1106 《デンドラ》操作事典
 [1106] 上限線と下限線の変更

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上限線と下限線を変更する

上限線・下限線は、波動パタンの情報にもとづいて上限値・下限値を計算し、これを線にしたものです。詳しくは、以下の章をご覧下さい。ここでは、上限線・下限線の変更のしかたについてだけ述べます。

@今波動基準の上限線・下限線


図は4911「資生堂」のグラフです。上限線が2本、下限線が2本、表示されています。
  1. 上限線の上側は、今波動基準の1/4位線
  2. 上限線の下側は、今波動基準の中位線
  3. 下限線の上側は、今波動基準の中位線
  4. 下限線の下側は、今波動基準の1/4位線
です。
  1. 上限線(中位線)は、その波動パタンの事例の中で、上昇率の大きさがちょうど真ん中の上昇率を使って、株価が上昇するときの目安としたものです。

  2. 上限線(1/4位線)は、その波動パタンの事例の中で、上昇率の大きさが上位の1/4の位置にある上昇率を使って、株価が上昇するときの目安としたものです。(事例が100件あるときは、上位25番目の上昇率を使う)

  3. 下限線(中位線)は、その波動パタンの事例の中で、下落率の大きさがちょうど真ん中の下落率を使って、株価が下落するときの目安としたものです。

  4. 下限線(1/4位線)は、その波動パタンの事例の中で、下落率の大きさが上位の1/4の位置にある下落率を使って、株価が下落するときの目安としたものです。(事例が100件あるときは、上位25番目の下落率を使う)
中位線は、並みの動きを表しています。株価が上昇したとき上限線(中位)に達する銘柄は半分、達しない銘柄は半分です。

1/4位線は、相場環境が特に良好なときや、その銘柄が人気化した動きを表しています。株価が上昇したとき上限線(1/4位)に達する銘柄は25%、達しない銘柄は75%です。したがって1/4位線はなかなかのハードルであるといえます。

図でAは上限線(1/4位)でピークとなったので人気化していたといえます。A'は上限線(中位)でピークになりました。並みの上昇であったわけです。Bは下限線(中位)で止まり、これも並みの下落でしたが、ともに上限線・下限線が役立っています。


A前波動基準の上限線・下限線


前波動基準の上限線・下限線を表示させてみましょう。

「前波動基準中位線」と「前波動基準1/4位線」をチェックします。

(前波動と今波動の違いについては、1111 前波動と今波動を参照)


上限線が2本、下限線が2本、表示されています。
  1. 上限線の上側は、前波動基準の1/4位線
  2. 上限線の下側は、前波動基準の中位線
  3. 下限線の上側は、前波動基準の中位線
  4. 下限線の下側は、前波動基準の1/4位線
です。

上の今波動の上限線・下限線の@ABCと打った同じ日 に、@ABCをつけましたが、上限線・下限線の水準は違っています。右図は、上限線は今波動のものに比べてやや高い水準に線が引かれ、下限線は今波動に比べて低い水準に線が引かれています。

その結果、右図のAで、株価は上限線(中位)に達せず、Bでも下限線まで下落しませんでした。上値・下値の目安としては上図の今波動基準のほうが適切であったわけです。

B前波動と今波動の平均の上限線・下限線


今波動基準の上限線・下限線が適切なこともあれば、前波動基準の上限線・下限線が適切なこともあります。そこで、今波動と前波動の上限線・下限線の平均をとり、それを上限線・下限線としてみましょう。

「前+今波動基準中位線」と「前+今波動基準1/4位線」とをチェックします。

1115 前+今波動の平均の上下限線を参照)


上限線が2本、下限線が2本、表示されています。
  1. 上限線の上側は、前波動基準の1/4位線と前波動基準の1/4位線の平均値

  2. 上限線の下側は、前波動基準の中位線と前波動基準の中位線の平均値

  3. 下限線の上側は、前波動基準の中位線と前波動基準の中位線の平均値

  4. 下限線の下側は、前波動基準の1/4位線と前波動基準の1/4位線の平均値
です。

同じ日に、@ABCをつけましたが、上限線・下限線の水準は今波動基準と前波動基準の上限線・下限線の中間になります。

その結果、右図のA,A'はなかなかよい上限線になっていますが、Bの下限線はピタリとはなっていません。

@今波動基準の上限線・下限線がよいのか、
A前波動基準の上限線・下限線がよいのか、
B前+今波動の平均の上限線・下限線がよいのか

前波動基準も今波動基準も、ちゃんとした波動パタンの情報によるものであるので、どちらが正しいという答えはありません。どりらも重視せねばなりません。Bの平均は、どちらもまあまあ満足させるという点からは、使いやすい上限線・下限線ではあります。


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