1383《カナル24》操作事典
 [1383] 損切りのルール

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売買ルール(損切り)

およそ株式売買をするにあたっては、最低限以下の4つのことを決めておかねばなりません。
  1. 仕掛けのルール
  2. 利食いのルール
  3. 損切りのルール
  4. 手仕舞いのルール
1.は「仕掛け」であり、2.3.4.は「手仕舞い」(決済)です。 「手仕舞い」とは、仕掛けた(買った・売った)ものを決済することをいいますが、細かくいうと
  1. 利益が出ている場合を「利食い」
  2. 損失が出ている場合を「損切り」
  3. 一定の時間が経過したために決済するのを「時間切れ」
  4. 逆の売買マークがでて手仕舞いするのを「決済K」
と呼びます。本章は3.「損切り」について説明します。

損切りの設定項目


  1. 損切りするのは、図の@Aの2つの原因があります。
  2. この原因が発生したかどうかを判定するのに、Bの「ザラバ値」または「当日終値」のどちらかを使い、
  3. 原因が成立したなら、Cのどのタイミングで手仕舞うかを設定します。

@損切りの2つの原因

「損切り」は損失が出ているときの手仕舞いですから、仕掛けた後は、いつも評価損益を把握しておかねばなりません。例えば「買い」の仕掛けをしているときの評価損益は、(時価-買値)÷買値X100で損益率が計算できます。
  • 買値が480円・時価が524円のときの評価の損益率は、(524-480)÷480x100=+9.1%です。
  • 買値が480円・時価が461円のときの評価の損益率は、(461-480)÷480x100=-3.9%です。

1) 損切りZ

図では-15%以上の損失が出たときに「損切りZ」としています。(損失を明示するためにマイナス値を設定して下さい。)買値が480円のとき、損失率が-15%になるには、480X0.85=408円以下になればよいのです。

この408円という値段は、図のCで「ザラバ値」または「当日終値」の指定ができます。ある日の株価が高値423 円〜安値401円の間で動き、終値が412円であった場合には
  • 「ザラバ」では、408円以下の値段がついたので(損失率が-15%以上になる)、「損切りZ」の原因が発生しますが、
  • 「当日終値」では408円に達していないので「損切りZ」の原因は発生していません。

2) 損切りX

図では20日が経過して、-5%以上の損失が出たときに「損切りX」としています。買値が480円のとき、損失率が-5%になるには、480X0.95=456円になればよいのです。ただし仕掛けて(買って)から20日以上が経過しているときの制限があります。買った3日後に456円の株価になっても「損切りX」の原因は発生しません。

この456円という値段は、図のCで「ザラバ値」または「当日終値」の指定ができます。仕掛けてから20日経過したある日の株価が高値462円〜安値450円の間で動き、終値が460円であった場合には
  • 「ザラバ」では、456円以下の値段がついたので(損失率が-5%以上になる)、「損切りX」の原因が発生しますが、
  • 「当日終値」では456円に達していないので「損切りX」の原因は発生していません。
「損切りX」は「損切りZ」を補完するものです。

A損切りのタイミング

2つの損切りの原因が発生したら、いつ手仕舞うのかについては選択の余地があります。右図の5通りを選択できます。(5つのどれかを表示しておいて、クリックして文字を紺色にしてはじめて選択できます。文字が白いままでは選択できていません。)
  1. 「当日のザラバ」で手仕舞いできるのは「ザラバ」値段を損失率判定の基準にしていたときだけです。
    通常は損切りZ・損切りXの予定の損失が出る株価をあらかじめ計算しておいて、指値の手仕舞いの注文をだしておくということになるでしょう。

  2. 「当日の終値」は、「ザラバ」値段を損失率判定の基準にしているときでも、「当日終値」を損失率判定の基準にしているときでも、使えます。

  3. 「翌日の始値」は当日に損切りの原因が発生した銘柄を翌日の朝一番で手仕舞うわけですから、これは最も現実的な仕掛けです。

  4. 「翌日の終値」は当日に損切りの原因が発生した銘柄について、翌日の様子を見て終値で損切りすることになります。わざわざ1日の動きを見るという理由もありませんが、有利な損切りができることもあるでしょう。

  5. 「翌日の高安値」は当日に損切りの原因が発生した銘柄について、翌日の様子を見て、翌日の値段のうちの最高に有利な値段で損切りすることを意味します。買いの手仕舞いであれば翌日の高値で売却、売りの手仕舞いであれば翌日の安値で買い戻したとします。

    翌日の株価の値動きを見て、最も有利であると思われたときに損切りするということですが、今の株価は当日の高値なのか、安値なのか、そうでないのか、はそのときにはわかりませんから、最も理想的な損切りができた場合を指示しているということです。

損切りZの例

3436「SUMCO」は、(a)2012年4月17日に買いマークが出て、(b)2012年5月15日に損切りしています。 このときの売買ルールは、
  1. 買いマークが出たら、翌日の始値で買い、
  2. 当日のザラバで、-15%の損失が出たら
  3. 当日のザラバで「損切りZ」とする
というものでした。

(a)の翌日の始値は799円だったので、+15%高の919円になったら「利食いA」、-15%安の679円になったら「損切りZ」になります。

(c)のザラバ高値は903円だったので「利食いA」とはならず、(b)のザラバ安値が672円だったので「損切りZ」になりました。
次図はこのときの検証リストです。

  1. 120417(2012年4月17日)に買いマーク(B)が出たので
  2. 翌日の始値の799円で買い仕掛けした。利食い目標は919円(=799×1.15)なので、919円で利食い売りの指値をしておく。一方損切りは679円(=799×0.85)なので、679円の逆注(679円以下になったら売り)を出してしておく。

  3. 120515(2012年5月15日)に「損切りZ]が発生した。
  4. ザラバで679円で転売したので、利益率は-15.02%になった。
となっています。


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