 16635円
  2. 15280円
  3. 15640円
  4. 15213円
でしたが、上から2番目のメドを70円ほど上回る15710円でピークになりました。 (c)の下値メドは
  1. 14700円
  2. 14387円
  3. 13605円
でしたが、下から2番目のメドより50円高い14437円でボトムとなりました。現在の4%波動は上昇中なので、上値メドが表示されています。上から順に
  1. 16314円
  2. 15592円
  3. 15448円
  4. 15159円
です。すでに下から1番目・2番目のメドに到達しています。昨日のザラバ高値は、3番目の15592円に61円足りない15536円をつけていますから、だいたい戻りの限界に達したと思います。(1番上のメドの16314円を達成するのは難しい)

(06.9.7) TOPIX 1613(-29) 日経平均 16012円(-271) 17.2億株(2兆3102億円)

米国市場は、2日連続で3指標が売りマークを出していましたが、ようやく下落。売りマークはいっせいに消えてしまいました。

NYダウでいえば、@新高値、A9日順位相関+80、B25日順位相関+80、C逆張りの売りマーク、から小波動のピークらしさの確率は4分。

明日「順下がりの陰線」となれば、5分といったところです。小波動のピークをだすようだと、最低でも25日線(青○)までは下落しそうです。


米国安から東京市場は急落。9月SQ前日とあってブレがより大きくなったかと思います。

が、3日間にわたる高値で保合っていたものが「捨て子」(上昇時に窓空け(ピンク○)があり、下落時に窓空け(青○)がある)となったことは、この3日間の水準は誤りであった。高くまで買い過ぎた。ということでしょう。

(A)TOPIXは(a)をピークとする小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関+80、BC窓空け陰線(順下がり陰線でもある)、Dデンドラの上値メド達成、ということで5分。前回の小波動のボトムは25日線まで下げなかったが、今日は25日線を割り込んでいるので、75日線近くまで下げるのではなかろうか。

(B)日経平均は(b)をピークとする小波動のピークらしさは、@新高値、A9日順位相関+80、B25日順位相関+80、CD窓空け陰線(順下がり陰線でもある)、Eデンドラの上値メド達成、ということで6分。おなじく75日線近くまで下げるのではないか。


TOPIXの《デンドラ24》の4%波動による上値メドは図のようでした。

下から2番目の上値メドは1652Pでしたが、前回のピークはザラバで1645Pまでであり、これに達せず。今回はザラバで1655Pをつけて、これを達成。

下から3番目の1667Pがあるかと思って、記事には書きませんでしたが、どうやら下から2番目を達成して、小波動のピークとなるようです。


日経平均の上値メドは、下から順に
  1. 15592円
  2. 16025円
  3. 16314円
  4. 16891円
でしたが、下から3番目の16314円に到達。


1番上のメド16891円は、現在の相場が4月高値を上抜いていない「戻りの波動」という性格上、これに到達することは考えられませんから、3番目の16314円に到達したことで、目標達成となったのではないか。

ここから大きな調整にはいれば、下値メドは15074円となりますが、75日線の水準が15412円であるので、これを下回る下落は考えにくい。15074円までは下落しないでしょう。(75日線のほうを重視しています)


(06.9.15) TOPIX 1593(-4) 日経平均 15866円(-75) 14.2億株(1兆8548億円)

NYダウは11527ドル(-15)と小反落。ナスダックは2228P(+1)と5日連続高。5連続陽線。

米国株はチャートからは悪いところはありません。NYダウは波動を切上げているし、平均線の順番も、上から9日・25日・75日・200日となって、上昇の破綻の兆候はありません。

東京市場は反落。明日から3連休とあって、積極的な売買はなされず、出来高・売買代金は縮小。

(C)オーダー倍率は0.93倍と1.0倍割れ。米国株が堅調であるにしては、外国人の買いが入ってきません。4月高値の期日到来による需給悪化が戻りの頭を抑えているといったところです。

そこでこの期日迎えの際の下値のメドを考えてみましょう。手がかりは@75日線の水準。ついでA《デンドラ24》による下限線です。

TOPIXの@75日線の水準は1569Pです。Aデンドラの下値メドは、
  1. 1552P
  2. 1519P(W)
  3. 1453P
となっています。今回は中勢波動は上昇トレンドにあるので、一番上の1552Pをメドにしておけばよいかと思っています。


日経平均の@75日線の水準は15422円です。Aデンドラの下値メドは、
  1. 15402円
  2. 15074円(W)
  3. 14419円
となっています。一番上の15402円は75日線の水準でもあるので、これがわかりやすい下値メドでしょう。

海外で突発的な悪材料が発生したときは2重の下値メドの15074円もあるかもしれませんが、今のところ15402円〜15422円がでれば、調整が終わりとしてよいのではないか。



(06.10.2) TOPIX 1625(+14) 日経平均 16254円(+126) 16.0億株(2兆2543億円)


NYダウは3日連続して、史上最高値(11722ドル。終値ベース)を一時上回ったが、引け値では超えることができません。11679ドル(-39)。

ナスダックも2258P(-11+)と反落。NYダウ・ナスダックとも「新高値の陰線」となりました。

9月の日銀短観が発表され、大企業製造業のDIは+24と好調でした。ただし次の12月は+21の予想であり、これは米国景気の行方が不明なためです。

米国企業は10月後半から7-9月決算の発表と今期の見通しの発表をしますから、ここで米国企業がどう受け止めているかが次第に明らかになります。

東京市場は短観を受けて続伸。(A)TOPIXは200日線まで、(B)日経平均は「捨て子」の水準に突っかける。

(C)今朝の外国証券のオーダーには、短観の材料は入っていませんから、明日のオーダーが大幅な買い越しになるのかどうかを注目。明日1000万株以下の買い越しでしかないならば、外国人の投資意欲は低いと思わねばなりません。


《デンドラ24》の4%波動が陽転しました。(日経平均・TOPIXとも)、これによって次の上昇波動の上値メドは次のようになります。日経平均は
  1. 17735円
  2. 16802円
  3. 16645円
  4. 16335円
最も高いメドの17735円は、4月ザラバ高値(17563円)より高いので、これは現実的ではありません。無視すべきです。

これまで戻り高値は(a)は上から3番目、(b)(b')は上から2番目で、いっぱいになっているので、先には2番目・3番目のメドを窺うかと思いますが、今のところはそうなるためにはいくつかのハードルがあります。

2番目と3番目のメドは5月に75日線を初めて下回ったときに「窓」を開けていますが、その水準です。9月の戻り高値(16414円)を上回ることになれば、これの水準への復帰の可能性がでてきますが、いまのところは、まずは「捨て子」を上抜くかどうかが最も注目されるところです。

4番目の16335円がよいところではなかろうか。


(06.10.5) TOPIX 1633(+31) 日経平均 16449円(+366) 18.8億株(2兆7677億円)


NYダウは連続して史上最高値を更新。しかも11850ドル(+123)と大きく伸びる。出遅れているナスダックも2290P(+47)と大幅上昇。

NYダウは一昨日の史上を最高更新したために大きな目標達成感がでて、しばらくは調整するのかと思っていましたが、そうではなかった。

「新高値を上抜いたら買い」は、究極の「順張り」です。米国は一服することなく買いが入ったわけですが、この追っかけの順張りの買いはその後よほど大きな上昇がないと報われません。国市場はこの後大きな上昇があると見た買い勢力が強かったわけで、米相当な楽観人気になっていると思われます。 そこまで楽観してよいのかどうか。

東京市場はびっくりの米国株高を受けて大幅上昇。日経平均は9月初めの高値16414円を輪抜いて、新しい上昇波動に転じました。



モデル波動に当てはめれば、上図のように(A→B→C→D→E)まで比定できていました。

一昨日まで(E)から反発していたものの、(E)から(F)へ上昇するのか、あるいは(D)を上抜くことができずに(C)あたりまで下落するのかは不明でした。

昨日は、「陰線つつみ下げ」となったので、(D)を上抜けずに(E)あるいは(C)まで下落する可能性が大であると思っていましたが、今日(D)の高値を上抜いたことで、(E→F)への上昇が始まったと判断することになります。


今日の上昇によって《デンドラ24》の波動パタンが変化し、新しい上値メドが生まれました。(TOPIXはまだ変化しない)新しい上値メドは
  1. 18513円
  2. 17735円
  3. 17424円
  4. 16802円
になりました。18513円と17735円は今年4月の最高値(17563円)より高いので、現在のところは現実味がありません。最も低いメドの16802円まで到達できるかどうかというところでしょう。

上から3番目の17424円の水準は、図の赤○のところで、4月高値から相場が壊れ始めたときの水準です。すなわち5月11日の安値16840円から翌日5月12日の高値16655円とのあいだに約200円の「窓」があいていますが、このギャップの水準に当たります。この水準に戻ることはなかなか難しい。




(06.10.16) TOPIX1646(+18) 日経平均 16692円(+156) 15.3億株(2兆1631億円)

NYダウは11960ドル(+12)と続伸。8月11日にザラバ安値が25日線をかすって以来、44日間は25日線まで下げることがない。9日線も14日間ザラバ安値がここまで下げることがありません。(過去04年01月08日に19日間上位にあったことがある。)

25日線とは反動の限界の線です。44日間も上昇に対する反動がでないというのは、よほど楽観している顕われです。NYダウは相当に楽観人気が蔓延しているといえます。

ナスダックも2357P(+11 )と続伸。とうとう9連続陽線となりました。(05年11月に11連続陽線というのがある)



《デンドラ24》でNYダウの上値メドを見ると、下から順に、
  1. 11598ドル
  2. 11920ドル
  3. 12242ドル
  4. 12565ドル
となります。7月、8月は戻りの波動であったので、戻りは最も低いメドまでしか戻っていませんが、上昇波動にあった5月には、下から3番目のメドの11645ドルの水準を少し上回った11670ドルで大ピークを打ちました。

現在はしたから2番目の11920ドルに到達したところですが、3番目は12242ドルです。この3番目があるかどうか。11920ドル〜12242ドルで当面の上昇は十分ではなかろうかと思っています。


東京市場は米国高から続伸。ただし(A)TOPIXは戻り高値を上抜けず、(B)日経平均は窓あけの小幅連続陽線で戻り高値を更新。

(C)ただ外国証券オーダーは1.0倍を割っているし、出来高(特に先物出来高)が少なく、力強い上昇であるとはいえません。NYのコピー相場です。







(06.10.24) TOPIX1662(+3) 日経平均 16780円(-8) 18.1億株(2兆6650億円)

NYダウは12116ドル(+114)と高値を更新。分岐点かと思わせる「十字足」や「下ヒゲ陰線」をだしては、これを大きな陽線で打ち消す。ということを繰り返しています。9日線を終値で割り込まないことが21日も続くという異常ぶりです。

ナスダックは2355P(+13)と反発するも高値は更新できず。



(A)(B)TOPIX・日経平均は久しぶりに「新高値の陰線」になりました。2〜3日のうちに、9日順位相関が+80以上になるだろうから、そこで「新高値の陰線」 がでれば、小波動のピークらしさが5分になるか。と思っていましたが、早々と「新高値の陰線」をつけました。(反省しつつの楽観人気です)

現状では、@新高値の、A陰線、B25日順位相関が80以上。ここに次に書くデンドラのC上値メドに到達を加えても、まだ4分の確率でしかありません。


《デンドラ24》の4%波動による日経平均の上値メドは
  1. 16802円
  2. 17424円
  3. 18513円
となっています。新高値となったことで、上値メドが切りあがったのですが、最も安い上値メドが16082円です。これは今日16901円のザラバ高値でクリアしました。

次のメドは17424円ですが、この水準はなかなか難しい。


日経平均の4月高値は17563円でした。ここから1か月ほど高値圏で保合ったときの安値が16750円。

16750円〜17563円のゾーンを突破することは容易ではありません。

4半期決算が発表されるようになってから、1月・4月・7月・10月の株価は高く、次の月の2月・5月・8月・11月が安い。という動きになっています。

今年もその動きになりました。ということは来月11月に入ると10月の買いの反省がでてくることになります。

当面は、現在のピークらしさの確率が4分として、D9日順位相関が+80以上になって5分、E逆張りの売りマークがでて、あるいは「順下がり陰線」がでて6分 ということになるのでしょうか。


(06.11.15) TOPIX1592(-4) 日経平均 16243円(-46) 16.0億株(2兆2521億円)


NYダウは12218ドル(+86)と3連続陽線となって新高値を更新。

ナスダックも力強い3連続陽線で2430P(+24)と新高値。

東京市場は昨日の急反発に対する戻り売りがでて、小幅安。まずは25日線まで戻ることが一番大事(注目点)。

(C)外国証券オーダー倍率は1.17倍と高水準を維持。

米国株は雄大な上昇波動を作っていますが、東京市場はなかなか強気に傾かない。下げれば悲観し、上げれば楽観するというのは市場の常とはいいながら、東京市場だけが世界の株高からおいてきぼりになっているのはさびしい。 しかし世界が株高であれば、当然に東京市場は出遅れであるとして、いずれは資金が入ってくるはずです。米国株が上昇して、東京市場が上昇しないという構図はおかしい。

ということで、NYダウの上値メドを《デンドラ24》で探ってみます。

《デンドラ24》の4%波動の波動パタンは、いうまでもなく日本株から採集したものです。これが米国株にあてはまるかどうかは、過去のデータに当てはめてみて、可否を判断する必要があります。

図は最近半年の上値・下値メドです。上値メドからいうと、
  1. (A)は最も低いメドが11276ドルだったが、実際は11243ドルまでしか上昇せず、約33ドルほど上値メドが高すぎた。(差は33ドル)

  2. (B)は最も低いメドが11241ドルだったが、これはザラバ高値11257ドルでクリアした。(差は16ドル)

  3. 安値メドを見ると(a)は最も高いメドが10667ドルだったが、ザラバ安値10683までで、16ドル届かなかった。(差は16ドル)

  4. (b)は上から2番目の下値メドは10711ドルだったが、ザラバ安値10700ドルでクリアした。(差は11ドル)


  5. さらに過去を見ると、(C)の高値メドは下から3番目の11645ドルだったが、ザラバ高値11670ドルでクリアした。(差は25ドル)

  6. (D)の高値メドは最も低いのが11032ドルだったが、ザラバ高値11047ドルでクリアした。(差は15ドル)
とまあ、だいたい20ドル程度の誤差で、上値・下値メドは有効に働いているようです。

現在のメドは、下から順に@11598ドル、A11920ドル、B12242ドル、C12565ドルとなっています。すでに@Aは到達し、今はB12242ドルに迫っていますが、Bは前回の高値12167ドルが目指したものであるとすれば、今回はCの12565ドルを目指すのかも知れない。

波動の形からすればCを目指すように思えますが、とりあえずはB12242ドル〜C12565ドルは頭打ちの水準と予定してよいのではなかろうか。








(06.11.24) TOPIX1538(-14) 日経平均 15734円(-179) 14.5億株(2兆 642億円)


NYダウは12326ドル(+5)と小幅高してザラバ新高値。ナスダックも2465P(+11)と新高値を更新。

東京市場は反落。昨日の安値が小波動のボトムであると思っていましたが、今日はザラバでさらに安いところがあった。

ただし(A)(B)で実体ベースでは「両はらみ(両抱き)」となったのでなんとかこの水準で持ちこたえるのではないか。(C)オーダー倍率も0.92倍と下げかたが鈍化。



(D)25日投資マインド指数は13.0%と4日連続で悲観人気が強すぎることを表明しているし、

(E)25日騰落レシオも4日連続で売られすぎを表明しています。

日経JQが新安値を取らなかったのも評価できます。

《デンドラ24》による日経平均の下値メドは
  1. 15634円
  2. 15466円
  3. 15298円
  4. 14794円
今日のザラバ安値15639円は一番上のメドまであと5円と迫りました。

もし2番目の15466円まで下げると、先の小波動のボトムの15513円を下抜くことになります。

そうなると小波動の安値が切り下がり、理具合が悪い。15513円を死守できるかどうかが最大の焦点。

(06.12.4) TOPIX1607(+2) 日経平均 16303円(-18) 16.7億株(2兆2890億円)

米国株は小幅安。NYダウは12194ドル(-27)。ナスダックも2413P(-18)と下落。

東京市場は安寄りしたものの戻し、前日比較では小さな変化で終わる。

今週8日は12月先物・オプションのSQなので、まずは平穏な動きが続くわけはありません。明日・明後日は乱高下するのではないか。

どちらにブレが大きいかといえば、下げのほうではないか。@9日順位相関は+80まで上昇していること、A10月高値から11月安値への下げの半値戻しをしていること、BTOPIXは75日線まで戻って一応の達成感があること、C米国株はひと調整してよい位置にあること。が理由です。

とはいってもこれは8日までの話で、SQが明けたら再度の上昇があるのではないかと思っています。


ナスダックの上値メドを《デンドラ24》でみると右図のようになっています。最も高い上値メドは2464Pでしたが、これは11月22日の終値2465Pで達成しています。

《デンドラ24》の上値・下値メドは「所与のもの」ではありません。「所与のもの」とは、こうあるべしという目標値です。

例えば一目均衡表によるN値・V値・E値がそれです。あるいは「下げの倍返し(V値であるが)」とか「「半値戻し」とか、安値から1.618倍(高値から0.618倍)の水準(フィボナッチ)とかといったものです。これはこれで役立ちます。誰でもが簡単に予想できるから、その予測値に近い高値・安値がでることが多いのです。

《デンドラ24》のメドは、先に「こうあるべし」という結論があるわけではなく、過去の統計から求めています。すなわち、上昇波動・下降波動を各1000パターンに分類し、そのパターンが出たとき、その後の株価はどう変化したかの統計を取ってあります。

4つのメドがあります。@前波動基準の中位(確率50%)、A前波動基準の1/4位(確率75%)、B今波動基準の中位(確率50%)、C今波動基準の1/4位(確率75%)です。

上値メドを例にしたとき、どれが最も高いメドになるかは決まっていませんが、@よりAのほうが高く、BよりCのほうが高いことは確かです。この4つのメドが手がかりになります。だいたいの傾向をいえば、
  1. 上昇初期の上値メドは4つのうちの最も低い上値メドで上昇が終わることが多い。図の(A)がそれである。
  2. 2段目の上昇は下から2番目3番目で小波動のピークとなることが多い。 図の(B)がそれである。
  3. 3段目(多くは最後の上昇波動)の上昇は最も高いメドで小波動のピークとなることが多い。図の(C)がそれである。
となります。《デンドラ24》の4つのメドのうち、最高のメドを超えて株価が上昇することは75%はないと思っています。(5年に1度くらいある)。この5年に1度の確率は日ごろは株式投資に縁のない「にわか投資家」が株式市場になだれ込んできて引き起こすのが原因です。

いまの米国株(日本株もそうだが)の上昇は「にわか投資家」がアップさせたものではありませんから、(C)の2464Pの上値メドは軽んじてはなりません。過去のこの波動パターンでは、2464Pでピークとなった確率は75%あったのですから。ということは米国株式の上昇は一杯になっていると判断でき、これ以上の期待を持つべきではありません。現在上から3番目の上値メドである2268Pまでの下落を 考えておいたほうがよいのではなかろうか。


(06.12.5) TOPIX1598(-8) 日経平均 16265円(-37) 18.3億株(2兆4111億円)

米国株は反発。NYダウは12283ドル(+89)。ナスダックも2448P(+35)。

東京市場は米国高から高寄りしたもの、その後はジリ貧。 (A)(B)新高値の陰線となりました。 上にいくか下にいくか、このまま動かないのか、気迷い相場になっています。


定点観測9銘柄では、小波動の安値が切り下がっているものは、@鹿島、A住友鉱、Bソニー、Cトヨタ、Dみずほ、E野村、の6銘柄。

逆に切り上がっているのは、@新日鉄、ANTT、Bソフトバンクの3銘柄です。まあやや弱いというところです。

これが次第に強くなっていくのか、さらに弱くなっていくのかは、9銘柄の動向によりますが、《デンドラ24》の8%波動で、各銘柄のメドはどうであったのか、どのメドをクリアしたのかを見てみます。

「トヨタ」は(A)で上昇波動に転換したときの上値メドは、図のように@6138円、A6304円、B6470円、C7078円でした。

(A)6070円は最も下の6138円に届きませんでしたが、(B)6520円で下から3番目の6470円を上回りました。

その後波動パタンが変化し、@6470円、A6747円、B7078円、C7410円が上値メドになりました。(C)7150円で下から3番目の7078円を上回りましたが、(D)7370円では最も高いメド6410円には届かず。

最も上位のメドを突破するのは、昨日いったようによほどの大相場(5年に1度)の場合です。(D)の高値は、トヨタ株としては相当にがんばって上昇した結果でしょう。 しばらくは(D)への挑戦は難しい。

「みずほ」は(A)10100円では、@9553円、A9805円、B10224円、C10307円が上値メドでしたが、AとBの間でピークを打ちました。まあこれは通常の上昇ぶりで、次の上昇でBを取るかを見ておくところでした。

(a)8610円では下値メド(上からAB番目) の8683円を少し下回って、小波動のボトムとなりました。これも通常の動きです。

(a)からの上昇はどうかと見ると、上値メドは@9515円、A9688円、B9948円、C10726円でしたが、(B)9580円は@をクリアしただけで、その後下降波動に転じました。上昇力は強くなかった。

現在の下値メドは、@8404円、A7927円、B7736円、C7258円であり、(b)7910円はAに到達しています。通常であればAないしBに到達すれば、安値が出たとしてよいのですが、(B)で最低の@までしか上昇できなかったことを思えば、Bの7736円まで下げる可能性は十分にあります。

外需の代表のトヨタと内需の代表の「みずほ」を見ると、この先しばらくはそう強い相場になるとは思われません。かといって弱いとも思われない(@外国証券オーダー倍率は0.99倍とニュートラル、APERは20.33倍と高くはない、B新興市場が反発している)。結論は、日経平均でいえば、今年一杯は先の高値16901円と先の安値15615円の間で推移する「保合い」で終わるのではなかろうか。


(06.12.6) TOPIX1615(+16) 日経平均 16371円(+105) 16.5億株(2兆3500億円)


米国株は小幅続伸。NYダウは12331ドル(+47)。ナスダックは2452P(+3)。

東京市場は12月SQを控えて激しい攻防が繰り広げられるかと思っていましたが、今日は案外に平穏。

2時に10月の景気動向指数が発表され、まずまずの結果(先行指数が50%に復帰)であったので、次第高となりました。

(A)(B)昨日は「新高値の陰線」となりましたが、「今日は新高値の陽線」になり、小波動のピークらしさの確率は昨日の3分から2分に低下。

《デンドラ24》の8%波動による上値・下値メドを見ています。


「NTT」は(A)で上昇波動に転換したときの上値メドは@579円、A595円、B600円、C637円でした。

(A)585円は最も低い@579円に到達したが、下から2番目の595円には達せず。これは初めての上昇であるので、@に到達すればよしとせねばなりません。

その後波動パタンが変化し(B) では@600円、A637円、B653円、C726円が上値メドになりました。@の600円の水準に3度突っかけてから、(C)(640円)でAの637円に到達してピークを打ちました。

(c)(556円)では最も高い下値メドの561に到達して、当面の安値を出しました。その後反発をしていますが、最も低い上値メドの647円は、先のピークの640円よりも高いので、これは現実味がありません。558円から640円の保合い相場に入ったと判断できます。NTTに妙味はありません。


「ソフトバンク」は個人投資家に人気があります。つまり極端から極端に変化しやすい銘柄です。例えばく(A)では初動にもかかわらず、最も高い上値メドに到達し、これが小波動のピークとなりました。

次の下げ(a)は下から@番目とA番目の中間まで下落し、(B)では上からA番目とB番目の上値メドでピークを出しました。

(C)(2790円)は最も高い上値メドの2760円に到達し、小波動のピークとなりました。動きが一方的になりがちなので、上値メドは上から@かA番目、下値メドも下から@番目からA番目を考えておくほうがよい。

さて現在の(D)(2525円) ですが、すでに上からA番目の2461円を上回り、@の2675円を目指すのかどうかという位置にあります。戻り高値の(D)で「新高値の陰線」となっているので、今後(D)の安値2440円を下回るようだと、これで上値は終わり、(D)の高値2525円を上回れば、@の2675円を目指すと考えてよいでしょう。


(06.12.8) TOPIX1616(-6) 日経平均 16417円(-55) 23.9億株(3兆4559億円)


NYダウは12278ドル(-30)、ナスダックは2427P(-18)と続落。

東京市場は12月限の先物・オプションのSQでした。昨日の日経平均は16473円、日経先物は16480円でした。

36.7万枚残っている建玉がどのような株価変動を引き起こして決済されるのかが見ものでしたが、SQ値(清算値)は16291円でした。

現物からは184円、先物からは189円安い値段で決済されたわけです。225銘柄は、1銘柄につき30〜40万株の売りがでたといます。結構大きな株価変動の要因になることがわかり、今後の参考になりました。

(A)(B)SQが通過して大きな動きはなし、2:00に11月の機械受注が発表され、瞬間の変動はありましたが、上下100円幅の小動きでしかなかった。


今の上昇相場をリードしている「新日鉄」の上値メドを《デンドラ24》で見てみます。

ここまでに(A)(B)の小波動のピークがありますが、この銘柄は上値メドの1番上と2番目との間でピークを出しています。

(A)460円のときの上値メドは@471円、A452円でしたが、この中間でピークとなりました。

(B )513円のときの上値メドは@532円、A486円でしたが、やはりこの中間でピークとなりました。

現在の上値メドを見ると、@630円、A579円、B565円、C532円です。すでにC532円はクリアしています。これまで@とAの中間でピークを打っているということをふまえると、@とAの中間の605円くらいがメドか。


目標値のとりかたはいくつもあります。

@は(A)安値370円を1.618倍(黄金比・フィボナッチ)したもの。370×1.618=599円が上値メドです。なぜ1.618倍するのが正しいのか。例えば(D)や(F)のメドはどうして求めればよいのかの解決にはなりませんが、ともかく現在では599円という株価を意識している投資家があることは確かです。(そういうことを紹介する本があるから)

AとBは一目均衡表によるメドです。Aは安値(A)370円→(D)460円への高値への上昇幅90円と同じだけの幅を、(D)を起点にして上昇したら、とするのが「E値上値」です。この場合は(A=460円+(460-370円)=)550円が次の上値メドになります。この例では(F)では到達せず、今日の高値(550円)で到達しました。

(A)の安値は誰でも特定できます。(A)は75日線を下回ってから最も安い株価です。(D)は初めて75日線を上回り、(E)が75日線でとまったので、(A→D)が1つの上昇波動であることがわかります。この上昇幅を重視したのが550円の上値メドです。

Bは(A→F)の上昇を1つのものとして捕らえ、(A)370円→(F)513円の上昇幅(143円)と同じ幅の上昇をしたらどうかというものです。起点を(F)に置けば、(F)513円+143円=656円が上値メド(E値上値)となります。起点を(F')に置けば、(F')462円+143円=605円が上値メド(N値上値)となります。

目標値というものは、チャート的なものから導き出されるばかりではありません。企業利益(PER)から、あるいは純資産(PBR)からのメドもあります。およそ「株式投資」は、@自分のメドを持って、A仕掛け、Bメドにいきそうかそうではないかの判断をし、C決済する。という行為です。@のメドを持たずして(あるいはメドを決定できずして)、A仕掛けることができるはずはないのです。

で、結果としては投資家の数ほど異なるメドがあることになります。しかし株価は多くが思っているメド(これは途中でどんどん変化していくので、仕掛けたときのメドとは大きく違うことになるのだが)に収斂していきます。 その当時に多くの投資家が思っているメドに到達します。

多くの投資家が何を思っているのかはグラフに現れます。そして多くの投資家は難しいことは考えているわけではありません。たいていが、@証券会社(調査機関)がいう目標値、A簡単なチャート上のメド、を仕掛けるときの目標値とします。

たぶん簡単でよく当てはまるメドは、「75日線から+15%または-15%ほどカイリしたとき」でしょう。

右図の(A)370円は75日線からのカイリ率が-15%ドンピシャリの日です。(F)513円の+15%カイリの株価は512円でした。これまたぴったり。

さてこんど現れるであろう(H)の高値は、現在のところ568円になっていますが、このメドは明日以降変化します。(568円以上ということは確か)

メドの算出方法はいくらでもあります。@ABは「こうあるべし」という姿勢からのもの、Cは株価の変化に身をまかすものです。《デンドラ》は過去の統計によるものです、どれが正しいのかは過ぎて見ねばわかりませんが、少なくとも「小波動のピーク(ボトム)」のメドを知るには《デンドラ》が最もすぐれていると思っています。

(06.12.19) TOPIX1645(-19) 日経平均 16776円(-185) 17.1億株(2兆2792億円)

NYダウは12441ドル(-4)と小幅安。しかし2日連続して上ヒゲを出したのは、上値に売り圧力があるということです。

昨日は@新高値の、A陰線で、B上ヒゲ(ただし短線であるので、2ポイントほどか)となりました。、明日順下がりの陰線になれば、調整にはいるのではなかろうか。

ナスダックは2435P(-21)と下落し、25日線を少し下回る。2日続けてザラバ高値2470Pを出しているし、デンドラの上値メドの2468Pを達成していることもあるので、このまま調整入りしてもおかしくない。


東京市場はようやく下落。(A)TOPIXの小波動のピークらしさの確率は、昨日で5分でしたが、今日は順下がりの陰線となったので、6分へアップ。

(B)日経平均の小波動のピークらしさの確率は、昨日は6分でしたが、同じく順下がり陰線となったので7分へアップ。

まだピークから220円ほどしか下げていないので、切り返す可能性はありますが、明日9日線を割り込むとなると、75日線近くまでの調整があるのではなかろうか。

(C)外国証券オーダー倍率は、これまでは小波動のピーク・ボトムに1〜2日先行、悪くとも同時で推移してきましたが、前回のピーク(m)では倍率は2日遅れてピークをつけ、小波動のボトム(n)でも倍率のボトムは1日遅れました。

これまでは、外国証券のオーダーが「原因」であり、日経平均が「結果」であると思ってよかったのですが、最近はこの因果関係は崩れています。これは@外国証券のオーダーの出方を大多数の投資家が注目するようになったので、A外国証券のオーダーが、株数(売買代金ではない)であることから、どうも注文の数字が操作されているのではないか。という疑念があります。 しばらくは、外国証券オーダー倍率はあてにしないことにしました。

今回の上昇小波動を引っ張ったのは新日鉄ですから、新日鉄の動きは小波動がピークを出したのかどうかの有力な判断材料です。

今日は@新高値の、A陰線で、B上ヒゲとなりました。TOPIX・日経平均のように順位相関を手がかりにすれば、C9日順位相関は+80以上で、D25日順位相関も+80以上です。

デンドラの上値メドは、1番高いのが630円で、E2番目が579円。2日続けて2番目のメドをクリアしたので、ピークらしさの確率は6分になったと思われます。

これまでは新日鉄が強く上昇したときで、2番目はクリアするが、1番目にはとどかない。という例であったので、今回のピークは、1番目と2番目の中間の605円あたりをメドにしていますが、605円にならないとピークを打たないということではありません。明日、順下がりの陰線となれば、2番目の579円を到達したことでピークをだしてもよいし、明日反発すれば605円があるのかな、という判断でよいと思います。


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