1115 《デンドラ》操作事典
 [1115] 今波動基準の上限線下限線(上昇中)

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今波動基準の上限・下限線 (上昇中)

今波動を使って、今起きている波動の上限線や下限線を知ることができます。ただし以下のことに注意して下さい。
  1. 今波動が下降中のときは、新安値になると、下降パタン番号が変化し、下限線と上限線の水準が変ることがある。

  2. 今波動が下降中のときは、新安値になると、下降パタン番号が変化しなくても、上限線の水準が変る。

  3. 今波動が上昇中のときは、新高値になると、上昇パタン番号が変化し、上限線と下限線の水準が変ることがある。

  4. 今波動が上昇中のときは、新高値になると、上昇パタン番号が変化しなくても、下限線の水準が変る。
本章では、今波動が上昇中の例を述べます。今波動が下降中の例は、前章の1114 今波動基準の上下限線(下降中)を参照して下さい。

@今波動基準の上限線・下限線は変化する


図は2501「サッポロ」の10%波動のグラフです。「今波動基準」による上限線と下限線を描いています。
  1. a→bまで下落し、

  2. bからcへ上昇した日に、陽転(上昇波動入り)し、

  3. c・d・e は上昇波動の最中にあります。

    上限線・下限線の水準を見ると、

  4. c で上限線・下限線は急に下方にシフトしています。これは cの日に陽転して上昇波動に入ったので、上昇パタンの情報から上限線・下限線が新たに計算されたからです。

  5. c→d の間は、上限線は変化していないが、下限線は次第に上昇しています。これはc→dにかけて株価の高値が更新され、高値から計算される下限線が高くなったためです。

  6. d の日に、上限線・下限線は上方にシフトしています。これは dの日に上昇パタン番号が変り、上昇パタンの情報から上限線・下限線が新たに計算されたからです。

  7. d→e の間は、上限線は変化していないが、下限線は次第に上昇しています。これはd→eにかけて株価の高値が更新されていき、高値から計算される下限線が高くなったためです。

A上昇波動が確定したとき上昇パタン番号が決まる


安値b(終値408円)から株価がc(終値452円)へ上昇し、ここで上昇波動入りが確定しました(陽転)。

この日の上昇パタン番号は(661)でした。上昇゚タン(661)は次のような情報を持っています。



上限線を計算するための根拠は、上昇率(50 75)の数字です。上昇率(50,中位)は16%であり、上昇率(75,1/4位)は20%となっています。先の安値b(終値408円)から株価が16%ほど上昇するのが上限線(中位)の値になり、先の安値b(終値408円)から株価が20%ほど上昇するのが上限線(1/4位)の値になります。

下限線を計算するための根拠は、下落率(50 75)の数字です。下落率(50,中位)は19%であり、下落率(75,1/4位)は26%となっています。ここまでの高値c(終値452円)から株価が19%ほど下落するのが下限線(中位)の値になり、ここまでの高値c(終値452円)から株価が26%ほど下落するのが下限線(1/4位)の値になります。

この計算の結果グラフの下限線・上限線は次図のようになっています。
  1. 上限線(中位)は473円 (=408×(1+0.16))
  2. 上限線(1/4位)は490円 (=408×(1+0.20))
  3. 下限線(中位)は366円 (=452×(1-0.19))
  4. 下限線(1/4位)は334円 (=452×(1-0.26))

B株価が高値を更新すると下限線が変化する


株価はc(452円)からさらに上昇しdの日の終値は459円になりました。まだ上昇パタン番号は変化ていませんが、下限線は水準を下げてきています。

下限線は「ここまでの高値に下落率をかけて計算」されます。下限線(中位)の例では、
  1. 前回は、c(終値452円)X(1-0.19)=366円 でしたが、

  2. 今回は、d(終値459円)X(1-0.19)=372円 になります。
パタン番号が変わらない限り、下落率(19%)は変わりませんが、「ここまでの高値」の株価が高くなったので、下限線の水準も高くなったわけです。この日の下限線・上限線は次図のようになっています。
  1. 上限線(中位)は473円(変らず)
  2. 上限線(1/4位)は490円(変らず)
  3. 下限線(中位)は372円(cのときは366円)
  4. 下限線(1/4位)は340円(cのときは334円)

上限線の水準は変わっていませんが、次の波動の下値のメドである下限線の水準は高くなっています。次の下降波動の下値のメドは、上昇波動の高値X(その上昇パタンが持つ)下落率、によって計算されるので、上昇波動の高値が下がってくれば、下限線も上がってくるわけです。


C上昇パタン番号が変化すると上限線・下限線が変化する


株価はc(終値459円)からさらに上昇し、d(終値466円)に到ります。ここでは上昇パタン番号は(661)から(561)に変りました。

上昇パタン(561)は次のような情報を持っています。



上限線を計算するための上昇率、下限線を計算するための下落率は、前回のパタン(561)に比べて大きく変化しました。
  1. 上昇率(中位)は、16%→18%へ
  2. 上昇率(1/4)は、20%→25%へ
  3. 下落率(中位)は、19%→18%へ
  4. 下落率(1/4)は、26%→29%へ
上限線=前回安値(bの408円)×上昇率
下限線=ここまでの高値(dの466円)×下落率
で計算されます。この計算の結果グラフの下限線・上限線は次図のように急変しています。
  1. 下限線(中位)は481円 (=408×(1+0.18))
  2. 下限線(1/4位)は510円 (=408×(1+0.25))
  3. 上限線(中位)は382円 (=466×(1-0.18))
  4. 上限線(1/4位)は331円 (=466×(1-0.29))



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