1031《デンドラ》操作事典
 [1031] デンドラは過去の波動パタンの情報をもつ

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@1000の波動パターンがある



デンドラは91年8月〜2015年 6月末までの24年間の東証(1部2部)の全銘柄の全波動を採集し、1000の波動パターンに分類し、1つ1つのパタンについて、
  1. 勝率
  2. 上昇率
  3. 下落率
  4. 転換後の上昇率(下落率)
  5. 次の波動の上抜き率(下抜き率)
の統計をとり、これを全部記憶しています。

パタンには000〜999のパタン番号がふられ、例えば、ある銘柄の現在の波動がパタン番号641 であることがわかったとき、記憶している上記の情報を即座に取り出すことができます。

図の5713「住友鉱」 のAの赤○のあたりは、株価は下落中です。このときの下降パタンは下降パタン(556)です。(パタン番号については後で説明します。)


パタン番号は2通りあります。株価が上昇中に使うのは「上昇パタン」、下落中に使うのは「下降パタン」です。上昇パタンが1000通り、下降パタンが1000通りあります。

右図は、5713「住友鉱」の10%カギ足のグラフです。10%カギ足とは、
  1. 高値(終値ベース)から株価が10%以上下落したら、ここから下降波動に入ったとする。図のaで陰転(下降波動入り)

  2. 安値(終値ベース)から株価が10%以上上昇したら、ここから上昇波動に入ったとする。図のbで陽転(上昇波動入り)

    となります。

  3. その後、cで陰転して下降波動入りしています。
図の「A陰転中」というのは下降波動にある時期で、このとき頼りにするのは「下降パタン」です。この例ではAの時期は、下降パタン(556)に当たります。

図の「B陽転中」というのは上昇波動にある時期で、このとき頼りにするのは「上昇パタン」です。この例ではBの時期は、上昇パタン(421)に当たります。

A下降パタン(556)が持つ情報

次図はデンドラの「波動の分類」を使って、下降パタン(556) の記憶内容を表示させたものです。



@下降パタン(556) の波動の形を10%カギ足で描くと図のようになります。

A下降パタン(556)の過去の事例は 189件あって、次のような統計がとれています。
  1. この後、カギ足が陽転(上昇波動入り)をした時に、買っったとき、それから10% 以上の利益になる勝率は40.7%である。
  2. 陽転してから買ったときの平均利益率は13.9%だった。
  3. この下降波動の下落率(前の高値→今回の安値まで)は平均して17% 。189件の真ん中(中位)の下落率は16%、大巾(1/4位)なときは21%である。
  4. その後、カギ足が陽転(上昇波動入り)して上昇波動になったときの上昇率は平均して28% 。189件の真ん中(中位)の上昇率は19%、大巾(1/4位)なときは35%である。
  5. 先の波動の高値(ピーク)を上抜く確率は44.4%
という統計(過去の実績)です。

B下降パタン(556)を出した銘柄の統計が蓄積されています。
  1. 1829「日特建」が下降パタン(556)から陽転して上昇波動に転換したのは、1996年08月27日のことで、
  2. 1996年10月31日には、前の波動のピークを上抜いた。
  3. 陽転してから、さらに54%の上昇をした。
  4. 前の波動のピークから、今回の下降波動のボトムまでは、21%の下落をしていた。
  5. 今回の波動のボトムから、次の上昇波動のピークまでは、69%の上昇となった。
という記録があります。このように「下降パタン(556)」には、189件のすべての事例も記録されています。

B下降パタン(556)の情報をどう利用するか


図の「a 陰転」の日に、株価は下降波動入りしたので「下降パタン」に注目します。Qの日の下降波動パタンは(556)であるとわかります。このとき、波動パタン(556)の情報を見ると、
  1. 今回の下落率は、@平均は17%、A中位は16%、B1/4位は21%、であることがわかります。

  2. 前の波動のピークP(終値)は1090円なので、ここから@ABの下落をしたときは、@904円(-17%下落)、A916円(-16%下落)、@861円(-21%下落)、という下値のメドが立ちます。

  3. このあたりで下げ止まれば、次の上昇波動では、波動のボトムから、@平均は28%、A中位は19%、B1/4位は35%、の上昇をするという統計がありますから、うまく底値(安値)で買うことができれば、19%〜35%の上昇を取ることができます。

  4. 仮に底値で買わずに、底値から株価が10%上昇して、陽転となった日に買うならば、平均して、そこから18.0%の上昇が望める。
ということが判断できます。実際にはBの日に846円まで下落(-22.4%)し、BからAの1577円まで+86.4%の上昇をしましたが、Qの日に下値のメド(916円〜861円)がわかっており、Bから陽転した日に上値メド(1006円〜1142円)がわかっていたのです。これが「波動パタンの効果」です。

Cグラフでは簡単に情報がつかめる


しかし、上図のように、
  1. 下降パタンは(556)であることを知る。

  2. そのパタンの情報から、今回の下げ止まりのメドを計算する。

  3. そのパタンの情報から、次の上昇波動のピークのメドを計算する。
と、いちいち調べる必要はありません。グラフには、これら情報を整理した数値や線が描かれています。図のように、
    @は上限線(次回の上昇の高値のメド)
    Aは下限線(今回の下落の安値のメド)
    Bこれらの「波動パタンの情報」が数値で表示されています。


「波動パタンの情報」を原寸大で掲げます。
  1. この下降波動は、並であれば 916円まで下げる。
  2. この下降波動は、キツければ 861円まで下げる。
  3. 次の上昇波動は、並であれば 1086円まで上げる。
  4. 次の上昇波動は、キツければ 1233円まで上げる。
次の上昇波動のメドはグラフに表示されているカーソルの日(終値913円)を元にして計算しています。実際には、(b)846円まで下落した後、(c)1037円(ザラバ高値)と並の上値メドである1086円近くまで上昇し、ついで(d)1237円とキツイ上値メドである1233円近くまで上昇しました。

さらに(e)1626円まで上昇したのは、異例のことです。


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