2050《デンドラ》波動事典
 [2050] HPで解説したデンドラの見方(2006年前半)

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2006年1月〜6月に記述した日(●印)




(06.2.20) TOPIX 1572(-33) 日経平均 15437円(-275) 21.7億株 (2兆8070億円)


NYダウは11115ドル(-5)と小幅安。 ナスダックも2282P(-12)とマイナスながら米国株のグラフは悪くありません。

東京市場は大幅下落。

(A)TOPIXは完全に中勢波動の基準である75日線を割り込みました。まずは、昨年5月から始まった中勢上昇波動は終わったとみてよいでしょう。モデル波動からは、@もう少し下げ→A75日線まで戻し→Bこれを上抜くか上抜けないかを見る、ということになりそうです。

(B)日経平均も75日線を割り込みました。グラフから目先の下値メドは、1月18日の東証立会い停止の日の終値15341円、あるいはその日のザラバ安値15059円が多く意識されることになります。

株価水準を決める要因は、@業績(PER)、A金利(株式益回りと長期金利)、B需給(今は外国人投資家と個人投資家の動向)、C投資マインド(儲かっているか損しているか)の4つです。

このうち理屈がつくのは、@とAで、BとCは、@Aによって決る妥当株価を(上にも下にも)増幅する要因であると思っています。 で、@の業績ですが、現時点では、1)妥当な水準はPERで20倍、2)22倍までが許容限度、であると考えています。昨日の東証1部銘柄の連結PERは22.23倍まで低下していましたから、今日は22倍を切ったはずです。ようやく許容範囲に入ってきました。

許容範囲に入ってきたのは、B(図のD)外国証券のオーダー倍率が今日は0.75となっているように、外国人が9日連続して売り越しになっていること、C(図のC)投資マインド指数が8.9%になったように、株価が25日平均線を割り込んでいる銘柄は全体の91%に達し、ほとんどの(25日以内に決済する)短期投資家は損勘定になってしまった。浮かれて割高な株価水準まで買う向きはいなくなったこと、がその理由です。

理想としては現在での妥当な株価水準であるPER20倍まで下げれば、その後の上昇力も大きくなるかと思いますが、PER20倍という水準は日経平均であと8%は下げねばなりません(だいたい14200円くらい)が、いくらなんでも短期間にそこまで下げるとは考えられない。当然のことながらいくつかの小波動を重ねてそこまで下げるのか、あるいは途中で状況が変わって上昇トレンドに復帰するのか。これから見ていかねばなりません。

ということで目先の小波動のボトムが出そうかどうかの話ですが、だいたいは小波動のボトムをつけてもよい状況にあります。TOPIXのグラフからは小波動のボトムらしさの確率は、@新安値の、A陰線となり、B9日順位相関は-80以下で、C逆張りの買いマークを出した。よって今日のところは4分の確率であるといえます。これは日経平均も同じです。

さらには、D外国証券オーダー倍率は0.75まで低下しており、これまでの例だと0.70を割り込むとボトムになっている。E投資マインド指数は8.9%と1桁まで低下しましたが、大幅下げをしたときでも5%以下になったときはボトムとなっている。という過去の例があるので、小波動のボトムは明日・明後日にでもでる可能性が高い。


《デンドラ24》の4%波動による日経平均の下値メドを掲げます(久しぶり)。

図の(a)のときの上値メドの最高値は15596円でしたが、このときは約900円も高い16490円まで上昇しました。投資マインドが楽観人気に傾き、PER24倍まで買われた時期です。

(b)の下げのメドは、最も高いメドが@15302円。ついでA15138円でした。このときはライブドアショックによるザラバ安値が15059円、終値ベースで15341円をつけ、@Aに到達。

(c)の上げのメドは低いほうから@16335円、A16722円、B17796円でしたが、A16722をクリアした16777円でピークとなりました。

今回の(d)ですが、下値メドは@A15270円、B14470円、C14402円となっています。まずは15270円が明日以降にあれば、目先の下値はでるのではないか。(14470円や14402円まで下落すれば、これはPER20倍の水準なので理想的ではあるが、短期的にはここまでは下げない。)


(06.4.6) TOPIX 1775(+29) 日経平均 17489円(+245) 17.6億株 (2兆8373億円)

NYダウは11239ドル(+35)と3日連続高したが、まだ小波動のボトムは表示されず。

ナスダックは2359P(+14)と続伸して、終値ベースでは新高値を。ただあまり迫力ある上昇ではありません。

東京市場は、昨日、小波動のピークらしさは5分にやや欠けるか。という状況でしたが、今日はその心配を払拭する上昇となりました。



(A)新高値の陽線となったので、ピークの確率は3分(@新高値、A9日順位相関、B25日順位相関が+80以上)に減少。(B)の日経平均も同じ。

(C)外国証券のオーダーは、4月に入ってから累計で5300万株の買い越し(平均1300万株の買い越し)です。買い越しが続くあいだは上昇基調は崩れません。


25日騰落レシオがついにというべきか、123.4へ上昇。過熱を表現しました。ただし25日騰落レシオが120になったからといって直ちに小波動のピークとはなりません。

上昇小波動のうちで、騰落レシオが初めて120.0になった日から平均して7〜8日後に小波動のピークがでる。ということはかつていいました。

図をみても、初めて120になったAの日からピークの日(a)までは15日のタイムラグがあります。Bからbまでは13日、Cからcまで6日でした。 今回もあと1週間くらいは上昇があるのではなかろうか。

《デンドラ24》の4%波動による日経平均の上値メドを掲げます。

右図Aのところはまだ2月高値を上抜けていない時期でしたが、このときの上値メドは
  1. 16363円
  2. 16672円
  3. 16981円
  4. 18833円
でした。ところが3月29日に2月高値を終値で更新したので、上値メドは変化しました。すなわち
  1. 16981円
  2. 17753円
  3. 18833円
  4. 18988円
です。当面(この小波動の目標です)は17753円を目差すことになりそうです。


(06.5.23) TOPIX 1579(-36) 日経平均 15599円(-258) 20.6億株(2兆9034億円)

NYダウは11125ドル(-18)と下落。

東京市場は昨日の「陰線つつみ下げ」から今日は下窓をあけて寄りつき、反発がないまま下落。

波動で最も重要なものは、@最後の上げ波動を下抜いて下降トレンド入りする。A最後の下げ波動を上抜いて上昇トレンド入りする。ということですが、いよいよ@が現実的になってきました。

この相場の最後の上昇波動とは、いうまでもなく(G→H)の小波動で、Gの安値は1568Pです。今日の終値1579Pからあと11Pほどのところ。これを割り込むかどうかは私にとって重大な関心事ですが、これを割り込むことなく踏ん張る可能性もまだあります。 それは、@(G→H)の上昇日数は34日間でしたが、(G→今日)までの下げ期間が今日で34日になっています。一目均衡表ファンが「対等数値」として重視する日です。

A逆張りの買いマークは、今回kの前に出て、今日のKでも再度出ていますが、これは前回Gとよく似ています。すなわち、初めて買いマークがでてgまで戻しましたが、ここで「陰線つつみ下げ」→「窓あけ陰線」で新安値となりGに至りました。 今回もkから「陰線つつみ下げ」→「窓あけ陰線」で新安値となり今日の安値に来ているのは、同じです。

「@最後の上げ波動を下抜いて下降トレンド入り」した最も近い事例は昨年5月の下げです。

(G→H)が最後の上昇波動で、Iでは下回らずに25日線のJまで反発した後、急落となりました。この過程でGの水準を下回りました。

当然に75日線を割り込み、200日線をも下回ったのですが、このときはKが底値となりました。

それが確認できたのは、(K→L)の反発があって75日線近くまで戻り、(L→M)へと反落したが、Kを下回らずに(K→M)の安値が切り上がった。ついでLの高値をBで上抜いて高値の切り上がりが決まった。

このことを確かめてようやく再びの買い時代になったのですが、それには安値KからBまで2か月間を要しました。「最後の上げ波動を下抜く」ということはそれだけ重大iなことです。


今日で下値がでるかも知れないという、もうひとつの傍証を。図は《デンドラ24》の4%波動によるTOPIXの下値メドです。
  1. は4月24日の急反落によって4%波動が陰転したときからの下値メド(前波動基準中位)で1640P。

  2. も4月24日に出した下値メド(前波動基準1/2位)で1569P。

  3. は今波動基準中位の1551P。

  4. は今波動基準1/2位の1462P。
Aのところは、メドaの水準でもあったし、前日に逆張りの買いマークがでていたし、当日は「たくり足」であったので、ここで下値を出す可能性は相当に高いと思っていましたが、そうはならず。

今日Bはメドbの1569Pに近づいてきました。先にいった「最後の上昇波動の安値G」が1568Pであり、ほぼ同じ水準が下値メドになっています。なんとか持ちこたえてほしい水準です。

(06.6.7) TOPIX 1533(-33) 日経平均 15096円(-288) 19.6億株 (2兆 5111億円)

NYダウは11002ドル(-46)、ナスダックは2162P(-6)と続落。

東京市場は、朝方の外国証券が2460万株の大量の売り越しとなり、国内の機関投資家の買いがあったようですが、多勢に無勢、昨日と同規模の下げとなりました。

@明後日は6月のSQであるし、A新興市場の投げのクライマックスは来週あたりだろうし、と需給の大きなバランス失調があっては買う気にならないというのが投資家の思いでしょう。

(A)(B)TOPIX・日経平均は昨日、中勢波動が下降トレンド入りしたことが確認され、ついで今日は大勢波動の基準である200日線を割り込んできました。4〜5日のうちに200日線を回復できねば、いよいよ(ナスダックのように)大勢波動も下降トレンド入りと判断せねばならなくなります。

世界の株式市場が下落しています。今日の東京市場は-2%ほどの下落でしたが、韓国はそれ以上の-2.6%、上海は-3.8%、インドは-3.3%の下落でアジア株は全滅。ロンドンは今のところ小幅安のようですが、どこかで連鎖安が止まらねば、TOPIX・日経平均だけを注目していても予想は難しい。

ただ相場の自律的な動きに絞れば、(C)25日投資マインド指数は6.8%となりました。投資マインド指数を計算しはじめてから、指数が1桁になったのは06年2月22日(この日が小波動のボトム)、05年4月18日(17日後の5月17日がボトム)、04年5月10日(5日後の5月17日がボトム)、03年11月17日(2 日後がボトム)、02年10月10日(この日がボトム)などがあります。

(D)最も重要な外国証券オーダー倍率ですが、こちらはまったく好転の兆しがありません。これが強気を惹起させない最大の原因です。

《デンドラ24》の4%波動による下値のメドを掲げます。 日経平均の下値メドは
  1. 15982円
  2. 15280円
  3. 14929円
  4. 14050円
となっています。 Aでは上から3番目の水準で止まり、Bでは上から4番目の水準で止まりました。4番目まで下落することは通常ではあまりないことなので、Bは相当に磐石の下値水準だと思っていましたが、昨日、終値ベースで「最後の上昇波動」を下抜いたと同時に、波動パタンが変化し、昨日からは掲げた下値メドに変わりました。

現在の株価は上から2番目のメドにすでに到達し、次の(3番目の)14929円が目標になっています。(だいたいにおいて2番目・3番目で止まることが多い)

TOPIXの下値メドは
  1. 1640P
  2. 1569P
  3. 1498P
  4. 1355P
となっています。 Aでは上から2番目の水準より上位で止まり、Bでは上から3番目より上位の水準で止まりました。

TOPIXも日経平均と同じく昨日、終値ベースで「最後の上昇波動」を下抜いたと同時に、波動パタンが変化し、昨日からは掲げた下値メドに変わりました。

現在の株価は上から2番目のメドにすでに到達し、次の(3番目の)1498Pが目標になっています。



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