1382《カナル24》操作事典
 [1382] 利食いのルール

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売買ルール(利食い)

株式売買をするにあたっては、最低限以下の4つのことを決めておかねばなりません。
  1. 仕掛けのルール
  2. 利食いのルール
  3. 損切りのルール
  4. 手仕舞いのルール
1.は「仕掛け」であり、2.3.4.は「手仕舞い」(決済)です。 「手仕舞い」とは、仕掛けた(買った・売った)ものを決済することをいいますが、細かくいうと
  1. 利益が出ている場合を「利食い」
  2. 損失が出ている場合を「損切り」
  3. 一定の時間が経過したために決済するのを「時間切れ」
  4. 逆の売買マークがでて手仕舞いするのを「決済K」
と呼びます。本章は2.「利食い」について説明します。

利食いの設定項目

  1. 利食いするのは、図の@Aの2つの原因によります。
  2. この原因が発生したかどうかを判定するのに、Bの「ザラバ値」または「当日終値」のどちらかを使い、
  3. 原因が成立したなら、Cのどのタイミングで手仕舞うかを設定します。

@利食いの2つの原因

「利食い」は利益が出ているときの手仕舞いですから、仕掛けた後は、いつも評価損益を把握しておかねばなりません。例えば「買い」の仕掛けをしているときの評価損益は、(時価-買値)÷買値X100で損益率が計算できます。
  • 時価が524円。買値が480円のときの評価の損益率は、(524-480)÷480x100=9.1%です。
  • 時価が461円。買値が480円のときの評価の損益率は、(461-480)÷480x100=-4.0%です。

1) 利食いA

図では15%以上の利益が出たとき「利食いA」としています。買値が480円のとき、利益率が+15%になるには、480X1.15=552円になればよいのです。

この552円という値段は、図のBで「ザラバ値」または「当日終値」の指定ができます。ある日の株価が高値555円〜安値541円の間で動き、終値が550円であった場合には
  • 「ザラバ」では、552円以上の値段がついたので(利益率が+15%以上になる)、「利食いA」の原因が発生しますが、

  • 「当日終値」では552円に達していないので「利食いA」の原因は発生していません。

2) 利食いB

図では15日が経過して、10%以上の利益が出たとき「利食いB」としています。買値が480円のとき、利益率が+10%になるには、480X1.10=528円になればよいのです。ただし仕掛けて(買って)から15日以上が経過しているときの制限があります。買った2日後に528円の株価になっても「利食いB」の原因は発生しません。

この528円という値段は、利食いの設定の図のBで「ザラバ値」または「当日終値」の指定ができます。仕掛けてから15日経過したある日の株価が高値530円〜安値520円の間で動き、終値が523円であった場合には
  • 「ザラバ」では、528円以上の値段がついたので(利益率が+10%以上になる)、「利食いB」の原因が発生しますが、
  • 「当日終値」では528円に達していないので「利食いB」の原因は発生していません。
「利食いB」は「利食いA」を補完するものです。当初は+15%の利益が出ると見込んでいたものが、時間の経過につれて、その可能性が小さくなり、したがって目標としていた+15%の利益から+10%の利益にダウンさせようというものです。

A利食いのタイミング

2つの利食いの原因が発生したら、いつ手仕舞うのかについては選択の余地があります。「利食い」では右図の5通りを選択できます。(5つのどれかを表示しておいて、クリックして文字を紺色にしてはじめて選択できます。文字が白いままでは選択できていません。)
  1. 「当日のザラバ」で手仕舞いできるのは、「ザラバ」値段を利益率判定の基準にしていたときだけです。

    通常は利食いA・利食いBの予定の利益率が出る株価をあらかじめ計算しておいて、指値の手仕舞いの注文を出しておくということになるでしょう。

  2. 「当日の終値」は、「ザラバ」値段を利益率判定の基準にしているときでも、「当日終値」を利益率判定の基準にしているときでも、使えます。

  3. 「翌日の始値」は当日に利食いの原因が発生した銘柄を翌日の朝一番で利食いするわけですから、これは最も現実的な利食いです。

  4. 「翌日の終値」は当日に利食いの原因が発生した銘柄について、翌日の様子を見て終値で利食いすることになります。わざわざ1日の動きを見るという理由もありませんが、当日は株価に勢いがあれば、翌日もその傾向が続くこともありますから、有利に利食いできることもあるでしょう。

  5. 「翌日の高安値」は当日に利食いの原因が発生した銘柄について、翌日の様子を見て、翌日の値段のうちの最高に有利な値段で利食うことを意味します。買いの手仕舞いであれば翌日の高値で売却、売りの手仕舞いであれば翌日の安値で買い戻したとします。

    翌日の株価の値動きを見て、最も有利であると思われたときに利食いするということですが、今の株価は当日の高値なのか、安値なのか、そうでないのかは、そのときにはわかりませんから、最も理想的な利食いができた場合を指示しているということです。

利食いの例

図の1605「国際帝石」は、(a)2008年12月30日に売りマークが出ています。売値は翌日の始値1875円でした。

1875円から+15%の利益が出るには、株価が1593円(=1875×0.85)まで下落せねばなりません。

(b)2007年8月9日にザラバ安値1575円を出したので、この日にザラバで「利食いA」ができています。

次図はこのときの検証リストです。
  1. 081230(2008年12月30日)に売りマーク(S)が出たので
  2. 翌日の始値の1875円でカラ売りした。利食い目標は1593.75円(1875×0.85)なので、1593円で買い戻しの指値をしておく。

  3. 090113(2009年1月13日)に「利食いA]が発生した。
  4. ザラバで1593円の買い戻しの指値をしておくと、1593円で買い戻せた。この結果利益率は15.04%になった。
となっています。


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