1507《カナル24》操作事典
 [1507] 権利落ちを記憶させる

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●この章は、1506 株価を10倍・1/10にするの続きです。

権利落ちを入力する

1銘柄ごとに株価データを変更するには、メニューの「データ修正」を使います。

「データ修正」は、その銘柄の全株価データを表示しておいて、
  1. 株価データの一部を修正する
  2. 株価データを1行追加する
  3. 株価データの一部を抹消する
  4. 株価をX倍する
  5. 権利落ちを記憶させる(本章)
  6. 株価データをテキストファイルに保存する
が行えます。株価データを変更(本章では権利落ちを入力)するには、
  1. 修正したい銘柄(複数でもよい)を選択して、紺色にしておいて、
  2. スタート画面のメニューの「データ(D)」→「株価データ」→「データ修正」をクリックします。
  3. またはツールバーの「リストの絵」をクリックします。

権利落ち調整係数とは

図は、4708「もしもし」の株価データですが、No.21行目の080128(2008年1月28日)の「権利落」欄は0.5000となっています。これは
  1. 2008年1月28日に増資をして権利が落ちたこと

  2. 増資は1:1の比率(1株所有につき1株もらえる)であること、

  3. その結果増資前の株価と増資後の株価を比較するときは、増資前の株価に0.5000を乗じてやればよいこと
を表してします。この0.5000の値を「権利落ち調整係数」と呼びます。

「権利落ち調整係数」は、データゲットが送信してきます。

権利落ちがあった日のデータを変換すれば、上図のように株価データの権利落ち欄に、0.5000と自動的に書き込まれます。権利落ちについてはそう気にすることはありません。

(ただしデータゲットから毎日「分割併合データ」をダウンロードしてかないあと権利落ち調整係数は書き込まれません)

権利落ち調整係数が正しくはいっていると、グラフを描かせるとき、権利落ち前の株価を調整(この場合だと権利落ち前の株価を0.5倍して)、現在の株価水準まで引き下げて「株価を調整」するので、株価や指数は連続しています。
なおグラフのメニュー「日週」→「権利落ち調整」にチェックが入っていないときは、ありのままの株価を使ってグラフにします。
  1. 平均線は権利落ち前と権利落ち後で断絶され、株価水準にあわせた平均値になる。

  2. 従って権利落ち後のカイリ率も、権利落ち前と比べて妥当な数値になる。
ことがおわかりでしょう。

権利落ち調整係数がないとき

権利落ち調整係数がないときはどうなるでしょうか。

図は、080128(2008年1月28日)の「権利落」が記憶されずに、権利落ち欄が、他の日と同じ0.0000になっている間違った例です。

080125(権利落ち前)の終値は6080円で、080128(権利落ち後)の終値は2990円と約半値になっているのに、権利落ち調整係数は0.0000なので、権利落ちではなく、株価が暴落したという症状になってしまいます。

権利落ち調整係数が0のときのグラフです。ご覧のように@平均線はガクンと急下降し、Aカイリ率は急激に落ち込んでいます。

調整係数が正しく入っていないと、2つのグラフのような違いが出るし、計算(検索)においても株価をもとに計算した値は全部間違った数値になります。

@権利落ちの入力をする

もし増資があったのに、権利落ち欄が0になっていることがわかったときは、権利落ちの入力をして下さい。 (データゲットは権利落ちを送信してきますが、送信もれもあり得ます。データゲットから毎日「分割併合データ」をダウンロードしておいてください。

またほかのデータサービスでは権利落ちデータが入手できないこともありますから、権利落ちの入力は、本章の手入力によるほかはありません。)
  1. 権利落ちを入力したい行(例はNo.21行目の080128の日のデータ)をダブルクリックして下さい。

  2. 株価データの入力画面が現れます。ここには指示した行の株価データが表示されていますが、今回は株価を修正するのではありません。

  3. 「権利落(K)」ボタンをクリックします。

A権利落ちの入力欄


株価データの入力画面が変化して、権利落ちの入力画面になります。入力欄は
  • 無償割当率(株式分割)
  • 有償割当率
  • 1株価格
の3つがありますが、事実上使うのは、@の無償割当率の欄だけです。(Aの有償割当は過去にありましたが、今はもうありません。有償割当のときに、Bの1株価格が必要になります。)

無償割当率の欄には、1株所有していると、何株がもらえるか(割り当てられるか)の比率を入力します。1株所有につき、1株もらえるときは、「1:1」です。1株所有につき、0.2株もらえるときは、「1:0.2」です。この例では1:1なので、
  1. 無償割当率の欄に、1と入力すると、
  2. 緑色の「調整係数」欄に0.5と表示されます。(自動計算される)
  3. 「OK」ボタンをクリックして下さい。

  1. 株価データの入力画面の「権利落」の欄に、自動計算された権利落ち調整係数の0.5が表示されます。
  2. 「OK」ボタンをクリックします。

B権利落ちが追加された

図のNo.21行のように権利落ち調整係数の0.5000(0.5と同じ)が表示されます。

C株価データを記憶する

株価データのリストは変更されていますが、まだこの株価データは記憶されていません。記憶するには、

  1. メニューの「次へ」「前へ」「銘柄」をクリックして、この銘柄の株価データリストから別の銘柄へ移るように指示したときか、

  2. 画面下部の「終了」ボタンをクリックして、すべてのデータ修正を終了して、スタート画面に戻るように指示したときに、

  3. このデータを記憶しますか?と聞いてくるので、「はい」をクリックしたときです。

  4. 「いいえ」をクリックすると、株価データのリストは記憶されません。間違って権利落ちを入力してしまったようなときは「いいえ」で、記憶をさせなければよいのです。


割当て率と調整係数について



調整係数は、1÷(1+割当て率)で計算されます。例えば
  • 1:100 のときは、1/(1+99)=0.01 ...割当て率欄には(100-1)の99を入力する
  • 1:10 のときは、  1/(1+9)=0.1 ...割当て率欄には(10-1)の9を入力する
  • 1:3 のときは、  1/(1+2)=0.3333...割当て率欄には(3-1)の 2を入力する

  • 1:2 のときは、  1/(1+1)=0.5  ...割当て率欄には(2-1)の 1を入力する

  • 1:1.1 のときは、1/(1+0.1)=0.9091
  • 1:1.3 のときは、1/(1+0.3)=0.7692
  • 1:-0.5 のときは、1/(1-0.5)=2.0
  • 1:-0.9 のときは、1/(1-0.9)=10.0
となります。1:-0.5は減資(5割減資)です。1株所有していると、0.5株に減らされる。1:-0.9は減資(9割減資)です。1株所有していると、0.1株に減らされる。(そのかわり権利落ち後の妥当株価は、権利落ち前の株価の10倍になるので金額は変化せず、株式保有による損得は発生しません。)


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