2030《デンドラ》波動事典
 [2030] 上限線・下限線を順張りで利用する

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順張り

《デンドラ24》でいう「順張り」とは、@上昇波動にあるときに買い、A下降波動にあるときに売り、をいいます。その波動に従った売買・逆らわない売買をすることをいいます。 買いでいえば、@上昇波動に転換した日に買うことはもちろん順張りですが、A上昇波動にあるときに、株価が下落したので買うことも順張りと意味づけます。 売りでいえば、@下降波動に転換した日に売ることはもちろん順張りですが、A下降波動にあるときに、株価が上昇したので売ることも順張りと意味づけます。

@陽転した日に買いを検討する

次図は4063「信越化」のグラフです(8%波動)。Aの日に陽転しました。この日の上限線は、以下のものです。
  1. 前波動基準の中位の上限線(赤色線)
  2. 前波動基準の1/4位の上限線(ピンク色線)
  3. 今波動基準の中位の上限線(空色線)
  4. 今波動基準の1/4位の上限線(青色線)

上限線(上値メド)は図のように4種類があります。4つの上値メドのどれを重視すればよいのかは、次の基準で判断されるとよいでしょう。
  1. 小波動のピークがどんどん切り下がっている(下降トレンド)ときは、最も低い上値メドを重視する。

  2. 小波動のピークが切り上がっている(上昇トレンド)ときは、下から2番目と3番目の上値メドを重視する。

  3. 小波動の上昇のしかたが荒っぽいときは、最も高い上値メドを重視する。

  4. 最も高い上値メドを株価が超えて上昇するときは、上値メドはなくなる。
10%波動が陽転したときは、すでに安値から10%以上の上昇をしています。そこから買って利益が出る機会は多くありません。陽転したときは必ず上値メドを見て、まだ上昇の余地が残っているかを確認してください。

Aの日の波動パタンの情報の表は以下のようになっていました。


Aの日の株価は4970円
  1. 前波動による上限線(中位)は5164円(グラフの赤色線)
  2. 前波動による上限線(1/4位)は5523円(グラフのピンク色線)
  3. 今波動による上限線(中位)は5029円(グラフの空色線)
  4. 今波動による上限線(1/4位)は5298円(グラフの青色線)
(A)の日まで小波動のピークは6010円→5560円へ切り下がってきているので、まずは最も低いメドの5029円(今波動中位)が上値メドになります。現在株価の44970円から上値メドの5029円の約60円巾の利益でよいなら「買い」とするし、60円巾では不足ならば「買わない」とします。

あるいは小波動のボトム(4430円)から陽転するまでに「5連続陽線」に注目するなら、「ボトムからの3連続陽線は力強いスタート」であるので、今回の陽転は低いほうから2番目または3番目まで上昇する可能性があると判断して、5164円(前波動中位)〜5298円(今波動1/4位)を上値メドとしてもよいでしょう。約200円〜300円の上値余地があります。

A今波動の上値メドが前波動を上回った日に買いを検討する

次図は、同じく4063「信越化」のグラフです(8%波動)。 Bの日に陽転しています。この日の上限線は低いほうから次のような位置にありました。
  1. 今波動中位による (4704円)空色線

  2. 前波動中位による (4830円)赤色線

  3. 今波動1/4位による(4914円)青色線

  4. 前波動1/4位による(5208円)ピンク色線
前波動による上値メドのほうが今波動による上値メドよりも高くなっていました。(赤色線のほうが空色線より上位にある)これは今波動が力強い上昇波動ではないことを意味しています。

ところがBより3日目のCの日に、今波動による上値メドのほうが上位になりました(空色線が赤色線より上位になった)。これは、@株価が上昇し、A上昇波動のパタンが変化した結果、B今波動による上値メドが高くなったためです。 ここで、
  1. 陽転したとき、今波動の上昇パタンは上昇力が乏しかったので「買い」にはならなかったが、

  2. 今波動による上値のメドが上昇して前波動による上値メドよりも高くなったので、低いほうから2番目か3番目までの株価上昇があってもよい。
と状況が変ります。 Cの日の波動パタンの情報の表は以下のようになっていまし た。


Cの日の株価は4940円
  1. 前波動による上限線(中位)は4830円(グラフの赤色線)
  2. 前波動による上限線(1/4位)は5208円(グラフのピンク色線)
  3. 今波動による上限線(中位)は4914円(グラフの空色線)
  4. 今波動による上限線(1/4位)は5166円(グラフの青色線)
そこで、現在株価の4940円から、低いほうから3番目の上値メドの5166円(今波動1/4位)までの上昇を期待すると、約220円の上値余地があります。この利益幅でよいなら「買い」とするし、不足ならば「買わない」となります。

B陽転した日に、今波動のほうが高かった

陽転した日の今波動による上限線と前波動による上限線を比べたとき、多くは、前波動による上値メドのほうが高くなっています。しかし図のように、今波動の上値メドのほうが高いときもあります。


図は、4063「信越化」のグラフです(8%波動)。 Dの日に陽転していますが、この日の上限線は低いほうから順に次のような位置にありました。
  1. 前波動中位による (4646円)赤色線

  2. 今波動中位による (4888円)空色線

  3. 前波動1/4位による(5050円)ピンク色線

  4. 今波動1/4位による(5373円)青色線



今波動の上値メドが前波動の上値メドより高いということは、今波動のパタンが強い上昇力を持っているということです。下から2番目の上値メド(4888円。空色)または3番目の(5050円。ピンク色)までの上昇が期待できます。

現在株価の4530円から、350円〜500円の上昇余地が残っていると判断してもよいでしょう。

C陰転した日に売りを検討する

次図は4005「住友化」のグラフです(8%波動)。Aの日に陰転しました。この日にわかっている下限線は、以下のものです。
  1. 前波動基準の中位の下限線(茶色線)
  2. 前波動基準の1/4位の下限線(紫色線)
  3. 今波動基準の中位の下限線(深緑色線)
  4. 今波動基準の1/4位の下限線(紺色線)

下限線(下値メド)は図のように4種類があります。4つの下値メドのどれを重視すればよいのかは、次の基準で判断されるとよいでしょう。
  1. 小波動のボトムが切り上がっている(上昇トレンド)ときは、最も高い下値メドを重視する。

  2. 小波動のボトムが切り下がっている(下降トレンド)ときは、上から2番目と3番目の下値メドを重視する。

  3. 小波動の下落のしかたが荒っぽいときは、最も低い下値メドを重視する。

  4. 最も低い下値メドを株価が超えて下落するときは、下値メドはなくなる。
10%波動が陰転したときは、すでに高値から10%以上の下落をしています。そこから売って利益が出る機会は多くありません。陰転したときは必ず下値メドを見て、まだ下落の余地が残っているかを確認してください。

Aの日の波動パタンの情報の表は以下のようになっていました。


Aの日の株価は445円
  1. 前波動による下限線(中位)は411円(グラフの茶色線)
  2. 前波動による下限線(1/4位)は378円(グラフの紫色線)
  3. 今波動による下限線(中位)は431円(グラフの深緑色線)
  4. 今波動による下限線(1/4位)は416円(グラフの紺色線)
(A)の日まで(図には表示されていないが)小波動のボトムは405円→397円へ切り下がってきているので、まずは上から2番目の(416円)か3番目の(411円)が下値メドになります。現在株価の445円から下値メドの416円の約30円巾の利益でよいなら「売り」とするし、30円巾では不足ならば「売らない」とします。

あるいは小波動のピーク(487円)から陰転するまでに「7連続陰線」に注目するなら、「ピークからの3連続陰線は力強い下落のスタート」であるので、今回の陰転は高いほうから2番目または3番目まで下落する可能性があると判断して(416円)(411円)を下値メドとしてもよいでしょう。

D今波動の下値メドが前波動を下回った日に売りを検討する

次図も、同じく4005「住友化」のグラフです(8%波動)。 Aの日に陰転しています。Aから3日目の下限線は高いほうから次のような位置にありました。

  1. 今波動中位による(416円)深緑色線

  2. 前波動中位による(411円)茶色線

  3. 今波動1/4位による(387円)紺色線

  4. 前波動1/4位による(378円)紫色線
前波動による下値メドのほうが今波動による下値メドよりも低くなっていました。(茶色線のほうが深緑色線より下位にある)これは今波動が力強い下降波動ではないことを意味しています。

ところがBの日に、今波動による下値メドのほうが下位になりました(深緑色線が茶色線より下位になった)。これは、@株価が下落し、A下降波動のパタンが変化した結果、B今波動による下値メドが低くなったためです。 ここで、
  1. 陰転したとき、今波動の下降パタンは下落力が乏しかったが、

  2. 今波動による下値のメドが低下して前波動による下値メドよりも低くなったので、高いほうから2番目か3番目までの株価下落があってもよい。
と状況が変ります。 Bの日の波動パタンの情報の表は以下のようになっていまし た。


Bの日の株価は388円
  1. 前波動による下限線(中位)は411円(グラフの茶色線)
  2. 前波動による下限線(1/4位)は378円(グラフの紫色線)
  3. 今波動による下限線(中位)は363円(グラフの深緑色線)
  4. 今波動による下限線(1/4位)は334円(グラフの紺色線)
そこで、現在株価の388円から、高いいほうから3番目の下値メドの366円(今波動1/4位)までの下落を期待すると、約20円の下落余地があります。この利益幅でよいなら「売り」とするし、不足ならば「売らない」となります。



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